JPH09110434A - ガラス光学素子用ゴブの製造方法及びその製造装置 - Google Patents
ガラス光学素子用ゴブの製造方法及びその製造装置Info
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- JPH09110434A JPH09110434A JP26136395A JP26136395A JPH09110434A JP H09110434 A JPH09110434 A JP H09110434A JP 26136395 A JP26136395 A JP 26136395A JP 26136395 A JP26136395 A JP 26136395A JP H09110434 A JPH09110434 A JP H09110434A
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- crucible
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B7/00—Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
- C03B7/08—Feeder spouts, e.g. gob feeders
- C03B7/086—Plunger mechanisms
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 滴下する溶融ガラスの量を正確に制御すると
共に、滴下位置を安定させてガラスゴブを精度良く製造
する。 【解決手段】 ルツボ4の底部に滴下口4aを開口し、
ルツボ4内にプランジャ7を挿入する。プランジャ7の
先端部7aを先尖形状とし、ルツボ4の滴下口4aの下
方に突出させ、プランジャ7の上下動で滴下口4aを開
閉する。ルツボ4内でガラス6を溶融し、プランジャ7
を上動し、プランジャ7の先端部7aに伝ったガラスを
自重で受け部材8に滴下する。ガラスの滴下のためのノ
ズルが不要となり、流出に抵抗がなくなるため、ガラス
量を正確に制御でき、滴下位置も安定する。
共に、滴下位置を安定させてガラスゴブを精度良く製造
する。 【解決手段】 ルツボ4の底部に滴下口4aを開口し、
ルツボ4内にプランジャ7を挿入する。プランジャ7の
先端部7aを先尖形状とし、ルツボ4の滴下口4aの下
方に突出させ、プランジャ7の上下動で滴下口4aを開
閉する。ルツボ4内でガラス6を溶融し、プランジャ7
を上動し、プランジャ7の先端部7aに伝ったガラスを
自重で受け部材8に滴下する。ガラスの滴下のためのノ
ズルが不要となり、流出に抵抗がなくなるため、ガラス
量を正確に制御でき、滴下位置も安定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はルツボ内で溶融した
ガラスをルツボ底部の滴下口より滴下させて得るガラス
光学素子用ゴブの製造方法及び製造装置に関する。
ガラスをルツボ底部の滴下口より滴下させて得るガラス
光学素子用ゴブの製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス光学素子用ゴブの製造について、
従来、特開昭61−146721号公報、特開平3−1
37026号公報に記載の方法が知られている。特開昭
61−146721号公報の方法は、ガラスを溶融する
ルツボの底部にノズルを設け、温度制御手段によってル
ツボ及びノズルの温度を制御すると共に、ノズルからの
溶融ガラスの滴下距離を滴下調整手段によって調整する
ものである。
従来、特開昭61−146721号公報、特開平3−1
37026号公報に記載の方法が知られている。特開昭
61−146721号公報の方法は、ガラスを溶融する
ルツボの底部にノズルを設け、温度制御手段によってル
ツボ及びノズルの温度を制御すると共に、ノズルからの
溶融ガラスの滴下距離を滴下調整手段によって調整する
ものである。
【0003】一方、特開平3−137026号公報の方
法は、溶融されたガラスを先端部からガラス滴として滴
下させるノズルをルツボの底部に設け、このノズルの先
端部に形成されるガラス滴に対して、送風手段がその下
方から送風し、これにより、重量の大きなゴブを成形す
るものである。
法は、溶融されたガラスを先端部からガラス滴として滴
下させるノズルをルツボの底部に設け、このノズルの先
端部に形成されるガラス滴に対して、送風手段がその下
方から送風し、これにより、重量の大きなゴブを成形す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−1467
21号公報の方法においては、ガラスの滴下量と滴下間
隔をノズルの温度によって制御しているが、実際にはガ
ラスが連続的にノズルより流出し、しかも糸引きを起こ
さずにノズル先端から滴下される温度範囲が非常に狭
い。このため、ノズル温度のみの制御により滴下間隔を
自由に制御することが難しい。また、滴下重量を大きく
するために、ノズル径を大きくすると、ノズルの縁から
ガラスが滴下することがあり、このためガラスの滴下位
置が不安定になる欠点がある。
21号公報の方法においては、ガラスの滴下量と滴下間
隔をノズルの温度によって制御しているが、実際にはガ
ラスが連続的にノズルより流出し、しかも糸引きを起こ
さずにノズル先端から滴下される温度範囲が非常に狭
い。このため、ノズル温度のみの制御により滴下間隔を
自由に制御することが難しい。また、滴下重量を大きく
するために、ノズル径を大きくすると、ノズルの縁から
ガラスが滴下することがあり、このためガラスの滴下位
置が不安定になる欠点がある。
【0005】特開平3−137026号公報の方法で
は、ガラス滴に向けて送風することで得られるガラスゴ
ブの最大重量は6〜8gとなることが示されているが、
送風によりガラスに揚力を安定して作用させることは困
難である。従って、得られるガラスゴブの重量ばらつき
が大きいという欠点がある。
は、ガラス滴に向けて送風することで得られるガラスゴ
ブの最大重量は6〜8gとなることが示されているが、
送風によりガラスに揚力を安定して作用させることは困
難である。従って、得られるガラスゴブの重量ばらつき
が大きいという欠点がある。
【0006】本発明はこのような従来技術の問題点を考
慮してなされたものであり、請求項1及び請求項2は、
滴下するガラスの流量を任意に正確に制御すると共に、
ガラスの滴下位置を安定させることを目的とする。
慮してなされたものであり、請求項1及び請求項2は、
滴下するガラスの流量を任意に正確に制御すると共に、
ガラスの滴下位置を安定させることを目的とする。
【0007】請求項3は滴下するガラスの温度低下を防
止すると共に、ガラスの滴下量を安定させることを目的
とする。
止すると共に、ガラスの滴下量を安定させることを目的
とする。
【0008】請求項4は以上の作用に加えて、より大き
な重量のガラスの滴下を可能とすることを目的とする。
な重量のガラスの滴下を可能とすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1の方法は、ルツボ内でガラスを溶融し、溶融したガ
ラスをルツボ底部の滴下口から滴下させて得るガラスゴ
ブの製造方法において、先端部が前記滴下口から下方に
突出するプランジャをルツボ内に設け、このプランジャ
の先端からガラスを滴下することを特徴とする。又、こ
の方法に適用される請求項2の装置は、底部に滴下口が
開口されたルツボと、先端部が先尖状に成形され、この
先端部が前記滴下口から下方に突出するようにルツボ内
に配置され、上下動によってルツボの滴下口を開閉する
プランジャと、を備えるものである。
項1の方法は、ルツボ内でガラスを溶融し、溶融したガ
ラスをルツボ底部の滴下口から滴下させて得るガラスゴ
ブの製造方法において、先端部が前記滴下口から下方に
突出するプランジャをルツボ内に設け、このプランジャ
の先端からガラスを滴下することを特徴とする。又、こ
の方法に適用される請求項2の装置は、底部に滴下口が
開口されたルツボと、先端部が先尖状に成形され、この
先端部が前記滴下口から下方に突出するようにルツボ内
に配置され、上下動によってルツボの滴下口を開閉する
プランジャと、を備えるものである。
【0010】このような構成では、ガラスはルツボ内で
加熱されて溶融し、溶融したガラスがプランジャの上下
動による滴下口の開閉により、滴下口から先端部が突出
したプランジャを伝い、その先端部に到達する。この場
合、プランジャの先端部が先尖状に形成されているた
め、ガラスは重力によって常にプランジャ先端部の定位
置に集まり、ガラス自体の表面張力によってプランジャ
の先端部に保持される。そして、このガラスの自重が対
向する表面張力より大きくなると、プランジャの先端部
から滴下する。このように溶融ガラスの滴下が、常に一
定の位置から行われるので、受け型で溶融ガラスを受け
る際に、受け型の所望の位置に安定してガラスを滴下す
ることが可能となる。
加熱されて溶融し、溶融したガラスがプランジャの上下
動による滴下口の開閉により、滴下口から先端部が突出
したプランジャを伝い、その先端部に到達する。この場
合、プランジャの先端部が先尖状に形成されているた
め、ガラスは重力によって常にプランジャ先端部の定位
置に集まり、ガラス自体の表面張力によってプランジャ
の先端部に保持される。そして、このガラスの自重が対
向する表面張力より大きくなると、プランジャの先端部
から滴下する。このように溶融ガラスの滴下が、常に一
定の位置から行われるので、受け型で溶融ガラスを受け
る際に、受け型の所望の位置に安定してガラスを滴下す
ることが可能となる。
【0011】請求項3の装置は、底部に滴下口が開口さ
れたルツボと、先端部が先尖状に成形され、この先端部
が前記滴下口から下方に突出するようにルツボ内に配置
され、上下動によってルツボの滴下口を開閉するプラン
ジャと、このプランジャの先端部及び先端部の周囲の雰
囲気を加熱するヒータと、を備えていることを特徴とす
る。
れたルツボと、先端部が先尖状に成形され、この先端部
が前記滴下口から下方に突出するようにルツボ内に配置
され、上下動によってルツボの滴下口を開閉するプラン
ジャと、このプランジャの先端部及び先端部の周囲の雰
囲気を加熱するヒータと、を備えていることを特徴とす
る。
【0012】この構成において、プランジャの先端部及
びその周囲の雰囲気をヒータにより加熱することによ
り、ガラス滴下時におけるガラス温度の低下を防止する
ことができると共に、プランジャの先端部でガラスが固
化することがなくなるため、溶融ガラスの滴下量を安定
させることが可能となる。
びその周囲の雰囲気をヒータにより加熱することによ
り、ガラス滴下時におけるガラス温度の低下を防止する
ことができると共に、プランジャの先端部でガラスが固
化することがなくなるため、溶融ガラスの滴下量を安定
させることが可能となる。
【0013】請求項4の装置は上述した請求項2及び3
の構成に加えて、プランジャの先端部を複数に分割する
と共に、各分割部分を先尖状に成形するものである。
の構成に加えて、プランジャの先端部を複数に分割する
と共に、各分割部分を先尖状に成形するものである。
【0014】このようにプランジャの先端部を先尖状の
複数の分割部分に分割することで、ガラスが複数に分割
された分割部分に集まり、これらの複数のガラス滴が融
合して1つの大きなガラス滴を形成するため、より重量
の大きなガラス滴を滴下することが可能となる。
複数の分割部分に分割することで、ガラスが複数に分割
された分割部分に集まり、これらの複数のガラス滴が融
合して1つの大きなガラス滴を形成するため、より重量
の大きなガラス滴を滴下することが可能となる。
【0015】
(実施の形態1)図1は実施の形態1におけるガラス光
学素子用ゴブの製造装置1を示す。この製造装置1は、
ガラスを溶融して流出、滴下するガラス溶融炉2と、滴
下されたガラスゴブを受ける受け部材3とを備えてい
る。
学素子用ゴブの製造装置1を示す。この製造装置1は、
ガラスを溶融して流出、滴下するガラス溶融炉2と、滴
下されたガラスゴブを受ける受け部材3とを備えてい
る。
【0016】ガラス溶融炉2は、ルツボ4と、高周波加
熱コイル5と、プランジャ7とから構成されている。ル
ツボ4は白金製からなり、上部が円筒形で、下部が円錐
状に絞られ、最下部分の底部にガラスが滴下される円形
の滴下口4aが開口されている。高周波加熱コイル5は
このルツボ4の外周を取り巻くように螺旋状に設置さ
れ、ルツボ4をガラス粘度で10ポアズ以下の温度に加
熱する。プランジャ7は上部がルツボ4の滴下口4aよ
り径の大きな円柱形をなし、下部が円錐形をなしてお
り、全体が白金によって形成されている。そして、この
下部の先端部7aが先尖に成形されている。このプラン
ジャ7は先端部7aがルツボ4の滴下口4aから下方に
突出するように、ルツボ4内に配置される。また、プラ
ンジャ7はその上下動によってルツボ4中のガラス6の
流量を制御し、一定容量、一定間隔でガラスを滴下口4
aから流出させて滴下させるものである。
熱コイル5と、プランジャ7とから構成されている。ル
ツボ4は白金製からなり、上部が円筒形で、下部が円錐
状に絞られ、最下部分の底部にガラスが滴下される円形
の滴下口4aが開口されている。高周波加熱コイル5は
このルツボ4の外周を取り巻くように螺旋状に設置さ
れ、ルツボ4をガラス粘度で10ポアズ以下の温度に加
熱する。プランジャ7は上部がルツボ4の滴下口4aよ
り径の大きな円柱形をなし、下部が円錐形をなしてお
り、全体が白金によって形成されている。そして、この
下部の先端部7aが先尖に成形されている。このプラン
ジャ7は先端部7aがルツボ4の滴下口4aから下方に
突出するように、ルツボ4内に配置される。また、プラ
ンジャ7はその上下動によってルツボ4中のガラス6の
流量を制御し、一定容量、一定間隔でガラスを滴下口4
aから流出させて滴下させるものである。
【0017】受け部材3はルツボ4の滴下口4aの下方
におけるプランジャ7との同軸位置に配置されている。
この受け部材3は所望の光学素子形状に加工された鏡面
状の受け面8aを上面に有する受け型8と、この受け型
8の外周を取り巻くように螺旋状に設置された受け型加
熱ヒータ9とからなる。
におけるプランジャ7との同軸位置に配置されている。
この受け部材3は所望の光学素子形状に加工された鏡面
状の受け面8aを上面に有する受け型8と、この受け型
8の外周を取り巻くように螺旋状に設置された受け型加
熱ヒータ9とからなる。
【0018】次に、この装置1を用いたガラスゴブ10
の成形を説明する。プランジャ7を下降させて滴下口4
aを閉塞し、この状態で、ルツボ4内にガラス6を投入
する。そして、高周波加熱コイル5によりガラス粘度で
10ポアズ以下の温度に加熱してガラスを溶融し、溶融
ガラスが均質で泡のない状態にする。又、受け型8を予
めガラスの転移点以上、軟化点以下の温度となるように
受け型加熱ヒータ9により加熱する。
の成形を説明する。プランジャ7を下降させて滴下口4
aを閉塞し、この状態で、ルツボ4内にガラス6を投入
する。そして、高周波加熱コイル5によりガラス粘度で
10ポアズ以下の温度に加熱してガラスを溶融し、溶融
ガラスが均質で泡のない状態にする。又、受け型8を予
めガラスの転移点以上、軟化点以下の温度となるように
受け型加熱ヒータ9により加熱する。
【0019】次に、溶融されたガラス素材6の粘度によ
り決められた一定量、一定時間だけプランジャ7を上昇
させることにより、ルツボ4の底部の滴下口4aとプラ
ンジャ7の間に一定時間隙間を形成する。このときプラ
ンジャ7の先端部7aが鋭利に尖ってルツボ4の下方に
突出しているため、所望の量の溶融ガラス6aがプラン
ジャ7を伝い、表面張力により一定量がプランジャ7の
先端部7aに集まる。そしてガラスの自重が表面張力よ
りも大きくなると、ガラスは滴となってプランジャ7の
先端部7aから受け型8の受け面8aの中央に滴下す
る。この滴下した溶融ガラスは表面張力により球状とな
ったガラスゴブ10となる。
り決められた一定量、一定時間だけプランジャ7を上昇
させることにより、ルツボ4の底部の滴下口4aとプラ
ンジャ7の間に一定時間隙間を形成する。このときプラ
ンジャ7の先端部7aが鋭利に尖ってルツボ4の下方に
突出しているため、所望の量の溶融ガラス6aがプラン
ジャ7を伝い、表面張力により一定量がプランジャ7の
先端部7aに集まる。そしてガラスの自重が表面張力よ
りも大きくなると、ガラスは滴となってプランジャ7の
先端部7aから受け型8の受け面8aの中央に滴下す
る。この滴下した溶融ガラスは表面張力により球状とな
ったガラスゴブ10となる。
【0020】この場合、受け型8は予め加熱されてお
り、ガラスゴブ10の下面の表面に生じる固化層の発生
を緩和するので、シワを生じさせることなく鏡面が形成
される。また、ガラスゴブ10の上面が自由面となって
いるので、鏡面となる。このようにして、鏡面仕上げさ
れたガラス光学素子用ゴブを製造できる。
り、ガラスゴブ10の下面の表面に生じる固化層の発生
を緩和するので、シワを生じさせることなく鏡面が形成
される。また、ガラスゴブ10の上面が自由面となって
いるので、鏡面となる。このようにして、鏡面仕上げさ
れたガラス光学素子用ゴブを製造できる。
【0021】以上のような実施の形態では、溶融ガラス
はプランジャ7を伝ってその先端部7aから滴下するた
め、ルツボ4の滴下口4aから流出滴下されるガラスの
量に関わらず、ガラスの滴下位置を一定にすることがで
きる。しかも、従来技術に示されたようなガラスの流出
の抵抗となるノズルを排除でき、これによりプランジャ
7の上下動のみで任意の流量の溶融ガラスの滴下を行う
ことができると共に、粘度の異なるガラスを流出滴下す
る場合に、異なる径のノズルに交換する必要がなくな
る。さらに、ノズルを有する従来技術では、ガラス素材
の種類を変えた場合に、ノズル内に付着したまま残った
ガラス素材を洗い流す必要が生じるが、この実施の形態
では、このようなノズルを必要としないため、ノズル内
部に付着したガラス素材を洗い流す必要がなくなる。こ
のため異種のガラスの成形を容易に行うことができる。
はプランジャ7を伝ってその先端部7aから滴下するた
め、ルツボ4の滴下口4aから流出滴下されるガラスの
量に関わらず、ガラスの滴下位置を一定にすることがで
きる。しかも、従来技術に示されたようなガラスの流出
の抵抗となるノズルを排除でき、これによりプランジャ
7の上下動のみで任意の流量の溶融ガラスの滴下を行う
ことができると共に、粘度の異なるガラスを流出滴下す
る場合に、異なる径のノズルに交換する必要がなくな
る。さらに、ノズルを有する従来技術では、ガラス素材
の種類を変えた場合に、ノズル内に付着したまま残った
ガラス素材を洗い流す必要が生じるが、この実施の形態
では、このようなノズルを必要としないため、ノズル内
部に付着したガラス素材を洗い流す必要がなくなる。こ
のため異種のガラスの成形を容易に行うことができる。
【0022】(実施の形態2)図2は実施の形態2にお
ける製造装置のガラス溶融炉2の縦断面図を示す。この
製造装置のガラス溶融炉2においては、実施の形態1の
構成に加えて加熱ヒータ11が配置されている。加熱ヒ
ータ11はルツボ4の下方に突出するプランジャ7の先
端部7aの周囲を囲むように配置されている。これによ
り、加熱ヒータ11はプランジャ7の先端部7a及びそ
の周囲の雰囲気を加熱する。
ける製造装置のガラス溶融炉2の縦断面図を示す。この
製造装置のガラス溶融炉2においては、実施の形態1の
構成に加えて加熱ヒータ11が配置されている。加熱ヒ
ータ11はルツボ4の下方に突出するプランジャ7の先
端部7aの周囲を囲むように配置されている。これによ
り、加熱ヒータ11はプランジャ7の先端部7a及びそ
の周囲の雰囲気を加熱する。
【0023】この実施の形態では、まず、ルツボ4にガ
ラス素材6を入れ、高周波加熱コイル5によりガラス粘
度で10ポアズ以下に加熱して溶融し、溶融ガラスが均
質で泡のない状態にする。これと同時に、プランジャ7
の先端部7a及びその周囲の雰囲気を加熱ヒータ11に
より、高周波加熱コイル5と同程度の温度に加熱する。
これによりルツボ4とプランジャ7の先端部7aの温度
差を小さくする。
ラス素材6を入れ、高周波加熱コイル5によりガラス粘
度で10ポアズ以下に加熱して溶融し、溶融ガラスが均
質で泡のない状態にする。これと同時に、プランジャ7
の先端部7a及びその周囲の雰囲気を加熱ヒータ11に
より、高周波加熱コイル5と同程度の温度に加熱する。
これによりルツボ4とプランジャ7の先端部7aの温度
差を小さくする。
【0024】このような構成では、加熱ヒータ11によ
りプランジャ7の先端部7a及びその周囲の雰囲気を加
熱することにより、溶融ガラスの流出滴下時に、プラン
ジャ7の先端部7a周囲の低温の雰囲気により溶融ガラ
スの温度が低下し、受け型に溶融ガラスが滴下した時
に、ガラスの温度が必要以上に早く低下し、固化が早ま
るのを防ぐことができる。また、溶融ガラスの温度の低
下により、プランジャ7の先端部7aで一部のガラスが
固化し、滴下量が不安定になるのを防止することができ
るため、滴下量を安定させることができる。
りプランジャ7の先端部7a及びその周囲の雰囲気を加
熱することにより、溶融ガラスの流出滴下時に、プラン
ジャ7の先端部7a周囲の低温の雰囲気により溶融ガラ
スの温度が低下し、受け型に溶融ガラスが滴下した時
に、ガラスの温度が必要以上に早く低下し、固化が早ま
るのを防ぐことができる。また、溶融ガラスの温度の低
下により、プランジャ7の先端部7aで一部のガラスが
固化し、滴下量が不安定になるのを防止することができ
るため、滴下量を安定させることができる。
【0025】(実施の形態3)図3は実施の形態3にお
ける製造装置のガラス溶融炉2の縦断面図を示す。この
実施の形態では、ルツボ4内に配置されるプランジャ1
2が実施の形態1及び2と異なっており、他の構成は同
様である。
ける製造装置のガラス溶融炉2の縦断面図を示す。この
実施の形態では、ルツボ4内に配置されるプランジャ1
2が実施の形態1及び2と異なっており、他の構成は同
様である。
【0026】プランジャ12はその先端部がルツボ4の
滴下口4aから下方に突出するが、この先端部における
滴下口4aよりも下方の部分が複数に分割(図示例では
3分割)され、これにより複数の分割部分12a、12
b、12cが形成されている。これらの分割部分12
a、12b、12cは同径の円筒形状に、且つそれぞれ
が接触することがないように分割されている。さらに各
分割部分12a、12b、12cの先端部12d、12
e、12fは、先端が円錐状の先尖形状に成形され、そ
の先端がプランジャ12の中心軸方向に配向した構造と
なっている。
滴下口4aから下方に突出するが、この先端部における
滴下口4aよりも下方の部分が複数に分割(図示例では
3分割)され、これにより複数の分割部分12a、12
b、12cが形成されている。これらの分割部分12
a、12b、12cは同径の円筒形状に、且つそれぞれ
が接触することがないように分割されている。さらに各
分割部分12a、12b、12cの先端部12d、12
e、12fは、先端が円錐状の先尖形状に成形され、そ
の先端がプランジャ12の中心軸方向に配向した構造と
なっている。
【0027】上記構成において、加熱されて溶融された
ルツボ4内のガラス素材6は、プランジャ12の上昇に
より、ルツボ4底部の滴下口4aより流出し、プランジ
ャ12の分割部分12a、12b、12cを伝い、各分
割部分の先端12d、12e、12fに達する。この先
端12d、12e、12fにおいて、溶融ガラスはその
表面張力により3つのガラス滴となり、それぞれ次第に
径を増す。そして、ガラス滴の径が増し、隣り合うガラ
ス滴と接触する大きさになると、3つのガラス滴は融合
し、その自重によりプランジャの先端12d、12e、
12fの中点(12d、12e、12fの3点を通る円
の中心点)から、図示しない受け型に滴下し、ガラスゴ
ブとなる。
ルツボ4内のガラス素材6は、プランジャ12の上昇に
より、ルツボ4底部の滴下口4aより流出し、プランジ
ャ12の分割部分12a、12b、12cを伝い、各分
割部分の先端12d、12e、12fに達する。この先
端12d、12e、12fにおいて、溶融ガラスはその
表面張力により3つのガラス滴となり、それぞれ次第に
径を増す。そして、ガラス滴の径が増し、隣り合うガラ
ス滴と接触する大きさになると、3つのガラス滴は融合
し、その自重によりプランジャの先端12d、12e、
12fの中点(12d、12e、12fの3点を通る円
の中心点)から、図示しない受け型に滴下し、ガラスゴ
ブとなる。
【0028】このような構成では、プランジャ先端部を
2以上に分割し、それぞれの分割部分で、まずガラス滴
を形成した後、複数のガラス滴を融合させるため、重量
の大きなガラス滴を作製できる。これにより1つの先端
部だけでは作製できないような重量の大きなガラス滴を
作ることができ、より大きなガラスゴブの成形を行うこ
とができる。なお、この図示した形態では、プランジャ
12の分割された分割部分の周囲に加熱ヒータ11が配
置されているが、この加熱ヒータ11を省いても良い。
2以上に分割し、それぞれの分割部分で、まずガラス滴
を形成した後、複数のガラス滴を融合させるため、重量
の大きなガラス滴を作製できる。これにより1つの先端
部だけでは作製できないような重量の大きなガラス滴を
作ることができ、より大きなガラスゴブの成形を行うこ
とができる。なお、この図示した形態では、プランジャ
12の分割された分割部分の周囲に加熱ヒータ11が配
置されているが、この加熱ヒータ11を省いても良い。
【0029】
【発明の効果】請求項1及び2は供給するガラスゴブの
滴下位置を安定させることができるため、受け型により
常に安定した形状のガラスゴブを成形することができ
る。また、ガラスの滴下量がプランジャの上下動のみに
より制御できるため、任意の流量の溶融ガラスを正確に
滴下することができる。
滴下位置を安定させることができるため、受け型により
常に安定した形状のガラスゴブを成形することができ
る。また、ガラスの滴下量がプランジャの上下動のみに
より制御できるため、任意の流量の溶融ガラスを正確に
滴下することができる。
【0030】請求項3はプランジャの先端部及びその周
囲を加熱することで、滴下するガラスの温度低下とプラ
ンジャ先端部でのガラスの固化を防ぐことができるた
め、常に安定した量のガラスを供給することができる。
囲を加熱することで、滴下するガラスの温度低下とプラ
ンジャ先端部でのガラスの固化を防ぐことができるた
め、常に安定した量のガラスを供給することができる。
【0031】請求項4は以上の請求項1〜3に加えて、
さらに重量の大きなガラスを滴下することができる。
さらに重量の大きなガラスを滴下することができる。
【図1】本発明の実施の形態1の断面図である。
【図2】実施の形態2の断面図である。
【図3】実施の形態3の断面図である。
4 ルツボ 6 ガラス 7 プランジャ
Claims (4)
- 【請求項1】 ルツボ内でガラスを溶融し、溶融したガ
ラスをルツボ底部の滴下口から滴下させて得るガラスゴ
ブの製造方法において、先端部が前記滴下口から下方に
突出するプランジャをルツボ内に設け、このプランジャ
の先端からガラスを滴下することを特徴とするガラス光
学素子用ゴブの製造方法。 - 【請求項2】 底部に滴下口が開口されたルツボと、 先端部が先尖状に成形され、この先端部が前記滴下口か
ら下方に突出するようにルツボ内に配置され、上下動に
よってルツボの滴下口を開閉するプランジャと、を備え
ていることを特徴とするガラス光学素子用ゴブの製造装
置。 - 【請求項3】 底部に滴下口が開口されたルツボと、 先端部が先尖状に成形され、この先端部が前記滴下口か
ら下方に突出するようにルツボ内に配置され、上下動に
よってルツボの滴下口を開閉するプランジャと、 このプランジャの先端部及び先端部の周囲の雰囲気を加
熱するヒータと、を備えていることを特徴とするガラス
光学素子用ゴブの製造装置。 - 【請求項4】 前記ルツボの滴下口から下方に突出する
プランジャの先端部が複数に分割されると共に、各分割
部分が先尖状に成形されていることを特徴とする請求項
2又は3記載のガラス光学素子用ゴブの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26136395A JPH09110434A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | ガラス光学素子用ゴブの製造方法及びその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26136395A JPH09110434A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | ガラス光学素子用ゴブの製造方法及びその製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09110434A true JPH09110434A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17360807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26136395A Withdrawn JPH09110434A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | ガラス光学素子用ゴブの製造方法及びその製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09110434A (ja) |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP26136395A patent/JPH09110434A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |