JPH09120528A - 磁気ディスクの製造方法及び製造装置 - Google Patents
磁気ディスクの製造方法及び製造装置Info
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- JPH09120528A JPH09120528A JP23165196A JP23165196A JPH09120528A JP H09120528 A JPH09120528 A JP H09120528A JP 23165196 A JP23165196 A JP 23165196A JP 23165196 A JP23165196 A JP 23165196A JP H09120528 A JPH09120528 A JP H09120528A
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- Japan
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- head
- polishing tape
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気ヘッドのヘッドクラッシュ要因、CSS特
性、ヘッド粘着などの摺動特性に配慮し、最適な表面性
状を形成するテクスチャー加工した下地板を用い、ヘッ
ド浮上特性に優れ、高信頼度の磁気ディスク及びその製
造方法を提供する。 【構成】磁気ディスク用基板上に多数の均一な微細溝、
微細突部を、ダイヤモンドバイトや微細砥粒等の切削工
具により形成することにより達成される。
性、ヘッド粘着などの摺動特性に配慮し、最適な表面性
状を形成するテクスチャー加工した下地板を用い、ヘッ
ド浮上特性に優れ、高信頼度の磁気ディスク及びその製
造方法を提供する。 【構成】磁気ディスク用基板上に多数の均一な微細溝、
微細突部を、ダイヤモンドバイトや微細砥粒等の切削工
具により形成することにより達成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜磁気ディスクの表面
性状に係り、特に薄膜磁気ディスクのヘッド浮上特性
や、CCS特性、ヘッド粘着などの耐摺動特性に対して
好適な表面性状の磁気ディスクおよびその製造方法に関
する。
性状に係り、特に薄膜磁気ディスクのヘッド浮上特性
や、CCS特性、ヘッド粘着などの耐摺動特性に対して
好適な表面性状の磁気ディスクおよびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄膜磁気ディスク用基板に微細溝
を形成した(以下、この微細溝を形成する表面加工をテ
クスチャー加工と呼ぶ)下地体については、特開昭62
−219227号に記載のように、下地体の表面凹凸
が、最大面粗さ0.02〜0.1μmであり、この下地
体1の上に、図10に示すように非磁性金属層31、磁
性薄膜媒体32を形成した結果、上記最大面粗さの範囲
で磁性薄膜体の保持力が500Oe以上となり非磁性金
属膜(クロム膜)を薄くできるので生産性が向上した。
また、コンタクト・スタート・ストップテストの結果と
して2万回にてディスク表面に傷が見られなかったが、
最大面粗さが0.1μm以上になるとヘッドクラッシュ
が生じやすく、テクスチャーを施さない場合にはコンタ
クト・スタート・ストップが5000回を過ぎると傷が
生じ、ヘッドクラッシュを起したことが述べられてい
る。
を形成した(以下、この微細溝を形成する表面加工をテ
クスチャー加工と呼ぶ)下地体については、特開昭62
−219227号に記載のように、下地体の表面凹凸
が、最大面粗さ0.02〜0.1μmであり、この下地
体1の上に、図10に示すように非磁性金属層31、磁
性薄膜媒体32を形成した結果、上記最大面粗さの範囲
で磁性薄膜体の保持力が500Oe以上となり非磁性金
属膜(クロム膜)を薄くできるので生産性が向上した。
また、コンタクト・スタート・ストップテストの結果と
して2万回にてディスク表面に傷が見られなかったが、
最大面粗さが0.1μm以上になるとヘッドクラッシュ
が生じやすく、テクスチャーを施さない場合にはコンタ
クト・スタート・ストップが5000回を過ぎると傷が
生じ、ヘッドクラッシュを起したことが述べられてい
る。
【0003】ここで、従来のテクスチャー加工は、一例
として特開昭54−23294号に記載のように図12
に示すような方法、また円板加工装置がある。図におい
て、2は、円板に係る下地基板であり、この円板の半径
方向に、この円板を挾むようにして一対のコンタクトロ
ーラ8(いずれもゴム質等の弾性体)の中心軸を配設
し、これらコンタクトローラ8と円板2との間に、上下
方向に走行する研磨テープ4を介在させる。そして、コ
ンタクトローラを押圧し、円板を回転させると同時に、
コンタクトローラ8を円板2の半径方向に往復摺動させ
ることにより、円板の両面を同時に加工する方法であ
る。このテクスチャー加工によれば、研磨テープによっ
て、研磨むらなどのない微細溝を形成する事ができる
が、この形状に伴って、溝の肩部に不安定な盛り上がり
を生じ、この盛り上がりが微細突部として表面に残る問
題があった。
として特開昭54−23294号に記載のように図12
に示すような方法、また円板加工装置がある。図におい
て、2は、円板に係る下地基板であり、この円板の半径
方向に、この円板を挾むようにして一対のコンタクトロ
ーラ8(いずれもゴム質等の弾性体)の中心軸を配設
し、これらコンタクトローラ8と円板2との間に、上下
方向に走行する研磨テープ4を介在させる。そして、コ
ンタクトローラを押圧し、円板を回転させると同時に、
コンタクトローラ8を円板2の半径方向に往復摺動させ
ることにより、円板の両面を同時に加工する方法であ
る。このテクスチャー加工によれば、研磨テープによっ
て、研磨むらなどのない微細溝を形成する事ができる
が、この形状に伴って、溝の肩部に不安定な盛り上がり
を生じ、この盛り上がりが微細突部として表面に残る問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、下地体の
表面に最大面粗さ0.02μm〜0.1μmの凹凸を形
成(テクスチャー加工)することによって、非磁性金属
層(クロム膜)の厚さを薄くしても、磁性薄膜媒体(C
o−Ni)の保持力は500Oe以上であり、また、2
万回のコンタクト・スタート・ストップ特性を満足し、
ヘッドクラッシュを生じないと述べられている。しかし
ながら、従来技術では、最大面粗さのみを規定している
だけでアルミニウム合金や陽極酸化アルミニウム、ある
いはNi−Pめっき等の被覆した下地基板面に、微細溝
を形成するテクスチャー加工を施すと溝の肩部に微細な
突起が生じ、この微細な突起のために、ヘッドが狭い浮
上隙間、例えばヘッド浮上隙間0.2μmで浮上試験を
した場合、ヘッドと微細突起とが間欠適に接触し、ヘッ
ド浮上安定性を損ないヘッドクラッシュが生じる点、ま
たCSS試験によるディスク最表面がヘッドの摺動によ
り変化し、この変化によってディスク表面が平滑化し、
ヘッドに及ぼす水平抵抗力が増大しヘッドクラッシュが
生じる点等から、テクスチャー加工による微細突部の規
定が重要であり、ただ単に最大面粗さの規定では円板C
SSやヘッドクラッシュを説明することができず、最大
面粗さよりも平均面からの突部の形状や頻度が重要であ
ることに対して配置がなされておらず、ヘッドクラッシ
ュやCSS特性を改善すべき下地基板の表面凹凸形状に
ついて最も重要な提示がない問題があった。
表面に最大面粗さ0.02μm〜0.1μmの凹凸を形
成(テクスチャー加工)することによって、非磁性金属
層(クロム膜)の厚さを薄くしても、磁性薄膜媒体(C
o−Ni)の保持力は500Oe以上であり、また、2
万回のコンタクト・スタート・ストップ特性を満足し、
ヘッドクラッシュを生じないと述べられている。しかし
ながら、従来技術では、最大面粗さのみを規定している
だけでアルミニウム合金や陽極酸化アルミニウム、ある
いはNi−Pめっき等の被覆した下地基板面に、微細溝
を形成するテクスチャー加工を施すと溝の肩部に微細な
突起が生じ、この微細な突起のために、ヘッドが狭い浮
上隙間、例えばヘッド浮上隙間0.2μmで浮上試験を
した場合、ヘッドと微細突起とが間欠適に接触し、ヘッ
ド浮上安定性を損ないヘッドクラッシュが生じる点、ま
たCSS試験によるディスク最表面がヘッドの摺動によ
り変化し、この変化によってディスク表面が平滑化し、
ヘッドに及ぼす水平抵抗力が増大しヘッドクラッシュが
生じる点等から、テクスチャー加工による微細突部の規
定が重要であり、ただ単に最大面粗さの規定では円板C
SSやヘッドクラッシュを説明することができず、最大
面粗さよりも平均面からの突部の形状や頻度が重要であ
ることに対して配置がなされておらず、ヘッドクラッシ
ュやCSS特性を改善すべき下地基板の表面凹凸形状に
ついて最も重要な提示がない問題があった。
【0005】ここで、微細突部とは、図29に示すよう
に、円板の近似的に円周方向、あるいは螺旋状に形成し
たテクスチャー加工面に対して、円板の半径方向に測定
した表面粗さ曲線について、その粗さ曲線の中心線から
凸方向、即ち微細な高さの個々の山を示す。また、微細
突部の高さは、個々の頂部と中心線との距離を表す。
に、円板の近似的に円周方向、あるいは螺旋状に形成し
たテクスチャー加工面に対して、円板の半径方向に測定
した表面粗さ曲線について、その粗さ曲線の中心線から
凸方向、即ち微細な高さの個々の山を示す。また、微細
突部の高さは、個々の頂部と中心線との距離を表す。
【0006】本発明の目的は、ヘッドクラッシュ要因、
CSS特性、ヘッド粘着などの摺動特性に配慮し、最適
な表面性状を形成するテクスチャー加工したNi−Pめ
っき等の下地基板を用い、ヘッド浮上特性に優れ、かつ
高信頼度の磁気ディスクおよびその製造方法を提供する
ことにある。
CSS特性、ヘッド粘着などの摺動特性に配慮し、最適
な表面性状を形成するテクスチャー加工したNi−Pめ
っき等の下地基板を用い、ヘッド浮上特性に優れ、かつ
高信頼度の磁気ディスクおよびその製造方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、磁気ディス
ク用基板、例えば、アルミニウム合金や陽極酸化アルミ
ニウム、Ni−Pめっき等を被覆したアルミニウム合
金、またガラスやプラスチック等の基板上に、多数の均
一な微細溝、微細突部を形成することを特徴とする。
ク用基板、例えば、アルミニウム合金や陽極酸化アルミ
ニウム、Ni−Pめっき等を被覆したアルミニウム合
金、またガラスやプラスチック等の基板上に、多数の均
一な微細溝、微細突部を形成することを特徴とする。
【0008】これらの微細溝、微細突部は、上記基板面
にダイヤモンドバイトや微細砥粒等の切削工具により微
細溝を形成することによって、溝部の肩部には、図11
に示すような盛り上がり部36が形成される。これらの
微細突部の盛り上がり高さは、溝37の深さや大きさに
よって設定され、微細溝の頻度は、微細砥粒の密度や工
具送り等の加工条件により設定される。
にダイヤモンドバイトや微細砥粒等の切削工具により微
細溝を形成することによって、溝部の肩部には、図11
に示すような盛り上がり部36が形成される。これらの
微細突部の盛り上がり高さは、溝37の深さや大きさに
よって設定され、微細溝の頻度は、微細砥粒の密度や工
具送り等の加工条件により設定される。
【0009】ここで、磁気ディスクの表面性状として必
須な要点は、ヘッドクラッシュを生じないで、かつ電気
特性、CSS特性、ヘッド粘着等の磁気ディスクの諸特
性を満足することである。磁気ディスクは高密度化を達
成するためヘッド浮上隙間が狭くなるのでヘッドとディ
スクとの衝突を回避するためディスク表面は超平滑面が
要求される。一方、プロセス時間を短縮する必要から、
ヘッドとディスクと停止時に接触し、円板回転とともに
浮上する。いわゆるコンタクト・スタート・ストップ
(以下にCSSと略記する)を行う。このため、ディス
ク表面が平滑面すなわち表面粗さが非常に小さい場合に
は、停止時にヘッドとディスクとはディスク面上の潤滑
剤あるいは雰囲気の水分によりヘッド粘着を生じ、円板
回転時にヘッド支持のジンバルやアームの破損また回転
駆動不能となる問題があった。図13、図14に、発明
者らにより実験した結果を示す。研磨テープを用い下地
基板上に形成したテクスチャー加工(詳細は後で説明す
る)による微細突部の高さ、存在密度とヘッド浮上特
性、ヘッド粘着力との関係を示す。この結果から、ヘッ
ド浮上特性およびヘッド粘着力との2つの特性を満足す
る表面性状の最適な範囲が存在することがわかる。
須な要点は、ヘッドクラッシュを生じないで、かつ電気
特性、CSS特性、ヘッド粘着等の磁気ディスクの諸特
性を満足することである。磁気ディスクは高密度化を達
成するためヘッド浮上隙間が狭くなるのでヘッドとディ
スクとの衝突を回避するためディスク表面は超平滑面が
要求される。一方、プロセス時間を短縮する必要から、
ヘッドとディスクと停止時に接触し、円板回転とともに
浮上する。いわゆるコンタクト・スタート・ストップ
(以下にCSSと略記する)を行う。このため、ディス
ク表面が平滑面すなわち表面粗さが非常に小さい場合に
は、停止時にヘッドとディスクとはディスク面上の潤滑
剤あるいは雰囲気の水分によりヘッド粘着を生じ、円板
回転時にヘッド支持のジンバルやアームの破損また回転
駆動不能となる問題があった。図13、図14に、発明
者らにより実験した結果を示す。研磨テープを用い下地
基板上に形成したテクスチャー加工(詳細は後で説明す
る)による微細突部の高さ、存在密度とヘッド浮上特
性、ヘッド粘着力との関係を示す。この結果から、ヘッ
ド浮上特性およびヘッド粘着力との2つの特性を満足す
る表面性状の最適な範囲が存在することがわかる。
【0010】さらに、上記の表面性状とCSS特性との
関係について、図を用いて説明する。
関係について、図を用いて説明する。
【0011】図27は、微細な砥粒を用いて下地基板に
テクスチャー加工を施した表面の断面形状を表し、微細
突部が、ばらつきをもって存在している。
テクスチャー加工を施した表面の断面形状を表し、微細
突部が、ばらつきをもって存在している。
【0012】ここで、テクスチャー加工した表面の断面
形状の測定法について説明する。この断面形状は、表面
粗さ計タリステップ(ランクテーラーホブソン社製)を
用い、この触針形状が0.1μm×2.5μmのスタイ
ラスを使用して、下地基板の半径方向に測定した曲線で
ある。また、この断面形状のアボットベアリングカーブ
やピークカウント分布曲線はタリステップからの出力信
号をA/D変換し、コンピュータ処理によりサンプリン
グ間隔を40nmとして求めた。
形状の測定法について説明する。この断面形状は、表面
粗さ計タリステップ(ランクテーラーホブソン社製)を
用い、この触針形状が0.1μm×2.5μmのスタイ
ラスを使用して、下地基板の半径方向に測定した曲線で
ある。また、この断面形状のアボットベアリングカーブ
やピークカウント分布曲線はタリステップからの出力信
号をA/D変換し、コンピュータ処理によりサンプリン
グ間隔を40nmとして求めた。
【0013】この断面形状のアボットの負荷曲線は、図
28に示すように、切断長さ比が小さい範囲、すなわち
図28のA部の範囲で、負荷曲線の勾配が大きい。この
図27のような表面上を磁気ヘッドがCSSを繰り返す
と、微細突部はヘッドスライダー面との接触が少なく、
このため面圧W/S(W:ヘッド荷重、S:ヘッドスラ
イダーとディスク表面との真実接触面積)が大きくなる
ので、減耗あるいは変形が激しく生じ、微細突部を形成
した下地基板上に成膜した厚さ数十nmの磁性媒体や保
護膜が、多大なダメージを受ける。一方、CSSによる
微細突部の減耗あるいは変形は、微細突部の降伏強さを
σとすると、σ<W/Sの状態では、激しく生じ、また
σ≧W/Sとなる状態で少なくなる。そこで、CSSに
よって微細突部が減耗し、あるいは変形することによっ
て、真実接触面積が増大し、前記のσ≧W/Sを満足す
る真実接触面積Sになり、このとき、既に磁性媒体や保
護膜が損なわれずに形成されていれば、微細突部の減耗
や変形はほとんど無くなり、安定した表面になる。した
がって、図27に示す断面形状の下地基板を、さらに表
面加工し、図28に示すような微細突部を平滑化した、
モデル的に台形の形状に形成し、ヘッドスライダーとデ
ィスク表面との真実接触面積を大きくし、初期状態でσ
≧W/Sとなる真実接触面積の表面形状にすれば、微細
突部の面圧が小さくなるので、CSSにより微細突部の
減耗や変形はほとんど無くなり、磁気ディスクとして安
定した高信頼度の表面を得ることになる。この図28に
示す断面形状のアボットの負荷曲線は、図28のように
なり、図28のA部に示すごとく、極表面での負荷曲線
の勾配が非常に小さくなっていることがわかる。
28に示すように、切断長さ比が小さい範囲、すなわち
図28のA部の範囲で、負荷曲線の勾配が大きい。この
図27のような表面上を磁気ヘッドがCSSを繰り返す
と、微細突部はヘッドスライダー面との接触が少なく、
このため面圧W/S(W:ヘッド荷重、S:ヘッドスラ
イダーとディスク表面との真実接触面積)が大きくなる
ので、減耗あるいは変形が激しく生じ、微細突部を形成
した下地基板上に成膜した厚さ数十nmの磁性媒体や保
護膜が、多大なダメージを受ける。一方、CSSによる
微細突部の減耗あるいは変形は、微細突部の降伏強さを
σとすると、σ<W/Sの状態では、激しく生じ、また
σ≧W/Sとなる状態で少なくなる。そこで、CSSに
よって微細突部が減耗し、あるいは変形することによっ
て、真実接触面積が増大し、前記のσ≧W/Sを満足す
る真実接触面積Sになり、このとき、既に磁性媒体や保
護膜が損なわれずに形成されていれば、微細突部の減耗
や変形はほとんど無くなり、安定した表面になる。した
がって、図27に示す断面形状の下地基板を、さらに表
面加工し、図28に示すような微細突部を平滑化した、
モデル的に台形の形状に形成し、ヘッドスライダーとデ
ィスク表面との真実接触面積を大きくし、初期状態でσ
≧W/Sとなる真実接触面積の表面形状にすれば、微細
突部の面圧が小さくなるので、CSSにより微細突部の
減耗や変形はほとんど無くなり、磁気ディスクとして安
定した高信頼度の表面を得ることになる。この図28に
示す断面形状のアボットの負荷曲線は、図28のように
なり、図28のA部に示すごとく、極表面での負荷曲線
の勾配が非常に小さくなっていることがわかる。
【0014】本発明者らの実験では、図27に示すよう
な断面形状の表面を有する従来のテクスチャー加工面に
ついて、一例としてアボットの負荷曲線は、断面曲線の
頂部から5nm〜10nm、即ち切断高さ5nm〜10
nmでの切断長さ比が0.1%以下であり、このような
下地基板を用いた磁気ディスクでは、CSS回数200
0回以下でヘッドクラッシュを生じた。また、本発明の
テクスチャー加工を2段階にわけて加工した。図28に
示すような表面、すなわち、切断高さ5nm〜10nm
での切断長さ比が0.1〜10%であるアボットの負荷
曲線の表面を有する下地基板を用いた磁気ディスクで
は、CSS回数が20000回以上で磁気媒体および保
護膜ともそれぞれの機能を維持し、安定した表面状態を
保っていた。
な断面形状の表面を有する従来のテクスチャー加工面に
ついて、一例としてアボットの負荷曲線は、断面曲線の
頂部から5nm〜10nm、即ち切断高さ5nm〜10
nmでの切断長さ比が0.1%以下であり、このような
下地基板を用いた磁気ディスクでは、CSS回数200
0回以下でヘッドクラッシュを生じた。また、本発明の
テクスチャー加工を2段階にわけて加工した。図28に
示すような表面、すなわち、切断高さ5nm〜10nm
での切断長さ比が0.1〜10%であるアボットの負荷
曲線の表面を有する下地基板を用いた磁気ディスクで
は、CSS回数が20000回以上で磁気媒体および保
護膜ともそれぞれの機能を維持し、安定した表面状態を
保っていた。
【0015】さらに、CSSによる磁気ディスク表面の
詳細な変形をしらべた。発明者らの実験では、テクスチ
ャー加工した基板に対して、コンタクト・スタート・ス
トップCSS試験を行った基板表面では、図15に示す
CSS試験したディスク表面のSEM観察から測定した
表面形状、また図16に示すディスク表面のアボット負
荷曲線(詳細説明は後述する)から、初期状態の微細突
部の頂部は磁気ヘッドの摺動の繰り返しによって平滑化
され、またこの際のヘッドとディスクとの接触する微細
突部の数が増大することがわかった。例えば、CSS回
数が2万回での表面の変化は、図15(b)のA部に示
すように磁気ヘッドのスライダ面との接触によって初期
状態の頂部から高さ5〜10nm微細突部が変化し、ま
た図17に示すこの時のディスク表面のピークカウント
分布曲線から微細突部が初期状態の頂部から5〜10n
m変化すると、磁気ヘッドと接触する微細突部の数は数
千個/mm2〜数十万個/mm2になっていた。すなわち微細
突部の数の高さが数十nm以上であると、磁気ヘッドの
浮上特性を劣化させ、ヘッドクラッシュを生じる要因と
なり、また微細突部が数十nm以下であっても、存在密
度が少ない場合、CSS試験のヘッド摺動時でのヘッド
荷重を支持する基板面、すなわち微細突部の数が少なく
CSS回数とともに即時に平滑化され、ヘッド接線力が
増大することによりヘッドクラッシュを生じやすくな
る。
詳細な変形をしらべた。発明者らの実験では、テクスチ
ャー加工した基板に対して、コンタクト・スタート・ス
トップCSS試験を行った基板表面では、図15に示す
CSS試験したディスク表面のSEM観察から測定した
表面形状、また図16に示すディスク表面のアボット負
荷曲線(詳細説明は後述する)から、初期状態の微細突
部の頂部は磁気ヘッドの摺動の繰り返しによって平滑化
され、またこの際のヘッドとディスクとの接触する微細
突部の数が増大することがわかった。例えば、CSS回
数が2万回での表面の変化は、図15(b)のA部に示
すように磁気ヘッドのスライダ面との接触によって初期
状態の頂部から高さ5〜10nm微細突部が変化し、ま
た図17に示すこの時のディスク表面のピークカウント
分布曲線から微細突部が初期状態の頂部から5〜10n
m変化すると、磁気ヘッドと接触する微細突部の数は数
千個/mm2〜数十万個/mm2になっていた。すなわち微細
突部の数の高さが数十nm以上であると、磁気ヘッドの
浮上特性を劣化させ、ヘッドクラッシュを生じる要因と
なり、また微細突部が数十nm以下であっても、存在密
度が少ない場合、CSS試験のヘッド摺動時でのヘッド
荷重を支持する基板面、すなわち微細突部の数が少なく
CSS回数とともに即時に平滑化され、ヘッド接線力が
増大することによりヘッドクラッシュを生じやすくな
る。
【0016】また、微細突部の数が少ないと、ヘッド荷
重を受ける微細突部の面圧が大きくなるので微細突部が
減少もしくは減耗しやすく、基板表面に形成された数n
mの潤滑剤層や保護膜層が損傷等を受けやすくなり、ま
た微細密度が数十万個/mm2以上で存在密度が大きい
場合、磁気ヘッドによる基板上の微細突部の変化は少な
いが、接触面積が大きくなるため潤滑剤や雰囲気の水分
の影響でヘッド粘着が生じ易く、またCSS時の磁気ヘ
ッドの摺動抵抗が増大し、磁気ヘッドのジンバルやアー
ムの破壊、ディスク回転の困難などの問題を生じた。
重を受ける微細突部の面圧が大きくなるので微細突部が
減少もしくは減耗しやすく、基板表面に形成された数n
mの潤滑剤層や保護膜層が損傷等を受けやすくなり、ま
た微細密度が数十万個/mm2以上で存在密度が大きい
場合、磁気ヘッドによる基板上の微細突部の変化は少な
いが、接触面積が大きくなるため潤滑剤や雰囲気の水分
の影響でヘッド粘着が生じ易く、またCSS時の磁気ヘ
ッドの摺動抵抗が増大し、磁気ヘッドのジンバルやアー
ムの破壊、ディスク回転の困難などの問題を生じた。
【0017】ここで、アボットの負荷曲線について、詳
細に説明する。このアボットの負荷曲線は、ABBOT
T−FIRESTONE(OR BEARING RA
TIO)CURVEと呼ばれ、一般に軸受等の摺動特性
を評価するために用いられている。このアボットの負荷
曲線は図30に示すように、表面の断面曲線(あるいは
表面粗さ曲線)の基準長さEに対して、断面曲線の頂部
から一定間隔に断面曲線を切断し、この切断線による断
面曲線のそれぞれの切断長さの合計を基準長さEで割っ
た値を百分率で切断線毎に表した曲線を示す。断面曲線
の頂部においては、切断線による切断長さは小さく、切
断長さ比が小さい。すなわち、この表面上に摺動体があ
ると、摺動の初期では切断曲線の頂部のみで摺動体を支
持するので受圧面積が小さく、面圧が大きくなるので、
摺動体により頂部は摩擦摺動し、減耗や変形が生じやす
い。したがって、摺動曲線の頂部の切断長さ比が大きな
表面、すなわちアボットの負荷曲線において、切断長さ
比が小さい範囲で、負荷曲線の勾配が小さい表面形状を
現す表面では、受圧面積が初期状態で大きく、摺動体を
支持するそれぞれの微細突部の面圧が小さくなるので、
耐摺動特性が良くなる。このように、アボットの負荷曲
線は、摺動体に対する摺動される表面の断面曲線につい
て、負荷能力を表す評価方法の一つである。
細に説明する。このアボットの負荷曲線は、ABBOT
T−FIRESTONE(OR BEARING RA
TIO)CURVEと呼ばれ、一般に軸受等の摺動特性
を評価するために用いられている。このアボットの負荷
曲線は図30に示すように、表面の断面曲線(あるいは
表面粗さ曲線)の基準長さEに対して、断面曲線の頂部
から一定間隔に断面曲線を切断し、この切断線による断
面曲線のそれぞれの切断長さの合計を基準長さEで割っ
た値を百分率で切断線毎に表した曲線を示す。断面曲線
の頂部においては、切断線による切断長さは小さく、切
断長さ比が小さい。すなわち、この表面上に摺動体があ
ると、摺動の初期では切断曲線の頂部のみで摺動体を支
持するので受圧面積が小さく、面圧が大きくなるので、
摺動体により頂部は摩擦摺動し、減耗や変形が生じやす
い。したがって、摺動曲線の頂部の切断長さ比が大きな
表面、すなわちアボットの負荷曲線において、切断長さ
比が小さい範囲で、負荷曲線の勾配が小さい表面形状を
現す表面では、受圧面積が初期状態で大きく、摺動体を
支持するそれぞれの微細突部の面圧が小さくなるので、
耐摺動特性が良くなる。このように、アボットの負荷曲
線は、摺動体に対する摺動される表面の断面曲線につい
て、負荷能力を表す評価方法の一つである。
【0018】したがって、テクスチャー加工した基板の
表面性状は、ヘッドの浮上特性やヘッド荷重、ヘッド摺
動による摩擦摩耗による表面変化を考慮し、上述の結果
から、微細突部の高さは数nm〜数十nmとし、微細突
部の頻度を数千個/mm2〜数十万個/mm2とした均一
な微小突部を形成した表面が望ましい。この観点から、
磁気ディスク用基板に対して最適な表面は、図6に示す
ように、基板表面に疑似的に円周方向の微細溝を形成
し、すなわちテクスチャー加工した基板面の断面形状
で、微細突部の高さが数nm〜数十nmでかつ均一であ
り、基板面上の存在密度が数千個/mm2〜数十万個/mm2
である。
表面性状は、ヘッドの浮上特性やヘッド荷重、ヘッド摺
動による摩擦摩耗による表面変化を考慮し、上述の結果
から、微細突部の高さは数nm〜数十nmとし、微細突
部の頻度を数千個/mm2〜数十万個/mm2とした均一
な微小突部を形成した表面が望ましい。この観点から、
磁気ディスク用基板に対して最適な表面は、図6に示す
ように、基板表面に疑似的に円周方向の微細溝を形成
し、すなわちテクスチャー加工した基板面の断面形状
で、微細突部の高さが数nm〜数十nmでかつ均一であ
り、基板面上の存在密度が数千個/mm2〜数十万個/mm2
である。
【0019】このような表面性状の基板を得る方法とし
て、種々の方法があるが、一つの方法として、例えば、
特開昭54−23294号に記してある研磨テープのよ
うな固定砥粒を用い、図1に示すように、予め鏡面加工
した基板に対して、加工ヘッドを基板の半径方向に往復
摺動させ、疑似的に円周状の微細溝を形成する加工法を
適用し、溝肩部に生じた微細な盛り上がりを数nmから
数十nmに制御する。さらに、上記研磨テープより微細
な砥粒の研磨テープで、軽荷重かつ基板を高速回転させ
ることにより、前記の微細突部の高さを均一化させる加
工を行う。微細突部の頻度は研磨テープの粒度を変え、
また作用砥粒数を制御することによって任意に変えるこ
とができる。
て、種々の方法があるが、一つの方法として、例えば、
特開昭54−23294号に記してある研磨テープのよ
うな固定砥粒を用い、図1に示すように、予め鏡面加工
した基板に対して、加工ヘッドを基板の半径方向に往復
摺動させ、疑似的に円周状の微細溝を形成する加工法を
適用し、溝肩部に生じた微細な盛り上がりを数nmから
数十nmに制御する。さらに、上記研磨テープより微細
な砥粒の研磨テープで、軽荷重かつ基板を高速回転させ
ることにより、前記の微細突部の高さを均一化させる加
工を行う。微細突部の頻度は研磨テープの粒度を変え、
また作用砥粒数を制御することによって任意に変えるこ
とができる。
【0020】
【作用】磁気ディスク基板上に形成された微細突部の高
さが数nm〜数十nm、存在密度が数千個/mm2〜数十
万個/mm2の均一な多数の微細突部は、磁気ヘッドがC
SS時にヘッドのスライダー面と接触し、ヘッド荷重を
受ける。また、磁気ディスク表面上に塗布された潤滑膜
を保持すると同時に、磁気ヘッドとの粘着を防止する作
用がある。さらに、多数の微細突部がヘッドスライダー
面に接するので、個々の微細突部の面圧が小さくなるた
め、CSSを繰り返すことによる微細突部の変化、すな
わち変形や減耗が少なく、初期状態の表面性状を維持す
る。さらに、微細突部の高さは数nm〜数十nmであ
り、磁気ヘッドの浮上隙間(定常状態での磁気ヘッドと
磁気ディスク表面との隙間)150〜250nmに対し
て非常に小さく、磁気ディスクの組立精度、回転精度や
磁気ヘッドの浮上変動を考慮しても充分に余裕を以て磁
気ヘッドは浮上し、磁気ヘッドの衝突によるヘッドクラ
ッシュは生じない。
さが数nm〜数十nm、存在密度が数千個/mm2〜数十
万個/mm2の均一な多数の微細突部は、磁気ヘッドがC
SS時にヘッドのスライダー面と接触し、ヘッド荷重を
受ける。また、磁気ディスク表面上に塗布された潤滑膜
を保持すると同時に、磁気ヘッドとの粘着を防止する作
用がある。さらに、多数の微細突部がヘッドスライダー
面に接するので、個々の微細突部の面圧が小さくなるた
め、CSSを繰り返すことによる微細突部の変化、すな
わち変形や減耗が少なく、初期状態の表面性状を維持す
る。さらに、微細突部の高さは数nm〜数十nmであ
り、磁気ヘッドの浮上隙間(定常状態での磁気ヘッドと
磁気ディスク表面との隙間)150〜250nmに対し
て非常に小さく、磁気ディスクの組立精度、回転精度や
磁気ヘッドの浮上変動を考慮しても充分に余裕を以て磁
気ヘッドは浮上し、磁気ヘッドの衝突によるヘッドクラ
ッシュは生じない。
【0021】したがって、磁気ディスクの表面に成膜さ
れた厚さ数nmの保護膜や潤滑膜の減耗や損傷はほとん
どなく、ヘッド粘着も発生せず、CSSの繰り返しによ
るヘッド接線力の増加もなく、ヘッド浮上特性、耐摺動
特性に対する信頼性の高い磁気ディスクを得ることがで
きる。
れた厚さ数nmの保護膜や潤滑膜の減耗や損傷はほとん
どなく、ヘッド粘着も発生せず、CSSの繰り返しによ
るヘッド接線力の増加もなく、ヘッド浮上特性、耐摺動
特性に対する信頼性の高い磁気ディスクを得ることがで
きる。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例を図にしたがって説明す
る。本発明は、厚さ10μmのNi−Pめっきを施し、
表面粗さ2〜3nmRa以下に平滑研磨した後、研磨テ
ープによって溝形状が図18(表面粗さ計タリステップ
を用い、触針形状0.1×2.5μmにより溝に対して
直角方向に測定した断面形状)に示すように、微細溝の
肩部に生じた微細突部の高さが数nmから数十nmと均
一で、存在密度が2000〜3000個/mm2に形成し
た内径40mm外径130mmのAl円板である。この基板
上に図9に示すような厚さ約500nmのCr系の非磁
性金属膜31および厚さ約60nmのCo−Ni系磁性
媒体32をスパッタ形成し、さらに厚さ約50nmのカ
ーボン保護膜33、潤滑膜34を形成した。
る。本発明は、厚さ10μmのNi−Pめっきを施し、
表面粗さ2〜3nmRa以下に平滑研磨した後、研磨テ
ープによって溝形状が図18(表面粗さ計タリステップ
を用い、触針形状0.1×2.5μmにより溝に対して
直角方向に測定した断面形状)に示すように、微細溝の
肩部に生じた微細突部の高さが数nmから数十nmと均
一で、存在密度が2000〜3000個/mm2に形成し
た内径40mm外径130mmのAl円板である。この基板
上に図9に示すような厚さ約500nmのCr系の非磁
性金属膜31および厚さ約60nmのCo−Ni系磁性
媒体32をスパッタ形成し、さらに厚さ約50nmのカ
ーボン保護膜33、潤滑膜34を形成した。
【0023】このように作製した磁気ディスクの表面形
状は、図19に示すように上述の基板上での形状とほと
んど同じであり、表面粗さ5.5nmRa(基板上では
5.3nmRa)、微細突部の高さRpは19nm(同
20nm)であり、また存在密度もほとんど同じであっ
た。
状は、図19に示すように上述の基板上での形状とほと
んど同じであり、表面粗さ5.5nmRa(基板上では
5.3nmRa)、微細突部の高さRpは19nm(同
20nm)であり、また存在密度もほとんど同じであっ
た。
【0024】この磁気ディスクに対して、ヘッド浮上隙
間0.2μmにて浮上試験した結果、ヘッドとディスク
表面との接触は検知されず、良好な浮上特性を示し、C
SS回数による磁気ディスク表面形状の変化はほとんど
認められず、図20に示すようにCSS回数によるヘッ
ド接線力の増大はほとんど無く、またヘッド粘着の問題
も生じなくなり、磁気ディスクの信頼性を大幅に向上さ
せた。
間0.2μmにて浮上試験した結果、ヘッドとディスク
表面との接触は検知されず、良好な浮上特性を示し、C
SS回数による磁気ディスク表面形状の変化はほとんど
認められず、図20に示すようにCSS回数によるヘッ
ド接線力の増大はほとんど無く、またヘッド粘着の問題
も生じなくなり、磁気ディスクの信頼性を大幅に向上さ
せた。
【0025】比較例として、従来技術によって下地基板
に微細溝を形成した図5に示すような断面形状の磁気デ
ィスクでは、CSS回数とともにヘッド接線力は増大
し、磁気ヘッドの破損、ヘッドクラッシュ等の問題があ
った。またCSS回数とともにディスク表面の断面形状
は、本発明と比較すると著しく変化していることが分か
る。
に微細溝を形成した図5に示すような断面形状の磁気デ
ィスクでは、CSS回数とともにヘッド接線力は増大
し、磁気ヘッドの破損、ヘッドクラッシュ等の問題があ
った。またCSS回数とともにディスク表面の断面形状
は、本発明と比較すると著しく変化していることが分か
る。
【0026】ここで、上述の基板の作製法の一つを図1
にしたがって詳細に説明する。無電解Ni−Pめっき厚
さ10μm形成し、表面粗さ0.01μmRmax以下
に平滑研磨したAl円板の両面を粒度#3000のアル
ミナ砥粒の研磨テープで表面加工し、Ni−Pめっき基
板面に微細溝を形成する。
にしたがって詳細に説明する。無電解Ni−Pめっき厚
さ10μm形成し、表面粗さ0.01μmRmax以下
に平滑研磨したAl円板の両面を粒度#3000のアル
ミナ砥粒の研磨テープで表面加工し、Ni−Pめっき基
板面に微細溝を形成する。
【0027】この表面加工は、例えば特開昭54−23
294号に示されているように図12に示す基板の両面
に研磨テープをコンタクトローラで押圧し、基板を回転
させながら研磨テープを巻き取りながら、かつ研磨テー
プが基板全面に摺動するように基板上を往復摺動させ、
基板両面に近似的に円周状、あるいは螺旋状の微細な溝
を形成する。ここで、微細溝を形成する際に最も重要な
点は、下地基板上に均一な微細溝を形成するため加工中
の研磨テープに付加する加圧力を高精度に制御すること
である。この加圧力の変動成分として、研磨テープの巻
き取りによるバックテンションの影響、また円板の円周
方向のうねりや半径方向のそり等の形状による加圧力変
化がある。そこで微小な加圧力を付加するコンタクトロ
ーラの加圧手段として、平行板バネを用い、平行板バネ
を加圧方向に移動する加圧移動手段(圧電アクチュエー
タ)、平行板バネに取り付けられた加圧力測定手段(半
導体ストレーンゲージ)、その加圧力測定手段の出力に
応じ、上記加圧移動手段を制御する制御装置を設ける。
図21は、設定加圧力7.5Nにて加工した場合の図2
に示す歪ゲージ12,13からなる加圧力測定手段によ
る出力波形である。加圧力測定手段による出力は、円板
の両面、すなわち12,13から両方とも加工時には1
0.5Nを示しているが、研磨テープ巻き取りによるバ
ックテンション3N、および基板形状例えば円周方向う
ねりや基板半径方向のそりによる加圧力の変動は圧電ア
クチュエータにより制御され加工時の実際の加圧力を
7.5N±1Nに制御していることが分かる。これによ
り微細溝の断面形状は、平均面から微細突部の高さが2
0〜30nmで、発生頻度即ち微細突部の基板面状の存
在密度は約3000個/mm2の表面性状に制御すること
ができる。
294号に示されているように図12に示す基板の両面
に研磨テープをコンタクトローラで押圧し、基板を回転
させながら研磨テープを巻き取りながら、かつ研磨テー
プが基板全面に摺動するように基板上を往復摺動させ、
基板両面に近似的に円周状、あるいは螺旋状の微細な溝
を形成する。ここで、微細溝を形成する際に最も重要な
点は、下地基板上に均一な微細溝を形成するため加工中
の研磨テープに付加する加圧力を高精度に制御すること
である。この加圧力の変動成分として、研磨テープの巻
き取りによるバックテンションの影響、また円板の円周
方向のうねりや半径方向のそり等の形状による加圧力変
化がある。そこで微小な加圧力を付加するコンタクトロ
ーラの加圧手段として、平行板バネを用い、平行板バネ
を加圧方向に移動する加圧移動手段(圧電アクチュエー
タ)、平行板バネに取り付けられた加圧力測定手段(半
導体ストレーンゲージ)、その加圧力測定手段の出力に
応じ、上記加圧移動手段を制御する制御装置を設ける。
図21は、設定加圧力7.5Nにて加工した場合の図2
に示す歪ゲージ12,13からなる加圧力測定手段によ
る出力波形である。加圧力測定手段による出力は、円板
の両面、すなわち12,13から両方とも加工時には1
0.5Nを示しているが、研磨テープ巻き取りによるバ
ックテンション3N、および基板形状例えば円周方向う
ねりや基板半径方向のそりによる加圧力の変動は圧電ア
クチュエータにより制御され加工時の実際の加圧力を
7.5N±1Nに制御していることが分かる。これによ
り微細溝の断面形状は、平均面から微細突部の高さが2
0〜30nmで、発生頻度即ち微細突部の基板面状の存
在密度は約3000個/mm2の表面性状に制御すること
ができる。
【0028】つぎに、基板面状には、高さ100nm以
上の異常な微細突部が数ヵ所生じ、特に深い溝の肩部に
生じやすく、これがヘッド浮上特性の劣化要因、さらに
はヘッドクラッシュ事故の要因となる。このため、図1
に示すように、上記の第一段階の研磨テープより粒度の
小さい研磨テープを用いて第一段階と同様に表面加工し
た。この第2段階の表面加工の結果、異常な微細突部の
高さは低減し、さらに多数の微細突部の頂部が平常化さ
れ、図6に示す断面形状の表面を形成することができ
た。また、第1段階と第2段階との間に、第1段階の表
面加工による加工屑などの円板表面の汚れを除去するた
め、円板の表面を洗浄する手段を設けた。
上の異常な微細突部が数ヵ所生じ、特に深い溝の肩部に
生じやすく、これがヘッド浮上特性の劣化要因、さらに
はヘッドクラッシュ事故の要因となる。このため、図1
に示すように、上記の第一段階の研磨テープより粒度の
小さい研磨テープを用いて第一段階と同様に表面加工し
た。この第2段階の表面加工の結果、異常な微細突部の
高さは低減し、さらに多数の微細突部の頂部が平常化さ
れ、図6に示す断面形状の表面を形成することができ
た。また、第1段階と第2段階との間に、第1段階の表
面加工による加工屑などの円板表面の汚れを除去するた
め、円板の表面を洗浄する手段を設けた。
【0029】以上に記した加工手段を達成する円板加工
装置の構成を図に従って詳述する。
装置の構成を図に従って詳述する。
【0030】図1は、本発明のテクスチャー加工する円
板加工装置の一実施例を示す正面図、図2は、この装置
の要部を示す平面図、図3は、図1における円板洗浄手
段の詳細を示す正面図、図4は、この円板洗浄手段の側
面図である。
板加工装置の一実施例を示す正面図、図2は、この装置
の要部を示す平面図、図3は、図1における円板洗浄手
段の詳細を示す正面図、図4は、この円板洗浄手段の側
面図である。
【0031】先ず、この円板加工装置の概要を、図1を
用いて説明すると、この装置は、被加工物である円板2
を回転自在に支持することができる円板支持具1と、円
板2の両面へ同時に、第1の研磨テープ4を所定の加圧
力で押圧することができるようにした1組のコンタクト
ローラユニットC、第1の研磨テープ4を巻き取るため
のテープ巻き取りモータ7、コンタクトローラユニット
Cを円板2の半径方向へ揺動することができる揺動手段
W.コンタクトローラユニットCを円板2の半径方向へ
往復動させることができる往復動手段Rを有し、円板支
持具の一方側に配設された第1の加工ヘッドH1と、こ
の第1の加工ヘッドH1と同一の構成を有し、円板支持
具に対して第1の加工ヘッドH1と反対側に配設され、
第1の研磨テープの代わりにこれよりも砥粒径の小さい
第2の研磨テープを装着した第2の加工ヘッドH2とか
らなる一対の加工ヘッドと、前記円板2を、前記第1、
第2研磨テープとの相対速度が所定値になるようにして
回転させることができる円板回転手段に係る円板駆動モ
ータ3と、両加工ヘッドの間に配設され、円板を洗浄す
ることができる円板洗浄手段Sと前記両加工ヘッドH
1、H2、円板駆動モータ3、円板洗浄手段Sを制御す
ることができる制御装置17を具備した円板加工装置で
ある。
用いて説明すると、この装置は、被加工物である円板2
を回転自在に支持することができる円板支持具1と、円
板2の両面へ同時に、第1の研磨テープ4を所定の加圧
力で押圧することができるようにした1組のコンタクト
ローラユニットC、第1の研磨テープ4を巻き取るため
のテープ巻き取りモータ7、コンタクトローラユニット
Cを円板2の半径方向へ揺動することができる揺動手段
W.コンタクトローラユニットCを円板2の半径方向へ
往復動させることができる往復動手段Rを有し、円板支
持具の一方側に配設された第1の加工ヘッドH1と、こ
の第1の加工ヘッドH1と同一の構成を有し、円板支持
具に対して第1の加工ヘッドH1と反対側に配設され、
第1の研磨テープの代わりにこれよりも砥粒径の小さい
第2の研磨テープを装着した第2の加工ヘッドH2とか
らなる一対の加工ヘッドと、前記円板2を、前記第1、
第2研磨テープとの相対速度が所定値になるようにして
回転させることができる円板回転手段に係る円板駆動モ
ータ3と、両加工ヘッドの間に配設され、円板を洗浄す
ることができる円板洗浄手段Sと前記両加工ヘッドH
1、H2、円板駆動モータ3、円板洗浄手段Sを制御す
ることができる制御装置17を具備した円板加工装置で
ある。
【0032】さらに、上記の加工ヘッドについて詳細に
説明する。この加工ヘッドH1は、前記往復動手段Rに
前記円板2の軸方向に移動可能に支持された一対の平行
板バネ10,11と、その平行線バネ10,11を移動
し、研磨テープ4の巻き取りによるバックテンションの
影響を無くし、所定の微小な加圧力の設定を可能とする
加圧移動手段23と、円板加工時の円板形状精度の影響
による微小な加圧力の変動を応答性良く補正する加圧力
補正手段50(例えば、圧電アクチュエータ等)と、上
記平行板バネ10、11に取り付けられ、上記円板の両
側に設置されかつ中心軸が上記円板2の半径方向に向け
て取り付けられたコンタクトローラ8,9と上記往復動
手段Rに取り付けられかつ上記研磨テープ4を上記円板
と上記コンタクトローラとの間に摺動する研磨テープ駆
動装置7と、上記平行板バネ10,11に取り付けられ
た応力測定手段12とその応力測定手段の出力に応じて
上記加圧移動手段23および加圧力補正手段50を制御
する制御装置17とを設ける。
説明する。この加工ヘッドH1は、前記往復動手段Rに
前記円板2の軸方向に移動可能に支持された一対の平行
板バネ10,11と、その平行線バネ10,11を移動
し、研磨テープ4の巻き取りによるバックテンションの
影響を無くし、所定の微小な加圧力の設定を可能とする
加圧移動手段23と、円板加工時の円板形状精度の影響
による微小な加圧力の変動を応答性良く補正する加圧力
補正手段50(例えば、圧電アクチュエータ等)と、上
記平行板バネ10、11に取り付けられ、上記円板の両
側に設置されかつ中心軸が上記円板2の半径方向に向け
て取り付けられたコンタクトローラ8,9と上記往復動
手段Rに取り付けられかつ上記研磨テープ4を上記円板
と上記コンタクトローラとの間に摺動する研磨テープ駆
動装置7と、上記平行板バネ10,11に取り付けられ
た応力測定手段12とその応力測定手段の出力に応じて
上記加圧移動手段23および加圧力補正手段50を制御
する制御装置17とを設ける。
【0033】したがって、この円板加工装置において
は、加圧力の微小な変動要因である研磨テープの巻き取
りによるバックテンションの変動、すなわち供給および
巻取リールに巻かれた研磨テープの径が加工と共に変化
し、テープの張力が変わることにより、加圧力が変動す
る。この変動量を、常に応力測定手段12,13によっ
て測定し、その変化量に応じて、平行板バネ10,11
を加圧移動手段23により調整すれば、研磨テープの張
力の変動にかかわらず、コンタクトローラ8,9の円板
2に対する加圧力を一定にすることができる。また、加
工時に円板の円周方向のうねりや、円板の半径方向のそ
りによる加圧力の変動に対しては、加圧力の補正の応答
性を良くするため圧電アクチューエータ等の加圧力補正
手段50によって微小な加圧力を応答性良く補正するこ
とができる。以上の機能によって、微細溝を精度良く形
成することが可能となった。
は、加圧力の微小な変動要因である研磨テープの巻き取
りによるバックテンションの変動、すなわち供給および
巻取リールに巻かれた研磨テープの径が加工と共に変化
し、テープの張力が変わることにより、加圧力が変動す
る。この変動量を、常に応力測定手段12,13によっ
て測定し、その変化量に応じて、平行板バネ10,11
を加圧移動手段23により調整すれば、研磨テープの張
力の変動にかかわらず、コンタクトローラ8,9の円板
2に対する加圧力を一定にすることができる。また、加
工時に円板の円周方向のうねりや、円板の半径方向のそ
りによる加圧力の変動に対しては、加圧力の補正の応答
性を良くするため圧電アクチューエータ等の加圧力補正
手段50によって微小な加圧力を応答性良く補正するこ
とができる。以上の機能によって、微細溝を精度良く形
成することが可能となった。
【0034】第1の加工ヘッドH1は、円板支持具1の
一方側(図1において右側)に配設されており、円板2
の両面に微細溝(たとえば、深さ約0.04μmの微細
溝)を形成するために使用されるものである。この加工
ヘッドH1は円板2の両面側にくるように配設された2
個1組のコンタクトローラユニットCのそれぞれに装着
されている第一の研磨テープを下方から上方へ巻き取る
テープ巻き取りモータ7aとコンタクトローラユニット
Cを半径方向へ摺動させることができる揺動手段Wと、
半径方向へ往復動させることができる往復動手段Rとか
らなっている。前記コンタクトローラユニットCのそれ
ぞれは、第1の研磨テープ4を円板2へ押圧するに使用
されるコンタクトローラ8と、平行板バネ10を介して
コンタクトローラ8へ所定の加圧力を負荷することがで
きる加圧用モータ14とからなるものであり、前記平行
板バネ10には加圧力を検出するための歪ゲージ12が
接着されており、また、前記加圧用モータ14は平行板
バネ10を円板2面と垂直方向に変位されることによ
り、加圧力が負荷することができ、加圧力補正圧電アク
チュエータ50は、加工時の微小な加圧力の変動を応答
性良く補正することができるようになっている。前記揺
動手段Wは、揺動用モータ16と、この揺動用モータ1
6の軸と第1の加工ヘッドH1とを連結するクランク5
5とからなっている。また、前記往復動手段Rは、往復
動用モータ15の回転を第1の加工ヘッドH1へネジ伝
達して、この加工ヘッドを往復動させるものである。
一方側(図1において右側)に配設されており、円板2
の両面に微細溝(たとえば、深さ約0.04μmの微細
溝)を形成するために使用されるものである。この加工
ヘッドH1は円板2の両面側にくるように配設された2
個1組のコンタクトローラユニットCのそれぞれに装着
されている第一の研磨テープを下方から上方へ巻き取る
テープ巻き取りモータ7aとコンタクトローラユニット
Cを半径方向へ摺動させることができる揺動手段Wと、
半径方向へ往復動させることができる往復動手段Rとか
らなっている。前記コンタクトローラユニットCのそれ
ぞれは、第1の研磨テープ4を円板2へ押圧するに使用
されるコンタクトローラ8と、平行板バネ10を介して
コンタクトローラ8へ所定の加圧力を負荷することがで
きる加圧用モータ14とからなるものであり、前記平行
板バネ10には加圧力を検出するための歪ゲージ12が
接着されており、また、前記加圧用モータ14は平行板
バネ10を円板2面と垂直方向に変位されることによ
り、加圧力が負荷することができ、加圧力補正圧電アク
チュエータ50は、加工時の微小な加圧力の変動を応答
性良く補正することができるようになっている。前記揺
動手段Wは、揺動用モータ16と、この揺動用モータ1
6の軸と第1の加工ヘッドH1とを連結するクランク5
5とからなっている。また、前記往復動手段Rは、往復
動用モータ15の回転を第1の加工ヘッドH1へネジ伝
達して、この加工ヘッドを往復動させるものである。
【0035】第2の加工ヘッドH2は、前述したよう
に、第1の研磨テープの代わりに第2の研磨テープを装
着した以外は前記第1の加工ヘッドと同一の構成を有
し、円板支持具の他方側(図1において左側)に配設さ
れており、第1の加工ヘッドによって円板の両面に形成
された微細溝の盛り上がりを除去するために使用される
ものである。
に、第1の研磨テープの代わりに第2の研磨テープを装
着した以外は前記第1の加工ヘッドと同一の構成を有
し、円板支持具の他方側(図1において左側)に配設さ
れており、第1の加工ヘッドによって円板の両面に形成
された微細溝の盛り上がりを除去するために使用される
ものである。
【0036】さらに、図2(a),(b)にしたがっ
て、前記加工ヘッドの構成を詳細に説明する。1は水平
に設置された円板取付用回転軸、2は被加工物である円
板、3は回転軸を回転するための駆動モータ、21は回
転可能に支持されたネジ、15はネジ21を回転するた
めの往復移動用モータ、22は円板の半径方向即ち矢印
Aの方向に移動可能に支持された往復移動台で、往復移
動台22には雌ネジが設けられ、その雌ネジはネジ21
に螺合しており、ネジ21、モータ15で往復移動手段
Rを構成している。23は往復移動台22に矢印A方向
に移動可能に支持された移動体、16は往復移動台22
に固定された振動装置で、振動装置16によって移動体
23が微小振幅で振動される。24は移動体23に回転
可能に支持されたネジ、14はネジ24を回転するため
の加圧用モータ、10,11は移動体23に円板2の軸
方向すなわち矢印Bの方向に移動可能に支持された一対
の平行板バネで、平行板バネ10,11の支持台51に
は雌ネジが設けられ、その雌ネジはネジ24に螺合して
おり、ネジ24、モータ14で加圧移動手段を構成して
いる。また、円板の円周方向うねりや半径方向のそりが
悪い場合には、加工時に加圧力の変動が生じる。このた
め、平行板バネ10,11は加圧力補正圧電アクチュエ
ータ50を設けた支持台51に設置し、支持台51に雌
ネジを設け、この雌ネジを前記のごとくネジ24に螺合
する。8,9は平行板バネ10,11に回転可能に取り
付けられたコンタクトローラで、コンタクトローラ8,
9は円板2の両側に設置されかつ中心軸が円板の半径方
向に向けて取り付けられている。18a,18bは、移
動体23に取り付けられた制動トルクモータ、5a,5
bはモータ18a,18bの出力軸に取り付けられた供
給リール、7a,7bは移動体23に取り付けられた巻
取用モータ、6a,6bはモータ7a,7bの出力軸に
取り付けられた巻取リール、4a,4bはポリエステル
フィルムなどの基材にダイヤモンド砥粒やアルミナ砥粒
などの微細な砥粒を樹脂などのバインダーにより接着保
持した研磨テープで、研磨テープ4a,4bの両端は供
給リール5a,5b、巻取リール6a,6bに固定され
ており、モータ18a,18b、供給リール5a,5
b、モータ7a,7b、巻取リール6a,6bで研磨テ
ープ駆動装置を構成しており、円板とコンタクトローラ
との間を研磨テープ4a,4bが通過している。12,
13は平行板バネ10,11に取り付けられた歪ゲー
ジ、17はモータ3,14,15等を制御する制御装置
で、制御装置17は歪ゲージ12、13の出力に応じて
モータ14、および加圧力補正圧電アクチュエータを制
御し、平行板バネ10,11を移動する。
て、前記加工ヘッドの構成を詳細に説明する。1は水平
に設置された円板取付用回転軸、2は被加工物である円
板、3は回転軸を回転するための駆動モータ、21は回
転可能に支持されたネジ、15はネジ21を回転するた
めの往復移動用モータ、22は円板の半径方向即ち矢印
Aの方向に移動可能に支持された往復移動台で、往復移
動台22には雌ネジが設けられ、その雌ネジはネジ21
に螺合しており、ネジ21、モータ15で往復移動手段
Rを構成している。23は往復移動台22に矢印A方向
に移動可能に支持された移動体、16は往復移動台22
に固定された振動装置で、振動装置16によって移動体
23が微小振幅で振動される。24は移動体23に回転
可能に支持されたネジ、14はネジ24を回転するため
の加圧用モータ、10,11は移動体23に円板2の軸
方向すなわち矢印Bの方向に移動可能に支持された一対
の平行板バネで、平行板バネ10,11の支持台51に
は雌ネジが設けられ、その雌ネジはネジ24に螺合して
おり、ネジ24、モータ14で加圧移動手段を構成して
いる。また、円板の円周方向うねりや半径方向のそりが
悪い場合には、加工時に加圧力の変動が生じる。このた
め、平行板バネ10,11は加圧力補正圧電アクチュエ
ータ50を設けた支持台51に設置し、支持台51に雌
ネジを設け、この雌ネジを前記のごとくネジ24に螺合
する。8,9は平行板バネ10,11に回転可能に取り
付けられたコンタクトローラで、コンタクトローラ8,
9は円板2の両側に設置されかつ中心軸が円板の半径方
向に向けて取り付けられている。18a,18bは、移
動体23に取り付けられた制動トルクモータ、5a,5
bはモータ18a,18bの出力軸に取り付けられた供
給リール、7a,7bは移動体23に取り付けられた巻
取用モータ、6a,6bはモータ7a,7bの出力軸に
取り付けられた巻取リール、4a,4bはポリエステル
フィルムなどの基材にダイヤモンド砥粒やアルミナ砥粒
などの微細な砥粒を樹脂などのバインダーにより接着保
持した研磨テープで、研磨テープ4a,4bの両端は供
給リール5a,5b、巻取リール6a,6bに固定され
ており、モータ18a,18b、供給リール5a,5
b、モータ7a,7b、巻取リール6a,6bで研磨テ
ープ駆動装置を構成しており、円板とコンタクトローラ
との間を研磨テープ4a,4bが通過している。12,
13は平行板バネ10,11に取り付けられた歪ゲー
ジ、17はモータ3,14,15等を制御する制御装置
で、制御装置17は歪ゲージ12、13の出力に応じて
モータ14、および加圧力補正圧電アクチュエータを制
御し、平行板バネ10,11を移動する。
【0037】円板洗浄手段は、円板の両面を同時に洗浄
する回転スクラバ(ブラシもしくはスポンジ製)と、こ
れら回転スクラバに回転を与えるスクラバ駆動モータ
と、回転スクラバを破線位置と実線位置との間で往復さ
せることができるエアシリンダ(図示せず)と、液槽と
からなっている。
する回転スクラバ(ブラシもしくはスポンジ製)と、こ
れら回転スクラバに回転を与えるスクラバ駆動モータ
と、回転スクラバを破線位置と実線位置との間で往復さ
せることができるエアシリンダ(図示せず)と、液槽と
からなっている。
【0038】60は、加工液および洗浄液を供給する供
給部である。
給部である。
【0039】以上のように構成した円板加工装置による
テクスチャー加工の一実施例、およびこのテクスチャー
加工した下地基板を用いた磁気ディスクに対する磁気デ
ィスク諸特性の実施例を説明する。
テクスチャー加工の一実施例、およびこのテクスチャー
加工した下地基板を用いた磁気ディスクに対する磁気デ
ィスク諸特性の実施例を説明する。
【0040】先ず、テクスチャー加工の方法を説明す
る。円板を円板支持具に取り付ける。制御装置に、第1
の加圧力、相対速度、振動振幅、往復回数などの加工条
件を設定する。
る。円板を円板支持具に取り付ける。制御装置に、第1
の加圧力、相対速度、振動振幅、往復回数などの加工条
件を設定する。
【0041】ここで、円板加工装置をONにすると、モ
ータ3により円板を回転すると同時に、第1の加工ヘッ
ドが、揺動用モータによって設定揺動振幅で揺動し、研
磨テープ駆動装置で研磨テープ4a,4bを一定力で巻
き取り、円板への加圧力が設定第1の加圧力に成るよう
に調整され、かつ往復移動手段Rにより往復移動台22
を往復移動すれば、研磨テープ4a,4bによって円板
2の表面に微細溝が形成される。この間、円板駆動モー
タ3によって、円板2の回転数が、この円板2と第1の
研磨テープ4との相対速度が設定第1の相対速度になる
ように調整されている。このようにして加工が進行して
いる間、供給部から円板へ加工液が連続的に供給され
る。そして、研磨テーブル4a,4bの張力が変動し
て、平行板バネ10,11が変形したとしても、制御装
置17が歪ゲージ12,13の出力に応じて、すなわち
平行板バネ10,11の変形量に応じてモータ14を制
御するので、平行板バネ10,11がその変形量に応じ
て研磨テープ4a,4bの張力の変動にかかわらず、コ
ンタクトローラ8,9の円板2に対する加圧力を一定に
することができるので、微小な加圧力を常に維持するこ
とができるから、小さな、かつ均一な微細溝を形成する
ことができる。さらに、円板2の回転による加圧力の変
動に対して、また加工ヘッドを円板2の半径方向に摺動
することによる加圧力の変動に対しては、すなわち円板
2の円周方向うねりや半径方向の真直度、そりの影響に
よって加圧力が変動するが、これらに対しては、加圧力
の変動量を制御装置17の指令によって、即時に加圧力
補正圧電アクチュエータ50により補正することができ
る。
ータ3により円板を回転すると同時に、第1の加工ヘッ
ドが、揺動用モータによって設定揺動振幅で揺動し、研
磨テープ駆動装置で研磨テープ4a,4bを一定力で巻
き取り、円板への加圧力が設定第1の加圧力に成るよう
に調整され、かつ往復移動手段Rにより往復移動台22
を往復移動すれば、研磨テープ4a,4bによって円板
2の表面に微細溝が形成される。この間、円板駆動モー
タ3によって、円板2の回転数が、この円板2と第1の
研磨テープ4との相対速度が設定第1の相対速度になる
ように調整されている。このようにして加工が進行して
いる間、供給部から円板へ加工液が連続的に供給され
る。そして、研磨テーブル4a,4bの張力が変動し
て、平行板バネ10,11が変形したとしても、制御装
置17が歪ゲージ12,13の出力に応じて、すなわち
平行板バネ10,11の変形量に応じてモータ14を制
御するので、平行板バネ10,11がその変形量に応じ
て研磨テープ4a,4bの張力の変動にかかわらず、コ
ンタクトローラ8,9の円板2に対する加圧力を一定に
することができるので、微小な加圧力を常に維持するこ
とができるから、小さな、かつ均一な微細溝を形成する
ことができる。さらに、円板2の回転による加圧力の変
動に対して、また加工ヘッドを円板2の半径方向に摺動
することによる加圧力の変動に対しては、すなわち円板
2の円周方向うねりや半径方向の真直度、そりの影響に
よって加圧力が変動するが、これらに対しては、加圧力
の変動量を制御装置17の指令によって、即時に加圧力
補正圧電アクチュエータ50により補正することができ
る。
【0042】そして、第1の加工ヘッドが設定往復回数
だけ往復動すると、この加工ヘッドは後退(図1におい
て右側へ移動)し、加工液の供給が停止する。
だけ往復動すると、この加工ヘッドは後退(図1におい
て右側へ移動)し、加工液の供給が停止する。
【0043】つぎに、破線位置にあった回転スクラバ6
1が実線位置まで上昇し、スクラバ駆動モータによっ
て、この回転スクラバ61が回転する。円板2も回転
し、供給部60から洗浄液が供給され、円板2が洗浄さ
れる。この洗浄が終了すると、回転スクラバ61が破線
位置まで下降し、洗浄液の供給が停止する。
1が実線位置まで上昇し、スクラバ駆動モータによっ
て、この回転スクラバ61が回転する。円板2も回転
し、供給部60から洗浄液が供給され、円板2が洗浄さ
れる。この洗浄が終了すると、回転スクラバ61が破線
位置まで下降し、洗浄液の供給が停止する。
【0044】それから、第2の加工ヘッドH2が前進
し、この加工ヘッドによって、前記第1の加工ヘッドH
1と同様にして円板2が加工される。すなわち、モータ
3により円板を回転すると同時に、第2の加工ヘッドH
2が、揺動用モータによって設定揺動振幅で揺動し、研
磨テープ駆動装置で研磨テープ62a,62bを一定力
で巻き取り、円板への加圧力が設定第2の加圧力になる
ように調整され、かつ往復移動手段により往復移動台6
3を往復移動すれば、研磨テープ62a,62bによっ
て円板2の表面上に存在している微細突部を除去し、平
滑化する。この間、円板駆動モータ3によって円板2の
回転数が、この円板2と第2の研磨テープとの相対速度
が設定第2の相対速度になるように調整されている。こ
のようにして加工が進行している間、供給部60から円
板へ加工液が連続的に供給される。そして、第2の加工
ヘッドH2が設定往復回数だけ往復動すると、この加工
ヘッドは後退(図1において左側へ移動)し、加工液の
供給が停止する。最後に、さきと同様にして円板2が円
板洗浄手段64によって洗浄されると、円板加工装置が
OFFになる。円板支持具1から円板2を取り外せば、
所望の微細溝が形成される。さらに、磁性媒体、保護
膜、潤滑膜を形成すれば、耐摺動特性に優れた磁気ディ
スクを得ることができる。
し、この加工ヘッドによって、前記第1の加工ヘッドH
1と同様にして円板2が加工される。すなわち、モータ
3により円板を回転すると同時に、第2の加工ヘッドH
2が、揺動用モータによって設定揺動振幅で揺動し、研
磨テープ駆動装置で研磨テープ62a,62bを一定力
で巻き取り、円板への加圧力が設定第2の加圧力になる
ように調整され、かつ往復移動手段により往復移動台6
3を往復移動すれば、研磨テープ62a,62bによっ
て円板2の表面上に存在している微細突部を除去し、平
滑化する。この間、円板駆動モータ3によって円板2の
回転数が、この円板2と第2の研磨テープとの相対速度
が設定第2の相対速度になるように調整されている。こ
のようにして加工が進行している間、供給部60から円
板へ加工液が連続的に供給される。そして、第2の加工
ヘッドH2が設定往復回数だけ往復動すると、この加工
ヘッドは後退(図1において左側へ移動)し、加工液の
供給が停止する。最後に、さきと同様にして円板2が円
板洗浄手段64によって洗浄されると、円板加工装置が
OFFになる。円板支持具1から円板2を取り外せば、
所望の微細溝が形成される。さらに、磁性媒体、保護
膜、潤滑膜を形成すれば、耐摺動特性に優れた磁気ディ
スクを得ることができる。
【0045】つぎに、具体例を示す。
【0046】Al円板上に厚さ約10μmにNi−Pめ
っきした円板2に微細溝を形成した具体例を、図5、図
6を用いて説明する。
っきした円板2に微細溝を形成した具体例を、図5、図
6を用いて説明する。
【0047】図5は、図1に係る円板加工装置の第1の
加工ヘッドで加工した円板の表面性状の一例を示す拡大
断面曲線図、図6は、さらに第2の加工ヘッドで加工し
た円板の表面性状の一例を示す拡大断面曲線図である。
加工ヘッドで加工した円板の表面性状の一例を示す拡大
断面曲線図、図6は、さらに第2の加工ヘッドで加工し
た円板の表面性状の一例を示す拡大断面曲線図である。
【0048】第1の研磨テープは粒径3μmのAl2O3
砥粒、第1の加圧力を4N、第1の相対速度を4m/s
ec、揺動の振幅を1mmとして、水溶性切削液を供給し
ながら、前記円板2を第1の加工ヘッドH1で加工した
ところ、円板2の表面に、図5に示すような、深さVが
約40nmの微細液が形成されたが、約30nmの盛り
上がり(微細突部)高さHがあり、盛り上がり比H/V
>0.5であった。また、盛り上がり高さにばらつきが
あった。
砥粒、第1の加圧力を4N、第1の相対速度を4m/s
ec、揺動の振幅を1mmとして、水溶性切削液を供給し
ながら、前記円板2を第1の加工ヘッドH1で加工した
ところ、円板2の表面に、図5に示すような、深さVが
約40nmの微細液が形成されたが、約30nmの盛り
上がり(微細突部)高さHがあり、盛り上がり比H/V
>0.5であった。また、盛り上がり高さにばらつきが
あった。
【0049】第2の研磨テープ粒径0.5μmのAl2
O3砥粒、第2の加圧力を2N、第2の相対速度を8m
/sec、揺動の振幅を1mmとして、純水で洗浄した前
記円板2を水溶性切削液を供給しながら、第2の加工ヘ
ッドH2で加工したところ、円板2の表面は、図6に示
すように、微細液の深さVは約40nmに保たれ、盛り
上がり高さは約10nm以下に低下し、そのばらつきも
小さく、盛り上がり比H/Vが約0.25になり、所望
の微細溝が得られた。
O3砥粒、第2の加圧力を2N、第2の相対速度を8m
/sec、揺動の振幅を1mmとして、純水で洗浄した前
記円板2を水溶性切削液を供給しながら、第2の加工ヘ
ッドH2で加工したところ、円板2の表面は、図6に示
すように、微細液の深さVは約40nmに保たれ、盛り
上がり高さは約10nm以下に低下し、そのばらつきも
小さく、盛り上がり比H/Vが約0.25になり、所望
の微細溝が得られた。
【0050】以上説明した実施例によれば、第1の加工
ヘッドによって前記微細溝の肩部に生じた盛り上がり部
分だけを削除しようとしたので、微細溝深さVが20〜
100nm、盛り上がり(微細突部)高さHとの比がH
/V≦0.5の平滑な表面を形成することができるとい
う効果がある。さらに、上記の研磨テープの粒度や砥粒
材質、円板上の往復摺動回数、加圧力等の加工条件を変
えれば、任意の微細溝を形成することができる。
ヘッドによって前記微細溝の肩部に生じた盛り上がり部
分だけを削除しようとしたので、微細溝深さVが20〜
100nm、盛り上がり(微細突部)高さHとの比がH
/V≦0.5の平滑な表面を形成することができるとい
う効果がある。さらに、上記の研磨テープの粒度や砥粒
材質、円板上の往復摺動回数、加圧力等の加工条件を変
えれば、任意の微細溝を形成することができる。
【0051】この方法の適用によって、上記円板を下地
基板として、図9に示すように、この基板30上に非磁
性金属膜31、磁性媒体膜32、カーボン保護膜33さ
らに潤滑膜34を形成した薄膜磁気ディスク2は、ヘッ
ド浮上特性が良く、信頼性、安定性が著しく優れてい
る。
基板として、図9に示すように、この基板30上に非磁
性金属膜31、磁性媒体膜32、カーボン保護膜33さ
らに潤滑膜34を形成した薄膜磁気ディスク2は、ヘッ
ド浮上特性が良く、信頼性、安定性が著しく優れてい
る。
【0052】本発明の微細溝を形成した薄膜磁気ディス
クの諸特性について、比較例とともに以下詳細に説明す
る。すなわち、微細突部の高さが数nm〜数十nm、微
細突部の頻度が数千個/mm2〜数十万個/mm2の円板と、
それ以外の円板との比較を示す。図13および図14
に、研磨テープの粒度、加工ヘッドの往復回数、加圧力
等の加工条件を種々変えてテクスチャー加工し、微細突
部の高さおよび存在密度を変えた下地基板上に前述と同
様の非磁性金属膜、磁性媒体膜、カーボン保護膜さらに
潤滑膜を形成した薄膜磁気ディスクに対して、ヘッド浮
上特性、ヘッド粘着に及ぼす影響またCSS試験による
表面性状(微細突部)の変形体、ヘッド接線力の影響を
調べた結果を示す。微細突部の高さが数nm(2〜3n
m)以下、例えば研磨面に近い下地基板の場合には、ヘ
ッド浮上特性は良いが、ヘッド接線力が増大し、ヘッド
粘着の問題が生じ、ヘッド支持のジンバルの損傷や、円
板回転駆動用モータに過負荷が掛かり円板回転不能にな
る事故が生じた。また微細突部の高さが数十nm以上、
例えば微細突部が90nm以上の場合には、ヘッド接線
力は小さく、ヘッド粘着の問題は生じないが、ヘッド浮
上特性が悪く、ヘッドクラッシュの事故が生じた。
クの諸特性について、比較例とともに以下詳細に説明す
る。すなわち、微細突部の高さが数nm〜数十nm、微
細突部の頻度が数千個/mm2〜数十万個/mm2の円板と、
それ以外の円板との比較を示す。図13および図14
に、研磨テープの粒度、加工ヘッドの往復回数、加圧力
等の加工条件を種々変えてテクスチャー加工し、微細突
部の高さおよび存在密度を変えた下地基板上に前述と同
様の非磁性金属膜、磁性媒体膜、カーボン保護膜さらに
潤滑膜を形成した薄膜磁気ディスクに対して、ヘッド浮
上特性、ヘッド粘着に及ぼす影響またCSS試験による
表面性状(微細突部)の変形体、ヘッド接線力の影響を
調べた結果を示す。微細突部の高さが数nm(2〜3n
m)以下、例えば研磨面に近い下地基板の場合には、ヘ
ッド浮上特性は良いが、ヘッド接線力が増大し、ヘッド
粘着の問題が生じ、ヘッド支持のジンバルの損傷や、円
板回転駆動用モータに過負荷が掛かり円板回転不能にな
る事故が生じた。また微細突部の高さが数十nm以上、
例えば微細突部が90nm以上の場合には、ヘッド接線
力は小さく、ヘッド粘着の問題は生じないが、ヘッド浮
上特性が悪く、ヘッドクラッシュの事故が生じた。
【0053】また、微細突部の存在密度が数千個/mm2
以下、例えば110個/mm2の場合、ヘッド荷重による
それぞれの微細突部の面圧が大きく、CSS回数ととも
に、ヘッドによる微細突部の摺動摩耗が著しく、潤滑剤
さらにカーボン保護膜の損傷が大きくなり、CSS回数
が2000〜3000回以下でヘッドクラッシュを生じ
てしまった。また存在密度が数十万個/mm2以上、例え
ば300000個/mm2の場合、磁気ヘッドとディスク
面との接触面積が大きく、CSSのスタート時でのヘッ
ド粘着力が大きくなり、ディスク回転駆動時にヘッド支
持のジンバルの損傷や、円板回転駆動用モータに過負荷
が掛かり、円板回転不能になる事故が生じた。
以下、例えば110個/mm2の場合、ヘッド荷重による
それぞれの微細突部の面圧が大きく、CSS回数ととも
に、ヘッドによる微細突部の摺動摩耗が著しく、潤滑剤
さらにカーボン保護膜の損傷が大きくなり、CSS回数
が2000〜3000回以下でヘッドクラッシュを生じ
てしまった。また存在密度が数十万個/mm2以上、例え
ば300000個/mm2の場合、磁気ヘッドとディスク
面との接触面積が大きく、CSSのスタート時でのヘッ
ド粘着力が大きくなり、ディスク回転駆動時にヘッド支
持のジンバルの損傷や、円板回転駆動用モータに過負荷
が掛かり、円板回転不能になる事故が生じた。
【0054】上記の実施例では、研磨テープを用いて微
細溝および微細突部を形成する方法を述べ、この下地基
板を用いた薄膜磁気ディスクの諸特性の利点を示した
が、研磨テーブルに限らず、切削加工法、研削加工、ラ
ッピング、ポリッシング等の表面加工法、またエッチン
グやサンドブラスト等の表面処理法、さらにドライプロ
セスのパターン形成法にても同様の効果が得られる。ま
た、本発明の一実施例として、研磨テープの幅は円板の
加工面の幅より狭い研磨テープを使用し、この研磨テー
プを押圧するコンタクトローラを円板の半径方向に往復
動させ、また揺動させながら円板表面を加工していた
が、研磨テープの幅を円板の加工すべき面の幅に近付
け、あるいは加工すべき面の幅より大きな幅の研磨テー
プを使用し、円板の半径方向に揺動させ、あるいは揺動
なしに円板加工しても同様の効果を得ることができる。
細溝および微細突部を形成する方法を述べ、この下地基
板を用いた薄膜磁気ディスクの諸特性の利点を示した
が、研磨テーブルに限らず、切削加工法、研削加工、ラ
ッピング、ポリッシング等の表面加工法、またエッチン
グやサンドブラスト等の表面処理法、さらにドライプロ
セスのパターン形成法にても同様の効果が得られる。ま
た、本発明の一実施例として、研磨テープの幅は円板の
加工面の幅より狭い研磨テープを使用し、この研磨テー
プを押圧するコンタクトローラを円板の半径方向に往復
動させ、また揺動させながら円板表面を加工していた
が、研磨テープの幅を円板の加工すべき面の幅に近付
け、あるいは加工すべき面の幅より大きな幅の研磨テー
プを使用し、円板の半径方向に揺動させ、あるいは揺動
なしに円板加工しても同様の効果を得ることができる。
【0055】本発明の上記の他の適用例として、本発明
の円板の加工方法および加工装置を薄膜磁気ディスクの
保護膜面に適用した。すなわち、下地基板のNi−Pめ
っきした円板にテクスチャー加工した後、非磁性下地
膜、磁性媒体、カーボン保護膜をスパッタ形成するが、
この過程において、微細な付着物等の微細突部が表面に
生ずる。この微細突部を磁性媒体等の下地に影響を及ぼ
さないで除去し、表面を平滑化するためには、微小な加
圧力を設定でき、かつ円板を加工している間、常に微小
加圧力を制御する必要がある。そこで、本発明による研
磨テープを用いた円板の加工装置が必要になる。
の円板の加工方法および加工装置を薄膜磁気ディスクの
保護膜面に適用した。すなわち、下地基板のNi−Pめ
っきした円板にテクスチャー加工した後、非磁性下地
膜、磁性媒体、カーボン保護膜をスパッタ形成するが、
この過程において、微細な付着物等の微細突部が表面に
生ずる。この微細突部を磁性媒体等の下地に影響を及ぼ
さないで除去し、表面を平滑化するためには、微小な加
圧力を設定でき、かつ円板を加工している間、常に微小
加圧力を制御する必要がある。そこで、本発明による研
磨テープを用いた円板の加工装置が必要になる。
【0056】具体例を、つぎに述べる。
【0057】図22は外径130mm、内径40mmのNi
−Pめっき処理し、かつ研磨した基板上に、Co−Ni
系磁性媒体およびカーボン保護膜をスパッタ形成した薄
膜磁気ディスクを上記の表面仕上げ加工する前に、ピエ
ゾ素子を搭載した浮動磁気ヘッドの浮上高さを0.15
μmとして浮上性の試験をした場合のピエゾ素子の出力
を示すグラフ、図23は上記の磁気ディスクを図1、図
2に示した円板仕上げ加工装置により、前記した加工方
法と同様に、研磨テープ4a,4bにダイヤモンド砥粒
の粒径0.5μm、ゴム質の弾性体コンタクトローラ
8,9の磁気ディスク2に対する加圧力が2N、磁気デ
ィスクの回転数が1000r/min、加工ヘッドの往
復摺動回数が5回という加工条件で仕上げ加工した場合
の上記のピエゾ素子の出力を示すグラフである。これら
のグラフから明らかなように、仕上げ加工前の磁気ディ
スク2には高さが0.15μm以上の微細突部Tによる
ピエゾ素子の出力が存在するのに対して、図1、図2に
示した円板仕上げ加工装置により仕上げ加工した後の磁
気ディスク2には高さが0.15μm以上の微細突部が
存在しないから、微細突部が除去されていることがわか
る。
−Pめっき処理し、かつ研磨した基板上に、Co−Ni
系磁性媒体およびカーボン保護膜をスパッタ形成した薄
膜磁気ディスクを上記の表面仕上げ加工する前に、ピエ
ゾ素子を搭載した浮動磁気ヘッドの浮上高さを0.15
μmとして浮上性の試験をした場合のピエゾ素子の出力
を示すグラフ、図23は上記の磁気ディスクを図1、図
2に示した円板仕上げ加工装置により、前記した加工方
法と同様に、研磨テープ4a,4bにダイヤモンド砥粒
の粒径0.5μm、ゴム質の弾性体コンタクトローラ
8,9の磁気ディスク2に対する加圧力が2N、磁気デ
ィスクの回転数が1000r/min、加工ヘッドの往
復摺動回数が5回という加工条件で仕上げ加工した場合
の上記のピエゾ素子の出力を示すグラフである。これら
のグラフから明らかなように、仕上げ加工前の磁気ディ
スク2には高さが0.15μm以上の微細突部Tによる
ピエゾ素子の出力が存在するのに対して、図1、図2に
示した円板仕上げ加工装置により仕上げ加工した後の磁
気ディスク2には高さが0.15μm以上の微細突部が
存在しないから、微細突部が除去されていることがわか
る。
【0058】さらに、磁気ディスクの表面上の微細突部
を精度良く除去する方法として、研磨テープを付加する
コンタクトローラの磁気ディスク上での位置を、加工ヘ
ッドの往復動手段に設けたリニアスケールで常に検出
し、研磨テープとディスク表面との相対速度が常時一定
となるように円板回転モータを制御した。この作用によ
って、テクスチャー加工における、研磨テープとディス
ク面との間に介在する研磨剤による動圧の影響が、ディ
スク全面にわたって一様になる。したがって、均一な押
圧力でディスク全面を仕上げ加工することができ、微細
突部除去効果が均等になり、高精度の円板を得ることが
できる。
を精度良く除去する方法として、研磨テープを付加する
コンタクトローラの磁気ディスク上での位置を、加工ヘ
ッドの往復動手段に設けたリニアスケールで常に検出
し、研磨テープとディスク表面との相対速度が常時一定
となるように円板回転モータを制御した。この作用によ
って、テクスチャー加工における、研磨テープとディス
ク面との間に介在する研磨剤による動圧の影響が、ディ
スク全面にわたって一様になる。したがって、均一な押
圧力でディスク全面を仕上げ加工することができ、微細
突部除去効果が均等になり、高精度の円板を得ることが
できる。
【0059】以上のように、本発明を薄膜磁気ディスク
の保護膜面に対して適用した場合、円板表面上に微小な
加圧力を均一に負荷することができるので、ディスク表
面上の、微小突部を微小量ずつ削除することができ、微
小突部の周囲の磁性媒体にダメージを与えることなく、
微小突部を確実に平滑化することができる。また、研磨
テープ4a,4bの基材にダイヤモンド砥粒が樹脂など
のバインダにより接着保持されているから、非常に大き
な衝撃力が作用したときには、衝撃力をバインダ、さら
に軟質のコンタクトローラによって緩和することができ
るので、微小突部以外の磁性媒体を破壊することはな
い。
の保護膜面に対して適用した場合、円板表面上に微小な
加圧力を均一に負荷することができるので、ディスク表
面上の、微小突部を微小量ずつ削除することができ、微
小突部の周囲の磁性媒体にダメージを与えることなく、
微小突部を確実に平滑化することができる。また、研磨
テープ4a,4bの基材にダイヤモンド砥粒が樹脂など
のバインダにより接着保持されているから、非常に大き
な衝撃力が作用したときには、衝撃力をバインダ、さら
に軟質のコンタクトローラによって緩和することができ
るので、微小突部以外の磁性媒体を破壊することはな
い。
【0060】本発明に用いた研磨テープに関して、微細
溝を正確に形成し、微細突部の高さを数nm〜数十n
m、頻度を数千個/mm2〜数十万個/mm2に安定して形成
するためには均質な切れ刃砥粒を有する研磨テープが必
要である。
溝を正確に形成し、微細突部の高さを数nm〜数十n
m、頻度を数千個/mm2〜数十万個/mm2に安定して形成
するためには均質な切れ刃砥粒を有する研磨テープが必
要である。
【0061】研磨テープは、従来図24に示すように、
微細な砥粒65を樹脂66に分散させポリエステルフィ
ルム67上に塗布し、熱処理したものであり、断面形状
は大きな凹凸を有し、表面加工に寄与する有効砥粒切れ
刃が不安定である。このため、従来の研磨テープの表面
を、図26に示す研磨テープのトルーイング、ドレッシ
ングにより研磨テープ表面上の砥粒の先端を図25に示
すように、砥粒先端の凹凸ばらつきを50nm以内、有
効作用砥粒密度を数十個〜数百個/mm2となるように均
一に修正した。さらに、この研磨テープのトルーイン
グ、ドレッシングの方法を図26にしたがって詳細に説
明する。研磨テープ70を、ダイヤモンド砥粒を円筒面
に固着したドレッサ71とバックアップの軟質材の表面
を有するローラ72との間に挾みながら研磨テープ巻き
取りモータ74で巻き取る。このとき、テープの張力を
均一にするため制動トルクモータ73の出力軸に表面を
修正する研磨テープを支持し、供給する。ドレッサ71
に微細な加圧力を付加し、この加圧力を制御するためロ
ーラ72の回転軸には圧電センサー76が設けられてい
る。この研磨テープ修正装置により、研磨テープ表面の
砥粒層は平坦になり、有効作用砥粒数のばらつきを小さ
くすることができテクスチャー加工した表面の微細溝や
微細突部の精度を向上することができた。また75は、
他の研磨テープのトルーイング、ドレッシングの方法を
示し、研磨テープの表面を、同じ研磨テープ表面で摺動
させてドレッシングする自己修正形のドレッシング方法
であり、互いに砥粒面を圧接した研磨テープに加圧力を
付加するローラであるこの方法によっても、前記と同様
の結果を得ることができる。
微細な砥粒65を樹脂66に分散させポリエステルフィ
ルム67上に塗布し、熱処理したものであり、断面形状
は大きな凹凸を有し、表面加工に寄与する有効砥粒切れ
刃が不安定である。このため、従来の研磨テープの表面
を、図26に示す研磨テープのトルーイング、ドレッシ
ングにより研磨テープ表面上の砥粒の先端を図25に示
すように、砥粒先端の凹凸ばらつきを50nm以内、有
効作用砥粒密度を数十個〜数百個/mm2となるように均
一に修正した。さらに、この研磨テープのトルーイン
グ、ドレッシングの方法を図26にしたがって詳細に説
明する。研磨テープ70を、ダイヤモンド砥粒を円筒面
に固着したドレッサ71とバックアップの軟質材の表面
を有するローラ72との間に挾みながら研磨テープ巻き
取りモータ74で巻き取る。このとき、テープの張力を
均一にするため制動トルクモータ73の出力軸に表面を
修正する研磨テープを支持し、供給する。ドレッサ71
に微細な加圧力を付加し、この加圧力を制御するためロ
ーラ72の回転軸には圧電センサー76が設けられてい
る。この研磨テープ修正装置により、研磨テープ表面の
砥粒層は平坦になり、有効作用砥粒数のばらつきを小さ
くすることができテクスチャー加工した表面の微細溝や
微細突部の精度を向上することができた。また75は、
他の研磨テープのトルーイング、ドレッシングの方法を
示し、研磨テープの表面を、同じ研磨テープ表面で摺動
させてドレッシングする自己修正形のドレッシング方法
であり、互いに砥粒面を圧接した研磨テープに加圧力を
付加するローラであるこの方法によっても、前記と同様
の結果を得ることができる。
【0062】このため、従来の研磨テープの表面を、図
26に示す研磨テープトルーイング、ドレッシングによ
り研磨テープ表面上の砥粒の先端を均一に修正した。ま
た、研磨テープの砥粒径を制御し、また研磨テープのド
レッシング条件を制御することにより、微細突部の頻度
を数千個/mm2〜数十万個/mm2の範囲で制御することが
できた。
26に示す研磨テープトルーイング、ドレッシングによ
り研磨テープ表面上の砥粒の先端を均一に修正した。ま
た、研磨テープの砥粒径を制御し、また研磨テープのド
レッシング条件を制御することにより、微細突部の頻度
を数千個/mm2〜数十万個/mm2の範囲で制御することが
できた。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、Ni−Pめっき下地基板に微細突部の極めて小さい
高精度な微細溝を形成することができる円板加工方法
と、この方法の実施に直接使用される装置を提供するこ
とができる。
ば、Ni−Pめっき下地基板に微細突部の極めて小さい
高精度な微細溝を形成することができる円板加工方法
と、この方法の実施に直接使用される装置を提供するこ
とができる。
【0064】また、この円板加工装置において、平行板
バネ、歪ゲージおよび加圧力補正圧電アクチュエータを
用いることによって、コンタクトローラの円板に対する
加圧力を非常に小さく、円板の形状精度にかかわらず、
常に均一にすることができるので、円板全面にわたって
安定した均一な微細溝を形成でき、またNi−Pめっき
下地基板に形成した微細溝の微細突部を微小量ずつ除去
するので微細突部を高精度に平滑化できる。
バネ、歪ゲージおよび加圧力補正圧電アクチュエータを
用いることによって、コンタクトローラの円板に対する
加圧力を非常に小さく、円板の形状精度にかかわらず、
常に均一にすることができるので、円板全面にわたって
安定した均一な微細溝を形成でき、またNi−Pめっき
下地基板に形成した微細溝の微細突部を微小量ずつ除去
するので微細突部を高精度に平滑化できる。
【0065】さらに、上記微小加圧力制御の円板加工装
置により、カーボン保護膜面の微細突部を微小量ずつ切
削除去し、微細突部を確実に除去することができ、かつ
微細突部の周囲のカーボン保護膜や磁性媒体等の表面形
成膜にダメージを与えることがない。したがって、表面
精度が良好で、非常に高い平滑面を得ることができる。
以上、本発明の円板加工装置及び方法によって、磁気デ
ィスク下地基板のNi−Pめっき基板表面に、高さ数n
m〜数十nmの微細突部が、頻度数千個/mm2〜数十万
個/mm2に均一に形成されているので、磁気ヘッドがデ
ィスク表面を間欠的に接触を繰り返すCSS特性におい
て、ヘッド荷重を上記の多数の微細で受けるようにな
り、それぞれの微細突部での面圧が小さく、微細突部の
変形、摺動摩耗が少なくなる。さらに、微細突部に形成
されている保護膜や潤滑膜の劣化も少なく、耐摺動特性
を向上させる効果がある。また、微細突部の高さが数n
m〜数十nmであるので、ヘッド浮上隙間を小さくして
も(例えば、浮上隙間0.15μm)、磁気ヘッドが衝
突し、ヘッドクラッシュを生じる問題は無く、かつ膜厚
数nm以下に塗布される潤滑膜によるヘッド粘着や、雰
囲気の水分によるヘッド粘着を生じる問題も無い。
置により、カーボン保護膜面の微細突部を微小量ずつ切
削除去し、微細突部を確実に除去することができ、かつ
微細突部の周囲のカーボン保護膜や磁性媒体等の表面形
成膜にダメージを与えることがない。したがって、表面
精度が良好で、非常に高い平滑面を得ることができる。
以上、本発明の円板加工装置及び方法によって、磁気デ
ィスク下地基板のNi−Pめっき基板表面に、高さ数n
m〜数十nmの微細突部が、頻度数千個/mm2〜数十万
個/mm2に均一に形成されているので、磁気ヘッドがデ
ィスク表面を間欠的に接触を繰り返すCSS特性におい
て、ヘッド荷重を上記の多数の微細で受けるようにな
り、それぞれの微細突部での面圧が小さく、微細突部の
変形、摺動摩耗が少なくなる。さらに、微細突部に形成
されている保護膜や潤滑膜の劣化も少なく、耐摺動特性
を向上させる効果がある。また、微細突部の高さが数n
m〜数十nmであるので、ヘッド浮上隙間を小さくして
も(例えば、浮上隙間0.15μm)、磁気ヘッドが衝
突し、ヘッドクラッシュを生じる問題は無く、かつ膜厚
数nm以下に塗布される潤滑膜によるヘッド粘着や、雰
囲気の水分によるヘッド粘着を生じる問題も無い。
【図1】本発明の円板加工装置の一実施例を示す正面
図。
図。
【図2】この装置の要部を示す平面図。
【図3】図1における円板洗浄手段の詳細を示す正面
図。
図。
【図4】この円板洗浄手段の側面図。
【図5】図1に係る円板加工装置の第1の加工ヘッドで
加工した円板の表面の一例を示す拡大断面曲線図。
加工した円板の表面の一例を示す拡大断面曲線図。
【図6】(a),(b)はさらに第2の加工ヘッドで加
工した円板の表面の一例を示す拡大断面曲線図。
工した円板の表面の一例を示す拡大断面曲線図。
【図7】従来の微細溝形成用の円板加工装置を示す正面
図。
図。
【図8】この装置の側面図。
【図9】本発明の下地基板を用いた薄膜磁気ディスクの
断面構成図。
断面構成図。
【図10】従来技術の薄膜磁気ディスクの断面構成図。
【図11】微細溝の断面形状。
【図12】従来の円板加工装置の説明図。
【図13】微細突部の高さおよび存在密度と磁気ディス
クの特性を調べた結果の一例を示す。
クの特性を調べた結果の一例を示す。
【図14】微細突部の高さおよび存在密度と磁気ディス
クの特性を調べた結果の一例を示す。
クの特性を調べた結果の一例を示す。
【図15】CSSによる円板表面のナノメータオーダの
微小な変化を高分解能SEMにより測定し、表面の断面
形状の変化で現した面であり、(a)は、CSS前の断
面形状であり、(b)は、CSS後の断面形状を示す。
微小な変化を高分解能SEMにより測定し、表面の断面
形状の変化で現した面であり、(a)は、CSS前の断
面形状であり、(b)は、CSS後の断面形状を示す。
【図16】CSS前後の円板の極表面のアボット負荷曲
線を示す。
線を示す。
【図17】円板の極表面のピークカウント分布、すなわ
ち微細突部の存在密度を示す。
ち微細突部の存在密度を示す。
【図18】円板の溝形状を示す図。
【図19】本発明による図6(b)の円板に磁性媒体を
成膜した磁気ディスク表面の断面形状。
成膜した磁気ディスク表面の断面形状。
【図20】CSS特性を現し、CSS回数とヘッド接線
力との関係について、本発明と従来技術との比較を示
す。
力との関係について、本発明と従来技術との比較を示
す。
【図21】本発明の微小な加圧力の制御を現している歪
ゲージからの出力を示し、研磨テープ巻き取りによるバ
ックテンションの影響を考慮し、加工時の実際の加圧力
を検出し、設定加圧力に正確に制御していることを示
す。
ゲージからの出力を示し、研磨テープ巻き取りによるバ
ックテンションの影響を考慮し、加工時の実際の加圧力
を検出し、設定加圧力に正確に制御していることを示
す。
【図22】本発明の適用前後の円板に対してヘッド浮上
特性を調べた結果であり、本発明を適用する前の場合に
ついて、ピエゾ素子を搭載した浮動磁気ヘッドによるピ
エゾ素子の出力を示すグラフ。
特性を調べた結果であり、本発明を適用する前の場合に
ついて、ピエゾ素子を搭載した浮動磁気ヘッドによるピ
エゾ素子の出力を示すグラフ。
【図23】本発明の適用前後の円板に対してヘッド浮上
特性を調べた結果であり、本発明を適用した後の場合。
特性を調べた結果であり、本発明を適用した後の場合。
【図24】従来の研磨テープの断面構造。
【図25】本発明の研磨テープの断面構造。
【図26】本発明の研磨テープを作製する研磨テープの
ドレッシング、トルーイング装置の概略図を示す。
ドレッシング、トルーイング装置の概略図を示す。
【図27】テクスチャー加工面の断面形状とアボットの
負荷曲線との関係を表し、CSS特性との相関を説明す
る説明図。
負荷曲線との関係を表し、CSS特性との相関を説明す
る説明図。
【図28】テクスチャー加工面の断面形状とアボットの
負荷曲線との関係を表し、CSS特性との相関を説明す
る説明図。
負荷曲線との関係を表し、CSS特性との相関を説明す
る説明図。
【図29】テクスチャー加工面の断面形状での微細突部
を表す説明図。
を表す説明図。
【図30】テクスチャー加工面の断面形状の性質を表す
アボットの負荷曲線を説明する図。
アボットの負荷曲線を説明する図。
1…円板取付用回転軸、 2…磁気ディスク(円板)、 3…円板駆動モータ、 4a,4b…研磨テープ、 5a,5b…供給リール、 6a,6b…巻取リール、 7a,7b…巻取用モータ、 8,9…コンタクトローラ、 10,11…平行板バネ、 12,13…歪ゲージ、 14…加圧用モータ、 15…往復移動用モータ、 17…制御装置、 18a,18b…制御トルクモータ、 21…ネジ、 22…往復移動台、 24…ネジ、 50…加圧力補正圧電アクチュエータ、 60…下地基板、 61…微細溝、 62…非磁性金属膜、 63…微細突部、 64…磁性媒体、 65…保護膜、 66…潤滑膜。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 磁気ディスクの製造方法及び製造装
置
置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項9】磁気ディスクの円板を加工し、製造する磁
気ディスクの製造装置において、 (A)前記円板の両面に研磨テープを所定の加圧力で押
圧する工程、 (B)前記研磨テープを前記円板の円周方向へ走行させ
るとともに半径方向へ振動させながら往復動させる工
程、 (C)加工液を供給する工程、 (D)前記円板を前記研磨テープとの相対速度が所定値
になるように回転させ前記円板を加工する工程、 (F)前記円板の洗浄を行う洗浄工程とから成る(A)
〜(F)の製造工程のプログラムを制御装置に搭載した
ことを特徴とする磁気ディスクの製造装置。 ─────────────────────────────────────────────────────
気ディスクの製造装置において、 (A)前記円板の両面に研磨テープを所定の加圧力で押
圧する工程、 (B)前記研磨テープを前記円板の円周方向へ走行させ
るとともに半径方向へ振動させながら往復動させる工
程、 (C)加工液を供給する工程、 (D)前記円板を前記研磨テープとの相対速度が所定値
になるように回転させ前記円板を加工する工程、 (F)前記円板の洗浄を行う洗浄工程とから成る(A)
〜(F)の製造工程のプログラムを制御装置に搭載した
ことを特徴とする磁気ディスクの製造装置。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明の欄の図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】円板加工装置の第1の加工ヘッドで加工し、さ
らに第2の加工ヘッドで加工した円板の表面の一例を示
す拡大断面曲線図。
らに第2の加工ヘッドで加工した円板の表面の一例を示
す拡大断面曲線図。
Claims (2)
- 【請求項1】表面の断面曲線のアボットの負荷曲線が、
断面形状の頂部から5nmの深さでの切断長さ比が0.
1%〜10%であることを特徴とする磁気ディスク。 - 【請求項2】被加工物である円板の両面へ同時に、第1
の研磨テープを所定の加工力(第1の加圧力)で抑圧
し、この研磨テープを前記円板の円周方向へ走行させる
とともに半径方向へ摺動させながら往復動させ、加工液
を供給しながら、前記円板を前記第1の研磨テープとの
相対速度が所定値(第1の相対速度)になるように回転
させることによって前記円板を加工したのち、該円板を
洗浄し、つぎに、該円板の両面へ同時に前記第1の研磨
テープよりも砥粒径の小さい第2の研磨テープを、前記
第1の加圧力よりも小さい第2の加圧力で押圧し、この
研磨テープを前記円板の円周方向へ走行させるととも
に、半径方向へ揺動させながら往復動させ、加工液を供
給しながら、前記円板を、前記第2の研磨テープとの相
対速度が前記第1の相対速度よりも大きい第2の相対速
度になるように回転させることにより前記円板を加工し
たのち、該円板を洗浄するようにしたことを特徴とする
ディスク製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23165196A JPH09120528A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 磁気ディスクの製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23165196A JPH09120528A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 磁気ディスクの製造方法及び製造装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63222356A Division JP2602296B2 (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 磁気ディスク |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26048696A Division JPH10177715A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 磁気ディスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09120528A true JPH09120528A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=16926842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23165196A Pending JPH09120528A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 磁気ディスクの製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09120528A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007258240A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Tokyo Electron Ltd | 表面処理方法 |
| KR20180032129A (ko) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 서한산업(주) | 자동차 브레이크 디스크 표면 상태 자동 보정 가공 장치 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5423294A (en) * | 1977-07-22 | 1979-02-21 | Hitachi Ltd | Method of finishing machining disc and its device |
| JPS5764332A (en) * | 1980-10-02 | 1982-04-19 | Fujitsu Ltd | Surface finishing method of magnetic recording disk |
| JPS6114855A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-23 | Toshiba Mach Co Ltd | ポリシング装置 |
| JPS62236664A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-16 | Kobe Steel Ltd | 磁気デイスク用基盤のテクスチヤリング方法 |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP23165196A patent/JPH09120528A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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| KR20180032129A (ko) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 서한산업(주) | 자동차 브레이크 디스크 표면 상태 자동 보정 가공 장치 |
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