JPH0910948A - プラズマアーク加工装置 - Google Patents
プラズマアーク加工装置Info
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- JPH0910948A JPH0910948A JP7180915A JP18091595A JPH0910948A JP H0910948 A JPH0910948 A JP H0910948A JP 7180915 A JP7180915 A JP 7180915A JP 18091595 A JP18091595 A JP 18091595A JP H0910948 A JPH0910948 A JP H0910948A
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Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- Arc Welding Control (AREA)
- Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】溶接、溶断などに使われるプラズマアーク加工
装置の改良に関する。 【構成】1次および2次巻線を有する補助リアクトル
と、出力回路に直列に接続した逆阻止ダイオードと、ア
ーク起動時に前記補助リアクトルの1次巻線に強制的に
直流電流を所定時間幅と間隔で繰り返し断続的に流すた
めのスイッチング回路とを備え、補助リアクトルの2次
巻線をスイッチング回路が遮断時に補助リアクトルの2
次巻線に発生する電圧に対して順方向となる極性のダイ
オードと直列にして逆阻止ダイオードに並列に接続した
プラズマアーク加工装置。
装置の改良に関する。 【構成】1次および2次巻線を有する補助リアクトル
と、出力回路に直列に接続した逆阻止ダイオードと、ア
ーク起動時に前記補助リアクトルの1次巻線に強制的に
直流電流を所定時間幅と間隔で繰り返し断続的に流すた
めのスイッチング回路とを備え、補助リアクトルの2次
巻線をスイッチング回路が遮断時に補助リアクトルの2
次巻線に発生する電圧に対して順方向となる極性のダイ
オードと直列にして逆阻止ダイオードに並列に接続した
プラズマアーク加工装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマアーク溶接ま
たは切断などに使われるプラズマアーク加工装置の改良
に関するものである。
たは切断などに使われるプラズマアーク加工装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、プラズマアーク起動に直流高電
圧を使った場合の従来装置の例をプラズマアーク溶接の
場合について示した接続図である。図1において、10
は溶接電源、1ないし3は1次入力線、4は主電極で図
示を省略した溶接トーチに保持されている。5はチップ
電極、6は被加工物即ち被溶接物、7a は主電極側ケー
ブル、7b は被加工物側ケーブル、7c はチップ電極側
ケーブル、8は起動スイッチ、9は出力調整器である。
溶接電源10において、DR1は1次整流回路、C1は
平滑コンデンサ、TR1はインバータ回路、T1はイン
バータトランス、DR2は2次整流回路、L1はリアク
トル、CT1およびCT2は電流検出器、CL1は制御
回路、TR2はスイッチング回路、DR3は逆阻止ダイ
オード、Tm1は主電極側出力端子、Tm2は被加工物側出
力端子、Tm3はチップ電極側出力端子である。また、R
1はチップ電極5に流れるパイロットアーク電流を制限
するための電流制限用抵抗器、CR1は起動スイッチ8
が閉路されたときから加工用主アークが発生するまでの
間閉じる接点である。
圧を使った場合の従来装置の例をプラズマアーク溶接の
場合について示した接続図である。図1において、10
は溶接電源、1ないし3は1次入力線、4は主電極で図
示を省略した溶接トーチに保持されている。5はチップ
電極、6は被加工物即ち被溶接物、7a は主電極側ケー
ブル、7b は被加工物側ケーブル、7c はチップ電極側
ケーブル、8は起動スイッチ、9は出力調整器である。
溶接電源10において、DR1は1次整流回路、C1は
平滑コンデンサ、TR1はインバータ回路、T1はイン
バータトランス、DR2は2次整流回路、L1はリアク
トル、CT1およびCT2は電流検出器、CL1は制御
回路、TR2はスイッチング回路、DR3は逆阻止ダイ
オード、Tm1は主電極側出力端子、Tm2は被加工物側出
力端子、Tm3はチップ電極側出力端子である。また、R
1はチップ電極5に流れるパイロットアーク電流を制限
するための電流制限用抵抗器、CR1は起動スイッチ8
が閉路されたときから加工用主アークが発生するまでの
間閉じる接点である。
【0003】図1において、起動スイッチ8を押すと、
制御回路CL1はこの起動信号の入力によって図示を省
略したガス供給回路を駆動する。ガス供給回路は主電極
4とチップ電極5との間にシールドガスを放出し、チッ
プ電極の先端のノズル部から高速で噴出する。シールド
ガスがチップ電極5の先端のノズル部から噴出するころ
を見計らって制御回路CL1は、インバータ回路TR1
およびスイッチング回路TR2を駆動する。インバータ
回路TR1は、数10kHzの周波数でスイッチング動作
し、インバータトランスT1の2次側にプラズマアーク
の発生に必要な電圧を誘起し2次整流回路DR2によっ
て整流されて、リアクトルL1および逆阻止ダイオード
DR3を経て主電極側出力端子Tm1と被加工物側出力端
子Tm2に供給され、主電極4と被加工物6との間に印加
される。また、起動スイッチ8の閉路によって制御回C
L1からの指令によって接点CR1は閉じ、2次整流回
路DR2の正出力は抵抗器R1を通してチップ電極側出
力端子Tm3にも伝えられてチップ電極5に印加される。
スイッチング回路TR2は導通と遮断の動作を行い、リ
アクトルL1に2次整流回路DR2の出力により断続的
に電流を流す。このスイッチング回路TR2が導通状態
から遮断しようとするときにリアクトルL1の電流が零
に向って急変しようとするが、リアクトルL1の存在の
ためにその急変を阻止する方向、すなわちリアクトルL
1の2次整流回路DR2側端子に正、逆阻止ダイオード
DR3側端子に負のパルス状の高電圧が発生する。この
パルス状の高電圧は、正側は2次整流回路DR2と抵抗
器R1およびチップ電極側出力端子Tm3およびチップ電
極側ケーブル7c を経て、また負側は逆阻止ダイオード
DR3、主電極側出力端子Tm1および主電極側ケーブル
7a を経て、主電極4とチップ電極5との間に加わる。
制御回路CL1はこの起動信号の入力によって図示を省
略したガス供給回路を駆動する。ガス供給回路は主電極
4とチップ電極5との間にシールドガスを放出し、チッ
プ電極の先端のノズル部から高速で噴出する。シールド
ガスがチップ電極5の先端のノズル部から噴出するころ
を見計らって制御回路CL1は、インバータ回路TR1
およびスイッチング回路TR2を駆動する。インバータ
回路TR1は、数10kHzの周波数でスイッチング動作
し、インバータトランスT1の2次側にプラズマアーク
の発生に必要な電圧を誘起し2次整流回路DR2によっ
て整流されて、リアクトルL1および逆阻止ダイオード
DR3を経て主電極側出力端子Tm1と被加工物側出力端
子Tm2に供給され、主電極4と被加工物6との間に印加
される。また、起動スイッチ8の閉路によって制御回C
L1からの指令によって接点CR1は閉じ、2次整流回
路DR2の正出力は抵抗器R1を通してチップ電極側出
力端子Tm3にも伝えられてチップ電極5に印加される。
スイッチング回路TR2は導通と遮断の動作を行い、リ
アクトルL1に2次整流回路DR2の出力により断続的
に電流を流す。このスイッチング回路TR2が導通状態
から遮断しようとするときにリアクトルL1の電流が零
に向って急変しようとするが、リアクトルL1の存在の
ためにその急変を阻止する方向、すなわちリアクトルL
1の2次整流回路DR2側端子に正、逆阻止ダイオード
DR3側端子に負のパルス状の高電圧が発生する。この
パルス状の高電圧は、正側は2次整流回路DR2と抵抗
器R1およびチップ電極側出力端子Tm3およびチップ電
極側ケーブル7c を経て、また負側は逆阻止ダイオード
DR3、主電極側出力端子Tm1および主電極側ケーブル
7a を経て、主電極4とチップ電極5との間に加わる。
【0004】ここで、このパルス状の高電圧が主電極4
とチップ電極5との間の絶縁破壊電圧よりも高い時は、
この間に火花放電が発生し、この火花放電によってパイ
ロットアークが発生し、このパイロットアークによって
溶接用のプラズマアーク放電が誘発される。一方、この
ときのパルス状電圧が主電極4とチップ電極5との間の
絶縁を破壊するには不十分であるときは、このパルス状
電圧は、主電極側ケーブル7a とチップ電極側ケーブル
7c との間の浮遊容量を充電する。この充電電圧は、逆
阻止ダイオードDR3によって阻止されて2次整流回路
DR2に逆流することが防止され維持される。制御回路
CL1は、先のスイッチング回路の遮断によってプラズ
マアークが発生しなかったときには、一定の時間の後に
再度スイッチング回路TR2を一定時間導通させて再度
遮断する。このスイッチング回路の再度の導通および遮
断によってリアクトルL1は再びパルス状の高電圧を発
生する。この高電圧はさきに主電極側ケーブル7a とチ
ップ電極側ケーブル7c との間の浮遊容量に充電されて
いた電圧と同極性であるので、この電圧をさらに上昇さ
せる。この結果によっても主電極4とチップ電極5との
間の絶縁が破壊されない時は、再びスイッチング回路T
R2が導通と遮断を繰返す。これによって、主電極側ケ
ーブル7a とチップ電極側ケーブル7c との間の浮遊容
量の充電が進行し、ついには主電極4とチップ電極5と
の間の絶縁を破壊するに至り、火花放電が発生し、これ
によってパイロットアークが誘発されることになる。
とチップ電極5との間の絶縁破壊電圧よりも高い時は、
この間に火花放電が発生し、この火花放電によってパイ
ロットアークが発生し、このパイロットアークによって
溶接用のプラズマアーク放電が誘発される。一方、この
ときのパルス状電圧が主電極4とチップ電極5との間の
絶縁を破壊するには不十分であるときは、このパルス状
電圧は、主電極側ケーブル7a とチップ電極側ケーブル
7c との間の浮遊容量を充電する。この充電電圧は、逆
阻止ダイオードDR3によって阻止されて2次整流回路
DR2に逆流することが防止され維持される。制御回路
CL1は、先のスイッチング回路の遮断によってプラズ
マアークが発生しなかったときには、一定の時間の後に
再度スイッチング回路TR2を一定時間導通させて再度
遮断する。このスイッチング回路の再度の導通および遮
断によってリアクトルL1は再びパルス状の高電圧を発
生する。この高電圧はさきに主電極側ケーブル7a とチ
ップ電極側ケーブル7c との間の浮遊容量に充電されて
いた電圧と同極性であるので、この電圧をさらに上昇さ
せる。この結果によっても主電極4とチップ電極5との
間の絶縁が破壊されない時は、再びスイッチング回路T
R2が導通と遮断を繰返す。これによって、主電極側ケ
ーブル7a とチップ電極側ケーブル7c との間の浮遊容
量の充電が進行し、ついには主電極4とチップ電極5と
の間の絶縁を破壊するに至り、火花放電が発生し、これ
によってパイロットアークが誘発されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来装置におい
ては、逆阻止ダイオードDR3が、主電極側ケーブル7
a とチップ電極側ケーブル7c との間の浮遊容量に充電
された充電電荷を阻止して2次整流回路DR2に逆流す
ることを防止するが、逆阻止の作用を開始する前に逆阻
止ダイオードDR3の接合部にある静電容量を主電極側
ケーブル7a とチップ電極側ケーブル7c との間の浮遊
容量に充電されている電荷によって充電する必要があ
る。しかし、溶接電流は一般に大きいので、逆阻止ダイ
オードDR3の接合部の静電容量が主電極側ケーブル7
a とチップ電極側ケーブル7c との間の浮遊容量に対し
て無視できるどころか逆阻止ダイオードDR3の接合部
の静電容量の方が主電極側ケーブル7a とチップ電極側
ケーブル7c との間の浮遊容量より大きくなってしまう
ことがある。また同様に2次整流回路DR2にも接合部
の大きな静電容量が存在する。例えば、2次整流回路D
R2および逆阻止ダイオードDR3の接合部の各静電容
量は5,000ないし20,000pFであるのに対し
て、ケーブルの浮遊容量はせいぜい100ないし250
pF程度である。
ては、逆阻止ダイオードDR3が、主電極側ケーブル7
a とチップ電極側ケーブル7c との間の浮遊容量に充電
された充電電荷を阻止して2次整流回路DR2に逆流す
ることを防止するが、逆阻止の作用を開始する前に逆阻
止ダイオードDR3の接合部にある静電容量を主電極側
ケーブル7a とチップ電極側ケーブル7c との間の浮遊
容量に充電されている電荷によって充電する必要があ
る。しかし、溶接電流は一般に大きいので、逆阻止ダイ
オードDR3の接合部の静電容量が主電極側ケーブル7
a とチップ電極側ケーブル7c との間の浮遊容量に対し
て無視できるどころか逆阻止ダイオードDR3の接合部
の静電容量の方が主電極側ケーブル7a とチップ電極側
ケーブル7c との間の浮遊容量より大きくなってしまう
ことがある。また同様に2次整流回路DR2にも接合部
の大きな静電容量が存在する。例えば、2次整流回路D
R2および逆阻止ダイオードDR3の接合部の各静電容
量は5,000ないし20,000pFであるのに対し
て、ケーブルの浮遊容量はせいぜい100ないし250
pF程度である。
【0006】このため、スイッチング回路TR2の遮断
時に発生したリアクトルL1のパルス電圧が無くなった
時点においては、リアクトルL1を通して主電極側ケー
ブル7a とチップ電極側ケーブル7c との間の浮遊容量
に充電された電荷が2次整流回路DR2と逆阻止ダイオ
ードDR3との各接合部の静電容量の直列回路に供給さ
れてこれらを充電する。ここで、2次整流回路DR2の
静電容量をC2とし、逆阻止ダイオードDR3の静電容
量をC3 、ケーブル間の浮遊容量をCs とすると、スイ
ッチング回路TR2が遮断してリアクトルL1によって
発生したパルス状電圧によってケーブル間の浮遊容量に
充電された電圧Vcsは、パルス状の電圧がなくなった時
点でそれぞれの接合部の静電容量を充電するので途中で
電荷の消耗が発生しないものと仮定すると両時点におけ
る電荷の総和は等しいから Cs ・Vcs=(Cj +Cs )・Vs 但し、Cj =C2 ・C3 /(C2 +C3 ) となるから Vs ={Cs /(Cj +Cs )}・Vcs となる。ここで前述のようにC2 およびC3 がCs の2
0倍ないし200倍程度であると、Cj もC2 およびC
3 の約10ないし100倍となるので、 Vs =(1/11)Vcsないし(1/101)Vcs となり、Vs は当初の電圧Vcsから大幅に低下してしま
うことになる。しかも、これらの接合部の充電電荷は次
のスイッチング回路TR2の導通時に放電されてしま
う。このために主電極4とチップ電極5との間の絶縁を
破るためにはスイッチング回路TR2の導通・遮断の動
作回数が非常に多く必要になったり、あるいは主電極4
とチップ電極5との間の絶縁を破るための電圧まで達し
ないことにもなる。さらに、スイッチング回路TR2を
繰り返し動作させることは、この方式のノイズ低減効果
を減殺してしまうことになる。この傾向は、ケーブルが
短くなるほど顕著になり、ケーブル間の浮遊容量の大小
によって大きく変化する。
時に発生したリアクトルL1のパルス電圧が無くなった
時点においては、リアクトルL1を通して主電極側ケー
ブル7a とチップ電極側ケーブル7c との間の浮遊容量
に充電された電荷が2次整流回路DR2と逆阻止ダイオ
ードDR3との各接合部の静電容量の直列回路に供給さ
れてこれらを充電する。ここで、2次整流回路DR2の
静電容量をC2とし、逆阻止ダイオードDR3の静電容
量をC3 、ケーブル間の浮遊容量をCs とすると、スイ
ッチング回路TR2が遮断してリアクトルL1によって
発生したパルス状電圧によってケーブル間の浮遊容量に
充電された電圧Vcsは、パルス状の電圧がなくなった時
点でそれぞれの接合部の静電容量を充電するので途中で
電荷の消耗が発生しないものと仮定すると両時点におけ
る電荷の総和は等しいから Cs ・Vcs=(Cj +Cs )・Vs 但し、Cj =C2 ・C3 /(C2 +C3 ) となるから Vs ={Cs /(Cj +Cs )}・Vcs となる。ここで前述のようにC2 およびC3 がCs の2
0倍ないし200倍程度であると、Cj もC2 およびC
3 の約10ないし100倍となるので、 Vs =(1/11)Vcsないし(1/101)Vcs となり、Vs は当初の電圧Vcsから大幅に低下してしま
うことになる。しかも、これらの接合部の充電電荷は次
のスイッチング回路TR2の導通時に放電されてしま
う。このために主電極4とチップ電極5との間の絶縁を
破るためにはスイッチング回路TR2の導通・遮断の動
作回数が非常に多く必要になったり、あるいは主電極4
とチップ電極5との間の絶縁を破るための電圧まで達し
ないことにもなる。さらに、スイッチング回路TR2を
繰り返し動作させることは、この方式のノイズ低減効果
を減殺してしまうことになる。この傾向は、ケーブルが
短くなるほど顕著になり、ケーブル間の浮遊容量の大小
によって大きく変化する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来装置
の問題点を解決するために、直流電源の負出力と主電極
側出力端子との間に逆阻止ダイオードを直列に接続し、
1次および2次巻線を有する補助リアクトルと、プラズ
マアーク起動時に補助リアクトルの1次巻線に強制的に
直流電流を所定時間幅と間隔で繰り返し断続的に流すた
めのスイッチング回路とを設け、補助リアクトルの2次
巻線をスイッチング回路が遮断時に補助リアクトルの2
次巻線に発生する電圧に対して順方向となる極性のダイ
オードと直列にして逆阻止ダイオードに並列に接続した
構造として、補助リアクトルに発生する高電圧を接合部
静電容量に充電して安定な直流高電圧とし、その端子電
圧を主電極とチップ電極との間に加え、低ノイズで安定
なプラズマアーク起動を得るものである。
の問題点を解決するために、直流電源の負出力と主電極
側出力端子との間に逆阻止ダイオードを直列に接続し、
1次および2次巻線を有する補助リアクトルと、プラズ
マアーク起動時に補助リアクトルの1次巻線に強制的に
直流電流を所定時間幅と間隔で繰り返し断続的に流すた
めのスイッチング回路とを設け、補助リアクトルの2次
巻線をスイッチング回路が遮断時に補助リアクトルの2
次巻線に発生する電圧に対して順方向となる極性のダイ
オードと直列にして逆阻止ダイオードに並列に接続した
構造として、補助リアクトルに発生する高電圧を接合部
静電容量に充電して安定な直流高電圧とし、その端子電
圧を主電極とチップ電極との間に加え、低ノイズで安定
なプラズマアーク起動を得るものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例によって説明す
る。図2は本発明の実施例を示す接続図である。図2に
おいて、L2は補助リアクトルであり、1次巻線L2
(1/2)および2次巻線L2(2/2)を有する。T
R2はリアクトルL2の1次巻線L2(1/2)を介し
て2次整流回路DR2の出力を短絡して、リアクトルL
2に強制的に直流電流を流すためのスイッチング回路で
あり、スイッチング用トランジスタやゲートターンオフ
サイリスタ(GTO)などの自己消弧型スイッチング素
子または適当な転流回路を設けたサイリスタあるいは真
空スイッチのような高耐圧の機械式スイッチ等が使用出
来る。DR4はダイオード、R2は抵抗器である。CL
2は制御回路であり、インバータ回路TR1とともにス
イッチング回路TR2も制御する。R2は、主電極側出
力端子Tm1とチップ電極側出力端子Tm3との間に接続さ
れた抵抗器である。同図において、その他は図1の従来
装置と同じ機能の部品またはアセンブリのものに同一の
符号を付して説明を省略する。
る。図2は本発明の実施例を示す接続図である。図2に
おいて、L2は補助リアクトルであり、1次巻線L2
(1/2)および2次巻線L2(2/2)を有する。T
R2はリアクトルL2の1次巻線L2(1/2)を介し
て2次整流回路DR2の出力を短絡して、リアクトルL
2に強制的に直流電流を流すためのスイッチング回路で
あり、スイッチング用トランジスタやゲートターンオフ
サイリスタ(GTO)などの自己消弧型スイッチング素
子または適当な転流回路を設けたサイリスタあるいは真
空スイッチのような高耐圧の機械式スイッチ等が使用出
来る。DR4はダイオード、R2は抵抗器である。CL
2は制御回路であり、インバータ回路TR1とともにス
イッチング回路TR2も制御する。R2は、主電極側出
力端子Tm1とチップ電極側出力端子Tm3との間に接続さ
れた抵抗器である。同図において、その他は図1の従来
装置と同じ機能の部品またはアセンブリのものに同一の
符号を付して説明を省略する。
【0009】図2において、溶接の開始に当り作業者は
主電極4とチップ電極5とを備えたトーチを被加工物6
に接近させ、起動スイッチ8を押す。制御回路CL2は
起動スイッチ8からの起動信号を受けて、インバータ回
路TR1に駆動信号を送ってこれを起動するとともにス
イッチング回路TR2に所定の時間幅と繰返し周期の導
通,遮断指令信号を供給する。インバータ回路TR1の
起動によってインバータトランスT1の1次側には数1
0kHzの電圧が加わり、2次側でアーク溶接に必要な電
圧値に変換されて、2次整流回路DR2によって直流に
変換されて補助リアクトルL2の1次巻線L2(1/
2)とスイッチング回路TR2の直列接続回路に加えら
れる。スイッチング回路TR2が導通すると2次整流回
路DR2の出力は1次巻線L2(1/2)を通して短絡
されることになり、このリアクトルL2の1次巻線L2
(1/2)とスイッチング回路TR2との直列回路を流
れる電流は時間の経過とともに増加してゆく。制御回路
CL2は1次巻線L2(1/2)とスイッチング回路T
R2との直列回路を流れる電流がある一定値になる頃
に、インバータ回路TR1への駆動信号は加えたままに
しておいて、スイッチング回路TR2に対する導通指令
信号を絶ち、これを遮断する。
主電極4とチップ電極5とを備えたトーチを被加工物6
に接近させ、起動スイッチ8を押す。制御回路CL2は
起動スイッチ8からの起動信号を受けて、インバータ回
路TR1に駆動信号を送ってこれを起動するとともにス
イッチング回路TR2に所定の時間幅と繰返し周期の導
通,遮断指令信号を供給する。インバータ回路TR1の
起動によってインバータトランスT1の1次側には数1
0kHzの電圧が加わり、2次側でアーク溶接に必要な電
圧値に変換されて、2次整流回路DR2によって直流に
変換されて補助リアクトルL2の1次巻線L2(1/
2)とスイッチング回路TR2の直列接続回路に加えら
れる。スイッチング回路TR2が導通すると2次整流回
路DR2の出力は1次巻線L2(1/2)を通して短絡
されることになり、このリアクトルL2の1次巻線L2
(1/2)とスイッチング回路TR2との直列回路を流
れる電流は時間の経過とともに増加してゆく。制御回路
CL2は1次巻線L2(1/2)とスイッチング回路T
R2との直列回路を流れる電流がある一定値になる頃
に、インバータ回路TR1への駆動信号は加えたままに
しておいて、スイッチング回路TR2に対する導通指令
信号を絶ち、これを遮断する。
【0010】この結果リアクトルL2の1次巻線L2
(1/2)の電流が零に向って急変しようとするので、
その急変を阻止する方向、すなわちリアクトルL2の1
次巻線L2(1/2)の2次整流回路DR2の負出力端
子側に正のパルス状の高電圧が発生する。このパルス状
の高電圧は、磁気結合しているリアクトルL2の2次巻
線L2(2/2)にも誘起されて逆阻止ダイオードDR
3のカソード側が正の電圧となって発生する。この電圧
は、逆阻止ダイオードDR3の接合部の静電容量を充電
する。
(1/2)の電流が零に向って急変しようとするので、
その急変を阻止する方向、すなわちリアクトルL2の1
次巻線L2(1/2)の2次整流回路DR2の負出力端
子側に正のパルス状の高電圧が発生する。このパルス状
の高電圧は、磁気結合しているリアクトルL2の2次巻
線L2(2/2)にも誘起されて逆阻止ダイオードDR
3のカソード側が正の電圧となって発生する。この電圧
は、逆阻止ダイオードDR3の接合部の静電容量を充電
する。
【0011】同時にこの電圧は、リアクトルL1、2次
整流回路DR2、接点CR1、抵抗器R1、チップ側出
力端子Tm3、チップ電極5、主電極4、主電極側出力端
子Tm1、逆阻止ダイオードDR3の直列回路にも流れ、
チップ電極側ケーブル7c と電極側ケーブル7a との間
の浮遊容量も充電する。しかし逆阻止ダイオードDR3
の接合部の静電容量は図1の従来装置において説明した
ように主電極側ケーブル7a とチップ電極側ケーブル7
c との間の浮遊容量に比べて十分に大きいので、リアク
トルL2に蓄えられていたエネルギーの大部分は逆阻止
ダイオードDR3の接合部静電容量に充電されることに
なる。この電圧は、2次整流回路DR2の出力電圧と同
極性であるので両者が加算された電圧が主電極4とチッ
プ電極5との間に印加されることになり、2次整流回路
DR2や逆阻止ダイオードDR3の接合部静電容量は何
ら出力電圧に悪い影響を与えないことになる。
整流回路DR2、接点CR1、抵抗器R1、チップ側出
力端子Tm3、チップ電極5、主電極4、主電極側出力端
子Tm1、逆阻止ダイオードDR3の直列回路にも流れ、
チップ電極側ケーブル7c と電極側ケーブル7a との間
の浮遊容量も充電する。しかし逆阻止ダイオードDR3
の接合部の静電容量は図1の従来装置において説明した
ように主電極側ケーブル7a とチップ電極側ケーブル7
c との間の浮遊容量に比べて十分に大きいので、リアク
トルL2に蓄えられていたエネルギーの大部分は逆阻止
ダイオードDR3の接合部静電容量に充電されることに
なる。この電圧は、2次整流回路DR2の出力電圧と同
極性であるので両者が加算された電圧が主電極4とチッ
プ電極5との間に印加されることになり、2次整流回路
DR2や逆阻止ダイオードDR3の接合部静電容量は何
ら出力電圧に悪い影響を与えないことになる。
【0012】この逆阻止ダイオードDR3の接合部の充
電電圧は、スイッチング回路TR2が導通、遮断を繰り
返すことによって上昇し、正側はチップ電極側出力端子
Tm3およびチップ電極側ケーブル7c を経て、また負側
は主電極側出力端子Tm1および主電極側ケーブル7a を
経て、主電極4とチップ電極5との間に加わる。この高
電圧が主電極4とチップ電極5との間の絶縁破壊電圧よ
りも高い時は、この間に火花放電が発生し、この火花放
電によってパイロットアークが誘発される。このパイロ
ットアークの発生を電流検出器CT2が検出したときに
制御回路CL2はスイッチング回路TR2の導通、遮断
の繰返し動作を停止して遮断状態とする。
電電圧は、スイッチング回路TR2が導通、遮断を繰り
返すことによって上昇し、正側はチップ電極側出力端子
Tm3およびチップ電極側ケーブル7c を経て、また負側
は主電極側出力端子Tm1および主電極側ケーブル7a を
経て、主電極4とチップ電極5との間に加わる。この高
電圧が主電極4とチップ電極5との間の絶縁破壊電圧よ
りも高い時は、この間に火花放電が発生し、この火花放
電によってパイロットアークが誘発される。このパイロ
ットアークの発生を電流検出器CT2が検出したときに
制御回路CL2はスイッチング回路TR2の導通、遮断
の繰返し動作を停止して遮断状態とする。
【0013】このように、リアクトルL2が保有してい
た電磁エネルギーのほとんどが逆阻止ダイオードDR3
の接合部静電容量に充電され、この充電電荷が電流制限
抵抗器R1を通して主電極4とチップ電極5との間に加
えられるので、主電極側ケーブル7a とチップ電極側ケ
ーブル7c との間の浮遊容量は、ほぼ逆阻止ダイオード
DR3の接合部静電容量の端子電圧にまで充電されるこ
とになり、主電極4とチップ電極5との間の電圧は速や
かに上昇して、これらの間の絶縁が破壊されると両者間
にパイロットアークが発生する。パイロットアークの発
生を電流検出器CT2が検出すると制御回路CL2はス
イッチング回路TR2の導通・遮断の繰返し動作を停止
し、遮断状態に保つ。このように補助リアクトルL2が
発生した電圧を有効に利用できるのでパイロットアーク
が発生するまでに必要なスイッチング回路TR2の動作
回数は減少し、これに伴うノイズの発生も少なくなる。
た電磁エネルギーのほとんどが逆阻止ダイオードDR3
の接合部静電容量に充電され、この充電電荷が電流制限
抵抗器R1を通して主電極4とチップ電極5との間に加
えられるので、主電極側ケーブル7a とチップ電極側ケ
ーブル7c との間の浮遊容量は、ほぼ逆阻止ダイオード
DR3の接合部静電容量の端子電圧にまで充電されるこ
とになり、主電極4とチップ電極5との間の電圧は速や
かに上昇して、これらの間の絶縁が破壊されると両者間
にパイロットアークが発生する。パイロットアークの発
生を電流検出器CT2が検出すると制御回路CL2はス
イッチング回路TR2の導通・遮断の繰返し動作を停止
し、遮断状態に保つ。このように補助リアクトルL2が
発生した電圧を有効に利用できるのでパイロットアーク
が発生するまでに必要なスイッチング回路TR2の動作
回数は減少し、これに伴うノイズの発生も少なくなる。
【0014】また、パイロットアークが発生するとこれ
に誘発されて主電極4と被加工物6との間に加工用主ア
ークが確立される。主アークの発生を電流検出器CT1
で検出すると、出力調整器9の設定値と比較して主アー
ク電流を設定値になるように制御回路CL2はインバー
タ回路TR1を制御すると共に接点CR1を開放してパ
イロットアークを停止する。
に誘発されて主電極4と被加工物6との間に加工用主ア
ークが確立される。主アークの発生を電流検出器CT1
で検出すると、出力調整器9の設定値と比較して主アー
ク電流を設定値になるように制御回路CL2はインバー
タ回路TR1を制御すると共に接点CR1を開放してパ
イロットアークを停止する。
【0015】なお、主電極側出力端子Tm1とチップ電極
側出力端子Tm3との間に接続する抵抗器R2は、逆阻止
ダイオードDR3の接合部静電容量に充電された電荷を
不要時に放電するための放電用抵抗器であり、逆阻止ダ
イオードDR3の接合部の静電容量が前述の程度の値で
ある時は、数MΩないし数10MΩの抵抗値のものを接
続しておくと、動作を中止した後は逆阻止ダイオードD
R3の接合部静電容量に充電された高い電圧が比較的短
時間の間に放電して低下するので、万一プラズマアーク
の起動に失敗したときに誤って主電極に触れても電撃の
危険性がなくなる。ただし、逆阻止ダイオードDR3ま
たは出力端子Tm1,Tm3から見た回路の漏れ抵抗値が上
述の程度の抵抗値であるときは、放電用抵抗器R2は特
に設けなくてもよい。
側出力端子Tm3との間に接続する抵抗器R2は、逆阻止
ダイオードDR3の接合部静電容量に充電された電荷を
不要時に放電するための放電用抵抗器であり、逆阻止ダ
イオードDR3の接合部の静電容量が前述の程度の値で
ある時は、数MΩないし数10MΩの抵抗値のものを接
続しておくと、動作を中止した後は逆阻止ダイオードD
R3の接合部静電容量に充電された高い電圧が比較的短
時間の間に放電して低下するので、万一プラズマアーク
の起動に失敗したときに誤って主電極に触れても電撃の
危険性がなくなる。ただし、逆阻止ダイオードDR3ま
たは出力端子Tm1,Tm3から見た回路の漏れ抵抗値が上
述の程度の抵抗値であるときは、放電用抵抗器R2は特
に設けなくてもよい。
【0016】また、この放電用抵抗器は図2に示したよ
うに出力端子Tm1とTm3との間に接続する以外に出力端
子Tm1とTm2との間に接続しても同様の効果が期待でき
る。さらに、より安全を期するためには出力端子Tm1と
Tm2との間と出力端子Tm1とTm3との間の両方または出
力端子Tm1とTm2との間と出力端子Tm2とTm3との間の
両方に同様の抵抗器をそれぞれ接続しておけばよい。
うに出力端子Tm1とTm3との間に接続する以外に出力端
子Tm1とTm2との間に接続しても同様の効果が期待でき
る。さらに、より安全を期するためには出力端子Tm1と
Tm2との間と出力端子Tm1とTm3との間の両方または出
力端子Tm1とTm2との間と出力端子Tm2とTm3との間の
両方に同様の抵抗器をそれぞれ接続しておけばよい。
【0017】図3は、さらに別の実施例を示す接続図で
ある。同図において、T1aはインバータトランスT1
の補助巻線、DR5は補助巻線T1aの出力を整流する
整流回路である。同図の実施例の場合は、リアクトルL
2の1次巻線L2(1/2)に流す電流をインバータト
ランスT1に設けた補助巻線T1aの出力を整流回路D
R5によって直流としたものから得る点が図2の実施例
と異なるのみであり、その他は図2と同様である。同図
においては、スッチング回路TR2を加工用主電源の出
力回路から絶縁してあるので装置の設計、製作が容易と
なる。その他はの部分は図2と同じなので動作の詳細な
説明は省略する。
ある。同図において、T1aはインバータトランスT1
の補助巻線、DR5は補助巻線T1aの出力を整流する
整流回路である。同図の実施例の場合は、リアクトルL
2の1次巻線L2(1/2)に流す電流をインバータト
ランスT1に設けた補助巻線T1aの出力を整流回路D
R5によって直流としたものから得る点が図2の実施例
と異なるのみであり、その他は図2と同様である。同図
においては、スッチング回路TR2を加工用主電源の出
力回路から絶縁してあるので装置の設計、製作が容易と
なる。その他はの部分は図2と同じなので動作の詳細な
説明は省略する。
【0018】上記各実施例においてはいずれも、起動操
作をするときは、通常であればスイッチング回路TR2
の導通と遮断とを1ないし数回繰返したときにパイロッ
トアークは起動されてこのパイロットアーク電流を電流
検出器CT2にて検出してスイッチング回路は動作を停
止する。しかし、何らかの原因でパイロットアークのス
タートが出来ないときがある。このようなときは、スイ
ッチング回路TR2の断続動作を繰返しても無駄であ
り、かつ高電圧が主電極とチップ電極との間に印加され
続けることになるので、これを防止し、機器の保護をは
かるためにスイッチング回路TR2の断続は数回ないし
10数回程度行なうと停止するように、その動作回数を
制限するかまたは逆阻止ダイオードDR3の端子電圧が
一定値に達したら、あるいは逆阻止ダイオードDR3の
端子電圧が一定値に達する頃を見計らって一定回数導通
と遮断とを繰り返したら停止するようにしておくことが
望ましい。このためには、制御回路CL2に逆阻止ダイ
オードDR3の端子電圧が設定値を越えた時に、または
スイッチング回路TR2の動作回数を計数しその繰返し
回数が設定回数に達したときに異常として装置を停止す
る機能を持たせればよい。
作をするときは、通常であればスイッチング回路TR2
の導通と遮断とを1ないし数回繰返したときにパイロッ
トアークは起動されてこのパイロットアーク電流を電流
検出器CT2にて検出してスイッチング回路は動作を停
止する。しかし、何らかの原因でパイロットアークのス
タートが出来ないときがある。このようなときは、スイ
ッチング回路TR2の断続動作を繰返しても無駄であ
り、かつ高電圧が主電極とチップ電極との間に印加され
続けることになるので、これを防止し、機器の保護をは
かるためにスイッチング回路TR2の断続は数回ないし
10数回程度行なうと停止するように、その動作回数を
制限するかまたは逆阻止ダイオードDR3の端子電圧が
一定値に達したら、あるいは逆阻止ダイオードDR3の
端子電圧が一定値に達する頃を見計らって一定回数導通
と遮断とを繰り返したら停止するようにしておくことが
望ましい。このためには、制御回路CL2に逆阻止ダイ
オードDR3の端子電圧が設定値を越えた時に、または
スイッチング回路TR2の動作回数を計数しその繰返し
回数が設定回数に達したときに異常として装置を停止す
る機能を持たせればよい。
【0019】また、上記各実施例においては、パイロッ
トアーク電流を制限抵抗器R1にて制限するものについ
て説明したが、パイロットアーク電流はこれ以外の方法
で制限するものでもよい。例えば、抵抗器に代えて、パ
イロットアーク電流検出器CT2の出力を基準値と比較
して差信号により、インバータ回路TR1の出力をフィ
ードバック制御によって所定値に制限するものや抵抗器
に代えてトランジスタのようなアナログ制御素子によっ
てまたはスィツチングによってチョッパ制御する方法に
よって電流を所定値に制限するものでもよい。これらの
場合には、直流リアクトルをパイロットアーク回路に直
列に接続しておくとパイロットアーク電流の平滑や起動
時のオーバーシュート防止に有効である。
トアーク電流を制限抵抗器R1にて制限するものについ
て説明したが、パイロットアーク電流はこれ以外の方法
で制限するものでもよい。例えば、抵抗器に代えて、パ
イロットアーク電流検出器CT2の出力を基準値と比較
して差信号により、インバータ回路TR1の出力をフィ
ードバック制御によって所定値に制限するものや抵抗器
に代えてトランジスタのようなアナログ制御素子によっ
てまたはスィツチングによってチョッパ制御する方法に
よって電流を所定値に制限するものでもよい。これらの
場合には、直流リアクトルをパイロットアーク回路に直
列に接続しておくとパイロットアーク電流の平滑や起動
時のオーバーシュート防止に有効である。
【0020】さらに、前記いずれの実施例においても、
直流電源の主回路はインバータ制御式を用いて説明した
が、本発明の実施に当たっては電源の主回路方式はイン
バータ制御式に限られるものではない。すなわちインバ
ータ回路に代えて2次整流回路DR2の出力を直流のチ
ョッパ回路によって制御するものでもよく、また商用周
波の交流をトランスの2次側でサイリスタ制御により位
相制御整流して調整するものであってもよい。さらにそ
の出力形態は先に説明した直流出力以外に周期的に脈動
する成分を含むものやパルス波形を含むのものでもよい
のはもちろんである。
直流電源の主回路はインバータ制御式を用いて説明した
が、本発明の実施に当たっては電源の主回路方式はイン
バータ制御式に限られるものではない。すなわちインバ
ータ回路に代えて2次整流回路DR2の出力を直流のチ
ョッパ回路によって制御するものでもよく、また商用周
波の交流をトランスの2次側でサイリスタ制御により位
相制御整流して調整するものであってもよい。さらにそ
の出力形態は先に説明した直流出力以外に周期的に脈動
する成分を含むものやパルス波形を含むのものでもよい
のはもちろんである。
【0021】さらにまた、本発明をプラズマアーク溶接
に適用する場合についてのみ説明したが、本発明はプラ
ズマアーク放電を利用して加工を行うものであればなん
でも適用できるものであり、例えば溶接以外にプラズマ
アーク切断、溶射、加熱、溶融などに適用できる。
に適用する場合についてのみ説明したが、本発明はプラ
ズマアーク放電を利用して加工を行うものであればなん
でも適用できるものであり、例えば溶接以外にプラズマ
アーク切断、溶射、加熱、溶融などに適用できる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記の通り高周波発生装置が
発生する高周波を使わずに、リアクトルに流す電流の導
通、遮断を繰り返し、遮断時に発生する高電圧を一旦回
路内に含まれる逆阻止ダイオードの大きな接合部静電容
量に充電して、この充電した直流高電圧をパイロットア
ークの起動のために利用するものであるので、大形で高
価な高周波発生装置が不要となるばかりでなくケーブル
の長さやこれらの間の浮遊容量の大小にかかわらず、確
実なアーク起動が可能となり、ノイズ障害をほとんど無
くすことができるものである。それ故、ケーブルの長さ
に無関係に確実なプラズマアークの起動ができるもので
ある。
発生する高周波を使わずに、リアクトルに流す電流の導
通、遮断を繰り返し、遮断時に発生する高電圧を一旦回
路内に含まれる逆阻止ダイオードの大きな接合部静電容
量に充電して、この充電した直流高電圧をパイロットア
ークの起動のために利用するものであるので、大形で高
価な高周波発生装置が不要となるばかりでなくケーブル
の長さやこれらの間の浮遊容量の大小にかかわらず、確
実なアーク起動が可能となり、ノイズ障害をほとんど無
くすことができるものである。それ故、ケーブルの長さ
に無関係に確実なプラズマアークの起動ができるもので
ある。
【図1】従来のプラズマアーク加工装置の例を示す接続
図。
図。
【図2】本発明の実施例を示す接続図。
【図3】本発明の別の実施例を示す接続図。
4 主電極 5 チップ電極 6 被加工物 7a 主電極側ケーブル 7b 被加工物側ケーブル 7c チップ電極側ケーブル 8 起動スイッチ 9 出力調整器 10 電源 DR1 1次整流回路 DR2 2次整流回路 DR3 逆阻止ダイオード DR4 ダイオード DR5 整流回路 TR1 インバータ回路 TR2 スイッチング回路 Tm1 主電極側出力端子 Tm2 被加工物側出力端子 Tm3 チップ電極側出力端子 T1 インバータトランス T1a インバータトランスT1の補助巻線 CT1 加工用主アーク電流検出器 CT2 パイロットアーク電流検出器 L1 リアクトル L2(1/2) 補助リアクトルL2の1次巻線 L2(2/2) 補助リアクトルL2の2次巻線 CR1 接点 R1 パイロットアーク電流制限用抵抗器 R2 放電用抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 仁重 大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会 社ダイヘン内
Claims (5)
- 【請求項1】直流電源の負出力から主電極側端子にまた
正出力から被加工物側端子およびパイロットアーク用の
チップ電極側出力端子にそれぞれ電力を供給するプラズ
マアーク加工装置において、前記直流電源の負出力と前
記主電極側出力端子との間に逆阻止ダイオードを直列に
接続し、1次および2次巻線を有する補助リアクトル
と、プラズマアーク起動時に前記補助リアクトルの1次
巻線に強制的に直流電流を所定時間幅と間隔で繰り返し
断続的に流すためのスイッチング回路とを設け、前記補
助リアクトルの2次巻線を前記スイッチング回路が遮断
時に前記補助リアクトルの2次巻線に発生する電圧に対
して順方向となる極性のダイオードと直列にして前記逆
阻止ダイオードに並列に接続したプラズマアーク加工装
置。 - 【請求項2】前記直流電源の負出力端子とチップ電極側
出力端子または被加工物側出力端子との間には、放電回
路を形成する高抵抗値の抵抗器を並列に接続した請求項
1に記載のプラズマアーク加工装置。 - 【請求項3】前記スイッチング回路は、加工用主電源回
路から絶縁された直流電源とスイッチング素子とからな
る請求項1または2のいずれかに記載のプラズマアーク
加工装置。 - 【請求項4】前記スイッチング回路は、パイロットアー
クの発生を検出して動作を停止する回路である請求項1
ないし3のいずれかに記載のプラズマアーク加工装置。 - 【請求項5】前記スイッチング回路は、パイロットアー
クの発生を検出したときまたはあらかじめ定められた回
数だけ動作を繰り返したときのいずれか早い時期に動作
を停止する回路である請求項1ないし3のいずれかに記
載のプラズマアーク加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7180915A JPH0910948A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | プラズマアーク加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7180915A JPH0910948A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | プラズマアーク加工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0910948A true JPH0910948A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16091514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7180915A Pending JPH0910948A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | プラズマアーク加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0910948A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106457450A (zh) * | 2014-03-31 | 2017-02-22 | 海别得公司 | 用于等离子切割系统的基于宽带隙半导体的电力供应器及相关制造方法 |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP7180915A patent/JPH0910948A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106457450A (zh) * | 2014-03-31 | 2017-02-22 | 海别得公司 | 用于等离子切割系统的基于宽带隙半导体的电力供应器及相关制造方法 |
| CN106457450B (zh) * | 2014-03-31 | 2019-08-20 | 海别得公司 | 用于等离子切割系统的电力供应器组合件及相关制造方法 |
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