JPH09111602A - 織機の筬位置決め装置 - Google Patents

織機の筬位置決め装置

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JPH09111602A
JPH09111602A JP26592095A JP26592095A JPH09111602A JP H09111602 A JPH09111602 A JP H09111602A JP 26592095 A JP26592095 A JP 26592095A JP 26592095 A JP26592095 A JP 26592095A JP H09111602 A JPH09111602 A JP H09111602A
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Akifumi Akahori
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単であるとともに、筬の配設位置を
容易に設定調節することができる織機の筬位置決め装置
を提供する。 【解決手段】 スレー11上に取付溝12を形成し、そ
の取付溝12内に筬16を配設して固定ブロック17に
より固定するようにした織機において、取付溝12内の
緯入れ側端部に弾性材よりなる所定長さの規制部材20
を配設する。規制部材20に筬16の緯入れ側端部を当
接させて、筬16を所定位置に位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、織機の筬位置決
め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、織機においては、スレー上に取
付溝が形成され、この取付溝内に筬が配設されて固定ブ
ロックにより固定されている。この種の織機において、
製織準備としての機仕掛けを行う場合には、所望の織物
に適合するように、筬をスレー上の取付溝内で所定位置
に位置決めする必要がある。すなわち、ジェットルーム
等の無杼織機においては、スレーの一側端に緯入れノズ
ルを含む緯入れ装置が装着されるため、この緯入れ装置
と筬の緯入れ側端部との間隔を、緯入れに適した所定値
に設定する必要がある。
【0003】このため、従来の織機では、例えば実開平
3−50081号公報に示すような筬位置決め装置が提
案されている。この従来装置においては、スレー上の取
付溝内の緯入れ側端部に保持具が起立状態で固定され、
この保持具に筬の緯入れ側端部が当接されて、その筬が
所定位置に位置決めされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
筬位置決め装置においては、保持具が複数のネジにより
スレー上の取付溝内に固定されている。このため、保持
具として横幅の異なったものを予め多種類用意してお
き、筬の配設位置を設定変更する場合には、保持具を横
幅の異なったものと脱着交換する必要があって、構造が
複雑で操作が面倒であるという問題があった。
【0005】また、この従来の筬位置決め装置において
は、保持具がスレー上の取付溝内の緯入れ側端部に起立
状態で固定されている。このため、製織時に保持具が緯
糸用カッタと干渉しないように、緯糸用カッタの配置位
置を配慮する必要があるという問題もあった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、構造が簡単であるとともに、筬の配設位
置を容易に設定調節することができ、しかも、緯糸用カ
ッタと干渉するおそれもない織機の筬位置決め装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、織機の筬位置決め装
置において、スレー上の取付溝内の緯入れ側端部に所定
長さの規制部材を配設し、この規制部材に筬の緯入れ側
端部を当接させて、筬の配設位置を規制するようにした
ものである。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の織機の筬位置決め装置において、前記規制部材を弾
性材により形成し、その取付溝の幅方向長さを、筬の下
枠の取付溝の幅方向長さよりも大きく設定したものであ
る。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の織機の筬位置決め装置において、前
記規制部材は、長尺状に形成された部材を所定長さに切
断して使用するものである。
【0010】従って、上記のように構成された織機の筬
位置決め装置において、機仕掛け作業時等に、筬をスレ
ー上の取付溝内で、織物に適合した所定位置に位置決め
する場合には、取付溝内の緯入れ側端部に所定長さの規
制部材を配設する。この状態で、筬の緯入れ側端部を規
制部材に当接させると、筬が取付溝内において長手方向
の所定位置に位置規制される。
【0011】その後、固定ブロックにより規制部材及び
筬をスレーの取付溝内に固定することにより、筬が所定
位置に固定保持される。このため、位置決め装置の構造
が簡単であるとともに、筬の配設位置を容易に設定調節
することができる。また、規制部材が取付溝内に配置さ
れていて、緯糸用カッタと干渉するおそれがないため、
その緯糸用カッタの配置位置を配慮する必要もない。
【0012】また、請求項2に記載の筬位置決め装置に
おいては、規制部材の取付溝の幅方向長さが、筬の下枠
の取付溝の幅方向長さよりも大きくなるように設定され
ている。このため、固定ブロックにより規制部材及び筬
をスレーの取付溝内に固定する際に、規制部材の幅方向
長さが弾性に抗して圧縮変形するため、規制部材の寸法
誤差で規制部材または筬下枠と固定ブロックとの間にが
たが生じることはなく、規制部材を筬とともに、取付溝
内へ確実に固定配置することができる。
【0013】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
機仕掛け作業時等において、筬を所定位置に位置決めす
る場合に、所定長さの規制部材を、長尺状に形成された
部材から随時切断して使用することができる。従って、
所定長さの規制部材を容易かつ安価に製作することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を、
図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3に示すよう
に、スレー11は図示しないフレームに筬打ち運動可能
に装着され、その上面には断面形逆台形状の取付溝12
が形成されている。ブラケット13は一対の取付ネジ1
4により取付溝12内の緯入れ側端部に、取付溝12の
延長方向へ移動調節可能に取り付けられている。緯入れ
装置を構成する緯入れノズル15はスレー11に沿って
延びるように、ブラケット13上に取着され、図示しな
い補助ノズルとの協働により、緯糸を空気流にて飛送さ
せて、経糸の開口に緯入れする。
【0015】筬16は前記スレー11の取付溝12内に
起立状態で配設されている。断面形逆台形状の固定ブロ
ック17は筬16の背面側において取付溝12内の複数
箇所に嵌挿され、固定ネジ18によりスレー11に固定
されている。そして、この固定ネジ18を締め付けるこ
とにより、固定ブロック17の楔作用にて、筬16がス
レー11の取付溝12内に固定保持されている。緯糸用
カッタ19は筬16の緯入れ側端部に所定間隔をおいて
近接配置され、緯入れ後の緯糸を、緯入れノズル15の
先端と筬16の緯入れ側端部との間で切断する。
【0016】そこで、前記筬位置決め装置について述べ
ると、図1〜図4に示すように、規制部材20は前記ス
レー11の取付溝12内の緯入れ側端部において、固定
ブロック17の前方に配設され、その外端20aがブラ
ケット13の内端面13aに接合されている。また、こ
の規制部材20は、硬質ゴム等の弾性材よりなる長尺部
材21を所定の長さL1に切断して使用され、その板厚
W1、すなわちその取付溝12の幅方向長さが筬16の
下枠16aの板厚W2、すなわちその取付溝12の幅方
向長さよりも大きくなるように設定されている。
【0017】そして、この規制部材20の内端20bに
筬16の緯入れ側端部が当接され、これによって筬16
が緯入れノズル15の先端から所定の間隔L2をおいた
位置に位置決めされている。また、この状態で前記固定
ブロック17を固定ネジ18にてスレー11の取付溝1
2内に締付固定することにより、規制部材20が弾性に
抗して圧縮されて、筬16とともに取付溝12内に固定
されている。
【0018】次に、前記のように構成された織機の筬位
置決め装置について、動作を説明する。さて、機仕掛け
作業等に際して、スレー11上の取付溝12内における
筬16の配設位置を、織物に適合した位置に設定変更す
る場合には、固定ネジ18を緩めて、固定ブロック17
による筬16の締め付け固定を解放する。その後、取付
溝12内の緯入れ側端部において、固定ブロック17の
前方に所定長さL1の規制部材20を配設し、その外端
20aをブラケット13の内端面13aに接合させる。
【0019】この状態で、筬16の緯入れ側端部を規制
部材20の内端20bに当接させると、筬16が取付溝
12内において、緯入れノズル15の先端から所定の間
隔L2をおいた位置に規制配置される。その後、固定ネ
ジ18を締め付けると、固定ブロック17により規制部
材20及び筬16がスレー11の取付溝12内に固定さ
れて、筬16が所定位置に固定保持される。このため、
筬位置決め装置の構造が簡単であるとともに、筬16の
配設位置を容易に設定調節することができる。また、規
制部材20が取付溝12内に配置されていて、製織時に
緯糸用カッタ19と干渉するおそれがないため、その緯
糸用カッタ19の配置位置を配慮する必要もない。
【0020】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 (1)この筬位置決め装置においては、規制部材20の
板厚W1が、筬16の下枠16aの板厚W2よりも大き
くなるように設定されている。このため、固定ブロック
17により規制部材20及び筬16をスレー11の取付
溝12内に固定する際に、規制部材20の板厚W1が弾
性に抗して圧縮されて、規制部材20を筬16ととも
に、取付溝12内へ確実に固定配置することができる。 (2)この筬位置決め装置においては、機仕掛け作業時
等に、筬16を所定位置に位置決めする場合に、所定長
さL1の規制部材20を、長尺状に形成された部材21
から随時切断して使用することができる。従って、緯入
れノズル15の先端と筬16の緯入れ側端部との間隔L
2に応じて、所定長さL1の規制部材20を容易かつ安
価に製作することができる。
【0021】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (a)規制部材20を、前記実施形態とは異なったコル
ク等の他の弾性材により形成すること。 (b)規制部材20として、板ばねを波形にしたもの、
熱可塑性エラストマー、樹脂の発泡体などを用いるこ
と。
【0022】ここで、この明細書において、弾性材と
は、使用温度範囲で一定の弾性力を維持できるものをい
い、ゴムのほか、熱可塑性エラストマー、金属製のばね
体などが含まれる。
【0023】また、前記実施形態より把握される技術的
思想について以下に記載する。 (1)前記規制部材の内端を緯入れノズルの先端から所
定の間隔をおいた位置に設定した請求項1に記載の織機
の筬位置決め装置。
【0024】このように構成すれば、製織時に緯入れノ
ズルや筬の緯入れ側端部が緯糸用カッタと干渉するのを
防止することができる。 (2)前記固定ブロックを逆台形状に形成し、取付溝内
の前後いずれかの側に規制部材を配置し、他の側に固定
ブロックを楔作用によって筬を取付溝内に固定できるよ
うに配置した請求項1に記載の織機の筬位置決め装置。
【0025】この構成によれば、固定ブロックの楔作用
により筬を取付溝内に容易かつ確実に固定することがで
きる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、構造が簡単であるとともに、筬の配設位置
を容易に設定調節することができる。
【0027】さらに、請求項1に記載の発明によれば、
規制部材が緯糸用カッタと干渉するおそれがないため、
その緯糸用カッタの配置位置を配慮する必要がない。請
求項2に記載の発明では、規制部材を筬とともに、固定
ブロックによりスレー上の取付溝内に確実に固定するこ
とができる。
【0028】請求項3に記載の発明によれば、所定長さ
の規制部材を、長尺状に形成された部材から随時切断し
て使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の織機の筬位置決め装置の一実施形
態を示す平面図。
【図2】 その筬位置決め装置の一部を破断して示す正
面図。
【図3】 同じく筬位置決め装置の一部を破断して示す
側面図。
【図4】 規制部材を取り出して示す斜視図。
【符号の説明】
11…スレー、12…取付溝、13…ブラケット、15
…緯入れノズル、16…筬、16a…下枠、17…固定
ブロック、19…緯糸用カッタ、20…規制部材、21
…長尺部材、L1…規制部材の長さ、W1…規制部材の
板厚、W2…筬の下枠の板厚。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スレー上に取付溝を形成し、その取付溝
    内に筬を配設して固定ブロックにより固定するようにし
    た織機において、 前記取付溝内の緯入れ側端部に所定長さの規制部材を配
    設し、この規制部材に筬の緯入れ側端部を当接させて、
    筬の配設位置を規制するようにした織機の筬位置決め装
    置。
  2. 【請求項2】 前記規制部材を弾性材により形成し、そ
    の取付溝の幅方向長さを、筬の下枠の取付溝の幅方向長
    さよりも大きく設定した請求項1に記載の織機の筬位置
    決め装置。
  3. 【請求項3】 前記規制部材は、長尺状に形成された部
    材を所定長さに切断して使用する請求項1または請求項
    2に記載の織機の筬位置決め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102747516A (zh) * 2012-07-11 2012-10-24 江苏万工科技集团有限公司 异形钢筘防震装置
JP2013221226A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Tsudakoma Corp 空気噴射式織機における織布支持装置

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