JPH09118846A - 樹脂皮膜 - Google Patents
樹脂皮膜Info
- Publication number
- JPH09118846A JPH09118846A JP8220742A JP22074296A JPH09118846A JP H09118846 A JPH09118846 A JP H09118846A JP 8220742 A JP8220742 A JP 8220742A JP 22074296 A JP22074296 A JP 22074296A JP H09118846 A JPH09118846 A JP H09118846A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silk
- powder
- film
- solvent
- silk powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好な肌触り感を備えた樹脂皮膜の提供。
【解決手段】 粉又は粒又は短繊維状をなす絹素材がジ
メチルフォルムアミド、トルエン等の溶剤を媒体とした
湿式粉砕により粉砕され、この粉砕絹粉が6ミクロンよ
りも微細な粒経とされていると共に、この溶剤に含まれ
た粉砕絹粉を含んで樹脂皮膜が形成されている。
メチルフォルムアミド、トルエン等の溶剤を媒体とした
湿式粉砕により粉砕され、この粉砕絹粉が6ミクロンよ
りも微細な粒経とされていると共に、この溶剤に含まれ
た粉砕絹粉を含んで樹脂皮膜が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は粉砕された絹粉を
含む絹生地様の樹脂皮膜に関する。
含む絹生地様の樹脂皮膜に関する。
【0002】
【従来の技術】通例天然の絹繊維は、しなやかで肌触り
が良く、しかも適度の吸湿性を備えており、光沢、風合
いに優れていると共に強伸度並びに耐衝撃性に優れてお
り、各種の繊維製品あるいは糸等として多方面に亘って
使用されてきている。
が良く、しかも適度の吸湿性を備えており、光沢、風合
いに優れていると共に強伸度並びに耐衝撃性に優れてお
り、各種の繊維製品あるいは糸等として多方面に亘って
使用されてきている。
【0003】かゝる絹繊維の有する特性は、この絹繊維
に含まれているセリシンが溶解除去されて、グリシン、
アラニン、セリン、チロシン等のアミノ酸残基が直鎖状
に連結したフィブロイン分子で構成されていることに由
来するものであり古来から重要な衣服等の素材とされて
きている。
に含まれているセリシンが溶解除去されて、グリシン、
アラニン、セリン、チロシン等のアミノ酸残基が直鎖状
に連結したフィブロイン分子で構成されていることに由
来するものであり古来から重要な衣服等の素材とされて
きている。
【0004】又、この種の天然の絹繊維は染色性に優れ
ていることからミリング染色による染色に際しても沸騰
させる必要がなく、80〜90℃で染料が絹に吸尽され、染
色中の損傷が少ないことから、各種の色調の染色が可能
であり、特に鮮かな色彩で、しかも極薄状の織編布に用
いられていた。
ていることからミリング染色による染色に際しても沸騰
させる必要がなく、80〜90℃で染料が絹に吸尽され、染
色中の損傷が少ないことから、各種の色調の染色が可能
であり、特に鮮かな色彩で、しかも極薄状の織編布に用
いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従前にお
ける絹素材は、絹繊維として糸又は織編生地として用い
られる以外に他の用途に向けられて用いられることが少
なかった。
ける絹素材は、絹繊維として糸又は織編生地として用い
られる以外に他の用途に向けられて用いられることが少
なかった。
【0006】そして、この糸あるいは織編布とされた絹
繊維は摩耗に弱く、又太陽光線で容易に褪色する不都合
を有しており、水濡れ時の保形力にも難があった。
繊維は摩耗に弱く、又太陽光線で容易に褪色する不都合
を有しており、水濡れ時の保形力にも難があった。
【0007】又、絹素材を糸あるいは繊維として使用す
る場合には良質の連続した絹フィブロインを取り出す必
要があり、用意された繭繊維の全部を効果的に用いるこ
とができなかった。
る場合には良質の連続した絹フィブロインを取り出す必
要があり、用意された繭繊維の全部を効果的に用いるこ
とができなかった。
【0008】本発明は、このように天然に存在している
絹素材を微粉状に粉砕して、これを樹脂皮膜の形成用の
樹脂に配合することによって天然の絹素材に近い特性を
この皮膜にもたらそうとするものであり、天然の絹繊維
の欠点とされていたところの劣悪な耐摩耗性を補うと共
に、耐水、耐湿特性を向上させ、更に褪色の不都合を無
くしたものである。更に繊維以外の皮膜を絹状のものと
することによって、絹素材の新たな使用展開を試みたも
のである。
絹素材を微粉状に粉砕して、これを樹脂皮膜の形成用の
樹脂に配合することによって天然の絹素材に近い特性を
この皮膜にもたらそうとするものであり、天然の絹繊維
の欠点とされていたところの劣悪な耐摩耗性を補うと共
に、耐水、耐湿特性を向上させ、更に褪色の不都合を無
くしたものである。更に繊維以外の皮膜を絹状のものと
することによって、絹素材の新たな使用展開を試みたも
のである。
【0009】しかしながら、かゝる絹素材を粉砕して樹
脂皮膜中に含ませ絹様の表面特性を有する皮膜を形成す
るためには絹素材を微粉状に粉砕する必要があり、かゝ
る粉砕絹粉の粒径の大きい場合、この粉砕絹粉を混配合
してなる皮膜の面が荒れ出し、ザラつき感を生ずる不都
合があった。
脂皮膜中に含ませ絹様の表面特性を有する皮膜を形成す
るためには絹素材を微粉状に粉砕する必要があり、かゝ
る粉砕絹粉の粒径の大きい場合、この粉砕絹粉を混配合
してなる皮膜の面が荒れ出し、ザラつき感を生ずる不都
合があった。
【0010】そこで、絹素材を種々の方法で粉砕して微
粉状の絹粉を形成することが試みられ、主として機械的
な剪断による粉砕と乾式ボールミルによる磨砕粉砕によ
り絹素材の粉砕を試みた。
粉状の絹粉を形成することが試みられ、主として機械的
な剪断による粉砕と乾式ボールミルによる磨砕粉砕によ
り絹素材の粉砕を試みた。
【0011】この乾燥条件下での剪断粉砕と磨砕粉砕で
は絹繊維が粒状に粉砕されず、微細な繊毛部分を有する
多毛の繊維塊状とされるため、剪断粉砕あるいは磨砕粉
砕によって形成される絹粉相互が綿状に絡み合って凝集
してしまう不都合があった。
は絹繊維が粒状に粉砕されず、微細な繊毛部分を有する
多毛の繊維塊状とされるため、剪断粉砕あるいは磨砕粉
砕によって形成される絹粉相互が綿状に絡み合って凝集
してしまう不都合があった。
【0012】そして、このような綿状凝集は絹粉の粉砕
の過程においても生ずることから絹素材の粉砕が均一に
なされず、大き目の繊維塊状の粉砕品と、極微細な多毛
状繊維粉とが混在された状態となり、均一の粒径の絹粉
が得られない欠点を有していた。又、この絹素材の微細
化に多くの粉砕時間を要する欠点を有していた。
の過程においても生ずることから絹素材の粉砕が均一に
なされず、大き目の繊維塊状の粉砕品と、極微細な多毛
状繊維粉とが混在された状態となり、均一の粒径の絹粉
が得られない欠点を有していた。又、この絹素材の微細
化に多くの粉砕時間を要する欠点を有していた。
【0013】かゝる粉砕に伴って絹粉に生ずる繊毛は、
絹素材の粉砕が長時間に及ぶにつれて、より多く生ずる
傾向を示し、又粉砕された絹素材が微細になればなる
程、この粉砕された絹粉に多毛様の繊毛が生ずる傾向を
示している。
絹素材の粉砕が長時間に及ぶにつれて、より多く生ずる
傾向を示し、又粉砕された絹素材が微細になればなる
程、この粉砕された絹粉に多毛様の繊毛が生ずる傾向を
示している。
【0014】この結果、絹素材を剪断粉砕あるい磨砕粉
砕によって極微細な絹粉を得ようとした場合、粉砕形成
された絹粉相互が綿状に絡み合って、皮膜形成用の樹脂
中に、これらの粉砕絹粉を混配合した場合、この樹脂中
に混配合した粉砕絹粉が均一に分散されない欠点を有し
ていた。
砕によって極微細な絹粉を得ようとした場合、粉砕形成
された絹粉相互が綿状に絡み合って、皮膜形成用の樹脂
中に、これらの粉砕絹粉を混配合した場合、この樹脂中
に混配合した粉砕絹粉が均一に分散されない欠点を有し
ていた。
【0015】又、粉砕された絹粉が綿状に絡み合って、
より大きな固まりとなる現象は、これらの絹粉を皮膜成
形用の樹脂と混配合して用いる場合に限らず、絹粉の成
形工程においても、又、絹粉の保管過程においても生ず
る。このことから、皮膜成形用の樹脂との混配合に際し
て、これらの混配合絹粉の綿状凝集を防止するだけで
は、この樹脂中に均一に粉砕絹粉が分散されない欠点を
有していた。
より大きな固まりとなる現象は、これらの絹粉を皮膜成
形用の樹脂と混配合して用いる場合に限らず、絹粉の成
形工程においても、又、絹粉の保管過程においても生ず
る。このことから、皮膜成形用の樹脂との混配合に際し
て、これらの混配合絹粉の綿状凝集を防止するだけで
は、この樹脂中に均一に粉砕絹粉が分散されない欠点を
有していた。
【0016】更に、叙上手法による剪断ないしは磨砕で
は、粉砕時に多量の摩擦ないしは衝撃に伴う熱を生じ、
この粉砕に伴う熱によって粉砕絹粉のフィブロインが変
質したり、変色したりすることがあり、特に粉砕絹粉が
磨砕装置の内壁面あるいは磨砕用のボールの面に融着あ
るいは結着する不都合があった。
は、粉砕時に多量の摩擦ないしは衝撃に伴う熱を生じ、
この粉砕に伴う熱によって粉砕絹粉のフィブロインが変
質したり、変色したりすることがあり、特に粉砕絹粉が
磨砕装置の内壁面あるいは磨砕用のボールの面に融着あ
るいは結着する不都合があった。
【0017】そこで、粉又は粒又は短繊維状をなす絹素
材を液状ポリマーあるいは各種の溶剤で希釈した樹脂溶
液に混配合し、この粉又は粒又は短繊維状の絹素材の混
配合された液状ポリマーあるいは樹脂溶液を湿式粉砕機
に投入して粉砕することを試みた。
材を液状ポリマーあるいは各種の溶剤で希釈した樹脂溶
液に混配合し、この粉又は粒又は短繊維状の絹素材の混
配合された液状ポリマーあるいは樹脂溶液を湿式粉砕機
に投入して粉砕することを試みた。
【0018】かゝる湿式粉砕の方法では、液状ポリマー
あるいは樹脂溶液の流動抵抗が大きく、撹拌粉砕が円滑
になされないと共に、混配合した絹素材がポリマー中に
均一に分散されない欠点を有していた。特に、この種の
液状ポリマーあるいは樹脂溶液の撹拌を続行した場合、
これらのポリマーあるいは樹脂溶液の粘性が経時的に高
められる傾向にあり、湿式粉砕機による円滑な粉砕処理
が困難とされる場合が多い。そして、粉砕機の撹拌に伴
って粉砕機中の粉砕温度が上昇された場合には、かゝる
粉砕上の不都合が更に顕著に生じた。
あるいは樹脂溶液の流動抵抗が大きく、撹拌粉砕が円滑
になされないと共に、混配合した絹素材がポリマー中に
均一に分散されない欠点を有していた。特に、この種の
液状ポリマーあるいは樹脂溶液の撹拌を続行した場合、
これらのポリマーあるいは樹脂溶液の粘性が経時的に高
められる傾向にあり、湿式粉砕機による円滑な粉砕処理
が困難とされる場合が多い。そして、粉砕機の撹拌に伴
って粉砕機中の粉砕温度が上昇された場合には、かゝる
粉砕上の不都合が更に顕著に生じた。
【0019】本発明は、かゝる絹粉の粉砕を容易、確実
になし、粉砕された絹粉が相互に綿状に絡み合って凝集
することのないようになすと共に、絹粉々砕時における
粉砕熱の発生を無くし品質に変化が無く、しかも均一の
粒径からなる6ミクロン(粒が細長状である場合は、そ
の短径側で測定した粒径を意味し、以下μm と表示す
る。)よりも微細な絹粉の提供をなし、このように6μ
m よりも微細な範囲の絹粉とされ、しかも均一の粒径と
された絹粉を含む0.02〜0.002mm の厚さからなる皮膜の
形成を目的としている。
になし、粉砕された絹粉が相互に綿状に絡み合って凝集
することのないようになすと共に、絹粉々砕時における
粉砕熱の発生を無くし品質に変化が無く、しかも均一の
粒径からなる6ミクロン(粒が細長状である場合は、そ
の短径側で測定した粒径を意味し、以下μm と表示す
る。)よりも微細な絹粉の提供をなし、このように6μ
m よりも微細な範囲の絹粉とされ、しかも均一の粒径と
された絹粉を含む0.02〜0.002mm の厚さからなる皮膜の
形成を目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂皮膜は
叙上の目的を達成するものとして、粉又は粒又は短繊維
状をなす絹素材を用意し、この絹素材をジメチルフォル
ムアミド、トルエン等の主として有機系の溶剤を媒体と
して粉砕した6μm よりも細かい絹粉を、この粉砕絹粉
を含む溶剤と共に樹脂皮膜の成形樹脂溶液の一成分とす
るものであり、形成された樹脂皮膜が6μm よりも微細
な範囲に属する絹素材を含む構成としてある。
叙上の目的を達成するものとして、粉又は粒又は短繊維
状をなす絹素材を用意し、この絹素材をジメチルフォル
ムアミド、トルエン等の主として有機系の溶剤を媒体と
して粉砕した6μm よりも細かい絹粉を、この粉砕絹粉
を含む溶剤と共に樹脂皮膜の成形樹脂溶液の一成分とす
るものであり、形成された樹脂皮膜が6μm よりも微細
な範囲に属する絹素材を含む構成としてある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の典型的な一実施例
にかかる樹脂皮膜について説明する。
にかかる樹脂皮膜について説明する。
【0022】先ず、通例、繭を湯で煮込んでセリシンを
柔かくした状態でフィブロイン繊維を適宜の大きさに切
断する。又は、繭を加熱、乾燥して内部のさなぎを取除
いた状態で繭そのものを粉砕して適宜の粉、粒又は短繊
維とする。更に、石鹸液で精練してセリシンを溶解除去
した後にフィブロイン繊維を粉砕して適宜の大きさから
なる絹素材を用意する。
柔かくした状態でフィブロイン繊維を適宜の大きさに切
断する。又は、繭を加熱、乾燥して内部のさなぎを取除
いた状態で繭そのものを粉砕して適宜の粉、粒又は短繊
維とする。更に、石鹸液で精練してセリシンを溶解除去
した後にフィブロイン繊維を粉砕して適宜の大きさから
なる絹素材を用意する。
【0023】この絹素材を5重量%前後の含水率となる
まで乾燥して粉砕媒体としての溶剤に投入する。
まで乾燥して粉砕媒体としての溶剤に投入する。
【0024】この絹素材の乾燥は、乾燥の度合いが高い
程以下の粉砕が容易となり、しかも樹脂等に配合した場
合に、これらの樹脂溶液中に円滑且つ均一に分散される
特長を有しており、更に成形される皮膜に発生水蒸気に
よるピンホール等を生ずることがない特長を有してい
る。
程以下の粉砕が容易となり、しかも樹脂等に配合した場
合に、これらの樹脂溶液中に円滑且つ均一に分散される
特長を有しており、更に成形される皮膜に発生水蒸気に
よるピンホール等を生ずることがない特長を有してい
る。
【0025】かゝる絹素材をジメチルフォルムアミド、
トルエン等の溶剤と共に湿式ボールミル等の湿式粉砕機
に投入し、この溶剤によって絹素材相互が接触されない
状態で粉砕する。この湿式ボールミル等の粉砕機による
粉砕は粉砕絹粉の粒径が6μm よりも微細な範囲となる
まで続けられる。又、この湿式粉砕機により粉砕される
絹粉の粒径を均一とし、しかも短時間に粉砕絹粉を目的
とする粒径にまで粉砕するためには、湿式粉砕機に投入
する絹素材を分級し、粉又は粒又は短繊維状の絹粉が50
μm よりも細かい範囲に属している微細絹粉を絹粉全量
の90重量%以上となるように篩又は風量分級機で分級し
ておくのが良い。
トルエン等の溶剤と共に湿式ボールミル等の湿式粉砕機
に投入し、この溶剤によって絹素材相互が接触されない
状態で粉砕する。この湿式ボールミル等の粉砕機による
粉砕は粉砕絹粉の粒径が6μm よりも微細な範囲となる
まで続けられる。又、この湿式粉砕機により粉砕される
絹粉の粒径を均一とし、しかも短時間に粉砕絹粉を目的
とする粒径にまで粉砕するためには、湿式粉砕機に投入
する絹素材を分級し、粉又は粒又は短繊維状の絹粉が50
μm よりも細かい範囲に属している微細絹粉を絹粉全量
の90重量%以上となるように篩又は風量分級機で分級し
ておくのが良い。
【0026】尚、叙上において用いられる溶剤は有機溶
剤を典型例とするものであり、この粉砕絹粉を混入使用
する皮膜形成用の樹脂溶液等の樹脂素材に適応する溶剤
が用いられる。そして、この溶剤は蛋白質を主成分とす
る絹粉が不溶であることを要し、典型的にはジメチルフ
ォルムアミド、トルエン、メチルエチルケトン等が用い
られる他メタノール、イソプロピルアルコール、n-ブタ
ノール、ベンジルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、キシロール、2
・ニトロプロパン、二塩化エタン、トリクロ−ルエチレ
ン、パ−クロ−ルエチレン、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ等が用いられている。かゝる溶剤は絹素材が
不溶のものであることから、これに絹粉を混入しても絹
粉が膨潤したり、溶けだしたりすることがなく、又絹粉
中の水分等が溶剤に吸収されて絹粉が硬化したりするこ
とがなく、絹素材の粉砕過程のいずれにおいても、溶剤
に混入したときと同様の状態が絹素材に約束される特長
を有している。
剤を典型例とするものであり、この粉砕絹粉を混入使用
する皮膜形成用の樹脂溶液等の樹脂素材に適応する溶剤
が用いられる。そして、この溶剤は蛋白質を主成分とす
る絹粉が不溶であることを要し、典型的にはジメチルフ
ォルムアミド、トルエン、メチルエチルケトン等が用い
られる他メタノール、イソプロピルアルコール、n-ブタ
ノール、ベンジルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、キシロール、2
・ニトロプロパン、二塩化エタン、トリクロ−ルエチレ
ン、パ−クロ−ルエチレン、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ等が用いられている。かゝる溶剤は絹素材が
不溶のものであることから、これに絹粉を混入しても絹
粉が膨潤したり、溶けだしたりすることがなく、又絹粉
中の水分等が溶剤に吸収されて絹粉が硬化したりするこ
とがなく、絹素材の粉砕過程のいずれにおいても、溶剤
に混入したときと同様の状態が絹素材に約束される特長
を有している。
【0027】このような溶剤を湿式媒体として粒又は粉
又は短繊維状の絹素材を粉砕機に投入して粉砕処理を施
す。
又は短繊維状の絹素材を粉砕機に投入して粉砕処理を施
す。
【0028】この粉砕装置は粉又は粒又は短繊維状物の
湿式粉砕に適するものであれば、いかなる装置であって
も良く、主として各種のボ−ルミルの中で湿式粉砕に適
するものが用いられる。
湿式粉砕に適するものであれば、いかなる装置であって
も良く、主として各種のボ−ルミルの中で湿式粉砕に適
するものが用いられる。
【0029】又、この粉砕機による粉砕は、投入された
粒又は粉又は短繊維状の絹粉の粒径が6μm よりも微細
なものとなるまで続行される。従って、この粉砕機によ
る粉砕時間等の粉砕条件は、粉砕機の容量と、この粉砕
機で用いられるボールの径及び投入量と、この粉砕機に
投入される絹素材の種別及び投入量と、使用溶剤の種別
及び投入量と、粉砕機の撹拌速度並びに粉砕温度等の諸
条件によって随時変更されるが、極力粉砕中の溶剤温度
が上昇されない範囲で絹粉の粉砕をなすことが、粉砕絹
粉の品質の劣化をもたらさないために必要である。
粒又は粉又は短繊維状の絹粉の粒径が6μm よりも微細
なものとなるまで続行される。従って、この粉砕機によ
る粉砕時間等の粉砕条件は、粉砕機の容量と、この粉砕
機で用いられるボールの径及び投入量と、この粉砕機に
投入される絹素材の種別及び投入量と、使用溶剤の種別
及び投入量と、粉砕機の撹拌速度並びに粉砕温度等の諸
条件によって随時変更されるが、極力粉砕中の溶剤温度
が上昇されない範囲で絹粉の粉砕をなすことが、粉砕絹
粉の品質の劣化をもたらさないために必要である。
【0030】又、叙上の粉砕機による粉砕をより効果的
になすために、粉砕される絹素材に対し予備粉砕を施
し、これを真比重による風量分級又は嵩による篩分級に
よって、その粒径を略50μm よりも細かい範囲に揃える
ものであり、通例ターボミル等の乾式粉砕機による粉砕
により用意する。
になすために、粉砕される絹素材に対し予備粉砕を施
し、これを真比重による風量分級又は嵩による篩分級に
よって、その粒径を略50μm よりも細かい範囲に揃える
ものであり、通例ターボミル等の乾式粉砕機による粉砕
により用意する。
【0031】このように、絹素材が不溶であるところの
溶剤を粉砕媒体とした湿式粉砕では、粉砕中の絹素材が
溶剤によって溶け出したり、膨潤したり、あるいは硬く
なったりすることが無く、しかも外気と遮断された状態
で粉砕されることから、粉砕中における絹素材の吸放湿
現象が無い特長を有している。この結果、絹素材の粉砕
の過程において絹素材の含水率が高められて相互に融着
し合ったり、柔らかくなって磨砕あるいは衝撃粉砕に適
しなくなったりすることがなく、粉砕形成された絹粉が
繊毛状の枝毛を有せず粒状に粉砕される特長を有してい
る。又、絹素材の粉砕の過程において絹素材の含水率が
低められて親水性を阻害されるまで品質が劣化されるこ
ともない。このようにして粉砕された絹粉を、粉砕時の
溶剤と共に樹脂の成形用に用いる。
溶剤を粉砕媒体とした湿式粉砕では、粉砕中の絹素材が
溶剤によって溶け出したり、膨潤したり、あるいは硬く
なったりすることが無く、しかも外気と遮断された状態
で粉砕されることから、粉砕中における絹素材の吸放湿
現象が無い特長を有している。この結果、絹素材の粉砕
の過程において絹素材の含水率が高められて相互に融着
し合ったり、柔らかくなって磨砕あるいは衝撃粉砕に適
しなくなったりすることがなく、粉砕形成された絹粉が
繊毛状の枝毛を有せず粒状に粉砕される特長を有してい
る。又、絹素材の粉砕の過程において絹素材の含水率が
低められて親水性を阻害されるまで品質が劣化されるこ
ともない。このようにして粉砕された絹粉を、粉砕時の
溶剤と共に樹脂の成形用に用いる。
【0032】例1 繭から繰り出した絹フィブロインを5重量%の含水率ま
で乾燥し、この状態でターボミルにより粉砕し、これを
分級して以下の絹素材を用意した。この絹素材の含有水
分は5重量%であったが、実際の絹素材の粉砕では3〜
10重量%の範囲にある含水率の絹素材の使用が可能であ
った。
で乾燥し、この状態でターボミルにより粉砕し、これを
分級して以下の絹素材を用意した。この絹素材の含有水
分は5重量%であったが、実際の絹素材の粉砕では3〜
10重量%の範囲にある含水率の絹素材の使用が可能であ
った。
【0033】前記の絹粉をジメチルフォルムアミド100
重量部に対し25重量部の割合で粉砕機に投入した。この
粉砕機に対し3mm径のアルミナ系ボールを体積比で70
%、絹粉を含む溶剤を体積比25%投入して90分間撹拌し
たところ以下の粒径からなる絹粉とすることができた。
重量部に対し25重量部の割合で粉砕機に投入した。この
粉砕機に対し3mm径のアルミナ系ボールを体積比で70
%、絹粉を含む溶剤を体積比25%投入して90分間撹拌し
たところ以下の粒径からなる絹粉とすることができた。
【0034】例2 前記のタ−ボミルで粉砕した粒又は粉又は短繊維状の絹
素材をジリコニア系の3mm径のボ−ルを充填した粉砕機
で以下の条件で粉砕したところ、120分〜180分で
粉砕絹粉の粒径が6μm 以下となった。 トルエン100 重量部に絹粉40重量部を配合した配合液50
%(体積比) 3mm径のジリコニア系ボ−ル50%(体積比)
素材をジリコニア系の3mm径のボ−ルを充填した粉砕機
で以下の条件で粉砕したところ、120分〜180分で
粉砕絹粉の粒径が6μm 以下となった。 トルエン100 重量部に絹粉40重量部を配合した配合液50
%(体積比) 3mm径のジリコニア系ボ−ル50%(体積比)
【0035】尚、溶剤に配合される絹粉の量は、溶剤の
性状、特に溶剤の有する粘性の度合いにより夫々適量が
あり、ジメチルフォルムアミドはトルエンに比して粘性
が高いことから、絹粉の配合量をトルエンよりも少なく
する必要がある。
性状、特に溶剤の有する粘性の度合いにより夫々適量が
あり、ジメチルフォルムアミドはトルエンに比して粘性
が高いことから、絹粉の配合量をトルエンよりも少なく
する必要がある。
【0036】又、粉砕機に投入される絹素材及び溶剤の
量を増した場合、その増量相当分前記の6μm の絹粉と
するのに多くの粉砕時間を必要としている。尚、粉砕機
に投入されるボールの径を大きくしたところ粉砕時間の
短縮化がはかられたものゝ、径の大きい絹粉及び繊毛部
分を有する絹粉が残溜される傾向があり、必要以上に大
きい径のボールの使用では均一の粒径の絹粉を得ること
ができなかった。
量を増した場合、その増量相当分前記の6μm の絹粉と
するのに多くの粉砕時間を必要としている。尚、粉砕機
に投入されるボールの径を大きくしたところ粉砕時間の
短縮化がはかられたものゝ、径の大きい絹粉及び繊毛部
分を有する絹粉が残溜される傾向があり、必要以上に大
きい径のボールの使用では均一の粒径の絹粉を得ること
ができなかった。
【0037】又、前記例1のように事前に粉又は粒又は
短繊維状の絹素材の粒径を揃えることなしにジメチルフ
ォルムアミドを用いて湿式ボールミルで絹素材の粉砕を
なしたところ、粒径を揃えた絹素材の利用に比し略30分
程粉砕時間を長目にする必要があった。尚、この方法で
も6μm よりも微細で均一の絹粉を作り出すことができ
た。
短繊維状の絹素材の粒径を揃えることなしにジメチルフ
ォルムアミドを用いて湿式ボールミルで絹素材の粉砕を
なしたところ、粒径を揃えた絹素材の利用に比し略30分
程粉砕時間を長目にする必要があった。尚、この方法で
も6μm よりも微細で均一の絹粉を作り出すことができ
た。
【0038】叙上の方法で粉砕された絹粉は、その粉砕
の過程並びに作り出された絹粉に以下の特長が認められ
た。先ず、粉砕機に投入された粒又は粉又は短繊維状の
絹素材は、この絹素材が不溶とされるところの、主とし
て有機系の溶剤中に取りこまれ、絹素材相互が、この溶
剤により包みこまれた状態で粉砕されるため、絹素材相
互が融着し合うことがなく多毛状の破断繊毛を生ずるこ
となく粉砕され、又ボールないしは粉砕機の面に融着す
ることがない。特に、ボールの磨砕ないしは衝撃に伴っ
て生ずる熱が、この溶剤により分散されて直接絹素材に
伝達されないことから、熱による絹素材の変質ないしは
絹粉相互の溶融着を生ずる虞れがない。又、絹粉が溶剤
によって覆われた状態で粉砕されていることから、この
絹粉の粉砕過程において、絹素材が湿気を帯びて膨潤な
いしは、この粉砕過程での水分の蒸散加熱に伴う硬化現
象を生ずることがなく、溶剤に混合された絹素材が溶剤
に混入時の含水率を含み、絹素材特有の膨潤機能あるい
は親水性と特有の強伸性等の特性を損なうことがない。
又、絹素材の粉砕過程において絹素材が湿気を帯び、し
かも加熱に伴って強伸性を帯びることによって粉砕が困
難とされることもなく、均一の粒径からなる微細な絹粉
を確実且つ容易に作り出すことができる。
の過程並びに作り出された絹粉に以下の特長が認められ
た。先ず、粉砕機に投入された粒又は粉又は短繊維状の
絹素材は、この絹素材が不溶とされるところの、主とし
て有機系の溶剤中に取りこまれ、絹素材相互が、この溶
剤により包みこまれた状態で粉砕されるため、絹素材相
互が融着し合うことがなく多毛状の破断繊毛を生ずるこ
となく粉砕され、又ボールないしは粉砕機の面に融着す
ることがない。特に、ボールの磨砕ないしは衝撃に伴っ
て生ずる熱が、この溶剤により分散されて直接絹素材に
伝達されないことから、熱による絹素材の変質ないしは
絹粉相互の溶融着を生ずる虞れがない。又、絹粉が溶剤
によって覆われた状態で粉砕されていることから、この
絹粉の粉砕過程において、絹素材が湿気を帯びて膨潤な
いしは、この粉砕過程での水分の蒸散加熱に伴う硬化現
象を生ずることがなく、溶剤に混合された絹素材が溶剤
に混入時の含水率を含み、絹素材特有の膨潤機能あるい
は親水性と特有の強伸性等の特性を損なうことがない。
又、絹素材の粉砕過程において絹素材が湿気を帯び、し
かも加熱に伴って強伸性を帯びることによって粉砕が困
難とされることもなく、均一の粒径からなる微細な絹粉
を確実且つ容易に作り出すことができる。
【0039】更に、粉砕されて得られた絹粉は、叙上の
粉砕方法による場合では、その粒径がいずれも6μm よ
りも微細なものとされ、相互に融着し合ったり、絡み合
ったりしていない特長を有しており、しかも粉砕に用い
た溶剤中に均一に分散され、概ね絹粉が懸濁様に溶剤中
に分散されている特長を有している。そして、これらの
溶剤中の絹粉は一個一個が夫々に独立の状態で溶剤中に
浮遊していおり、外気から遮断されている。このことか
ら粉砕された絹粉の管理が容易とされ、粉砕後に絹粉が
湿気を帯びたり、硬化したり、あるいは相互に融着し合
ったりすることがない。
粉砕方法による場合では、その粒径がいずれも6μm よ
りも微細なものとされ、相互に融着し合ったり、絡み合
ったりしていない特長を有しており、しかも粉砕に用い
た溶剤中に均一に分散され、概ね絹粉が懸濁様に溶剤中
に分散されている特長を有している。そして、これらの
溶剤中の絹粉は一個一個が夫々に独立の状態で溶剤中に
浮遊していおり、外気から遮断されている。このことか
ら粉砕された絹粉の管理が容易とされ、粉砕後に絹粉が
湿気を帯びたり、硬化したり、あるいは相互に融着し合
ったりすることがない。
【0040】尚、前記の絹素材の粉砕に先立って、絹素
材を蒸気で加熱して、セリシンを充分に除去し、しかも
フィブロインに充分な膨潤加熱を施すことによってフィ
ブロイン組織の収縮をはかり、更に、この膨潤加熱の施
されたフィブロインを、その含有水分が3重量%未満と
なるように乾燥することによりフィブロイン組織の脆弱
化をはかることがなされた。この方法で、フィブロイン
を粗粉砕して、フィブロインの粉、粒又は短繊維の径寸
法を50μm よりも細かい範囲のものに揃え、これを前記
の溶剤を媒体とした湿式粉砕の方法で粉砕した。
材を蒸気で加熱して、セリシンを充分に除去し、しかも
フィブロインに充分な膨潤加熱を施すことによってフィ
ブロイン組織の収縮をはかり、更に、この膨潤加熱の施
されたフィブロインを、その含有水分が3重量%未満と
なるように乾燥することによりフィブロイン組織の脆弱
化をはかることがなされた。この方法で、フィブロイン
を粗粉砕して、フィブロインの粉、粒又は短繊維の径寸
法を50μm よりも細かい範囲のものに揃え、これを前記
の溶剤を媒体とした湿式粉砕の方法で粉砕した。
【0041】かゝる方法で粉砕されたフィブロインの
粉、粒又は短繊維には繊毛部分がなく、これらを溶剤を
媒体として粉砕したところ粉砕絹粉が略“粒”状となっ
た。又、かゝる方法で溶剤を媒体としてフィブロインを
粉砕した場合、この粉砕が極めて容易且つ円滑になさ
れ、粉砕効率が飛躍的に向上することが明らかとなっ
た。更に、かゝる方法でフィブロインを粉砕したとこ
ろ、その粉砕絹粉の粒径が6μm よりも更に細かい範囲
のものとされた。このようにして6μm よりも細かく粉
砕された絹粉を、この絹粉の粉砕に用いた溶液と共に皮
膜成形用の樹脂に配合する。この配合の方法と配合の量
は、成形される樹脂製品の特性に合せて適宜決定され
る。
粉、粒又は短繊維には繊毛部分がなく、これらを溶剤を
媒体として粉砕したところ粉砕絹粉が略“粒”状となっ
た。又、かゝる方法で溶剤を媒体としてフィブロインを
粉砕した場合、この粉砕が極めて容易且つ円滑になさ
れ、粉砕効率が飛躍的に向上することが明らかとなっ
た。更に、かゝる方法でフィブロインを粉砕したとこ
ろ、その粉砕絹粉の粒径が6μm よりも更に細かい範囲
のものとされた。このようにして6μm よりも細かく粉
砕された絹粉を、この絹粉の粉砕に用いた溶液と共に皮
膜成形用の樹脂に配合する。この配合の方法と配合の量
は、成形される樹脂製品の特性に合せて適宜決定され
る。
【0042】尚、絹粉を有する溶剤の配合される樹脂
は、この溶剤の配合によって作り出される成形用の樹脂
溶液の樹脂であって、通例は成形される樹脂皮膜の樹脂
素材に適する溶剤を用いて前記の絹粉の粉砕をなす。
は、この溶剤の配合によって作り出される成形用の樹脂
溶液の樹脂であって、通例は成形される樹脂皮膜の樹脂
素材に適する溶剤を用いて前記の絹粉の粉砕をなす。
【0043】従って、前記に湿式粉砕に用いる溶剤と樹
脂素材の選択により、各種の樹脂皮膜の形成がされる。
又、この絹粉を含む溶剤に配合される樹脂は、ペ−スト
状であっても粉体状ないしは液状であっても良く、この
溶剤の配合量を調節することによってペ−スト状ないし
は粘性の高い溶液状又は粘性の低い希釈溶液状とされ
る。
脂素材の選択により、各種の樹脂皮膜の形成がされる。
又、この絹粉を含む溶剤に配合される樹脂は、ペ−スト
状であっても粉体状ないしは液状であっても良く、この
溶剤の配合量を調節することによってペ−スト状ないし
は粘性の高い溶液状又は粘性の低い希釈溶液状とされ
る。
【0044】このようにして6μm よりも細かい絹粉を
有する溶剤の配合された樹脂を用いて皮膜を作り出す。
各種の皮膜は布、紙、皮革あるいは木製品その他の製品
の表面に塗布形成する方法と、前記溶剤を配合された樹
脂溶液中に布、紙等を漬け込み形成する方法及び離型紙
の表面にコーティングした後、この離型紙面上の樹脂皮
膜を布、樹脂シート、紙、皮革等の面に転写接着する方
法等によって作り出す。
有する溶剤の配合された樹脂を用いて皮膜を作り出す。
各種の皮膜は布、紙、皮革あるいは木製品その他の製品
の表面に塗布形成する方法と、前記溶剤を配合された樹
脂溶液中に布、紙等を漬け込み形成する方法及び離型紙
の表面にコーティングした後、この離型紙面上の樹脂皮
膜を布、樹脂シート、紙、皮革等の面に転写接着する方
法等によって作り出す。
【0045】このようにして作り出される皮膜は、素材
中に含まれる絹粉の粒径が6μm よりも微細な範囲に属
していることから皮膜の厚さが0.02〜0.002mm の範囲で
あっても、この皮膜の面から混入絹粉が浮き出したり、
突き出したりすることがなく、平滑で良好な肌触り感の
ある皮膜とされた。又、この皮膜の樹脂成形品中に含ま
れる絹粉の組成分の一部を溶出することにより、この皮
膜の面に数ミクロンよりも微細な多数の孔を設けること
ができる。
中に含まれる絹粉の粒径が6μm よりも微細な範囲に属
していることから皮膜の厚さが0.02〜0.002mm の範囲で
あっても、この皮膜の面から混入絹粉が浮き出したり、
突き出したりすることがなく、平滑で良好な肌触り感の
ある皮膜とされた。又、この皮膜の樹脂成形品中に含ま
れる絹粉の組成分の一部を溶出することにより、この皮
膜の面に数ミクロンよりも微細な多数の孔を設けること
ができる。
【0046】このように2〜3μm よりも微細な孔を皮
膜の面に設けることによって、この皮膜に通気性がもた
らされることゝなり、特にこの皮膜にもたらされる通気
性は、0.0004μm 前後の粒径からなる水蒸気を通し、水
滴を通さない特長を有していることから耐水、透湿機能
を皮膜にもたらすものである。
膜の面に設けることによって、この皮膜に通気性がもた
らされることゝなり、特にこの皮膜にもたらされる通気
性は、0.0004μm 前後の粒径からなる水蒸気を通し、水
滴を通さない特長を有していることから耐水、透湿機能
を皮膜にもたらすものである。
【0047】従って、各種の布地、皮革あるいは木製品
等の表面に前記の絹粉を含む0.02〜0.002 mm厚さからな
る皮膜を形成し、この皮膜中の絹粉成分の一部を溶出し
た場合、この皮膜中の絹粉と溶出された孔とによってこ
れらの布地、皮革あるいは木製品等に特有の耐水性と透
湿性とがもたらされることゝなる。因みに、通例の雨滴
の径は2000μm であり、微細な霖雨においても100 μm
であって、この皮膜に設けられた微細な孔を通過するこ
とがない。又、この皮膜面に付着した雨滴も表面張力の
関係から前記の微細な孔を通して滲潤することがない。
等の表面に前記の絹粉を含む0.02〜0.002 mm厚さからな
る皮膜を形成し、この皮膜中の絹粉成分の一部を溶出し
た場合、この皮膜中の絹粉と溶出された孔とによってこ
れらの布地、皮革あるいは木製品等に特有の耐水性と透
湿性とがもたらされることゝなる。因みに、通例の雨滴
の径は2000μm であり、微細な霖雨においても100 μm
であって、この皮膜に設けられた微細な孔を通過するこ
とがない。又、この皮膜面に付着した雨滴も表面張力の
関係から前記の微細な孔を通して滲潤することがない。
【0048】例3 前記6μm よりも細かい範囲の絹粉を含む溶剤を用いて
ポリウレタン樹脂塗液を作り、この塗液によってフィル
ム状の皮膜を作り、この皮膜を織編布の面に転写した。
ポリウレタン樹脂塗液を作り、この塗液によってフィル
ム状の皮膜を作り、この皮膜を織編布の面に転写した。
【0049】 6μm よりも微細な絹粉 15重量部 トルエン 70重量部 ポリウレタン樹脂固形分 30重量部 この樹脂溶液を離型紙の面にドクタ−ナイフコ−ティン
グ法により0.008mm の厚さで塗着し、これを乾燥した後
に該離型紙より剥ぎとって厚さ0.008mm のフィルム状の
皮膜を作った。又、この皮膜を引き剥すことなく1.5mm
厚の不織布の面に接着しながら前記離型紙を剥ぎとって
不織布の面に皮膜スキン層を作り出した。そして、この
不織布を60℃の温水中に漬け込んで15分間湯洗いしたと
ころ皮膜中に含まれている絹粉の一部が溶出し、柔かい
感触の皮膜面とされた。尚、前記の絹粉の混入量を3重
量部〜30重量部の間で各5重量部づつ増しながら皮膜を
作ったところ、前記例3の割合で絹粉を3重量部とした
ところ作り出された皮膜面の光沢が良好で、充分な耐摩
性を有している反面、接触時のベタつき感があった。
又、35重量部の絹粉を配合した皮膜面は絹特有の滑らか
な接触抵抗と良好な光沢及び風合いがある反面、耐摩耗
性に難があり、皮膜面に強い力が作用した場合に、この
皮膜面にシワよれを生じ、又前記の皮膜をラミネ−トし
た製品では、表面がヨレた状態で下地の生地面が一部露
出することがあった。従って、前記の絹粉の配合量は3
〜30重量部が最適である。しかしながら、皮膜の成形樹
脂の種別、使用溶剤の配合量及び成形条件等によって前
記の絹粉の配合量を更に変更することもできる。
グ法により0.008mm の厚さで塗着し、これを乾燥した後
に該離型紙より剥ぎとって厚さ0.008mm のフィルム状の
皮膜を作った。又、この皮膜を引き剥すことなく1.5mm
厚の不織布の面に接着しながら前記離型紙を剥ぎとって
不織布の面に皮膜スキン層を作り出した。そして、この
不織布を60℃の温水中に漬け込んで15分間湯洗いしたと
ころ皮膜中に含まれている絹粉の一部が溶出し、柔かい
感触の皮膜面とされた。尚、前記の絹粉の混入量を3重
量部〜30重量部の間で各5重量部づつ増しながら皮膜を
作ったところ、前記例3の割合で絹粉を3重量部とした
ところ作り出された皮膜面の光沢が良好で、充分な耐摩
性を有している反面、接触時のベタつき感があった。
又、35重量部の絹粉を配合した皮膜面は絹特有の滑らか
な接触抵抗と良好な光沢及び風合いがある反面、耐摩耗
性に難があり、皮膜面に強い力が作用した場合に、この
皮膜面にシワよれを生じ、又前記の皮膜をラミネ−トし
た製品では、表面がヨレた状態で下地の生地面が一部露
出することがあった。従って、前記の絹粉の配合量は3
〜30重量部が最適である。しかしながら、皮膜の成形樹
脂の種別、使用溶剤の配合量及び成形条件等によって前
記の絹粉の配合量を更に変更することもできる。
【0050】例4 トルエン 70重量部 6μm よりも微細な絹粉 15重量部 ポリ塩化ビニル樹脂 30重量部 この例4で作り出された塩ビ皮膜では光沢と絹特有の風
合があり、しかも柔軟性が増し、通例の塩ビ皮膜に比し
良好な肌触り感があり伸縮性が著しく増すと共に吸湿機
能がもたらされた。又前記配合量によって、皮膜の形成
がされた。
合があり、しかも柔軟性が増し、通例の塩ビ皮膜に比し
良好な肌触り感があり伸縮性が著しく増すと共に吸湿機
能がもたらされた。又前記配合量によって、皮膜の形成
がされた。
【0051】例5 トルエン 70重量部 6μm よりも微細な絹粉 15重量部 アクリル樹脂 30重量部 この例5の配合比率からなる樹脂溶液で皮膜を形成した
ところ同様に例4で作られた皮膜に比べて耐摩耗性に優
れ、且つ吸湿機能を有する皮膜とされた。
ところ同様に例4で作られた皮膜に比べて耐摩耗性に優
れ、且つ吸湿機能を有する皮膜とされた。
【0052】例6 トルエン 70重量部 6μm よりも微細な絹粉 15重量部 ポリ塩化ビニル樹脂 15重量部 アクリル樹脂 15重量部 この例6の配合比率からなる樹脂溶液を用いて形成した
皮膜は吸湿性と、接触抵抗とが良好で適度の肌触り感が
あった。
皮膜は吸湿性と、接触抵抗とが良好で適度の肌触り感が
あった。
【0053】例7 トルエン中で絹粉を粉砕し、この粉砕絹粉を有するトル
エンに二液反応タイプのウレタン塗料のポリエステルを
配合し、その後イソシアネートを添加配合してスプレー
ガンで膜厚0.002mmの塗膜を得た。この塗膜は艶
消し効果に優れ、手に触れたときの風合いはベトつき感
がなく良好であった。この実施例では、二液反応型ウレ
タン樹脂塗料中のポリエステルと絹粉との合計重量に対
する絹粉の量を10〜40重量%の範囲とした。この塗
膜は艶消し効果に優れ、手に触れたときこの風合いはベ
トつき感がなく良好であった。この実施例では、二液反
応型ウレタン樹脂塗料中のポリエステルと絹分との合計
重量に対する絹粉の量を10〜40重量%の範囲とし
た。
エンに二液反応タイプのウレタン塗料のポリエステルを
配合し、その後イソシアネートを添加配合してスプレー
ガンで膜厚0.002mmの塗膜を得た。この塗膜は艶
消し効果に優れ、手に触れたときの風合いはベトつき感
がなく良好であった。この実施例では、二液反応型ウレ
タン樹脂塗料中のポリエステルと絹粉との合計重量に対
する絹粉の量を10〜40重量%の範囲とした。この塗
膜は艶消し効果に優れ、手に触れたときこの風合いはベ
トつき感がなく良好であった。この実施例では、二液反
応型ウレタン樹脂塗料中のポリエステルと絹分との合計
重量に対する絹粉の量を10〜40重量%の範囲とし
た。
【0054】例8 液状ポリウレタン樹脂液(無黄変一液型ポリウレタン、
不揮発分30%)をメチルエチルケトンの混合材を用い
て20〜50poise(25℃)に調整し、このウレ
タン樹脂100重量部中に絹粉50重量部をトルエンと
共に混合し、100poise(25℃)となるように
撹拌配合した。この混合物をPIV板にスプレーガンで
吹きつけ100℃で1分間乾燥したところ吸湿性の良好
な、しかも艶消し効果の高い塗膜が得られた。
不揮発分30%)をメチルエチルケトンの混合材を用い
て20〜50poise(25℃)に調整し、このウレ
タン樹脂100重量部中に絹粉50重量部をトルエンと
共に混合し、100poise(25℃)となるように
撹拌配合した。この混合物をPIV板にスプレーガンで
吹きつけ100℃で1分間乾燥したところ吸湿性の良好
な、しかも艶消し効果の高い塗膜が得られた。
【0055】例9 ウレタン樹脂100 重量部中に絹粉40重量部を含む溶剤を
配合して得られた混合液を離型紙上にコーティングし、
乾燥後得られた0.006mm の厚さのフィルム状の皮膜を織
物基材に転写して張り合せた。このようにして作り出さ
れた織物の表面はベトつき感がなく、感触にも優れ絹特
有の風合を有していた。
配合して得られた混合液を離型紙上にコーティングし、
乾燥後得られた0.006mm の厚さのフィルム状の皮膜を織
物基材に転写して張り合せた。このようにして作り出さ
れた織物の表面はベトつき感がなく、感触にも優れ絹特
有の風合を有していた。
【0056】例10 離型紙上に絹粉を含む一液型ウレタン樹脂(絹粉含有の
メチルエチルケトンを溶剤とした不揮発分30重量%の混
合液)をコンマロールで塗布、乾燥し、更に、このコー
ティング層の上に、絹粉を含む二液型ウレタン樹脂(絹
粉含有のメチルエチルケトンを溶剤とした不揮発分50重
量%の混合液)を塗布、乾燥して積層皮膜を作り、この
積層皮膜を離型紙から引き剥すようにして、不織布の面
にラミネート接着した。このフィルム状のラミネート皮
膜の面を有する不織布の表面のベトつき感はなく、又絹
粉を含まないラミネート接着と同様の接着強度が得られ
た。
メチルエチルケトンを溶剤とした不揮発分30重量%の混
合液)をコンマロールで塗布、乾燥し、更に、このコー
ティング層の上に、絹粉を含む二液型ウレタン樹脂(絹
粉含有のメチルエチルケトンを溶剤とした不揮発分50重
量%の混合液)を塗布、乾燥して積層皮膜を作り、この
積層皮膜を離型紙から引き剥すようにして、不織布の面
にラミネート接着した。このフィルム状のラミネート皮
膜の面を有する不織布の表面のベトつき感はなく、又絹
粉を含まないラミネート接着と同様の接着強度が得られ
た。
【0057】
【発明の効果】本発明では、絹粉が溶剤によって夫々に
分離された状態で粉砕されることから、絹粉相互が直接
々触して融着し合うことがなく、粉砕に伴って絹粉に多
毛状の繊毛を生ずることがない。
分離された状態で粉砕されることから、絹粉相互が直接
々触して融着し合うことがなく、粉砕に伴って絹粉に多
毛状の繊毛を生ずることがない。
【0058】このことから絹素材の粉砕が容易になさ
れ、しかも粉砕粉が粒状とされた。
れ、しかも粉砕粉が粒状とされた。
【0059】又、絹粉の粉砕に際して磨砕あるいは衝撃
粉砕に伴う熱の発生が無く、熱変化に伴う絹粉相互の融
着あるいは品質劣化の不都合を生ずることがない。
粉砕に伴う熱の発生が無く、熱変化に伴う絹粉相互の融
着あるいは品質劣化の不都合を生ずることがない。
【0060】更に、溶剤で覆われた状態で絹が粉砕され
ることから、粉砕の過程において絹粉が乾燥したり、膨
潤したりすることがない。このことから絹粉の乾燥に伴
う親水性の阻害が無く、又膨潤に伴って絹粉が粘性を帯
びて粉砕が阻害される不都合もない。これらのことから
粒径が6μm よりも微細な範囲に属する絹粉を確実に、
しかも短時間で効率良く作り出すことができた。
ることから、粉砕の過程において絹粉が乾燥したり、膨
潤したりすることがない。このことから絹粉の乾燥に伴
う親水性の阻害が無く、又膨潤に伴って絹粉が粘性を帯
びて粉砕が阻害される不都合もない。これらのことから
粒径が6μm よりも微細な範囲に属する絹粉を確実に、
しかも短時間で効率良く作り出すことができた。
【0061】更に、この微細な粒状に粉砕された絹粉が
溶剤中に懸濁状に分散されていることからこれらの絹粉
が綿状に絡み合うことが無く、皮膜の成形樹脂との配合
が円滑、容易とされ、これらの樹脂混合液中に絹粉が均
一に分散される特長を有している。従って、叙上の6μ
m よりも微細な範囲に属する絹粉を含む樹脂混合液を用
いて皮膜を形成した場合、この皮膜中に絹粉が均一に分
散された状態で、この皮膜が形成される。このことか
ら、この皮膜に絹特有の吸放湿性、光沢及び風合と適度
の接触抵抗、及び強伸性がもたらされると共に静電気の
帯電が防止される特長を有している。
溶剤中に懸濁状に分散されていることからこれらの絹粉
が綿状に絡み合うことが無く、皮膜の成形樹脂との配合
が円滑、容易とされ、これらの樹脂混合液中に絹粉が均
一に分散される特長を有している。従って、叙上の6μ
m よりも微細な範囲に属する絹粉を含む樹脂混合液を用
いて皮膜を形成した場合、この皮膜中に絹粉が均一に分
散された状態で、この皮膜が形成される。このことか
ら、この皮膜に絹特有の吸放湿性、光沢及び風合と適度
の接触抵抗、及び強伸性がもたらされると共に静電気の
帯電が防止される特長を有している。
【0062】又、この皮膜に含まれる絹粉の粒径が6μ
m よりも微細であることから、この皮膜を薄く形成する
ことが可能とされた。特に皮膜としては0.006mm の厚さ
のものが作られ、形成された皮膜の面から混入絹粉が浮
き出したり、突き出したりすることがなく、肌触りが良
好で絹素材様の滑らかな面とされた。
m よりも微細であることから、この皮膜を薄く形成する
ことが可能とされた。特に皮膜としては0.006mm の厚さ
のものが作られ、形成された皮膜の面から混入絹粉が浮
き出したり、突き出したりすることがなく、肌触りが良
好で絹素材様の滑らかな面とされた。
【0063】又、形成される皮膜の面に絹粉が均一に露
呈していることから、この皮膜の面に吸着性が効果的に
もたらされ、良好な肌触り感がもたらされる。
呈していることから、この皮膜の面に吸着性が効果的に
もたらされ、良好な肌触り感がもたらされる。
【0064】更に、形成される皮膜の面から絹素材の一
部を溶出させた場合、この皮膜の面に数ミクロンの微少
な孔が無数に設けられることゝなり、形成されるフィル
ム等の面に特有の吸放湿機能、特に耐水透湿機能がもた
らされる特長を有している。
部を溶出させた場合、この皮膜の面に数ミクロンの微少
な孔が無数に設けられることゝなり、形成されるフィル
ム等の面に特有の吸放湿機能、特に耐水透湿機能がもた
らされる特長を有している。
【0065】又、叙上で形成された皮膜の面にサンディ
ング処理を施した場合、皮膜に含まれている絹粉の有す
る吸湿機能、耐水透湿機能と、良好な肌触り感及び絹様
の風合いが更に助長される。
ング処理を施した場合、皮膜に含まれている絹粉の有す
る吸湿機能、耐水透湿機能と、良好な肌触り感及び絹様
の風合いが更に助長される。
【0066】本発明に係る絹粉を用いた皮膜は叙上にお
ける特長ある内容から絹様の表装材として各種の衣料
品、家具あるいは鞄等の身の回り用品ないしは自動車の
内装材等に用いられる他、静電気を帯びない特性をいか
して各種の電子機器と、これらのオペレーター用のキー
ボード等に用いられる。又、叙上の絹粉を有する皮膜
は、絹粉を含まない通例の皮膜の形成方法と同一の方法
ないしは手法で作り出したり、用いたりすることがで
き、日常身の回りにある全ての商品、特に衣料品類の表
面化粧材等の手段として用いることができる。
ける特長ある内容から絹様の表装材として各種の衣料
品、家具あるいは鞄等の身の回り用品ないしは自動車の
内装材等に用いられる他、静電気を帯びない特性をいか
して各種の電子機器と、これらのオペレーター用のキー
ボード等に用いられる。又、叙上の絹粉を有する皮膜
は、絹粉を含まない通例の皮膜の形成方法と同一の方法
ないしは手法で作り出したり、用いたりすることがで
き、日常身の回りにある全ての商品、特に衣料品類の表
面化粧材等の手段として用いることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 粉又は粒又は短繊維状をなす絹素材がジ
メチルフォルムアミド、トルエン等の溶剤を媒体とした
湿式粉砕により粉砕され、この粉砕絹粉が6ミクロンよ
りも微細な粒径とされていると共に、この溶剤に含まれ
た粉砕絹粉が形成樹脂皮膜組成分の一部とされているこ
とを特徴とする樹脂皮膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8220742A JPH09118846A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 樹脂皮膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8220742A JPH09118846A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 樹脂皮膜 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12302488A Division JP2599287B2 (ja) | 1988-05-21 | 1988-05-21 | 絹の粉砕方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09118846A true JPH09118846A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=16755826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8220742A Pending JPH09118846A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 樹脂皮膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09118846A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20210387383A1 (en) * | 2020-06-16 | 2021-12-16 | Seiko Epson Corporation | Silk thread molded body, method for manufacturing silk thread molded body, and method for manufacturing cellulose fiber regenerated molded body |
-
1996
- 1996-08-05 JP JP8220742A patent/JPH09118846A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20210387383A1 (en) * | 2020-06-16 | 2021-12-16 | Seiko Epson Corporation | Silk thread molded body, method for manufacturing silk thread molded body, and method for manufacturing cellulose fiber regenerated molded body |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5153067A (en) | Collagen powder having good dispersion stability and use thereof as leather-like surface layer-forming agent | |
| US5820928A (en) | Fusible interlining and its manufacturing process | |
| CN101014646B (zh) | 改性粉末、含有该改性粉末的液态组合物、成形体及改性粉末的制造方法 | |
| JP2599287B2 (ja) | 絹の粉砕方法 | |
| JP2673880B2 (ja) | 樹脂フィルム | |
| JPH09118846A (ja) | 樹脂皮膜 | |
| JPH09118847A (ja) | 塗 料 | |
| JP2935705B2 (ja) | 粒状皮革粉及びその製造方法 | |
| JPH01293144A (ja) | セルロース系素材の粉砕方法、樹脂フィルム並びに樹脂皮膜及び塗料 | |
| JP2599286B2 (ja) | ゼラチンの粉砕方法 | |
| JPH01293143A (ja) | ゼラチン及び絹の粉砕方法、樹脂フィルム並びに樹脂皮膜及び塗料 | |
| JP2599285B2 (ja) | ゼラチンの粉砕方法 | |
| JP2751050B2 (ja) | 樹脂皮膜 | |
| JP2673881B2 (ja) | 樹脂フィルム | |
| JPH0920880A (ja) | 樹脂皮膜 | |
| JP2819120B2 (ja) | 塗 料 | |
| JP2751049B2 (ja) | 樹脂フィルム | |
| JPH0920829A (ja) | 塗 料 | |
| JP2526055B2 (ja) | 皮革様表面層を有する成形品 | |
| JP2564156B2 (ja) | 革粉と樹脂とから成形されるフィルム、シ−ト又は塗膜 | |
| JPH01297478A (ja) | ゼラチンの粉砕方法、樹脂フィルム並びに樹脂皮膜及び塗料 | |
| US5225536A (en) | Particles of gelatin and amino acid to be blended in resins | |
| JPS63237941A (ja) | 皮革様表面を有する製品 | |
| JP2561873B2 (ja) | 皮革粉含有組成物 | |
| JP2673812B2 (ja) | 透湿性防水布の製造方法 |