JPH0910851A - 鉄筋ベンダー - Google Patents

鉄筋ベンダー

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Publication number
JPH0910851A
JPH0910851A JP15912895A JP15912895A JPH0910851A JP H0910851 A JPH0910851 A JP H0910851A JP 15912895 A JP15912895 A JP 15912895A JP 15912895 A JP15912895 A JP 15912895A JP H0910851 A JPH0910851 A JP H0910851A
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JP
Japan
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reinforcing bar
bending
moving shaft
roller
bending roller
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JP15912895A
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English (en)
Inventor
Yuji Otsubo
勇司 大坪
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Individual
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の曲げローラを準備しなくても、曲げロ
ーラと支柱との鉄筋挟持間隔を簡便迅速かつ自在に変更
することができ、しかも異形鉄筋の円滑な曲げ加工を達
成できる鉄筋ベンダーを提供すること。 【構成】 加工すべき鉄筋の曲げ中心を形成する鉄筋支
持支柱20と、該支柱20に対して前記鉄筋を押圧する
曲げローラ45と、該曲げローラ45を支持する移動軸
44と、該移動軸44を支持し、前記移動軸44を所定
の湾曲経路に沿って回動させる回動部材(回転テーブル
43)と、該回動部材43を伝達機構を介して回動させ
る駆動モータと、前記鉄筋に付与された曲げ力の反力を
負担する鉄筋支持部材47と、を備えた鉄筋ベンダー4
0において、前記曲げローラ45は、その外周に軸受を
介在させ回転リング49が取り付けられ、かつ内側面に
前記移動軸44に形成された所定ピッチの凸凹と同一ピ
ッチで凹凸が形成された少なくとも1つ以上の偏心した
挿嵌孔44’が形成されており、前記曲げローラ45
が、前記移動軸44に廻りどめ状態で着脱自在に嵌合支
持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート用の
鉄筋などの丸鋼棒や異形鉄筋(以下、鉄筋という)を折
り曲げるための鉄筋ベンダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築工事現場で使用される鉄筋を
任意の半径で所望する角度に曲げる鉄筋ベンダーとし
て、施工現場に搬送して作業を行なう可搬式の鉄筋ベン
ダーは種々知られている。
【0003】このような可搬式の鉄筋ベンダーは、一般
にほぼ立方形の機枠の側面に折り畳み式の把手が備えら
れ、持ち運びができるようになっている。機枠上面に備
えた天板に円弧状の湾曲溝が穿設され、この湾曲溝を通
して移動軸が上方に突出するように設けられている。そ
して、この移動軸は曲げローラの中心を回転支持してい
る。また、この湾曲溝を形成する円弧の中心位置には、
加工すべき鉄筋を受ける支柱が取り付けられている。さ
らに天板には、鉄筋に付与された曲げ力に抗する反力を
負担する鉄筋支持部材が移動調節可能に固定されてい
る。
【0004】かかる鉄筋ベンダーにおいては、鉄筋Pの
基部が支柱と鉄筋支持部材との間に、曲げ部が支柱と曲
げローラとの間に充填される。そして、機枠内に備えら
れた駆動モータを駆動し、伝達機構を介して曲げローラ
の下方に支持されている移動軸、ひいては該移動軸に取
り付けられた回動部材を回転させる。そうすると、回動
部材に立設された移動軸は、支柱を中心として所定角度
まで湾曲溝に沿って旋回移動し、移動軸に支受された曲
げローラが鉄筋を押圧しながら湾曲溝に沿って所定の角
度まで前進移動する。この結果、固定ローラを中心とし
た曲げ力が鉄筋に作用し、鉄筋は、固定ローラを中心と
した所定角度に折り曲げるようになっている。
【0005】この種の鉄筋ベンダーでは、鉄筋の径寸法
(太さ)に合わせて、支柱と鉄筋支持部材との間の鉄筋
挟持間隔、および曲げローラと支柱との間の鉄筋挟持間
隔を適宜調節しなければならない。支柱と鉄筋支持部材
との間の鉄筋挟持間隔の調節は、鉄筋支持部材を固定し
ている例えば締結ボルトを緩めて鉄筋支持部材を移動さ
せることによって行うようになっている。また、曲げロ
ーラと支柱との間の鉄筋挟持間隔の調節は、異なる半径
の曲げローラを複数用意しておき、鉄筋の径寸法(太
さ)に合ったものを移動軸に交換装着するようになって
いる(例えば特開平6−041920号、特開平6−0
47447号明細書参照など)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
鉄筋ベンダーは、未だ、以下のような課題を有してい
た。即ち、このように鉄筋を径寸法(太さ)に合わせて
その都度回転ローラを交換することは、面倒で手間が係
りすぎ作業能率が悪く、異なる半径の曲げローラを複数
用意することはその管理が煩雑となったり、持ち運びが
不便であったり、紛失の心配があるなどの問題があっ
た。
【0007】また、上記の如く設計された鉄筋ベンダー
で異形鉄筋を曲げ加工する時には小径の曲げローラが円
滑に回転し難く、曲げローラと異形鉄筋との接触部に発
生する摩擦係数が大きいため、無理な曲げ加工を施すと
異形鉄筋に過大の内部応力が生じて、鉄筋にキズができ
たり、駆動モータに過大な負担がかかたり、あるいは各
ローラが異常に摩耗されるなどの問題があった。
【0008】さらにまた、鉄筋の径寸法(太さ)や曲げ
角度に対する自由度が低いという不具合があった。
【0009】本発明はこのような事情に鑑み創案された
ものであって、その解決すべき課題は、従来の鉄筋ベン
ダーが有する上記のような問題や不具合を解消すること
であり、その目的とするところは、複数の前記曲げロー
ラを準備しなくても、曲げローラと支柱との鉄筋挟持間
隔を簡便迅速かつ自在に変更することができ、しかも異
形鉄筋の円滑な曲げ加工を達成できる鉄筋ベンダーを提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明が課題を解決する
ために本発明が採った手段は、請求項1の発明は、「加
工すべき鉄筋Pの曲げ中心を形成する支柱16と、該支
柱16に対して前記鉄筋Pを押圧する曲げローラ15
と、該曲げローラ15を支持する移動軸14と、該移動
軸14を支持し、前記移動軸14を所定の湾曲経路13
に沿って回動させる回動部材と、該回動部材を伝達機構
を介して回動させる駆動モータと、前記鉄筋に付与され
た曲げ力の反力を負担する鉄筋支持部材と、を備えた鉄
筋ベンダーにおいて、前記曲げローラ15は、その外周
に軸受を介在させ回転リング19が取り付けられ、かつ
内側面に前記移動軸14に形成された所定ピッチの凸凹
と同一ピッチで凹凸が形成された少なくとも1つ以上の
偏心した挿嵌孔14’が形成されており、前記曲げロー
ラ15が、前記移動軸14に廻りどめ状態で着脱自在に
嵌合支持されている」処に特徴を有する鉄筋ベンダー1
0を、その要旨とするものである。
【0011】なお、前記支柱とは、特に述べない限り、
前記旋回移動する曲げローラにより押圧され曲げ加工さ
れる鉄筋に付与した曲げ力の反力を負担する部材と定義
し、その外縁に沿って巻付け曲げ加工するための曲面部
を有する円柱形状の鉄筋支持支柱や、該鉄筋支持支柱に
例えば回転するローラが軸受を介在して取着された固定
ローラなどをも含む。
【0012】つぎに、請求項2の発明は、「前記支柱
が、天板上に着脱自在に係止固定される基部と、該基部
の中央付近に一体形成され縦断面がいずれも矩形の鉄筋
支持部とからなり、前記加工すべき鉄筋と接する先端
が、該鉄筋の径寸法(太さ)の0.6〜2.0倍の径寸
法の円弧状に成形され、かつその先端より延設された側
壁のうち曲げ鉄筋の曲げ先端が接する側壁が、前記先端
より幅狭となる傾斜状に形成されている」処に特徴を有
する請求項1記載の鉄筋ベンダーを、その要旨とするも
のである。
【0013】つぎに、請求項3の発明は、「前記回動部
材は、前記曲げローラを支持するギアであり、該ギア
は、前記伝達機構を構成する減速手段のギアと噛合す
る」処に特徴を有する請求項1又2のいずれかに記載の
鉄筋ベンダーを、その要旨とするものである。
【0014】つぎに、請求項4の発明は、「前記鉄筋の
曲角度を設定するための制御装置が備えられている」処
に特徴を有する請求項1〜3のいずれかに記載の鉄筋ベ
ンダーを、その要旨とするものである。
【0015】
【作用】このように構成された請求項1の鉄筋ベンダー
10によると、曲げローラ15には挿嵌孔14’が偏心
して形成され、移動軸14に360度の所望する任意方
向に向け挿嵌させるようになっているから、挿嵌時にそ
の偏心量を調整することによって移動軸14(挿嵌孔1
4’)の中心からその周端までの距離を任意に自在に変
更することが可能となり、また、曲げローラ15と支柱
16との間の鉄筋挟持間隔を1つの曲げローラ16で自
在に調節することが可能となる。すなわち、曲げローラ
15と支柱16との間に十分な挿入空間を確保しつつ、
曲げローラ15の外径をかなり大きく設定することがで
き、異なる半径の曲げローラを複数用意したり、鉄筋の
径寸法(太さ)に合ったものをローラ軸に交換取着する
必要がなく、さらにまた持ち運びや管理などの利便性と
作業能率の向上が図れる。
【0016】また、曲げローラ15の外周には、軸受を
介在させ回転リング19が取り付けられており、この回
転リング19が円滑に回転できるようになっているか
ら、例えば異形鉄筋を曲げ加工する時であっても、曲げ
ローラ15と異形鉄筋との接触部に発生する摩擦係数を
小さくすることができ、異形鉄筋に過大の内部応力が生
じて鉄筋が折損の発生を防止でき、異形鉄筋でもその円
滑な曲げ加工を達成することができ、作業能率の向上が
図れ、さらにまた鉄筋ベンダーの全体形状の小型化が図
れる。
【0017】つぎに、請求項2の鉄筋ベンダーによる
と、前記基部の中央付近に一体に形成され縦断面がいず
れも矩形の鉄筋支持部とを有しており、しかも曲げ加工
する鉄筋Pの当接する該鉄筋支持部の先端は、鉄筋Pの
径寸法(太さ)の0.5〜2.0倍の径寸法を有する円
弧状に成形され、全体の形状が略板状に形成されている
から、従来の鉄筋曲げ機に取り付けてある鉄筋支持支柱
や例えば軸支された固定ローラとは異なり、鉄筋支持部
に、付与される曲げ力に抗する反力を十分に負担させ、
鉄筋Pを鋭く曲げることが可能となる。
【0018】そして、円弧状の先端より延設された側壁
のうちの少なくとも曲げ鉄筋の曲げ先端Qの当接する側
壁が該先端より幅狭となる傾斜状に形成されているか
ら、曲げ後、仮に曲げ鉄筋に復帰力が働いたとしても、
十分にこれをカバーすることが可能となる。すなわち、
この構成によれば、鉄筋Pを該鉄筋Pの径寸法(太さ)
の0.5〜2.0倍離間して逆平行な180度のヘアー
ピン形状に確実に曲げ加工することが可能となるととも
に、鉄筋Pの径寸法(太さ)の0.5〜2.0倍の径寸
法で曲げ加工することが可能となる。
【0019】つぎに、請求項3の鉄筋ベンダーによる
と、前記回動部材が前記曲げローラを支持するギアであ
り、該ギアは前記伝達機構を構成する減速手段のギアと
噛合するようになっているから、前記駆動モータの小型
化及び消費電力の節減が図れ、ひいては全体形状の小型
化も図れる。
【0020】つぎに、請求項4の鉄筋ベンダーによる
と、例えば駆動モータにセンサーによって作動する制御
装置が接続され、センサーからの出力信号に基づいて前
記駆動モータに作動信号を送り、この駆動モータを停止
させ、曲げローラの回動角度を制御する構成となってい
るため、鉄筋の曲角度の設定操作を簡便かつ容易に行う
ことができ、誤作動などを防止することができる。
【0021】
【実施例】以下、添付図面に基いて、本発明に係る鉄筋
ベンダーの好ましい実施例について詳細に説明するが、
その要旨を越えない限り、以下の実施例により本発明が
限定されるものではない。
【0022】実施例1の鉄筋ベンダー10は、図1に部
分外観斜視図で示したように、全体に略ボックス状に形
成された機枠11の天板12の所定位置に、加工すべき
鉄筋Pの曲げ中心を形成する支柱(固定ローラ)16
と、鉄筋Pに付与された曲げ力に抗する反力を負担する
鉄筋支持部材17とが配置固定してある。また、機枠1
1内には、移動軸14を湾曲溝13に沿って回動させる
ための図示しない駆動モータ、及び駆動力を伝達するた
めの図示しない伝達手段が備えてあり、またその側面に
は、この駆動モータの作動、及び伝達手段を制御するた
めの図示しない操作部が配設されている。また、この鉄
筋ベンダーには、ほぼ立方形の機枠の側面に折り畳み式
の把手が備えられ、持ち運びができるようになってい
る。
【0023】前記操作部は、主電源を接続する起動スイ
ッチ、起動状態を表示するパイロットランプ、駆動モー
タを始動させる始動スイッチ、及び緊急停止のための非
常停止ボタンを備えている。操作部は又、曲げローラ1
5の運動を規制し、鉄筋Pの曲げ角度を調節するための
曲げ角度調節装置を備えるようにしてもよい。
【0024】天板12には略半円弧状に所定の曲率半径
で延びる湾曲溝13が形成され、湾曲溝13を貫通して
上方に延びる移動軸14に曲げローラ15が嵌合支承さ
れ、湾曲溝13に沿って移動する曲げローラ15により
鉄筋Pに曲げ荷重を付与するようになっている。移動軸
14の下端部は旋回アーム又はこれに代わるものに固定
されている。
【0025】またこの湾曲溝13を形成する円弧の中心
位置には、加工すべき鉄筋Pを受ける支柱(固定ロー
ラ)16が配置固定されている。さらに天板12には、
鉄筋Pに付与された曲げ力に抗する反力を負担する鉄筋
支持部材17が、締結ボルト18により移動調節可能に
固定されている。
【0026】曲げローラ15には、前記移動軸14の上
端部に形成した挿嵌部を収容する1つの挿嵌孔14’が
偏心して形成されている。この挿嵌孔14’の内側面に
は、前記移動軸14の挿嵌部に形成された所定ピッチの
凸凹と同一ピッチで凹凸が形成されており、そして、こ
の移動軸14に、360度の所望する任意方向に向けた
挿嵌孔14’を回転不可能に固定された廻りどめ状態で
嵌合支承するようになっている。
【0027】加工する鉄筋の径寸法(太さ)に合わせて
曲げローラ15と固定ローラ16との間の鉄筋挟持間隔
を変更する場合には、まず、移動軸14から曲げローラ
15を上方に引き上げて抜いた後、360度の任意方向
に回して再度位置合わせをした後、移動軸14に挿嵌す
ることによって、位置調整を行うことができる。
【0028】なお、曲げローラ15の抜け止めは、曲げ
ローラ15と移動軸14との両方に跨る座金をボルトで
締付けることにより行うこともできる。これによって、
曲げローラ15と支柱(固定ローラ)16との間の鉄筋
挟持間隔を鉄筋の径寸法に合わせて確実に調節固定する
ことが可能となる。
【0029】また、曲げローラ15の外周には、軸受を
介在させ回転リング19が取り付けられており、この回
転リング19が円滑に回転できるようになっている。こ
れは、曲げローラ15は、前記移動軸14に回転不能に
固定され、曲げローラ15と支柱(固定ローラ)16と
の間に鉄筋Pを挟持したままの状態で前記円弧上の湾曲
溝13に沿って回動するため、鉄筋Pを曲げ加工してい
るときの曲げローラ15と鉄筋Pとの接触部に発生する
摩擦係数をより小さくして、曲げローラ15がスムース
に回転移動するようにしておく必要があるからである。
したがって、このような構成とすることにより、特に鉄
筋Pが異形鉄筋であっても、この異形鉄筋に過大の内部
応力が生じて鉄筋が折損することなどを防止することが
できるから、複数本の異形鉄筋でもその円滑な曲げ加工
を容易に達成することができ、作業能率の向上が図れる
ようになるのである。
【0030】なお、この実施例においてはベアリングを
使用する公知の所謂深溝玉軸受が取り付けられている
が、他の例えばラジアル玉軸受やスナスト玉軸受、ある
いは所謂ころ軸受と呼ばれる軸受などを介在させて前記
回転リングを取り付けるようにしてもよい。
【0031】また、前記移動軸14の上端部に形成した
挿嵌部を収容する挿嵌孔14’を、曲げローラ15の中
心からの距離がそれぞれ異なる2つの偏心した位置にそ
れぞれ形成することもできる。この挿嵌孔14’のそれ
ぞれの内側面には前記移動軸14の挿嵌部に形成された
所定ピッチの凸凹と同一ピッチで凹凸が形成されてお
り、この移動軸14に、360度の所望する任意方向に
向けた挿嵌孔14’を回転不可能に固定した廻りどめ状
態で嵌合支承するようになっているので、曲げローラ1
5と固定ローラ16との間の鉄筋挟持間隔を鉄筋の径寸
法に合わせてより厳密に調節固定することが可能となる
のである。
【0032】つぎに、加工する鉄筋の径寸法(太さ)に
合わせて支柱(固定ローラ)16と鉄筋支持部材17と
の間の鉄筋挟持間隔を変更する場合には、従来と同様
に、まず、鉄筋支持部材17を固定している締結ボルト
18を緩めた状態で鉄筋支持部材17を鉄筋Pと直交方
向に移動させて鉄筋pの径寸法(太さ)に合わせた後、
締結ボルト18を締めて固定する。これによって、支柱
(固定ローラ)16と鉄筋支持部材17との間の鉄筋挟
持間隔を鉄筋の径寸法に合わせて調節することが可能と
なる。
【0033】つぎに、図2に示す実施例2の鉄筋ベンダ
ーは、前記天板22に嵌合孔が形成され、該嵌合孔に前
記支柱16に代えて鉄筋支持支柱30が着脱自在に嵌合
支承されている点を除けば、実施例1と実質的に同じで
ある。
【0034】鉄筋支持支柱30をさらに詳細に説明する
と、この鉄筋支持支柱3は、厚い鉄板を所定形状に削成
して作製した後、焼き入れ処理加工したものであり、図
3に示すように、天板22の上面に形成された嵌合孔に
嵌合する形状に形成された基部31と、この基部31の
上面の中央に備えられた、高さ3cm長さ5cmの鉄筋
支持部32とからなり、前記鉄筋支持部32の先端のう
ち加工する鉄筋Pの当接する先端33は、該鉄筋Pの径
寸法(太さ、10mm)よりやや大きい11mmの径寸
法を有する円弧状に成形されており、この先端33から
延設する長さ5cmの側壁34a、34bは、円弧状の
先端33より幅狭となるテーパ状に形成されており(他
端35は約0.85mmである)、その縦断面形状はい
ずれも矩形である。
【0035】なお、側壁34a、34bにおいて、少な
くとも曲げ鉄筋の曲げ先端が当接する側面34bが円弧
状の先端より幅狭となる傾斜状に形成されていればよ
い。
【0036】基部31の縁部には6つの貫通孔36が穿
設されており、この貫通孔36を介して備えた締結ボル
トの雄ネジ37を、前記嵌合孔に備えたそれぞれのネジ
穴に螺合させ、前記鉄筋支持部32を天板22上に立設
固定するようになっている。
【0037】鉄筋支持部32の大きさは、鉄筋Pに付与
された曲げ力に抗する反力を負担することができる範囲
内であれば、適宜設計変更可能である。すなわち、円弧
状の先端33の径寸法は曲げ加工する鉄筋Pの径寸法と
曲率によって一義的に決まる、鉄筋Pの径寸法の0.5
〜2.0倍相当の径寸法であり、例えば鉄筋の径寸法が
10mmである場合を例にすると、鉄筋支持部の長さは
適宜設計変更可能であるが好適には15〜50mmであ
り、また、鉄筋支持部の高さは好適には50mm未満で
ある。
【0038】従来、鉄筋を径寸法(太さ、8〜16m
m)離間して平行なヘアーピン形状に曲げ加工すると、
例えば加工すべき鉄筋(10mm)を受ける固定ローラ
若しく支柱の径寸法が20mmよりも小さい従来の円柱
形状では、固定ローラ若しくは支柱に付与された曲げ力
に抗する反力を負担することができずに折れ曲がってし
まうために、鉄筋を径寸法(太さ)離間して平行なヘア
ーピン形状に曲げ加工することができなかった。
【0039】しかしながら、鉄筋支持支柱30の鉄筋支
持部32は、これに付与される曲げ力に抗する反力を十
分に負担させることができるため、従来の鉄筋ベンダー
とは異なり、丸棒の鉄筋や異形鉄筋などを鋭く曲げても
前記鉄筋鉄筋支持支柱が簡単に折れ曲がることがなく、
また鉄筋支持支柱の側壁のうち少なくとも鉄筋の曲げ先
端が当接する側壁が、円弧状の先端より幅狭となる傾斜
状に形成されており、曲げ後仮に鉄筋に復帰力が働いた
としても十分にこれをカバーすることができるために、
鉄筋を該鉄筋の径寸法(太さ)の0.5〜2.0倍離間
して逆平行なヘアーピン形状に簡便かつ確実、そして迅
速に曲げ加工することができる。
【0040】実施例3の鉄筋ベンダー40は、図4に示
すように、全体に略ボックス状に形成された機枠41の
天板の中央に図示しない鉛直中心軸が配置固定され、該
鉛直中心軸に回動テーブル43が回動自在に嵌合支承さ
れ、かつ前記中心軸の上部にはネジ穴が備えられ、曲げ
加工する鉄筋Pの曲げ中心を形成するための鉄筋支持支
柱20が、その基部縁部に穿設された6つの貫通孔を介
して締結ボルトの雄ネジを螺合支承することによって前
記鉄筋支持部を立設固定するようになっている。
【0041】また、この回転テーブル43の周縁近傍に
は移動軸44が立設され、該移動軸44に、中心から偏
心した位置に形成され、その内側面に前記移動軸44に
形成された所定ピッチの凸凹と同一ピッチで凹凸が形成
された挿嵌孔44’を有する前記曲げローラ45を、3
60度の所望する任意方向に向けて廻りどめ状態で装脱
可能に装着固定するように構成されている。
【0042】一方、駆動モータの駆動軸に駆動ギアが連
結して備えられ、前記回転テーブル42の下面に取り付
けた従動ギアに噛合って、回転テーブル43を回動させ
るように構成されている。また、機枠41の前面には図
示しない角度設定ハンドルが備えてあり、このハンドル
の調整により決められた角度だけ回転テーブル43を回
動させるように構成されている。
【0043】なお、前記回転テーブル43の下面外縁部
に円弧状の係合突起を形成し、かつこの係合突起の内側
に、前記駆動ギアと噛合する従動ギアを備え、回転テー
ブル43を回動させるようにしてもよい。
【0044】以上の点を除けば他の構成は実施例2と実
質的に同一の構成となっており、実施例2の鉄筋ベンダ
ー20と実質的に同一の作用効果を奏するので、繰り返
して述べない。
【0045】つぎに、図5は、実施例4の鉄筋ベンダー
50の縦断面図である。図5に示すように、駆動モータ
の出力軸52が機枠内に延び、回転軸の先端部に形成さ
れた駆動ギアが、従動ギア53と噛合している。従動ギ
ア53は、機枠に回転自在に支持された垂直な第1軸5
4に固定されている。ピニオンギア55が従動ギア53
に隣接して第1軸54に固定され、ピニオンギア55は
ラージギア56に噛合している。ラージギア56は、機
枠に回転自在に支持された第2軸57に相対回転可能に
支持され、電磁クラッチ58によって、第2軸57と選
択的に連結される。
【0046】第2軸57の上端部に形成された出力ギア
59が、中間ギア60と噛合している。中間ギア60
は、機枠に回転自在に支持された垂直な第3軸61の上
部分に固定されている。ピニオンギア62が第3軸61
の上部分に固定され、ローラ駆動ギア63と噛合してい
る。また、渦巻バネ64が第3軸61の周囲に配置され
ている。渦巻バネ64の内端部は、図示しないネジ又は
ボルトによって第3軸61に固定され、外端部は図示し
ないネジに機枠の側壁に固定されている。渦巻バネ64
は、曲げローラ66を初期位置に保持するように第3軸
61を付勢する。
【0047】ローラ駆動ギア63は、機枠に回転自在に
支持された垂直な第4軸67に固定されている。スプロ
ケット68が第4軸67の下端部分に回転可能に支持さ
れており、スプロケット68は、側方に延びる支持アー
ム69を備えている。スプロケット68は、調節ダイヤ
ルによって回転される図示しない操作用スプロケットと
対をなしており、スプロケット68及び操作用スプロケ
ットにローラチェーン71が巻き掛けられている。リミ
ットスイッチ72が支持アーム69の先端部に取り付け
られており、リミットスイッチ72はローラ駆動ギア6
3の隆起部63aと接触し得る接触子72aを備えてい
る。
【0048】第4軸67は、天板を貫通して上方に延
び、その上端部に前記鉄筋支持支柱30が取り付けられ
ている。鉄筋支持支柱30は、その基部の縁部に穿設さ
れた6つの貫通孔を介して締結ボルト73が第4軸67
の上端軸心部に締結され、第4軸67に担持される。
【0049】リミットスイッチ72の反対側に位置する
ローラ駆動ギアー63の周辺領域には、移動軸75が固
定され、移動軸75は、ローラ駆動ギア63から上方に
延び、湾曲溝を貫通している。移動軸75の上端部には
所定ピッチの凸凹が形成してある。
【0050】移動軸75には、中心軸線から偏心した位
置に形成され、その内側面に前記移動軸75に形成され
た所定ピッチの凸凹と同一ピッチで凹凸が形成された挿
嵌孔76を有する前記曲げローラ66が、回転不能で嵌
合支承されている。なお、曲げローラ66の外周には、
軸受を介在させ回転リングが取り付けてある。
【0051】
【発明の効果】以上説明した本発明に係る鉄筋ベンダー
によれば、曲げローラに偏心して形成され360度の所
望する任意方向に向けた挿嵌孔が、前記移動軸に着脱自
在に嵌合支持されているので偏心量を自在に調整するこ
とができ、これにより曲げローラの中心(挿嵌孔の中
心)からその外周までの距離を自在に変更することがで
きるから、1つの曲げローラで異なる鉄筋の径寸法に対
応させることができる。すなわち、異なる半径の曲げロ
ーラを複数用意したり、鉄筋の径寸法(太さ)に合った
ものをローラ軸にその都度交換装着する必要がなく、し
かも所望する任意の角度に曲げることができ、迅速に対
応することができる。
【0052】特に、前記移動軸の中心軸線からの距離が
互いに異なる複数の前記偏心した挿嵌孔を形成した曲げ
ローラにあっては、曲げローラの中心(挿嵌孔の中心)
からその周端までの距離を高精度で自在に変更すること
ができ、曲げローラと固定ローラ(若しくは鉄筋支持支
柱)との間の鉄筋挟持間隔を1つの曲げローラでも高精
度に調節することが可能となる。
【0053】また、本発明に係る鉄筋ベンダーは、鉄筋
ベンダー自体を小型化することができるから、作業現場
で鉄筋の曲げ加工ができるとともに、曲げローラの管理
などが容易である。さらにまた、鉄筋ベンダーを持ち運
ぶ際に曲げローラを紛失することもなく、施工現場に搬
入することを忘れて再び取りに戻ることもないので、作
業能率の向上を図ることができる。
【0054】つぎに、前記曲げローラの外周には、軸受
を介在させ回転リングが取り付けてあるので、例えば異
形鉄筋を曲げ加工する時であっても、この回転リングが
円滑に回転して曲げローラと異形鉄筋との接触部に発生
する摩擦係数を小さくすることができる。したがって、
従来のように異形鉄筋に過大の内部応力が生じて鉄筋に
キズができることや、駆動モータに過大な負担がかかる
こと、各ローラが異常に摩耗されることなどを防止する
ことができる。すなわち、異形鉄筋でも、所望する任意
の角度に簡便迅速且つ確実に曲げ加工することができ
る。
【0055】つぎに、請求項2の鉄筋ベンダーによる
と、上記の作用効果に加えて、特に、前記鉄筋支持部
が、従来の鉄筋ベンダーに取り付けてある太い鉄筋支持
支柱や固定ローラを軸支する軸心とは異なり、縦断面が
いずれも矩計の長い板状に形成されて、鉄筋に付与され
る曲げ力に抗する反力を十分に負担させることができる
ようになっているから、丸棒の鉄筋や異形鉄筋などを鋭
く曲げても前記鉄筋支持部が簡単に折れ曲がることがな
い。
【0056】また、加工する鉄筋の接する鉄筋支持部の
先端は、鉄筋の径寸法(太さ)の0.5〜2.0倍の径
寸法を有する円弧状に成形されており、しかも円弧状に
成形された先端より延設された側壁のうち曲げ鉄筋の曲
げ先端が接する側壁が前記円弧状に成形された先端より
幅狭となる傾斜状に形成されているから、曲げ後仮にこ
の鉄筋に復帰力が働いたとしても十分にこれをカバーし
て例えば鉄筋の径寸法(太さ)の0.5〜2.0倍離間
して平行なヘアーピン形状に簡便で確実に、しかも迅速
に曲げることができる。
【0057】また、請求項2の鉄筋ベンダーを使用し
て、その上端を鋭く曲げ加工した鉄筋を例えば建築用の
布基礎やベタ基礎を組み上げる際の働き筋として使用す
れば、上端に主筋を簡便で確実、しかも迅速に係止させ
ることができ、しかも基礎の幅が狭い例えばお風呂の布
基礎などのようなコンクリート基礎の中に埋設すること
ができるから、従来のように、工現場においてこれらの
働き筋の上端が刺さって怪我をするという労働災害を未
然に防止することができる。
【0058】さらにまた、従来手作業によってしか作製
できなかった鋭く曲げ加工された鉄筋を、簡便かつ迅速
に作製することができ、曲げ後の当該鉄筋にあっては、
その上端を鋭く曲げ加工した鉄筋を支柱として使用すれ
ば曲げ加工部に例えば鉄板の上端を挿嵌してこれを垂設
させることができるなど、建築分野や土木建築分野など
において、多岐多様な目的に使用することができる有益
なものとなるのである。
【0059】つぎに、請求項3の鉄筋ベンダーは、上記
の作用効果に加えて、特に、前記回動部材が前記曲げロ
ーラを支持するギアであり、該ギアは前記伝達機構を構
成する減速手段のギアと噛合するようになっているか
ら、前記駆動モータの小型化及び消費電力の節減が図
れ、ひいては全体形状の小型化を図ることができる。
【0060】つぎに、請求項4の鉄筋ベンダーは、請求
項1〜3のいずれに記載の鉄筋ベンダーが奏する作用効
果に加えて、特に、例えば駆動モータにセンサーによっ
て作動する制御装置が接続され、センサーからの出力信
号に基づいて前記駆動モータに作動信号を送り、この駆
動モータを停止させ、曲げローラの回動角度を制御する
ことができるので、鉄筋の曲角度の設定操作を簡便かつ
容易に行うことができ、誤作動などを確実に防止するこ
とができる。そして、異形鉄筋でも、所望する任意の角
度に簡便迅速且つ確実に曲げ加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における鉄筋ベンダーを示す
部分外観斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例における鉄筋ベンダーを示
す部分外観斜視図である。
【図3】図2に示した鉄筋ベンダーに配備された鉄筋支
持支柱の斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例における鉄筋ベンダーを示
す部分外観斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例における鉄筋ベンダーを示
す縦断面図である。
【符号の説明】
10…鉄筋ベンダー 11…機枠 12…天板 13…湾曲部 14…移動軸 14’…挿嵌孔 15…曲げローラ 16…支柱(固定ローラ) 17…鉄筋支持部材 18…締結ボルト 19…回転リング 20…鉄筋ベンダー 21…機枠 22…天板 23…回転テ−ブル 24…移動軸 24’…挿嵌孔 25…曲げローラ 27…鉄筋支持部材 28…締結ボルト 29…回転リング 30…鉄筋支持支柱 31…基部 32…鉄筋支持部 33…先端 34a…側壁 34b…側壁 35…他端 36…貫通孔 37…雄ネジ 40…鉄筋ベンダー 41…機枠 42…天板 43…回転テ−ブル 44…移動軸 44’…挿嵌孔 45…曲げローラ 47…鉄筋支持部材 48…締結ボルト 49…回転リング 50…鉄筋ベンダー 52…出力軸 53…従動ギア 54…第1軸 55…ピニオンギア 56…ラージギア 57…第2軸 58…電磁クラッチ 59…出力ギア 60…中間ギア 61…第3軸 62…ピニオンギア 63…ローラ駆動ギア 63a…隆起部 64…渦巻バネ 66…曲げローラ 67…第4軸 68…スプロケット 69…支持アーム 71…ローラチェーン 72…リミットスイッチ 72a…接触子 73…締結ボルト 75…移動軸 76…挿嵌孔 P…曲げ加工される鉄筋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工すべき鉄筋の曲げ中心を形成する支
    柱と、該支柱に対して前記鉄筋を押圧する曲げローラ
    と、該曲げローラを支持する移動軸と、該移動軸を支持
    し、前記移動軸を所定の湾曲経路に沿って回動させる回
    動部材と、該回動部材を伝達機構を介して回動させる駆
    動モータと、前記鉄筋に付与された曲げ力の反力を負担
    する鉄筋支持部材と、を備えた鉄筋ベンダーにおいて、 前記曲げローラは、その外周に軸受を介在させ回転リン
    グが取り付けられ、かつ内側面に前記移動軸に形成され
    た所定ピッチの凸凹と同一ピッチで凹凸が形成された少
    なくとも1つ以上の偏心した挿嵌孔が形成されており、 前記曲げローラが、前記移動軸に廻りどめ状態で着脱自
    在に嵌合支持されていることを特徴とする鉄筋ベンダ
    ー。
  2. 【請求項2】前記支柱が、天板上に着脱自在に係止固定
    される基部と、該基部の中央付近に一体形成され縦断面
    がいずれも矩形の鉄筋支持部とからなり、 前記加工すべき鉄筋と接する先端が、該鉄筋の径寸法
    (太さ)の0.6〜2.0倍の径寸法の円弧状に成形さ
    れ、かつその先端より延設された側壁のうち曲げ鉄筋の
    曲げ先端が接する側壁が、前記先端より幅狭となる傾斜
    状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の鉄
    筋ベンダー。
  3. 【請求項3】前記回動部材は、前記曲げローラを支持す
    るギアであり、 該ギアは、前記伝達機構を構成する減速手段のギアと噛
    合することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記
    載の鉄筋ベンダー。
  4. 【請求項4】前記鉄筋の曲角度を設定するための制御装
    置が備えられていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の鉄筋ベンダー。
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