JPH09116126A - Simoxウエハーおよびその製造方法 - Google Patents
Simoxウエハーおよびその製造方法Info
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- JPH09116126A JPH09116126A JP7274439A JP27443995A JPH09116126A JP H09116126 A JPH09116126 A JP H09116126A JP 7274439 A JP7274439 A JP 7274439A JP 27443995 A JP27443995 A JP 27443995A JP H09116126 A JPH09116126 A JP H09116126A
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- single crystal
- simox wafer
- oxygen
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、表層Si中の微小酸素クラスター
を低減したことを特徴とし、電気特性が向上したSIM
OXウエハーを提供する。 【解決手段】 表面から単結晶Si層/SiO2 層/単
結晶Si基板からなるSIMOXウエハーにおいて、陽
電子消滅法で室温で測定されるSパラメーターの表層単
結晶Si層での平均値(Ssurf)と基板Siでの平均値
(Ssub )の比、Ssurf/Ssub が0.99以上1.0
1以下の範囲であることを特徴とするSIMOXウエハ
ーである。従来の1150から1350℃の温度で熱処
理した後、600から800℃の温度領域で再アニール
することにより微小酸素クラスターを低減したSIMO
Xウエハーを製造することができる。また高温度での熱
処理後600℃まで冷却速度5℃/分以上10℃/以下
の冷却速度で冷却することによっても微小酸素クラスタ
ーを低減したSIMOXウエハーを製造することができ
る。
を低減したことを特徴とし、電気特性が向上したSIM
OXウエハーを提供する。 【解決手段】 表面から単結晶Si層/SiO2 層/単
結晶Si基板からなるSIMOXウエハーにおいて、陽
電子消滅法で室温で測定されるSパラメーターの表層単
結晶Si層での平均値(Ssurf)と基板Siでの平均値
(Ssub )の比、Ssurf/Ssub が0.99以上1.0
1以下の範囲であることを特徴とするSIMOXウエハ
ーである。従来の1150から1350℃の温度で熱処
理した後、600から800℃の温度領域で再アニール
することにより微小酸素クラスターを低減したSIMO
Xウエハーを製造することができる。また高温度での熱
処理後600℃まで冷却速度5℃/分以上10℃/以下
の冷却速度で冷却することによっても微小酸素クラスタ
ーを低減したSIMOXウエハーを製造することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス作
製用基板およびその製造方法に関し、特に表面から単結
晶Si層/SiO2 層/単結晶Si基板というSOI(S
ilicon on insulator)構造を有するSIMOX(Separat
ion by implanted oxygen)ウエハーに関するものであ
る。
製用基板およびその製造方法に関し、特に表面から単結
晶Si層/SiO2 層/単結晶Si基板というSOI(S
ilicon on insulator)構造を有するSIMOX(Separat
ion by implanted oxygen)ウエハーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】SIMOXウエハーは、数百℃に保持し
たSi基板にトータルで酸素イオンを1×1017cm-2
注入量以上イオン注入し、その後1150℃から135
0℃の高温でアルゴンと酸素の混合ガス中で熱処理する
ことにより製造される。高温での熱処理により単結晶S
i層と内部SiO2 層が分離され、かつ表面層でのイオ
ン注入による損傷が回復される。従ってその構造は、表
層に基板と同じ方位を持つ単結晶Si層とその直下に埋
め込み酸化膜としてSiO2 膜を形成させることができ
る。
たSi基板にトータルで酸素イオンを1×1017cm-2
注入量以上イオン注入し、その後1150℃から135
0℃の高温でアルゴンと酸素の混合ガス中で熱処理する
ことにより製造される。高温での熱処理により単結晶S
i層と内部SiO2 層が分離され、かつ表面層でのイオ
ン注入による損傷が回復される。従ってその構造は、表
層に基板と同じ方位を持つ単結晶Si層とその直下に埋
め込み酸化膜としてSiO2 膜を形成させることができ
る。
【0003】SIMOXウエハーの断面の電子顕微鏡観
察によれば、単結晶Si層にはイオン注入によって生成
したボイドなどの空孔型格子欠陥は除去されている。ま
た電子顕微鏡により観察可能なサイズ(一般的には20
Å)以上の酸素析出物も認められてはいない。ただし転
位密度に関しては注入量が多くなるほど多くなる傾向に
あるが、注入と高温熱処理の行程をいくつか分割するな
どの工夫をすることにより105cm-2以下に低減化す
ることに成功している(J.Stoemenos et al.,J.Electoch
em.Soc.,Vol.142,(1995)p.1248-p.1260)。
察によれば、単結晶Si層にはイオン注入によって生成
したボイドなどの空孔型格子欠陥は除去されている。ま
た電子顕微鏡により観察可能なサイズ(一般的には20
Å)以上の酸素析出物も認められてはいない。ただし転
位密度に関しては注入量が多くなるほど多くなる傾向に
あるが、注入と高温熱処理の行程をいくつか分割するな
どの工夫をすることにより105cm-2以下に低減化す
ることに成功している(J.Stoemenos et al.,J.Electoch
em.Soc.,Vol.142,(1995)p.1248-p.1260)。
【0004】陽電子消滅法はSi中の結晶欠陥である空
孔型の格子欠陥や電子顕微鏡では観察不可能な微小レベ
ルの酸素クラスターを高感度に検出する分析法として利
用されている(P.G.Coleman et al.,J.Phys.Condens.Mat
ter Vol.2(1990)p.9355-p.9361,A.Ikari et al.Jpn.J.A
ppl.Phys.Vol.33(1994)p.1723-p.1727) 。特にエネルギ
ー可変陽電子消滅法は、Si表面層(1μm厚程度)に
局在する空孔型の格子欠陥や微小酸素析出物の検出法と
して有効な手段であり、対消滅γ線のドップラー拡がり
を表すSパラメーター(あるいはWパラメーター)の陽
電子エネルギー依存性を求めることにより結晶欠陥の深
さ方向分布を求めることができる。
孔型の格子欠陥や電子顕微鏡では観察不可能な微小レベ
ルの酸素クラスターを高感度に検出する分析法として利
用されている(P.G.Coleman et al.,J.Phys.Condens.Mat
ter Vol.2(1990)p.9355-p.9361,A.Ikari et al.Jpn.J.A
ppl.Phys.Vol.33(1994)p.1723-p.1727) 。特にエネルギ
ー可変陽電子消滅法は、Si表面層(1μm厚程度)に
局在する空孔型の格子欠陥や微小酸素析出物の検出法と
して有効な手段であり、対消滅γ線のドップラー拡がり
を表すSパラメーター(あるいはWパラメーター)の陽
電子エネルギー依存性を求めることにより結晶欠陥の深
さ方向分布を求めることができる。
【0005】エネルギー可変陽電子消滅法により従来法
で作製したSIMOXウエハーを分析した例を述べる。
Si(100)ウエハーに基板温度600℃、酸素注入
量1.8×1018cm-2、エネルギー200keVで注
入した後、1300℃6時間(Ar+0.5%O2 中)
熱処理した試料を室温で測定すると、陽電子エネルギー
0から4keV(4keVの陽電子平均注入深さが表層
Siの厚さ165nmに対応)のSパラメーター平均値
は0.938(基板Siの値を1とすると)となってい
る(B.Nie1sen etal.,Phys.Rev.B、Vol.44(1991)P.1812-
p.1816)。基板SiのSパラメーターと比較すると6%
以上低下しており、高温での熱処理のみでは表層Siに
微小な酸素クラスターが残留していることが示されてい
る。
で作製したSIMOXウエハーを分析した例を述べる。
Si(100)ウエハーに基板温度600℃、酸素注入
量1.8×1018cm-2、エネルギー200keVで注
入した後、1300℃6時間(Ar+0.5%O2 中)
熱処理した試料を室温で測定すると、陽電子エネルギー
0から4keV(4keVの陽電子平均注入深さが表層
Siの厚さ165nmに対応)のSパラメーター平均値
は0.938(基板Siの値を1とすると)となってい
る(B.Nie1sen etal.,Phys.Rev.B、Vol.44(1991)P.1812-
p.1816)。基板SiのSパラメーターと比較すると6%
以上低下しており、高温での熱処理のみでは表層Siに
微小な酸素クラスターが残留していることが示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術である大量酸
素のイオン注入と高温での熱処理のみでは、微小酸素ク
ラスターが残留し、表層Siの抵抗を低下させ、耐圧特
性などの悪化を招いている。
素のイオン注入と高温での熱処理のみでは、微小酸素ク
ラスターが残留し、表層Siの抵抗を低下させ、耐圧特
性などの悪化を招いている。
【0007】そこで本発明は、表層Si中の微小酸素ク
ラスターを低減したことを特徴とするSIMOXウエハ
ーおよびその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
ラスターを低減したことを特徴とするSIMOXウエハ
ーおよびその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記諸目的を達成するた
めの本発明は、表面から単結晶Si層/SiO2 層/単
結晶Si基板からなるSIMOXウエハーにおいて、陽
電子消滅法で室温で測定されるSパラメーターの表層単
結晶Si層での平均値(Ssurf)と基板Siでの平均値
(Ssub )の比、Ssurf/Ssub が下記式(1)の範囲
であることを特徴とするSIMOXウエハーである。 0.99≦Ssurf/Ssub ≦1.01 …(1) ここで、Sパラメーターとは陽電子が電子と対消滅する
際に放出されるγ線のドップラー拡がりを表し、スペク
トルの全面積に対する511keVを中心とした1ke
V領域の面積比をとったものである。陽電子のエネルギ
ーE(keV)は深さに対応し、その平均注入深さz
(nm)は下記式(2)で表される。 z=17.4E1.6 …(2) ここで、Sパラメーターが大きいことは空孔型欠陥が存
在し、そこで陽電子が消滅したことを示している。ま
た、SiではSパラメーターがバルクの値よりも低い場
合、微小酸素クラスターにおいて陽電子が消滅したこと
を示している。
めの本発明は、表面から単結晶Si層/SiO2 層/単
結晶Si基板からなるSIMOXウエハーにおいて、陽
電子消滅法で室温で測定されるSパラメーターの表層単
結晶Si層での平均値(Ssurf)と基板Siでの平均値
(Ssub )の比、Ssurf/Ssub が下記式(1)の範囲
であることを特徴とするSIMOXウエハーである。 0.99≦Ssurf/Ssub ≦1.01 …(1) ここで、Sパラメーターとは陽電子が電子と対消滅する
際に放出されるγ線のドップラー拡がりを表し、スペク
トルの全面積に対する511keVを中心とした1ke
V領域の面積比をとったものである。陽電子のエネルギ
ーE(keV)は深さに対応し、その平均注入深さz
(nm)は下記式(2)で表される。 z=17.4E1.6 …(2) ここで、Sパラメーターが大きいことは空孔型欠陥が存
在し、そこで陽電子が消滅したことを示している。ま
た、SiではSパラメーターがバルクの値よりも低い場
合、微小酸素クラスターにおいて陽電子が消滅したこと
を示している。
【0009】表層SiにおけるSパラメーターの平均値
(Ssurf)とは、陽電子エネルギーが0から陽電子の平
均注入深さが表層Siの厚さに対応する陽電子エネルギ
ー値までの平均をとることとする。基板Siでの平均値
(Ssub )は、陽電子の平均注入深さが十分基板Si領
域まで到達し、かつSパラメーターが一定値に達した領
域の平均をとる。
(Ssurf)とは、陽電子エネルギーが0から陽電子の平
均注入深さが表層Siの厚さに対応する陽電子エネルギ
ー値までの平均をとることとする。基板Siでの平均値
(Ssub )は、陽電子の平均注入深さが十分基板Si領
域まで到達し、かつSパラメーターが一定値に達した領
域の平均をとる。
【0010】Sパラメーターの他にWパラメーター(I
cパラメーターともよぶ)を用いることも可能である。
Wパラメーターとは、ドップラー拡がりの裾野の部分の
面積比をとったものであり、Sパラメーターとは相補的
な関係になる。この場合において、SパラメーターをW
パラメーターと置き換えても式(1)は成立する。
cパラメーターともよぶ)を用いることも可能である。
Wパラメーターとは、ドップラー拡がりの裾野の部分の
面積比をとったものであり、Sパラメーターとは相補的
な関係になる。この場合において、SパラメーターをW
パラメーターと置き換えても式(1)は成立する。
【0011】表層SiのSパラメーターが0.99>S
surf/Ssub にある場合は、微小酸素クラスターが残留
していることを示し、1.01<Ssurf/Ssub にある
場合は、空孔型欠陥が残留していることを示しているこ
とになる。従って、式(1)の範囲に表層SiのSパラ
メーターがおさまれば、表層Si中には空孔型欠陥や微
小酸素クラスターが従来よりも低減されたSIMOXウ
エハーであるといえる。
surf/Ssub にある場合は、微小酸素クラスターが残留
していることを示し、1.01<Ssurf/Ssub にある
場合は、空孔型欠陥が残留していることを示しているこ
とになる。従って、式(1)の範囲に表層SiのSパラ
メーターがおさまれば、表層Si中には空孔型欠陥や微
小酸素クラスターが従来よりも低減されたSIMOXウ
エハーであるといえる。
【0012】上記のSIMOXウエハーを製造するため
の本発明の第一の製造方法は、1150から1350℃
の熱処理の後、600から800℃の比較的低温で再度
熱処理を行うことを特徴とする。
の本発明の第一の製造方法は、1150から1350℃
の熱処理の後、600から800℃の比較的低温で再度
熱処理を行うことを特徴とする。
【0013】まず、単結晶Siウエハー基板に基板温度
450から650℃で酸素イオンをトータルで1×10
17cm-2以上注入する。基板温度は後処理における単結
晶Siの成長核を残すために450から650℃の範囲
に加熱する。内部にSiO2膜を形成させるためには、
トータルで1×1017cm-2以上の注入貴が必要であ
る。次に、1150℃から1350℃の温度でArのよ
うな不活性ガスと酸素の混合ガス中で加熱することによ
り表面から単結晶Si/SiO2 /単結晶Si基板の構
造をもつSOI構造を形成させる。各層や界面の形成や
イオン注入によって生成した空孔型欠陥の低減、転位の
発生の抑制には1150℃から1350℃の温度での加
熱が必要である。明確な各層間の界面の形成のためには
加熱時間は4時間から6時間が必要である。加熱雰囲気
において不活性ガスのみではSiの昇華がおこるため、
酸素を混入させて表層に酸化膜を形成させることにより
昇華を防ぐ。
450から650℃で酸素イオンをトータルで1×10
17cm-2以上注入する。基板温度は後処理における単結
晶Siの成長核を残すために450から650℃の範囲
に加熱する。内部にSiO2膜を形成させるためには、
トータルで1×1017cm-2以上の注入貴が必要であ
る。次に、1150℃から1350℃の温度でArのよ
うな不活性ガスと酸素の混合ガス中で加熱することによ
り表面から単結晶Si/SiO2 /単結晶Si基板の構
造をもつSOI構造を形成させる。各層や界面の形成や
イオン注入によって生成した空孔型欠陥の低減、転位の
発生の抑制には1150℃から1350℃の温度での加
熱が必要である。明確な各層間の界面の形成のためには
加熱時間は4時間から6時間が必要である。加熱雰囲気
において不活性ガスのみではSiの昇華がおこるため、
酸素を混入させて表層に酸化膜を形成させることにより
昇華を防ぐ。
【0014】以上の方法による従来製造法である115
0℃から1350℃の温度での加熱の後、本発明では6
00から800℃の温度領域で熱処理することにより表
層Siの微小クラスターを低減させたことを特徴とする
SIMOXウエハーを製造する。残留した微小酸素クラ
スターを分解させるためには600℃より低い温度では
不十分であり、800℃より高い温度では微小酸素クラ
スターが分解せずに析出してしまう可能性がある。この
際、分解時間を考慮すると熱処理時の時間は20分から
30分間が効果的であり、20分未満では分解に要する
時間が不足し、30分超の加熱を行っても効果に変化が
なく生産性が低下する。
0℃から1350℃の温度での加熱の後、本発明では6
00から800℃の温度領域で熱処理することにより表
層Siの微小クラスターを低減させたことを特徴とする
SIMOXウエハーを製造する。残留した微小酸素クラ
スターを分解させるためには600℃より低い温度では
不十分であり、800℃より高い温度では微小酸素クラ
スターが分解せずに析出してしまう可能性がある。この
際、分解時間を考慮すると熱処理時の時間は20分から
30分間が効果的であり、20分未満では分解に要する
時間が不足し、30分超の加熱を行っても効果に変化が
なく生産性が低下する。
【0015】600から800℃の加熱時において、結
晶内部の反応のため雰囲気ガスは選ばないし、高温での
加熱の後、600から800℃の温度領域で熱処理する
までの温度履歴は限定しない。また、高温での加熱後、
室温まで冷却した後、600から800℃の温度領域で
熱処理しても効果は同じである。
晶内部の反応のため雰囲気ガスは選ばないし、高温での
加熱の後、600から800℃の温度領域で熱処理する
までの温度履歴は限定しない。また、高温での加熱後、
室温まで冷却した後、600から800℃の温度領域で
熱処理しても効果は同じである。
【0016】本発明の第二の製造方法は、上記で述べた
従来型のSIMOXウエハー製造時の1150から13
50℃の熱処理の後、その熱処理温度から600℃まで
5℃/分以上10℃/分以下の冷却速度で冷却すること
を特徴とする。
従来型のSIMOXウエハー製造時の1150から13
50℃の熱処理の後、その熱処理温度から600℃まで
5℃/分以上10℃/分以下の冷却速度で冷却すること
を特徴とする。
【0017】この場合も冷却時の雰囲気ガスは選ばな
い。10℃/分以下の冷却速度で冷却させることによ
り、微小酸素クラスターを分解させるのに十分な時間分
解温度領域を通過させることができ、微小酸素クラスタ
ーを低減させることができる。5℃/分より冷却速度を
下げても微小酸素クラスター低減の効果について変化は
なく、生産性も低下する。
い。10℃/分以下の冷却速度で冷却させることによ
り、微小酸素クラスターを分解させるのに十分な時間分
解温度領域を通過させることができ、微小酸素クラスタ
ーを低減させることができる。5℃/分より冷却速度を
下げても微小酸素クラスター低減の効果について変化は
なく、生産性も低下する。
【0018】
【作用】本発明によれば、表層Si中の微小酸素クラス
ターを分解するために600から800℃の温度範囲で
熱処理を施すことにより、結晶欠陥が少ないSIMOX
ウエハーが製造される。
ターを分解するために600から800℃の温度範囲で
熱処理を施すことにより、結晶欠陥が少ないSIMOX
ウエハーが製造される。
【0019】残留微小酸素クラスターはデバイス作成時
の様々な熱処理により酸素析出物となり、電気的特性に
悪影響をおよぼすため、本発明による電気的特性の向上
を果たすことが可能となる。
の様々な熱処理により酸素析出物となり、電気的特性に
悪影響をおよぼすため、本発明による電気的特性の向上
を果たすことが可能となる。
【0020】
(実施例1)微小酸素クラスターの減少をSIMOXウ
エハーの低温熱処理前後の陽電子消滅データーを比較す
ることにより示すこととする。CZ(チョクラルスキー
型)−Si(100)基板に、基板温度550℃で酸素
イオンを4×1017cm-2、180keVで注入した
後、1300℃でアルゴンと酸素の混合ガス雰囲気中で
6時間熱処理してSIMOXウエハーを作製した(従来
型SIMOXウエハー)。その時点の表層Siの状態と
しては、断面の透過型電子顕微鏡観察によればボイドや
大きな酸素析出物は認められず、SECCOエッチの結
果から転位密度は102 cm-2程度である。次に本発明
による800℃窒素中で20分間熱処理をさらに施し
た。また別の試料において、1300℃熱処理の後、ア
ルゴンと酸素の混合ガス雰囲気下において、600℃ま
で10℃/分の冷却速度で冷却した。
エハーの低温熱処理前後の陽電子消滅データーを比較す
ることにより示すこととする。CZ(チョクラルスキー
型)−Si(100)基板に、基板温度550℃で酸素
イオンを4×1017cm-2、180keVで注入した
後、1300℃でアルゴンと酸素の混合ガス雰囲気中で
6時間熱処理してSIMOXウエハーを作製した(従来
型SIMOXウエハー)。その時点の表層Siの状態と
しては、断面の透過型電子顕微鏡観察によればボイドや
大きな酸素析出物は認められず、SECCOエッチの結
果から転位密度は102 cm-2程度である。次に本発明
による800℃窒素中で20分間熱処理をさらに施し
た。また別の試料において、1300℃熱処理の後、ア
ルゴンと酸素の混合ガス雰囲気下において、600℃ま
で10℃/分の冷却速度で冷却した。
【0021】これら本発明の効果を比較するために、図
1に室温での陽電子データを示した。最表面の酸化膜は
希ふっ酸で除去した後測定している。図の横軸には陽電
子の平均注入深さも示した。図において符号1は従来型
SIMOXウエハーのSパラメーターの陽電子エネルギ
ー依存性を示し、符号2は本発明の800℃後熱処理を
施したSIMOXウエハーのSパラメーターの陽電子エ
ネルギー依存性を示し、符号3は本発明の600℃まで
10℃/分の冷却速度で冷却したSIMOXウエハーの
Sパラメーターの陽電子エネルギー依存性を示す。ま
た、Ssurf/Ssub 比と電気特性であるシート抵抗値を
表1にまとめた。
1に室温での陽電子データを示した。最表面の酸化膜は
希ふっ酸で除去した後測定している。図の横軸には陽電
子の平均注入深さも示した。図において符号1は従来型
SIMOXウエハーのSパラメーターの陽電子エネルギ
ー依存性を示し、符号2は本発明の800℃後熱処理を
施したSIMOXウエハーのSパラメーターの陽電子エ
ネルギー依存性を示し、符号3は本発明の600℃まで
10℃/分の冷却速度で冷却したSIMOXウエハーの
Sパラメーターの陽電子エネルギー依存性を示す。ま
た、Ssurf/Ssub 比と電気特性であるシート抵抗値を
表1にまとめた。
【0022】表層Siの厚さは350nmでありそれに
対応する陽電子エネルギー範囲である0から6.5ke
V範囲におけるSパラメーターの平均値Ssurfを求め、
基板SiのSパラメーターの平均値Ssub は、陽電子エ
ネルギー20から29keV範囲での平均値をとってい
る。本結果は、従来型SIMOXウエハーではSsurfが
低い値となり、微小な酸素クラスターが残存しているこ
とを示しているが、800℃窒素中で20分間熱処理し
た試料ではSsurfが増加し、その平均値は0.997と
なり、微小酸素クラスターが低減されたことを示してい
る。また1300℃から10℃/分の冷却速度で600
℃まで冷却した試料においてもSsurf/Ssub 比は0.
994となり酸素クラスター低減の効果が現れている。
シート抵抗値はいずれも従来型SIMOXウエハーより
も低下し、電気的特性も向上していることがわかる。
対応する陽電子エネルギー範囲である0から6.5ke
V範囲におけるSパラメーターの平均値Ssurfを求め、
基板SiのSパラメーターの平均値Ssub は、陽電子エ
ネルギー20から29keV範囲での平均値をとってい
る。本結果は、従来型SIMOXウエハーではSsurfが
低い値となり、微小な酸素クラスターが残存しているこ
とを示しているが、800℃窒素中で20分間熱処理し
た試料ではSsurfが増加し、その平均値は0.997と
なり、微小酸素クラスターが低減されたことを示してい
る。また1300℃から10℃/分の冷却速度で600
℃まで冷却した試料においてもSsurf/Ssub 比は0.
994となり酸素クラスター低減の効果が現れている。
シート抵抗値はいずれも従来型SIMOXウエハーより
も低下し、電気的特性も向上していることがわかる。
【0023】
【表1】
【0024】(実施例2)一桁酸素イオンが多いときに
も再度の低温熱処理が有効であることを陽電子消滅デー
ターを用いて示す。CZ−Si(100)基板に基板温
度550℃で酸素イオンを1.33×1018cm-2、1
80keVで注入した後、前述の実施例1と同様に13
00℃でアルゴンと酸素の混合ガス雰囲気中で6時間熱
処理してSIMOXウエハーを作製した。電子顕微鏡で
観察されるほど大きな酸素析出物やボイドは認められな
いが、転位は105cm-2程度残存している。次に本発
明による800℃窒素中で20分間熱処理をさらに施し
た。また別の試料において、1300℃熱処理の後、ア
ルゴンと酸素の混合ガス雰囲気下において、600℃ま
で10℃/分の冷却速度で冷却した。
も再度の低温熱処理が有効であることを陽電子消滅デー
ターを用いて示す。CZ−Si(100)基板に基板温
度550℃で酸素イオンを1.33×1018cm-2、1
80keVで注入した後、前述の実施例1と同様に13
00℃でアルゴンと酸素の混合ガス雰囲気中で6時間熱
処理してSIMOXウエハーを作製した。電子顕微鏡で
観察されるほど大きな酸素析出物やボイドは認められな
いが、転位は105cm-2程度残存している。次に本発
明による800℃窒素中で20分間熱処理をさらに施し
た。また別の試料において、1300℃熱処理の後、ア
ルゴンと酸素の混合ガス雰囲気下において、600℃ま
で10℃/分の冷却速度で冷却した。
【0025】実施例1と同様にこれら本発明の効果を比
較するために、陽電子データーを図2に示した。図にお
いて符号1は従来型SIMOXウエハーのSパラメータ
ーの陽電子エネルギー依存性を示し、符号2は本発明の
800℃後熱処理を施したSIMOXウエハーのSパラ
メーターの陽電子エネルギー依存性を示し、符号3は本
発明の600℃まで10℃/分の冷却速度で冷却したS
IMOXウエハーのSパラメーターの陽電子エネルギー
依存性を示す。また、Ssurf/Ssub 比とシート抵抗値
を表2に示した。
較するために、陽電子データーを図2に示した。図にお
いて符号1は従来型SIMOXウエハーのSパラメータ
ーの陽電子エネルギー依存性を示し、符号2は本発明の
800℃後熱処理を施したSIMOXウエハーのSパラ
メーターの陽電子エネルギー依存性を示し、符号3は本
発明の600℃まで10℃/分の冷却速度で冷却したS
IMOXウエハーのSパラメーターの陽電子エネルギー
依存性を示す。また、Ssurf/Ssub 比とシート抵抗値
を表2に示した。
【0026】表層Siの厚さ220nmに対応する陽電
子エネルギー0から5keV範囲でのSパラメーターの
平均値Ssurfを求め、基板SiのSパラメーターの平均
値Ssub は、陽電子エネルギー20から29keV範囲
での平均値をとっている。従来型SIMOXウエハーで
は、Ssurf/Ssub 比は0.941で微小酸素クラスタ
ーは残存している。一方、本発明の2種類の製造方法に
よりSsurf/Ssub 比は1.002、1.003とな
り、微小酸素クラスターの低減が達成されていることを
示している。シート抵抗値はいずれも従来型SIMOX
ウエハーよりも低下し、電気的特性も向上していること
がわかる。
子エネルギー0から5keV範囲でのSパラメーターの
平均値Ssurfを求め、基板SiのSパラメーターの平均
値Ssub は、陽電子エネルギー20から29keV範囲
での平均値をとっている。従来型SIMOXウエハーで
は、Ssurf/Ssub 比は0.941で微小酸素クラスタ
ーは残存している。一方、本発明の2種類の製造方法に
よりSsurf/Ssub 比は1.002、1.003とな
り、微小酸素クラスターの低減が達成されていることを
示している。シート抵抗値はいずれも従来型SIMOX
ウエハーよりも低下し、電気的特性も向上していること
がわかる。
【0027】
【表2】
【0028】以上の2つの実施例の結果は、本発明によ
るSIMOXウエハーが微小酸素クラスターという結晶
欠陥の低減とシート抵抗値に代表される電気的特性の向
上を有し、従来品より著しく優れていることを実証する
ものである。‐
るSIMOXウエハーが微小酸素クラスターという結晶
欠陥の低減とシート抵抗値に代表される電気的特性の向
上を有し、従来品より著しく優れていることを実証する
ものである。‐
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、従来品であるSIMO
Xウエハーの表層Si中に残存していた微小酸素クラス
ターを600から800℃の熱処理により低減すること
ができた。それにより、結晶欠陥を低減したSIMOX
ウエハー半導体デバイスの品質および歩留まりを向上さ
せることができる。
Xウエハーの表層Si中に残存していた微小酸素クラス
ターを600から800℃の熱処理により低減すること
ができた。それにより、結晶欠陥を低減したSIMOX
ウエハー半導体デバイスの品質および歩留まりを向上さ
せることができる。
【図1】 本発明を適用した実施例1におけるSIMO
XウエハーのSパラメーターの陽電子エネルギー依存性
を示す図である。
XウエハーのSパラメーターの陽電子エネルギー依存性
を示す図である。
【図2】 本発明を適用した実施例2におけるSIMO
XウエハーのSパラメーターの陽電子エネルギー依存性
を示す図である。
XウエハーのSパラメーターの陽電子エネルギー依存性
を示す図である。
1…従来型SIMOXウエハーのSパラメーターの陽電
子エネルギー依存性 2…本発明の800℃後熱処理を施したSIMOXウエ
ハーのSパラメーターの陽電子エネルギー依存性 3…本発明の600℃まで10℃/分の冷却速度で冷却
したSIMOXウエハーのSパラメーターの陽電子エネ
ルギー依存性
子エネルギー依存性 2…本発明の800℃後熱処理を施したSIMOXウエ
ハーのSパラメーターの陽電子エネルギー依存性 3…本発明の600℃まで10℃/分の冷却速度で冷却
したSIMOXウエハーのSパラメーターの陽電子エネ
ルギー依存性
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】SIMOXウエハーの断面の電子顕微鏡観
察によれば、単結晶Si層にはイオン注入によって生成
したボイドなどの空孔型格子欠陥は除去されている。ま
た電子顕微鏡により観察可能なサイズ(一般的には20
Å)以上の酸素析出物も認められてはいない。ただし転
位密度に関しては注入量が多くなるほど多くなる傾向に
あるが、注入と高温熱処理の行程をいくつか分割するな
どの工夫をすることにより105 cm-2以下に低減化す
ることに成功している(J.Stoemenos et al.,J.Electoch
em.Soc.,Vol.142,(1995)p.1248-p.1260)。
察によれば、単結晶Si層にはイオン注入によって生成
したボイドなどの空孔型格子欠陥は除去されている。ま
た電子顕微鏡により観察可能なサイズ(一般的には20
Å)以上の酸素析出物も認められてはいない。ただし転
位密度に関しては注入量が多くなるほど多くなる傾向に
あるが、注入と高温熱処理の行程をいくつか分割するな
どの工夫をすることにより105 cm-2以下に低減化す
ることに成功している(J.Stoemenos et al.,J.Electoch
em.Soc.,Vol.142,(1995)p.1248-p.1260)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術である大量酸
素のイオン注入と高温での熱処理のみでは、微小酸素ク
ラスターが残留し、表層Siの抵抗を変化させ、耐圧特
性などの悪化を招いている。
素のイオン注入と高温での熱処理のみでは、微小酸素ク
ラスターが残留し、表層Siの抵抗を変化させ、耐圧特
性などの悪化を招いている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】まず、単結晶Siウエハー基板に基板温度
450から650℃で酸素イオンをトータルで1×10
17cm-2以上注入する。基板温度は後処理における単結
晶Siの成長核を残すために450から650℃の範囲
に加熱する。内部にSiO2膜を形成させるためには、
トータルで1×1017cm-2以上の注入量が必要であ
る。次に、1150℃から1350℃の温度でArのよ
うな不活性ガスと酸素の混合ガス中で加熱することによ
り表面から単結晶Si/SiO2 /単結晶Si基板の構
造をもつSOI構造を形成させる。各層や界面の形成や
イオン注入によって生成した空孔型欠陥の低減、転位の
発生の抑制には1150℃から1350℃の温度での加
熱が必要である。明確な各層間の界面の形成のためには
加熱時間は4時間から6時間が必要である。加熱雰囲気
において不活性ガスのみではSiの昇華がおこるため、
酸素を混入させて表層に酸化膜を形成させることにより
昇華を防ぐ。
450から650℃で酸素イオンをトータルで1×10
17cm-2以上注入する。基板温度は後処理における単結
晶Siの成長核を残すために450から650℃の範囲
に加熱する。内部にSiO2膜を形成させるためには、
トータルで1×1017cm-2以上の注入量が必要であ
る。次に、1150℃から1350℃の温度でArのよ
うな不活性ガスと酸素の混合ガス中で加熱することによ
り表面から単結晶Si/SiO2 /単結晶Si基板の構
造をもつSOI構造を形成させる。各層や界面の形成や
イオン注入によって生成した空孔型欠陥の低減、転位の
発生の抑制には1150℃から1350℃の温度での加
熱が必要である。明確な各層間の界面の形成のためには
加熱時間は4時間から6時間が必要である。加熱雰囲気
において不活性ガスのみではSiの昇華がおこるため、
酸素を混入させて表層に酸化膜を形成させることにより
昇華を防ぐ。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【実施例】 (実施例1)微小酸素クラスターの減少をSIMOXウ
エハーの低温熱処理前後の陽電子消滅データーを比較す
ることにより示すこととする。CZ(チョクラルスキー
型)−Si(100)基板に、基板温度550℃で酸素
イオンを4×1017cm-2、180keVで注入した
後、1300℃でアルゴンと酸素の混合ガス雰囲気中で
6時間熱処理してSIMOXウエハーを作製した(従来
型SIMOXウエハー)。その時点の表層Siの状態と
しては、断面の透過型電子顕微鏡観察によればボイドや
大きな酸素析出物は認められず、SECCOエッチの結
果から転位密度は102 cm-2程度である。次に本発明
による800℃窒素中で20分間熱処理をさらに施し
た。また別の試料において、1300℃熱処理の後、ア
ルゴンと酸素の混合ガス雰囲気下において、600℃ま
で10℃/分の冷却速度で冷却した。
エハーの低温熱処理前後の陽電子消滅データーを比較す
ることにより示すこととする。CZ(チョクラルスキー
型)−Si(100)基板に、基板温度550℃で酸素
イオンを4×1017cm-2、180keVで注入した
後、1300℃でアルゴンと酸素の混合ガス雰囲気中で
6時間熱処理してSIMOXウエハーを作製した(従来
型SIMOXウエハー)。その時点の表層Siの状態と
しては、断面の透過型電子顕微鏡観察によればボイドや
大きな酸素析出物は認められず、SECCOエッチの結
果から転位密度は102 cm-2程度である。次に本発明
による800℃窒素中で20分間熱処理をさらに施し
た。また別の試料において、1300℃熱処理の後、ア
ルゴンと酸素の混合ガス雰囲気下において、600℃ま
で10℃/分の冷却速度で冷却した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】(実施例2)一桁酸素イオンが多いときに
も再度の低温熱処理が有効であることを陽電子消滅デー
ターを用いて示す。CZ−Si(100)基板に基板温
度550℃で酸素イオンを1.33×1018cm-2、1
80keVで注入した後、前述の実施例1と同様に13
00℃でアルゴンと酸素の混合ガス雰囲気中で6時間熱
処理してSIMOXウエハーを作製した。電子顕微鏡で
観察されるほど大きな酸素析出物やボイドは認められな
いが、転位は105 cm-2程度残存している。次に本発
明による800℃窒素中で20分間熱処理をさらに施し
た。また別の試料において、1300℃熱処理の後、ア
ルゴンと酸素の混合ガス雰囲気下において、600℃ま
で10℃/分の冷却速度で冷却した。
も再度の低温熱処理が有効であることを陽電子消滅デー
ターを用いて示す。CZ−Si(100)基板に基板温
度550℃で酸素イオンを1.33×1018cm-2、1
80keVで注入した後、前述の実施例1と同様に13
00℃でアルゴンと酸素の混合ガス雰囲気中で6時間熱
処理してSIMOXウエハーを作製した。電子顕微鏡で
観察されるほど大きな酸素析出物やボイドは認められな
いが、転位は105 cm-2程度残存している。次に本発
明による800℃窒素中で20分間熱処理をさらに施し
た。また別の試料において、1300℃熱処理の後、ア
ルゴンと酸素の混合ガス雰囲気下において、600℃ま
で10℃/分の冷却速度で冷却した。
Claims (3)
- 【請求項1】 表面から単結晶Si層/SiO2 層/単
結晶Si基板からなるSIMOXウエハーにおいて、陽
電子消滅法で室温で測定されるSパラメーターの表層単
結晶Si層での平均値(Ssurf)と基板Siでの平均値
(Ssub )の比、Ssurf/Ssub が下記式(1)の範囲
であることを特徴とするSIMOXウエハー。 0.99≦Ssurf/Ssub ≦1.01 …(1) - 【請求項2】 単結晶Si基板に1×1017cm-2以上
の酸素イオンを注入し、1150から1350℃で熱処
理をおこなった後、さらに600から800℃の温度範
囲で熱処理をおこなうことを特徴とするSIMOXウエ
ハーの製造方法。 - 【請求項3】 単結晶Si基板に1×1017cm-2以上
の酸素イオンを注入し、1150から1350℃で熱処
理後、600℃まで冷却速度5℃/分以上10℃/分以
下の冷却速度で冷却することを特徴とするSIMOXウ
エハーの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7274439A JPH09116126A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | Simoxウエハーおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7274439A JPH09116126A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | Simoxウエハーおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09116126A true JPH09116126A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17541701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7274439A Withdrawn JPH09116126A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | Simoxウエハーおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09116126A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023181670A (ja) * | 2022-06-13 | 2023-12-25 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 水クラスター、水クラスターの製造方法、及び水クラスターの利用方法 |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP7274439A patent/JPH09116126A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023181670A (ja) * | 2022-06-13 | 2023-12-25 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 水クラスター、水クラスターの製造方法、及び水クラスターの利用方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |