JPH09118447A - シート媒体送りシステムの多数枚誤送給回避機構 - Google Patents

シート媒体送りシステムの多数枚誤送給回避機構

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JPH09118447A
JPH09118447A JP8238613A JP23861396A JPH09118447A JP H09118447 A JPH09118447 A JP H09118447A JP 8238613 A JP8238613 A JP 8238613A JP 23861396 A JP23861396 A JP 23861396A JP H09118447 A JPH09118447 A JP H09118447A
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Abstract

(57)【要約】 シート媒体スタックの最上部から1枚だけシートを送る
単一シートつまみ・送り機構を備えた形式のスタックシ
ート媒体送り装置に使用する障害除去装置である。障害
除去装置シートつまみローラの幾分下に隣接して設置さ
れた「キック」レバーを備えている。シート送りサイク
ルの始めに、レバーはカム/フォロワにより媒体スタッ
クの前縁に隣接する送り領域の内部の妨害位置から送り
領域を邪魔しない、最上部シートを妨害なしに送る非妨
害位置まで移動する。最上部シートの前縁がレバーを通
過してから、レバーはばね力により妨害位置に向かって
押し戻される。レバーがばね力の押しで妨害位置に戻ら
なければ、つまみ・送り機構が予備シート送りの向きに
回転すると、第2のカム/カムフォロワがレバーを妨害
位置に移動させ、それにより部分的に送り領域に不注意
に前進していることがある最上部の次のシートを除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は一般に紙または他のシート媒体
送り機構に関し、更に特定すれば、シート媒体送り装置
に使用して最上部の次のシートの前縁を送り領域から入
力トレイの方に戻して自動的に取り除き、多数枚シート
誤送給を回避する障害除去機構に関する。
【0002】
【発明の背景】多数枚シート誤送給はプリンタ、複写
機、などに使用されるシート媒体送り装置に関連する共
通の問題である。最上部のシートが入力トレイの中のシ
ート媒体のスタックから「つままれる」につれて、最上
部の次のシート、または最上部の数枚のシート、が最上
部の「送られる」シートとその下にあるシートとの間の
摩擦力により部分的に送り機構に引き込まれることがあ
る。これらのシートを送り領域から除去しなければ、次
のつまみサイクル中に多数枚のシートが送り領域に完全
に引き込まれる可能性があり、誤送給を生ずる。誤送給
を減らす一つの機構は、1993年12月14日にOlson等に対
して発行され、本発明の譲受人に共通に譲渡されている
「プリンタ用紙つまみ上げ装置」という名称の米国特許
第5,269,506号に記されている。そこに記されている装
置はシートつまみ機構の送入ローラの下に隣接して設け
られた旋回動作可能なばね戻し可能セパレータを備えて
いる。これらセパレータはスタックの最上部シートを一
つ以上のローラによりそれを横断して引っ張りながら送
入紙スタックの最上部の次のシートの前進に対抗する摩
擦粘着性パッドを備えている。このようなセパレータは
最上部の次のシートの完全に送り領域への前進に対抗す
るには有効であろうが、最上部シートの下にあるシート
が部分的に送り領域内に不必要に前進することは無くな
らないのが普通である。加えて、最上部の次のシートを
セパレータパッドから除去して次のつまみ・送りサイク
ル中分離のためパッドの十分な摩擦面積が露出したまま
になるようにしなければならない。
【0003】複数枚シート誤送給を減らす他の機構は19
94年5月31日にOlson等に対して発行され、本発明の譲
受人に共通に譲渡されている米国特許第5,316,285号に
説明されている。そこに記されているのはシート送りロ
ーラの下に隣接して設置された再整列レバーである。シ
ート送りサイクルの始めに、再整列レバーを送り領域の
外に移動する。最上部シートがレバーによりつままれて
通過してから、レバーはばね力により送り領域を通して
その休息位置の方に入力トレイの中にあるシートスタッ
クの前縁に向かって押される。レバーが送り領域を通し
て移動するにつれて、レバーは送り領域の方に部分的に
前進しているシートを送り領域から離れる方に押す。こ
のような高傾角入力トレイ、高湿動作環境、または軽量
シート媒体のような、或る状態のもとでは、および特に
摩擦粘着性分離パッドを利用している送り装置について
は、媒体は戻り力に抵抗し、それにより多数枚シート誤
送給の数が増大する。戻りばね力が増大すると幾らかの
シート媒体の前縁を損傷し、葉書形媒体を入力トレイ内
で上下に飛び上がらせる。
【0004】
【発明の概要】部分的に送り領域に不注意に引き込まれ
ることがある最上部の次のシートを自動的に除去するの
が本発明の一つの目的である。
【0005】本発明の他の目的は後続つまみ・送りサイ
クル中の分離のためパッドの十分な摩擦面積が露出した
ままになっているように最上部の次のシートをセパレー
タパッドから自動的に除去することである。
【0006】本発明の他の目的は高傾角入力トレイ、高
湿環境、または軽量シート媒体に関するものを含む広範
囲の動作条件のもとで送り領域から最上部の次のシート
をシート媒体を損傷せずに一貫して除去することであ
る。
【0007】これらのおよび他の目的および長所はシー
ト媒体スタックの最上部から1枚だけシートを送る単一
シートつまみ・送り機構を備えた形式のスタックシート
媒体送り装置に使用することができる本発明の障害除去
機構により達成される。障害除去機構はシートつまみロ
ーラの幾分下に隣接して設置された「キック(跳ね上
げ)」レバーを備えている。シート送りサイクルの始め
に、レバーはカム/フォロワにより媒体スタックの前縁
に隣接する送り領域内部の妨害位置から送り領域を邪魔
しない非妨害位置まで動かされ、最上部シートを妨害せ
ずに送る。最上部シートの前縁がレバーを通過してか
ら、レバーはばね力により妨害位置の方に押し戻され
る。ばね力の押しでレバーが妨害位置まで戻らなけれ
ば、つまみ・送り機構が予備シート送りの向きに回転す
ると、第2のカム/フォロワがレバーを妨害位置に移動
させ、それにより部分的に送り領域に不注意に前進して
いることがある最上部の次のシートを除去する。
【0008】本発明の一変種では、障害除去機構は第1
の部材および制御機構を備えている。第1の部材はそれ
を通して最上部シートを妨害されずに送る送り領域を邪
魔しない第1の非妨害位置と媒体スタックの前縁に隣接
する送り領域内部の第2の妨害位置との間で制御可能に
移動することができる。制御機構はつまみ・送り機構と
同期して動作し、最上部のシートがスタックからつまま
れてから第1の部材を第1の位置から第2の位置まで移
動させ、それにより最上部の次のシートを送り領域から
除去する。制御機構は、1第1の部材に選択的に噛み合
って第1の部材を第1の位置に移動させる跳ね返り機
構、2第1の部材を第2の位置の方に押す戻し機構、お
よび3第1の部材が戻し機構により第2の位置まで戻ら
なかった場合に第1の部材と選択的に噛み合って、第1
の部材を第2の位置に移動させるキッカー(跳ね上げ)
機構、を備えている。
【0009】本発明の他の変種では、障害除去機構はつ
まみ・送り機構の送りローラにより形成される円筒の中
心軸に沿って回転可能に設置された半径方向に突出する
第1および第2のカムを備えている。第1および第2の
カムフォロワがそれぞれ第1および第2のカムと横に整
列してカムの種々の所定の回転の向きでカムと選択的に
噛み合う。レバーはプリンタのシャーシに旋回可能に結
合し、カムフォロワに固定接続されている。レバーの遠
端は送り領域内の、媒体スタックのシートの前縁を妨害
する位置に突出している。レバーは、つまみ・送り機構
が、第1のカムが第1のカムフォロワと一時的に噛み合
う第1のシート送りの向きに回転すると、第1のカムフ
ォロワにより送り領域を通して媒体スタックの最上部の
シートを送ることができるようにする非妨害位置に移動
する。戻し機構は、送りローラが第2の所定の回転の向
きにあるとき活動するが、最上部シートの前縁がつまみ
・送り機構によりレバーの遠端を通過して下流に送られ
てしまってからレバーの遠端を妨害位置の方に連続して
押す。戻し機構の押しでレバーが妨害位置まで戻らなけ
れば、駆動機構が予備シート送りの向きに回転すると、
第2のカムが第2のカムフォロワと一時的に噛み合い、
レバーを妨害位置に移動させ、それによりシートを送り
領域から除去する。
【0010】本発明の障害除去機構は、戻し機構がレバ
ーを妨害位置に移動させることができなかった場合にキ
ッカー機構が「キック」レバーを動かすが、高傾角入力
トレイ、高湿環境、または軽量シート媒体に関するもの
を含む広範囲の動作条件のもとで、シート媒体を損傷せ
ずに、最上部の次のシートを送り領域から一貫して除去
するのに役立つ。本発明の別の目的、長所、および新奇
な特徴を以下の説明で部分的に示すが、一部は当業者に
は下記を検討することにより明らかになり、または本発
明の実施により学ぶことができよう。本発明の目的およ
び長所は特許請求の範囲で特に指摘した手段および組合
せを用いて実現し、達成することができる。
【0011】
【好適実施例の説明】本発明の障害除去機構を本発明の
好適実施例を図解するのに高傾角入力トレイを有するプ
リンタでの使用について説明することにする。しかし、
本発明は一層広く、個別シートを更に下流で処理するた
めに媒体スタックからつまみ上げる多数の形式のプリン
タ、複写機、および同様の機器に適用することができ
る。図1は本発明の障害除去機構を取り入れたプリンタ
紙送り装置の該当する構成要素を図解する斜視図であ
る。図2はプリンタがつまみ命令を受ける前の、その公
称休息位置にある障害除去機構を示す断片的、断面側方
立面図である。本発明の新奇な特徴を更に良く図解する
ために、多数の形式の送り装置に共通な紙スタック入力
トレイを図1では省略してある。
【0012】図1および図2に障害除去機構を全般に参
照数字10で示してある。紙スタック12が入力トレイ14に
設置されている。回転し得るシートつまみ・送り機構16
はシートつまみローラ18、アイドラローラ20、および送
りローラ30を備えている。「回転し得る機構」をここで
はベルトまたは歯車駆動のシートつまみ・送り機構また
は他の適切なシート媒体前進手段を意味するのに広く使
用する。シートつまみローラ18はシャフト22に取り付け
られて結合し、それと共に回転する。シートつまみロー
ラ18にはその外面の一部の上に摩擦材料の広がり24があ
る。紙つまみ・送りサイクル中、シートつまみローラ18
の摩擦性広がり24は最上部シート26の上面と噛み合い、
最上部シート26を送り領域28に前進させる。アイドラロ
ーラ20はシャフト22にシートつまみローラ18の横に隣接
して取り付けられている。送りローラ30は、典型的には
アイドラローラ20の一つの下に直接隣接して設置されて
いるが、最上部シート26がシートつまみローラ18の摩擦
性広がり24から解放されてから最上部シート26を送り領
域28を通して前進させ続ける。アイドラローラ20はシャ
フト22の周りを自由に回転する。
【0013】キッカーカム32および跳ね返りカム34はシ
ートつまみローラ18の横でシャフト22に取り付けられて
いる。キッカーカム32および跳ね返りカム34はシャフト
22に結合して動作し、それと共に回転する。キッカーカ
ムフォロワ36、跳ね返りカムフォロワ38、および「キッ
ク」レバー40はプリンタシャーシまたは他の適切な構造
部材に旋回可能に取り付けられている。レバー40はキッ
カーカムフォロワ36および跳ね返りカムフォロワ38に固
定接続されている。動作時、下に更に詳細に説明する
が、シートつまみローラ18が最上部シート26に噛み合い
始めるにつれて跳ね返りカム34のローブ42が跳ね返りカ
ムフォロワ38に噛み合ってレバー40をその休息位置から
紙経路外に回転させる。跳ね返りカム34のローブ42はシ
ートつまみローラ18の摩擦性広がり24に対してわずか前
進している所定の角度で突出しているのでレバー40は、
最上部シート26がつままれて送り領域28に送られるとき
数度だけ最上部シート26の前縁より進んでいる。キッカ
ーカム32のローブ44は、必要なら、つまみ・送りサイク
ルの始めに、キッカーカムフォロワ36に噛み合ってレバ
ー40をスタックに隣接する位置に逆に移動させる。キッ
カーカム32のローブ44は跳ね返りカム34のローブ42に対
してわずか前進している所定の角度で突出しているので
キッカーカムフォロワ36は跳ね返りカム34と跳ね返りカ
ムフォロワとの噛み合いの前にキッカーカム32と噛み合
う。シャフト22はステッパモータ(図示せず)のような
駆動機により回転可能に駆動される。シートつまみロー
ラ18、送りローラ30、アイドラローラ20、および駆動機
を含むつまみ・送り機構は慣習的のものであり、当業者
に周知のどんな適切な仕方ででも実施することができ
る。
【0014】レバー40はシートつまみローラ18により形
成される円筒体積の一部を通じて掃引する円弧状に旋回
可能である。セパレータパッド46はシートつまみローラ
18の下に密接して設置されている。レバー40は好適にセ
パレータパッド46の横に隣接して設置されている。レバ
ー40はその旋回軸でシャーシまたは他の適切な構造に結
合してレバー40が、好適にはばね48により、通常保持さ
れている公称休息位置を表すその最後方位置により制限
される円弧を通じて旋回する。好適に、レバー40は止め
50によりこの後方位置を越えて時計方向に移動しないよ
うになっている。下に更に詳細に説明するように、ばね
48はレバー40をその前方非妨害位置66からその後方妨害
位置68に向かって押す戻し機構として働く。ばね48は、
ここに参考として記載した、Olson等に対して1994年5
月31日に発行された米国特許第5,316,285号の第4欄、
1−32行に記されているもののようなシャーシ取り付け
板ばね、またはレバー40に衝突する他の適切な戻し機構
でよい。
【0015】障害除去機構10の動作を高傾角入力トレイ
14を使用するプリンタ送り装置の一部として図3−図8
に図解してある。装置を便利に動作しやすくするため、
紙スタック12を協同する昇降板52および昇降板カム54に
より送り位置の内外に移動することができる。昇降板52
および昇降板カム54は本発明の障害除去機構10の一部で
はないが、本発明の好適実施例の一つの用途を更に良く
図解するために図示してある。図3に示す動作の最初の
段階で、プリンタがつまみ命令を受け取っているが、シ
ャフト22が回転し始めて昇降板52を昇降板カム54から解
放し、紙スタックをつまむための所定位置に持ってく
る。シートつまみローラ18が最上部シート26と噛み合い
始めるにつれて跳ね返りカム34のローブ42が跳ね返りカ
ムフォロワ38と噛み合って、レバー40を紙経路の外に回
転させる。跳ね返りカム34のローブ42はつまみローラ18
の摩擦性広がり24に対してわずかに前進し且つ昇降板カ
ム54のローブ64に対してわずか後退している所定の角度
で突出しているので、レバー40は最上部シート26の前縁
より数度だけ進んでいる。
【0016】次に、障害除去機構10の動作の第2段階を
示す図4に転ずると、最上部シート26がその前縁とシー
トつまみローラ18の摩擦性広がり24との噛み合いにより
下流の送り領域内に前進している。跳ね返りカム34およ
び跳ね返りカムフォロワ38は今度はレバー40を非妨害位
置66に移動させて最上部シート26を送り領域28を通して
妨害なく送ることができるようにしている。最上部の次
のシート56が隣接シート間の摩擦力により紙スタック12
から出て幾らか下流に送り領域28の方に前進しているよ
うに図示されている。シート56は部分的に送り領域内に
前進することがある1枚以上の最上部の次のシートを表
しているつもりである。この前進は、セパレータパッド
46の前進阻止効果のため直ぐには多数枚誤送給を生ずる
ことはないが、このような前進はしばしば後続送りサイ
クルを通して累積する。連続するつまみ・送りサイクル
中分離のための十分な摩擦パッド面積を与えるにはセパ
レータパッドの周りを片付けておかねばならない。レバ
ー40の好適な構造には遠端60に隣接するシート対向広が
り58がある。広がり58は好適に紙の前縁にほぼ直角に対
向し、紙が自由領域から除去されてスタック内の前縁再
整列の方に戻るとき紙に対する損傷を極小にする。レバ
ー40の遠端60は好適に鈎形先端62で終わっている。
【0017】図5に示す動作の第3段階では、最上部シ
ート26の前縁がレバー40の遠端60を通過してから跳ね返
りカムフォロワ38が跳ね返りカム34のローブ42から解放
され、ばね48で押されるとき鈎62を最上部シート26の下
面に沿って乗せる。鈎62はこのようにして最上部の次の
シート56のそれ以上の前進を阻止する。鈎は最上部の次
のシート56の前縁を対向広がり58の中に案内して最上部
の次のシート56が送り領域から除去されるとき前縁の損
傷を極小にするのにも役立つ。
【0018】図6を参照すると、シャフト22は今や1回
転を完了している。昇降板カム54のローブ64は昇降板52
と噛み合ってスタックを送り位置の外に移動させてしま
っている。戻しばね48の押しが最上部の次のシート56
を、図6に示すように、送り領域から除去するのに十分
でなければ、本発明の障害除去機構10が次のつまみ命令
の開始と共に第4段階で動作する。次に図7および図8
では、プリンタは第2のつまみ命令を受け取っており、
シャフト22は回転を始めて昇降板52を昇降板カム54から
解放して紙スタック12をつまむための所定位置に持って
くる。これと同時に、キッカーカム32のローブ44がキッ
カーカムフォロワ36と噛み合い、レバー40を妨害位置68
に移動させて最上部の次のシート56を送り領域28から除
去する。このようにして、障害除去機構10は運動の最終
段階を通じて移動し、送りサイクルのための紙経路を明
ける。その後、キッカーカムフォロワ36は、昇降板52が
昇降板カム5のローブ64から完全に解放されて送りサイ
クルが前述のように継続するにつれて、キッカーカム32
のローブ44から解放される。キッカーカム32のローブ44
は跳ね返りカム34のローブ42に対してわずかに前進し且
つ昇降板カム54のローブ64の前面に対してわずかに後退
している所定角度で突出しているので、跳ね返りカムフ
ォロワ38と跳ね返りカム34との噛み合いの前に、昇降板
52が昇降板カム54から解放されるにつれて、キッカーカ
ムフォロワ36が噛み合い、レバー40が最終段階を通じて
移動する。
【0019】レバー40が万一、戻しばね48で押したとき
スタックに隣接する妨害位置68に戻れば、対応して、キ
ッカーカムフォロワ36は(図2に示すように)キッカー
カム32のローブ44の有効距離を越えて移動することにな
る。したがって、キッカーカムフォロワ36は最上部の次
のシートが次のつまみ命令の開始時に送り領域から除去
されていない場合にかぎり噛み合うだけである。上述の
好適実施例では、キッカーカム32は第2のつまみ命令の
開始時にキツカーカムフォロワ36に噛み合うように図示
してある。しかし、レバー40を、シヤフト22の回転のど
んな段階でも、送り装置の各種形式について希望または
必要に応じて、その運動の最終段階を通じて移動させる
ことができる。他のカム/フォロワ構成または同様の適
切な機構をも使用することができる。
【0020】本発明の障害除去機構はシート媒体スタッ
クの最上部から1枚のシートだけを送り領域を通して送
る単一シートつまみ・送り機構を備えたどんなスタック
シート送り機器にでも役立つ。この文脈では、障害除去
機構は、つまみ・送り機構に隣接し、送り領域から自由
の、最上部シートを妨害なしに送る第1の非妨害位置
(図4を参照)と媒体スタツクの前縁に隣接する送り領
域内の第2の妨害位置(図8を参照)との間を制御可能
に移動することができる第1の部材、たとえば、レバー
40、を備えている。このような第1の部材には好適には
最上部の次のシートを上流にスタックの残りのシートと
前縁整列する方に案内するシート媒体対向広がり、たと
えば、広がり58、がある。障害除去機構には、つまみ・
送り機構と同期して動作し、1枚のシートを送ってから
第1の部材を第1の位置から第2の位置まで移動させ、
それにより最上部の次のシートを送り領域から除去する
制御機構もある。制御機構は第1の部材と選択的に噛み
合って第1の部材を第1の位置に移動させるリコイル機
構、第1の部材を第2の位置の方に押す戻し機構、およ
びレバー部材が戻し機構により第2の位置に戻されなか
った場合に第1の部材と選択的に噛み合って第1の部材
を第2の位置に移動させるキッカー機構、を備えてい
る。この制御機構は当業者には、レバー40を第1の位置
に移動させる跳ね返りカム34および跳ね返りカムフォロ
ワ38(跳ね返り機構)、レバー40を第2の位置に向かっ
て押す戻しばね48(戻し機構)、およびレバー40を第2
の位置に移動させるキッカーカム32およびキッカーカム
フォロワ36(キッカー機構)により好適実施例で実施さ
れることが理解されるであろう。
【0021】本発明のシート媒体障害除去機構はつまみ
・送り機構に結合して動作する第1および第2のカム、
たとえば、跳ね返りカム34およびキッカーカム32、を備
えていることも理解されよう。第1および第2のカムフ
ォロワ、たとえば、跳ね返りカムフォロワ38およびキッ
カーカムフォロワ36、はカムの種々の回転の向きで第1
および第2のカムと選択的に噛み合う。好適旋回レバ
ー、たとえば、レバー40は第1および第2のカムフォロ
ワに結合して動作し、図3から図8までを比較すること
により最も良く示したように、送り領域内に突出し、名
目上送り領域を横断している。レバーは好適に、その遠
端がシート送りローラの全回転により規定される円筒の
部分体積を掃引する円弧を成して旋回するような寸法お
よび向きになっている。第1のカムは、つまみ・送り機
構がシート送りの向きに回転すると、第1のカムフォロ
ワと一時的に噛み合ってレバーを送り領域を通して媒体
スタックのシートを送り領域に送ることができるように
する非妨害位置に移動させる。戻し機構はレバーに結合
して動作し、レバーを妨害位置の方に絶えず押す。戻し
機構の押しでレバーが妨害位置に戻らなければ、つまみ
・送り機構が予備シート送り位置に回転すると、第2の
カムが第2のカムフォロワに一時的に噛み合ってレバー
を妨害位置に移動させ、最上部の次のシートを送り領域
から除去する。
【0022】本発明を前述の好適実施例を参照して図示
し説明してきたが、当業者には付記した特許請求の範囲
に規定した本発明の精神および範囲から逸脱することな
くこれに他の形態および細目を実施し得ることが明らか
であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の障害除去機構を取り入れたプリンタ紙
送り装置の関係構成要素を示す斜視図である。
【図2】プリンタが印刷命令を受け取らない前の、紙ス
タックの前縁に直接隣接する公称休息位置にある障害除
去機構を示す断片的側方立面図である。
【図3】図2のものと同様の障害除去機構の図であり、
プリンタがつまみ命令を受け取り、シートつまみローラ
が印刷のため最上部のシートと噛み合いまたは「つま
み」始める、動作の第1段階を示す。
【図4】図2および図3のものと同様の障害除去機構の
図であり、最上部シートが更に下流に送り領域内に前進
し、キックレバーが非妨害位置に前進して最上部シート
を送り領域を通して妨害なしに送ることができるように
する、動作の第2段階を示す。
【図5】図2−図4のものと同様の障害除去機構の図で
あり、キックレバーの鈎形遠端が解放されて前進する最
上部シートの下面に沿って乗り、部分的に送り領域に引
き込まれていることがある最上部の次のシートの前進を
阻止する、動作の第3段階を示す。
【図6】図2−図5のものと同様の障害除去機構の図で
あり、つまみ・送り機構が第1の送りサイクルを完了し
た、動作の第4段階を示す。
【図7】図2−図6のものと同様の障害除去機構の図で
あり、プリンタが第2のつまみ命令を受け取り、キック
レバーが紙スタックの前縁に隣接する妨害位置に移動す
る、動作の最終段階を示す。
【図8】図2−図6のものと同様の障害除去機構の図で
あり、プリンタが第2のつまみ命令を受け取り、キック
レバーが紙スタックの前縁に隣接する妨害位置に移動す
る、動作の最終段階を示す。
【符号の説明】
10…障害除去機構 16…つまみ・送り機構 26…最上部シート 28…送り領域 32…キッカーカム 34…跳ね返りカム 36…キッカーカムフォロワ 38…跳ね返りカムフォロワ 40…レバー 48…戻し機構 56…最上部の次のシート 58…シート媒体対向広がり 60…レバーの遠端 62…レバーの鈎形先端 66…非妨害位置 68…妨害位置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート媒体スタックの最上部から1枚の
    シートを送る単一シートつまみ・送り機構を備えた形式
    のスタックシート媒体送りシステムにおいて多数枚誤送
    給を回避する障害除去機構であって、 a.最上部シートを妨害なしに送るための、送り領域を
    邪魔しない、第1の非妨害位置と媒体スタックの前縁に
    隣接する送り領域内部の第2の妨害位置との間で制御可
    能に動き得る第1の部材と、 b.つまみ・送り機構と同期して動作することができ、
    1枚のシートを送ってから第1の部材を第1の位置から
    第2の位置まで移動させ、それにより送り領域から最上
    部の次のシートを取り除く制御機構と、 c.制御機構は、1第1の部材と選択的に噛み合って第
    1の部材を第1の位置に移動させる跳ね返り機構、2最
    上部シートの前縁が第1の部材を通過して下流に送られ
    てから第1の部材を第2の位置の方に押す戻し機構、お
    よび3第1の部材と選択的に噛み合って第1の部材を第
    2の位置に移動させるキッカー機構と、を特徴とする機
    構。
  2. 【請求項2】 第1の部材の遠端にはスタックの最上部
    の次のシートを送り領域から上流に案内するためのシー
    ト媒体対向域がある請求項1に記載の機構。
  3. 【請求項3】 跳ね返り機構は、最上部シートの前縁が
    第1の部材の遠端を通過して送られてから第1の部材を
    解放する請求項2に記載の機構。
  4. 【請求項4】 第1の部材の遠端は鉤形先端で終わって
    おり、鉤形先端は跳ね返り機構が第1の部材を解放して
    から、および戻し機構の押しつけ時に、最上部シートの
    下面に沿って乗り、部分的にに送り領域の中に前進して
    いる最上部の次のシートのそれ以上の前進を防止するよ
    うになっている請求項3に記載の機構。
  5. 【請求項5】 スタックシート媒体送りシステムにおい
    て多数枚誤送給を回避する障害除去機構であって、 a.それに隣接して単一シート媒体送り領域を規定する
    回転可能なつまみ・送り機構と、 b.つまみ・送り機構と結合し、それと共に回転する第
    1および第2のカムと、 c.カムの種々の所定の回転の向きで、それぞれ第1お
    よび第2のカムと選択的に噛み合う第1および第2のカ
    ムフォロワと、 d.第1および第2のカムフォロワに結合し、送り領域
    内の媒体スタックのシートの前縁を妨害する位置に延長
    している旋回レバーであって、つまみ・送り機構がシー
    ト送りの向きに回転すると、第1のカムは第1のカムフ
    ォロワと一時的に噛み合い、レバーを、媒体スタックの
    最上部シートを送り領域を通して送る非妨害位置に移動
    させるようになっている旋回レバーと、 e.レバーに結合し、レバーを妨害位置の方に連続して
    押す戻し機構とを特徴とし、 f.戻し機構の押しでレバーが妨害位置に戻らなけれ
    ば、駆動機構が予備シート送りの向きに回転すると、第
    2のカムが第2のカムフォロワと一時的に噛み合ってレ
    バーを妨害位置に移動させ、それにより最上部の次のシ
    ートを送り領域から除去する、障害除去機構。
  6. 【請求項6】 レバーの遠端にはスタックの最上部の次
    のシートを送り領域から上流に案内するためのシート媒
    体対向域がある請求項5に記載の機構。
  7. 【請求項7】 更に、最上部の次のシートの送り領域へ
    の前進に対抗する摩擦促進上面を有し、つまみ・送り機
    構に密接しているセパレータパッドを備えている請求項
    5に記載の機構。
  8. 【請求項8】 レバーの遠端は鉤形先端で終わってお
    り、鉤形先端は第1のカムが第1のカムフォロワを解放
    してから、および戻し機構の押しつけ時に、最上部シー
    トの下面に沿って乗り、部分的に送り領域の中に前進し
    ている最上部の次のシートのそれ以上の前進を防止する
    ようになっている請求項6に記載の機構。
  9. 【請求項9】 第1のカムは、最上部のつままれたシー
    トの前縁がレバーの遠端を通過してから第1のカムフォ
    ロワを解放し、それにより鉤形先端が最上部のつままれ
    たシートの下面に沿って乗り、部分的に送り領域の中に
    前進している最上部の次のシートのそれ以上の前進を防
    止することができるようにした請求項8に記載の機構。
  10. 【請求項10】 シート媒体スタックの最上部から1枚
    のシートを円筒を形成し且つ最上部シートと選択的に噛
    み合う一つ以上のローラの回転により送り領域を通して
    送給する単一シートつまみ・送り機構を備えた形式のス
    タックシート媒体プリンタにおいて多数枚誤送給を回避
    する障害除去機構であって、 a.円筒の中心軸に沿って回転可能に設置された半径方
    向に突出する第1および第2のカムと、 b.それぞれ第1および第2のカムと横に整列し、カム
    の種々の所定の回転の向きでカムと選択的に噛み合う第
    1および第2のカムフォロワと、 c.プリンタのシャーシに旋回可能に結合し、カムフォ
    ロワに固定して接続され、その遠端が送り領域内の媒体
    スタック内のシートの前縁を妨害する位置に突出してい
    るレバーであって、つまみ・送り機構が、第1のカムが
    第1のカムフォロワと一時的に噛み合う第1のシート送
    りの向きに回転すると、第1のカムフォロワにより送り
    領域を通して最上部シートを送る非妨害位置に移動する
    レバーと、 d.ローラが第2の所定の回転の向きにあるとき活動し
    て、最上部シートの前縁がレバーの遠端を通過して下流
    に送られてから、レバーの遠端を妨害位置の方に連続的
    に押す戻し機構とを特徴とし、 e.戻し機構の押しでレバーが妨害位置に戻らなけれ
    ば、駆動機構が予備シート送りの向きに回転すると、第
    2のカムが第2のカムフォロワと一時的に噛み合ってレ
    バーを妨害位置に移動させ、それにより最上部の次のシ
    ートを送り領域から除去する、障害除去機構。
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