JPH0911376A - 柔軟性ガラス繊維強化樹脂成形シートを被覆層とするコンクリート構造体 - Google Patents
柔軟性ガラス繊維強化樹脂成形シートを被覆層とするコンクリート構造体Info
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- JPH0911376A JPH0911376A JP18623095A JP18623095A JPH0911376A JP H0911376 A JPH0911376 A JP H0911376A JP 18623095 A JP18623095 A JP 18623095A JP 18623095 A JP18623095 A JP 18623095A JP H0911376 A JPH0911376 A JP H0911376A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄板による被覆補強、又はライニング層の形
成による補強を施されたコンクリート構造体にみられる
問題点を解決し、劣化現象の発生要因を排除したコンク
リート構造体を得る。 【構成】 不飽和多塩基酸と飽和多塩基酸とをグリコー
ルと共にエステル化し、共重合可能なモノマーに溶解し
て得られる不飽和ポリエステル樹脂シロップを含浸硬化
形成し、かくて得られた柔軟性ガラス繊維強化樹脂成形
シートを、100%〜300%の高弾性を備えた合成樹
脂接着剤を介して、コンクリート表面に被覆した。
成による補強を施されたコンクリート構造体にみられる
問題点を解決し、劣化現象の発生要因を排除したコンク
リート構造体を得る。 【構成】 不飽和多塩基酸と飽和多塩基酸とをグリコー
ルと共にエステル化し、共重合可能なモノマーに溶解し
て得られる不飽和ポリエステル樹脂シロップを含浸硬化
形成し、かくて得られた柔軟性ガラス繊維強化樹脂成形
シートを、100%〜300%の高弾性を備えた合成樹
脂接着剤を介して、コンクリート表面に被覆した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリート構造体、
特にコンクリートの劣化現象を抑止したコンクリート構
造体に関する。
特にコンクリートの劣化現象を抑止したコンクリート構
造体に関する。
【0002】
【従来の技術】ひび割れや塩害などを原因とするコンク
リート構造体の劣化現象は、コンクリートが使用される
環境,コンクリートの品質などにより大きく影響され、
然もコンクリートをミクロ的に見た場合、多孔質でかな
り不均一であることから、水,湿気などの侵入,塩害等
によるところが大きく、特にコンクリート構造体中に使
用された鉄筋,鉄骨の酸化による錆の発生、腐蝕に由来
することも多い。
リート構造体の劣化現象は、コンクリートが使用される
環境,コンクリートの品質などにより大きく影響され、
然もコンクリートをミクロ的に見た場合、多孔質でかな
り不均一であることから、水,湿気などの侵入,塩害等
によるところが大きく、特にコンクリート構造体中に使
用された鉄筋,鉄骨の酸化による錆の発生、腐蝕に由来
することも多い。
【0003】また、コンクリート構造体の含水状態は、
補強材としての鉄筋,鉄骨との接着強度に大きな影響を
及ぼすことが知られている。そのためコンクリート構造
体に大きな応力が与えられるとひび割れが生じ、遂には
コンクリートが欠落し、鉄筋,鉄骨の腐蝕,金属疲労な
ども加わって遂にはコンクリート構造体が崩壊するなど
の現象が認められた。
補強材としての鉄筋,鉄骨との接着強度に大きな影響を
及ぼすことが知られている。そのためコンクリート構造
体に大きな応力が与えられるとひび割れが生じ、遂には
コンクリートが欠落し、鉄筋,鉄骨の腐蝕,金属疲労な
ども加わって遂にはコンクリート構造体が崩壊するなど
の現象が認められた。
【0004】このような問題点を回避するため、コンク
リート構造体表面を鉄板で被覆補強し、コンクリート内
部への水,湿気等の侵入,ひび割れの発生を防止するこ
ともなされているが、表面を被覆した鉄板自体錆の発
生,塩害等による腐蝕などを避けることができず、ペン
キ等による防錆塗装を繰返さねばならない。
リート構造体表面を鉄板で被覆補強し、コンクリート内
部への水,湿気等の侵入,ひび割れの発生を防止するこ
ともなされているが、表面を被覆した鉄板自体錆の発
生,塩害等による腐蝕などを避けることができず、ペン
キ等による防錆塗装を繰返さねばならない。
【0005】又、コンクリート構造体が複雑な形状の場
合はその形状に合わせて鉄板を裁断し、各部に合致した
パーツを作り、現場で溶接しながら被覆するなど作業量
が増大し、然も溶接の状態によって充分な補強被覆を得
られないなどの問題点が残された。
合はその形状に合わせて鉄板を裁断し、各部に合致した
パーツを作り、現場で溶接しながら被覆するなど作業量
が増大し、然も溶接の状態によって充分な補強被覆を得
られないなどの問題点が残された。
【0006】そのため、例えば特開平1−96079号
公報にみられるように、コンクリート構造体の表面をガ
ラス繊維強化樹脂ライニング層で被覆する方法も開発さ
れるに至っている。
公報にみられるように、コンクリート構造体の表面をガ
ラス繊維強化樹脂ライニング層で被覆する方法も開発さ
れるに至っている。
【0007】しかしこの種のライニング工法では、現場
施工によりコンクリート構造体とライニング層とを直接
強固に固着させるものであるために、コンクリートの膨
脹,収縮,コンクリート構造体に加わる大小さまざまな
応力などにより、ライニング層の剥離やひび割れ、コン
クリートのひび割れなどを避け難い。
施工によりコンクリート構造体とライニング層とを直接
強固に固着させるものであるために、コンクリートの膨
脹,収縮,コンクリート構造体に加わる大小さまざまな
応力などにより、ライニング層の剥離やひび割れ、コン
クリートのひび割れなどを避け難い。
【0008】このような現象は施工現場における作業員
の熟練度を原因としたライニング層の不均一な形成など
の外、例えば寒冷地の場合樹脂がいつまでも硬化せず、
硬化迄の間に樹脂が流動してライニング層が不均一とな
ってしまったり、又高温地の場合、逆に樹脂の硬化が促
進され、迅速かつ確実な作業が要求されるなど種々の要
因によるところが大きい。
の熟練度を原因としたライニング層の不均一な形成など
の外、例えば寒冷地の場合樹脂がいつまでも硬化せず、
硬化迄の間に樹脂が流動してライニング層が不均一とな
ってしまったり、又高温地の場合、逆に樹脂の硬化が促
進され、迅速かつ確実な作業が要求されるなど種々の要
因によるところが大きい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は鉄板による
被覆補強、又はライニング層の形成による補強を施され
たコンクリート構造体にみられる前記種々の問題点を解
決し、劣化現象の発生要因を排除したコンクリート構造
体を得ることを目的とする。
被覆補強、又はライニング層の形成による補強を施され
たコンクリート構造体にみられる前記種々の問題点を解
決し、劣化現象の発生要因を排除したコンクリート構造
体を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、不飽和多塩基
酸と飽和多塩基酸とをグリコールと共にエステル化し、
共重合可能なモノマーに溶解して得られる不飽和ポリエ
ステル樹脂シロップをガラス繊維に含浸硬化成形し、か
くて得られた柔軟性ガラス繊維強化樹脂成形シート(以
下柔軟性FRPシートと略す)を、100%〜300%
の高弾性を備えた合成樹脂接着剤を介して、コンクリー
ト表面に被覆した。
酸と飽和多塩基酸とをグリコールと共にエステル化し、
共重合可能なモノマーに溶解して得られる不飽和ポリエ
ステル樹脂シロップをガラス繊維に含浸硬化成形し、か
くて得られた柔軟性ガラス繊維強化樹脂成形シート(以
下柔軟性FRPシートと略す)を、100%〜300%
の高弾性を備えた合成樹脂接着剤を介して、コンクリー
ト表面に被覆した。
【0011】本発明に使用される柔軟性FRPシートと
しては、例えば特公平4−39492号公報に開示され
たような、不飽和多塩基酸20〜40重量%と飽和多塩
基酸80〜60重量%とからなる多塩基酸混合物と、炭
素数が2個以上のグリコールのうち何れか一種、若しく
は前記グリコールのうち何れか一種とポリプロピレング
リコールとの混合物からなるグリコールとの混合組成物
を加熱エステル化し、得られた不飽和アルキッドを、該
不飽和アルキッド中の不飽和結合と共重合可能なモノマ
ーに溶解し、かくて得られた不飽和ポリエステル樹脂シ
ロップを、ガラス繊維に含浸し硬化成形した柔軟性FR
Pシートが用いられる。
しては、例えば特公平4−39492号公報に開示され
たような、不飽和多塩基酸20〜40重量%と飽和多塩
基酸80〜60重量%とからなる多塩基酸混合物と、炭
素数が2個以上のグリコールのうち何れか一種、若しく
は前記グリコールのうち何れか一種とポリプロピレング
リコールとの混合物からなるグリコールとの混合組成物
を加熱エステル化し、得られた不飽和アルキッドを、該
不飽和アルキッド中の不飽和結合と共重合可能なモノマ
ーに溶解し、かくて得られた不飽和ポリエステル樹脂シ
ロップを、ガラス繊維に含浸し硬化成形した柔軟性FR
Pシートが用いられる。
【0012】本発明において使用される前記柔軟性FR
Pシートは、ロール巻きとすることが可能な柔軟性を有
し、その厚さは0.5〜3mmであるが、好ましくは1.
0〜2.0mmで、此の場合の引張り強度は3.3〜4.
5kg/mm2 、伸び率は2.3〜3.3%であった。そ
して該柔軟性FRPシートはそのまま用いても良いし、
より耐候性,耐摩耗性を向上させるため、表面にゲルコ
ート等適宜手段により紫外線吸収剤を添加した被膜を形
成したり、意匠性の面から不飽和ポリエステル樹脂中に
顔料のような着色剤を混入したり、硬化成形後の柔軟性
FRPシート上に着色した伸縮性耐候性に富む被膜を形
成しても良い。
Pシートは、ロール巻きとすることが可能な柔軟性を有
し、その厚さは0.5〜3mmであるが、好ましくは1.
0〜2.0mmで、此の場合の引張り強度は3.3〜4.
5kg/mm2 、伸び率は2.3〜3.3%であった。そ
して該柔軟性FRPシートはそのまま用いても良いし、
より耐候性,耐摩耗性を向上させるため、表面にゲルコ
ート等適宜手段により紫外線吸収剤を添加した被膜を形
成したり、意匠性の面から不飽和ポリエステル樹脂中に
顔料のような着色剤を混入したり、硬化成形後の柔軟性
FRPシート上に着色した伸縮性耐候性に富む被膜を形
成しても良い。
【0013】又、使用されるガラス繊維としては、ガラ
ス繊維チョップドストランドマット,ガラス繊維ロービ
ングマット,ガラス繊維織物など任意のガラス繊維製品
が適宜選択使用されるが、アルカリ金属酸化物を含まな
い所謂無アルカリガラスのチョップドストランドマット
の使用が最も適当である。
ス繊維チョップドストランドマット,ガラス繊維ロービ
ングマット,ガラス繊維織物など任意のガラス繊維製品
が適宜選択使用されるが、アルカリ金属酸化物を含まな
い所謂無アルカリガラスのチョップドストランドマット
の使用が最も適当である。
【0014】このようにして得られる柔軟性FRPシー
トは、接着剤を介してコンクリート構造体表面を被覆す
る。接着剤としては柔軟性FRPシートとコンクリート
との膨脹収縮差を緩衝する100〜300%の高弾性を
備えたエポキシ系,ウレタン系,変性シリコン系の接着
剤、特にウレタン系,変性シリコン系の接着剤をコンク
リート表面に0.6〜1.5mmの厚さに塗布すると適当
である。
トは、接着剤を介してコンクリート構造体表面を被覆す
る。接着剤としては柔軟性FRPシートとコンクリート
との膨脹収縮差を緩衝する100〜300%の高弾性を
備えたエポキシ系,ウレタン系,変性シリコン系の接着
剤、特にウレタン系,変性シリコン系の接着剤をコンク
リート表面に0.6〜1.5mmの厚さに塗布すると適当
である。
【0015】そして塗布厚みが0.6mm未満及び又は弾
性が100%未満の場合、コンクリートと柔軟性FRP
シートとの膨脹収縮の差を充分緩衝することが出来ず、
又塗布厚みが2.0mmを超え及び又は弾性が300%を
超えると余りにも高弾性に過ぎ、柔軟性FRPシートに
よるコンクリートの補強効果などに悪影響を及ぼしてコ
ンクリート構造体に求められる所望の効果を得ることが
できない。
性が100%未満の場合、コンクリートと柔軟性FRP
シートとの膨脹収縮の差を充分緩衝することが出来ず、
又塗布厚みが2.0mmを超え及び又は弾性が300%を
超えると余りにも高弾性に過ぎ、柔軟性FRPシートに
よるコンクリートの補強効果などに悪影響を及ぼしてコ
ンクリート構造体に求められる所望の効果を得ることが
できない。
【0016】そして前記接着剤は、コンクリート表面全
面にわたって塗布するが、好ましくは適宜間隔を保って
筋状に或いは点状に塗布する。柔軟性FRPシートでコ
ンクリートを被覆するに当っては、隣り合う柔軟性FR
Pシートの側縁を僅かに重ね合わせながら被覆し、該重
ね合せ部分をエポキシ系,不飽和ポリエステル系等の樹
脂接着剤により固着するか、或いは目地を形成しながら
被覆し、別途50%以上の伸び率を有する不飽和ポリエ
ステル樹脂を含浸したガラス繊維を該目地に挿入し、或
いは該目地を被覆し硬化形成して目地を閉鎖する。
面にわたって塗布するが、好ましくは適宜間隔を保って
筋状に或いは点状に塗布する。柔軟性FRPシートでコ
ンクリートを被覆するに当っては、隣り合う柔軟性FR
Pシートの側縁を僅かに重ね合わせながら被覆し、該重
ね合せ部分をエポキシ系,不飽和ポリエステル系等の樹
脂接着剤により固着するか、或いは目地を形成しながら
被覆し、別途50%以上の伸び率を有する不飽和ポリエ
ステル樹脂を含浸したガラス繊維を該目地に挿入し、或
いは該目地を被覆し硬化形成して目地を閉鎖する。
【0017】前記の通り柔軟性FRPシートは極めて柔
軟性に富むものであるから、コンクリート構造体の平面
部分は勿論、複雑な表面形状を持つコンクリート構造体
にも良く屈曲適応してその表面を被覆することができ、
その結果互いに隣り合う柔軟性FRPシートの重ね合せ
部、目地部の形成を最小に止めることが可能である。
軟性に富むものであるから、コンクリート構造体の平面
部分は勿論、複雑な表面形状を持つコンクリート構造体
にも良く屈曲適応してその表面を被覆することができ、
その結果互いに隣り合う柔軟性FRPシートの重ね合せ
部、目地部の形成を最小に止めることが可能である。
【0018】
(実施例1)今、不揮発分98.5%,伸び率200%
20℃における粘度4000cpsショアーA硬度28
の変性シリコン系接着剤につき、その塗布厚みを0.1
mm,1.0mm,2.0mm,5.0mmとし、引っ張りせん
断接着強さを測定したところ、夫々15.1kg-f/c
m2 ,10.0kg-f/cm2 ,7.5kg-f/cm2 ,5.4k
g-f/cm2 で破断時の伸びは0.8mm,6.1mm,1
0.3mm,18.2mmであった。
20℃における粘度4000cpsショアーA硬度28
の変性シリコン系接着剤につき、その塗布厚みを0.1
mm,1.0mm,2.0mm,5.0mmとし、引っ張りせん
断接着強さを測定したところ、夫々15.1kg-f/c
m2 ,10.0kg-f/cm2 ,7.5kg-f/cm2 ,5.4k
g-f/cm2 で破断時の伸びは0.8mm,6.1mm,1
0.3mm,18.2mmであった。
【0019】上記変性シリコン系接着剤を、幅部分を互
いに突き合せた長さ160mm,幅80mmの2枚の鉄板上
に、該突き合わせ部分を挾んで双方の鉄板の長さ方向に
夫々80mm,厚さ1.0mm塗布した後、その表面を厚さ
1.5mmの柔軟性FRPシートで被覆した。
いに突き合せた長さ160mm,幅80mmの2枚の鉄板上
に、該突き合わせ部分を挾んで双方の鉄板の長さ方向に
夫々80mm,厚さ1.0mm塗布した後、その表面を厚さ
1.5mmの柔軟性FRPシートで被覆した。
【0020】両鉄板を互いに引離す方向に引張応力を加
えたところ、試料1においては、2枚の鉄板が5.2mm
離反したところで接着剤が凝集破壊したが、柔軟性FR
Pシートは破断しなかった。この時引張応力は300kg
-f/80mm幅であった。
えたところ、試料1においては、2枚の鉄板が5.2mm
離反したところで接着剤が凝集破壊したが、柔軟性FR
Pシートは破断しなかった。この時引張応力は300kg
-f/80mm幅であった。
【0021】又試料2について同様の試験を行ったとこ
ろ、鉄板が4.5mm離反したとき接着剤が凝集破壊を起
したが、柔軟性FRPシートは破断せず、このときの引
張応力は300kg-f/80mm幅であった。
ろ、鉄板が4.5mm離反したとき接着剤が凝集破壊を起
したが、柔軟性FRPシートは破断せず、このときの引
張応力は300kg-f/80mm幅であった。
【0022】これに対し、例えば特開平1−96079
号に開示されたような従来公知のライニング法によると
きは、比較試料1において鉄板が0.7mm離反した時、
ライニング層が破断し、この時の引張応力は570kg-f
/80mm幅で、更に比較試料2においては、鉄板が1.
0mm離反したときライニング層が破断した、この時の引
張応力は1100kg-f/80mm幅であった。
号に開示されたような従来公知のライニング法によると
きは、比較試料1において鉄板が0.7mm離反した時、
ライニング層が破断し、この時の引張応力は570kg-f
/80mm幅で、更に比較試料2においては、鉄板が1.
0mm離反したときライニング層が破断した、この時の引
張応力は1100kg-f/80mm幅であった。
【0023】前記実験結果を基に、直径50mm,長さ2
50mmの円柱状コンクリートの表面に、上記変性シリコ
ン系接着剤を1.2mmの厚さに塗布し、厚さ1.5mmの
柔軟性FRPシートを、隣り合う側縁を僅かに重ね合せ
ながら接着し、重ね合せ部分をエポキシ樹脂接着剤を用
いて接着し、本発明のコンクリート構造体を得た。
50mmの円柱状コンクリートの表面に、上記変性シリコ
ン系接着剤を1.2mmの厚さに塗布し、厚さ1.5mmの
柔軟性FRPシートを、隣り合う側縁を僅かに重ね合せ
ながら接着し、重ね合せ部分をエポキシ樹脂接着剤を用
いて接着し、本発明のコンクリート構造体を得た。
【0024】得られたコンクリート構造体について5m
の高さから落下衝撃試験を5回繰返したが、柔軟性FR
Pシートの剥離及びひび割れは認められなかった。これ
に対し、被覆を施さなかった同一形状のコンクリート構
造体においては、3回の落下試験でひび割れを生じ、5
回でコンクリートの一部が欠落した。
の高さから落下衝撃試験を5回繰返したが、柔軟性FR
Pシートの剥離及びひび割れは認められなかった。これ
に対し、被覆を施さなかった同一形状のコンクリート構
造体においては、3回の落下試験でひび割れを生じ、5
回でコンクリートの一部が欠落した。
【0025】(実施例2)直径50mm,長さ250mmの
円柱状コンクリートの表面に、ウレタン系湿気硬化型接
着剤(タイルメント(株)製 商品名フロアーボンド
U)を1.2mmの厚さに塗布し、厚さ1.5mmの柔軟性
FRPシートを、隣り合う側縁同志により目地を形成し
ながら接着し、50%以上の伸縮率を有する不飽和ポリ
エステル樹脂を含浸したガラス繊維チョップドストラン
ドマットにより該目地を閉鎖硬化成形しコンクリート構
造体を得た。
円柱状コンクリートの表面に、ウレタン系湿気硬化型接
着剤(タイルメント(株)製 商品名フロアーボンド
U)を1.2mmの厚さに塗布し、厚さ1.5mmの柔軟性
FRPシートを、隣り合う側縁同志により目地を形成し
ながら接着し、50%以上の伸縮率を有する不飽和ポリ
エステル樹脂を含浸したガラス繊維チョップドストラン
ドマットにより該目地を閉鎖硬化成形しコンクリート構
造体を得た。
【0026】得られたコンクリート構造体につき、実施
例1と同様の落下衝撃試験を行った結果、実施例1の場
合と同様の結果を得た。
例1と同様の落下衝撃試験を行った結果、実施例1の場
合と同様の結果を得た。
【0027】(実施例3)実施例1に示した変性シリコ
ン系弾性接着剤を用い、実施例1と全く同じ条件で本発
明円柱状コンクリート構造体を得た。このコンクリート
構造体を70℃の高温室内に24時間放置した。柔軟性
FRPシートと、コンクリートの熱膨脹率に差を有する
にもかかわらず、前記弾性接着剤が両者間の熱膨脹率の
差を緩衝し、柔軟性FRPシートの剥離、ひび割れは全
く認められなかった。
ン系弾性接着剤を用い、実施例1と全く同じ条件で本発
明円柱状コンクリート構造体を得た。このコンクリート
構造体を70℃の高温室内に24時間放置した。柔軟性
FRPシートと、コンクリートの熱膨脹率に差を有する
にもかかわらず、前記弾性接着剤が両者間の熱膨脹率の
差を緩衝し、柔軟性FRPシートの剥離、ひび割れは全
く認められなかった。
【0028】(実施例4)12%の水分を含むコンクリ
ートを用いた外は、実施例3と同様にして本発明のコン
クリート構造体を得、かつ同様の高温処理を行った。コ
ンクリート中の水分が水蒸気と化し膨脹するにもかかわ
らず、柔軟性FRPシートが押し上げられ、部分的又は
全体的に膨れたり剥離する現象は認められず、表面上の
変化は全く見られなかった
ートを用いた外は、実施例3と同様にして本発明のコン
クリート構造体を得、かつ同様の高温処理を行った。コ
ンクリート中の水分が水蒸気と化し膨脹するにもかかわ
らず、柔軟性FRPシートが押し上げられ、部分的又は
全体的に膨れたり剥離する現象は認められず、表面上の
変化は全く見られなかった
【0029】
【発明の効果】以上詳細に述べた通り本発明は、不飽和
多塩基酸と飽和多塩基酸とをグリコールと共にエステル
化し、共重合可能なモノマーに溶解して得られる不飽和
ポリエステル樹脂シロップをガラス繊維に含浸硬化成形
し、かくて得られた柔軟性FRPシートを、100〜3
00%の高弾性を備えた合成樹脂接着剤を介して、表面
に被覆したコンクリート構造体に関するものであって、
柔軟性FRPシートを被覆すべきコンクリート自体が平
面の場合は勿論、複雑な形状を有する場合にも柔軟性F
RPシートは良くその形状に対応して被覆を完成し、そ
の結果互いに隣り合う柔軟性FRPシートの重ね合せ
部,目地部の形成を最小に止めることができた。
多塩基酸と飽和多塩基酸とをグリコールと共にエステル
化し、共重合可能なモノマーに溶解して得られる不飽和
ポリエステル樹脂シロップをガラス繊維に含浸硬化成形
し、かくて得られた柔軟性FRPシートを、100〜3
00%の高弾性を備えた合成樹脂接着剤を介して、表面
に被覆したコンクリート構造体に関するものであって、
柔軟性FRPシートを被覆すべきコンクリート自体が平
面の場合は勿論、複雑な形状を有する場合にも柔軟性F
RPシートは良くその形状に対応して被覆を完成し、そ
の結果互いに隣り合う柔軟性FRPシートの重ね合せ
部,目地部の形成を最小に止めることができた。
【0030】又、コンクリートと柔軟性FRPシートと
の間には高弾性を備えた接着剤が介在しているために、
該接着剤がコンクリートと柔軟性FRPシートとの膨
脹,収縮差や加えられた応力等による両者の物性差、例
えば強度差,振動差,衝撃差などを緩衝し、その結果柔
軟性FRPシートにひび割れを生じたり、コンクリート
のひび割れ、コンクリートとコンクリート中に使用され
た鉄筋,鉄骨との分離などが防止された外、塩害,酸性
雨等の影響、該部からの水,湿気などの侵入、鉄筋,鉄
骨の錆の発生、腐蝕等を原因とするコンクリート構造体
の経年劣化現象を完全に抑止することができた。
の間には高弾性を備えた接着剤が介在しているために、
該接着剤がコンクリートと柔軟性FRPシートとの膨
脹,収縮差や加えられた応力等による両者の物性差、例
えば強度差,振動差,衝撃差などを緩衝し、その結果柔
軟性FRPシートにひび割れを生じたり、コンクリート
のひび割れ、コンクリートとコンクリート中に使用され
た鉄筋,鉄骨との分離などが防止された外、塩害,酸性
雨等の影響、該部からの水,湿気などの侵入、鉄筋,鉄
骨の錆の発生、腐蝕等を原因とするコンクリート構造体
の経年劣化現象を完全に抑止することができた。
Claims (2)
- 【請求項1】 不飽和多塩基酸と飽和多塩基酸とをグリ
コールと共にエステル化し、共重合可能なモノマーに溶
解して得られる不飽和ポリエステル樹脂シロップをガラ
ス繊維に含浸硬化成形し、かくて得られた柔軟性ガラス
繊維強化樹脂成形シートを、100%〜300%の高弾
性を備えた合成樹脂接着剤を介して、表面に被覆したコ
ンクリート構造体。 - 【請求項2】 合成樹脂接着剤の塗布厚は0.6〜2.
0mmである特許請求の範囲第1項記載のコンクリート構
造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18623095A JPH0911376A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 柔軟性ガラス繊維強化樹脂成形シートを被覆層とするコンクリート構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18623095A JPH0911376A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 柔軟性ガラス繊維強化樹脂成形シートを被覆層とするコンクリート構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0911376A true JPH0911376A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16184640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18623095A Pending JPH0911376A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 柔軟性ガラス繊維強化樹脂成形シートを被覆層とするコンクリート構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0911376A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007162213A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Sekisui Fuller Kk | 外壁構造材 |
| KR100796006B1 (ko) * | 2006-08-10 | 2008-01-21 | 송홍준 | 유리섬유 촙을 이용한 전기기기 보호재 및 그 제조 방법 |
| JP2011015395A (ja) * | 2009-06-03 | 2011-01-20 | Nippon Information System:Kk | Rfidタグ付き布およびrfidタグ付き布管理システム |
| JP2015006983A (ja) * | 2008-03-03 | 2015-01-15 | ユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニー | 繊維強化セメント質装甲パネル |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP18623095A patent/JPH0911376A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007162213A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Sekisui Fuller Kk | 外壁構造材 |
| KR100796006B1 (ko) * | 2006-08-10 | 2008-01-21 | 송홍준 | 유리섬유 촙을 이용한 전기기기 보호재 및 그 제조 방법 |
| JP2015006983A (ja) * | 2008-03-03 | 2015-01-15 | ユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニー | 繊維強化セメント質装甲パネル |
| JP2011015395A (ja) * | 2009-06-03 | 2011-01-20 | Nippon Information System:Kk | Rfidタグ付き布およびrfidタグ付き布管理システム |
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