JPH09112904A - ディーゼルエンジン用グロープラグ - Google Patents
ディーゼルエンジン用グロープラグInfo
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- JPH09112904A JPH09112904A JP27095795A JP27095795A JPH09112904A JP H09112904 A JPH09112904 A JP H09112904A JP 27095795 A JP27095795 A JP 27095795A JP 27095795 A JP27095795 A JP 27095795A JP H09112904 A JPH09112904 A JP H09112904A
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- ceramic material
- heating element
- electrode rod
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温域での使用と、長時間にわたるアフター
グローとを可能とした高耐熱性のシーズヒータを得る。 【解決手段】 金属製シース11の先端側内部空間に導
電性セラミック材を粉末状態または焼結品状態で充填す
ることにより発熱体20を内設する。そして、このシー
スの基端部から嵌挿させた電極棒15の先端部15aを
発熱体に接続する。さらに、シースの基端部側で電極棒
の周囲に絶縁性セラミック材を粉末状態または焼結品状
態で充填して耐熱絶縁筒体21を形成する。この状態に
おいて、スェージング加工を施すことにより、シーズヒ
ータ12を形成する。
グローとを可能とした高耐熱性のシーズヒータを得る。 【解決手段】 金属製シース11の先端側内部空間に導
電性セラミック材を粉末状態または焼結品状態で充填す
ることにより発熱体20を内設する。そして、このシー
スの基端部から嵌挿させた電極棒15の先端部15aを
発熱体に接続する。さらに、シースの基端部側で電極棒
の周囲に絶縁性セラミック材を粉末状態または焼結品状
態で充填して耐熱絶縁筒体21を形成する。この状態に
おいて、スェージング加工を施すことにより、シーズヒ
ータ12を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディ−ゼルエンジン
の始動性を向上させるために用いるシース型ヒータ(以
下、シーズヒータという)を備えたグロ−プラグに関
し、特に従来使用が困難であった高温域での使用を可能
とし、かつ長時間にわたるアフターグローを達成するこ
とにより、排ガス規制への対応を図っているディーゼル
エンジンに使用することができる高耐熱性のグロープラ
グに関する。
の始動性を向上させるために用いるシース型ヒータ(以
下、シーズヒータという)を備えたグロ−プラグに関
し、特に従来使用が困難であった高温域での使用を可能
とし、かつ長時間にわたるアフターグローを達成するこ
とにより、排ガス規制への対応を図っているディーゼル
エンジンに使用することができる高耐熱性のグロープラ
グに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディーゼルエンジン用グロープ
ラグとして、従来から種々の構造のものが知られてい
る。その中で最も一般には、ステンレス鋼材のような耐
熱金属製シースを用い、その内部に充填したマグネシア
(MgO)のような耐熱絶縁粉末中に発熱体(いわゆる
発熱コイル)として、ニッケル線(Ni線)、鉄クロム
線(Fe−Cr−Al合金線)、ニッケルクロム合金線
(Ni−Cr合金線)等を埋設したシーズヒータを用い
たものがある。
ラグとして、従来から種々の構造のものが知られてい
る。その中で最も一般には、ステンレス鋼材のような耐
熱金属製シースを用い、その内部に充填したマグネシア
(MgO)のような耐熱絶縁粉末中に発熱体(いわゆる
発熱コイル)として、ニッケル線(Ni線)、鉄クロム
線(Fe−Cr−Al合金線)、ニッケルクロム合金線
(Ni−Cr合金線)等を埋設したシーズヒータを用い
たものがある。
【0003】その一例を図8(a),(b)を用いて簡
単に説明すると、全体を符号10で示すディーゼルエン
ジン用グロープラグは、耐熱金属材からなるシース11
によるシーズヒータ12と、このシーズヒータ12を先
端部に保持する筒状ハウジング13と、このハウジング
13の後端部に絶縁ブッシュ14を介して同心状に保持
されている電極棒15を備えている。この電極棒15の
先端部15aは前記シース11内に挿入されている。
単に説明すると、全体を符号10で示すディーゼルエン
ジン用グロープラグは、耐熱金属材からなるシース11
によるシーズヒータ12と、このシーズヒータ12を先
端部に保持する筒状ハウジング13と、このハウジング
13の後端部に絶縁ブッシュ14を介して同心状に保持
されている電極棒15を備えている。この電極棒15の
先端部15aは前記シース11内に挿入されている。
【0004】16は前記シース11の先端側内部空間に
軸線方向に沿って配置された発熱用螺旋状抵抗体である
発熱体(以下、発熱コイルという)、17はこの発熱コ
イル16をシース11内で埋設するマグネシアのような
耐熱絶縁粉末で、前記発熱コイル16の一端をシース1
1の先端側に電気的に接続するとともに、他端をこのシ
ース11内に挿入されている電極棒15の先端部に電気
的に接続することにより、グロープラグ10におけるシ
ーズヒータ12を構成している。
軸線方向に沿って配置された発熱用螺旋状抵抗体である
発熱体(以下、発熱コイルという)、17はこの発熱コ
イル16をシース11内で埋設するマグネシアのような
耐熱絶縁粉末で、前記発熱コイル16の一端をシース1
1の先端側に電気的に接続するとともに、他端をこのシ
ース11内に挿入されている電極棒15の先端部に電気
的に接続することにより、グロープラグ10におけるシ
ーズヒータ12を構成している。
【0005】また、このようなシーズヒータ12におい
て、上述したシース11内でその先端側内部空間に組込
まれる発熱コイル16の後端側に、発熱コイル16の材
質よりも正の抵抗温度係数の大きい導電材料、たとえば
鉄(Fe線)、ニッケル線(Ni線)等によって形成し
た制御用螺旋状抵抗体としての抵抗コイルを直列に接続
した、いわゆる二種材料によるシーズヒータを用いたも
のが、たとえば特開昭57−182026号公報によっ
て提案されている。
て、上述したシース11内でその先端側内部空間に組込
まれる発熱コイル16の後端側に、発熱コイル16の材
質よりも正の抵抗温度係数の大きい導電材料、たとえば
鉄(Fe線)、ニッケル線(Ni線)等によって形成し
た制御用螺旋状抵抗体としての抵抗コイルを直列に接続
した、いわゆる二種材料によるシーズヒータを用いたも
のが、たとえば特開昭57−182026号公報によっ
て提案されている。
【0006】このような二種材料によるシーズヒータを
用いると、発熱コイルに対し通電直後に大電力を供給し
迅速に発熱させて速熱型としての機能をもつとともに、
所定時間経過後に制御コイル側での温度上昇による抵抗
値の増大により発熱コイルへの供給電力を一定に保ち、
発熱コイルでの過加熱による溶断等を防止するという温
度制御機能を有する。
用いると、発熱コイルに対し通電直後に大電力を供給し
迅速に発熱させて速熱型としての機能をもつとともに、
所定時間経過後に制御コイル側での温度上昇による抵抗
値の増大により発熱コイルへの供給電力を一定に保ち、
発熱コイルでの過加熱による溶断等を防止するという温
度制御機能を有する。
【0007】さらに、ディーゼルエンジン用グロープラ
グにおいて、速熱型としての機能をもつものとして、セ
ラミックヒータ型のものも提案されている。このような
セラミックヒータ型グロープラグは、たとえば特開昭5
7−41523号公報に示すように、タングステン
(W)やレニウム合金(Re)等による発熱線を絶縁性
セラミック材中に埋設しているセラミックヒータを用い
たものが知られている。このようなセラミックヒータを
用いると、上述したシーズヒータを用いたときと比べて
熱伝達効率の面で優れ、発熱特性や温度立上り特性を向
上させて速熱型としての性能を発揮する。
グにおいて、速熱型としての機能をもつものとして、セ
ラミックヒータ型のものも提案されている。このような
セラミックヒータ型グロープラグは、たとえば特開昭5
7−41523号公報に示すように、タングステン
(W)やレニウム合金(Re)等による発熱線を絶縁性
セラミック材中に埋設しているセラミックヒータを用い
たものが知られている。このようなセラミックヒータを
用いると、上述したシーズヒータを用いたときと比べて
熱伝達効率の面で優れ、発熱特性や温度立上り特性を向
上させて速熱型としての性能を発揮する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のグロー
プラグ10において、一種材料あるいは二種材料による
シーズヒータ12を用いたものでは、金属製シース11
内で耐熱絶縁粉末17中に埋設する鉄クロム線、ニッケ
ルクロム合金線等による発熱コイル16における高温酸
化に伴なう劣化がシーズヒータ12の全体の寿命を決定
していた。このため、シース11の表面温度が約110
0℃となる程度をおおよその使用限界としていた。すな
わち、発熱コイル16の材料としての鉄クロム線やニッ
ケルクロム合金線は、最高使用温度が線材で1300〜
1350℃が限界であり、これによりシース11の表面
温度では1100〜1150℃が、性能の限界であっ
た。
プラグ10において、一種材料あるいは二種材料による
シーズヒータ12を用いたものでは、金属製シース11
内で耐熱絶縁粉末17中に埋設する鉄クロム線、ニッケ
ルクロム合金線等による発熱コイル16における高温酸
化に伴なう劣化がシーズヒータ12の全体の寿命を決定
していた。このため、シース11の表面温度が約110
0℃となる程度をおおよその使用限界としていた。すな
わち、発熱コイル16の材料としての鉄クロム線やニッ
ケルクロム合金線は、最高使用温度が線材で1300〜
1350℃が限界であり、これによりシース11の表面
温度では1100〜1150℃が、性能の限界であっ
た。
【0009】したがって、このような従来のシーズヒー
タ12を用いたグロープラグ10では、近年対策を講じ
ることが要求されている排ガス規制への対応を図ってい
るディーゼルエンジンに採用するにあたって、発熱特性
や耐久性の面から問題が提起されている。すなわち、デ
ィーゼルエンジンでは、排ガス規制に対応させるにあた
って、エンジンの始動性の低下、エンジン始動直後の暖
まっていない時にエンジン回転が上がらないという、い
わゆる吹上がり現象の発生、さらにはエンジンが暖まら
ない時の白煙の発生がある。そして、これらの排ガス規
制に対応させる場合の問題を解消するには、グロープラ
グでの発熱特性、特にシース表面での飽和温度をたとえ
ば1200〜1250℃程度に維持し、かつエンジン始
動後も一定時間の間、その飽和温度を保って発熱させて
おくことが必要である。
タ12を用いたグロープラグ10では、近年対策を講じ
ることが要求されている排ガス規制への対応を図ってい
るディーゼルエンジンに採用するにあたって、発熱特性
や耐久性の面から問題が提起されている。すなわち、デ
ィーゼルエンジンでは、排ガス規制に対応させるにあた
って、エンジンの始動性の低下、エンジン始動直後の暖
まっていない時にエンジン回転が上がらないという、い
わゆる吹上がり現象の発生、さらにはエンジンが暖まら
ない時の白煙の発生がある。そして、これらの排ガス規
制に対応させる場合の問題を解消するには、グロープラ
グでの発熱特性、特にシース表面での飽和温度をたとえ
ば1200〜1250℃程度に維持し、かつエンジン始
動後も一定時間の間、その飽和温度を保って発熱させて
おくことが必要である。
【0010】しかし、上述した従来一般的なシーズヒー
タ12では、前述したように発熱コイル16の使用限界
温度が低過ぎて、上述したような1200〜1250℃
程度の高温域で使用するには、耐熱性、耐酸化性、ひい
ては耐久性の面で問題があり、排ガス規制に対応させた
ディーゼルエンジンに対して満足のゆくものを得ること
ができなかった。
タ12では、前述したように発熱コイル16の使用限界
温度が低過ぎて、上述したような1200〜1250℃
程度の高温域で使用するには、耐熱性、耐酸化性、ひい
ては耐久性の面で問題があり、排ガス規制に対応させた
ディーゼルエンジンに対して満足のゆくものを得ること
ができなかった。
【0011】すなわち、排ガス規制への対応が図られて
いるディーゼルエンジンでの特性改善を図るためには、
従来のシーズヒータ12において耐熱性からの制約とな
っていた飽和温度を所定温度以上の高温として、かつそ
の高温状態をエンジン始動後においても一定時間の間確
保することを可能とし、しかもその過加熱を防ぎ、発熱
コイル等の耐久性や耐熱強度を確保し、可能な限りの長
寿命化を図ることが必要であり、このような点に配慮し
なければならない。
いるディーゼルエンジンでの特性改善を図るためには、
従来のシーズヒータ12において耐熱性からの制約とな
っていた飽和温度を所定温度以上の高温として、かつそ
の高温状態をエンジン始動後においても一定時間の間確
保することを可能とし、しかもその過加熱を防ぎ、発熱
コイル等の耐久性や耐熱強度を確保し、可能な限りの長
寿命化を図ることが必要であり、このような点に配慮し
なければならない。
【0012】また、前述した従来例の一つであるセラミ
ックヒータ型のグロープラグでは、上述した使用限界温
度をある程度高めることは可能となるが、発熱線を絶縁
性セラミック材中に埋設した状態で焼結したり、その周
囲に電気的接続を行なうためのターミナル部材を付設す
る等の理由から製造コストが嵩むとともに強度面で問題
があり、エンジンへの装着時にセラミック部分をぶつけ
ないような充分に注意をはらいつつ組立て作業を行なわ
なければならないという煩わしさがあった。
ックヒータ型のグロープラグでは、上述した使用限界温
度をある程度高めることは可能となるが、発熱線を絶縁
性セラミック材中に埋設した状態で焼結したり、その周
囲に電気的接続を行なうためのターミナル部材を付設す
る等の理由から製造コストが嵩むとともに強度面で問題
があり、エンジンへの装着時にセラミック部分をぶつけ
ないような充分に注意をはらいつつ組立て作業を行なわ
なければならないという煩わしさがあった。
【0013】特に、近年この種のグロープラグにあって
は、エンジン始動後において一定時間の間グロープラグ
に対し通電状態を維持することでエンジン内部での燃焼
を円滑かつ適切に行なえるようにするという、いわゆる
アフターグロー方式を採用することに対しての要求が大
きく、しかもそのアフターグロー時間を可能な限り長時
間にすることが必要とされている。すなわち、エンジン
始動後においても、たとえば寒冷地等にあってはエンジ
ンが冷えすぎており、アイドリングに時間がかかり騒音
が大きく、また白煙が生じたり、エンストしたりすると
いう排気、騒音等の問題を生じるために、これを防止す
ることが必要であり、このような点に配慮しなければな
らない。
は、エンジン始動後において一定時間の間グロープラグ
に対し通電状態を維持することでエンジン内部での燃焼
を円滑かつ適切に行なえるようにするという、いわゆる
アフターグロー方式を採用することに対しての要求が大
きく、しかもそのアフターグロー時間を可能な限り長時
間にすることが必要とされている。すなわち、エンジン
始動後においても、たとえば寒冷地等にあってはエンジ
ンが冷えすぎており、アイドリングに時間がかかり騒音
が大きく、また白煙が生じたり、エンストしたりすると
いう排気、騒音等の問題を生じるために、これを防止す
ることが必要であり、このような点に配慮しなければな
らない。
【0014】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、導電性セラミック粉末を発熱体として金属製
シース内に充填することにより、従来発熱コイルの最高
発熱温度の使用温度限界から使用することが困難であっ
た高温域での使用を可能とし、排ガス規制への対応を図
っているディーゼルエンジンにおける特性改善を図るた
めに用いて好適な高耐熱性のシーズヒータを有するグロ
ープラグを得ることを目的としている。
のであり、導電性セラミック粉末を発熱体として金属製
シース内に充填することにより、従来発熱コイルの最高
発熱温度の使用温度限界から使用することが困難であっ
た高温域での使用を可能とし、排ガス規制への対応を図
っているディーゼルエンジンにおける特性改善を図るた
めに用いて好適な高耐熱性のシーズヒータを有するグロ
ープラグを得ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るディーゼルエンジン用グロープラグ
は、金属製シースの先端側内部空間に導電性セラミック
材を充填することにより発熱体を内設するとともに、こ
のシースの基端部から嵌挿させた電極棒の先端部を前記
発熱体に接続し、かつシースの基端部側で電極棒の周囲
に絶縁性セラミック材による耐熱絶縁筒体を充填するこ
とによって、シーズヒータを構成したものである。この
ようなシーズヒータは、シース内への導電性セラミック
材、絶縁性セラミック材の充填後にスェージング加工を
施すことにより形成される。このとき、導電性セラミッ
ク材、絶縁性セラミック材は、粉末のままシース内に充
填しても、あるいは焼結品の状態で組込んでもよい。
ために本発明に係るディーゼルエンジン用グロープラグ
は、金属製シースの先端側内部空間に導電性セラミック
材を充填することにより発熱体を内設するとともに、こ
のシースの基端部から嵌挿させた電極棒の先端部を前記
発熱体に接続し、かつシースの基端部側で電極棒の周囲
に絶縁性セラミック材による耐熱絶縁筒体を充填するこ
とによって、シーズヒータを構成したものである。この
ようなシーズヒータは、シース内への導電性セラミック
材、絶縁性セラミック材の充填後にスェージング加工を
施すことにより形成される。このとき、導電性セラミッ
ク材、絶縁性セラミック材は、粉末のままシース内に充
填しても、あるいは焼結品の状態で組込んでもよい。
【0016】また、本発明に係るディーゼルエンジン用
グロープラグは、金属製シースの先端側内部空間に充填
する導電性セラミック材による発熱体とは別に、この導
電性セラミック材よりも正の抵抗温度係数の大きな導電
性材料による抵抗体を、前記発熱体と直列に接続した状
態で設けたものである。
グロープラグは、金属製シースの先端側内部空間に充填
する導電性セラミック材による発熱体とは別に、この導
電性セラミック材よりも正の抵抗温度係数の大きな導電
性材料による抵抗体を、前記発熱体と直列に接続した状
態で設けたものである。
【0017】本発明によれば、電極棒を介してシース先
端側の導電性セラミック材による発熱体に電圧を印加す
ることにより、これを発熱させるとともに、この発熱体
からシースを介してボディアースされる。
端側の導電性セラミック材による発熱体に電圧を印加す
ることにより、これを発熱させるとともに、この発熱体
からシースを介してボディアースされる。
【0018】また、本発明によれば、電極棒を介してシ
ース内に設けた抵抗体、さらには発熱体に電圧を印加す
ることにより、通電初期においてはヒータ先端側の発熱
体に対し大電力を供給し、急速に発熱させて速熱型とし
ての性能を発揮させるとともに、所定時間経過後におい
て発熱体への通電電力を、前記抵抗体の電力制御機能に
より制御し、発熱体での発熱を所定の飽和温度に維持
し、長時間にわたるアフターグローを行なえる。
ース内に設けた抵抗体、さらには発熱体に電圧を印加す
ることにより、通電初期においてはヒータ先端側の発熱
体に対し大電力を供給し、急速に発熱させて速熱型とし
ての性能を発揮させるとともに、所定時間経過後におい
て発熱体への通電電力を、前記抵抗体の電力制御機能に
より制御し、発熱体での発熱を所定の飽和温度に維持
し、長時間にわたるアフターグローを行なえる。
【0019】ここで、発熱体となる導電性セラミック材
や耐熱絶縁筒体は粉末状態のままでも、焼結品の状態で
あってもよい。なお、耐熱絶縁筒体としてはアルミナ、
その他の絶縁性セラミック材を用いるとよい。また、導
電性材料による抵抗体は、金属材料からなる螺旋状抵抗
体であっても、導電性セラミック材による焼結品であっ
てもよく、要は発熱体の材料よりも正の抵抗温度係数が
大きい材料であればよい。
や耐熱絶縁筒体は粉末状態のままでも、焼結品の状態で
あってもよい。なお、耐熱絶縁筒体としてはアルミナ、
その他の絶縁性セラミック材を用いるとよい。また、導
電性材料による抵抗体は、金属材料からなる螺旋状抵抗
体であっても、導電性セラミック材による焼結品であっ
てもよく、要は発熱体の材料よりも正の抵抗温度係数が
大きい材料であればよい。
【0020】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明に係るデ
ィーゼルエンジン用グロープラグの一つの実施の形態を
示し、これらの図において、前述した図8(a),
(b)と同一または相当する部分には同一番号を付して
詳細な説明は省略する。
ィーゼルエンジン用グロープラグの一つの実施の形態を
示し、これらの図において、前述した図8(a),
(b)と同一または相当する部分には同一番号を付して
詳細な説明は省略する。
【0021】本発明によれば、図1(a),(b)に示
すように、金属製シース11の先端側内部空間に導電性
セラミック材による粉末を充填することにより発熱体2
0を内設するとともに、このシース11の基端部から嵌
挿させた電極棒15の先端部15aを前記発熱体20内
に臨ませて接続し、かつシース11の基端部側で電極棒
15の周囲に絶縁性セラミック材による耐熱絶縁筒体2
1を充填することによって、シーズヒータ12を構成し
たものである。
すように、金属製シース11の先端側内部空間に導電性
セラミック材による粉末を充填することにより発熱体2
0を内設するとともに、このシース11の基端部から嵌
挿させた電極棒15の先端部15aを前記発熱体20内
に臨ませて接続し、かつシース11の基端部側で電極棒
15の周囲に絶縁性セラミック材による耐熱絶縁筒体2
1を充填することによって、シーズヒータ12を構成し
たものである。
【0022】ここで、このようなシーズヒータ12は、
シース11内への発熱体20となる導電性セラミック
材、耐熱絶縁筒体21である絶縁性セラミック材の充填
後にシース11の径方向からスェージング加工を施すこ
とにより形成される。なお、図1中22はシース11の
基端部を封止するためのハーメチックシールによる封止
部で、上述したシース11内に導電性セラミック材、絶
縁性セラミック材を充填した状態で、シース11の基端
部の開口を封止し、スェージング加工を施しても、内部
から絶縁性セラミック材や電極棒15が脱落しないよう
にする部分である。勿論、このような封止部22として
は、ハーメチックシールによるものに限定されない。
シース11内への発熱体20となる導電性セラミック
材、耐熱絶縁筒体21である絶縁性セラミック材の充填
後にシース11の径方向からスェージング加工を施すこ
とにより形成される。なお、図1中22はシース11の
基端部を封止するためのハーメチックシールによる封止
部で、上述したシース11内に導電性セラミック材、絶
縁性セラミック材を充填した状態で、シース11の基端
部の開口を封止し、スェージング加工を施しても、内部
から絶縁性セラミック材や電極棒15が脱落しないよう
にする部分である。勿論、このような封止部22として
は、ハーメチックシールによるものに限定されない。
【0023】また、上述した構成によるシーズヒータ1
2をにおいて、発熱体20となる導電性セラミック材と
しては、高温状態(たとえば1150〜1200℃程度
まで)でも性能的に安定し、しかも耐熱衝撃性等に優れ
てなる導電性セラミック材であればよく、たとえば窒化
ケイ素(Si3 N4 )を主成分とするβサイアロンまた
はαとβとの混相しているサイアロンに、導電性付与材
としての窒化チタン(TiN)の含有量を増減すること
で、その固有抵抗を任意に選択して用いることができる
サイアロン(SiAlON)等を用いるとよい。すなわ
ち、上述したサイアロンに対し、TiNを約20%以上
添加すると、導電性を有すること(いわゆる導電性サイ
アロン)が確認されており、またそれ以上加えることに
より固有抵抗値が連続的に変化することが知られてお
り、上述したTiNの含有率を選択したものを適宜利用
すればよい。
2をにおいて、発熱体20となる導電性セラミック材と
しては、高温状態(たとえば1150〜1200℃程度
まで)でも性能的に安定し、しかも耐熱衝撃性等に優れ
てなる導電性セラミック材であればよく、たとえば窒化
ケイ素(Si3 N4 )を主成分とするβサイアロンまた
はαとβとの混相しているサイアロンに、導電性付与材
としての窒化チタン(TiN)の含有量を増減すること
で、その固有抵抗を任意に選択して用いることができる
サイアロン(SiAlON)等を用いるとよい。すなわ
ち、上述したサイアロンに対し、TiNを約20%以上
添加すると、導電性を有すること(いわゆる導電性サイ
アロン)が確認されており、またそれ以上加えることに
より固有抵抗値が連続的に変化することが知られてお
り、上述したTiNの含有率を選択したものを適宜利用
すればよい。
【0024】しかし、これに限らず、SiCや周期律表
の4a族、5a族または6a族元素であって導電性を有
する炭化物、ホウ化物、窒化物または炭窒化物等の非酸
化物導電材の群から選ばれた一種以上と、窒化ケイ素、
炭化ケイ素、マグネシア(MgO)等の絶縁性セラミッ
ク材とを、前者が20〜100%の比で混合することに
より得られる導電性セラミック材を用いてもよい。ここ
で、絶縁性セラミック材を混合するのは、所要の抵抗値
を得るためである。なお、最適な炭化物、ホウ化物、窒
化物としては、硼化ジルコニウム(ZrB2 )、炭化ク
ロム(Cr3 C2 )、硼化チタン(TiB2 )、炭化チ
タン(TiC)、窒化チタン(TiN)等があり、選択
的に用いるとよい。
の4a族、5a族または6a族元素であって導電性を有
する炭化物、ホウ化物、窒化物または炭窒化物等の非酸
化物導電材の群から選ばれた一種以上と、窒化ケイ素、
炭化ケイ素、マグネシア(MgO)等の絶縁性セラミッ
ク材とを、前者が20〜100%の比で混合することに
より得られる導電性セラミック材を用いてもよい。ここ
で、絶縁性セラミック材を混合するのは、所要の抵抗値
を得るためである。なお、最適な炭化物、ホウ化物、窒
化物としては、硼化ジルコニウム(ZrB2 )、炭化ク
ロム(Cr3 C2 )、硼化チタン(TiB2 )、炭化チ
タン(TiC)、窒化チタン(TiN)等があり、選択
的に用いるとよい。
【0025】また、耐熱絶縁筒体21である絶縁性セラ
ミック材としては、マグネシア(MgO)を始め、上述
したサイアロンにおいて、窒化チタンの含有率を少なく
することにより、絶縁性材料としたものを用いるとよ
い。
ミック材としては、マグネシア(MgO)を始め、上述
したサイアロンにおいて、窒化チタンの含有率を少なく
することにより、絶縁性材料としたものを用いるとよ
い。
【0026】さらに、上述したシーズヒータ12を構成
するシース11と電極棒15には高温酸化を抑制する
か、あるいは発生した酸化膜の導電性を確保する目的で
の表面処理を必要に応じて施すとよい。このような表面
処理には、ニッケルメッキ、クロムメッキ、炭化チタン
(TiC)、窒化チタン(TiN)等によるCVD処理
すなわち有機金属化合物、金属ハロゲン化物、炭化水素
化合物、および水素や酸化、水などの揮発性前駆体の混
合気体の化学反応によって基体上に目的とする物質を堆
積させる処理を行なうか、あるいはタングステン(W)
を高温気流中で溶かしながら目的物に吹き付けて皮膜を
形成するという溶射等を行なうとよい。
するシース11と電極棒15には高温酸化を抑制する
か、あるいは発生した酸化膜の導電性を確保する目的で
の表面処理を必要に応じて施すとよい。このような表面
処理には、ニッケルメッキ、クロムメッキ、炭化チタン
(TiC)、窒化チタン(TiN)等によるCVD処理
すなわち有機金属化合物、金属ハロゲン化物、炭化水素
化合物、および水素や酸化、水などの揮発性前駆体の混
合気体の化学反応によって基体上に目的とする物質を堆
積させる処理を行なうか、あるいはタングステン(W)
を高温気流中で溶かしながら目的物に吹き付けて皮膜を
形成するという溶射等を行なうとよい。
【0027】また、上述したシーズヒータ12を製造す
るにあたっては、上述した発熱体20となる導電性セラ
ミック材、耐熱絶縁筒体21となる絶縁性セラミック材
を、粉末状態のままシース11内に充填しても、あるい
は予め所要の形状に成形した焼結品の状態で組込んでも
よい。ここで、粉末状態のままでシース11内部に充填
するときには、粉末に適宜の混合物{金属物質としては
たとえばチタン(Ti)がある}を混入することにより
シース11の内部雰囲気の積極的な制御を行い、電極棒
15と発熱体20となる粉末との間の導電性の劣化を防
止できるようにすることが必要である。なお、上述した
チタンによる混合物はシース11内の酸素濃度を低減す
るためのものであって、一般にシース11ステンレス表
面に生成する酸化クロム(Cr2 O3 )に比較し、より
一層酸素と結びつき易い物資を添加するとよい。
るにあたっては、上述した発熱体20となる導電性セラ
ミック材、耐熱絶縁筒体21となる絶縁性セラミック材
を、粉末状態のままシース11内に充填しても、あるい
は予め所要の形状に成形した焼結品の状態で組込んでも
よい。ここで、粉末状態のままでシース11内部に充填
するときには、粉末に適宜の混合物{金属物質としては
たとえばチタン(Ti)がある}を混入することにより
シース11の内部雰囲気の積極的な制御を行い、電極棒
15と発熱体20となる粉末との間の導電性の劣化を防
止できるようにすることが必要である。なお、上述した
チタンによる混合物はシース11内の酸素濃度を低減す
るためのものであって、一般にシース11ステンレス表
面に生成する酸化クロム(Cr2 O3 )に比較し、より
一層酸素と結びつき易い物資を添加するとよい。
【0028】さらに、導電性セラミック粉末を充填する
際には、発熱体20の目的とする抵抗値を満足できるよ
うに、導電性セラミック粉末と絶縁性セラミック粉末と
をそれぞれ適宜の粒度、混合比を調整するとよい。ここ
で、このような混合をより一層均一に行なうことを目的
として、PVA(ポリビニルアルコール)のようなバイ
ンダーを用い、ボールミルなどで混合した後にシース内
に充填し、高温加熱による脱脂工程を経た後にスェージ
ング加工を施すようにしてもよい。
際には、発熱体20の目的とする抵抗値を満足できるよ
うに、導電性セラミック粉末と絶縁性セラミック粉末と
をそれぞれ適宜の粒度、混合比を調整するとよい。ここ
で、このような混合をより一層均一に行なうことを目的
として、PVA(ポリビニルアルコール)のようなバイ
ンダーを用い、ボールミルなどで混合した後にシース内
に充填し、高温加熱による脱脂工程を経た後にスェージ
ング加工を施すようにしてもよい。
【0029】なお、上述した図1では、発熱体20内に
臨んで電気的に接続される電極棒15の先端部端面を平
坦面で形成したが、これに限らず、発熱状態の均一性を
確保するために、図2(a),(b)に示すように、半
球状端面あるいは円錐状端面として形成してもよい。
臨んで電気的に接続される電極棒15の先端部端面を平
坦面で形成したが、これに限らず、発熱状態の均一性を
確保するために、図2(a),(b)に示すように、半
球状端面あるいは円錐状端面として形成してもよい。
【0030】また、上述したシーズヒータ12におい
て、電極棒15とアース側のシース11との間での導電
性を確保するために、発熱体20となる導電性セラミッ
ク粉末と線膨張係数を一致させるように、導電性セラミ
ック材の材質を必要に応じて調整するようにするとよ
い。すなわち、シース11となる鉄の線膨張係数である
12〜15×10-6/Kにできるただけ近い導電性セラ
ミック材、絶縁性セラミック材を選定するとよい。たと
えば導電性セラミック材としては、線膨張係数が11.
2×10-6/KであるCr3 C2 が、絶縁性セラミック
材としては、線膨張係数が12.8×10-6/Kである
マグネシアがある。
て、電極棒15とアース側のシース11との間での導電
性を確保するために、発熱体20となる導電性セラミッ
ク粉末と線膨張係数を一致させるように、導電性セラミ
ック材の材質を必要に応じて調整するようにするとよ
い。すなわち、シース11となる鉄の線膨張係数である
12〜15×10-6/Kにできるただけ近い導電性セラ
ミック材、絶縁性セラミック材を選定するとよい。たと
えば導電性セラミック材としては、線膨張係数が11.
2×10-6/KであるCr3 C2 が、絶縁性セラミック
材としては、線膨張係数が12.8×10-6/Kである
マグネシアがある。
【0031】このような発熱体20によれば、導電性セ
ラミック材の使用により、その最高使用温度が1450
〜1500℃程度となり、これにより図5中aで示す発
熱特性からも明らかなように、シース11表面でも11
50〜1200℃程度の発熱飽和温度を確保できる。特
に、本発明によれば、上述した発熱体20での高温時の
耐酸化性を充分なものとし、高温域での使用が可能で、
しかも長寿命化を図ることができる耐久性に優れた高耐
熱性のシーズヒータ12を得ることができる。そして、
このような高耐熱性によるグロープラグ10によれば、
ディーゼルエンジンを排ガス規制に対応させた場合に悪
化していた運転上の特性、たとえばエンジンの始動性の
向上、始動直後における吹上がりや白煙を少なくするこ
とができる、という特性改善を行なえる。
ラミック材の使用により、その最高使用温度が1450
〜1500℃程度となり、これにより図5中aで示す発
熱特性からも明らかなように、シース11表面でも11
50〜1200℃程度の発熱飽和温度を確保できる。特
に、本発明によれば、上述した発熱体20での高温時の
耐酸化性を充分なものとし、高温域での使用が可能で、
しかも長寿命化を図ることができる耐久性に優れた高耐
熱性のシーズヒータ12を得ることができる。そして、
このような高耐熱性によるグロープラグ10によれば、
ディーゼルエンジンを排ガス規制に対応させた場合に悪
化していた運転上の特性、たとえばエンジンの始動性の
向上、始動直後における吹上がりや白煙を少なくするこ
とができる、という特性改善を行なえる。
【0032】ここで、この実施の形態でのシーズヒータ
12において、電極棒15の先端部15a周りでシース
11との間に設ける発熱体20の厚みは、たとえば1m
m程度とするとよい。また、このような構造では、電極
棒15の先端部15a部分での抵抗と導電性セラミック
材による発熱体20部分での抵抗とが極端に違ってお
り、電極棒15側での電位は略均一であるとみなすこと
ができる。すなわち、異形断面であっても、形状によっ
て一義的に決定される電位になる。さらに、発熱体20
となる導電性セラミック材は正の抵抗温度係数を有する
ことから、局部的に抵抗が減じる部分が存在しても、そ
の部分が優先的に発熱することによって、その部分の抵
抗が見かけ上は向上し、全体として均一な発熱を行なえ
るような通電が行われ、シーズヒータ12としての発熱
は所要の状態で行なえる。
12において、電極棒15の先端部15a周りでシース
11との間に設ける発熱体20の厚みは、たとえば1m
m程度とするとよい。また、このような構造では、電極
棒15の先端部15a部分での抵抗と導電性セラミック
材による発熱体20部分での抵抗とが極端に違ってお
り、電極棒15側での電位は略均一であるとみなすこと
ができる。すなわち、異形断面であっても、形状によっ
て一義的に決定される電位になる。さらに、発熱体20
となる導電性セラミック材は正の抵抗温度係数を有する
ことから、局部的に抵抗が減じる部分が存在しても、そ
の部分が優先的に発熱することによって、その部分の抵
抗が見かけ上は向上し、全体として均一な発熱を行なえ
るような通電が行われ、シーズヒータ12としての発熱
は所要の状態で行なえる。
【0033】上述したグロープラグ10におけるシーズ
ヒータ12は、図3(a),(b),(c),(d)ま
たは図4(a),(b),(c),(d)に示すよう
に、シース11内に電極棒15を挿入した状態で導電性
セラミック粉末、絶縁性セラミック粉末を充填し、スェ
ージングを行なうか、あるいはそれぞれ焼結品または仮
焼結品として形成した絶縁性セラミックによる成形体と
導電性セラミックによる成形体とを電極棒15に組付
け、これにシース11を被せた後、スェージングを行な
うことにより製造することができる。ここで、前者の導
電性セラミック材による部分を、反応焼結の原材料とな
るSi、Ti等の粉体をベースとした材料を充填した
後、窒素ガス雰囲気中で反応焼結することにより、シー
ス11内部に導電性セラミック焼結体を形成することに
よっても同様のシーズヒータ12を得ることができる。
ヒータ12は、図3(a),(b),(c),(d)ま
たは図4(a),(b),(c),(d)に示すよう
に、シース11内に電極棒15を挿入した状態で導電性
セラミック粉末、絶縁性セラミック粉末を充填し、スェ
ージングを行なうか、あるいはそれぞれ焼結品または仮
焼結品として形成した絶縁性セラミックによる成形体と
導電性セラミックによる成形体とを電極棒15に組付
け、これにシース11を被せた後、スェージングを行な
うことにより製造することができる。ここで、前者の導
電性セラミック材による部分を、反応焼結の原材料とな
るSi、Ti等の粉体をベースとした材料を充填した
後、窒素ガス雰囲気中で反応焼結することにより、シー
ス11内部に導電性セラミック焼結体を形成することに
よっても同様のシーズヒータ12を得ることができる。
【0034】また、本発明によれば、金属製シース11
の先端側内部空間に充填する導電性セラミック材による
発熱体20とは別に、図6に示すように、この導電性セ
ラミック材よりも正の抵抗温度係数の大きな導電性材料
による螺旋状抵抗体30を、前記発熱体20と直列に接
続した状態で設けるように構成してもよい。ここで、図
6中符号31はシース11の基端部から挿入する電極棒
15と電極棒先端部15aとを絶縁状態で接続する絶縁
性セラミック材等による絶縁棒で、これにより組立が容
易となる。また、螺旋状抵抗体30の両端は、電極棒1
5と電極棒先端部15aとに接続され、これにより発熱
体20と所定間隙をおいて直列に接続されている。この
ような構成によれば、シーズヒータ12を二種材料タイ
プとすることができ、自己温度制御機能を付加すること
が可能となる。
の先端側内部空間に充填する導電性セラミック材による
発熱体20とは別に、図6に示すように、この導電性セ
ラミック材よりも正の抵抗温度係数の大きな導電性材料
による螺旋状抵抗体30を、前記発熱体20と直列に接
続した状態で設けるように構成してもよい。ここで、図
6中符号31はシース11の基端部から挿入する電極棒
15と電極棒先端部15aとを絶縁状態で接続する絶縁
性セラミック材等による絶縁棒で、これにより組立が容
易となる。また、螺旋状抵抗体30の両端は、電極棒1
5と電極棒先端部15aとに接続され、これにより発熱
体20と所定間隙をおいて直列に接続されている。この
ような構成によれば、シーズヒータ12を二種材料タイ
プとすることができ、自己温度制御機能を付加すること
が可能となる。
【0035】上述した二種材料によるシーズヒータ12
としては、図7(a),(b)に示すように、電極棒1
5の途中に導電性セラミック材による焼結体によって構
成した抵抗体32を介在させたり、シース11の先端側
内部空間に、それぞれキャップ形状を呈するように焼結
体として形成した発熱体20と抵抗体33を二層構造で
設けたりすることも考えられる。すなわち、導電性材料
による抵抗体としては、金属材料からなる螺旋状抵抗体
30であっても、導電性セラミック材による焼結による
抵抗体32,33であってもよく、要は発熱体20の材
料よりも正の抵抗温度係数が大きい材料であればよい。
としては、図7(a),(b)に示すように、電極棒1
5の途中に導電性セラミック材による焼結体によって構
成した抵抗体32を介在させたり、シース11の先端側
内部空間に、それぞれキャップ形状を呈するように焼結
体として形成した発熱体20と抵抗体33を二層構造で
設けたりすることも考えられる。すなわち、導電性材料
による抵抗体としては、金属材料からなる螺旋状抵抗体
30であっても、導電性セラミック材による焼結による
抵抗体32,33であってもよく、要は発熱体20の材
料よりも正の抵抗温度係数が大きい材料であればよい。
【0036】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、シーズヒータ12を有するグ
ロープラグ10各部の形状、構造等を適宜変形、変更す
ることができる。また、シーズヒータ12の製造方法と
しても、セラミック粉末の充填、焼結品として予め成形
した後の組込みのいずれでもよい。
した構造には限定されず、シーズヒータ12を有するグ
ロープラグ10各部の形状、構造等を適宜変形、変更す
ることができる。また、シーズヒータ12の製造方法と
しても、セラミック粉末の充填、焼結品として予め成形
した後の組込みのいずれでもよい。
【0037】
【実施例】シーズヒータ12は、シース11の先端部内
部空間でシース11の基端部から挿入した電極棒15の
先端部15aとの間に形成されるキャップ状空間内に粉
末状態のままで、あるいは焼結品の状態で充填される導
電性セラミック材による発熱体20を設け、さらに電極
棒15の周囲でシース11との間に充填される絶縁性セ
ラミック材による耐熱絶縁筒体21からなり、かつスェ
ージング加工が施されることにより形成される。また、
シース11の基端部の開口はハーメチックシールによる
封止部22によて封止される。
部空間でシース11の基端部から挿入した電極棒15の
先端部15aとの間に形成されるキャップ状空間内に粉
末状態のままで、あるいは焼結品の状態で充填される導
電性セラミック材による発熱体20を設け、さらに電極
棒15の周囲でシース11との間に充填される絶縁性セ
ラミック材による耐熱絶縁筒体21からなり、かつスェ
ージング加工が施されることにより形成される。また、
シース11の基端部の開口はハーメチックシールによる
封止部22によて封止される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るディー
ゼルエンジン用グロープラグによれば、金属製シースの
先端側内部空間に導電性セラミック材を充填することに
より発熱体を内設するとともに、このシースの基端部か
ら嵌挿させた電極棒の先端部を前記発熱体に接続し、か
つシースの基端部側で電極棒の周囲に絶縁性セラミック
材による耐熱絶縁筒体を充填することによって、シーズ
ヒータを構成したので、以下の説明するような優れた効
果を奏する。
ゼルエンジン用グロープラグによれば、金属製シースの
先端側内部空間に導電性セラミック材を充填することに
より発熱体を内設するとともに、このシースの基端部か
ら嵌挿させた電極棒の先端部を前記発熱体に接続し、か
つシースの基端部側で電極棒の周囲に絶縁性セラミック
材による耐熱絶縁筒体を充填することによって、シーズ
ヒータを構成したので、以下の説明するような優れた効
果を奏する。
【0039】すなわち、本発明によれば、発熱体を導電
性セラミック材により形成したことにより、この種のシ
ーズヒータを使用するにあたっての実用的に許容できる
最高発熱温度を、従来に比べてシース表面温度がたとえ
ば1150℃程度というように向上させることができ
る。また、本発明によれば、従来のシーズヒータのよう
に発熱体の周囲に断熱絶縁部分がないことから、急速加
熱が可能となる。
性セラミック材により形成したことにより、この種のシ
ーズヒータを使用するにあたっての実用的に許容できる
最高発熱温度を、従来に比べてシース表面温度がたとえ
ば1150℃程度というように向上させることができ
る。また、本発明によれば、従来のシーズヒータのよう
に発熱体の周囲に断熱絶縁部分がないことから、急速加
熱が可能となる。
【0040】さらに、本発明によれば、金属製シースを
用いたことにより、従来のセラミックヒータでは問題で
あったセラミック焼結品が破損しないように組込むとい
う煩わしい作業が不要であり、組立て作業を簡単に行な
える。特に、本発明によれば、従来の発熱コイルが不要
であることから、このコイルとシース、コイルと電極棒
との溶接による接続作業が不要となり、従来に比べて組
立性を向上させるとともに製造コストを低減できる。
用いたことにより、従来のセラミックヒータでは問題で
あったセラミック焼結品が破損しないように組込むとい
う煩わしい作業が不要であり、組立て作業を簡単に行な
える。特に、本発明によれば、従来の発熱コイルが不要
であることから、このコイルとシース、コイルと電極棒
との溶接による接続作業が不要となり、従来に比べて組
立性を向上させるとともに製造コストを低減できる。
【0041】また、本発明によれば、シース内に発熱体
とともにこれに直列に接続した抵抗体を組込むことによ
り、通電初期においてはヒータ先端側の発熱体に対し大
電力を供給し、急速に発熱させて速熱型としての性能を
発揮させることができるとともに、所定時間経過後にお
いて発熱体への通電電力を、前記抵抗体の電力制御機能
により制御し、発熱体での発熱を適切な飽和温度に維持
し、長時間にわたるアフターグローを行なえる。
とともにこれに直列に接続した抵抗体を組込むことによ
り、通電初期においてはヒータ先端側の発熱体に対し大
電力を供給し、急速に発熱させて速熱型としての性能を
発揮させることができるとともに、所定時間経過後にお
いて発熱体への通電電力を、前記抵抗体の電力制御機能
により制御し、発熱体での発熱を適切な飽和温度に維持
し、長時間にわたるアフターグローを行なえる。
【0042】特に、本発明によれば、発熱体を導電性セ
ラミック材によって形成するも、その外側を金属製シー
スで保護していることから、機械的強度の面から優れ、
耐久性を向上させることができる。
ラミック材によって形成するも、その外側を金属製シー
スで保護していることから、機械的強度の面から優れ、
耐久性を向上させることができる。
【図1】 本発明に係るディーゼルエンジン用グロープ
ラグの一つの実施の形態を示し、(a)は要部であるシ
ーズヒータ部分を示す断面図、(b)はシース先端側部
分の斜視図である。
ラグの一つの実施の形態を示し、(a)は要部であるシ
ーズヒータ部分を示す断面図、(b)はシース先端側部
分の斜視図である。
【図2】 (a),(b)は図1でのシーズヒータにお
いて電極棒の変形例を示す説明図である。
いて電極棒の変形例を示す説明図である。
【図3】 本発明に係るディーゼルエンジン用グロープ
ラグにおけるシーズヒータの製造方法を示し、(a),
(b),(c),(d)は製造工程を示す図である。
ラグにおけるシーズヒータの製造方法を示し、(a),
(b),(c),(d)は製造工程を示す図である。
【図4】 (a),(b),(c),(d)は図3とは
異なるシーズヒータの製造方法を説明するための図であ
る。
異なるシーズヒータの製造方法を説明するための図であ
る。
【図5】 本発明に係るディーゼルエンジン用グロープ
ラグによる発熱特性を説明するための特性図である。
ラグによる発熱特性を説明するための特性図である。
【図6】 本発明の別の実施の形態を示すシーズヒータ
先端部分の断面図である。
先端部分の断面図である。
【図7】 (a),(b)は図6の変形例をそれぞれ示
すシーズヒータ先端部分の断面図である。
すシーズヒータ先端部分の断面図である。
【図8】 従来のディーゼルエンジン用グロープラグを
示し、(a)はグロープラグ全体の断面図、(b)はシ
ーズヒータ先端部分の拡大図である。
示し、(a)はグロープラグ全体の断面図、(b)はシ
ーズヒータ先端部分の拡大図である。
10…セラミックヒータ型グロープラグ、11…シー
ス、12…シーズヒータ、13…筒状ハウジング、14
…絶縁ブッシュ、15…電極棒、15a…先端部、20
…導電性セラミック材による発熱体、21…絶縁性セラ
ミック材による耐熱絶縁筒体、22…ハーメチックシー
ルによる封止部、30…金属材による螺旋状抵抗体、3
1…絶縁棒、32,33…導電性セラミック材による抵
抗体。
ス、12…シーズヒータ、13…筒状ハウジング、14
…絶縁ブッシュ、15…電極棒、15a…先端部、20
…導電性セラミック材による発熱体、21…絶縁性セラ
ミック材による耐熱絶縁筒体、22…ハーメチックシー
ルによる封止部、30…金属材による螺旋状抵抗体、3
1…絶縁棒、32,33…導電性セラミック材による抵
抗体。
Claims (3)
- 【請求項1】 金属製シースの先端側内部空間に導電性
セラミック材を充填することにより発熱体を内設すると
ともに、このシースの基端部から嵌挿させた電極棒の先
端部を前記発熱体に接続し、かつシースの基端部側で電
極棒の周囲に絶縁性セラミック材からなる耐熱絶縁筒体
を充填することによって、シーズヒータを構成したこと
を特徴とするディーゼルエンジン用グロープラグ。 - 【請求項2】 金属製シースの先端側内部空間に導電性
セラミック材を充填することにより発熱体を内設すると
ともに、この発熱体よりも正の抵抗温度係数の大きな導
電性材料からなる抵抗体を、前記発熱体に直列に接続し
た状態で設け、この抵抗体に前記シースの基端部から嵌
挿させた電極棒の先端側を接続し、かつシースの基端部
側で電極棒の周囲に絶縁性セラミック材を充填すること
によって、シーズヒータを構成したことを特徴とするデ
ィーゼルエンジン用グロープラグ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のディーゼ
ルエンジン用グロープラグにおいて、 シーズヒータを、金属製シース内に発熱体、耐熱絶縁筒
体を充填した後にスェージング加工を施すことにより形
成したことを特徴とするディーゼルエンジン用グロープ
ラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27095795A JPH09112904A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | ディーゼルエンジン用グロープラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27095795A JPH09112904A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | ディーゼルエンジン用グロープラグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112904A true JPH09112904A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17493384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27095795A Pending JPH09112904A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | ディーゼルエンジン用グロープラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09112904A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1162407A1 (en) * | 2000-08-11 | 2001-12-12 | Federal-Mogul Ignition Srl | Glow plug for internal combustion engines |
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