JPH0911507A - カラー記録装置 - Google Patents

カラー記録装置

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JPH0911507A
JPH0911507A JP7165806A JP16580695A JPH0911507A JP H0911507 A JPH0911507 A JP H0911507A JP 7165806 A JP7165806 A JP 7165806A JP 16580695 A JP16580695 A JP 16580695A JP H0911507 A JPH0911507 A JP H0911507A
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ink
color
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JP7165806A
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Kazuhiro Nakamura
和弘 中村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 残存インクを有効に利用して、所望の色のイ
ンクが欠損している場合でも、記録を行なうことができ
るカラー記録装置を提供する。 【構成】 インクタンクITに残存する各色のインクを
インク残量検知センサ1711は常時監視し、これをM
PU1701に伝える。一方、インタフェース1700
を経由してホストからは記録データや色指定の情報を受
信する。そして、受信した色指定情報やインク残量検知
センサ1711からの情報に基づいて、全色のインクが
残存していないときには、指定された記録モードに従っ
て、残存するインクを用いて単色インクによる記録を行
なったり、或いは、残存インクの色を調べ、その調べら
れた残存インクによって記録を行なうよう制御がなされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー記録装置に関し、
特に、例えば、インクジェット方式に従い、画像記録を
行なうカラー記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー記録装置は、ブラック(B
k)インクのほかに、シアン(C)、マゼンダ(M)、
イエロ(Y)の3原色のインクを有し、これらによって
色調表現を行ってカラー記録を行なう。さて、カラー記
録における各インクの消費は平均していないので、記録
を行なうにつれて、何れかの色のインク残量がゼロにな
ることがある。一つのインクの残量がゼロになった場合
には、正しい色調表現が出来なくなるので、当然インク
の交換を行わなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、交換する新しいインクが手元に無くインク交換
ができない場合に、記録装置は何れかの色のインクが欠
損したまま記録を試みるが、記録データが、絵や写真の
様なビットイメージデータの場合、そのインクの欠損の
ため正しい色調表現がなされず、まったく無意味な記録
結果になってしまうという問題がある。また、記録デー
タが通常のキャラクタデータの場合でも、インクの欠損
のため文字の一部が消えてしまったり、正しい記録結果
が得られない場合がある。
【0004】さらに、インクカートリッジが全ての色
(Y、M、C、Bk)のインクを収容する一体構造とな
っている場合には、なくなったインクのみを単独で交換
できない場合、他のインクが残存しているにもかかわら
ず、新しいインクカートリッジに交換しなければなら
ず、インクの有効的な利用という観点からは甚だ不経済
であった。
【0005】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、残存インクの有効利用を図ることができるカラー
記録装置を提供することを目的としている。
【0006】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のカラー記録装置は、次のような構成からな
る。即ち、複数の色の記録剤を用いてカラー記録を行な
うカラー記録装置であって、前記複数の色の記録剤各々
の残量を検知する検知手段と、記録剤の色指定情報と記
録データとを入力する入力手段と、前記検知手段によっ
て検知される前記複数の色の記録剤各々の残量と、前記
入力手段によって入力される色指定情報とを比較する比
較手段と、前記比較手段による比較結果、前記入力され
た色指定情報が指定する色と前記検知手段によって検知
された残存記録剤との色とが一致しないことが判別され
た場合には、前記検知された残存記録剤を用いて記録を
行なうよう記録制御する記録制御手段とを有することを
特徴とするカラー記録装置を備える。
【0007】
【作用】以上の構成により本発明は、記録剤の色指定情
報と記録データとを入力し、一方、複数の色の記録剤各
々の残量を検知し、その検知される複数の色の記録剤各
々の残量と入力される色指定情報とを比較し、その比較
結果、入力された色指定情報が指定する色と検知された
残存記録剤との色とが一致しないことが判別された場合
には、検知された残存記録剤を用いて記録を行なうよう
記録制御するよう動作する。
【0008】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。 <装置本体の概略説明>図1は、本発明の代表的な実施
例であるインクジェット方式によりカラー記録を行なう
カラープリンタIJRAの構成の概要を示す外観斜視図
である。図1において、駆動モータ5013の正逆回転
に連動して駆動力伝達ギア5009〜5011を介して
回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004に
対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)を有
し、ガイドレール5003に支持されて矢印a,b方向
を往復移動する。キャリッジHCには、記録ヘッドIJ
HとインクタンクITとを内蔵した一体型インクジェッ
トカートリッジIJCが搭載されている。
【0009】インクタンクITには、ブラック(B
k)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)の
4色のインクを夫々、収容する4つのコンパートメント
を有している。また、記録ヘッドIJHはインクを吐出
する複数のノズルを備えており、それら複数のノズルは
4つのノズル群に分割され、それぞれのノズル群が、ブ
ラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエ
ロ(Y)の4色のインクの1つを吐出するように割当て
られている。
【0010】5002は紙押え板であり、キャリッジH
Cの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン5000に
対して押圧する。5007,5008はフォトカプラ
で、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確
認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行うた
めのホームポジション検知器である。5016は記録ヘ
ッドIJHの前面をキャップするキャップ部材5022
を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸引す
る吸引器で、キャップ内開口5023を介して記録ヘッ
ドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレード
で、5019はこのブレードを前後方向に移動可能にす
る部材であり、本体支持板5018にこれらが支持され
ている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニン
グブレードが本例に適用できることは言うまでもない。
又、5021は、吸引回復の吸引を開始するためのレバ
ーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に伴っ
て移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え
等の公知の伝達機構で移動制御される。
【0011】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。 <制御構成の説明>次に、上述した装置の記録制御を実
行するための制御構成について説明する。
【0012】図2はカラープリンタIJRAの制御回路
の構成を示すブロック図である。制御回路を示す同図に
おいて、1700は記録モード(後述)、記録制御コー
ド、記録データをホストコンピュータ(不図示:以下、
ホストという)から入力するインタフェース、1701
はMPU、1702はMPU1701が実行する制御プ
ログラム、キャラクタコードをイメージデータに置換す
るためのフォントデータ等を格納するROM、1703
は各種データ(上記受信記録データ、受信制御コード、
キャラクタコード、ビットイメージデータや記録ヘッド
IJHに供給される記録データ等)を一時的に保存した
り、MPU1701が実行する種々の処理に必要なワー
ク領域を保持するDRAMである。1704は記録ヘッ
ドIJHに対する記録データの供給制御を行うゲートア
レイ(G.A.)であり、インタフェース1700、M
PU1701、RAM1703間のデータ転送制御も行
う。
【0013】1710は記録ヘッドIJHを搬送するた
めのキャリアモータ、1709は記録紙搬送のための搬
送モータである。1705は記録ヘッドIJHを駆動す
るヘッドドライバ、1706、1707はそれぞれ搬送
モータ1709、キャリアモータ1710を駆動するた
めのモータドライバである。1708は各処理のタイミ
ングを測るタイマ(TMR)である。
【0014】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッドIJH
が駆動され、記録が行われる。
【0015】また、インクタンクITの各コンパートメ
ントに収容された4色のインクの残量は各インク毎にイ
ンク残量検知センサ1711によって監視され、その残
量情報はMPU1701に送られる。さらに、カラープ
リンタIJRAに接続されたホスト(不図示)からはイ
ンタフェース1700を介して、記録データの他に記録
モードが制御コードの形式で送信され、これによって、
カラープリンタIJRAの動作モードが設定される。こ
こでいう、記録モードとは、(1)送信された記録デー
タ中のキャラクタコードデータに基づいてカラープリン
タIJRAに格納されているフォントビットイメージデ
ータを展開して記録を行うキャラクタ記録モードと、
(2)送信された記録データ中のビットイメージデータ
に基づいて記録を行うビットイメージ記録モードの2つ
のモードのことである。
【0016】さて、以上のような構成のカラープリンタ
IJRAにおいて、インタフェース1700を介して記
録データが送信されると、インク残量検知センサ171
1に基づく検知結果と、記録モードの設定内容とから、
制御回路によって使用するインクの制御がなされたのち
に、記録が行われる。本実施例では、4色のインクの
内、少なくとも一つのインクがなくなったことが、イン
ク残量検知センサ1711によって検知された場合、記
録モードがキャラクタ記録モードに設定されている時に
は、インクの選択順位として、指定インクがブラックイ
ンクならば、ブラックインク(Bk)、次に、カラーイ
ンク(即ち、イエロインク(Y)、マゼンタインク
(M)、シアンインク(C))とし、指定インクがカラ
ーインクならば、カラーインク、次に、ブラックインク
を選択するように設定する。また、記録モードがイメー
ジデータ記録モードに設定されている時には、指定イン
クにかかわらず特定の単色インクを選択する。本実施例
では、インクの選択順位として、ブラックインク、次
に、カラーインクとしている。
【0017】図3はインク設定/選択に係わるDRAM
1703に設定されるデータ領域の内容を説明する図で
ある。図3において、インク残存フラグ(EmpFlg)12
は、後述するインク残量検出処理によって検出された各
々のインクの残量の検出結果を保持する領域で、4つの
ビットフラグで構成される。指定インク保持領域(SlctI
nk)13は、使用を指定されたインクのインク種を保持
する領域であり、使用インク保持領域(UseInk)14は、
実際に使用するインクのインク種を保持する領域であ
る。また、記録モード保持領域(PrintMode)15は、後
述するモード設定処理によって設定される記録モードの
設定内容を保持する領域である。
【0018】次に、図4〜図6に示すフローチャートを
参照して、本実施例の記録処理、インク残量検知処理を
詳細に説明する。図4は、本実施例の記録処理の概要を
示すフローチャートである。まず、ステップS1ではイ
ンク残量検知処理を行なう。この処理によって、4色の
インク各々の残量検知が行われる。この処理の詳細は、
図5に示すフローチャートを参照して後で詳細に説明す
る。
【0019】次に、ステップS2では、ホストからイン
タフェース1700に送信された記録データや制御コー
ドなどのの受信処理を実行し、続くステップS3では記
録すべきデータが存在するか否かを調べる。ここで、記
録データが存在しなければ、処理はステップS1に戻
り、記録データが存在すれば、処理はステップS4に進
んで、制御コード解析処理を実行する。この解析処理に
よって、その制御コードの指示によって実行される処理
が、記録モード設定処理であるか否かがステップS5に
おいて調べられる。ここで、実行される処理が記録モー
ド設定処理であれば、処理はステップS6に進み、実行
される処理が記録モード設定処理でなければ、処理はス
テップS9に進む。
【0020】ステップS6では、記録モードがキャラク
タ記録モードの設定であるか否かを調べる。ここで、記
録モードがキャラクタ記録モードであると判定されれ
ば、処理はステップS7に進み、記録モード保持領域(P
rintMode)15にこれを示す値(ChrMode)をセットし、記
録モードがイメージデータ記録モードであると判定され
れば、処理はステップS8に進み、記録モード保持領域
(PrintMode)15にこれを示す値(ImgMode)をセットす
る。処理がステップS7或いはS8いづれに進んだ場合
でもその処理の後、記録モード設定処理を終了して、処
理はステップS1に戻る。
【0021】さて、処理はステップS9において、実行
する処理がインク色設定処理であるか否かを調べる。こ
こで、インク色設定処理を実行する場合、処理はステッ
プS10に進み、ステップS10〜S16の処理で何色
のインク設定であるかを調べる。これに対して、実行す
る処理がインク色設定処理でない場合、処理はステップ
S17に進む。
【0022】ステップS10では、まず、シアン(Cyan)
インクの指定がされているかどうかを調べ、その色指定
がシアンであれば、処理はステップS11に進み、指定
インク保持領域(SlctInk)のシアン色を指定するビット
(CInkBit)に“ON”をセットし、その色指定がシアン
でなければ処理はステップS12に進む。次に、ステッ
プS12では、マゼンダ(Magenta)インクの指定がされ
ているかどうかを調べ、その色指定がマゼンダであれ
ば、処理はステップS13に進み、指定インク保持領域
(SlctInk)のマゼンダ色を指定するビット(MInkBit)に
“ON”をセットし、その色指定がマゼンダでなければ
処理はステップS14に進む。さらに、ステップS14
では、イエロ(Yellow)インクの指定がされているかどう
かを調べ、その色指定がイエロであれば、処理はステッ
プS15に進み、指定インク保持領域(SlctInk)のイエ
ロ色を指定するビット(YInkBit)に“ON”をセット
し、その色指定がイエロでなければ処理はステップS1
6に進み、色指定はブラックインクの指定であるとみな
し、指定インク保持領域(SlctInk)のブラック色を指定
するビット(KInkBit)に“ON”をセットする。なお、
ステップS11、S13、S15、或いは、S16の処
理が終了すると、インク色設定処理を終了して、処理は
ステップS1に戻る。
【0023】一方、ステップS17では、実行する処理
は通常の記録処理であるかどうかを調べ、記録処理を行
なわないなら、処理はステップS1に戻り、記録処理を
実行するなら、処理はステップS18に進み、記録制御
処理を実行し、実際に使用するインクの制御を行ない、
続く、ステップS19では記録処理を実行する。そし
て、ステップS19の処理が終了すると、処理はステッ
プS1に戻る。
【0024】なお、ステップS18の記録制御処理の詳
細は、図6のフローチャートを参照して後で詳細に説明
する。次に、図4のステップS1に示したインク残量検
知の詳細を図5のフローチャートを参照して説明する。
ここでは、インク残存フラグ(EmpFlg)12の4つのフラ
グ、即ち、ブラックインクに対応するビット(KEmpBi
t)、シアンインクに対応するビット(CEmpBit)、マゼン
タインクに対応するビット(MEmpBit)、イエロインクに
対応するビット(YEmpBit)が全て、インクが存在するこ
とを示す“OFF”にセットされているとする。従っ
て、これらのビットが“ON”であれば、そのビットに
対応する色のインクが残存しないことを示す。
【0025】まず、ステップS20では、ブラック(Bla
ck)インクの残量があるかどうかを調べ、その残量がな
い場合、処理はステップS21に進み、インク残存フラ
グ(EmpFlg)12のビット(KEmpBit)を“ON”にセット
して、処理はステップS22に進む。これに対して、残
量がある場合はステップS21をスキップしてそのまま
ステップS22に進む。
【0026】次に、ステップS22では、シアン(Cyan)
インクの残量があるかどうかを調べ、その残量がない場
合、処理はステップS23に進み、インク残存フラグ(E
mpFlg)12のビット(CEmpBit)を“ON”にセットし
て、処理はステップS24に進む。これに対して、残量
がある場合はステップS23をスキップしてそのままス
テップS24に進む。
【0027】さらに、ステップS24では、マゼンダ(M
agenta)インクの残量があるかどうかを調べ、その残量
がない場合、処理はステップS25に進み、インク残存
フラグ(EmpFlg)12のビット(MEmpBit)を“ON”にセ
ットして、処理はステップS26に進む。これに対し
て、残量がある場合はステップS25をスキップしてそ
のままステップS26に進む。
【0028】さらにまた、ステップS26では、イエロ
(Yellow)インクの残量があるかどうかを調べ、その残量
がない場合、処理はステップS27に進み、インク残存
フラグ(EmpFlg)12のビット(YEmpBit)を“ON”にセ
ットして、処理はステップS28に進む。これに対し
て、残量がある場合はステップS27をスキップしてそ
のままステップS28に進む。
【0029】ステップS28では、設定されたインク残
存フラグ(EmpFlg)12のビット情報に基づく警告出力を
行う。これは、例えば、記録データの送信元であるホス
トに対して、警告メッセージを出力する等の処理を含ん
でいる。最後のステップS29では、インク残存フラグ
(EmpFlg)12の全てのビット、即ち、KEmpBit、CEmpBi
t、MEmpBit、YEmpBitのすべてが“ON”であるかどう
かを調べ、もし、全てのビットが“ON”であれば、記
録動作は不可能なので、この場合は、処理はステップS
29aに進み、記録データの送信元であるホストに対し
て、その旨を伝える警告メッセージを出力し、さらに、
記録装置のランプ(不図示)の点灯やメッセージディス
プレイ(不図示)へのメッセージの表示、さらには、ブ
ザー(不図示)の鳴動などによって、装置利用者にイン
クカートリッジの交換を促す。その後、処理はステップ
S20に戻って再度残量判定を行い、各々のインクカー
トリッジの交換を持つ。これに対して、インク残存フラ
グ(EmpFlg)12のいづれかのビットが“OFF”であれ
ば、何れかのインクで記録を行うことが可能であるの
で、そのままインク残量検出処理を終了する。
【0030】続いて、図4に示すステップS18の記録
制御処理の詳細を図6に示すフローチャートを参照して
説明する。まず、ステップS30ではステップS1のイ
ンク残量検出処理によって設定されたインク残存フラグ
(EmpFlg)12を調べ、その全てのビットが“OFF”で
あるかどうかを調べる。ここで、全てのビットが“OF
F”であれば、インクに関する制御が必要でないので、
処理はステップS43に進み、設定されている指定イン
ク保持領域(SlctInk)13にセットされている値をその
まま使用インク保持領域(UseInk)に複写して処理を終了
する。これに対して、いづれかのビットが“ON”にセ
ットされていれば、処理はステップS31に進む。
【0031】ステップS31では、記録モード保持領域
(PrintMode)15にセットされている値がChrModeである
かどうかを調べ、ChrModeでなければ、記録モードはビ
ットイメージ記録モードなので、処理はステップS34
に進み、欠損インクの指定の有無にかかわらず、単色イ
ンクによる記録を行なわせるよう制御する。一方、セッ
トされている値がChrModeであれば記録モードは、キャ
ラクタ記録モードであるので、処理はステップS32に
進み、インク残存フラグ(EmpFlg)12と指定インク保持
領域(SlctInk)13にセットされている各ビットの論理
積(AND)を求める演算を行い、その結果が“0”で
あるかどうかを調べる。その演算結果が“0”でなけれ
ば、欠損インクの指定があるので、処理はステップS3
3に進む。これに対して、その演算結果が“0”であれ
ば、欠損インクの指定はないので処理はステップS43
に進む。
【0032】ステップS33では、まず、ブラックイン
クの指定の有無判定のため、指定インク保持領域(SlctI
nk)13のKInkBitが“ON”であるか否かを調べ、その
ビットが“ON”であれば、処理はステップS34に進
み、さらに、インク残存フラグ(EmpFlg)12のKEmpBit
が“ON”であるか否かを調べる。ここで、そのビット
が“OFF”であれば、ブラックインクが残存するの
で、処理はステップS41に進み、指定インク保持領域
(SlctInk)13のKInkBitのみを“ON”とし、その後、
処理はステップS43に進む。一方、ステップS34の
判断で、そのビットKEmpBitが“ON”であれば、ブラ
ックインクが欠損しているので、処理はステップS35
に進む。また、ステップS33の判断で、KInkBitが
“OFF”の場合も処理はステップS35に進む。
【0033】ステップS35では、インク残存フラグ(E
mpFlg)12のCEmpBitが“ON”であるか否かを調べ、
そのビットが“OFF”であれば、シアンインクが残存
するので、処理はステップS36に進み、指定インク保
持領域(SlctInk)13のCInkBitのみを“ON”とし、そ
の後、処理はステップS43に進む。一方、ステップS
35の判断で、そのビットが“ON”であれば、シアン
インクが欠損しているので、処理はステップS37に進
む。
【0034】ステップS37では、インク残存フラグ(E
mpFlg)12のMEmpBitが“ON”であるか否かを調べ、
そのビットが“OFF”であれば、マゼンタインクが残
存するので、処理はステップS38に進み、指定インク
保持領域(SlctInk)13のMInkBitのみを“ON”とし、
その後、処理はステップS43に進む。一方、ステップ
S37の判断で、そのビットが“ON”であれば、マゼ
ンダインクが欠損しているので、処理はステップS39
に進む。
【0035】ステップS39では、インク残存フラグ(E
mpFlg)12のYEmpBitが“ON”であるか否かを調べ、
そのビットが“OFF”であれば、イエロインクが残存
するので、処理はステップS40に進み、指定インク保
持領域(SlctInk)13のYInkBitのみを“ON”とし、そ
の後、処理はステップS43に進む。一方、ステップS
39の判断で、そのビットが“ON”であれば、イエロ
インクが欠損しておりブラックインクのみが残存してい
ることになるので、処理はステップS41に進み、指定
インク保持領域(SlctInk)13のKInkBitのみを“ON”
とする。
【0036】このような処理によって、インクの残存状
態に従って使用インク保持領域(UseInk)13には使用イ
ンクの指定がなされ、ステップS19の記録処理におい
ては、使用インク保持領域(UseInk)13に設定されたイ
ンク色を使用して記録がおこなわれる。従って本実施例
に従えば、記録モードがビットイメージ記録モードの時
には欠損インクが何であるかにかかわらず、ブラック、
シアン、マゼンタ、イエロの優先順位でインクが残存し
ているものを用いて、単色インクによる記録を行なうよ
う制御する一方、記録モードがキャラクタ記録モードの
時にはブラックインクの指定の有無とそのインクの残存
をまず考慮し、次に、そのインクがあればそのインクで
記録を行ない、ブラックインク指定がなければ、シア
ン、マゼンタ、イエロ、ブラックの優先順位でインクが
残存しているものを用いて、記録を行なうようインクの
制御を行なうことができる。
【0037】また、本実施例は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば、電気熱変換体やレーザ光等)を備え、その熱エネル
ギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いる
と記録の高密度化、高精細化が達成できる。その代表的
な構成や原理については、例えば、米国特許第4723
129号明細書、同第4740796号明細書に開示さ
れている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。こ
の方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュアス型
のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型
の場合には、液体(インク)が保持されているシートや
液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情
報に対応していて膜沸騰を越える急速な温度上昇を与え
る少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、
電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッド
の熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信
号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を形成で
きるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出
用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくと
も1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状をす
ると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に
応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より
好ましい。
【0038】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0039】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。加えて、装置本体に装着され
ることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からの
インクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記
録ヘッドを用いてもよい。
【0040】また、本実施例の記録装置の構成として設
けられる、記録ヘッドに対しての予備的な補助手段等を
付加することは記録動作を一層安定にできるので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、電気熱変換
体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み
合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予
備吐出モードを行うことも安定した記録を行うために有
効である。
【0041】以上説明した本実施例においては、インク
が液体であることを前提として説明しているが、室温や
それ以下で固化するインクであっても、室温で軟化もし
くは液化するものを用いても良く、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の
範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲
にあるように温度制御するものが一般的であるから、使
用記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよ
い。
【0042】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0043】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステム
に適用しても良いし、1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログラ
ムを供給することによって達成される場合にも適用でき
ることはいうまでもない。この場合、本発明に係るプロ
グラムを格納した記憶媒体が本発明を構成することにな
る。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシステム
或いは装置に読みだすことによって、そのシステム或い
は装置が、予め定められた仕方で動作する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録剤の色指定情報と記録データとを入力し、一方、複数
の色の記録剤各々の残量を検知し、その検知される複数
の色の記録剤各々の残量と入力される色指定情報とを比
較し、その比較結果、入力された色指定情報が指定する
色と検知された残存記録剤との色とが一致しないことが
判別された場合には、検知された残存記録剤を用いて記
録を行なうよう記録制御するので、記録に所望のインク
欠損時に、例えば、交換する新しいインクが手元にない
場合や、欠損したインクのみを単独で交換できない場合
でも、残存インクを有効に利用して記録を行なうことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるインクジェット
方式によりカラー記録を行なうカラープリンタIJRA
の構成の概要を示す外観斜視図である。
【図2】カラープリンタIJRAの制御回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】インク設定/選択に係わるDRAM1703に
設定されるデータ領域の内容を説明する図である。
【図4】記録処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】インク残量検出処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【図6】記録制御処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1700 インタフェース 1701 MPU 1702 ROM 1703 DRAM 1704 ゲートアレイ(G.A.) 1705 ヘッドドライバ 1706、1707 モータドライバ 1708 タイマ(TMR) 1709 搬送モータ 1710 キャリアモータ 1711 インク残量検出センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色の記録剤を用いてカラー記録を
    行なうカラー記録装置であって、 前記複数の色の記録剤各々の残量を検知する検知手段
    と、 記録剤の色指定情報と記録データとを入力する入力手段
    と、 前記検知手段によって検知される前記複数の色の記録剤
    各々の残量と、前記入力手段によって入力される色指定
    情報とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果、前記入力された色指定情
    報が指定する色と前記検知手段によって検知された残存
    記録剤との色とが一致しないことが判別された場合に
    は、前記検知された残存記録剤を用いて記録を行なうよ
    う記録制御する記録制御手段とを有することを特徴とす
    るカラー記録装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、記録がキャラクタデー
    タに基づいた記録であるか、或いは、ビットイメージデ
    ータに基づいた記録であるかを指定する記録モードの情
    報を入力することを特徴とする請求項1に記載のカラー
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の色の記録剤は、ブラックイン
    ク、シアンインク、マゼンタインク、イエロインクであ
    り、 前記記録制御手段は、前記指定記録モードがビットイメ
    ージデータに基づいた記録を行なう記録モードであり、
    前記インクの内、いづれか1つでも残存していなけれ
    ば、残存インクの1色で記録するよう制御することを特
    徴とする請求項2に記載のカラー記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録制御手段は、前記指定記録モー
    ドがキャラクタデータに基づいた記録を行なう記録モー
    ドであり、前記入力された色指定情報がブラックインク
    の指定であることが判別されれば、ブラックインクを用
    いて、記録を行なうよう制御することを特徴とする請求
    項3に記載のカラー記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録制御手段は、前記指定記録モー
    ドがキャラクタデータに基づいた記録を行なう記録モー
    ドであり、前記入力された色指定情報がブラックインク
    の指定でないことが判別されれば、ブラックを除く他の
    カラーインク、ブラックインクの優先順位で記録を行な
    うよう制御することを特徴とする請求項3に記載のカラ
    ー記録装置。
  6. 【請求項6】 前記優先順位は、シアンインク、マゼン
    タインク、イエロインク、ブラックインクであることを
    特徴とする請求項5に記載のカラー記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録制御手段の制御に従って記録媒
    体に記録ヘッドを用いて記録行なう記録手段をさらに有
    することを特徴とする請求項1に記載のカラー記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項5に記載のカラー記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項5に記載のカラー
    記録装置。
JP7165806A 1995-06-30 1995-06-30 カラー記録装置 Withdrawn JPH0911507A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7048350B2 (en) 2002-09-02 2006-05-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Color printing method and apparatus for an inkjet printer
JP2007018374A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Canon Inc 印刷制御装置とその制御方法、制御プログラム、及びプリンタドライバと印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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