JPH0910794A - 環境中に放出された汚染物質の生物分解浄化方法 - Google Patents

環境中に放出された汚染物質の生物分解浄化方法

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JPH0910794A
JPH0910794A JP7159616A JP15961695A JPH0910794A JP H0910794 A JPH0910794 A JP H0910794A JP 7159616 A JP7159616 A JP 7159616A JP 15961695 A JP15961695 A JP 15961695A JP H0910794 A JPH0910794 A JP H0910794A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境中に放出された芳香族化合物或いは有機
塩素化合物の効率のよい生物分解による環境浄化。 【構成】 利用する微生物が競合する微生物に対して選
択的に増殖及び分解活性を向上させうる炭素源を接触さ
せて分解を行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族化合物及び/或
いは有機塩素化合物の生物分解処理方法、特に芳香族化
合物及び/或いは有機塩素化合物を含む排水や廃液等の
水性媒体の浄化、それらによって汚染された土壌の修
復、及び有機塩素化合物によって汚染された空気(気
相)の浄化に有用な生物分解浄化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生体に対し有害でありかつ難分解
性である有機塩素化合物による環境汚染が大きな問題と
なってきている。特に、国内外のIC工場等のハイテク産
業地域の土壌中にはテトラクロロエチレン(PCE )やト
リクロロエチレン(TCE )、ジクロロエチレン(DCE )
等の有機塩素化合物による汚染がかなりの範囲で拡がっ
ていると考えられており、実際に環境調査等で検出され
た事例が多数報告されている。これらの有機塩素化合物
は土壌中に残留したものが雨水等により地下水中に溶解
して周辺地域一帯に拡がるとされている。このような化
合物は発癌性や生殖毒性の疑いがあり、また環境中で非
常に安定であるため、特に飲料水の水源として利用され
ている地下水の汚染は大きな社会問題とされている。
【0003】このようなことから、有機塩素化合物の除
去、分解による、汚染地下水等の水性媒体、土壌、及び
それに伴う周辺気相の浄化は、環境保全の視点から重要
な課題であり、浄化に必要な技術の開発が行われてきて
いる。
【0004】例えば、活性炭による吸着処理、光や熱に
よる分解処理等が検討されてきたが、コストや操作性の
面からかならずしも実用的であるとはいえない。
【0005】一方、環境中では安定であるTCE 等の有機
塩素化合物に対して近年微生物による分解が報告され、
その実用化に向けた研究がなされ初めている。即ち、微
生物を用いた生物分解処理では用いる微生物を選択する
ことで無害な物質までに有機塩素化合物を分解できるこ
と、基本的に特別な薬品が不要であること、メンテナン
スにかかる労力やコストを軽減できること等の利点があ
る。有機塩素化合物分解能を有する微生物で単離された
報告は、例えば、TCE 分解菌としては、Welchia alkeno
phila sero 5(USP 4877736,ATCC 53570)、Welchia alke
nophila sero 33(USP 4877736,ATCC 53571) 、Methyloc
ystis sp. strain M(Agric.Biol.Chem.,53,2903(1989)
、Biosci.Biotech.Biochem.,56,486(1992)、同56,736
(1992)) 、Methylosinus trichosporium OB3b (Am.Che
m.Soc.Natl.Meet.Dev.Environ.Microbiol.,29,365(198
9)、Appl.Environ.Microbiol.,55,3155(1989) 、Appl.B
iochem.Biotechnol.,28,877(1991) 、特開平02-92274号
公報、特開平03-292970 号公報) 、Methylomonas sp.MM
2 (Appl.Environ.Microbiol.,57,236(1991))、Alcali
genes denitrificans ssp.xylosoxidans JE75 (Arch.m
icrobiol.,154,410(1990) )、Alcaligenes eutrophus
JMP134(Appl.Environ.Microbiol.,56,1179(1190) )Al
caligenes eutrophus KS01(特開平7-123976、Mycobact
erium vaccae JOB5 (J.Gen.Microbiol.,82,163(1974)
、Appl.Environ.Microbiol.,54,2960(1989) 、ATCC 29
678)、Pseudomonas putida BH(下水道協会誌,24,27
(1987)) 、Acinetobactor sp. strain G4(Appl.Enviro
n.Microbiol.,52,383(1986)、同53,949(1987)、同54,95
1(1989)、同56,279(1990)、同57,193(1991)、USP 49258
02,ATCC53617、この菌は初めPseudomonas cepacia と分
類されていたが、Acinetobactor sp. に変更された) 、
Pseudomonas mendocina KR-1(Bio/technol.,7,282(198
9))、Pseudomonas putida F1(Appl.Environ.Microbio
l.,54,1703(1988) 、同54,2578(1988))、Pseudomonas f
luorescens PFL12 (Appl.Environ.Microbiol.,54,2578
(1988) )、Pseudomonas fluorescens NRRL-B-18296(US
P 4853334)、Pseudomonas putida KWI-9(特開平06-707
53号公報)、Pseudomonas cepacia KK01(特開平06-227
769 号公報)、Nitrosomonas europaea (Appl.Enviro
n.Microbiol.,56,1169(1990) )、Lactobacillus fruct
ivorans RE (lnt.J.Syst.Bacteriol.,30,313(1980)、
J.Appl.Bacteriol.,34,541(1971))、Lactobacillus va
ginalissp.nov(lnt.J.Syst.Bacteriol.,39,368(198
9)、ATCC49540 )等が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの分解
菌を実際の環境浄化処理に用いる場合に非常に問題とな
るものが、もともと環境中に棲息する微生物の存在であ
る。特に土壌中には、1g中107 から108 ものバクテリア
を中心とした微生物が存在しているとされ、分解菌を散
布し炭素源を加えて増殖させようとすると、同時にその
土着微生物も増殖してしまい、基質(炭素源)や空間に
おいて競合関係が現れ、目的とする分解菌の増殖及び分
解活性が十分に達成されないという問題が起こってく
る。
【0007】本発明の目的は、このような、目的とする
分解菌の増殖及び活性を選択的に向上させることによ
り、効率的な芳香族化合物及び/或いは有機塩素化合物
の分解、特に排水・廃液・地下水等の水性媒体中、土壌
中、及び気相中といった環境中に含有される芳香族化合
物及び/或いは有機塩素化合物を効率的に分解浄化処理
する方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決しようとする技術】上記の目的は以下の本
発明によって達成される。
【0009】即ち、本発明者らは汚染物質例えば芳香族
化合物及び/或いは有機塩素化合物を分解することがで
きる微生物に、該微生物を元来環境中に存在する競合微
生物に対し選択的に増殖せしめ、かつ選択的に分解活性
を向上せしめるような炭素源を2回もしくはそれ以上の
回数に分けて与え、芳香族化合物及び/或いは有機塩素
化合物を含む水性媒体、土壌、及び気相と接触させるこ
とにより、水性媒体中、土壌中、及び気相中の芳香族化
合物及び/或いは有機塩素化合物を効率的に分解浄化す
る方法を見いだした。
【0010】通常、微生物の培養に使用する培地は、微
生物の種類、実験の目的によって種々のものが考案され
ているが、基本的には生育に必要とする炭素源、窒素
源、無機塩類、及び特殊な要求物質(ビタミン、アミノ
酸、核酸塩基等)などを全て含んでいなければならな
い。
【0011】一般的に、バクテリア等の微生物を短期間
に増殖させるためには、酵母エキス、肉エキス、ペプト
ン、カザミノ酸、CSL (Corn steep liquor )、SVP
(Soluble vegetable protein )、麦芽エキス、廃蜜糖
等の天然培地や、それらを組み合わせた2xYT培地やLB培
地といった完全栄養培地が効果的であり、純粋培養の際
の増殖培地として多く用いられている。その性質上、こ
のような完全栄養培地は、多種多様なアミノ酸や糖類、
有機酸等の炭素源が含まれており、非常に多くの微生物
が基質として利用することができる。
【0012】そのため、目的とする分解菌とともに環境
中に加えられた場合、元来環境中に存在する様々な微生
物が一様に増殖する。このことは、目的とする分解菌と
一様に増殖する環境微生物が、基質、空間、酸素等様々
な要因において競合することによって、目的とする分解
菌の増殖及び分解活性を十分に得ることができないとい
った結果を招きうる。
【0013】一方、増殖基質が単一あるいは限られたも
のである場合には、それを効率的に資化できうる微生物
は、完全栄養天然培地の場合に比べて限定される。この
ような培地は選択培地と呼ばれ、様々な微生物の存在す
る環境中からある目的に添った微生物を集積培養したり
スクリーニングしたりする際等に用いられる。
【0014】そこで、目的とする分解菌が効率的に資化
可能であってなおかつ対象となる環境中の微生物による
資化が行われにくいような炭素源を選択し、2回もしく
はそれ以上の回数に分けて該環境中に加えることによ
り、環境中に存在する微生物の全体としての増殖を抑え
目的とする分解菌を選択的に増殖させて、結果として環
境中の芳香族化合物及び/或いは有機塩素化合物を効率
的に分解浄化することが可能となる。
【0015】本発明に用いる微生物としては、芳香族化
合物及び/或いは有機塩素化合物を分解しうる微生物で
あればいかなるものでもよく、具体的にコリネバクテリ
ウム(Corynebacterium )属、シュードモナス(Pseudo
monas )属、アシネトバクター(Acinetobacter )属、
アルカリゲネス(Alcaligenes )属、ビブリオ(Vibri
o)属、ノカルジア(Nocardia)属、バチルス(Bacillu
s)属、ラクトバチルス(Lactobacillus )属、アクロ
モバクター(Achromobacter )属、アルスロバクター
Arthrobacter)属、ミクロコッカス(Micrococcus
属、マイコバクテリウム(Mycobacterium )属、メチロ
シナス(Methylosinus)属、メチロモナス(Methylomon
as)属、ベルキア(Welchia )属、メチロシスナス(Me
thylocystis)属、ニトロゾモナス(Nitrosomonas
属、サッカロミセス(Saccharomyces )属、カンジダ
Candida )属、トルロプシス(Torulopsis)属に属す
る微生物が挙げられ、例えば、コリネバクテリウム・ス
ピーシズJ1株(Corynebacterium sp.J1 、通産省生命工
学工業技術研究所受託番号:FERM BP-5102)、コリネバ
クテリウム・スピーシスJM1 株(Corynebacterium sp.J
M1、通産省生命工学工業技術研究所受託番号:FERM P-1
4727)、シュードモナスセパシアKK01株(Pseudomonas
cepacia KK01、通産省生命工学工業技術研究所受託番
号:FERM BP-4235)、シュードモナス・スピーシズTL1
株(Pseudomonas sp.TL1、通産省生命工学工業技術研究
所受託番号:FERM P-14726)、シュードモナスアルカリ
ゲネスKB2 株(Pseudomonas alcaligenes KB2 、通産省
生命工学工業技術研究所受託番号:FERM P-14644)、ア
ルカリゲネス・スピーシズTL2 株(Alcaligenes sp.TL
2、通産省生命工学工業技術研究所受託番号:FERM P-14
642)、ビブリオ・スピーシズKB1 株(Vibrio sp.KB1
、通産省生命工学工業技術研究所受託番号:FERM P-14
643)等を挙げることができる。
【0016】具体的な選択的炭素源としては、例えば実
施例に示すようなピルビン酸、クエン酸、グルコン酸、
α- ケトグルタル酸、イタコン酸、リンゴ酸ナトリウ
ム、グルタミン酸ナトリウム等の有機酸やその塩が挙げ
られるが、目的とする分解菌の増殖及び活性を選択的に
高めうる化合物であれば、いかなる物質でもよい。
【0017】該炭素源の加え方としては、媒体中に導入
した汚染物質分解性の微生物を対数増殖させるために、
該微生物の導入時に先ず該炭素源と接触させることが好
ましい。
【0018】又、2回目以降の接触のタイミングとして
は、微生物の対数増殖期及び増殖の安定成長期の少なく
とも一方の時期が好ましく、特に対数増殖期に於ける追
加の接触は汚染物質を安定して分解するうえで特に好ま
しい。
【0019】更に該炭素源の濃度としては、該微生物に
対する至適濃度よりも若干低い濃度が好ましい。
【0020】本発明に用いる微生物を培養するために用
いられる無機塩培地としては、通常の微生物の生育に必
要であって該微生物が生育可能であればいかなる培地で
もよく、例えばM9培地に選択的炭素源を添加したもので
培養することも可能である。
【0021】以下にM9培地の組成を示す。
【0022】Na2 HPO4 :6.2g KH2 PO4 :3.0g NaCl:0.5g NH4 Cl :1.0g (培地1 l中;pH7.0 ) 培養は好気条件下で行なうことができ、液体培養でも固
体培養でもよい。培養温度は15℃から30℃程度が望まし
い。
【0023】本発明における芳香族化合物及び/或いは
有機塩素化合物の分解処理は、水性媒体中、土壌中、及
び気相中の芳香族化合物及び/或いは有機塩素化合物と
その分解微生物を接触させることによって行なうことが
できる。微生物と芳香族化合物及び/或いは有機塩素化
合物の接触は、微生物が分解活性を発現しうる条件であ
ればいかなる方法でも行なうことができ、バッチ法、半
連続法、連続法等種々の方法を用いて実施できる。該微
生物は半固定状態で或いは適当な担体に固定化して用い
ることもできる。廃液、土壌、気相等の被処理物は、必
要に応じて各種処理を行ってもよい。
【0024】本発明における水性媒体中の芳香族化合物
及び/或いは有機塩素化合物の分解処理は、水性媒体中
に存在する芳香族化合物及び/或いは有機塩素化合物と
該分解微生物を接触させることによって行なうことがで
きる。以下に主な利用形態を述べるが、これらの形態に
限定されることなく、いかなる水性媒体中の芳香族化合
物及び/或いは有機塩素化合物汚染の浄化処理にも利用
可能である。
【0025】例えば、最も簡便な方法としては、芳香族
化合物及び/或いは有機塩素化合物によって汚染された
水性媒体中に直接該分解微生物を導入して行なうという
方法がある。この場合、水性媒体のpH、塩濃度、温度や
汚染物質の濃度等を調整する必要があるが、該分解微生
物は極端な酸性或いはアルカリ性、高塩濃度でない限り
分解活性は維持される。
【0026】また別の利用形態としては、培養槽を設け
該分解微生物を培養し、この培養槽に芳香族化合物及び
/或いは有機塩素化合物で汚染された水性媒体を所定の
流量で導入し、分解させる形態がある。水性媒体の導入
及び排水は連続して行ってもよいが、処理能力に応じて
間欠的に、あるいはバッチ式で処理することも可能であ
る。このような制御を芳香族化合物及び/或いは有機塩
素化合物の濃度に合わせてシステム制御し最適化を図る
とよい。
【0027】更に、該分解微生物を担体、例えば土壌粒
子等に付着させ、これを反応層に充填し、この反応槽内
に芳香族化合物及び/或いは有機塩素化合物汚染水性媒
体を導入し分解処理を行う形態がある。この場合使用す
る担体は、土壌粒子に限らずいかなるものでも利用可能
であるが、微生物の保持能力に優れ、通気性を損なわな
いようなものがより望ましい。例えば、微生物の棲息空
間を与えるような材料として、従来より医薬品工業、食
品工業、廃水処理システム等で利用されているバイオリ
アクタで汎用されているさまざまな微生物担体が利用で
きる。より具体的には、多孔質ガラス、セラミクス、金
属酸化物、活性炭、カオリナイト、ベントナイト、ゼオ
ライト、シリカゲル、アルミナ、アンスラサイト等の無
機粒子状担体、デンプン、寒天、キチン、キトサン、ポ
リビニルアルコール、アルギン酸、ポリアクリルアミ
ド、カラギーナン、アガロース、ゼラチン等のゲル状担
体、イオン交換性セルロース、イオン交換樹脂、セルロ
ース誘導体、グルタルアルデヒド、ポリアクリル酸、ポ
リウレタン、ポリエステル等が挙げられる。また天然物
として綿、麻、紙類といったセルロース系のもの、木
粉、樹皮といったリグリン系のものも利用可能である。
【0028】本発明における土壌中の芳香族化合物及び
/或いは有機塩素化合物の分解処理は、土壌中に存在す
る芳香族化合物及び/或いは有機塩素化合物と該分解微
生物を接触させることによって行なうことができる。以
下に主な利用形態を述べるが、これらの形態に限定され
ることなく、本菌株はいかなる土壌中の芳香族化合物及
び/或いは有機塩素化合物汚染の浄化処理にも利用可能
である。
【0029】例えば、最も簡便な方法としては、芳香族
化合物及び/或いは有機塩素化合物によって汚染された
土壌中に直接該分解微生物を導入して行なうという方法
がある。導入の方法としては、土壌表面に散布して行な
う方法はもとより、比較的深い地層中の処理の場合に
は、地中に挿入した井戸より導入して行なう方法があ
る。更に、空気や水等によって圧力をかけると広範囲に
該分解微生物が拡がり、より効果的である。この場合、
土壌中の諸条件を該分解微生物に適するように調整する
必要があるが、該分解微生物は土壌粒子等の担体の存在
下で増殖がより速められ、そういった意味で土壌中とい
う条件は好都合である。
【0030】更に、該分解微生物を担体に付着させ、こ
れを反応槽に充填し、この反応槽を芳香族化合物及び/
或いは有機塩素化合物で汚染された土壌の、主に帯水層
中に導入し分解処理を行う形態がある。反応槽の形態は
フェンス状やフィルム状のような、土壌中の広範囲を網
羅できるものが望ましい。この場合使用する担体は、い
かなるものでも利用可能であるが、微生物の保持能力に
優れ、通気性を損なわないようなものがより望ましい。
例えば、微生物の棲息空間を与えるような材料として、
従来より医薬品工業、食品工業、廃水処理システム等で
利用されているバイオリアクタで汎用されているさまざ
まな微生物担体が利用できる。より具体的には、多孔質
ガラス、セラミクス、金属酸化物、活性炭、カオリナイ
ト、ベントナイト、ゼオライト、シリカゲル、アルミ
ナ、アンスラサイト等の無機粒子状担体、デンプン、寒
天、キチン、キトサン、ポリビニルアルコール、アルギ
ン酸、ポリアクリルアミド、カラギーナン、アガロー
ス、ゼラチン等のゲル状担体、イオン交換性セルロー
ス、イオン交換樹脂、セルロース誘導体、グルタルアル
デヒド、ポリアクリル酸、ポリウレタン、ポリエステル
等が挙げられる。また天然物として綿、麻、紙類といっ
たセルロース系のもの、木粉、樹皮といったリグニン系
のものも利用可能である。
【0031】本発明における気相中の芳香族化合物及び
/或いは有機塩素化合物の分解処理は、気相中に存在す
る芳香族化合物及び/或いは有機塩素化合物と上記該分
解微生物を接触させることによって行なうことができ
る。以下に主な利用形態を述べるが、これらの形態に限
定されることなく、本菌株はいかなる気相中の芳香族化
合物及び/或いは有機塩素化合物気相汚染の浄化処理に
も利用可能である。
【0032】例えば、培養槽を設け該分解微生物を培養
し、この培養槽に芳香族化合物及び/或いは有機塩素化
合物で汚染された気体を所定の流量で導入し、分解させ
る形態がある。気体の導入法についてはなんら制限はな
いが、気体の導入法により培養液が撹拌されエアレーシ
ョンが促進される形態がより望ましい。気体の導入及び
排気は連続して行ってもよいが、処理能力に応じて間欠
的に、あるいはバッチ式で処理することも可能である。
このような制御を有機塩素化合物の濃度に合わせてシス
テム制御し最適化を図るとよい。
【0033】また別の利用形態としては該分解微生物を
担体、例えば土壌粒子等に付着させ、これを反応層に充
填し、この反応槽内に芳香族化合物及び/或いは有機塩
素化合物汚染気体を導入し分解処理を行う形態がある。
この場合使用する担体は、土壌粒子に限らずいかなるも
のでも利用可能であるが、微生物の保持能力に優れ、通
気性を損なわないようなものがより望ましい。例えば、
微生物の棲息空間を与えるような材料として、従来より
医薬品工業、食品工業、廃水処理システム等で利用され
ているバイオリアクタで汎用されているさまざまな微生
物担体が利用できる。より具体的には、多孔質ガラス、
セラミクス、金属酸化物、活性炭、カオリナイト、ベン
トナイト、ゼオライト、シリカゲル、アルミナ、アンス
ラサイト等の無機粒子状担体、デンプン、寒天、キチ
ン、キトサン、ポリビニルアルコール、アルギン酸、ポ
リアクリルアミド、カラギーナン、アガロース、ゼラチ
ン等のゲル状担体、イオン交換性セルロース、イオン交
換樹脂、セルロース誘導体、グルタルアルデヒド、ポリ
アクリル酸、ポリウレタン、ポリエステル等が挙げられ
る。また天然物として綿、麻、紙類といったセルロース
系のもの、木粉、樹皮といったリグニン系のものも利用
可能である。
【0034】汚染気体の浄化は、担体になる物質を予め
充填した上で菌を導入してもよいし、前培養してもかま
わない。分解反応をより効率的に行わせるためには、先
に述べた炭素源や含水比、酸素濃度などを所望の条件に
保つとよい。また、反応槽内の担体と水分量の比は微生
物の生育と通気性から、反応槽の形態は処理する気体の
量、濃度などにより適宜選択すればよいが、気体と担体
に保持される微生物との接触が促進されるように配慮す
るとよく、例えば、カラム、チューブ、タンク、箱形の
ものを利用することができる。さらにこのような形状の
ものを排気ダクトやフィルタなどとユニット化してもよ
いし、能力にあわせていくつかを連続させてもよい。
【0035】汚染気体は、初め担体材料に吸着する場合
もあり、微生物利用の効果がうまく観察されない例も稀
にあるが、一定期間の後には担体材料に付着した汚染物
質が分解されて、また汚染物質の分解した材料表面に再
度汚染物質が吸着するということで、担体材料への吸着
性が再生される。このようにして、汚染除去能は飽和す
ることなく常に一定の分解が期待できる。
【0036】本発明の方法は、閉鎖系、開放系いずれの
廃液処理、土壌処理、及び空気処理にも適用できる。な
お、微生物を担体等に固定して用いたり、生育を促進す
る各種の方法を併用してもよい。
【0037】
【実施例】実施例1. J1株の増殖及び環境微生物の増殖制御に対す
るピルビン酸の効果(液体培養系) 酵母エキス0.2 %を含むM9 寒天培地上のJ1株のコロニ
ーを、500ml 容坂口フラスコ中の酵母エキス0.2 %を含
むM9 地200ml に接種し、25℃で24時間振盪培養を行っ
た。
【0038】次に神奈川県厚木市の、かなり汚濁した貯
水池より採取した水を4 本の500ml坂口フラスコに200ml
ずつ加え、炭素源としてそのうちの2 本に酵母エキス
を、他の2 本にピルビン酸を0.1 %となるよう加えた
後、それぞれ1 本ずつに上記のようにして培養したJ1株
を104cells/ml程度となるように加え、25℃、120rpmで
振盪培養し、経時的に菌数の測定を行った。なおピルビ
ン酸は12時間おきに0.1%相当を3回加えた。菌数
の測定は、酵母エキス0.2 %を含むM9 寒天培地上のコ
ロニーカウンティングによって行った。結果を図1に示
す。
【0039】酵母エキスの場合はJ1株及び環境微生物が
同等に増殖した。これに対し、ピルビン酸の場合にはJ1
株は酵母エキスの場合と比べ最終的な菌数及びその持続
性において良好な結果を示したのに対し、環境微生物の
増殖は明らかにこれに劣り、J1株を選択的に増殖させる
ことが可能であった。
【0040】実施例2.J1株による芳香族化合物の分解
に対するピルビン酸の効果(液体培養系) 実施例1と同様にして調製した培地に、分解対象物質と
してフェノール、o-クレゾール、m-クレゾール、p-クレ
ゾール及びトルエンそれぞれ300ppm(トルエンのみ100p
pm)を加え、上記のように培養したJ1株の菌液0.1ml を
接種した後、25℃、120rpmで振盪培養し、経時的に各化
合物の減少を測定した。なお、ピルビン酸は、実施例1
と同様3回にわたって加えた。測定は、フェノールおよ
びクレゾールは液体クロマトグラフィー(分光光度検出
器)にて、トルエンはガスクロマトグラフィー(FID 検
出器)にて行い、初期濃度に対する残存率を示した。結
果を図2(フェノール)、図3(o-クレゾール)、図4
(m-クレゾール)、図5(p-クレゾール)、図6(トル
エン)にそれぞれ示す。
【0041】各芳香族化合物とも、酵母エキスの場合に
は初期的な分解は早いものの、途中で分解が止まってし
まうのに対し、ピルビン酸を加えた系においてはほぼ完
全な分解がみられた。
【0042】実施例3.J1株によるTCE の分解に対する
ピルビン酸の効果(液体培養系) 実施例1で用いた培地にTCE 分解誘導物質としてフェノ
ールを200ppmとなるよう加え、TCE を10ppm となるよう
加えた後、5ml を25ml容バイアル瓶に注入し、上記のよ
うに培養したJ1株の菌液0.1ml を接種した後、ブチルゴ
ム栓及びアルミキャップで完全密封し、25℃、120rpmで
振盪培養し、経時的にTCE 減少を測定した。なおピルビ
ン酸は、実施例1と同様3回にわたって加えた。TCE 量
はヘッドスペース法によりガスクロマトグラフィー(FI
D 検出器)によって定量し、対照として、同様の実験系
においてJM1 株を加えない系でのTCE 量の定量も併せて
行い、対照のTCE 量に対する残存率を求めた。結果を図
7に示す。
【0043】初期の分解は酵母エキス添加系の方が良好
であったが分解が途中で停止し、最終的には競合微生物
の少ないピルビン酸添加物系において有意に分解が進ん
だ。
【0044】実施例4.J1株によるDCE の分解に対する
ピルビン酸の効果(液体培養系) 培地中の分解対象物質をcis-1,2-ジクロロエチレン(ci
s-1,2-DCE )、trans-1,2-ジクロロエチレン(trans-1,
2-DCE )及び1,1-ジクロロエチレン(1,1-DCE)それぞ
れ10ppm とした他は実施例3と同様の方法で経時的にDC
E の減少を測定した。結果を図8(cis-1,2-DCE )、図
9(trans-1,2-DCE )、図10(1,1-DCE )にそれぞれ
示す。
【0045】いずれの場合も実施例3のTCE 分解の場合
と同様の結果が得られ、ピルビン酸の効果が示された。
【0046】実施例5.JM1 株の増殖及び環境微生物の
増殖制御に対するリンゴ酸ナトリウムの効果(液体培養
系) リンゴ酸ナトリウム0.5 %を含むM9寒天培地上のJM1 株
のコロニーを、500ml容坂口フラスコ中のリンゴ酸ナト
リウム1.0 %を含むM9地200ml に接種し、25℃で24時間
振盪培養を行った。
【0047】実施例1で用いたのと同様の水を4本の50
0ml 坂口フラスコに200ml ずつ加え、炭素源としてその
うちの2本に酵母エキスを0.1 %、他の2本にリンゴ酸
ナトリウムを0.1 %となるよう加えた。更にそれぞれ1
本ずつに上記のようにして培養したJM1 株を104cells/m
l 程度となるように加え、25℃、120rpmで振盪培養し、
経時的に菌数の測定を行った。菌数の測定は、酵母エキ
ス0.2 %を含むM9寒天培地上のコロニーカウンティング
によって行った。なおリンゴ酸ナトリウムは、0.1%相
当を8時間ごとに4回にわたって追加した。結果を図1
1に示す。
【0048】酵母エキスの場合はJM1 株及び環境微生物
が同等に増殖した。これに対し、リンゴ酸ナトリウムの
場合にはJM1 株は酵母エキスの場合と比べ最終的な菌数
及びその持続性において良好な結果を示したのに対し、
環境微生物の増殖は明らかにこれに劣り、JM1 株を選択
的に増殖させることが可能であった。
【0049】実施例6. JM1 株によるフェノールの分
解に対するリンゴ酸ナトリウムの効果(液体培養系) 実施例5と同様にして調製した培地に、分解対象物質と
してフェノール300ppmを加え、上記のように培養したJM
1 株の菌液0.1ml を接種した後、25℃、120rpmで振盪培
養し、経時的に各化合物の減少を測定した。なお、リン
ゴ酸ナトリウムは、実施例5と同様に4回にわたって加
えた。測定は、液体クロマトグラフィー(分光光度検出
器)にて行い、初期濃度に対する残存率を示した。結果
を図12に示す。
【0050】初期の分解は酵母エキス添加系の方が良好
であったが途中で分解が止まってしまうのに対しリンゴ
酸ナトリウムを加えた系においてはほぼ完全な分解がみ
られた。
【0051】実施例7. JM1 株によるTCE の分解に対
するリンゴ酸ナトリウムの効果(液体培養系) 実施例5で用いた培地にTCE を10ppm となるよう加えた
後、5ml を25ml容バイアル瓶に注入し、上記のように培
養したJM1 株の菌液0.1ml を接種した後、ブチルゴム栓
及びアルミキャップで完全密封し、25℃、120rpmで振盪
培養し、経時的にTCE 減少を測定した。なお、リンゴ酸
ナトリウムは、実施例5と同様に4回にわたって加え
た。TCE 量はヘッドスペース法によりガスクロマトグラ
フィー(FID 検出器)によって定量し、対照として、同
様の実験系においてJM1 株を加えない系でのTCE 量の定
量も併せて行い、対照のTCE 量に対する残存率を求め
た。結果を図13に示す。
【0052】実施例6のフェノール分解の場合と同様、
初期の分解は酵母エキス添加系の方が良好であったが、
最終的に競合微生物の少ないリンゴ酸ナトリウム添加系
において分解が進んだ。
【0053】実施例8. JM1 株によるDCE の分解に対
するリンゴ酸ナトリウムの効果(液体培養系) 培地中の分解対象物質をcis-1,2-ジクロロエチレン(ci
s-1,2-DCE )、trans-1,2-ジクロロエチレン(trans-1,
2-DCE )及び1,1-ジクロロエチレン(1,1-DCE)それぞ
れ10ppm とした他は実施例7と同様の方法で経時的にDC
E の減少を測定した。結果を図14(cis-1,2-DCE )、
図15(trans-1,2-DCE )、図16(1,1-DCE )にそれ
ぞれ示す。
【0054】cis-1,2-DCE、trans-1,2-DCE の場合は実施
例7のTCE 分解の場合と同様、初期の分解は酵母エキス
添加系の方が良好であったが、最終的に競合微生物の少
ないリンゴ酸ナトリウム添加系において分解が進み、1,
1-DCE では分解初期よりリンゴ酸ナトリウム添加系の方
が優位であった。
【0055】実施例9. KK01株の増殖及び環境微生物
の増殖制御に対するグルタミン酸ナトリウムの効果(液
体培養系) グルタミン酸ナトリウム0.2 %を含むM9寒天培地上のKK
01株のコロニーを、500ml 容坂口フラスコ中のグルタミ
ン酸ナトリウム0.2 %を含むM9地200ml に接種し、30℃
で18時間振盪培養を行った。
【0056】実施例1で用いたのと同様の水を4本の50
0ml 坂口フラスコに200ml ずつ加え、炭素源としてその
うちの2本に酵母エキスを0.1 %、他の2本にグルタミ
ン酸ナトリウムを0.05 %となるよう加えた。更にそれ
ぞれ1本ずつ上記のようにして培養したKK01株を104cel
ls/ml 程度となるように加え、30℃、120rpmで振盪培養
し、経時的に菌数の測定を行った。なお、グルタミン酸
ナトリウムは、0.05%相当を6時間ごとに4回にわたっ
て追加した。菌数の測定は、酵母エキス0.2 %を含むM9
寒天培地上のコロニーカウンティングによって行った。
結果を図17に示す。
【0057】酵母エキスの場合はKK01株及び環境微生物
が同等に増殖した。これに対し、グルタミン酸ナトリウ
ムの場合にはKK01株は酵母エキスの場合と比べ最終的な
菌数及びその持続性において良好な結果を示したのに対
し、環境微生物の増殖は明らかにこれに劣り、KK01株を
選択的に増殖させることが可能であった。
【0058】実施例10. KK01株によるフェノールの
分解に対するグルタミン酸ナトリウムの効果(液体培養
系) 実施例9と同様にして調製した培地に、分解対象物質と
してフェノール600ppmを加え、上記のように培養したKK
01株の菌液0.1ml を接種した後、30℃、120rpmで振盪培
養し、経時的に各化合物の減少を測定した。なお、グル
タミン酸ナトリウムは、実施例9と同様、4回にわたっ
て加えた。測定は、液体クロマトグラフィー(分光光度
検出器)にて行い、初期濃度に対する残存率を示した。
結果を図18に示す。
【0059】酵母エキス添加系では分解が途中で停止し
たのに対し、グルタミン酸ナトリウム添加系ではほぼ完
全に分解され、グルタミン酸ナトリウム添加系の酵母エ
キス添加系に対するフェノール分解に対する優位性が示
された。
【0060】実施例11. KK01株によるTCE の分解に
対するグルタミン酸ナトリウムの効果(液体培養系) 実施例9で用いた培地にTCE を10ppm となるよう加え、
TCE 分解誘導物質としてフェノールを200ppmとなるよう
加えた後、5ml を25ml容バイアル瓶に注入し、上記のよ
うに培養したKK01株の菌液0.1ml を接種した後、ブチル
ゴム栓及びアルミキャップで完全密封し、30℃、120rpm
で振盪培養し、経時的にTCE 減少を測定した。なお、グ
ルタミン酸ナトリウムは、実施例9と同様、4回にわた
って加えた。TCE 量はヘッドスペース法によりガスクロ
マトグラフィー(FID 検出器)によって定量し、対照と
して、同様の実験系においてKK01株を加えない系でのTC
E量の定量も併せて行い、対照のTCE 量に対する残存率
を求めた。結果を図19に示す。
【0061】実施例10のフェノール分解と同様、グル
タミン酸ナトリウム添加系において酵母エキス添加系に
対するTCE 分解の優位性が示された。
【0062】実施例12. KK01株によるDCE の分解に
対するグルタミン酸ナトリウムの効果(液体培養系) 培地中の分解対象物質をcis-1,2-ジクロロエチレン(ci
s-1,2-DCE )、trans-1,2-ジクロロエチレン(trans-1,
2-DCE )及び1,1-ジクロロエチレン(1,1-DCE)それぞ
れ10ppm とした他は実施例11と同様の方法で経時的に
DCE の減少を測定した。結果を図20(cis-1,2-DCE
)、図21(trans-1,2-DCE )、図22(1,1-DCE )
にそれぞれ示す。
【0063】実施例11のTCE 分解と同様、グルタミン
酸ナトリウム添加系において酵母エキス添加系に対する
各DCE 分解の優位性が示された。
【0064】実施例13. J1株の増殖及び土着微生物
の増殖制御に対するピルビン酸の効果(15℃、褐色森林
土) 0.1 %ピルビン酸あるいは0.1 %酵母エキスを含むM9培
地1ml を15ml容滅菌チューブに注入し、神奈川県厚木市
より採取した褐色森林土を4g加え、さらにその内の半分
に実施例1のように培養したJM1 株の菌液10μl を接種
した後、綿栓し、実際の土壌中の温度と近い15℃で静置
培養し、経時的にJM1 株及び土着微生物の菌数の測定を
行った。なお、ピルビン酸は、24時間後と、36時間
後に0.1%相当の量を加えた。菌数の測定は、チューブ
に5ml の滅菌水を加え、1分間撹拌抽出した上澄みを順
次希釈したものの、酵母エキス0.2 %を含むM9寒天培地
上のコロニーカウンティングによって行った。結果を図
23に示す。
【0065】酵母エキスの場合はJ1株に比べ土着微生物
の方が良好に増殖したのに対し、ピルビン酸の場合には
J1株に比べ土着微生物の増殖は明らかにこれに劣り、J1
株を選択的に増殖させることが可能であった。
【0066】実施例14. J1株による土壌中フェノー
ルの分解処理に対するピルビン酸の効果(15℃、褐色森
林土) フェノール600ppm及び0.1 %ピルビン酸あるいは0.1 %
酵母エキスを含むM9培地1ml を15ml容滅菌チューブ注入
し、実施例13と同様の褐色森林土を4g加え、さらにそ
の内の半分に実施例1のように培養したJ1株の菌液10μ
l を接種した後、綿栓し、実際の土壌中の温度と近い15
℃で静置培養し、経時的にフェノール濃度の測定を行っ
た。なお、ピルビン酸は、実施例13と同様、更に2回
にわたって加えた。フェノールの定量はチューブに5ml
の滅菌水を加え、1分間撹拌抽出した上澄み中のフェノ
ールに対し、アミノアンチピリンを用いたJIS 法による
検出法(JISK0102-1993,28.1)で行った。結果を図24
に示す。
【0067】初期的には酵母エキス添加系の方が分解が
進んだものの分解が途中で停止し、最終的にはピルビン
酸添加系の方が明らかに分解が進んだ。
【0068】実施例15. J1株による土壌中TCE の分
解処理に対するピルビン酸の効果(15℃、褐色森林土) TCE50ppm、TCE 分解誘導物質としてフェノール300ppm、
及び0.1 %ピルビン酸あるいは0.1 %酵母エキスを含む
M9培地1ml を15ml容テフロン内蓋付きスクリューバイア
ル瓶に注入し、実施例13と同様の褐色森林土を4g加
え、さらに実施例1のように培養したJ1株の菌液0.1ml
を接種した後、完全密封し、実際の土壌中の温度と近い
15℃で静置培養した。なお、ピルビン酸は、実施例13
と同様、更に2回にわたって加えた。
【0069】TCE 量は5ml のn-ヘキサンで3分間撹拌抽
出したものを、場合によっては10培希釈してガスクロマ
トグラフィー(ECD 検出器)によって定量し、経時的に
TCEの減少を測定した。対照として、同様の実験系にお
いてJ1株を加えない系でのTCE 量の定量も併せて行い、
対照のTCE 量に対する残存率を求めた。結果を図25に
示す。
【0070】実施例14のフェノール分解と同様、初期
的には酵母エキス添加系の方が分解が進んだものの分解
が途中で停止し、最終的にはピルビン酸添加系の方が明
らかに分解が進んだ。
【0071】実施例16. JM1 株の増殖及び土着微生
物の増殖制御に対するリンゴ酸ナトリウムの効果(15
℃、細砂土) 0.1 %リンゴ酸ナトリウムあるいは0.1 %酵母エキスを
含むM9培地1ml を15ml容滅菌チューブに注入し、佐原通
砂を4g加え、さらにその内の半分に実施例5のように培
養したJM1 株の菌液10μl を接種した後、綿栓し、実際
の土壌中の温度と近い15℃で静置培養し、経時的にJM1
株及び土着微生物の菌数の測定を行った。なお、リンゴ
酸ナトリウムは、12時間おきに4回にわたって0.1%
相当を追加した。菌数の測定は、チューブに5ml の滅菌
水を加え、1分間撹拌抽出した上澄みを順次希釈したも
のの、酵母エキス0.2 %を含むM9寒天培地上のコロニー
カウンティングによって行った。結果を図26に示す。
【0072】酵母エキスの場合はJM1 株に比べ土着微生
物の方が良好に増殖し、JM1 株の菌数も維持されないの
に対し、リンゴ酸ナトリウムの場合にはJM1 株に比べ土
着微生物の増殖は明らかにこれに劣り、JM1 株を選択的
に増殖させることが可能であった。
【0073】実施例17. JM1 株による土壌中フェノ
ールの分解処理に対するリンゴ酸ナトリウムの効果(15
℃、細砂土) フェノール600ppm及び0.5 %リンゴ酸ナトリウムあるい
は0.1 %酵母エキスを含むM9培地1ml を15ml容滅菌チュ
ーブ注入し、佐原通砂を4g加え、さらにその内の半分に
実施例5のように培養したJM1 株の菌液10μl を接種し
た後、綿栓し、実際の土壌中の温度と近い15℃で静置培
養し、経時的にフェノール濃度の測定を行った。なお、
リンゴ酸ナトリウムは実施例16と同様、更に4回にわ
たって加えた。フェノールの定量はチューブに5ml の滅
菌水を加え、1分間撹拌抽出した上澄み中のフェノール
に対し、アミノアンチピリンを用いたJIS 法による検出
法(JISK0102-1993,28.1)で行った。結果を図27に示
す。
【0074】酵母エキス添加系では分解が途中で停止
し、最終的にはリンゴ酸ナトリウム添加系の方が明らか
に分解が進んだ。
【0075】実施例18. JM1 株による土壌中のTEC
の分解処理に対するリンゴ酸ナトリウムの効果(15℃、
細砂土) TCE50ppm及び0.5 %リンゴ酸ナトリウムあるいは0.1 %
酵母エキスを含むM9培地1ml を15ml容テフロン内蓋付き
スクリューバイアル瓶に注入し、佐原通砂を4g加え、さ
らに実施例5のように培養したJM1 株の菌液0.1ml を接
種した後、完全密封し、実際の土壌中の温度と近い15℃
で静置培養した。なお、リンゴ酸ナトリウムは実施例1
6と同様、更に4回にわたって加えた。TCE 量は5ml の
n-ヘキサンで3分間撹拌抽出したものを、場合によって
は10倍希釈してガスクロマトグラフィー(ECD 検出器)
によって定量し、経時的にTCE の減少を測定した。対照
として、同様の実験系においてJM1 株を加えない系での
TCE 量の定量も併せて行い、対照のTCE 量に対する残存
率を求めた。結果を図28に示す。
【0076】初期的には酵母エキス添加系の方が分解が
進んだものの、2日目あたりから分解がほぼ停止し、最
終的にはリンゴ酸ナトリウム添加系の方が明らかに分解
が進んだ。
【0077】実施例19. KK01株による土壌中フェノ
ールの分解処理に対するグルタミン酸ナトリウムの効果
(15℃、細砂土) フェノール600ppm及び0.05 %グルタミン酸ナトリウム
あるいは0.1 %ペプトンを含むM9培地1ml を15ml容滅菌
チューブに注入し、佐原通砂を4g加え、さらにその内の
半分に実施例9のように培養したKK01株の菌液10μl を
接種した後、綿栓し、実際の土壌中の温度と近い15℃で
静置培養し、経時的にフェノール濃度の測定を行った。
なお、グルタミン酸ナトリウムは、培養24時間後と3
6時間後に0.05%相当を追加した。フェノールの定量
は、チューブに5ml の滅菌水を加え、1分間撹拌抽出し
た上澄み中のフェノールに対し、アミノアンチピリンを
用いたJIS 法による検出法(JISK0102-1993,28.1)で行
った。結果を図29に示す。
【0078】酵母エキス添加系では分解が途中で停止
し、最終的にはグルタミン酸ナトリウム添加系の方が明
らかに分解が進んだ。
【0079】実施例20. KK01株による土壌中のTCE
の分解処理に対するグルタミン酸ナトリウムの効果(15
℃、細砂土) TCE50ppm、TCE 分解誘導物質としてフェノール400ppm、
及び0.05 %グルタミン酸ナトリウムあるいは0.1 %ペ
プトンを含むM9培地1ml を15ml容テフロン内蓋付きスク
リューバイアル瓶に注入し、佐原通砂を4g加え、さらに
実施例9のように培養したKK01株の菌液0.1ml を接種し
た後、完全密封し、実際の土壌中の温度と近い15℃で静
置培養した。なお、グルタミン酸ナトリウムは、実施例
19と同様、更に2回にわたって加えた。TCE 量は5ml
のn-ヘキサンで3分間撹拌抽出したものを、場合によっ
ては10培希釈してガスクロマトグラフィー(ECD 検出
器)によって定量し、経時的にTCE の減少を測定した。
対照として、同様の実験系においてKK01株を加えない系
でのTCE 量の定量も併せて行い、対照のTCE 量に対する
残存率を求めた。結果を図30に示す。
【0080】実施例19のフェノール分解と同様、酵母
エキス添加系では分解が途中で停止し、最終的にはグル
タミン酸ナトリウム添加系の方が明らかに分解が進ん
だ。
【0081】実施例21. JM1 株を用いた、土壌通気
による気相中のTCE の分解処理に対するリンゴ酸ナトリ
ウムの効果 実施例5と同様にして培養したJM1 株の菌液0.1ml を0.
2%酵母エキスあるいは0.2%リンゴ酸ナトリウムを含む
バイアル瓶中の30mlのM9培地に加え、さらに褐色森林土
を水面まで加えた。ブチルゴム栓で封をして20℃で終夜
放置の後、過剰の培養液をデカントして取除いた。これ
にTCE 飽和溶液中で曝気した空気を流量60ml/ 分で土壌
中に30分間流した後、ブチルゴム栓、アルミシールで完
全密封し、20℃で静置培養を行った。なお、リンゴ酸ナ
トリウムは、培養24時間後と36時間後に0.2%相当
量を追加した。TCE 量は、ヘッドスペース法によりガス
クロマトグラフィーで定量し、経時的にTCE 量を測定し
た。結果を図31に示す。
【0082】この結果より、JM1 株の土壌通気による気
相中のTCE の分解処理におけるリンゴ酸ナトリウムの優
位性が示された。
【0083】実施例22. JM1 株を用いた、土壌連続
通気による気相中のTCE の分解処理に対するリンゴ酸ナ
トリウムの効果 実施例5と同様にして培養したJM1 株の菌液0.1ml を、
0.2 %酵母エキスあるいは0.2 %リンゴ酸ナトリウムを
含むバイアル瓶中の30mlのM9培地に加え、さらに褐色森
林土を水面まで加えた。ブチルゴム栓で封をして20℃で
終夜放置の後、過剰の培養液をデカントして取除いた。
これをブチルゴム栓、アルミシールで完全密封した後
に、TCE 飽和溶液中で曝気した空気を流量0.5ml /分で
土壌中に連続して流しながら、20℃で静置培養を行っ
た。なお、リンゴ酸ナトリウムは、培養24時間後と4
8時間後に0.2%相当量を追加した。TCE 量は、流出し
てきた空気中のTCE 量をガスクロマトグラフィーで定量
することにより行い、経時的にTCE 量を測定した。結果
を図32に示す。
【0084】この結果により、JM1 株の土壌連続通気に
よる気相中のTCE の分解処理におけるリンゴ酸ナトリウ
ムの優位性が示された。
【0085】実施例23. TL1 株による土壌中フェノ
ールの分解処理に対するクエン酸の効果(15℃、ローム
土) クエン酸0.1 %及び酵母エキス0.02%を含むM9寒天培地
上のTL1 株のコロニーを、500ml 容坂口フラスコ中のク
エン酸0.1 %を含むM9培地200ml に接種し、25℃で30時
間振盪培養を行った。
【0086】次に、フェノール300ppm及び0.05 %クエ
ン酸あるいは0.1 %酵母エキスを含むM9培地1ml を15ml
容滅菌チューブ注入し、茨城県より採取したローム土を
4g加え、さらにその内の半分に上記のように培養したTL
1 株の菌液10μl を接種した後、綿栓し、実際の土壌中
の温度と近い15℃で静地培養し、経時的にフェノール濃
度の測定を行った。なお、クエン酸は、培養24時間
後、36時間後、48時間後の3回にわたって0.05%相
当量を追加した。フェノールの定量はチューブに5ml の
滅菌水を加え、1分間撹拌抽出した上澄み中のフェノー
ルに対し、アミノアンチピリンを用いたJIS 法による検
出法(JISK0102-1993,28.1)で行った。結果を図33に
示す。
【0087】初期的には酵母エキス添加系の方が分解が
進んだものの、途中で分解が停止し、最終的にはクエン
酸添加系の方が明らかに分解が進んだ。
【0088】実施例24. TL1 株による土壌中TCE の
分解処理に対するクエン酸の効果(15℃、ローム土) TCE20ppm、TCE 分解誘導物質としてフェノール300ppm、
及び0.05 %クエン酸あるいは0.1 %酵母エキスを含むM
9培地1ml を15ml容テフロン内蓋付きスクリューバイア
ル瓶に注入し、実施例23と同様のローム土を4g加え、
さらに実施例23のように培養したTL1 株の菌液0.1ml
を接種した後、完全密封し、実際の土壌中の温度と近い
15℃で静置培養した。なお、クエン酸は、実施例23と
同様更に3回にわたって加えた。TCE 量は5ml のn-ヘキ
サンで3分間撹拌抽出したものを、場合によっては10倍
希釈してガスクロマトグラフィー(ECD 検出器)によっ
て定量し、経時的にTCE の減少を測定した。対照とし
て、同様の実験系においてTL1 株を加えない系でのTCE
量の定量も併せて行い、対照のTCE 量に対する残存率を
求めた。結果を図34に示す。
【0089】実施例23のフェノール分解の場合と同
様、初期的には酵母エキス添加系の方が分解が進んだも
のの、途中で分解が停止し、最終的にはクエン酸添加系
の方が明らかに分解が進んだ。
【0090】実施例25. TL2 株による土壌中フェノ
ールの分解処理に対するグルコン酸の効果(15℃、ロー
ム土) グルコン酸0.2 %を含むM9寒天培地上のTL2 株のコロニ
ーを、500ml 容坂口フラスコ中のグルコン酸0.1 %を含
むM9培地200ml に接種し、25℃で24時間振盪培養を行っ
た。
【0091】次に、フェノール500ppm及び0.05 %グル
コン酸あるいは0.1 %酵母エキスを含むM9培地1ml を15
ml容滅菌チューブに注入し、茨城県より採取したローム
土を4g加え、さらにその内の半分に上記のように培養し
たTL2 株の菌液10μl を接種した後、綿栓し、実際の土
壌中の温度と近い15℃で静置培養し、経時的にフェノー
ル濃度の測定を行った。なお、グルコン酸は、培養24
時間後、36時間後、48時間後の3回にわたって、0.
05%相当量を追加した。フェノールの定量はチューブに
5ml の滅菌水を加え、1分間撹拌抽出した上澄み中のフ
ェノールに対し、アミノアンチピリンを用いたJIS 法に
よる検出法(JISK0102-1993,28.1)で行った。結果を図
35に示す。
【0092】酵母エキス添加系では分解が途中で停止
し、グルコン酸添加系において明らかに分解が進んだ。
【0093】実施例26. TL2 株による土壌中TCE の
分解処理に対するグルコン酸の効果(15℃、ローム土) TCE40ppm、TCE 分解誘導物質としてフェノール500ppm、
及び0.05 %グルコン酸あるいは0.1 %酵母エキスを含
むM9培地1ml を15ml容テフロン内蓋付きスクリューバイ
アル瓶に注入し、実施例23と同様のローム土を4g加
え、さらに実施例25のように培養したTL2 株の菌液0.
1ml を接種した後、完全密封し、実際の土壌中の温度に
近い15℃で静置培養した。なお、グルコン酸は、実施例
25と同様に更に3回にわたって加えた。
【0094】TCE 量は5ml のn-ヘキサンで3分間撹拌抽
出したものを、場合によっては10倍希釈してガスクロマ
トグラフィー(ECD 検出器)によって定量し、経時的に
TCEの減少を測定した。対照として、同様の実験系にお
いてTL2 株を加えない系でのTCE 量の定量も併せて行
い、対照のTCE 量に対する残存率を求めた。結果を図3
6に示す。
【0095】実施例25のフェノール分解の場合と同
様、酵母エキス添加系では分解が途中で停止し、グルコ
ン酸添加系において明らかに分解が進んだ。
【0096】実施例27. KB1 株による土壌中フェノ
ールの分解処理に対するα- ケトグルタル酸の効果(15
℃、ローム土) α- ケトグルタル酸0.2 %を含むM9寒天培地上のKB1 株
のコロニーを、500ml容坂口フラスコ中のα- ケトグル
タル酸0.1 %を含むM9培地200ml に接種し、25℃で24時
間振盪培養を行った。
【0097】次に、フェノール800ppm及び0.05 %α-
ケトグルタル酸あるいは0.1 %酵母エキスを含むM9培地
1ml を15ml容滅菌チューブに注入し、茨城県より採取し
たローム土を4g加え、さらにその内の半分に上記のよう
に培養したKB1 株の菌液10μl を接種した後、綿栓し、
実際の土壌中の温度と近い15℃で静置培養し、経時的に
フェノール濃度の測定を行った。なお、α−ケトグルタ
ル酸は、培養24時間後、36時間後、48時間後の3
回にわたって0.05%相当量を追加した。フェノールの定
量はチューブに5ml の滅菌水を加え、1分間撹拌抽出し
た上澄み中のフェノールに対し、アミノアンチピリンを
用いたJIS 法による検出法(JISK0102-1933,28.1)で行
った。結果を図37に示す。
【0098】酵母エキス添加系では分解が途中で停止
し、α- ケトグルタル酸添加系において明らかに分解が
進んだ。
【0099】実施例28. KB1 株による土壌中TCE の
分解処理に対するα- ケトグルタル酸の効果(15℃、ロ
ーム土) TCE20ppm、TCE分解誘導物質としてフェノール600ppm、及
び0.05 %α- ケトグルタル酸あるいは0.1 %酵母エキ
スを含むM9培地1ml を15ml容テフロン内蓋付きスクリュ
ーバイアル瓶に注入し、実施例23と同様のローム土を
4g加え、さらに実施例25のように培養したKB1 株の菌
液0.1ml を接種した後、完全密封し、実際の土壌中の温
度と近い15℃で静置培養した。なお、α−ケトグルタル
酸は、実施例27と同様に、更に3回にわたって加え
た。TCE 量は5ml のn-ヘキサンで3分間攪拌抽出したも
のを、場合によっては10倍希釈してガスクロマトグラ
フィー(ECD 検出器)によって定量し、経時的にTCE の
減少を測定した。対照として、同様の実験系においてKB
1 株を加えない系でのTCE 量の定量も併せて行い、対照
のTCE 量に対する残存率を求めた。結果を図38に示
す。
【0100】実施例27のフェノール分解の場合と同
様、酵母エキス添加系では分解が途中で停止し、α- ケ
トグルタル酸添加系において明らかに分解が進んだ。
【0101】実施例29. KB2 株による土壌中フェノ
ールの分解処理に対するイタコン酸の効果(15℃、ロー
ム土) イタコン酸0.2%を含むM9寒天培地上のKB2 株のコロニー
を、500ml 容坂口フラスコ中のイタコン酸0.1%を含むM9
培地200ml に接種し、25℃で20時間振盪培養を行った。
【0102】次に、フェノール200ppm及び0.05 %イタ
コン酸あるいは0.1 %酵母エキスを含むM9培地1ml を15
ml容滅菌チューブに注入し、茨城県より採取したローム
土を4g加え、さらにその内の半分に上記のように培養し
たKB2 株の菌液10μl を接種した後、綿栓し、実際の土
壌中の温度と近い15℃で静置培養し、経時的にフェノー
ル濃度の測定を行った。なお、イタコン酸は、培養24
時間後及び36時間後に、0.05%相当量を追加した。フ
ェノールの定量はチューブに5ml の滅菌水を加え、1分
間撹拌抽出した上澄み中のフェノールに対し、アミノア
ンチピリンを用いたJIS 法による検出法(JISK0102-199
3,28.1)で行った。結果を図39に示す。 酵母エキス
添加系では分解が途中で停止し、イタコン酸添加系にお
いて明らかに分解が進んだ。
【0103】実施例30. KB2 株による土壌中のTCE
の分解処理に対するイタコン酸の効果(15℃、ローム
土) TCE20ppm、TCE分解誘導物質としてフェノール200ppm、及
び0.05 %イタコン酸あるいは0.1 %酵母エキスを含むM
9培地1ml を15ml容テフロン内蓋付きスクリューバイア
ル瓶に注入し、実施例23と同様のローム土を4g加え、
さらに実施例25のように培養したKB1 株の菌液0.1ml
を採取した後、完全密封し、実際の土壌中の温度と近い
15℃で静置培養した。なお、イタコン酸は実施例29と
同様に更に2回にわたって加えた。
【0104】TCE 量は5ml のn-ヘキサンで3分間撹拌抽
出したものを、場合によっては10倍希釈してガスクロ
マトグラフィー(ECD 検出器)によって定量し、経時的
にTCE の減少を測定した。対照として、同様の実験系に
おいてKB2 株を加えない系でのTCE 量の定量も併せて行
い、対照のTCE 量に対する残存率を求めた。結果を図4
0に示す。
【0105】実施例29のフェノール分解の場合と同
様、酵母エキス添加系では分解が途中で停止し、イタコ
ン酸添加系において明らかに分解が進んだ。
【0106】
【発明の効果】本発明の方法により、芳香族化合物及び
/或いは有機塩素化合物を含む水性媒体、土壌、及び気
相中の効率良い生物分解処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における菌(J1株)の増殖を示す
図。
【図2】実施例2における菌(J1株)の増殖を示す
図。
【図3】実施例2における菌(J1株)の増殖を示す
図。
【図4】実施例2における菌(J1株)の増殖を示す
図。
【図5】実施例2における菌(J1株)の増殖を示す
図。
【図6】実施例2における菌(J1株)の増殖を示す
図。
【図7】実施例3における菌(J1株)の増殖を示す
図。
【図8】実施例4における菌(J1株)の増殖を示す
図。
【図9】実施例4における菌(J1株)の増殖を示す
図。
【図10】実施例4における菌(J1株)の増殖を示す
図。
【図11】実施例5における菌(JM1株)の増殖を示
す図。
【図12】実施例6における菌(JM1株)の増殖を示
す図。
【図13】実施例7における菌(JM1株)の増殖を示
す図。
【図14】実施例8における菌(JM1株)の増殖を示
す図。
【図15】実施例8における菌(JM1株)の増殖を示
す図。
【図16】実施例8における菌(JM1株)の増殖を示
す図。
【図17】実施例9における菌(KK01株)の増殖を
示す図。
【図18】実施例10における菌(KK01株)の増殖
を示す図。
【図19】実施例11における菌(KK01株)の増殖
を示す図。
【図20】実施例12における菌(KK01株)の増殖
を示す図。
【図21】実施例12における菌(KK01株)の増殖
を示す図。
【図22】実施例12における菌(KK01株)の増殖
を示す図。
【図23】実施例13における菌(J1株)の増殖を示
す図。
【図24】実施例14における菌(J1株)の増殖を示
す図。
【図25】実施例15における菌(J1株)の増殖を示
す図。
【図26】実施例16における菌(JM1株)の増殖を
示す図。
【図27】実施例17における菌(JM1株)の増殖を
示す図。
【図28】実施例18における菌(JM1株)の増殖を
示す図。
【図29】実施例19における菌(KK01株)の増殖
を示す図。
【図30】実施例20における菌(KK01株)の増殖
を示す図。
【図31】実施例21における菌(JM1株)の増殖を
示す図。
【図32】実施例22における菌(JM1株)の増殖を
示す図。
【図33】実施例23における菌(TL1株)の増殖を
示す図。
【図34】実施例24における菌(TL1株)の増殖を
示す図。
【図35】実施例25における菌(TL2株)の増殖を
示す図。
【図36】実施例26における菌(TL2株)の増殖を
示す図。
【図37】実施例27における菌(KB1株)の増殖を
示す図。
【図38】実施例28における菌(KB1株)の増殖を
示す図。
【図39】実施例29における菌(KB2株)の増殖を
示す図。
【図40】実施例30における菌(KB2株)の増殖を
示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 1/20 C12R 1:15) (C12N 1/20 C12R 1:38) (C12N 1/20 C12R 1:05) (C12N 1/20 C12R 1:63) (72)発明者 大久保 幸俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染物質で汚染された媒体の浄化方法に
    おいて該汚染物質を分解し得る微生物を該媒体中に導入
    するステップ;及び該微生物の増殖及び該汚染物質の分
    解活性の少なくとも一方を、該汚染物質が存する環境中
    に元来存在する競合微生物に対して選択的に向上させる
    ことの出来る炭素源を該微生物と2回若しくはそれ以上
    の回数に分けて接触させて該汚染物質を選択的に分解さ
    せるステップを有することを特徴とする浄化方法。
  2. 【請求項2】 該微生物と該炭素源との最初の接触を該
    微生物の該媒体への導入時に行うことを特徴とする請求
    項1に記載の浄化方法。
  3. 【請求項3】 該微生物と該炭素源との接触を該微生物
    の対数増殖期に行うことを特徴とする請求項1または2
    のいずれかに記載の浄化方法。
  4. 【請求項4】 該微生物と該炭素源との接触を該微生物
    の増殖が定常状態にあるときに行うことを特徴とする請
    求項1または2のいずれかに記載の浄化方法。
  5. 【請求項5】 該微生物と該炭素源との接触を該微生物
    の増殖が定常状態にあるときに行うことを特徴とする請
    求項3に記載の浄化方法。
  6. 【請求項6】 該汚染物質が芳香族化合物及び有機塩素
    化合物の少なくとも一方であることを特徴とする請求項
    1に記載の浄化方法。
  7. 【請求項7】 該微生物が酸化酵素であるオキシゲナー
    ゼ(oxygenase )を発現する微生物であることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 オキシゲナーゼ(oxygenase )を発現す
    る微生物が、コリネバクテリウム(Corynebacterium
    属、シュードモナス(Pseudomonas )属、アシネトバク
    ター(Acinetobacter )属、アルカリゲネス(Alcalige
    nes )属、ビブリオ(Vibrio)属、ノカルジア(Nocard
    ia)属、バチルス(Bacillus)属、ラクトバチルス(La
    ctobacillus )属、アクロモバクター(Achromobacter
    )属、アルスロバクター(Arthrobacter)属、ミクロ
    コッカス(Micrococcus )属、マイコバクテリウム(My
    cobacterium )属、メチロシナス(Methylosinus)属、
    メチロモナス(Methylomonas)属、ベルキア(Welchia
    )属、メチロシスチス(Methylocystis )属、ニトロ
    ゾモナス(Nitrosomonas)属、サッカロミセス(Saccha
    romyces )属、カンジダ(Candida )属、トルロプシス
    Torulopsis)属に属する微生物のうち少なくとも一種
    類であることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 該微生物がコリネバクテリウム・スピー
    シズ(Corynebacterium sp. )であることを特徴とする
    請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 該微生物がコリネバクテリウム・スピ
    ーシズJ1株(Corynebacterium sp.J1 、通産省生命工学
    工業技術研究所受託番号:FERM BP-5102)であることを
    特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 該微生物がコリネバクテリウム・スピ
    ーシズJM1 株(Corynebacterium sp.JM1、通産省生命工
    学工業技術研究所受託番号:FERM P-14727)であること
    を特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 該微生物がシュードモナス・スピーシ
    ズ(Pseudomonas sp. )であることを特徴とする請求項
    8に記載の方法。
  13. 【請求項13】 該微生物がシュードモナス・スピーシ
    ズTL1 株(Pseudomonas sp.TL1、通産省生命工学工業技
    術研究所受託番号:FERM-P14726 )であることを特徴と
    する請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 該微生物がシュードモナスアルカリゲ
    ネス(Pseudomonasalcaligenes )であることを特徴と
    する請求項8に記載の方法。
  15. 【請求項15】 該微生物がシュードモナスアルカリゲ
    ネスKB2 株(Pseudomonas alcaligenes KB2 、通産省生
    命工学工業技術研究所受託番号:FERM P-14644)である
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 該微生物がシュードモナスセパシア
    Pseudomonas cepacia )であることを特徴とする請求
    項8に記載の方法。
  17. 【請求項17】 該微生物がシュードモナスセパシアKK
    01株(Pseudomonascepacia KK01、通産省生命工学工業
    技術研究所受託番号:FERM BP-4235)であることを特徴
    とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 該微生物がアルカリゲネス・スピーシ
    ズ(Alcaligenes sp. )であることを特徴とする請求項
    8に記載の方法。
  19. 【請求項19】 該微生物がアルカリゲネス・スピーシ
    ズTL2 株(Alcaligenes sp.TL2、通産省生命工学工業技
    術研究所受託番号:FERM-14642)であることを特徴とす
    る請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 該微生物がビブリオ・スピーシズ(Vi
    brio sp.)であることを特徴とする請求項8に記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 該微生物がビブリオ・スピーシズKB1
    株(Vibrio sp.KB1、通産省生命工学工業技術研究所受
    託番号:FERM P-14643)であることを特徴とする請求項
    20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 該炭素源が有機酸あるいはその塩であ
    ることを特徴とする請求項1から21のいずれかに記載
    の方法。
  23. 【請求項23】 該有機酸あるいはその塩がカルボン酸
    あるいはその塩であることを特徴とする請求項22に記
    載の方法。
  24. 【請求項24】 該カルボン酸あるいはその塩が、ピル
    ビン酸、クエン酸、グルコン酸、α- ケトグルタル酸、
    イタコン酸、リンゴ酸、グルタミン酸、あるいはそれら
    のナトリウム塩のうちいずれか1つ以上であることを特
    徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 汚染媒体が水性媒体であることを特徴
    とする請求項1から24のいずれかに記載の方法。
  26. 【請求項26】 接触は該微生物を担持させた担体に芳
    香族化合物及び/ 或いは有機塩素化合物を含む水性媒体
    を接触させることを特徴とする請求項25に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 接触が該微生物を担持させた担体を容
    器に収容し、その容器の一方から芳香族化合物及び/或
    いは有機塩素化合物を含む水性媒体を導入し、他方から
    排出させることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 芳香族化合物が、フェノール、トルエ
    ン、クレゾールのいずれか一つ以上であることを特徴と
    する請求項26又は27のいずれかに記載の生物分解浄
    化方法。
  29. 【請求項29】 有機塩素化合物がトリクロロエチレン
    (TCE )、ジクロロエチレン(DCE )のいずれか一つ以
    上であることを特徴とする請求項26又は27のいずれ
    かに記載の生物分解浄化方法。
  30. 【請求項30】 汚染媒体が土壌であることを特徴とす
    る請求項1から24のいずれかに記載の方法。
  31. 【請求項31】 分解浄化は該微生物を含む水性媒体を
    汚染土壌中に導入し、該選択的炭素源及び/或いは酸素
    を付与する事により該微生物を該土壌中で増殖させるこ
    とにより行うことを特徴とする請求項30に記載の方
    法。
  32. 【請求項32】 該微生物の土壌中への導入は土壌に設
    けた注入井より圧力によって行うことを特徴とする請求
    項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 接触は該微生物を含む液相中に芳香族
    化合物及び/或いは有機塩素化合物を含む土壌を導入す
    ることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  34. 【請求項34】 接触は該微生物を担持させた担体に芳
    香族化合物及び/或いは有機塩素化合物を含む土壌を接
    触させることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  35. 【請求項35】 芳香族化合物がフェノール、トルエ
    ン、クレゾールのいずれか一つ以上であることを特徴と
    する請求項33又は34のいずれかに記載の生物分解浄
    化方法。
  36. 【請求項36】 有機塩素化合物がトリクロロチレン
    (TCE )、ジクロロエチレン(DCE )のいずれか一つ以
    上であることを特徴とする請求項33又は34のいずれ
    かに記載の生物分解浄化方法。
  37. 【請求項37】 汚染媒体が空気であることを特徴とす
    る請求項1から24のいずれかに記載の方法。
  38. 【請求項38】 接触は該微生物を含む液相中に芳香族
    化合物及び/或いは有機塩素化合物を含む空気を導入す
    ることを特徴とする請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 接触は該微生物を担持させた担体に芳
    香族化合物及び/或いは有機塩素化合物を含む空気を接
    触させることを特徴とする請求項37に記載の方法。
  40. 【請求項40】 接触が該微生物を担持させた担体を容
    器に収容し、その容器の一方から芳香族化合物及び/或
    いは有機塩素化合物を含む空気を導入し、他方から排出
    させることを特徴とする請求項38に記載の方法。
  41. 【請求項41】 芳香族化合物がフェノール、トルエ
    ン、クレゾールのいずれか一つ以上であることを特徴と
    する請求項38から40のいずれかに記載の方法。
  42. 【請求項42】 有機塩素化合物がトリクロロエチレン
    (TCE )、ジクロロエチレン(DCE )のいずれか一つ以
    上であることを特徴とする請求項38から40のいずれ
    かに記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006159132A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Ohbayashi Corp 汚染土壌・汚染水の浄化方法及び添加剤
KR101717428B1 (ko) * 2016-01-28 2017-03-27 장인구 자연정화형 녹조방지 및 수질정화 반응성 피복골재 및 이의 제조 방법
KR20200097445A (ko) * 2019-02-08 2020-08-19 동의대학교 산학협력단 음식물 폐수 처리용 생물막 및 이를 이용한 음식물 폐수 처리방법
KR20200097441A (ko) * 2019-02-08 2020-08-19 동의대학교 산학협력단 식품 폐수의 처리 방법

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