JPH0959030A - 溶融ガラスの供給方法及びその装置 - Google Patents

溶融ガラスの供給方法及びその装置

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JPH0959030A
JPH0959030A JP21594595A JP21594595A JPH0959030A JP H0959030 A JPH0959030 A JP H0959030A JP 21594595 A JP21594595 A JP 21594595A JP 21594595 A JP21594595 A JP 21594595A JP H0959030 A JPH0959030 A JP H0959030A
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JP
Japan
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molten glass
diameter nozzle
opening
crucible
valve mechanism
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JP21594595A
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Hiroshi Ito
弘 伊藤
Toshiaki Hayashi
俊明 林
Katsuhiko Iwano
克彦 岩野
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Olympus Optical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/08Feeder spouts, e.g. gob feeders
    • C03B7/094Means for heating, cooling or insulation
    • C03B7/096Means for heating, cooling or insulation for heating
    • C03B7/098Means for heating, cooling or insulation for heating electric
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/08Feeder spouts, e.g. gob feeders
    • C03B7/086Plunger mechanisms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/08Feeder spouts, e.g. gob feeders
    • C03B7/088Outlets, e.g. orifice rings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャーマーク等の表面欠陥を生じさせず、高
精度の計量が可能で、しかも幅広い重量範囲の計量を対
応可能とする。 【解決手段】 溶融坩堝1の底部に設けた加熱制御自在
の太径ノズル3と、太径ノズル3の下部に連接した加熱
制御自在の細径ノズル5と、太径ノズル3の開口部3a
の開口隙間量Cを制御する弁機構7とから構成する。そ
して、溶融坩堝1で溶融した溶融ガラスを、溶融坩堝1
の底部に設けた太径ノズル3の開口部3aの開口隙間量
Cを弁機構7の弁7aの動作により制御することによ
り、溶融坩堝1から太径ノズル3へ流動する溶融ガラス
の流量調整を行い、太径ノズル3の下部に連接した細径
ノズル5の開口部より所望の重量の溶融ガラスを流出さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、坩堝内で溶融され
たガラスを、シャーマーク等の表面欠陥を生じさせるこ
となく、坩堝から所定量供給する供給方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この技術分野に関する従来技術として、
例えば特開昭53−129211号、特開昭59−57
920号、特開昭61−146721号の各公報に記載
された方法または装置がある。
【0003】特開昭53−129211号公報記載のゴ
ブ供給方法は、垂直な内壁面と排出オリフィスを備えた
細長いウェル内に前記内壁面と対応する形状の側面を有
するゴブ供給部材を挿入し、該ゴブ供給部材をウェル内
のみで垂直方向に往復動させて、前記オリフィスからウ
ェル内に満たされた溶融ガラスを流出させるものであ
る。溶融ガラスの流出量は、前記ゴブ供給部材のストロ
ーク長と直線的な関係となり、該ストローク長及びスト
ローク時間の調整で供給量を設定できるというものであ
る。
【0004】特開昭59−57920号公報記載の溶融
ガラス放出装置は、溶融ガラスの放出槽内にピンを放出
オリフィスの中心と同軸に配置し、該ピンは前記オリフ
ィスに対して接近及び隔離することができるように構成
し、これにより前記オリフィスの閉鎖状態を可変にする
というものである。ピンによってオリフィスが絞られた
状態にできるためプランジャーによる吸引作用が生じる
ようになるので、低粘度の溶融ガラスを所望量で供給す
ることができる装置が提供できるというものである。
【0005】特開昭61−146721号公報記載のガ
ラスゴブの製造方法は、ノズル下方部の温度が600〜
1400℃でノズル上方部の温度が500〜1350℃
であるノズルの先端から、溶融ガラスの自重とその表面
張力との静的バランスを利用して雫状に分離し滴下する
ものである。これによりシャーマークを生ずることな
く、しかも重量精度のよいゴブの製造を行うというもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術には以下の欠点がある。特開昭53−129211号
においては、ゴブ供給部材の降下動作の停止または上昇
動作にて溶融ガラスの流出を停止させて分離するもの
で、ウェルの内壁面とゴブ供給部材との隙間を一定量設
ける必要がある。本方法において、剪断部材を用いずに
溶融ガラスを自重で分離させる場合には、ガラス粘度を
102 ポアズ以下にする必要があり、この粘度にすると
前記隙間から溶融ガラスが容易に流動するため、溶融ガ
ラスの流出の停止ができないか、あるいはレスポンスよ
く実施できない。従って、本方法では溶融ガラスの計量
精度が十分に得られないという欠点がある。
【0007】特開昭59−57920号においては、放
出プランジャーの降下動作の停止または上昇動作ととも
に、ピンがオリフィスの閉鎖状態を変えることにより、
溶融ガラスの流出を停止させて分離するものである。本
装置では、ピンによりオリフィスを完全に閉鎖するよう
にすれば、ガラス粘度が102 ポアズ以下の場合でもオ
リフィスからの溶融ガラスの流出の停止精度を改善でき
ると考えられる。しかし、放出プランジャーを下降動作
させて溶融ガラスを粘性流動させることにより溶融ガラ
スの流出を行うので、ガラス粘度が102 ポアズ以下の
場合には、溶融ガラスの粘性が低いために放出プランジ
ャーの下降動作では十分に溶融ガラスを流出させること
ができず、溶融ガラスの計量精度が十分に得られないと
いう欠点がある。
【0008】特開昭61−146721号においては、
溶融ガラスの自重とその表面張力との静的バランスを利
用して雫状に分離する原理によって、特に1g以下の溶
融ガラスの計量は精度良く実施できるものの、1gを越
える重量の溶融ガラスの計量は、溶融ガラスの表面張力
でその自重を保持しきれなくなるので、前記原理が適用
できず、同様な精度で計量することができない。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、請求項1の目的は、シャーマーク等の
表面欠陥を生じさせず、高精度の計量が可能で、しかも
幅広い重量範囲の計量に対応可能な溶融ガラスの供給方
法を提供することである。請求項2の目的は、請求項1
の溶融ガラスの供給方法において、溶融ガラスの分離の
際に糸引きによる表面欠陥を防止し、しかも脈理の発生
をも防止できる溶融ガラスの供給方法を提供することで
ある。請求項3の目的は、請求項1の溶融ガラスの供給
方法において、高精度の計量を可能にする制御方法を提
供することである。
【0010】請求項4の目的は、請求項1の溶融ガラス
の供給方法に比較して、さらに高精度の計量が可能な溶
融ガラスの供給方法を提供することである。請求項5の
目的は、請求項4の溶融ガラスの供給方法において、溶
融ガラスの分離の際に糸引きによる表面欠陥を防止し、
しかも脈理の発生をも防止できる溶融ガラスの供給方法
を提供することである。
【0011】請求項6の目的は、シャーマーク等の表面
欠陥なく、高精度の計量が可能で、しかも幅広い重量範
囲の計量に対応可能な溶融ガラスの供給装置を提供する
ことである。請求項7の目的は、請求項6の溶融ガラス
の供給装置に比較して、さらに高精度の計量が可能な溶
融ガラスの供給装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のように構成した。請求項1の溶融ガ
ラスの供給方法は、坩堝で溶融した溶融ガラスを、坩堝
の流出口より流出させて計量する溶融ガラスの供給方法
において、坩堝底部に設けた太径ノズルの開口部の開口
隙間量を弁機構の動作により制御することにより、坩堝
から太径ノズルへ流動する溶融ガラスの流量調整を行
い、前記太径ノズルの下部に連接した細径ノズルの開口
部より所望の重量の溶融ガラスを流出させることとし
た。
【0013】請求項2の溶融ガラスの供給方法は、請求
項1の方法にあって、細径ノズル開口部の溶融ガラスの
粘度η1 及び前記坩堝内の溶融ガラスの粘度η2 が、 η1 ≦102 ポアズ 103 ポアズ≧η2 ≧10ポアズ であるようにした。
【0014】請求項3の溶融ガラスの供給方法は、請求
項1の方法にあって、弁機構の上昇距離及び/又は上死
点位置での保持時間によって、細径ノズル開口部から流
出する溶融ガラス量を制御することとした。
【0015】請求項4の溶融ガラスの供給方法は、坩堝
で溶融した溶融ガラスを、坩堝の流出口より流出させて
計量する溶融ガラスの供給方法において、坩堝底部に設
けた太径ノズルの開口部の開口隙間量を第1の弁機構の
動作により制御することにより、坩堝から太径ノズルへ
流動する溶融ガラスの流量調整を行う工程と、前記太径
ノズルの下部に連接した細径ノズルの開口部の開口隙間
量を第2の弁機構の開放時間により制御しつつ前記細径
ノズルより所望の重量の溶融ガラスを流出させる工程と
から構成した。
【0016】請求項5の溶融ガラスの供給方法は、請求
項1の方法にあって、細径ノズル開口部の溶融ガラスの
粘度η1 及び前記坩堝内の溶融ガラスの粘度η2 が、 η1 ≦102 ポアズ 103 ポアズ≧η2 ≧10ポアズ であるようにした。
【0017】請求項6の溶融ガラスの供給装置は、ガラ
スを溶融する坩堝から溶融ガラスを供給する溶融ガラス
の供給装置において、坩堝の底部に設けた加熱制御自在
の太径ノズルと、該太径ノズルの下部に連接した加熱制
御自在の細径ノズルと、前記太径ノズルの開口部の開口
隙間量を制御する弁機構とから構成した。
【0018】請求項7の溶融ガラスの供給装置は、ガラ
スを溶融する坩堝から溶融ガラスを供給する溶融ガラス
の供給装置において、坩堝の底部に設けた加熱制御自在
の太径ノズルと、該太径ノズルの下部に連接した加熱制
御自在の細径ノズルと、前記太径ノズルの開口部の開口
隙間量を制御する第1の弁機構と、前記細径ノズルの開
口部を所望の時間だけ開放可能に制御自在な第2の弁機
構とから構成した。
【0019】請求項1の作用は以下の通りである。坩堝
底部に太径ノズルを設けることにより、太径ノズル内の
溶融ガラス流に生ずる圧力損失を低減して、自重によっ
て坩堝から太径ノズル内に溶融ガラスが流れ込み易くす
ることができる。さらに、太径ノズルの開口部の開口隙
間量を弁機構の動作により制御することにより、太径ノ
ズルの下部に連接された細径ノズル内の溶融ガラス流に
生ずる圧力損失及び溶融ガラスの粘性抵抗に応じて、太
径ノズル内に流れ込む溶融ガラスの圧力を適宜設定する
ことができるので、少量から多量までの幅広い流出量の
制御を確実に行うことができる。そして、太径ノズルの
下部に連接された細径ノズルの開口部より溶融ガラスを
流出させることにより、流出断面積が低減できるので、
前記弁機構の流出停止動作の時間的精度に対する流出量
バラツキを緩和できる。従って、計量精度の向上が可能
になる。また、これらの計量工程の作用は、102 ポア
ズ以下の低粘度の溶融ガラスにおいても実施できるの
で、計量に際しては溶融ガラスの自重による分離が実施
できることから、いわゆるシャーマークの発生がない。
【0020】請求項2の作用は、細径ノズル開口部の溶
湯ガラスの粘度η1 を102 ポアズ以下とすることによ
り、溶融ガラスがその自重で分離して細径ノズルから流
出し、さらに分離の際にその表面が固化して分離部が糸
引き状態となることを防止する。さらに、坩堝内の溶融
ガラスの粘度η2 を103 ポアズ≧η2 ≧10ポアズと
することにより、溶融坩堝から太径ノズルへの溶融ガラ
スの流動性を十分に確保しつつ、ガラス成分の揮発を低
減させて脈理の発生を防止する。溶融ガラスの粘度が1
3 ポアズを越えると、溶融ガラスの流動性が悪くな
り、供給間隔が極端に長くなるか、あるいは供給できな
くなる。一方、10ポアズ未満ではガラス成分の揮発に
より、脈理が生じる。
【0021】請求項3の作用は、弁機構の上昇距離及び
/又は上死点位置での保持時間によって、太径ノズルの
開口部に生ずる隙間量及び/又は該隙間を通過して坩堝
から太径ノズルへ溶融ガラスが流れ込む時間が制御でき
るので、これらの隙間量及び/又は時間の制御精度に応
じた高精度の溶融ガラス量を、細径ノズル開口部から流
出させることができる。
【0022】請求項4の作用は、請求項1の作用と比較
して、弁機構を第1の弁機構と第2の弁機構とに分け、
個別に動作可能に構成した点が異なるので、この点を主
体として以下にその作用の説明をする。まず、太径ノズ
ルの開口部の開口隙間量を第1の弁機構の動作により制
御する工程では、細径ノズル内の溶融ガラス流に生ずる
圧力損失及び溶融ガラスの粘性抵抗に対し、太径ノズル
内に流れ込む溶融ガラスの圧力を、前記開口隙間量によ
り適宜設定することができるので、細径ノズルからの溶
融ガラスの流出速度を任意の量で一定に調整する。これ
により、少量から多量までの幅広い流出量の制御を確実
に行うことができる。そして、太径ノズルの下部に連接
された細径ノズルの開口部の開口隙間量を第2の弁機構
の開放時間により、前記細径ノズルより所望の重量の溶
融ガラスを流出させる工程では、細径ノズルからの溶融
ガラスの流出速度は前記第1の弁機構の位置調整により
一定に設定されているので、第2の弁機構の開放時間に
よって、高精度の計量が実施できるようになる。従っ
て、請求項1の作用に比較して、さらに高精度の計量が
可能となる。
【0023】請求項5の作用は、請求項2の作用と同様
である。
【0024】請求項6の作用は、上記請求項1の溶融ガ
ラスの供給方法を実現するために、坩堝の底部に設けら
れた加熱制御自在の太径ノズル及び該太径ノズルの下部
に連接された加熱制御自在の細径ノズルにより、溶融ガ
ラスを坩堝から太径ノズル及び太径ノズルから細径ノズ
ルへと自重による流動性が確保できる溶融容器を構成
し、太径ノズルの開口部の開口隙間量を制御する弁機構
を設けることにより、坩堝から太径ノズル内に流れ込む
溶融ガラスの圧力を調整して、溶融ガラスを細径ノズル
より流出させことが可能となる。
【0025】請求項7の作用は、上記請求項4の溶融ガ
ラスの供給方法を実現するために、坩堝の底部に設けら
れた加熱制御自在の太径ノズル及び該太径ノズルの下部
に連接された加熱制御自在の細径ノズルにより、溶融ガ
ラスを坩堝から太径ノズル及び太径ノズルから細径ノズ
ルへと自重による流動性が確保できる溶融容器を構成
し、太径ノズルの開口部の開口隙間量を制御する第1の
弁機構を設けることにより、細径ノズルからの溶融ガラ
スの流出速度を一定に調整することを可能にする。そし
て、細径ノズルの開口部を所望の開放時間だけ開放可能
に構成された第2の弁機構を設けることにより、第2の
弁機構の開放時間により細径ノズルから流出する溶融ガ
ラスの計量を可能にする。
【0026】
【発明の実施の形態】
[発明の実施の形態1]図1に本発明の実施の形態1に
おける溶融ガラスの供給装置の縦断面図を示す。また、
図2は本実施の形態における隙間量C、弁の上死点位置
での保持時間と溶融ガラス流出量との関係を示す。
【0027】図1において1は、容量1リットルの有底
円筒形状の溶融坩堝で、白金材料からなっている。溶融
坩堝1の外周には、溶融坩堝1内の光学ガラスを溶融す
るために十分な加熱温度に加熱できる電気ヒータ2が設
置されている。溶融坩堝1の底部中央には、開口部3a
を有する内径φD=15mm、長さ30mmの太径ノズ
ル3が下方に向って形成されており、この太径ノズル3
の外周には、太径ノズル3内の光学ガラスを102 ポア
ズ以下の温度に加熱可能な高周波加熱コイル4が設置さ
れている。さらに、太径ノズル3の下部には、内径φd
=5mm、長さ30mmの細径ノズル5が下方に向って
連接形成されており、この細径ノズル5の外周には、細
径ノズル5内の光学ガラスを102 ポアズ以下の温度に
加熱可能な高周波加熱コイル6が設置されている。
【0028】前記溶融坩堝1内には、図示を省略した上
下駆動機構に連結された白金材料からなる弁機構7が設
置されており、この弁機構7の下端部には、前記太径ノ
ズル3の開口部3aの開口径よりも大きい直径を有する
弁7aが形成されている。この弁機構7は、弁7aと前
記開口部3aが同軸となる位置で、作動速度及び作動位
置の制御が自在となるように上下動できる構成となって
おり、弁7aと開口部3aとの開口隙間量C等により細
径ノズル5から溶融ガラスの流出量を制御し得るように
なっている。
【0029】次に、上記構成の溶融ガラスの供給装置を
用いて所定量の溶融ガラスを供給する方法を説明する。
まず、光学ガラス素材を溶融坩堝1内に投入してから、
電気ヒータ2によって加熱溶融する。本実施の形態で
は、光学ガラスSK11のガラス素材を溶融坩堝1に投
入し、溶融温度1350℃にてリヒートして溶融した。
そして、図示を省略した撹拌羽により撹拌しながら、約
2時間保持して均質化した後、ガラス成分の揮発による
脈理の発生を防止するために、ガラス粘度で102 ポア
ズとなる1080℃まで溶融温度を下げる。なお、この
温度は脈理を防止する上では低温の方が有利であるが、
同時に高粘性になるので溶融坩堝1から太径ノズル3へ
の溶融ガラスの流動性が低下して、多量のガラスの計量
が困難になるので、溶融坩堝1内の溶融ガラスの粘度η
2 は、103 ポアズ≧η2 ≧10ポアズになる温度に設
定することが望ましい。
【0030】次に、弁7aを下降させて、開口部3aと
の隙間量Cを減少させて開口部3a閉鎖してから、高周
波加熱コイル4及び高周波加熱コイル5により、太径ノ
ズル3及び細径ノズル5を、それぞれガラス粘度で10
1.5 ポアズとなる1200℃及び101.2 ポアズとなる
1350℃に加熱する。そして、弁7aを上昇させて太
径ノズル3及び細径ノズル5内に溶融坩堝1から溶融ガ
ラスをその自重によって流入させて満たしてから、弁7
aを下降して開口部3aを閉鎖状態にする。以後、弁7
aに上昇・保持・下降の一連の動作を与えて、弁7aと
太径ノズル3の開口部3aとの開口隙間量Cを制御する
ことにより、細径ノズル5内の溶融ガラス流に生ずる圧
力損失及び溶融ガラスの粘性抵抗に応じて太径ノズル3
内に流れ込む溶融ガラスの圧力を適宜設定して、細径ノ
ズル5の開口部5aから所定量の溶融ガラスを流出させ
る。
【0031】この時の溶融ガラスの流出量は、弁7aが
上昇したときの弁7aと開口部3aとの隙間量C、弁7
aの上昇・保持・下降の動作時間によって設定すること
ができる。特に弁7aの動作時間では、上死点位置での
保持時間によって流出量を設定する方法が制御し易い。
図2に、隙間量C及び上死点位置での保持時間と溶融ガ
ラス流出量との関係を示した。このように、少量から多
量までの幅広い流出量の制御を確実に行うことができ
る。最も少量の計量値は、細径ノズル5の開口部内径に
よって決まり、これは該開口部に流出した溶融ガラスの
自重とその表面張力のバランスで形成されるガラス滴の
量となる。この状態から、前記隙間量Cを広げること
で、ガラス滴は次第に連続ガラス流となるので、前記上
死点位置での保持時間を制御して、所望のガラス量を得
ることができる。なお、溶融ガラスは細径ノズル5の開
口部で絞って流出されることと相俟って、1gを越える
ような重量においても、計量のバラツキは十分に小さく
することができる。さらに、溶融ガラスが分離される細
径ノズル5の開口部のガラス粘度は101.2 ポアズと低
粘度であるので、流出停止とともに溶融ガラスはその自
重により分離され、再び表面張力により鏡面を有する自
由面となるので、いわゆるシャーマークや糸引きの発生
がない。なお、細径ノズル5の開口部のガラス粘度η1
が102 ポアズを越えると、自重による分離や表面張力
による鏡面化が困難になるので、η1 ≦102 ポアズに
設定することが望ましい。
【0032】なお、上述した光学ガラス材料、溶融坩堝
・太径ノズル・細径ノズルの容量及び寸法等は、本実施
の形態に示した値に限定されるものではなく、適宜設定
することができる。
【0033】本発明の実施の形態によれば、シャーマー
ク・糸引き等の表面欠陥及び脈理を生じさせず、高精度
の計量が可能で、しかも幅広い重量範囲の計量に対応可
能な溶融ガラスの供給方法及び供給装置を実現できる。
【0034】本発明の実施の形態1の変形例としては、
溶融坩堝1内の溶融ガラスの液面高さの変化に応じて、
前記隙間量C又は弁7aの上死点位置での保持時間を変
化させるように、弁機構7を制御するようにすれば、連
続動作の中で生ずる経時的な計量変動を防止できる。
【0035】[発明の実施の形態2]図3に本発明の実
施の形態2における溶融ガラスの供給装置の縦断面図を
示す。図4は弁の回動動作に伴う弁と太径ノズルの開口
部との隙間の関係を示す平面図である。
【0036】前記実施の形態1と異なる点は、弁機構の
構造及びその動作にあり、実施の形態1では弁機構7は
その上下動により弁7aと太径ノズル3の開口部3aの
開口隙間量Cを制御したが、本実施の形態2の弁機構8
はその弁8aを回転動作をすることにより、弁8aと太
径ノズル3の開口部3aとの開口隙間量Cを制御する構
成にしてある。
【0037】溶融坩堝1内には、図示を省略した回転駆
動機構に連結された白金材料からなる弁機構8が設置さ
れている。弁機構8の回転軸8bは、開口部3aの中心
軸に対して偏心した位置に設置されており、その回転軸
8bの下端部には、前記開口部3aの直径よりもやや大
きい平盤状の弁8aが開口部3aに対向するようにして
固定されている。そして、前記回転駆動機構により、弁
8aの回動速度及び回動停止位置の制御が自在であり、
弁8aの回動動作により、弁8aと開口部3aとの隙間
量Cを制御するとともに開口部3aを閉鎖状態にするこ
とが可能に構成されている。なお、弁8aは、開口部3
aに対して十分に接近した位置に配置されているので、
開口部3aが閉鎖状態にあるときには、溶融ガラスが溶
融坩堝1から太径ノズル3に流入することはない。その
他の構成は前記実施の形態1と同様である。
【0038】本実施の形態の溶融ガラスの供給装置によ
り所定量の溶融ガラスを供給する方法は、上記機構の弁
機構8を用い、弁8aの回動動作により弁8aと太径ノ
ズル3の開口部との開口隙間量Cを設定して溶融ガラス
の流出量を制御する。それ以外は実施の形態1と同様で
ある。
【0039】すなわち、本実施の形態では、太径ノズル
3の開口部3aに対して偏心した位置に設けた回動軸8
aに取り付けた弁8aの回動動作によって、弁8aと開
口部3aとの間に生ずる隙間量Cを制御することで、細
径ノズル5の開口部から所望量の溶融ガラスを流出させ
ることができる。図4は、弁8aの回動動作に伴う弁8
aと開口部3aとの開口隙間量の関係を示しており、開
口部3aを弁8aで閉鎖している状態も併記してある。
【0040】本実施の形態によっても、前記実施の形態
1と同様の効果を得ることができる。
【0041】[発明の実施の形態3]図5に本発明の実
施の形態3における溶融ガラスの供給装置の縦断面図を
示す。本発明の実施の形態1と異なる点は、太径ノズル
3の開口部3aの隙間量Cを制御する第1の弁機構9
と、細径ノズル5の開口部5aを所望の開放時間だけ開
放可能に構成された第2の弁機構10とを設けた点であ
る。
【0042】溶融坩堝1内には、下端部に太径ノズル3
の開口部3aの開口径よりも大きい直径を有する弁9a
を形成した第1の弁機構9と、下端部に細径ノズル5の
開口部5aの開口径よりも大きい直径を有する弁10a
を形成した第2の弁機構10が設置されている。第1の
弁機構9の弁9aは、太径ノズル3の開口部3aに臨む
ように配置されるとともに、第2の弁機構10は、その
支持軸10bを第1の弁機構9の内部を貫通して弁10
aが細径ノズル5の開口部5aに臨むように配置されて
いる。第1の弁機構9及び第2の弁機構10は、図示を
省略した上下駆動機構にそれぞれ連結され、弁9aと開
口部3a及び弁10aと開口部5aがそれぞれ同軸とな
る位置で、互いに独立して上下動できる構成となってい
る。その他の構成は前記実施の形態1と同様である。
【0043】以上の構成の溶融ガラスの供給装置を用い
て、所定量の溶融ガラスを供給する方法を説明する。ま
ず、太径ノズル3の開口部3aの隙間量Cを第1の弁機
構9の弁9aの上下動により制御する。この工程では、
細径ノズル5内の溶融ガラス流に生ずる圧力損失及び溶
融ガラスの粘性抵抗に対し、太径ノズル3内に流れ込む
溶融ガラスの圧力を、前記隙間量Cにより適宜設定する
ことができるので、細径ノズル5からの溶融ガラスの流
出速度を任意の量で一定に調整する。これにより、少量
から多量までの幅広い流出量の制御を確実に行うことが
できる。
【0044】そして、太径ノズル3の下部に連接された
細径ノズル5の開口部5aの隙間量と第2の弁機構10
の開放時間により制御し、前記細径ノズル5より所望の
重量の溶融ガラスを流出させる。この工程では、細径ノ
ズル5からの溶融ガラスの流出速度は前記第1の弁機構
9の位置調整により一定に設定されているので、第2の
弁機構10の開放時間によって、高精度の計量が実施で
きるようになる。従って、本発明の実施の形態1に比較
して、さらに高精度の計量が可能となる。なお、溶融坩
堝1内、太径ノズル3内、細径ノズル5内の各溶融ガラ
スの粘度の設定については、本発明の実施の形態1と同
様である。
【0045】本実施の形態3の効果は、前記実施の形態
1の溶融ガラスの供給方法及び装置に比較して、さらに
高精度の計量が可能な溶融ガラスの供給方法及び装置が
実現できることである。
【0046】[発明の実施の形態4]図6に、本発明の
実施の形態4における溶融ガラスの供給装置の縦断面図
を示す。本実施の形態が前記実施の形態3と異なる点
は、第1の弁機構11の支持軸11bを弁11bの外周
付近に設けるとともに、第2の弁機構10の支持軸10
bを弁11aを貫通させて配置し、第1の弁機構11と
第2の弁機構10の嵌合部11c、10cを短縮できる
ように構成した点である。その他の構成は実施の形態3
と同様である。
【0047】このように構成することにより、前記嵌合
部10c、11cに付着した溶融ガラスの粘性による第
1の弁機構11と第2の弁機構10間の摺動抵抗を小さ
くできるので、第1の弁機構11及び第2の弁機構10
の上下動の精度を向上させることができる。
【0048】本実施の形態4によれば、実施の形態3に
比較して、より計量精度を向上させることができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば以下の効
果を得ることができる。請求項1の発明によれば、シャ
ーマーク等の表面欠陥を生じさせず、高精度の計量が可
能で、しかも幅広い重量範囲の計量に対応して溶融ガラ
スを供給することができる。請求項2の発明は、請求項
1の溶融ガラスの供給方法において、溶融ガラスの分離
の際に糸引きによる表面欠陥を防止し、しかも脈理の発
生をも防止することができる。請求項3の発明は、請求
項1の溶融ガラスの供給方法において、少量から多量ま
での幅広い流出量の制御を容易かつ確実に行い、高精度
の計量を可能にすることができる。
【0050】請求項4の発明によれば、請求項1の溶融
ガラスの供給方法に比較して、さらに高精度の計量を可
能にすることができる。請求項5の発明は、請求項4の
溶融ガラスの供給方法において、溶融ガラスの分離の際
に糸引きによる表面欠陥を防止し、しかも脈理の発生を
も防止することができる。
【0051】請求項6の発明によれば、シャーマーク等
の表面欠陥なく、高精度の計量が可能で、しかも幅広い
重量範囲の計量に対応して溶融ガラスを供給することが
できる。請求項7の発明は、請求項6の溶融ガラスの供
給装置に比較して、さらに高精度の計量を可能にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る溶融ガラスの供給
装置を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1における隙間量及び弁の
上死点位置での保持時間と溶融ガラス流出量との関係を
示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る溶融ガラスの供給
装置を示す縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2における隙間量と弁の回
動動作との関係を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る溶融ガラスの供給
装置を示す縦断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係る溶融ガラスの供給
装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 溶融坩堝 3 太径ノズル 3a 開口部 5 細径ノズル 5a 開口部 7,8 弁機構 7a,8a,9a,10a,11a 弁 8b 回動軸 9,11 第1の弁機構 10 第2の弁機構 10b,11b 支持軸 C 開口隙間量

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 坩堝で溶融した溶融ガラスを、坩堝の流
    出口より流出させて計量する溶融ガラスの供給方法にお
    いて、坩堝底部に設けた太径ノズルの開口部の開口隙間
    量を弁機構の動作により制御することにより、坩堝から
    太径ノズルへ流動する溶融ガラスの流量調整を行い、前
    記太径ノズルの下部に連接した細径ノズルの開口部より
    所望の重量の溶融ガラスを流出させることを特徴とする
    溶融ガラスの供給方法。
  2. 【請求項2】 前記細径ノズル開口部の溶融ガラスの粘
    度η1 及び前記坩堝内の溶融ガラスの粘度η2 は、 η1 ≦102 ポアズ 103 ポアズ≧η2 ≧10ポアズ であることを特徴とする請求項1記載の溶融ガラスの供
    給方法。
  3. 【請求項3】 前記弁機構の上昇距離及び/又は上死点
    位置での保持時間によって、細径ノズル開口部から流出
    する溶融ガラス量を制御することを特徴とする請求項1
    記載の溶融ガラスの供給方法。
  4. 【請求項4】 坩堝で溶融した溶融ガラスを、坩堝の流
    出口より流出させて計量する溶融ガラスの供給方法にお
    いて、坩堝底部に設けた太径ノズルの開口部の開口隙間
    量を第1の弁機構の動作により制御することにより、坩
    堝から太径ノズルへ流動する溶融ガラスの流量調整を行
    う工程と、前記太径ノズルの下部に連接した細径ノズル
    の開口部の開口隙間量を第2の弁機構の開放時間により
    制御しつつ前記細径ノズルより所望の重量の溶融ガラス
    を流出させる工程とからなることを特徴とする溶融ガラ
    スの供給方法。
  5. 【請求項5】 前記細径ノズル開口部の溶融ガラスの粘
    度η1 及び前記坩堝内の溶融ガラスの粘度η2 は、 η1 ≦102 ポアズ 103 ポアズ≧η2 ≧10ポアズ であることを特徴とする請求項4記載の溶融ガラスの供
    給方法。
  6. 【請求項6】 ガラスを溶融する坩堝から溶融ガラスを
    供給する溶融ガラスの供給装置において、坩堝の底部に
    設けた加熱制御自在の太径ノズルと、該太径ノズルの下
    部に連接した加熱制御自在の細径ノズルと、前記太径ノ
    ズルの開口部の開口隙間量を制御する弁機構とからなる
    ことを特徴とする溶融ガラスの供給装置。
  7. 【請求項7】 ガラスを溶融する坩堝から溶融ガラスを
    供給する溶融ガラスの供給装置において、坩堝の底部に
    設けた加熱制御自在の太径ノズルと、該太径ノズルの下
    部に連接した加熱制御自在の細径ノズルと、前記太径ノ
    ズルの開口部の開口隙間量を制御する第1の弁機構と、
    前記細径ノズルの開口部を所望の時間だけ開放可能に制
    御自在な第2の弁機構とからなることを特徴とする溶融
    ガラスの供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100733896B1 (ko) * 2007-03-22 2007-07-02 거호건설(주) 도로상에 졸음방지 홈을 형성하는 그루빙 기계
US20220388883A1 (en) * 2020-09-30 2022-12-08 Owens-Brockway Glass Container Inc. Fluid-Cooled Needle for Molten Material Flow Control

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