JPH09120301A - 回転体制御用フィルタ回路 - Google Patents
回転体制御用フィルタ回路Info
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- JPH09120301A JPH09120301A JP23131996A JP23131996A JPH09120301A JP H09120301 A JPH09120301 A JP H09120301A JP 23131996 A JP23131996 A JP 23131996A JP 23131996 A JP23131996 A JP 23131996A JP H09120301 A JPH09120301 A JP H09120301A
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Landscapes
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶対値が極めて接近した逆の符号の二つのモ
ードの分離を容易に可能にする回転体の制御回路を提供
する。 【解決手段】 x,y軸関連の入力信号を一つの複素変
数(U)で表現し、実数係数のローパスまたはハイパス
フィルタの伝達関数をF(s)、通過または阻止したい正
負を問わない中心角周波数をω、虚数単位をj、該伝達
関数F(s)のsを(s−jω)に置き換えた複素伝達関数
をF(s−jω)とし、該入力Uが該複素伝達関数F(s
−jω)を通過した該x,y軸関連の出力信号を一つの
複素変数(V)で表現して得られる伝達表現式U ・F(s−jω)=V において、F(s−jω)の分母を該表現式の両辺に乗
じ、該伝達表現式の実数部と虚数部がそれぞれ等しくな
るように実数係数の伝達要素で接続した。
ードの分離を容易に可能にする回転体の制御回路を提供
する。 【解決手段】 x,y軸関連の入力信号を一つの複素変
数(U)で表現し、実数係数のローパスまたはハイパス
フィルタの伝達関数をF(s)、通過または阻止したい正
負を問わない中心角周波数をω、虚数単位をj、該伝達
関数F(s)のsを(s−jω)に置き換えた複素伝達関数
をF(s−jω)とし、該入力Uが該複素伝達関数F(s
−jω)を通過した該x,y軸関連の出力信号を一つの
複素変数(V)で表現して得られる伝達表現式U ・F(s−jω)=V において、F(s−jω)の分母を該表現式の両辺に乗
じ、該伝達表現式の実数部と虚数部がそれぞれ等しくな
るように実数係数の伝達要素で接続した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高速回転機
に使用する磁気軸受を制御する場合に用いられる回転体
制御用フィルタ回路、制御回路または制御方式に関す
る。
に使用する磁気軸受を制御する場合に用いられる回転体
制御用フィルタ回路、制御回路または制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気軸受で支持される回転体の回転軸
は、一般に回転体の重心の運動(並進運動)と重心まわり
傾き運動(姿勢運動)の振れ回り現象を伴う。このような
振れ回り現象を抑制するために、位置や速度、傾き角等
の状態量を検出し、これをもとに電磁石に与える電流を
制御するようにしている。このような制御の手段とし
て、例えば、センサで検出された回転軸に直交するラジ
アル2軸、x、y軸関連の状態量を、制御の目的に適合
する伝達関数を持つ制御回路に通すことにより、所定の
出力信号を得る方法、あるいは、オブザーバと呼ばれる
状態量推定器を用いる方法などがある。その際に、制御
回路は従来、実数係数の伝達関数を基本として設計・構
築されていた。
は、一般に回転体の重心の運動(並進運動)と重心まわり
傾き運動(姿勢運動)の振れ回り現象を伴う。このような
振れ回り現象を抑制するために、位置や速度、傾き角等
の状態量を検出し、これをもとに電磁石に与える電流を
制御するようにしている。このような制御の手段とし
て、例えば、センサで検出された回転軸に直交するラジ
アル2軸、x、y軸関連の状態量を、制御の目的に適合
する伝達関数を持つ制御回路に通すことにより、所定の
出力信号を得る方法、あるいは、オブザーバと呼ばれる
状態量推定器を用いる方法などがある。その際に、制御
回路は従来、実数係数の伝達関数を基本として設計・構
築されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の振
動抑制法では、絶対値が等しいか極めて近い相互に逆符
号の振動モードを分離することが困難であった。回転体
の柔軟モードにおいては、絶対値が極めて接近した逆の
符号の二つのモードが存在する場合が多い。その内で片
方のモードは何らかの原因で減衰が十分与えられている
ので、そのモードは触らないで欲しいが、残されたもう
一つのモードだけが不安定である場合には、不安定モー
ドだけを選択する必要がある。しかしながら、上記のよ
うな従来の方法では、そのモードだけを選択することが
できないので、両モードを同時に制御することになり、
触らなくてよいモードに悪影響が出ることがあった。
動抑制法では、絶対値が等しいか極めて近い相互に逆符
号の振動モードを分離することが困難であった。回転体
の柔軟モードにおいては、絶対値が極めて接近した逆の
符号の二つのモードが存在する場合が多い。その内で片
方のモードは何らかの原因で減衰が十分与えられている
ので、そのモードは触らないで欲しいが、残されたもう
一つのモードだけが不安定である場合には、不安定モー
ドだけを選択する必要がある。しかしながら、上記のよ
うな従来の方法では、そのモードだけを選択することが
できないので、両モードを同時に制御することになり、
触らなくてよいモードに悪影響が出ることがあった。
【0004】また、高速回転体の制御において、回転体
の回転速度付近の狭い帯域幅だけを通過または阻止する
ためのフィルタ回路には、静止座標から回転体座標へ座
標変換して回転速度をゼロに置換して急峻な特性を得る
のが従来の方法であった。そのためには、特公平2−421
25号公報に開示されているように、低域フィルタのほか
に回転体の回転角度に対応する正余弦関数を発生して構
成した座標変換回路を2組構成する必要があった。
の回転速度付近の狭い帯域幅だけを通過または阻止する
ためのフィルタ回路には、静止座標から回転体座標へ座
標変換して回転速度をゼロに置換して急峻な特性を得る
のが従来の方法であった。そのためには、特公平2−421
25号公報に開示されているように、低域フィルタのほか
に回転体の回転角度に対応する正余弦関数を発生して構
成した座標変換回路を2組構成する必要があった。
【0005】また、上記の従来の方法では、位相をゲイ
ンと同様に周波数に無関係に任意の値に調整することは
不可能とされてきた。
ンと同様に周波数に無関係に任意の値に調整することは
不可能とされてきた。
【0006】本発明は、絶対値が等しいか極めて接近し
た逆の符号の二つのモードの分離を容易に可能にする回
転体の制御回路を提供し、また、ゲインと位相を周波数
に無関係に調整することができる制御回路を提供するこ
とを目的とするものである。
た逆の符号の二つのモードの分離を容易に可能にする回
転体の制御回路を提供し、また、ゲインと位相を周波数
に無関係に調整することができる制御回路を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】ところで、従来のローパスまたはハイパス
フィルタは信号の角周波数Ωに正負の区別がなく、周波
数の負の領域までも含めれば、原点すなわち周波数ゼロ
に対して対称のゲイン特性を持っていた。このことはゼ
ロを中心周波数とするバンドパスまたはバンド阻止フィ
ルタとして利用していたことになる。従って図16に示
すように折れ点角周波数(a,b)が高いほど帯域幅が
広くなったことになり、横座標を角周波数の対数目盛lo
gΩではなく、線形目盛りにしたときの急峻なゲイン特
性を得ることが困難であった。
フィルタは信号の角周波数Ωに正負の区別がなく、周波
数の負の領域までも含めれば、原点すなわち周波数ゼロ
に対して対称のゲイン特性を持っていた。このことはゼ
ロを中心周波数とするバンドパスまたはバンド阻止フィ
ルタとして利用していたことになる。従って図16に示
すように折れ点角周波数(a,b)が高いほど帯域幅が
広くなったことになり、横座標を角周波数の対数目盛lo
gΩではなく、線形目盛りにしたときの急峻なゲイン特
性を得ることが困難であった。
【0008】通常のボード線図のゲイン特性では、一
見、折れ線近似の傾斜(dB/dec)はどの周波数領域でも同
一であるが、折れ点が高い周波数ほど横座標の、対数で
はない周波数の変化(増分)がはるかに大きくなってしま
うことからも容易に理解されるであろう。例えば、折れ
点周波数が10と1000では、1decあたりの変化は、前者が
100−10=90、後者が10000−1000=9000であるから、同一
の傾斜でも線形目盛りでは前者が100倍の急峻な傾斜と
なる。
見、折れ線近似の傾斜(dB/dec)はどの周波数領域でも同
一であるが、折れ点が高い周波数ほど横座標の、対数で
はない周波数の変化(増分)がはるかに大きくなってしま
うことからも容易に理解されるであろう。例えば、折れ
点周波数が10と1000では、1decあたりの変化は、前者が
100−10=90、後者が10000−1000=9000であるから、同一
の傾斜でも線形目盛りでは前者が100倍の急峻な傾斜と
なる。
【0009】回転体の制御においては、ラジアルの直交
2軸から制御するので、x軸関連の信号は実数、y軸関
連の信号はjを乗じた虚数を使った複素変数を利用する
場合が多い。複素係数を含む複素係数伝達関数はその場
合の極めて有効な手段である。このような複素系では周
波数の正負は峻別すべきものであり、系の特性根は必ず
しも共役根にはならない。
2軸から制御するので、x軸関連の信号は実数、y軸関
連の信号はjを乗じた虚数を使った複素変数を利用する
場合が多い。複素係数を含む複素係数伝達関数はその場
合の極めて有効な手段である。このような複素系では周
波数の正負は峻別すべきものであり、系の特性根は必ず
しも共役根にはならない。
【0010】例えば、1次のローパスフィルタa/(a+
s)ではaが折れ点角周波数であり、同時にゼロが中心
角周波数であると考えても良い。従って、複素系では中
心角周波数をゼロに限定せず、例えばωとすればa/
{a+(s-jω)}が対称点をωとする複素係数伝達関数
に変わる。同時にaはゼロからではなく、ωからの距離
または通過帯域の半分である。ωが高い値でも、これが
原点に戻された形となるので、前述の例ではωを1000、
aを10に選べばその折れ線の傾斜が対数目盛りで約100
倍の急峻さが得られ、もちろんωの反対側の(ω-a)も
折れ点となり、細い急峻なバンドパス特性が得られる
(図17)。また、ある特定の角周波数の間だけ位相を鋭
く±180°変えることは従来は不可能とされていた。
本発明は、上記のような知見に基づいてなされたもので
ある。
s)ではaが折れ点角周波数であり、同時にゼロが中心
角周波数であると考えても良い。従って、複素系では中
心角周波数をゼロに限定せず、例えばωとすればa/
{a+(s-jω)}が対称点をωとする複素係数伝達関数
に変わる。同時にaはゼロからではなく、ωからの距離
または通過帯域の半分である。ωが高い値でも、これが
原点に戻された形となるので、前述の例ではωを1000、
aを10に選べばその折れ線の傾斜が対数目盛りで約100
倍の急峻さが得られ、もちろんωの反対側の(ω-a)も
折れ点となり、細い急峻なバンドパス特性が得られる
(図17)。また、ある特定の角周波数の間だけ位相を鋭
く±180°変えることは従来は不可能とされていた。
本発明は、上記のような知見に基づいてなされたもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転体の回転軸(z軸)と直交するラジアル2軸
(x,y軸)を電磁力等で制御する系において、該x,y
軸関連の入力信号(そのラプラス変換量をそれぞれUx,
Uy)を一つの複素変数(U=Ux+jUy)で表現し、
実数係数のローパスまたはハイパスフィルタの伝達関数
をF(s)、通過または阻止したい正負を問わない中心角
周波数をω、虚数単位をj、該伝達関数F(s)のラプラ
ス演算子sを(s−jω)に置き換えた複素係数伝達関数
をF(s−jω)とし、該入力Uが該複素係数伝達関数F
(s−jω)を通過した該x,y軸関連の出力信号(その
ラプラス変換量をそれぞれVx,Vy)を一つの複素変数
(V=Vx+jVy)で表現して得られる伝達表現式 U・F(s−jω)=V ( 1) において、F(s−jω)の分母を該表現式の両辺に乗じ
た後の該伝達表現式の実数部と虚数部がそれぞれ等しく
なるように実数係数の伝達要素で接続したことを特徴と
する回転体制御用フィルタ回路である。
は、回転体の回転軸(z軸)と直交するラジアル2軸
(x,y軸)を電磁力等で制御する系において、該x,y
軸関連の入力信号(そのラプラス変換量をそれぞれUx,
Uy)を一つの複素変数(U=Ux+jUy)で表現し、
実数係数のローパスまたはハイパスフィルタの伝達関数
をF(s)、通過または阻止したい正負を問わない中心角
周波数をω、虚数単位をj、該伝達関数F(s)のラプラ
ス演算子sを(s−jω)に置き換えた複素係数伝達関数
をF(s−jω)とし、該入力Uが該複素係数伝達関数F
(s−jω)を通過した該x,y軸関連の出力信号(その
ラプラス変換量をそれぞれVx,Vy)を一つの複素変数
(V=Vx+jVy)で表現して得られる伝達表現式 U・F(s−jω)=V ( 1) において、F(s−jω)の分母を該表現式の両辺に乗じ
た後の該伝達表現式の実数部と虚数部がそれぞれ等しく
なるように実数係数の伝達要素で接続したことを特徴と
する回転体制御用フィルタ回路である。
【0012】請求項2に記載の発明は、通過および阻止
したい正または負の中心角周波数をそれぞれω1および
ω2とし、かつω1≠ω2として、ω1を中心にその前後の
帯域幅(2a)を含めた成分を通過させるとともにω2を中
心にその前後の帯域幅(2b)を含めた成分を阻止するため
に、kを任意のゲインまたは係数、zを無次元の定数と
し、前記複素係数伝達関数が、k(s+b−jω2)/(s+a
−jω1)または、k(s+b−jω2)/{(s−jω1)2+2
za(s−jω1)+a2}の形で与えられることを特徴と
する請求項1に記載の回転体制御用フィルタ回路であ
る。
したい正または負の中心角周波数をそれぞれω1および
ω2とし、かつω1≠ω2として、ω1を中心にその前後の
帯域幅(2a)を含めた成分を通過させるとともにω2を中
心にその前後の帯域幅(2b)を含めた成分を阻止するため
に、kを任意のゲインまたは係数、zを無次元の定数と
し、前記複素係数伝達関数が、k(s+b−jω2)/(s+a
−jω1)または、k(s+b−jω2)/{(s−jω1)2+2
za(s−jω1)+a2}の形で与えられることを特徴と
する請求項1に記載の回転体制御用フィルタ回路であ
る。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記請求項1に
記載の伝達関数F(s)の分子及び/又は分母に、kを任
意のゲインまたは係数とし、2aを該中心角周波数を中
心とする通過または阻止の帯域幅とするk(s2+2za
s+a2)で表される2次系を含み、sを(s−jω)に置
き換え、無次元数zを任意に選ぶことによって該フィル
タの周波数特性のゲイン特性における帯域幅の両端の折
れ点付近をより理想フィルタに近付けるようにしたこと
を特徴とする請求項1に記載の回転体制御用フィルタ回
路である。
記載の伝達関数F(s)の分子及び/又は分母に、kを任
意のゲインまたは係数とし、2aを該中心角周波数を中
心とする通過または阻止の帯域幅とするk(s2+2za
s+a2)で表される2次系を含み、sを(s−jω)に置
き換え、無次元数zを任意に選ぶことによって該フィル
タの周波数特性のゲイン特性における帯域幅の両端の折
れ点付近をより理想フィルタに近付けるようにしたこと
を特徴とする請求項1に記載の回転体制御用フィルタ回
路である。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の回転体制御用フィルタ回路を複数
個組み合わせることによって、負の周波数領域をも含め
た全周波数帯域の中の特定の帯域を通過または阻止する
ようにしたことを特徴とする回転体制御用フィルタ回路
である。もちろん、ゲイン特性の通過または阻止だけで
はなく、位相特性も利用できる。
3のいずれかに記載の回転体制御用フィルタ回路を複数
個組み合わせることによって、負の周波数領域をも含め
た全周波数帯域の中の特定の帯域を通過または阻止する
ようにしたことを特徴とする回転体制御用フィルタ回路
である。もちろん、ゲイン特性の通過または阻止だけで
はなく、位相特性も利用できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の回転体制御用フィルタ回路におい
て、ω,ω1,ω2を定数とせずに変数として各瞬時値を
入れるようにしたことを特徴とするトラッキングフィル
タである。
4のいずれかに記載の回転体制御用フィルタ回路におい
て、ω,ω1,ω2を定数とせずに変数として各瞬時値を
入れるようにしたことを特徴とするトラッキングフィル
タである。
【0016】請求項6に記載の発明は、回転体の回転軸
(z軸)と直交するラジアル2軸(x,y軸)を電磁力等で
制御する系において、入力信号から正負を問わずに必要
な角周波数成分または帯域成分を抽出するフィルタ部分
と、該抽出成分に対して必要な位相角を与える部分から
成り、両部分を通過した出力を制御に必要な他の状態量
を推定するために用いたり、またはフィードバックする
ことによって該抽出成分のモードを安定化するための回
転体の制御回路であって、該位相角を与える部分は、
A、Bを実定数とするA+jB≡Fcで表現される複素ゲ
イン回路であり、Fcの該x、y軸部への入力(Ux,Uy)およ
び出力(Vx,Vy)との間に Vx=AUx-BUy,Vy=BUx+AUy
となるように接続し、A、Bを任意に選ぶことによって
任意の位相角だけ入力周波数に無関係に該出力の位相の
増減を可能とし、制御または制御関連の信号を推定する
際に必要な周波数領域のみに任意の必要な位相角を与え
ることを特徴とする回転体の制御回路である。
(z軸)と直交するラジアル2軸(x,y軸)を電磁力等で
制御する系において、入力信号から正負を問わずに必要
な角周波数成分または帯域成分を抽出するフィルタ部分
と、該抽出成分に対して必要な位相角を与える部分から
成り、両部分を通過した出力を制御に必要な他の状態量
を推定するために用いたり、またはフィードバックする
ことによって該抽出成分のモードを安定化するための回
転体の制御回路であって、該位相角を与える部分は、
A、Bを実定数とするA+jB≡Fcで表現される複素ゲ
イン回路であり、Fcの該x、y軸部への入力(Ux,Uy)およ
び出力(Vx,Vy)との間に Vx=AUx-BUy,Vy=BUx+AUy
となるように接続し、A、Bを任意に選ぶことによって
任意の位相角だけ入力周波数に無関係に該出力の位相の
増減を可能とし、制御または制御関連の信号を推定する
際に必要な周波数領域のみに任意の必要な位相角を与え
ることを特徴とする回転体の制御回路である。
【0017】請求項7に記載の発明は、回転体の回転軸
と直交するラジアル2軸を電磁力等で制御する系におい
て、ラジアル2軸方向の関連信号を入力とし、2軸方向
の制御信号の構成に必要な正又は負の角周波数成分を抽
出するための回転体制御用フィルタ回路であって、各軸
の信号経路に積分器を設け、それぞれに通過帯域幅の1
/2のゲインを伴った負のフィードバックを施すととも
に、各積分器から該軸間を交差するフィードバックを、
第1軸から第2軸へのフィードバックは正、第2軸から
第1軸へのフィードバックは負となるように施し、該両
フィードバック経路には通過させたい中心角周波数をゲ
インとして挿入して該角周波数成分を選択的に通過させ
るようにしたことを特徴とする回転体制御用フィルタ回
路である。
と直交するラジアル2軸を電磁力等で制御する系におい
て、ラジアル2軸方向の関連信号を入力とし、2軸方向
の制御信号の構成に必要な正又は負の角周波数成分を抽
出するための回転体制御用フィルタ回路であって、各軸
の信号経路に積分器を設け、それぞれに通過帯域幅の1
/2のゲインを伴った負のフィードバックを施すととも
に、各積分器から該軸間を交差するフィードバックを、
第1軸から第2軸へのフィードバックは正、第2軸から
第1軸へのフィードバックは負となるように施し、該両
フィードバック経路には通過させたい中心角周波数をゲ
インとして挿入して該角周波数成分を選択的に通過させ
るようにしたことを特徴とする回転体制御用フィルタ回
路である。
【0018】請求項8に記載の発明は、回転体の回転軸
と直交するラジアル2軸を電磁力等で制御する系におい
て、ラジアル2軸方向の関連信号を入力とし、2軸方向
の制御信号の構成に必要な正または負の角周波数成分を
阻止または通過するための回転体制御用フィルタ回路で
あって、各軸の信号経路にゲインを1とする直結経路と
それから分岐して並列に1次のローパスフィルタを設け
てその出力に該ローパスフィルタの折れ点角周波数から
阻止帯域幅または通過にあっては裾の帯域幅(外側折れ
点角周波数の差)の1/2を差し引いた値をゲインとし
て乗じて、該直結経路に戻して減算結合し、該各ローパ
スフィルタの出力から該軸間を交差して該ローパスフィ
ルタへフィードバックする経路を設け、その経路には阻
止または通過したい中心角周波数をゲインとして挿入
し、該接続点では第1軸から第2軸への経路は加算、第
2軸から第1軸への経路は減算となるように結合し、該
中心角周波数を中心とする帯域成分の信号を阻止または
通過するようにしたことを特徴とする回転体制御用フィ
ルタ回路である。
と直交するラジアル2軸を電磁力等で制御する系におい
て、ラジアル2軸方向の関連信号を入力とし、2軸方向
の制御信号の構成に必要な正または負の角周波数成分を
阻止または通過するための回転体制御用フィルタ回路で
あって、各軸の信号経路にゲインを1とする直結経路と
それから分岐して並列に1次のローパスフィルタを設け
てその出力に該ローパスフィルタの折れ点角周波数から
阻止帯域幅または通過にあっては裾の帯域幅(外側折れ
点角周波数の差)の1/2を差し引いた値をゲインとし
て乗じて、該直結経路に戻して減算結合し、該各ローパ
スフィルタの出力から該軸間を交差して該ローパスフィ
ルタへフィードバックする経路を設け、その経路には阻
止または通過したい中心角周波数をゲインとして挿入
し、該接続点では第1軸から第2軸への経路は加算、第
2軸から第1軸への経路は減算となるように結合し、該
中心角周波数を中心とする帯域成分の信号を阻止または
通過するようにしたことを特徴とする回転体制御用フィ
ルタ回路である。
【0019】請求項9に記載の発明は、回転体の回転軸
と直交するラジアル2軸を電磁力等で制御する系におい
て、ラジアル2軸方向の関連信号を入力とし、2軸方向
の制御信号の構成に必要な正または負の角周波数成分ω
1を通過させ、他の正または負の角周波数成分ω2を阻止
するための回転体制御用フィルタ回路であって、各軸の
信号経路にゲインを1とする直結経路とその各々から分
岐して二つの並列回路を設け、該二つの並列回路の一方
には阻止帯域幅の1/2の角周波数からその後部に接続
される1次のローパスフィルタの折れ点角周波数である
通過帯域幅の1/2を差し引いた量をゲインとして与え
て該ローパスフィルタへの入力とし、他方の並列回路に
はω1−ω2をゲインとして与え、その接続は該ローパス
フィルタの入力部へ交差して接続し、該接続点では第1
軸から第2軸への経路は加算、第2軸から第1への経路
は減算となるように結合し、該ローパスフィルタの出力
の一つは該直結経路へ加算接続し、他の出力は該ローパ
スフィルタの該入力部へ該軸間を交差フィードバックし
てω1をゲインとして与え、該入力部での接続点では第
1軸から第2軸への経路は加算、第2軸から第1軸への
経路は減算となるように結合し、ω1を中心とする近傍
の帯域幅を通過させるとともにω2を中心とする近傍の
帯域幅を阻止するようにしたことを特徴とする回転体制
御用フィルタ回路である。
と直交するラジアル2軸を電磁力等で制御する系におい
て、ラジアル2軸方向の関連信号を入力とし、2軸方向
の制御信号の構成に必要な正または負の角周波数成分ω
1を通過させ、他の正または負の角周波数成分ω2を阻止
するための回転体制御用フィルタ回路であって、各軸の
信号経路にゲインを1とする直結経路とその各々から分
岐して二つの並列回路を設け、該二つの並列回路の一方
には阻止帯域幅の1/2の角周波数からその後部に接続
される1次のローパスフィルタの折れ点角周波数である
通過帯域幅の1/2を差し引いた量をゲインとして与え
て該ローパスフィルタへの入力とし、他方の並列回路に
はω1−ω2をゲインとして与え、その接続は該ローパス
フィルタの入力部へ交差して接続し、該接続点では第1
軸から第2軸への経路は加算、第2軸から第1への経路
は減算となるように結合し、該ローパスフィルタの出力
の一つは該直結経路へ加算接続し、他の出力は該ローパ
スフィルタの該入力部へ該軸間を交差フィードバックし
てω1をゲインとして与え、該入力部での接続点では第
1軸から第2軸への経路は加算、第2軸から第1軸への
経路は減算となるように結合し、ω1を中心とする近傍
の帯域幅を通過させるとともにω2を中心とする近傍の
帯域幅を阻止するようにしたことを特徴とする回転体制
御用フィルタ回路である。
【0020】請求項10に記載の発明は、回転体の回転
軸と直交するラジアル2軸を電磁力等で制御する系にお
いて、ラジアル2軸方向の関連信号を入力とし、2軸方
向の制御信号を出力とする制御回路であって、該入力信
号から正負を問わずに必要な角周波数成分または帯域を
抽出し、ラジアル2軸の各経路を分岐させ、その一方に
第1の定数Aをゲインとして与えて一方の経路に加算
し、他方の経路に第2の定数Bをゲインとして与えて該
軸間を交差して一方の経路に接続し、該接続点では第1
軸から第2軸への経路は加算、第2軸から第1軸への経
路は減算となるように結合したことを特徴とする回転体
の制御回路である。
軸と直交するラジアル2軸を電磁力等で制御する系にお
いて、ラジアル2軸方向の関連信号を入力とし、2軸方
向の制御信号を出力とする制御回路であって、該入力信
号から正負を問わずに必要な角周波数成分または帯域を
抽出し、ラジアル2軸の各経路を分岐させ、その一方に
第1の定数Aをゲインとして与えて一方の経路に加算
し、他方の経路に第2の定数Bをゲインとして与えて該
軸間を交差して一方の経路に接続し、該接続点では第1
軸から第2軸への経路は加算、第2軸から第1軸への経
路は減算となるように結合したことを特徴とする回転体
の制御回路である。
【0021】請求項11に記載の発明は、請求項2にお
いて、複素係数伝達関数が、k(s+b−jω2)/(s+a
−jω1)で与えられ、角周波数ω1とω2を任意に選んだ
場合に、bをゼロまたは微小、aを発振しない程度に小
さく設定することにより、該両角周波数間の帯域幅にわ
たって位相を鋭く逆転させることを特徴とする回転体制
御用フィルタ回路である。
いて、複素係数伝達関数が、k(s+b−jω2)/(s+a
−jω1)で与えられ、角周波数ω1とω2を任意に選んだ
場合に、bをゼロまたは微小、aを発振しない程度に小
さく設定することにより、該両角周波数間の帯域幅にわ
たって位相を鋭く逆転させることを特徴とする回転体制
御用フィルタ回路である。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施の
形態のフィルタ回路を示す図である。これは、例えば、
被支持体である回転体と、この回転体をその回転軸と直
交するx,y2軸において制御する電磁石と、それぞれ
の軸方向への変位を測る変位センサと、電磁石に駆動信
号を送るパワーアンプとを備えた磁気軸受装置におい
て、変位センサからの2軸の変位信号U=(Ux,Uy)を
入力とし、2軸方向の制御信号V=(Vx,Vy)をパワー
アンプに出力する制御回路の一部を構成するフィルタ回
路として用いられる。この回路は、以下の1次の実数係
数のローパスフィルタの伝達関数F1(s)を基に作成さ
れている。 F1(s)≡1/(s+σ) (2)
形態のフィルタ回路を示す図である。これは、例えば、
被支持体である回転体と、この回転体をその回転軸と直
交するx,y2軸において制御する電磁石と、それぞれ
の軸方向への変位を測る変位センサと、電磁石に駆動信
号を送るパワーアンプとを備えた磁気軸受装置におい
て、変位センサからの2軸の変位信号U=(Ux,Uy)を
入力とし、2軸方向の制御信号V=(Vx,Vy)をパワー
アンプに出力する制御回路の一部を構成するフィルタ回
路として用いられる。この回路は、以下の1次の実数係
数のローパスフィルタの伝達関数F1(s)を基に作成さ
れている。 F1(s)≡1/(s+σ) (2)
【0023】この伝達関数F1(s)のラプラス演算子s
を(s−jω)に置き換えた複素係数伝達関数をF(s−
jω)とすると、入力Uが該複素係数伝達関数F(s−j
ω)を通過した該x,y軸関連の出力信号(そのラプラス
変換量をそれぞれVx,Vy)を一つの複素変数(V=V
x+jVy)で表現して得られる伝達表現式 U・F(s−jω)=V (3) は、 (Ux+jUy)/ (s+σ−jω)=Vx+jVy (4) となる。上式の両辺に(s+σ−jω)を掛けて展開し、
実数部及び虚数部を対応させると、 Ux−σVx−ωVy=sVx (5) Uy−σVy+ωVx=sVy (6)
を(s−jω)に置き換えた複素係数伝達関数をF(s−
jω)とすると、入力Uが該複素係数伝達関数F(s−j
ω)を通過した該x,y軸関連の出力信号(そのラプラス
変換量をそれぞれVx,Vy)を一つの複素変数(V=V
x+jVy)で表現して得られる伝達表現式 U・F(s−jω)=V (3) は、 (Ux+jUy)/ (s+σ−jω)=Vx+jVy (4) となる。上式の両辺に(s+σ−jω)を掛けて展開し、
実数部及び虚数部を対応させると、 Ux−σVx−ωVy=sVx (5) Uy−σVy+ωVx=sVy (6)
【0024】これを実体化すると図1に示すようなフィ
ルタ回路となる。すなわち、x,y各軸の信号経路に積
分器1/sが設けられ、それぞれに通過帯域幅の1/2で
あるσをゲインとする負のフィードバックが施された1
次のローパスフィルタを構成している。そして、各積分
器からx,y軸間を交差するフィードバックを、x軸か
らy軸へのフィードバックは正、y軸からx軸へのフィ
ードバックは負となるように施す。これらのフィードバ
ック経路には、通過させたい角周波数ω(正でも負でも
良い)をゲインとして挿入しており、これにより該角周
波数成分を選択的に通過させている。
ルタ回路となる。すなわち、x,y各軸の信号経路に積
分器1/sが設けられ、それぞれに通過帯域幅の1/2で
あるσをゲインとする負のフィードバックが施された1
次のローパスフィルタを構成している。そして、各積分
器からx,y軸間を交差するフィードバックを、x軸か
らy軸へのフィードバックは正、y軸からx軸へのフィ
ードバックは負となるように施す。これらのフィードバ
ック経路には、通過させたい角周波数ω(正でも負でも
良い)をゲインとして挿入しており、これにより該角周
波数成分を選択的に通過させている。
【0025】この実施の形態において、ω=3750[rad/
s],σ=7.5[rad/s]とした場合のボード線図を図2に
示す。これにより、正負を問わない中心角周波数を含む
帯域を選択性の急峻な特性で通過させるという効果が示
されている。
s],σ=7.5[rad/s]とした場合のボード線図を図2に
示す。これにより、正負を問わない中心角周波数を含む
帯域を選択性の急峻な特性で通過させるという効果が示
されている。
【0026】なお、図1の構成のフィルタに相当するこ
れまでのバイカッドのフィルタでは、 V={2zωs/(s2+2zωs+ω2)}U (7) で与えられる。zはフィルタの急峻度を与える無次元数
で、減衰比とか選択度の逆数に相当するものである。
(7)式は実数系で,x,yの2軸に個別に設けるべきも
のである。その具体的なブロック線図を示したのが図1
8である。積分器が各軸二個で合計4個を必要とする。
さらに、zを固定すると、減衰の傾斜はボード線図では
一定であるが、横軸を線形のスケールにすると高周波領
域では急峻度が落ち、等価的にバンド幅が増大する。
れまでのバイカッドのフィルタでは、 V={2zωs/(s2+2zωs+ω2)}U (7) で与えられる。zはフィルタの急峻度を与える無次元数
で、減衰比とか選択度の逆数に相当するものである。
(7)式は実数系で,x,yの2軸に個別に設けるべきも
のである。その具体的なブロック線図を示したのが図1
8である。積分器が各軸二個で合計4個を必要とする。
さらに、zを固定すると、減衰の傾斜はボード線図では
一定であるが、横軸を線形のスケールにすると高周波領
域では急峻度が落ち、等価的にバンド幅が増大する。
【0027】そのため、トラッキングフィルタのような
利用ではωの増大に応じてzを小さくする操作が必要と
なる。また、ωが変数となるので、図のωは乗算器にす
る必要があり、それを4個必要とするので、コストまた
は計算時間が増大する。もちろん(7)式にはωの正負分
別の機能はない。それに対して図1の複素フィルタでは
バンド幅はσのまま不変であり、簡潔で単純明快であり
ハードウェアが約半数ですむし、デジタル制御では計算
時間が短くてすむ利点がある。
利用ではωの増大に応じてzを小さくする操作が必要と
なる。また、ωが変数となるので、図のωは乗算器にす
る必要があり、それを4個必要とするので、コストまた
は計算時間が増大する。もちろん(7)式にはωの正負分
別の機能はない。それに対して図1の複素フィルタでは
バンド幅はσのまま不変であり、簡潔で単純明快であり
ハードウェアが約半数ですむし、デジタル制御では計算
時間が短くてすむ利点がある。
【0028】図3(a)はこの発明の第2の実施の形態を
示すもので、特定の周波数信号のみを阻止するいわゆる
ノッチフィルタである。このノッチフィルタの元になる
実係数伝達関数は、 F2(s)≡k(s+b)/(s+a),a>b>0 (8) である。複素係数伝達関数はこの分母子のsを(s−j
ω)に置き換えたF 2(s−jω)である。これの具体的な
接続の方法は、後述するF 3においてω1=ω2=ωと置
いた特別の場合なので省略する。
示すもので、特定の周波数信号のみを阻止するいわゆる
ノッチフィルタである。このノッチフィルタの元になる
実係数伝達関数は、 F2(s)≡k(s+b)/(s+a),a>b>0 (8) である。複素係数伝達関数はこの分母子のsを(s−j
ω)に置き換えたF 2(s−jω)である。これの具体的な
接続の方法は、後述するF 3においてω1=ω2=ωと置
いた特別の場合なので省略する。
【0029】これを実体化すると図3(a)に示すような
フィルタ回路となる。すなわち、各軸の信号経路には、
ゲインをkとする直結経路が設けられ、また、それから
分岐して並列にローパスフィルタ(LPF)が設けら
れ、その出力側には、該ローパスフィルタの折れ点角周
波数aから阻止帯域幅の1/2であるbを差し引いた値
(a−b)をゲインとして乗じて該直結経路に戻して減算
結合する経路と、該各ローパスフィルタの出力から該軸
間を交差して該ローパスフィルタへフィードバックする
交差経路とが設けられている。ローパスフィルタは、図
3(b)に示すように積分器とゲインaのフィードバック
とからなっている。この交差経路には、阻止したい角周
波数をゲインとして挿入しており、その接続点ではx軸
からy軸への経路は加算、y軸からx軸への経路は減算
となるように結合している。これにより、結果として該
角周波数成分の信号が相殺されて通過が阻止されるよう
になっている。このフィルタ回路は、角周波数の正又は
負の一方のみの通過を阻止し、残された信号に適当な位
相を与えるなどして安定な作動が保たれるように補償す
ることができる。なお、b>a>0とすれば通過フィル
タとなり、k=a/bにすれば通過特性の裾の底部が0
dBとなる。阻止または通過帯域外近傍はゲインの変化
が殆どない位相変化だけなので(図4参照)、この特徴
を制御に活用することもできる。
フィルタ回路となる。すなわち、各軸の信号経路には、
ゲインをkとする直結経路が設けられ、また、それから
分岐して並列にローパスフィルタ(LPF)が設けら
れ、その出力側には、該ローパスフィルタの折れ点角周
波数aから阻止帯域幅の1/2であるbを差し引いた値
(a−b)をゲインとして乗じて該直結経路に戻して減算
結合する経路と、該各ローパスフィルタの出力から該軸
間を交差して該ローパスフィルタへフィードバックする
交差経路とが設けられている。ローパスフィルタは、図
3(b)に示すように積分器とゲインaのフィードバック
とからなっている。この交差経路には、阻止したい角周
波数をゲインとして挿入しており、その接続点ではx軸
からy軸への経路は加算、y軸からx軸への経路は減算
となるように結合している。これにより、結果として該
角周波数成分の信号が相殺されて通過が阻止されるよう
になっている。このフィルタ回路は、角周波数の正又は
負の一方のみの通過を阻止し、残された信号に適当な位
相を与えるなどして安定な作動が保たれるように補償す
ることができる。なお、b>a>0とすれば通過フィル
タとなり、k=a/bにすれば通過特性の裾の底部が0
dBとなる。阻止または通過帯域外近傍はゲインの変化
が殆どない位相変化だけなので(図4参照)、この特徴
を制御に活用することもできる。
【0030】図5は、この発明の第3の実施の形態を示
すもので、第1と第2の実施の形態を複合させたもの
で、機能的には、上の2つのフィルタ回路を直列させた
場合と同等に働く。すなわち、2軸方向の制御信号の構
成に必要な正または負の角周波数成分ω1を通過させ、
他の正または負の角周波数成分ω2を阻止するためのフ
ィルタ回路である。
すもので、第1と第2の実施の形態を複合させたもの
で、機能的には、上の2つのフィルタ回路を直列させた
場合と同等に働く。すなわち、2軸方向の制御信号の構
成に必要な正または負の角周波数成分ω1を通過させ、
他の正または負の角周波数成分ω2を阻止するためのフ
ィルタ回路である。
【0031】これは、分母子がともに1次の場合の伝達
関数 F3≡k(s+b)/(s+a) (9) から、分母子のsをそれぞれ、(s−jω1)、(s−jω
2)で置き換えて得られる複素係数伝達関数 F 3≡k(s+b−jω2)/(s+a−jω1) (10) で表現される。まず、分子の低次元化をはかって F 3=k{s+a−jω1−a+b+j(ω1−ω2)}/(s+a−jω1) =k+k[{b−a+j(ω1−ω2)}/(s+a−jω1)] (11) となる。従って、入力にkを乗じて素通りするものと、
第2項の複素定数を含む1次遅れ要素またはローパスフ
ィルタに分解できる。ここでは第2項のみの構成法を述
べる。
関数 F3≡k(s+b)/(s+a) (9) から、分母子のsをそれぞれ、(s−jω1)、(s−jω
2)で置き換えて得られる複素係数伝達関数 F 3≡k(s+b−jω2)/(s+a−jω1) (10) で表現される。まず、分子の低次元化をはかって F 3=k{s+a−jω1−a+b+j(ω1−ω2)}/(s+a−jω1) =k+k[{b−a+j(ω1−ω2)}/(s+a−jω1)] (11) となる。従って、入力にkを乗じて素通りするものと、
第2項の複素定数を含む1次遅れ要素またはローパスフ
ィルタに分解できる。ここでは第2項のみの構成法を述
べる。
【0032】第2項からkを除いた[{b−a+j(ω1−
ω2)}/(s+a−jω1)]に入力U 2=(U 2x+jU 2y)
を乗じたものが出力V 2=V 2x+jV 2yであるとすれ
ば、分母を両辺に乗じた後の複素数等式の実数部と虚数
部がそれぞれ等しいから、 U2x(b−a)−U2y(ω1−ω2)=V2x(s+a)+V2yω1 (12) U2x(ω1−ω2)+U2y(b−a)=V2y(s+a)−V2xω1 (13) が得られ、(12)式から、 V2x=[U2x(b−a)−U2y(ω1−ω2)−V2yω1]/(s+a) (14) 同様に(13)式から V2y=[U2x(ω1−ω2)+U2y(b−a)+V2xω1]/(s+a) (15) が得られる。(10)式の分母の共役を分母子に乗じて分
母を実数化するのは構成要素を増大し、系の次数を上
げ、デジタル制御においては計算時間を増大するので望
ましくない。(14)、(15)式の通りの接続は、図5
の素通り以外の部分に示される。
ω2)}/(s+a−jω1)]に入力U 2=(U 2x+jU 2y)
を乗じたものが出力V 2=V 2x+jV 2yであるとすれ
ば、分母を両辺に乗じた後の複素数等式の実数部と虚数
部がそれぞれ等しいから、 U2x(b−a)−U2y(ω1−ω2)=V2x(s+a)+V2yω1 (12) U2x(ω1−ω2)+U2y(b−a)=V2y(s+a)−V2xω1 (13) が得られ、(12)式から、 V2x=[U2x(b−a)−U2y(ω1−ω2)−V2yω1]/(s+a) (14) 同様に(13)式から V2y=[U2x(ω1−ω2)+U2y(b−a)+V2xω1]/(s+a) (15) が得られる。(10)式の分母の共役を分母子に乗じて分
母を実数化するのは構成要素を増大し、系の次数を上
げ、デジタル制御においては計算時間を増大するので望
ましくない。(14)、(15)式の通りの接続は、図5
の素通り以外の部分に示される。
【0033】x,y各軸の信号経路には、ゲインを1と
する直結経路とその各々から分岐して二つの並列回路が
設けられている。この並列回路の一方は、阻止帯域幅の
1/2からその後部に接続されるローパスフィルタLP
Fの折れ点角周波数aを差し引いた量(b−a)をゲイン
として与えており、これをローパスフィルタLPFへの
入力としている。他方には(ω1−ω2)をゲインとして与
えてローパスフィルタLPFの入力部へ交差して接続し
ている。この接続は、第1軸から第2軸への経路は加
算、第2軸から第1への経路は減算となるように結合し
ている。
する直結経路とその各々から分岐して二つの並列回路が
設けられている。この並列回路の一方は、阻止帯域幅の
1/2からその後部に接続されるローパスフィルタLP
Fの折れ点角周波数aを差し引いた量(b−a)をゲイン
として与えており、これをローパスフィルタLPFへの
入力としている。他方には(ω1−ω2)をゲインとして与
えてローパスフィルタLPFの入力部へ交差して接続し
ている。この接続は、第1軸から第2軸への経路は加
算、第2軸から第1への経路は減算となるように結合し
ている。
【0034】図3(b)と同じローパスフィルタLPFと
ω1の交差フィードバックを含む回路はバンドパスフィ
ルタを構成し、図1で説明したものと同じもので、同図
において、σをaに、ωをω1に置き換えたものであ
る。すなわち、各軸の信号経路に積分器が設けられ、そ
れぞれに通過帯域幅の1/2であるaを伴った負のフィ
ードバックを施されている。そして、各積分器からx,
y軸間を交差するフィードバックを、x軸からy軸への
フィードバックは正、y軸からx軸へのフィードバック
は負となるように施すとともに、これらのフィードバッ
ク経路には、通過させたい角周波数ω1をゲインとして
挿入している。全体としてのバンドパスフィルタの出力
は、直結経路へ加算接続されている。
ω1の交差フィードバックを含む回路はバンドパスフィ
ルタを構成し、図1で説明したものと同じもので、同図
において、σをaに、ωをω1に置き換えたものであ
る。すなわち、各軸の信号経路に積分器が設けられ、そ
れぞれに通過帯域幅の1/2であるaを伴った負のフィ
ードバックを施されている。そして、各積分器からx,
y軸間を交差するフィードバックを、x軸からy軸への
フィードバックは正、y軸からx軸へのフィードバック
は負となるように施すとともに、これらのフィードバッ
ク経路には、通過させたい角周波数ω1をゲインとして
挿入している。全体としてのバンドパスフィルタの出力
は、直結経路へ加算接続されている。
【0035】この例は、特にω1≒ω2の場合に有効であ
る。つまりω1のモードだけを選び出して直ぐ近くのω2
モードには触れたくないような場合である。a=b=10[r
ad/s],ω1=5000[rad/s],ω2=5100[rad/s]の場合の
ボード線図が図6である。このように接近した周波数で
しかもかなりの帯域幅を取っているにもかかわらず、通
過と阻止のゲイン差が約40[dB]となっており、このフィ
ルタ回路の有効性を示している。
る。つまりω1のモードだけを選び出して直ぐ近くのω2
モードには触れたくないような場合である。a=b=10[r
ad/s],ω1=5000[rad/s],ω2=5100[rad/s]の場合の
ボード線図が図6である。このように接近した周波数で
しかもかなりの帯域幅を取っているにもかかわらず、通
過と阻止のゲイン差が約40[dB]となっており、このフィ
ルタ回路の有効性を示している。
【0036】図7は、図5の回路において、ある角周波
数帯域だけの位相角を180度遅らせ、他の角周波数領
域の位相には影響を与えないことを目的とした例であ
る。ω1=10000〔rad/s],ω2=40000〔rad/
s],b=0,a=1〔rad/s]の場合であり、aを発振し
ない程度に小さく設定することにより、該両角周波数間
の帯域幅にわたって位相を鋭く逆転させている。ただ
し、ゲイン特性は完全なフラットにはなっていない。ω
1とω2を逆にすればその間の位相は逆に180度進むこ
とになり、ゲインの傾斜も逆になる。
数帯域だけの位相角を180度遅らせ、他の角周波数領
域の位相には影響を与えないことを目的とした例であ
る。ω1=10000〔rad/s],ω2=40000〔rad/
s],b=0,a=1〔rad/s]の場合であり、aを発振し
ない程度に小さく設定することにより、該両角周波数間
の帯域幅にわたって位相を鋭く逆転させている。ただ
し、ゲイン特性は完全なフラットにはなっていない。ω
1とω2を逆にすればその間の位相は逆に180度進むこ
とになり、ゲインの傾斜も逆になる。
【0037】次に、伝達関数が実数係数で次式のような
2次のローパスフィルタを急峻なゲイン特性のバンドパ
スフィルタにする例を述べる。 F4≡ka2/(s2+2zas+a2) (16) このフィルタのzは通常減衰比と呼ばれるもので、z<
1にセットして折れ点付近のコブを細く高くして共振特
性を持たせるのが普通である。しかしこのような利用法
では、コブの高周波側はある程度急峻な特性となるが、
低周波側は底が浅い欠点があるので、(16)式の分子に
sを乗ずるのが一般的であるがコブの形状設計が複雑で
あった(図19参照)。
2次のローパスフィルタを急峻なゲイン特性のバンドパ
スフィルタにする例を述べる。 F4≡ka2/(s2+2zas+a2) (16) このフィルタのzは通常減衰比と呼ばれるもので、z<
1にセットして折れ点付近のコブを細く高くして共振特
性を持たせるのが普通である。しかしこのような利用法
では、コブの高周波側はある程度急峻な特性となるが、
低周波側は底が浅い欠点があるので、(16)式の分子に
sを乗ずるのが一般的であるがコブの形状設計が複雑で
あった(図19参照)。
【0038】本発明では2次のフィルタのままでも急峻
な特性が得られ、かつ帯域幅のみならずコブの形状も自
由に選べ、しかも通過帯域の正負も自由に選べるもので
ある。正負を問わない任意の中央角周波数ωを基準に取
り直すために、(16)式のsを(s−jω)に置き換える
と、入力U、Vとの関係は複素数を含む分母を両辺に乗
じて、 ka2 U={(s−jω)2+2za(s−jω)+a2}V ={(s2+2zas+a2−ω2)−j2(ωs+zaω)}(Vx+jVy) (17 ) この等式の実数部および虚数部が相等しいから、 {ka2Ux−2(ωs+zaω)Vy}/(s2+2zas+a2−ω2)=Vx (18 ) {ka2Uy+2(ωs+zaω)Vx}/(s2+2zas+a2−ω2)=Vy (19 ) (18),(19)式の分母子をω2で割り、実体化した回路
が図8に示されている。ただし、kは省略した。
な特性が得られ、かつ帯域幅のみならずコブの形状も自
由に選べ、しかも通過帯域の正負も自由に選べるもので
ある。正負を問わない任意の中央角周波数ωを基準に取
り直すために、(16)式のsを(s−jω)に置き換える
と、入力U、Vとの関係は複素数を含む分母を両辺に乗
じて、 ka2 U={(s−jω)2+2za(s−jω)+a2}V ={(s2+2zas+a2−ω2)−j2(ωs+zaω)}(Vx+jVy) (17 ) この等式の実数部および虚数部が相等しいから、 {ka2Ux−2(ωs+zaω)Vy}/(s2+2zas+a2−ω2)=Vx (18 ) {ka2Uy+2(ωs+zaω)Vx}/(s2+2zas+a2−ω2)=Vy (19 ) (18),(19)式の分母子をω2で割り、実体化した回路
が図8に示されている。ただし、kは省略した。
【0039】x,yの両軸ともに2次系の回路であり、
両者間にクロスすることで極めて高度な機能、性能を有
している。数値例は、a=250[rad/s],ω=5000[rad/
s]の場合のzをz=0.5,0.707,1.0にした三つのボー
ド線図が図9である。ただし、横座標は角周波数の線形
目盛りとした。帯域幅は2aで与えることが可能で、z
を適当に選ぶことが、帯域幅の角の部分を改良するのに
役立っている。帯域幅が小さいほどゲイン特性は急峻に
なる。
両者間にクロスすることで極めて高度な機能、性能を有
している。数値例は、a=250[rad/s],ω=5000[rad/
s]の場合のzをz=0.5,0.707,1.0にした三つのボー
ド線図が図9である。ただし、横座標は角周波数の線形
目盛りとした。帯域幅は2aで与えることが可能で、z
を適当に選ぶことが、帯域幅の角の部分を改良するのに
役立っている。帯域幅が小さいほどゲイン特性は急峻に
なる。
【0040】図10は、この発明の更に別の実施の形態
を示すもので、センサ出力の入力信号から正負を問わず
に必要な角周波数成分または帯域を抽出し、該成分また
は帯域に対して必要な位相角を与えてフィードバックす
ることによって該成分または帯域を安定化したり、制御
に必要な他の情報を推定するために利用することができ
る制御装置のブロック線図である。
を示すもので、センサ出力の入力信号から正負を問わず
に必要な角周波数成分または帯域を抽出し、該成分また
は帯域に対して必要な位相角を与えてフィードバックす
ることによって該成分または帯域を安定化したり、制御
に必要な他の情報を推定するために利用することができ
る制御装置のブロック線図である。
【0041】これは、被支持体である回転体1と、この
回転体をその回転軸と直交するx,y2軸において制御
する電磁石2a,2bと、それぞれの軸方向への変位を
測る変位センサ3a,3bと、電磁石に駆動信号を送る
パワーアンプ4a〜4d(図12参照)とを備えた磁気軸
受装置において、変位センサからの2軸の変位信号U=
(Ux,Uy)を入力とし、2軸方向の制御信号V=(Vx,
Vy)をパワーアンプに出力する制御回路として用いられ
る。電磁石2a,2bは吸引しかできないので、軸を挟
んで対向して1対が設けられ、これには互いに符号を逆
とした制御信号が供給される。
回転体をその回転軸と直交するx,y2軸において制御
する電磁石2a,2bと、それぞれの軸方向への変位を
測る変位センサ3a,3bと、電磁石に駆動信号を送る
パワーアンプ4a〜4d(図12参照)とを備えた磁気軸
受装置において、変位センサからの2軸の変位信号U=
(Ux,Uy)を入力とし、2軸方向の制御信号V=(Vx,
Vy)をパワーアンプに出力する制御回路として用いられ
る。電磁石2a,2bは吸引しかできないので、軸を挟
んで対向して1対が設けられ、これには互いに符号を逆
とした制御信号が供給される。
【0042】図中、5a,5b,・・・は、それぞれ図
1ないし図3で説明した通過又は阻止又は併用フィルタ
であり、それぞれ異なった周波数を通過させ、又は近傍
の邪魔な周波数成分を除去するものである。複素ゲイン
回路6a,6b・・・は、通過フィルタ5a,5b・・
・のそれぞれと接続されており、図11に示すように、
ラジアル2軸の各軸を分岐させ、一方に定数Aをゲイン
として与え、他方の経路に定数Bをゲインとして与えて
該軸間を交差して該Aの後部で接続している。この接続
点では、x軸からy軸への経路は加算とし、y軸からx
軸への経路は減算となるように結合している。
1ないし図3で説明した通過又は阻止又は併用フィルタ
であり、それぞれ異なった周波数を通過させ、又は近傍
の邪魔な周波数成分を除去するものである。複素ゲイン
回路6a,6b・・・は、通過フィルタ5a,5b・・
・のそれぞれと接続されており、図11に示すように、
ラジアル2軸の各軸を分岐させ、一方に定数Aをゲイン
として与え、他方の経路に定数Bをゲインとして与えて
該軸間を交差して該Aの後部で接続している。この接続
点では、x軸からy軸への経路は加算とし、y軸からx
軸への経路は減算となるように結合している。
【0043】このような複素ゲイン回路6a,6b・・
・においては、A,Bを任意に選ぶことによって任意の
位相角 tan-1〔B/A〕だけ入力周波数に無関係に出力
の位相の増減を可能とする。この時のゲインは、(A2+
B2)1/2である。上記構成の制御回路の具体例を、磁気
軸受の制御を例にとり、その安定化のための閉ループ系
の構成の一例を図12及び図13に示す。
・においては、A,Bを任意に選ぶことによって任意の
位相角 tan-1〔B/A〕だけ入力周波数に無関係に出力
の位相の増減を可能とする。この時のゲインは、(A2+
B2)1/2である。上記構成の制御回路の具体例を、磁気
軸受の制御を例にとり、その安定化のための閉ループ系
の構成の一例を図12及び図13に示す。
【0044】図12において、通過フィルタ5a,5b
はそれぞれ周波数(例では+ωと−ω)を選択して通過さ
せる。複素ゲイン回路6a,6bは、A1=0,B1=+
k+,A2=0,B2=−k-に設定され、従って、周波数
ωのものは90度の位相変化とk+のゲインを、周波数
−ωのものは−90度の位相変化とkーのゲインを受け
る。図13は、図12の例の制御対象の動特性を1/
(s2+ω2)と表現した複素表現ブロック線図である。
はそれぞれ周波数(例では+ωと−ω)を選択して通過さ
せる。複素ゲイン回路6a,6bは、A1=0,B1=+
k+,A2=0,B2=−k-に設定され、従って、周波数
ωのものは90度の位相変化とk+のゲインを、周波数
−ωのものは−90度の位相変化とkーのゲインを受け
る。図13は、図12の例の制御対象の動特性を1/
(s2+ω2)と表現した複素表現ブロック線図である。
【0045】複素ゲイン回路6a,6bの作用は進みで
も遅れでも任意である。動特性のいらないゲインなの
で、位相を進めても、比B/Aを保ちつつ両者を大にし
なければ、ゲインが増大することはない。このような周
波数(帯域)の選択経路を必要に応じて複数個設けて安定
化に必要なゲイン、位相を与えればよい。
も遅れでも任意である。動特性のいらないゲインなの
で、位相を進めても、比B/Aを保ちつつ両者を大にし
なければ、ゲインが増大することはない。このような周
波数(帯域)の選択経路を必要に応じて複数個設けて安定
化に必要なゲイン、位相を与えればよい。
【0046】図14は、制御の対象が、図13と同じ動
特性とするが制御力を出す例えば電磁石が大きな時定数
Tを有する1次遅れがある場合で、この遅れの伝達関数
を1/(1+Ts)とし、+jωモードは何らかの影響で
十分に減衰が与えられているが、−jωモードだけが減
衰不足となっている場合である。従って、この場合に
は、−jωモード成分のみを選択し、一定の複素ゲイン
kを与えてフィードバックすれば良い。
特性とするが制御力を出す例えば電磁石が大きな時定数
Tを有する1次遅れがある場合で、この遅れの伝達関数
を1/(1+Ts)とし、+jωモードは何らかの影響で
十分に減衰が与えられているが、−jωモードだけが減
衰不足となっている場合である。従って、この場合に
は、−jωモード成分のみを選択し、一定の複素ゲイン
kを与えてフィードバックすれば良い。
【0047】このフィードバックを含めた全系の運動方
程式をラプラス変換したものはkを未知の複素数として s2+ω2=k/〔(1+Ts)(s+σ+jω)〕 (20) この系の特性方程式は F(s)=(s2+ω2)(1+Ts)(s+σ+jω)〕−k=0 (21) s=−jω近傍でテーラー展開すると、近似的に F(s)|s=-jω=−2jωσ(1−jωT)(s+jω)−k (22) となるから近傍における解は s=−jω+k/{−2jωσ(1−jωT)} (23)
程式をラプラス変換したものはkを未知の複素数として s2+ω2=k/〔(1+Ts)(s+σ+jω)〕 (20) この系の特性方程式は F(s)=(s2+ω2)(1+Ts)(s+σ+jω)〕−k=0 (21) s=−jω近傍でテーラー展開すると、近似的に F(s)|s=-jω=−2jωσ(1−jωT)(s+jω)−k (22) となるから近傍における解は s=−jω+k/{−2jωσ(1−jωT)} (23)
【0048】右辺第2項は減衰項であるから負の実数で
あることが望ましい。したがって、 k=j(1−jωT)k (24) とおけば、 s=−jω− k/2ωσ (25) ただし、kは正の実数で通常のフィードバックゲインに
対応する。結局(20)式は、 s2+ω2=jk(1−jωT)/〔(1+Ts)(s+σ+jω)〕 (26) となる。ここにおいては、1次遅れの影響を除去するた
めに分子に(1−jωT)が新たに追加されている。セン
サ出力をx+jyとし、選択フィルタを除いた分子の具
体的な接続は、 (x+jy)jk(1−jωT)=k〔−y+xωT+j(x+yωT)〕(27) であるから図14のような接続となる。このような構成
により、この制御回路では、選択フィルタにより±ωの
内、−ωのみを通過させて電磁石の遅れをも補償してダ
ンピングを与えることができる。
あることが望ましい。したがって、 k=j(1−jωT)k (24) とおけば、 s=−jω− k/2ωσ (25) ただし、kは正の実数で通常のフィードバックゲインに
対応する。結局(20)式は、 s2+ω2=jk(1−jωT)/〔(1+Ts)(s+σ+jω)〕 (26) となる。ここにおいては、1次遅れの影響を除去するた
めに分子に(1−jωT)が新たに追加されている。セン
サ出力をx+jyとし、選択フィルタを除いた分子の具
体的な接続は、 (x+jy)jk(1−jωT)=k〔−y+xωT+j(x+yωT)〕(27) であるから図14のような接続となる。このような構成
により、この制御回路では、選択フィルタにより±ωの
内、−ωのみを通過させて電磁石の遅れをも補償してダ
ンピングを与えることができる。
【0049】図15は、この発明をトラッキングフィル
タに適用した例を示す。トラッキングフィルタは、例え
ば回転同期成分を抽出して回転速度を含むそれに近い振
動成分を除去したり、または回転速度付近のみの軸受剛
性を増大するために利用されている。本発明のトラッキ
ングフィルタは、図1で説明した通過フィルタにおい
て、交差フィードバックされているωが定数ではなく変
数となったものである。つまり、センサ3a,3bから
の信号、又は回転速度検出専用のセンサから発生する回
転速度相当の電圧信号が変数として積分器の出力に乗算
される。また、積分器の出力からフィードバックされて
いるσは通過帯域幅の1/2で、ローパスフィルタの動作
と同時に、選択通路の発振防止の役割をも果たしてい
る。σは、回転速度相当の電圧発生の誤差をも含む程度
の大きさに押さえると、回転同期信号以外のノイズなど
の不要な信号は小さくなる。
タに適用した例を示す。トラッキングフィルタは、例え
ば回転同期成分を抽出して回転速度を含むそれに近い振
動成分を除去したり、または回転速度付近のみの軸受剛
性を増大するために利用されている。本発明のトラッキ
ングフィルタは、図1で説明した通過フィルタにおい
て、交差フィードバックされているωが定数ではなく変
数となったものである。つまり、センサ3a,3bから
の信号、又は回転速度検出専用のセンサから発生する回
転速度相当の電圧信号が変数として積分器の出力に乗算
される。また、積分器の出力からフィードバックされて
いるσは通過帯域幅の1/2で、ローパスフィルタの動作
と同時に、選択通路の発振防止の役割をも果たしてい
る。σは、回転速度相当の電圧発生の誤差をも含む程度
の大きさに押さえると、回転同期信号以外のノイズなど
の不要な信号は小さくなる。
【0050】
【発明の効果】この発明の回転体制御用フィルタ回路に
よれば、回転体の柔軟モードにおいて存在する絶対値が
等しいか極めて接近した逆の符号の2つの振動モードを
分離することが可能であり、一方のモードのみを選択し
て、その状態量を推定したり所定の制御則を施したりす
ることができる。従って、比較的簡単な装置やソフトウ
エアで、回転体の作動条件に適合した制御を行なうこと
ができ、磁気軸受などで支持される回転体の安定な動作
を可能とする。また、この発明の回転体制御回路では、
従来方法では不可能とされてきたゲインと位相を周波数
に無関係に同時に調整することが可能となり、これによ
って、回転体の作動条件に適合した制御を行なうことが
できる。
よれば、回転体の柔軟モードにおいて存在する絶対値が
等しいか極めて接近した逆の符号の2つの振動モードを
分離することが可能であり、一方のモードのみを選択し
て、その状態量を推定したり所定の制御則を施したりす
ることができる。従って、比較的簡単な装置やソフトウ
エアで、回転体の作動条件に適合した制御を行なうこと
ができ、磁気軸受などで支持される回転体の安定な動作
を可能とする。また、この発明の回転体制御回路では、
従来方法では不可能とされてきたゲインと位相を周波数
に無関係に同時に調整することが可能となり、これによ
って、回転体の作動条件に適合した制御を行なうことが
できる。
【図1】この発明の第1の実施の形態を示すブロック線
図である。
図である。
【図2】図1の実施の形態の回路の特性を表すグラフで
ある。
ある。
【図3】この発明の第2の実施の形態を示すブロック線
図である。
図である。
【図4】図3の実施の形態の回路の特性を表すグラフで
ある。
ある。
【図5】この発明の第3の実施の形態を示すブロック線
図である。
図である。
【図6】図5の実施の形態の回路の特性を表すグラフで
ある。
ある。
【図7】図5の実施の形態の回路において定数を変更し
た他の実施例の特性を表すグラフである。
た他の実施例の特性を表すグラフである。
【図8】この発明の第4の実施の形態を示すブロック線
図である。
図である。
【図9】図8の実施の形態の回路の特性を表すグラフで
ある。
ある。
【図10】この発明の実施例の回転体の制御回路を用い
た制御装置のブロック線図である。
た制御装置のブロック線図である。
【図11】この発明の他の実施の形態の複素ゲイン実現
のブロック線図である。
のブロック線図である。
【図12】この発明の他の実施例の回転体の制御回路を
用いた制御装置のブロック線図である。
用いた制御装置のブロック線図である。
【図13】図12の制御回路の伝達関数を示すブロック
線図である。
線図である。
【図14】この発明の他の実施例の回転体の制御回路を
用いた制御装置のブロック線図である。
用いた制御装置のブロック線図である。
【図15】この発明のトラッキングフィルタのブロック
線図である。
線図である。
【図16】従来のフィルタ回路の特性を示すグラフであ
る。
る。
【図17】本発明のフィルタ回路の特性を説明する図で
ある。
ある。
【図18】従来のフィルタ回路を示す図である。
【図19】従来の2次フィルタ回路の特性を示すグラフ
である。
である。
1 回転体 2a,2b 電磁石 3a,3b 変位センサ 4a,4b,4c,4d パワーアンプ 5a,5b フィルタ 6a,6b 複素ゲイン回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03H 17/02 633 9274−5J H03H 17/02 633A
Claims (11)
- 【請求項1】 回転体の回転軸(z軸)と直交するラジア
ル2軸(x,y軸)を電磁力等で制御する系において、 該x,y軸関連の入力信号(そのラプラス変換量をそれ
ぞれUx,Uy)を一つの複素変数(U=Ux+jUy)で
表現し、実数係数のローパスまたはハイパスフィルタの
伝達関数をF(s)、通過または阻止したい正負を問わな
い中心角周波数をω、虚数単位をj、該伝達関数F(s)
のラプラス演算子sを(s−jω)に置き換えた複素係数
伝達関数をF(s−jω)とし、該入力Uが該複素係数伝
達関数F(s−jω)を通過した該x,y軸関連の出力信
号(そのラプラス変換量をそれぞれVx,Vy)を一つの
複素変数(V=Vx+jVy)で表現して得られる伝達表
現式U ・F(s−jω)=V において、F(s−jω)の分母を該表現式の両辺に乗じ
た後の該伝達表現式の実数部と虚数部がそれぞれ等しく
なるように実数係数の伝達要素で接続したことを特徴と
する回転体制御用フィルタ回路。 - 【請求項2】 通過および阻止したい正または負の中心
角周波数をそれぞれω1およびω2とし、かつω1≠ω2と
して、ω1を中心にその前後の帯域幅(2a)を含めた成分
を通過させるとともにω2を中心にその前後の帯域幅(2
b)を含めた成分を阻止するために、kを任意のゲインま
たは係数、zを任意の無次元数として、 前記複素係数伝達関数が、 k(s+b−jω2)/(s+a−jω1)または、 k(s+b−jω2)/{(s−jω1)2+2za(s−jω1)+
a2} の形で与えられることを特徴とする請求項1に記載の回
転体制御用フィルタ回路。 - 【請求項3】 前記請求項1における伝達関数F(s)の
分子及び/又は分母に、kを任意のゲインまたは係数と
し、2aを該中心角周波数を中心とする通過または阻止
の帯域幅とするk(s2+2zas+a2)で表される2次
系を含み、 sを(s−jω)に置き換え、無次元数zを任意に選ぶこ
とによって該フィルタの周波数特性のゲイン特性におけ
る帯域幅の両端の折れ点付近をより理想フィルタに近付
けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の回転
体制御用フィルタ回路。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の回
転体制御用フィルタ回路を複数個組み合わせることによ
って、負の周波数領域をも含めた全周波数帯域の中の特
定の帯域を通過または阻止するようにしたことを特徴と
する回転体制御用フィルタ回路。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の回
転体制御用フィルタ回路において、ω,ω1,ω2を定数
とせずに変数として各瞬時値を入れるようにしたことを
特徴とするトラッキングフィルタ。 - 【請求項6】 回転体の回転軸(z軸)と直交するラジア
ル2軸(x,y軸)を電磁力等で制御する系において、入
力信号から正負を問わずに必要な角周波数成分または帯
域成分を抽出するフィルタ部分と、該抽出成分に対して
必要な位相角を与える部分から成り、該両部分を通過し
た出力を制御に必要な他の状態量を推定するために用い
たり、またはフィードバックすることによって該抽出成
分のモードを安定化するための回転体の制御回路であっ
て、 該位相角を与える部分は、A、Bを実定数とするA+j
B≡Fcで表現される複素ゲイン回路であり、Fcの該x、y
軸部への入力(Ux,Uy)および出力(Vx,Vy)との間に Vx=
AUx-BUy, Vy=BUx+AUyとなるように接続し、A、
Bを任意に選ぶことによって任意の位相角だけ入力周波
数に無関係に該出力の位相の増減を可能とし、制御また
は制御関連の信号を推定する際に必要な周波数領域のみ
に任意の必要な位相角を与えることを特徴とする回転体
の制御回路。 - 【請求項7】 回転体の回転軸と直交するラジアル2軸
を電磁力等で制御する系において、 ラジアル2軸方向関連の信号を入力とし、2軸方向の制
御信号の構成に必要な正又は負の角周波数成分を抽出す
るための回転体制御用フィルタ回路であって、 各軸の信号経路に積分器を設け、それぞれに通過帯域幅
の1/2のゲインを伴った負のフィードバックを施すと
ともに、各積分器から該軸間を交差するフィードバック
を、第1軸から第2軸へのフィードバックは正、第2軸
から第1軸へのフィードバックは負となるように施し、
該両フィードバック経路には通過させたい中心角周波数
をゲインとして挿入して該角周波数成分を選択的に通過
させるようにしたことを特徴とする回転体制御用フィル
タ回路。 - 【請求項8】 回転体の回転軸と直交するラジアル2軸
を電磁力等で制御する系において、 ラジアル2軸方向関連の信号を入力とし、2軸方向の制
御信号の構成に必要な正または負の角周波数成分を阻止
または通過するための回転体制御用フィルタ回路であっ
て、 各軸の信号経路にゲインを1とする直結経路とそれから
分岐して並列に1次のローパスフィルタを設けてその出
力に該ローパスフィルタの折れ点角周波数から該阻止帯
域幅または通過にあっては裾の帯域幅(外側折れ点角周
波数の差)の1/2を差し引いた値をゲインとして乗じ
て、該直結経路に戻して減算結合し、該各ローパスフィ
ルタの出力から該軸間を交差して該ローパスフィルタへ
フィードバックする経路を設け、その経路には阻止した
い中心角周波数をゲインとして挿入し、該接続点では第
1軸から第2軸への経路は加算、第2軸から第1軸への
経路は減算となるように結合し、該中心角周波数を中心
とする阻止または通過の帯域幅成分の信号を阻止または
通過するようにしたことを特徴とする回転体制御用フィ
ルタ回路。 - 【請求項9】 回転体の回転軸と直交するラジアル2軸
を電磁力等で制御する系において、 ラジアル2軸方向関連の信号を入力とし、2軸方向の制
御信号の構成に必要な正または負の角周波数成分ω1を
通過させ、他の正または負の角周波数成分ω2を阻止す
るための回転体制御用フィルタ回路であって、 各軸の信号経路にゲインを1とする直結経路とその各々
から分岐して二つの並列回路を設け、該二つの並列回路
の一方には阻止帯域幅の1/2の角周波数からその後部
に接続される1次のローパスフィルタの折れ点角周波数
である通過帯域幅の1/2を差し引いた量をゲインとし
て与えて該ローパスフィルタへの入力とし、他方の並列
回路にはω1−ω2をゲインとして与え、その接続は該ロ
ーパスフィルタの入力部へ交差して接続し、該接続点で
は第1軸から第2軸への経路は加算、第2軸から第1へ
の経路は減算となるように結合し、 該ローパスフィルタの出力の一つは該直結経路へ加算接
続し、他の出力は該ローパスフィルタの該入力部へ該軸
間を交差フィードバックしてω1をゲインとして与え、
該入力部での接続点では第1軸から第2軸への経路は加
算、第2軸から第1軸への経路は減算となるように結合
し、ω1を中心とする近傍の帯域幅を通過させるととも
にω2を中心とする近傍の帯域幅を阻止するようにした
ことを特徴とする回転体制御用フィルタ回路。 - 【請求項10】 回転体の回転軸と直交するラジアル2
軸を電磁力等で制御する系において、ラジアル2軸方向
関連の信号を入力とし、2軸方向の制御信号を出力とす
る制御回路であって、 該入力信号から正負を問わずに必要な角周波数成分また
は帯域を抽出し、 ラジアル2軸の各経路を分岐させ、その一方に第1の定
数Aをゲインとして与えて一方の経路に加算し、他方の
経路に第2の定数Bをゲインとして与えて該軸間を交差
して一方の経路に接続し、該接続点では第1軸から第2
軸への経路は加算、第2軸から第1軸への経路は減算と
なるように結合したことを特徴とする回転体の制御回
路。 - 【請求項11】 請求項2において、複素係数伝達関数
が、k(s+b−jω2)/(s+a−jω1)で与えられ、角
周波数ω1とω2を任意に選んだ場合に、bをゼロまたは
微小、aを発振しない程度に小さく設定することによ
り、該両角周波数間の帯域幅にわたって位相を鋭く逆転
させることを特徴とする回転体制御用フィルタ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23131996A JP3304042B2 (ja) | 1995-08-18 | 1996-08-13 | 回転体制御用フィルタ回路 |
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| JP23131996A Expired - Fee Related JP3304042B2 (ja) | 1995-08-18 | 1996-08-13 | 回転体制御用フィルタ回路 |
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007013750A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Hitachi Plant Technologies Ltd | バンドパスフィルタ |
| JP2012182809A (ja) * | 2007-03-27 | 2012-09-20 | Qualcomm Inc | 無線通信装置における送信信号漏出の排除 |
| JP2013143876A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Daihen Corp | 電力変換回路の制御回路、この制御回路を用いた系統連系インバータシステムおよび単相pwmコンバータシステム |
| JP2024127547A (ja) * | 2023-03-09 | 2024-09-20 | 株式会社Tmeic | バンドパスフィルタ、共振点検出器、制御装置、及び制御方法 |
-
1996
- 1996-08-13 JP JP23131996A patent/JP3304042B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007013750A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Hitachi Plant Technologies Ltd | バンドパスフィルタ |
| JP2012182809A (ja) * | 2007-03-27 | 2012-09-20 | Qualcomm Inc | 無線通信装置における送信信号漏出の排除 |
| JP2013143876A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Daihen Corp | 電力変換回路の制御回路、この制御回路を用いた系統連系インバータシステムおよび単相pwmコンバータシステム |
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| JP3304042B2 (ja) | 2002-07-22 |
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