JPH0911325A - 吹き込み成形方法 - Google Patents

吹き込み成形方法

Info

Publication number
JPH0911325A
JPH0911325A JP16497095A JP16497095A JPH0911325A JP H0911325 A JPH0911325 A JP H0911325A JP 16497095 A JP16497095 A JP 16497095A JP 16497095 A JP16497095 A JP 16497095A JP H0911325 A JPH0911325 A JP H0911325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preform
temperature
heating
blow molding
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16497095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Nakamura
喜則 中村
Saburo Suzuki
三郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Frontier Co Ltd
Original Assignee
Frontier Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Frontier Co Ltd filed Critical Frontier Co Ltd
Priority to JP16497095A priority Critical patent/JPH0911325A/ja
Publication of JPH0911325A publication Critical patent/JPH0911325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 プリフォームの内側表面と外側表面との温度
差を圧縮し、さらには、プリフォームの内側表面の温度
を外側表面の温度よりも高めることによって、プリフォ
ームを最適な温度状態で吹き込み成形でき、プリフォー
ムの外側表面を過剰に加熱することなく、内側表面を所
定の温度にまで高める。 【構成】 吹き込み成形装置1において、初段加熱ステ
ーション4の出口、中段加熱ステーション5の出口、お
よび終段加熱ステーション6の出口には,第1ないし第
3の冷却機構40、50、60が取付けられている。加
熱が停止すると、空気噴き出し口41、51、61から
プリフォームPの外側表面PAに空気が吹きつけられる
ので、ブロー倍率の高い内側表面PBの温度は、外側表
面PAの温度よりも高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PET(ポリエチレン
テレフタレート)製のボトルやPP(ポリプロピレン)
製のボトル等の成形を行うのに適した吹き込み成形方法
に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、プリ
フォームを吹き込み成形に適した温度状態とするための
加熱、冷却技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製ボトル等の中空形状をし
た成形品の多くは、射出成形により形成した熱可塑性樹
脂からなる有底筒状のプリフォームを吹き込み成形する
ことによって製造されている。かかる吹き込み成形方法
のうち、いわゆるコールドパリソン式吹き込み成形方法
では、プリフォームは、常温のままで吹き込み成形装置
に投入されるため、この成形装置では、吹き込み成形用
金型内で吹き込み成形する前に、プリフォームを所定の
温度にまで加熱しておく必要がある。かかる加熱工程で
は、プリフォームの外側表面に向けて放射加熱を行う。
ここで、プリフォームの加熱は、成形した後のボトルな
どが、均一な肉厚分布、あるいは所定の肉厚分布を有す
るように成形できる条件、高い配向結晶状態で成形でき
る条件となるように設定される。また、PETボトル等
を製造する際には、プリフォームの加熱条件は、全体が
透明となるような条件に設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の吹き込み成形方
法では、プリフォームを加熱するにあたって、その外側
表面から放射加熱を行うため、その外側表面の方が早く
加熱される。このため、図8に示すように、加熱期間t
21では、勿論のこと、加熱が終了した後の期間t22
においても、プリフォームの外側表面の温度TPAが内側
表面の温度TPBよりも高く、プリフォームの肉厚方向に
おける温度分布が適正でないので、プリフォームを均一
に吹き込み成形できないという第1の問題点がある。す
なわち、図9には、プリフォームからボトルを成形する
様子を模式的に示すように、外径寸法が28mmで肉厚
が4mmのプリフォームPから外径寸法が80mmで肉
厚が0.3mmのボトルBを吹き込み成形する際には、
外側表面PAのブロー倍率が約2.9倍で、内側表面P
Bのブロー倍率が約4.0倍であるから、適正な吹き込
み成形を行うには、ブロー倍率の高いプリフォームの内
側表面PBの温度を外側表面PAよりも高くする必要が
あるが、かかる温度分布は、従来の加熱方法のように外
側表面から加熱するだけでは実現できない。
【0004】また、プリフォームは、加熱されて軟化し
たときでも、原形を保っていなければ、吹き込み成形用
金型内に入れることができないが、従来の吹き込み成形
方法では、かかる条件を満たせないことがあるという問
題点がある。すなわち、図8に示すように、プリフォー
ムの外側表面の温度TPAは、内側表面の温度TPBよりも
常に高いことから、従来の加熱方法によって、内側表面
の温度TPBを成形に必要な温度にまで高めてプリフォー
ムを吹き込み成形用金型内に入れようとすると、プリフ
ォームの外側表面の温度TPAは、成形に必要な温度だけ
でなく、融点をも大きく越えてしまい、外側表面が溶融
してしまうことになる。そこで、ポリエチレンテレフタ
レート等の吹き込み成形では、成形温度を融点よりもは
るかに低く設定し、その熱量不足を、吹き込み成形時の
圧縮空気の圧力を高めることによって補っている。しか
しながら、ポリプロピレン等の吹き込み成形のように、
成形温度を融点に近い温度に設定せざるを得ない場合に
は、内側表面の温度TPBが成形に必要な温度まで高まる
前に、プリフォームの外側表面の温度TA が過剰に高く
なって、プリフォームは、原形を保つことができない。
【0005】このような点に鑑みて、本発明の課題は、
プリフォームの内側表面と外側表面との温度差を圧縮
し、さらには、プリフォームの内側表面の温度を外側表
面の温度よりも高めることによって、プリフォームを最
適な温度状態で吹き込み成形できる吹き込み成形方法を
実現することにある。
【0006】また、本発明の課題は、プリフォームの外
側表面を過剰に加熱することなく、内側表面を所定の温
度にまで高めることができる吹き込み成形方法を実現す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、有底筒状に成形されたプリフォームを
その軸線周りに回転させながら放射加熱する加熱工程
と、この加熱工程によって加熱されたプリフォームを吹
き込み成形用金型内において吹き込み成形する成形工程
とを有する吹き込み成形方法において、加熱工程を行っ
た以降、成形工程を行う以前に、プリフォームに対する
放射加熱を停止した状態で、プリフォームを回転させな
がらその外側表面に冷却用気体を吹きつけ、プリフォー
ムを外側表面の側から冷却する冷却工程を行うことを特
徴とする。
【0008】本発明において、冷却工程は、プリフォー
ムの外側表面の温度がその内側表面の温度よりも低くな
るように行うことが好ましい。
【0009】本発明では、成形工程を行う以前に、加熱
工程、およびそれに続いて行う冷却工程を繰り返し行う
ことが好ましい。
【0010】このような吹き込み成形方法は、たとえ
ば、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリプロピレ
ン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリエチレン−2、6
−ナフタレート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアリレ
ート系樹脂、またはポリ塩化ビニル系樹脂からなるプリ
フォームからの吹き込み成形に適用できる。
【0011】
【作用】本発明に係る吹き込み成形方法では、成形工程
を行う以前に、プリフォームに対する放射加熱を停止し
た状態で、プリフォームを回転させながらその外側表面
に冷却用気体を吹きつけ、プリフォームを外側表面の側
から冷却する冷却工程を行うため、プリフォームの内側
表面と外側表面との温度差を短時間で圧縮でき、さらに
は、プリフォームの内側表面の温度を外側表面の温度よ
りも高めることができる。従って、ブロー倍率の高いプ
リフォームの内側表面の温度を外側表面よりも高い状態
にして吹き込み成形できるので、プリフォームを無理な
く吹き込み成形できる。
【0012】本発明において、加熱工程および冷却工程
を繰り返し行った場合には、プリフォームは、間欠的に
放射加熱され、かつ、放射加熱が停止する度に外側表面
から冷却されることになる。従って、プリフォームは、
放射加熱を受けても、その内外表面温度差が常に小さ
く、外側表面の過剰な加熱が回避される。従って、成形
温度を融点に近い温度に設定せざるを得ないような場合
でも、プリフォームの内側表面が所定の温度に高まるま
での間に、外側表面が成形に必要な温度を越え、さらに
は融点をも大きく越えてしまうということがない。
【0013】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0014】(全体構成)図1および図2には、本発明
を適用した吹き込み成形装置の全体構成を示してある。
本例の吹き込み成形装置1は、PETボトルの吹き込み
成形を行うためのものであり、一端が開口した有底筒状
(試験管形状)をしたプリフォームPを延伸成形して、
清涼飲料水等の容器Bを成形するためのものである。
【0015】図1に示すように、本例の装置1は、図の
左端において、プリフォーム受け渡しステーション2か
ら、プリフォームP(P1、P2)を2本ずつ受け取
り、成形後の容器B(B1、B2)を容器引き取りステ
ーション3から後段の処理ステーション(図示せず)の
側に引き渡すようになっている。受け渡しステーション
2から取り出しステーション3の間には、直線状の搬送
経路が形成されており、この搬送経路の搬送方向に沿っ
て、前段加熱ステーション4、中段加熱ステーション
5、終段加熱ステーション6、および延伸成形機7がこ
の順序に配列されている。延伸成形機7には、その内部
でプリフォームPを吹き込み成形するための吹き込み成
形用金型71が構成されている。
【0016】(加熱ステーションおよび延伸成形機)搬
送経路上をその軸線周りに回転しながら搬送されるプリ
フォームPは、まず、前段加熱ステーション4におい
て、所定の温度に加熱される(第1の加熱工程)。次
に、中段加熱ステーション5において、再び、所定の温
度に加熱される(第2の加熱工程)。しかる後に、後段
加熱ステーション7では、再び、所定の温度に加熱され
る(第3の加熱工程)。次に、延伸成形機7において延
伸成形されて容器Bに成形される(成形工程)。
【0017】(搬送機構)搬送経路に沿ってプリフォー
ムPを搬送するための搬送機構は、プリフォーム受け渡
しステーション2から受け取ったプリフォームPを延伸
成形機7の入り口まで搬送する第1の搬送部8と、この
搬送部8からプリフォームPを受け取って延伸成形機7
内で成形を行わせる第2の搬送部9と、成形後の容器B
を取り出しステーション3まで搬送する第3の搬送部1
1から構成されている。
【0018】図1および図2を参照して、本例の第1の
搬送部8の構成を説明する。この搬送部8は、搬送ライ
ンに沿って配置されたビーム81と、このビーム81の
上面に配置された複数のプリフォーム移送具82と、ビ
ーム81を搬送方向に沿って前後に移動させる移送機構
83と、ビーム81を昇降させる昇降機構84と、搬送
ラインに沿って配置されたプリフォーム保持機構85か
ら基本的に構成されている。
【0019】ビーム81の上面に配置された複数の移送
具82は、プリフォームPの搬送方向に沿って一定の間
隔Lで配列されている。各移送具82は、ビーム81に
対して回転自在に支持されたロッド821と、この上端
に形成されたプリフォーム担持面822と、この担持面
822の中央から垂直に延びている差し込みロッド82
3を有している。ビームの移送機構83は、ビーム81
を支持している支持部831を有し、この支持部831
は、ビームの昇降機構84によって搬送方向の前後に向
けて移動可能にローラ832によって支持されている。
また、ビーム支持部831は、その一方の端が、不図示
のリンク機構を介して、搬送方向の前後に揺動するリン
ク機構833に連結されており、このリンク機構833
による揺動によって、ビーム支持部831は搬送方向の
前後に向けて一定のピッチで移動可能である。本例で
は、一定の送りピッチ2Lで移動可能となっている。
【0020】ビームの昇降機構84は、上記のビーム支
持部831と、これを、ローラ832を介して、装置架
台1Aに対して昇降可能な状態で支持している昇降ガイ
ド841から構成されている。ビーム支持部831は、
リンク機構841によって、一定の幅で昇降されるよう
に構成されている。本例では、ビームの移送および昇降
動作が、リンク機構を介して、同一の駆動源からの駆動
力によって行われるように構成されている。このような
リンク機構は、各種の構成のものを利用することがで
き、また、当業者にとっては公知の技術であるので、本
明細書においてはその詳細は省略する。
【0021】ここで、本例においては、移送具82を構
成しているロッド821は、その下端が、プーリ、ベル
ト機構824を介して、ビーム支持部831に取り付け
たモータ825に連結されており、このモータにより、
その軸線を中心として回転するようになっている。
【0022】次に、図2および図3に示すように、本例
の保持機構85は、搬送方向の左右に配置された一対の
保持板851、852を備えている。これらの保持板8
51、852は左右対称な構造をしており、それぞれ、
左右に移動可能な状態で架台1Aに支持されている。図
3から分かるように、これらの保持板851、852の
内側縁には、一定のピッチLで、プリフォームPの基端
部分の外径に一致する半円形の窪み853、854が形
成されている。したがって、これらの保持板を合わせた
状態においては、左右の半円形の窪みによって、円形の
プリフォーム保持部が形成される。これらの左右の保持
板851、852の開閉動作も、リンク機構等を介し
て、ビーム81と同一の駆動源80によって行うように
構成されている。
【0023】(プリフォームの送り動作)図4および図
5を参照して、このように構成した本例の第1の搬送部
8におけるプリフォームPの移送動作を説明する。ビー
ム81上の各移送具82は、図4(A)に示す搬送方向
Aの前方側の初期位置82Aにあるものとする。この状
態では、保持機構85を構成している左右一対の保持板
851、852は閉じた状態にあり、したがって、図4
(B)に示すように、プリフォームPを挟持した状態に
ある(図5の時点T0)。この状態から、まず、昇降機
構84によって下方の第2の位置82Bまで降下する
(図5の時点T1)。この降下により、移送具82の差
し込みロッド823がプリフォームPの口から抜ける。
【0024】次に、ビーム移送機構83により、ビーム
81は後方にむけて2Lだけ後退される。この結果、保
持具82は後退した第3の位置82Cに到る(図5の時
点T2)。次に、ビームの昇降機構84によって、ビー
ム81は上昇して、その後退位置82Dに到る。ここ
に、この後退位置82Dは、初期位置82Aに対して、
保持具82の2ピッチ分後方の位置であり、この位置に
おいては、保持機構によってプリフォームPが保持され
た状態にある。したがって、ビーム81が上昇すると、
移送具82の差し込みロッド823がプリフォームPの
口から挿入され、プリフォームPが移送具の担持面82
2上に支持された状態が形成される(図5の時点T
3)。この後は、図4(C)に示すように、保持機構8
5を構成している一対の保持板851、852が開く
(図5の時点T4)。この結果、プリフォームPは移送
具82のみで支持された状態にある。この後は、ビーム
移送機構83によって、移送具82が再びその初期位置
82Aまで前進させられる(図5の時点T5)。ここ
に、移送具82のロッド821は常に回転しているの
で、そこに支持されているプリフォームPも常に回転し
た状態で搬送される。この後は、保持機構85の保持板
851、852が再び閉じて、プリフォームPを挟持し
た状態を形成する(図5の時点T6)。
【0025】このように、本例においては、ビーム81
と共に一体となって移動する各移送具82によって、一
定の送りピッチ2L毎にプリフォームPが搬送される。
そして、移送具82、およびそれを回転させるモータ8
25を利用した回転手段によって、プリフォームPはそ
の軸線回りに回転した状態で搬送される。但し、プリフ
ォームPは、一対の保持板851、852によって挟持
された状態では、回転しない状態とされる。
【0026】一回の搬送動作が行われた後は、図5に示
すように、延伸成形機7において、そこに搬入されたプ
リフォームの成形が行われる(時点T7からT8)。本
例の延伸成形機7は、一般的に使用されているものと成
形動作が同一であるので、その構造および動作の説明は
省略する。
【0027】以後、同一のサイクルを繰り返して、プリ
フォームの搬送および成形動作が行われる。
【0028】次に、本例において、プリフォームPを上
記構成の第1の搬送部8から受け取って、延伸成形機7
に搬入する第2の搬送部9も基本的には第1の搬送部8
と同様に構成されている。しかしながら、この第2の搬
送部9においては、図1から分かるように、一対の移送
具91、92を備えており、これらの後退位置91A、
92Aでの間隔Lと、成形機内での間隔L2とは異なる
ようにしてある。このように送りピッチを異なるように
するためには、カム、リンク機構を利用して、これらの
送りピッチを異なるように設定すればよい。あるいは、
圧縮ばねを介して摺動可能とした複数の移送具を強制的
に密着させたり離したりすることなどによって、送りピ
ッチを異なるようにするればよい。このような機構は各
種のものを採用することができる。この第2の搬送部9
では、このように一対の移送具を備え、それらの送りピ
ッチが異なり、プリフォームの回転機構を備えていない
点以外は第1の搬送部8における各移送具と同一の構成
である。
【0029】一方、第3の搬送部11も基本的には第1
の搬送部8と同一であり、一対の移送具111、112
を備え、これらを同一の送りピッチで移送して、成形機
7から成形後の容器B1、B2を2個づつ取り出して、
後段側の不図示の処理ステーションに向けて搬出する。
この搬送部の構成も、送りピッチが異なる点および、成
形品の回転機構を備えていない点以外は、第1の搬送部
8と同一である。
【0030】(プリフォームの温度制御)次に、本例の
装置におけるプリフォームPの温度制御機構および温度
制御動作を説明する。
【0031】図6には、初段加熱ステーション4から延
伸成形機7までの至る搬送経路の平面構成を模式的に示
してある。この図に示すように、初段加熱ステーション
4、中段加熱ステーション5、および終段加熱ステーシ
ョン6の内部には、搬送経路の一方の側に、近赤外線ヒ
ータ48、58、68が搬送方向に沿って配列されてい
る。従って、プリフォームPの外側表面PAは、初段加
熱ステーション4、中段加熱ステーション5、および終
段加熱ステーション6を通過する間に、赤外線ヒータ4
8、58、68からの放熱加熱を受け、全体が均等に加
熱される。
【0032】ここで、初段加熱ステーション4と中段加
熱ステーション5との間には、初段加熱ステーション4
で放射加熱されたプリフォームPを外側表面PAから冷
却するための第1の冷却機構40が取付けられている。
この第1の冷却機構40には、搬送経路の側方に配置さ
れた空気噴き出し口41と、この空気噴き出し口41に
接続された送風管42と、この送風管42を介して空気
噴き出し口41に冷却用空気を送る送風ファン10とが
構成されている。この送風ファン10からの送風は、初
段加熱ステーション4と中段加熱ステーション5との間
において、そこを回転しながら搬送されるプリフォーム
Pの外側表面PAに向けて空気噴き出し口41から吹き
つけられ、その周囲全体を冷却する(第1の冷却工
程)。この冷却工程では,プリフォームPに対する放射
加熱は、停止した状態にある。
【0033】また、中段加熱ステーション5と終段加熱
ステーション6との間には、中段加熱ステーション5で
放射加熱されたプリフォームPを外側表面PAから冷却
するための第2の冷却機構50が取付けられている。こ
の第2の冷却機構50には、搬送経路の側方に配置され
た空気噴き出し口51と、この空気噴き出し口51に接
続された送風管52とが構成されており、第1の冷却機
構40と共通の送風ファン10からの送風は、中段加熱
ステーション5と終段加熱ステーション6との間におい
て、そこを回転しながら搬送されるプリフォームPの外
側表面PAに向けて空気噴き出し口51から吹きつけら
れ、その周囲全体を冷却する(第2の冷却工程)。この
冷却工程でも,プリフォームPに対する放射加熱は、停
止した状態にある。
【0034】さらに、終段加熱ステーション6と延伸成
形機7との間には、終段加熱ステーション6で放射加熱
されたプリフォームPを外側表面PAから冷却するため
の第3の冷却機構60が取付けられている。この第3の
冷却機構60にも、搬送経路の側方に配置された空気噴
き出し口61と、この空気噴き出し口61に接続された
送風管62とが構成されており、第1および第2の冷却
機構40、50と共通の送風ファン10からの送風は、
終段加熱ステーション6と延伸成形機7との間におい
て、そこを回転しながら搬送されるプリフォームPの外
側表面PAに向けて空気噴き出し口61から吹きつけら
れ、その周囲全体を冷却する(第3の冷却工程)。この
冷却工程でも,プリフォームPに対する放射加熱は、停
止した状態にある。
【0035】(本例の吹き込み成形装置の動作および効
果)このように構成した吹き込み成形装置1において、
プリフォーム受渡しステーション2からプリフォームP
を受け取ったとき,プリフォームPを常温のままであ
る。但し、プリフォームPは、搬送経路上を回転しなが
ら搬送されて延伸成形機7に搬入される間に、初段加熱
ステーション4、中段加熱ステーション5、および終段
加熱ステーション6において所定の温度にまで加熱され
る。
【0036】ここに、各加熱ステーションの出口には、
第1ないし第3の冷却機構40、50、60が構成され
ており、各空気噴き出し口41、51、61からプリフ
ォームPの外側表面PAに向けて空気が吹きつけられ
る。従って、図7の期間t11に示すように、たとえ
ば、終段加熱ステーション6において、プリフォームP
が近赤外線ヒータ68によって外側表面PAから放射加
熱されたとき、プリフォームPの外側表面PAの温度T
PAは、外側表面PAの温度TPAは、内側表面PBの温度
PBよりも高い。但し、図7の期間t12に示すよう
に、終段加熱ステーション6から出ると、プリフォーム
Pに対する放射加熱が停止すると同時に、第3の冷却機
構60の空気噴き出し口61から空気を受けて、プリフ
ォームPは、その外側表面PAから冷却される。このた
め,図7の期間t12が終了するときには、内側表面P
Bの温度TPBは、外側表面PAの温度TPAよりも高くな
る。従って、期間t13において、プリフォームPは、
内側表面PBの温度TPBが外側表面PAの温度TPAより
も高い状態で延伸成形機7に搬入され、かかる温度分布
の状態で吹き込み成形される。すなわち、ブロー倍率の
高いプリフォームPの内側表面PBの温度を外側表面P
Aの温度よりも高い状態にして、吹き込み成形できるの
で、プリフォームPを全体的に無理なく吹き込み成形で
きる。しかも、プリフォームPに対する加熱を停止した
状態で冷却を行うので、短時間に所定の温度にまで冷却
することができる。
【0037】また、本例では、初段加熱ステーション
4、中段加熱ステーション5、および終段加熱ステーシ
ョン6の出口に対して、第1ないし第3の冷却機構4
0、50、60がそれぞれ構成されているので、加熱工
程および冷却工程を繰り返し行うことになる。このた
め、プリフォームPは、間欠的に放射加熱され、かつ、
放射加熱が停止する度に外側表面PAから冷却されるこ
とになるので、プリフォームPは、放射加熱を受けて
も、その内外表面温度差が常に小さく、外側表面PAの
過剰な加熱が回避される。それ故、ポリエチレンテレフ
タレート等の成形のように、成形温度を融点よりもはる
かに低く設定できる場合は勿論のこと、ポリプロピレン
等の成形のように、成形温度を融点に近い温度に設定せ
ざるを得ない場合でも、プリフォームPの内側表面PB
が所定の温度に高まるまでの間に、外側表面PAが成形
に必要な温度を越え、さらには融点をも大きく越えてし
まうということはない。それ故、プリフォームPの内側
表面PBを必要な温度にまで高めても、外側表面PAが
溶融するなどの支障が生じない。
【0038】(その他の実施例)なお、本例では、プリ
フォームPの搬送経路が直線的であり,その途中位置に
加熱ステーションおよび冷却ステーションが配列された
構成であったが、長く延びる加熱ステーションの途中位
置でプリフォームPがそれて、別の個所で冷却工程が行
われる場合でもよい。
【0039】また、本例の吹き込み成形方法は、ポリエ
チレンテレフタレート系樹脂やポリプロピレン系樹脂の
他にも、ポリエチレン系樹脂、ポリエチレン−2、6−
ナフタレート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアリレー
ト系樹脂、またはポリ塩化ビニル系樹脂からなるプリフ
ォームからの吹き込み成形に適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、プリ
フォームに対する放射加熱を停止した状態で、プリフォ
ームを外側表面の側から冷却する冷却工程を行うため、
プリフォームの内側表面と外側表面の温度との温度差を
短時間で圧縮でき、さらには、プリフォームの内側表面
の温度を外側表面の温度よりも高めることができること
に特徴を有する従って、本発明によれば、ブロー倍率
の高いプリフォームの内側表面の温度を外側表面よりも
高い状態にして、吹き込み成形できるので、プリフォー
ムを全体的に無理なく吹き込み成形できる。
【0041】加熱工程および冷却工程を繰り返し行った
場合には、プリフォームは、間欠的に放射加熱され、か
つ、放射加熱が停止する度に外側表面から冷却されるこ
とになるため、プリフォームは、内外表面温度差が常に
小さく、外側表面の過剰な加熱が回避される。従って、
プリフォームの内側表面が所定の温度に高まるまでの間
に、外側表面が成形に必要な温度を越え、さらには融点
をも大きく越えてしまうということがない。それ故、プ
リフォームの内側表面を必要な温度にまで高めても、外
側表面が溶融するなどの支障が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である吹き込み成形装置の構成
を示す概略側面図である。
【図2】図1の装置の概略断面図である。
【図3】図1の装置におけるプリフォームの保持機構を
構成している一対の保持板を示す部分平面図である。
【図4】図1の装置における搬送動作を説明するための
図であり、(A)は各移送具の移動を示す説明図、
(B)および(C)はプリフォーム保持機構の動作を示
す説明図である。
【図5】図1の装置の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図6】図1の装置の初段加熱ステーションから延伸成
形機に至るまでの構成を模式的に示す平面図である。
【図7】図1の装置の後段加熱ステーションから延伸成
形機に搬入されるまでの間におけるプリフォームの温度
プロフィールを概念的に示すグラフである。
【図8】従来の装置の加熱ステーションから延伸成形機
に搬入されるまでの間におけるプリフォームの温度プロ
フィールを概念的に示すグラフである。
【図9】プリフォームからボトルを吹き込み成形する際
の内側表面と外側表面におけるブロー倍率の差を比較し
て説明するための説明図である。
【符号の説明】
1・・・吹き込み成形装置 3・・・取り出しステーション 4・・・前段加熱ステーション 5・・・中段加熱ステーション 6・・・後段加熱ステーション 7・・・延伸成形機 8、9、11・・・搬送機構 10・・・送風ファン 40・・・第1の冷却機構 41・・・空気噴き出し口 50・・・第2の冷却機構 51・・・空気噴き出し口 60・・・第3の冷却機構 61・・・空気噴き出し口 68・・・近赤外線ヒータ B(B1、B2)・・・容器(ボトル) P(P1、2)・・プリフォーム PA・・・プリフォームの外側表面 PB・・・プリフォームの内側表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 69:00 77:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状に成形されたプリフォームをそ
    の軸線周りに回転させながら放射加熱する加熱工程と、
    この加熱工程によって加熱されたプリフォームを吹き込
    み成形用金型内において吹き込み成形する成形工程とを
    有する吹き込み成形方法において、 前記加熱工程を行った以降、前記成形工程を行う以前
    に、プリフォームに対する放射加熱を停止した状態で、
    該プリフォームをその軸線周りに回転させながらその外
    側表面に冷却用気体を吹きつけ、該プリフォームを外側
    表面の側から冷却する冷却工程を行うことを特徴とする
    吹き込み成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記冷却工程は、プ
    リフォームの外側表面の温度がその内側表面の温度より
    も低くなるように行うことを特徴とする吹き込み成形方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記成形工
    程を行う以前に、前記加熱工程、およびそれに続いて行
    う前記冷却工程を繰り返し行うことを特徴とする吹き込
    み成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの項におい
    て、前記プリフォームは、ポリエチレンテレフタレート
    系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、
    ポリエチレン−2、6−ナフタレート系樹脂、ポリアミ
    ド系樹脂、ポリアリレート系樹脂、およびポリ塩化ビニ
    ル系樹脂のうちのいずれかの樹脂からなることを特徴と
    する吹き込み成形方法。
JP16497095A 1995-06-30 1995-06-30 吹き込み成形方法 Pending JPH0911325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16497095A JPH0911325A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 吹き込み成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16497095A JPH0911325A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 吹き込み成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0911325A true JPH0911325A (ja) 1997-01-14

Family

ID=15803346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16497095A Pending JPH0911325A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 吹き込み成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0911325A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001179810A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Mitsui Chemicals Inc 多層中空成形体用プリフォーム、多層中空成形体およびその製造方法
JPWO2005110715A1 (ja) * 2004-05-14 2008-03-21 三井化学株式会社 ポリエステル樹脂製造ボトルおよびその製造方法
JP2008105199A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Toyo Seikan Kaisha Ltd プリフォーム及びその加熱方法
WO2013096614A1 (en) * 2011-12-22 2013-06-27 Amcor Limited Apparatus and method for controlling temperature gradient through wall thickness of container
US8827688B2 (en) 2011-12-21 2014-09-09 Amcor Limited Sealing system for molding machine
US9254617B2 (en) 2011-10-27 2016-02-09 Discma Ag Method and apparatus for forming and filling a container
US9802375B2 (en) 2011-10-27 2017-10-31 Discma Ag Counter stretch connecting rod and positive fill level control rod

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001179810A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Mitsui Chemicals Inc 多層中空成形体用プリフォーム、多層中空成形体およびその製造方法
JPWO2005110715A1 (ja) * 2004-05-14 2008-03-21 三井化学株式会社 ポリエステル樹脂製造ボトルおよびその製造方法
JP2008105199A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Toyo Seikan Kaisha Ltd プリフォーム及びその加熱方法
US9254617B2 (en) 2011-10-27 2016-02-09 Discma Ag Method and apparatus for forming and filling a container
US9669578B2 (en) 2011-10-27 2017-06-06 Discma Ag Method and apparatus for forming and filling a container
US9802375B2 (en) 2011-10-27 2017-10-31 Discma Ag Counter stretch connecting rod and positive fill level control rod
US10220580B2 (en) 2011-10-27 2019-03-05 Discma Ag Counter stretch connecting rod and positive fill level control rod
US8827688B2 (en) 2011-12-21 2014-09-09 Amcor Limited Sealing system for molding machine
WO2013096614A1 (en) * 2011-12-22 2013-06-27 Amcor Limited Apparatus and method for controlling temperature gradient through wall thickness of container
JP2015504795A (ja) * 2011-12-22 2015-02-16 アムコー リミテッド 容器の壁の厚みにおける温度勾配を制御する方法および装置
US9221223B2 (en) 2011-12-22 2015-12-29 Discma Ag Apparatus and method for controlling temperature gradient through wall thickness of container

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5206039A (en) Apparatus for conditioning pressure molded plastic articles
EP0713758B1 (en) Apparatus and method of molding heat-resistant containers
AU663011B2 (en) Process for heat treating thermoplastic containers
US5066222A (en) Method and apparatus for heating and conveying plastic preforms prior to mold blowing operations
US7887742B2 (en) Process and apparatus for the blow molding of containers using wall-thickness measurement of the molded article
JP2009523636A (ja) 容器をブロー成形するための装置
JP2012526029A (ja) 容器をブロー成形し充填するための方法および装置
CN102112292A (zh) 用于吹塑成型容器的方法和设备
JP2011529808A6 (ja) 容器をブロー成形するための方法および装置
JPH0911325A (ja) 吹き込み成形方法
US5780069A (en) Blow molding apparatus having radiant heating means for preforms
JP3158102B2 (ja) 射出延伸ブロー成形方法
JP6661133B2 (ja) ブロー成形装置
JP3420365B2 (ja) 吹き込み成形装置
JPH0465217A (ja) 予備成形体の温度調節方法及び装置
US11660801B2 (en) Starwheel preform orienting apparatus
JP7176729B2 (ja) ペットボトル製造装置
JP3254208B2 (ja) ブロー成形装置
US20180236707A1 (en) Stretch blow molding machine different articles from the same preforms in a single cycle
JP3442141B2 (ja) 吹き込み成形装置
JPH081764A (ja) 吹き込み成形装置のプリフォーム加熱制御方法
US12479151B2 (en) Method for thermally conditioning preforms
JP7288720B2 (ja) ペットボトル製造装置
JP7240698B2 (ja) ペットボトル製造装置
US20030075839A1 (en) Machine for blow-moulding containers with conditioning step