JPH09117966A - 止水シート及び遮水シート - Google Patents

止水シート及び遮水シート

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JPH09117966A
JPH09117966A JP27564595A JP27564595A JPH09117966A JP H09117966 A JPH09117966 A JP H09117966A JP 27564595 A JP27564595 A JP 27564595A JP 27564595 A JP27564595 A JP 27564595A JP H09117966 A JPH09117966 A JP H09117966A
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JP
Japan
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sheet
water
weight
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water blocking
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JP27564595A
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English (en)
Inventor
Takeo Tamamura
武夫 玉村
Toru Yokota
透 横田
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 セグメント間などでの浸水をその材料の有す
る高吸水性と高膨潤性とによって止水し、長時間にわた
ってその機能を保持することのできるシート及び施工時
に釘などにより孔を生じたり、施工後に破損したりした
ときでも短時間で止水することができ、また場合によっ
てはシート間の重なり部分の接合処理を省くことのでき
る、止水性、遮水性に優れたシート。 【解決手段】 (A)熱可塑性樹脂又は合成ゴム 100重
量部、(B)ベントナイト10〜 700重量部よりなる止水
シート及びこの止水シートの片面又は両面に熱可塑性樹
脂又は合成ゴムシートを積層させることを特徴とする遮
水シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土木建築用の止水シ
ート及び遮水シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来土木建築用の止水シート、遮水シー
トの材料として一般に軟質塩化ビニル、ポリエチレン等
の熱可塑性樹脂及びエチレン−プロピレンゴム等の合成
ゴムが用いられている。止水シートは河川敷の護岸工事
等のセグメント、鋼矢板等のシール材に用いられている
がこれらのシール材は吸水性と水膨潤性がないため、セ
グメント間などの目開きによる浸水を止めることができ
なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の一つは
セグメント間などでの浸水をその材料の有する高吸水性
と高膨潤性とによって止水し、長時間にわたってその機
能を保持することのできる止水シートを提供するもので
ある。
【0004】また遮水シートは貯水池、水路及び屋内外
における防水または遮水用として用いられているが、こ
れらの遮水シートは施工時にブルトーザー等の施工機械
によって、また施工後における下地の凹凸化、突起物、
草木の生育および動物のいたずら等によって破損し、遮
水性、防水性が損なわれる。また施工に際し通常は熱風
溶着により溶接しているが、このときシートの融出によ
りシートの重ね合わせ部に孔が開いたり熱変形を起こし
たりすると、十分な遮水性、防水性が得られなくなる。
そこでシートの重なり部分を釘や金具で止める方法も考
えられたが、この方法はシート自体に孔を開けることに
なり、将来荷重が加わったり自重によって引っ張られた
りすると孔が広がって、遮水性、防水性が失われる恐れ
がある。さらにこの熱風溶着、釘および金具止めによる
施工法は作業に著しく手間がかかり、工期が長引くとい
う問題点があった。
【0005】本発明の他の目的は施工時に釘などにより
孔が生じたり、施工後に破損したりしたときでも短時間
で止水することができ、また場合によってはシート間の
重なり部分の接合処理を省くことのできる、遮水性、防
水性に優れた土木建築用シートを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の止
水シートは (A)熱可塑性樹脂又は合成ゴム 100重量部 (B)ベントナイト 10〜 700重量部 よりなるものであり、これによればベントナイトの水に
よる膨潤作用で孔や隙間を塞ぎ、セグメント間の目開き
等による浸水を防ぐことができる。
【0007】本発明の第2の発明は上記止水シートの片
面又は両面に熱可塑性樹脂又は合成ゴムシートを積層さ
せた遮水シートであり、これによれば止水シートの水に
対する膨潤作用で孔や隙間を塞ぎ施工時の接合部からの
漏水を防止し、場合によっては接合処理を省略すること
ができる。
【0008】以下本発明をさらに詳細に説明する。本発
明の第1の発明の止水シートで用いられる(A)成分の
うち熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリカーボネー
ト、ポリアミド等が、また合成ゴムとしては、ウレタン
ゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレン−プロ
ピレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、スチ
レン−ブタジエンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、
アクリルゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、
ポリエピクロルヒドリンゴム等が挙げられる。これらの
中ではポリ塩化ビニルが最も好ましい。
【0009】また(B)のベントナイトは吸水すると体
積が8〜10倍に膨張し、漏水部分を自己修復する機能を
有し、モンモリロナイトを主成分とする粘土鉱物であ
る。このベントナイトは(A)成分 100重量部に対して
10〜 700重量部、好ましくは80〜450 重量部、更に好ま
しくは20〜450 重量部が添加される。この添加量が10重
量部未満であると十分な止水効果が得られず、 700重量
部を超えて添加すると、目的とする形状に成形出来なか
ったり、膨張によりシート自体が変形したり、シート自
体の機械的強度が低下する等の不都合が生じ好ましくな
い。
【0010】上記混合物には必要に応じて橋かけポリア
クリル酸塩系、イソブチレン/マレイン酸塩系、デンプ
ン/ポリアクリル酸塩系、PVA(ポリビニルアルコー
ル)/ポリアクリル酸塩系、アクリル繊維の加水分解物
系、橋かけPVA系、デンプン/ポリアクリロニトリ
ル、橋かけCMC等の高吸水性樹脂を添加してもよい。
またさらに必要に応じて、安定剤、可塑剤、充填剤、加
硫剤、加硫促進剤、着色剤、滑剤、帯電防止剤、加工助
剤、酸化(老化)防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、発泡
剤、他の樹脂成分などを添加することもできる。得られ
た組成物は押出しまたはカレンダー成形によりシート状
に成形して、本発明の止水シートとすることができる。
このようにして得られた本発明の止水シートは、厚さが
0.01mm以上 100mm以下であり、とくに1〜5mmが好まし
い。
【0011】本発明における第2の発明の遮水シートに
ついて図1〜図2に従って説明する。図1および図2は
それぞれ本発明の遮水シートの異なる実施態様の縦断面
図を示すもので、両図において1は熱可塑性樹脂または
合成ゴムからなる補強シート、2は本発明の第1の発明
である止水シートである。図1は止水シート2の片面に
補強シート1を熱融着または接着剤により積層させ一枚
の複合シートとした遮水シートであり、図2はシート2
の両面に補強シート1を同様の方法で積層させてなる遮
水シートを示している。
【0012】前記補強シート1は本発明の止水シートを
補強して遮水シートにするためのもので、一般には厚さ
0.1〜5mmのものが好ましい。これが 0.1mm未満では補
強効果が小さく、5mmを超えると重量が大きくなって取
扱いにくく、施工が困難となる。この補強シート1の成
形に用いられる熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等が
挙げられ、これらは必要に応じて、例えばこの 100重量
部に対し、安定剤 0.3〜10重量部、可塑剤5〜 200重量
部、さらに必要に応じて充填剤、着色剤、滑剤、帯電防
止剤、加工助剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、
他の樹脂成分などの所定量を添加混合した後、押出また
はカレンダー成形により上記補強シート1とする。また
合成ゴムとしては、ウレタンゴム、ブチルゴム、クロロ
プレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プ
ロピレン−ジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン
ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、フッ素ゴム、シリコ
ーンゴム、アクリルゴム、クロロスルフォン化ポリエチ
レンゴム、ポリエピクロルヒドリンゴム等が挙げられ
る。合成ゴムには必要に応じて例えば、この 100重量部
に対し1〜10重量部の加硫剤、さらに必要に応じて加硫
促進剤、充填剤、着色剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、
難燃剤、他の樹脂成分などの所定量を添加混合した後、
押出またはカレンダー成形により上記シート1とする。
【0013】本発明による遮水シートは、本発明の第1
発明である止水シート2の片面または両面に、熱可塑性
樹脂または合成ゴムからなる補強シート1を熱融着また
は接着剤により積層させて一体化してなるものである
が、この積層に際して補強シート1、止水シート2また
は補強シート1、シート2、補強シート1の順に積層さ
せ、プレスまたは圧着ロールにより加圧、加熱して 140
〜 200℃の温度で熱融着する。またこの積層に際し補強
シート1と止水シート2の間に必要に応じて接着剤を用
いてもよく、この接着剤としては通常シートの積層など
に用いられる接着剤を使用して差し支えない。
【0014】本発明の第1の発明である止水シートの施
工後セグメント間の目開きにより隙間が生じそこから浸
水しても止水シートに含まれるベントナイトが直ちに吸
水し、膨潤し隙間を塞ぎ漏水を防止することができる。
また本発明の遮水シートにおいては、遮水シートの施工
時にシート相互を釘などにより接合した際、釘孔が生じ
たとしても釘孔からの水をベントナイトが吸水し、膨張
することにより孔を塞ぎ、漏水を防ぐことができるし、
施工後に前記諸原因により破損が生じてもベントナイト
が水を吸水し膨張することにより破損箇所を塞ぎ、漏水
を防ぐことができる。また場合によっては施工時にシー
トの重ね合わせ部の接合処理を省き、この部分から浸水
しても水をベントナイトが吸収し、膨張することにより
シート間の隙間からの漏水を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の具体的態様を実施例
および比較例を挙げて説明するが、本発明はこれら実施
例の記載に限定されるものではない。
【0016】
【実施例】
(実施例1〜4および比較例1〜3) (止水シートの作製)表1に示す各成分をそれらの配合
割合(重量部)で配合した後、ロールで150℃、5分間
混練して厚さ 1.3mmのロールシートを作製した。得られ
たロールシートを裁断して圧力30kg/cm2、温度160 ℃で
5分間プレス成形して縦9cm、横12cm、厚さ2mmのプレ
スシートを作製した。
【0017】(止水シートの原料) 塩化ビニル樹脂・TK−1000(信越化学工業社製商品
名) ポリエチレン・SHOLEX A215(昭和電工社製商品
名) ジ−2−エチルヘキシルフターレート(DOP) Ba−Zn安定剤・AC−186(旭電化社製商品名) エチレン−プロピレン−ブタジエンゴム・JSREP1
81SP(日本合成ゴム社製商品名) ベントナイト・ボルクレイ(アメリカンコロイド社製商
品名) 表1ではこれらをPVC、PE、DOP、EPDMなど
と略記した。
【0018】(止水シートの体積膨張率測定試験)上記
止水シートの作製段階で得られた厚さ 1.3mmのロールシ
ートを29mmφの円形サンプルに裁断した。得られた円形
サンプルの裁断品を10枚重ねて29mmφ×12.7mmのタブレ
ット枠に入れ圧力30kg/cm2、温度160 ℃で5分間プレス
成形して29mmφ×12.7mmのタブレット成形品を得た。得
られたタブレット成形品を純水につけ、浸漬日数ごとに
体積膨張率(%)を測定し、得られた結果を表1に併記
した。
【0019】(補強シートの作製)塩化ビニル樹脂TK
−1000の 100重量部に対して、可塑剤のジ−2−エチル
ヘキシルフタレート80重量部及び安定剤AC−186を
2重量部を添加した配合物をロールで150 ℃で5分間混
練して厚さ 1.3mmのロールシートを作製した。得られた
ロールシートを裁断して圧力30kg/cm2、温度160 ℃で5
分間プレス成形して11cm、横14cm、厚さ1mmの補強シー
トを作製した。
【0020】(遮水シートの作製)上記で得られた各止
水シートの両面に補強シートを図2のように積層させ
て、圧力30kg/cm2、温度170 ℃で5分間プレス成形して
厚さ4mmの遮水シートを得た、これを各試料について6
枚ずつ作製した。
【0021】(遮水性試験)得られた6枚の遮水シート
の各々について直径6cmの円を描き、さらにその中心に
それぞれにボール盤により直径 0.2mm、 0.4mm、 0.6m
m、 1.0mm、 1.5mm、2.0mmの孔を開け、純水の入った水
槽に24時間浸漬した後、図3に示すようにそれぞれの遮
水シート5を内径5cmの塩化ビニル製の上下のフランジ
3、4の間にセットし、上部フランジ3内に純水6を20
cmの高さに注いだときの下部受皿7中への水滴等の漏れ
の有無を下記の基準で評価し、その結果を表1に併記し
た。 [評価基準] ・漏れない…〇 ・僅かに漏れる…△ ・漏れる…×
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の止水シートはセグメント間など
の浸水をその材料の有する高吸水性と高膨潤性とによっ
て止水し、長時間にわたってその機能を保持することが
でき、また本発明の遮水シートはその施工時に釘などに
より孔を生じたり、施工後に種々の原因で破損したとき
でも短時間で止水することができ、また場合によっては
シート間の重なり部分の接合処理を省くことのできる遮
水性、防水性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮水シートの縦断面図を示す。
【図2】本発明の遮水シートの他の実施態様の縦断面図
を示す。
【図3】実施例におけるシートの遮水性試験方法の説明
図である。
【符号の説明】 1 補強シート、 2 止水シート、 3 塩化ビニル製フランジ、 4 塩化ビニル製フランジ、 5 遮水シート、 6 純水、 7 下部受皿。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)熱可塑性樹脂又は合成ゴム 100重量部 (B)ベントナイト 10〜 700重量部 よりなる止水シート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の止水シートの片面又は両
    面に熱可塑性樹脂又は合成ゴムシートを積層させること
    を特徴とする遮水シート。
JP27564595A 1995-10-24 1995-10-24 止水シート及び遮水シート Pending JPH09117966A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022184861A (ja) * 2015-06-16 2022-12-13 アターフィル,エセ.エレ. 自己修復特性を有している、自己支持する合成重合体の防水性膜

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022184861A (ja) * 2015-06-16 2022-12-13 アターフィル,エセ.エレ. 自己修復特性を有している、自己支持する合成重合体の防水性膜

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