JPH09120550A - 2軸アクチュエータ駆動回路 - Google Patents
2軸アクチュエータ駆動回路Info
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- JPH09120550A JPH09120550A JP29893095A JP29893095A JPH09120550A JP H09120550 A JPH09120550 A JP H09120550A JP 29893095 A JP29893095 A JP 29893095A JP 29893095 A JP29893095 A JP 29893095A JP H09120550 A JPH09120550 A JP H09120550A
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- biaxial actuator
- gain
- circuit
- drive circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ピックアップの2軸アクチュエータの高次
共振による影響を電気的になくした2軸アクチュエータ
駆動回路を提供する。 【解決手段】 光ピックアップにおける2軸アクチュエ
ータの高次の共振点を中心周波数とするノッチフィルタ
13を2軸アクチュエータのサーボループに挿入し、ノ
ッチフィルタ13のQを可変にするQ可変回路14を備
え、Qを可変にして最適なゲイン余裕を得る。Qを変え
るとノッチフィルタのゲインが変わるので、Q可変回路
14aに連動してノッチフィルタ13のゲインを補償す
るゲイン可変回路14bとゲイン補償増幅回路IC6を
備えている。サーボループのカットオフ周波数fC と高
次共振周波数がピークになる共振周波数f02の外乱信号
を発生する外乱信号発生器15から外乱信号をIC6に
供給してe1とe2のレベルをレベル判定回路17で判
定してQ及びIC6のゲインを設定する。
共振による影響を電気的になくした2軸アクチュエータ
駆動回路を提供する。 【解決手段】 光ピックアップにおける2軸アクチュエ
ータの高次の共振点を中心周波数とするノッチフィルタ
13を2軸アクチュエータのサーボループに挿入し、ノ
ッチフィルタ13のQを可変にするQ可変回路14を備
え、Qを可変にして最適なゲイン余裕を得る。Qを変え
るとノッチフィルタのゲインが変わるので、Q可変回路
14aに連動してノッチフィルタ13のゲインを補償す
るゲイン可変回路14bとゲイン補償増幅回路IC6を
備えている。サーボループのカットオフ周波数fC と高
次共振周波数がピークになる共振周波数f02の外乱信号
を発生する外乱信号発生器15から外乱信号をIC6に
供給してe1とe2のレベルをレベル判定回路17で判
定してQ及びIC6のゲインを設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2軸アクチュエータ駆
動回路、特にフォーカスアクチュエータ及びトラッキン
グアクチュエータが一体となった2軸アクチュエータの
駆動回路に関する。
動回路、特にフォーカスアクチュエータ及びトラッキン
グアクチュエータが一体となった2軸アクチュエータの
駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク駆動装置において、光学ピッ
クアップから出射されたレーザビームを光ディスク面及
び目標トラックに保持する能動素子として、フォーカシ
ング・アクチュエータとトラッキングアクチュエータと
が一体となった2軸アクチュエータが使用される。この
2軸アクチュエータは、対物レンズをフォーカス方向
(上下方向)及びトラッキング方向(横方向)に独立に
動かすことができるアクチュエータで、駆動力として電
磁力を用いている。
クアップから出射されたレーザビームを光ディスク面及
び目標トラックに保持する能動素子として、フォーカシ
ング・アクチュエータとトラッキングアクチュエータと
が一体となった2軸アクチュエータが使用される。この
2軸アクチュエータは、対物レンズをフォーカス方向
(上下方向)及びトラッキング方向(横方向)に独立に
動かすことができるアクチュエータで、駆動力として電
磁力を用いている。
【0003】前記2軸アクチュエータとしては、可動コ
イル、永久磁石及びヨークからなる可動コイル型2軸ア
クチュエータが使用される。前記2軸アクチュエータの
一般的な一例を図7に示している。図7に示す2軸アク
チュエータは、軸摺動型2軸アクチュエータであって、
固定部1に取り付けられた摺動軸2と可動部3に設けら
れた軸受4とが摺動することにより上下方向に自由度を
持たせ、また、前記可動部3が前記摺動軸2を中心に回
転することにより、前記摺動軸2に対して偏心した位置
にある対物レンズ5が動くようになっている。
イル、永久磁石及びヨークからなる可動コイル型2軸ア
クチュエータが使用される。前記2軸アクチュエータの
一般的な一例を図7に示している。図7に示す2軸アク
チュエータは、軸摺動型2軸アクチュエータであって、
固定部1に取り付けられた摺動軸2と可動部3に設けら
れた軸受4とが摺動することにより上下方向に自由度を
持たせ、また、前記可動部3が前記摺動軸2を中心に回
転することにより、前記摺動軸2に対して偏心した位置
にある対物レンズ5が動くようになっている。
【0004】6は前記固定部1に設けられたヨークから
なる磁気回路であり、該磁気回路6に対向して前記可動
部3に設けられたフォーカシングコイル7及びトラッキ
ングコイル8にて前記可動部3を上下方向及び横方向に
駆動され、トラッキングエラー及びフォーカシングエラ
ーが補正される。
なる磁気回路であり、該磁気回路6に対向して前記可動
部3に設けられたフォーカシングコイル7及びトラッキ
ングコイル8にて前記可動部3を上下方向及び横方向に
駆動され、トラッキングエラー及びフォーカシングエラ
ーが補正される。
【0005】ところで、前記2軸アクチュエータの伝達
関数を考えるモデルは、図8に示すように、弾性系をバ
ネ定数Kと粘性抵抗Rで表し、前記可動部3の質量をM
として扱い、電磁力による駆動力をF、時刻tにおける
前記対物レンズ5の変位量をxとすると、運動方程式
は、Md2x(t)/dt2 +Rdx(t)/dt+Kx(t) =F(t) と
なり、全ての初期値を0としてラプラス変換すると、s
2 MX(s)+sR(s)+KX(s)=F(s)とな
る。
関数を考えるモデルは、図8に示すように、弾性系をバ
ネ定数Kと粘性抵抗Rで表し、前記可動部3の質量をM
として扱い、電磁力による駆動力をF、時刻tにおける
前記対物レンズ5の変位量をxとすると、運動方程式
は、Md2x(t)/dt2 +Rdx(t)/dt+Kx(t) =F(t) と
なり、全ての初期値を0としてラプラス変換すると、s
2 MX(s)+sR(s)+KX(s)=F(s)とな
る。
【0006】したがって、アクチュエータの伝達関数を
G(s)とすると、G(s)=X(s)/F(s)=1
/(Ms2 +Rs+K)=C0 /(1+2ζs/ωj +
s2 /ωj 2)となる。ここで、ωj =√(K/M)、ω
j /2ζ=K/R、C0 =1/Kである。
G(s)とすると、G(s)=X(s)/F(s)=1
/(Ms2 +Rs+K)=C0 /(1+2ζs/ωj +
s2 /ωj 2)となる。ここで、ωj =√(K/M)、ω
j /2ζ=K/R、C0 =1/Kである。
【0007】この伝達関数をボード線図で示すと、図9
の(A)に示すような−40dB/decの減衰特性、
位相特性を持つ伝達関数となる。
の(A)に示すような−40dB/decの減衰特性、
位相特性を持つ伝達関数となる。
【0008】しかし、前記伝達関数を考えるモデルは理
想モデルであって、実際の2軸アクチュエータは、前記
伝達関数では表すことができない種々の振動や非線形特
性を持っている。これらのなかで、駆動源と光学素子な
どを含む可動系との間の剛性の弱さによって高次の共振
が発生しサーボ特性に影響を及ぼす場合がある。図9の
(B)には、このような場合の共振周波数f02、f03と
する高次共振点が発生した減衰特性を示している。
想モデルであって、実際の2軸アクチュエータは、前記
伝達関数では表すことができない種々の振動や非線形特
性を持っている。これらのなかで、駆動源と光学素子な
どを含む可動系との間の剛性の弱さによって高次の共振
が発生しサーボ特性に影響を及ぼす場合がある。図9の
(B)には、このような場合の共振周波数f02、f03と
する高次共振点が発生した減衰特性を示している。
【0009】前記高次共振点は、2軸アクチュエータに
よって共振周波数、共振点における振幅ピーク値などが
異なるが、一般的には数kHz〜数10kHzに共振点
を持つことが多い。
よって共振周波数、共振点における振幅ピーク値などが
異なるが、一般的には数kHz〜数10kHzに共振点
を持つことが多い。
【0010】一方、光ディスクにおける2軸アクチュエ
ータのサーボは、光ディスク自身が持つ面振れやトラッ
ク振れ(回転周期成分及びその高周波成分)を光ディス
ク駆動装置が要求する値に抑圧する必要があり、そのた
めサーボの低域ゲインは60〜70dB必要となる。
ータのサーボは、光ディスク自身が持つ面振れやトラッ
ク振れ(回転周期成分及びその高周波成分)を光ディス
ク駆動装置が要求する値に抑圧する必要があり、そのた
めサーボの低域ゲインは60〜70dB必要となる。
【0011】また、今後は光ディスクの高転送レート化
によるディスク回転数の増加などが要請され、よりサー
ボゲインが必要とされ、サーボのカットオフ周波数が数
kHzに及ぶことになる。
によるディスク回転数の増加などが要請され、よりサー
ボゲインが必要とされ、サーボのカットオフ周波数が数
kHzに及ぶことになる。
【0012】前記要請に対応するためには、カットオフ
周波数f01(図9)を高くしなければならないが、サー
ボのカットオフ周波数の近辺に高次共振周波数f02、f
03が存在して、高次共振点のピーク値が大きいと、その
共振点ではゲインが0dBより大きくなり且つ位相が1
80度よりも遅れてサーボ系が発振することになる。
周波数f01(図9)を高くしなければならないが、サー
ボのカットオフ周波数の近辺に高次共振周波数f02、f
03が存在して、高次共振点のピーク値が大きいと、その
共振点ではゲインが0dBより大きくなり且つ位相が1
80度よりも遅れてサーボ系が発振することになる。
【0013】また、温度によっても高次共振点が変化す
るので、ある温度になるとサーボ系が発振するという不
安定なサーボ系となることがある。
るので、ある温度になるとサーボ系が発振するという不
安定なサーボ系となることがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
に鑑み、2軸アクチュエータの高次共振による影響を無
くし、かつ高次共振点が温度により変化しても安定な2
軸アクチュエータ駆動回路を提供する点にある。
に鑑み、2軸アクチュエータの高次共振による影響を無
くし、かつ高次共振点が温度により変化しても安定な2
軸アクチュエータ駆動回路を提供する点にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の2軸アクチュエ
ータ駆動回路は、光ピックアップにおける2軸アクチュ
エータの高次の共振点を中心周波数とするノッチフィル
タを2軸アクチュエータのサーボループに挿入し、該ノ
ッチフィルタのQを可変にするQ可変手段を備え、Qを
可変にして最適なゲイン余裕を得る。
ータ駆動回路は、光ピックアップにおける2軸アクチュ
エータの高次の共振点を中心周波数とするノッチフィル
タを2軸アクチュエータのサーボループに挿入し、該ノ
ッチフィルタのQを可変にするQ可変手段を備え、Qを
可変にして最適なゲイン余裕を得る。
【0016】
【実施例】図1に本発明の2軸アクチュエータ駆動回路
をブロック図にて示している。該2軸アクチュエータ駆
動回路(以下、駆動回路という。)において、伝達関数
にて示す2軸アクチュエータ10のサーボループ中に位
相補償回路11、駆動増幅回路12を備えている。この
点は従来の構成と変わるところはない。
をブロック図にて示している。該2軸アクチュエータ駆
動回路(以下、駆動回路という。)において、伝達関数
にて示す2軸アクチュエータ10のサーボループ中に位
相補償回路11、駆動増幅回路12を備えている。この
点は従来の構成と変わるところはない。
【0017】本発明の2軸アクチュエータ駆動回路は、
前記サーボループ中にさらに高次共振点を中心周波数と
するノッチフィルタ(BEF)13を挿入するととも
に、温度変化などによる共振点の変化を前記ノッチフィ
ルタ13のQを変えることにより吸収して安定なサーボ
系を得るものである。また前記Q及びノッチフィルタの
出力を補償ために、Q及びゲインを制御するQ、ゲイン
制御回路14を備えている。
前記サーボループ中にさらに高次共振点を中心周波数と
するノッチフィルタ(BEF)13を挿入するととも
に、温度変化などによる共振点の変化を前記ノッチフィ
ルタ13のQを変えることにより吸収して安定なサーボ
系を得るものである。また前記Q及びノッチフィルタの
出力を補償ために、Q及びゲインを制御するQ、ゲイン
制御回路14を備えている。
【0018】以下、前記ブロック図の駆動回路の具体例
を図2に示すフォーカスサーボ回路に適用した駆動回路
に基づいて説明する。図2において、入力は、図示しな
い光学ピックアップから得られるフォーカスエラー信号
で、出力は2軸アクチュエータのフォーカスコイル16
による対物レンズのフォーカス(垂直方向)の変位であ
り、フォーカスエラーが常に0になるようにフォーカス
サーボを掛けるものである。
を図2に示すフォーカスサーボ回路に適用した駆動回路
に基づいて説明する。図2において、入力は、図示しな
い光学ピックアップから得られるフォーカスエラー信号
で、出力は2軸アクチュエータのフォーカスコイル16
による対物レンズのフォーカス(垂直方向)の変位であ
り、フォーカスエラーが常に0になるようにフォーカス
サーボを掛けるものである。
【0019】前記ノッチフィルタ13は、演算増幅回路
IC2〜IC5、抵抗R8〜R16、コンデンサC1〜
C2構成されている。そして、前記ノッチフィルタ13
の入力側には、フォーカスエラー信号を増幅する増幅回
路IC1及びノッチフィルタ13のQを変える可変抵抗
器からなるQ可変回路14aが、また、前記ノッチフル
タ13の出力側には、該ノッチフィルタ13の出力を補
償する可変抵抗器からなるゲイン可変回路14bとゲイ
ン補償増幅回路IC6がそれぞれ設けられている。
IC2〜IC5、抵抗R8〜R16、コンデンサC1〜
C2構成されている。そして、前記ノッチフィルタ13
の入力側には、フォーカスエラー信号を増幅する増幅回
路IC1及びノッチフィルタ13のQを変える可変抵抗
器からなるQ可変回路14aが、また、前記ノッチフル
タ13の出力側には、該ノッチフィルタ13の出力を補
償する可変抵抗器からなるゲイン可変回路14bとゲイ
ン補償増幅回路IC6がそれぞれ設けられている。
【0020】前記ノッチフィルタ13の中心周波数f0
及びQは以下の通りになる。 f0 =(1/2πC1R10)・√(R14/R15) Q=(1+R13/R8+R13/R0’)/(1+R
9/R12)となる。但し、R10=R11、C1=C
2、R0’は、前記Q可変回路14aにて選択された抵
抗値である。
及びQは以下の通りになる。 f0 =(1/2πC1R10)・√(R14/R15) Q=(1+R13/R8+R13/R0’)/(1+R
9/R12)となる。但し、R10=R11、C1=C
2、R0’は、前記Q可変回路14aにて選択された抵
抗値である。
【0021】ここで簡単にするために、R8〜R16=
Rとすると、前記f0 及びQはそれぞれ、f0 =1/2
πC1R、Q=(2+R/R0’)/2となり、R0’
=∞の時Q=1となる。
Rとすると、前記f0 及びQはそれぞれ、f0 =1/2
πC1R、Q=(2+R/R0’)/2となり、R0’
=∞の時Q=1となる。
【0022】前記ノッチフィルタ13のQを変えるに
は、前記抵抗R0’を変えれば良く、このために、Q可
変回路14aの抵抗R0〜R7のいずれかを選択する。
このQ可変回路14aは、システムコントローラ18か
らの3ビットの選択信号が端子A〜Cから入力され、3
ビットの選択信号に基づいてR0〜R7のいずれかの抵
抗が選択され、選択された抵抗値がX端子とアース間に
接続され、抵抗R8と演算増幅回路IC2の非反転入力
端子間に並列接続される。
は、前記抵抗R0’を変えれば良く、このために、Q可
変回路14aの抵抗R0〜R7のいずれかを選択する。
このQ可変回路14aは、システムコントローラ18か
らの3ビットの選択信号が端子A〜Cから入力され、3
ビットの選択信号に基づいてR0〜R7のいずれかの抵
抗が選択され、選択された抵抗値がX端子とアース間に
接続され、抵抗R8と演算増幅回路IC2の非反転入力
端子間に並列接続される。
【0023】この場合、ノッチフィルタ13のQを変え
るとノッチフィルタ13のゲインも変わるので、これを
補償するためにノッチフィルタ13の出力側に設けたゲ
イン可変回路14bの抵抗を選択してゲイン補償増幅回
路IC6にてゲインを補償する。このゲイン補償は、シ
ステムコントローラ18からの3ビット選択信号によっ
てIC5の出力側とIC6の反転入力端子間の抵抗R1
7〜R24が選択され、該選択された抵抗値によりゲイ
ン補償増幅回路IC6のゲインを変えて、前記Qの変化
によるゲインを補償するものである。
るとノッチフィルタ13のゲインも変わるので、これを
補償するためにノッチフィルタ13の出力側に設けたゲ
イン可変回路14bの抵抗を選択してゲイン補償増幅回
路IC6にてゲインを補償する。このゲイン補償は、シ
ステムコントローラ18からの3ビット選択信号によっ
てIC5の出力側とIC6の反転入力端子間の抵抗R1
7〜R24が選択され、該選択された抵抗値によりゲイ
ン補償増幅回路IC6のゲインを変えて、前記Qの変化
によるゲインを補償するものである。
【0024】前記Qを変えた時のノッチフィルタ13の
周波数ゲイン、周波数位相特性を図5及び図6に例とし
て示している。図6はQ=1の場合、図5はQ=5.1
7の場合の特性を示している。両者の特性を比較する
と、Qが小さい場合は25kH近傍での減衰曲線はあま
り急峻ではなく且つ位相遅れも大きり、一方Qが大きく
なると25kH近傍での減衰曲線は急峻になり且つ位相
遅れも相対的に小さくなることがわかる。以上からQが
小さいと減衰曲線が急峻でなく且つ位相遅れが大きくな
ので、サーボ系のゲイン余裕を考慮してQを選択する必
要がある。
周波数ゲイン、周波数位相特性を図5及び図6に例とし
て示している。図6はQ=1の場合、図5はQ=5.1
7の場合の特性を示している。両者の特性を比較する
と、Qが小さい場合は25kH近傍での減衰曲線はあま
り急峻ではなく且つ位相遅れも大きり、一方Qが大きく
なると25kH近傍での減衰曲線は急峻になり且つ位相
遅れも相対的に小さくなることがわかる。以上からQが
小さいと減衰曲線が急峻でなく且つ位相遅れが大きくな
ので、サーボ系のゲイン余裕を考慮してQを選択する必
要がある。
【0025】以下、前記ゲイン余裕を考慮したノッチフ
ィルタのQの制御及びゲインの補償について説明する。
前記ノッチフィルタ13のQの制御及びゲインの補償
は、図2において外乱信号発生器15を設けて、一方の
外乱信号発生器15aは、サーボループのカットオフ周
波数fC の信号を発生し、他方の外乱信号発生器15b
は、高次共振周波数の振幅がピークになる周波数、例え
ば図9の(B)の高次共振周波数f02の信号を発生す
る。
ィルタのQの制御及びゲインの補償について説明する。
前記ノッチフィルタ13のQの制御及びゲインの補償
は、図2において外乱信号発生器15を設けて、一方の
外乱信号発生器15aは、サーボループのカットオフ周
波数fC の信号を発生し、他方の外乱信号発生器15b
は、高次共振周波数の振幅がピークになる周波数、例え
ば図9の(B)の高次共振周波数f02の信号を発生す
る。
【0026】前記外乱信号をシステムコントローラ18
からの選択信号によりスイッチ19を切り替えて選択
し、抵抗R25を経てIC6に入力し、IC6の出力と
IC5の出力の外乱レベルe1とe2をレベル判定回路
17にて比較する。
からの選択信号によりスイッチ19を切り替えて選択
し、抵抗R25を経てIC6に入力し、IC6の出力と
IC5の出力の外乱レベルe1とe2をレベル判定回路
17にて比較する。
【0027】つまり、サーボを掛けた後、スイッチ19
をf02側の19cに切り替え、高次共振周波数f02の外
乱信号をIC6に印加する。そして、e1/e2が最小
になるように、前記Q可変回路14aへ3ビット選択信
号をシステムコントローラ18から入力し、抵抗R0〜
R7から選択しQを設定する。
をf02側の19cに切り替え、高次共振周波数f02の外
乱信号をIC6に印加する。そして、e1/e2が最小
になるように、前記Q可変回路14aへ3ビット選択信
号をシステムコントローラ18から入力し、抵抗R0〜
R7から選択しQを設定する。
【0028】次に、サーボループゲインを一定にするた
めに、スイッチ19をfC 側の19aに切り替えて周波
数fC の外乱信号をIC6へ入力し、e1/e2=1に
なるようにゲイン可変回路14bへシステムコントロー
ラ18から3ビットの選択信号を入力し、抵抗R17〜
R24の中から選択して前記ゲイン補償増幅回路IC6
のゲインを調整する。
めに、スイッチ19をfC 側の19aに切り替えて周波
数fC の外乱信号をIC6へ入力し、e1/e2=1に
なるようにゲイン可変回路14bへシステムコントロー
ラ18から3ビットの選択信号を入力し、抵抗R17〜
R24の中から選択して前記ゲイン補償増幅回路IC6
のゲインを調整する。
【0029】前記本発明の駆動回路と従来の駆動回路の
オープンループ実測特性を対比すると、本発明の駆動回
路の方がゲイン余裕を大幅に改善することができること
がわかる。図4はノッチフィルタ13を挿入しない場合
の通常のオープンループ特性で、高次共振が17.5k
Hzと24.2kHzにあり、振幅は24.2kHzの
方が大きい例を示している。
オープンループ実測特性を対比すると、本発明の駆動回
路の方がゲイン余裕を大幅に改善することができること
がわかる。図4はノッチフィルタ13を挿入しない場合
の通常のオープンループ特性で、高次共振が17.5k
Hzと24.2kHzにあり、振幅は24.2kHzの
方が大きい例を示している。
【0030】一方、図3のオープンループ特性は、f0
=24.2kHz、Q=5.17の図5に示す特性のノ
ッチフィルタをサーボループに挿入した特性を示し、2
4.2kHzの高次共振の振幅が大幅に下がりゲイン余
裕が増加し、安定なサーボ系が得られることがわかる。
=24.2kHz、Q=5.17の図5に示す特性のノ
ッチフィルタをサーボループに挿入した特性を示し、2
4.2kHzの高次共振の振幅が大幅に下がりゲイン余
裕が増加し、安定なサーボ系が得られることがわかる。
【0031】図4のノッチフィルタを挿入しない実測特
性において、少なくともピークが発生する周波数に着目
すると、17.54kHzにおけるゲイン余裕は−9.
4dBであり、24.2kHzにおけるゲイン余裕は−
6.5dBである。一方、図3のノッチフィルタを挿入
した実測特性では、17.34kHzにおけるゲイン余
裕は−7.7dBであり、22.33kHzにおけるゲ
イン余裕は−8.9dBである。
性において、少なくともピークが発生する周波数に着目
すると、17.54kHzにおけるゲイン余裕は−9.
4dBであり、24.2kHzにおけるゲイン余裕は−
6.5dBである。一方、図3のノッチフィルタを挿入
した実測特性では、17.34kHzにおけるゲイン余
裕は−7.7dBであり、22.33kHzにおけるゲ
イン余裕は−8.9dBである。
【0032】前記2つの実測特性において、図4の高次
共振周波数の24.2kHzと図3の高次共振周波数に
近い22.33kHzにおけるゲイン余裕を比較する
と、ノッチフィルタを挿入すると高次共振周波数近傍に
おいて2.4dBだけゲイン余裕が改善されていること
がわかる。
共振周波数の24.2kHzと図3の高次共振周波数に
近い22.33kHzにおけるゲイン余裕を比較する
と、ノッチフィルタを挿入すると高次共振周波数近傍に
おいて2.4dBだけゲイン余裕が改善されていること
がわかる。
【0033】
【発明の効果】以上、本発明によれば、2軸アクチュエ
ータの高次共振の影響を電気的に低減させることにより
安定したサーボ系を達成することができる。また、ノッ
チフィルタのQを可変にすることにより、温度変化等に
よる高次共振周波数及びその振幅の変化を吸収すること
ができるので、安定したサーボ系を実現することができ
る。さらに、2軸アクチュエータの機械的設計の自由度
を増すことができる。
ータの高次共振の影響を電気的に低減させることにより
安定したサーボ系を達成することができる。また、ノッ
チフィルタのQを可変にすることにより、温度変化等に
よる高次共振周波数及びその振幅の変化を吸収すること
ができるので、安定したサーボ系を実現することができ
る。さらに、2軸アクチュエータの機械的設計の自由度
を増すことができる。
【図1】本発明のブロック回路図である。
【図2】本発明のブロック回路図を具体化した回路図で
ある。
ある。
【図3】本発明の駆動回路のオープンループ特性を示す
図である。
図である。
【図4】従来の駆動回路のオープンループ特性を示す図
である。
である。
【図5】本発明に使用するノッチフィルタの周波数特性
図である。
図である。
【図6】他のノッチフィルタの周波数特性図である。
【図7】2軸アクチュエータの一例を示す図である。
【図8】2軸アクチュエータの伝達関数を求めるモデル
を示す図である。
を示す図である。
【図9】2軸アクチュエータの伝達関数のボード線図で
ある。
ある。
13 ノッチフィルタ 14a Q可変回路 14b ゲイン可変回路 15 外乱信号発生器 17 レベル判定回路 18 システムコントローラ IC6 ヘイン補償増幅回路
Claims (3)
- 【請求項1】 光ピックアップにおける2軸アクチュエ
ータの高次の共振点を中心周波数とするノッチフィルタ
を2軸アクチュエータのサーボループに挿入し、該ノッ
チフィルタのQを可変にするQ可変手段を備え、Qを可
変にして最適なゲイン余裕を得ることを特徴とする2軸
アクチュエータ駆動回路。 - 【請求項2】 請求項1の2軸アクチュエータ駆動回路
において、Q可変手段に連動してノッチフィルタの出力
を補償するゲイン可変手段を備えることを特徴とする2
軸アクチュエータ駆動回路。 - 【請求項3】 請求項2の2軸アクチュエータ駆動回路
において、サーボループのカットオフ周波数の外乱信号
及び高次共振周波数の振幅がピークになる周波数の外乱
信号を発生する外乱信号発生器を備え、該外乱信号をサ
ーボループに供給してノッチフィルタのQの設定及びノ
ッチフィルタの出力を補償することを特徴とする2軸ア
クチュエータ駆動回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29893095A JPH09120550A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 2軸アクチュエータ駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29893095A JPH09120550A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 2軸アクチュエータ駆動回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09120550A true JPH09120550A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17866030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29893095A Pending JPH09120550A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 2軸アクチュエータ駆動回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09120550A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007299496A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Sony Corp | 光ディスク装置 |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP29893095A patent/JPH09120550A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007299496A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Sony Corp | 光ディスク装置 |
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