JPH09116293A - 電磁波遮蔽性材料及びその製造方法並びにその施工方法 - Google Patents

電磁波遮蔽性材料及びその製造方法並びにその施工方法

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JPH09116293A
JPH09116293A JP29893695A JP29893695A JPH09116293A JP H09116293 A JPH09116293 A JP H09116293A JP 29893695 A JP29893695 A JP 29893695A JP 29893695 A JP29893695 A JP 29893695A JP H09116293 A JPH09116293 A JP H09116293A
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JP
Japan
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electromagnetic wave
adhesive
wave shielding
volume resistivity
less
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JP29893695A
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English (en)
Inventor
Tokuji Abe
徳治 阿部
Yasutaka Higuchi
泰登 樋口
Akira Okada
明 岡田
Hiroshi Hattori
博 服部
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NIPPON PLAST KOGYO KK
Original Assignee
NIPPON PLAST KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分な遮蔽効果を得ると共に製造が簡単であ
り、また施工が容易で、施工コストも低廉になし得るよ
うにする。 【解決手段】 プラスチック製フイルム1の少なくとも
片面が導電性材料または導電性を有する磁性材料の蒸着
又はメッキの薄膜層2からなり、その薄膜層2に密着し
た(導電性)接着剤3層と、その接着剤3層を被う剥離
紙4から構成される。そして、剥離紙4を剥がして壁等
の表面Wに貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に室内等に設置さ
れる電子機器を電磁波の悪影響から保護し、また電子機
器から発生する電磁波が雑音として外部に漏れ出すのを
防ぐために用いられる電磁波遮蔽性材料及びその製造方
法並びにその施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気・電子機器から悪影響を及ぼ
す電磁波が発生するのを防ぐ観点から、電気用品取締法
第20条に基づく「電気用品の技術上の基準を定める省
令」並びに電磁波障害を防止する電気通信審議会の定め
る自主的規制値に基づき、電磁波を発生する可能性のあ
る電気・電子機器の筐体表面に導電性塗料を塗装した
り、金属の蒸着または鍍金を施したり、或いは筐体自体
を導電性材料を混入したプラスチックで成形するなどし
て導電性を持たせることにより、電磁波を反射あるいは
吸収して減衰させ筐体の外に漏れるのを防ぐようにして
いた。しかし、例えばパーソナルコンピューターのイン
ターフェイス部から電磁波が漏れテレビ画面を乱すとい
う現象がよく見られる。
【0003】ところで、加工費が安価で成形後の手間が
殆んど掛からないものとして導電性プラスチック法が有
る。該導電性プラスチック法は導電性材料をプラスチッ
クに混入した材料から押出成形法によりシートや異形品
を成形したり、射出成形機でパーソナルコンピューター
等の筐体を成形する方法であるが、この種導電性プラス
チックの導電性を高めるためには導電性材料の粒子間隔
を少さくする必要が有る。すなわち、実用プラスチック
事典(産業調査会)P685の記載によるとプラスチッ
クとカーボン粉を混ぜたときの粒子間隔と体積固有抵抗
との間に直線関係が認められ、粒子間隔が小さくなれ
ば、体積固有抵抗が小さくなっている。遮蔽効果を高め
るためには導電性を高めることと遮蔽層を厚くすること
が有効であり、遮蔽効果が平均的なレベルで認められる
には30〜60dBと言われている。
【0004】ところで、導電性を高めるためには、プラ
スチックに混入する導電性材料の充填量を多くする必要
が有るが、多くすると押出成形や射出成形の際の溶融粘
度が高くなり、流動性が急激に低下して成形が困難にな
るという問題が生ずる。
【0005】これに対し、成形容易なものとして例えば
特開昭63−82000号に示される電磁波シールド性
壁装材料およびその形成方法が有る。この電磁波シール
ド性壁装材料は、電磁波に対し遮蔽性を有し、かつ外観
的にも美麗な壁装材料であって、壁紙層と金属薄膜含有
芯層とから成っている。更に、詳しくは、金属薄膜含有
芯層が、アモルファス金属または非アモルファス金属薄
膜の表面に繊維布帛層を設け、裏面には可撓性樹脂被覆
層を設けて成り、壁下地面などに金属薄膜含有芯層を接
着剤を塗布して貼着し、更にその表面に壁紙シートを貼
着して電磁波シールド性壁装材料を形成するようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、導電性
プラスチックで電子機器の筐体を形成する場合は、遮蔽
効果を高めるべくプラスチック内への導電性材料の充填
量を多くすると、押出成形や射出成形の際の溶融粘度が
高くなり成形困難となるので、導電性向上に限界が有り
高い遮蔽効果を期待することはできない。また、金属薄
膜含有芯層を形成して壁紙シートと共に壁下地面に貼着
する電磁波シールド性壁装材料にあっては、充分な遮蔽
効果は得られるものの、アモルファス金属薄膜などを使
用しているのでコスト的に高価になるばかりか壁下地面
に接着剤を塗って金属薄膜含有芯層を貼着し、更に壁紙
シートを接着剤によりその表面に貼着しているので、施
工に多くの手間と時間を要し、ひいては施工コストも高
くなるという課題が有った。そこで本発明は上記課題を
解決すべくなされたもので、充分な遮蔽効果が得られる
ばかりでなく、施工が容易で多くの時間を必要とせず、
しかも施工コストを低廉になし得る電磁波遮蔽性材料及
びその製造方法並びにその施工方法を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】か
かる目的を達成するため、本発明の電磁波遮蔽性材料
は、まずプラスチック製フイルムの少なくとも一つの面
を導電性材料または導電性を有する磁性材料の蒸着また
は鍍金層で被覆し、その蒸着または鍍金層で被覆した少
なくとも1つの面に接着剤を塗布し、更に該接着剤層の
表面に剥離紙を貼着して成形される。
【0008】前記導電性材料または導電性を有する磁性
材料は体積固有抵抗が10-4Ωcm以下の金属または合
金であって、特に導電性材料はAl,Cu,Fe,N
i,Co,Si,Sn,Ti,Zn,Ag,Au,C
r,Mn,Pbから選ばれた1または2種以上を主成分
とする金属または合金からなることが望ましい。また、
接着剤に体積固有抵抗が102Ωcm以下となるように
体積固有抵抗が10-4Ωcm以下の導電性繊維が混入さ
れ、該導電性繊維はアスペクト比が20以上であること
が望ましい。更に、接着剤に10-4Ωcm以下の体積固
有抵抗を有しかつアスペクト比が20以下である導電性
材料および導電剤を混合分散してもよい。このようにし
て成形される電磁波遮蔽材料は電磁波の遮蔽効果を充分
発揮する。そして、施工に当っては、プラスチック製フ
イルム裏面の剥離紙を剥ぎ取り床,壁,天井,桟等の裏
側または表側の面にアースして貼り付けるのみで済み、
必要に応じ、後はその表面に壁紙を接着剤で貼着する。
ただ、プラスチック製フイルムの表面に模様印刷を施し
たものにあっては、更に壁紙を貼着する必要はなくその
ままで施工が完了する。よって、これら施工が容易とな
り多くの時間が掛からず、施工コストも低廉になし得
る。
【0009】以下本発明の電磁波遮蔽性材料及びその製
造方法並びにその施工方法の実施の形態を図面と共に説
明する。図1は第1の実施の形態を示すもので、図中1
はプラスチック製フイルムの一部であり適宜な幅を有す
るシート状をなす。そして、該プラスチック製フイルム
1の裏面を導電性材料の蒸着層2で被覆し、更にその蒸
着層2の裏面に接着剤3を塗布する。また、該接着剤3
面に剥離紙4を貼着して電磁波遮蔽性材料Aが形成され
る。図2にその製造方法を示す。図中、5はフイルム送
出しロールであり、該フイルム送出しロール5にあらか
じめ一側面に導電性材料の蒸着層2が形成されたプラス
チック製フイルム1が巻回されている。6はその上方に
位置する中間ロール、7は巻取りロールである。そし
て、中間ロール6の表面に接するよう接着剤3を供給す
るダイ8が配置され、また中間ロール6と巻取りロール
7との間に一対のピンチロール9,9が上下に配置され
る。10はピンチロール9,9の上方に位置し剥離紙4
を巻回した剥離紙供給ロールである。そこで、フイルム
送出しロール5から引き出されたプラスチック製フイル
ム1は中間ロール6に沿って巻取りロール7側に向う。
その途中、中間ロール6の位置でダイ8から接着剤3が
蒸着層2の表面に塗布される。次いで、一対のピンチロ
ール9,9間を通過するが、同時に剥離紙供給ロール1
0から引き出される剥離紙4が前記接着剤3の表面に貼
着され一体となって送り出されて巻取りロール7に巻取
られる。このようにして電磁波遮蔽性材料Aが形成され
る。
【0010】図3,図4は電磁波遮蔽性材料Aの製造方
法の第2の実施の形態を示すものである。図3はあらか
じめ剥離紙4の表面に接着剤3を塗布するようにしたも
のであって、11は剥離紙4を巻回した剥離紙送出しロ
ール、12はその上方に位置する中間ロール、13は剥
離紙巻取りロールである。そして、中間ロール12の表
面に接するように接着剤3を供給するダイ14が配置さ
れ、また中間ロール12と剥離紙巻取りロール13との
間に接着剤3を塗布した剥離紙4の揺れを防止するロー
ル15が配置される。そこで、剥離紙送出しロール11
から引き出された剥離紙4は中間ロール12に沿って剥
離紙巻取りロール13側に向う。その途中、中間ロール
12の位置でダイ14から接着剤3が剥離紙4の一側面
に塗布される。そして、ピンチロール15,15を介し
て剥離紙4が剥離紙巻取りロール13に巻取られる。
【0011】図4は、前記接着剤3が塗布された剥離紙
4を使用して電磁波遮蔽性材料Aを製造する方法を示
し、フイルム送出しロール5と巻取りロール7との間に
一対のピンチロール16,16が上下に配置され、その
上方に前記剥離紙4が巻回される剥離紙供給ロール17
が配置される。前記フイルム送出しロール5にあらかじ
め一側面に導電性材料の蒸着層2が形成されたプラスチ
ック製フイルム1が巻回されており、ここから引き出さ
れたプラスチック製フイルム1はピンチロール16,1
6間を通過するが、同時に剥離紙供給ロール17から引
き出される剥離紙4がその接着剤3層と蒸着層2の表面
が合わさるようにしてプラスチック製フイルム1に貼着
され一体となって送り出されて巻取りロール7に巻取ら
れる。このようにして電磁波遮蔽性材料Aが形成され
る。
【0012】図5は電磁波遮蔽性材料Bの第2の実施の
形態を示すもので、蒸着層2の表面に接着剤3を塗布し
たプラスチック製フイルム1の接着剤3層側に同じ3層
に形成されるプラスチック製フイルム1を貼着して上下
に2重に重ね合わせ、更に、下側の接着剤3層に剥離紙
4を貼着して形成される。このように2重ないし各重に
することによりより一層の電磁波遮蔽効果が期待でき
る。
【0013】前記各実施の形態においては、導電性材料
の代りに導電性を有する磁性材料を使用することもで
き、またこれら導電性材料及び導電性を有する磁性材料
は鍍金によってプラスチック製フイルム1の片面または
両面を被覆することも可能である。また、プラスチック
製フイルムの表面すなわち接着剤3を塗布しない面に、
模様印刷を施すようにすれば、壁紙が不要となり施工が
非常に容易になるという利点が有る。更にまた、詳細は
後記するが前記接着剤3には導電製繊維,導電製材料,
導電剤を混入することもできる。また、導電性繊維を含
む導電性材料に保持力が小さく透磁率の高い磁性材料を
添加することにより、さらに電磁波遮蔽効果を高めるこ
とができる。
【0014】本発明に用いるプラスチック製フイルム1
の材質としては、導電性薄膜化処理の際に、変形や変質
が起こらない様に100℃以上の融点又は、見かけの溶
融粘度で106ポイズを示す温度が100℃以上である
高分子が適し、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン等の
ハロゲン化ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブデン、エチレン酢酸ビニル共重合体等のオレフィ
ン系ポリマー、ポリスチレン、ポリメチルメタアクリレ
ート、酢酸セルロース系、ポリエステル、ポリアミド
類、ポリエーテル類、ポリエーテルスルホン、ポリフェ
ニレンスルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリ
サルファイド、ポリエーテルイミド、ポリイミド等であ
る。しかし、ここに例示した高分子に限定されるもので
はなく、導電性薄膜を形成したフイルムを2次加工する
かどうか、その時どのような特性が要求されるか、又、
施工した後どの様な環境で使用されるかなどを勘案しな
がら高分子の種類や分子量を選択する必要がある。又、
フイルム化は押出成形法、カレンダロール成形法、キャ
スティング法、ブレス法、鉋削り法等、選択した高分子
の特性、生産性、後加工性など勘案しながら選択すべき
であり、フイルムを成形するに当り、導電性、後加工、
施工、使用時に悪影響を及ぼさない加工助剤や充填剤な
どを適宜添加しても良い。
【0015】通常、遮蔽効果が平均的なレベルで認めら
れるには30〜60dBと言われており、1MHZ 〜1
0GHZ の範囲で40dB以上の遮断効果を得るために
鋭意研究した結果、10-4Ωcm以下の体積固有抵抗の
材料で膜厚が100オングストローム以上必要であるこ
とがわかった。このため、プラスチック製フイルム1上
に導電性薄膜を形成するには、真空蒸着法などの他にス
バッターリング法、イオンブレーティング法、無電解メ
ッキ法、電解メッキ法など物理的、化学的に導電性材料
をプラスチック製フイルム上に析出させる方法などがあ
り、導電性材料としては、Zn,Cu,Ag,Au,P
t,Al,Ga,In,Fe,Ni,Co,Ti,V,
Be,Cr,Mn,Zr,C,Si,Ge,Sn,P
b,Nb,Ta,Mo,W,Se,Te,Sb,Ir,
Ca等の元素、より望ましくはAl,Ca,Fe,N
i,Co,Si,Sn,Ti,Zn,Ag,Au,C
r,Mn,Pbから選ばれた元素を用いた合金(黄銅,
青銅,半田,ステンレス,ケイ素鋼等)又は、これら元
素を用いた化合物(含む、金属間化合物等)などがあ
り、体積固有抵抗が10-4Ωcm以下を示すものであ
る。又、導電性を有する磁性材料とはCOx Pty、Co
xFey、Fexiy、MnxAly、AINixCoy、SmCO
x、CeCox、NdFexy、MnNix、ケイ素鋼など透磁
率の高い合金などであり、これらの中から1種又は2類
以上選択し組み合わせて使用しても構わない。又、これ
ら例示の物質に限定されるものでもなく、少なくとも薄
膜としたときに体積固有抵抗が10-4Ωcm以下を示す
ものが必要で、膜厚としては100オングストローム以
上が望ましく、取扱時の酸化・劣化や膜の破損を考慮す
ると200〜10000オングストロームが望ましい。
導電性材料の膜厚が10000オングストロームより厚
くなると膜の生成に長時間を要するので生産性が落ちる
問題がある。
【0016】また、電磁波遮蔽性材料の体積固有抵抗が
10-4Ωcm以上であれば、40dB以上の遮蔽効果を
保つに遮蔽性層の厚さを大きくしなければならない。1
-2Ωcmの例を取り上げると100μm以上の膜厚を
要し、剛性が大きくなり曲げ加工などの後加工時に割れ
たり亀裂が入り易く、作業が困難になる。加工時の問題
点を小さくするためには剛性の大きい導電性材料の膜厚
は10000オングストローム以下が望ましく、薄い膜
厚でも遮蔽効果を高めるには固有抵抗が10-4Ωcmが
望ましい。より望ましくは10-4Ωcm以下が好まし
い。
【0017】接着剤としては、例えば、アクリル樹脂
系、EVA(エチレン−酢酸ビニル)系、エチレンプロ
ピレンジェンターポリマー(EPDM)系、塩ビ−酢ビ
共重合体系、ポリウレタン系、ビニルエーテル系、天然
ゴム、ポリイソブチレン、SBR、プチルゴム、ニトリ
ルゴム、クロロブレンゴム、塩化ゴム等のゴム系、シリ
コーン系及びポリビニルブチラールなどが有るが、使用
環境や要求特性に合わせ選択・組み合わせて使用でき
る。しかし、アクリル系の接着剤は、ベニヤや木質、金
属などに良く接着し耐久性があるが、コンクリートのよ
うなアルカリ性の強い材質の施工面に対しては劣化する
ので不適当である。アルカリ性の強い材質に対してはゴ
ム系や合成樹脂系の接着剤がよい。しかし、ゴム系の接
着剤はアルカリ性に強いが、不飽和の部分を有している
ので酸化や紫外線による劣化によって接着したものが1
〜2年もすると変色したり、剥離したりする。アルカリ
性に強く、長期間使用に耐えるものとしてはエチレンプ
ロピレン系の接着剤EPDMや化学構造的に飽和してい
る熱可塑性エラストマー系の接着剤が適している。な
お、これらの接着剤には、粘着付与剤、可塑剤、粘度調
整剤、品質安定剤、架橋剤、充填剤など必要に応じ添加
・使用できる。また、接着剤には導電性繊維と必要に応
じ鱗片状導電材を含む微粒子状導電性材料を組み合わせ
ることにより接地抵抗を低める作用と接着剤の塗布時の
粘度調整を行う。
【0018】導電性材料による薄膜部に入射された電磁
波が反射または吸収するときに生じる電荷をスムーズに
放電させるためには、これらの接着剤に導電性材料をブ
レンドすると効果的である。ブレンド用導電性材料とし
ては少量で放電効果を上げる為に導電性繊維を単独使用
または鱗片状又は微粒子状導電性材料と組み合わせ使用
することにより102 Ωcm以下の体積固有抵抗、望ま
しくは1Ωcm以下の体積固有抵抗にすることが好まし
く、接着剤系の塗布時の粘度調整は塗布時の湿度で調整
する方法と微粒子状の導電性材料や保磁力が小さく且つ
透磁率の高い微粒子状材料の添加量で調整する方法とが
ある。
【0019】ところで、接着剤と導電性材料と混合した
ときの系の導電性を高める為には、導電材料の粒子間隔
が小さく且つそれぞれが接触・絡み合った方がよい。も
し、粒子状であれば、単位体積当りの比較面積が最小に
なるので流動性が良くなり、均一に混ざり易くなるが接
触頻度が最小になる。これに対し、繊維状又は鱗片状の
粒子は比表面積が大きく、流動性が悪くなり、均一分散
しにくくなるが接触頻度が大きくなり易いので、導電性
の主体として導電性繊維を用い、取扱時の流動性を確保
するために鱗片状や微粒子状の導電性材料との組み合わ
せが望ましい。
【0020】導電性繊維は、アスペクト比(物体の縦と
横の比、繊維の長さを平均直径で割った値)が20より
小さいと繊維同士の絡み合い又は接触の頻度が小さくな
るので接着剤層の導電性が上りにくい。そこで、アスペ
クト比が20以上、より望ましくは100以上の導電性
材料が好ましく、しかもできる限り繊維の直径(直径4
〜100μ)が小さければ少量で導電性が上がりやす
い。導電性繊維は、銅繊維、黄銅繊維、アルミニウム繊
維、ステンレス繊維、銀線、金線、ニッケル繊維、鉄繊
維等の金属繊維、炭素繊維、金属を表面に蒸着被覆した
炭素繊維、金属を表面に被覆した碍子繊維等が上げら
れ、これらの1種又は2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。そしてこれらのものを接着剤に混合する
に当って、ステアリン酸、シランカップリング剤やチタ
ネート系のカップリング剤等であらかじめ表面を処理す
ると未処理の場合よりも少ない混練負荷で、より均一に
分散し接着剤によくなじむことになる。
【0021】繊維状のものを3Vol%より少なくする
と高い導電性を確保するために微粒子状の物の比率を非
常に高くしなければならず、接着剤の粘度が高くなり過
ぎて取扱いが困難になる。同様に繊維状のものが20V
ol%以上になると鱗片状や微粒子状のものの比率を少
なく出来るが粘度が高くなり取扱いが困難になる。それ
ばかりでなく接着強度が低下するので、これらの導電性
材料の接着剤に対する添加量は繊維状のものが3〜20
Vol%、鱗片状または微粒子状のものは0〜20Vo
l%が望ましい。鱗片状または微粒子状の導電性材料の
代わりに透磁率の高いソフトフェライト(マグネタイ
ト)やケイ素鋼の繊維状、微粒子状または鱗片状のもの
を用いれば電磁波の吸収性が高まるので遮蔽効率の面か
らより好ましい。
【0022】接着剤と繊維状導電性材料及びまたは微粒
子状導電性材料や透磁率が高く保持力の小さい磁性材の
微細粉、例えばソフトフェライトやパーマロイ等のケイ
素鋼の微粉とを混合する方法には、溶液法と溶剤を使用
しない直接混合法がある。溶液法は、接着剤を溶剤で希
釈し低粘度(約10ポイズ以下が適当)の溶液にし、そ
の溶液に混合すればよい。混合にあたり繊維状あるいは
微粒子状の導電性材料や磁性材料をシラン系カップリン
グ剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カ
ップリング剤あるいはステアリン酸等の表面処理剤で処
理しておくと混合がスムーズに行うことができるばかり
でなく接着剤への馴染みがよくなり、接着強度が高くな
る。
【0023】溶液法の特徴は、混合が容易で塗布も容易
であるが、プラスチックフイルムを侵さないような溶剤
の選択と溶剤の蒸気を考慮した作業環境の配慮を必要と
し、又、塗布後の溶剤乾燥設を要するなどの問題点があ
る。直接混合法は、接着剤の溶融粘度を低下させるよう
に加熱したニーダーで接着剤と導電性材料や磁性材料等
とを直接混合し、塗布機に供給する方法と2軸押出成形
機等に接着剤と導電性材料や磁性材料を直接供給し、押
出機内で混合、混練、輸送しダイからシート状に押し出
しながらプラスチック製フイルム上に塗布する方法があ
る。塗布の方法には、ナイフコーター法、ロールコータ
ー法、押出しTダイコーター法等があり、適宜選択すれ
ばよいが、溶剤を使用しない接着剤系では一般に粘度が
高いので押出しTダイコーター法が適する場合が多い。
【0024】接着剤に対する剥離紙は一般的な剥離紙、
例えばシリコーン系又はフッ素系樹脂、ワニス、油で表
面処理した紙、パラフィンで処理した紙、ポリオレフィ
ン系のフイルム又はフッ素樹脂系のフイルム等でよい
が、接着剤の特性を考慮して選択する必要がある。
【0025】そこで、第1の実施の形態に係る電磁波遮
蔽性材料Aの施工方法を図6に基づき説明する。なお、
接着剤3層に導電性繊維を主とする導電性材料18が混
入されている。まず、施工にあたっては電磁波遮蔽性材
料Aを適宜長さまたは大きさに切断し、プラスチック製
フイルム1裏面の剥離紙4を剥ぎ取って壁、天井、床や
桟などの施工しようとする面Wの表面に貼り付ける。こ
の際、予め貼付・施工しようとする面Wにアースのため
のリード線19を設置し、その面に貼着するとプラスチ
ック製フイルム1の蒸着層2が、電磁波を受けた時に発
生する電界を導電性の接着剤3層を通し放散出来る。
又、必要に応じて、プラスチック製フイルム1の表面に
ファッション性を付与したい場合は、接着剤3層と反対
の表面に模様印刷を施しておけば、わざわざ壁紙20を
貼着しなくとも良く、壁紙20貼着の手間と時間の節約
につながる。又、図7に示すようにプラスチック製フイ
ルム1の表面に壁紙20を接着剤で貼着しても何らさし
つかえない。
【0026】図8は表・裏両面に蒸着層2を形成したプ
ラスチック製フイルムA′を前記と同様の手順により
壁,天井,床や桟などの施工しようとする面Wに貼り付
けた状態を示すもので、アースを施した後に壁紙20を
接着剤で貼着する。また、図9は第2の実施の形態に係
る電磁波遮蔽性材料Bを壁,天井,床や機などの施工し
ようとする面Wに貼り付けた状態を示すもので、重ね合
わせることにより一層の電磁波遮蔽効果が有る。
【0027】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を
具体的に説明するが、本発明は次に記述する実施例に制
限されるものではない。 (1)評価法 電磁波遮蔽効果の測定法 株式会社アドバンテスト製トラッキングジェネレータ内
蔵スペクトロアナライザーR3361Aとシールド材評
価器TR17301Aを用い、15cm×5cmの試験
片を用い電磁波遮蔽効果を測定する。 接着剤系の体積固有抵抗の測定 調合された接着剤をPETフイルム上に卓上型のコータ
ーで、約20cm角の試験片が取れる様に、しかも固形
分で100μmの厚さになるように塗布し、乾燥して測
定に供した。体積固有抵抗は4点法で表面抵抗を測定
し、その値に厚さを剰算して求める。
【表1】
【表2】
【0028】
【実施例1】A4番サイズに裁断した500オングスト
ロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイルム
の蒸着面に、接着剤(#610)をトルエンに溶解した
30%溶液にして約100μmの厚さに塗布し、換気し
た室内に放置し乾燥し、さらに、真空乾燥してトルエン
を除去した。このフイルムの接着剤面に0.3mm厚さ
のポリエチレンフイルムを密着するように積層した。こ
のフイルムから15cm×5cmの試験片を作り、電磁
波遮蔽効果を測定した。結果は周波数10MHZ で43
dBであった。
【0029】
【実施例2】A4番サイズに裁断した100オングスト
ロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイルム
の蒸着面に、接着剤(#610)90g(90Vol
%)、トルエン210g、アスペクト比300のステン
レス繊維(タフミックファイバー)を39g(5Vol
%)、鱗片状銅粉(Cu−S(C3))44.7g(5
Vol%)を調合攪拌したものを固形分で100μm厚
さになるように塗布し、実施例1と同様な方法で試験片
を調製し、電磁波遮蔽効果を測定した。結果は周波数1
0MHZ で57dBであった。
【0030】
【実施例3】A4番サイズに裁断した500オングスト
ロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイルム
の蒸着面に、接着剤(#610)95g(95Vol
%)、トルエン210g、アスペクト比300のステン
レス繊維(タフミックファイバー)を39g(5Vol
%)調合攪拌したものを固形分で100μm厚さになる
ように塗布し、実施例1と同様な方法で試験片を調製し
た。電磁波遮蔽効果の測定値は周波数10MHZ で55
dBであった。
【0031】
【実施例4】A4番サイズに裁断した500オングスト
ロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイルム
の蒸着面に、接着剤(#610)90g(90Vol
%)、トルエン210g、アスペクト比300のステン
レス繊維(タフミックファイバー)を39g(5Vol
%)、鱗片状銅粉(Cu−S(C3))44.7g(5
Vol%)を調合攪拌したものを固形分で100μm厚
さになるように塗布し、実施例1と同様な方法で試験片
を調製し、電磁波遮蔽効果を測定した。結果は周波数1
0MHZ で60dBであった。
【0032】
【実施例5】A4番サイズに裁断した10000オング
ストロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイ
ルムの蒸着面に、接着剤(#610)90g(90Vo
l%)、トルエン210g、アスペクト比300のステ
ンレス繊維(タフミックファイバー)を39g(5Vo
l%)、鱗片状銅粉(Cu−S(C3))44.7g
(5Vol%)を調合攪拌したものを固形分で100μ
m厚さになるように塗布し、実施例1と同様な方法で試
験片を調製し、電磁波遮蔽効果を測定した。結果は周波
数10MHZ で65dBであった。
【0033】
【実施例6】A4番サイズに裁断した500オングスト
ロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイルム
の蒸着面に、接着剤(#610)95g(95Vol
%)、トルエン210g、アスペクト比78の鉄繊維
(ASCC)を39g(5Vol%)調合攪拌したもの
を固形分で100μm厚さになるように塗布し、実施例
1と同様な方法で試験片を調製し、電磁波遮蔽効果を測
定した。結果は周波数10MHZ で53dBであった。
【0034】
【実施例7】A4番サイズに裁断した500オングスト
ロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイルム
の蒸着面に、接着剤(#610)80g(80Vol
%)、トルエン210g、アスペクト比300のステン
レス繊維(タフミックファイバー)を39g(5Vol
%)、鱗片状銅粉(Cu−S(C3))44.7g(5
Vol%)、ソフトフェライト(BSN−355B)5
1.8g(10Vol%)を調合攪拌したものを固形分
で100μm厚さになるように塗布し、実施例1と同様
な方法で試験片を調製し、電磁波遮蔽効果を測定した。
結果は周波数10MHZ で68dBであった。
【0035】
【実施例8】A4番サイズに裁断した500オングスト
ロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイルム
の蒸着面に、接着剤(#610)90g(90Vol
%)、トルエン210g、アスペクト比300のステン
レス繊維(タフミックファイバー)を78g(10Vo
l%)を調合攪拌したものを固形分で100μm厚さに
なるように塗布し、実施例1と同様な方法で試験片を調
製した。電磁波遮蔽効果の測定値は周波数10MHZ
65dBであった。
【0036】
【実施例9】A4番サイズに裁断した500オングスト
ロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイルム
の蒸着面に、接着剤(#610)90g(90Vol
%)、トルエン210g、アスペクト比300のステン
レス繊維(タフミックファイバー)を39g(5Vol
%)、粒子状銅粉(Cu−At−W−250)を44.
7g(5Vol%)を調合攪拌したものを固形分で10
0μm厚さになるように塗布し、実施例1と同様な方法
で試験片を調製した。電磁波遮蔽効果の測定値は周波数
10MHZ で62dBであった。
【0037】
【実施例10】A4番サイズに裁断した500オングス
トロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイル
ムの蒸着面に、接着剤(#610)95g(95Vol
%)、トルエン210g、アスペクト比300のステン
レス繊維(タフミックファイバー)を39g(5Vol
%)を調合攪拌したものを固形分で100μm厚さにな
るように塗布し、実施例1と同様に試験片を調製し、さ
らに接着剤面の間にリード線を取りつけ接地しながら電
磁波遮蔽効果を測定した。結果は周波数10MHZ で6
0dBであった。
【0038】
【実施例11】A4番サイズに裁断した500オングス
トロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイル
ムの蒸着面に、接着剤(#610)30gをトルエン7
0gに溶解した溶液を塗布し、室内に放置しながら乾燥
した。乾燥後、接着剤面に500オングストロームの厚
さにアルミニウムを蒸着したPETフイルムの蒸着して
いない面を接着し2層に積層したフイルムを調製した。
この2層に積層したフイルムのアルミニウム蒸着面に、
接着剤(#610)95g(95Vol%)、トルエン
210g、アスペクト比300のステンレス繊維(タフ
ミックファイバー)を39g(5Vol%)を調合攪拌
したものを固形分で100μm厚さになる様に塗布し
(断面構造は図5に示す)、実施例1と同様な方法で試
験片を調製した。電磁波遮蔽効果の測定値は周波数10
MHZ で65dBであった。
【0039】
【実施例12】接着剤(#610)を90重量部(95
Vol%)、アスペクト比300のステンレス繊維(タ
フミックファイバー)を39重量部(5Vol%)を1
0リットルのニーダーで混練したものを180℃のダイ
より図3に示すようにシリコーン処理した剥離紙上に1
00μm厚さのシート状に押出し積層し、接着剤シート
とした。別に用意した500オングストロームの厚さに
アルミニウムを蒸着した幅90cmのPETフイルムの
蒸着面に、図3で用意した接着剤シートの接着剤層が密
着するように、即ち、図4に示すように積層しながら巻
き取る。この積層フイルムの断面構造は図1に示す通り
である。この積層フイルムを180cm長に裁断して壁
面に張り付け施工した。裁断したものから剥離紙を剥ぎ
取り壁に張り付けるのに二人掛で3分かかった。また、
この原反から実施例1に示したような形状の試験片を切
り取り電磁波遮蔽効果を測定した結果、周波数10MH
Z で57dBであった。
【0040】
【実施例13】A4番サイズに裁断した500オングス
トロームの厚さにニッケル(Ni)を蒸着したPETフ
イルムの蒸着面に接着剤(#610)95g(95Vo
l%)、トルエン210g、アスペクト比300のステ
ンレス繊維(タフミックファイバー)を39g(5Vo
l%)調合攪拌したものを固形分で100μm厚さにな
るように塗布し、実施例1と同様な方法で試験片を調製
した。電磁波遮蔽効果の測定値は周波数10MHZ で4
7dBであった。
【0041】
【実施例14】A4番サイズに裁断した500オングス
トロームの厚さにアルミニウムを蒸着したPETフイル
ムの蒸着面に接着剤(#610)90g(90Vol
%)、トルエン210g、アスペクト比ほぼ1の銅の微
粉(Cu−At−W250)を89.3g(10Vol
%)調合攪拌したものを固形分で100μm厚さになる
ように塗布し、実施例1と同様な方法で試験片を調製し
た。電磁波遮蔽効果の測定値は周波数10MHZ で45
dBであった。
【0042】
【比較例1】500オングストロームの厚さにアルミニ
ウムを蒸着した900mm幅、1800mm長さのPE
Tフイルムを壁に張りつけ施工するに当り、現場に接着
剤塗布機を持ち込み、ゴム、アクリル系エマルジョン
(AT−14NT)接着剤を塗布し、壁に張り付けた。
その所要時間は二人掛かりで10分であった。又、この
フイルムの電磁波の遮蔽効果は周波数10MHZ で43
dBである。
【0043】
【比較例2】A4番サイズに裁断したPETフイルムの
一つの表面に、Ni系導電性塗料(ドータイトFN−1
01)を固形分で10μm厚さになるように塗布し、乾
燥した。このフイルムより実施例1と同様な方法で試験
片を調製した後、電磁波遮蔽効果を測定した。測定結果
は周波数10MHZ で30dBであった。
【0044】
【比較例3】A4番サイズに裁断したPETフイルムの
一つの表面に、Cu−Ag系導電性塗料(ドータイトF
E−107)を固形分で10μm厚さになるように塗布
し、乾燥した。このフイルムより実施例1と同様な方法
で試験片を調製し、電磁波遮蔽効果を測定した。結果は
周波数10MHZ で42dBであった。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る電磁波遮
蔽性材料は、製造が簡単であって、電子機器を配設する
室の内壁、天井、床の表面又は裏面に適用することによ
り充分な遮蔽効果が得られ、また、その施工が容易とな
り多くの時間を掛けなくて済む。また、プラスチック製
フイルムの表面に模様印刷を施すようにすれば、更に壁
紙の施工をしなくとも美麗な部屋が得られる。このよう
に施工が容易であることから、施工能率が向上するばか
りか施工コストも低廉になし得るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る電磁波遮蔽性材料の一
部断面図。
【図2】同製造方法を示す概略図。
【図3】製造方法の第2の実施の形態に係るもので、剥
離紙の製造工程を示す概略図。
【図4】同第2の実施の形態に係る製造方法を示す概略
図。
【図5】第2の実施の形態に係る電磁波遮蔽性材料の一
部断面図。
【図6】第1の実施の形態に係る電磁波遮蔽性材料の施
工方法を示す断面図。
【図7】第1の実施の形態に係る電磁波遮蔽性材料の施
工方法を示す断面図。
【図8】両面に蒸着薄膜層を形成した電磁波遮蔽性材料
の施工方法を示す断面図。
【図9】第2の実施の形態に係る電磁波遮蔽性材料の施
工方法を示す断面図。
【符号の説明】
1 プラスチック製フイルム 2 蒸着薄膜層又は及びメッキ薄膜層 3 接着剤 4 剥離紙 A,A′,B 電磁波遮蔽性材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 博 愛知県小牧市大字東田中字西田100ノ1 日本プラスチック工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製フイルムの少なくとも一
    つの表面層の体積固有抵抗が10-4Ωcm以下であり、
    該表面層の少なくとも一つに密着する接着剤層と、さら
    にその接着剤層の表面を被う剥離紙とから構成されたこ
    とを特徴とする電磁波遮蔽性材料。
  2. 【請求項2】 プラスチック製フイルムの少なくとも一
    つの面が体積固有抵抗が10-4Ωcm以下を示す導電性
    材料または及び体積固有抵抗が10-4Ωcm以下を示す
    導電性を有する磁性材料の蒸着薄膜層または及びメッキ
    薄膜層からなる請求項1記載の電磁波遮蔽性材料。
  3. 【請求項3】 導電性材料及び導電性を有する磁性材料
    がAl,Cu,Fe,Ni,Co,Si,Sn,Ti,
    Zn,Ag,Au,Cr,Mn,Pbから選ばれた1種
    または2種以上を主成分とする金属または合金からなる
    請求項2記載の電磁波遮蔽性材料。
  4. 【請求項4】 接着剤に体積固有抵抗が102Ωcm以
    下となるようにアスペクト比が20以上の導電性繊維を
    主とする導電性材料を混合分散してなる請求項1,2,
    3記載の電磁波遮蔽性材料。
  5. 【請求項5】 接着剤に体積固有抵抗が102Ωcm以
    下となるようにアスペクト比が20以上で体積固有抵抗
    が10-4Ωcm以下の導電性繊維を3〜20Vol%及
    び鱗片状及びまたは微粒子状の体積固有抵抗が10-4Ω
    cm以下の導電性材料または及び繊維状、鱗片状または
    及び微粒子状の透磁率の高い軟磁性材料を0〜20Vo
    l%混合分散してなる請求項1,2,3記載の電磁波遮
    蔽性材料。
  6. 【請求項6】 プラスチック製フイルムの接着剤を塗布
    していない表面に模様印刷がされている請求項1,2,
    3,4,5記載の電磁波遮蔽性材料。
  7. 【請求項7】 プラスチック製フイルムの少なくとも一
    つの面に体積固有抵抗が10-4Ωcm以下を示す導電性
    材料または及び体積固有抵抗が10-4Ωcm以下を示す
    導電性を有する磁性材料を蒸着または及びメッキして薄
    膜層を形成し、その薄膜層の表面に接着剤を塗布し、さ
    らにその接着剤層の表面に剥離紙を積層するようにした
    ことを特徴とする電磁波遮蔽性材料の製造方法。
  8. 【請求項8】 プラスチック製フイルムの少なくとも一
    つの面に体積固有抵抗が10-4Ωcm以下を示す導電性
    材料または及び体積固有抵抗が10-4Ωcm以下を示す
    導電性を有する磁性材料を蒸着または及びメッキして薄
    膜層を形成し、別に接着剤を塗布した剥離紙を用意し、
    該剥離紙をその接着剤層が前記薄膜層の表面に密着する
    ように積層することを特徴とする電磁波遮蔽性材料の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 接着剤に体積固有抵抗が102Ωcm以
    下となるようにアスペクト比が20以上の導電性繊維を
    主とする導電性材料を混合分散してなる請求項7,8,
    9記載の電磁波遮蔽性材料の製造方法。
  10. 【請求項10】 接着剤に体積固有抵抗が102Ωcm
    以下となるようにアスペクト比が20以上で体積固有抵
    抗が10-4Ωcm以下の導電性繊維を3〜15Vol%
    及び鱗片状及びまたは微粒子状の体積固有抵抗が10-4
    Ωcm以下の導電性材料または及び繊維状、鱗片状、ま
    たは及び微粒子状の透磁率の高い軟磁性材料を0〜20
    Vol%混合分散してなる請求項7,8,9記載の電磁
    波遮蔽性材料の製造方法。
  11. 【請求項11】 電磁波の遮蔽を行おうとする壁、床ま
    たは天井の表面または裏面に、少なくとも一つの表面層
    が10-4Ωcm以下の体積固有抵抗を示すプラスチック
    製フイルムと、10-4Ωcm以下の体積固有抵抗を示す
    表面層の少なくとも一つに密着する接着剤層と、さらに
    その接着剤層の表面を被う剥離紙とから構成された電磁
    波遮蔽性材料をその接着剤層が密着するように剥離紙を
    剥して接着することを特徴とする電磁波遮蔽性材料の施
    工方法。
  12. 【請求項12】 電磁波の遮蔽を行おうとする壁、床ま
    たは天井の表面または裏面に接地用の導電性リード線ま
    たは導電体を設置し、その設置された面に少なくとも一
    つの表面層が10-4Ωcm以下の体積固有抵抗を示すプ
    ラスチック製フイルムと、10-4Ωcm以下の体積固有
    抵抗を示す表面層の少なくとも一つに密着する接着剤層
    と、さらにその接着剤層の表面を被う剥離紙とから構成
    された電磁波遮蔽性材料をその導電性接着剤が密着する
    ように剥離紙を剥して接着することを特徴とする電磁波
    遮蔽性材料の施工方法。
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