JPH09117374A - 電磁調理器用容器 - Google Patents
電磁調理器用容器Info
- Publication number
- JPH09117374A JPH09117374A JP27739795A JP27739795A JPH09117374A JP H09117374 A JPH09117374 A JP H09117374A JP 27739795 A JP27739795 A JP 27739795A JP 27739795 A JP27739795 A JP 27739795A JP H09117374 A JPH09117374 A JP H09117374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- container
- aluminum
- clad plate
- stainless steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010411 cooking Methods 0.000 title 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 82
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 82
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 46
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 39
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 claims abstract description 32
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 claims description 26
- 239000007790 solid phase Substances 0.000 abstract description 3
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 abstract description 2
- 239000004411 aluminium Substances 0.000 abstract 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 20
- 239000000463 material Substances 0.000 description 16
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 8
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 description 2
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 2
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 229910018125 Al-Si Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910018520 Al—Si Inorganic materials 0.000 description 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Cookers (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用時に加熱した場合の容器底部の変形が低
減された電磁調理器用容器を提供する。 【解決手段】 アルミニウムダイカスト製容器本体1の
底部2の中央部には、位置決め用の凸部3が形成されて
おり、底部2の外側には、3層クラッド板4aが配置さ
れている。3層クラッド板4aは環体状であり、中空部
5aに前述の凸部3が嵌合することにより、3層クラッ
ド板4aは容器本体1の底部2の適切な位置に位置決め
され、この状態でクラッド板4aと底部2とは熱間固相
接合されている。3層クラッド板4aは、底部2から3
相クラッド板4aの外側に向かって、順次アルミニウム
板6a、ステンレス鋼板7a及びアルミニウム板6bが
クラッドされて構成されている。このステンレス鋼板7
aが電磁誘導電流により発熱する。3層クラッド板4a
の替わりに、片面にスリットが形成されたアルミニウム
板とステンレス鋼板とからなるクラッド板を発熱体とし
て容器本体1の底部2に接合することもできる。
減された電磁調理器用容器を提供する。 【解決手段】 アルミニウムダイカスト製容器本体1の
底部2の中央部には、位置決め用の凸部3が形成されて
おり、底部2の外側には、3層クラッド板4aが配置さ
れている。3層クラッド板4aは環体状であり、中空部
5aに前述の凸部3が嵌合することにより、3層クラッ
ド板4aは容器本体1の底部2の適切な位置に位置決め
され、この状態でクラッド板4aと底部2とは熱間固相
接合されている。3層クラッド板4aは、底部2から3
相クラッド板4aの外側に向かって、順次アルミニウム
板6a、ステンレス鋼板7a及びアルミニウム板6bが
クラッドされて構成されている。このステンレス鋼板7
aが電磁誘導電流により発熱する。3層クラッド板4a
の替わりに、片面にスリットが形成されたアルミニウム
板とステンレス鋼板とからなるクラッド板を発熱体とし
て容器本体1の底部2に接合することもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器本体の底部外面に強
磁性の発熱体板が設けられ、この発熱体板により容器内
の内容物を加熱する電磁調理器用容器に関し、特に加熱
時の容器底部の変形が低減された電磁調理器用容器に関
する。以下、本発明において、アルミニウム及びアルミ
ニウム合金を総称してアルミニウムという。
磁性の発熱体板が設けられ、この発熱体板により容器内
の内容物を加熱する電磁調理器用容器に関し、特に加熱
時の容器底部の変形が低減された電磁調理器用容器に関
する。以下、本発明において、アルミニウム及びアルミ
ニウム合金を総称してアルミニウムという。
【0002】
【従来の技術】電磁調理器用鍋は電磁誘導による鍋自体
の発熱を利用するために、素材には電気抵抗が大きい磁
性材料が使用されている。電磁調理器用鍋の本体をアル
ミニウム及び銅等の非磁性材で形成し、鍋底の中央部に
発熱体板を圧着した鍋が提案されている(実開昭61−
23292号公報)。図7(a)はこの従来技術の電磁
調理器用鍋を示す断面図、(b)はこの鍋を示す底面図
である。図7に示すように、鍋本体22の非磁性金属か
らなる底部24には、中央部に鍋の内側に突出する凹部
24cが設けられており、凹部24cの周囲に沿って、
発熱体板26が圧着されている。この発熱体板26は円
環形状をなしており、その外径は、底部24の周縁の外
径に比して、若干小さくなっている。また、発熱体板2
6の内周26cに沿って、底部24に段部24dが形成
されている。一方、発熱体板26の外周26aに沿っ
て、底部24には縁部24aが形成されており、縁部2
4aと外周26aとの境界上には、段部24eが形成さ
れている。更に、発熱体板26には多数の貫通孔26b
が設けられている。
の発熱を利用するために、素材には電気抵抗が大きい磁
性材料が使用されている。電磁調理器用鍋の本体をアル
ミニウム及び銅等の非磁性材で形成し、鍋底の中央部に
発熱体板を圧着した鍋が提案されている(実開昭61−
23292号公報)。図7(a)はこの従来技術の電磁
調理器用鍋を示す断面図、(b)はこの鍋を示す底面図
である。図7に示すように、鍋本体22の非磁性金属か
らなる底部24には、中央部に鍋の内側に突出する凹部
24cが設けられており、凹部24cの周囲に沿って、
発熱体板26が圧着されている。この発熱体板26は円
環形状をなしており、その外径は、底部24の周縁の外
径に比して、若干小さくなっている。また、発熱体板2
6の内周26cに沿って、底部24に段部24dが形成
されている。一方、発熱体板26の外周26aに沿っ
て、底部24には縁部24aが形成されており、縁部2
4aと外周26aとの境界上には、段部24eが形成さ
れている。更に、発熱体板26には多数の貫通孔26b
が設けられている。
【0003】発熱体板26は、強磁性体からなり、電磁
調理器からの磁束を受けて渦電流が発生し、発熱する。
また、通常の電磁調理器では、円環状に磁束を発生する
ようになっているため、その磁束分布に対応して、発熱
体板26は、上述のように、中心部がない円環形状のも
のとなっている。
調理器からの磁束を受けて渦電流が発生し、発熱する。
また、通常の電磁調理器では、円環状に磁束を発生する
ようになっているため、その磁束分布に対応して、発熱
体板26は、上述のように、中心部がない円環形状のも
のとなっている。
【0004】このように構成された電磁調理器用鍋にお
いては、アルミニウム等の非磁性金属からなる底部24
の熱膨張率と発熱体板26の熱膨張率との差から熱的歪
みが生じる。底部24の中央部では、発熱体板26が存
在せず、中空となっているので、熱膨張による底部24
の中央部の熱的歪みは、凹部24cの段部24dにて吸
収される。また、発熱体板26の外縁部26aの熱的歪
みは、段部24eにて吸収される。このため、鍋本体2
2と発熱体板26との密着性が劣化することを防止でき
る。また、発熱体板26には貫通孔26bが設けれられ
ているため、この貫通孔26bに鍋本体22の材料を圧
入することにより、発熱体板26bと貫通孔26bとの
間に機械的な接合が生じる。なお、この従来技術におい
ては、発熱体板26にJIS SUS430に規定され
るステンレス板を使用している。
いては、アルミニウム等の非磁性金属からなる底部24
の熱膨張率と発熱体板26の熱膨張率との差から熱的歪
みが生じる。底部24の中央部では、発熱体板26が存
在せず、中空となっているので、熱膨張による底部24
の中央部の熱的歪みは、凹部24cの段部24dにて吸
収される。また、発熱体板26の外縁部26aの熱的歪
みは、段部24eにて吸収される。このため、鍋本体2
2と発熱体板26との密着性が劣化することを防止でき
る。また、発熱体板26には貫通孔26bが設けれられ
ているため、この貫通孔26bに鍋本体22の材料を圧
入することにより、発熱体板26bと貫通孔26bとの
間に機械的な接合が生じる。なお、この従来技術におい
ては、発熱体板26にJIS SUS430に規定され
るステンレス板を使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術には、以下に示す問題点がある。即ち、鍋本体
の底部24はアルミニウム等の非磁性金属からなり、こ
の底部24の熱膨張係数とステンレス鋼からなる発熱体
板26の熱膨張係数との差が大きいため、加熱時に、底
部24が底部24の外側方向、即ち、発熱体板26側に
反るという問題点がある。この反りによる底部24の変
化が大きい場合は、電磁加熱器側の温度センサーが電磁
加熱器側に固定されている場合に、この温度センサーと
底部24の温度検出部との距離が大きく変化するため
に、鍋の温度を正確に測定することが困難となり、電磁
加熱器の温度調整性能が劣化するという欠点がある。
従来技術には、以下に示す問題点がある。即ち、鍋本体
の底部24はアルミニウム等の非磁性金属からなり、こ
の底部24の熱膨張係数とステンレス鋼からなる発熱体
板26の熱膨張係数との差が大きいため、加熱時に、底
部24が底部24の外側方向、即ち、発熱体板26側に
反るという問題点がある。この反りによる底部24の変
化が大きい場合は、電磁加熱器側の温度センサーが電磁
加熱器側に固定されている場合に、この温度センサーと
底部24の温度検出部との距離が大きく変化するため
に、鍋の温度を正確に測定することが困難となり、電磁
加熱器の温度調整性能が劣化するという欠点がある。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、使用時に加熱した場合の容器底部の変形が
低減された電磁調理器用容器を提供することを目的とす
る。
のであって、使用時に加熱した場合の容器底部の変形が
低減された電磁調理器用容器を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電磁調理器
用容器は、アルミニウム又はアルミニウム合金製容器本
体底部外面に発熱体が接合された電磁調理器用容器にお
いて、前記発熱体は、アルミニウム又はアルミニウム合
金板とフェライト系ステンレス鋼板と他のアルミニウム
又はアルミニウム合金板とのクラッド板であることを特
徴とする。
用容器は、アルミニウム又はアルミニウム合金製容器本
体底部外面に発熱体が接合された電磁調理器用容器にお
いて、前記発熱体は、アルミニウム又はアルミニウム合
金板とフェライト系ステンレス鋼板と他のアルミニウム
又はアルミニウム合金板とのクラッド板であることを特
徴とする。
【0008】本発明に係る他の電磁調理器用容器は、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金製容器本体底部外面に
発熱体が接合された電磁調理器用容器において、前記発
熱体は、フェライト系ステンレス鋼板とアルミニウム又
はアルミニウム合金板とからなるクラッド板であり、前
記ステンレス鋼板にスリットが形成されていることを特
徴とする。
ルミニウム又はアルミニウム合金製容器本体底部外面に
発熱体が接合された電磁調理器用容器において、前記発
熱体は、フェライト系ステンレス鋼板とアルミニウム又
はアルミニウム合金板とからなるクラッド板であり、前
記ステンレス鋼板にスリットが形成されていることを特
徴とする。
【0009】本発明に係る更に他の電磁調理器用容器
は、アルミニウム又はアルミニウム合金製容器本体底部
外面に発熱体が接合された電磁調理器用容器において、
前記発熱体は、フェライト系ステンレス鋼板とアルミニ
ウム又はアルミニウム合金板とからなるクラッド板であ
り、前記アルミニウム又はアルミニウム合金板にスリッ
トが形成されていることを特徴とする。
は、アルミニウム又はアルミニウム合金製容器本体底部
外面に発熱体が接合された電磁調理器用容器において、
前記発熱体は、フェライト系ステンレス鋼板とアルミニ
ウム又はアルミニウム合金板とからなるクラッド板であ
り、前記アルミニウム又はアルミニウム合金板にスリッ
トが形成されていることを特徴とする。
【0010】前記スリットは、前記底部の中心を中心と
する同心円状に設けられたものであってもよい。また、
前記スリットの間隔は等間隔であってもよい。
する同心円状に設けられたものであってもよい。また、
前記スリットの間隔は等間隔であってもよい。
【0011】
【作用】本発明においては、アルミニウムとフェライト
系ステンレス鋼板とのクラッド板を発熱体として使用す
る。このクラッド板のアルミニウム板を容器本体の底部
外面に接合することにより、容器本体の底部外面に渦電
流により発熱するステンレス鋼板を配置することができ
る。この場合に、電磁調理器用容器の容器底部に配置さ
れる発熱体が2層の異種金属により形成されたクラッド
板である場合は、容器を加熱したときに、クラッド板の
各構成部材の材質に熱膨張率の差が存在することに起因
して、バイメタル現象により、クラッド板に反りが生
じ、容器底面が変形する虞れがある。即ち、アルミニウ
ム合金製容器本体底部の外面にフェライト系ステンレス
鋼板とアルミニウム板とからなるクラッド板のアルミニ
ウム板を接合した場合は、ステンレス鋼板の熱膨張係数
がアルミニウム板の熱膨張係数に比して小さいため、容
器を加熱したときに、このクラッド板が凹面となるよう
に反ってしまう。
系ステンレス鋼板とのクラッド板を発熱体として使用す
る。このクラッド板のアルミニウム板を容器本体の底部
外面に接合することにより、容器本体の底部外面に渦電
流により発熱するステンレス鋼板を配置することができ
る。この場合に、電磁調理器用容器の容器底部に配置さ
れる発熱体が2層の異種金属により形成されたクラッド
板である場合は、容器を加熱したときに、クラッド板の
各構成部材の材質に熱膨張率の差が存在することに起因
して、バイメタル現象により、クラッド板に反りが生
じ、容器底面が変形する虞れがある。即ち、アルミニウ
ム合金製容器本体底部の外面にフェライト系ステンレス
鋼板とアルミニウム板とからなるクラッド板のアルミニ
ウム板を接合した場合は、ステンレス鋼板の熱膨張係数
がアルミニウム板の熱膨張係数に比して小さいため、容
器を加熱したときに、このクラッド板が凹面となるよう
に反ってしまう。
【0012】この反りを抑制するために、請求項1に係
る電磁調理器用容器においては、アルミニウム製容器本
体底部外面に接合されるクラッド板として、アルミニウ
ム板と他のアルミニウム板との間にフェライト系ステン
レス鋼板が挟まれた3層のクラッド板を使用し、この3
層のクラッド板がアルミニウム製容器本体底部外面に接
合されている。これにより、アルミニウム板とステンレ
ス鋼板との間の熱膨張率の差により、クラッド板が反る
ことが防止され、容器底部のクラッド板が凹面状に反る
挙動を低減することができる。
る電磁調理器用容器においては、アルミニウム製容器本
体底部外面に接合されるクラッド板として、アルミニウ
ム板と他のアルミニウム板との間にフェライト系ステン
レス鋼板が挟まれた3層のクラッド板を使用し、この3
層のクラッド板がアルミニウム製容器本体底部外面に接
合されている。これにより、アルミニウム板とステンレ
ス鋼板との間の熱膨張率の差により、クラッド板が反る
ことが防止され、容器底部のクラッド板が凹面状に反る
挙動を低減することができる。
【0013】請求項2に係る電磁調理器用容器において
は、アルミニウム製容器本体底部外面に、フェライト系
ステンレス鋼板とアルミニウム板とからなるクラッド板
が接合されており、このステンレス鋼板にスリットが形
成されている。また、請求項3に係る電磁調理器用容器
においては、アルミニウム製容器本体底部外面に、フェ
ライト系ステンレス鋼板とアルミニウム板とからなるク
ラッド板が接合されており、このアルミニウム板にスリ
ットが形成されている。このように、クラッド板のステ
ンレス鋼板又はアルミニウム板のいずれかにスリットを
設けることにより、クラッド板のバイメタルの効果がス
リットで分断される。これにより、容器底部のクラッド
板が凹面状に反る挙動を低減することができる。
は、アルミニウム製容器本体底部外面に、フェライト系
ステンレス鋼板とアルミニウム板とからなるクラッド板
が接合されており、このステンレス鋼板にスリットが形
成されている。また、請求項3に係る電磁調理器用容器
においては、アルミニウム製容器本体底部外面に、フェ
ライト系ステンレス鋼板とアルミニウム板とからなるク
ラッド板が接合されており、このアルミニウム板にスリ
ットが形成されている。このように、クラッド板のステ
ンレス鋼板又はアルミニウム板のいずれかにスリットを
設けることにより、クラッド板のバイメタルの効果がス
リットで分断される。これにより、容器底部のクラッド
板が凹面状に反る挙動を低減することができる。
【0014】このスリットを等間隔に設けた場合は、ス
リットで区切られた各部分の変形量が均等となると共
に、反りによる各部分の変化のバラツキが小さくなる。
リットで区切られた各部分の変形量が均等となると共
に、反りによる各部分の変化のバラツキが小さくなる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について、添付の図面
を参照して具体的に説明する。先ず、第1実施例につい
て説明する。図1は本発明の第1実施例に係る電磁調理
器用容器を示す断面図である。図1に示すように、アル
ミニウムダイカスト製容器本体1の底部2の中央部に
は、位置決め用の凸部3が形成されており、底部2の外
側には、3層クラッド板4aが配置されている。3層ク
ラッド板4aは環体状であり、中空部5aに前述の凸部
3が嵌合することにより、3層クラッド板4aは容器本
体1の底部2の適切な位置に位置決めされている。3層
クラッド板4aは、アルミニウム板6a、ステンレス鋼
板7a及びアルミニウム板6bがクラッドされて構成さ
れている。そして、容器本体底部2とクラッド板4aと
を350乃至500℃の高温で圧接することにより、ア
ルミニウム板6aと容器本体底部2とが熱間固相接合さ
れている。
を参照して具体的に説明する。先ず、第1実施例につい
て説明する。図1は本発明の第1実施例に係る電磁調理
器用容器を示す断面図である。図1に示すように、アル
ミニウムダイカスト製容器本体1の底部2の中央部に
は、位置決め用の凸部3が形成されており、底部2の外
側には、3層クラッド板4aが配置されている。3層ク
ラッド板4aは環体状であり、中空部5aに前述の凸部
3が嵌合することにより、3層クラッド板4aは容器本
体1の底部2の適切な位置に位置決めされている。3層
クラッド板4aは、アルミニウム板6a、ステンレス鋼
板7a及びアルミニウム板6bがクラッドされて構成さ
れている。そして、容器本体底部2とクラッド板4aと
を350乃至500℃の高温で圧接することにより、ア
ルミニウム板6aと容器本体底部2とが熱間固相接合さ
れている。
【0016】このように構成された電磁調理器用容器に
おいては、容器本体1の底部に3層からなるクラッド板
4aが接合されている。ステンレス鋼板7aとアルミニ
ウム板6(6a、6b)とでは、熱膨張係数が大きく異
なるものの、ステンレス鋼板7aはアルミニウム板(6
a、6b)により挟まれているため、この熱膨張係数の
差による使用時のクラッド板4aの反りが低減される。
このため、加熱器天板中央部の内部に設置された温度検
出用センサーと、加熱器上に設置された電磁調理器用容
器の底部2との間の距離の変化を小さく抑えることがで
きるため、容器の温度を正確に測定することができるの
で、温度調整性能が良好となる。
おいては、容器本体1の底部に3層からなるクラッド板
4aが接合されている。ステンレス鋼板7aとアルミニ
ウム板6(6a、6b)とでは、熱膨張係数が大きく異
なるものの、ステンレス鋼板7aはアルミニウム板(6
a、6b)により挟まれているため、この熱膨張係数の
差による使用時のクラッド板4aの反りが低減される。
このため、加熱器天板中央部の内部に設置された温度検
出用センサーと、加熱器上に設置された電磁調理器用容
器の底部2との間の距離の変化を小さく抑えることがで
きるため、容器の温度を正確に測定することができるの
で、温度調整性能が良好となる。
【0017】図6は、2層のクラッド板4cが容器本体
1の底部2に接合された電磁調理器用容器を示す断面図
である。図6に示すように、容器本体1の底部2にアル
ミニウム板6cとステンレス鋼板7bとからなる2層の
クラッド板4bのアルミニウム板6cを熱間固相接合し
た場合は、ステンレス鋼板7bの熱膨張係数がアルミニ
ウム板6cの熱膨張係数に比して小さいため、加熱時に
底部2のクラッド板4cは、クラッド板4cの外側に向
かって凹面となる方向に反る。このため、底部2と加熱
器との距離が変化するため、温度調整性能が劣化する。
1の底部2に接合された電磁調理器用容器を示す断面図
である。図6に示すように、容器本体1の底部2にアル
ミニウム板6cとステンレス鋼板7bとからなる2層の
クラッド板4bのアルミニウム板6cを熱間固相接合し
た場合は、ステンレス鋼板7bの熱膨張係数がアルミニ
ウム板6cの熱膨張係数に比して小さいため、加熱時に
底部2のクラッド板4cは、クラッド板4cの外側に向
かって凹面となる方向に反る。このため、底部2と加熱
器との距離が変化するため、温度調整性能が劣化する。
【0018】次に、第2実施例について説明する。図2
は本発明の第2実施例に係る電磁調理器用容器を示す断
面図である。また、図3は同じくその電磁調理器用容器
を示す底面図であり、図4は、図3のA−A′面のクラ
ッド板4b部分を拡大して示す断面図である。図2に示
すように、アルミニウムダイカスト製容器本体1の底部
2の中央部には、位置決め用の凸部3が形成されてお
り、底部2の外側には、クラッド板4bが配置されてい
る。クラッド板4bは環体状であり、中空部5cに前述
の凸部3が嵌合することにより、クラッド板4bは容器
本体1の底部2の適切な位置に位置決めされ、クラッド
板4bと底部2とは熱間固相接合されている。クラッド
板4bは、アルミニウム板6dとステンレス鋼板7cと
からなり、アルミニウム板6dが底部2に接合されてい
る。クラッド板4bのステンレス鋼板7cには、図3に
示すように、同心円状に等間隔のピッチでスリット8が
形成されている。スリット8は、図4に示すように、ス
テンレス鋼板7cを分断している。
は本発明の第2実施例に係る電磁調理器用容器を示す断
面図である。また、図3は同じくその電磁調理器用容器
を示す底面図であり、図4は、図3のA−A′面のクラ
ッド板4b部分を拡大して示す断面図である。図2に示
すように、アルミニウムダイカスト製容器本体1の底部
2の中央部には、位置決め用の凸部3が形成されてお
り、底部2の外側には、クラッド板4bが配置されてい
る。クラッド板4bは環体状であり、中空部5cに前述
の凸部3が嵌合することにより、クラッド板4bは容器
本体1の底部2の適切な位置に位置決めされ、クラッド
板4bと底部2とは熱間固相接合されている。クラッド
板4bは、アルミニウム板6dとステンレス鋼板7cと
からなり、アルミニウム板6dが底部2に接合されてい
る。クラッド板4bのステンレス鋼板7cには、図3に
示すように、同心円状に等間隔のピッチでスリット8が
形成されている。スリット8は、図4に示すように、ス
テンレス鋼板7cを分断している。
【0019】このように構成された電磁調理器用容器に
おいては、スリット8が形成されているため、クラッド
板4bのバイメタルの効果を分断することができる。こ
のため、熱膨張係数の差による使用時のクラッド板4b
の反りを低減することができる。また、本実施例におい
ては、スリット8は等間隔に設けられているため、スリ
ット8で区切られた各ステンレス鋼板7cの変形量が均
等となり、クラッド板4bの反りの変化のバラツキが小
さくなる。このスリット8が形成されていない場合は、
ステンレス鋼板7cの熱膨張係数がアルミニウム板6d
の熱膨張係数に比して小さいため、クラッド板4bにバ
イメタルの効果が生じ、底部2のクラッド板4bはステ
ンレス鋼板7c側が凹面となるように変形する。しか
し、本実施例におけるクラッド板4bは、スリット8に
より、バイメタルの効果を分断することができるので、
底部2のクラッド板4bはステンレス鋼板7c側が凹面
状に反ることを防止できる。このため、第1実施例と同
様に、加熱器天板中央部の内部に温度検出用センサーが
設置されており、電磁調理器用容器がこの加熱器上に設
置された場合に、底部2と加熱器との距離の変化を小さ
く抑えることができるため、容器の温度を正確に測定す
ることができるので、温度調整性能が良好となる。
おいては、スリット8が形成されているため、クラッド
板4bのバイメタルの効果を分断することができる。こ
のため、熱膨張係数の差による使用時のクラッド板4b
の反りを低減することができる。また、本実施例におい
ては、スリット8は等間隔に設けられているため、スリ
ット8で区切られた各ステンレス鋼板7cの変形量が均
等となり、クラッド板4bの反りの変化のバラツキが小
さくなる。このスリット8が形成されていない場合は、
ステンレス鋼板7cの熱膨張係数がアルミニウム板6d
の熱膨張係数に比して小さいため、クラッド板4bにバ
イメタルの効果が生じ、底部2のクラッド板4bはステ
ンレス鋼板7c側が凹面となるように変形する。しか
し、本実施例におけるクラッド板4bは、スリット8に
より、バイメタルの効果を分断することができるので、
底部2のクラッド板4bはステンレス鋼板7c側が凹面
状に反ることを防止できる。このため、第1実施例と同
様に、加熱器天板中央部の内部に温度検出用センサーが
設置されており、電磁調理器用容器がこの加熱器上に設
置された場合に、底部2と加熱器との距離の変化を小さ
く抑えることができるため、容器の温度を正確に測定す
ることができるので、温度調整性能が良好となる。
【0020】なお、クラッド板4bは、ステンレス鋼板
又はアルミニウム板のいずれかがスリットにより分断さ
れているものであればよい。図5は、アルミニウム板側
にスリット8aが設けられたクラッド板4c部分を拡大
して示す断面図である。図5に示すように、クラッド板
4cのアルミニウム板6eにスリット8aが設けられて
おり、アルミニウム板6eのステンレス鋼板7dの反対
側の面にはろう材9が積層されている。ろう材9はAl
−Si系等のアルミニウム材であり、このろう材9が積
層されたクラッド板はブレージングシートとなってい
る。このろう材9を本体底部に接触させてブレージング
シートを容器本体1に重ね合わせて固定し、炉内で加熱
すると、ろう材9が溶融し、アルミニウム板6eが容器
本体に接合される。このため、接合時にアルミニウム板
6eが変形する虞れがなく、スリット8aが消失するこ
となく、アルミニウム板6eを容器本体1の底部2に接
合することができる。このスリット8aがバイメタルの
効果を分断するので、底部2のクラッド板4bがステン
レス鋼板7d側に凹面状に反ることを防止できる。
又はアルミニウム板のいずれかがスリットにより分断さ
れているものであればよい。図5は、アルミニウム板側
にスリット8aが設けられたクラッド板4c部分を拡大
して示す断面図である。図5に示すように、クラッド板
4cのアルミニウム板6eにスリット8aが設けられて
おり、アルミニウム板6eのステンレス鋼板7dの反対
側の面にはろう材9が積層されている。ろう材9はAl
−Si系等のアルミニウム材であり、このろう材9が積
層されたクラッド板はブレージングシートとなってい
る。このろう材9を本体底部に接触させてブレージング
シートを容器本体1に重ね合わせて固定し、炉内で加熱
すると、ろう材9が溶融し、アルミニウム板6eが容器
本体に接合される。このため、接合時にアルミニウム板
6eが変形する虞れがなく、スリット8aが消失するこ
となく、アルミニウム板6eを容器本体1の底部2に接
合することができる。このスリット8aがバイメタルの
効果を分断するので、底部2のクラッド板4bがステン
レス鋼板7d側に凹面状に反ることを防止できる。
【0021】上述のいずれの実施例においても、容器本
体1は、Al−Si系アルミニウム合金(JIS AD
C1及びJIS ADC12のダイカスト合金等)、工
業用純アルミニウム(JIS 1100番等)及びAl
−Mn系アルミニウム(JIS 3003番等)により
製造することができる。一方、クラッド板4(4a、4
b)のステンレス鋼板7(7a、7c、7d)は、強磁
性体である必要があるので、フェライト系ステンレス鋼
板である必要がある。クラッド板4(4a、4b)のア
ルミニウム板6(6a、6b、6d、6e)は、工業用
純アルミニウム(JIS 1100番等)及びAl−M
n系アルミニウム(JIS 3003番等)等を使用す
ることができる。
体1は、Al−Si系アルミニウム合金(JIS AD
C1及びJIS ADC12のダイカスト合金等)、工
業用純アルミニウム(JIS 1100番等)及びAl
−Mn系アルミニウム(JIS 3003番等)により
製造することができる。一方、クラッド板4(4a、4
b)のステンレス鋼板7(7a、7c、7d)は、強磁
性体である必要があるので、フェライト系ステンレス鋼
板である必要がある。クラッド板4(4a、4b)のア
ルミニウム板6(6a、6b、6d、6e)は、工業用
純アルミニウム(JIS 1100番等)及びAl−M
n系アルミニウム(JIS 3003番等)等を使用す
ることができる。
【0022】次に、図1に示す第1実施例及び図2に示
す第2実施例の電磁調理器用容器を実際に製造し、図6
に示す比較例と比較した結果について説明する。先ず、
第1実施例の電磁調理器用容器(実施例No.1〜5)
と比較例(比較例No.1〜5)を比較した結果につい
て説明する。下記表1に実施例No.1〜5の電磁調理
器用容器の使用素材及び製造条件を示す。
す第2実施例の電磁調理器用容器を実際に製造し、図6
に示す比較例と比較した結果について説明する。先ず、
第1実施例の電磁調理器用容器(実施例No.1〜5)
と比較例(比較例No.1〜5)を比較した結果につい
て説明する。下記表1に実施例No.1〜5の電磁調理
器用容器の使用素材及び製造条件を示す。
【0023】
【表1】
【0024】下記表2に比較例No.1〜5のクラッド
板の素材を示す。なお、比較例No.1〜5において
は、図6に示すように、ステンレス鋼板7bとアルミニ
ウム板6cとからなる2層クラッド板4dが使用されて
おり、アルミニウム板6c側がアルミニウム製ダイカス
ト容器本体1の底部2に熱間固相接合されている。アル
ミニウム製ダイカスト容器1は実施例No.1〜5のも
のと同一であり、クラッド板4dの直径及びクラッド板
4dとアルミニウム製ダイカスト容器1との圧接条件は
実施例No.1〜5のものと同一である。
板の素材を示す。なお、比較例No.1〜5において
は、図6に示すように、ステンレス鋼板7bとアルミニ
ウム板6cとからなる2層クラッド板4dが使用されて
おり、アルミニウム板6c側がアルミニウム製ダイカス
ト容器本体1の底部2に熱間固相接合されている。アル
ミニウム製ダイカスト容器1は実施例No.1〜5のも
のと同一であり、クラッド板4dの直径及びクラッド板
4dとアルミニウム製ダイカスト容器1との圧接条件は
実施例No.1〜5のものと同一である。
【0025】
【表2】
【0026】実施例No.1及び比較例No.1につい
て、出力1200wの加熱器を使用して、各容器の温度
が200℃になるまで加熱し、200℃の温度における
容器の底部の反り量を比較した結果を表3に示す。反り
量は以下のようにして測定した。クラッド板4(4a又
は4d)の外周より半径方向に約2mm中心側の3点を
選び出す。この場合に、各点は容器の底部の中心を中心
として、各点の間の角度が100°以上となるように選
び出す。この3点によって作られる仮想平面を基準面と
して、この基準面から容器の底部までの距離を反り量と
する。なお、容器1の温度は容器の底部の中央内面に直
径が1mm、深さが3mmの穴を開け、この穴に直径が
1mmのシース式熱電対を埋め込み、この熱電対にて容
器の温度を測定した。
て、出力1200wの加熱器を使用して、各容器の温度
が200℃になるまで加熱し、200℃の温度における
容器の底部の反り量を比較した結果を表3に示す。反り
量は以下のようにして測定した。クラッド板4(4a又
は4d)の外周より半径方向に約2mm中心側の3点を
選び出す。この場合に、各点は容器の底部の中心を中心
として、各点の間の角度が100°以上となるように選
び出す。この3点によって作られる仮想平面を基準面と
して、この基準面から容器の底部までの距離を反り量と
する。なお、容器1の温度は容器の底部の中央内面に直
径が1mm、深さが3mmの穴を開け、この穴に直径が
1mmのシース式熱電対を埋め込み、この熱電対にて容
器の温度を測定した。
【0027】
【表3】
【0028】上記表3に示すように、実施例No.1に
おいては、反り量は常温時で−0.5mm、加熱時で−
0.9mmであり、殆ど変化していない。一方、比較例
No.1においては、反り量が常温時で−0.5mm、
加熱時で−2.3mmであり、反り量の変化が極めて大
きかった。
おいては、反り量は常温時で−0.5mm、加熱時で−
0.9mmであり、殆ど変化していない。一方、比較例
No.1においては、反り量が常温時で−0.5mm、
加熱時で−2.3mmであり、反り量の変化が極めて大
きかった。
【0029】次に、加熱器天板中央部の内部に温度検出
用センサーを設置し、この加熱器上に各容器を配置し、
温度検出用センサーにより予め設定した温度になるよう
に加熱器を制御しつつ、容器を加熱し、容器の温度が安
定した場合に、設定温度と容器の温度とを比較した(実
施例No.2〜5、比較例No.2〜5)。容器の温度
は、上述のように、容器の底部に熱電対を埋め込み測定
した。結果を下記表4に示す。
用センサーを設置し、この加熱器上に各容器を配置し、
温度検出用センサーにより予め設定した温度になるよう
に加熱器を制御しつつ、容器を加熱し、容器の温度が安
定した場合に、設定温度と容器の温度とを比較した(実
施例No.2〜5、比較例No.2〜5)。容器の温度
は、上述のように、容器の底部に熱電対を埋め込み測定
した。結果を下記表4に示す。
【0030】
【表4】
【0031】上記表4に示すように、設定温度が同一で
ある実施例と比較例とを比較した場合に、各実施例の温
度差は、対応する比較例の温度差に比して約半分となっ
ており、各実施例は温度調整性能が良好である。
ある実施例と比較例とを比較した場合に、各実施例の温
度差は、対応する比較例の温度差に比して約半分となっ
ており、各実施例は温度調整性能が良好である。
【0032】次に、第2実施例の電磁調理器用容器(実
施例No.6〜10)と比較例(比較例No.6〜1
0)を比較した結果について説明する。下記表5に実施
例No.6〜10の電磁調理器用容器の使用素材及び製
造条件を示す。
施例No.6〜10)と比較例(比較例No.6〜1
0)を比較した結果について説明する。下記表5に実施
例No.6〜10の電磁調理器用容器の使用素材及び製
造条件を示す。
【0033】
【表5】
【0034】なお、クラッド板4bのステンレス鋼板7
cには、直径80mmから直径180mmまで半径方向
に10mmのピッチで、幅が1mmの円周状スリット8
が設けられている。
cには、直径80mmから直径180mmまで半径方向
に10mmのピッチで、幅が1mmの円周状スリット8
が設けられている。
【0035】比較例No.6〜10の電磁調理器用容器
の使用素材及び製造条件は、実施例No.6〜10のも
のと同一である。但し、図6に示すように、ステンレス
板6cにスリットは設けられていない。下記表6に比較
例No.6〜10のクラッド板の素材を示す。
の使用素材及び製造条件は、実施例No.6〜10のも
のと同一である。但し、図6に示すように、ステンレス
板6cにスリットは設けられていない。下記表6に比較
例No.6〜10のクラッド板の素材を示す。
【0036】
【表6】
【0037】実施例No.6及び比較例No.6につい
て、出力1200wの加熱器を使用して、各容器の温度
が200℃になるまで加熱し、200℃の温度における
容器の底部の反り量を比較した結果を表7に示す。反り
量の測定方法は、上述の実施例No.1と同一である。
て、出力1200wの加熱器を使用して、各容器の温度
が200℃になるまで加熱し、200℃の温度における
容器の底部の反り量を比較した結果を表7に示す。反り
量の測定方法は、上述の実施例No.1と同一である。
【0038】
【表7】
【0039】上記表7に示すように、実施例No.6に
おいては、反り量は常温時で−0.5mm、加熱時で−
1.3mmであり、殆ど変化していない。一方、比較例
No.1においては、反り量が常温時で−0.5mm、
加熱時で−2.3mmであり、反り量の変化が極めて大
きかった。
おいては、反り量は常温時で−0.5mm、加熱時で−
1.3mmであり、殆ど変化していない。一方、比較例
No.1においては、反り量が常温時で−0.5mm、
加熱時で−2.3mmであり、反り量の変化が極めて大
きかった。
【0040】次に、実施例No.2〜5と同様に、加熱
器天板中央部の内部に温度検出用センサーを設置し、こ
の加熱器上に各容器を配置し、温度検出用センサーによ
り予め設定した温度になるように加熱器を制御しつつ、
容器を加熱し、容器の温度が安定した場合に、設定温度
と容器の温度とを比較した(実施例No.7〜10、比
較例No.7〜10)。容器の温度は、上述のように、
容器の底部に熱電対を埋め込み測定した。結果を下記表
8に示す。
器天板中央部の内部に温度検出用センサーを設置し、こ
の加熱器上に各容器を配置し、温度検出用センサーによ
り予め設定した温度になるように加熱器を制御しつつ、
容器を加熱し、容器の温度が安定した場合に、設定温度
と容器の温度とを比較した(実施例No.7〜10、比
較例No.7〜10)。容器の温度は、上述のように、
容器の底部に熱電対を埋め込み測定した。結果を下記表
8に示す。
【0041】
【表8】
【0042】上記表8に示すように、設定温度が同一で
ある実施例と比較例とを比較した場合に、各実施例の温
度差は、対応する比較例の温度差に比して小さくなって
いる。即ち、各実施例は温度調整性能が良好である。
ある実施例と比較例とを比較した場合に、各実施例の温
度差は、対応する比較例の温度差に比して小さくなって
いる。即ち、各実施例は温度調整性能が良好である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る電
磁調理器用容器よれば、アルミニウム又はアルミニウム
合金製容器本体底部外面に、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金板と他のアルミニウム又はアルミニウム合金板
との間にフェライト系ステンレス鋼板が挟まれた3層の
クラッド板が接合されているので、加熱時に容器底部が
反ることを防止することができる。
磁調理器用容器よれば、アルミニウム又はアルミニウム
合金製容器本体底部外面に、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金板と他のアルミニウム又はアルミニウム合金板
との間にフェライト系ステンレス鋼板が挟まれた3層の
クラッド板が接合されているので、加熱時に容器底部が
反ることを防止することができる。
【0044】また、請求項2に係る電磁調理器用容器に
よれば、アルミニウム又はアルミニウム合金製容器本体
底部外面に、フェライト系ステンレス鋼板とアルミニウ
ム又はアルミニウム合金板とからなるクラッド板が接合
されており、このステンレス鋼板にスリットが形成され
ているので、加熱時に容器底部が反ることを防止するこ
とができる。
よれば、アルミニウム又はアルミニウム合金製容器本体
底部外面に、フェライト系ステンレス鋼板とアルミニウ
ム又はアルミニウム合金板とからなるクラッド板が接合
されており、このステンレス鋼板にスリットが形成され
ているので、加熱時に容器底部が反ることを防止するこ
とができる。
【0045】また、請求項3に係る電磁調理器用容器に
よれば、アルミニウム又はアルミニウム合金製容器本体
底部外面に、フェライト系ステンレス鋼板とアルミニウ
ム又はアルミニウム合金板とからなるクラッド板が接合
されており、このアルミニウム又はアルミニウム合金板
にスリットが形成されているので、加熱時に容器底部が
反ることを防止することができる。
よれば、アルミニウム又はアルミニウム合金製容器本体
底部外面に、フェライト系ステンレス鋼板とアルミニウ
ム又はアルミニウム合金板とからなるクラッド板が接合
されており、このアルミニウム又はアルミニウム合金板
にスリットが形成されているので、加熱時に容器底部が
反ることを防止することができる。
【図1】図1は本発明の第1実施例に係る電磁調理器用
容器を示す断面図である。
容器を示す断面図である。
【図2】図2は本発明の第2実施例に係る電磁調理器用
容器を示す断面図である。
容器を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る電磁調理器用容器を
示す底面図である。
示す底面図である。
【図4】図3のA−A′面のクラッド板4b部分を拡大
して示す断面図である。
して示す断面図である。
【図5】アルミニウム板側にスリット8aが設けられた
場合のクラッド板4c部分を拡大して示す断面図であ
る。
場合のクラッド板4c部分を拡大して示す断面図であ
る。
【図6】2層のクラッド板4dが容器本体1の底部2に
接合された電磁調理器用容器を示す断面図である。
接合された電磁調理器用容器を示す断面図である。
【図7】(a)は従来技術の電磁調理器用鍋を示す断面
図、(b)はこの鍋を示す底面図である。
図、(b)はこの鍋を示す底面図である。
1;容器本体 2,24;底部 3;凸部 4a;3層クラッド板 4b,4c,4d;クラッド板 5;中空部 6a,6b,6c,6d,6e;アルミニウム板 7a,7b,7c,7d;ステンレス鋼板 8,8a;スリット 9;ろう材 22;鍋本体 24a;縁部 24d,24e;段部 26;発熱体板 26a;外周 26b;貫通孔 26c;内周
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 20/00 360 B23K 20/00 360B
Claims (5)
- 【請求項1】 アルミニウム又はアルミニウム合金製容
器本体底部外面に発熱体が接合された電磁調理器用容器
において、前記発熱体は、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金板とフェライト系ステンレス鋼板と他のアルミニ
ウム又はアルミニウム合金板とのクラッド板であること
を特徴とする電磁調理器用容器。 - 【請求項2】 アルミニウム又はアルミニウム合金製容
器本体底部外面に発熱体が接合された電磁調理器用容器
において、前記発熱体は、フェライト系ステンレス鋼板
とアルミニウム又はアルミニウム合金板とからなるクラ
ッド板であり、前記ステンレス鋼板にスリットが形成さ
れていることを特徴とする電磁調理器用容器。 - 【請求項3】 アルミニウム又はアルミニウム合金製容
器本体底部外面に発熱体が接合された電磁調理器用容器
において、前記発熱体は、フェライト系ステンレス鋼板
とアルミニウム又はアルミニウム合金板とからなるクラ
ッド板であり、前記アルミニウム又はアルミニウム合金
板にスリットが形成されていることを特徴とする電磁調
理器用容器。 - 【請求項4】 前記スリットは、前記容器本体底部の中
心を中心とする同心円状に設けられていることをを特徴
とする請求項2又は3に記載の電磁調理器用容器。 - 【請求項5】 前記スリットの間隔は等間隔であること
を特徴とする請求項4に記載の電磁調理器用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27739795A JPH09117374A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 電磁調理器用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27739795A JPH09117374A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 電磁調理器用容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09117374A true JPH09117374A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17582978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27739795A Pending JPH09117374A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 電磁調理器用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09117374A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002291615A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-08 | Kattoueru Kk | 鍋 |
| EP1338233A1 (en) * | 2002-02-26 | 2003-08-27 | Kim, Myung-suk | Pot with multi-layered bottom and manufacturing process thereof |
| WO2009156783A1 (de) * | 2008-06-27 | 2009-12-30 | Shu yue guang | Eine magnetisch leitende composite-pfanne |
| WO2011064455A1 (en) * | 2009-11-26 | 2011-06-03 | Iittala Group Oy Ab | Cooking vessel applicable for induction heating and method for manufacturing thereof |
| WO2014050029A1 (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 誘導加熱容器 |
| JP2015080632A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 |
| WO2015059900A1 (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-30 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP27739795A patent/JPH09117374A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002291615A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-08 | Kattoueru Kk | 鍋 |
| EP1338233A1 (en) * | 2002-02-26 | 2003-08-27 | Kim, Myung-suk | Pot with multi-layered bottom and manufacturing process thereof |
| WO2009156783A1 (de) * | 2008-06-27 | 2009-12-30 | Shu yue guang | Eine magnetisch leitende composite-pfanne |
| WO2011064455A1 (en) * | 2009-11-26 | 2011-06-03 | Iittala Group Oy Ab | Cooking vessel applicable for induction heating and method for manufacturing thereof |
| WO2014050029A1 (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 誘導加熱容器 |
| JP2014079560A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-05-08 | Toyo Seikan Group Holdings Ltd | 誘導加熱容器 |
| US9736891B2 (en) | 2012-09-28 | 2017-08-15 | Tokyo Seikan Group Holdings, Ltd. | Induction heating container |
| JP2015080632A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 |
| WO2015059900A1 (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-30 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2503927B1 (en) | Cooking vessel applicable for induction heating and method for manufacturing thereof | |
| US5532461A (en) | Bottom-heated utensil for conductive or induction heating | |
| WO2005009082A1 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPH09117374A (ja) | 電磁調理器用容器 | |
| JP5033728B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JP6029224B2 (ja) | 電磁調理器具 | |
| JP2003204872A (ja) | 電磁調理器用鍋 | |
| KR102074099B1 (ko) | 인덕션 가열용 조리용기 | |
| JP3713217B2 (ja) | 炊飯器用内鍋 | |
| JP2003051375A (ja) | 電磁誘導加熱調理器用の被加熱調理器具 | |
| JP3079573B2 (ja) | 電磁調理器用鍋 | |
| JPS6337752Y2 (ja) | ||
| JPH0889395A (ja) | 電磁誘導加熱調理用なべ | |
| JPH08112207A (ja) | フライパン | |
| JP3956900B2 (ja) | 誘導加熱用クラッド材およびその製造方法 | |
| JP4036189B2 (ja) | 誘導加熱調理器用加熱容器 | |
| JP2004174085A (ja) | 調理用加熱容器 | |
| JP3261035B2 (ja) | 加熱調理容器 | |
| JPH08107823A (ja) | な べ | |
| JP2822555B2 (ja) | 電磁誘導加熱調理器 | |
| JPH0757865A (ja) | 電磁調理器用容器 | |
| JP4899658B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JP2003339547A (ja) | 誘導加熱調理器用加熱プレート及び鍋 | |
| JPS6127104Y2 (ja) | ||
| JPH0622953Y2 (ja) | 誘導加熱用調理具 |