JPH09109978A - 車両用連動ブレーキ装置 - Google Patents

車両用連動ブレーキ装置

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JPH09109978A
JPH09109978A JP27322295A JP27322295A JPH09109978A JP H09109978 A JPH09109978 A JP H09109978A JP 27322295 A JP27322295 A JP 27322295A JP 27322295 A JP27322295 A JP 27322295A JP H09109978 A JPH09109978 A JP H09109978A
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brake
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wheel brake
hydraulic
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Katsumi Yanagisawa
克美 柳澤
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスタシリンダの出力油圧により作動される
油圧式前輪ブレーキと、ブレーキケーブルを介して作動
される機械式後輪ブレーキとを、ブレーキケーブルの遊
びを排除して同時作動させる。 【解決手段】 油圧式前輪ブレーキBfを作動するマス
タシリンダ5の出力油圧を利用して作動するピストン2
6を備えた油圧アクチュエータ21を設け、そのピスト
ン26をブレーキケーブル11を介して機械式後輪ブレ
ーキBrに連結すると共に、そのピストン26をピスト
ンばね27により作動方向へ付勢する。このピストンば
ね27のセット荷重は後輪ブレーキBrの作動荷重より
小さく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操向ハンドルに付
設される単一のブレーキレバーにより前輪ブレーキ及び
後輪ブレーキを作動し得るようにした、特に自動二輪車
に好適な車両用連動ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車用連動ブレーキ装置と
して、例えば特開昭56−67681号公報に開示され
ているように、機械式の前輪ブレーキと、同じく機械式
の後輪ブレーキとを機械的に連動させたものと、例えば
特開昭56−154378号公報に開示されているよう
に、いずれも油圧式の前輪ブレーキ及び後輪ブレーキを
共通のマスタシリンダの出力油圧により作動させるよう
にしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、比較的軽量
の自動二輪車には、前輪ブレーキを油圧式、後輪ブレー
キを機械式にそれぞれ構成したものが多く使用されてい
るが、それらにおいて油圧式前輪ブレーキ及び機械式後
輪ブレーキ間を連動させたものは見当たらない。
【0004】そこで、油圧式前輪ブレーキを作動すべく
操向ハンドルに取付けられたマスタシリンダのブレーキ
レバーにブレーキワイヤを介して機械式後輪ブレーキを
連結し、単一のブレーキレバーの操作により、形式を異
にする前、後輪ブレーキを作動し得るようにすることが
考えられる。しかしながら、そうした場合、ブレーキケ
ーブルの遊びが影響して、機械式後輪ブレーキ系の遊び
が油圧式前輪ブレーキ系のそれより大きいため、ブレー
キレバーの操作時には、前輪ブレーキが先行作動し、両
ブレーキを同時に的確に作動させることができない。
【0005】本発明は、かゝる点に鑑みてなされたもの
で、後輪ブレーキ系のブレーキケーブルの遊びを排除し
て、前、後輪ブレーキを同時に作動させ得る車両用連動
ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、操向ハンドルに取付けられてブレーキレ
バーにより操作されるマスタシリンダと、このマスタシ
リンダの出力油圧により作動される油圧式前輪ブレーキ
と、マスタシリンダの出力油圧を受けて作動するピスト
ンを備えた油圧アクチュエータと、そのピストンにブレ
ーキケーブルを介して連結されてピストンの作動力によ
り作動される機械式後輪ブレーキとからなり、油圧アク
チュエータには、後輪ブレーキの作動荷重よりも小さい
セット荷重をもってピストンを作動方向へ付勢するピス
トンばねを設けたことを第1の特徴とする。
【0007】また本発明は、上記特徴に加えて、車体に
軸支されるブレーキペダルを第2のブレーキケーブルを
介して油圧アクチュエータのピストンに連結し、ブレー
キペダルの操作によっても該ピストンを作動し得るよう
にしたことを第2の特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の実施例に基いて以下に説明する。
【0009】先ず、図1及び図2に示す本発明の第1実
施例から説明する。自動二輪車の操向ハンドル1には、
その右ハンドルグリップ1aの内端に近接して公知のマ
スタシリンダ5が取付けられ、このマスタシリンダ5
に、それを操作するためのブレーキレバー6が軸支され
る。
【0010】マスタシリンダ5の出力ポート7oは、油
圧式の前輪ブレーキBfの入力ポート7iに油圧ホース
8を介して接続される。
【0011】前輪ブレーキBfは、前記入力ポート7i
を有して自動二輪車のフロントフォークFfに取付けら
れるブレーキキャリパ9と、図示しない前輪のハブに固
設されるブレーキディスク10とを備えており、ブレー
キキャリパ9は、入力ポート7iに油圧を供給される
と、図示しない摩擦パットを介してブレーキディスク1
0を挟圧し、制動力を発揮するようになっている。
【0012】マスタシリンダ5の出力ポート7o若しく
は油圧ホース8に分岐ホース20を介して油圧アクチュ
エータ21が接続される。この油圧アクチュエータ21
は、シリンダ孔22aを有するアクチュエータ本体22
と、そのシリンダ孔22a内周面にカップ形シール部材
23を介して嵌装されてその内部を大気室24及び油圧
室25の上下2室に区画するピストン26と、このピス
トン26を大気室24側へ付勢するピストンばね27と
からなっている。ピストン26は、油圧室25の端壁を
油密に貫通するピストンロッド26aを一体に備えてお
り、このピストンロッド26aには第1ブレーキケーブ
ル11を介して機械式の後輪ブレーキBrの作動レバー
13が連結される。
【0013】後輪ブレーキBrは、自動二輪車のリヤフ
ォークFfの後端に回転不能に支持されるブレーキパネ
ル14と、このブレーキパネル14に固設されたアンカ
15に各一端を揺動可能に支承されて相対向する一対の
ブレーキシュー16と、ブレーキパネル14に回動自在
に支持されると共に両ブレーキシュー16の揺動端に係
合して、これを拡張作動し得るカム軸17と、両ブレー
キシュー16間に張設されてこれらを収縮方向に付勢す
るシュー戻しばね18とからなっており、カム軸17の
外端に前記作動レバー13が固着される。而して、ブレ
ーキシュー16は、カム軸17による拡張時、図示しな
い後輪のハブに固設されたブレーキドラムの内周面に圧
接して制動力を付与する。
【0014】また、作動レバー13には、車体に軸支さ
れたブレーキペダル14が第2ブレーキケーブル12を
介して連結される。
【0015】前記第1ブレーキケーブル11は、アウタ
チューブ11oと、その中空部を摺動自在に貫通するイ
ンナワイヤ11iとからなっており、そのインナワイヤ
11iの一方の膨大端子30aは、ピストンロッド27
aの先端に固着したコ字状のヨーク28に係止され、他
方の膨大端子30bは、後輪ブレーキBrの作動レバー
13に係止される。またアウタチューブ11oの一方の
端部筒32aは、車体の適所に固設されたケーブルホル
ダ34に嵌合、支持され、他方の端部筒32bは、前記
ブレーキパネル14と一体のケーブルホルダ14aに螺
着された調節ボルト35の頭部に嵌合、支持される。
【0016】前記ピストンばね27は、インナワイヤ1
1iに常に一定の張力を与えるものであるが、そのセッ
ト荷重は後輪ブレーキBrの作動荷重より小さく設定さ
れる。したがって、調節ボルト35の調節によりアウタ
チューブ11oの端部筒32bを進退させれば、ピスト
ン26の初期位置を調節することができる。
【0017】前記第2ブレーキケーブル12もアウタチ
ューブ12oと、その中空部を摺動自在に貫通するイン
ナワイヤ12iとからなっており、そのインナワイヤ1
2iの両端の膨大端子31a,31bはブレーキペダル
19及び作動レバー13にそれぞれ係止され、アウタチ
ューブ12oの両端の端部筒33a,33bは車体及び
前記ケーブルホルダ14aの別の調節ボルト36に支持
される。この調節ボルト36の調節によりアウタチュー
ブ12oの端部筒33bを進退させれば、作動レバー1
3の初期位置を調節することができる。
【0018】尚、図2中、37は油圧アクチュエータ2
1のエア抜き用ブリーダである。
【0019】この実施例の作用について説明すると、ブ
レーキレバー6の非操作時でも、ピストンばね27は、
ピストン26を介して第1ブレーキケーブル11のイン
ナワイヤ11iに一定の張力を与えており、これにより
第1ブレーキケーブル11を常に遊びの無い緊張状態に
保持する。一方、後輪ブレーキBrは、インナワイヤ1
1iの上記張力によっては作動されない。
【0020】そこで、ブレーキレバー6をハンドルグリ
ップ1a側へ回動操作してマスタシリンダ5を作動すれ
ば、その出力油圧は油圧ホース8及び分岐ホース20を
経て前輪ブレーキBr及び油圧アクチュエータ21に供
給され、これらを作動させる。
【0021】特に、油圧アクチュエータ21に供給され
た油圧はピストン26を上昇させて第1ブレーキケーブ
ル11のインナワイヤ11iを牽引するものであるが、
前述のように第1ブレーキケーブル11はピストンばね
27により既に遊びの無い緊張状態に置かれているの
で、インナワイヤ11iはピストン26の上昇に即動し
て後輪ブレーキBrの作動レバー13を回動する。こう
して機械式の後輪ブレーキBrは、第1ブレーキケーブ
ル11の遊びによる作動遅れを生じることなく、油圧式
の前輪ブレーキBfと同時に作動することができる。
【0022】一方、ブレーキペダル19に踏力を加える
と、第2ブレーキケーブル12のインナワイヤ12iを
牽引して作動レバー13を回動するので、後輪ブレーキ
Brのみを作動することができる。
【0023】次に、図3及び図4により本発明の第2実
施例について説明する。
【0024】油圧アクチュエータ21のピストン26
は、第2ブレーキケーブル12を介してブレーキペダル
19に連結される。即ち、第2ブレーキケーブル12の
インナワイヤ12iの膨大端子31bは、ピストン26
の上端に一体に形成した係止部26bに係止され、同ケ
ーブル12のアウタチューブ12oの端部筒33bは、
大気室24の端壁を構成するようにアクチュエータ本体
22に進退調節可能に螺着されたケーブルホルダ28に
嵌合、支持される。このケーブルホルダ38を適当に回
せば、第2ブレーキケーブル12の遊びを取除くことが
できる。ケーブルホルダ38はロックナット39により
固定される。
【0025】またピストンロッド26aは、油圧室25
において環状段部40を備えており、この環状段部40
が油圧室25の端壁内面に当接することによりピストン
26の初期位置が規定される。したがって、調節ボルト
35の調節により第1ブレーキケーブル11のアウタチ
ューブ11oの端部筒32bを進退させることにより、
作動レバー13の初期位置を調節することができる。
【0026】その他の構成は、前実施例と同様であり、
図中、前実施例との対応部分には同一の符号を付す。
【0027】この実施例によれば、ブレーキペダル19
の操作時には、第2ブレーキケーブル12のインナワイ
ヤ12iを介して油圧アクチュエータ21のピストン2
6を引き上げることにより後輪ブレーキBrのみを作動
することができる。その際、容積を拡大させる油圧室2
5は、分岐ホース20を通してマスタシリンダ5の作動
油を吸入するので、ピストン26の上昇を妨げない。
【0028】而して、ピストン26及び第1ブレーキケ
ーブル11は、ブレーキペダル19の操作力の伝達にも
寄与するので、その分、第2ブレーキケーブル12の長
さの短縮化を図ることができ、また全体の構造も簡素化
され、コスト低減に有利となる。
【0029】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨の範囲内で種々の設計変更が可能であ
る。例えば、本発明の連動ブレーキ装置を自動三輪車用
とすることもできる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、操向ハンドルに取付けられてブレーキレバーにより
操作されるマスタシリンダと、このマスタシリンダの出
力油圧により作動される油圧式前輪ブレーキと、マスタ
シリンダの出力油圧を受けて作動するピストンを備えた
油圧アクチュエータと、そのピストンにブレーキケーブ
ルを介して連結されてピストンの作動力により作動され
る機械式後輪ブレーキとからなり、油圧アクチュエータ
には、後輪ブレーキの作動荷重よりも小さいセット荷重
をもってピストンを作動方向へ付勢するピストンばねを
設けたので、油圧アクチュエータのピストンばねにより
機械式後輪ブレーキに連なるブレーキケーブルを常に遊
びの無い緊張状態に保つことができ、したがってマスタ
シリンダの出力油圧により油圧式前輪ブレーキ及び油圧
アクチュエータを同時に作動させたとき、ブレーキケー
ブルを介して機械式後輪ブレーキをも同時に作動するこ
とができる。
【0031】また本発明の第2の特徴によれば、車体に
軸支されるブレーキペダルを第2のブレーキケーブルを
介して油圧アクチュエータのピストンに連結し、ブレー
キペダルの操作によっても該ピストンを作動し得るよう
にしたので、油圧アクチュエータのピストン、並びに該
ピストン及び後輪ブレーキ間のブレーキケーブルは、ブ
レーキレバーの操作力を後輪ブレーキに伝達する他に、
ブレーキペダルの操作力の後輪ブレーキへの伝達にも寄
与することになり、後輪ブレーキの独立作動系の構造が
簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動二輪車用連動ブ
レーキ装置の全体図
【図2】図1中の油圧アクチュエータの拡大縦断正面図
【図3】本発明の第2実施例に係る自動二輪車用連動ブ
レーキ装置の全体図
【図4】図3中の油圧アクチュエータの拡大縦断正面図
【符号の説明】
Bf 前輪ブレーキ Br 後輪ブレーキ 1 操向ハンドル 5 マスタシリンダ 6 ブレーキレバー 11 ブレーキケーブル(第1ブレーキケーブル) 12 第2のブレーキケーブル(第2ブレーキケー
ブル) 21 油圧アクチュエータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向ハンドル(1)に取付けられてブレ
    ーキレバー(6)により操作されるマスタシリンダ
    (5)と、このマスタシリンダ(5)の出力油圧により
    作動される油圧式前輪ブレーキ(Bf)と、マスタシリ
    ンダ(5)の出力油圧を受けて作動するピストン(2
    6)を備えた油圧アクチュエータ(21)と、そのピス
    トン(26)にブレーキケーブル(11)を介して連結
    されてピストン(26)の作動力により作動される機械
    式後輪ブレーキ(Br)とからなり、油圧アクチュエー
    タ(21)には、後輪ブレーキ(Br)の作動荷重より
    も小さいセット荷重をもってピストン(26)を作動方
    向へ付勢するピストンばね(27)を設けたことを特徴
    とする、車両用連動ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 車体に軸支されるブレーキペダル(19)を第2のブレ
    ーキケーブル(12)を介して油圧アクチュエータ(2
    1)のピストン(26)に連結し、ブレーキペダル(1
    9)の操作によっても該ピストン(26)を作動し得る
    ようにしたことを特徴とする、車両用連動ブレーキ装
    置。
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