JPH09111113A - ポリウレタン樹脂組成物および多孔性シート材料の製造方法 - Google Patents
ポリウレタン樹脂組成物および多孔性シート材料の製造方法Info
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- JPH09111113A JPH09111113A JP7296130A JP29613095A JPH09111113A JP H09111113 A JPH09111113 A JP H09111113A JP 7296130 A JP7296130 A JP 7296130A JP 29613095 A JP29613095 A JP 29613095A JP H09111113 A JPH09111113 A JP H09111113A
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- polyurethane
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来にない均一で緻密な微細孔構造と柔軟性
を有し、かつ撥水性に優れる多孔性シート材料の製造を
可能にするポリウレタン樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 末端イソシアネート基含有ポリウレタン
プレポリマーと、分子中に1個の水酸基を有する特定構
造のジメチルポリシロキサンセグメント含有化合物との
反応生成物であるポリウレタン化合物を、ポリウレタン
樹脂組成物固形分中に0.1〜30重量%含有させてな
る。
を有し、かつ撥水性に優れる多孔性シート材料の製造を
可能にするポリウレタン樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 末端イソシアネート基含有ポリウレタン
プレポリマーと、分子中に1個の水酸基を有する特定構
造のジメチルポリシロキサンセグメント含有化合物との
反応生成物であるポリウレタン化合物を、ポリウレタン
樹脂組成物固形分中に0.1〜30重量%含有させてな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術】本発明はポリウレタン樹脂組成物
に関する。さらに詳しくは、巨大孔のない均一で緻密な
微細孔構造を持った柔軟な多孔性シート材料の製造に適
したポリウレタン樹脂組成物ならびに該組成物を用いた
多孔性シート材料の製造方法に関するものである。
に関する。さらに詳しくは、巨大孔のない均一で緻密な
微細孔構造を持った柔軟な多孔性シート材料の製造に適
したポリウレタン樹脂組成物ならびに該組成物を用いた
多孔性シート材料の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリウレタン樹脂組成物の溶媒
溶液を基体に適用して、該ポリウレタン樹脂組成物の溶
媒とは親和性があり、該ポリウレタン樹脂組成物とは非
親和性である非溶媒(例えば水)中に浸漬(湿式凝固)
して製造した多孔性シート材料は外観や感触が皮革によ
く似ているために、皮革代替品として広く使用されてい
る。この多孔性シート材料を柔軟なものとするためには
均一で緻密な微細孔構造とする必要があり、そのために
従来から様々な方法が提案されおり、例えば、ポリエ
チレングリコールモノステアレートをポリウレタン樹脂
溶液に加えて湿式凝固する方法(特公昭49−9722
号公報);有機ジイソシアネートと分子中に2個の水
酸基を有するポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシ
ロキサンとの反応生成物をポリウレタン樹脂溶液に加え
て湿式凝固する方法(特開昭60−144318号公
報)等が知られている。これらの技術の考え方はポリウ
レタン樹脂の溶媒溶液に疎水性の添加剤を加えることで
微細孔構造を緻密なものにしようとするものである。
溶液を基体に適用して、該ポリウレタン樹脂組成物の溶
媒とは親和性があり、該ポリウレタン樹脂組成物とは非
親和性である非溶媒(例えば水)中に浸漬(湿式凝固)
して製造した多孔性シート材料は外観や感触が皮革によ
く似ているために、皮革代替品として広く使用されてい
る。この多孔性シート材料を柔軟なものとするためには
均一で緻密な微細孔構造とする必要があり、そのために
従来から様々な方法が提案されおり、例えば、ポリエ
チレングリコールモノステアレートをポリウレタン樹脂
溶液に加えて湿式凝固する方法(特公昭49−9722
号公報);有機ジイソシアネートと分子中に2個の水
酸基を有するポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシ
ロキサンとの反応生成物をポリウレタン樹脂溶液に加え
て湿式凝固する方法(特開昭60−144318号公
報)等が知られている。これらの技術の考え方はポリウ
レタン樹脂の溶媒溶液に疎水性の添加剤を加えることで
微細孔構造を緻密なものにしようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の方法では疎水性が十分でないために微細孔の均一性お
よび緻密性ともに十分なものは得られない。また、の
方法では疎水性が十分であるために微細孔の緻密性は十
分であるが、有機ジイソシアネートと分子中に2個の水
酸基を有するポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシ
ロキサンとの反応生成物のSP値が8程度のものである
ためにポリウレタン樹脂との相溶性に乏しく、微細孔の
均一性が不足するものとなる。したがって、従来の技術
では市場からの要求に応えるべく十分な緻密性と均一性
とを備えた微細孔構造を有する多孔性シート材料を得る
ことができないのが実状である。
の方法では疎水性が十分でないために微細孔の均一性お
よび緻密性ともに十分なものは得られない。また、の
方法では疎水性が十分であるために微細孔の緻密性は十
分であるが、有機ジイソシアネートと分子中に2個の水
酸基を有するポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシ
ロキサンとの反応生成物のSP値が8程度のものである
ためにポリウレタン樹脂との相溶性に乏しく、微細孔の
均一性が不足するものとなる。したがって、従来の技術
では市場からの要求に応えるべく十分な緻密性と均一性
とを備えた微細孔構造を有する多孔性シート材料を得る
ことができないのが実状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するものを得るべく鋭意検討の結果、末端イソ
シアネート基含有ポリウレタンプレポリマーと分子中に
1個の水酸基を有するジメチルポリシロキサン含有化合
物とを反応させて得られる、分子末端にジメチルポリシ
ロキサンセグメントを有する特定構造のポリウレタン化
合物をポリウレタン樹脂中に含有させることによって、
均一性および緻密性を兼ね備えた微細孔構造を有する柔
軟な多孔性シート材料が得られることを見いだし、本発
明に到達した。
点を解決するものを得るべく鋭意検討の結果、末端イソ
シアネート基含有ポリウレタンプレポリマーと分子中に
1個の水酸基を有するジメチルポリシロキサン含有化合
物とを反応させて得られる、分子末端にジメチルポリシ
ロキサンセグメントを有する特定構造のポリウレタン化
合物をポリウレタン樹脂中に含有させることによって、
均一性および緻密性を兼ね備えた微細孔構造を有する柔
軟な多孔性シート材料が得られることを見いだし、本発
明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、下記一般式(1) (X−OCHN−)a−Y−(−NHCO−Q−Z)b (1) [式中、Xは を表し、mは1〜200の整数、nは0〜20の整数、
pは0〜200の整数を表す。)を表し、Yは数平均分
子量が500〜20,000の2〜4価の末端イソシア
ネート基含有ポリウレタンプレポリマーの残基を表し、
Zは1価アルコールの残基またはモノアミンの残基を表
し、QはOまたはNHを表し、aは1〜4の整数、bは
0〜3の整数(ただし、a+bは2〜4の整数であ
る。)を表す。]で表される、分子末端にジメチルポリ
シロキサンセグメントを有するポリウレタン化合物
(A)をポリウレタン樹脂固形分中に0.1〜30重量
%含有することを特徴とするポリウレタン樹脂組成物;
ならびに該ポリウレタン樹脂組成物の溶媒溶液を基体に
塗布または含浸し、湿式凝固させることを特徴とする多
孔性シート材料の製造方法に関するものである。
pは0〜200の整数を表す。)を表し、Yは数平均分
子量が500〜20,000の2〜4価の末端イソシア
ネート基含有ポリウレタンプレポリマーの残基を表し、
Zは1価アルコールの残基またはモノアミンの残基を表
し、QはOまたはNHを表し、aは1〜4の整数、bは
0〜3の整数(ただし、a+bは2〜4の整数であ
る。)を表す。]で表される、分子末端にジメチルポリ
シロキサンセグメントを有するポリウレタン化合物
(A)をポリウレタン樹脂固形分中に0.1〜30重量
%含有することを特徴とするポリウレタン樹脂組成物;
ならびに該ポリウレタン樹脂組成物の溶媒溶液を基体に
塗布または含浸し、湿式凝固させることを特徴とする多
孔性シート材料の製造方法に関するものである。
【0006】本発明においてポリウレタン化合物(A)
は、活性水素含有化合物と有機ポリイソシアネートとを
反応させて数平均分子量500〜20,000の末端イ
ソシアネート基含有ポリウレタンプレポリマーとなし、
次いで該ポリウレタンプレポリマー1モルに対し分子中
に1個の水酸基を有するジメチルポリシロキサンセグメ
ント含有化合物を1〜4モル反応させ、必要により残存
するイソシアネート基を1価アルコールまたはモノアミ
ンで封鎖することによって得ることができる。また、上
記の原料を一括して反応させる、いわゆるワンショット
法から得ることもできる。
は、活性水素含有化合物と有機ポリイソシアネートとを
反応させて数平均分子量500〜20,000の末端イ
ソシアネート基含有ポリウレタンプレポリマーとなし、
次いで該ポリウレタンプレポリマー1モルに対し分子中
に1個の水酸基を有するジメチルポリシロキサンセグメ
ント含有化合物を1〜4モル反応させ、必要により残存
するイソシアネート基を1価アルコールまたはモノアミ
ンで封鎖することによって得ることができる。また、上
記の原料を一括して反応させる、いわゆるワンショット
法から得ることもできる。
【0007】上記ポリウレタンプレポリマーを構成する
活性水素含有化合物としては、数平均分子量500〜
5,000の高分子ポリオールもしくは高分子ポリアミ
ン、数平均分子量500以下の低分子量活性水素含有化
合物およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
活性水素含有化合物としては、数平均分子量500〜
5,000の高分子ポリオールもしくは高分子ポリアミ
ン、数平均分子量500以下の低分子量活性水素含有化
合物およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0008】上記高分子ポリオールもしくは高分子ポリ
アミンとしては、例えばポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリオール、ポリカーボネートジオール、ポリ
ブタジエンジオール、水添ポリブタジエンジオール、ポ
リオキシアルキレンポリアミンおよびこれらの2種以上
の混合物が挙げられる。
アミンとしては、例えばポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリオール、ポリカーボネートジオール、ポリ
ブタジエンジオール、水添ポリブタジエンジオール、ポ
リオキシアルキレンポリアミンおよびこれらの2種以上
の混合物が挙げられる。
【0009】ポリエーテルポリオールとしては、低分子
量ポリオール[エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、ビスフェノールA、グ
リセリン、トリメチロールプロパンなど]を出発物質と
して、アルキレンオキシド(炭素数2〜4のアルキレン
オキシド;エチレンオキシド、プロピレンオキシド、
1,2−ブチレンオキシド、テトラヒドロフランなど)
を付加重合または付加共重合(ブロックおよび/または
ランダム)させて得られるものが挙げられる。ポリエー
テルポリオールの具体例としては、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン
オキシプロピレン(ブロックまたはランダム)グリコー
ル、ポリオキシテトラメチレングリコール(PTM
G)、ポリオキシテトラメチレンオキシエチレン(ブロ
ックまたはランダム)グリコールおよびこれらの2種以
上の混合物が挙げられる。
量ポリオール[エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、ビスフェノールA、グ
リセリン、トリメチロールプロパンなど]を出発物質と
して、アルキレンオキシド(炭素数2〜4のアルキレン
オキシド;エチレンオキシド、プロピレンオキシド、
1,2−ブチレンオキシド、テトラヒドロフランなど)
を付加重合または付加共重合(ブロックおよび/または
ランダム)させて得られるものが挙げられる。ポリエー
テルポリオールの具体例としては、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン
オキシプロピレン(ブロックまたはランダム)グリコー
ル、ポリオキシテトラメチレングリコール(PTM
G)、ポリオキシテトラメチレンオキシエチレン(ブロ
ックまたはランダム)グリコールおよびこれらの2種以
上の混合物が挙げられる。
【0010】ポリエステルポリオールとしては、例えば
ポリエーテルポリオールの出発物質として例示した低分
子量ポリオールの1種以上と、ジカルボン酸[脂肪族ジ
カルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸な
ど)、芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル
酸など)など]の一種以上とを反応させて得られる縮合
ポリエステルポリオール[ポリエチレンアジペートポリ
オール、ポリブチレンアジペートポリオール、ポリエチ
レンブチレンアジペートポリオール等]、ラクトン(ε
−カプロラクトン、バレロラクトンなど)の開環重合に
より得られるポリラクトンポリオール(ポリカプロラク
トンポリオール、ポリバレロラクトンポリオールなど)
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
ポリエーテルポリオールの出発物質として例示した低分
子量ポリオールの1種以上と、ジカルボン酸[脂肪族ジ
カルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸な
ど)、芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル
酸など)など]の一種以上とを反応させて得られる縮合
ポリエステルポリオール[ポリエチレンアジペートポリ
オール、ポリブチレンアジペートポリオール、ポリエチ
レンブチレンアジペートポリオール等]、ラクトン(ε
−カプロラクトン、バレロラクトンなど)の開環重合に
より得られるポリラクトンポリオール(ポリカプロラク
トンポリオール、ポリバレロラクトンポリオールなど)
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0011】ポリカーボネートジオールとしては、ポリ
ブチレンカーボネートジオール、ポリヘキサメチレンカ
ーボネートジオールなどが挙げられる。
ブチレンカーボネートジオール、ポリヘキサメチレンカ
ーボネートジオールなどが挙げられる。
【0012】ポリオキシアルキレンポリアミンとして
は、ポリオキシプロピレンジアミン、ポリオキシエチレ
ンジアミン、ポリオキシプロピレントリアミンなどが挙
げられる。
は、ポリオキシプロピレンジアミン、ポリオキシエチレ
ンジアミン、ポリオキシプロピレントリアミンなどが挙
げられる。
【0013】数平均分子量500以下の低分子量活性水
素含有化合物としては、例えば前記ポリエーテルポリオ
ールの出発物質として例示した低分子量ポリオール、脂
肪族ジアミン(エチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミンなど)、脂環族ジアミン(イソホロンジアミンな
ど)、芳香族ジアミン(4,4’−ジアミノジフェニル
メタンなど)、芳香脂環族ジアミン(キシリレンジアミ
ンなど)、ヒドラジンまたはその誘導体およびこれらの
2種以上の混合物が挙げられる。
素含有化合物としては、例えば前記ポリエーテルポリオ
ールの出発物質として例示した低分子量ポリオール、脂
肪族ジアミン(エチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミンなど)、脂環族ジアミン(イソホロンジアミンな
ど)、芳香族ジアミン(4,4’−ジアミノジフェニル
メタンなど)、芳香脂環族ジアミン(キシリレンジアミ
ンなど)、ヒドラジンまたはその誘導体およびこれらの
2種以上の混合物が挙げられる。
【0014】有機ポリイソシアネートとしては、例えば
芳香族ジイソシアネート[4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI)、2,4−および/または
2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)など];
脂肪族ジイソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、リジンジイソシアネートなど);脂環式ジイソシ
アネート(イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキ
シルメタン−4,4’−ジイソシアネートなど);芳香
脂環族ジイソシアネート(テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネートなど)およびこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。また、これらの有機ポリイソシアネートの
変性体(例えばイソシアヌレート、ビューレット、ウレ
トジオン、カーボジイミドなどの変性体)も使用でき
る。
芳香族ジイソシアネート[4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI)、2,4−および/または
2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)など];
脂肪族ジイソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、リジンジイソシアネートなど);脂環式ジイソシ
アネート(イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキ
シルメタン−4,4’−ジイソシアネートなど);芳香
脂環族ジイソシアネート(テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネートなど)およびこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。また、これらの有機ポリイソシアネートの
変性体(例えばイソシアヌレート、ビューレット、ウレ
トジオン、カーボジイミドなどの変性体)も使用でき
る。
【0015】末端にイソシアネート基を含有するポリウ
レタンプレポリマーの製造は、上記活性水素含有化合物
の当量に対し有機イソシアネートを過剰当量反応させる
ことによって得られる。このときの活性水素含有化合物
と有機イソシアネートとの当量比は通常(1:1.0
1)〜(1:3.00)、好ましくは(1:1.2)〜
(1:2.5)である。
レタンプレポリマーの製造は、上記活性水素含有化合物
の当量に対し有機イソシアネートを過剰当量反応させる
ことによって得られる。このときの活性水素含有化合物
と有機イソシアネートとの当量比は通常(1:1.0
1)〜(1:3.00)、好ましくは(1:1.2)〜
(1:2.5)である。
【0016】プレポリマー化の反応温度は通常20〜2
00℃、好ましくは50〜150℃である。また、反応
時間は通常2〜10時間、好ましくは3〜8時間であ
る。
00℃、好ましくは50〜150℃である。また、反応
時間は通常2〜10時間、好ましくは3〜8時間であ
る。
【0017】本発明において、分子中に1個の水酸基を
有するジメチルポリシロキサンセグメント含有化合物と
しては、例えば、信越化学工業(株)製の商品名「X−
22−170AX」[一般式(1)においてm=22、
n=1、p=0のもの]、「X−22−170DX」
[一般式(1)においてm=61、n=1、p=0のも
の]、「X−22−4817」[一般式(1)において
m=1、n=0、p=1のもの]などが挙げられる。こ
こで、分子中に2個以上の水酸基を有するジメチルポリ
シロキサンセグメント含有化合物を使用すると、ポリウ
レタン樹脂組成物中に未反応のジメチルポリシロキサン
セグメント含有化合物が存在しやすく、そのものとポリ
ウレタン樹脂との相溶性不足のために、得られる多孔性
シート材料の微細孔構造の均一性が不足する。さらにこ
の場合にはジメチルポリシロキサンセグメントとポリウ
レタンプレポリマーセグメントがランダムに結合した構
造のポリウレタン化合物になりやすく、構造的に両セグ
メントが互いの効果を打ち消し合い、得られる多孔性シ
ート材料の微細孔の緻密性および均一性が不足するので
好ましくない。
有するジメチルポリシロキサンセグメント含有化合物と
しては、例えば、信越化学工業(株)製の商品名「X−
22−170AX」[一般式(1)においてm=22、
n=1、p=0のもの]、「X−22−170DX」
[一般式(1)においてm=61、n=1、p=0のも
の]、「X−22−4817」[一般式(1)において
m=1、n=0、p=1のもの]などが挙げられる。こ
こで、分子中に2個以上の水酸基を有するジメチルポリ
シロキサンセグメント含有化合物を使用すると、ポリウ
レタン樹脂組成物中に未反応のジメチルポリシロキサン
セグメント含有化合物が存在しやすく、そのものとポリ
ウレタン樹脂との相溶性不足のために、得られる多孔性
シート材料の微細孔構造の均一性が不足する。さらにこ
の場合にはジメチルポリシロキサンセグメントとポリウ
レタンプレポリマーセグメントがランダムに結合した構
造のポリウレタン化合物になりやすく、構造的に両セグ
メントが互いの効果を打ち消し合い、得られる多孔性シ
ート材料の微細孔の緻密性および均一性が不足するので
好ましくない。
【0018】一般式(1)におけるZを構成する1価の
アルコールとしては、エタノール、ブタノールなどの脂
肪族低級アルコールが挙げられる。また、モノアミンと
してはメチルアミン、ブチルアミンなどの脂肪族モノア
ミンが挙げられる。
アルコールとしては、エタノール、ブタノールなどの脂
肪族低級アルコールが挙げられる。また、モノアミンと
してはメチルアミン、ブチルアミンなどの脂肪族モノア
ミンが挙げられる。
【0019】ポリウレタン化合物(A)の製造は、イソ
シアネート基に対して不活性な溶媒の存在下または非存
在下で行うことができる。該溶媒としては、例えばアミ
ド系溶媒[ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチル
アセトアミドなど]、スルホキシド系溶媒(ジメチルス
ルホキシドなど)、芳香族系溶媒(トルエン、キシレン
など)、エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラヒドロフ
ランなど)、エステル系溶媒(酢酸エチル、酢酸ブチル
など)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち特に好ましいものはアミド系溶媒である。
シアネート基に対して不活性な溶媒の存在下または非存
在下で行うことができる。該溶媒としては、例えばアミ
ド系溶媒[ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチル
アセトアミドなど]、スルホキシド系溶媒(ジメチルス
ルホキシドなど)、芳香族系溶媒(トルエン、キシレン
など)、エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラヒドロフ
ランなど)、エステル系溶媒(酢酸エチル、酢酸ブチル
など)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち特に好ましいものはアミド系溶媒である。
【0020】該ポリウレタン化合物(A)のFedor
s法により計算される溶解性パラメーター(SP値)は
通常9〜13、好ましくは9.5〜12である。SP値
が9未満では、該(A)とポリウレタン樹脂との相溶性
が乏しくなり、ポリウレタン樹脂組成物の溶媒溶液中で
ポリウレタン化合物(A)とポリウレタン樹脂とが均一
に混合しないために、得られる多孔性シート材料の微細
孔構造の均一性が不足する。一方、(A)のSP値が1
3を越えると、該(A)中のジメチルポリシロキサン鎖
の割合が少なくなり疎水性が不十分であるために、得ら
れる多孔性シート材料の微細孔構造の緻密さが不足する
ので好ましくない。
s法により計算される溶解性パラメーター(SP値)は
通常9〜13、好ましくは9.5〜12である。SP値
が9未満では、該(A)とポリウレタン樹脂との相溶性
が乏しくなり、ポリウレタン樹脂組成物の溶媒溶液中で
ポリウレタン化合物(A)とポリウレタン樹脂とが均一
に混合しないために、得られる多孔性シート材料の微細
孔構造の均一性が不足する。一方、(A)のSP値が1
3を越えると、該(A)中のジメチルポリシロキサン鎖
の割合が少なくなり疎水性が不十分であるために、得ら
れる多孔性シート材料の微細孔構造の緻密さが不足する
ので好ましくない。
【0021】該ポリウレタン化合物(A)を構成する末
端イソシアネート基含有ポリウレタンプレポリマーの数
平均分子量は、通常500〜20,000、好ましくは
1,000〜15,000である。該ポリウレタンプレ
ポリマーの分子量が500未満では、ポリウレタン樹脂
との相溶性が乏しくなるために、得られる多孔性シート
材料の微細孔構造の均一性が不足し、本発明の目的を果
たさない。一方、分子量が20,000を越えると、
(A)中のジメチルポリシロキサンセグメントの割合が
少なくなるため疎水性が不十分となり、得られる多孔性
シート材料の微細孔構造の緻密性が不足すると同時に、
多孔性シート材料の風合いが硬くなるので好ましくな
い。
端イソシアネート基含有ポリウレタンプレポリマーの数
平均分子量は、通常500〜20,000、好ましくは
1,000〜15,000である。該ポリウレタンプレ
ポリマーの分子量が500未満では、ポリウレタン樹脂
との相溶性が乏しくなるために、得られる多孔性シート
材料の微細孔構造の均一性が不足し、本発明の目的を果
たさない。一方、分子量が20,000を越えると、
(A)中のジメチルポリシロキサンセグメントの割合が
少なくなるため疎水性が不十分となり、得られる多孔性
シート材料の微細孔構造の緻密性が不足すると同時に、
多孔性シート材料の風合いが硬くなるので好ましくな
い。
【0022】本発明において、ポリウレタン樹脂組成物
中のポリウレタン化合物(A)の含有量は固形分あたり
通常0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜20重量
%である。(A)の含有量が0.1重量%未満では、得
られる多孔性シート材料の微細孔構造の均一性および緻
密性が不足し、30重量%を越えると、得られる多孔性
シート材料の風合いが硬くなるので好ましくない。
中のポリウレタン化合物(A)の含有量は固形分あたり
通常0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜20重量
%である。(A)の含有量が0.1重量%未満では、得
られる多孔性シート材料の微細孔構造の均一性および緻
密性が不足し、30重量%を越えると、得られる多孔性
シート材料の風合いが硬くなるので好ましくない。
【0023】前記一般式(1)において、mは通常1〜
200、好ましくは10〜150の整数である。mが2
00より大きいとポリウレタン化合物(A)のSP値が
小さくなり、ポリウレタン樹脂との相溶性が乏しくなる
ため、得られる多孔性シート材料の均一性が不足する。
pは通常0〜200、好ましくは0〜100の整数、特
に好ましくは0または1である。pが200より大きい
と(A)のSP値が小さくなり、ポリウレタン樹脂との
相溶性が乏しくなるために、得られる多孔性シート材料
の均一性が不足するので好ましくない。
200、好ましくは10〜150の整数である。mが2
00より大きいとポリウレタン化合物(A)のSP値が
小さくなり、ポリウレタン樹脂との相溶性が乏しくなる
ため、得られる多孔性シート材料の均一性が不足する。
pは通常0〜200、好ましくは0〜100の整数、特
に好ましくは0または1である。pが200より大きい
と(A)のSP値が小さくなり、ポリウレタン樹脂との
相溶性が乏しくなるために、得られる多孔性シート材料
の均一性が不足するので好ましくない。
【0024】また、nは通常0〜20、好ましくは1〜
15の整数である。nが20より大きいとポリウレタン
化合物(A)の親水性が高くなるために、得られる多孔
性シート材料の微細孔構造の緻密性が不足する。
15の整数である。nが20より大きいとポリウレタン
化合物(A)の親水性が高くなるために、得られる多孔
性シート材料の微細孔構造の緻密性が不足する。
【0025】該一般式(1)のおけるaは通常1〜4の
整数、好ましくは1または2、特に好ましくは1であ
る。aが4を越えるとポリウレタンプレポリマーのまわ
りをジメチルポリシロキサンセグメントが覆う構造とな
り、ポリウレタン樹脂との相溶性が乏しくなるために、
得られる多孔性シート材料の微細孔構造の均一性が不足
する。また、bは通常0〜3の整数、好ましくは0また
は1、特に好ましくは1である。bが3より大きいとポ
リウレタンセグメントが嵩高いものとなり、湿式凝固時
に該(A)がポリウレタン樹脂と水との界面に移動する
ことが困難になるために界面活性機能が乏しくなり、得
られるシート材料の微細孔構造の緻密性が不足する。こ
こで、a+bは通常2〜4の整数、好ましくは2または
3、特に好ましくは2である。a+bが4より大きい
と、aが4より大きい場合またはbが3より大きい場合
と同様に、得られる多孔性シート材料の微細孔構造の均
一性および緻密性が不足する。
整数、好ましくは1または2、特に好ましくは1であ
る。aが4を越えるとポリウレタンプレポリマーのまわ
りをジメチルポリシロキサンセグメントが覆う構造とな
り、ポリウレタン樹脂との相溶性が乏しくなるために、
得られる多孔性シート材料の微細孔構造の均一性が不足
する。また、bは通常0〜3の整数、好ましくは0また
は1、特に好ましくは1である。bが3より大きいとポ
リウレタンセグメントが嵩高いものとなり、湿式凝固時
に該(A)がポリウレタン樹脂と水との界面に移動する
ことが困難になるために界面活性機能が乏しくなり、得
られるシート材料の微細孔構造の緻密性が不足する。こ
こで、a+bは通常2〜4の整数、好ましくは2または
3、特に好ましくは2である。a+bが4より大きい
と、aが4より大きい場合またはbが3より大きい場合
と同様に、得られる多孔性シート材料の微細孔構造の均
一性および緻密性が不足する。
【0026】該ポリウレタン化合物(A)の構造として
好ましいのはa+b=2となる実質的に線状の構造を有
するものであり、特に好ましいのはa=1およびb=1
の場合である。このとき本発明の効果が最も有効的に発
現される。
好ましいのはa+b=2となる実質的に線状の構造を有
するものであり、特に好ましいのはa=1およびb=1
の場合である。このとき本発明の効果が最も有効的に発
現される。
【0027】本発明において該(A)を混合するポリウ
レタン樹脂としては、有機ジイソシアネートと、高分子
ジオールおよび必要により鎖伸長剤とを反応させて得ら
れ、通常合成皮革や人工皮革などを製造する際に用いれ
るものが挙げられる。
レタン樹脂としては、有機ジイソシアネートと、高分子
ジオールおよび必要により鎖伸長剤とを反応させて得ら
れ、通常合成皮革や人工皮革などを製造する際に用いれ
るものが挙げられる。
【0028】上記有機ジイソシアネートとしては、前記
(A)の構成原料として例示した芳香族ジイソシアネー
ト、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これら
のうち好ましいものは芳香族ジイソシアネートである。
(A)の構成原料として例示した芳香族ジイソシアネー
ト、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これら
のうち好ましいものは芳香族ジイソシアネートである。
【0029】高分子ジオールとしては、例えばポリエー
テルジオール、ポリエステルジオール、ポリカーボネー
トジオールおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。ポリエーテルジオールとしては、低分子量ジオール
(エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、ビスフェノールAなど)を出発物質
として、アルキレンオキシド(炭素数2〜4のアルキレ
ンオキシド;エチレンオキシド、プロピレンオキシド、
1,2−ブチレンオキシド、テトラヒドロフランなど)
を開環重合または開環共重合(ブロックおよび/または
ランダム)させて得られるものが挙げられる。該ポリエ
ーテルジオールの具体例としては、ポリオキシエチレン
グリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオ
キシエチレンオキシプロピレン(ブロックまたはランダ
ム)グリコール、PTMG、ポリオキシテトラメチレン
オキシエチレン(ブロックまたはランダム)グリコール
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
テルジオール、ポリエステルジオール、ポリカーボネー
トジオールおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。ポリエーテルジオールとしては、低分子量ジオール
(エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、ビスフェノールAなど)を出発物質
として、アルキレンオキシド(炭素数2〜4のアルキレ
ンオキシド;エチレンオキシド、プロピレンオキシド、
1,2−ブチレンオキシド、テトラヒドロフランなど)
を開環重合または開環共重合(ブロックおよび/または
ランダム)させて得られるものが挙げられる。該ポリエ
ーテルジオールの具体例としては、ポリオキシエチレン
グリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオ
キシエチレンオキシプロピレン(ブロックまたはランダ
ム)グリコール、PTMG、ポリオキシテトラメチレン
オキシエチレン(ブロックまたはランダム)グリコール
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0030】ポリエステルジオールとしては、ポリエー
テルジオールの出発物質として例示した低分子量ジオー
ルの1種以上と、ジカルボン酸[脂肪族ジカルボン酸
(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など)、芳香族ジ
カルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸など)など]
の1種以上とを反応させて得られる縮合ポリエステルジ
オール(例えばポリエチレンアジペートジオール、ポリ
ブチレンアジペートジオール、ポリエチレンブチレンア
ジペートジオールなど)、ラクトン(ε−カプロラクト
ン、バレロラクトンなど)の開環重合により得られるポ
リカプロラクトンジオール(例えばポリカプロラクトン
ジオール、ポリバレロラクトンジオールなど)およびこ
れらの2種以上の混合物が挙げられる。
テルジオールの出発物質として例示した低分子量ジオー
ルの1種以上と、ジカルボン酸[脂肪族ジカルボン酸
(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など)、芳香族ジ
カルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸など)など]
の1種以上とを反応させて得られる縮合ポリエステルジ
オール(例えばポリエチレンアジペートジオール、ポリ
ブチレンアジペートジオール、ポリエチレンブチレンア
ジペートジオールなど)、ラクトン(ε−カプロラクト
ン、バレロラクトンなど)の開環重合により得られるポ
リカプロラクトンジオール(例えばポリカプロラクトン
ジオール、ポリバレロラクトンジオールなど)およびこ
れらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0031】ポリカーボネートジオールとしては、ポリ
ブチレンカーボネートジオール、ポリヘキサメチレンカ
ーボネートジオールなどが挙げられる。
ブチレンカーボネートジオール、ポリヘキサメチレンカ
ーボネートジオールなどが挙げられる。
【0032】鎖伸長剤としては、前記ポリエーテルジオ
ールの出発物質として例示した低分子量ジオール、脂肪
族ジアミン、脂環族ジアミン、芳香族ジアミン、芳香脂
環族ジアミンおよびこれらの2種以上の混合物が挙げら
れる。
ールの出発物質として例示した低分子量ジオール、脂肪
族ジアミン、脂環族ジアミン、芳香族ジアミン、芳香脂
環族ジアミンおよびこれらの2種以上の混合物が挙げら
れる。
【0033】該ポリウレタン樹脂の製造は通常の方法で
よく、例えば有機ジイソシアネート、高分子ジオールお
よび鎖伸長剤を同時に反応させるワンショット法や、有
機ジイソシアネートと高分子ジオールとを先に反応させ
てポリウレタンプレポリマーを得た後、さらに鎖伸長剤
を反応させるプレポリマー法などが挙げられる。
よく、例えば有機ジイソシアネート、高分子ジオールお
よび鎖伸長剤を同時に反応させるワンショット法や、有
機ジイソシアネートと高分子ジオールとを先に反応させ
てポリウレタンプレポリマーを得た後、さらに鎖伸長剤
を反応させるプレポリマー法などが挙げられる。
【0034】また、該ポリウレタン樹脂の製造はイソシ
アネート基に対して不活性な溶媒の存在下または非存在
下で行うことができる。該溶媒としてはポリウレタン化
合物(A)の項で例示したアミド系溶媒、スルホキシド
系溶媒、芳香族系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶
媒およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これ
らのうち好ましいものはアミド系溶媒であり、特に好ま
しいものはジメチルホルムアミド(DMF)である。
アネート基に対して不活性な溶媒の存在下または非存在
下で行うことができる。該溶媒としてはポリウレタン化
合物(A)の項で例示したアミド系溶媒、スルホキシド
系溶媒、芳香族系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶
媒およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これ
らのうち好ましいものはアミド系溶媒であり、特に好ま
しいものはジメチルホルムアミド(DMF)である。
【0035】本発明におけるポリウレタン化合物(A)
およびポリウレタン樹脂の製造に際し、反応を促進させ
るために必要により、従来公知のウレタン化反応触媒
[アミン系触媒(トリエチルアミン、トリエチレンジア
ミンなど)、錫系触媒(ジブチルチンジラウレートな
ど)など]を使用してもよい。
およびポリウレタン樹脂の製造に際し、反応を促進させ
るために必要により、従来公知のウレタン化反応触媒
[アミン系触媒(トリエチルアミン、トリエチレンジア
ミンなど)、錫系触媒(ジブチルチンジラウレートな
ど)など]を使用してもよい。
【0036】本発明のリウレタン樹脂組成物は、これま
でに示した方法で製造されたポリウレタン化合物(A)
とポリウレタン樹脂とを混合することによって得られ
る。このとき、ポリウレタン化合物(A)、ポリウレタ
ン樹脂ともに樹脂濃度を5〜50重量%に調整すること
が取り扱い易さの点から望ましい。
でに示した方法で製造されたポリウレタン化合物(A)
とポリウレタン樹脂とを混合することによって得られ
る。このとき、ポリウレタン化合物(A)、ポリウレタ
ン樹脂ともに樹脂濃度を5〜50重量%に調整すること
が取り扱い易さの点から望ましい。
【0037】本発明の多孔性シート材料の製造方法にお
いて、基体に適用するポリウレタン樹脂組成物の溶媒溶
液は、樹脂濃度が5〜40重量%となるように調整する
のが好ましく、特に好ましいのは8〜20重量%であ
る。
いて、基体に適用するポリウレタン樹脂組成物の溶媒溶
液は、樹脂濃度が5〜40重量%となるように調整する
のが好ましく、特に好ましいのは8〜20重量%であ
る。
【0038】本発明のポリウレタン樹脂組成物の溶媒溶
液中には、必要によりポリウレタン樹脂およびポリウレ
タン化合物(A)以外の重合体(例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、アクリロニ
トリル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体およびこれらの2種以上の混合物)を含有
させてもよい。また、必要により酸化防止剤[4,4’
−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−1−ブチルフェ
ノール)などのヒンダードフェノール;トリフェニルホ
スファイト、トリクロルエチルホスファイトなどの有機
ホスファイトなど]、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系など)、顔料(酸化チタン、
カーボンブラックなど)、フィラー(炭酸カルシウムな
ど)、可塑剤、帯電防止剤、殺菌剤、その他公知の凝固
調節剤などを添加することができる。
液中には、必要によりポリウレタン樹脂およびポリウレ
タン化合物(A)以外の重合体(例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、アクリロニ
トリル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体およびこれらの2種以上の混合物)を含有
させてもよい。また、必要により酸化防止剤[4,4’
−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−1−ブチルフェ
ノール)などのヒンダードフェノール;トリフェニルホ
スファイト、トリクロルエチルホスファイトなどの有機
ホスファイトなど]、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系など)、顔料(酸化チタン、
カーボンブラックなど)、フィラー(炭酸カルシウムな
ど)、可塑剤、帯電防止剤、殺菌剤、その他公知の凝固
調節剤などを添加することができる。
【0039】本発明の製造方法による多孔性シート材料
の製造において使用される基体はとくに限定はなく種々
のものが使用でき、例えば天然または合成繊維(ウー
ル、コットン、ポリアミド、ポリエステル、レーヨンな
どおよびこれらの2種以上の混合繊維)からなる織布、
編布、不織布、フェルト、起毛布や、紙、プラスチック
フィルム、金属板、ガラス板などが挙げられる。
の製造において使用される基体はとくに限定はなく種々
のものが使用でき、例えば天然または合成繊維(ウー
ル、コットン、ポリアミド、ポリエステル、レーヨンな
どおよびこれらの2種以上の混合繊維)からなる織布、
編布、不織布、フェルト、起毛布や、紙、プラスチック
フィルム、金属板、ガラス板などが挙げられる。
【0040】本発明の方法による多孔性シート材料の製
造は、ポリウレタン樹脂組成物中に特定量のポリウレタ
ン化合物(A)を含有させること以外は従来の湿式凝固
法と同様に行うことができる。すなわち、ポリウレタン
樹脂組成物の溶媒溶液を基体に塗布または含浸し、該ポ
リウレタン樹脂組成物の溶媒とは親和性があり、該ポリ
ウレタン樹脂組成物とは非親和性である非溶媒(例えば
水)にて処理することによって多孔性シート材料を製造
することができる。
造は、ポリウレタン樹脂組成物中に特定量のポリウレタ
ン化合物(A)を含有させること以外は従来の湿式凝固
法と同様に行うことができる。すなわち、ポリウレタン
樹脂組成物の溶媒溶液を基体に塗布または含浸し、該ポ
リウレタン樹脂組成物の溶媒とは親和性があり、該ポリ
ウレタン樹脂組成物とは非親和性である非溶媒(例えば
水)にて処理することによって多孔性シート材料を製造
することができる。
【0041】また、本発明のポリウレタン樹脂組成物の
溶媒溶液と本発明以外のポリウレタン樹脂組成物の溶媒
溶液を併用して基体に塗布または含浸し、多層構造とし
ても良い。例えば、基体に予め本発明以外のポリウレタ
ン樹脂組成物の溶媒溶液を含浸させ、湿式凝固する前ま
たは湿式凝固せしめた後に本発明のポリウレタン樹脂組
成物の溶媒溶液を塗布し、湿式凝固しても良い。また、
本発明のポリウレタン樹脂組成物の溶媒溶液の塗布また
は含浸および湿式凝固せしめる操作を2回以上繰り返し
てもよい。
溶媒溶液と本発明以外のポリウレタン樹脂組成物の溶媒
溶液を併用して基体に塗布または含浸し、多層構造とし
ても良い。例えば、基体に予め本発明以外のポリウレタ
ン樹脂組成物の溶媒溶液を含浸させ、湿式凝固する前ま
たは湿式凝固せしめた後に本発明のポリウレタン樹脂組
成物の溶媒溶液を塗布し、湿式凝固しても良い。また、
本発明のポリウレタン樹脂組成物の溶媒溶液の塗布また
は含浸および湿式凝固せしめる操作を2回以上繰り返し
てもよい。
【0042】本発明のポリウレタン樹脂組成物を湿式凝
固せしめて得られる多孔性シート材料は、極めて均一で
緻密な微細孔構造のポリウレタン樹脂層を有し、シート
としての風合いも従来のものよりはるかに柔軟なものと
なる。さらに、大部分のポリウレタン化合物(A)が多
孔性シート材料中に残存するため、該シート材料が良好
な撥水性を有し、従来の多孔性シート材料にない特徴を
有するものとなる。本発明の製法により得られる多孔性
シート材料は皮革代替品として、靴、鞄、衣料、家具、
車両シートなどの広範な用途に使用することができる。
固せしめて得られる多孔性シート材料は、極めて均一で
緻密な微細孔構造のポリウレタン樹脂層を有し、シート
としての風合いも従来のものよりはるかに柔軟なものと
なる。さらに、大部分のポリウレタン化合物(A)が多
孔性シート材料中に残存するため、該シート材料が良好
な撥水性を有し、従来の多孔性シート材料にない特徴を
有するものとなる。本発明の製法により得られる多孔性
シート材料は皮革代替品として、靴、鞄、衣料、家具、
車両シートなどの広範な用途に使用することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。なお、以下において「部」は重量部、「%」は重
量%を示す。
詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。なお、以下において「部」は重量部、「%」は重
量%を示す。
【0044】
[ポリウレタン樹脂溶液の製造] 製造例1 数平均分子量2000のPTMG184部、1,4−ブ
タンジオール(14BG)24.5部およびMDI9
1.5部をDMF700部中に加え、乾燥窒素雰囲気下
60℃で8時間反応させて樹脂濃度30%、粘度1,0
00ポイズ(20℃)のポリウレタン樹脂溶液を得た。
タンジオール(14BG)24.5部およびMDI9
1.5部をDMF700部中に加え、乾燥窒素雰囲気下
60℃で8時間反応させて樹脂濃度30%、粘度1,0
00ポイズ(20℃)のポリウレタン樹脂溶液を得た。
【0045】[ポリウレタン化合物(A)の製造] 製造例2 数平均分子量1000のPTMG34.5部、エチレン
グリコール(EG)17.1部、MDI86.3部およ
び162.1部の信越化学工業社製「X−22−170
DX」をDMF695部中に加え、乾燥窒素雰囲気下6
0℃で5時間反応させた。ついで、エタノール5部を加
えて残存するイソシアネート基をブロックし、樹脂濃度
30%のポリウレタン化合物(1)を得た。
グリコール(EG)17.1部、MDI86.3部およ
び162.1部の信越化学工業社製「X−22−170
DX」をDMF695部中に加え、乾燥窒素雰囲気下6
0℃で5時間反応させた。ついで、エタノール5部を加
えて残存するイソシアネート基をブロックし、樹脂濃度
30%のポリウレタン化合物(1)を得た。
【0046】製造例3 数平均分子量2000のポリエチレンアジペートジオー
ル(PEA)58.2部、EG18.0部、MDI8
7.3部および136.5部の「X−22−170D
X」をDMF695部中に加え、乾燥窒素雰囲気下60
℃で5時間反応させた。ついで、エタノール5部を加え
て残存するイソシアネート基をブロックし、樹脂濃度3
0%のポリウレタン化合物(2)を得た。
ル(PEA)58.2部、EG18.0部、MDI8
7.3部および136.5部の「X−22−170D
X」をDMF695部中に加え、乾燥窒素雰囲気下60
℃で5時間反応させた。ついで、エタノール5部を加え
て残存するイソシアネート基をブロックし、樹脂濃度3
0%のポリウレタン化合物(2)を得た。
【0047】製造例4 14BG52.3部、MDI193.7部および54部
の信越化学工業社製「X−22−4817」をDMF6
95部中に加え、乾燥窒素雰囲気下60℃で5時間反応
させた。ついで、エタノール5部を加えて残存するイソ
シアネート基をブロックし、樹脂濃度30%のポリウレ
タン化合物(3)を得た。
の信越化学工業社製「X−22−4817」をDMF6
95部中に加え、乾燥窒素雰囲気下60℃で5時間反応
させた。ついで、エタノール5部を加えて残存するイソ
シアネート基をブロックし、樹脂濃度30%のポリウレ
タン化合物(3)を得た。
【0048】[比較のポリウレタン化合物の製造] 製造例5 下記構造式 で表されるジメチルポリシロキサンの両末端に水酸基を
有する化合物[東レ・ダウコーニングシリコン社製、商
品名「SF−8427」]281.9部とMDI18.
1部とをDMF700部中に加え、乾燥窒素雰囲気下6
0℃で5時間反応させて、樹脂濃度30%のポリウレタ
ン化合物(4)を得た。
有する化合物[東レ・ダウコーニングシリコン社製、商
品名「SF−8427」]281.9部とMDI18.
1部とをDMF700部中に加え、乾燥窒素雰囲気下6
0℃で5時間反応させて、樹脂濃度30%のポリウレタ
ン化合物(4)を得た。
【0049】[比較化合物の製造] 製造例6 ステアリルアルコール1モルにエチレンオキシド7モル
を常法により付加させて化合物(1)を得た。
を常法により付加させて化合物(1)を得た。
【0050】実施例1〜3、比較例1〜2 表1に示す配合処方によりポリウレタン樹脂組成物の溶
媒溶液を調製した。各溶液をそれぞれポリエステルフィ
ルム上に1mm(ウェット厚さ)コーティングし、40
℃に調整した水浴に60分間浸漬して凝固させた。次い
でポリエステルフィルムから凝固シート剥がし、25℃
の水中で10分間洗浄した後、80℃で熱風乾燥して多
孔性シート材料を得た。得られた多孔性シート材料の形
状と性質を表2に示す。
媒溶液を調製した。各溶液をそれぞれポリエステルフィ
ルム上に1mm(ウェット厚さ)コーティングし、40
℃に調整した水浴に60分間浸漬して凝固させた。次い
でポリエステルフィルムから凝固シート剥がし、25℃
の水中で10分間洗浄した後、80℃で熱風乾燥して多
孔性シート材料を得た。得られた多孔性シート材料の形
状と性質を表2に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】なお、外観、微細孔均一性および微細孔緻
密性の評価は、比較例1の水準を3として以下の評価基
準で行った。 5:極めて良好、4:良好、3:比較例1と同等、2:
やや不良、1:不良 また、風合いは得られたシート材料の触感を比較例1を
標準として手触りにより比較した。接触角は得られたシ
ート材料表面と水との接触角を、協和界面科学株式会社
製の接触角計を用いて測定した
密性の評価は、比較例1の水準を3として以下の評価基
準で行った。 5:極めて良好、4:良好、3:比較例1と同等、2:
やや不良、1:不良 また、風合いは得られたシート材料の触感を比較例1を
標準として手触りにより比較した。接触角は得られたシ
ート材料表面と水との接触角を、協和界面科学株式会社
製の接触角計を用いて測定した
【0054】
【発明の効果】本発明のポリウレタン樹脂組成物は、従
来のものに比べ、より均一で緻密な多孔性シート材料の
製造を可能とし、風合いも従来にない柔軟なものとな
る。また、水との接触角も従来の多孔性シート材料に比
べて高い水準となり、撥水性が優れる。上記効果を奏す
ることから、本発明のポリウレタン樹脂組成物を湿式凝
固せしめて得られる多孔性シート材料は皮革代替品とし
て特に有用である。
来のものに比べ、より均一で緻密な多孔性シート材料の
製造を可能とし、風合いも従来にない柔軟なものとな
る。また、水との接触角も従来の多孔性シート材料に比
べて高い水準となり、撥水性が優れる。上記効果を奏す
ることから、本発明のポリウレタン樹脂組成物を湿式凝
固せしめて得られる多孔性シート材料は皮革代替品とし
て特に有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(1) (X−OCHN−)a−Y−(−NHCO−Q−Z)b (1) [式中、Xは を表し、mは1〜200の整数、nは0〜20の整数、
pは0〜200の整数を表す。)を表し、Yは数平均分
子量が500〜20,000の2〜4価の末端イソシア
ネート基含有ポリウレタンプレポリマーの残基を表し、
Zは1価アルコールの残基またはモノアミンの残基を表
し、QはOまたはNHを表し、aは1〜4の整数、bは
0〜3の整数(ただし、a+bは2〜4の整数であ
る。)を表す。]で表される、分子末端にジメチルポリ
シロキサンセグメントを有するポリウレタン化合物
(A)をポリウレタン樹脂固形分中に0.1〜30重量
%含有することを特徴とするポリウレタン樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリウレタン化合物(A)のFedor
s法により計算される溶解性パラメーター(SP値)が
9〜13である請求項1記載のポリウレタン樹脂組成
物。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のポリウレタン樹
脂組成物の溶媒溶液を基体に塗布または含浸し、湿式凝
固させることを特徴とする多孔性シート材料の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7296130A JPH09111113A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | ポリウレタン樹脂組成物および多孔性シート材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7296130A JPH09111113A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | ポリウレタン樹脂組成物および多孔性シート材料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09111113A true JPH09111113A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17829537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7296130A Pending JPH09111113A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | ポリウレタン樹脂組成物および多孔性シート材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09111113A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115785377A (zh) * | 2022-12-16 | 2023-03-14 | 东莞市正安有机硅科技有限公司 | 界面调控剂、动态硫化弹性体材料及其制备方法 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP7296130A patent/JPH09111113A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115785377A (zh) * | 2022-12-16 | 2023-03-14 | 东莞市正安有机硅科技有限公司 | 界面调控剂、动态硫化弹性体材料及其制备方法 |
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