JPH09110251A - ウェブ張力制御方法 - Google Patents
ウェブ張力制御方法Info
- Publication number
- JPH09110251A JPH09110251A JP29909795A JP29909795A JPH09110251A JP H09110251 A JPH09110251 A JP H09110251A JP 29909795 A JP29909795 A JP 29909795A JP 29909795 A JP29909795 A JP 29909795A JP H09110251 A JPH09110251 A JP H09110251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tension
- speed
- control
- web
- rolls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】張力系の逆モデルを含んだニューラルネットワ
ークでフィードフォワード補償器のパラメータを適正値
に保つことにより、張力制御性能を改善する。 【解決手段】張力制御ループの動特性を離散時間数学モ
デルで表現し、数学モデルを用いて張力制御系の逆モデ
ルを求め、張力目標値19・出力間の偏差と張力フィー
ドバック補償器18の出力とによりニューラルネットワ
ークを学習させる。逆モデルの各パラメータを調整する
フィードフォワード補償要素を張力目標値と駆動ロール
の速度制御部を結ぶループ内に設けて、2つのロール
2,3間のウェブの張力を制御する。
ークでフィードフォワード補償器のパラメータを適正値
に保つことにより、張力制御性能を改善する。 【解決手段】張力制御ループの動特性を離散時間数学モ
デルで表現し、数学モデルを用いて張力制御系の逆モデ
ルを求め、張力目標値19・出力間の偏差と張力フィー
ドバック補償器18の出力とによりニューラルネットワ
ークを学習させる。逆モデルの各パラメータを調整する
フィードフォワード補償要素を張力目標値と駆動ロール
の速度制御部を結ぶループ内に設けて、2つのロール
2,3間のウェブの張力を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属、紙、フィルム等
の製造・加工設備における、マルチドライブ制御システ
ムの中の制御方法における張力制御方法に関する。
の製造・加工設備における、マルチドライブ制御システ
ムの中の制御方法における張力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、マルチドライブ制御システムの
一部を示している。図において、1はウェブ材料、2、
3は駆動ロール、4は張力検出器、5、6は減速機、
7、8は電動機、9、10は速度検出器、11、12は
ドライブ装置、13、14は速度制御器、15、16速
度偏差手段、17は張力偏差手段、18は張力制御器、
19は張力指令Tref を設定する張力設定器、20は速
度指令Vref を設定する速度指令器から構成され、ロー
ル3は速度制御、ロール2は張力制御されている。ここ
で、張力制御されている部分について、その作用を簡単
に説明する。ロール2は減速機5を介して電動機7に連
結され、その電動機7は速度検出器9より得た速度検出
信号にもとづいて速度制御される速度制御のマイナール
ープを有している。さらに、張力検出器4によってウェ
ブ1の張力を検出し、その張力検出信号Tfbを使って、
張力制御器18により張力制御されている。速度制御部
の速度制御器13では従来PI制御またはPID制御が
用いられ、張力制御部の張力制御器にもPI制御または
PID制御が用いられている。図3は、従来のPI制御
器を含んだ張力制御系の構成図である。図中21は、ウ
ェブの張力発生部の伝達関数であり、他の符号は図2に
対応している。図において、速度指令値20がロール2
の速度制御器13とロール3の速度制御部14に入力さ
れ、さらに張力制御器18の出力が、ロール2の速度制
御器13に入力される。さらに、張力設定値19が偏差
手段17に入力され、得られた張力偏差を、張力制御器
18に入力し、ここでPI調節演算を実行し、その出力
を操作量23として、ロール2の速度制御器13に与
え、張力検出信号Tfbが張力目標値Tref 19に一致す
るように制御していた。
一部を示している。図において、1はウェブ材料、2、
3は駆動ロール、4は張力検出器、5、6は減速機、
7、8は電動機、9、10は速度検出器、11、12は
ドライブ装置、13、14は速度制御器、15、16速
度偏差手段、17は張力偏差手段、18は張力制御器、
19は張力指令Tref を設定する張力設定器、20は速
度指令Vref を設定する速度指令器から構成され、ロー
ル3は速度制御、ロール2は張力制御されている。ここ
で、張力制御されている部分について、その作用を簡単
に説明する。ロール2は減速機5を介して電動機7に連
結され、その電動機7は速度検出器9より得た速度検出
信号にもとづいて速度制御される速度制御のマイナール
ープを有している。さらに、張力検出器4によってウェ
ブ1の張力を検出し、その張力検出信号Tfbを使って、
張力制御器18により張力制御されている。速度制御部
の速度制御器13では従来PI制御またはPID制御が
用いられ、張力制御部の張力制御器にもPI制御または
PID制御が用いられている。図3は、従来のPI制御
器を含んだ張力制御系の構成図である。図中21は、ウ
ェブの張力発生部の伝達関数であり、他の符号は図2に
対応している。図において、速度指令値20がロール2
の速度制御器13とロール3の速度制御部14に入力さ
れ、さらに張力制御器18の出力が、ロール2の速度制
御器13に入力される。さらに、張力設定値19が偏差
手段17に入力され、得られた張力偏差を、張力制御器
18に入力し、ここでPI調節演算を実行し、その出力
を操作量23として、ロール2の速度制御器13に与
え、張力検出信号Tfbが張力目標値Tref 19に一致す
るように制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、張力目標値に対して、フィードバック補償器しか持
たないため、目標値追従特性に限界があった。また、目
標値追従特性の改善には、張力系の逆モデルを有するフ
ィードフォワード補償器を用いる手法も考えられるが、
ウェブの種類変更等による制御対象のパラメータ変動が
生じるため、補償器のパラメータも適正値ではなくな
り、固定パラメータで構成された逆モデルを有するフィ
ードフォワード補償器では性能改善が望めなかった。そ
こで、本発明では、張力目標値追従特性を向上させるた
め、張力系の逆モデルを含んだニューラルネットワーク
により調整することによって、フィードフォワード補償
器のパラメータを適正値に保つことにより、張力制御性
能を大きく改善する制御方法を提供することを目的とす
る。
は、張力目標値に対して、フィードバック補償器しか持
たないため、目標値追従特性に限界があった。また、目
標値追従特性の改善には、張力系の逆モデルを有するフ
ィードフォワード補償器を用いる手法も考えられるが、
ウェブの種類変更等による制御対象のパラメータ変動が
生じるため、補償器のパラメータも適正値ではなくな
り、固定パラメータで構成された逆モデルを有するフィ
ードフォワード補償器では性能改善が望めなかった。そ
こで、本発明では、張力目標値追従特性を向上させるた
め、張力系の逆モデルを含んだニューラルネットワーク
により調整することによって、フィードフォワード補償
器のパラメータを適正値に保つことにより、張力制御性
能を大きく改善する制御方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は 紙、フィルタおよび金属帯などのウェブ
材料を移送する複数のロール駆動用電動機のそれぞれが
ライン速度を基準とする速度指令に基づく速度制御ルー
プを有し、相隣接する前記2つのロール駆動用電動機の
一方は、前記速度制御ループをマイナループとし、かつ
相隣接する前記2つのロール間のウェブ張力の検出張力
をフィードバック信号とする張力制御ループを有するよ
うにした複数のロールを駆動する電動機により、前記2
つのロール間のウェブの張力を制御するウェブ張力制御
方法において、前記張力制御ループの動特性を離散時間
数学モデルで表現し、前記数学モデルを用いて張力制御
系の逆モデルを求め、張力目標値・出力間の偏差と張力
フィードバック補償器の出力とによりニューラルネット
ワークを学習させて、前記逆モデルの各パラメータを調
整するフィードフォワード補償要素を張力目標値と駆動
ロールの速度制御部を結ぶループ内に設け、張力目標値
追従特性を向上させるようにしたものである。
め、本発明は 紙、フィルタおよび金属帯などのウェブ
材料を移送する複数のロール駆動用電動機のそれぞれが
ライン速度を基準とする速度指令に基づく速度制御ルー
プを有し、相隣接する前記2つのロール駆動用電動機の
一方は、前記速度制御ループをマイナループとし、かつ
相隣接する前記2つのロール間のウェブ張力の検出張力
をフィードバック信号とする張力制御ループを有するよ
うにした複数のロールを駆動する電動機により、前記2
つのロール間のウェブの張力を制御するウェブ張力制御
方法において、前記張力制御ループの動特性を離散時間
数学モデルで表現し、前記数学モデルを用いて張力制御
系の逆モデルを求め、張力目標値・出力間の偏差と張力
フィードバック補償器の出力とによりニューラルネット
ワークを学習させて、前記逆モデルの各パラメータを調
整するフィードフォワード補償要素を張力目標値と駆動
ロールの速度制御部を結ぶループ内に設け、張力目標値
追従特性を向上させるようにしたものである。
【0005】
【作用】上記手段により、張力目標値が変化した場合で
も、ニューラルネットワークの学習により、フィードフ
ォワード補償器のパラメータが適正値に調整されている
ので、良好な追従特性を得ることができる。
も、ニューラルネットワークの学習により、フィードフ
ォワード補償器のパラメータが適正値に調整されている
ので、良好な追従特性を得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を図に基づいて
説明する。図1は、本発明の制御原理を示す図で、ニュ
ーラルネットワークによる学習によりパラメータ調整さ
れるフィードフォワード補償器を有する張力制御方法を
示す構成図である。以下の実施例では、前記各ロールの
機械的特性数Tm をロール2では、TMA、ロール3では
TMBとし、前記各ロールの速度制御比例ゲインをロール
2ではKVA、ロール3ではKVBとしている。図におい
て、13、14、18、20、23、25は、図2、3
と共通で、21は図3の21に共通である。22はニュ
ラルネットワークの学習によりパラメータ調整される張
力フィードフォワード補償器である。張力フィードバッ
ク補償器18の出力23から、実張力25までの数学モ
デルは、簡略的に2次系の標準型として(1)式で表さ
れる。 Y(s)=(b0 c /s2 +a1 C s +a 0 C )U(s) (1) ここで、Y(s)、U(s)は、各々実張力25と張力
フィードバック補償器18の出力23をラプラス変換し
たものである。また、(1)式中の各パラメータ
b0 c 、a c、a0 c はロール2の速度制御ゲイン
KVA、機械的時定数TMA,ロール3の速度制御ゲインK
VB、積分時間TVB、機械的時定数TMB、張力発生部21
のパラメータTx 、Kx 、張力・トルク変換定数KA 、
KB により表現されるものである。図1の張力フィード
フォワード補償器22は、通常、マイクロプロセッサを
使用して離散時間にて設計するので、(1)式を、離散
化すると(2)式のようになる。 A(z-1)y(k)=z-2B(z-1)u(k) (2) 但し、 A(z-1)=1+a1 z-1+a2 z-2 B(z-1)=b0 +b1 z-1 z-1:遅れ演算子 である。A(z-1)、B(z-1)のパラメータは、
(1)式の各パラメータとサンプリング時間により決定
され、一般に時変パラメータである。(2)式より、制
御対象を差分表現すると(3)式となる。 y(k)=−a1 y(k−1)−a2 y(k−2)+b0 u(k−2)+ b1 u(k−3) (3) (3)式を入力u(k)について解くと、(4)式とな
る。 u(k)=1/b0 y(k+2)+a1 /b0 y(k+1)+a2 /b0 y (k)−b1 /b0 u(k−1) (4) (4)式は、離散時間系における張力系の逆システムと
なる。ここで、(5)式のような入力を考える。 u(k)=1/b0 yd(k+2)+a1 /b0 yd(k+1)+a2 /b 0 yd(k)−b1 /b0 u(k−1) (5) ここで、yd(k)は張力目標値Trefを離散時間表
現したものである。また、z-2B(z-1)/A(z-1)
=G(z-1)とおくと、(2)式は、 y(k)=G(z-1)u(k) (5A) と表すことができる。(4)式は張力系の逆モデルであ
るので、 u(k)=(G(z-1))-1y(k) (5B) と表すことができる。よって、(5)式は、 u(k)=(G(z-1))-1yd(k) (5C) となる。(5C)式を(5A)式に代入すると、(6)
式を得る。 y(k)=G(z-1)(G(z-1))-1yd(k)=1・yd(k) (6) (6)式より、目標値と出力が一致することがわかる。
しかし、前述ように、(2)式中のb0 、b1 、a1 、
a2 は一般に時変パラメータであるから、固定要素とし
て設定することはできない。そこで、張力偏差及び、張
力フィードバック補償器の出力23を0とするようにニ
ューラルネットワークを学習させ、制御目的を達成する
ことを考える。そこで、張力フィードフォワード補償器
22の出力Xff24を(7)式で構成することを考え
る。 Xff(k)=W1 (k)yd(k+2)+W2 (k)yd(k+1)+W3 (k)yd(k)+W4 (k)Xff(k−1) (7) ここで、各状態変数yd(k+i)〔i=0、1、2、
Xff(k−m)Im=0、1〕の係数Wn 〔n=1〜
4〕は、最急降下法を用いて、(8)〜(11)式で学
習する。 W1 (k)=W1 (k−1)+ε・Xfb(k−1)・yd(k+1)(8) W2 (k)=W2 (k−1)+ε・Xfb(k−1)・ydh (9) W3 (k)=W3 (k−1)+ε・Xfb(k−1)・yd(k−1)(10) W4 (k)=W4 (k−1)+ε・Xfb(k−1)・Xff(k−2)(11) 但し、Xfb(k−1)=α・e(k)・βu(k) であり、α、βは影響係数として、適当に与えられるも
のである。また、(8)〜(11)式は、適当な初期値
W1 (0)、W2 (0)、W3 (0)、W4 (0)と、
重みεを与えられ、制御中オンラインで演算が実行され
る。(7)式の構成をネットワーク的に表現すると、図
4となる。(8)〜(11)式の学習則により、張力フ
ィードフォワード補償器22の出力Xff24がつねに適
正値に保たれるので、良好な追従特性が得られる。張力
制御系に、従来の制御手法であるPI制御器を用いた場
合と、本発明であるニューラルネットワークの学習によ
りパラメータ調整されるフィードフォワード補償器を有
する制御手法を用いた場合の数値シュミレーション結果
を図5、6に示す。シュミレーション条件はすべて同じ
で、図5に示すように、最初ライン速度V1 〔m/
s〕、張力目標値f1 〔kg〕で制御を行う。t
1 〔s〕からt2 〔s〕の(t2 −t1 )秒間に、設定
ライン速度V2 〔m/s〕となるように、直線的に加速
する。加速終了後、t3 〔s〕に張力目標値を、f
2 〔kg〕までステップ状に変更する。図5のPI制御
器のパラメータは、外乱条件を満足するよう高いゲイン
に設定している。そのため加速時の張力変動は、抑えら
れている。しかし、張力目標値変更時には張力実績が大
きく振動してしまっている。これに対し、本発明を用い
ることによって、張力変動が良好に抑制され、従来方法
では得られなかった高い制御性能を得ることができるこ
とが図6よりわかる。
説明する。図1は、本発明の制御原理を示す図で、ニュ
ーラルネットワークによる学習によりパラメータ調整さ
れるフィードフォワード補償器を有する張力制御方法を
示す構成図である。以下の実施例では、前記各ロールの
機械的特性数Tm をロール2では、TMA、ロール3では
TMBとし、前記各ロールの速度制御比例ゲインをロール
2ではKVA、ロール3ではKVBとしている。図におい
て、13、14、18、20、23、25は、図2、3
と共通で、21は図3の21に共通である。22はニュ
ラルネットワークの学習によりパラメータ調整される張
力フィードフォワード補償器である。張力フィードバッ
ク補償器18の出力23から、実張力25までの数学モ
デルは、簡略的に2次系の標準型として(1)式で表さ
れる。 Y(s)=(b0 c /s2 +a1 C s +a 0 C )U(s) (1) ここで、Y(s)、U(s)は、各々実張力25と張力
フィードバック補償器18の出力23をラプラス変換し
たものである。また、(1)式中の各パラメータ
b0 c 、a c、a0 c はロール2の速度制御ゲイン
KVA、機械的時定数TMA,ロール3の速度制御ゲインK
VB、積分時間TVB、機械的時定数TMB、張力発生部21
のパラメータTx 、Kx 、張力・トルク変換定数KA 、
KB により表現されるものである。図1の張力フィード
フォワード補償器22は、通常、マイクロプロセッサを
使用して離散時間にて設計するので、(1)式を、離散
化すると(2)式のようになる。 A(z-1)y(k)=z-2B(z-1)u(k) (2) 但し、 A(z-1)=1+a1 z-1+a2 z-2 B(z-1)=b0 +b1 z-1 z-1:遅れ演算子 である。A(z-1)、B(z-1)のパラメータは、
(1)式の各パラメータとサンプリング時間により決定
され、一般に時変パラメータである。(2)式より、制
御対象を差分表現すると(3)式となる。 y(k)=−a1 y(k−1)−a2 y(k−2)+b0 u(k−2)+ b1 u(k−3) (3) (3)式を入力u(k)について解くと、(4)式とな
る。 u(k)=1/b0 y(k+2)+a1 /b0 y(k+1)+a2 /b0 y (k)−b1 /b0 u(k−1) (4) (4)式は、離散時間系における張力系の逆システムと
なる。ここで、(5)式のような入力を考える。 u(k)=1/b0 yd(k+2)+a1 /b0 yd(k+1)+a2 /b 0 yd(k)−b1 /b0 u(k−1) (5) ここで、yd(k)は張力目標値Trefを離散時間表
現したものである。また、z-2B(z-1)/A(z-1)
=G(z-1)とおくと、(2)式は、 y(k)=G(z-1)u(k) (5A) と表すことができる。(4)式は張力系の逆モデルであ
るので、 u(k)=(G(z-1))-1y(k) (5B) と表すことができる。よって、(5)式は、 u(k)=(G(z-1))-1yd(k) (5C) となる。(5C)式を(5A)式に代入すると、(6)
式を得る。 y(k)=G(z-1)(G(z-1))-1yd(k)=1・yd(k) (6) (6)式より、目標値と出力が一致することがわかる。
しかし、前述ように、(2)式中のb0 、b1 、a1 、
a2 は一般に時変パラメータであるから、固定要素とし
て設定することはできない。そこで、張力偏差及び、張
力フィードバック補償器の出力23を0とするようにニ
ューラルネットワークを学習させ、制御目的を達成する
ことを考える。そこで、張力フィードフォワード補償器
22の出力Xff24を(7)式で構成することを考え
る。 Xff(k)=W1 (k)yd(k+2)+W2 (k)yd(k+1)+W3 (k)yd(k)+W4 (k)Xff(k−1) (7) ここで、各状態変数yd(k+i)〔i=0、1、2、
Xff(k−m)Im=0、1〕の係数Wn 〔n=1〜
4〕は、最急降下法を用いて、(8)〜(11)式で学
習する。 W1 (k)=W1 (k−1)+ε・Xfb(k−1)・yd(k+1)(8) W2 (k)=W2 (k−1)+ε・Xfb(k−1)・ydh (9) W3 (k)=W3 (k−1)+ε・Xfb(k−1)・yd(k−1)(10) W4 (k)=W4 (k−1)+ε・Xfb(k−1)・Xff(k−2)(11) 但し、Xfb(k−1)=α・e(k)・βu(k) であり、α、βは影響係数として、適当に与えられるも
のである。また、(8)〜(11)式は、適当な初期値
W1 (0)、W2 (0)、W3 (0)、W4 (0)と、
重みεを与えられ、制御中オンラインで演算が実行され
る。(7)式の構成をネットワーク的に表現すると、図
4となる。(8)〜(11)式の学習則により、張力フ
ィードフォワード補償器22の出力Xff24がつねに適
正値に保たれるので、良好な追従特性が得られる。張力
制御系に、従来の制御手法であるPI制御器を用いた場
合と、本発明であるニューラルネットワークの学習によ
りパラメータ調整されるフィードフォワード補償器を有
する制御手法を用いた場合の数値シュミレーション結果
を図5、6に示す。シュミレーション条件はすべて同じ
で、図5に示すように、最初ライン速度V1 〔m/
s〕、張力目標値f1 〔kg〕で制御を行う。t
1 〔s〕からt2 〔s〕の(t2 −t1 )秒間に、設定
ライン速度V2 〔m/s〕となるように、直線的に加速
する。加速終了後、t3 〔s〕に張力目標値を、f
2 〔kg〕までステップ状に変更する。図5のPI制御
器のパラメータは、外乱条件を満足するよう高いゲイン
に設定している。そのため加速時の張力変動は、抑えら
れている。しかし、張力目標値変更時には張力実績が大
きく振動してしまっている。これに対し、本発明を用い
ることによって、張力変動が良好に抑制され、従来方法
では得られなかった高い制御性能を得ることができるこ
とが図6よりわかる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、制
御対象である張力系に時変パラメータが、含まれてお
り、かつ、張力目標値が変更されても、張力フィードフ
ォワード補償器のパラメータがニューラルネットワーク
の学習により、自動調整されるので、張力制御性能を大
幅に向上させることができる。
御対象である張力系に時変パラメータが、含まれてお
り、かつ、張力目標値が変更されても、張力フィードフ
ォワード補償器のパラメータがニューラルネットワーク
の学習により、自動調整されるので、張力制御性能を大
幅に向上させることができる。
【図1】本発明の実施例
【図2】マルチドライブ制御システムにおける張力制御
系
系
【図3】従来の実施例
【図4】本発明のニューラルネットワーク構成
【図5】従来技術による張力制御のシミュレーション
【図6】本発明による張力制御のシミュレーション
1 ウェブ材料 2、3 駆動ロール 4 張力検出器 5、6 減速器 7、8 電動機 9、10 速度検出器 11、12 ドライブ装置 13、14 速度検出器 15、16 速度偏差手段 17 張力偏差手段 18 張力フィードバック補償器 19 張力目標値 20 速度指令値 21 張力発生部 22 ニューラルネットワークによる張力フィードフォ
ワード補償器 23 張力実績 24 張力フィードフォワード補償器出力 25 張力フィードフォワード補償器出力
ワード補償器 23 張力実績 24 張力フィードフォワード補償器出力 25 張力フィードフォワード補償器出力
Claims (1)
- 【請求項1】紙、フィルタおよび金属帯などのウェブ材
料を移送する複数のロール駆動用電動機のそれぞれがラ
イン速度を基準とする速度指令に基づく速度制御ループ
を有し、相隣接する前記2つのロール駆動用電動機の一
方は、前記速度制御ループをマイナループとし、かつ相
隣接する前記2つのロール間のウェブ張力の検出張力を
フィードバック信号とする張力制御ループを有するよう
にした複数のロールを駆動する電動機により、前記2つ
のロール間のウェブの張力を制御するウェブ張力制御方
法において、 前記張力制御ループの動特性を離散時間数学モデルで表
現し、前記数学モデルを用いて張力制御系の逆モデルを
求め、張力目標値・出力間の偏差と張力フィードバック
補償器の出力とによりニューラルネットワークを学習さ
せて、前記逆モデルの各パラメータを調整するフィード
フォワード補償要素を張力目標値と駆動ロールの速度制
御部を結ぶループ内に設けて、前記2つのロール間のウ
ェブの張力を制御することを特徴とするウェブ張力制御
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29909795A JPH09110251A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | ウェブ張力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29909795A JPH09110251A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | ウェブ張力制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09110251A true JPH09110251A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17868122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29909795A Pending JPH09110251A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | ウェブ張力制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09110251A (ja) |
Cited By (9)
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