JPH06101411A - 蒸気タービンノズルダイヤフラムの製造方法 - Google Patents

蒸気タービンノズルダイヤフラムの製造方法

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Publication number
JPH06101411A
JPH06101411A JP25235292A JP25235292A JPH06101411A JP H06101411 A JPH06101411 A JP H06101411A JP 25235292 A JP25235292 A JP 25235292A JP 25235292 A JP25235292 A JP 25235292A JP H06101411 A JPH06101411 A JP H06101411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
nozzle
diaphragm
welding
plate
Prior art date
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Application number
JP25235292A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Harada
稔之 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ダイアフラム外輪の内周面とダイアフラム内輪
の外周面で形成される環状の空洞に外輪当板と内輪当板
とノズル板からなるノズルリングを固定して構成される
蒸気タービンノズルダイヤフラムの製造方法において、
外輪当板と内輪当板とノズル板とをスポット溶接によっ
て固定してノズルリングを一体形成し、このノズルリン
グを環状の空洞に嵌合してダイアフラム外輪の内周面と
外輪当板との間隙およびダイアフラム内輪の外周面と内
輪当板との間隙を各々0.2mm未満として密着保持し
つつ、この密着面を電子ビーム溶接により固定するよう
にした。 【効果】加工時間の削減と高精度化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気タービンノズルダ
イヤフラムの製造方法に係り、特に溶接量および溶接箇
所を軽減し、信頼性を格段に向上させる蒸気タービンノ
ズルダイヤフラムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、従来の蒸気タービンノズルダイ
ヤフラムを示す。図において、ダイアフラム内輪1の外
周部とダイアフラム外輪2の内周部との間で、当板4
a,4bにシール溶接により多数個のノズル板3が結合
されてノズル板リング5を形成している。また、ダイア
フラム外輪2の蒸気出口側には、羽根先端部のチップリ
ーク損失を低減するためのチップフィンを設置するスト
リップホルダー6がそれぞれサブマージアーク溶接によ
り結合されている。なお、図7の斜線部で示す箇所Aが
サブマージアーク溶接箇所である。
【0003】このような従来の蒸気タービンノズルダイ
ヤフラムの製造工程を図8を参照して説明すると、ま
ず、内輪当板4bと外輪当板4aを同心円状に組合せ、
これらの当板4a,4bの半径方向にレーザーにて穴明
けされた多数個の支持穴9に多数個のノズル板3の両端
を挿入する。そして、ノズル板3の端部と当板4a,4
bの支持穴9をシール溶接することにより、ノズルリン
グ5を形成する。これにより、図示斜線で示す箇所にシ
ール溶接される。次に、このノズルリング5を既に溶接
箇所が開先加工されたダイアフラム外輪2の内周部とダ
イアフラム内輪1の外周部に嵌合し、それぞれ左右の開
先部をサブマージアーク溶接にて固定する。さらに、ダ
イアフラム外輪2の出口端を整形加工し、開先加工され
たストリップホルダー6をサブマージアーク溶接にて固
定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
蒸気タービンノズルダイヤフラムの製造方法によれば、
サブマージアーク溶接する箇所が5ケ所もあり、ノズル
板などの各部品に発生する逆応力も大きく、溶接変形が
生じやすいという問題がある。
【0005】このため、蒸気ノズルダイアフラムの製作
精度が低下するという欠点があり、溶接変形を見込ん
で、約10mm前後の仕上代を全周にわたり見込んでお
かなければならず意図する最終形状7に仕上げるために
は非常に困難を要する。また、溶接量が多く応力除去の
ため焼きなましを行う必要があり、この焼きなましによ
る変形や酸化皮膜を生じさせたりする等の欠点もある。
さらに、溶接箇所が多く溶接時の入塊も多いということ
は、製作工程が煩雑となり、作業時間が長くなると共に
溶接欠陥が残存しうる可能性も多く、それが原因で経年
的な使用に対するクラックの発生を生じうるものにもな
る。
【0006】そこで、本発明はこのような溶接量、溶接
による入塊を極力減らすことにより溶接時の変形を極力
なくし、精度の向上を図り、かつ、溶接箇所の表面の引
張残留応力を軽減させることができる蒸気タービンノズ
ルダイヤフラムの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ダイ
アフラム外輪の内周面とダイアフラム内輪の外周面で形
成される環状の空洞に外輪当板と内輪当板とノズル板か
らなるノズルリングを固定して構成される蒸気タービン
ノズルダイヤフラムの製造方法において、前記外輪当板
と内輪当板とノズル板とをスポット溶接によって固定し
てノズルリングを一体形成し、このノズルリングを前記
環状の空洞に嵌合して前記ダイアフラム外輪の内周面と
前記外輪当板との間隙および前記ダイアフラム内輪の外
周面と前記内輪当板との間隙を各々0.2mm未満とし
て密着保持しつつ、この密着面を電子ビーム溶接により
固定するようにしたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の蒸気タ
ービンノズルダイヤフラムで溶接時の引張残留応力を軽
減するために前記密着面の両端部から外方へ所定寸法仕
上代として突出部を形成して電子ビーム溶接するように
したものである。
【0009】
【作用】上記構成により、ダイアフラム外輪とダイアフ
ラム内輪との開先加工を省略することができ、溶接後の
焼きなましも省略でき、最終機械加工時間が大幅に削減
される。また、溶接量や溶接による入塊が大幅に減少し
て溶接時の変形が少なくなり、精度の向上が図られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1および図2は本発明の第1実施例を示
す説明図である。ダイアフラム内輪1には、溶接箇所の
近傍のみ仕上代10として突出部を形成し、ダイアフラ
ム外輪2には同様に溶接箇所の近傍のみ仕上代10とし
て突出部を形成している。
【0012】まず、外輪当板4aと内輪当板4bとを所
定間隔に保つ、この間にノズル板3を配置してノズル板
3の両端と外輪当板4aと内輪当板4bと密着させ最小
限のスポット溶接Bでノズル板リング5を組み立てる。
ここで、ダイアフラム内輪1とダイアフラム外輪2とノ
ズルリング5の各々は高精度に加工しておく。特に各部
の接触面は高精度に低速度で変形を避けつつ研磨してお
く。また、組立る際の治具も高精度のものを用いて行
う。
【0013】次に、ダイアフラム外輪2の内周面とダイ
アフラム内輪1の外周面で形成される環状の空洞にノズ
ルリング5を組立治具により嵌合させ、ダイアフラム外
輪2の内周面とノズルリング5の外周面とを0〜0.2
mmの間隙となるように密着させると共に、ダイアフラ
ム内輪1の外周側とノズルリング5の内周面と間隙を0
〜0.2mmの範囲となるように密着させる。こうして
組み合わせた蒸気タービンノズルダイヤフラムを治具で
回転させつつ全周の密着部を電子ビームで溶接して固定
する。この結果、図2に示すように溶接箇所Cが少なく
なり、溶接部分自体大きさもわずかで済むようにしてい
る。
【0014】ここで、上記した密着部の溶接面の間隙を
0.2mm以内とした理由を図3を参照して説明する
と、次の通りである。
【0015】図3は、電子ビームによる溶接面の間隙に
対する内部欠陥発生率を示すデータで、間隙が0.2m
m近傍から大きくなると電子ビーム溶接による割れやブ
ローホール等の内部欠陥の発生が極端に高くなることが
判る。この点、間隙が0.2mm未満では、内部欠陥の
発生が極端に少ない。また、間隙が大きいと、溶接部の
へこみ等の現象が生じ溶接継手としての信頼性が損なわ
れる。
【0016】また、電子ビーム溶接箇所の溶接時の残留
応力は、図4に示す如く表面には引張りの残留応力、内
部には圧縮の残留応力が生じている。電子ビーム溶接で
は、まず、母材の表面が溶解し、金属が蒸発する。さら
に、ビーム孔が形成され、電子ビームが通過すると温度
が下がりビーム孔内の金属蒸気は消失し、溶解金属でう
められ凝固をする。このとき組成はマルテンサイトとな
り、原子間の距離が広がり、体積が膨張するが、内部で
はお互い面が拘束され、溶接部の内部には圧縮残留応力
が生じる。表面は拘束がないため、溶接金属の凝固時に
膨張したマルテンサイト組織には引張り残留応力が生じ
る。この溶接表面に生じる引張り残留応力は、経年的に
溶接面にクラックを生じさせる可能性をもっており、運
用上、信頼性を損なうことになる。そこで、溶接箇所の
みに仕上代を付しておき、表面の残留応力を機械加工に
て削整する。
【0017】このように、電子ビーム溶接にてダイアフ
ラム内輪1、ダイアフラム外輪2、ノズルリング5を固
定することにより、内外輪の開先加工を省略することが
できる。また、溶接時の入塊も従来のサブマージアーク
溶接に比較して極端に減少するので基本的に溶接箇所以
外の仕上代をなくすことができ、さらに、溶接後の応力
除去のための焼きなましも省略でき最終機械加工も最小
限で済むため加工時間の大幅な削減と、高精度化、高信
頼性が得られる。
【0018】次に、本発明の第2実施例を図5および図
6を参照して説明する。
【0019】図5の分解図のように、まず、ダイアフラ
ム外輪2の蒸気出口側にストリップホルダー6を挿入す
る溝8を加工する。そして、ノズル板3を外輪当板4a
および内輪当板4b一体的にスポット溶接にて最小限固
定してノズル板リング5を形成する。
【0020】次に、ダイアフラム外輪2の内周側では、
外輪当板4aと内輪当板4bに組み込まれたノズル板3
を有するノズル板リング5の外周面と密着させる一方、
ダイアフラム内輪1の外周側では、ノズル板リング5の
内周面と密着させる。続いて、ストリップホルダー6を
溝8に嵌合する。上記して各部の全体、つまり、ダイア
フラム外輪2、ダイアフラム内輪1、ノズル板リング
5、ストリップホルダー6が密着させた工程後に、各々
の密着部を電子ビーム溶接によって固定する。この結
果、図6の斜線で示す溶接部分Cにより蒸気タービンノ
ズルダイヤフラムが組立られる。
【0021】このように電子ビーム溶接にてダイアフラ
ム内輪1とダイアフラム外輪2とノズルリング5を固定
することにより、内外輪の開先加工を省略することがで
きる。また、溶接時の入塊も従来のサブマージアーク溶
接に比較して極端に減少するから仕上代を大幅に少なく
することができ、溶接後の応力除去のため焼きなましも
省略でき、最終機械加工も簡単になるため、加工時間の
大幅な削減と高精度化とを両立できる等の効果を奏す
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子ビーム溶接にてダイアフラム内輪とダイアフラム外輪
とノズルリングを密着して固定したから内外輪の開先加
工を省略することができ、また、溶接時の入塊も極端に
減少するから仕上代を大幅に少なくすることができる。
従って、加工時間の大幅な削減と高精度化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す蒸気タービンノズル
ダイヤフラムの製造方法を示す説明図である。
【図2】図1の製造方法で組立られた蒸気タービンノズ
ルダイヤフラムの溶接部分を示す説明図である。
【図3】溶接面の間隙と内部欠陥発生率との関係を示す
説明図である。
【図4】溶接面の残留応力を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す蒸気タービンノズル
ダイヤフラムの製造方法を示す説明図である。
【図6】図3の製造方法で組立られた蒸気タービンノズ
ルダイヤフラムの溶接部分を示す説明図である。
【図7】従来例を示す蒸気タービンノズルダイヤフラム
の溶接部分を示す説明図である。
【図8】従来例を示すノズルリングを組み立てる方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 ダイアフラム内輪 2 ダイアフラム外輪 3 ノズル板 4a 外輪当板 4b 内輪当板 5 ノズルリング 6 ストリップホルダー 10 仕上代

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイアフラム外輪の内周面とダイアフラ
    ム内輪の外周面で形成される環状の空洞に外輪当板と内
    輪当板とノズル板からなるノズルリングを固定して構成
    される蒸気タービンノズルダイヤフラムの製造方法にお
    いて、 前記外輪当板と内輪当板とノズル板とをスポット溶接に
    よって固定してノズルリングを一体形成し、このノズル
    リングを前記環状の空洞に嵌合して前記ダイアフラム外
    輪の内周面と前記外輪当板との間隙および前記ダイアフ
    ラム内輪の外周面と前記内輪当板との間隙を各々0.2
    mm未満として密着保持しつつ、この密着面を電子ビー
    ム溶接により固定することを特徴とする蒸気タービンノ
    ズルダイヤフラムの製造方法。
  2. 【請求項2】 溶接時の引張残留応力を軽減するために
    前記密着面の両端部から外方へ所定寸法仕上代として突
    出部を形成して電子ビーム溶接することを特徴とする請
    求項1記載の蒸気タービンノズルダイヤフラムの製造方
    法。
JP25235292A 1992-09-22 1992-09-22 蒸気タービンノズルダイヤフラムの製造方法 Pending JPH06101411A (ja)

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JP25235292A Pending JPH06101411A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 蒸気タービンノズルダイヤフラムの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2642079A1 (en) * 2012-03-21 2013-09-25 Alstom Technology Ltd Turbine diaphragm construction

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2642079A1 (en) * 2012-03-21 2013-09-25 Alstom Technology Ltd Turbine diaphragm construction

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