JPH0910802A - 印刷後の表面明度の高いクロムめっき鋼板およびその製造方法 - Google Patents
印刷後の表面明度の高いクロムめっき鋼板およびその製造方法Info
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- JPH0910802A JPH0910802A JP16109195A JP16109195A JPH0910802A JP H0910802 A JPH0910802 A JP H0910802A JP 16109195 A JP16109195 A JP 16109195A JP 16109195 A JP16109195 A JP 16109195A JP H0910802 A JPH0910802 A JP H0910802A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 美麗な印刷模様を施した食缶あるいは飲料缶
等に用いられる缶用鋼板で、印刷後の色調を明るく仕上
げることのできる表面明度の高いクロムめっき鋼板およ
びその製造方法を提供する。 【構成】 鋼板の表面傾斜角度5°以下の面積率が60
%以下であり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95
%以上である印刷後の表面明度の高いクロムめっき鋼板
およびその製造方法。 【効果】 本発明のクロムめっき鋼板は印刷後の色調が
明るく仕上がり、多様なデザイン、印刷模様を得ること
が可能である。
等に用いられる缶用鋼板で、印刷後の色調を明るく仕上
げることのできる表面明度の高いクロムめっき鋼板およ
びその製造方法を提供する。 【構成】 鋼板の表面傾斜角度5°以下の面積率が60
%以下であり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95
%以上である印刷後の表面明度の高いクロムめっき鋼板
およびその製造方法。 【効果】 本発明のクロムめっき鋼板は印刷後の色調が
明るく仕上がり、多様なデザイン、印刷模様を得ること
が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美麗な印刷模様を施し
た食缶あるいは飲料缶等に用いられる缶用鋼板で、印刷
後の色調を明るく仕上げることのできる表面明度の高い
クロムめっき鋼板およびその製造方法に関するものであ
る。
た食缶あるいは飲料缶等に用いられる缶用鋼板で、印刷
後の色調を明るく仕上げることのできる表面明度の高い
クロムめっき鋼板およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】金属缶用素材であるクロムめっき鋼板は
高耐蝕性を有しており、しかも製造原価がブリキあるい
は薄錫目付ブリキより安価であることから、飲料缶など
に広く用いられている。
高耐蝕性を有しており、しかも製造原価がブリキあるい
は薄錫目付ブリキより安価であることから、飲料缶など
に広く用いられている。
【0003】クロムめっき鋼板に印刷を施す場合、一般
には該鋼板に白色塗料を塗布した上に印刷が行われてき
た。しかし、白色塗装後に印刷して得られる色調はパス
テルカラー調に限られた。また、金属光沢を活かすデザ
インでは、白色塗装を施さずに印刷が行われるが、暗い
色調に限られた。近年では、嗜好、ファッションの多様
化の広がりから、缶のデザイン、印刷模様においてもパ
ステルカラー調ではない濃い鮮明な色調や金属光沢を有
する色調も要求され出している。この要求に対して、適
したインクを用いているが、その程度は所望される要求
にはほど遠いものであった。
には該鋼板に白色塗料を塗布した上に印刷が行われてき
た。しかし、白色塗装後に印刷して得られる色調はパス
テルカラー調に限られた。また、金属光沢を活かすデザ
インでは、白色塗装を施さずに印刷が行われるが、暗い
色調に限られた。近年では、嗜好、ファッションの多様
化の広がりから、缶のデザイン、印刷模様においてもパ
ステルカラー調ではない濃い鮮明な色調や金属光沢を有
する色調も要求され出している。この要求に対して、適
したインクを用いているが、その程度は所望される要求
にはほど遠いものであった。
【0004】これらの問題に対し、板面粗度の平坦度面
積率を80%以上にしたクロムめっき鋼板(特開平6ー
33294号公報)などが開示されている。しかし、こ
の開示されたクロムめっき鋼板は明るい金属光沢は得ら
れるが、黒っぽい色調となるため、金属光沢を活かした
デザイン、印刷模様には適するが、パステルカラー調で
はない濃い鮮明な色調のデザイン、印刷模様には適さな
い。
積率を80%以上にしたクロムめっき鋼板(特開平6ー
33294号公報)などが開示されている。しかし、こ
の開示されたクロムめっき鋼板は明るい金属光沢は得ら
れるが、黒っぽい色調となるため、金属光沢を活かした
デザイン、印刷模様には適するが、パステルカラー調で
はない濃い鮮明な色調のデザイン、印刷模様には適さな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】明るい金属光沢の色調
を得るには、印刷後のクロムめっき鋼板表面の光の鏡面
反射量を多くする必要がある。これに対して、パステル
カラー調ではない濃い鮮明な色調を得るには、印刷後の
クロムめっき鋼板表面の光の拡散反射量を多くする必要
がある。光の拡散反射量が多くなることで白っぽい色調
が得られ、印刷後の色の濃さと鮮明さが増す。
を得るには、印刷後のクロムめっき鋼板表面の光の鏡面
反射量を多くする必要がある。これに対して、パステル
カラー調ではない濃い鮮明な色調を得るには、印刷後の
クロムめっき鋼板表面の光の拡散反射量を多くする必要
がある。光の拡散反射量が多くなることで白っぽい色調
が得られ、印刷後の色の濃さと鮮明さが増す。
【0006】かくして本発明の目的は、印刷後の金属光
沢とパステルカラー調ではない濃い鮮明な色調のバラン
スがとれた明度の高い缶用素材として有用なクロムめっ
き鋼板およびその製造方法を提供することである。
沢とパステルカラー調ではない濃い鮮明な色調のバラン
スがとれた明度の高い缶用素材として有用なクロムめっ
き鋼板およびその製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とするところは、 (1)鋼板の表面傾斜角度5°以下の面積率が60%以
下であり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以
上であることを特徴とする印刷後の表面明度の高いクロ
ムめっき鋼板。 (2)冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際して、
表面傾斜角度5゜以下の面積率が60%以下であり、表
面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以上である調質
圧延ロールを用い、該ロールの表面形状をクロムめっき
前に鋼板に転写し、その後に該鋼板にクロムめっきを施
すことを特徴とする印刷後の表面明度の高いクロムめっ
き鋼板の製造方法。および、 (3)前項(2)記載の表面形状を有する調質圧延ロー
ル表面に硬質層を形成せしめ、該ロールの表面形状をク
ロムめっき前に鋼板に転写し、その後に該鋼板にクロム
めっきを施すことを特徴とする前項(2)記載の印刷後
の表面明度の高いクロムめっき鋼板の製造方法である。
に、本発明の特徴とするところは、 (1)鋼板の表面傾斜角度5°以下の面積率が60%以
下であり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以
上であることを特徴とする印刷後の表面明度の高いクロ
ムめっき鋼板。 (2)冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際して、
表面傾斜角度5゜以下の面積率が60%以下であり、表
面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以上である調質
圧延ロールを用い、該ロールの表面形状をクロムめっき
前に鋼板に転写し、その後に該鋼板にクロムめっきを施
すことを特徴とする印刷後の表面明度の高いクロムめっ
き鋼板の製造方法。および、 (3)前項(2)記載の表面形状を有する調質圧延ロー
ル表面に硬質層を形成せしめ、該ロールの表面形状をク
ロムめっき前に鋼板に転写し、その後に該鋼板にクロム
めっきを施すことを特徴とする前項(2)記載の印刷後
の表面明度の高いクロムめっき鋼板の製造方法である。
【0008】
【作用】以下に本発明の詳細について述べる。本発明の
印刷後の表面明度の高いクロムめっき鋼板は、鋼板の表
面傾斜角度5°以下の面積率が60%以下であり、表面
傾斜角度40゜以下の面積率が95%以上であることを
特徴とする。
印刷後の表面明度の高いクロムめっき鋼板は、鋼板の表
面傾斜角度5°以下の面積率が60%以下であり、表面
傾斜角度40゜以下の面積率が95%以上であることを
特徴とする。
【0009】ここで用いるクロムめっき鋼板の表面傾斜
角度と面積率は以下のように測定および定義される。本
発明では、合焦点検出型非接触変位計(Rodenstock社
(独)製 RM600)を用いて、図1に示すようにクロ
ムめっき鋼板表面の表面高さを圧延方向および圧延直角
方向に一定測定間隔Δx毎に離散的に測定し、得られる
曲線から表面傾斜角度を求める。図2に示した凹凸曲線
に基づいて詳細に説明する。図2は図1に示した離散的
測定点を圧延方向あるいは圧延直角方向の任意の一直線
上の測定点における表面高さを示したものである。測定
間隔Δxにおける表面高さの差をΔyとすると、測定間
隔Δxにおける表面傾斜角度θ[゜]は次式(1)で定
義される。 θ=|tan-1(Δy/Δx)| …(1)
角度と面積率は以下のように測定および定義される。本
発明では、合焦点検出型非接触変位計(Rodenstock社
(独)製 RM600)を用いて、図1に示すようにクロ
ムめっき鋼板表面の表面高さを圧延方向および圧延直角
方向に一定測定間隔Δx毎に離散的に測定し、得られる
曲線から表面傾斜角度を求める。図2に示した凹凸曲線
に基づいて詳細に説明する。図2は図1に示した離散的
測定点を圧延方向あるいは圧延直角方向の任意の一直線
上の測定点における表面高さを示したものである。測定
間隔Δxにおける表面高さの差をΔyとすると、測定間
隔Δxにおける表面傾斜角度θ[゜]は次式(1)で定
義される。 θ=|tan-1(Δy/Δx)| …(1)
【0010】圧延方向のすべての測定間隔Δxにおける
表面傾斜角度θを式(1)の定義により求め、求められ
たすべての表面傾斜角度の個数をNLa、求められたす
べての表面傾斜角度θのうちθ≦40゜となる表面傾斜
角度の個数をNLbとすると、圧延方向の表面傾斜角度
40゜以下の面積率SL40[%]は次式(2)で定義
される。 SL40=(NLb/NLa)×100 …(2)
表面傾斜角度θを式(1)の定義により求め、求められ
たすべての表面傾斜角度の個数をNLa、求められたす
べての表面傾斜角度θのうちθ≦40゜となる表面傾斜
角度の個数をNLbとすると、圧延方向の表面傾斜角度
40゜以下の面積率SL40[%]は次式(2)で定義
される。 SL40=(NLb/NLa)×100 …(2)
【0011】圧延方向での演算図と同様に、圧延直角方
向のすべての表面傾斜角度の個数をNCa、すべての表
面傾斜角度θのうちθ≦40゜となる表面傾斜角度の個
数をNCbとすると、圧延直角方向の表面傾斜角度40
゜以下の面積率SC40[%]は次式(3)で定義され
る。 SC40=(NCb/NCa)×100 …(3)
向のすべての表面傾斜角度の個数をNCa、すべての表
面傾斜角度θのうちθ≦40゜となる表面傾斜角度の個
数をNCbとすると、圧延直角方向の表面傾斜角度40
゜以下の面積率SC40[%]は次式(3)で定義され
る。 SC40=(NCb/NCa)×100 …(3)
【0012】ここで、表面傾斜角度40゜以下の面積率
SL40とSC40を比較し、小さい方の面積率を測定
クロムめっき鋼板における表面傾斜角度40゜以下の面
積率S40[%]と定義する。同様の方法で、測定クロ
ムめっき鋼板における表面傾斜角度5°以下の面積率S
5[%]も定義する。
SL40とSC40を比較し、小さい方の面積率を測定
クロムめっき鋼板における表面傾斜角度40゜以下の面
積率S40[%]と定義する。同様の方法で、測定クロ
ムめっき鋼板における表面傾斜角度5°以下の面積率S
5[%]も定義する。
【0013】本発明においては、圧延方向および圧延直
角方向の測定点数、測定間隔Δx、表面傾斜角度の演算
個数NLaおよびNCaは、以下の通りである。 圧延方向測定点数=圧延直角方向測定点数=501
[点] Δx=1 [μm] NLa=NCa=250500[点]
角方向の測定点数、測定間隔Δx、表面傾斜角度の演算
個数NLaおよびNCaは、以下の通りである。 圧延方向測定点数=圧延直角方向測定点数=501
[点] Δx=1 [μm] NLa=NCa=250500[点]
【0014】本発明によれば、クロムめっき鋼板の表面
傾斜角度5°以下の面積率S5[%]が60%以下であ
り、表面傾斜角度40゜以下の面積率S40[%]を9
5%以上とすることで、クロムめっき鋼板表面で反射し
た光が塗装、印刷した塗料層、インク層から空気層へほ
とんど脱出するため、拡散反射量と鏡面反射量のバラン
スのとれた明るい色調が得られる。クロムめっき鋼板の
表面傾斜角度40゜以下の面積率S40[%]が95%
未満の場合、クロムめっき鋼板表面で反射した光が、塗
料、インクの屈折率の関係で、塗料層、インク層と空気
層の界面で反射する確率が高くなり、再度、クロムめっ
き鋼板表面で反射することで明度の低下を生じる。同様
に、クロムめっき鋼板表面で反射した光が塗料層、イン
ク層と空気層の界面へ到達する前に、再度、クロムめっ
き鋼板表面に衝突し、反射する場合にも明度の低下を生
じる。また、クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下
の面積率が60%を超える場合、クロムめっき鋼板表面
での光の鏡面反射量が過多となり、拡散反射量が不足す
るため、黒っぽい色調となり、印刷後に濃い鮮明な色調
が得られない。
傾斜角度5°以下の面積率S5[%]が60%以下であ
り、表面傾斜角度40゜以下の面積率S40[%]を9
5%以上とすることで、クロムめっき鋼板表面で反射し
た光が塗装、印刷した塗料層、インク層から空気層へほ
とんど脱出するため、拡散反射量と鏡面反射量のバラン
スのとれた明るい色調が得られる。クロムめっき鋼板の
表面傾斜角度40゜以下の面積率S40[%]が95%
未満の場合、クロムめっき鋼板表面で反射した光が、塗
料、インクの屈折率の関係で、塗料層、インク層と空気
層の界面で反射する確率が高くなり、再度、クロムめっ
き鋼板表面で反射することで明度の低下を生じる。同様
に、クロムめっき鋼板表面で反射した光が塗料層、イン
ク層と空気層の界面へ到達する前に、再度、クロムめっ
き鋼板表面に衝突し、反射する場合にも明度の低下を生
じる。また、クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下
の面積率が60%を超える場合、クロムめっき鋼板表面
での光の鏡面反射量が過多となり、拡散反射量が不足す
るため、黒っぽい色調となり、印刷後に濃い鮮明な色調
が得られない。
【0015】本発明の表面明度の高いクロムめっき鋼板
の製造方法は、冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに
際して、表面傾斜角度5゜以下の面積率が60%以下で
あり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以上で
ある調質圧延ロールを用いることを特徴とする。表面傾
斜角度5゜以下の面積率が60%以下であり、表面傾斜
角度40゜以下の面積率が95%以上である調質圧延ロ
ールを得る方法としては、研削加工および/または研磨
加工(浮遊砥粒研磨加工、電解研磨加工など)などで、
鏡面となるように仕上げられた調質圧延ロール(例え
ば、表面あらさがRa=0.3μm以下)の表面に対し
て、球状粒子を圧縮気体(空気、窒素など)を用い投射
する方法やインペラーにより機械的に投射する方法、ま
たは自由落下による投射方法などを用いることによって
所望の調質圧延ロール表面形状を得ることができる。
の製造方法は、冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに
際して、表面傾斜角度5゜以下の面積率が60%以下で
あり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以上で
ある調質圧延ロールを用いることを特徴とする。表面傾
斜角度5゜以下の面積率が60%以下であり、表面傾斜
角度40゜以下の面積率が95%以上である調質圧延ロ
ールを得る方法としては、研削加工および/または研磨
加工(浮遊砥粒研磨加工、電解研磨加工など)などで、
鏡面となるように仕上げられた調質圧延ロール(例え
ば、表面あらさがRa=0.3μm以下)の表面に対し
て、球状粒子を圧縮気体(空気、窒素など)を用い投射
する方法やインペラーにより機械的に投射する方法、ま
たは自由落下による投射方法などを用いることによって
所望の調質圧延ロール表面形状を得ることができる。
【0016】投射する球状粒子は、焼結体(アルミナ、
ジルコニアなどのセラミックス)や鋼球、または鋳鉄球
などを投射すれば良く、投射による被加工物である調質
圧延ロール表面のかたさと同等もしくはそれ以上のかた
さを有する球状粒子が望ましい。投射する球状粒子とし
ては1.0〜4.0mmのものが望ましく、1.0mm未満
の粒径の球状粒子では粒子の衝突により得られる表面傾
斜角度が大きくなり、所望する表面形状を得ることが困
難である。また、4.0mm超の粒径の球状粒子では調質
圧延ロール表面への衝突密度が低くなり易く、加工時間
に多大な時間を要するため好ましくない。
ジルコニアなどのセラミックス)や鋼球、または鋳鉄球
などを投射すれば良く、投射による被加工物である調質
圧延ロール表面のかたさと同等もしくはそれ以上のかた
さを有する球状粒子が望ましい。投射する球状粒子とし
ては1.0〜4.0mmのものが望ましく、1.0mm未満
の粒径の球状粒子では粒子の衝突により得られる表面傾
斜角度が大きくなり、所望する表面形状を得ることが困
難である。また、4.0mm超の粒径の球状粒子では調質
圧延ロール表面への衝突密度が低くなり易く、加工時間
に多大な時間を要するため好ましくない。
【0017】調質圧延ロール表面への球状粒子の投射
は、圧力気体を用いる場合、投射圧力は3kg/cm2 以上
かつ10kg/cm2 未満で、50mm〜500mmの距離から
投射することが好ましい。投射圧力が3kg/cm2 未満か
つ/あるいは投射距離500mm超の場合には、調質圧延
ロール表面への球状粒子の衝突力が小さいため、所望す
る表面形状を得るために膨大な加工時間を必要とし好ま
しくない。また、投射圧力が10kg/cm2 以上かつ/あ
るいは投射距離50mm未満の場合には球状粒子の衝突力
が大きすぎて、得られる表面傾斜角度が、所望する表面
傾斜角度より大きくなり易いので好ましくない。また、
調質圧延ロール表面への球状粒子の投射にインペラーに
より機械的に投射する方法、また自由落下による投射方
法などを用いる場合には、圧力気体による投射方法に準
じた投射条件で加工すれば良い。
は、圧力気体を用いる場合、投射圧力は3kg/cm2 以上
かつ10kg/cm2 未満で、50mm〜500mmの距離から
投射することが好ましい。投射圧力が3kg/cm2 未満か
つ/あるいは投射距離500mm超の場合には、調質圧延
ロール表面への球状粒子の衝突力が小さいため、所望す
る表面形状を得るために膨大な加工時間を必要とし好ま
しくない。また、投射圧力が10kg/cm2 以上かつ/あ
るいは投射距離50mm未満の場合には球状粒子の衝突力
が大きすぎて、得られる表面傾斜角度が、所望する表面
傾斜角度より大きくなり易いので好ましくない。また、
調質圧延ロール表面への球状粒子の投射にインペラーに
より機械的に投射する方法、また自由落下による投射方
法などを用いる場合には、圧力気体による投射方法に準
じた投射条件で加工すれば良い。
【0018】このようにして得られる調質圧延ロールの
圧延にともなう調質圧延ロールの表面形状の変化を小さ
くし、所望する調質圧延ロール表面形状を長期間にわた
って維持するために、前記表面加工をした圧延ロール表
面に硬化層を形成する方法としては、表面コーティング
(硬質クロムめっきなどのめっき、窒化チタンなどの硬
質薄膜を付与する方法など)や熱処理(高周波焼き入
れ、レーザー焼き入れなど)あるいは表面改質(浸炭、
窒化、イオン注入など)などの方法がある。表面かたさ
をビッカースかたさHV=830以上にすることによっ
て、所望する調質圧延ロール表面形状(表面傾斜角度5
°以下の面積率が60%以下であり、表面傾斜角度40
゜以下の面積率が95%以上)を長期間にわたって維持
することができるので、安定的に所望のクロムめっき鋼
板を製造することができる。
圧延にともなう調質圧延ロールの表面形状の変化を小さ
くし、所望する調質圧延ロール表面形状を長期間にわた
って維持するために、前記表面加工をした圧延ロール表
面に硬化層を形成する方法としては、表面コーティング
(硬質クロムめっきなどのめっき、窒化チタンなどの硬
質薄膜を付与する方法など)や熱処理(高周波焼き入
れ、レーザー焼き入れなど)あるいは表面改質(浸炭、
窒化、イオン注入など)などの方法がある。表面かたさ
をビッカースかたさHV=830以上にすることによっ
て、所望する調質圧延ロール表面形状(表面傾斜角度5
°以下の面積率が60%以下であり、表面傾斜角度40
゜以下の面積率が95%以上)を長期間にわたって維持
することができるので、安定的に所望のクロムめっき鋼
板を製造することができる。
【0019】表面傾斜角度5°以下の面積率が60%以
下であり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以
上である調質圧延ロールを用いて、冷間圧延鋼板を焼鈍
後に調質圧延するに際しては、通常の圧下率(例えば圧
下率0.8%〜2.0%)で圧延するとにより、調質圧
延ロールの表面形状がクロムめっき前の鋼板に転写さ
れ、所望する表面傾斜角度5°以下の面積率が60%以
下であり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以
上あるクロムめっき前鋼板が得られ、これにクロムめっ
き処理を行うことにより本発明のクロムめっき鋼板を得
ることができる。
下であり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以
上である調質圧延ロールを用いて、冷間圧延鋼板を焼鈍
後に調質圧延するに際しては、通常の圧下率(例えば圧
下率0.8%〜2.0%)で圧延するとにより、調質圧
延ロールの表面形状がクロムめっき前の鋼板に転写さ
れ、所望する表面傾斜角度5°以下の面積率が60%以
下であり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以
上あるクロムめっき前鋼板が得られ、これにクロムめっ
き処理を行うことにより本発明のクロムめっき鋼板を得
ることができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、本発明を具
体的に説明する。評価方法は、クロムめっき鋼板に黄色
印刷を施した後の明度を測定した。明度は、(株)島津
製作所製自記分光光度計UV−2100Sを用いて、金
属光沢の色調評価として鏡面反射モードのL値、濃い鮮
明な色調評価として拡散反射モードのL値を測定した。
この黄色印刷を施したクロムめっき鋼板は、鏡面反射モ
ードのL値30以上で明るい金属光沢の色調が得られ、
拡散反射モードのL値45以上で明るい濃い鮮明な色調
が得られた。
体的に説明する。評価方法は、クロムめっき鋼板に黄色
印刷を施した後の明度を測定した。明度は、(株)島津
製作所製自記分光光度計UV−2100Sを用いて、金
属光沢の色調評価として鏡面反射モードのL値、濃い鮮
明な色調評価として拡散反射モードのL値を測定した。
この黄色印刷を施したクロムめっき鋼板は、鏡面反射モ
ードのL値30以上で明るい金属光沢の色調が得られ、
拡散反射モードのL値45以上で明るい濃い鮮明な色調
が得られた。
【0021】〔実施例1〕常法で製造した0.19mmの
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、表面傾斜
角度5°以下の面積率が38.1%であり、表面傾斜角
度40゜以下の面積率が96.9%である調質圧延ロー
ルを用いて圧下率1.4%で圧延加工し、常法のクロム
めっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和
酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロ
ムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下
の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄
色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°
以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめ
っき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後の
クロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値および拡散
反射モードのL値ともに高い値を示し、金属光沢と濃い
鮮明な色調のバランスのとれた明るい色調に仕上がっ
た。
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、表面傾斜
角度5°以下の面積率が38.1%であり、表面傾斜角
度40゜以下の面積率が96.9%である調質圧延ロー
ルを用いて圧下率1.4%で圧延加工し、常法のクロム
めっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和
酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロ
ムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下
の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄
色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°
以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめ
っき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後の
クロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値および拡散
反射モードのL値ともに高い値を示し、金属光沢と濃い
鮮明な色調のバランスのとれた明るい色調に仕上がっ
た。
【0022】
【表1】
【0023】〔実施例2〕常法で製造した0.18mmの
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、表面傾斜
角度5°以下の面積率が24.9%であり、表面傾斜角
度40゜以下の面積率が97.6%である調質圧延ロー
ルを用いて圧下率1.0%で圧延加工し、常法のクロム
めっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和
酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロ
ムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下
の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄
色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°
以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめ
っき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後の
クロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値および拡散
反射モードのL値ともに高い値を示し、金属光沢と濃い
鮮明な色調のバランスのとれた明るい色調に仕上がっ
た。
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、表面傾斜
角度5°以下の面積率が24.9%であり、表面傾斜角
度40゜以下の面積率が97.6%である調質圧延ロー
ルを用いて圧下率1.0%で圧延加工し、常法のクロム
めっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和
酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロ
ムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下
の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄
色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°
以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめ
っき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後の
クロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値および拡散
反射モードのL値ともに高い値を示し、金属光沢と濃い
鮮明な色調のバランスのとれた明るい色調に仕上がっ
た。
【0024】〔実施例3〕常法で製造した0.18mmの
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、表面傾斜
角度5°以下の面積率が30.9%であり、表面傾斜角
度40゜以下の面積率が96.4%である調質圧延ロー
ルを用いて圧下率1.4%で圧延加工し、常法のクロム
めっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和
酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロ
ムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下
の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄
色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°
以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめ
っき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後の
クロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値および拡散
反射モードのL値ともに高い値を示し、金属光沢と濃い
鮮明な色調のバランスのとれた明るい色調に仕上がっ
た。
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、表面傾斜
角度5°以下の面積率が30.9%であり、表面傾斜角
度40゜以下の面積率が96.4%である調質圧延ロー
ルを用いて圧下率1.4%で圧延加工し、常法のクロム
めっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和
酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロ
ムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下
の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄
色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°
以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめ
っき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後の
クロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値および拡散
反射モードのL値ともに高い値を示し、金属光沢と濃い
鮮明な色調のバランスのとれた明るい色調に仕上がっ
た。
【0025】〔実施例4〕常法で製造した0.22mmの
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、表面傾斜
角度5°以下の面積率が40.5%であり、表面傾斜角
度40゜以下の面積率が99.1%である調質圧延ロー
ルを用いて圧下率1.6%で圧延加工し、常法のクロム
めっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和
酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロ
ムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下
の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄
色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°
以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめ
っき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後の
クロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値および拡散
反射モードのL値ともに高い値を示し、金属光沢と濃い
鮮明な色調のバランスのとれた明るい色調に仕上がっ
た。
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、表面傾斜
角度5°以下の面積率が40.5%であり、表面傾斜角
度40゜以下の面積率が99.1%である調質圧延ロー
ルを用いて圧下率1.6%で圧延加工し、常法のクロム
めっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和
酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロ
ムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下
の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄
色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°
以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめ
っき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後の
クロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値および拡散
反射モードのL値ともに高い値を示し、金属光沢と濃い
鮮明な色調のバランスのとれた明るい色調に仕上がっ
た。
【0026】〔実施例5〕常法で製造した0.32mmの
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、表面傾斜
角度5°以下の面積率が55.9%であり、表面傾斜角
度40゜以下の面積率が99.5%である調質圧延ロー
ルを用いて圧下率1.5%で圧延加工し、常法のクロム
めっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和
酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロ
ムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下
の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄
色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°
以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめ
っき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後の
クロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値および拡散
反射モードのL値ともに高い値を示し、金属光沢と濃い
鮮明な色調のバランスのとれた明るい色調に仕上がっ
た。
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、表面傾斜
角度5°以下の面積率が55.9%であり、表面傾斜角
度40゜以下の面積率が99.5%である調質圧延ロー
ルを用いて圧下率1.5%で圧延加工し、常法のクロム
めっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和
酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロ
ムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下
の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄
色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°
以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめ
っき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後の
クロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値および拡散
反射モードのL値ともに高い値を示し、金属光沢と濃い
鮮明な色調のバランスのとれた明るい色調に仕上がっ
た。
【0027】〔比較例1〕常法で製造した0.19mmの
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、従来のス
クラッチ状の表面仕上げとした。引き続き、常法のクロ
ムめっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水
和酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのク
ロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以
下の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で
黄色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5
°以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロム
めっき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後
のクロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値は高い値
を示し、明るい金属光沢を有するが、拡散反射モードの
L値は低い値を示し、濃い鮮明な色調は得られなかっ
た。
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、従来のス
クラッチ状の表面仕上げとした。引き続き、常法のクロ
ムめっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水
和酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのク
ロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以
下の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で
黄色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5
°以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロム
めっき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後
のクロムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値は高い値
を示し、明るい金属光沢を有するが、拡散反射モードの
L値は低い値を示し、濃い鮮明な色調は得られなかっ
た。
【0028】〔比較例2〕常法で製造した0.18mmの
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、従来のダ
ル状の表面仕上げとした。引き続き、常法のクロムめっ
き法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和酸化
クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロムめ
っき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下の面
積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄色印
刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下
および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめっき
鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後のクロ
ムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値は高い値を示
し、明るい金属光沢を有するが、拡散反射モードのL値
は低い値を示し、濃い鮮明な色調は得られなかった。
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、従来のダ
ル状の表面仕上げとした。引き続き、常法のクロムめっ
き法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和酸化
クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロムめ
っき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下の面
積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄色印
刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下
および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめっき
鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後のクロ
ムめっき鋼板は、鏡面反射モードのL値は高い値を示
し、明るい金属光沢を有するが、拡散反射モードのL値
は低い値を示し、濃い鮮明な色調は得られなかった。
【0029】〔比較例3〕常法で製造した0.18mmの
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、従来のダ
ル状の表面仕上げとした。引き続き、常法のクロムめっ
き法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和酸化
クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロムめ
っき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下の面
積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄色印
刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下
および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめっき
鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後のクロ
ムめっき鋼板は、拡散反射モードのL値は高い値を示
し、濃い鮮明な色調を有するが、鏡面反射モードのL値
は低い値を示し、明るい金属光沢は得られなかった。
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、従来のダ
ル状の表面仕上げとした。引き続き、常法のクロムめっ
き法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水和酸化
クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのクロムめ
っき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以下の面
積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で黄色印
刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下
および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロムめっき
鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後のクロ
ムめっき鋼板は、拡散反射モードのL値は高い値を示
し、濃い鮮明な色調を有するが、鏡面反射モードのL値
は低い値を示し、明るい金属光沢は得られなかった。
【0030】〔比較例4〕常法で製造した0.32mmの
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、従来のス
クラッチ状の表面仕上げとした。引き続き、常法のクロ
ムめっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水
和酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのク
ロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以
下の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で
黄色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5
°以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロム
めっき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後
のクロムめっき鋼板は、拡散反射モードのL値は高い値
を示し、濃い鮮明な色調を有するが、鏡面反射モードの
L値は低い値を示し、明るい金属光沢は得られなかっ
た。
冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに際し、従来のス
クラッチ状の表面仕上げとした。引き続き、常法のクロ
ムめっき法を用いて、金属クロム量100mg/m2 、水
和酸化クロム量10mg/m2 目標でめっきした。そのク
ロムめっき鋼板の表面傾斜角度5°以下および40゜以
下の面積率を測定した後、インク量30mg/dm2 目標で
黄色印刷を行った。クロムめっき鋼板の表面傾斜角度5
°以下および40°以下の面積率と黄色印刷後のクロム
めっき鋼板の明度を測定した結果を表1に示す。印刷後
のクロムめっき鋼板は、拡散反射モードのL値は高い値
を示し、濃い鮮明な色調を有するが、鏡面反射モードの
L値は低い値を示し、明るい金属光沢は得られなかっ
た。
【0031】
【発明の効果】本発明のクロムめっき鋼板は印刷後の色
調が明るく仕上がり、多様なデザイン、印刷模様を得る
ことが可能である。
調が明るく仕上がり、多様なデザイン、印刷模様を得る
ことが可能である。
【図1】クロムめっき鋼板の表面高さ測定方法の説明
図。
図。
【図2】表面傾斜角度の説明図。
1 クロムめっき鋼板 2 測定間隔Δxにおける表面高さ測定点
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼板の表面傾斜角度5°以下の面積率が
60%以下であり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が
95%以上であることを特徴とする印刷後の表面明度の
高いクロムめっき鋼板。 - 【請求項2】 冷間圧延鋼板を焼鈍後、調質圧延するに
際して、表面傾斜角度5゜以下の面積率が60%以下で
あり、表面傾斜角度40゜以下の面積率が95%以上で
ある調質圧延ロールを用い、該ロールの表面形状をクロ
ムめっき前に鋼板に転写し、その後に該鋼板にクロムめ
っきを施すことを特徴とする印刷後の表面明度の高いク
ロムめっき鋼板の製造方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の調質圧延ロール表面に硬
質層を形成せしめ、該ロールの表面形状をクロムめっき
前に鋼板に転写し、その後に該鋼板にクロムめっきを施
すことを特徴とする請求項2記載の印刷後の表面明度の
高いクロムめっき鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16109195A JPH0910802A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 印刷後の表面明度の高いクロムめっき鋼板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16109195A JPH0910802A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 印刷後の表面明度の高いクロムめっき鋼板およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0910802A true JPH0910802A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15728443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16109195A Withdrawn JPH0910802A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 印刷後の表面明度の高いクロムめっき鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0910802A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023513037A (ja) * | 2020-01-31 | 2023-03-30 | ティッセンクルップ ラッセルシュタイン ゲー エム ベー ハー | テクスチャ表面を有する金属薄板包装製品およびそのような金属薄板包装製品の製造方法 |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP16109195A patent/JPH0910802A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023513037A (ja) * | 2020-01-31 | 2023-03-30 | ティッセンクルップ ラッセルシュタイン ゲー エム ベー ハー | テクスチャ表面を有する金属薄板包装製品およびそのような金属薄板包装製品の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |