JPH09111036A - 生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃棄処理方法 - Google Patents
生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃棄処理方法Info
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- JPH09111036A JPH09111036A JP26958095A JP26958095A JPH09111036A JP H09111036 A JPH09111036 A JP H09111036A JP 26958095 A JP26958095 A JP 26958095A JP 26958095 A JP26958095 A JP 26958095A JP H09111036 A JPH09111036 A JP H09111036A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J11/00—Recovery or working-up of waste materials
- C08J11/04—Recovery or working-up of waste materials of polymers
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- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2367/00—Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
- C08J2367/04—Polyesters derived from hydroxy carboxylic acids, e.g. lactones
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃棄を
簡便かつ確実に行う方法を提供する。 【解決手段】 生分解性ポリエステルを主体とする樹脂
組成物を成形してなる成形物を、アルカリを主成分とす
る廃棄処理液によって接触分解させる生分解性ポリエス
テル系樹脂成形物の廃棄処理方法。
簡便かつ確実に行う方法を提供する。 【解決手段】 生分解性ポリエステルを主体とする樹脂
組成物を成形してなる成形物を、アルカリを主成分とす
る廃棄処理液によって接触分解させる生分解性ポリエス
テル系樹脂成形物の廃棄処理方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性ポリエス
テル系樹脂成形物の廃棄物を、該廃棄物が発生する場所
で分解処理する方法に関する。
テル系樹脂成形物の廃棄物を、該廃棄物が発生する場所
で分解処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック樹脂成形品は、産業用や家
庭用として汎用的に膨大な量が使用されている。これら
の成形物は、耐久性製品として長期間使用される場合も
あるが、一回限りの使い捨ての場合も多い。かかるプラ
スチック樹脂成形品は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレ
フタレート等に代表される非分解性樹脂から成形された
ものであり、不要となり廃棄された場合は焼却あるいは
投棄の処理方法しかない。焼却能力の制約から投棄され
た場合には、ゴミとして半永久的に残留し、景観や環境
を損なう深刻な社会問題となっている。
庭用として汎用的に膨大な量が使用されている。これら
の成形物は、耐久性製品として長期間使用される場合も
あるが、一回限りの使い捨ての場合も多い。かかるプラ
スチック樹脂成形品は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレ
フタレート等に代表される非分解性樹脂から成形された
ものであり、不要となり廃棄された場合は焼却あるいは
投棄の処理方法しかない。焼却能力の制約から投棄され
た場合には、ゴミとして半永久的に残留し、景観や環境
を損なう深刻な社会問題となっている。
【0003】特に、OHP用シートは、プレゼンテーシ
ョン媒体として汎用的に使用されており、PPC複写機
やインクジェット式プリンター等で複写印刷されてい
る。OHP用シートは、長期間保存したり、繰り返して
使用することもあるが、短期または一回のみの使用で廃
棄処分されることも少なくない。複写印刷した内容の漏
洩の防止のためにシュレッダー等で裁断して廃棄処分し
た場合には、ゴミの嵩は一層増大し、問題の深刻度が高
まる。
ョン媒体として汎用的に使用されており、PPC複写機
やインクジェット式プリンター等で複写印刷されてい
る。OHP用シートは、長期間保存したり、繰り返して
使用することもあるが、短期または一回のみの使用で廃
棄処分されることも少なくない。複写印刷した内容の漏
洩の防止のためにシュレッダー等で裁断して廃棄処分し
た場合には、ゴミの嵩は一層増大し、問題の深刻度が高
まる。
【0004】一方、近年、廃棄物による環境問題を解決
するために、生分解性ポリマーが多数提案されている。
これらの生分解性ポリマーで成形したフィルム、ボト
ル、シート等の成形品は、投棄された地中や水中で経時
的に分解消失され、非生分解性ポリマーが引き起こして
いる深刻な環境問題を軽減する。したがって、プラスチ
ック成形物の材料として生分解性ポリマーを用いると、
環境問題が軽減するものと期待されている。
するために、生分解性ポリマーが多数提案されている。
これらの生分解性ポリマーで成形したフィルム、ボト
ル、シート等の成形品は、投棄された地中や水中で経時
的に分解消失され、非生分解性ポリマーが引き起こして
いる深刻な環境問題を軽減する。したがって、プラスチ
ック成形物の材料として生分解性ポリマーを用いると、
環境問題が軽減するものと期待されている。
【0005】しかし、生分解性ポリマーを用いても、廃
棄物が自然に分解消失するまでには比較的長期間を要
し、分解消失のための処分スペースも必要である。ま
た、事業所や家庭から発生する廃棄物を回収し搬送する
作業と、搬送に伴う排気ガス、騒音は、依然として軽減
されないという問題点が残る。したがって、本発明の目
的は、生分解性ポリエステルを主体とする不要の成形物
を、その成形物が発生する場所で簡便かつ確実に分解消
失させ、廃棄物の減量化と搬送作業の軽減を一挙に達成
することができる廃棄方法を提供することにある。
棄物が自然に分解消失するまでには比較的長期間を要
し、分解消失のための処分スペースも必要である。ま
た、事業所や家庭から発生する廃棄物を回収し搬送する
作業と、搬送に伴う排気ガス、騒音は、依然として軽減
されないという問題点が残る。したがって、本発明の目
的は、生分解性ポリエステルを主体とする不要の成形物
を、その成形物が発生する場所で簡便かつ確実に分解消
失させ、廃棄物の減量化と搬送作業の軽減を一挙に達成
することができる廃棄方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載のプラスチック成形物の廃棄方法
は、生分解性ポリエステルを主体とする組成物を成形し
てなる成形物を、アルカリを主成分とする廃棄処理液に
よって接触分解させることを特徴とする。請求項2に記
載の生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃棄処理方法
は、生分解性ポリエステルを主体とする樹脂組成物を成
形してなる成形物を、アルカリを主成分とする廃棄処理
液によって接触分解させる工程と、該接触分解後の廃棄
処理液を中和する工程とからなることを特徴とする。請
求項3に記載の生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃
棄処理方法は、請求項1または請求項2に記載の方法で
あって、上記生分解性ポリエステルがポリ乳酸または乳
酸とヒドロキシカルボン酸の共重合体であることを特徴
とする。請求項4に記載の生分解性ポリエステル系樹脂
成形物の廃棄処理方法は、請求項1または請求項2に記
載の方法であって、生分解性ポリエステルを主体とする
樹脂組成物を成形してなる成形物の廃棄処理を、その成
形物の廃棄物の発生場所で行うことを特徴とする。請求
項5に記載の生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃棄
処理方法は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の方
法であって、生分解性ポリエステルを主体とする樹脂組
成物を成形してなる成形物がシートであることを特徴と
する。
め、請求項1に記載のプラスチック成形物の廃棄方法
は、生分解性ポリエステルを主体とする組成物を成形し
てなる成形物を、アルカリを主成分とする廃棄処理液に
よって接触分解させることを特徴とする。請求項2に記
載の生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃棄処理方法
は、生分解性ポリエステルを主体とする樹脂組成物を成
形してなる成形物を、アルカリを主成分とする廃棄処理
液によって接触分解させる工程と、該接触分解後の廃棄
処理液を中和する工程とからなることを特徴とする。請
求項3に記載の生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃
棄処理方法は、請求項1または請求項2に記載の方法で
あって、上記生分解性ポリエステルがポリ乳酸または乳
酸とヒドロキシカルボン酸の共重合体であることを特徴
とする。請求項4に記載の生分解性ポリエステル系樹脂
成形物の廃棄処理方法は、請求項1または請求項2に記
載の方法であって、生分解性ポリエステルを主体とする
樹脂組成物を成形してなる成形物の廃棄処理を、その成
形物の廃棄物の発生場所で行うことを特徴とする。請求
項5に記載の生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃棄
処理方法は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の方
法であって、生分解性ポリエステルを主体とする樹脂組
成物を成形してなる成形物がシートであることを特徴と
する。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
方法に用いられる生分解性ポリエステル系樹脂組成物
は、生分解性ポリエステルを主体とし、必要に応じて改
質剤、充填剤等の添加剤が添加された組成物である。本
発明で用いる生分解性ポリエステルを具体的に挙げる
と、ポリ乳酸系ポリマー(ポリ乳酸または乳酸とヒドロ
キシカルボン酸の共重合体)が一般的である。ポリ乳酸
は、L−乳酸、D−乳酸、またはこれらの混合物を脱水
縮合して得られ、好ましくは乳酸の環状二量体であるラ
クチドを開環重合して得られる。ラクチドには、L−乳
酸の環状二量体であるL−ラクチド、D−乳酸の環状二
量体であるD−ラクチド、およびL−乳酸とD−乳酸と
が環状二量化したDL−ラクチドがあるが、いずれを用
いてもよい。乳酸としては、L−乳酸、D−乳酸、また
はこれらの混合物が用いられる。ヒドロキシカルボン酸
としては、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒ
ドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシ
吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸等が例示される。
方法に用いられる生分解性ポリエステル系樹脂組成物
は、生分解性ポリエステルを主体とし、必要に応じて改
質剤、充填剤等の添加剤が添加された組成物である。本
発明で用いる生分解性ポリエステルを具体的に挙げる
と、ポリ乳酸系ポリマー(ポリ乳酸または乳酸とヒドロ
キシカルボン酸の共重合体)が一般的である。ポリ乳酸
は、L−乳酸、D−乳酸、またはこれらの混合物を脱水
縮合して得られ、好ましくは乳酸の環状二量体であるラ
クチドを開環重合して得られる。ラクチドには、L−乳
酸の環状二量体であるL−ラクチド、D−乳酸の環状二
量体であるD−ラクチド、およびL−乳酸とD−乳酸と
が環状二量化したDL−ラクチドがあるが、いずれを用
いてもよい。乳酸としては、L−乳酸、D−乳酸、また
はこれらの混合物が用いられる。ヒドロキシカルボン酸
としては、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒ
ドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシ
吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸等が例示される。
【0008】ポリ乳酸系ポリマーの分子量は、特に限定
されないが、通常、重量平均分子量で3×104 〜10
0×104 であり、好ましくは5×104 〜30×10
4 である。市販されているポリ乳酸系ポリマーとして
は、ラクティ(島津製作所社製)、レイシア(三井東圧
化学社製)、ECOPLA(カーギル社製)等がある。
ポリ乳酸系ポリマー以外の生分解性ポリエステルとして
は、グリコール/ジカルボン酸共重合体のビオノーレ
(昭和高分子社製)、ポリカプロラクトンのプラクセル
(ダイセル化学社製)およびトーン(日本ユニカー社
製)、3−ヒドロキシ酪酸/3−ヒドロキシ吉草酸共重
合体(微生物合成系ポリエステル)のバイオポール(ゼ
ネカ社製)等が例示される。
されないが、通常、重量平均分子量で3×104 〜10
0×104 であり、好ましくは5×104 〜30×10
4 である。市販されているポリ乳酸系ポリマーとして
は、ラクティ(島津製作所社製)、レイシア(三井東圧
化学社製)、ECOPLA(カーギル社製)等がある。
ポリ乳酸系ポリマー以外の生分解性ポリエステルとして
は、グリコール/ジカルボン酸共重合体のビオノーレ
(昭和高分子社製)、ポリカプロラクトンのプラクセル
(ダイセル化学社製)およびトーン(日本ユニカー社
製)、3−ヒドロキシ酪酸/3−ヒドロキシ吉草酸共重
合体(微生物合成系ポリエステル)のバイオポール(ゼ
ネカ社製)等が例示される。
【0009】ポリカプロラクトンは、結晶性熱可塑性プ
ラスチックであり、その重量平均分子量は、特に限定さ
れないが、好ましくは1×104 〜10×104 であ
る。グリコール/ジカルボン酸の重量平均分子量は、特
に限定されないが、好ましくは5×104 〜30×10
4 である。微生物合成系ポリエステルの重量平均分子量
は、好ましくは3×105 〜2×106 である。これら
ポリ乳酸系ポリマーに代表される生分解性ポリエステル
は、生分解性が保持される範囲内で多元共重合、変性等
の改質を加えたものでもかまわない。
ラスチックであり、その重量平均分子量は、特に限定さ
れないが、好ましくは1×104 〜10×104 であ
る。グリコール/ジカルボン酸の重量平均分子量は、特
に限定されないが、好ましくは5×104 〜30×10
4 である。微生物合成系ポリエステルの重量平均分子量
は、好ましくは3×105 〜2×106 である。これら
ポリ乳酸系ポリマーに代表される生分解性ポリエステル
は、生分解性が保持される範囲内で多元共重合、変性等
の改質を加えたものでもかまわない。
【0010】成形物中の生分解性ポリエステルの含有量
は、一般的には50重量%以上であり、好ましくは75
重量%以上である。生分解性ポリエステルは、単独でま
たは2種以上を配合して用いることもできる。シート類
に透明性が必要な場合は、ポリ乳酸系ポリマーを単独で
または配合比率を高めて使用するのが望ましい。生分解
性ポリエステル以外の成形品の成分としては、可塑剤、
滑剤、改質剤、充填剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、耐候
性改良剤、難燃剤、帯電防止剤、着色剤、抗菌剤、付香
剤、アンチブロッキング剤、発泡剤等が挙げられ、これ
らは、必要に応じて単独であるいは2種以上を併せて使
用される。さらには、ポリビニルアルコール系樹脂、澱
粉等の水溶性高分子やエチレン酢ビ共重合樹脂(EV
A)、エチレンビニルアルコール共重合樹脂(EVO
H)等の非生分解性熱可塑性樹脂、多糖類、ポリウレタ
ン、セルロース等のポリエステル系以外の生分解性ポリ
マーも必要に応じて単独であるいは2種以上で使用され
る。
は、一般的には50重量%以上であり、好ましくは75
重量%以上である。生分解性ポリエステルは、単独でま
たは2種以上を配合して用いることもできる。シート類
に透明性が必要な場合は、ポリ乳酸系ポリマーを単独で
または配合比率を高めて使用するのが望ましい。生分解
性ポリエステル以外の成形品の成分としては、可塑剤、
滑剤、改質剤、充填剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、耐候
性改良剤、難燃剤、帯電防止剤、着色剤、抗菌剤、付香
剤、アンチブロッキング剤、発泡剤等が挙げられ、これ
らは、必要に応じて単独であるいは2種以上を併せて使
用される。さらには、ポリビニルアルコール系樹脂、澱
粉等の水溶性高分子やエチレン酢ビ共重合樹脂(EV
A)、エチレンビニルアルコール共重合樹脂(EVO
H)等の非生分解性熱可塑性樹脂、多糖類、ポリウレタ
ン、セルロース等のポリエステル系以外の生分解性ポリ
マーも必要に応じて単独であるいは2種以上で使用され
る。
【0011】本発明の方法に用いられる生分解性ポリエ
ステル系樹脂成形物は、上記組成物を押出成形、射出成
形、ブロー成形、プレス成形、発泡成形等の公知の成形
方法でフィルム、シート、フィラメント、容器、ビン、
緩衝材等に成形されたものであれば、形状や用途等を問
わず、全てが包含される。上記成形物の中では、印刷さ
れたOHP用シートが、直ちに廃棄処理して漏洩を防止
できる点で、本発明の方法を適用できる好適な例であ
る。
ステル系樹脂成形物は、上記組成物を押出成形、射出成
形、ブロー成形、プレス成形、発泡成形等の公知の成形
方法でフィルム、シート、フィラメント、容器、ビン、
緩衝材等に成形されたものであれば、形状や用途等を問
わず、全てが包含される。上記成形物の中では、印刷さ
れたOHP用シートが、直ちに廃棄処理して漏洩を防止
できる点で、本発明の方法を適用できる好適な例であ
る。
【0012】次に、成形物の廃棄方法を具体的に説明す
る。まず、使用済みの成形物を、所定濃度のアルカリを
主成分とする廃棄処理液の入った廃棄処理用容器に投入
する。該成形物、とりわけシート類は、容易にアルカリ
加水分解されて短時間に分解され、その形体を消失させ
る。複数の該成形物を接触分解させた後の廃棄処理液
は、酸を主成分とする中和剤で中和した後、下水道等へ
放流すればよい。
る。まず、使用済みの成形物を、所定濃度のアルカリを
主成分とする廃棄処理液の入った廃棄処理用容器に投入
する。該成形物、とりわけシート類は、容易にアルカリ
加水分解されて短時間に分解され、その形体を消失させ
る。複数の該成形物を接触分解させた後の廃棄処理液
は、酸を主成分とする中和剤で中和した後、下水道等へ
放流すればよい。
【0013】ここで、廃棄処理液の成分は、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、
水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ土類金
属の水酸化物、炭酸塩、アンモニア等の無機塩基、アミ
ン、ジアミン、アミジン、グアニジン等の有機塩基等の
アルカリが例示される。中でも、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等の不揮発性の無機塩基から選択するのが
好ましい。
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、
水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ土類金
属の水酸化物、炭酸塩、アンモニア等の無機塩基、アミ
ン、ジアミン、アミジン、グアニジン等の有機塩基等の
アルカリが例示される。中でも、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等の不揮発性の無機塩基から選択するのが
好ましい。
【0014】廃棄処理液の濃度も特に限定されないが、
通常0.5〜10重量%であり、好ましくは1〜5重量
%である。溶媒も特に限定されないが、経済性、簡便
性、安全性等を考慮すると、水溶液とするのが一般的で
ある。廃棄処理液には、必要に応じて、アルカリ以外に
着色剤、防腐剤等の添加剤を添加してもよい。廃棄処理
液は、予め調製されたものをそのままあるいは希釈して
も、計量した水道水等に添加して都度調製してもよい。
処理温度も特に限定する必要がなく、室温(10〜30
℃)でよい。ただし、高温ほど短時間に分解消失し効率
的である。浴比(溶液量/成形品量)も特に限定する必
要がなく、成形品の少なくとも一部が浸漬される量であ
ればよく、望ましくは全体が浸漬されるのがよい。ま
た、処理時間は、処理液の濃度、温度、成形物の種類等
の条件により異なるが、フィルム程度のものであれば数
日以内、厚みのあるもので1週間以内で処理することが
できる。
通常0.5〜10重量%であり、好ましくは1〜5重量
%である。溶媒も特に限定されないが、経済性、簡便
性、安全性等を考慮すると、水溶液とするのが一般的で
ある。廃棄処理液には、必要に応じて、アルカリ以外に
着色剤、防腐剤等の添加剤を添加してもよい。廃棄処理
液は、予め調製されたものをそのままあるいは希釈して
も、計量した水道水等に添加して都度調製してもよい。
処理温度も特に限定する必要がなく、室温(10〜30
℃)でよい。ただし、高温ほど短時間に分解消失し効率
的である。浴比(溶液量/成形品量)も特に限定する必
要がなく、成形品の少なくとも一部が浸漬される量であ
ればよく、望ましくは全体が浸漬されるのがよい。ま
た、処理時間は、処理液の濃度、温度、成形物の種類等
の条件により異なるが、フィルム程度のものであれば数
日以内、厚みのあるもので1週間以内で処理することが
できる。
【0015】廃棄処理用容器の材質および構造も特に限
定する必要がなく、耐アルカリ性の耐久性材料であれば
よい。例えば、PVC、PE、ABS、PP等のプラス
チック材料またはステンレス等の金属材料からなる転倒
しない安定な構造の容器であればよい。
定する必要がなく、耐アルカリ性の耐久性材料であれば
よい。例えば、PVC、PE、ABS、PP等のプラス
チック材料またはステンレス等の金属材料からなる転倒
しない安定な構造の容器であればよい。
【0016】中和剤は、廃棄処理液を中和する酸を主成
分とするものであり、ギ酸、酢酸、クエン酸、シュウ
酸、酒石酸、安息香酸等のカルボン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、パラトルエンスルホン酸等のスルホン酸、スルフ
ィン酸、フェノール、エノール、チオフェノール、イミ
ド、オキシム、芳香族スルホンアミド、第一級及び第二
級ニトロ化合物等の有機酸、あるいは塩酸、硝酸、硫
酸、炭酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸が例示される。液
体または固体の酸から選択すればよい。必要に応じて酸
以外の添加剤を加えてもよい。なお、適切に中和が行え
るように、予め廃棄処理液の中和に必要な量をパックし
ておき、廃棄処理液とセットで使用することが、確実か
つ簡単に中和することができ、望ましい。
分とするものであり、ギ酸、酢酸、クエン酸、シュウ
酸、酒石酸、安息香酸等のカルボン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、パラトルエンスルホン酸等のスルホン酸、スルフ
ィン酸、フェノール、エノール、チオフェノール、イミ
ド、オキシム、芳香族スルホンアミド、第一級及び第二
級ニトロ化合物等の有機酸、あるいは塩酸、硝酸、硫
酸、炭酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸が例示される。液
体または固体の酸から選択すればよい。必要に応じて酸
以外の添加剤を加えてもよい。なお、適切に中和が行え
るように、予め廃棄処理液の中和に必要な量をパックし
ておき、廃棄処理液とセットで使用することが、確実か
つ簡単に中和することができ、望ましい。
【0017】上記した如く、本発明の処理方法に廃棄物
が発生するその場所で簡便かつ確実に廃棄処理すること
ができ、廃棄物量の減量化、廃棄物の回収作業の軽減、
回収廃棄物の搬送に伴う排気ガス、騒音等の問題解決に
有効である。この方法は、高山、船、離島等の焼却、搬
送が困難な場所、条件で有効な手段である。あるいは、
直ちに処分できることにより、印刷物の内容の漏洩防止
等にも有効である。
が発生するその場所で簡便かつ確実に廃棄処理すること
ができ、廃棄物量の減量化、廃棄物の回収作業の軽減、
回収廃棄物の搬送に伴う排気ガス、騒音等の問題解決に
有効である。この方法は、高山、船、離島等の焼却、搬
送が困難な場所、条件で有効な手段である。あるいは、
直ちに処分できることにより、印刷物の内容の漏洩防止
等にも有効である。
【0018】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。実施例 各種シート片(10mm角)を、約10mlの水酸化ナ
トリウム水溶液(4重量%濃度)が入った密閉栓つきガ
ラスビン(外径27mm、高さ59mm)に浸漬し、室
温で静置した時の分解消失挙動を観察した。次いで、酢
酸で中和した時の状態を観察した。結果を表1に示す。
分解性に関する評価方法は、24時間後および1週間後
の形状の保持の有無で、また中和時に関する評価方法
は、液性状の変化の有無を目視で判断した。
説明する。実施例 各種シート片(10mm角)を、約10mlの水酸化ナ
トリウム水溶液(4重量%濃度)が入った密閉栓つきガ
ラスビン(外径27mm、高さ59mm)に浸漬し、室
温で静置した時の分解消失挙動を観察した。次いで、酢
酸で中和した時の状態を観察した。結果を表1に示す。
分解性に関する評価方法は、24時間後および1週間後
の形状の保持の有無で、また中和時に関する評価方法
は、液性状の変化の有無を目視で判断した。
【0019】
【表1】
【0020】 A :ECOPLA(カーギル社製,重量平均分子量1
68,300のポリ乳酸)を6”ロールで140℃×1
0分間混練りしたロールシートをプレスして100ミク
ロンに調製したシート B :ビオノーレ(昭和高分子社製,重量平均分子量6
9,300のグリコール/脂肪族カルボン酸)を上記A
と同様の方法で作成した100ミクロンのシート C :プラクセル(ダイセル化学社製,重量平均分子量
45,200のポリカプロラクトン)を上記Aと同様の
方法で作成した100ミクロンのシート D :ECOPLA100重量部にビオノーレ20重量
部を配合して、上記Aと同様の方法で作成した100ミ
クロンのシート E :ECOPLA100重量部にエバスレン450P
(DIC製)10重量部を配合して、上記Aと同様の方
法で作成した100ミクロンのシート F :PP製クリヤーホルダー 200ミクロン G :PET製OHPフィルム 100ミクロン H :PVCの収縮フィルム 50ミクロン I :PEのポリ袋 85ミクロン
68,300のポリ乳酸)を6”ロールで140℃×1
0分間混練りしたロールシートをプレスして100ミク
ロンに調製したシート B :ビオノーレ(昭和高分子社製,重量平均分子量6
9,300のグリコール/脂肪族カルボン酸)を上記A
と同様の方法で作成した100ミクロンのシート C :プラクセル(ダイセル化学社製,重量平均分子量
45,200のポリカプロラクトン)を上記Aと同様の
方法で作成した100ミクロンのシート D :ECOPLA100重量部にビオノーレ20重量
部を配合して、上記Aと同様の方法で作成した100ミ
クロンのシート E :ECOPLA100重量部にエバスレン450P
(DIC製)10重量部を配合して、上記Aと同様の方
法で作成した100ミクロンのシート F :PP製クリヤーホルダー 200ミクロン G :PET製OHPフィルム 100ミクロン H :PVCの収縮フィルム 50ミクロン I :PEのポリ袋 85ミクロン
【0021】
【発明の効果】本発明の成形物の廃棄方法によれば、成
形物の廃棄物が発生するその場所で該廃棄物の処理が簡
便かつ確実にでき、該廃棄物を事業所や家庭から回収し
搬送する必要がなくなる。また、成形物の廃棄による景
観や環境の破壊を解消することができる。さらに、OH
P用シートの場合には、シュレッダー等で裁断処分する
ことなしに確実に複写印刷の内容の漏洩を防止すること
ができる。
形物の廃棄物が発生するその場所で該廃棄物の処理が簡
便かつ確実にでき、該廃棄物を事業所や家庭から回収し
搬送する必要がなくなる。また、成形物の廃棄による景
観や環境の破壊を解消することができる。さらに、OH
P用シートの場合には、シュレッダー等で裁断処分する
ことなしに確実に複写印刷の内容の漏洩を防止すること
ができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 生分解性ポリエステルを主体とする樹脂
組成物を成形してなる成形物を、アルカリを主成分とす
る廃棄処理液によって接触分解させる生分解性ポリエス
テル系樹脂成形物の廃棄処理方法。 - 【請求項2】 生分解性ポリエステルを主体とする樹脂
組成物を成形してなる成形物を、アルカリを主成分とす
る廃棄処理液によって接触分解させる工程と、該接触分
解後の廃棄処理液を中和する工程とからなる生分解性ポ
リエステル系樹脂成形物の廃棄処理方法。 - 【請求項3】 上記生分解性ポリエステルがポリ乳酸ま
たは乳酸とヒドロキシカルボン酸の共重合体である請求
項1または請求項2に記載の生分解性ポリエステル系樹
脂成形物の廃棄処理方法。 - 【請求項4】 生分解性ポリエステルを主体とする樹脂
組成物を成形してなる成形物の廃棄処理を、その成形物
の廃棄物の発生場所で行うことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の生分解性ポリエステル系樹脂成形
物の廃棄処理方法。 - 【請求項5】 生分解性ポリエステルを主体とする樹脂
組成物を成形してなる成形物がシートである請求項1〜
請求項4のいずれかに記載の生分解性ポリエステル系樹
脂成形物の廃棄処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26958095A JPH09111036A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃棄処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26958095A JPH09111036A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃棄処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09111036A true JPH09111036A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17474349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26958095A Pending JPH09111036A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 生分解性ポリエステル系樹脂成形物の廃棄処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09111036A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003524520A (ja) * | 1999-11-19 | 2003-08-19 | アイソライザー カンパニー,インコーポレイティド | 水溶性ポリマーを含有する廃棄物流の処理方法およびシステム |
| JP2004292705A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Kajima Corp | 生分解性プラスチックの処理方法及びシステム |
| WO2012001784A1 (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-05 | 大阪瓦斯株式会社 | ポリ乳酸の分解方法 |
| JP2012523443A (ja) * | 2009-04-14 | 2012-10-04 | ガラクティック・エス.エー. | 加アルコール分解によるplaのケミカルリサイクル |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP26958095A patent/JPH09111036A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003524520A (ja) * | 1999-11-19 | 2003-08-19 | アイソライザー カンパニー,インコーポレイティド | 水溶性ポリマーを含有する廃棄物流の処理方法およびシステム |
| JP2004292705A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Kajima Corp | 生分解性プラスチックの処理方法及びシステム |
| JP2012523443A (ja) * | 2009-04-14 | 2012-10-04 | ガラクティック・エス.エー. | 加アルコール分解によるplaのケミカルリサイクル |
| WO2012001784A1 (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-05 | 大阪瓦斯株式会社 | ポリ乳酸の分解方法 |
| US9174912B2 (en) | 2010-06-30 | 2015-11-03 | Osaka Gas Co., Ltd. | Polylactic acid decomposition method |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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