JPH09117132A - スイッチング電源装置の過電流保護回路 - Google Patents
スイッチング電源装置の過電流保護回路Info
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- JPH09117132A JPH09117132A JP26663895A JP26663895A JPH09117132A JP H09117132 A JPH09117132 A JP H09117132A JP 26663895 A JP26663895 A JP 26663895A JP 26663895 A JP26663895 A JP 26663895A JP H09117132 A JPH09117132 A JP H09117132A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】スイッチング電源装置のスイッチングトランジ
スタ10に対し保護を過不足が生じないように施す。 【構成】許容値設定手段30によりスイッチングトランジ
スタ10に流れる脈動電流に対する最大許容値vmとそれに
部分比率を乗じた1個または複数個, 例えば2個の部分
許容値va, vbとを設定し、最大過電流保護手段40により
脈動電流値としてその検出信号iの信号値を監視して最
大許容値vmに達したときすぐその動作停止指令S4によっ
てスイッチングトランジスタ10をオフ状態に置き、部分
過電流手段50により検出信号i中のパルスの波高値を監
視して部分許容値vaまたはvbを越えたつど時限手段60を
動作させて, その時限動作の完了時に動作停止指令S6に
よってスイッチングトランジスタ10をオフ状態に入れ
る。
スタ10に対し保護を過不足が生じないように施す。 【構成】許容値設定手段30によりスイッチングトランジ
スタ10に流れる脈動電流に対する最大許容値vmとそれに
部分比率を乗じた1個または複数個, 例えば2個の部分
許容値va, vbとを設定し、最大過電流保護手段40により
脈動電流値としてその検出信号iの信号値を監視して最
大許容値vmに達したときすぐその動作停止指令S4によっ
てスイッチングトランジスタ10をオフ状態に置き、部分
過電流手段50により検出信号i中のパルスの波高値を監
視して部分許容値vaまたはvbを越えたつど時限手段60を
動作させて, その時限動作の完了時に動作停止指令S6に
よってスイッチングトランジスタ10をオフ状態に入れ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は種々な電子装置や電子回
路への給電用に広く採用されるスイッチング電源装置の
スイッチングトランジスタを過電流から安全に保護する
ために用いるスイッチング電源装置の過電流保護回路に
関する。
路への給電用に広く採用されるスイッチング電源装置の
スイッチングトランジスタを過電流から安全に保護する
ために用いるスイッチング電源装置の過電流保護回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】上述の電子回路や電子装置等に安定化さ
れた電源電圧を給電するスイッチング電源装置では、負
荷側に生じた不測の事故等の原因により過負荷状態にな
って、そのスイッチングトランジスタが熱的な損傷を受
け, ないし完全破壊してしまうことがあるため、電流検
出抵抗によりスイッチングトランジスタに流れる電流を
検出してそれが許容限度を越えたとき直ちにスイッチン
グトランジスタの動作を停止してオフ状態におくのが通
例である。図3はこのような保護回路の代表的な従来例
を示すものである。
れた電源電圧を給電するスイッチング電源装置では、負
荷側に生じた不測の事故等の原因により過負荷状態にな
って、そのスイッチングトランジスタが熱的な損傷を受
け, ないし完全破壊してしまうことがあるため、電流検
出抵抗によりスイッチングトランジスタに流れる電流を
検出してそれが許容限度を越えたとき直ちにスイッチン
グトランジスタの動作を停止してオフ状態におくのが通
例である。図3はこのような保護回路の代表的な従来例
を示すものである。
【0003】図3の上部はスイッチング電源の主回路で
あり、商用電源1の交流電圧を整流回路2により整流
し, かつキャパシタ3によって安定化した直流の入力電
圧Viを変圧器4に与え、通例のようにその一次側電流を
スイッチングトランジスタ10により断続しながら二次側
電圧をダイオード5により整流し, キャパシタ6により
安定化した上で直流の出力電圧Voとして出力するように
構成される。また、制御回路20は出力信号Voの実際値v
を受けてそれを一定に保つようトランジスタ10のオンオ
フ動作のデューティ比をPWM制御する。トランジスタ
10に流れる電流は直列抵抗11に検出させ、それによる電
流の検出値iをコンパレータ12により基準電圧Vrと比較
して、前者が後者を越えたとき過電流状態と判定して制
御回路20を介してトランジスタ10を直ちにオフ状態にし
て保護する。
あり、商用電源1の交流電圧を整流回路2により整流
し, かつキャパシタ3によって安定化した直流の入力電
圧Viを変圧器4に与え、通例のようにその一次側電流を
スイッチングトランジスタ10により断続しながら二次側
電圧をダイオード5により整流し, キャパシタ6により
安定化した上で直流の出力電圧Voとして出力するように
構成される。また、制御回路20は出力信号Voの実際値v
を受けてそれを一定に保つようトランジスタ10のオンオ
フ動作のデューティ比をPWM制御する。トランジスタ
10に流れる電流は直列抵抗11に検出させ、それによる電
流の検出値iをコンパレータ12により基準電圧Vrと比較
して、前者が後者を越えたとき過電流状態と判定して制
御回路20を介してトランジスタ10を直ちにオフ状態にし
て保護する。
【0004】なお、過電流状態が発生したときにスイッ
チングトランジスタ10のオンオフのデューティ比を下げ
ればその電流負担を軽減できるが、スイッチング電源装
置の場合はそれにより出力電圧Voが低下してしまうの
で、上述のようにスイッチングトランジスタ10の動作を
直ちに停止させ, 従って出力電圧Voの供給も停止させて
しまうのが通例である。過電流状態の検出からトランジ
スタ10をオフ状態にするまでの時間はふつう数百nS程度
の短時間である。
チングトランジスタ10のオンオフのデューティ比を下げ
ればその電流負担を軽減できるが、スイッチング電源装
置の場合はそれにより出力電圧Voが低下してしまうの
で、上述のようにスイッチングトランジスタ10の動作を
直ちに停止させ, 従って出力電圧Voの供給も停止させて
しまうのが通例である。過電流状態の検出からトランジ
スタ10をオフ状態にするまでの時間はふつう数百nS程度
の短時間である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の図3の
ような従来の保護回路では保護が不足したり, あるいは
逆に過保護が発生したりする問題がある。まず、保護不
足について説明すると、前述の基準電圧Vrで設定される
許容限度はスイッチングトランジスタ10に流れる電流に
対する最大許容値であるが、電流がそれ以下であっても
連続定格電流値を越える場合は長時間連続してないし繰
り返して流れるとトランジスタ10が熱的に損傷や劣化を
受ける保護不足が発生しやすい 次に過保護について説明すると、スイッチングトランジ
スタ10が常にオンオフ動作を繰り返しているので、前述
の電流検出抵抗11による電流値iの信号は繰り返しパル
ス状の波形をもっており、種々な外部誘因に影響される
過渡現象によりその各パルスの波高値が変動しやすい。
このため、電流値信号中のあるパルスの波高値が偶然高
くなると保護回路が直ちに動作して、実際には不要な保
護である過保護が発生して出力電圧Voの無用な供給停止
が起きてしまう。
ような従来の保護回路では保護が不足したり, あるいは
逆に過保護が発生したりする問題がある。まず、保護不
足について説明すると、前述の基準電圧Vrで設定される
許容限度はスイッチングトランジスタ10に流れる電流に
対する最大許容値であるが、電流がそれ以下であっても
連続定格電流値を越える場合は長時間連続してないし繰
り返して流れるとトランジスタ10が熱的に損傷や劣化を
受ける保護不足が発生しやすい 次に過保護について説明すると、スイッチングトランジ
スタ10が常にオンオフ動作を繰り返しているので、前述
の電流検出抵抗11による電流値iの信号は繰り返しパル
ス状の波形をもっており、種々な外部誘因に影響される
過渡現象によりその各パルスの波高値が変動しやすい。
このため、電流値信号中のあるパルスの波高値が偶然高
くなると保護回路が直ちに動作して、実際には不要な保
護である過保護が発生して出力電圧Voの無用な供給停止
が起きてしまう。
【0006】本発明の目的は従来技術がもつかかる問題
点を解消して、過不足のない保護を施せるスイッチング
電源装置の過電流保護回路を得ることにある。
点を解消して、過不足のない保護を施せるスイッチング
電源装置の過電流保護回路を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記の目
的は、スイッチングトランジスタに流れる脈動電流に対
する最大許容値とそれに所定の部分比率を乗じた部分許
容値を設定する許容値設定手段と, 脈動電流値を監視し
て最大許容値に達したとき直ちにスイッチングトランジ
スタの動作を停止させる最大過電流保護手段と, 脈動電
流値を監視して部分許容値に達したつど時限手段を動作
させてその時限動作の完了時にスイッチングトランジス
タの動作を停止させる部分過電流保護手段とを備えてな
る過電流保護回路により達成される。
的は、スイッチングトランジスタに流れる脈動電流に対
する最大許容値とそれに所定の部分比率を乗じた部分許
容値を設定する許容値設定手段と, 脈動電流値を監視し
て最大許容値に達したとき直ちにスイッチングトランジ
スタの動作を停止させる最大過電流保護手段と, 脈動電
流値を監視して部分許容値に達したつど時限手段を動作
させてその時限動作の完了時にスイッチングトランジス
タの動作を停止させる部分過電流保護手段とを備えてな
る過電流保護回路により達成される。
【0008】なお、上記の構成にいう許容値設定手段に
より複数個の部分許容値を設定してそれらをスイッチン
グ電源の動作状態に応じて切り換えるように、例えば2
個の部分許容値を設定してスイッチング電源の出力電圧
値が所定の限界値を下回ったときに低い方の部分許容値
から高い方の部分許容値に切り換えるようにするのが実
際的である。また、部分過電流保護手段には脈動電流値
が部分許容値に達したつど時限手段を累積的, ないしは
継続的に時限動作させるのが本発明を実施する上で最も
合理的である。
より複数個の部分許容値を設定してそれらをスイッチン
グ電源の動作状態に応じて切り換えるように、例えば2
個の部分許容値を設定してスイッチング電源の出力電圧
値が所定の限界値を下回ったときに低い方の部分許容値
から高い方の部分許容値に切り換えるようにするのが実
際的である。また、部分過電流保護手段には脈動電流値
が部分許容値に達したつど時限手段を累積的, ないしは
継続的に時限動作させるのが本発明を実施する上で最も
合理的である。
【0009】かかる累積的な動作を行なう時限手段に
は、脈動電流値が部分許容値に達したつど定電流により
逐次充電されて行くキャパシタと,その充電電圧を所定
の基準電圧と比較するコンパレータとを用い、充電電圧
が基準電圧に達したときをその時限動作の完了時として
コンパレータの出力によりスイッチングトランジスタの
動作を停止させるのがよく、さらにはキャパシタに付随
してそれを充電状態から解除する放電手段を設けるのが
望ましい。なお、ここにいう放電手段により脈動電流値
が部分許容値を下回るようになったときキャパシタを放
電させることでもよいが、この放電手段として放電抵抗
を用いてキャパシタに並列接続しておき、キャパシタの
逐次充電と同時にそれを充電状態から緩やかに解除して
行くようにするのが最も簡単でかつ実際的である。
は、脈動電流値が部分許容値に達したつど定電流により
逐次充電されて行くキャパシタと,その充電電圧を所定
の基準電圧と比較するコンパレータとを用い、充電電圧
が基準電圧に達したときをその時限動作の完了時として
コンパレータの出力によりスイッチングトランジスタの
動作を停止させるのがよく、さらにはキャパシタに付随
してそれを充電状態から解除する放電手段を設けるのが
望ましい。なお、ここにいう放電手段により脈動電流値
が部分許容値を下回るようになったときキャパシタを放
電させることでもよいが、この放電手段として放電抵抗
を用いてキャパシタに並列接続しておき、キャパシタの
逐次充電と同時にそれを充電状態から緩やかに解除して
行くようにするのが最も簡単でかつ実際的である。
【0010】本発明で用いるこの時限手段はスイッチン
グ電源のソフトスタートに利用することができる。この
ためにはスイッチング電源の起動中にのみキャパシタと
接続される充放電回路を設け、部分過電流保護手段の非
動作状態の間にキャパシタの電圧をソフトスタート用の
信号として出力することでよい。
グ電源のソフトスタートに利用することができる。この
ためにはスイッチング電源の起動中にのみキャパシタと
接続される充放電回路を設け、部分過電流保護手段の非
動作状態の間にキャパシタの電圧をソフトスタート用の
信号として出力することでよい。
【0011】
【作用】従来技術ではスイッチングトランジスタを保護
するために前述のようにそれに流れる脈動電流値が最大
許容値を越えたときにだけその動作を直ちに停止させて
いたが、本発明では脈動電流値が最大許容値だけでなく
その部分許容値を越えた場合にもスイッチングトランジ
スタを動作停止させて保護するようにし、さらにこの動
作停止までに部分許容値に応じた時限をもたせる。従っ
て、本発明により従来の保護不足の問題がほぼ解消する
とともに、過保護による出力電圧の無用な供給停止が発
生しないよう最大許容値も合理的に設定できる。
するために前述のようにそれに流れる脈動電流値が最大
許容値を越えたときにだけその動作を直ちに停止させて
いたが、本発明では脈動電流値が最大許容値だけでなく
その部分許容値を越えた場合にもスイッチングトランジ
スタを動作停止させて保護するようにし、さらにこの動
作停止までに部分許容値に応じた時限をもたせる。従っ
て、本発明により従来の保護不足の問題がほぼ解消する
とともに、過保護による出力電圧の無用な供給停止が発
生しないよう最大許容値も合理的に設定できる。
【0012】すなわち本発明は前項の構成にいうよう、
許容値設定手段によりスイッチングトランジスタに流れ
る脈動電流に対する最大許容値だけでなくそれに部分比
率を乗じた部分許容値を1個あるいは複数個設定し、最
大過電流保護手段により脈動電流値を監視して最大許容
値に達したときにスイッチングトランジスタの動作を直
ちに停止させる点は従来と同様であるが、別の部分過電
流保護手段により脈動電流値を監視して部分許容値に達
したつど時限手段を動作させてその時限動作の完了時に
スイッチングトランジスタの動作を停止させることによ
り、脈動電流が最大許容値だけでなく部分許容値を越え
たときにもスイッチングトランジスタを従来より安全に
保護できるようにするものである。
許容値設定手段によりスイッチングトランジスタに流れ
る脈動電流に対する最大許容値だけでなくそれに部分比
率を乗じた部分許容値を1個あるいは複数個設定し、最
大過電流保護手段により脈動電流値を監視して最大許容
値に達したときにスイッチングトランジスタの動作を直
ちに停止させる点は従来と同様であるが、別の部分過電
流保護手段により脈動電流値を監視して部分許容値に達
したつど時限手段を動作させてその時限動作の完了時に
スイッチングトランジスタの動作を停止させることによ
り、脈動電流が最大許容値だけでなく部分許容値を越え
たときにもスイッチングトランジスタを従来より安全に
保護できるようにするものである。
【0013】なお、スイッチングトランジスタを合理的
に保護するには部分許容値の設定が低いほど時限手段に
長い時限をもたせるのが有利である。また、部分過電流
保護手段が受ける脈動電流値は繰り返しパルス状信号で
あるから、時限手段には脈動電流値が部分許容値に達し
たつどに時限が少しずつ累積されて行く累積的な時限動
作をさせるのが、スイッチングトランジスタをその熱特
性に合わせて合理的に保護できる点で有利である。
に保護するには部分許容値の設定が低いほど時限手段に
長い時限をもたせるのが有利である。また、部分過電流
保護手段が受ける脈動電流値は繰り返しパルス状信号で
あるから、時限手段には脈動電流値が部分許容値に達し
たつどに時限が少しずつ累積されて行く累積的な時限動
作をさせるのが、スイッチングトランジスタをその熱特
性に合わせて合理的に保護できる点で有利である。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明による過電流保護回路の実施例をス
イッチング電源装置とともに示す回路図、図2は本発明
に用いられる時限回路をスイッチング電源装置のソフト
スタート時に利用した例を示す時限回路の回路図であ
る。これら実施例では許容値設定手段30により2個の部
分許容値vaとvbが設定されるものとするが、本発明は1
個の部分許容値だけが設定される態様でも実施をするこ
とができる。
する。図1は本発明による過電流保護回路の実施例をス
イッチング電源装置とともに示す回路図、図2は本発明
に用いられる時限回路をスイッチング電源装置のソフト
スタート時に利用した例を示す時限回路の回路図であ
る。これら実施例では許容値設定手段30により2個の部
分許容値vaとvbが設定されるものとするが、本発明は1
個の部分許容値だけが設定される態様でも実施をするこ
とができる。
【0015】図1の上部に示すスイッチング電源装置の
主回路は図3の従来例とほぼ同じであるが、出力電圧Vo
の実際値vを制御回路20に対し絶縁的に伝達するために
電圧検出回路7とフォトカプラ8を出力回路側に組み込
み、前者により後者のフォトダイオード8aを駆動して出
力電圧Voがもつアナログ値を示す光Lを発するようにな
っている。図の中央下部に示されたフォトカプラ8のフ
ォトトランジスタ8bはこの光Lを受けて抵抗と接続され
たそのコレクタ側から出力電圧Voと大小関係が逆なその
実際値vを発生して制御回路20等に出力する。
主回路は図3の従来例とほぼ同じであるが、出力電圧Vo
の実際値vを制御回路20に対し絶縁的に伝達するために
電圧検出回路7とフォトカプラ8を出力回路側に組み込
み、前者により後者のフォトダイオード8aを駆動して出
力電圧Voがもつアナログ値を示す光Lを発するようにな
っている。図の中央下部に示されたフォトカプラ8のフ
ォトトランジスタ8bはこの光Lを受けて抵抗と接続され
たそのコレクタ側から出力電圧Voと大小関係が逆なその
実際値vを発生して制御回路20等に出力する。
【0016】変圧器4の一次側の電流が制御回路20によ
りオンオフのデューティ比がPWM制御されるスイッチ
ングトランジスタ10により断続され、このトランジスタ
10に流れる脈動電流の検出信号iがそのソース側に接続
された電流検出抵抗11により発生されるのは図3の従来
例と同じである。しかし、従来と異なり本発明による過
電流保護回路では許容値設定手段30と, 最大過電流保護
手段40と, 部分過電流保護手段50と, 時限手段60とを用
いる。最大過電流保護手段40を除く手段はそれぞれ一点
鎖線で囲んで示されている。
りオンオフのデューティ比がPWM制御されるスイッチ
ングトランジスタ10により断続され、このトランジスタ
10に流れる脈動電流の検出信号iがそのソース側に接続
された電流検出抵抗11により発生されるのは図3の従来
例と同じである。しかし、従来と異なり本発明による過
電流保護回路では許容値設定手段30と, 最大過電流保護
手段40と, 部分過電流保護手段50と, 時限手段60とを用
いる。最大過電流保護手段40を除く手段はそれぞれ一点
鎖線で囲んで示されている。
【0017】許容値設定手段30は定電圧Vcを受ける分圧
抵抗31〜34の直列回路としてなり、抵抗間の各接続点の
電位が最大許容値vmおよびこの実施例では2個の部分許
容値vaとvbとして導出される。部分許容値vaとvbは最大
許容値vmに所定の部分比率をそれぞれ乗じた値に, この
実施例では最大許容値vmを 100%としたときそれぞれそ
の60%と90%になるよう設定される。これらはスイッチ
ングトランジスタ10に流れる電流に対する許容値であ
り、最大許容値vmは例えばトランジスタ10の連続定格電
流の2倍の電流に対応するよう設定され、従って部分許
容値vaとvbはその1.2倍と 1.8倍の電流にそれぞれ対応
するよう設定される。なお、後述のように2個の部分許
容値vaとvbはスイッチング電源の動作状態に応じ, この
実施例ではその出力電圧Voの値に応じ切り換えて用いら
れる。
抵抗31〜34の直列回路としてなり、抵抗間の各接続点の
電位が最大許容値vmおよびこの実施例では2個の部分許
容値vaとvbとして導出される。部分許容値vaとvbは最大
許容値vmに所定の部分比率をそれぞれ乗じた値に, この
実施例では最大許容値vmを 100%としたときそれぞれそ
の60%と90%になるよう設定される。これらはスイッチ
ングトランジスタ10に流れる電流に対する許容値であ
り、最大許容値vmは例えばトランジスタ10の連続定格電
流の2倍の電流に対応するよう設定され、従って部分許
容値vaとvbはその1.2倍と 1.8倍の電流にそれぞれ対応
するよう設定される。なお、後述のように2個の部分許
容値vaとvbはスイッチング電源の動作状態に応じ, この
実施例ではその出力電圧Voの値に応じ切り換えて用いら
れる。
【0018】最大過電流保護手段40はこの実施例では単
一のコンパレータとして構成され、上述の許容値設定手
段30による最大許容値vmに対しトランジスタ10に流れる
脈動電流の前述の検出信号iを比較して、後者の波形中
のパルスのピーク値が前者の値に達したとき動作停止指
令S4を制御回路20にその付属のオアゲート21を介して与
えることによりトランジスタ10の動作を直ちに停止させ
る。
一のコンパレータとして構成され、上述の許容値設定手
段30による最大許容値vmに対しトランジスタ10に流れる
脈動電流の前述の検出信号iを比較して、後者の波形中
のパルスのピーク値が前者の値に達したとき動作停止指
令S4を制御回路20にその付属のオアゲート21を介して与
えることによりトランジスタ10の動作を直ちに停止させ
る。
【0019】部分過電流保護手段50は前述の部分許容値
に対しトランジスタ10に流れる脈動電流の検出信号iを
そのコンパレータ51により比較し後者が前者を越えたつ
どに時限手段60を動作させるが、この実施例では2個の
部分許容値vaとvbがあるのでアナログスイッチ52aと52
bによりそれらをスイッチング電源の動作状態に応じ切
り換えてコンパレータ51に与えるよう構成される。この
ための切り換え指令は前述の出力電圧Voの実際値vを所
定の基準電圧Vr5と比較するコンパレータ53とその出力
を受けるインバータ54により作られる。
に対しトランジスタ10に流れる脈動電流の検出信号iを
そのコンパレータ51により比較し後者が前者を越えたつ
どに時限手段60を動作させるが、この実施例では2個の
部分許容値vaとvbがあるのでアナログスイッチ52aと52
bによりそれらをスイッチング電源の動作状態に応じ切
り換えてコンパレータ51に与えるよう構成される。この
ための切り換え指令は前述の出力電圧Voの実際値vを所
定の基準電圧Vr5と比較するコンパレータ53とその出力
を受けるインバータ54により作られる。
【0020】スイッチング電源の動作が正常で, 出力電
圧Voの実際値vが基準電圧Vr5より低い間はコンパレー
タ53の出力がローなので、アナログスイッチ52aがオン
して低い部分許容値vaがコンパレータ51により脈動電流
の検出信号iと比較される。スイッチング電源の負荷の
異常等により出力電圧Voが正常時より低下して前述のよ
うにそれと増減方向が逆な実際値vが上昇して基準電圧
Vrを越えると、コンパレータ53の出力がハイになってア
ナログスイッチ52bがオンし、部分許容値vbがコンパレ
ータ51により脈動電流の検出信号iと比較される。
圧Voの実際値vが基準電圧Vr5より低い間はコンパレー
タ53の出力がローなので、アナログスイッチ52aがオン
して低い部分許容値vaがコンパレータ51により脈動電流
の検出信号iと比較される。スイッチング電源の負荷の
異常等により出力電圧Voが正常時より低下して前述のよ
うにそれと増減方向が逆な実際値vが上昇して基準電圧
Vrを越えると、コンパレータ53の出力がハイになってア
ナログスイッチ52bがオンし、部分許容値vbがコンパレ
ータ51により脈動電流の検出信号iと比較される。
【0021】コンパレータ51は脈動電流の検出信号iの
値が部分許容値vaやvbを越すとその出力をローからハイ
にするので、インバータ55を介してその補信号であるロ
ーが2個のノアゲート57aと57bに与えられる。スイッ
チング電源の動作の正常時はコンパレータ53の出力のロ
ーによりノアゲート57aがイネーブルされ, 異常時はコ
ンパレータ53の出力のハイによりインバータ56を介して
ノアゲート57bの方がイネーブルされているので、検出
信号iを部分許容値vaと比較している時はノアゲート57
aから動作指令Saが, 部分許容値vbと比較している時は
ノアゲート57bから動作指令Sbがそれぞれ検出信号iの
信号値が部分許容値vaやvbを越えたつど時限手段60に与
えられる。検出信号iは前述のように繰り返しパルス状
の波形をもつから、動作指令SaやSbも同様に繰り返しパ
ルス状で, その各パルス幅が検出信号i内のパルスの波
高値に応じて変化する波形になる。
値が部分許容値vaやvbを越すとその出力をローからハイ
にするので、インバータ55を介してその補信号であるロ
ーが2個のノアゲート57aと57bに与えられる。スイッ
チング電源の動作の正常時はコンパレータ53の出力のロ
ーによりノアゲート57aがイネーブルされ, 異常時はコ
ンパレータ53の出力のハイによりインバータ56を介して
ノアゲート57bの方がイネーブルされているので、検出
信号iを部分許容値vaと比較している時はノアゲート57
aから動作指令Saが, 部分許容値vbと比較している時は
ノアゲート57bから動作指令Sbがそれぞれ検出信号iの
信号値が部分許容値vaやvbを越えたつど時限手段60に与
えられる。検出信号iは前述のように繰り返しパルス状
の波形をもつから、動作指令SaやSbも同様に繰り返しパ
ルス状で, その各パルス幅が検出信号i内のパルスの波
高値に応じて変化する波形になる。
【0022】時限手段60はかかる動作指令SaまたはSbを
受けてそれぞれに応じた時限動作を行なうもので、この
実施例ではパルス状の動作指令SaやSbに応じ逐次充電さ
れるキャパシタ61,動作指令SaとSbをそれぞれ受けてオ
ンして定電流源62aと62bによる定電流をキャパシタ61
に対し充電電流として供給するスイッチ63aと63b,キ
ャパシタ61の充電電圧を所定の基準電圧Vr6と比較する
コンパレータ64をこのために用いて、キャパシタ61が基
準電圧Vr6まで充電された時限動作の完了時にコンパレ
ータ64のハイの出力を動作停止指令S6として制御回路20
に対しそのノアゲート21を介して与えるようになってい
る。この時限手段60に設定すべき時限は場合により異な
るが、例えば前述のように最大許容値vmの60%に設定さ
れた部分許容値vaに対応して数百mS〜数秒の範囲内に,
90%に設定された部分許容値vbに対応してその2〜数分
の1の範囲内にそれぞれ設定するのがよい。
受けてそれぞれに応じた時限動作を行なうもので、この
実施例ではパルス状の動作指令SaやSbに応じ逐次充電さ
れるキャパシタ61,動作指令SaとSbをそれぞれ受けてオ
ンして定電流源62aと62bによる定電流をキャパシタ61
に対し充電電流として供給するスイッチ63aと63b,キ
ャパシタ61の充電電圧を所定の基準電圧Vr6と比較する
コンパレータ64をこのために用いて、キャパシタ61が基
準電圧Vr6まで充電された時限動作の完了時にコンパレ
ータ64のハイの出力を動作停止指令S6として制御回路20
に対しそのノアゲート21を介して与えるようになってい
る。この時限手段60に設定すべき時限は場合により異な
るが、例えば前述のように最大許容値vmの60%に設定さ
れた部分許容値vaに対応して数百mS〜数秒の範囲内に,
90%に設定された部分許容値vbに対応してその2〜数分
の1の範囲内にそれぞれ設定するのがよい。
【0023】さらに、図1の実施例では高抵抗の放電抵
抗65がキャパシタ61を充電状態から解除する放電手段と
してそれに並列接続される。この放電手段は脈動電流の
検出信号iが部分許容値vaやvbを上回る状態が解消した
のを確認後にキャパシタ61を放電させるように設けても
よいが、図示の例のようにキャパシタ61の逐次充電と同
時にそれを放電抵抗65により緩やかに放電させる方が簡
単である。
抗65がキャパシタ61を充電状態から解除する放電手段と
してそれに並列接続される。この放電手段は脈動電流の
検出信号iが部分許容値vaやvbを上回る状態が解消した
のを確認後にキャパシタ61を放電させるように設けても
よいが、図示の例のようにキャパシタ61の逐次充電と同
時にそれを放電抵抗65により緩やかに放電させる方が簡
単である。
【0024】以上のように構成されたこの図1の実施例
では、脈動電流の検出信号iが最大許容値vmに達すると
最大過電流保護手段40に動作停止指令S4を発生させ、そ
れによって直ちにスイッチングトランジスタ10をオフ状
態に入れて保護する。これに対し検出信号iの波形中の
パルスの波高値が部分許容値vaやvbを越えた場合は、そ
のつど部分過電流保護手段50による動作指令SaやSbに応
じて時限手段60にその時限動作を少しずつ累積的に進め
させ、この時限動作が完了したとき始めて動作停止指令
S6によりトランジスタ10をオフさせて保護する。本発明
ではこの時限の長さをを部分許容値と逆関係になるよう
に設定するのが, すなわち前述のように低い方の部分許
容値vaに対応する時限は長く, 高い方の部分許容値vbに
対応する時限を短く設定するのがスイッチングトランジ
スタ10をその熱的特性に合わせて過電流から保護する上
で合理的である。
では、脈動電流の検出信号iが最大許容値vmに達すると
最大過電流保護手段40に動作停止指令S4を発生させ、そ
れによって直ちにスイッチングトランジスタ10をオフ状
態に入れて保護する。これに対し検出信号iの波形中の
パルスの波高値が部分許容値vaやvbを越えた場合は、そ
のつど部分過電流保護手段50による動作指令SaやSbに応
じて時限手段60にその時限動作を少しずつ累積的に進め
させ、この時限動作が完了したとき始めて動作停止指令
S6によりトランジスタ10をオフさせて保護する。本発明
ではこの時限の長さをを部分許容値と逆関係になるよう
に設定するのが, すなわち前述のように低い方の部分許
容値vaに対応する時限は長く, 高い方の部分許容値vbに
対応する時限を短く設定するのがスイッチングトランジ
スタ10をその熱的特性に合わせて過電流から保護する上
で合理的である。
【0025】なお、図1の実施例で出力電圧Voの実際値
vに応じて部分過電流保護手段50のコンパレータ51に与
える部分許容値vaとvbを切り換えるのは、スイッチング
電源装置の負荷が重くて出力電圧Voが低下したときはト
ランジスタ10を過大な過電流から速く保護する必要があ
り、このため短い時限に対応する部分許容値vbの方が選
択されるようにしたものである。
vに応じて部分過電流保護手段50のコンパレータ51に与
える部分許容値vaとvbを切り換えるのは、スイッチング
電源装置の負荷が重くて出力電圧Voが低下したときはト
ランジスタ10を過大な過電流から速く保護する必要があ
り、このため短い時限に対応する部分許容値vbの方が選
択されるようにしたものである。
【0026】また、この実施例のように時限手段60の時
限動作をパルス波形の動作指令SaやSbに応じ累積的に進
めて行くのがトランジスタ10を保護する上で合理的であ
る。すなわち、その時限動作が脈動電流の検出信号iの
パルスの波高値が部分許容値vaやvbを上回っている間だ
け進み, 下回るようになれば自動的に中断ないし停止し
てくれるからであり、さらに検出信号iのパルス波高値
が部分許容値vaやvbを大きく上回る場合は動作指令Saや
Sbのパルス幅が広くなって時限動作が速やかに進み, 僅
か上回る場合は時限動作が緩やかに進むので、トランジ
スタ10に流れる過電流の大きさに応じて時限が自動調整
されるからである。
限動作をパルス波形の動作指令SaやSbに応じ累積的に進
めて行くのがトランジスタ10を保護する上で合理的であ
る。すなわち、その時限動作が脈動電流の検出信号iの
パルスの波高値が部分許容値vaやvbを上回っている間だ
け進み, 下回るようになれば自動的に中断ないし停止し
てくれるからであり、さらに検出信号iのパルス波高値
が部分許容値vaやvbを大きく上回る場合は動作指令Saや
Sbのパルス幅が広くなって時限動作が速やかに進み, 僅
か上回る場合は時限動作が緩やかに進むので、トランジ
スタ10に流れる過電流の大きさに応じて時限が自動調整
されるからである。
【0027】次の図2の実施例では、時限回路60を利用
してスイッチング電源装置のソフトスタート用の電圧信
号を発生させる。この図2に示す時限回路60は図1の回
路に対して定電流源62cとスイッチ63cを備えるキャパ
シタ64に対する充電回路と,定電流源62dとスイッチ63
dとダイオード66を備える放電回路を追加した構成にな
っており、これらの充放電回路をスイッチング電源の電
源投入による起動時に起動信号Snによりスイッチ63cと
63dをオンさせてキャパシタ61と接続し、起動完了後は
起動信号Snを消失させてそれから切り離すようになって
いる。
してスイッチング電源装置のソフトスタート用の電圧信
号を発生させる。この図2に示す時限回路60は図1の回
路に対して定電流源62cとスイッチ63cを備えるキャパ
シタ64に対する充電回路と,定電流源62dとスイッチ63
dとダイオード66を備える放電回路を追加した構成にな
っており、これらの充放電回路をスイッチング電源の電
源投入による起動時に起動信号Snによりスイッチ63cと
63dをオンさせてキャパシタ61と接続し、起動完了後は
起動信号Snを消失させてそれから切り離すようになって
いる。
【0028】キャパシタ61はスイッチング電源装置の起
動中にこれらによって充電と同時に放電され、その充電
電圧は時間の経過とともに立ち上がるが、その最大値は
放電回路内のダイオード66がもつ順方向電圧にクランプ
される。このように最大値がクランプされた立ち上がり
波形のキャパシタ61の充電電圧が図1の制御回路20に対
しソフトスタート信号vsとして出力される。
動中にこれらによって充電と同時に放電され、その充電
電圧は時間の経過とともに立ち上がるが、その最大値は
放電回路内のダイオード66がもつ順方向電圧にクランプ
される。このように最大値がクランプされた立ち上がり
波形のキャパシタ61の充電電圧が図1の制御回路20に対
しソフトスタート信号vsとして出力される。
【0029】このように、図2の時限回路60をスイッチ
ング電源の起動中はソフトスタート信号vsの発生に用
い、起動後は動作指令SaやSbに応じて時限動作をするよ
う切り換えて用いればよいが、起動中でも過電流が発生
するおそれが全く皆無ではないので、動作指令SaやSbの
発生時に起動信号Snを消失させるようにすればこの時限
手段60をスイッチング電源が起動中か運転中かに関せず
過電流保護のために常に役立てることができる。
ング電源の起動中はソフトスタート信号vsの発生に用
い、起動後は動作指令SaやSbに応じて時限動作をするよ
う切り換えて用いればよいが、起動中でも過電流が発生
するおそれが全く皆無ではないので、動作指令SaやSbの
発生時に起動信号Snを消失させるようにすればこの時限
手段60をスイッチング電源が起動中か運転中かに関せず
過電流保護のために常に役立てることができる。
【0030】以上説明した実施例に限らず本発明は種々
の態様で実施をすることができる。本発明回路に用いる
部分許容値は単一であってもよく, 複数の場合でも実施
例の2個に限らず過電流保護をスイッチングトランジス
タがもつ熱的特性に合わせて施すに適した個数だけ設定
し、それらの値とそれぞれに対応する時限を合理的に設
定すべきものである。実施例では2個の部分許容値を出
力電圧レベルに応じて切り換えるようにしたが、より一
般的には任意個数の部分許容値をスイッチング電源の動
作状態を示す種々な指標に基づいて切り換えることがで
きる。さらにはこのように部分許容値を切り換えること
なく、各部分許容値に対して部分過電流保護手段および
時限手段を設け、時限動作が最も早く完了した時限手段
からその出力を動作停止指令としてスイッチングトラン
ジスタの制御回路に対して与えるようにしてもよい。
の態様で実施をすることができる。本発明回路に用いる
部分許容値は単一であってもよく, 複数の場合でも実施
例の2個に限らず過電流保護をスイッチングトランジス
タがもつ熱的特性に合わせて施すに適した個数だけ設定
し、それらの値とそれぞれに対応する時限を合理的に設
定すべきものである。実施例では2個の部分許容値を出
力電圧レベルに応じて切り換えるようにしたが、より一
般的には任意個数の部分許容値をスイッチング電源の動
作状態を示す種々な指標に基づいて切り換えることがで
きる。さらにはこのように部分許容値を切り換えること
なく、各部分許容値に対して部分過電流保護手段および
時限手段を設け、時限動作が最も早く完了した時限手段
からその出力を動作停止指令としてスイッチングトラン
ジスタの制御回路に対して与えるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明による過電流
保護回路では、許容値設定手段によりスイッチングトラ
ンジスタに流れる脈動性電流に対する最大許容値とそれ
に部分比率を乗じた部分許容値を設定し、最大過電流保
護手段により脈動電流値を監視して最大許容値に達した
ときスイッチングトランジスタの動作をすぐ停止させ、
部分過電流保護手段により脈動電流値を監視して部分許
容値に越えたつどに時限手段を動作させて時限動作が完
了したときにスイッチングトランジスタの動作を停止さ
せることにより、次の効果を挙げることができる。
保護回路では、許容値設定手段によりスイッチングトラ
ンジスタに流れる脈動性電流に対する最大許容値とそれ
に部分比率を乗じた部分許容値を設定し、最大過電流保
護手段により脈動電流値を監視して最大許容値に達した
ときスイッチングトランジスタの動作をすぐ停止させ、
部分過電流保護手段により脈動電流値を監視して部分許
容値に越えたつどに時限手段を動作させて時限動作が完
了したときにスイッチングトランジスタの動作を停止さ
せることにより、次の効果を挙げることができる。
【0032】(a) スイッチングトランジスタに流れる脈
動電流値が最大許容値を越えたときその動作をすぐ停止
させるだけでなく,部分許容値を越えたときにもその動
作を停止させてトランジスタの熱的な損傷や破壊を防止
するので、従来のような保護不足の問題をほぼ完全に解
決することができる。 (b) 脈動電流値が部分許容値を越えた場合はスイッチン
グトランジスタの動作停止までに部分許容値に相応した
時限をもたせるようにしたので、スイッチングトランジ
スタを過電流からその大きさに応じて,かつトランジス
タがもっている熱的な特性に合わせて合理的に保護する
ことができる。
動電流値が最大許容値を越えたときその動作をすぐ停止
させるだけでなく,部分許容値を越えたときにもその動
作を停止させてトランジスタの熱的な損傷や破壊を防止
するので、従来のような保護不足の問題をほぼ完全に解
決することができる。 (b) 脈動電流値が部分許容値を越えた場合はスイッチン
グトランジスタの動作停止までに部分許容値に相応した
時限をもたせるようにしたので、スイッチングトランジ
スタを過電流からその大きさに応じて,かつトランジス
タがもっている熱的な特性に合わせて合理的に保護する
ことができる。
【0033】(c) スイッチングトランジスタの熱的な損
傷や破壊を防止して保護が不足する心配がほぼ解消する
ので、最大許容値を脈動電流のパルスの波高値に生じや
すい変動やばらつきに対し余裕をみて合理的に設定でき
るようになり、過保護により出力電圧の供給が停止する
おそれを解消することができる。なお、脈動電流中の電
流パルスの波高値が部分許容値に越えたつど時限手段に
累積的な時限動作をさせる本発明の実施態様は、過電流
状態の中断時や解消時の無用な保護動作を防止するとと
もに,電流パルスの波高値が部分許容値を越える程度に
応じスイッチングトランジスタを動作停止させる時限を
自動的に調整して熱的保護を一層合理的にする効果を有
する。
傷や破壊を防止して保護が不足する心配がほぼ解消する
ので、最大許容値を脈動電流のパルスの波高値に生じや
すい変動やばらつきに対し余裕をみて合理的に設定でき
るようになり、過保護により出力電圧の供給が停止する
おそれを解消することができる。なお、脈動電流中の電
流パルスの波高値が部分許容値に越えたつど時限手段に
累積的な時限動作をさせる本発明の実施態様は、過電流
状態の中断時や解消時の無用な保護動作を防止するとと
もに,電流パルスの波高値が部分許容値を越える程度に
応じスイッチングトランジスタを動作停止させる時限を
自動的に調整して熱的保護を一層合理的にする効果を有
する。
【0034】許容値設定手段により複数,とくに2個の
部分許容値を設定してスイッチング電源の動作状態,例
えばその出力電圧のレベルに応じてそれらを切り換えて
行く実施態様は、過電流に対する保護のレベルと時限を
スイッチングトランジスタがもつ熱的特性に合わせて正
確に設定できる利点がある。時限手段として脈動電流値
が部分許容値を越えたつど定電流で逐次充電されるキャ
パシタとその充電電圧を所定の基準電圧と比較するコン
パレータとを用いる実施態様はその時限動作を正確にす
る効果があり、さらにキャパシタに付随してその充電状
態から解除する放電手段,例えば放電抵抗を設ける実施
態様は過電流状態が中断した時や解消した時のスイッチ
ングトランジスタの無用な動作停止をなくして過保護を
防止する効果を有する。
部分許容値を設定してスイッチング電源の動作状態,例
えばその出力電圧のレベルに応じてそれらを切り換えて
行く実施態様は、過電流に対する保護のレベルと時限を
スイッチングトランジスタがもつ熱的特性に合わせて正
確に設定できる利点がある。時限手段として脈動電流値
が部分許容値を越えたつど定電流で逐次充電されるキャ
パシタとその充電電圧を所定の基準電圧と比較するコン
パレータとを用いる実施態様はその時限動作を正確にす
る効果があり、さらにキャパシタに付随してその充電状
態から解除する放電手段,例えば放電抵抗を設ける実施
態様は過電流状態が中断した時や解消した時のスイッチ
ングトランジスタの無用な動作停止をなくして過保護を
防止する効果を有する。
【0035】また、スイッチング電源の起動中に時限手
段のキャパシタに接続される充放電回路を設け、部分過
電流保護手段の非動作状態の間にキャパシタの電圧をソ
フトスタート信号として出力する実施態様は、時限手段
を利用してスイッチング電源装置にごく簡単にソフトス
タート機能をも賦与できる利点がある。
段のキャパシタに接続される充放電回路を設け、部分過
電流保護手段の非動作状態の間にキャパシタの電圧をソ
フトスタート信号として出力する実施態様は、時限手段
を利用してスイッチング電源装置にごく簡単にソフトス
タート機能をも賦与できる利点がある。
【図1】本発明の過電流保護回路の実施例を保護対象と
してのスイッチング電源装置とともに示す回路図であ
る。
してのスイッチング電源装置とともに示す回路図であ
る。
【図2】本発明に用いる時限回路をスイッチング電源装
置のソフトスタートに利用した例を示す時限回路の回路
図である。
置のソフトスタートに利用した例を示す時限回路の回路
図である。
【図3】従来の過電流保護回路の代表例を示す回路図で
ある。
ある。
10 スイッチングトランジスタ 11 電流検出抵抗 20 スイッチング電源装置の制御回路 30 許容値設定手段 40 最大過電流保護手段 50 部分過電流保護手段 51 部分過電流保護手段用のコンパレータ 60 時限手段 61 時限手段用のキャパシタ 64 時限手段用のコンパレータ 65 時限手段用の放電抵抗 i スイッチングトランジスタに流れる脈動電流の
検出信号 S4 最大過電流保護手段による動作停止指令 S6 時限手段による動作停止指令 Vi スイッチング電源装置の入力電圧 Vc 制御電源電圧としての定電圧 Vo スイッチング電源装置の出力電圧 v スイッチング電源装置の出力電圧の実際値 va 低い方の部分許容値ないしは60%部分許容値 vb 高い方の部分許容値ないしは90%部分許容値 vm 最大許容値 vs ソフトスタート信号
検出信号 S4 最大過電流保護手段による動作停止指令 S6 時限手段による動作停止指令 Vi スイッチング電源装置の入力電圧 Vc 制御電源電圧としての定電圧 Vo スイッチング電源装置の出力電圧 v スイッチング電源装置の出力電圧の実際値 va 低い方の部分許容値ないしは60%部分許容値 vb 高い方の部分許容値ないしは90%部分許容値 vm 最大許容値 vs ソフトスタート信号
Claims (8)
- 【請求項1】スイッチングトランジスタに流れる脈動性
の電流に対する最大許容値およびそれに部分比率を乗じ
た部分許容値を設定する許容値設定手段と、脈動電流の
電流値を監視してそれが最大許容値に達したとき直ちに
スイッチングトランジスタの動作を停止させる最大過電
流保護手段と、脈動電流値を監視して部分許容値に達し
たつど時限手段を動作させてその時限動作の完了時にス
イッチングトランジスタの動作を停止させる部分過電流
保護手段とを備えてなることを特徴とするスイッチング
電源装置の過電流保護回路。 - 【請求項2】請求項1に記載の回路において、許容値設
定手段により複数の部分許容値を設定してそれらをスイ
ッチング電源の動作状態に応じて切り換えるようにした
ことを特徴とするスイッチング電源装置の過電流保護回
路。 - 【請求項3】請求項2に記載の回路において、許容値設
定手段により2個の部分許容値を設定してスイッチング
電源の出力電圧値が所定の限界値を下回ったとき低い方
の部分許容値から高い方の部分許容値に切り換えるよう
にしたことを特徴とするスイッチング電源装置の過電流
保護回路。 - 【請求項4】請求項1に記載の回路において、脈動電流
の値が部分許容値に達したつど部分過電流保護手段によ
り時限手段を累積的に時限動作させるようにしたことを
特徴とするスイッチング電源装置の過電流保護回路。 - 【請求項5】請求項1に記載の回路において、時限手段
として脈動電流値が部分許容値に達したつどに定電流に
より逐次充電されるキャパシタと,その充電電圧を所定
の基準電圧と比較するコンパレータとを用い、充電電圧
が基準電圧に達した時限動作の完了時にスイッチングト
ランジスタの動作を停止させるようにしたことを特徴と
するスイッチング電源装置の過電流保護回路。 - 【請求項6】請求項5に記載の回路において、スイッチ
ング電源の起動中にキャパシタに接続される充放電回路
を設け、部分過電流保護手段の非動作状態の間にキャパ
シタの電圧をソフトスタート用の電圧信号として出力す
るようにしたことを特徴とするスイッチング電源装置の
過電流保護回路。 - 【請求項7】請求項5に記載の回路において、定電流に
より逐次充電されるキャパシタに付随してそれを充電状
態から解除する放電手段を設けるようにしたことを特徴
とするスイッチング電源装置の過電流保護回路。 - 【請求項8】請求項7に記載の回路において、キャパシ
タに放電手段として放電抵抗を並列接続してキャパシタ
を充電状態から緩やかに解除するようにしたことを特徴
とするスイッチング電源装置の過電流保護回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26663895A JPH09117132A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | スイッチング電源装置の過電流保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26663895A JPH09117132A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | スイッチング電源装置の過電流保護回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09117132A true JPH09117132A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17433616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26663895A Pending JPH09117132A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | スイッチング電源装置の過電流保護回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09117132A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007043862A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Rohm Co Ltd | ソフトスタート回路、電源装置、電気機器 |
| JP2007159316A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Ricoh Co Ltd | スイッチングレギュレータ及びスイッチングレギュレータの制御回路 |
| KR100887481B1 (ko) * | 2006-01-16 | 2009-03-10 | 산켄덴키 가부시키가이샤 | 공진형 스위칭 전원장치 및 그 제어방법 |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP26663895A patent/JPH09117132A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007043862A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Rohm Co Ltd | ソフトスタート回路、電源装置、電気機器 |
| JP2007159316A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Ricoh Co Ltd | スイッチングレギュレータ及びスイッチングレギュレータの制御回路 |
| KR100887481B1 (ko) * | 2006-01-16 | 2009-03-10 | 산켄덴키 가부시키가이샤 | 공진형 스위칭 전원장치 및 그 제어방법 |
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