JPH09108832A - 溶接構造体およびその溶接方法 - Google Patents

溶接構造体およびその溶接方法

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JPH09108832A
JPH09108832A JP27115295A JP27115295A JPH09108832A JP H09108832 A JPH09108832 A JP H09108832A JP 27115295 A JP27115295 A JP 27115295A JP 27115295 A JP27115295 A JP 27115295A JP H09108832 A JPH09108832 A JP H09108832A
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JP
Japan
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welding
welded
fillet
cylindrical member
electrode
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Application number
JP27115295A
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English (en)
Inventor
Shoichiro Nishitani
昌一郎 西谷
Masaharu Moriyasu
雅治 森安
Shoichiro Hara
正一郎 原
Hiroyuki Fujiwara
弘之 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 すみ肉溶接部のアンダカットの発生を防止す
るために脚長を短くすると溶接部の強度が低下し信頼性
が悪くなる。 【解決手段】 すみ肉溶接部12にすみ肉溶接部12を
横切って両円筒部材10、11の外周面間に延びる第2
の溶接部13を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばスクロー
ル圧縮機の凾体および配管等のような内圧のかかる溶接
構造体およびその溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、円筒部材を連続溶接で溶着して
一体化した溶接構造体の溶接継手には、突き合わせ継手
や重ねすみ肉継手が用いられている。図13は例えば特
公平6−70361号公報に記載された従来の溶接構造
体としてのスクロール圧縮機の凾体の構成を示す断面図
である。図に示された凾体は、円筒状のセンタシェル1
の両端内側に皿状のエンドシェル2、3の端部を嵌合さ
せ、センタシェル1の両端面と両エンドシェル2、3の
端部の外周面との間を、全周にわたってすみ肉溶接4、
5を施し一体に溶着することにより構成されている。
【0003】又、図14、15は特開平1−17077
9号公報に記載された従来の他の溶接構造体としてのス
クロール圧縮機の凾体の構成を示す断面図および部分拡
大断面図である。図に示された凾体は、ドーナツ状の内
部部品6の外周突起部6aを挟んで、円筒状のセンタシ
ェル7の端面と皿状のエンドシェル8の端面とを突き合
わせ、全周にわたって溶接9を施し一体に溶着すること
により構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の溶接構造体は上
記のように構成されているので、図13に示すようにセ
ンタシェル1を直立させてすみ肉溶接4、5を施す場
合、例えばすみ肉溶接4側においてはセンタシェル1の
肉厚以上の脚長を、すみ肉溶接5側においてはエンドシ
ェル3の肉厚以上の脚長をそれぞれ有する溶接部を形成
するとアンダカットが生じるので、良好な溶接部を得る
ために脚長を短くする必要があり、製品としての必要強
度が得られず、さらに、溶接開始部と定常溶接部とを同
じ溶接電極の狙い位置で溶接すると、溶接速度を下げて
も溶接開始部で溶着金属のたれ落ちに起因する融合不良
や、定常溶接部でアンダカットが発生する等の問題点が
あった。
【0005】又、図14、15に示すように内部部品6
を挟んで、センタシェル7とエンドシェル8とを突き合
わせる場合、鋳鉄、鋳鋼製の内部部品6の全周に溶接9
を施して溶着すると、溶接部および熱影響部がマルテン
サイト化して脆くなる。一方、凾体内部に圧力がかかる
と、溶接部を支点にして内部部品6の外周面とセンタシ
ェル7およびエンドシェル8の内周面との間を開く方向
にモーメントが働くため、脆くなった溶接部や熱影響部
に割れが発生するという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、溶接部の強度の向上および溶接
欠陥の発生を防止することが可能な、溶接構造体および
その溶接方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る溶接構造体は、一対の円筒部材の一端同士を嵌合し、
一方の円筒部材の端面と他方の円筒部材の外周面との間
の全周をすみ肉溶接で溶着してなる溶接構造体におい
て、すみ肉溶接部にすみ肉溶接部を横切って両円筒部材
の外周面間に延びる第2の溶接部を形成したものであ
る。
【0008】又、この発明の請求項2に係る溶接構造体
は、請求項1において、第2の溶接部を円周上の対称な
位置に複数箇所形成したものである。
【0009】又、この発明の請求項3に係る溶接構造体
は、請求項2において、各第2の溶接部を同時に形成し
たものである。
【0010】又、この発明の請求項4に係る溶接構造体
は、請求項2において、第2の溶接部は偶数箇所で且つ
2回以上に分けて対称な位置のもの同士を同時に形成し
たものである。
【0011】又、この発明の請求項5に係る溶接構造体
は、一端側の内側に中実部材が嵌合されその端面と中実
部材の外周面との間の全周をすみ肉溶接で溶着された第
1の円筒部材と、第1の円筒部材の一端側の外側に嵌合
されその端面と第1の円筒部材の一端側の外周面との間
の全周をすみ肉溶接で溶着された第2の円筒部材とを備
えたものである。
【0012】又、この発明の請求項6に係る溶接構造体
は、一端側の内側に中実部材が嵌合されその端面と中実
部材の外周面との間の全周を第1のすみ肉溶接で溶着さ
れた第1の円筒部材と、一端が中実部材の外側面に当接
して第1の円筒部材と同軸状に配置され第1のすみ肉溶
接部と一端の外周面との間、または第1の円筒部材の一
端側の外周面と一端の外周面との間の全周を第2のすみ
肉溶接で溶着された第2の円筒部材とを備えたものであ
る。
【0013】又、この発明の請求項7に係る溶接構造体
の溶接方法は、請求項6において、2電極溶接法の先行
電極で第1のすみ肉溶接を行うとともに、後行電極で第
2のすみ肉溶接を行うものである。
【0014】又、この発明の請求項8に係る溶接構造体
は、一端側の内側に中実部材が嵌合されその端面と中実
部材の外周面との間の全周を第1のすみ肉溶接で溶着さ
れた第1の円筒部材と、一端が中実部材の外側面に当接
して第1の円筒部材と同軸状に配置され中実部材の外側
面と一端の外周面との間の全周を第2のすみ肉溶接を行
うとともに第1および第2のすみ肉溶接部を覆って第1
の円筒部材に達する肉盛溶接を行うことにより溶着され
た第2の円筒部材とを備えたものである。
【0015】又、この発明の請求項9に係る溶接構造体
の溶接方法は、請求項8において、2電極溶接法の先行
電極で第1のすみ肉溶接を行うとともに、後行電極で第
2のすみ肉溶接および肉盛溶接を行うものである。
【0016】又、この発明の請求項10に係る溶接構造
体の溶接方法は、請求項8において、第1のすみ肉溶接
を行った後、2電極溶接法の先行電極で第2のすみ肉溶
接を行うとともに後行電極で肉盛溶接を行うものであ
る。
【0017】又、この発明の請求項11に係る溶接構造
体の溶接方法は、請求項8において、第1のすみ肉溶
接、第2のすみ肉溶接および肉盛溶接の順に3電極溶接
法で溶接を行うものである。
【0018】又、この発明の請求項12に係る溶接構造
体は、請求項1、6、8のいずれかにおいて、第2のす
み肉溶接部および肉盛溶接部の線膨張係数を母材のそれ
よりも大にしたものである。
【0019】又、この発明の請求項13に係る溶接構造
体は、請求項12において、母材は鉄鋼材料で第2のす
み肉溶接部および肉盛溶接部はオーステナイト相のFe
−Ni系合金としたものである。
【0020】又、この発明の請求項14に係る溶接構造
体の溶接方法は、すみ肉溶接の電極の狙いを溶接開始部
では角部を、又、定常溶接部では角部から所定の寸法だ
け離れた位置に設定したものである。
【0021】又、この発明の請求項15に係る溶接構造
体は、圧縮機の凾体である。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
溶接構造体の構成を示す断面図、図2は図1における線
II−IIに沿う断面を示す断面図、図3は第2の溶接
部が4箇所の場合の図2に相当する部分を示す断面図、
図4は第2の溶接部が6箇所の場合の図2に相当する部
分を示す断面図である。
【0023】図において、10、11は各一端側で重ね
代30mmにより圧入嵌合された一対の円筒部材で、一
方の円筒部材10は外径120mm、内径110mm、
長さ300mmの熱間圧延軟鋼(SPHC)製のパイプ
で、他方の円筒部材11は外径110mm、内径100
mm、長さ300mmのSPHC製のパイプでそれぞれ
形成されている。12は一方の円筒部材10の端面と他
方の円筒部材11の外周面との間の全周を溶着して一体
化するすみ肉溶接部、13はこのすみ肉溶接部12を横
切って両円筒部材10、11の外周面間に延びるように
MAG溶接によって形成された第2の溶接部で、円周上
120゜の間隔で対称に3箇所配置されている。
【0024】上記のように構成された実施の形態1にお
ける溶接構造体では、すみ肉溶接部12を横切って配置
された第2の溶接部13が溶接後に収縮変形して、一方
の円筒部材10の嵌合部分の径が小さくなるので、他方
の円筒部材11の嵌合部分が一方の円筒部材10によっ
て締め付けられるため、内圧により両円筒部材10、1
1の嵌合部間に働く曲げモーメントの発生が抑制され溶
接部の強度の向上が可能になる。又、第2の溶接部13
を円周上対称な位置に配置したことにより、溶接時にお
ける両円筒部材10、11の変形をバランスさせること
ができるため、曲げモーメントの発生をさらに抑制する
ことが可能になる。
【0025】なお、第2の溶接部13はその形成箇所が
奇数の場合は、その形成箇所数に相当する数の溶接電極
を用い、例えば上記の場合は3本の溶接電極を用いて同
時に形成する。一方、形成箇所が偶数の場合は形成箇所
数に相当する数の溶接電極を用いて同時に形成するか、
複数の溶接電極によって対称が保持される範囲で2回以
上に分けて形成する。すなわち、図3に示すように4箇
所に形成されている場合は、4本の溶接電極を用いて全
ての第2の溶接部13a〜13dを同時に形成するか、
2本の溶接電極を用いて180゜対向する第2の溶接部
13a、13cを同時に形成した後13b、13dを同
時に形成する。又、図4に示すように6箇所に形成され
ている場合は、6本の溶接電極を用いて全ての第2の溶
接部13a〜13fを同時に形成するか、3本の溶接電
極を用いて120゜の間隔で位置する第2の溶接部13
a、13c、13eを同時に形成した後13b、13
d、13fを同時に形成する。
【0026】実施の形態2.尚、上記実施の形態2にお
ける第2の溶接部13の線膨張係数が母材、すなわち両
円筒部材10、11の線膨張係数より大になるように、
例えば実施の形態1におけるように、両円筒部材10、
11がSPHC製のパイプである場合は、Ni系の溶接
ワイヤを用いその添加量をコントロールしながら形成す
ると、Fe−Ni系合金のオーステナイト相になり、線
膨張係数は両円筒部材10、11の線膨張係数より大と
なり、溶接後の収縮変形による締め付け効果はさらに増
大されるため、曲げモーメントの発生をさらに抑制する
ことが可能になる。
【0027】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3における溶接構造体の構成を示す断面図である。図
において、14、15は各一端側で重ね代30mmによ
り圧入嵌合された一対の円筒部材で、一方の円筒部材1
4は外径110mm、内径100mm、長さ300mm
の熱間圧延軟鋼(SPHC)製のパイプで、他方の円筒
部材15は外径120mm、内径110mm、長さ30
0mmのSPHC製のパイプでそれぞれ形成されてい
る。16は一方の円筒部材14の一端側の内側に重ね代
30mmで圧入嵌合された中実部材で、外径100m
m、厚さ35mmのFC25製の円板で形成され、図1
4に示す従来の内部部品6に相当する。17は一方の円
筒部材14の端面と中実部材16の外周面との間の全周
を溶着して一体化するすみ肉溶接部、18は一方の円筒
部材14の外周面と他方の円筒部材15の端面との間の
全周を溶着して一体化するすみ肉溶接部である。
【0028】上記のように構成された実施の形態3にお
ける溶接構造体では、一方の円筒部材14の外周面と他
方の円筒部材15の端面との間の全周にわたって形成さ
れたすみ肉溶接部18が、溶接後に収縮変形する締付力
によって内圧による曲げモーメントの発生を抑制するの
で、すみ肉溶接部18の熱影響部がマルテンサイト化し
て脆くなっていても割れにくくなり、溶接部の強度の向
上を図ることが可能になる。なお、本実施の形態3にお
いても、上記実施の形態2の場合と同様にNi系ワイヤ
を用いて希釈率をコントロールしながら溶接し、Fe−
Ni系合金のオーステナイト相のすみ肉溶接部18を形
成すると、線膨張係数は両円筒部材14、15のそれよ
り大となり、締付効果が増大することは言うまでもな
い。
【0029】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4における溶接構造体の溶接方法の工程を示す図、図
7は図6における溶接構造体の溶接部の詳細を示す断面
図である。図において、19は外径110mm、内径1
00mm、長さ300mmのSPHC製パイプでなる一
方の円筒部材、20は外径90mm、内径80mm、長
さ300mmのSPHC製パイプでなる他方の円筒部
材、21は外径100mm、厚さ20mmのFC25製
円板でなる中実部材で、一方の面に内径90mm、深さ
25mmの凹部21aが形成されている。
【0030】次に、本実施の形態4における溶接構造体
の溶接方法について図6に基づいて説明する。まず、図
6(a)に示すように一方の円筒部材19、中実部材2
1および他方の円筒部材20の順に配置し、次いで図6
(b)に示すように中実部材21を一方の円筒部材19
の内側に重ね代15mmで圧入するとともに、中実部材
21の凹部21aに他方の円筒部材20の一端を圧入す
る。そして、図6(c)に示すように一方の円筒部材1
9の端面と中実部材21の外周面との間の全周に、MA
G溶接により第1のすみ肉溶接部22を形成した後、図
6(d)に示すようにこの第1のすみ肉溶接部22と他
方の円筒部材20の外周面との間、または第1のすみ肉
溶接部22を覆って両円筒部材19、20の外周面の間
の全周にわたってMAG溶接を行い、第2のすみ肉溶接
部23を形成して溶接構造体は一体化される。
【0031】なお、溶接条件は、第1のすみ肉溶接部2
2を形成する場合は、アーク電圧25V、溶接電流25
0A、溶接速度80cm/min、第2のすみ肉溶接部
23を形成する場合は、アーク電圧30V、溶接電流3
00A、溶接速度80cm/minであり、シールドガ
スには20%CO2入りArガスを用いて、15l/m
inの量で溶接部に供給する。又、溶接ワイヤには直径
1.2mmのNi系ワイヤを用いる。
【0032】上記のような溶接方法で構成された実施の
形態4における溶接構造体では、第1のすみ肉溶接部2
2を形成した後、第1のすみ肉溶接部22と他方の円筒
部材20の外周面との間、または第1のすみ肉溶接部2
2を覆って両円筒部材19、20の外周面の間の全周に
第2のすみ肉溶接部23を形成しているので、第2のす
み肉溶接部23の形成時における後熱効果によって、第
1のすみ肉溶接部22の形成時に発生する熱影響部24
がマルテンサイト化して脆化する度合が抑制され、ま
た、両円筒部材19、20の収縮変形による締付力によ
って熱影響部24の残留応力が圧縮となるため、割れが
発生しにくくなり溶接部の強度の向上を図ることが可能
になる。
【0033】又、2電極溶接法を適用して、先行電極で
第1のすみ肉溶接部22を、後行電極で第2のすみ肉溶
接部23をそれぞれ形成するようにすれば、シングル電
極で溶接する場合と比較し、生産性の向上を図ることも
可能になる。
【0034】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5における溶接構造体の溶接方法の工程を示す図、図
9は図8における溶接構造体の溶接部の詳細を示す断面
図である。図において、25は外径110mm、内径1
00mm、長さ300mmのSPHC製パイプでなる一
方の円筒部材、26は外径90mm、内径80mm、長
さ300mmのSPHC製パイプでなる他方の円筒部
材、27は外径100mm、厚さ20mmのFC25製
円板でなる中実部材である。
【0035】次に、本実施の形態5における溶接構造体
の溶接方法について図8に基づいて説明する。まず、図
8(a)に示すように一方の円筒部材25、中実部材2
7および他方の円筒部材26の順に配置し、次いで図8
(b)に示すように中実部材27を一方の円筒部材25
の内側に重ね代15mmで圧入するとともに、中実部材
27の外側の表面に他方の円筒部材26の端面を当接さ
せる。そして、図8(c)に示すように他方の円筒部材
26の端面と中実部材27の外側の表面との間の全周
に、MAG溶接により第2のすみ肉溶接部28を形成す
る。
【0036】次に、図8(d)に示すように一方の円筒
部材26の端面と中実部材27の外周面との間の全周
に、MAG溶接により第1のすみ肉溶接部29を形成す
る。なお、両すみ肉溶接部28、29を形成する際の溶
接条件は、アーク電圧25V、溶接電流250A、溶接
速度80cm/minであり、シールドガスには20%
CO2入りArガスを用いて、15l/minの量で溶
接部に供給する。又、溶接ワイヤには直径1.2mmの
Ni系ワイヤを用いる。
【0037】そして最後に、図8(e)に示すように両
すみ肉溶接部28、29を覆うようにMAG溶接法によ
り肉盛溶接部30を形成する。なお、この肉盛溶接部3
0を形成する際の溶接条件は、アーク電圧32V、溶接
電流350A、溶接速度80cm/minであり、シー
ルドガスには20%CO2入りArガスを用いて15l
/minで溶接部に供給する。又、溶接ワイヤには直径
1.2mmのNi系ワイヤを用いる。
【0038】上記のような溶接方法で構成された実施の
形態5における溶接構造体では、一方の円筒部材25と
中実部材27との間、および中実部材27と他方の円筒
部材26との間に、両すみ肉溶接部28、29をそれぞ
れ形成するとともに、これら両すみ肉溶接部28、29
を覆うように両円筒部材25、26に達する肉盛溶接部
30を形成しているので、両すみ肉溶接部28、29の
形成時に発生する熱影響部31がマルテンサイト化して
脆化しているにもかかわらず、肉盛溶接部30の収縮変
形による締付力によって、熱影響部31の残留応力が圧
縮応力となるため、割れが発生しにくくなり溶接部の強
度の向上を図ることが可能になる。
【0039】尚、2電極溶接法を適用して、先行電極で
第1のすみ肉溶接部28を、後行電極で第2のすみ肉溶
接部29および肉盛溶接部30をそれぞれ形成するよう
にしても良く、又、第1のすみ肉溶接部28を形成した
後、2電極溶接法の先行電極で第2のすみ肉溶接部29
を形成するとともに、後行電極で肉盛溶接部30を形成
するようにしても良く、さらに又、3電極溶接法を適用
して、第1のすみ肉溶接部29、第2のすみ肉溶接部2
8および肉盛溶接部30の順で形成するようにしても良
く、このようにすれば、シングル電極で溶接する場合と
比較し、生産性の向上を図ることも可能になる。
【0040】実施の形態6.図10はこの発明の実施の
形態6における溶接構造体の溶接方法の電極の狙い位置
を示す図である。以下、図10に基づいて実施の形態6
における溶接構造体の溶接方法について説明する。ま
ず、外径110mm、内径100mm、長さ300mm
のSPHC製パイプでなる一方の円筒部材32と、外径
100mm、内径90mm、長さ300mmのSPHC
製パイプでなる他方の円筒部材33とを準備し、他方の
円筒部材33の一端を一方の円筒部材32の内側に重ね
代15mmで圧入する。
【0041】そして、図10(a)に示すように一方の
円筒部材32の外周面と、他方の円筒部材33の端面と
が接する角部(図中Aで示す)に、溶接電極34の狙い
位置を定め溶接を開始する。次に、溶接速度80cm/
minで溶接電極34を周方向に移動させ、溶接長が角
部Aから40mmになった位置で、図10(b)に示す
ように電極速度1mm/secで角部Aから1mm離れ
た位置Bに移動させ、以下、この位置Bに沿って全周に
わたりすみ肉溶接を行う。なお、この際の溶接条件は、
アーク電圧25V、溶接電流250Aであり、シールド
ガスには20%CO2入りArガスを用いて15l/m
inで溶接部に供給する。又、溶接ワイヤには直径1.
2mmのNi系ワイヤを用いる。
【0042】上記のようにして行われる実施の形態6に
おける溶接構造体の溶接方法では、溶接電極34の狙い
位置を溶接開始部では角部Aに、定常溶接部では角部A
から例えば1mm、所定の寸法だけ離れた他方の円筒部
材33側の位置Bに定めて溶接を行うようにしているの
で、溶接がある程度進み両円筒部材32、33が蓄熱効
果によって温度が上昇しても、内側にある一方の円筒部
材32の溶融量は適正に維持されるため、アンダカット
等は発生せず、溶接欠陥の発生を防止することが可能に
なる。なお、上記実施の形態6においては、両円筒部材
32、33を垂直方向に配置して溶接を行う場合につい
て説明したが、水平方向に配置して溶接を行う場合につ
いても同様の効果を発揮し得ることは言うまでもない。
【0043】実施の形態7.図11はこの発明の実施の
形態7における溶接構造体の溶接方法の工程を示す図、
図12は図11における溶接構造体の溶接に用いられる
触針の構成を示す斜視図である。以下、図11に基づい
て実施の形態7における溶接構造体の溶接方法について
説明する。まず、外径120mm、内径110mm、長
さ300mmのSPHC製パイプでなる第1の円筒部材
35と、外径110mm、内径100mmで他端側が半
球状に閉塞されたSPHC製パイプでなる第2の円筒部
材36とを準備する。
【0044】そして、図11(a)に示すように第2の
円筒部材36の一端側を、第1の円筒部材35の内側に
重ね代30mmで圧入する。次に、第1の円筒部材35
の一方の端面(図中Aで示す)を基準に、図12に示す
ように先端に半径2mmのアール面37aを有する触針
37を用いて、図11(b)に示すように第1の円筒部
材35の他方の端面(図中Bで示す)、すなわち、すみ
肉溶接部38を形成する位置までの距離lを測定する。
【0045】ここで、触針37により距離lを測定する
方法を詳しく説明する。まず、図11(b)に示すよう
に触針37をそのアール面37aが、第2の円筒部材3
6の半球状部に接触するように設定し、次いで第1の円
筒部材35の軸方向に移動させると同時に径方向外側に
移動させることによって、図中破線で示すように第1の
円筒部材35の他方の端面Bに接触させる。そして、触
針37の最初に設定された位置からこの他方の端面Bに
接触するまでの距離により、第1の円筒部材35の両端
面A、B間の距離l、すなわち、すみ肉溶接部38を形
成する位置が決定される。
【0046】しかしながら、この距離lにはばらつきが
あるため、予め設定された基準値Lを中心にして所定の
範囲にあるものだけを抽出する。次に基準値Lと測定さ
れた値lとの差に相当するだけ、図11(c)に示すよ
うに溶接電極39を基準の位置から移動させ、図11
(d)に示すようにMAG溶接法によってすみ肉溶接部
38を形成する。なお、この際の溶接条件は、アーク電
圧25V、溶接電流250A、溶接速度80cm/mi
nであり、シールドガスには20%CO2入りArガス
を用いて15l/minで溶接部に供給する。また、溶
接ワイヤには直径1.2mmのNi系ワイヤを用いる。
【0047】上記のような実施の形態7における溶接構
造体の溶接方法では、触針37を用いてすみ肉溶接部3
8を形成する位置を測定し、この測定された結果に基づ
いて溶接電極39の狙い位置を定め溶接を行うようにし
ているので、形状精度の悪い部材を高速溶接しても、溶
接欠陥のない良好な溶接部を得ることが可能となり、
又、触針37の先端にアール面37aを形成したことに
より、複雑な形状の表面でも移動がスムーズとなるた
め、確実に第1の円筒部材35の一方の端面Bの位置を
測定することができる。
【0048】実施の形態8.尚、上記各実施の形態で
は、円筒部材にSPHCを用いた場合について説明した
が、他の鉄鋼材料やアルミニウム合金、銅合金を用いる
ことも可能であり、又、溶接部の形成にMAG溶接法を
用いているが、TIG溶接法やプラズマ溶接法、レーザ
溶接法等の各種溶接法を適用できることは言うまでもな
い。さらに又、例えばスクロール圧縮機等のような圧縮
機の凾体に、上記各実施の形態における溶接構造体を適
用すれば、より性能の優れた圧縮機の提供が可能にな
る。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、一対の円筒部材の一端同士を嵌合し、一方の円筒
部材の端面と他方の円筒部材の外周面との間の全周をす
み肉溶接で溶着してなる溶接構造体において、すみ肉溶
接部にすみ肉溶接部を横切って両円筒部材の外周面間に
延びる第2の溶接部を形成したので、溶接部の強度の向
上をさらに図ることが可能な溶接構造体を提供すること
ができる。
【0050】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、第2の溶接部を円周上の対称な位置に複数
箇所形成したので、溶接部の強度の向上をさらに図るこ
とが可能な溶接構造体を提供することができる。
【0051】又、この発明の請求項3によれば、請求項
2において、各第2の溶接部を同時に形成したので、溶
接部の強度の向上をさらに図ることが可能な溶接構造体
を提供することができる。
【0052】又、この発明の請求項4によれば、請求項
2において、第2の溶接部は偶数箇所で且つ2回以上に
分けて対称な位置のもの同士を同時に形成したので、溶
接部の強度の向上をさらに図ることが可能な溶接構造体
を提供することができる。
【0053】又、この発明の請求項5によれば、一端側
の内側に中実部材が嵌合されその端面と中実部材の外周
面との間の全周をすみ肉溶接で溶着された第1の円筒部
材と、第1の円筒部材の一端側の外側に嵌合されその端
面と第1の円筒部材の一端側の外周面との間の全周をす
み肉溶接で溶着された第2の円筒部材とを備えたので、
溶接部の強度の向上を図ることが可能な溶接構造体を提
供することができる。
【0054】又、この発明の請求項6によれば、一端側
の内側に中実部材が嵌合されその端面と中実部材の外周
面との間の全周を第1のすみ肉溶接で溶着された第1の
円筒部材と、一端が中実部材の外側面に当接して第1の
円筒部材と同軸状に配置され第1のすみ肉溶接部と一端
の外周面との間、または第1の円筒部材の一端側の外周
面と一端の外周面との間の全周を第2のすみ肉溶接で溶
着された第2の円筒部材とを備えたので、溶接部の強度
の向上を図ることが可能な溶接構造体を提供することが
できる。
【0055】又、この発明の請求項7によれば、請求項
6において、2電極溶接法の先行電極で第1のすみ肉溶
接を行うとともに、後行電極で第2のすみ肉溶接を行う
ようにしたので、溶接部の強度の向上は勿論のこと、生
産性の向上を図ることが可能な溶接構造体の溶接方法を
提供することができる。
【0056】又、この発明の請求項8によれば、一端側
の内側に中実部材が嵌合されその端面と中実部材の外周
面との間の全周を第1のすみ肉溶接で溶着された第1の
円筒部材と、一端が中実部材の外側面に当接して第1の
円筒部材と同軸状に配置され中実部材の外側面と一端の
外周面との間の全周を第2のすみ肉溶接を行うとともに
第1および第2のすみ肉溶接部を覆って第1の円筒部材
に達する肉盛溶接を行うことにより溶着された第2の円
筒部材とを備えたので、溶接部の強度の向上を図ること
が可能な溶接構造体を提供することができる。
【0057】又、この発明の請求項9によれば、請求項
8において、2電極溶接法の先行電極で第1のすみ肉溶
接を行うとともに、後行電極で第2のすみ肉溶接および
肉盛溶接を行うようにしたので、溶接部の強度の向上は
勿論のこと、生産性の向上を図ることが可能な溶接構造
体の溶接方法を提供することができる。
【0058】又、この発明の請求項10によれば、請求
項8において、第1のすみ肉溶接を行った後、2電極溶
接法の先行電極で第2のすみ肉溶接を行うとともに後行
電極で肉盛溶接を行うようにしたので、溶接部の強度の
向上は勿論のこと、生産性の向上を図ることが可能な溶
接構造体の溶接方法を提供することができる。
【0059】又、この発明の請求項11によれば、請求
項8において、第1のすみ肉溶接、第2のすみ肉溶接お
よび肉盛溶接の順に3電極溶接法で溶接を行うようにし
たので、溶接部の強度の向上は勿論のこと、生産性の向
上を図ることが可能な溶接構造体の溶接方法を提供する
ことができる。
【0060】又、この発明の請求項12によれば、請求
項1、6、8のいずれかにおいて、第2のすみ肉溶接部
および肉盛溶接部の線膨張係数を母材のそれよりも大に
したので、溶接部の強度の向上をさらに図ることが可能
な溶接構造体を提供することができる。
【0061】又、この発明の請求項13によれば、請求
項12において、母材は鉄鋼材料で第2のすみ肉溶接部
および肉盛溶接部はオーステナイト相のFe−Ni系合
金としたので、溶接部の強度の向上をさらに図ることが
可能な溶接構造体を提供することができる。
【0062】又、この発明の請求項14によれば、すみ
肉溶接の電極の狙いを溶接開始部では角部を、又、定常
溶接部では角部から所定の寸法だけ離れた位置に設定し
たので、溶接欠陥の発生を防止することが可能な溶接構
造体の溶接方法を提供することができる。
【0063】又、この発明の請求項15によれば、溶接
構造体を圧縮機の凾体に適用したことにより、性能の優
れた圧縮機の提供を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における溶接構造体
の構成を示す断面図である。
【図2】 図1における線II−IIに沿う断面を示す
断面図である。
【図3】 第2の溶接部が4箇所の場合の図2に相当す
る部分を示す断面図である。
【図4】 第2の溶接部が6箇所の場合の図2に相当す
る部分を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3における溶接構造体
の構成を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4における溶接構造体
の溶接方法の工程を示す図である。
【図7】 図6における溶接構造体の溶接部の詳細を示
す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5における溶接構造体
の溶接方法の工程を示す図である。
【図9】 図8における溶接構造体の溶接部の詳細を示
す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態6における溶接構造
体の溶接方法の電極の狙い位置を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態7における溶接構造
体の溶接方法の工程を示す図である。
【図12】 図11における溶接構造体の溶接に用いら
れる触針の構成を示す斜視図である。
【図13】 従来の溶接構造体としてのスクロール圧縮
機の凾体の構成を示す断面図である。
【図14】 従来の他の溶接構造体としてのスクロール
圧縮機の凾体の構成を示す断面図である。
【図15】 図14における溶接部の詳細を示す部分拡
大断面図である。
【符号の説明】
10,11,14,15,19,20,25,26,3
2,33 円筒部材、12,17,18,38 すみ肉
溶接部、13,13a〜13f 第2の溶接部、16,
21,27 中実部材、21a 凹部、22,29 第
1のすみ肉溶接部、23,28 第2のすみ肉溶接部、
24,31 熱影響部、30 肉盛溶接部、34,39
溶接電極、35 第1の円筒部材、36 第2の円筒
部材、37 触針、37a アール面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 9/127 501 8315−4E B23K 9/127 501C 9/173 9/173 E 9/23 9/23 A 33/00 33/00 A F04C 18/02 311 F04C 18/02 311B 29/00 29/00 B (72)発明者 藤原 弘之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の円筒部材の一端同士を嵌合し、一
    方の円筒部材の端面と他方の円筒部材の外周面との間の
    全周をすみ肉溶接で溶着してなる溶接構造体において、
    上記すみ肉溶接部に上記すみ肉溶接部を横切って上記両
    円筒部材の外周面間に延びる第2の溶接部を形成したこ
    とを特徴とする溶接構造体。
  2. 【請求項2】 第2の溶接部は円周上の対称な位置に複
    数箇所形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    溶接構造体。
  3. 【請求項3】 各第2の溶接部は同時に形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の溶接構造体。
  4. 【請求項4】 第2の溶接部は偶数箇所で且つ2回以上
    に分けて対称な位置のもの同士が同時に形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の溶接構造体。
  5. 【請求項5】 一端側の内側に中実部材が嵌合されその
    端面と上記中実部材の外周面との間の全周をすみ肉溶接
    で溶着された第1の円筒部材と、上記第1の円筒部材の
    一端側の外側に嵌合されその端面と上記第1の円筒部材
    の一端側の外周面との間の全周をすみ肉溶接で溶着され
    た第2の円筒部材とを備えたことを特徴とする溶接構造
    体。
  6. 【請求項6】 一端側の内側に中実部材が嵌合されその
    端面と上記中実部材の外周面との間の全周を第1のすみ
    肉溶接で溶着された第1の円筒部材と、一端が上記中実
    部材の外側面に当接して上記第1の円筒部材と同軸状に
    配置され上記第1のすみ肉溶接部と上記一端の外周面と
    の間、または上記第1の円筒部材の一端側の外周面と上
    記一端の外周面との間の全周を第2のすみ肉溶接で溶着
    された第2の円筒部材とを備えたことを特徴とする溶接
    構造体。
  7. 【請求項7】 2電極溶接法の先行電極で第1のすみ肉
    溶接を行うとともに、後行電極で第2のすみ肉溶接を行
    うことを特徴とする請求項6記載の溶接構造体の溶接方
    法。
  8. 【請求項8】 一端側の内側に中実部材が嵌合されその
    端面と上記中実部材の外周面との間の全周を第1のすみ
    肉溶接で溶着された第1の円筒部材と、一端が上記中実
    部材の外側面に当接して上記第1の円筒部材と同軸状に
    配置され上記中実部材の外側面と上記一端の外周面との
    間の全周を第2のすみ肉溶接を行うとともに上記第1お
    よび第2のすみ肉溶接部を覆って上記第1の円筒部材に
    達する肉盛溶接を行うことにより溶着された第2の円筒
    部材とを備えたことを特徴とする溶接構造体。
  9. 【請求項9】 2電極溶接法の先行電極で第1のすみ肉
    溶接を行うとともに、後行電極で第2のすみ肉溶接およ
    び肉盛溶接を行うことを特徴とする請求項8記載の溶接
    構造体の溶接方法。
  10. 【請求項10】 第1のすみ肉溶接を行った後、2電極
    溶接法の先行電極で第2のすみ肉溶接を行うとともに後
    行電極で肉盛溶接を行うことを特徴とする請求項8記載
    の溶接構造体の溶接方法。
  11. 【請求項11】 第1のすみ肉溶接、第2のすみ肉溶接
    および肉盛溶接の順に3電極溶接法で溶接を行うことを
    特徴とする請求項8記載の溶接構造体の溶接方法。
  12. 【請求項12】 第2のすみ肉溶接部および肉盛溶接部
    の線膨張係数は母材のそれよりも大であることを特徴と
    する請求項1、6、8のいずれかに記載の溶接構造体。
  13. 【請求項13】 母材は鉄鋼材料で第2のすみ肉溶接部
    および肉盛溶接部はオーステナイト相のFe−Ni系合
    金であることを特徴とする請求項12記載の溶接構造
    体。
  14. 【請求項14】 すみ肉溶接の電極の狙いは溶接開始部
    では角部を、又、定常溶接部では上記角部から所定の寸
    法だけ離れた位置に設定されていることを特徴とする溶
    接構造体の溶接方法。
  15. 【請求項15】 圧縮機の凾体であることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、8、12、13のいず
    れかに記載の溶接構造体。
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