JPH0911458A - インクジェットヘッド及びその製造方法 - Google Patents
インクジェットヘッド及びその製造方法Info
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- JPH0911458A JPH0911458A JP16372595A JP16372595A JPH0911458A JP H0911458 A JPH0911458 A JP H0911458A JP 16372595 A JP16372595 A JP 16372595A JP 16372595 A JP16372595 A JP 16372595A JP H0911458 A JPH0911458 A JP H0911458A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buckling structure
- peltier element
- substrate
- forming
- type semiconductor
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2002/14346—Ejection by pressure produced by thermal deformation of ink chamber, e.g. buckling
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加熱及び冷却による良好な応答特性を有し、
高速印字を行うことのできるインクジェットヘッドを提
供する。 【構成】 基板上にインクを吐出させるための圧力を発
生させる圧力発生手段と、該圧力発生手段と所定の間隔
を隔て、インクを吐出させるノズルを有するノズルプレ
ートと、を備えたインクジェットヘッドにおいて、前記
圧力発生手段は、熱膨張により座屈変形を生じる座屈構
造体と、該座屈構造体に沿って設けられたヒータ層から
なり、前記基板と前記座屈構造体の間には、ペルチェ素
子を設けている。
高速印字を行うことのできるインクジェットヘッドを提
供する。 【構成】 基板上にインクを吐出させるための圧力を発
生させる圧力発生手段と、該圧力発生手段と所定の間隔
を隔て、インクを吐出させるノズルを有するノズルプレ
ートと、を備えたインクジェットヘッドにおいて、前記
圧力発生手段は、熱膨張により座屈変形を生じる座屈構
造体と、該座屈構造体に沿って設けられたヒータ層から
なり、前記基板と前記座屈構造体の間には、ペルチェ素
子を設けている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に満たされたイン
ク液に圧力を加え、内部から外部へインク液を吐出させ
るインクジェットヘッド及びその製造方法に関する。
ク液に圧力を加え、内部から外部へインク液を吐出させ
るインクジェットヘッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より記録液を吐出、飛翔させて記録
を行うインクジェット記録方法が知られているが、該方
法は低騒音で比較的高速印字が可能であること、装置の
小型化やカラー記録が容易であること等数々の利点を有
している。このようなインクジェト記録方法で用いられ
るインクジェットヘッドの形式としては、従来より幾つ
かの方式が用いられている。例えば、図9及び図10に
示すようにキャビティ内部にヒータを設け、このヒータ
を急速に加熱することによりインクを沸騰させて泡を形
成し、この泡の発生による圧力変化でインクをノズルか
ら吐出させるいわゆるバブルジェット方式や、図11に
示す特開平2−30543のように、温度変化により駆
動する駆動体の変位を用いてインク圧力室に圧力を発生
させ、これによりノズルからインクを粒状にして吐出さ
せる方式がある。
を行うインクジェット記録方法が知られているが、該方
法は低騒音で比較的高速印字が可能であること、装置の
小型化やカラー記録が容易であること等数々の利点を有
している。このようなインクジェト記録方法で用いられ
るインクジェットヘッドの形式としては、従来より幾つ
かの方式が用いられている。例えば、図9及び図10に
示すようにキャビティ内部にヒータを設け、このヒータ
を急速に加熱することによりインクを沸騰させて泡を形
成し、この泡の発生による圧力変化でインクをノズルか
ら吐出させるいわゆるバブルジェット方式や、図11に
示す特開平2−30543のように、温度変化により駆
動する駆動体の変位を用いてインク圧力室に圧力を発生
させ、これによりノズルからインクを粒状にして吐出さ
せる方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術には以下のような問題点がある。
従来技術には以下のような問題点がある。
【0004】まずバブルジェット方式では、インクを沸
騰させて泡を形成するにはヒータを瞬間的に1000℃
の高温にする必要があり、このためヒータの劣化が避け
られずヘッドの寿命が短い、という問題点がある。
騰させて泡を形成するにはヒータを瞬間的に1000℃
の高温にする必要があり、このためヒータの劣化が避け
られずヘッドの寿命が短い、という問題点がある。
【0005】特開平2−30543の方式では、圧力発
生部材は加熱により変位し、その後冷却されて元の形状
に復帰する。つまり、圧縮力発生部材の変位と復帰とを
連続的に繰り返すために圧縮力発生部材の加熱と冷却と
が連続的に繰り返されるが、この冷却時において圧力発
生部材が冷却されにくく、加熱、冷却による圧力発生部
材の応答特性が良くないため高速印字に適さない、とい
う問題点がある。
生部材は加熱により変位し、その後冷却されて元の形状
に復帰する。つまり、圧縮力発生部材の変位と復帰とを
連続的に繰り返すために圧縮力発生部材の加熱と冷却と
が連続的に繰り返されるが、この冷却時において圧力発
生部材が冷却されにくく、加熱、冷却による圧力発生部
材の応答特性が良くないため高速印字に適さない、とい
う問題点がある。
【0006】これらの問題点に鑑み本発明では、加熱及
び冷却による良好な応答特性を有し、高速印字に適した
インクジェットヘッドを提供することを目的とする。ま
た、小さな寸法を維持したまま大きな吐出力を得ること
できる寿命の長いインクジェットヘッドを提供すること
を目的とする。
び冷却による良好な応答特性を有し、高速印字に適した
インクジェットヘッドを提供することを目的とする。ま
た、小さな寸法を維持したまま大きな吐出力を得ること
できる寿命の長いインクジェットヘッドを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願のインクジェットヘ
ッドでは、基板上にインクを吐出させるための圧力を発
生させる圧力発生手段と、該圧力発生手段と所定の間隔
を隔て、インクを吐出させるノズルを有するノズルプレ
ートと、を備えたインクジェットヘッドにおいて、前記
圧力発生手段は、熱膨張により座屈変形を生じる座屈構
造体と、該座屈構造体に沿って設けられたヒータ層から
なり、前記基板と前記座屈構造体との間には、ペルチェ
素子を設けたことを特徴とする。
ッドでは、基板上にインクを吐出させるための圧力を発
生させる圧力発生手段と、該圧力発生手段と所定の間隔
を隔て、インクを吐出させるノズルを有するノズルプレ
ートと、を備えたインクジェットヘッドにおいて、前記
圧力発生手段は、熱膨張により座屈変形を生じる座屈構
造体と、該座屈構造体に沿って設けられたヒータ層から
なり、前記基板と前記座屈構造体との間には、ペルチェ
素子を設けたことを特徴とする。
【0008】また、前記インクジェットヘッドにおい
て、各ヘッドは、ペルチェ素子を駆動させるペルチェ素
子駆動電源と、座屈構造体を駆動させる座屈構造体駆動
電源とを備え、ペルチェ素子への電流の供給は、座屈構
造体を駆動させるヒータへの電流供給が終了すると同時
に、直ちに一定時間行われることを特徴とする。
て、各ヘッドは、ペルチェ素子を駆動させるペルチェ素
子駆動電源と、座屈構造体を駆動させる座屈構造体駆動
電源とを備え、ペルチェ素子への電流の供給は、座屈構
造体を駆動させるヒータへの電流供給が終了すると同時
に、直ちに一定時間行われることを特徴とする。
【0009】また、本願のインクジェットヘッドの製造
方法では、基板上に、スパッタ法でN型半導体を成膜し
パターニングを行う工程と、P型半導体を成膜しパター
ニングを行う工程と、前記N型半導体とP型半導体との
間をスパッタ法あるいはスピンコート法により絶縁膜で
埋める工程と、隣り合ったN型半導体とP型半導体とが
導通するようスパッタ法で銅を成膜する工程からなるペ
ルチェ素子を形成する工程と、該形成したペルチェ素子
上にスパッタ法で第1犠牲層を形成する工程と、該第1
犠牲層上にメッキ法により座屈構造体となる第1金属層
を形成する工程と、該第1金属層上に第2犠牲層を形成
する工程と、該第2犠牲層上にメッキ法によりダイヤフ
ラムとなる第2金属層を形成する工程と、前記第1及び
第2犠牲層をエッチングするための窓を前記基板の裏面
に空ける工程と、該窓からエッチングを行い、前記第1
及び第2犠牲層を一括してエッチングし、ペルチェ素子
と座屈構造体、及び座屈構造体とダイヤフラムを分離す
る工程と、前記第2金属層をパターニング加工して所定
の形状を持つダイヤフラムを形成する工程と、を有する
ことを特徴とする。
方法では、基板上に、スパッタ法でN型半導体を成膜し
パターニングを行う工程と、P型半導体を成膜しパター
ニングを行う工程と、前記N型半導体とP型半導体との
間をスパッタ法あるいはスピンコート法により絶縁膜で
埋める工程と、隣り合ったN型半導体とP型半導体とが
導通するようスパッタ法で銅を成膜する工程からなるペ
ルチェ素子を形成する工程と、該形成したペルチェ素子
上にスパッタ法で第1犠牲層を形成する工程と、該第1
犠牲層上にメッキ法により座屈構造体となる第1金属層
を形成する工程と、該第1金属層上に第2犠牲層を形成
する工程と、該第2犠牲層上にメッキ法によりダイヤフ
ラムとなる第2金属層を形成する工程と、前記第1及び
第2犠牲層をエッチングするための窓を前記基板の裏面
に空ける工程と、該窓からエッチングを行い、前記第1
及び第2犠牲層を一括してエッチングし、ペルチェ素子
と座屈構造体、及び座屈構造体とダイヤフラムを分離す
る工程と、前記第2金属層をパターニング加工して所定
の形状を持つダイヤフラムを形成する工程と、を有する
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載のインクジェットヘッドでは、
座屈構造体が最大変位に達し、加熱を終了して冷却期間
に入ると、座屈体及びヒータ層の熱は、基板上のペルチ
ェ素子、または座屈構造体の取り付け部を通して周辺部
のペルチェ素子に吸収され基板を通してインク室外へ放
出されるため、圧力発生部材の冷却速度が速くなる。
座屈構造体が最大変位に達し、加熱を終了して冷却期間
に入ると、座屈体及びヒータ層の熱は、基板上のペルチ
ェ素子、または座屈構造体の取り付け部を通して周辺部
のペルチェ素子に吸収され基板を通してインク室外へ放
出されるため、圧力発生部材の冷却速度が速くなる。
【0011】請求項2に記載のインクジェットヘッドで
は、ヒータへの電源供給が終了すると同時に、直ちに一
定時間ペルチェ素子に電流を供給することにより、座屈
構造体の加熱速度、冷却速度が速くなり、しかも小電力
で行うことができる。また、各ヘッドがそれぞれ電源を
有することから、駆動した座屈構造体についてのみペル
チェ素子を駆動するよう制御することができ、座屈構造
体の過熱、過冷却を防ぐことができる。
は、ヒータへの電源供給が終了すると同時に、直ちに一
定時間ペルチェ素子に電流を供給することにより、座屈
構造体の加熱速度、冷却速度が速くなり、しかも小電力
で行うことができる。また、各ヘッドがそれぞれ電源を
有することから、駆動した座屈構造体についてのみペル
チェ素子を駆動するよう制御することができ、座屈構造
体の過熱、過冷却を防ぐことができる。
【0012】請求項3に記載のインクジェットヘッドの
製造方法では、圧力発生部材を半導体プロセスによって
作製できるので、ペルチェ素子と座屈構造体との位置合
わせを高精度に制御することができる。また、ペルチェ
素子と座屈構造体との間の間隙と、座屈構造体とダイヤ
フラムとの間の間隙とを、第1犠牲層と第2犠牲層を連
続的にエッチングして除去することにより一括して形成
できるので、作製工程を簡素化することができる。
製造方法では、圧力発生部材を半導体プロセスによって
作製できるので、ペルチェ素子と座屈構造体との位置合
わせを高精度に制御することができる。また、ペルチェ
素子と座屈構造体との間の間隙と、座屈構造体とダイヤ
フラムとの間の間隙とを、第1犠牲層と第2犠牲層を連
続的にエッチングして除去することにより一括して形成
できるので、作製工程を簡素化することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明のインクジェットヘッドを実施
例により詳細に説明する。
例により詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明のインクジェットヘッドの
待機状態における構成を概略的に示した断面図であり、
図2は、本発明のインクジェットヘッドの分解斜視図で
ある。
待機状態における構成を概略的に示した断面図であり、
図2は、本発明のインクジェットヘッドの分解斜視図で
ある。
【0015】本発明のインクジェットヘッドは、座屈構
造体1、第1絶縁膜2、ヒータ回路3、第2絶縁膜4、
ダイヤフラム5、第3絶縁膜6、基板7、スペーサー
8、筺体9、ノズルプレート10、ノズル11、ペルチ
ェ素子12、ペルチェ素子駆動電極13a、13b、座
屈構造体駆動電極14a、14b、ペルチェ素子駆動電
源15、座屈構造体駆動電源16、及びインク供給口1
7より構成される。
造体1、第1絶縁膜2、ヒータ回路3、第2絶縁膜4、
ダイヤフラム5、第3絶縁膜6、基板7、スペーサー
8、筺体9、ノズルプレート10、ノズル11、ペルチ
ェ素子12、ペルチェ素子駆動電極13a、13b、座
屈構造体駆動電極14a、14b、ペルチェ素子駆動電
源15、座屈構造体駆動電源16、及びインク供給口1
7より構成される。
【0016】座屈構造体1の基板側に、第2絶縁膜4を
介してヒータ回路3を形成しており、さらにヒータ回路
3と基板7との絶縁性を確保するため、ヒータ回路3と
基板7間に第1絶縁膜2を形成している。また、座屈構
造体1のノズルプレート10側にはダイヤフラム5が形
成され、座屈構造体1及びダイヤフラム5により圧力発
生部材を構成している。基板7上にある第3絶縁膜6の
表面には、前記座屈構造体に対向する位置及びその周辺
に、ペルチェ素子12及びペルチェ素子駆動電源13
a、13bが設けられている。
介してヒータ回路3を形成しており、さらにヒータ回路
3と基板7との絶縁性を確保するため、ヒータ回路3と
基板7間に第1絶縁膜2を形成している。また、座屈構
造体1のノズルプレート10側にはダイヤフラム5が形
成され、座屈構造体1及びダイヤフラム5により圧力発
生部材を構成している。基板7上にある第3絶縁膜6の
表面には、前記座屈構造体に対向する位置及びその周辺
に、ペルチェ素子12及びペルチェ素子駆動電源13
a、13bが設けられている。
【0017】座屈構造体1の両端は、第3絶縁膜6を介
して基板7の一方表面に固定されている。またダイヤフ
ラム5は、周囲を基板7に固定されている。さらに基板
7には、圧力発生部材とノズルプレート10の間にイン
クを供給するためのインク供給口17が形成されてい
る。
して基板7の一方表面に固定されている。またダイヤフ
ラム5は、周囲を基板7に固定されている。さらに基板
7には、圧力発生部材とノズルプレート10の間にイン
クを供給するためのインク供給口17が形成されてい
る。
【0018】座屈構造体1の両端部には電極14a、1
4bが形成されており、電極14aには電源16により
電圧が印加可能である。電極14bは接地状態とされて
いる。また、ペルチェ素子12の両端部には電極13
a、13bが形成されており、電極13aには電源15
により電圧が印加可能である。電極13bは接地状態と
されている。
4bが形成されており、電極14aには電源16により
電圧が印加可能である。電極14bは接地状態とされて
いる。また、ペルチェ素子12の両端部には電極13
a、13bが形成されており、電極13aには電源15
により電圧が印加可能である。電極13bは接地状態と
されている。
【0019】基板7の座屈構造体1が取り付けられた側
には、スペーサー8を介してノズルプレート10が取り
付けられている。ノズルプレート10にはノズル11が
形成されている。基板7の座屈構造体1が取り付けられ
た側と反対側には、筺体9が取り付けられている。座屈
構造体1とダイヤフラム5の間、ダイヤフラム5とノズ
ルプレート10の間、第1絶縁膜2と筺体9の間はイン
ク18で満たされている。
には、スペーサー8を介してノズルプレート10が取り
付けられている。ノズルプレート10にはノズル11が
形成されている。基板7の座屈構造体1が取り付けられ
た側と反対側には、筺体9が取り付けられている。座屈
構造体1とダイヤフラム5の間、ダイヤフラム5とノズ
ルプレート10の間、第1絶縁膜2と筺体9の間はイン
ク18で満たされている。
【0020】座屈構造体1は、ニッケルなどの金属材料
により構成され、各ノズルオリフィス11に対応するよ
うに設けられている。第2絶縁膜4及び第1絶縁膜2
は、酸化シリコンあるいはアルミナなどの絶縁性材料よ
り形成され、ヒータ回路3はニッケルあるいはニッケル
クロム合金などの抵抗の高い材料より形成されている。
ダイヤフラム5はニッケルなどの延性材料より形成さ
れ、基板7はシリコンあるいはガラスなどにより構成さ
れている。ただし基板7の材質としては、熱伝導率が5
0J(msK)-1以上のものであればどんな材質でもよ
い。
により構成され、各ノズルオリフィス11に対応するよ
うに設けられている。第2絶縁膜4及び第1絶縁膜2
は、酸化シリコンあるいはアルミナなどの絶縁性材料よ
り形成され、ヒータ回路3はニッケルあるいはニッケル
クロム合金などの抵抗の高い材料より形成されている。
ダイヤフラム5はニッケルなどの延性材料より形成さ
れ、基板7はシリコンあるいはガラスなどにより構成さ
れている。ただし基板7の材質としては、熱伝導率が5
0J(msK)-1以上のものであればどんな材質でもよ
い。
【0021】ノズルプレート10は、厚さ0.2mmあ
るいはそれ以下のガラス、プラスチックシート、あるい
はニッケル等の金属材料により構成されている。ノズル
プレート10にはノズルプレート10を貫通し、かつ一
定方向に配列された複数個のノズル11が円錐場または
漏斗状に形成されている。
るいはそれ以下のガラス、プラスチックシート、あるい
はニッケル等の金属材料により構成されている。ノズル
プレート10にはノズルプレート10を貫通し、かつ一
定方向に配列された複数個のノズル11が円錐場または
漏斗状に形成されている。
【0022】スペーサー8は、ポリイミドあるいはアク
リル系の感光性接着剤などの絶縁性材料より形成されて
いる。またノズルプレート10とダイヤフラム5の間に
は、インクを導くインクの供給口17を形成している。
リル系の感光性接着剤などの絶縁性材料より形成されて
いる。またノズルプレート10とダイヤフラム5の間に
は、インクを導くインクの供給口17を形成している。
【0023】次に、ペルチェ素子の構造と動作につい
て、図3及び図4を用いて説明する。ペルチェ素子はガ
ラスなど絶縁性の基板20、銅などの駆動電源21、イ
ンジウムなどのiii族元素から成るP型半導体22、ビ
スマスなどのV族元素から成るN型半導体23、絶縁性
部材24、銅などの電極25及び上側絶縁性部材26か
ら成る。図4の矢印方向に電流を流すと、上部は低温、
下部は高温となり、熱の流れができる。そして上部では
吸熱、下部では発熱が起こるものである。
て、図3及び図4を用いて説明する。ペルチェ素子はガ
ラスなど絶縁性の基板20、銅などの駆動電源21、イ
ンジウムなどのiii族元素から成るP型半導体22、ビ
スマスなどのV族元素から成るN型半導体23、絶縁性
部材24、銅などの電極25及び上側絶縁性部材26か
ら成る。図4の矢印方向に電流を流すと、上部は低温、
下部は高温となり、熱の流れができる。そして上部では
吸熱、下部では発熱が起こるものである。
【0024】次に、図1、図5及び図6を用いて本発明
のインクジェットヘッドの動作について説明する。まず
図1のごとくインクの供給口17を通じてインク18が
供給され、ダイヤフラム5はインク18に浸された状態
となる。この後、電極14aに電源16により電圧が印
加される。これによりヒータ3に電流が流れ、ヒータ3
の抵抗発熱により座屈構造体1は加熱され、長手方向に
伸びようとする。しかしながら、座屈構造体1の長手方
向の両端部は基板7に固定されており、座屈構造体1は
その長手方向に伸びることができない。それゆえ座屈構
造体1にはその反力として圧縮力P0が発生し蓄積され
る。この圧縮力P0が座屈荷重をこえると座屈構造体1
は、図5に示すように座屈変形を起こす。
のインクジェットヘッドの動作について説明する。まず
図1のごとくインクの供給口17を通じてインク18が
供給され、ダイヤフラム5はインク18に浸された状態
となる。この後、電極14aに電源16により電圧が印
加される。これによりヒータ3に電流が流れ、ヒータ3
の抵抗発熱により座屈構造体1は加熱され、長手方向に
伸びようとする。しかしながら、座屈構造体1の長手方
向の両端部は基板7に固定されており、座屈構造体1は
その長手方向に伸びることができない。それゆえ座屈構
造体1にはその反力として圧縮力P0が発生し蓄積され
る。この圧縮力P0が座屈荷重をこえると座屈構造体1
は、図5に示すように座屈変形を起こす。
【0025】座屈構造体1の変形は、図5に示すように
座屈構造体1の中央部がノズルプレート10側へ変形す
る。この時、座屈構造体1に連結しているダイヤフラム
5もノズルプレート10側へ変形する。このためインク
18がノズル11を通じて外部へ押し出され、インクジ
ェットヘッドの外部にインク滴が形成される。このイン
ク滴の噴出によりプリント面への印字が行われる。
座屈構造体1の中央部がノズルプレート10側へ変形す
る。この時、座屈構造体1に連結しているダイヤフラム
5もノズルプレート10側へ変形する。このためインク
18がノズル11を通じて外部へ押し出され、インクジ
ェットヘッドの外部にインク滴が形成される。このイン
ク滴の噴出によりプリント面への印字が行われる。
【0026】次に電極14a、14bへの電流を断ち、
座屈構造体1の加熱をやめると同時に、図6に示すよう
に、電極13aに電源15により電圧を印加する。する
と、ペルチェ素子12に電流が流れ、ペルチェ素子12
の上側が低温となり吸熱が起こり、ペルチェ素子の基板
側は高温となり発熱が起こる。したがって、座屈構造体
1及びヒータ3の熱はインク18を通ってペルチェ素子
12に吸収され、基板7を通してヘッドの外へ放出され
る。また、座屈構造体1及びヒータ3の熱の一部は、座
屈構造体1の取り付け部19を通ってペルチェ素子12
に吸収され、基板を通してヘッドの外へ放出される。こ
れにより、座屈構造体1は速やかに冷却されて図1の待
機状態に戻ることができるため、インクジェットヘッド
の応答特性は良くなり、高速印字が可能となる。
座屈構造体1の加熱をやめると同時に、図6に示すよう
に、電極13aに電源15により電圧を印加する。する
と、ペルチェ素子12に電流が流れ、ペルチェ素子12
の上側が低温となり吸熱が起こり、ペルチェ素子の基板
側は高温となり発熱が起こる。したがって、座屈構造体
1及びヒータ3の熱はインク18を通ってペルチェ素子
12に吸収され、基板7を通してヘッドの外へ放出され
る。また、座屈構造体1及びヒータ3の熱の一部は、座
屈構造体1の取り付け部19を通ってペルチェ素子12
に吸収され、基板を通してヘッドの外へ放出される。こ
れにより、座屈構造体1は速やかに冷却されて図1の待
機状態に戻ることができるため、インクジェットヘッド
の応答特性は良くなり、高速印字が可能となる。
【0027】例えば、座屈構造体1の温度上昇を100
degとし、立ち上がり応答速度(tr)、立ち下がり
応答速度(td)及び消費電力を熱伝導解析によるシミ
ュレーションで計算した。ここで、立ち上がり応答速度
(tr)は座屈構造体1が100deg温度上昇する時
間、立ち下がり応答速度(td)は座屈構造体1が上昇
した温度から座屈温度(40deg)へ降下する時間で
ある。なお、温度上昇を100degとしたのは、別の
エネルギー計算でインク滴が吐出するのに必要なエネル
ギーを、インク滴の“運動エネルギー+表面エネルギ
ー”の十倍として設定したためである。
degとし、立ち上がり応答速度(tr)、立ち下がり
応答速度(td)及び消費電力を熱伝導解析によるシミ
ュレーションで計算した。ここで、立ち上がり応答速度
(tr)は座屈構造体1が100deg温度上昇する時
間、立ち下がり応答速度(td)は座屈構造体1が上昇
した温度から座屈温度(40deg)へ降下する時間で
ある。なお、温度上昇を100degとしたのは、別の
エネルギー計算でインク滴が吐出するのに必要なエネル
ギーを、インク滴の“運動エネルギー+表面エネルギ
ー”の十倍として設定したためである。
【0028】座屈構造体1の単位体積当たりの消費エネ
ルギーを6.4×108J/m3、消費電力を4×1013
W/m3、パルス幅を16μsとして座屈構造体1を駆
動させた。また電極14a、14bの電流を断ち、座屈
構造体1の加熱をやめると同時に電極13aに電源15
により電圧を印加し、ペルチェ素子を駆動させた。
ルギーを6.4×108J/m3、消費電力を4×1013
W/m3、パルス幅を16μsとして座屈構造体1を駆
動させた。また電極14a、14bの電流を断ち、座屈
構造体1の加熱をやめると同時に電極13aに電源15
により電圧を印加し、ペルチェ素子を駆動させた。
【0029】図7(a)は、上記の条件で座屈構造体1
を駆動させた場合の駆動波形であり、図7(b)はペル
チェ素子の駆動波形である。また図7(c)は、上記の
条件で座屈構造体1を駆動させた場合の、時間に対する
座屈構造体の上昇温度の変化をシミュレーションで計算
した結果を表すグラフである。
を駆動させた場合の駆動波形であり、図7(b)はペル
チェ素子の駆動波形である。また図7(c)は、上記の
条件で座屈構造体1を駆動させた場合の、時間に対する
座屈構造体の上昇温度の変化をシミュレーションで計算
した結果を表すグラフである。
【0030】図7(c)の上昇温度カーブから応答速度
を計算すると、立ち上がり応答速度(tr)は14μ
s、立ち下がり応答速度(td)は130μsとなり、
この結果駆動周波数が6.9kHzでの駆動が可能にな
ることがわかった。
を計算すると、立ち上がり応答速度(tr)は14μ
s、立ち下がり応答速度(td)は130μsとなり、
この結果駆動周波数が6.9kHzでの駆動が可能にな
ることがわかった。
【0031】駆動周波数が速くなったのは、主に立ち下
がり応答が速くなったためである。すなわち、座屈構造
体1及びヒータ3の熱は、インク18を通ってペルチェ
素子12に吸収され、基板を通してヘッドの外へ放出さ
れる。また、座屈構造体1及びヒータ3の熱の一部は、
座屈構造体1の取り付け部を通ってペルチェ素子12に
吸収され、基板を通してヘッドの外へ放出される。これ
により座屈構造対は速やかに冷却され、図1の待機状態
に戻ることができる。したがって、高速印字が可能とな
るのである。特に、図7のごとく、ペルチェ素子への電
流の供給が、ヒーターへの電流供給を終了した後、直ち
に行われるようにした場合には、座屈構造体1を加熱し
ているときには、ペルチェ素子12が駆動していないの
で座屈構造体は速やかに加熱され、その後座屈構造体の
冷却期間に入ると、ペルチェ素子が直ちに駆動するので
座屈構造体は速やかに冷却される。したがって、応答速
度が速くなり、高速印字を行うことができる。また、本
願のインクジェットヘッドでは、各ヘッドがそれぞれ電
源を有することから、駆動した座屈構造体についてのみ
ペルチェ素子が駆動するよう制御することが可能であ
る。
がり応答が速くなったためである。すなわち、座屈構造
体1及びヒータ3の熱は、インク18を通ってペルチェ
素子12に吸収され、基板を通してヘッドの外へ放出さ
れる。また、座屈構造体1及びヒータ3の熱の一部は、
座屈構造体1の取り付け部を通ってペルチェ素子12に
吸収され、基板を通してヘッドの外へ放出される。これ
により座屈構造対は速やかに冷却され、図1の待機状態
に戻ることができる。したがって、高速印字が可能とな
るのである。特に、図7のごとく、ペルチェ素子への電
流の供給が、ヒーターへの電流供給を終了した後、直ち
に行われるようにした場合には、座屈構造体1を加熱し
ているときには、ペルチェ素子12が駆動していないの
で座屈構造体は速やかに加熱され、その後座屈構造体の
冷却期間に入ると、ペルチェ素子が直ちに駆動するので
座屈構造体は速やかに冷却される。したがって、応答速
度が速くなり、高速印字を行うことができる。また、本
願のインクジェットヘッドでは、各ヘッドがそれぞれ電
源を有することから、駆動した座屈構造体についてのみ
ペルチェ素子が駆動するよう制御することが可能であ
る。
【0032】図7(c)には、ペルチェ素子を駆動しな
い場合の、時間に対する座屈構造体1の上昇温度の変化
をシミュレーションで計算した結果も同時に示した。こ
の上昇温度カーブから応答速度を計算すると、立ち上が
り応答速度(tr)は14μs、立ち下がり応答速度
(td)は170μs、駆動周波数は5.4kHzとな
り、ペルチェ素子を駆動したときよりも応答速度が遅い
ことがわかる。
い場合の、時間に対する座屈構造体1の上昇温度の変化
をシミュレーションで計算した結果も同時に示した。こ
の上昇温度カーブから応答速度を計算すると、立ち上が
り応答速度(tr)は14μs、立ち下がり応答速度
(td)は170μs、駆動周波数は5.4kHzとな
り、ペルチェ素子を駆動したときよりも応答速度が遅い
ことがわかる。
【0033】なお、本実施例では座屈構造体の上にダイ
ヤフラムを形成した構造でシミュレーションを行った
が、ペルチェ素子を駆動した効果はダイヤフラムが形成
された場合に限定されるものではなく、ダイヤフラムが
ない場合にも同様の効果を示す。また、座屈構造体がな
く、ダイヤフラムが直接座屈する構造の場合も同様の効
果を示す。
ヤフラムを形成した構造でシミュレーションを行った
が、ペルチェ素子を駆動した効果はダイヤフラムが形成
された場合に限定されるものではなく、ダイヤフラムが
ない場合にも同様の効果を示す。また、座屈構造体がな
く、ダイヤフラムが直接座屈する構造の場合も同様の効
果を示す。
【0034】次に、本発明のインクジェットヘッドに係
る圧力発生部材の製造方法について、図8を用いて工程
順に説明する。なお、用いる物質、膜厚等はこれに限定
されるものではない。
る圧力発生部材の製造方法について、図8を用いて工程
順に説明する。なお、用いる物質、膜厚等はこれに限定
されるものではない。
【0035】まず図8(a)に示すように、面方位(1
00)のシリコン基板100の表裏両面に、熱酸化膜1
10を所定の厚さ(例えば1μm)に形成する。
00)のシリコン基板100の表裏両面に、熱酸化膜1
10を所定の厚さ(例えば1μm)に形成する。
【0036】次に図8(b)に示すように、基板の裏面
にフォトレジストを塗布し(図示しない)、形成すべき
インク循環口の形状に対応したパターニングを行い、C
HF3にて熱酸化膜110のエッチングを行う。続いて
このシリコン基板を水酸化カリウム溶液に浸すとエッチ
ング速度の遅い(111)面が残り、インク循環口18
が一部作成される。その後レジストを剥離する。
にフォトレジストを塗布し(図示しない)、形成すべき
インク循環口の形状に対応したパターニングを行い、C
HF3にて熱酸化膜110のエッチングを行う。続いて
このシリコン基板を水酸化カリウム溶液に浸すとエッチ
ング速度の遅い(111)面が残り、インク循環口18
が一部作成される。その後レジストを剥離する。
【0037】次に図8(c)に示すように、基板のイン
ク循環口を形成した面とは反対側の表面に、厚さ1μm
の銅120をスパッタ法で成膜し、この上にフォトレジ
ストを塗布し(図示しない)、形成すべきペルチェ素子
の電極の形状に対応したパターニングを硝酸溶液等のエ
ッチングで行い、レジストを剥離する。
ク循環口を形成した面とは反対側の表面に、厚さ1μm
の銅120をスパッタ法で成膜し、この上にフォトレジ
ストを塗布し(図示しない)、形成すべきペルチェ素子
の電極の形状に対応したパターニングを硝酸溶液等のエ
ッチングで行い、レジストを剥離する。
【0038】次に、図8(d)に示すように、表面にビ
スマス等のV族元素であるN型半導体130をスパッタ
法で成膜し、この上にフォトレジスト140を塗布し、
形成すべきペルチェ素子の形状に対応したパターニング
をイオンミリング等の方法で行う。
スマス等のV族元素であるN型半導体130をスパッタ
法で成膜し、この上にフォトレジスト140を塗布し、
形成すべきペルチェ素子の形状に対応したパターニング
をイオンミリング等の方法で行う。
【0039】次に図8(e)に示すように、表面にイン
ジウム等のiii族元素であるP型半導体150をスパッ
タ法で成膜し、この上にフォトレジスト160を塗布
し、形成すべきペルチェ素子の形状に対応したパターニ
ングをイオンミリング等の方法で行う。
ジウム等のiii族元素であるP型半導体150をスパッ
タ法で成膜し、この上にフォトレジスト160を塗布
し、形成すべきペルチェ素子の形状に対応したパターニ
ングをイオンミリング等の方法で行う。
【0040】次に図8(f)に示すように、前記レジス
ト140、160を剥離し、続いて表面に酸化シリコン
あるいはポリイミド等の絶縁膜170をスパッタ法ある
いはスピンコート法で成膜し、N型半導体130及びP
型半導体150の間が埋まり、表面が出るようにパター
ニングする。
ト140、160を剥離し、続いて表面に酸化シリコン
あるいはポリイミド等の絶縁膜170をスパッタ法ある
いはスピンコート法で成膜し、N型半導体130及びP
型半導体150の間が埋まり、表面が出るようにパター
ニングする。
【0041】次に図8(g)に示すように、厚さ1μm
の銅180をスパッタ法で成膜し、この上にフォトレジ
ストを塗布し(図示しない)、形成すべきペルチェ素子
の電極の形状に対応するように、すなわち隣り合ったN
型半導体130とP型半導体150が導通するように、
硝酸溶液等のエッチングでパターニングを行い、レジス
トを剥離する。
の銅180をスパッタ法で成膜し、この上にフォトレジ
ストを塗布し(図示しない)、形成すべきペルチェ素子
の電極の形状に対応するように、すなわち隣り合ったN
型半導体130とP型半導体150が導通するように、
硝酸溶液等のエッチングでパターニングを行い、レジス
トを剥離する。
【0042】次に図8(h)に示すように、表面に厚さ
0.5μmのアルミニウム190をスパッタ法で成膜
し、第1犠牲層を形成する。
0.5μmのアルミニウム190をスパッタ法で成膜
し、第1犠牲層を形成する。
【0043】次に図8(i)に示すように、表面に厚さ
0.5μmの酸化シリコン200をスパッター法で成膜
し、第1絶縁膜を形成する。続いて表面に厚さ0.01
μmのタンタル及び厚さ0.1μmのニッケルをスパッ
タ法で成膜し、この上にフォトレジストを塗布し(図示
しない)、形成すべきヒータ210の形状に対応したパ
ターニングを行いレジストを剥離する。タンタルは、酸
化シリコン200とニッケルとの密着力を上げるために
成膜する。
0.5μmの酸化シリコン200をスパッター法で成膜
し、第1絶縁膜を形成する。続いて表面に厚さ0.01
μmのタンタル及び厚さ0.1μmのニッケルをスパッ
タ法で成膜し、この上にフォトレジストを塗布し(図示
しない)、形成すべきヒータ210の形状に対応したパ
ターニングを行いレジストを剥離する。タンタルは、酸
化シリコン200とニッケルとの密着力を上げるために
成膜する。
【0044】次に図8(j)に示すように、表面に厚さ
0.3μmの酸化シリコン220をスパッタ法で成膜
し、第2絶縁膜を形成する。続いて電極取り出し用窓を
開けるためのパターニングを行う。
0.3μmの酸化シリコン220をスパッタ法で成膜
し、第2絶縁膜を形成する。続いて電極取り出し用窓を
開けるためのパターニングを行う。
【0045】次に図8(k)に示すように、表面に厚さ
0.01μmのタンタル及び厚さ0.1μmのニッケル
をスパッター法で成膜し、この上にフォトレジストを塗
布し、形成すべき座屈構造体の形状に対応したパターニ
ングを行う(図示しない)。続いて前記ニッケル膜を電
極にして電解メッキ法により所定の厚さ(例えば5μ
m)のニッケルメッキ230を行う。電解メッキには、
例えばスルファミン酸ニッケル浴によるニッケルメッキ
を用いることができる。
0.01μmのタンタル及び厚さ0.1μmのニッケル
をスパッター法で成膜し、この上にフォトレジストを塗
布し、形成すべき座屈構造体の形状に対応したパターニ
ングを行う(図示しない)。続いて前記ニッケル膜を電
極にして電解メッキ法により所定の厚さ(例えば5μ
m)のニッケルメッキ230を行う。電解メッキには、
例えばスルファミン酸ニッケル浴によるニッケルメッキ
を用いることができる。
【0046】次に図8(l)に示すように、前記フォト
レジストを剥離し、表面に第2犠牲層となる厚さ0.5
μmのアルミニウム240をスパッター法で成膜し、こ
の上にフォトレジストを塗布して(図示しない)、形成
すべき座屈構造体とダイヤフラムとの間隙に対応したパ
ターニングを行い、レジストを剥離する。この第2犠牲
層の厚さでダイヤフラムと座屈構造体との間隔が決ま
る。
レジストを剥離し、表面に第2犠牲層となる厚さ0.5
μmのアルミニウム240をスパッター法で成膜し、こ
の上にフォトレジストを塗布して(図示しない)、形成
すべき座屈構造体とダイヤフラムとの間隙に対応したパ
ターニングを行い、レジストを剥離する。この第2犠牲
層の厚さでダイヤフラムと座屈構造体との間隔が決ま
る。
【0047】次に図8(m)に示すように、厚さ0.0
1μmのタンタル及び厚さ0.1μmのニッケルをスパ
ッター法で成膜し(図示しない)、これを電極にして電
解メッキ法により所定の厚さ(例えば4μm)のニッケ
ルメッキ250を行う。電解メッキには、例えばスルフ
ァミン酸ニッケル浴によるニッケルメッキを用いること
ができる。タンタルは、ニッケル230とニッケル25
0の密着力を上げるために成膜する。
1μmのタンタル及び厚さ0.1μmのニッケルをスパ
ッター法で成膜し(図示しない)、これを電極にして電
解メッキ法により所定の厚さ(例えば4μm)のニッケ
ルメッキ250を行う。電解メッキには、例えばスルフ
ァミン酸ニッケル浴によるニッケルメッキを用いること
ができる。タンタルは、ニッケル230とニッケル25
0の密着力を上げるために成膜する。
【0048】次に図8(n)に示すように、前記の状態
のシリコン基板100を水酸化カリウム溶液に浸すと、
エッチング速度の遅い(111)面が残り、インク循環
口18が完成する。
のシリコン基板100を水酸化カリウム溶液に浸すと、
エッチング速度の遅い(111)面が残り、インク循環
口18が完成する。
【0049】次に図8(o)に示すように、さらにこの
状態のシリコン基板100をフッ酸溶液に浸すと、シリ
コン基板100に覆われていない部分の熱酸化膜110
がエッチングされる。
状態のシリコン基板100をフッ酸溶液に浸すと、シリ
コン基板100に覆われていない部分の熱酸化膜110
がエッチングされる。
【0050】次に図8(p)に示すように、この状態の
シリコン基板100を水酸化カリウム溶液に浸すと、第
1犠牲層のアルミニウム190がエッチングされ、座屈
構造体が基板から分離される。また同時に、第2犠牲層
のアルミニウム240もエッチングされ、ダイヤフラム
が座屈構造体から分離される。続いて表面にフォトレジ
ストを塗布し、形成すべきダイヤフラムの形状に対応し
たパターニングを行い(図示しない)、フォトレジスト
を剥離して圧力発生器が完成する。
シリコン基板100を水酸化カリウム溶液に浸すと、第
1犠牲層のアルミニウム190がエッチングされ、座屈
構造体が基板から分離される。また同時に、第2犠牲層
のアルミニウム240もエッチングされ、ダイヤフラム
が座屈構造体から分離される。続いて表面にフォトレジ
ストを塗布し、形成すべきダイヤフラムの形状に対応し
たパターニングを行い(図示しない)、フォトレジスト
を剥離して圧力発生器が完成する。
【0051】最後に、図1に示すようなノズルプレート
10、圧力室及びインク供給口16を形成したスペーサ
ー8、圧力発生器、筺体9を接合してインクジェットヘ
ッドが完成する。
10、圧力室及びインク供給口16を形成したスペーサ
ー8、圧力発生器、筺体9を接合してインクジェットヘ
ッドが完成する。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載のインクジェットヘッド
では、座屈構造体が最大変位に達し加熱を終了して冷却
期間に入るとペルチェ素子が駆動し、座屈構造体及びヒ
ータ層の熱はペルチェ素子に吸収されたり、あるいは座
屈構造体の取り付け部を通して周辺部のペルチェ素子に
吸収され、基板を通してインク室外へ放出される。した
がって、圧力発生部材の冷却速度が速くなる。この結
果、応答特性が良くなり、高速印字が可能となる。
では、座屈構造体が最大変位に達し加熱を終了して冷却
期間に入るとペルチェ素子が駆動し、座屈構造体及びヒ
ータ層の熱はペルチェ素子に吸収されたり、あるいは座
屈構造体の取り付け部を通して周辺部のペルチェ素子に
吸収され、基板を通してインク室外へ放出される。した
がって、圧力発生部材の冷却速度が速くなる。この結
果、応答特性が良くなり、高速印字が可能となる。
【0053】請求項2に記載のインクジェットヘッドで
は、座屈構造体の加熱速度、冷却速度が速くなり、しか
も小電力で行うことができる。特に駆動した座屈構造体
についてのみペルチェ素子が駆動するよう制御すること
により、座屈構造体の過熱、過冷却を防ぐことが出来
る。この結果、応答特性が良くなり、高速印字が可能と
なる。
は、座屈構造体の加熱速度、冷却速度が速くなり、しか
も小電力で行うことができる。特に駆動した座屈構造体
についてのみペルチェ素子が駆動するよう制御すること
により、座屈構造体の過熱、過冷却を防ぐことが出来
る。この結果、応答特性が良くなり、高速印字が可能と
なる。
【0054】請求項3に記載のインクジェットヘッドの
製造方法では、ペルチェ素子と座屈構造体とを位置精度
良く形成することができ、集積化が可能となる。また、
犠牲層を除去することにより間隙を一括して形成するこ
とができ、作製工程を簡単にすることができる。また間
隙は犠牲層の厚さに応じて形成しているので、精度良く
設定することができる。
製造方法では、ペルチェ素子と座屈構造体とを位置精度
良く形成することができ、集積化が可能となる。また、
犠牲層を除去することにより間隙を一括して形成するこ
とができ、作製工程を簡単にすることができる。また間
隙は犠牲層の厚さに応じて形成しているので、精度良く
設定することができる。
【図1】本発明のインクジェットヘッドの構造を表す図
である。
である。
【図2】図1のインクジェットヘッドの分解斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明のインクジェットヘッドに係るペルチェ
素子を表す図である。
素子を表す図である。
【図4】図3のペルチェ素子の動作状態における熱の移
動を表す図である。
動を表す図である。
【図5】図1のインクジェットヘッドの駆動した状態を
表す図である。
表す図である。
【図6】図1のインクジェットヘッドの別の駆動した状
態を表す図である。
態を表す図である。
【図7】座屈構造体の駆動波形、及び上昇温度の時間に
対する変化を表す図である。
対する変化を表す図である。
【図8】本発明に係る圧力発生部材の製造方法を説明す
る図である。
る図である。
【図9】従来のインクジェットヘッドの構造を表す図で
ある。
ある。
【図10】従来のインクジェットヘッドの記録原理を説
明する図である。
明する図である。
【図11】従来の別のインクジェットヘッドの構造を表
す図である。
す図である。
1 座屈構造体 2 第1絶縁膜 3 ヒータ層 4 第2絶縁膜 5 ダイヤフラム 6 第3絶縁膜 7 基板 8 スペーサ 9 筺体 10 ノズルプレート 11 ノズル 12 ペルチェ素子 13 ペルチェ素子駆動回路 14 座屈構造体駆動電極 15 ペルチェ素子駆動電源 16 座屈構造体駆動電源 17 インク供給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 頼成 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 阿部 新吾 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 恩田 裕 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 木村 正治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 堀中 大 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に、インクを吐出させるための圧
力を発生させる圧力発生手段と、該圧力発生手段と所定
の間隔を隔て、インクを吐出させるノズルを有するノズ
ルプレートと、を備えたインクジェットヘッドにおい
て、 前記圧力発生手段は、熱膨張により座屈変形を生じる座
屈構造体と、該座屈構造体に沿って設けられたヒータ層
からなり、前記基板と前記座屈構造体との間には、ペル
チェ素子を設けたことを特徴とするインクジェットヘッ
ド。 - 【請求項2】 請求項1記載のインクジェットヘッドに
おいて、各ヘッドは、ペルチェ素子を駆動させるペルチ
ェ素子駆動電源と、座屈構造体を駆動させる座屈構造体
駆動電源とを備え、ペルチェ素子への電流の供給は、座
屈構造体を駆動させるヒータへの電流供給が終了すると
同時に、直ちに一定時間行われることを特徴とするイン
クジェットヘッド。 - 【請求項3】 基板上に、スパッタ法でN型半導体を成
膜しパターニングを行う工程と、P型半導体を成膜しパ
ターニングを行う工程と、前記N型半導体とP型半導体
との間をスパッタ法あるいはスピンコート法により絶縁
膜で埋める工程と、隣り合ったN型半導体とP型半導体
とが導通するようスパッタ法で銅を成膜する工程からな
るペルチェ素子を形成する工程と、該形成したペルチェ
素子上にスパッタ法で第1犠牲層を形成する工程と、該
第1犠牲層上にメッキ法により座屈構造体となる第1金
属層を形成する工程と、該第1金属層上に第2犠牲層を
形成する工程と、該第2犠牲層上にメッキ法によりダイ
ヤフラムとなる第2金属層を形成する工程と、前記第1
及び第2犠牲層をエッチングするための窓を前記基板の
裏面に空ける工程と、該窓からエッチングを行い、前記
第1及び第2犠牲層を一括してエッチングし、ペルチェ
素子と座屈構造体、及び座屈構造体とダイヤフラムを分
離する工程と、前記第2金属層をパターニング加工して
所定の形状を持つダイヤフラムを形成する工程と、を有
することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16372595A JPH0911458A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16372595A JPH0911458A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0911458A true JPH0911458A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15779485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16372595A Pending JPH0911458A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0911458A (ja) |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP16372595A patent/JPH0911458A/ja active Pending
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