JPH09118549A - 製鋼スラグのエージング方法およびその装置 - Google Patents
製鋼スラグのエージング方法およびその装置Info
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- JPH09118549A JPH09118549A JP27926995A JP27926995A JPH09118549A JP H09118549 A JPH09118549 A JP H09118549A JP 27926995 A JP27926995 A JP 27926995A JP 27926995 A JP27926995 A JP 27926995A JP H09118549 A JPH09118549 A JP H09118549A
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Abstract
保ち、その中で製鋼スラグのエージングを行う際に、圧
力容器の底部に蓄積する空気による弊害を解消する。 【解決手段】 エージング中の圧力容器の底部近傍か
ら、(2) の昇温・昇圧工程、および(3) の飽和水蒸気雰
囲気の保温工程に伴い、圧力容器内部に蓄積する空気混
じり蒸気を圧力容器外部に放出する。
Description
より排出される未滓化石灰(フリーライム)を含有する
製鋼スラグを水蒸気を利用して短時間で人工的に膨潤さ
せて、道路用の路盤材として適用可能な製品にエージン
グする方法およびその装置に関する。
となった成分が結合することによって生成されるもので
あり、該スラグは、硬質の結晶質であるため、冷却した
後に所定の粒度に破砕したものは路盤材として好適であ
り、広く一般的に用いられている。
に脱P・脱S剤として使用した生石灰の一部が反応せず
に未滓化石灰(フリーライム)として残っており、該未
滓化石灰は、水と反応すると水和膨張をする性質があ
る。このため、上記未滓化石灰をスラグ中に残存させた
状態で路盤材に使用すると、時間の経過によって、水和
反応がおこり、結果として地盤が膨張、隆起して崩壊す
る恐れがある。
して用いるために、予め人工的に未滓化石灰に水和反応
を起こさせ、膨張、崩壊現象を完了させるというエージ
ングを行った後に、路盤材として使用していた。
既に特願平6-307713号において、密閉可能な圧力容器内
および加圧された高温の加圧水蒸気を用いて、水蒸気の
もつ熱と過剰の水分によって、製鋼スラグ中の未滓化石
灰の水和反応を促進させ、従来よりも短時間でエージン
グを行うことができる製鋼スラグのエージング方法およ
び装置を提供している。すなわち、所定の粒径に粉砕し
た製鋼スラグを圧力容器内に装入し、該圧力容器に加圧
された水蒸気を供給して圧力容器内の圧力・温度を上昇
させて飽和水蒸気雰囲気を保持し、この条件のもとで、
製鋼スラグを膨潤させ、製鋼スラグ中の未滓化石灰の水
和反応を促してエージングを行うことが開示されてい
る。
ング方法では、圧力容器に製鋼スラグを装入する際に、
圧力容器の蓋を開放しているので、圧力容器内部には、
スラグと共に圧力容器の容積分だけ空気が充満してお
り、装入したスラグ間の隙間にも空気が保持されてい
る。この状態で圧力容器を閉蓋して圧力容器内部に加圧
水蒸気を供給して行くと、圧力容器内に最初に存在して
いた空気と、加圧水蒸気中の水分がスラグ及び圧力容器
に熱を奪われて熱水になって分離した後の湿度の低い空
気(以下、「空気混じり蒸気」と称する)とが、加圧水
蒸気より密度が大きいことから圧力容器の下部へ蓄積さ
れていく。この空気および空気混じり蒸気によって、圧
力容器へ供給される加圧水蒸気が圧力容器の下部までを
加温・加圧することを阻害されるのである。
が妨害され、また、圧力容器の下部に装入される製鋼ス
ラグの水和反応も阻害されるため、エージング全体の操
業時間にもロスを生じていたのである。
力容器を複数個連通させて、選択的にエージングを行う
方法を開示したが、この方法では、最初にエージングを
行った圧力容器内部の減圧を行う際に排出される飽和水
蒸気を、次にエージングを行う圧力容器へ加圧水蒸気の
一部として供給するため、双方の圧力容器に発生した上
述の空気および空気混じり蒸気がエージングを行う度に
増加していくので、水和反応および操業時間のロスは、
圧力容器を独立して用いる場合に比べて大きいものであ
った。
時に圧力容器の下部に接続された管路から断続的に熱水
が排出されているが、該熱水は高温であり、且つ未滓化
石灰の水和反応によって生成される水酸化カルシウムが
溶け込んでおり、水酸化カルシウムの溶解度が高温にな
るほど低くなるため、熱水を排出する度に管路近傍に水
酸化カルシウムが結晶状態となって析出して管路機能を
阻害することとなる。従って、エージングの回数を重ね
る度に析出する水酸化カルシウムを除去しなければなら
ない手間が生じていた。
たスラグを、まとめて払出ピットに排出する際に、スラ
グを搬送する非密閉容器を払出ピットの上方に位置させ
て、非密閉容器の底部を開口することによって、払出ピ
ットの上方からエージング済みの製鋼スラグを排出して
いた。しかしながら、落下するスラグおよびスラグの払
出ピット面との衝突、およびスラグ同士の衝突によって
多量の粉塵が生じて好ましくなかった。
な課題及び目的を達成するために発明なされたものであ
って、その構成要旨とするところは、下記の通りであ
る。
となるように破砕した常温の製鋼スラグを、(1) 圧力容
器に装入し、(2) 圧力容器を密閉して容器内に加圧水蒸
気を供給し、同時に圧力容器およびスラグを加圧するこ
とによって凝縮した熱水を圧力容器内から排出し、これ
を継続することによって圧力容器を昇温・昇圧して、
(3) 容器内を2 〜10kg/cm2G の所定の圧力の飽和水蒸気
雰囲気に1 〜5 時間保持し、(4) その後、圧力容器内部
の水蒸気を排出して圧力容器内の圧力を大気圧にまで減
圧した後、(5) 製鋼スラグを圧力容器から排出するエー
ジング方法において、圧力容器内の昇温・昇圧工程およ
び飽和水蒸気雰囲気の保温工程に伴い、圧力容器内部に
蓄積する空気混じり蒸気を圧力容器外部に放出する製鋼
スラグのエージング方法である。
は、時間、温度または圧力によって適宜調節する。即
ち、時間による制御方法としては、空気混じり蒸気を5
〜60分放出することが好ましく、特に10〜30分程度が好
適である。
空気混じり蒸気を圧力容器の内圧が1kg/cm2Gに達した時
点から放出することが好ましく、圧力容器の内圧が、圧
力容器に供給する加圧水蒸気の前記所定の圧力に対して
50%以上且つ95%以下の予め設定した圧力に達する時点
まで放出することが好ましい。
前記空気混じり蒸気の温度と圧力容器1 の内圧における
水蒸気の飽和温度との差が5 ℃以上となる時に放出する
ことが好ましく、空気混じり蒸気の温度と圧力容器内圧
における水蒸気の飽和温度との差が、5 ℃未満となるま
で空気および空気混じり蒸気を放出することが好まし
い。
気を圧力容器1 の外部へ放出する際に、管路を介して貯
留槽21を接続して、該貯留槽に一時的に空気および空気
混じり蒸気を貯留するエージング方法である。
器を複数個併設して、複数個の圧力容器を選択的にエー
ジングに用いるとともに、減圧工程時に、最初にエージ
ングを行った圧力容器から排出される水蒸気の一部を次
にエージングを行う圧力容器へ供給することによって、
次工程の圧力容器に供給する加圧水蒸気の一部をまかな
うエージング方法である。
排出のための開閉蓋を有する圧力容器と、圧力容器の上
部にバルブを有する管路で接続された水蒸気発生装置
と、圧力容器の下部に熱水排出のために接続されたスチ
ームトラップを有する管路と、圧力容器の上部に圧力容
器を減圧するために接続されたバルブを有する大気に開
放した管路とを有する製鋼スラグのエージング装置であ
って、圧力容器の底部近傍に空気混じり蒸気の放出用の
配管を備えている製鋼スラグのエージング装置である。
装入する手段および圧力容器からスラグを排出する手段
である搬送手段を備えており、また、前記搬送手段が搬
送台車を備え、該搬送台車が、製鋼スラグを収容するた
めの非密閉容器を備えている。
ラグを円滑に排出するために、開閉角度、重心位置を規
定している。
るための仮置台を備えると共に、非密閉容器に収容した
エージング済みのスラグを排出するための排出部を備
え、前記仮置台および排出部にそれぞれエージング済み
のスラグに水を散水するための散水装置を有するもので
ある。
づいてより詳細に説明する。
ラグのエージング装置を説明する。図1は圧力容器近傍
の概略図であり、中央に位置するのは圧力容器1 であ
る。前記圧力容器1 は、圧力容器1内部を設定された圧
力、温度の飽和水蒸気雰囲気に維持するために密閉可能
になった容器であって、製鋼スラグの搬入・搬出のため
の開閉自在の蓋2 を備えており、圧力容器1 内部の圧力
および温度を計測するための圧力センサ16および温度セ
ンサ17、18が、該圧力装置1 の外部に配設されている。
前記蓋2 に対応する位置には、製鋼スラグを搬入・排出
するための非密閉容器60が、後述するように圧力容器の
長手方向および該長手方向に対して垂直な方向に移動可
能なように配設されている。また、圧力容器1 の上方に
は、水蒸気発生装置3 が配設され、所定の加圧された水
蒸気を圧力容器1 に供給するため、圧力センサ15および
バルブ4 を設けた管路5 を介して圧力容器1 に接続され
ている。また、圧力容器1 の下部には、前記加圧水蒸気
が圧力容器1 内で熱水に変化したものを排出するため
に、バルブ6 およびスチームトラップ7 を有する管路8
が接続されている。更に、前記圧力容器1 の上部には、
スラグのエージングが完了した後に圧力容器1 内の圧力
をリークさせるためバルブ9 を有した管路10が接続され
ている。
よりも圧力容器1 側には、圧力容器1 に蓄積される空気
を圧力容器1 外部へ放出するためのバルブ11を有する管
路12が配設されている。さらに、圧力容器1 の下部に
は、水を圧力容器1 へ供給するためのバルブ13を有する
管路14が接続されている。
12は、水蒸気と空気とをできるだけ分離して空気を多く
取り出せるように、図1に示すように、圧力容器1 の底
部近傍に配設することが好ましい。また、管路12は、圧
力容器1 の下部に溜まる熱水と空気の分離を促すため
に、圧力容器1 内部の熱水を排出するための管路8 に連
結することが好ましく、特に、連結部近傍の管路12を太
くしておけば、熱水と空気の分離がより促進される。ま
た、熱水の水位よりも上方に管路12の取出口を設けれ
ば、万が一熱水が熱水排出用の管路8 に溜まった場合に
も、熱水が空気と混合されて管路12の取出口から放出さ
れる事態を防ぐことができる。
スラグのエージング方法の工程を、図2に示す温度・圧
力の変化グラフと共に詳細に説明する。
放し、図示しない破砕装置で一定の粒度になるように製
鋼スラグを破砕した後、スラグを非密閉容器60を用いて
圧力容器1 内に装入し蓋2 を閉じて密封する。この時点
では、圧力容器1 内部の温度・圧力の変化はない。
装置3 より加圧された飽和水蒸気を管路5 を経て圧力容
器1 内部に供給する。前記水蒸気は、圧力容器1 内面と
スラグに接触して圧力容器1 およびスラグに熱を奪われ
凝縮し、気相の水蒸気から液相の熱水へと相転移する。
この相転移時にともなう熱量、すなわち潜熱によって、
圧力容器1 およびスラグが加熱され、スラグと圧力容器
1 の平均温度Tc が上昇していく。該平均温度Tc が上
昇するとともに圧力容器1 内圧Ps も上昇するため、水
蒸気の凝縮温度Ts も上昇する。また、上記相転移によ
り発生する熱水は、圧力容器1 の内圧Ps およびスラグ
との平均温度Tc がある程度上昇するまでは増加する。
すると、スラグが熱水に浸漬して、潜熱の伝達が阻害さ
れ、スラグの温度上昇速度が低下する。これを防ぐため
に、前記熱水は圧力容器1 の下部よりスチームトラップ
7 を備えた管路8 を経て順次排出される。ここで、排出
された熱水量が熱水発生量Sに相当するものである。
するに従い、圧力容器1 の下部には、空気および空気混
じり蒸気が蓄積されるので、後述する条件の下で、適宜
空気および空気混じり蒸気をバルブ11を開いて管路12か
ら圧力容器外へ放出する。これにより、圧力容器1 の下
部まで加圧水蒸気が満たされるようにする。
定であるため、圧力容器1 内圧Ps が上昇するに従い、
水蒸気発生装置3 から供給される水蒸気流量は低下し、
そのため上記相転移による熱水発生量Sも低下する。
発生量Sは低下するが、水蒸気の供給は継続されるた
め、圧力容器1 の内圧Ps は更に上昇して蒸気発生装置
3 から供給される水蒸気とほぼ等しい圧力の飽和水蒸気
雰囲気となる。この状態で、一定時間、所定の温度およ
び圧力を一定に保つように水蒸気の供給および熱水の排
出を続け未滓化石灰の水和反応(CaO+H2O→Ca
(OH)2 )を促す。
部に空気および空気混じり蒸気が蓄積した際には、後述
する条件の下で、空気および空気混じり蒸気をバルブ11
を開いて管路12から圧力容器外へ放出する。
水蒸気の供給を止め、圧力容器1 の上部のバルブ9 を開
いて、管路10を通じて圧力容器1 内の水蒸気を大気中に
放出して容器内圧Ps を大気圧にまで減圧する。このと
き、スラグおよび容器1 の平均温度Tc および水蒸気の
凝縮温度Ts が低下する。
圧力容器1 から排出する。これによって上記スラグおよ
び圧力容器1 の平均温度Tc および水蒸気の凝縮温度T
s も更に低下する。
グが完了する。その後、圧力容器1の蓋2 およびバルブ9
を閉じて、バルブ4 を開いて水蒸気供給装置3 から水
蒸気の供給を行い、上記工程(1)〜(5)を繰り返す
ことにより、また次のエージングを行うことができる。
製鋼スラグは、非密閉容器等で搬送可能なような温度、
即ち、予熱等のため若干加熱したものであっても200
℃以下の温度のものを使用することが好ましい。また、
スラグの粒径は、エージング中に崩壊するが、粒径が過
大であると粒子内部の生石灰の水和反応に時間を要する
ため、エージング時間および路盤材に使用すること等を
考慮すれば、25mm以下の粒径のものが80%以上とな
るよう破砕することが好ましい。
給する飽和水蒸気は、水和反応(CaO+H2 O→Ca
(OH)2 )の化学平衡が逆方向になって、消石灰から
生石灰への反応が起こるのを防ぐこと、および水和反応
の速度を考慮すれば、温度は130 〜190 ℃の範囲、ま
た、圧力は2〜10kg/cm2Gの範囲であることが好まし
い。
蒸気の圧力、温度等は、上述の範囲内でスラグの投入
量、スラグの水浸膨張比およびスラグのフリーライム含
有率に応じて、経験値をもとに適切である値を設定すれ
ばよい。
保温工程における空気および空気混じり蒸気の放出とし
ては、時間、温度または圧力によって適宜調節すればよ
い。
混じり蒸気を5 〜60分放出することが好ましく、特に10
〜30分程度が好適である。これは、経験値をもとに時間
設定するが、例えば、スラグ50ton に5kg/cm2G加圧水蒸
気を供給し、圧力容器1 の内圧が1kg/cm2G に達した時
点に空気混じり蒸気を放出した場合、開始時点から5〜1
0分後には圧力容器1 の上部温度と下部温度が一致する
ため、これを目安として、適宜上記時間内で設定すれば
よいものである。
空気混じり蒸気を圧力容器の内圧が1kg/cm2Gに達した時
点から放出することが好ましい。これは、圧力容器1 の
内圧が1kg/cm2G よりも低いと、圧力容器1 内部の空気
および空気混じり蒸気の放出の効果が発揮できず、ま
た、長期間バルブ11を開いていなければならないので、
必要な加圧蒸気までが損失してしまうことになるからで
ある。また、圧力容器の内圧が、圧力容器に供給する加
圧水蒸気の前記所定の圧力に対して50%以上且つ95%以
下の予め設定した圧力に達する時点まで放出することが
好ましい。圧力容器1 の内圧と大気圧との差が大きすぎ
ると、空気および空気混じり蒸気放出の際に騒音が生じ
る上、勢いよく必要な加圧水蒸気までもが放出してしま
うからである。
前記空気混じり蒸気の温度と圧力容器1 の内圧における
水蒸気の飽和温度との差が5 ℃以上となる時に放出する
ことが好ましい。ここでの温度差は、圧力容器の上部の
加圧水蒸気の温度と、圧力容器1 の下部に蓄積する空気
および空気混じり水蒸気の温度との差であり、図1に示
したように圧力容器1 の外部に設けた温度センサ18およ
び17から計測すればよいものである。そして、空気混じ
り蒸気の温度と圧力容器内圧における水蒸気の飽和温度
との差が、圧力容器1 内部の昇温・昇圧工程、および保
温工程に何等問題のない5 ℃未満となるまで空気および
空気混じり蒸気を放出することが好ましい。
器1の外部へ放出する際に、図3に示すように、管路12
を介して貯留槽21を接続して、該貯留槽21に一時的に空
気および空気混じり蒸気を貯留することも可能である。
この貯留槽21を設けておけば、圧力容器1 と貯留槽21と
が連通しているので、圧力容器1 の内圧が高くなれば同
様に貯留槽21の内圧も高くなり、空気および空気混じり
蒸気が貯留されるとともに圧力容器1 に必要な水蒸気が
外部に放出することが無いので、エージング時間が延長
されることもないものである。また、貯留槽21のバルブ
19を有する管路20は、大気に対して開放されているの
で、エージング終了後にはまとめて空気および空気混じ
り蒸気を放出すればよい。
保温工程で排出する熱水排出時に、図1および図3に示
すようにバルブ13を有する管路14から熱水を希釈し、同
時に冷却するための冷却水を適宜供給することも有用で
ある。即ち、熱水中に溶解している水酸化カルシウムは
溶媒の熱水が高温になるほど溶解度が低下して熱水中に
溶けにくくなるので、熱水を冷却することによって水酸
化カルシウムが熱水中にに多く溶解させ、熱水を希釈す
ることによって、熱水に溶解している水酸化カルシウム
が管路8 近傍で結晶状態となって析出するのを防ぐので
ある。
グを行った圧力容器から排出される水蒸気の一部を次に
エージングを行う圧力容器へ供給することによって、次
工程の圧力容器に供給する加圧水蒸気の一部をまかなう
ため、図4に示すように、図1および図3に示す圧力容
器1を複数個並設して、該複数個の圧力容器を選択的に
エージングに用いることも可能である。
が、並列に配設されており、図1と同じ部材には同様の
参照番号を付与しているが、最初にエージングを行う圧
力容器およびその周辺部材の参照番号にはa 、次にエー
ジングを行う圧力容器およびその周辺部材の参照番号に
はb を付加して説明する。
3 から複数の圧力容器1 へ水蒸気を供給するために、複
数の圧力容器1a、1bのバルブ4a、4bを有する管路5a、5b
と水蒸気供給管25とがそれぞれ接続されている点であ
る。また、一方の圧力容器1aから他方の圧力容器1bへエ
ージング終了後に排出する加圧水蒸気を供給するため
に、それぞれの圧力容器1a、1bにはバルブ22a、22b を
有する管路23a 、23b が接続され、それぞれの管路23は
共通の管路24によって接続されている。
方法を以下に示す。
は、上述の工程(1)装入工程から(3)保温工程ま
で、および(5)排出工程は同様であるが、(4' )減
圧工程においては、圧力容器1aのバルブ22a および次に
エージングを行う圧力容器1bのバルブ22b を開き、共通
の管路24を経て、最初の圧力容器1a内部に残っている水
蒸気を次の圧力容器1bへ供給する。尚、このときの圧力
容器1bは、既に(1)装入工程を終えているとする。そ
して圧力容器1aと1bとの内圧が均等になって水蒸気が流
れなくなった後、バルブ22a 、22b を閉じ、圧力容器1a
側のバルブ9aを開いて管路10a から残った水蒸気を放出
して圧力容器1a内圧を大気圧まで減圧させた後、(5)
の排出工程を行えばよい。
昇温・昇圧工程として、圧力容器1aから水蒸気を供給さ
れた圧力容器1bには、この後、バルブ4bを開いて水蒸気
発生装置3 から水蒸気供給管25および管路5bを経て、所
定の飽和水蒸気雰囲気となるまで水蒸気を供給すればよ
い。また、ここで、管路8bから熱水の排出および図示し
ない管路から水の供給による熱水の希釈・冷却を適宜行
い、また、管路12b から上記空気及び空気混じり蒸気の
放出を適宜行えばよく、その後(3)保温工程、(4'
)減圧工程、(5)排出工程を行うことによりエージ
ングが完了する。
(4' )(5)の工程を繰り返せばよいものである。
鋼スラグのエージング装置の全体の構成について詳細に
説明する。
装置の概略を示す平面図であり、図6は図5を圧力容器
の後方から見た図である。
30および投入台35が並設されている。これに対して紙面
上方には、圧力容器1 の長手方向に垂直に第1レール40
が敷設され、該第1レール上には、第1レールに沿って
移動可能なように横行台車42が積載されている。そし
て、横行台車42には、圧力容器1 の長手方向に平行に第
2レール41が載置され、第2レール上には、第2レール
に沿って移動可能なように昇降台車43が設けられてい
る。なお、71、72および73はそれぞれ預け台を示すもの
である。
出ピット36には散水装置70が設けられており、また、図
6で示すように仮置台30の上方に組まれた枠部材75の上
方にも散水装置74が設けられている。
に表したものを図7の斜視図および図8の側面図に示
す。
れており、該車輪48が第1レール40上に沿って図5に示
す圧力容器1 の長手方向に対して垂直に移動可能になっ
ている。また、前記昇降台車43の上面にも車輪49が装着
されており、第2レール41に沿って圧力容器1 の長手方
向に対して平行に移動可能となっている。また、前記第
2レールの先端部には第2レールと同一の幅の傾倒可能
に接続された橋架レール47が載置されている。この橋架
レール47は、圧力容器1 側前方へ傾倒させれば、図5に
示す圧力容器1 内部のレール44、仮置台30に備えられた
レール45および投入台35のレール46とそれぞれ連結可能
であるため、昇降台車43は、第1レールよりも圧力容器
1 側前方へも移動可能である。
は、図8に示すように昇降装置53が固設されており、該
昇降装置53の上部には枠部材52が取り外し可能に積載さ
れているため該枠部材52を鉛直方向へ上下移動させるこ
とが可能である。また、枠部材52は、昇降装置53が非伸
張状態の時には、横行台車42上に固設された載置台51に
積載できるようになっており、伸張状態の時には積載台
51に接触しない位置まで上昇可能となっている。
1組のローラからなる2対のローラ54(図9参照)を有
しており、ローラ54に接触するように非密閉容器60が取
出可能に載置されている。この非密閉容器60は、ピボッ
ト軸62を中心としてその底部を開動可能に組設された一
対の略円筒状の収容部材61、収容部材61の両端部の閉止
板63および収容部材61の上部に傾斜を付けて設けられた
上板64を備えている。
行台車42に固着された油圧シリンダ50の先端部が上方へ
伸張したときに係合するよう係合部材65が突設して形成
されている。そのため油圧シリンダ50が伸張すると、シ
リンダの先端部と係合部材65とが係合して係合部材65を
上方へ押し上げるため、ピボット軸62によって固着され
ている収容部材61の底部が開口して、非密閉容器60に収
容された内容物(ここではエージング済みスラグ)を下
方へ排出することができる。製鋼スラグを排出した後、
油圧シリンダ50を短縮させれば、非密閉容器60の底部は
収容部材61の自重によって閉じ方向に回動して閉止す
る。
ものを図9に示す。
円筒状の収容部材61によって形成されている。前記収容
部材61は、非密閉容器60に製鋼スラグ等の大きな荷重の
内容物を収容する際にその荷重が非密閉容器60に対して
均一にかかるように左右対称の形状をしている。また、
前述の油圧シリンダ50によって非密閉容器50の開閉部67
を開閉させる際に、その底部68の一箇所が常に枠部材52
のローラ54に接触しながら滑動するように底部68が円筒
形状をしており、また、底部68の円筒形状に対する円筒
中心位置に図8に示すピボット軸62によって左右の収容
部材61が回動可能に組設されている。これによって、開
閉部67の開閉時には常にピボット軸62を中心として底部
68がローラ54上を滑動するため非密閉容器60の開閉軌道
が一定となり、安定した開閉操作を行うことができるも
のである。
考慮すれば、上記底部68の形状は、非密閉容器が閉じた
状態のときに少なくともローラ54との接触面よりも下側
は円筒形状であることが好ましく、非密閉容器が必要以
上にその底部68が閉じる方向に移動して収容部材61が重
なるのを防止するために、ローラ54との接触面上部に
は、回転止め69を設けておくことが好ましい。
した内容物(エージング済みスラグ)を残さず確実に排
出するために、非密閉容器60に収容された製鋼スラグの
安息角を考慮して、収容部材61の開閉角度、即ち、ピボ
ット軸62とローラ54の中心とのなす角度がピボット軸62
を含む鉛直面に対して少なくとも30度以上となるように
枠部材52に配設されていることが好ましい。
のこぼれ防止のために上板64を設けているが、この上板
はスラグの投入の際に妨害とならず、円筒形状の圧力容
器へ製鋼スラグを装入することを考慮すれば、水平面に
対して20〜60度の範囲内であることが好ましい。
よりこぼれないように、両収容部材61の両端部に閉止板
63を備えている。この閉止板63は、非密閉容器60の開閉
部67が上述の角度に開口したときでもスラグが非密閉容
器60の側面よりこぼれない形状をしている。また、非密
閉容器60の開閉部67を保護するように、片方の収容部材
61に底部閉止板68' が備えられている。
収容していない場合も、内容物を収容している場合で
も、外部からの力の制限を受けない限り閉止状態である
ことが必要である。
すように、aを回転中心0からローラ54接触点までの長
さ、bを回転中心0から重心までの長さ、θを非密閉容
器60の開き角度、βを0Gが分割線となす角度、Wbを
左側非密閉容器60重量、Nをローラ54の径方向支持力、
μをローラ54の摩擦係数(μ=F/N=tan φ:ここ
で、Fはローラ54の接線力)とすると、M=Wb・b・
sin (θ+β)−μ・N・aという閉止状態になる方向
にモーメントMが働くような位置に重心があればよく、
そのため、それぞれの収容部材61の重心位置がローラ54
の中心位置を含む鉛直面よりも内側(図10で斜線で示
した範囲)にあることが好ましい。
よび図6をもとに順に説明する。
るまでの操作について 仮置台30には、預け台72の上に枠部材52と共にエージン
グ済みのスラグの収容された非密閉容器60が積載されて
いる。投入台35の預け台73には別の枠部材52とともに非
密閉容器60が空状態で積載されている。また横行台車42
は昇降台車43を積載して投入台35の対面に位置してい
る。
手段によって製鋼スラグを非密閉容器60の充填口66(図
6、図9参照)から投入する。そして、横行台車42の橋
架レール47を傾倒させて投入台35に設けられたレール46
と連結させて昇降台車43をレール46に沿って投入台35方
向に移動させ、昇降装置53を伸張させて枠部材52と共に
スラグを収容した非密閉容器60とを預け台73から持ち上
げ、そのまま昇降台車43をレール46上に沿って後退させ
て横行台車42の第2レール41上に積載し、昇降装置53を
非伸張状態にして横行台車42に載置された載置台51に枠
部材52と共に非密閉容器60を積載する。その後橋架レー
ル47とレール46との連結を解除して横行台車を第2レー
ル41に沿って仮置台30の対面位置に移動させる。
圧力容器1 の対面位置まで移動させる。そして、橋架レ
ール47を傾倒させてレール44と連結させ、昇降装置53を
伸張させて載置台51から枠部材52および非密閉容器60を
持ち上げてから昇降台車43をレール44に沿って圧力容器
1 内部に移動させ、昇降装置53を非伸張状態にして枠部
材52および非密閉容器60を預け台71に積載する。そし
て、昇降装置53のみレール44に沿って後退させて横行台
車42の第2レール41に積載し、橋架レール47とレール44
との連結を解除して、横行台車42を第1レールに沿って
仮置台30の対面位置まで移動させた後、圧力容器1 の蓋
2 を閉める。
たエージング済みのスラグの収容された非密閉容器60に
は、仮置台30の上方に設けられた散水装置から散水を行
う。
まで移動させ、横行台車42から橋架レール47を傾倒させ
てレール45と連結させ、昇降台車43をレール45に沿って
仮置台30へ移動させ、昇降装置53を伸張させて枠部材52
および非密閉容器60を預け台72から持ち上げる。そし
て、昇降装置53をレール45に沿って後退させて横行台車
42の第2レール41に積載し、昇降装置53を非伸張状態に
して枠部材52および非密閉容器60を載置台51に積載す
る。また、橋架レール47とレール45との連結を解除し
て、横行台車42を第1レールに沿って払出ピット36の上
方位置まで移動させる。
せて、投入台35のレール46と連結させ、昇降台車43の昇
降装置53を短縮させた状態、即ち、枠部材52及び非密閉
容器60を載置台51に載せた状態で、昇降台車43のみをレ
ール46に沿って投入台35へ一時移動させる。そして、横
行台車42の載置台51上の非密閉容器60の開閉部67を開口
して、スラグを払出ピット36へ払出する。この払出と同
時に、払出ピット36の上方で且つ第1レール下方に配設
された散水装置70から払出中のスラグに散水を行う。ス
ラグの払出を行った後は昇降台車43をレール46に沿って
再び後退させて横行台車42の第2レール41に積載する。
材52および非密閉容器60を載置台51から持ち上げて昇降
台車43をレール46に沿って投入台30へ移動させて、昇降
装置53を短縮状態にして枠部材52および非密閉容器60を
預け台73に積載した後、再び昇降台車43をレール46に沿
って後退させて横行台車42の第2レール41に積載する。
を解除して、横行台車42を第1レール40に沿って仮置台
30の対面位置まで移動させる。
いて 圧力容器1 の蓋2 を開き、横行台車42を圧力容器1 の対
面位置まで移動させ、橋架レール47をレール44と連結さ
せて昇降台車43を圧力容器1 内部へ侵入させる。昇降装
置53を用いて枠部材52と共に非密閉容器60を持ち上げ、
昇降台車43を圧力容器1 から後退させ横行台車42の第2
レール41上に積載し、昇降装置53を短縮させて載置台51
に枠部材52および非密閉容器60を積載して、橋架レール
47とレール44との連結を解除してから横行台車42を仮置
台30の対面位置まで移動させる。
せて、昇降装置53を伸張状態にして枠部材52および非密
閉容器60を載置台51から持ち上げて昇降台車43を仮置台
30へ移動させ、昇降装置53を非伸張状態にして仮置台30
の預け台71に枠部材52および非密閉容器60を積載する。
後退させ、横行台車42の第2レール41に積載し、橋架レ
ール47とレール45との連結を解除して、横行台車42を第
1レール40に沿って投入台35の対面位置まで移動させ
る。
返し行う。
たは片方を用いて散水を適宜行えば、エージング済みス
ラグを払出ピットに払出する際の粉塵の発生を抑えるこ
とができるものである。
に製鋼スラグを装入する際に圧力容器内に侵入する空気
と、エージングを行うための昇温・昇圧工程において圧
力容器内に供給する加圧水蒸気から、熱水に変化した水
分が分離した空気混じり蒸気とが、圧力容器の下部へ蓄
積されることを防止するものである。
水蒸気が、短い時間で圧力容器の下部までを昇温・昇圧
することを促し、製鋼スラグのエージング時間のロスを
削減するものである。そして、具体的には以下の効果が
挙げられる。
圧力容器の底部近傍に配設された配管より、時間、温度
条件、圧力条件等のもと適宜圧力容器外に放出していく
ので、圧力容器内部に必要な加圧水蒸気までもが圧力容
器外部に放出されることを防ぐことができ、圧力容器内
の昇温・昇圧を短時間で行うことができるものである。
接放出するのではなく、貯留槽を設けてその中に空気お
よび空気混じり蒸気を貯留しておけば、圧力容器と貯留
槽とが連通してことにより、圧力容器の内圧が高くなれ
ば同様に貯留槽の内圧も高くなり、空気および空気混じ
り蒸気が貯留されるとともに圧力容器に必要な水蒸気が
外部に放出することが無く、エージング時間が延長され
ることもない。
放出を、複数個の圧力容器を用いて選択的にエージング
を行い、最初にエージングを行った圧力容器から排出さ
れる水蒸気の一部を次にエージングを行う圧力容器へ供
給して、次工程の圧力容器に供給する加圧水蒸気の一部
をまかなうための方法に用いれば、複数の圧力容器に蓄
積される空気および空気混じり蒸気を適切に圧力容器外
部へ排出することができるので、一方の圧力容器内の空
気および空気混じり蒸気が他方の圧力容器へ供給される
ことなく、必要な加圧水蒸気のみを供給することができ
るものである。また、上述の昇温・昇圧工程、および保
温工程時の圧力容器の下部の管路から冷却水を適宜供給
して熱水を希釈および冷却すれば、溶媒の熱水が高温に
なるほど溶解度が低下して熱水中に溶けにくくなる水酸
化カルシウムを、熱水を冷却することによってより多く
熱水中溶解させ、また、熱水を希釈することによって、
熱水に溶解している水酸化カルシウムが熱水排出用の管
路で結晶状態となって管路機能を阻害することを防げ
る。
ング済みのスラグを仮置きするための仮置台の上方とス
ラグを払出するための払出ピットの上方に散水装置を設
けているため、いずれかの散水装置または双方の散水装
置によってエージング済みのスラグに散水を行えば、払
出するスラグの落下によって起こる粉塵の発生を極力抑
えることができるものである。
略図である。
化、温度変化を模式的に示す図である。
を含む部分概略図である。
ラグのエージング装置の部分概略図である。
面図である。
ある。
置の斜視図である。
B−Bによって切断した断面図である。
概略図である。
Claims (24)
- 【請求項1】 粒径25mm以下のものが80%以上となるよ
うに破砕した常温の製鋼スラグを、 (1) 圧力容器に装入し、 (2) 圧力容器を密閉して容器内に加圧水蒸気を供給し、
同時に圧力容器およびスラグを加圧することによって凝
縮した熱水を圧力容器内から排出し、これを継続するこ
とによって圧力容器を昇温・昇圧して、 (3) 容器内を2 〜10kg/cm2G の所定の圧力の飽和水蒸気
雰囲気に1 〜5 時間保持し、 (4) その後、圧力容器内部の水蒸気を排出して圧力容器
内の圧力を大気圧にまで減圧した後、 (5) 製鋼スラグを圧力容器から排出するエージング方法
において、 圧力容器内の(2) の昇温・昇圧工程、および(3) の飽和
水蒸気雰囲気の保温工程に伴い、圧力容器内部に蓄積す
る空気混じり蒸気を圧力容器外部に放出することを特徴
とする製鋼スラグのエージング方法。 - 【請求項2】 前記空気混じり蒸気を、圧力容器の底部
近傍から放出することを特徴とする請求項1に記載の製
鋼スラグのエージング方法。 - 【請求項3】 前記空気混じり蒸気を、圧力容器の底部
近傍に連結された配管内を通過する熱水の液面よりも上
方位置から放出することを特徴とする請求項1または2
に記載の製鋼スラグのエージング方法。 - 【請求項4】 前記空気混じり蒸気の放出時間が5 〜60
分であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
記載の製鋼スラグのエージング方法。 - 【請求項5】 前記空気混じり蒸気を圧力容器の内圧が
1kg/cm2Gに達した時点から放出することを特徴とする請
求項1から4のいずれかに記載の製鋼スラグのエージン
グ方法。 - 【請求項6】 前記空気混じり蒸気を、圧力容器の内圧
が、圧力容器に供給する加圧水蒸気の所定の圧力に対し
て50%以上且つ95%以下の予め設定した圧力に達する時
点まで継続して放出することを特徴とする請求項5に記
載の製鋼スラグのエージング方法。 - 【請求項7】 前記空気混じり蒸気を、 空気混じり蒸気の温度と圧力容器内圧における水蒸気の
飽和温度との差が5 ℃以上となる時に放出することを特
徴とする請求項1から4のいずれかに記載の製鋼スラグ
のエージング方法。 - 【請求項8】 前記空気混じり蒸気を、 前記空気混じり蒸気の温度と圧力容器内圧における水蒸
気の飽和温度との差が5 ℃未満となるまで放出すること
を特徴とする請求項7に記載の製鋼スラグのエージング
方法。 - 【請求項9】 エージング用の圧力容器を複数個併設し
て、複数個の圧力容器を選択的にエージングに用いると
ともに、 前記(5) の減圧工程時に、最初にエージングを行った圧
力容器から排出される水蒸気の一部を次にエージングを
行う圧力容器へ供給することによって、次工程の圧力容
器に供給する加圧水蒸気の一部をまかなうことを特徴と
する請求項1から8のいずれかに記載の製鋼スラグのエ
ージング方法。 - 【請求項10】 粒径25mm以下のものが80%以上となる
ように破砕した常温の製鋼スラグを、 (1) 圧力容器に装入し、 (2) 圧力容器を密閉して容器内に加圧水蒸気を供給し、
同時に圧力容器およびスラグを加圧することによって凝
縮した熱水を圧力容器内から排出し、これを継続するこ
とによって圧力容器を昇温・昇圧して、 (3) 容器内を2 〜10kg/cm2G の所定の圧力の飽和水蒸気
雰囲気に1 〜5 時間保持し、 (4) その後、圧力容器内部の水蒸気を排出して圧力容器
内の圧力を大気圧にまで減圧した後、 (5) 製鋼スラグを圧力容器から排出するエージング方法
において、 圧力容器内の(2) の昇温・昇圧工程、および(3) の飽和
水蒸気雰囲気の保温工程に伴い、圧力容器内部に蓄積す
る空気混じり蒸気を、圧力容器の外部に設けた空気貯留
手段に貯留することを特徴とする製鋼スラグのエージン
グ方法。 - 【請求項11】 前記(2) の昇温・昇圧工程および(3)
の飽和水蒸気雰囲気の保温工程において熱水の排出を行
う際に、圧力容器底部に少量の水を注入することによっ
て、 熱水の希釈をして熱水に溶解された消石灰(Ca(O
H)2 )の濃度を低下させ、熱水排出口近傍に消石灰
(Ca(OH)2 )が析出するのを防ぐと同時に、熱水
の冷却を行って、消石灰(Ca(OH)2 )が熱水に溶
解するのを促進させることを特徴とする請求項1から1
0のいずれかに記載の製鋼スラグのエージング方法。 - 【請求項12】 製鋼スラグの装入および排出のための
開閉蓋を有する圧力容器と、 圧力容器の上部にバルブを有する管路で接続された水蒸
気発生装置と、 圧力容器の下部に熱水排出のために接続されたスチーム
トラップを有する管路と、 圧力容器の上部に圧力容器を減圧するために接続された
バルブを有する大気に開放した管路とを有する製鋼スラ
グのエージング装置であって、 圧力容器の底部近傍に空気混じり蒸気の放出用の配管を
備えていることを特徴とする製鋼スラグのエージング装
置。 - 【請求項13】 前記空気混じり蒸気の放出用の配管の
空気混じり蒸気の取出口が、熱水の液面より上方に開口
していることを特徴とする請求項12に記載の製鋼スラ
グのエージング装置。 - 【請求項14】 前記圧力容器が、空気混じり蒸気の排
出用の配管を介して、空気混じり蒸気の貯留手段と接続
されていることを特徴とする請求項12または13に記
載の製鋼スラグのエージング装置。 - 【請求項15】 圧力容器にスラグを装入する手段およ
び圧力容器からスラグを排出する手段である搬送手段を
備えていることを特徴とする請求項12から14のいず
れかに記載の製鋼スラグのエージング装置。 - 【請求項16】 前記搬送手段が搬送台車を備え、 該搬送台車が、製鋼スラグを収容するために1対の略半
円筒状の収容部材から構成された非密閉容器を備え、 両収容部材が、収容部材の長手軸方向両端部で底部が開
閉可能であるよう軸支されており、 前記収容部材の底部近傍の少なくとも一部が円筒状に形
成されていることを特徴とする請求項15に記載の製鋼
スラグのエージング装置。 - 【請求項17】 前記搬送台車が枠部材を備え、該枠部
材が非密閉容器の長手方向に離間して設けられた2対の
ローラ部材を備え、このローラ部材上を非密閉容器の底
部が開動可能なように非密閉容器が枠部材に載置されて
いることを特徴とする請求項16に記載の製鋼スラグの
エージング装置。 - 【請求項18】 前記枠部材に、非密閉容器の底部開閉
口に対応した開口部が設けられていることを特徴とする
請求項17に記載の製鋼スラグのエージング装置。 - 【請求項19】 前記非密閉容器の底部の収容部材の開
閉角、すなわち、底部を構成する円筒部分の中心軸と前
記枠部材のローラの中心軸とにより規定される平面と鉛
直面とのなす角度が少なくとも30度以上であることを特
徴とする請求項17から18のいずれかに記載の製鋼ス
ラグのエージング装置。 - 【請求項20】 前記非密閉容器の円筒状底部部分が、
非密閉容器の閉状態において、枠部材に設けられた2対
のローラとの接触面より下方にくるように構成され、且
つ、前記2対のローラとの接触面より上方には、ローラ
と当接することによって密閉容器の過回動を防止するた
めの回転止めが設けられていることを特徴とする請求項
17から19のいずれかに記載の製鋼スラグのエージン
グ装置。 - 【請求項21】 前記非密閉容器の両収容部材の重心位
置が、非密閉容器の閉状態において、各収容部材に対応
するローラと収容部材の底部部分との接触面を含む鉛直
面よりも内側となるよう形成することを特徴とする請求
項17〜20に記載の製鋼スラグのエージング装置。 - 【請求項22】 前記両収容部材の両頂部に、水平面に
対する傾斜角が20度以上且つ60度以下の上板を設けたこ
とを特徴とする請求項17から21のいずれかに記載の
製鋼スラグのエージング装置。 - 【請求項23】 前記搬送手段が、 圧力容器に対面して圧力容器の長手方向に対して垂直方
向に敷設された第1レールと、 第1レールに沿って移動可能なように積載された横行台
車と、 横行台車上に圧力容器の長手方向に平行に敷設された第
2レールと、 第2レールに沿って移動可能なように積載された昇降台
車と、 横行台車上に配置され、前記第2レールの先端部に第2
レールと同一の幅で傾倒可能に接続された橋架レール
と、 昇降台車の上に固設された昇降装置によって昇降可能
に、且つ、取り外し可能に積載された枠部材と、 枠部材に対して取出可能に載置された非密閉容器とを有
することを特徴とする請求項16から22のいずれかに
記載の製鋼スラグのエージング装置。 - 【請求項24】 第2レールに平行に、第1レールに近
接してエージング済みスラグを収容した非密閉容器を一
時仮置するための仮置台を備えると共に、第1レールの
所定位置下方に非密閉容器に収容したエージング済みの
スラグを排出するための排出部を備え、前記仮置台およ
び排出部にそれぞれエージング済みのスラグに水を散水
するための散水装置を有することを特徴とする請求項1
6から23のいずれかに記載の製鋼スラグのエージング
装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27926995A JP2667800B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 製鋼スラグのエージング方法およびその装置 |
| EP19950308999 EP0718251A3 (en) | 1994-12-12 | 1995-12-11 | Process for aging steel slag and device for carrying out the process |
| US08/570,334 US5879430A (en) | 1994-12-12 | 1995-12-11 | Method and apparatus for aging steel-making slag |
| US09/190,962 US6053010A (en) | 1994-12-12 | 1998-11-12 | Apparatus for aging steel-making slag |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27926995A JP2667800B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 製鋼スラグのエージング方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09118549A true JPH09118549A (ja) | 1997-05-06 |
| JP2667800B2 JP2667800B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=17608818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27926995A Expired - Lifetime JP2667800B2 (ja) | 1994-12-12 | 1995-10-26 | 製鋼スラグのエージング方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2667800B2 (ja) |
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-
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- 1995-10-26 JP JP27926995A patent/JP2667800B2/ja not_active Expired - Lifetime
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|---|---|
| JP2667800B2 (ja) | 1997-10-27 |
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