JPH0911422A - ブリスター蓋材用フィルム - Google Patents

ブリスター蓋材用フィルム

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JPH0911422A
JPH0911422A JP16890295A JP16890295A JPH0911422A JP H0911422 A JPH0911422 A JP H0911422A JP 16890295 A JP16890295 A JP 16890295A JP 16890295 A JP16890295 A JP 16890295A JP H0911422 A JPH0911422 A JP H0911422A
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JP
Japan
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layer
sealing
film
blister
ethylene
Prior art date
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JP16890295A
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English (en)
Inventor
Junji Fujii
淳司 藤井
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造の際のヒートシール温度を低くしても充
分なシール強度が得られるブリスター蓋材用フィルムを
提供する。 【構成】 ヒートシール層となる第1の層12及びこの第
1の層12に積層された第2の層13を有するブリスター蓋
材用フィルム11において、第1の層12は、エチレン・プ
ロピレンラバー、エチレン・α−オレフィンコポリマ
ー、エチレン・プロピレンコポリマー又はポリブテン−
1を含む組成物よりなり、第2の層13は、ポリプロピレ
ン系樹脂及びタルクを含む組成物よりなる。また、第1
の層12の組成物中には、ポリプロピレン系樹脂を含んで
いてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブリスター包装の蓋材
として使用されるフィルムに関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年、ブ
リスター包装が盛んに用いられているが、中でも蓋材を
指で押して内容物を取り出すことができるプレス・スル
ー・パック(PTP)包装は、医薬の錠剤、カプセル剤
等の包装の主流となっている。このようなPTP包装
は、プラスチックシート又はフィルムに対して凹部を熱
成形した後、この凹部に医薬品等を充填し、この凹部上
に蓋材を熱シールすることにより製造されている。前記
蓋材は、シール性樹脂層とアルミ箔とが積層されたもの
である。
【0003】このような蓋材中にアルミ箔を含むPTP
包装は、焼却には適さず、また不燃物としての分別回収
が困難であるという問題がある。このため、従来、アル
ミ箔の代わりにポリプロピレン樹脂(PP)を主成分と
したフィルムと、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EV
A)(又はPPとEVA)のシール性樹脂層との積層構
造の蓋材が提案されている。
【0004】しかし、このような蓋材は、製造する際、
ヒートシール温度を高くしないと充分なシール強度が得
られなくなる。ところが、ヒートシール温度を高くする
と、蓋材のシールロールへの融着、ピンホール、印刷イ
ンクの流れが発生し易くなる。一方、ヒートシール温度
を低めにしてヒートシール時間を長くとればシール強度
は改善されるが、生産性が低下することになる。
【0005】そこで、本発明は、製造の際のヒートシー
ル温度を低くしても、生産性が低下することなく充分な
シール強度が得られるブリスター蓋材用フィルムを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1発
明は、ヒートシール層となる第1の層及びこの第1の層
に積層された第2の層を有するブリスター蓋材用フィル
ムにおいて、前記第1の層は、エチレン・プロピレンラ
バー(EPR)、エチレン・α−オレフィンコポリマ
ー、エチレン・プロピレンコポリマー及びポリブテン−
1(以下、前記4種をシール性樹脂という)のうちの少
なくと1種を含む組成物よりなり、前記第2の層は、ポ
リプロピレン系樹脂及びタルクを含む組成物よりなるこ
とを特徴とする。
【0007】前記第1の層のシール性樹脂のうち、単独
で又は複数種を組み合わせて使用すればよいが、特にエ
チレン・プロピレンコポリマー及びポリブテン−1が、
シール性(低いシール温度と強いシール強度)向上効果
の点で好ましい。また、前記エチレン・プロピレンコポ
リマーのうち、エチレン・プロピレンランダムコポリマ
ーは、透明性が非常に良好である。前記第1の層の厚さ
は、破断やピンホールが容易に生じず、かつ指で突き破
れる程度の強度を有する厚さであればよく、例えば5〜
20μmとし、好ましくは10〜20μmとする。
【0008】前記第2の層のポリプロピレン系樹脂に
は、ホモポリマー、及びエチレン等とのコポリマーが含
まれる。また、コポリマーの場合、ランダムコポリマー
とブロックコポリマーが含まれる。前記タルクは、無臭
かつ低価格という点で好ましい。タルクの第2の層中の
含有率は、例えば30〜60wt%がとし、好ましくは40〜50
wt%とする。30wt%未満では蓋材を指で突き破りにくく
なり、逆に60wt%を超すと第2の層が脆くなったり、ピ
ンホールが生じ易くなる。
【0009】本発明の第2発明に係るブリスター蓋材用
フィルムは、第1発明において、前記第1の層の組成物
は、前記シール性樹脂に加えて、ポリプロピレン系樹脂
も含むことを特徴とする。このポリプロピレン系樹脂に
含まれるものは、前記第2の層のポリプロピレン系樹脂
と同じである。
【0010】このように第1の層の組成物が、前記シー
ル性樹脂と、ポリプロピレン系樹脂との混合物の場合、
前記シール性樹脂の含有率は、好ましくは1〜99wt%、
より好ましくは20〜80wt%とする。このように、コスト
ダウンの点から、ポリプロピレン系樹脂との混合物とす
るが、シール性樹脂が1wt%未満ではシール性の充分な
改善効果が得られなくなる。
【0011】なお、本発明においては、前記第2の層の
上に最外層としての第3の層が積層されてもよい。この
第3の層は、第2の層に印刷面が形成されている場合、
この印刷面の保護層となるものである。この第3の層
は、ポリプロピレン樹脂等の積層、透明樹脂のコーティ
ング等によって形成することができる。
【0012】
【実施例】
〔実施例1〕図1に示すように、本実施例のブリスター
蓋材用フィルム11は、ヒートシール層となる第1の層12
及びこの第1の層12に積層された第2の層13を有するも
のである。前記第1の層12は、エチレン・プロピレンラ
バー(EPR)100wt%よりなり、前記第2の層13は、
ポリプロピレン樹脂(PP、ホモポリマー)55wt%及び
タルク45wt%を含む組成物よりなる。第1の層12の厚さ
は10μm、第2の層13の厚さは80μmである。
【0013】次に、図2に示すように、ブリスター包装
機の1種であるPTP包装機を使用して、前記ブリスタ
ー蓋材用フィルム11と、凹部14の形成されたブリスター
材15とをヒートシールしてブリスター包装体16を製造し
た。前記ブリスター材15の厚さは250μmである。ヒー
トシールの際のシール方式はロールシールであり、シー
ル形態は線シールである。また、シール圧力は5kg/ cm
2(エアーシリンダーゲージ圧)、シール速度は3.0m/mi
n、シール温度は160〜175℃である。なお、第2の層13
に印刷面21を形成しておき、この第2の層13の上に保護
層としてのPPよりなる第3の層22を積層しておいても
よい。また、製品としては、前記凹部14内に例えば薬品
の入ったカプセル剤23が収容されている。
【0014】〔実施例2〕実施例1において、ブリスタ
ー蓋材用フィルム11中の前記第1の層12をエチレン・α
−オレフィンコポリマー100wt%とし、それ以外は実施
例1と同様にしてブリスター包装体16を製造した。但
し、ヒートシールの際のシール温度は130〜145℃であ
る。
【0015】〔実施例3〕実施例1において、ブリスタ
ー蓋材用フィルム11中の前記第1の層12をエチレン・プ
ロピレンランダムコポリマー100wt%とし、それ以外は
実施例1と同様してブリスター包装体16を製造した。但
し、ヒートシールの際のシール温度は160〜175℃であ
る。
【0016】〔実施例4〕実施例1において、ブリスタ
ー蓋材用フィルム11中の前記第1の層12をポリブテン−
1 100wt%とし、それ以外は実施例1と同様にしてブリ
スター包装体16を製造した。但し、ヒートシールの際の
シール温度は130〜145℃である。
【0017】〔実施例5〕実施例1において、ブリスタ
ー蓋材用フィルム11中の前記第1の層12をホモPP80wt
%及びEPR20wt%の混合物とし、それ以外は実施例1
と同様にしてブリスター包装体16を製造した。但し、ヒ
ートシールの際のシール温度は160〜175℃である。
【0018】〔実施例6〕実施例1において、ブリスタ
ー蓋材用フィルム11中の前記第1の層12をホモPP80wt
%及びエチレン・α−オレフィンコポリマー20wt%の混
合物とし、それ以外は実施例1と同様にしてブリスター
包装体16を製造した。但し、ヒートシールの際のシール
温度は160〜175℃である。
【0019】〔実施例7〕実施例1において、ブリスタ
ー蓋材用フィルム11中の前記第1の層12をホモPP80wt
%及びエチレン・プロピレンランダムコポリマー20wt%
の混合物とし、それ以外は実施例1と同様にしてブリス
ター包装体16を製造した。但し、ヒートシールの際のシ
ール温度は180〜185℃である。
【0020】〔実施例8〕実施例1において、ブリスタ
ー蓋材用フィルム11中の前記第1の層12をホモPP80wt
%及びポリブテン−1 20wt%の混合物とし、それ以外
は実施例1と同様にしてブリスター包装体16を製造し
た。但し、ヒートシールの際のシール温度は160〜175℃
である。
【0021】〔比較例1〕実施例1において、ブリスタ
ー蓋材用フィルム11中の前記第1の層12をホモPP100w
t%とし、それ以外は実施例1と同様にしてブリスター
包装体16を製造した。但し、ヒートシールの際のシール
温度は 180〜185℃である。
【0022】〔比較例2〕実施例1において、ブリスタ
ー蓋材用フィルム11中の前記第1の層12をエチレン・酢
酸ビニル共重合体(EVA)100 wt%とし、それ以外は
実施例1と同様にしてブリスター包装体16を製造した。
但し、ヒートシールの際のシール温度は180〜185℃であ
る。
【0023】〔比較例3〕実施例1において、ブリスタ
ー蓋材用フィルム11中の前記第1の層12をホモPP80wt
%及び直鎖状低密度ポリエチレン20wt%の混合物とし、
それ以外は実施例1と同様にしてブリスター包装体16を
製造した。但し、ヒートシールの際のシール温度は170
〜175℃である。
【0024】上記実施例1〜8及び比較例1〜3のブリ
スター包装体16について、シール強度を測定した。それ
らの結果を表1と2に示す。このシール強度の測定は、
測定機を使用して、剥離条件180℃、200mm/minの下で行
った。表中、エチレン・プロピレンランダムコポリマー
はEPC、エチレン・α−オレフィンコポリマーはEO
C、ポリブテン−1はPB1、ホモPPはHPP、直鎖
状低密度ポリエチレンはLLDPEとそれぞれ略す。
【0025】なお、上記実施例と比較例において使用し
た具体的な装置、材料等の商品名と製造会社名は下記の
通りである。 PTP包装機……シーケーディ株式会社製FBP-M2 ブリスター材のPPシート……出光石油化学株式会社製
ピュアレイMG-400 EPC……出光石油化学株式会社製ポリプロF-730N EPR……三井石油化学株式会社製タフマーP0180 ホモPP……出光石油化学株式会社製出光ホリプロF200
S
【0026】 EOC……三井石油化学株式会社製タフマーA4085 PB1……三井石油化学株式会社製ビューロンM-2481 L−LDPE……出光石油化学株式会社製モアテックO2
38C EVA……東ソー株式会社製ウルトラセンUE540F シール強度測定機……株式会社島津製作所製オートグラ
フDCS-100
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】表1より、実施例1〜4のブリスター蓋材
用フィルムによれば、ヒートシール層となる第1の層12
は、エチレン・プロピレンラバー、エチレン・α−オレ
フィンコポリマー、エチレン・プロピレンコポリマー又
はポリブテン−1(シール性樹脂)よりなり、この第1
の層12に積層された第2の層は、ポリプロピレン樹脂及
びタルクよりなるため、製造する際のヒートシール温度
が低くても充分なシール強度が得られることがわかる。
【0030】また、実施例5〜8のブリスター蓋材用フ
ィルムによれば、第1の層12は、前記シール性樹脂とポ
リプロピレン系樹脂を含む組成物よりなるため、この場
合もシール温度が低くても充分なシール強度が得られる
ことがわかる。従って、本実施例のブリスター蓋材用フ
ィルムによれば、高速シールが可能になるため、生産性
を向上させることができる。また、製造する際のヒート
シール温度を低くできるため、印刷の流れやピンホール
の発生を防止することもできる。
【0031】一方、表2より、比較例1のブリスター蓋
材用フィルムによれば、第1の層12がホモPPのみより
なるため、製造する際、比較的高温でヒートシールして
もシール強度が弱いことがわかる。比較例2のブリスタ
ー蓋材用フィルムによれば、第1の層12がEVAのみよ
りなるため、比較的高温でヒートシールしてもシール強
度が弱い。比較例3のブリスター蓋材用フィルムによれ
ば、第1の層12がホモPPとの混合物であるが、本発明
に係るシール性樹脂が含まれていないため、比較的高温
でヒートシールしてもシール強度が弱い。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るブリスター蓋材用フィルム
によれば、製造の際のヒートシール温度を低くしても充
分なシール強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るブリスター蓋材用フィルムの断
面図である。
【図2】本実施例に係るブリスター包装体の断面図であ
る。
【符号の説明】
11 ブリスター蓋材用フィルム 12 第1の層 13 第2の層 15 ブリスター材 16 ブリスター包装体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートシール層となる第1の層及びこの
    第1の層に積層された第2の層を有するブリスター蓋材
    用フィルムにおいて、 前記第1の層は、エチレン・プロピレンラバー、エチレ
    ン・α−オレフィンコポリマー、エチレン・プロピレン
    コポリマー及びポリブテン−1のうちの少なくと1種を
    含む組成物よりなり、 前記第2の層は、ポリプロピレン系樹脂及びタルクを含
    む組成物よりなることを特徴とするブリスター蓋材用フ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 前記第1の層の組成物は、ポリプロピレ
    ン系樹脂も含むことを特徴とする請求項1に記載のブリ
    スター蓋材用フィルム。
JP16890295A 1995-07-04 1995-07-04 ブリスター蓋材用フィルム Pending JPH0911422A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009001291A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Nippon Foil Mfg Co Ltd 蓋材及び包装体
US7854225B2 (en) 2002-11-02 2010-12-21 Glaxo Group Limited Blister package for inhalable medicament
KR20230042732A (ko) 2020-11-24 2023-03-29 아사히 가세이 가부시키가이샤 Ptp 용 덮개재 및 ptp 포장체
KR20230042733A (ko) 2020-11-24 2023-03-29 아사히 가세이 가부시키가이샤 Ptp 용 덮개재 및 ptp 포장체
CN117584579A (zh) * 2022-08-10 2024-02-23 萨德派克医药包装物股份公司 用于泡罩包装的盖膜及泡罩包装

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Effective date: 20031209