JPH09109338A - 保護装飾用着色フイルム - Google Patents

保護装飾用着色フイルム

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JPH09109338A
JPH09109338A JP7269759A JP26975995A JPH09109338A JP H09109338 A JPH09109338 A JP H09109338A JP 7269759 A JP7269759 A JP 7269759A JP 26975995 A JP26975995 A JP 26975995A JP H09109338 A JPH09109338 A JP H09109338A
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JP
Japan
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weight
film
parts
resin
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JP7269759A
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Inventor
Kenji Iwasaki
研二 岩崎
Takemoto Nakai
壯元 中井
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical MKV Co
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 射出成形と同時に成形品の表面に保護装飾膜
を形成するためのフイルムの提供。 【解決手段】 光反射層(A)、着色透明層(B)及び
無色透明層(C)からなる積層フイルムであって、光反
射層(A)が塩化ビニル系樹脂及び該樹脂100重量部
あたり2〜30重量部の可塑剤と0.1〜5重量部の光
反射性顔料を含む厚さ50〜300μmの層であり、着
色透明層(B)が塩化ビニル系樹脂及び該樹脂100重
量部あたり2〜30重量部の可塑剤を含む全光線透過率
10%以上の厚さ50〜200μmの透明層であり、無
色透明層(C)がフッ素系樹脂、アクリル系樹脂または
ウレタン系樹脂のいずれか1種類またはその2種類以上
の混合物からなる厚さ5〜60μmの層であり、光反射
層(A)/着色透明層(B)/無色透明層(C)の順に積
層されてなる保護装飾用着色フイルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外観及び耐候性に
優れた着色フイルムに関し、詳しくは、射出成形法によ
り製造される成形品の表面に射出成形と同時に装飾膜を
形成することができる保護装飾用着色フイルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、顔料等により着色された不透
明または透明な主として塩化ビニル系樹脂フイルムから
なる装飾用フイルムが、家具や壁装材の表面意匠性向上
のために用いられたり、看板や車両の塗装の代替等の用
途に使用されている。このようなフイルムは、通常成形
品の製造後に貼り着けられるため、三次曲面への追従性
が不十分で、例えば射出成形品のような曲率半径の小さ
い成形品には適用が困難であった。
【0003】このような問題を解決して、射出成形品に
意匠を付与するための方法として、例えば特公平5−4
1089号公報においては離型性フイルムに透明層(ク
リア層)を介してメタリックコンパウンド層を積層して
なる塗膜(装飾用フイルム)を射出成形用の金型キャビ
ティの型面に密着固定した上で射出成形を行う方法が提
案され、また特公平6−26718号公報には可撓性化
粧シートとして、アクリル系樹脂や塩化ビニル等よりな
る実質的に透明な外層に、塩化ビニル等よりなりかつ反
射フレークを配合した着色層が積層され、さらにその上
に接着皮膜を設けたシートを射出成形と同時に貼り着け
る方法が提案されている。このような方法は、従来の塗
装による意匠付与法と比べ、行程の合理化(塗装工程の
省略)や、塗装時の溶剤排出を抑制することができると
いう利点を有するとされている。
【0004】しかしながら、上記の技術において用いら
れるフイルムは、三次曲面への追従性は良いものの、や
はり対象とする成形品が深絞り形状や曲率半径が小さい
形状を含む場合には、この部分で光沢が低下したり、或
は色調の変化を生じたりするという問題があり、塗装に
よるものと同等の外観を得ることは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、射出成
形と同時に成形品の表面に保護装飾膜を形成するための
フイルムにおいて、三次曲面を有する成形品や、特にこ
の成形品が、深絞り形状や、曲率半径の小さな形状を含
む場合の、これらの部位の色調変化や光沢低下が少な
く、メタリック塗装と同等の色調を有するフイルムを提
供する事を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、射出成形
と同時に保護装飾膜を形成するフイルムに関する上述の
問題点に関して鋭意検討を加えた結果、このフイルムを
特定の組成及び厚さの3層もしくは4層の積層体とする
ことにより、これらの問題を解決できることを見いだ
し、本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明の要旨は、光反射層(A)、
着色透明層(B)及び無色透明層(C)からなる積層フ
イルムであって、光反射層(A)が塩化ビニル系樹脂及
び該樹脂100重量部あたり2〜30重量部の可塑剤と
0.1〜5重量部の光反射性顔料を含む厚さ50〜30
0μmの層であり、着色透明層(B)が塩化ビニル系樹
脂及び該樹脂100重量部あたり2〜30重量部の可塑
剤を含む全光線透過率10%以上の厚さ50〜200μ
mの透明層であり、無色透明層(C)がフッ素系樹脂、
アクリル系樹脂またはウレタン系樹脂のいずれか1種類
またはその2種類以上の混合物からなる厚さ5〜60μ
mの層であり、光反射層(A)/着色透明層(B)/無
色透明層(C)の順に積層されてなることを特徴とする
保護装飾用着色フイルムに存する。
【0008】また本発明の別の要旨は、光反射層(A)
が塩化ビニル系樹脂100重量部あたり0.01〜8重
量部の着色顔料を含む上記保護装飾用着色フイルムに存
し、更に塩化ビニル系樹脂及び該樹脂100重量部あた
り2〜30重量部の可塑剤を含む全光線透過率10%以
下の厚さ50〜300μmの着色隠蔽層(D)が光反射
層(A)上に積層されてなる前記の保護装飾用着色フイ
ルムにも存する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において用いる塩化ビニル系樹脂とは、塩化ビニ
ルの単独重合体の他、塩化ビニルとこれと共重合可能な
他の単量体との共重合体を含む。塩化ビニル単量体と共
重合可能な他の単量体としては、従来一般的に用いられ
ているものを使用することができ、特に限定されない。
上記の他の単量体としては、例えば、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル等のビニルエステ
ル類、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、
オクチルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、セ
チルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル類、エ
チレン等のαーオレフィン類、アクリル酸、メタクリル
酸等の一価不飽和酸、これらの一価不飽和酸のメチルエ
ステル、エチルエステル等のアルキルエステル類、マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸等の二価不飽和酸、これ
らの二価不飽和酸のメチルエステル、エチルエステル等
のアルキルエステル類、塩化ビニリデン等のビニリデン
化合物、アクリロニトリル等の不飽和ニトリルなどの一
種または二種以上の混合物が挙げられる。これらの単量
体は、塩化ビニル単量体に対し、通常30重量%以下、
好ましくは20重量%以下の割合で使用されるが、特に
制限はない。
【0010】また、本発明に用いる塩化ビニル系樹脂
は、重合度が600〜1300、好ましくは700〜1
100のものが良い。重合度が低すぎると射出成形金型
内でフイルムが軟化して、しわができやすくなり、逆に
重合度が高すぎるとフイルムに成形するのが困難になっ
たり、射出成形時に伸びが不足し、深絞り形状のものが
作り難くなりやすい。
【0011】本発明で使用する可塑剤としては、塩化ビ
ニル系樹脂用に通常使用される可塑剤であれば特に限定
することなく使用できる。例えば、フタル酸ジー2ーエ
チルヘキシル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジーn
ーオクチル等のフタル酸ジエステル系可塑剤、トリメリ
ット酸トリー2ーエチルヘキシル、トリメリット酸トリ
イソデシル等のトリメリット酸トリエステル系可塑剤、
アジピン酸ジー2ーエチルヘキシル、アゼライン酸ジイ
ソノニル、セバシン酸ジー2ーエチルヘキシル等の脂肪
族二塩基酸ジエステル系可塑剤、アジピン酸等の脂肪族
二塩基酸と1,4ーブタンジオールのようなグリコール
とを重縮合した構造のポリエステル系可塑剤、リン酸ト
リクレジル、リン酸トリフェニル等のリン酸トリエステ
ル系可塑剤及びエポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ
油、エポキシ樹脂等のエポキシ系可塑剤等を挙げること
ができる。
【0012】可塑剤は、光反射層(A)、着色透明層
(B)とも塩化ビニル系樹脂100重量部あたり、2〜
30重量部、好ましくは5〜20重量部、より好ましく
は10〜15重量部配合する。可塑剤の配合量が2重量
部未満ではフイルム成形時の加工性が不十分となり、ま
た30重量部を越えた場合は、射出成形時に金型内でフ
イルムが軟化して成形品の表面にしわが入りやすくな
る。
【0013】光反射層(A)の厚さは、50〜300μ
m、好ましくは70〜200μmである。厚さが50μ
m未満では、成形品の曲面に合わせて成形した場合、部
分的な伸びの大小により色むらを生じやすくなる。ま
た、光反射層(A)の厚さが300μmを越える場合
は、フイルムの熱容量が大きくなるため、射出成形時に
長時間の予備加熱を要したり、深絞り部分での成形性が
不十分となる。光反射層(A)は、塩化ビニル系樹脂及
び可塑剤に加えて、光反射性顔料を塩化ビニル系樹脂1
00重量部あたり0.1〜5重量部、好ましくは0.3
〜3重量部含有していることが必要である。該顔料の配
合量が0.1重量部未満では、目的とする金属光沢(メ
タリック感)や真珠様光沢(パール感)等の意匠性が不
十分となり、また5重量部を越えて用いると、顔料が浮
き上がって見えたり、この顔料により明度が低下し、暗
い色調のフイルムや成形品しか得られなくなってしま
う。
【0014】光反射性顔料としては、アルミニウム、銅
等の金属粉末、パールエッセンスや雲母片もしくはその
表面を二酸化チタンで被覆したもの等を挙げることがで
きる。また、光反射層(A)には、着色顔料を、基材と
なる樹脂の色を隠蔽するためにまたは目的とする成形品
の色調に応じて添加してもよい。着色顔料の添加量は塩
化ビニル系樹脂100重量部あたり0.01〜8重量部
とするのが良い。
【0015】着色顔料としては、無機顔料や有機顔料等
から選べばよく例えば、カーボンブラック、酸化チタ
ン、カオリンクレー、亜鉛華、ベンガラ、レーキレッド
C、パーマネントレッド、パーマネントオレンジ、モリ
ブデンオレンジ、黄鉛、ハンザイエロー、コバルトグリ
ーン、フタロシアニングリーン、群青、フタロシアニン
ブルー、コバルトブルー、マンガンバイオレット、コバ
ルトバイオレット、キナクリドンバイオレット等が挙げ
られる。これらの顔料は単独でも、二種類以上を組み合
わせてでも使用できる。また、隠蔽性向上等のために、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、シリカ等
の充填剤を併用しても良い。
【0016】着色透明層(B)は可塑剤含有量が前述の
範囲であることの他に、全光線透過率が10%以上、好
ましくは90%以下で、かつ厚さが50〜200μmで
あることが必要である。全光線透過率が10%未満で
は、光反射層(A)が着色透明層(B)で隠蔽されてし
まい、また90%を超えると十分な光沢感が出せない。
なお、本発明にいう全光線透過率とは、波長550nm
の光線がフイルムを透過する際の、散乱光を含む全透過
光の強度と入射光の強度との比(百分率)のことであ
る。
【0017】着色透明層(B)には前記した光反射層
(A)に使用できる様な有機顔料や、無機顔料の一種ま
たは二種以上の混合物を、目的とする色調に応じて必要
量添加する。顔料の添加量は、着色透明層(B)の全光
線透過率が、10%以上で、好ましくは90%以下とな
るよう調整する。また、着色透明層(B)の厚さが50
μm未満の場合は、全光線透過率を10%以下にしよう
とすると顔料濃度を著しく高くする必要があるため、フ
イルムに加工するのが困難となり、たとえフイルムが得
られたとしても基材の曲面に合わせて成形した場合部分
的な伸びの大小により色むらを生じ易くなる。逆に、2
00μmを越える場合は、フイルムの熱容量が大きくな
るため、射出成形時に長時間の予備加熱を要したり、あ
るいは不均一に伸びて色むらを起こしたりすることとな
りやすい。
【0018】無色透明層(C)は、フッ素系樹脂、アク
リル系樹脂またはウレタン系樹脂のいずれか一種または
その二種類以上の混合物からなる。フッ素系樹脂として
は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリトリフルオロエ
チレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニルやこ
れらのフッ素系樹脂を構成する単量体とこれと共重合可
能な単量体との共重合樹脂等を例示することができる。
【0019】アクリル系樹脂としては、アクリル酸また
はメタクリル酸あるいはそれらのメチルエステル、エチ
ルエステル等のアルキルエステル類の重合体や、これら
の単量体とこれと共重合可能なアルケニルベンゼン類や
α、βー不飽和単量体等のコモノマーとの重合体を例示
することができる。また、ウレタン系樹脂としては、分
子内に2個以上の水酸基を有するポリエステルやポリエ
ーテル等のポリオール類と、分子内に2個以上のイソシ
アネート基を有する脂肪族または芳香族ポリイソシアネ
ート類とを反応させて得られるウレタン系樹脂を例示す
ることができる。
【0020】無色透明層(C)の厚さは5〜60μm、
好ましくは10〜30μmである。厚さが5μm未満で
は、表面の光沢が不足し、厚さが60μmを越える場合
は、射出成形時の金型への追従性が不十分となる。
【0021】更に本発明においては、光反射層(A)の
着色透明層(B)が積層されていない側の面に、基材と
なる樹脂の色を隠蔽する目的で着色隠蔽層(D)を積層
しても良い。着色隠蔽層(D)は、塩化ビニル系樹脂及
び該樹脂100重量部あたり2〜30重量部の可塑剤を
含む全光線透過率10%以下の厚さ50〜300μmの
層とするのが好ましく、更に全光線透過率を7%以下と
するのがより好ましい。可塑剤の配合量が2重量部未満
ではフイルム成形時の加工性が不十分となり、また、3
0重量部を越えた場合は射出成形時に金型内でフイルム
が軟化して成形品の表面にしわが入りやすくなる。 着
色隠蔽層(D)の厚さが50μm未満では、成形品の曲
面に合わせて成形した場合、部分的な伸びの大小によ
り、色むらを生じやすくなる。逆に、厚さが300μm
を越える場合は、フイルムの熱容量が大きくなるため、
射出成形時に長時間の予備加熱を要したり、深絞り部分
での成形性が不十分となる。
【0022】着色隠蔽層(D)には、前記した光反射層
(A)に使用したような有機顔料や、無機顔料の一種ま
たは二種以上の混合物を、目的とする色調や隠蔽の程度
に応じて必要量添加する。全光線透過率を10%以下に
する事で、隠蔽性を上げ、保護装飾用着色フイルム(以
下、「装飾フイルム」という)を被覆した後の成形品の
表面色調が成形品の基材となる樹脂の色調に影響され難
くすることができる。
【0023】光反射層(A)、着色透明層(B)及び着
色隠蔽層(D)は、塩化ビニル系樹脂に所定量の可塑
剤、着色剤及び/または光反射性顔料、種々の塩化ビニ
ル系樹脂用添加剤を配合し、リボンブレンダー、バンバ
リーミキサー或いはスーパーミキサー等の混合機により
混合して樹脂組成物を得、これをTダイ法やインフレー
ション法等の押出し成形法やカレンダー法、流延法等に
よって製膜することにより製造する事ができる。
【0024】また、装飾フイルム及び該フイルムで被覆
した成形品が主に屋外で用いられる場合は、上記の光反
射層(A)、着色透明層(B)及び着色隠蔽層(D)中
に紫外線吸収剤やヒンダードアミン類等の光安定剤を添
加しておくのが良い。光反射層(A)と着色透明層
(B)及び必要に応じ着色隠蔽層(D)を積層する方法
としては、予め前記2種類もしくは3種類のフイルムを
作成しておいて、加熱式ラミネーターでこれらのフイル
ムを圧着する方法や、アクリル系やウレタン系等の接着
剤を用いて積層する方法或いは、二層または三層Tダイ
や、二層または三層インフレーションにより製膜と同時
に積層体を形成する方法等が挙げられる。
【0025】無色透明層(C)は上述の光反射層
(A)、着色透明層(B)及び着色隠蔽層(D)の場合
のようにフイルムとして積層しても、塗工液として、着
色透明層(B)の片面(光反射層(A)と反対側の面)
に塗布形成しても良い。無色透明層(C)を塗工液とし
て塗布して形成する場合は、用いる樹脂を溶剤に溶解し
て、グラビアロールコーター、リバースロールコータ
ー、ダイコーター及びフローコーター等を用いて常法に
より形成すれば良い。また、得られた塗膜の乾燥も通常
用いられる熱風乾燥法で、例えば、80〜150℃の温
度で、0.5〜3分間加熱すること等により行うことが
できる。
【0026】本発明の装飾フイルムを用いて、射出成形
と同時に成形品の表面に装飾膜を形成するためには、射
出成形機にインモールド成形可能な金型を取り付け、フ
イルムの送り出し装置、フイルム加熱板、フイルム吸引
用真空ポンプを備えた装置にて射出成形金型のキャビテ
ィ内面に無色透明層(C)が成形品の表面層となるよう
に該フイルムを密着させた上で、射出成形を行えばよ
い。
【0027】また、あらかじめ真空成形機により装飾フ
イルムを射出成形金型に適合する様に真空成形した後
に、射出成形金型キャビティ内面に密着させ射出成形し
てもよい。本発明の装飾フイルムは、光反射性顔料の分
布が均一で、また光反射層(A)の凹凸が小さくなるた
め、フイルムの伸びによる光沢の変化が少なくなり、ま
た、着色透明層(B)を光反射層(A)と無色透明層
(C)との間に設けることによって、光反射性顔料の光
沢感が弱められより深みのある、塗装に近い光沢感が得
られる。更に、光反射層(A)上に隠蔽性を確保するた
めの着色隠蔽層(D)を設けることにより、成形品の表
面色調が基材となる樹脂の色調に影響され難くすること
ができ、また射出成形時の隠蔽性の低下等を防止するこ
とができるという特徴を有している。
【0028】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明の具体的態様を
より詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限
り、以下の実施例により限定されるものではない。フイルムの作成 (実施例1〜3、比較例1〜6)表−1に示す組成から
なる塩化ビニル系樹脂組成物をスーパーミキサーで混合
した後、185℃に加温したロール上で5分間混練し、
光反射層(A)に相当するフイルムa〜d、着色透明層
(B)に相当するフイルムe〜g及び着色隠蔽層(D)
に相当するフイルムh,iを作成した。
【0029】なお、着色透明層(B)及び着色隠蔽層
(D)に相当するフイルムe〜g、h、iは、日立33
0形分光光度計を用いて、波長550nmの光線に対す
る全光線透過率を測定した。結果は表−1に示した。次
に、得られた各種配合のフイルムを表−2に示す様に順
に積層して装飾フイルムとした。
【0030】なお、フイルムの積層は、ロール温度18
0℃のラミネーターにより、ロール表面速度0.5m/
分、線圧2.8Kg/cmで行った。また、無色透明層
(C)は、大日本色材工業(株)製ウレタン系塗料(商
品名PUー701)をバーコーターにて、所定の塗膜厚
になる様に積層フイルムの着色透明層(B)上に塗布し
た後、温度120℃、時間3分の条件で乾燥させて、形
成した。
【0031】フイルムの評価 表−2に示す層構成の装飾フイルムを用いてフイルムイ
ンサート用の固定枠を有する射出成形金型(絞り比0.
11、最小R5mm)を用い、フイルムの予備加熱温度
100℃、樹脂温度190℃の条件で射出成形を行い、
成形品の表面に装飾膜を形成した。
【0032】この成形品の曲率半径が小さい部位(R5
mmの部分)について、射出成形前のフイルムとの色差
(△E)を、クラボウ製COLOR−7e2 型色差計に
て測定した。また、この部位の表面光沢(グロス)をポ
ータブル・グロスメーター(村上色彩技術研究所製、G
MX−202型)を用いて、入射角−反射角とも60°
の条件で測定した。なお、色差は、0.2以下、60゜
グロスは80以上のものを良品と判定した。また、この
部分のメタリック感及び表面のしわの有無を目視で評価
した。
【0033】<メタリック感> 優:メタリック塗装に近い。 良:メタリック塗装に近いが、優よりは劣る。 劣:メタリック顔料が浮き上がって見える。 これらの結果を表−2に示した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明の装飾フイルムを用いることによ
り、射出成形と同時に成形品にメタリック調やパール状
の光反射(光沢)性の意匠を付与する場合の、成形品の
曲率半径の小さい部位での光沢の低下や色調の変化が少
なくなり、成形品の外観が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/20 B32B 27/20 A 27/40 27/40 33/00 33/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光反射層(A)、着色透明層(B)及び
    無色透明層(C)からなる積層フイルムであって、 光反射層(A)が塩化ビニル系樹脂及び該樹脂100重
    量部あたり2〜30重量部の可塑剤と0.1〜5重量部
    の光反射性顔料を含む厚さ50〜300μmの層であ
    り、 着色透明層(B)が塩化ビニル系樹脂及び該樹脂100
    重量部あたり2〜30重量部の可塑剤を含む全光線透過
    率10%以上の厚さ50〜200μmの透明層であり、 無色透明層(C)がフッ素系樹脂、アクリル系樹脂また
    はウレタン系樹脂のいずれか1種類またはその2種類以
    上の混合物からなる厚さ5〜60μmの層であり、 光反射層(A)/着色透明層(B)/無色透明層(C)
    の順に積層されてなることを特徴とする保護装飾用着色
    フイルム。
  2. 【請求項2】光反射層(A)が、塩化ビニル系樹脂10
    0重量部あたり0.01〜8重量部の着色顔料を含む請
    求項1に記載の保護装飾用着色フイルム。
  3. 【請求項3】塩化ビニル系樹脂及び該樹脂100重量部
    あたり2〜30重量部の可塑剤を含む全光線透過率10
    %以下の厚さ50〜300μmの着色隠蔽層(D)が光
    反射層(A)上に積層されてなる請求項1または2に記
    載の保護装飾用着色フイルム。
JP7269759A 1995-10-18 1995-10-18 保護装飾用着色フイルム Pending JPH09109338A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2017508178A (ja) * 2014-02-13 2017-03-23 アップル インコーポレイテッド 色整合したポリマー材料及びその形成方法

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