JPH09119073A - ゴム補強用ポリエステル繊維の処理方法 - Google Patents
ゴム補強用ポリエステル繊維の処理方法Info
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- JPH09119073A JPH09119073A JP7278667A JP27866795A JPH09119073A JP H09119073 A JPH09119073 A JP H09119073A JP 7278667 A JP7278667 A JP 7278667A JP 27866795 A JP27866795 A JP 27866795A JP H09119073 A JPH09119073 A JP H09119073A
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 操業性良く、工業的に容易に実施することが
でき、かつ、高い接着力を示し、高品質のゴム補強用ポ
リエステル繊維を与えるゴム補強用ポリエステル繊維の
処理方法を提供する。 【解決手段】 ポリエステル繊維を、脂肪族系ポリエポ
キシ化合物、平均粒度が1.0μm 以下で、粒度が 1.0μm
以下の粒子が50%以上を占めるブロックドポリイソシ
アネート化合物及びゴムラテックスを含む混合液からな
る第1処理液で処理し、熱処理した後、レゾルシンとホ
ルムアルデヒドとの初期縮合物及びゴムラテックスから
なる第2処理液で処理し、再度熱処理する。
でき、かつ、高い接着力を示し、高品質のゴム補強用ポ
リエステル繊維を与えるゴム補強用ポリエステル繊維の
処理方法を提供する。 【解決手段】 ポリエステル繊維を、脂肪族系ポリエポ
キシ化合物、平均粒度が1.0μm 以下で、粒度が 1.0μm
以下の粒子が50%以上を占めるブロックドポリイソシ
アネート化合物及びゴムラテックスを含む混合液からな
る第1処理液で処理し、熱処理した後、レゾルシンとホ
ルムアルデヒドとの初期縮合物及びゴムラテックスから
なる第2処理液で処理し、再度熱処理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ、コンベア
ベルト、Vベルト、ホース等のゴム製品の補強用に使用
されるポリエステル繊維の処理方法に関するものであ
る。
ベルト、Vベルト、ホース等のゴム製品の補強用に使用
されるポリエステル繊維の処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート及びこれを
主体とするポリエステル繊維は、強度、モジュラス、寸
法安定性等に優れ、ゴム類の補強用材料として広く使用
されている。しかしながら、ポリエステル繊維は、ゴム
との接着性が良好でないという欠点を有しており、従
来、ポリエステル繊維とゴムとの接着性を改良する方法
が種々提案されている。
主体とするポリエステル繊維は、強度、モジュラス、寸
法安定性等に優れ、ゴム類の補強用材料として広く使用
されている。しかしながら、ポリエステル繊維は、ゴム
との接着性が良好でないという欠点を有しており、従
来、ポリエステル繊維とゴムとの接着性を改良する方法
が種々提案されている。
【0003】その一例として、ポリエステル材料を、ポ
リエポキシ化合物、ブロックドポリイソシアネート化合
物及びゴムラテックスからなる第1処理液で処理し、次
いで、レゾルシンとホルムアルデヒドとの初期縮合物及
びゴムラテックスを混合して熟成させた液(RFL)か
らなる第2処理液で処理する方法がある(特公昭60−24
226号等)。
リエポキシ化合物、ブロックドポリイソシアネート化合
物及びゴムラテックスからなる第1処理液で処理し、次
いで、レゾルシンとホルムアルデヒドとの初期縮合物及
びゴムラテックスを混合して熟成させた液(RFL)か
らなる第2処理液で処理する方法がある(特公昭60−24
226号等)。
【0004】この方法は、ポリエステル繊維とゴムとの
接着性を改良するという点ではほぼ満足できるが、第1
処理液の安定性が悪く、調製後、長時間経過すると、沈
澱物を生じるという欠点があり、調製タンクからディッ
プ処理液への供給パイプに詰まりが発生して操業性が悪
いという問題があった。また、第1処理処理液のゴムラ
テックスとして、最も一般的なゴムラテックスであるビ
ニルピリジン・スチレン・ブタジエン系共重合ラテック
スを用いる場合、乾燥及び熱処理後のコードの粘着性が
高くなり、処理機のターンロール汚れが著しく、ロール
を頻繁に清掃することが必要で、工業的に実施すること
は困難であった。
接着性を改良するという点ではほぼ満足できるが、第1
処理液の安定性が悪く、調製後、長時間経過すると、沈
澱物を生じるという欠点があり、調製タンクからディッ
プ処理液への供給パイプに詰まりが発生して操業性が悪
いという問題があった。また、第1処理処理液のゴムラ
テックスとして、最も一般的なゴムラテックスであるビ
ニルピリジン・スチレン・ブタジエン系共重合ラテック
スを用いる場合、乾燥及び熱処理後のコードの粘着性が
高くなり、処理機のターンロール汚れが著しく、ロール
を頻繁に清掃することが必要で、工業的に実施すること
は困難であった。
【0005】また、特開平2−251680号公報には、第1
処理処理液のゴムラテックスとして、ビニルピリジン・
スチレン・ブタジエン系共重合ラテックス20〜80重量%
とアクリロニトリル・ブタジエン系共重合ラテックス80
〜20重量%とからなる混合ラテックスを使用する方法が
開示されている。しかし、この方法では、処理コードの
粘着性や処理機のターンロール汚れの問題の解消には効
果があるが、やはり第1処理液の安定性が悪いという問
題は残り、工業的に実施することは困難であった。
処理処理液のゴムラテックスとして、ビニルピリジン・
スチレン・ブタジエン系共重合ラテックス20〜80重量%
とアクリロニトリル・ブタジエン系共重合ラテックス80
〜20重量%とからなる混合ラテックスを使用する方法が
開示されている。しかし、この方法では、処理コードの
粘着性や処理機のターンロール汚れの問題の解消には効
果があるが、やはり第1処理液の安定性が悪いという問
題は残り、工業的に実施することは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、操業性良
く、工業的に容易に実施することができ、かつ、高い接
着力を示し、高品質のゴム補強用ポリエステル繊維を与
えるゴム補強用ポリエステル繊維の処理方法を提供しよ
うとするものである。
く、工業的に容易に実施することができ、かつ、高い接
着力を示し、高品質のゴム補強用ポリエステル繊維を与
えるゴム補強用ポリエステル繊維の処理方法を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するもので、その要旨は、次の通りである。ポリエ
ステル繊維を、脂肪族系ポリエポキシ化合物、平均粒度
が 1.0μm 以下で、粒度が 1.0μm 以下の粒子が50%以
上を占めるブロックドポリイソシアネート化合物及びゴ
ムラテックスを含む混合液からなる第1処理液で処理
し、熱処理した後、RFLからなる第2処理液で処理
し、再度熱処理することを特徴とするゴム補強用ポリエ
ステル繊維の処理方法。
解決するもので、その要旨は、次の通りである。ポリエ
ステル繊維を、脂肪族系ポリエポキシ化合物、平均粒度
が 1.0μm 以下で、粒度が 1.0μm 以下の粒子が50%以
上を占めるブロックドポリイソシアネート化合物及びゴ
ムラテックスを含む混合液からなる第1処理液で処理
し、熱処理した後、RFLからなる第2処理液で処理
し、再度熱処理することを特徴とするゴム補強用ポリエ
ステル繊維の処理方法。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明におけるポリエステル繊維は、ポリエチレ
ンテレフタレート及びこれを主体とするポリエステルか
らなるフィラメント糸、撚糸、コード、織物、不織布等
の形態のものである。
する。本発明におけるポリエステル繊維は、ポリエチレ
ンテレフタレート及びこれを主体とするポリエステルか
らなるフィラメント糸、撚糸、コード、織物、不織布等
の形態のものである。
【0009】まず、本発明における第1処理液について
説明する。
説明する。
【0010】第1処理液に配合されるポリエポキシ化合
物としては、接着性能及び分散性の点で優れている脂肪
族系ポリエポキシ化合物が用いられる。芳香族系ポリエ
ポキシ化合物を用いると接着性能の点では問題ないが、
分散性が悪く、第1処理液の安定性が悪くなる。脂肪族
系ポリエポキシ化合物は、1分子中に2個以上のエポキ
シ基を有する脂肪族系化合物であり、具体例としては、
グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル等の多価アルコール類とエピクロルヒドリンのような
ハロゲン含有エポキシ化合物との反応物がある。
物としては、接着性能及び分散性の点で優れている脂肪
族系ポリエポキシ化合物が用いられる。芳香族系ポリエ
ポキシ化合物を用いると接着性能の点では問題ないが、
分散性が悪く、第1処理液の安定性が悪くなる。脂肪族
系ポリエポキシ化合物は、1分子中に2個以上のエポキ
シ基を有する脂肪族系化合物であり、具体例としては、
グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル等の多価アルコール類とエピクロルヒドリンのような
ハロゲン含有エポキシ化合物との反応物がある。
【0011】そして、脂肪族系ポリエポキシ化合物の配
合量は、第1処理液の固形分の5〜40重量%が適当であ
る。
合量は、第1処理液の固形分の5〜40重量%が適当であ
る。
【0012】次に、ブロックドポリイソシアネート化合
物としては、トリレンジイソシアネート、メタフェニレ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリフェニルメ
タントリイソシアネート等のポリイソシアネート化合物
をブロック剤でブロックした化合物が挙げられる。ブロ
ック剤としては、フェノール、クレゾール、レゾルシン
等のフェノール類、ε−カプロラクタム、δ−バレロラ
クタム等のラクタム類、アセトオキシム、メチルエチル
ケトオキシム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシム
類及びエチレンイミン等が挙げられるが、ラクタム類、
特にε−カプロラクタムが好ましい。
物としては、トリレンジイソシアネート、メタフェニレ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリフェニルメ
タントリイソシアネート等のポリイソシアネート化合物
をブロック剤でブロックした化合物が挙げられる。ブロ
ック剤としては、フェノール、クレゾール、レゾルシン
等のフェノール類、ε−カプロラクタム、δ−バレロラ
クタム等のラクタム類、アセトオキシム、メチルエチル
ケトオキシム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシム
類及びエチレンイミン等が挙げられるが、ラクタム類、
特にε−カプロラクタムが好ましい。
【0013】そして、ブロックドポリイソシアネート化
合物は、平均粒度が 1.0μm 以下で、粒度が 1.0μm 以
下の粒子が50%以上を占めるものであることが必要であ
る。このような粒度のものを用いることにより、分散性
が良好で、第1処理液の安定性が良好となり、かつ、優
れた接着性能を示すようになる。
合物は、平均粒度が 1.0μm 以下で、粒度が 1.0μm 以
下の粒子が50%以上を占めるものであることが必要であ
る。このような粒度のものを用いることにより、分散性
が良好で、第1処理液の安定性が良好となり、かつ、優
れた接着性能を示すようになる。
【0014】ブロックドポリイソシアネート化合物の配
合量は、第1処理液の固形分の10〜50重量%が適当であ
る。
合量は、第1処理液の固形分の10〜50重量%が適当であ
る。
【0015】また、ゴムラテックスとしては、ビニルピ
リジン・スチレン・ブタジエン系共重合ラテックス(V
Pラテックス)とアクリロニトリル・ブタジエン系共重
合ラテックス(NBRラテックス)との混合物が好まし
く用いられる。そして、VPラテックスとNBRラテッ
クスとの混合割合は、重量比で70/30〜30/70とするの
が適当である。このような混合ラテックスを用いると、
接着性が良好である共に、処理コードの粘着性がなく、
処理機のターンロールの汚れが少なくなる。
リジン・スチレン・ブタジエン系共重合ラテックス(V
Pラテックス)とアクリロニトリル・ブタジエン系共重
合ラテックス(NBRラテックス)との混合物が好まし
く用いられる。そして、VPラテックスとNBRラテッ
クスとの混合割合は、重量比で70/30〜30/70とするの
が適当である。このような混合ラテックスを用いると、
接着性が良好である共に、処理コードの粘着性がなく、
処理機のターンロールの汚れが少なくなる。
【0016】VPラテックスとしては、「ピラテックス
J-1904」(住友ダウ社商品名)、「JSR-0652」(日本合
成ゴム社商品名)、「ニッポール2518FS」、「ニッポー
ル2518GL」(日本ゼオン社商品名)等、NBRラテック
スとしては、「ニッポール1562」、「ニッポールLX-51
3」(日本ゼオン社商品名)等がある。
J-1904」(住友ダウ社商品名)、「JSR-0652」(日本合
成ゴム社商品名)、「ニッポール2518FS」、「ニッポー
ル2518GL」(日本ゼオン社商品名)等、NBRラテック
スとしては、「ニッポール1562」、「ニッポールLX-51
3」(日本ゼオン社商品名)等がある。
【0017】第1処理液は、固形分濃度5〜20重量%の
ものが適当であり、繊維に対して固形分付着量が 0.2〜
3.0 重量%となるように付与される。
ものが適当であり、繊維に対して固形分付着量が 0.2〜
3.0 重量%となるように付与される。
【0018】第1処理液で処理された繊維は、通常、80
〜170 ℃で、 0.5〜5分間乾燥された後、 200〜250 ℃
で、0.5 〜5分間熱処理される。
〜170 ℃で、 0.5〜5分間乾燥された後、 200〜250 ℃
で、0.5 〜5分間熱処理される。
【0019】第1処理液で処理し、熱処理された繊維
は、次にRFLからなる第2処理液で処理される。
は、次にRFLからなる第2処理液で処理される。
【0020】RFLは、一般に使用されているものでよ
い。例えば、レゾルシンとホルムアルデヒドとをモル比
1:0.5 〜6、好ましくは1:1〜3で、アルカリ又は
酸性触媒を用いて縮合させた初期縮合物とゴムラテック
スとを固形分重量比で1/1〜15、 好ましくは1/3〜
12の割合で混合することにより調製される。ゴムラテッ
クスの割合が少なすぎると、処理コードが硬化したり、
接着性能が低下したりし、多すぎると、処理コードの粘
着性が増してトラブルを起こすと共に、満足な接着力が
得られない。
い。例えば、レゾルシンとホルムアルデヒドとをモル比
1:0.5 〜6、好ましくは1:1〜3で、アルカリ又は
酸性触媒を用いて縮合させた初期縮合物とゴムラテック
スとを固形分重量比で1/1〜15、 好ましくは1/3〜
12の割合で混合することにより調製される。ゴムラテッ
クスの割合が少なすぎると、処理コードが硬化したり、
接着性能が低下したりし、多すぎると、処理コードの粘
着性が増してトラブルを起こすと共に、満足な接着力が
得られない。
【0021】第2処理液におけるゴムラッテクスとして
は、前記VPラテックスやNBRラテックスの他、スチ
レン・ブタジエン系共重合ラテックス、クロロプレンゴ
ムラテックス、天然ゴムラテックス、クロロスルホン化
ポリエチレンラテックス、ポリブタジエンラテックス等
を使用することができる。
は、前記VPラテックスやNBRラテックスの他、スチ
レン・ブタジエン系共重合ラテックス、クロロプレンゴ
ムラテックス、天然ゴムラテックス、クロロスルホン化
ポリエチレンラテックス、ポリブタジエンラテックス等
を使用することができる。
【0022】第2処理液には、接着性をさらに向上させ
る化合物、例えば、4,4′−ジフェニルメタンビスエチ
レン尿素等のエチレン尿素化合物をRFLの固形分に対
して2〜20重量%添加してもよい。
る化合物、例えば、4,4′−ジフェニルメタンビスエチ
レン尿素等のエチレン尿素化合物をRFLの固形分に対
して2〜20重量%添加してもよい。
【0023】第2処理液は、固形分濃度8〜25重量%の
ものが適当であり、繊維に対し、固形分付着量が2〜6
重量%となるように付与される。
ものが適当であり、繊維に対し、固形分付着量が2〜6
重量%となるように付与される。
【0024】第2処理液で処理された繊維は、通常、80
〜170 ℃で、 0.5〜5分間で乾燥された後、 200〜255
℃で、 0.5〜5分間熱処理される。
〜170 ℃で、 0.5〜5分間で乾燥された後、 200〜255
℃で、 0.5〜5分間熱処理される。
【0025】本発明の方法で処理されたポリエステル繊
維は、天然ゴム又は合成ゴムを主体としたゴム組成物中
に埋め込まれ、加圧下に加熱して加硫され、ゴムと接着
される。
維は、天然ゴム又は合成ゴムを主体としたゴム組成物中
に埋め込まれ、加圧下に加熱して加硫され、ゴムと接着
される。
【0026】
【実施例】次に、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、「部」は重量部を意味し、測定、評価法は次
の通りである。 (1) ブロックドポリイソシアネート化合物の粒度分布 島津遠心沈降式粒度分布測定装置SA−CP2型を用
い、試料濃度 1.118g/cm3 、溶媒密度0.9972g/c
m3 、粘性係数 0.905cp、液面位置3cm、回転数1800rpm
の条件で測定する。 (2) 固形分濃度 重量既知の磁性ルツボに、試料(アンモニア水溶液)4
〜5gを精秤、採取し、ウォーターバス上で蒸発乾固し
た後、 120℃で1時間乾燥し、デシケーター中で冷却
後、秤量して残渣の量を求め、固形分濃度を算出する。 (3) 第1処理液の安定性 第1処理液を調製した後、一定時間室温で放置し、沈殿
物の発生状況を観察して、次の3段階で評価する。 ○:沈殿物がなく、良好。 △:沈殿物が僅かにあり、やや良好。 ×:沈殿物が多量にあり、不良。 (4) コードの強力 オートグラフを使用して、JIS-L-1017(1983)に準じて測
定する。 (5) コードの柔軟度 ガーレー式スティフネス試験器を使用して測定する。
(値が大きい程コードが硬いことを示す。) (6) 接着力 表1に示した組成のゴム配合物中にコードを埋め込み、
150℃で30分間加硫し、JIS-L-1017(1983)の接着力−A
表に準じて測定する。
る。なお、「部」は重量部を意味し、測定、評価法は次
の通りである。 (1) ブロックドポリイソシアネート化合物の粒度分布 島津遠心沈降式粒度分布測定装置SA−CP2型を用
い、試料濃度 1.118g/cm3 、溶媒密度0.9972g/c
m3 、粘性係数 0.905cp、液面位置3cm、回転数1800rpm
の条件で測定する。 (2) 固形分濃度 重量既知の磁性ルツボに、試料(アンモニア水溶液)4
〜5gを精秤、採取し、ウォーターバス上で蒸発乾固し
た後、 120℃で1時間乾燥し、デシケーター中で冷却
後、秤量して残渣の量を求め、固形分濃度を算出する。 (3) 第1処理液の安定性 第1処理液を調製した後、一定時間室温で放置し、沈殿
物の発生状況を観察して、次の3段階で評価する。 ○:沈殿物がなく、良好。 △:沈殿物が僅かにあり、やや良好。 ×:沈殿物が多量にあり、不良。 (4) コードの強力 オートグラフを使用して、JIS-L-1017(1983)に準じて測
定する。 (5) コードの柔軟度 ガーレー式スティフネス試験器を使用して測定する。
(値が大きい程コードが硬いことを示す。) (6) 接着力 表1に示した組成のゴム配合物中にコードを埋め込み、
150℃で30分間加硫し、JIS-L-1017(1983)の接着力−A
表に準じて測定する。
【0027】
【表1】
【0028】実施例1〜4及び比較例1〜3 〔第1処理液の調製〕
【0029】処理液A 水 395部に界面活性剤:ジオクチルスルホサクシネート
のNa塩 0.2部及び脂肪族系ポリエボキシ化合物:「デ
ナコールEX−512 」 (ポリグリセロールポリグリシジ
ルエーテル、ナガセ化成工業社商品名) 6部を加えて攪
拌し、固形分濃度8重量%の均一な分散液とした。次い
で、これにブロックドポリイソシアネート化合物(平均
粒度が 0.780μmで、 1.0μm 以下の粒子が62.9%のも
の) の25重量%水分散液:「DM-303」 (明成化学工業
社試作品) 56部、VPラテックス:「ニッポール2518G
L」(日本ゼオン社商品名、固形分濃度41重量%) 19.6
部を加えて攪拌して均一な分散液とした。
のNa塩 0.2部及び脂肪族系ポリエボキシ化合物:「デ
ナコールEX−512 」 (ポリグリセロールポリグリシジ
ルエーテル、ナガセ化成工業社商品名) 6部を加えて攪
拌し、固形分濃度8重量%の均一な分散液とした。次い
で、これにブロックドポリイソシアネート化合物(平均
粒度が 0.780μmで、 1.0μm 以下の粒子が62.9%のも
の) の25重量%水分散液:「DM-303」 (明成化学工業
社試作品) 56部、VPラテックス:「ニッポール2518G
L」(日本ゼオン社商品名、固形分濃度41重量%) 19.6
部を加えて攪拌して均一な分散液とした。
【0030】処理液B ブロックドポリイソシアネート化合物として、「DM-3
0A」 (明成化学工業社試作品、平均粒度が 0.860μm
で、 1.0μm 以下の粒子が59.9%のもの)を使用した以
外は処理液Aと同様にして処理液Bを得た。
0A」 (明成化学工業社試作品、平均粒度が 0.860μm
で、 1.0μm 以下の粒子が59.9%のもの)を使用した以
外は処理液Aと同様にして処理液Bを得た。
【0031】処理液C ブロックドポリイソシアネート化合物として、「DM-3
0B」 (明成化学工業社試作品、平均粒度が 0.967μm
で、 1.0μm 以下の粒子が51.2%のもの)を使用した以
外は処理液Aと同様にして処理液Cを得た。
0B」 (明成化学工業社試作品、平均粒度が 0.967μm
で、 1.0μm 以下の粒子が51.2%のもの)を使用した以
外は処理液Aと同様にして処理液Cを得た。
【0032】処理液D ブロックドポリイソシアネート化合物として、「DM-3
0C」 (明成化学工業社試作品、平均粒度が 1.059μm
で、 1.0μm 以下の粒子が48.0%のもの)を使用した以
外は処理液Aと同様にして処理液Dを得た。
0C」 (明成化学工業社試作品、平均粒度が 1.059μm
で、 1.0μm 以下の粒子が48.0%のもの)を使用した以
外は処理液Aと同様にして処理液Dを得た。
【0033】処理液E ブロックドポリイソシアネート化合物として、「DM-3
0 」 (明成化学工業社試作品、平均粒度が 0.967μm
で、 1.0μm 以下の粒子が29.0%のもの)を使用した以
外は処理液Aと同様にして処理液Eを得た。
0 」 (明成化学工業社試作品、平均粒度が 0.967μm
で、 1.0μm 以下の粒子が29.0%のもの)を使用した以
外は処理液Aと同様にして処理液Eを得た。
【0034】処理液F ブロックドポリイソシアネート化合物として、「プロミ
ネートXC-939」 (武田薬品工業社商品名、平均粒度が
2.050μm で、 1.0μm 以下の粒子が30.0%のもの)を
使用した以外は処理液Aと同様にして処理液Fを得た。
ネートXC-939」 (武田薬品工業社商品名、平均粒度が
2.050μm で、 1.0μm 以下の粒子が30.0%のもの)を
使用した以外は処理液Aと同様にして処理液Fを得た。
【0035】処理液A〜Fにおけるブロックドポリイソ
シアネート化合物(BPIC)の粒度分布と処理液の安
定性を評価した結果を表2に示す。なお、処理液A〜F
におけるBPICは、ジフェニルメタン−4,4′−ジイ
ソシアネートをε−カプロラクタムでブロックしたもの
である。
シアネート化合物(BPIC)の粒度分布と処理液の安
定性を評価した結果を表2に示す。なお、処理液A〜F
におけるBPICは、ジフェニルメタン−4,4′−ジイ
ソシアネートをε−カプロラクタムでブロックしたもの
である。
【0036】
【表2】
【0037】〔第2処理液の調製〕水 231部に10%水酸
化ナトリウム水溶液 3.2部を加えた後、レゾルシン10.9
部を添加し、撹拌、溶解した。次いで37%ホルムアルデ
ヒド水溶液16.2部を加え、5分間撹拌し、25℃で6時間
反応させた。得られた反応液を固形分濃度41%のVPラ
テックス:「ニッポール2518GL」250.3 部、28%アンモ
ニア水11.2部及び水 238部を加え、5分間撹拌混合した
後、25℃で18時間熟成させ、固形分濃度16重量%のRF
Lとした。
化ナトリウム水溶液 3.2部を加えた後、レゾルシン10.9
部を添加し、撹拌、溶解した。次いで37%ホルムアルデ
ヒド水溶液16.2部を加え、5分間撹拌し、25℃で6時間
反応させた。得られた反応液を固形分濃度41%のVPラ
テックス:「ニッポール2518GL」250.3 部、28%アンモ
ニア水11.2部及び水 238部を加え、5分間撹拌混合した
後、25℃で18時間熟成させ、固形分濃度16重量%のRF
Lとした。
【0038】〔コードの処理〕1500d/378fのポリエチ
レンテレフタレート延伸糸2本を、下撚40回/10cm、上
撚40回/10cmの撚数で撚糸してコードとし、リッツラー
社製コンピュートリーターを用いて、上記の方法で調製
した第1処理液に浸漬(固形分付着量 1.6重量%)し、
140℃で70秒間乾燥した後、 230℃で60秒間熱処理し
た。次いで、上記の方法で調製した第2処理液に浸漬
(固形分付着量 2.7重量%)し、 140℃で70秒間乾燥し
た後、 230℃で60秒間熱処理した。このようにして得ら
れた処理コードの性能等を表3に示す。なお、実施例4
では、第1処理液として、処理液Aを調製後、室温で72
時間放置した後、使用した。
レンテレフタレート延伸糸2本を、下撚40回/10cm、上
撚40回/10cmの撚数で撚糸してコードとし、リッツラー
社製コンピュートリーターを用いて、上記の方法で調製
した第1処理液に浸漬(固形分付着量 1.6重量%)し、
140℃で70秒間乾燥した後、 230℃で60秒間熱処理し
た。次いで、上記の方法で調製した第2処理液に浸漬
(固形分付着量 2.7重量%)し、 140℃で70秒間乾燥し
た後、 230℃で60秒間熱処理した。このようにして得ら
れた処理コードの性能等を表3に示す。なお、実施例4
では、第1処理液として、処理液Aを調製後、室温で72
時間放置した後、使用した。
【0039】
【表3】
【0040】本発明の実施例1〜4で使用した第1処理
液である処理液A〜Cは、安定性が良好で、操業上、何
ら問題がなく、処理コードの強力、柔軟度、接着力のす
べてにおいて良好であった。これに対して、比較例1〜
3で使用した第1処理液である処理液D〜Fは、安定性
が悪く、調製後、長時間経過すると沈殿物が発生し、処
理液タンクからディップ浴間のパイプに詰まりが生じ、
これらを使用して工業的にディップ処理を行うことは困
難であった。
液である処理液A〜Cは、安定性が良好で、操業上、何
ら問題がなく、処理コードの強力、柔軟度、接着力のす
べてにおいて良好であった。これに対して、比較例1〜
3で使用した第1処理液である処理液D〜Fは、安定性
が悪く、調製後、長時間経過すると沈殿物が発生し、処
理液タンクからディップ浴間のパイプに詰まりが生じ、
これらを使用して工業的にディップ処理を行うことは困
難であった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、操業性良く、工業的に
容易に実施することができ、かつ、高い接着力を示し、
高品質のゴム補強用ポリエステル繊維を与えるゴム補強
用ポリエステル繊維の処理方法が提供される。
容易に実施することができ、かつ、高い接着力を示し、
高品質のゴム補強用ポリエステル繊維を与えるゴム補強
用ポリエステル繊維の処理方法が提供される。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエステル繊維を、脂肪族系ポリエポ
キシ化合物、平均粒度が 1.0μm 以下で、粒度が 1.0μ
m 以下の粒子が50%以上を占めるブロックドポリイソシ
アネート化合物及びゴムラテックスを含む混合液からな
る第1処理液で処理し、熱処理した後、レゾルシンとホ
ルムアルデヒドとの初期縮合物及びゴムラテックスから
なる第2処理液で処理し、再度熱処理することを特徴と
するゴム補強用ポリエステル繊維の処理方法。 - 【請求項2】 ブロックドポリイソシアネート化合物が
ポリイソシアネート化合物をε−カプロラクタムでブロ
ックした化合物である請求項1記載のポリエステル繊維
の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7278667A JPH09119073A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | ゴム補強用ポリエステル繊維の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7278667A JPH09119073A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | ゴム補強用ポリエステル繊維の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09119073A true JPH09119073A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17600488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7278667A Pending JPH09119073A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | ゴム補強用ポリエステル繊維の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09119073A (ja) |
-
1995
- 1995-10-26 JP JP7278667A patent/JPH09119073A/ja active Pending
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