JPH09109831A - シートベルト巻取り装置 - Google Patents
シートベルト巻取り装置Info
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- JPH09109831A JPH09109831A JP7293323A JP29332395A JPH09109831A JP H09109831 A JPH09109831 A JP H09109831A JP 7293323 A JP7293323 A JP 7293323A JP 29332395 A JP29332395 A JP 29332395A JP H09109831 A JPH09109831 A JP H09109831A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat belt
- bobbin
- absorbing means
- energy absorbing
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R2022/3427—Seat belt connection on reels
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】エネルギー吸収手段の加工が容易で、ベルト繰
り出し量を大きく出来、吸収可能エネルギーを大きくす
る設定することが容易にできる。 【解決手段】回転軸11にボビン12が嵌め込まれ、こ
のボビン12の外周面にエネルギー吸収手段15が固定
されている。エネルギー吸収手段15は、アルミニウム
などの金属板材を曲げ加工したもので、ボビン12に固
定するための固定部20と、ベルト21を巻回するため
所定の間隔で配置された複数の巻回部22と、固定部2
0と巻回部22とを連結する連結部23で構成されてい
る。このシートベルト巻取り装置1では、エネルギー吸
収手段15を金属板材の曲げ加工で形成するので加工が
容易になり、連結部23の高さHは加工上の制限がない
ので、この高さHを高くすることにより、吸収可能なエ
ネルギーを大きくできる。
り出し量を大きく出来、吸収可能エネルギーを大きくす
る設定することが容易にできる。 【解決手段】回転軸11にボビン12が嵌め込まれ、こ
のボビン12の外周面にエネルギー吸収手段15が固定
されている。エネルギー吸収手段15は、アルミニウム
などの金属板材を曲げ加工したもので、ボビン12に固
定するための固定部20と、ベルト21を巻回するため
所定の間隔で配置された複数の巻回部22と、固定部2
0と巻回部22とを連結する連結部23で構成されてい
る。このシートベルト巻取り装置1では、エネルギー吸
収手段15を金属板材の曲げ加工で形成するので加工が
容易になり、連結部23の高さHは加工上の制限がない
ので、この高さHを高くすることにより、吸収可能なエ
ネルギーを大きくできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に用いら
れるシートベルト巻取り装置に関し、さらに詳しくは、
緊急時にシートベルトを巻装したボビンをロックすると
共にこのボビンの外周面に変形可能なエネルギー吸収手
段を備えたシートベルト巻取り装置に関する。
れるシートベルト巻取り装置に関し、さらに詳しくは、
緊急時にシートベルトを巻装したボビンをロックすると
共にこのボビンの外周面に変形可能なエネルギー吸収手
段を備えたシートベルト巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には、衝突時に乗員を保護するた
めシートベルト装置が装備されている。このシートベル
ト装置では、衝突時に乗員が前方へ飛び出すのを防ぐた
めベルトの引き出しが停止されるので、乗員の運動エネ
ルギーがベルトに作用し、その反作用が乗員自身にかか
ってくる。そこで、この運動エネルギーを効率良く吸収
することによって、乗員にかかるショックを軽減するこ
とができる。従来、乗員の運動エネルギーを吸収するよ
うにしたシートベルト装置として、例えば、(1)特開
昭55−38189号公報、(2)実開昭64−144
54号公報、(3)特開平7−101310号公報など
が提案されている。
めシートベルト装置が装備されている。このシートベル
ト装置では、衝突時に乗員が前方へ飛び出すのを防ぐた
めベルトの引き出しが停止されるので、乗員の運動エネ
ルギーがベルトに作用し、その反作用が乗員自身にかか
ってくる。そこで、この運動エネルギーを効率良く吸収
することによって、乗員にかかるショックを軽減するこ
とができる。従来、乗員の運動エネルギーを吸収するよ
うにしたシートベルト装置として、例えば、(1)特開
昭55−38189号公報、(2)実開昭64−144
54号公報、(3)特開平7−101310号公報など
が提案されている。
【0003】上記(1)の「安全ベルトの固定装置」
は、図8に示すように安全ベルト110(符号は付け直
した)の端部が、固定ループ112によってスピンドル
111に固定されている。スピンドル111は、発泡性
プラスチック材料のスリーブ114で覆われている。安
全ベルト110はスリーブ114に巻回されている。自
動車が衝突すると、安全ベルト110の引き出しがスピ
ンドル111のロックにより停止される。そして、乗員
の前方への運動エネルギーによって引き出しが停止され
た安全ベルト110に大きな張力がかかり、この張力に
よってスリーブ114が圧縮されて小径側に塑性変形
し、安全ベルト110が僅かに引き出される。これによ
って、乗員の運動エネルギーの一部が吸収される。な
お、スリーブ114の材質及び形状は適宜変更すること
ができる。
は、図8に示すように安全ベルト110(符号は付け直
した)の端部が、固定ループ112によってスピンドル
111に固定されている。スピンドル111は、発泡性
プラスチック材料のスリーブ114で覆われている。安
全ベルト110はスリーブ114に巻回されている。自
動車が衝突すると、安全ベルト110の引き出しがスピ
ンドル111のロックにより停止される。そして、乗員
の前方への運動エネルギーによって引き出しが停止され
た安全ベルト110に大きな張力がかかり、この張力に
よってスリーブ114が圧縮されて小径側に塑性変形
し、安全ベルト110が僅かに引き出される。これによ
って、乗員の運動エネルギーの一部が吸収される。な
お、スリーブ114の材質及び形状は適宜変更すること
ができる。
【0004】また、上記(2)の「ウェビング巻取装
置」は、図9に示すようにボビン120の周囲に塑性変
形又は弾性変形可能なリブ121が設けられ、リブ12
1の外側にウェビング(ベルト)122が巻回されてい
る。そして、自動車の衝突時にはボビン120の回転が
ロックされ、リブ121が小径側に変形して、乗員の運
動エネルギーを吸収するようになっている。リブ121
の形状は、適宜変更することができる。
置」は、図9に示すようにボビン120の周囲に塑性変
形又は弾性変形可能なリブ121が設けられ、リブ12
1の外側にウェビング(ベルト)122が巻回されてい
る。そして、自動車の衝突時にはボビン120の回転が
ロックされ、リブ121が小径側に変形して、乗員の運
動エネルギーを吸収するようになっている。リブ121
の形状は、適宜変更することができる。
【0005】また、上記(3)の「シートベルト巻取装
置」は、図10に示すようにウェビング巻取軸130の
外周位置に巻取ホイール131が嵌着されている。巻取
ホイール131は、図11にその斜視図として示すよう
に板材によりほぼ円筒状に形成され、バーリング加工に
よって適当な間隔をおいて略円筒形状のフランジ132
が巻取ホイール内側に向けて複数設けられている。ウェ
ビングWは、巻取ホイール131の外周面に巻回されて
いる。そして、自動車の衝突時には、ウェビング巻取軸
130はウェビングWの繰出を停止すべくロックされ、
また、ウェビングWにかかる張力によってボビン半径方
向に延びたフランジ132が小径側に潰されて塑性変形
し、乗員の運動エネルギーの一部を吸収するようになっ
ている。ここに示したフランジ132はその形状を変え
たり、また、バーリング加工以外にもフランジ132を
絞り加工によって形成することもできる。
置」は、図10に示すようにウェビング巻取軸130の
外周位置に巻取ホイール131が嵌着されている。巻取
ホイール131は、図11にその斜視図として示すよう
に板材によりほぼ円筒状に形成され、バーリング加工に
よって適当な間隔をおいて略円筒形状のフランジ132
が巻取ホイール内側に向けて複数設けられている。ウェ
ビングWは、巻取ホイール131の外周面に巻回されて
いる。そして、自動車の衝突時には、ウェビング巻取軸
130はウェビングWの繰出を停止すべくロックされ、
また、ウェビングWにかかる張力によってボビン半径方
向に延びたフランジ132が小径側に潰されて塑性変形
し、乗員の運動エネルギーの一部を吸収するようになっ
ている。ここに示したフランジ132はその形状を変え
たり、また、バーリング加工以外にもフランジ132を
絞り加工によって形成することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の(1)
及び(2)では、スリーブ114やリブ121の形状が
複雑でしかも樹脂で成形されているので、加工が困難で
あると共に変形時の吸収可能なエネルギーが小さくなる
という問題がある。
及び(2)では、スリーブ114やリブ121の形状が
複雑でしかも樹脂で成形されているので、加工が困難で
あると共に変形時の吸収可能なエネルギーが小さくなる
という問題がある。
【0007】上述の(3)では、フランジ132の高さ
によって吸収可能なエネルギーが決まるが、このフラン
ジ132をバーリング加工又は絞り加工で形成するの
で、フランジ132の高さをそれ程大きくすることがで
きず、したがって、吸収可能なエネルギーを大きくでき
ないという問題がある。また、この種の加工方法では加
工精度を高めることが困難であり、エネルギー吸収率の
安定化が難しい。そこで、本発明は、上記課題を解決し
たものであり、加工が容易でしかも吸収可能なエネルギ
ーを大きくすることが可能なシートベルトの巻取り装置
を提供することを目的とするものである。
によって吸収可能なエネルギーが決まるが、このフラン
ジ132をバーリング加工又は絞り加工で形成するの
で、フランジ132の高さをそれ程大きくすることがで
きず、したがって、吸収可能なエネルギーを大きくでき
ないという問題がある。また、この種の加工方法では加
工精度を高めることが困難であり、エネルギー吸収率の
安定化が難しい。そこで、本発明は、上記課題を解決し
たものであり、加工が容易でしかも吸収可能なエネルギ
ーを大きくすることが可能なシートベルトの巻取り装置
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、シ
ートベルトを巻装するボビンを緊急時にロックするよう
になされ、所定値以上のベルト張力で該ベルトをその巻
径面を小径側に塑性変形することにより加えられたエネ
ルギーを吸収するエネルギー吸収手段が前記ボビンの外
周面に設けられたシートベルト巻取り装置において、前
記エネルギー吸収手段は、金属板材の曲げ加工によって
前記ボビンの外周面に固定するための固定部と、シート
ベルトを巻回するための巻回部と、前記固定部と前記巻
回部とを連結して前記所定値以上のベルト張力によって
座屈変形する連結部とが設けられたことを特徴とするシ
ートベルト巻取り装置により解決することができる。
ートベルトを巻装するボビンを緊急時にロックするよう
になされ、所定値以上のベルト張力で該ベルトをその巻
径面を小径側に塑性変形することにより加えられたエネ
ルギーを吸収するエネルギー吸収手段が前記ボビンの外
周面に設けられたシートベルト巻取り装置において、前
記エネルギー吸収手段は、金属板材の曲げ加工によって
前記ボビンの外周面に固定するための固定部と、シート
ベルトを巻回するための巻回部と、前記固定部と前記巻
回部とを連結して前記所定値以上のベルト張力によって
座屈変形する連結部とが設けられたことを特徴とするシ
ートベルト巻取り装置により解決することができる。
【0009】このように構成することにより、エネルギ
ー吸収手段の所定値以上のベルト張力により座屈変形す
る連結部が、金属板材の曲げ加工によって精度よく安定
して形成されているので、簡単な加工で連結部の高さを
大きくして吸収エネルギーを大きくすることも極めて容
易となる。
ー吸収手段の所定値以上のベルト張力により座屈変形す
る連結部が、金属板材の曲げ加工によって精度よく安定
して形成されているので、簡単な加工で連結部の高さを
大きくして吸収エネルギーを大きくすることも極めて容
易となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシートベルト
巻取り装置の実施形態について、図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係るシートベルト巻取り装置の第1
実施形態の要部断面図であり、図2は第1実施形態の衝
突時の作用を説明する要部断面図、図3は第2実施形態
の要部断面図、図4は第3実施形態の要部断面図、図5
は第4実施形態の要部断面図、図6は第5実施形態の要
部断面図、図7は第6実施形態の要部断面図である。
巻取り装置の実施形態について、図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係るシートベルト巻取り装置の第1
実施形態の要部断面図であり、図2は第1実施形態の衝
突時の作用を説明する要部断面図、図3は第2実施形態
の要部断面図、図4は第3実施形態の要部断面図、図5
は第4実施形態の要部断面図、図6は第5実施形態の要
部断面図、図7は第6実施形態の要部断面図である。
【0011】本発明のシートベルト巻取装置1はその全
体については図示しないが、周知のごとく自動車等の車
体に固定されるフレーム、このフレームに取り付けられ
た巻取り機構が設けられ、この巻取り機構の一部として
後述する回転軸11やボビン12が装備されている。そ
して、シートベルト巻取装置1のベルト巻装部分の要部
断面を図1に示すように、例えば矩形の回転軸11に円
柱状のボビン12が嵌め込まれている。回転軸11は、
通常は回転可能であるが、自動車の衝突時には緊急ロッ
ク手段(図示せず)によって回転が停止される。このボ
ビン12の外周面には複数の突起13が設けられてい
る。
体については図示しないが、周知のごとく自動車等の車
体に固定されるフレーム、このフレームに取り付けられ
た巻取り機構が設けられ、この巻取り機構の一部として
後述する回転軸11やボビン12が装備されている。そ
して、シートベルト巻取装置1のベルト巻装部分の要部
断面を図1に示すように、例えば矩形の回転軸11に円
柱状のボビン12が嵌め込まれている。回転軸11は、
通常は回転可能であるが、自動車の衝突時には緊急ロッ
ク手段(図示せず)によって回転が停止される。このボ
ビン12の外周面には複数の突起13が設けられてい
る。
【0012】また、ボビン12の外周面には、自動車の
衝突時にベルト張力によって小径側に塑性変形するエネ
ルギー吸収手段15が嵌め込まれている。この第1実施
形態では、エネルギー吸収手段15が180度ずつ2分
割(図では左右に別れている)されている。エネルギー
吸収手段15は、例えばアルミニウムなど所定の強度を
有する金属板材を曲げ加工したもので、その曲げ断面形
状は波形を基本形状とし、曲げ幅は金属板材の全幅にわ
たった構造である。そして、このエネルギー吸収手段1
5はボビン12に固定される固定部20と、ベルト21
を巻回するため所定間隔で配置された複数の巻回部22
と、固定部20と巻回部22とを連結して所定値以上の
ベルト張力で座屈変形する所定高さH(ボビン半径方向
の高さ)でボビン半径方向に延びた連結部23とで構成
されている。
衝突時にベルト張力によって小径側に塑性変形するエネ
ルギー吸収手段15が嵌め込まれている。この第1実施
形態では、エネルギー吸収手段15が180度ずつ2分
割(図では左右に別れている)されている。エネルギー
吸収手段15は、例えばアルミニウムなど所定の強度を
有する金属板材を曲げ加工したもので、その曲げ断面形
状は波形を基本形状とし、曲げ幅は金属板材の全幅にわ
たった構造である。そして、このエネルギー吸収手段1
5はボビン12に固定される固定部20と、ベルト21
を巻回するため所定間隔で配置された複数の巻回部22
と、固定部20と巻回部22とを連結して所定値以上の
ベルト張力で座屈変形する所定高さH(ボビン半径方向
の高さ)でボビン半径方向に延びた連結部23とで構成
されている。
【0013】固定部20には、複数の抜き孔30が設け
られ、この抜き孔30にボビン12の突起13が挿入さ
れて固定される。突起13の固定方法は、溶着、かし
め、ねじ止めなど任意に選定することができる。回転軸
11及びボビン12には、スリット25,26が設けら
れ、ここにベルト21の端部が挿入されている。ボビン
12のスリット26の端部には、幅広部27が設けら
れ、その中央部にピン28が設けられている。そして、
ベルト21の端部がピン28に巻き付けられて折り返さ
れ、この折り返し部がベルト21の本体に固着されて抜
け止めされている。
られ、この抜き孔30にボビン12の突起13が挿入さ
れて固定される。突起13の固定方法は、溶着、かし
め、ねじ止めなど任意に選定することができる。回転軸
11及びボビン12には、スリット25,26が設けら
れ、ここにベルト21の端部が挿入されている。ボビン
12のスリット26の端部には、幅広部27が設けら
れ、その中央部にピン28が設けられている。そして、
ベルト21の端部がピン28に巻き付けられて折り返さ
れ、この折り返し部がベルト21の本体に固着されて抜
け止めされている。
【0014】このシートベルト巻取装置1においては、
通常時はベルト21の引き出しが可能であるが自動車の
衝突時には、緊急ロック手段が作動して回転軸11の回
転が停止される。そして、回転軸11に取り付けられた
ボビン12に巻回されているベルト21の巻き出しが停
止され、乗員の前方への運動エネルギーがベルト21に
かかり、ベルト21の張力が所定値以上になる。
通常時はベルト21の引き出しが可能であるが自動車の
衝突時には、緊急ロック手段が作動して回転軸11の回
転が停止される。そして、回転軸11に取り付けられた
ボビン12に巻回されているベルト21の巻き出しが停
止され、乗員の前方への運動エネルギーがベルト21に
かかり、ベルト21の張力が所定値以上になる。
【0015】ベルト21の張力が所定値以上になると、
図2に示すようにエネルギー吸収手段15の巻回部22
に作用する中心方向への押圧力Fによって、連結部23
が座屈変形する。この場合、押圧力Fが中心方向に作用
するので、その押圧力Fを巻回部22で受け、連結部2
3が単に倒れることなく座屈変形し、巻回部22が全周
に亘って中心側に移動して巻回部22の直径が小さくな
る。これによって、ベルト21が所定長さだけ引き出さ
れる。つまり、この場合には乗員の前方への運動エネル
ギーがベルト21の張力に変換され、この張力でエネル
ギー吸収手段15の連結部23が座屈変形することによ
って、乗員の運動エネルギーの一部が吸収される。した
がって、ベルト21から乗員に加わる反作用が小さくな
り、衝突によるショックを軽減することができる。連結
部23の座屈変形時に吸収可能なエネルギーは、連結部
23の高さHによって変化する。すなわち、連結部23
の高さHが高いほど吸収可能エネルギーが大きくなる。
図2に示すようにエネルギー吸収手段15の巻回部22
に作用する中心方向への押圧力Fによって、連結部23
が座屈変形する。この場合、押圧力Fが中心方向に作用
するので、その押圧力Fを巻回部22で受け、連結部2
3が単に倒れることなく座屈変形し、巻回部22が全周
に亘って中心側に移動して巻回部22の直径が小さくな
る。これによって、ベルト21が所定長さだけ引き出さ
れる。つまり、この場合には乗員の前方への運動エネル
ギーがベルト21の張力に変換され、この張力でエネル
ギー吸収手段15の連結部23が座屈変形することによ
って、乗員の運動エネルギーの一部が吸収される。した
がって、ベルト21から乗員に加わる反作用が小さくな
り、衝突によるショックを軽減することができる。連結
部23の座屈変形時に吸収可能なエネルギーは、連結部
23の高さHによって変化する。すなわち、連結部23
の高さHが高いほど吸収可能エネルギーが大きくなる。
【0016】このシートベルト巻取装置1は、上述のよ
うに金属板材を曲げ加工して形成されているので加工が
容易になる。また、連結部23の高さHには従来のバー
リング加工のような加工上の制限がないので、連結部2
3の高さHを高くすることもでき、またシートベルトの
引き出し量も可能な限り大き設定することができ、吸収
可能なエネルギーを大きくすることができる。
うに金属板材を曲げ加工して形成されているので加工が
容易になる。また、連結部23の高さHには従来のバー
リング加工のような加工上の制限がないので、連結部2
3の高さHを高くすることもでき、またシートベルトの
引き出し量も可能な限り大き設定することができ、吸収
可能なエネルギーを大きくすることができる。
【0017】上述の第1実施形態では、エネルギー吸収
手段15を2分割したが、図3に示す第2実施形態のよ
うに、エネルギー吸収手段35を一体型とすることもで
きる。これによって、装着する部品点数を削減できる。
手段15を2分割したが、図3に示す第2実施形態のよ
うに、エネルギー吸収手段35を一体型とすることもで
きる。これによって、装着する部品点数を削減できる。
【0018】また、図4に示す第3実施形態のように、
ボビン36の外周面に複数の突部37を設け、この突部
37をエネルギー吸収手段35の隣接する連結部23の
間に配置することもできる。これによって、エネルギー
吸収手段35の固定を強化すると共に、連結部23が倒
れるのを防止でき、更なる高いエネルギー吸収が可能と
なる。
ボビン36の外周面に複数の突部37を設け、この突部
37をエネルギー吸収手段35の隣接する連結部23の
間に配置することもできる。これによって、エネルギー
吸収手段35の固定を強化すると共に、連結部23が倒
れるのを防止でき、更なる高いエネルギー吸収が可能と
なる。
【0019】図5に示す第4実施形態のように、ボビン
40の外周面に係止溝41を設けると共に、エネルギー
吸収手段42の内周側の一部を内側に立ち上げて係止片
43を設け、この係止片43を係止溝41に挿入して係
止することもできる。これによって、エネルギー吸収手
段42が位置ずれするのを防止できる。
40の外周面に係止溝41を設けると共に、エネルギー
吸収手段42の内周側の一部を内側に立ち上げて係止片
43を設け、この係止片43を係止溝41に挿入して係
止することもできる。これによって、エネルギー吸収手
段42が位置ずれするのを防止できる。
【0020】また、図6に示す第5実施形態のように、
ボビン45の外周面に複数の凹溝46を設け、略コの字
状の多数(6個)のエネルギー吸収手段47の両端の固
定部48を、凹溝46に圧入又はインサートモールドに
よって挿入して、エネルギー吸収手段47を固定するこ
とができる。この場合には、エネルギー吸収手段47の
形状が簡単なので加工が更に容易になる。
ボビン45の外周面に複数の凹溝46を設け、略コの字
状の多数(6個)のエネルギー吸収手段47の両端の固
定部48を、凹溝46に圧入又はインサートモールドに
よって挿入して、エネルギー吸収手段47を固定するこ
とができる。この場合には、エネルギー吸収手段47の
形状が簡単なので加工が更に容易になる。
【0021】更に、図7に示す第6実施形態のように、
ボビン50の外周部に略コの字状の貫通孔51と係止穴
52を複数設け、波形のエネルギー吸収手段53の内周
側の第1固定部54と両端の第2固定部55を、それぞ
れ貫通孔51と係止穴52に圧入(ボビンの一側面の方
向から圧入)又はインサートモールドによって挿入する
ことにより、エネルギー吸収手段53を固定することも
できる。なお、上述の実施例では回転軸11とボビン1
2,36,40,45,50を別体にした場合について
説明したが、これを一体化した構成でもよいことは勿論
である。
ボビン50の外周部に略コの字状の貫通孔51と係止穴
52を複数設け、波形のエネルギー吸収手段53の内周
側の第1固定部54と両端の第2固定部55を、それぞ
れ貫通孔51と係止穴52に圧入(ボビンの一側面の方
向から圧入)又はインサートモールドによって挿入する
ことにより、エネルギー吸収手段53を固定することも
できる。なお、上述の実施例では回転軸11とボビン1
2,36,40,45,50を別体にした場合について
説明したが、これを一体化した構成でもよいことは勿論
である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシートベ
ルトの巻取装置は、エネルギー吸収手段には、金属板材
の曲げ加工によってボビンの外周面に固定するための固
定部と、シートベルトを巻回するための巻回部と、前記
固定部と前記巻回部とを連結して所定値以上のベルト張
力で座屈変形する連結部とが設けられたので、自動車な
どの衝突時にシートベルトにかかるエネルギーを吸収す
る連結部を容易に加工することができると共に、この連
結部の高さに加工上の制限もなくその設定自由度が増す
ので、シートベルトの繰り出し量を可能な限り大きくで
き、連結部を高くして吸収可能なエネルギーを大きくす
ることができる。
ルトの巻取装置は、エネルギー吸収手段には、金属板材
の曲げ加工によってボビンの外周面に固定するための固
定部と、シートベルトを巻回するための巻回部と、前記
固定部と前記巻回部とを連結して所定値以上のベルト張
力で座屈変形する連結部とが設けられたので、自動車な
どの衝突時にシートベルトにかかるエネルギーを吸収す
る連結部を容易に加工することができると共に、この連
結部の高さに加工上の制限もなくその設定自由度が増す
ので、シートベルトの繰り出し量を可能な限り大きくで
き、連結部を高くして吸収可能なエネルギーを大きくす
ることができる。
【図1】本発明に係るシートベルト巻取り装置の第1実
施形態の要部断面図である。
施形態の要部断面図である。
【図2】本発明に係るシートベルト巻取り装置の第1実
施形態の作用を示す要部断面図である。
施形態の作用を示す要部断面図である。
【図3】本発明に係るシートベルト巻取り装置の第2実
施形態の要部断面図である。
施形態の要部断面図である。
【図4】本発明に係るシートベルト巻取り装置の第3実
施形態の要部断面図である。
施形態の要部断面図である。
【図5】本発明に係るシートベルト巻取り装置の第4実
施形態の要部断面図である。
施形態の要部断面図である。
【図6】本発明に係るシートベルト巻取り装置の第5実
施形態の要部断面図である。
施形態の要部断面図である。
【図7】本発明に係るシートベルト巻取り装置の第6実
施形態の要部断面図である。
施形態の要部断面図である。
【図8】従来例に係るシートベルト巻取り装置の第1例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図9】従来例に係るシートベルト巻取り装置の第2例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図10】従来例に係るシートベルト巻取り装置の第3
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図11】図10に示したシートベルト巻取り装置のホ
ィールを示す斜視図である。
ィールを示す斜視図である。
1 シートベルト巻取り装置 11 回転軸 12,36,40,45,50 ボビン 15,35,42,47,53 エネルギー吸収手段 20,48 固定部 22 巻回部 53 第1固定部 55 第2固定部
Claims (1)
- 【請求項1】 シートベルトを巻装するボビンを緊急時
にロックするようになされ、所定値以上のベルト張力で
該ベルトをその巻径面を小径側に塑性変形することによ
り加えられたエネルギーを吸収するエネルギー吸収手段
が前記ボビンの外周面に設けられたシートベルト巻取り
装置において、 前記エネルギー吸収手段は、金属板材の曲げ加工によっ
て前記ボビンの外周面に固定するための固定部と、シー
トベルトを巻回するための巻回部と、前記固定部と前記
巻回部とを連結して前記所定値以上のベルト張力によっ
て座屈変形する連結部とが設けられたことを特徴とする
シートベルト巻取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7293323A JPH09109831A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | シートベルト巻取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7293323A JPH09109831A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | シートベルト巻取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09109831A true JPH09109831A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17793350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7293323A Pending JPH09109831A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | シートベルト巻取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09109831A (ja) |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP7293323A patent/JPH09109831A/ja active Pending
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