JPH09114123A - 電子写真用転写用紙兼インキジェット記録用紙 - Google Patents

電子写真用転写用紙兼インキジェット記録用紙

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JPH09114123A
JPH09114123A JP7270112A JP27011295A JPH09114123A JP H09114123 A JPH09114123 A JP H09114123A JP 7270112 A JP7270112 A JP 7270112A JP 27011295 A JP27011295 A JP 27011295A JP H09114123 A JPH09114123 A JP H09114123A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PPC用紙とインキジェット記録用紙を兼用に
することが望まれている。本発明は静電気によるPPC
複写機の送行不良の問題を解決すると同時に、インキジ
ェット記録適性をも兼ねそなえた、PPC用紙を得るこ
とを目的とする。 【解決手段】植物繊維からなる濾水度(カナディアン
スタンダード フリーネス)600ml以下のパルプを
用い、かつ填料としてふっ石水を含む化合物を対絶乾パ
ルプあたり8重量%以上含有させて抄紙したものであ
り、Federal Test Method Standard No.101 Method 404
6に規定される帯電電位の減衰特性における10%カッ
トオフ時間が、20℃・20%RH雰囲気における測定
で60秒以内であるように調整した電子写真用転写用紙
兼インキジェット記録用紙である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用転写用
紙に関するものであり、特に、インキジェット記録用紙
としても兼用できる電子写真用転写用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用転写用紙を用いる乾式PPC
(Plain Paper Copy=普通紙コピー)
は、電子写真方式の主流となっている。この方式のため
のコピー用紙を以下にPPC用紙と略称する。PPC用
紙については数多くの技術が開発され、特許も数多く公
開されている。これらのうち、特に重要な技術課題の1
つとして、複写機で複写する際の紙の送行不良に関する
課題がある。
【0003】送行不良とは、紙の重送、紙づまり、紙の
空送、耳折れなどを総称するものである。これらは、紙
の剛性不足、紙のカール、摩擦係数の大小、静電気など
に起因するが、複数の要因が関係したり、その他の要因
が関係する場合もあるが特に重送に関しては静電気との
関係が強い。
【0004】特開昭55−142799号公報、特開昭
57−128346号公報には重送に関連して表面電気
抵抗について開示され、特開昭59−162561号公
報には、填料の配合について開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の技術によっても静電気による送行不良の問題は完全に
は解決されていない。また、最近になってPPC用紙と
インキジェット記録用紙を兼用にすることが望まれてい
る。従って、本発明は前記課題を解決すると同時に、イ
ンキジェット記録適性をも兼ねそなえた、PPC用紙を
得ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明者等は鋭意検討の結果、以下の構成をとるこ
とにより目的が達成されることを見い出し本発明を完成
させたものである。すなわち、植物繊維からなる濾水度
(カナディアンスタンダード フリーネス)600ml
以下のパルプを用い、かつ填料としてふっ石水を含む化
合物を対絶乾パルプあたり8重量%以上含有させて抄紙
したものであり、Federal Test Method Standard No.10
1 Method 4046に規定される帯電電位の減衰特性におけ
る10%カットオフ時間が、20℃・20%RH雰囲気
における測定で60秒以内であるように調整した電子写
真用転写用紙兼インキジェット記録用紙である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の紙を製造するために用い
られるパルプは、通常の印刷紙、情報記録紙、電子写真
用転写用紙などに使用されるパルプであれば特に制限は
ない。化学パルプ(NBKP、LBKPなど)、機械パ
ルプ(GP、CGP、RGP、TMPなど)、脱墨古紙
パルプ(DIP)のいずれでも良く、これらが混合して
配合されたものであっても良い。本発明が対象とする紙
は、米坪で30〜200g/m2 程度である。
【0008】本発明に用いられるふっ石水を含む化合物
とは、次の事項を具備しているものと定義される。即
ち、該化合物は、その構造内の「あきま」に、ゆるく結
合した水分(以下ふっ石水という)を含有しており、そ
の「あきま」の中に充分ふっ石水を含有している状態に
ても、塩化ナトリウム等が示す潮解、風解現象に見られ
るベトツキはなく、見かけ上乾燥状態を保っている。該
化合物が含有するふっ石水を加熱あるいは減圧等の手段
により完全に除去しても、その結晶構造は破壊されな
い。ふっ石水を完全に除去した該化合物は低湿時におい
ても直ちに水分を再吸着し、すぐ元の飽和状態に戻る。
ふっ石水は該化合物が含有している各種イオンと共存し
ており、それにより、良好な電気伝導性を示す。ふっ石
水を含む化合物は、内部にとりこんでいる水と水中に電
離しているイオンにより導電性が出ると推定されてい
る。そのため、空気中の水分変化によって導電性の値の
変化が少ないという利点がある。また、潮解や溶解のよ
うな現象を利用していないので、表面にべとつきがない
と言う利点がある。
【0009】ふっ石水を含む化合物として本発明に適用
できる化合物の例としては、各種縮合酸が挙げられる
が、そのうち、代表的なものとして、天然ゼオライト鉱
物、合成ゼオライト、ゼオライト類似鉱物が挙げられ
る。天然ゼオライト鉱物はアルミノ珪酸塩と呼ばれ、下
式(1)の一般式で現される。 式(1) Wmn2n・sH2O 上の式でW は2価及び1価の金属イオンを現すが、多
くはCa2+またはNa+,K+ で、まれにSr2+,Ba
2+ が含まれ、Z はSi+Al(Si:Al>1)、s
は一定しない。W は他の陽イオンと交換可能である。
【0010】これらのゼオライト鉱物は、3次元骨組み
構造中に特有の「あきま」を持っており、交換可能な陽
イオンは水分子とともにこの「あきま」に入っている。
水の他一般の溶媒もその「あきま」に吸着され得るが極
性の強いものほど選択的に吸着され得る。天然ゼオライ
トとほぼ同様な3次元骨組構造を持ち基本的な性質は天
然ゼオライトと変わりない合成ゼオライトも多数存在す
る。
【0011】さらに、「あきま」を持ち水分子の脱吸着
現象においてその結晶構造が変化しないなどの性質にお
いてはゼオライト鉱物と同じであるが、化学組成はゼオ
ライトと異なる鉱物も天然及び合成品として存在する。
これをゼオライト類似鉱物と言い、本発明に使用するこ
とができる。
【0012】本発明に用いられるゼオライト鉱物を天
然、合成とりまぜて構造的に分類すれば次の6種類にな
る。 (1)ホウフッ石群 アナルサイト NaAlSi26・H2O ボルサイト (Ca,Na)AlSi26.xH2O (x<1.0) ビサイト Ca10Na2Al10Si610(H312(H2O)1696 ケホサイト Zn5.5Ca2.5Al1616(H316(H2O)3296
【0013】 (2)ホウソーダ群 ハイドロソーダライト Na5(Al6Si612)(OH)2 フォージャス石 Na28.6Ca14.8(Al57.6Si134.4384).262.3H2O モレキュラーシーブA型* Na12(Al12Si1224)NaAlO2.29H2O X型* Na2(Al2Si2.89.6).xH2O(x=約6) Y型* Na2O.Al23.3ー5SiO2.xH2O(x=7ー9) SK型* ほぼフォージャス石と同様
【0014】 (3)リョウフッ石群 チャバサイト (Ca.Na2)Al2Si412.6H2O グリメンフッ石 (Na2.Ca)Al2Si412.6H2O エリオナイト (Ca.Mg.Na2.K2).Al2Si412.6H2O レビナイト Ca(Al2Si412).6H2O モレキュラーシーブR型 チャバサイトと同様 S型 グメリンフッ石と同様 T型* エリオナイトと同様
【0015】 (4)ソーダフッ石群 ソーダフッ石 Na2(Al2Si310).2H2O メソフッ石 Na2Ca2(Al6Si930).8H2O スコレスフッ石 Ca(Al2Si310).3H2O トムソンフッ石 NaCa2(Al5Si520).6H2O エジントンフッ石 Ba(Al2Si310).4H2O ゴナルドフッ石 Na2Ca(Al4Si620).6H2O ローデサイト KNaCa2(H2Si820).5H2O マウンテナイト KNa2Ca2(HSi820).5H2
【0016】 (5)ジュウジフッ石群 ジュウジフッ石 Ba2(Al4Si1232).4H2O カイジュウジフッ石 (KXNa1-x)5Al5Si1132.10H2O ジスモンドフッ石 Ca(Al2Si25).4H2O モレキュラーシーブB型* Na2(Al2Si310).5H2O ガロナイト NaCa2.5(Al3Si5162.13.5H2
【0017】 (6)モルデンフッ石群 モルデンフッ石 Na(AlSi512).3H2O ダキアルドフッ石 (Na2Ca)2Al4Si2048.12H2O フェリエライト Na1.5Mg2(Al5.5Si30.572).18H2O ゼオロン** モルデンフッ石と同様 (注)* ユニオンカーバイド社製合成ゼオライト ** ノートン社製
【0018】本発明でいうふっ石水を含む化合物を含有
するPPC用紙は植物繊維からなる濾水度(カナディア
ン スタンダード フリーネス)600ml以下のパル
プを用いて抄紙され、填料としてふっ石水を含む化合物
を対絶乾パルプあたり8重量%以上含有させたものであ
り、かつFederal Test Method Standard No.101 Metho
d 4046に規定される帯電電位の減衰特性における10%
カットオフ時間が、20℃・20%RH雰囲気における
測定で60秒以内にすることが必要である。ここでふっ
石水を含む化合物を8重量%以上含有としているのは、
用いるパルプの種類や紙表面のサイズ剤塗工等の影響で
減衰特性に変化が生ずるからである。
【0019】従来PPC用紙の走行性と帯電防止方法お
よびその評価方法については、支持体の片側また両側に
帯電防止処理を付与することにより表面抵抗値を所定の
範囲に入れて制御することが一般的に行われて来たが、
本願のように帯電防止剤を内添せしめる方法では、表面
抵抗値で評価するよりもするよりもFederal Test Metho
d Standard No.101 Method 4046に規定される帯電電位
の減衰特性を測定することにより得られた減衰時間と走
行性との相関が強く見られることがわかった。
【0020】また、填料としてふっ石水を含む化合物を
対絶乾パルプあたり8重量%以上含有せしめることによ
りPPC用紙の走行性を改良する以外に、インキジェッ
ト記録用紙として用いた場合、ふっ石水を含む化合物が
インキを吸収する特性が優れ乾燥性、定着性、ストライ
クスルー(インキの裏抜け特性)防止特性に優れている
ことが判明した。
【0021】PPC用紙兼インキジェット記録用紙とし
ては前記の性能以外にカール適性、仕上げ適性など優れ
ていることが求められるので下記A〜Eの要件を満たす
ことが好ましい。 A:アルキルケテンダイマーサイズ剤が内添され、か
つ、澱粉、アルキルケテンダイマーサイズ剤、スチレン
系樹脂混合系の表面サイズ剤を塗工 B:表裏の平均繊維長差0.1mm以下 C:JIS P8122に規定するサイズ度30秒以上 D:静摩擦係数0.5〜0.6 E:JIS P8117に規定する透気度40秒以下
【0022】表面サイズ剤は、更に寸法安定性を向上す
るため、及び、インキジェット記録適性の向上、即ち、
インキのにじみを防止するために必要である。この目的
に対してはアルキルケテンダイマーサイズ剤(以下AK
Dと略称する)を表面塗工することが最も確実で有効な
手段である。しかし、AKD単独では内部に浸透し過ぎ
るので、澱粉を混合する必要がある。また、澱粉は、表
面強度の向上の意味でも必要であり、寸法安定性にも寄
与する。
【0023】さらに、澱粉/AKDの2成分から成る表
面サイズ剤の塗布では、摩擦係数が低下し過ぎて、断裁
における不揃いの問題があるため、スチレン系樹脂を混
合することにより摩擦係数の制御を行う必要がある。不
揃いのものは、高速コピー機にかけた場合に、重走や紙
詰まりの原因となるためである。表面サイズ剤の塗布量
は、前記目的を達成するためには、固形分で0.2〜2
g/m2 が好ましい範囲である。
【0024】本発明に使用する澱粉としては、小麦澱
粉、玉蜀黍澱粉、甘薯澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉
などのいずれでも良く、これらの変性澱粉であっても良
い。
【0025】本発明に使用するスチレン系樹脂として
は、スチレン・マレイン酸共重合体、スチレン・アクリ
ル酸共重合体、スチレン・アクリル酸エステル共重合体
などが一例として挙げられる。
【0026】そして、内添サイズ剤との適当な組み合わ
せによって、サイズ度を30秒以上とすることにより、
上記各目的が達成される。サイズ度はステキヒト法(J
IS P8122)により測定される値である。サイズ
度の低い紙にインキジェット記録を行うとインキが紙の
横方向ににじみ、明瞭な印字ができないので、そのため
にも、本発明においては、サイズ度が30秒以上が必要
である。
【0027】表裏の繊維長の差はカール防止に対して重
要な要素であり、表面と裏面の平均繊維長の差を0.1
mm以下とすることが重要である。本発明で言う繊維長は
カヤニ式繊維長測定装置(JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方
法 No.52 に準ずる)で測定されたものである。また、
表裏の繊維長差とは表面近傍(表面から全厚みの20%
まで)の平均繊維長を測定した場合の、表面近傍と裏面
近傍の各平均繊維長の差を意味する。
【0028】静摩擦係数は、0.5未満では用紙が滑り
過ぎて、断裁機において不揃いとなり、ひいては、複写
の時点で紙の重送や空送をきたす。また、0.6を越え
ても、複写の時点で重送や空送の原因となる。また、イ
ンキジェット記録においても、プリンターにおいて紙が
2枚以上重なって供給されるのを防止するため、上記範
囲の静摩擦係数が必要である。
【0029】耳おれ防止のためには、紙の剛性が高い方
が好ましく、本発明の場合でも、紙の密度があまり高く
ならないようにすることは好ましいが、カール防止(水
分による寸法変化の安定化)という観点から考えると、
単に密度を下げれば良いのではなく、繊維のフィブリル
の絡み合いを減少させることが重要であり、この尺度と
しては密度ではなく透気度を採用することが良いと考え
られる。本発明者の検討によれば、カール防止を良好と
するためには透気度は40秒以下さらに好ましくは20
秒以下とする必要がある。
【0030】本発明に用いるふっ石水を含む化合物の含
有量については、対絶乾パルプあたり8〜50重量%、
好ましくは10〜40重量%が適当で、これより含有量
が少ないと特徴的な効果が得られず、また含有量が多す
ぎると紙質が損なわれる結果となる。また、ふっ石水を
含む化合物以外の填料を配合することも可能である。な
お、本発明における含有量とはJIS P 8128に規
定される紙中の灰分測定値である。
【0031】またふっ石水を含む化合物と併用する、そ
の他の填料としては、一般に製紙用填料として用いられ
るあらゆる種類の填料が使用可能であるが、たとえばク
レー、タルク、炭酸カルシウム等の汎用填料が挙げられ
る。
【0032】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0033】実施例1 白色度70%まで脱インキされた脱墨古紙パルプ50重
量部、カナダ標準濾水度で500ccに調成されたNB
KP・LBKPの1:1混合パルプ50重量部から成る
パルプを用いて米坪64g/m2 の電子写真転写用紙兼
インキジェット記録用紙をツインワイヤー抄紙機で抄紙
した。内添サイズ剤としては固形分換算で対パルプでA
KD(荒川化学社製SPK287)0.2重量%、カチ
オン澱粉0.5重量%添加し、填料として、ふっ石水を
含む化合物として天然ゼオライト(モルデナイト,クリ
ノプチロライトの混合物)を灰分8重量%(対パルプ)
配合した。表面サイズ剤として、変性タピオカ澱粉の1
5重量%糊液を使用した。該澱粉糊液には、対澱粉固形
分で、AKD(日本PMC社製SS−362)0.3重
量%、スチレン・マレイン酸共重合体樹脂5重量%を添
加して表面サイズ剤とした。上記表面サイズ剤を乾燥固
形分で1g/m2 となるように、ロールコーターで上記
用紙の両面に塗布・乾燥した。
【0034】実施例2 実施例1において、天然ゼオライトに変えて合成ゼオラ
イト(トーソー(株)製:トヨビルダー)を灰分10重量
%(対パルプ)となるように使用した以外は、実施例1
と全く同様にして実施例2の紙を得た。
【0035】実施例3 実施例1において、天然ゼオライトの配合量を灰分20
重量%(対パルプ)配合し、そのほかは実施例1と全く
同様にして実施例の紙を得た。
【0036】比較例1 実施例1において、天然ゼオライトに変えて炭酸カルシ
ウムを使用した以外は、実施例1と全く同様にして比較
例1の紙を得た。
【0037】比較例2 実施例1において、天然ゼオライトに変えて炭酸カルシ
ウムを使用し、かつ表面サイズ液に塩化ナトリウムを2
5重量%添加し、表面サイズ剤を乾燥固形分で1.3g
/m2 となるようにした以外は実施例1と全く同様にし
て比較例2の紙を得た。
【0038】<評価方法>なお、ここで、表1に記載し
た各種評価についてその方法を説明する。 (1)高速コピー 高速PPC複写機である富士ゼロックスLP5090を
用いて、1000枚の複写をとり、下記の基準で評価し
た。 ○ 重走紙又は詰まり無し △重走又は紙詰まり1回 × 重走又は紙詰まり2回以上
【0039】(2)インキジェット適性 キャノン社のインキジェットプリンター(BJ10V
Selct)により、印字を行い乾燥性、定着性、スト
ライクスルー(インキの裏抜け特性)特性を評価した。 乾燥性:記録直後表面をガーゼで強くこすりインキの転
移性を見た。 ○ 転移無し × 転移有り 定着性:記録1日後、水道水に1時間漬けた後乾燥させ
印字の判読性を評価した。 ○ 視認できる △視認しにくい × 視認できな
い ストライクスルー特性:ベタ記録を行い裏面からインキ
の裏抜けの程度を目視評価した。 ○ 裏抜け無し △やや有り × 裏抜け有り
【0040】(3)帯電性評価法 STATIC DECAY METER-406C(electro-tech systems,inc.
製)を用いてFederal Test Method Standard No.101 Met
hod 4046に規定される10%カットオフ時間を測定し
た。20℃、20%RHの雰囲気下で測定した。
【0041】(4)表面抵抗測定方法 参考までにヒューレットパッカード社製高抵抗測定器4
329A及び抵抗測定箱16008Aを用いて、印加電
圧100Vで測定した。20℃、20%RHの雰囲気下
で測定した。
【0042】これらの評価結果を表1に示す。
【表1】
【0043】
【発明の効果】表1に示したように、本発明の電子写真
用転写用紙兼インキジェット記録用紙はPPC高速コピ
ー適性に優れ、インキジェット記録においても、インキ
のセット性、裏抜け防止性が優れており、本発明で採用
した帯電性評価法がPPC高速コピー適性と相関が高い
ことが示された。特にPPC用紙の導電剤として本業界
で主として用いられてきた無機塩である塩化ナトリウム
を使用すると、その潮解性のためにインキの乾燥性が悪
かった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物繊維からなる濾水度(カナディアン
    スタンダード フリーネス)600ml以下のパルプを
    用い、かつ填料としてふっ石水を含む化合物を対絶乾パ
    ルプあたり8重量%以上含有して抄紙されたものであ
    り、Federal Test Method Standard No.101 Method 40
    46に規定される帯電電位の減衰特性における10%カッ
    トオフ時間が、20℃・20%RH雰囲気における測定
    で60秒以内であることを特徴とする電子写真用転写用
    紙兼インキジェット記録用紙。
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