JPH09121147A - タイミング信号発生回路 - Google Patents

タイミング信号発生回路

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JPH09121147A
JPH09121147A JP8108278A JP10827896A JPH09121147A JP H09121147 A JPH09121147 A JP H09121147A JP 8108278 A JP8108278 A JP 8108278A JP 10827896 A JP10827896 A JP 10827896A JP H09121147 A JPH09121147 A JP H09121147A
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output
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俊郎 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準クロック信号よりも早い位相のタイミン
グ信号(負遅延内部クロック信号)を短いセットアップ
時間で安定的に供給する。 【解決手段】 入力されたクロック信号を遅延させなが
ら伝達し、クロック信号を途中で出力し得る複数の中間
タップを有する遅延回路2と、クロック信号を遅延させ
ながら伝達し、クロック信号を途中で出力し得る複数の
中間タップを有する検出用遅延回路3と、検出用遅延回
路3の複数の中間タップに、それぞれ、サンプリング信
号端子が接続された複数のサンプルホールド回路4と、
複数のサンプルホールド回路4の出力端子に接続され、
クロック信号のエッジを検出する境界検出回路5と、境
界検出回路5によって検出されたクロックのエッジの位
置に基づいて選択される少なくとも一つの中間タップか
らクロック信号を取り出し、タイミング信号として出力
する出力選択回路6とを備えたタイミング信号発生回
路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
用いられるタイミング信号(内部クロック信号)の発生
に関する。より詳細には、タイミング信号発生回路及び
該タイミング信号発生回路を利用したデータ転送回路な
どに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサや高速メモリを初め
とする半導体集積回路は、近年、80MHz、100M
Hzはもとより150MHz、200MHzという従来
では考えられないような高速で動作することが要求され
てきている。このように高速に動作しなければいけない
回路チップでは、クロック信号の位相ずれという問題が
発生し、これが、動作の高速化を妨げる要因となってい
る。
【0003】第33及び図47を参照しながら、この問
題を説明する。
【0004】図46は、従来の半導体集積回路装置(半
導体チップ)へのクロック信号の入力の様子を模式的に
示している。クロック信号発生回路は、ボード上のクロ
ック信号発生回路から出力された外部クロック信号を外
部クロック入力端子を介して受け取り、この外部クロッ
クに同期した内部クロック信号を生成し、半導体チップ
上の回路に供給する。ボード上のタイミング信号発生回
路から出力された外部クロックは、同じボード上の他の
半導体チップの外部クロック信号入力端子にも供給され
る。クロック信号発生回路によって生成された内部クロ
ック信号をタイミング信号として、種々の処理が実行さ
れる。例えば、データが出力回路からデータ出力端子を
介して他の半導体チップの信号入力端子に入力される。
【0005】図47(a)は、ボード上のタイミング発
生回路が形成する外部クロックの波形を示している。図
47(b)及び(d)は、それぞれ、内部遅延の少ない
場合における出力回路のクロック端子上の信号波形と、
内部遅延の大きい場合における出力回路のクロック端子
上の信号波形とを示している。図47(c)及び(e)
は、それぞれ、内部遅延の少ない場合における半導体チ
ップからの出力波形と、内部遅延の大きい場合における
半導体チップからの出力波形を示している。図47
(c)に示される場合、次の半導体チップが信号読み出
しのためのアクセスを行ったとき、出力は確定してい
る。これに対して、図47(e)の場合、出力は確定し
ていない。これらの図に示すように、クロックの出力回
路までの内部遅延時間に較べて、クロックの周期の方が
十分に長い場合、出力回路が出力した信号をその出力に
接続された、次の半導体チップがボード上のクロックに
同期して、信号を読みに行った場合、それに先行してデ
ータが確定している。ところが他方、クロックの出力回
路までの内部遅延時間に較べて、クロックの周期の方が
十分に長くない場合はその時点ではデータが確定してい
ない。
【0006】このような内部遅延の問題を解決するため
に、従来、PLL(Phase Locked Loop)と呼ばれる回路
技術が主として用いられていた。この技術の内容を以下
に説明する。なお、従来のPLLに関する先行技術文献
としては、(IEEE Journal ofSolid state Circuitsvol2
7 no11,nov 1992, p1599)などが上げられる。
【0007】クロックの出力回路までの内部遅延時間に
最も大きな割合を占めているのは、クロックドライバで
の遅延時間であり、図48にそれを解消するためのPL
L回路の簡略構成図を示す。クロックドライバでの遅延
時間が大きなものになるのは、クロックドライバ配線の
行き先が多くその容量が大きく、クロックドライバが、
充放電を行うために時間がかかるためである。このクロ
ックドライバでの遅延を解消するために従来のPLL回
路では、図48に説明するような構成を採用していた。
【0008】まず、外部クロック信号は、位相差検出回
路の一端に入力される。他方、この位相差検出回路の他
方の入力はクロックドライバの出力、すなわち、クロッ
クドライバ配線から入力されている。この位相差検出回
路の出力によって、電圧制御型の発振回路(VCO)が
制御されている。また、この電圧制御型発振回路からの
出力によって先に述べた、クロックドライバがコントロ
ールされている。この時の、この回路全体としては、位
相差検出回路によって、VCOの制御端子の電圧がコン
トロールされ、最終的には、クロックドライバの出力が
位相周期とも外部クロックに一致したとき回路全体が安
定状態に達する。これは、見かけ上クロックドライバに
よる遅延時間が無くなったことを意味する。このように
従来のPLL回路ではクロックドライバでの見かけの遅
延時間を無くせるという意味では、大きな効果がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術においては、クロック信号の生成動作の開始か
ら所望のクロック信号を安定に生成することのできる安
定状態になるまでの時間(セットアップ時間)が長いと
いう問題がある。安定状態に達するには、数10から数
1000クロック(時間にして、数マイクロから、場合
によっては数ミリ秒)も必要であり、その間は、正常な
動作を行うことはできない。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みてなされてもの
であり、その目的とするところは、基準クロック信号に
対して所望の位相関係を持つクロック信号を極めて短い
時間で安定に出力することのできるタイミング信号発生
回路を提供し、従来のPLLでは実現不可能であった種
々の機能を持つ回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のタイミング信号
発生回路は、入力されたクロック信号を遅延させながら
伝達し、該クロック信号を途中で出力し得る複数の中間
タップを有する遅延回路と、該クロック信号を遅延させ
ながら伝達し、該クロック信号を途中で出力し得る複数
の中間タップを有する検出用遅延回路と、該検出用遅延
回路の該複数の中間タップに、それぞれ、サンプリング
信号端子が接続された複数のサンプルホールド回路と、
該複数のサンプルホールド回路の出力端子に接続され、
該クロック信号のエッジを検出する境界検出回路と、該
境界検出回路によって検出された該クロックのエッジの
位置に基づいて選択される少なくとも一つの中間タップ
からクロック信号を取り出し、タイミング信号として出
力する出力選択回路と、を備え、そのことにより上記目
的が達成される。
【0012】本発明の他のタイミング信号発生回路は、
クロック信号を遅延させながら伝達する第1及び第2遅
延線と、該第1及び第2遅延線に該クロック信号を入力
する入力手段と、該クロック信号のエッジに応答して、
該第1遅延線内におけるクロック信号のエッジの位置を
検出する検出手段と、該検出されたエッジの位置から一
定の遅延時間に相当する距離だけシフトしたクロック信
号を該第2遅延線から抜き出す手段と、を備えており、
そのことにより上記目的が達成される。
【0013】本発明の他のタイミング信号発生回路は、
クロック信号を遅延させながら伝達するベース遅延線
と、負の遅延時間に相当する遅延を引き起こす遅延時間
決定用遅延回路と、該べース遅延線および該遅延時間決
定用遅延回路にクロック信号を入力する入力手段と、該
遅延時間決定用遅延回路の出力を受け取る遅延後遅延線
と、該クロック信号のエッジに応答して、該遅延後遅延
線内のクロック信号のエッジの位置を検出する手段と、
該検出されたエッジの位置に対応する位置から、該ベー
ス遅延線内のクロック信号を抜き出す手段とを備え、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0014】本発明のタイミング信号発生回路基本ユニ
ットは、直列に多段に接続されることによってタイミン
グ信号発生回路を構成するタイミング信号発生回路基本
ユニットであって、一定の時間だけ遅延されたクロック
信号を遅延されながら伝達する遅延後遅延線を構成する
単位遅延回路と、該遅延後遅延線上の該クロック信号の
状態をサンプリングするサンプルホールド手段と、該サ
ンプルホールド手段の出力を出力するタップ出力手段
と、該サンプルホールド手段の出力及び前段のタップ出
力手段から受け取る出力に基づいて、該クロック信号の
状態の境界を検出する境界検出回路と、該境界検出回路
の出力により制御されたクロック出力回路と、該境界検
出回路の出力によって制御されたクロック停止制御出力
回路と、該クロック出力回路に出力が接続され、ベース
遅延出力手段に出力が接続され、入力がベース遅延入力
手段に接続されたベース遅延用単位遅延回路とを備え、
そのことにより上記目的が達成される。
【0015】本発明の更に他のタイミング信号発生回路
は、前記タイミング信号発生回路基本ユニットがN段
(Nは3以上の整数)直列的に接続されたタイミング信
号発生回路であって、外部クロック信号から生成されク
ロック信号を受け取り、所定時間だけ遅延させた後、第
1段目の基本ユニットの遅延後遅延線入力手段に入力す
るマイナス遅延時間決定用遅延回路と、該クロック信号
からサンプルホールド起動信号を生成し、各基本ユニッ
トのサンプルールド回路に供給する手段と、各基本ユニ
ットからのクロック出力を受け取り、タイミング信号と
して出力するクロック信号出力手段と、を更に備えてお
り、第i段(1<i<N)目の基本ユニットのベース遅
延入力手段は、第(i−1)段目の基本ユニットのベー
ス遅延出力手段に接続されており、第1段目の基本ユニ
ットのベース遅延入力手段は、外部クロックから生成さ
れたクロック信号を受け取り、次段の基本ユニットのベ
ース遅延入力手段に伝達し、第i段目の基本ユニットの
遅延後遅延入力手段は、第(i−1)段目の基本ユニッ
トの遅延後遅延出力手段に接続されており、第1段目の
基本ユニットの遅延後遅延入力手段は、マイナス遅延時
間決定用遅延回路から出力されたクロック信号を受け取
り、次段の基本ユニットの遅延後遅延入力手段に伝達
し、第i段目の基本ユニットのタップ出力入力手段は、
第(i−1)段目の基本ユニットのタップ入力手段に接
続されており、該第i段目の基本ユニットのクロック停
止制御出力手段は、第(i−1)段以降の基本ユニット
のクロック停止手段に接続され、そのことにより上記目
的が達成される。
【0016】本発明の更に他のタイミング信号発生回路
は、クロック信号を受けとり、所定時間だけ遅延させ、
出力する第1遅延手段と、該クロック信号と該第1遅延
手段からの出力信号との間の時間差を測定する時間差測
定手段と、該測定された時間差を記憶する記憶手段と、
該クロック信号を受け取り、該記憶手段に記憶された該
時間差に応じた時間だけ遅延を引き起こし、出力する第
2遅延手段と、該第2遅延手段の出力をタイミング信号
として出力する出力手段と、を備え、そのことにより上
記目的が達成される。
【0017】前記記憶手段の記憶している時間差を更新
する更に手段を備えており、前記時間差測定手段が時間
差を測定する時刻を含む該クロック信号の周期期間とは
異なる周期期間に該時間差を更新することが好ましい。
【0018】前記時間差測定手段による時間差の測定、
及び、前記第2遅延手段の動作がパイプライン的に実行
されることが好ましい。
【0019】本発明の更に他のタイミング信号発生回路
は、クロック信号を受けとり、該クロック信号を分周す
ることにより第1タイミング信号群を生成する手段と、
該第1タイミング信号群を受け取り、所定時間だけ遅延
させ、出力する複数の第1遅延手段と、該第1タイミン
グ信号群と該第1遅延手段からの出力との間の時間差を
測定する時間差測定手段と、該測定された時間差を記憶
する記憶手段と、該第1タイミング信号群を受け取り、
該記憶手段に記憶された該時間差に応じた時間だけ遅延
を引き起こし、出力する複数の第2遅延手段と、該複数
の第2遅延手段の出力を切り替え、選択的に、タイミン
グ信号として出力する出力手段と、を備え、そのことに
より上記目的が達成される。
【0020】好ましい実施例では、前記記憶手段は、前
記時間差を電位差として記憶する。
【0021】本発明による更に他のタイミング信号発生
回路は、入力されたクロック信号に対して擬似的に負の
遅延時間を持つタイミング信号を生成することのできる
タイミング信号発生手段と、該タイミング信号発生手段
から出力された該タイミング信号と該クロック信号とを
受け取り、受け取った信号のうち入力タイミングの早い
信号を出力クロックエッジとするクロック調整手段とを
備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0022】本発明の更に他のタイミング信号発生回路
は、2つの状態を取りうる複数の第1遅延素子が直列的
に接続され、所定期間の間、該状態の変化を遅延させな
がら伝達する第1遅延線と、2つの状態を取りうる複数
の第2遅延素子が直列的に接続され、該状態の変化を遅
延させながら伝達する第2遅延線と、該第1及び第2遅
延線中の対応する各遅延素子に各々の制御端子が接続さ
れた複数のワイヤードオア回路であって、該第1及び第
2遅延線の対応する遅延素子の状態が一致する場合に、
出力部を第1電位を持つ配線に接続するワイヤードオア
回路と、該複数のワイヤードオア回路の出力部に接続さ
れた出力回路と、該第1および第2遅延線の該状態変化
を起動する起動回路とを備え、該出力回路は、その出力
をタイミング信号して出力し、そのことにより上記目的
が達成される。
【0023】前記第1及び第2遅延線の各々は、複数の
直列的に接続されたユニットを含んでおり、該複数のユ
ニットの各々は、クロックドインバータ回路と、該クロ
ックドインバータ回路の出力に接続されたインバータ回
路と、該インバータ回路の出力を該インバータ回路の入
力にフィードバックする手段とを備えており、それによ
って、該クロックドインバータ回路が活性化されている
間に、入力信号を遅延させながら、次のユニットに伝達
するユニットであり、該クロックドインバータ回路の出
力状態をリセットする手段を更に備えていることが好ま
しい。
【0024】本発明のクロック信号生成装置は、基準ク
ロック信号から規定時間だけ遅らせた遅延クロック信号
を生成する手段と、該基準クロック信号の前半周期中
に、該基準クロックと該遅延クロックの時間差を測定
し、該基準クロック信号の後半周期中に、該測定された
時間差に基づいて該基準クロック信号から該規定時間に
実質的に等しい時間だけ早いクロック信号を出力し、そ
のことにより上記目的が゜達成され、そのことにより上
記目的が達成される。
【0025】前記基準クロックのデューティー比を実質
的に50%とすることが好ましい。
【0026】本発明の更に他のクロック信号生成装置
は、基準クロック信号から規定時間だけ遅延させた遅延
クロック信号を分周し、分周クロック信号を生成する分
周手段と、該分周クロック信号を受け取り、該基準クロ
ック信号によって制御される第1サンプリング手段と、
該分周クロック信号を受け取り、該遅延クロック信号に
よって制御される第2サンプリング手段と、該第1サン
プリング手段から出力される第1出力クロックを受け取
り、第1タイミング信号を生成する第1タイミング信号
生成手段と、該第2サンプリング手段から出力される第
2出力クロックを受け取り、第2タイミング信号を生成
する第2タイミング信号生成手段と、該第1及び第2タ
イミング信号を受けとり、選択的に出力するインターリ
ーブ手段と、該インターリーブ手段からの出力信号と該
基準クロック信号のうち早い方の信号を出力するクロッ
ク加工手段と、該クロック加工手段からの出力信号を伝
送するためのバッファー手段と、を備え、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0027】前記第1および第2タイミング生成手段
は、前記第1もしくは第2出力クロックの前半周期中
に、該第1出力クロックと第2出力クロック間との時間
差を測定し、前記第1もしくは第2出力クロックの後半
周期中に、該測定された時間差に基づいて、該第1もし
くは第2出力クロックに対して該規定時間に実質的に等
しい時間だけ早いクロック信号を出力することが好まし
い。
【0028】本発明のデータ転送回路は、第1クロック
信号に同期してデータを出力する少なくとも一つのデー
タ送出手段と、該データ送出手段に接続されたデータ転
送路と、第2クロック信号に同期して該データ転送路上
のデータを検出するデータ受信手段とを備えたデータ転
送回路であって、更に、該データ送出手段及び該データ
受信手段の動作タイミングを制御するデータ転送制御手
段を備えており、該データ転送制御手段は、該第1クロ
ックを該データ送出手段に送出し、かつ、 該第2クロ
ック信号を、第1クロック信号に対して負の遅延を持つ
信号として、該データ受信手段に送出し、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0029】前記データ送出回路と前記データ転送路と
の間に更に容量シールド手段を備えており、該容量シー
ルド手段は、選択されたデータ送出回路を該データ転送
路に電気的に接続し、非選択のデータ送出回路は該デー
タ転送路に電気的に接続しないことが好ましい。
【0030】本発明のデータ転送方法は、データ送出手
段から、該データ送出手段に接続されたデータ転送路を
介して、データ受信手段にデータを伝送する方法であっ
て、データ転送制御手段によって、該データ送出手段の
データ送出タイミングを制御する送信制御信号を該デー
タ送出手段に送出し、かつ、該データ受信手段のデータ
読出タイミングを制御する受信制御信号を、該送信制御
信号の送出よりも前に該データ受信手段に送出し、その
ことにより上記目的が達成される。
【0031】好ましい実施例では、前記データ転送路は
差動信号を転送する。
【0032】前記データ転送路上のデータの信号振幅
を、前記受信制御信号の振幅の半分以下にすることが好
ましい。
【0033】前記受信制御信号の送出時刻と前記送信制
御信号の送出時刻との間隔は、前記データ送出手段と前
記データ受信手段と間の電気的な距離が長いほど長いこ
とが好ましい。
【0034】本発明の信号生成回路は、入力信号に対し
て擬似的に負の遅延時間をもつ信号を生成する第1信号
発生手段と、該入力信号に対して正の遅延時間をもつ信
号を生成する第2信号発生手段と、該第1および第2信
号発生手段の間を接続する信号伝達手段と、該第1信号
発生手段または該第2信号発生手段からの出力信号を選
択的に出力する出力手段とを備え、そのことにより上記
目的が達成される。
【0035】本発明のクロック制御回路は、入力された
クロック信号に対して、擬似的に負の遅延時間を持つ信
号を生成することのできる複数のタイミング信号発生回
路と、該複数のタイミング信号発生回路に対して、選択
的にクロックを入力するスイッチ手段と、該スイッチ手
段に対して、基本クロックを供給する基本クロック供給
手段と、該基本クロック供給手段に外部クロックを入力
する外部クロック入力手段とを備え、そのことにより上
記目的が達成される。
【0036】本発明のメモリ制御方法は、メモリ空間内
に、画像出力手段に出力しうる圧縮された記憶情報と、
画像出力手段以外に出力しうる記憶情報と含み、該圧縮
された記憶情報域をアクセスする際に該メモリ空間を有
するメモリデバイスに対して送られる制御クロック信号
の第1周期と、該画像出力手段以外に出力しうる記憶情
報域をアクセスする際に該メモリ空間を有するメモリデ
バイスに対して送られる制御クロック信号の第2周期が
異なり、そのことにより上記目的が達成される。 前記
第1周期、前記第2周期がほぼ同じであってもよい。
【0037】本発明の状態記憶回路は、少なくとも一つ
のサンプリング入力端子と、タイミング信号を受け取る
制御端子と、該タイミング信号に応じて、所定期間、一
定の信号を出力される保持端子と、該保持端子に接続さ
れた保持手段と、を備えた状態記憶回路であって、更
に、ガイサンプリング入力端子にゲートが接続され、第
1電位線にソースが接続された第1導電型の第1MOS
トランジスタ手段と、該第1MOSトランジスタ群の各
ドレインに接続された中間端子と、該中間端子にソース
が接続され、第2電位配線にドレインが接続され、制御
端子にゲートが接続された第2導電型の第2トランジス
タ手段と、該第1電位配線にソースが接続され、該中間
端子にゲートが接続され、該保持端子にドレインが接続
された第1導電型の第3MOSトランジスタ手段と、該
中間端子にゲートが接続された第2導電型の第4MOS
トランジスタ手段と、該制御端子にゲートが接続された
第2導電型の第5MOSトランジスタ手段とを備えてお
り、該第4及び第5MOSトランジスタ手段が、該保持
端子と該第2電位配線間に直列に接続され、そのことに
より上記目的が達成される。
【0038】本発明の半導体集積回路は、前記状態記憶
回路をクロック信号受信手段として備えている。本発明
の更に他のデータ転送回路は、複数のデータバスと、少
なくとも一つのトリガ信号伝送路と、該複数のデータバ
スに容量手段及び接続手段を介して接続された少なくと
も一つのデータ送出手段と、該トリガ信号伝送路に接続
手段を介して接続され、擬似的に負の遅延を持つタイミ
ング信号に応答してトリガ信号を該トリガ信号伝送路に
送出することができるトリガ信号送出手段と、該トリガ
信号をに応答して、該データバス上のデータを受け取る
アンプ手段とを備え、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0039】好ましい実施例では、前記トリガ信号送出
手段からのトリガ信号の送出が、前記データバスへのデ
ータ送出手段からのデータ送出以前に行われる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明によるタイミング
信号発生回路の実施形態を説明する。
【0041】(第1実施形態)図1(a)から(c)を
参照しながら本発明の第1実施形態を説明する。図1
(a)は、外部クロックの立ち上がりエッジ(パルスエ
ッジn)が、本発明の「遅延線」の入力部に入力された
瞬間における外部クロック(システムクロック)信号と
遅延線とを模式的に示している。この遅延線は、複数の
遅延素子が直列的に接続されたものであり、入力部に入
力された外部クロック信号を遅延させながら出力部に伝
達する。各遅延素子の中間には中間タップが設けられて
おり、ある時刻における各遅延素子の出力は、対応する
中間タップを介して遅延線外に取り出され得る。
【0042】外部クロック信号の立ち上がりエッジ(パ
ルスエッジn)が遅延線の入力部に入力された時点にお
いて、その1サイクル前に遅延線の入力部に入力された
パルスエッジn−1は、既に、遅延線の中を入力部から
出力部に向いて或る程度の距離だけ走行している。この
時点における、パルスエッジnー1の位置に対応する中
間タップを「基準点」とし、予め設定された数だけ基準
点から前(図1(a)において左)に位置する中間タッ
プを「選択点」と称することとする。本実施形態では、
選択点から出力される(抜き出される)クロックパルス
を、タイミング信号(内部クロック信号)として使用す
る。図1(b)及び(c)は、それぞれ、外部から入力
されるクロックパルスの波形及び抜き出されたクロック
パルス(タイミング信号)の波形を示している。このタ
イミング信号の位相は、外部クロック信号の位相に比較
して所定の時間だけ擬似的に進んでいるといえる。この
ため、本願明細書では、こうして生成したタイミング信
号を、「擬似的に負の遅延」を持つ信号と称することと
する。「負の遅延」の程度は、基準点に対して選択点を
どのように設定するかで調整される。選択点が基準点に
近ければ近いほど、「負の遅延」の程度は小さくなる。
【0043】上記構成によれば、現在のパルスエッジが
出力部に到達する前に、所望のクロックパルスをタイミ
ング信号として出力することができる。上記基準点が遅
延線中のどこに位置しているかは、サンプルホールド回
路および境界検出回路によって検出される。
【0044】以下、図2を参照しながら、タイミング信
号発生回路の実施例を説明する。図2のタイミング信号
発生回路は、外部クロックを受け取るための外部クロッ
ク入力端子1と、擬似的マイナス遅延を持つタイミング
信号を出力するためのタイミング信号出力端子7を有し
ている。外部クロック入力端子1には、波形整形回路を
介して、複数の中間タップを有するオフセット遅延回路
2と複数の中間タップを有する検出遅延回路3とが接続
されている。検出用遅延回路3の各中間タップには、サ
ンプルホールド回路4が接続され、これらの複数のサン
プルホールド回路4には、同時にサンプリング信号が入
力される。この結果、サンプルホールド回路4は、検出
遅延回路3の中間タップ(Φ4、5、・・・、11)の
電圧を、ある瞬間で取り込むように動作する。該サンプ
リング信号がサンプルホールド回路4に入力された時点
における各中間タップ上の信号レベルが、対応するサン
プリングホールド回路4によってサンプリングされ、対
応する境界検出回路5に入力される。なお、図2の例で
は、波形成形回路の出力がサンプリング信号として用い
られている。境界検出回路5は、サンプルホールド回路
4で取り込まれた中間タップの信号電圧を隣接するサン
プルホールド間で比較し、境界を検出するものである。
本実施例では、インバータとNAND回路を用いて構成
しているが、後で述べるような原理を満たすものであれ
ば、当然他の論理で構成してもよい。
【0045】オフセット遅延回路2は、外部クロックの
1周期に近い遅延時間をもっており、クロックの遅延時
間を調整するためのオフセットを与える。他方、検出遅
延回路3は、クロックの遅延時間を微調整する。
【0046】出力選択回路6は、中間タップ(Φ4、・
・・)の中から一つもしくは複数の信号をクロック出力
端子に出力する。ここで、複数の端子の信号を出力すれ
ば、それらは、重ね合わされたものとなる。
【0047】以下に、図2及び図3を参照しながら、動
作の説明を行う。
【0048】波形成形された外部クロックが、図2の遅
延回路2及び3を通過する過程で遅延し、各中間タップ
上には、図3のΦ4・・・Φ11で示される波形を持つ
信号が現れる。外部クロックの立ち上がりでサンプルホ
ールド回路4にホールド信号を入力すると、図4に示さ
れる波形を持つ信号Φ4’・・・Φ11’が、サンプル
ホールド回路4から出力される。この信号Φ4’・・・
Φ11’は、0または1の状態を示す。境界検出回路5
は、サンプルホールド回路4から出力された信号Φ4’
・・・Φ11’に基づいて、サンプリングの時点で「0
状態」を示す信号を出力した中間タップと「1状態」を
示す信号を出力した中間タップの境界(動作境界)を検
出する。図4の例では、動作境界に対応する基準点とし
て中間タップΦ8が特定される。中間タップΦ8の位置
は、図1に示されるパルスエッジn−1の位置に対応し
ている。この中間タップΦ8から、所定の段数だけ前に
位置する中間タップからの信号を、出力選択回路6を介
して、抜き出す。抜き出した信号は反転され、最終的な
タイミング信号としてタイミング信号出力端子7から出
力させる。この中間タップΦ8より所定の段数だけ前に
位置する中間タップからクロック信号を抜き出すには、
出力選択回路6の各入力Φi・・・Φi+6に所定の段
数だけ前に位置する中間タップからの信号を入力すれば
よい。
【0049】こうして、本実施例では、クロック波形の
時間的な位相関係を遅延線(遅延回路)によって遅延線
上の位置の情報に変換し、その位相関係を検出すること
によって、適当な位相だけ進んだクロック信号を遅延線
の途中から抜き出している。なお、本実施例によれば、
セットアップ時間が3クロック程度で安定なクロック信
号を生成することができる。
【0050】(第2実施形態)以下に、図5を参照しな
がら、本発明の他の実施形態を説明する。
【0051】本実施形態と第1実施形態との相違点は、
第1実施例形態では、遅延線が1本であるのに対して、
第2実施形態では、遅延線が2本になっていることにあ
る。
【0052】図5は、外部クロックの立ち上がりエッジ
(パルスエッジn)が、本発明の「ベース遅延線」の入
力部に入力された瞬間における2本の遅延線を模式的に
示している。
【0053】この2本の遅延線は、何れも、複数の遅延
素子が直列的に接続されたものであり、入力部に入力さ
れた外部クロック信号を、遅延させながら出力部に伝達
する。外部クロックの立ち上がりエッジ(パルスエッジ
n)がベース遅延線の入力部に入力された時点におい
て、その1サイクル前にベース遅延線の入力部に入力さ
れたパルスエッジn−1は、既に、ベース遅延線の中を
入力部から出力部に向いて或る程度の距離だけ走行して
いる。他方、遅延後遅延線の入力部には、「マイナス遅
延時間」を設定するための遅延回路を介して外部クロッ
クが入力されている。そのため、パルスエッジnがベー
ス遅延線の入力部に入力された時点において、パルスエ
ッジn−1の遅延後遅延線における位置は、ベース遅延
線におけるパルスエッジn−1の位置よりも入力部に近
い。
【0054】本実施形態でも、外部クロックの立ち上が
りエッジによって、サンプル信号が出され、これによっ
て遅延後遅延線内のパルスエッジnー1の位置が決定さ
れる。これによって、該当する位置以降の遅延後遅延線
の動作が、クロックイネーブル信号によって止められ
る。また、同時に、ベース遅延線内の、「マイナス遅延
時間決定用遅延回路」で規定される遅延時間分だけ前の
位置に対応する位置のベース遅延線からクロック信号が
出力される。
【0055】以下、図6及び図7を参照しながら、実施
例を説明する。
【0056】本実施例のタイミング信号発生回路は、複
数のユニットが図6に示されるように接続されている。
各ユニットは、図7に示すような回路構成を備えてい
る。まず、図7を参照しながら、各ユニットの構成を説
明する。各ユニットは、図5のベース遅延線及び遅延後
遅延線を構成する遅延素子を含んでいる。遅延入力と遅
延出力とを結ぶインバータ列が、遅延後遅延線を構成す
る遅延素子であり、ベース入力とベース出力とを結ぶイ
ンバータ列が、ベース遅延線を構成する遅延素子であ
る。N番目ユニットの遅延出力とベース出力は、N+1
番目ユニットの遅延入力とベース入力にそれぞれ接続さ
れている(図6)。
【0057】また、各ユニットには、サンプルホールド
回路と境界検出回路とを備えている。図2のタイミング
信号発生回路と遅延線と同様に、遅延後遅延線内におけ
る「0状態」と「1状態」との境界が境界検出回路によ
って検出される。境界を検出した境界検出回路を含むユ
ニットでは、ベース遅延線の出力(COUT)がタイミ
ング信号として出力される。この出力(COUT)が出
されている間は、端子COUTCHUUからから次にユ
ニットにロウ信号が出力されるため、以降のユニットは
出力(COUT)を送出しなくなる。
【0058】本実施例によれば、最終的なタイミング信
号がベース遅延線から抜き出される位置は、境界位置か
ら所定段数だけ前に位置する。この所定段数は、マイナ
ス遅延時間決定用遅延回路によって設定される遅延時間
の長さで任意の値に調節される。
【0059】本実施例では、ベース遅延線及び遅延後遅
延線の各々に含まれる遅延素子として、何れも、同じ時
間長さの遅延をもたらす素子が用いられている。しか
し、複数の遅延素子がすべて同じ時間長さだけ遅延を引
き起こす素子である必要はない。例えば、外部クロック
信号が入力される入力部に近い位置に設けられている遅
延素子の遅延時間と比較して、その遅延素子の出力を受
け取る遅延素子の遅延時間が大きくても良い。本実施例
の好ましい改良例として、後段の遅延素子ほど(図5に
おいて左側よりも右側に位置する遅延素子ほど)、遅延
時間が長くなるような構成を採用しても良い。そのよう
に複数の遅延素子を配列することにより、次に述べる効
果が得られる。
【0060】図5から明らかなように、ベース遅延線の
長さは、パルスエッジnがベース遅延線の入力部に入力
された時点において、パルスエッジn−1がベース遅延
線内に位置している必要がある。すなわち、ベース遅延
線によって生じる遅延時間(総遅延時間)は、パルスエ
ッジnとパルスエッジn−1との間の時間間隔よりも長
く設定される必要がある。しかし、各遅延素子の遅延時
間を一定に維持しながらベース遅延線の総遅延時間を長
くするためには、ベース遅延線を構成する遅延素子の数
を増やし、ベース遅延線の長さを増加させる必要があ
る。このことは、半導体チップ上において遅延線の占め
る面積が大きくなることを意味し、高集積化にとって好
ましくない。他方、ベース遅延線を構成する遅延素子の
数を増加させずにベース遅延線の総遅延時間を長くする
には、各遅延素子の遅延時間を増加させる必要がある。
このことは、得ることのできる負遅延時間の間隔が広く
なることを意味しており、負遅延時間を設定する場合の
分解能が低下する。
【0061】(第3実施形態)以下に、図8及び図9を
参照しながら、本発明の更に他の実施形態を説明する。
【0062】図8は、本実施例のブロック図を示し、図
9は、本実施形態における動作波形を示す。図8に示す
ように、外部クロックは、第1遅延回路20と遅延時間
測定回路21と第2遅延回路23とに入力される。第1
遅延回路20は、入力された外部クロックの出力を時間
t1だけ遅延させるように調整されている。遅延時間測
定回路21は、外部クロックの立ち上がりエッジ(パル
スエッジn+2)が第1遅延回路20の出力するクロッ
クの立ち上がりエッジ(パルスエッジn+1)からどれ
だけの時間遅れているか(遅延時間t2)を測定する。
より詳細には、遅延時間測定回路21は、第1遅延回路
20が出力するクロックの立ち上がりエッジ(パルスエ
ッジn+1)が遅延時間測定回路21に入力された時点
から、どれだけの時間が経過した後に、外部クロックの
次の立ち上がりエッジ(パルスエッジn+2)が入力さ
れたかを測定する。遅延時間t2と遅延時間t1との間
には、t1+t2=Tという関係がある。遅延時間測定
回路21で測定された遅延時間t2は、遅延時間記憶回
路22に記憶される。
【0063】第2遅延回路23は、遅延時間記憶回路2
2に記憶されている遅延時間t2に基づいて、外部クロ
ックの立ち上がりエッジ(パルスエッジn+3)から時
間t2だけ遅らせてクロック信号を出力する。この結
果、外部クロックの立ち上がりエッジ(パルスエッジn
+4)に対して、時間t1だけ早い(マイナス遅延)ク
ロック信号が第2遅延回路23から出力される。このよ
うに、本実施形態では、基準となる外部クロックに対し
て、みかけ上、負となる遅延を示すタイミングで立ち上
がるエッジを持つクロックを形成することができる。
【0064】次に、図10から図14を参照しながら、
図8のブロック図で示されるタイミング信号発生回路の
実施例を説明する。
【0065】図10は、本実施例で用いるクロックコン
トロール回路を示している。図10において、入力端子
P1に入力されたクロック信号p1は、直列接続された
インバータ列と第1遅延回路の入力部に入力される。第
1遅延回路は、発生させようとしている負の遅延時間に
相当する時間(t1)だけ遅延を引き起こす。第1遅延
回路の出力p2は、そのまま出力される一方、インバー
タにも入力され、xp2信号を生成する。出力p2の波
形は、図11に示されているとおりであり、xp2信号
は、出力p2を反転させた波形を持つ。
【0066】他方、インバータ列を経たクロック信号
は、分周回路によって、周期が2倍のクロック信号p1
d、xp1d、p2d、及びxp2dに変化させられる
(図11)。この分周回路は、差動の相補の分周された
信号を発生させるものである。分周回路の出力は、入力
されるクロック信号p1(及びXp1)を用いてサンプ
リング回路でサンプリングされ、上記のクロック信号
(基本制御)p1d及びxp1dを得ている。ここで、
このサンプリング回路を用いている理由は、分周回路に
おける伝達時間をみかけ上打ち消し、入力クロック信号
p1のクロックエッジにのみ依存した、分周信号を得よ
うとしているものである。同様に、第1遅延回路の出力
するクロック信号p2(xp2)を用いて上記クロック
信号p2d及びxp2dを得ている。
【0067】クロック信号p1d及びxp1dは、基本
クロック信号を分周した相互に逆位相のクロック信号で
ある。他方、クロック信号p2d及びxp2dは、それ
ぞれ、クロック信号p1d及びxp1dから「設定した
い遅延時間t」だけ遅れたクロック信号である。
【0068】次に、図12を参照しながら、前述のクロ
ック信号を用いて実際にどのように、擬似的なマイナス
遅延を持つタイミング信号が生成されるかを説明する。
【0069】図12において、C1からC3はコンデン
サを示し、INV1及びINV2はインバータ回路を示
している。この例では、コンデンサC1及びC2は、同
じ容量値を持つとする。また、R1とR2は抵抗であ
り、同じ抵抗値を持つものとする。コンデンサC1及び
C2は、異なる容量値を持ってもよいし、抵抗R1とR
2は異なる抵抗値を持っても良い。
【0070】本実施例の第1スイッチS1は、クロック
信号xp1dがハイレベルのときに導通するアナログス
イッチ回路であり、第2スイッチS2及び第3のスイッ
チS3は、クロック信号p1dがハイレベルのときに導
通するアナログスイッチ回路である。第2及び第3のス
イッチS2及びS3は、同時にオンオフを行い、第1ス
イッチS1は、これらのスイッチS2及びS3とは逆位
相で動作する。
【0071】以下、図12の回路をタイミング部30、
基準部31及び比較器部32にわけて説明する。
【0072】タイミング部30及び基準部31は、それ
ぞれ、第1及び第2スイッチS1及びS2を介して比較
部32に接続される。
【0073】基準部31の回路は、t1だけ遅延した信
号のクロックエッジ(P2系)を「トリガ」とし、基準
クロック(P1系)のクロックエッジを「ストップ」と
して、動作する。本実施例では、「トリガ」と「ストッ
プ」との時間差(t2)に比例した大きさの電位がノー
ドm2の電位として現れ、記憶される。これは、p2d
のクロックエッジ(立ち上がり)からp1dのクロック
エッジ(立ち下がり)までの期間において、基準部31
の各トランジスタが導通状態になる結果、抵抗R2を介
してコンデンサC2が電源線から充電されることにより
実現される。この期間、第2スイッチS2は導通状態に
なっているため、ノードm2の電位はノードm4の電位
に反映される。また、この期間においては、比較部32
の第3のスイッチS3も導通しているため、比較部のノ
ードm3及びm5は等電位になる。この電位は、INV
1のスレシュホールド電位として固定される。言い換え
ると、P2系のクロックエッジとP1系のクロックエッ
ジの時間差(周期T−t1=t2)に比例した電位がI
NV1の反転閾値として記憶保持されることとなる。こ
のとき、コンデンサC3の両端の電位は確定している。
ノードm1からm6における電圧の波形が、クロック信
号に応じてどのように変化するかを図13に示す。
【0074】次に、タイミング部30の回路が基準クロ
ック信号のクロックエッジ(P1系)にあわせて動作を
開始し、ノードm1の電位が増加し始める。これは、タ
イミング部30の各トランジスタが導通状態になる結
果、抵抗R1を介してコンデンサC1が電源線から充電
されることにより実現される。この期間、第1スイッチ
S1は導通状態になっているため、ノードm1の電位は
コンデンサC3のノードm4の電位に反映される。な
お、このとき、比較部32のスイッチS3は非導通状態
である。
【0075】ノードm4の電位は、コンデンサC3を介
してインバータINV1の入力(ノードm3)に伝達さ
れ、基準部31で設定されていた電位を横切ったとき
に、INV1の出力が反転する。このことは、記憶され
ていた時間差t2に対応する時間の経過後に、インバー
タINV1が反転することを意味している。こうして得
られたノードm5の出力は、インバータINV2によっ
て更に反転され、ノードm6に出力される。なお、イン
バータINV1に常時貫通電流が流れている状態が存在
するが、これは、待機時を示す信号(stanby pwrdwn=LO
W、 Operation PWRDWN=HIGH)を入力することによって最
少にすることができる。
【0076】R1=R2、C1=C2が成立するとき
に、上記時間差が電位に置き換えられ、図13に示すよ
うに、p1系とp2系の時間差(t1)に相当するだ
け、出力(ノードm6上のタイミング信号)は、時間的
に前に出力される。このように、本実施例の回路によれ
ば、分周されたクロックに対して規定値だけ早く出力さ
れるタイミング信号(負の遅延時間を持つ信号)を生成
することができる。
【0077】このような回路を2ブロック設け、互いに
逆位相で動作させ、インターリーブすることによって、
最終的なタイミング信号を得ることができる。この場合
の全体の回路図を図14に示す。図14の実施例では、
2つの回路ブロックを並列動作させ、その結果をインタ
ーリーブしている。各々の回路ブロックは、基準時間の
測定(電位の設定)→基準時間になったときに出力する
という動作(いわゆるパイプライン動作)を行ってい
る。本実施例によれば、セットアップ時間が3クロック
程度で、安定なクロック信号を生成することができる。
【0078】なお、回路を構成しているトランジスタの
動作速度が十分に早い場合、インターリーブを行う必要
は無い。
【0079】図14において、OR回路は、フェイルセ
イフのために設けられたものであり、入力クロックと図
12の回路の出力の内早く出力されるものを出力とする
ためのクロック調整手段として機能する。これは、R1
とC1で決まる時定数の設定がクロックの周期に比べて
非常に短いと図12の回路はまったく出力しないからで
ある。もちろんこのときは、クロックエッジをマイナス
方向に持って行くということはできないが、遅い動作で
は、実際上大きな問題が起きない。
【0080】次に、図15を参照しながら、本発明によ
るタイミング信号発生回路の他の実施例を説明する。図
15は、直列に接続された複数のユニットのうち、特に
i番目のユニットの回路構成を詳しく示している。
【0081】図15の実施例では、遅延動作を停止、保
持する機能を有する第1及び第2遅延線と、これらの2
種類の遅延線に接続された共通のワイヤードオア回路と
を主な構成要素としている。本実施例のワイヤードオア
回路は、直列に接続されたNMOSトランジスタから構
成されている。ワイヤードオア回路には、プリチャージ
回路及び出力回路が接続されている。
【0082】図15および図16を参照しながら、本実
施例の動作を説明する。第1遅延線をリセットする信号
をq10、活性化する信号をq1とそれの反転信号であ
るxq1とする。ここで「活性化」とは、遅延線上のク
ロックドインバータを活性化することを意味する。同じ
ように、第2遅延線をリセットする信号をq20とし、
活性化する信号をq2およびxq2とする。
【0083】図16に示すように、基準クロック(Mc
lk:マスタークロック)としては、デューティーがほ
ぼ50%のクロック信号を使用する。クロック(Dcl
k:ディレードクロック)は、基準クロック(Mclk)
から時間t1だけ遅延させたクロック信号である。ここ
で、基準クロック(Mclk)のハイ期間中に、第1遅延
線をリセットし、遅延させたクロック(Dclk)と基準
クロック(Mclk)間の遅延時間を測定する。また、基
準クロックのロウ期間中に、測定された結果をもとに、
出力クロックを発生する。
【0084】図16に示すタイミングで、クロック信号
q10、q1、q20及びq2を図15の回路の所定の
端子に入力する。クロック信号q10、q1、q20及
びq2は、基準クロック信号Mclkと遅延クロック信
号Dclkに対して、以下の関係を有している。
【0085】q10=Mclk * x(Dclk) q1 =Mclk * Dclk q20=Mclk q2 =x(Mclk* Dclk) ここで、x(Dclk)及びx(Mclk)は、各々、クロ
ック信号Dclk及びMclkの反転信号をあらしてい
る。
【0086】以下に、図15の回路の動作を説明する。
【0087】まず、信号q10によって、第1遅延線の
ユニットi中のノードAi (i=1...N)がロウレベル
にリセットされる、次に信号q1及びxq1によって、
第1遅延線中のすべてのクロックドインバータが活性化
される。
【0088】遅延線1の初段の入力はグランドレベルに
接続されているため、まず、ユニット1のノードA1が
ロウレベルからハイレベルに変化する。すると、ユニッ
ト1のノードxA1がハイレベルからロウレベルに変化
する。このような状態変化が、ユニット1からユニット
Nに向かって順次進んでいく。
【0089】このように、各ユニットiのノードAi
(i=1....N)の状態が、ロウレベルからハイレベルに
順次変化してゆく。ノードAi(i=1....N)の変化
が、いわゆるドミノ倒しのように変化し、右のユニット
へと伝達されてゆく。ただし、信号q1がハイレベルか
らロウレベルに変化させられたとき、すべてのユニット
内のクロックドインバータが非活性化されるため、ノー
ドAi(i=1....N)の状態変化は停止し、ノードAi
(i=1....N)の状態は凍結されたように保持されるこ
ととなる。図17は、主なノードAiの状態を示してい
る。図17では、ノードA1からノードAi-1まで状
態変化が進行し、ハイレベルの状態とロウレベルの状態
との境界位置がユニット1からユニットi−1まで伝達
してきた様子が示されている。
【0090】この期間(基準クロックMclkがハイレ
ベルの期間)、信号q20によって第2遅延線中のノー
ドBi(i=1....N)は、ロウレベルにリセットされた
状態にある。次に、基準クロックMclkがロウレベル
になると、信号q2によって第2遅延線が活性化され
る。この場合、第1遅延線と同様に、第2遅延線のノー
ドBi(i=1....N)の状態がロウレベルからハイレベ
ルに変化し、状態の境界が左から右に伝達されていく。
【0091】ノードBiがハイレベル状態に変化したと
き、ユニットiにおけるワイヤードオア回路の2つのト
ランジスタが導通し、ワイヤードオア回路のノードnw
rからグランドに放電が始まる。ユニットiにおける放
電の開始以降も、第2遅延線のノードBiの状態変化
は、順次右のユニットに伝達されてゆく。このため、ユ
ニットiより右のユニットのワイヤードオア回路を介し
た放電もノードnwrの電位低下に寄与し、ノードnwr
の電位は急速に低下する。しかし、放電の開始時期は、
最初に放電が始まるユニットiの位置によって決定され
る。
【0092】ノードnwrの電位は、インバータにより
反転され、出力OUTが得られる。出力OUTは、図1
6に示されるように、基準クロックMclkの次の立ち
上がりエッジよりも、t1だけ早く立ち上がるエッジを
持つ(マイナス遅延)。
【0093】この回路を正確に動作させためには、基準
クロックMclkのハイレベル期間とロウレベル期間を
実質的に等しくすること、すなわちデューティーを50
%にすることが必要である。
【0094】次に、図18を参照しながら、デューティ
ー比50%の基準クロックMclkを使用することがで
きない場合についての改良された実施例を説明する。
【0095】図18において、分周回路101は、入力
された基準クロックMclkを分周し、基準クロックM
clkの2倍の周期を持つクロック信号xとその反転信
号xxとを生成する。クロック信号xとその反転信号x
xのデューティー比は、基準クロックMclkのデュー
ティー比が仮に10%であっても、クロック信号xとそ
の反転信号xxのデューティー比は、50%となる。た
だし、クロック信号xとその反転信号xxは、分周回路
101の性質上、基準クロックMclkよりも幾分遅延
して生成される。サンプリング回路102及び103
は、クロック信号xとその反転信号xxを受け取る。サ
ンプリング回路102及び103は、基準クロックMc
lkおよび遅延クロックDclkによって制御され、ク
ロックドインバータなどによって構成される。このサン
プリング回路102及び103によって、クロック信号
xとその反転信号xxのエッジが基準クロックMclk
および遅延クロックDclkのエッジに同期させられ
る。
【0096】回路104および105の各々は、図15
の「擬似的に負の遅延を持つクロック信号を生成する回
路」である。回路104及び105は、逆位相で動作
し、擬似的に負の遅延を持つクロック信号を交互に出力
する。これらの出力は、クロック選択回路106で重畳
される。クロック選択回路106の出力と基準クロック
Mclkのうち早く変化するものをクロック加工回路で
選びだし、出力回路108を介して出力する。クロック
選択回路106とクロック加工回路107をひとまとめ
にした回路を、例えば単純なオア回路で構成してもよ
い。
【0097】このような構成を採用すれば、基準クロッ
クMclkのデューティ比に依存することなく、図15
の回路を用いて、擬似的に負の遅延を持つクロック信号
を生成すことができる。
【0098】(第4実施形態)次に、図19及び図20
を参照しながら、本発明によるタイミング信号発生回路
を用いたデータ転送回路及びデータ転送方法を説明す
る。
【0099】クロックに同期して動作するデータ送出回
路201とデータ受信回路202とが2本のデータ転送
路203によって相互接続されている。データ送出回路
201は、転送されるべき入力データ(data0)に
基づいて相補的なデータn1及びxn1を生成し、デー
タn1及びxn1をデータ送信信号に同期してデータ転
送路203に送出する。なお、データの転送は、差動信
号をもってなされている。これにより、データ転送路2
03の電位は、データ送信信号の立ち上がりエッジに応
答して変化を開始する。データ受信回路202は、デー
タ転送路203の右終端ノードの電位n2及びxn2を
検出する。データ転送路203の右終端ノードの電位n
2及びxn2は、データn1及びxn1の波形と比較す
ると、データ転送路203の持つ寄生抵抗及び寄生容量
のために、図20に示されるように、より鈍った波形を
持つ。
【0100】データ転送制御回路204は、データ送出
クロックに応じて、データ送出回路201のデータ送出
のタイミングを制御するために前記データ送信信号をデ
ータ送出回路201に与える。このデータ転送制御回路
204は、また、クロック伝送線205を介して受信制
御信号n3をデータ受信回路202に伝送し、データ受
信回路202のデータ検出のタイミングを制御する。よ
り詳細には、データ転送制御回路204は、前記実施例
のタイミング信号発生回路によって形成した「擬似的に
負の遅延を持つクロック信号」を受け取り、受信制御信
号n3としてクロック伝送線205に出力する。クロッ
ク伝送線205も、寄生抵抗及び寄生容量を有している
ため、受信制御信号n3は、クロック伝送線205を伝
送されるうちに鈍り、右終端ノードでは、図20の信号
n4で示されるような波形を持つに至る。
【0101】図20に示されるように、受信制御信号n
3は、データ送信回路201の送信動作の開始タイミン
グよりも、時間t1だけ早いタイミングで、データ受信
回路202に送出される。この結果、クロック伝送線2
05の電位が所望のレベルに到達する時刻は、時間t1
だけ速まる。これによって、データ送出クロックの立ち
上がりエッジを基準に測定したデータ転送時間t3は、
(td−t1)に短縮される。データ転送路203の距
離及びクロック伝送線205の距離が長いほど、すなわ
ち、電気信号の伝達に時間がかかるほど、擬似的に負の
遅延時間(t1)を大きくすることによって、安定なデ
ータ転送動作を達成することができる。
【0102】(第5実施形態)次に、図21を参照しな
がら、データ転送回路の他の実施例を説明する。
【0103】この例では、データ転送路として機能する
データバス210に対して複数のデータ送出回路201
と単一のデータ受信回路202とが接続されている。各
データ送出回路201には、データ転送制御回路204
と擬似的に負の遅延を持つクロック信号を生成するタイ
ミング信号発生回路206とが接続されている。また、
各データ転送制御回路204からは、データ受信回路2
02につながるクロック伝送線205に対して受信制御
信号が送出される。
【0104】データ送出回路201、データ受信回路2
02、データ転送制御回路204、及びタイミング信号
発生回路206の機能及び構成等は、前述の回路と同様
である。
【0105】この実施例で特徴的な点の一つは、データ
バス210と各データ送出回路(1、・・・i、・・・
N)210との間に、容量シールド手段(s1、s1x、
・・・、si、six、・・・、sN、sNx)が設けられ
ていることにある。ある場合には、容量シールド手段(s
1、s1x、・・・、si、six、・・・、sN、sNx)
は、データ送出回路(1、・・・、i、・・・、N)20
1をデータバス210に接続し、他の場合には、非接続
にする。非接続のとき、容量シールド手段(s1、s1
x、.・・・、si、six、・・・、sN、sNx)は、デ
ータバス210にとってデータ送出回路201の出力容
量が実質的にゼロとなる状態にする。容量シールド手段
(s1、s1x、....、si、six、...、sN、sNx)
は、ブロック制御部208からの信号によって、上記接
続/非接続を切り替える。
【0106】図22は、容量シールド手段としてMOS
トランジスタ209を用いた場合を示している。MOS
FETのゲートの電位が、ブロック制御部208によ
って制御される。データ送出回路201の出力回路より
もサイズの小さな(容量の小さな)MOS FETを用
いてデータバス210との接続を行う。その結果、出力
回路の持つ大きな負荷容量をデータバス210から遮蔽
することができる。
【0107】クロック伝送線205と各データ転送制御
回路204との間にも、同様の容量シールド手段(c
1...cN)を設けることが好ましい。そのような容量
シールド手段(c1...cN)も、ブロック制御部20
8からの信号によって、接続/非接続を切り替える。
【0108】このような構成を採用することによって、
データバス210およびクロック伝送線205のもつ寄
生容量を全体として最少にすることができ、これによっ
て動作をより安定なものにすることができる。
【0109】(第6実施形態)次に、図23を参照しな
がら、本発明によるタイミング信号発生回路の更に他の
実施例を説明する。
【0110】本実施例は、入力された信号に対して擬似
的に負の遅延時間を持つ信号を生成することのできる第
1信号発生回路301、および、正の遅延時間を持つ信
号を生成することができる第2信号発生回路302、第
1及び第2信号発生回路間301及び302を接続する
スイッチ回路(SW1)303、並びに第1信号発生回
路301または第2信号発生回路302からの出力信号
をスイッチ回路(SW2)303を介して選択的に出力
する出力回路305を備えている。第1信号発生回路3
01は、前述の本発明によるタイミング信号発生回路に
より形成される。
【0111】本実施例によれば、入力されたクロック信
号に対して、擬似的に負の遅延時間を持つ信号でも、正
の遅延時間を持つ信号でも、任意に出力することができ
る。このため、各種のタイミング信号発生回路の設計を
柔軟におこなうことができる。
【0112】(第7実施形態)次に、図24を参照しな
がら、本発明によるタイミング信号発生回路の更に他の
実施例を説明する。この実施例は、入力された単一のク
ロック信号に対して、擬似的に負の遅延時間を有する信
号を生成する複数のタイミング信号発生回路(タイミン
グ1、2、3、4)401を備えている。複数のタイミ
ング信号発生回路401は、前述した擬似的に負の遅延
時間を有する信号を生成することのできる回路であれば
良い。図24の回路には、複数のタイミング信号発生回
路401のうち選択されたタイミング信号発生回路にク
ロックを入力するために、スイッチ回路群(SWS)4
02が設けられている。本実施例は、このスイッチ回路
群402に基本クロックを供給する基本クロック供給回
路403と、基本クロック供給回路403に外部クロッ
クを入力する外部クロック入力回路404とを更に備え
ている。
【0113】回路ブロック(1、2、3、4)405の
なかから動作をさせたい回路ブロックにのみ、選択的
に、外部クロックに対して擬似的に負の遅延時間を有す
るクロック信号を送ることができる。これによって必要
最小限の回路のみを動作させ、システム全体として低電
力化を実現することができる。
【0114】本実施例では、前述の、擬似的に負の遅延
時間を有する信号を生成する複数のタイミング信号発生
回路を用いているため、選択された回路に対してきわめ
て短いセットアップ時間で所望のクロック信号を生成し
供給できる。これは、従来のPLL方式では不可能なこ
とであった。
【0115】(第8実施形態)次に、図25及び図26
を参照しながら、本発明によるタイミング信号発生回路
を備えた半導体記憶装置の例を説明する。図25は、本
発明によるタイミング信号発生回路(不図示)を搭載し
た半導体記憶装置のメモリ空間を模式的に示している。
このメモリ空間は、画像出力手段に出力しうる圧縮され
た記憶領域と、画像出力手段以外のマイクロプロセッサ
(MPU)などに出力しうる記憶領域とに、論理的に分か
れている。この半導体記憶装置は、画像出力装置及びマ
イクロプロセッサとの間でデータの送受信を行う。ここ
で、画像出力装置は、圧縮されたデータの伸張機能を有
しているものとする。
【0116】本実施例の半導体記憶装置は、例えば、図
24に示すように、複数のタイミング信号発生回路を備
えている。出力相手のデバイスに応じて、速やかに、複
数のタイミング信号発生回路を選択する。この結果、本
半導体記憶装置は、画像出力装置へ内部データを出力す
る際は、画像出力装置の受け取ることのできる周波数の
制御クロックに従って動作し、他方、マイクロプロセッ
サなどとデータを送受信する場合は、それに応じた周波
数の制御クロックに従って動作することができる。図2
6は、制御クロックの周波数が変化する様子を示してい
る。本発明のタイミング信号発生回路によれば、周波数
を速やかに変化させることができる。
【0117】このような構成をとることによって、記憶
装置を画像メモリと主記憶メモリを兼用にすることがで
き、システムの低コスト化を実現することができる。ま
た、このような、いわゆるオンザフライのクロックの周
波数の切り替えをおこなおうとする場合、従来のPLL
回路などでは、先に述べたようにセットアップ時間の関
係で不可能であり、本発明で述べている、擬似的に負の
遅延時間を有するタイミング制御回路があってはじめて
実現出来るものである。
【0118】(第9実施形態)図27を参照しながら、
本発明によるスイッチ回路の実施例を説明する。図27
のスイッチ回路においては、入力端子にゲートが接続さ
れ、ソースが電源電位を有する配線に接続され、ドレイ
ンが中間端子に接続された第1P型MOSトランジスタ
と、ソースが中間端子に接続され、ゲートが制御端子に
接続された第1N型MOSトランジスタと、ゲートが入
力端子に接続され、ソースが第1N型MOSトランジス
タのドレインに接続され、ドレインが接地電位を有する
配線に接続された第2N型MOSトランジスタとをが順
次接続されている。
【0119】他方、中間端子にゲートが接続され、ソー
スが電源電位を有する配線に接続され、ドレインが保持
端子に接続された第2P型MOSトランジスタと、ソー
スが保持端子に接続され、ゲートが制御端子に接続され
た第3N型MOSトランジスタと、ゲートが中間端子に
接続され、ソースが第3N型MOSトランジスタのドレ
インに接続され、ドレインが接地電位を有する配線に接
続された第4N型MOSトランジスタとをが順次接続さ
れている。
【0120】また、保持端子は、スタティクラッチなど
から構成される状態保持回路に接続されている。
【0121】このような回路によれば、制御端子に供給
されるクロック信号(CLK)がハイレベルにあると
き、入力端子上の信号が出力端子に出力され、クロック
信号(CLK)がロウレベルになった後も、その信号を
出力端子に出力し続けられる。
【0122】図27の回路を更に改良したスイッチ回路
を図28に示す。図28の回路は、図27の回路の入力
端子を二つに増加し、それに対応する第1P型MOSト
ランジスタを2つに増加した点で、図27の回路とは異
なる。2つの第1P型MOSトランジスタは、並列的に
第1N型MOSトランジスタに接続されている。このよ
うな構成を採用することにより、クロック(CLK)が
ハイレベルのとき、2つの入力端子上の信号の論理和の
信号が出力端子上に出力され、クロック(CLK)がロ
ウレベルのとき、その論理和の信号が出力端子上に出力
され続ける。
【0123】図29(a)は、入力端子(IN)と出力
端子(OUT)との間に、図27のスイッチ回路と同様
のスイッチ回路S10、S20、及びS30を介して、
回路Aと回路Bを接続した回路を示している。スイッチ
回路S10及びS30の制御端子には、第1制御線(C
LK1)が接続され、スイッチ回路S20の制御端子に
は、第2制御線(CLK2)が接続されている。
【0124】第1制御線上のクロック信号(CLK1)
及び第2制御線上のクロック信号(CLK2)に応じ
て、入力端子上のデータに対して、図29(b)に示さ
れるように、パイブライン処理が施される。このとき、
第1制御線(CLK1)及び第2制御線(CLK2)の
負荷容量は、各スイッチ回路のN型MOSトランジスタ
のゲート容量で実質的に決定される。また、動作の開始
は、スイッチ回路中のN型MOSトランジスタの閾値で
決定される。
【0125】(第10実施形態)図30は、本発明によ
るデータ転送回路の更に他の実施例を示している。
【0126】このデータ転送回路は、データを伝達する
複数のデータバス500と、トリガ信号を伝達するトリ
ガ信号伝送路501と、データバス500に容量502
及びスイッチ回路503を介して接続された複数のデー
タ送出回路504と、トリガ信号伝送路501にスイッ
チ回路503を介して接続されたトリガ信号送出回路5
05と、データバス500に接続されたデータ受信回路
(受信アンプ)506とを備えている。複数のデータ送
信回路504のうち、選択されたデータ送出回路504
は、前記容量502及びスイッチ回路503を介して、
データバス500に接続されることになる。以下、この
データ転送回路の動作を説明する。
【0127】まず、データバス500及び容量502の
両端を一定電位に、例えば、約1/2VCCにプリチャ
ージする。次に、スイッチ回路503を選択的に導通さ
せ、容量502に接続されたデータ送出回路504を活
性化する。すると、図31(a)に示すようなデータが
データバス500上に現れる。また、トリガ信号送出回
路505は、トリガ信号をトリガ信号伝送路501に送
出する。データ受信回路506は、トリガ信号伝送路5
01を介してトリガ信号を受けとり、トリガ信号に応答
して、データバス500の受信端の電圧の検出動作を開
始する。ここで、前述の負の遅延時間を有する信号をト
リガ信号とし、データ送出回路504がデータバス50
0へデータを送出するよりも早くに送出することが好ま
しい。その結果、図31(b)に示すように、データ受
信回路506の近傍におけるトリガ信号が所定のレベル
に達するタイミングが、データバス500の受信端でデ
ータが確定するタイミングに実質的に一致するように設
定される。この結果、最適なタイミングで安定なデータ
送受信が実行されるようになる。
【0128】なお、本データ転送回路では、データバス
500上の信号の振幅は、図31(a)に示されるよう
に、電源レベル(3.3ボルト)と接地レベル(0ボル
ト)との差よりも十分に小さく調整される。これは、信
号振幅の大きさが、容量502の容量値と負荷容量CL
の容量値によって決定されるためである。もし、データ
送信回路504とデータバス500とが容量502を介
さずに接続されていたならば、データバス500上の信
号振幅は、電源レベルと接地レベルとの間をフルスイン
グすることになる。そのようなフルスイングは、消費電
力の無用な増加を招くが、本実施例のように容量結合を
採用すれば、消費電力の著しく低減できる。
【0129】図32は、図30の実施例の改良例を示
す。この改良例では、データバス500及び容量502
の一端を一定電位に、例えば、約1/2VCCにプリチ
ャージするために、一対のデータバス500のうちの一
方の容量502の両端を、他方の容量502の両端とそ
れぞれ導通させる。そうすることによって、一対のデー
タバス500の内、電位の高い方から電位の低いほうに
電流が流れ、双方の電位が等しくなる。このため、プリ
チャージに必要な電荷を無駄に使用することがなくな
り、消費電力が低減される。
【0130】図33は、従来の方式になるデータ転送
と、本発明によるデータ転送について、消費電力の大き
さを模式的に示した図である。図33からわかるよう
に、図30のデータ転送回路によれば、100メガヘル
ツのクロック周波数で動作させたとき消費電力は70%
低減される。図32のデータ転送回路によれば、消費電
力は79%低減される。
【0131】図34(a)は、図15に示すタイミング
信号発生回路(負遅延回路)における、負の遅延時間と
電源電圧(VDD)との関係を示している。図34(a)
から明らかなように、電源電圧(VDD)が大きくなるほ
ど、遅延時間の絶対値は小さくなっている。このような
負遅延回路を用いて図32のデータ転送回路構成する
と、データ転送に要する時間は、図34(b)に示すよ
うに低減される。電源電圧が約2.7から4.0ボルト
の範囲において、データ転送時間は約半分に短縮され
る。しかも、データ転送時間は電源電圧にほとんど依存
しなくなっている。
【0132】図35は、データ転送レートと消費電力と
の関係を示している。図から明らかなように、消費電力
はデータ転送レートの増加に伴って増加する。本発明に
よれば、500mW以下の消費電力で10GB/秒のデ
ータ転送レートを達成することができる。消費電力を5
00mW以下にすることは実用上重要である。
【0133】図49は、図30の実施例の他の改良例を
示す。この改良例では、図30の実施例のデータバス5
00に代えてデータバス500a及び500bを用いて
いる。データバス500a及び500bは、5本のライ
ンからなり、4ビットのデータを転送することができ
る。データバス500bは、4本のデータバス500a
の各々と組み合わされて差動信号を伝達するのに使用さ
れる。データバス500aの一端は、スイッチを介し
て、キャパシタンスが大きさCを持つ容量502aに接
続されている。これに対して、データバス500bは、
スイッチを介して、キャパシタンスが大きさC/2を持
つ容量502bに接続され、参照電位を与えるように機
能する。
【0134】以下に、本実施例の動作を説明する。
【0135】まず、容量502a及び502bの両端、
ならびにデータバス500a及び500bの電位がVCC
にプリチャージされる。
【0136】次に、データ送信回路504の働きによっ
て、NチャネルMOSトランジスタが導通する。「0」
のデータを転送する場合、そのデータが転送されるべき
データデータバス500aの電位は、図50に示される
ように低下する。他方、「1」のデータを転送する場合
は、そのデータが転送されるべきデータデータバス50
0aの電位は、低下することなく、一定値に保持され
る。
【0137】このとき、データバス500bの電位も低
下するが、データバス500bにはキャパシタンスが大
きさC/2を持つ容量502bが接続されているため、
図50に示されるように、電位低下の割合は小さい。よ
り詳細に述べれば、データバス500bの電位低下の割
合は、データバス500aが「0」のデータを転送する
場合にデータバス500aの電位が低下する割合の約半
分である。このため、データバス500bの電位は、差
動信号を転送するうえで必要となる参照電位を供給する
ことができる。このようなデータバス500bが設けら
れたために、Nビットのデータを転送するために必要な
データバスの数は、(2×N)本ではなく、(N+1)
本である。
【0138】(第11実施形態)次に、図36を参照し
ながら、負遅延回路を用いたチップ間伝送システムを説
明する。
【0139】図36に示すように、複数の半導体チップ
CHIPA、CHIPB及びCHIPCが容量結合バス
ライン(データ転送用配線)及びストローブ信号線に接
続されている。各半導体チップCHIPA、CHIPB
及びCHIPC容量結合バスライン及びストローブ信号
線の端部は、終端抵抗Rtを介して終端電圧(VTT)の
供給源に接続されている。各半導体チップCHIPA、
CHIPB及びCHIPCと容量結合バスラインとは抵
抗RSを介して接続されており、また、各半導体チップ
CHIPA、CHIPB及びCHIPCとストローブ信
号線とは抵抗RSを介して接続されている。抵抗RSは、
反射防止用ダンピング抵抗として機能するものである。
配線長が充分に短く、信号の反射が問題にならない場
合、抵抗RSは必要ない。
【0140】今、半導体チップCHIPAから他の半導
体チップCHIPB又はCHIPCにデータが伝送され
る場合を考える。データ伝送を開始するとき、まず、半
導体チップCHIPA内のトランシーバが活性化され、
結合用キャパシタCBを反射防止用ダンピング抵抗R
Sは、容量結合バスラインの電位を変化させる。電位の
変化は、伝送すべきデータの内容に応じて異なる。この
電位変化に先行して、負遅延回路(NDC)によってス
トローブ信号が半導体チップCHIPB及びCHIPC
に伝送される。このストローブ信号に応答して、半導体
チップCHIPB及びCHIPCは、容量結合バスライ
ン上のデータを取り込むように動作する。
【0141】このように負遅延回路を用いてストローブ
信号を生成することによって、PCB(プリンティド・
サーキット・ボード)やMCM(マルチ・チップ・モジ
ュール)において、チップ間の高速データ伝送が可能と
なる。
【0142】(第12実施形態)図37(a)は、図3
0、図32及び図36の装置に用いられるデータ受信回
路(レシーバ)506の内部構造の一例を示している。
【0143】本実施例のデータ受信回路506は、差動
増幅器を含んでおり、一対のデータ線間の微少な電位差
をセンシングし、検知した電位差の正負に応じて、Hi
ghかLowのレベルにある相補的な信号を一対の出力
端子(OUT及びXOUT)に出力する。図において、
一対のデータ線上の相補的な信号は、それぞれ、信号C
bus及びXCbusで表される。
【0144】データ受信回路506内の差動増幅器は、
P型トランジスタP1及びP2とN型トランジスタN5
及びN6とから構成されたラッチ型センス回路である。
【0145】信号XCbus及びCbusは、それぞ
れ、N型トランジスタのN3及びN4のゲートに入力さ
れる。N型トランジスタのN3及びN4の各ソースは、
共通電位線(例えば電位Vssを与える配線)に接続さ
れ、各ドレインは差動増幅器のセンスノード(出力端子
OUT及びXOUT)に接続されている。
【0146】一対のセンスノードは、プリチャージトラ
ンジスタN1及びN2を介して、共通電位線(例えば電
位Vssを与える配線)に接続され、トランジスタN1
及びN2の導通によって、初期電圧レベル(本実施例で
は電位Vss)にプリチャージされる。つまり、トラン
ジスタN1及びN2は、初期電圧設定手段として機能す
る。
【0147】差動増幅器におけるP型トランジスタP1
及びP2のソースに接続されたノードVSPは、2段の
インバータ(I1及びI2)を介して、ストローブ信号
線に接続されている。ストローブ信号線は、1段目のイ
ンバータ(I1)を介して、トランジスタN1及びN2
のゲートに接続されている。ストローブ信号線上の電位
がローレベルのとき、トランジスタN1及びN2は導通
し、プリチャージが実行される。
【0148】以下に、図37(a)及び(b)を参照し
ながら、上記データ受信回路の動作を説明する。
【0149】まず、差動増幅器のセンスノード(出力端
子OUT及びXOUT)の電位は、プリチャージによっ
て、初期電圧(電位Vss)にセットされているとす
る。インバータ回路(I1及びI2)にはストローブ信
号が入力されており、ストローブ信号のレベルがローレ
ベルが上昇して、インバータ回路(I1及びI2)の入
力レベルを越えたとき(図37(b)中のA点)、デー
タ受信回路は活性化される。その後、P型トランジスタ
P1及びP2のソースに接続されたノードVSPの電位
も上昇を開始し、その結果、出力端子OUT及びXOU
Tの電位も上昇を開始する。N型トランジスタN3及び
N4を流れる電流の大きさは、N型トランジスタN3及
びN4のゲートに印加される信号XCbus及びCbu
sの大きさによって異なる。このため、信号XCbus
及びCbusに応じて、出力端子OUT及びXOUTに
は電位差が生じる。この電位差は差動増幅器で増幅さ
れ、出力信号となる。
【0150】(第13実施形態)図38(a)は、1相
クロックの信号波形と2相クロックの信号波形を示して
いる。2相クロック方式は、第1のクロック信号CLK
と、それを反転した第2のクロック信号XCLKを用い
てシステムを動作させる。このため、2相クロック方式
によれば、1相クロック方式よりも高い信頼性で高速な
動作が可能である。
【0151】図38(b)に示されるように、1相クロ
ック方式の場合でも2相クロック方式の場合でも、クロ
ック信号がリピータを通るごとにクロック信号の位相が
遅れる。これは、クロック信号がリピータ内の2段のイ
ンバータからなるバッファを通ることによって、バッフ
ァの遅延時間(△t)だけクロック信号の位相が遅れる
からである。この位相の遅れは、図38(c)に示すよ
うに、前述の負遅延回路(NDC)を例えば2つのイン
バータの間に配置することによって抑制することができ
る。
【0152】2相クロックの場合は、図38(c)に示
すように、同じ負遅延回路(NDC)を、各クロック信
号線上の2つのインバータ間に配置するだけでは、位相
の遅れか完全に解消されない。それは、2つのクロック
信号がリピータに入力されるまでに異なる長さの信号線
経路を通ってくることがあるためである。このため、リ
ピータに入力される時点で、2つのクロック信号に位相
のズレが生じていることが多い。この位相のズレが解消
されないままであると、回路誤動作が生じるおそれがあ
る。このような位相のズレを解消するために、本実施例
では、図38(d)に示されるように、2つのクロック
信号線間に位相調整回路を配置している。なお、負遅延
回路を各クロック信号線毎に設ける必要はなく、複数の
クロック信号線が一つの負遅延回路を共有してもよい。
【0153】図39(a)は、位相調整回路を含むリピ
ータのより詳細な構成例を示している。この位相調整回
路は、図に示されるように接続された4つのN型MOS
トランジスタN1〜N4と、両信号線のノードm1及び
m2に接続されたラッチ回路とを含んでいる。第1のク
ロック信号CLKは、N型MOSトランジスタN1及び
N4のゲートに入力され、第2のクロック信号XCLK
は、N型MOSトランジスタN2及びN3のゲートに入
力されている。N型MOSトランジスタN1及びN2
は、電源ラインとグランドラインとの間に直列に接続さ
れており、N型MOSトランジスタN3及びN4も、電
源ラインとグランドラインとの間に直列に接続されてい
る。N型MOSトランジスタN1及びN2の中間接続点
は、ノードm1に接続されており、N型MOSトランジ
スタN3及びN4の中間接続点は、ノードm2に接続さ
れている、本実施例のラッチ回路は、逆並列的に接続さ
れた2つのインバータから構成されている。
【0154】以下に、図39(b)を参照しながら、こ
の回路の動作を説明する。
【0155】第1のクロック信号CLK及び第2のクロ
ック信号XCLKがリピータ内の、4つのN型MOSト
ランジスタN1〜N4の各ゲートに入力される。図39
(b)に示されるように、第1のクロック信号CLK及
び第2のクロック信号XCLKは、何れも、小振幅の信
号であり、電位Vccと電位Vss(0)との間をフル
スイングしない。
【0156】まず、第1のクロック信号CLKがHig
hになり、位相ズレ(d)の分だけ遅れて、第2のクロ
ック信号XCLKがLowになった場合を考える。第2
のクロック信号XCLKがLowになった時点で、ノー
ドm1の電位は電位Vccに上昇し、ノードm2の電位
は電位Vssに低下する。このとき、第1のクロック信
号CLK及び第2のクロック信号XCLKの間にある僅
かな位相差dは、ラッチ回路の反転動作によって消失す
る。ノードm1及びm2に現れる信号波形は、電位Vc
cと電位Vss(0)との間をフルスイングする。位相
のズレがなくなった後、2つのクロック信号CLK及び
XCLKは、それぞれ、負遅延回路を透過することによ
ってマイナス方向にその位相を変化させる。このとき、
2つのクロック信号CLK及びXCLKの振幅は大きい
ため、2つのクロック信号CLK及びXCLKの振幅
は、その後、N型MOSトランジスタN5及びN6によ
って小さくなる。このように、図示されている2相信号
用リピータによれば、相互に位相が一致し、しかも位相
の遅れが抑制された小振幅2相クロック信号が提供され
る。この2相信号用リピータによれば、負遅延回路に入
力されるクロック信号は、ラッチ回路の働きによって、
その振幅が大きくなっている。このため、負遅延回路内
の遅延動作が信頼性良く安定に実行される。
【0157】(第14実施形態)データを転送しなが
ら、順次、各回路部で処理を行う場合、クリティカルパ
スが問題となる。図40(a)は、データの処理流れを
模式的に示している。ここで、回路Aで処理されたデー
タは、2つのパスをたどる。第1のパスは、回路B及び
回路Cを経て回路Dに至る。第2のパスは、回路Eを経
て回路Dに至る。回路Dでの処理には、2つのパスを通
るデータの到着が必要である。ここで、回路Aから回路
Dの各々の回路での処理に必要な時間が等しいとした場
合、第1のバスを通る時間の方が第2のパスを通る時間
よりも長くなる。第1のパスを通る時間が回路AからD
の全体の処理時間を律速するため、第1のパスはクリテ
ィカルパスと呼ばれる。クリティカルパスにおける処理
を速めることが重要となる。
【0158】各回路A〜Dの処理時間を短くするには、
動作速度を大きくすればよい。しかし、動作速度を大き
くすると、待機時や動作時の消費電流が大きくなる。
【0159】本実施例では、負遅延回路を用いて、各回
路にデータが入力される直前に各回路を動作の準備状態
にする。ここで、動作の準備状態とは、消費電流は相対
的に大きくなるが、高速動作の可能な状態をいう。
【0160】次に、図40(a)及び(b)を参照しな
がら、本実施例の動作を説明する。
【0161】回路A〜Dにはクロック信号CLKA〜C
LKDが供給され、そのクロック信号CLKA〜CLK
Dの特定エッジに応答して各回路は動作する。例えば、
回路Aには、クロック信号CLKAが入力される。
【0162】クロック信号CLKAは、クロック信号C
LKを負遅延回路によってマイナス方向に遅延させた信
号である。回路Aには、クロック信号CLKAがHig
hレベルに上昇したとき、電流がながれはじめ、それに
よって回路Aは高速動作が可能な準備状態に入る。クロ
ック信号CLKAがLowレベルに下降したとき、回路
Aには電流が流れなくなる。データは、クロック信号C
LKのエッジに応答して回路Aに入力される。
【0163】このような構成によれば、データが回路A
に入力される時点においては、回路Aはもう「準備状
態」にある。回路B〜Dに対しても、同様に、マイナス
方向に遅延したクロック信号CLKB〜CLKDを入力
する。各クロック信号CLKA〜CLKDの遅延時間
は、各回路A〜D毎に調整される。
【0164】本実施例によれば、クロック信号の立ち上
がりエッジに応答して各回路の準備状態を開始させてい
る。従来、選択されたブロック内に含まれるすべての回
路の準備状態を一斉に開始したり、停止したりする技術
はあった。しかし、本発明のように、クロック信号に応
答させて、短いサイクルで準備状態を開始・停止を制御
する技術はなかった。これが可能となったのは、負遅延
回路によってクロック信号CLKAよりもマイナス方向
に遅延させたクロック信号を生成できるようになったか
らである。このような構成により、高速動作を達成しな
がら消費電流を低減することができる。
【0165】次に、図41(a)、(b)及び(c)を
参照しながら、クロック信号の立ち上がりエッジに応答
して回路を「高速動作可能状態」にする構成を説明す
る。
【0166】図41(a)に示されるように、回路A
は、相対的に高い電源電位(Vcc)を供給する第1の
ローカル電源ラインと、相対的に低い電源電位(Vs
s)を供給する第2のローカル電源ラインとの間に接続
されている。第1のローカル電源ラインは、2種類のス
イッチング用トランジスタP1及びP2を介して第1の
グローバル電源ラインに接続されている。第2のローカ
ル電源ライン(Vss)は、2種類のトランジスタN1
及びN2を介して第2のグローバル電源ライン(Vc
c)に接続されている。
【0167】スイッチング用トランジスタP1及びトラ
ンジスタN1は、サイズの大きな(チャネル幅の大き
な)トランジスタであって、トランジスタP1は制御信
号CNTP1によって導通し、トランジスタN1は制御
信号CNTN1によって導通する。これに対して、トラ
ンジスタP2及びトランジスタN2は、サイズの小さな
(チャネル幅の小さな)トランジスタであって、常に導
通状態にある。
【0168】回路Aにデータが入力されるまでは、トラ
ンジスタP2及びトランジスタN2のみが導通している
が、回路Aの内部状態は変化しないので、大きな電流は
流れず、消費電流は低く抑えられる。また、このとき、
第1及び第2のローカル電源ラインの電位も変動しない
ので、誤動作が生じにくくなる。
【0169】図41(b)に示されるように、制御信号
CNTN1及びCNTP1は、制御回路によって形成さ
れる。制御回路は、データが来ることを示す信号TAS
KAとクロック信号CLKとを受け取って、制御信号C
NTN1及びCNTP1を出力する。クロック信号CL
Kは、負遅延回路(NDC)によってマイナス方向に遅
延されてから制御回路に入力される。
【0170】図41(c)を参照しながら、動作を説明
する。
【0171】制御回路は、データが来ることを示す信号
TASKAを受け取った後、クロック信号CLKの最初
の立ち上がりエッジに応答して、サイズの大きなトラン
ジスタP1及びN1を導通させるレベルを持った制御信
号CNTN1及びCNTP1を出力する。制御信号CN
TN1及びCNTP1は、クロック信号の立ち上がりエ
ッジに応答してデータが回路に入力される時よりも、例
えば0.5〜1ナノ秒程先行して、トランジスタP1及
びN1が導通させる。トランジスタP1及びN1が導通
している間、回路Aには待機電流が流れ、このときの回
路Aの動作速度は、実際に回路Aを流れる動作電流は、
図41(c)に示されるようになる。
【0172】このように、半導体チップ全体あるいはブ
ロック全体は動作状態にあるとき、必要な期間だけ、特
定の回路を選択的に高速動作可能な状態に遷移させ、そ
れ以外の期間は、各回路を流れる電流を低く維持してお
くことができる。その「必要な期間」は、クロック信号
のエッジの位置に基づいて制御される。このため、半導
体チップ全体を流れる待機時電流を低減するのみなら
ず、動作時電流も低減することができる。なお、回路A
内のトランジスタの閾値をスイッチング用トランジスタ
の閾値よりも小さくしておくことによって、回路Aの動
作速度は更に速くなる。
【0173】上記実施例では回路を流れる電流の大きさ
を、スイッチング用トランジスタのサイズを用いて調整
している。次に、トランジスタの閾値を変化させること
によって、トランジスタの駆動力を制御する例を説明す
る。
【0174】図42(a)は、P型シリコン基板中にN
型ウェルが形成され、そのN型ウェル内にP型MOSト
ランジスタP1とそれを取り囲むキャパシタCP1が形
成されている。P型シリコン基板のP型部分にはN型M
OSトランジスタN1とそれを取り囲むキャパシタCN
1が形成されている。
【0175】図42(b)に示す等価回路図では、制御
用キャパシタCP2及びCN2が追加されている。
【0176】クロック信号CLKとデータが来ることを
示す信号TASKAとによって、制御信号CONTN2
及びCONTP2が図に示されるように制御される。
【0177】このとき、トランジスタP1の直下に位置
する部分の基板電位と、トランジスタN1の直下に位置
する部分の基板電位は、図42(c)に示すように、活
性化されるクロックエッジの前後で僅かな時間だけ変化
する。基板電位はトランジスタのドレイン電位に近づく
方向に変化する。トランジスタP1の直下に位置する部
分の基板電位はVP1だけ低下し、トランジスタN1の
直下に位置する部分の基板電位は、VN1だけ増加す
る。基板電位の変化の大きさVP1は、キャパシタCP
1の容量とキャパシタCP2の容量の比で決まる。基板
電位の変化の大きさVN1は、キャパシタCN1の容量
とキャパシタCN2の容量の比で決まる。
【0178】基板バイアス効果によってトランジスタの
閾値Vtの絶対値が減少すると、トランジスタの電流駆
動能力は一時的に増大する。その結果、高速動作が可能
となる。
【0179】本実施例では、キャパシタの結合によっ
て、瞬間的にトランジスタの基板電位を変化させるとい
う構成を採用しているが、他の構成を採用しても良い。
【0180】例えば、キャパシタCP1及びCN1の代
わりに、pn接合を用いても良い。図43は、キャパシ
タCP1及びCN1の代わりに、pn接合による容量C
P1’及びCN1’を形成した半導体集積回路の主要部
を示している。この例では、各MOSトランジスタの回
りを、そのMOSトランジスタのソース/ドレイン領域
と同じ導電型の不純物拡散領域が取り囲んでいる。この
不純物拡散領域に制御信号CNTCP及びCNTCNが
印加されると、各MOSトランジスタの基板バイアスが
変化し、それによって前述のようにトランジスタの閾値
が変化する。
【0181】(第15実施形態)以上、本発明によるタ
イミング信号(内部クロック)を生成回路/方法を利用
した種々の回路や装置を説明してきた。最後に、複数の
回路ブロックの規模(負荷容量)に応じて、適切に遅延
時間が調整された本発明の回路を説明する。
【0182】従来、このような回路としては、一つのP
LL回路等から出力されたクロック信号をツリー状に分
離し、複数の回路ブロックに供給する回路があった。こ
の回路では、回路ブロックの大きさ(負荷容量)に応じ
て枝分かれした各クロック信号伝達線の容量が異なるの
で、各負荷容量に応じた数(サイズ)のバッファを設け
ていた。これによって、回路ブロック間の動作のタイミ
ングが調整された。
【0183】これに対して、本実施例では、図45
(a)に示すように、各クロック信号伝達線の負荷容量
が異なっても、バッファの数(サイズ)は実質的に一定
している。このままでは、負荷容量の大きいクロック伝
達線では、クロック信号の波形が大きく鈍るので、スキ
ューの問題が発生することがある。このクロック信号の
「鈍り」に起因する問題を克服するため、鈍りのぶんだ
けタイミングの早くなるタイミング信号を各ブロックに
送出する。このようなタイミング信号として、負の遅延
時間を持つクロック信号(NDC)を使用する。この信
号は、前述した、本発明によるタイミング発生回路(例
えば、図8のタイミンク信号発生回路)により生成する
ことができる。なお、クロック信号のエッジをどれくら
い早くするか、言い換えると、負の遅延時間を幾らに設
定するかは、各回路ブロックにクロック信号を送出する
タイミング信号発生回路(NDC)に接続されたスケー
ルドロード(Scaled Load)によって調整することがで
きる。
【0184】図46(b)は、このスケールドロードの
構成を示している。スケールドロードは、ドライバと、
ドライバの出力部に接続された容量とを含んでおり、基
準クロッ信号P1を受け取り、遅延させた信号P2をタ
イミング信号発生回路(NDC)に与える。
【0185】ここで、各ブロックへのクロック信号伝達
線上に設けられたドライバのサイズをWLとし、負荷容
量がCLとした場合、対応するスケールドロード内のド
ライバのサイズはWL/Nとし、容量CSはCL/Nと
する。そうすることによって、負荷容量CLに応じた適
切な時間だけ早いクロック信号を各回路ブロックに供給
できる。
【0186】最後に、図44を参照しながら、負遅延回
路を含む半導体集積回路システムのレイアウト設計方法
を説明する。
【0187】まず、ステップ1では、従来の同期設計の
場合と同じようにして、RTL(Register Transfer Le
vel)等の手法による機能設計を行う(RTL記述)。
ステップ2では、このRTL記述の結果を論理合成ツー
ルに入力して、通常の同期設計の場合のようにネットリ
ストを生成する。ステップ3では、これらのネットリス
トを処理することによって、負遅延回路によるクロック
伝送回路や容量接続バスによるデータ転送回路をネット
リストに挿入する。ステップ4では、そうして得られた
ネットリストを用いて自動配線処理を行い、マスクデー
タを作成する。
【0188】ステップ5では、自動配線処理によって得
られたマスクデータから容量や配線抵抗の抽出を行う。
ステップ6では、その結果に基づいて、負遅延回路にお
ける負遅延の大きさを決定する。そして、この遅延の大
きさを負遅延回路部分に入力する。遅延の大きさを決定
するに際しては、コンタクトホールの位置等によるマス
クオプションを使用する。
【0189】ステップ7では、こうして得られたレイア
ウトデータからパラメータを再度抽出してシュミレーシ
ョン等の全体検証を行う。検証の結果、問題がなけれ
ば、レイアウトデータは完成する。
【0190】
【発明の効果】本発明によれば、基準クロック信号(シ
ステムクロック)に対して疑似的にマイナス遅延時間を
有するタイミング信号(内部クロック信号)を生成し提
供することができる。これによって、極めて短いセット
アップ時間で、所望のタイミング信号を生成することが
きる。また、これによって、データ転送時間を最小限に
したり、オンザフライのクロック周波数の切り替えも実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明によるタイミング信号発生回
路の動作原理を模式的に示す図、(b)は、入力される
外部クロック信号の波形図、(c)は、出力されたタイ
ミング信号の波形図。
【図2】本発明によるタイミング信号発生回路の実施例
を示す図。
【図3】図2の遅延回路の中間タップから出力される信
号の波形図。
【図4】図2のサンプルホールド回路から出力される信
号波形図。
【図5】本発明によるタイミング信号発生回路の他の動
作原理を模式的に示す図。
【図6】本発明によるタイミング信号発生回路の他の実
施例を示す図。
【図7】図6のタイミング信号発生回路の各ユニットの
内部回路を示す図。
【図8】本発明によるタイミング信号発生回路の更に他
の構成を模式的に示す図。
【図9】図8のタイミング信号発生回路の動作を示すタ
イミングチャート。
【図10】図8のタイミング信号発生回路に用いられる
クロック制御回路を示す図。
【図11】図10のクロック制御回路の動作を示すタイ
ミングチャート。
【図12】図8のタイミング信号発生回路の実施例を示
す図。
【図13】図8のタイミング信号発生回路の動作を示す
タイミングチャート。
【図14】図8のタイミング信号発生回路の他の実施例
を示す図。
【図15】本発明によるタイミング信号発生回路の更に
他の構成を模式的に示す図。
【図16】図15のタイミング発生回路の動作を示すタ
イミングチャート。
【図17】図15のタイミング発生回路の状態示すテー
ブル。
【図18】図15のタイミング発生回路を改良した実施
例を示す図。
【図19】本発明によるタイミング信号発生回路を用い
たデータ転送回路を示す図。
【図20】図19の回路の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図21】本発明によるタイミング信号発生回路を用い
た他のデータ転送回路を示す図
【図22】図21のデータ転送回路の改良例を示す図。
【図23】本発明によるタイミング信号発生回路の更に
他の実施例を示す図。
【図24】本発明によるタイミング信号発生回路を複数
個含む装置の実施例を示す図。
【図25】本発明によるタイミング信号発生回路を有す
る半導体記憶装置を示す図。
【図26】図25の半導体記憶装置で使用するクロック
信号を示す波形図。
【図27】本発明によるタイミング信号に応答して開閉
するスイッチ回路の実施例を示す図。
【図28】本発明によるタイミング信号に応答して開閉
するスイッチ回路の他の実施例を示す図。
【図29】(a)は、図27のスイッチ回路を用いた回
路の実施例を示す図、(b)は、その回路のパイプライ
ン動作を示すタイミングチャート。
【図30】本発明によるデータ転送回路の更に他の実施
例を示す図。
【図31】(a)及び(b)は、図30のデータ転送回
路の動作を示す図。
【図32】図30のデータ転送回路の改良例を示す図。
【図33】消費電力について本発明のデータ転送回路と
従来のデータ転送回路との比較を示す図。
【図34】(a)は、図15に示すタイミング信号発生
回路(負遅延回路)における、負の遅延時間と電源電圧
(VDD)との関係を示す図、(b)は、データ転送時間
と電源電圧(VDD)との関係を示す図。
【図35】データ転送レートと消費電力との関係を示す
図。
【図36】本発明による半導体集積回路システムを示す
図。
【図37】(a)は、本発明によるデータ受信回路の構
成例を示す図であり、(b)は、その回路の動作を説明
するための図。
【図38】(a)は、2相クロック信号の波形を示す
図、(b)は、クロック中継伝送装置(リピータ)にお
けるクロック信号の遅延を示す図、(c)は、負遅延回
路を設けた単相クロック中継伝送装置を示す図、(d)
は、負遅延回路及び位相調整器を設けた多相クロック中
継伝送装置を示す図。
【図39】(a)は、図38(d)の多相クロック中継
伝送装置の詳細を示す図、(b)は、その多相クロック
中継伝送装置の動作を説明するための信号波形図。
【図40】(a)は、クリティカルパスを説明するため
のブロック図、(b)は、信号波形図。
【図41】(a)は、準備状態と高速動作可能状態の両
方の状態を取り得る回路の構成を示す図、(b)は、上
記回路の状態を変化させる制御回路を示す図、(c)
は、信号波形図。
【図42】(a)は、電流供給能力の変化するトランジ
スタの構成例を示す図、(b)は、その等価回路図、
(c)は、信号波形図。
【図43】電流供給能力の変化するトランジスタの構成
例を示す図。
【図44】本発明によるレイアウト設計方法のフローチ
ャート。
【図45】(a)は、本発明によるタイミング発生回路
を複数個用いて複数の回路ブロックにタイミグ信号を供
給するシステムを示す図、(b)は、スケールドロード
の構成を示す図。
【図46】従来のクロック信号発生回路を使用した半導
体装置の構成を示す図。
【図47】(a)は、ボード上のタイミグ発生回路が形
成する外部クロックの波形図、(b)は、内部遅延の少
ない場合における出力回路のクロック端子上の信号波形
図、(c)は、内部遅延の少ない場合における半導体チ
ップからの出力波形図、(d)は、内部遅延の大きい場
合における出力回路のクロック端子上の信号波形図、
(e)は、内部遅延の大きい場合における半導体チップ
からの出力波形図。
【図48】PLL回路の構成を示す図。
【図49】図30のデータ転送回路の他の改良例を示す
図。
【図50】データバスの電位変化を模式的に示す図。
【符号の説明】
1 外部クロック入力端子 2 オフセット遅延回路 3 検出遅延回路 4 サンプルホールド回路 5 境界検出回路 6 出力選択回路 7 タイミング信号出力端子 20 第1遅延回路 21 時間差測定回路 22 記憶手段 23 第2遅延回路 24 出力手段 30 タイミング部 31 基準部 32 比較部 101 分周回路 102 サンプリング回路 103 サンプリング回路 104 タイミング信号発生回路 105 タイミング信号発生回路 106 クロック選択回路 107 クロック加工回路 108 出力回路 201 データ送出回路(データ送出手段) 202 データ受信回路(データ受信手段) 203 データ転送路 205 クロック遅延線 206 タイミング信号発生回路(負遅延回路) 208 ブロック制御部 209 MOSトランジスタ 210 データバス 301 第1信号発生回路 302 第2信号発生回路 303 スイッチ回路SW1 304 スイッチ回路SW2 305 出力回路(出力手段) 401 タイミング信号発生回路 402 スイッチ回路群(SWS) 403 基本クロック供給回路 404 基本クロック(外部クロック)入力回路 405 回路ブロック 500 データバス 501 トリガ信号伝送路 502 容量 503 スイッチ回路 504 データ送信回路 505 トリガ信号送出回路 506 データ受信回路

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたクロック信号を遅延させなが
    ら伝達し、該クロック信号を途中で出力し得る複数の中
    間タップを有する遅延回路と、 該クロック信号を遅延させながら伝達し、該クロック信
    号を途中で出力し得る複数の中間タップを有する検出用
    遅延回路と、 該検出用遅延回路の該複数の中間タップに、それぞれ、
    サンプリング信号端子が接続された複数のサンプルホー
    ルド回路と、 該複数のサンプルホールド回路の出力端子に接続され、
    該クロック信号のエッジを検出する境界検出回路と、 該境界検出回路によって検出された該クロックのエッジ
    の位置に基づいて選択される少なくとも一つの中間タッ
    プからクロック信号を取り出し、タイミング信号として
    出力する出力選択回路と、 を備えたタイミング信号発生回路。
  2. 【請求項2】 クロック信号を遅延させながら伝達する
    第1及び第2遅延線と、 該第1及び第2遅延線に該クロック信号を入力する入力
    手段と、 該クロック信号のエッジに応答して、該第1遅延線内に
    おけるクロック信号のエッジの位置を検出する検出手
    段、 該検出されたエッジの位置から一定の遅延時間に相当す
    る距離だけシフトしたクロック信号を該第2遅延線から
    抜き出す手段と、 を備えたタイミング信号発生回路。
  3. 【請求項3】 クロック信号を遅延させながら伝達する
    ベース遅延線と、 負の遅延時間に相当する遅延を引き起こす遅延時間決定
    用遅延回路と、 該べース遅延線および該遅延時間決定用遅延回路にクロ
    ック信号を入力する入力手段と、 該遅延時間決定用遅延回路の出力を受け取る遅延後遅延
    線と、 該クロック信号のエッジに応答して、該遅延後遅延線内
    のクロック信号のエッジの位置を検出する手段と、 該検出されたエッジの位置に対応する位置から、該ベー
    ス遅延線内のクロック信号を抜き出す手段と、 を備えたタイミング信号発生回路。
  4. 【請求項4】 直列に多段に接続されることによってタ
    イミング信号発生回路を構成するタイミング信号発生回
    路基本ユニットであって、 一定の時間だけ遅延されたクロック信号を遅延されなが
    ら伝達する遅延後遅延線を構成する単位遅延回路と、 該遅延後遅延線上の該クロック信号の状態をサンプリン
    グするサンプルホールド手段と、 該サンプルホールド手段の出力を出力するタップ出力手
    段と、 該サンプルホールド手段の出力及び前段のタップ出力手
    段から受け取る出力に基づいて、該クロック信号の状態
    の境界を検出する境界検出回路と、 該境界検出回路の出力により制御されたクロック出力回
    路と、 該境界検出回路の出力によって制御されたクロック停止
    制御出力回路と、 該クロック出力回路に出力が接続され、ベース遅延出力
    手段に出力が接続され、入力がベース遅延入力手段に接
    続されたベース遅延用単位遅延回路と、 を備えたタイミング信号発生回路基本ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のタイミング信号発生回
    路基本ユニットがN段(Nは3以上の整数)直列的に接
    続されたタイミング信号発生回路であって、 外部クロック信号から生成されクロック信号を受け取
    り、所定時間だけ遅延させた後、第1段目の基本ユニッ
    トの遅延後遅延線入力手段に入力するマイナス遅延時間
    決定用遅延回路と、 該クロック信号からサンプルホールド起動信号を生成
    し、各基本ユニットのサンプルールド回路に供給する手
    段と、 各基本ユニットからのクロック出力を受け取り、タイミ
    ング信号として出力するクロック信号出力手段と、 を更に備えており、 第i段(1<i<N)目の基本ユニットのベース遅延入
    力手段は、第(i−1)段目の基本ユニットのベース遅
    延出力手段に接続されており、第1段目の基本ユニット
    のベース遅延入力手段は、外部クロックから生成された
    クロック信号を受け取り、次段の基本ユニットのベース
    遅延入力手段に伝達し、 第i段目の基本ユニットの遅延後遅延入力手段は、第
    (i−1)段目の基本ユニットの遅延後遅延出力手段に
    接続されており、第1段目の基本ユニットの遅延後遅延
    入力手段は、マイナス遅延時間決定用遅延回路から出力
    されたクロック信号を受け取り、次段の基本ユニットの
    遅延後遅延入力手段に伝達し、 第i段目の基本ユニットのタップ出力手段は、第(i−
    1)段目の基本ユニットのタップ入力手段に接続されて
    おり、 該第i段目の基本ユニットのクロック停止制御出力手段
    は、第(i−1)段以降の基本ユニットのクロック停止
    手段に接続されている、タイミング信号発生回路。
  6. 【請求項6】 クロック信号を受けとり、所定時間だけ
    遅延させ、出力する第1遅延手段と、 該クロック信号と該第1遅延手段からの出力信号との間
    の時間差を測定する時間差測定手段と、 該測定された時間差を記憶する記憶手段と、 該クロック信号を受け取り、該記憶手段に記憶された該
    時間差に応じた時間だけ遅延を引き起こし、出力する第
    2遅延手段と、 該第2遅延手段の出力をタイミング信号として出力する
    出力手段と、を備えたタイミング信号発生回路。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段の記憶している時間差を更
    新する更新手段を備えており、 前記時間差測定手段が時間差を測定する時刻を含む該ク
    ロック信号の周期期間とは異なる周期期間に該時間差を
    更新する請求項6に記載のタイミング信号発生回路。
  8. 【請求項8】 前記時間差測定手段による時間差の測
    定、及び、前記第2遅延手段の動作がパイプライン的に
    実行される、請求項6に記載のタイミング信号発生回
    路。
  9. 【請求項9】 クロック信号を受けとり、該クロック信
    号を分周することにより第1タイミング信号群を生成す
    る手段と、 該第1タイミング信号群を受け取り、所定時間だけ遅延
    させ、出力する複数の第1遅延手段と、 該第1タイミング信号群と該第1遅延手段からの出力と
    の間の時間差を測定する時間差測定手段と、 該測定された時間差を記憶する記憶手段と、 該第1タイミング信号群を受け取り、該記憶手段に記憶
    された該時間差に応じた時間だけ遅延を引き起こし、出
    力する複数の第2遅延手段と、 該複数の第2遅延手段の出力を切り替え、選択的に、タ
    イミング信号として出力する出力手段と、 を備えたタイミング信号発生回路。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段は、前記時間差を電位差
    として記憶する請求項9に記載のタイミング信号発生回
    路。
  11. 【請求項11】 入力されたクロック信号に対して擬似
    的に負の遅延時間を持つタイミング信号を生成すること
    のできるタイミング信号発生手段と、 該タイミング信号発生手段から出力された該タイミング
    信号と該クロック信号とを受け取り、受け取った信号の
    うち入力タイミングの早い信号を出力クロックエッジと
    するクロック調整手段と、を備えたことタイミング信号
    発生回路。
  12. 【請求項12】 2つの状態を取りうる複数の第1遅延
    素子が直列的に接続され、所定期間の間、該状態の変化
    を遅延させながら伝達する第1遅延線と、 2つの状態を取りうる複数の第2遅延素子が直列的に接
    続され、該状態の変化を遅延させながら伝達する第2遅
    延線と、 該第1及び第2遅延線中の対応する各遅延素子に各々の
    制御端子が接続された複数のワイヤードオア回路であっ
    て、該第1及び第2遅延線の対応する遅延素子の状態が
    一致する場合に、出力部を第1電位を持つ配線に接続す
    るワイヤードオア回路と、 該複数のワイヤードオア回路の出力部に接続された出力
    回路と、 該第1および第2遅延線の該状態変化を起動する起動回
    路と、を備え、該出力回路は、その出力をタイミング信
    号して出力するタイミング信号発生回路。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2遅延線の各々は、複
    数の直列的に接続されたユニットを含んでおり、該複数
    のユニットの各々は、クロックドインバータ回路と、該
    クロックドインバータ回路の出力に接続されたインバー
    タ回路と、該インバータ回路の出力を該インバータ回路
    の入力にフィードバックする手段とを備えており、それ
    によって、該クロックドインバータ回路が活性化されて
    いる間に、入力信号を遅延させながら、次のユニットに
    伝達するユニットであり、 該クロックドインバータ回路の出力状態をリセットする
    手段を更に備えている、請求項12に記載のタイミング
    信号発生回路。
  14. 【請求項14】 基準クロック信号から規定時間だけ遅
    らせた遅延クロック信号を生成する手段と、 該基準クロック信号の前半周期中に、該基準クロックと
    該遅延クロックの時間差を測定し、該基準クロック信号
    の後半周期中に、該測定された時間差に基づいて該基準
    クロック信号から該規定時間に実質的に等しい時間だけ
    早いクロック信号を出力するクロック信号生成装置。
  15. 【請求項15】 前記基準クロックのデューティー比を
    実質的に50%とする請求項14に記載のクロック信号
    生成装置。
  16. 【請求項16】 基準クロック信号から規定時間だけ遅
    延させた遅延クロック信号を分周し、分周クロック信号
    を生成する分周手段と、 該分周クロック信号を受け取り、該基準クロック信号に
    よって制御される第1サンプリング手段と、 該分周クロック信号を受け取り、該遅延クロック信号に
    よって制御される第2サンプリング手段、 該第1サンプリング手段から出力される第1出力クロッ
    クを受け取り、第1タイミング信号を生成する第1タイ
    ミング信号生成手段と、 該第2サンプリング手段から出力される第2出力クロッ
    クを受け取り、第2タイミング信号を生成する第2タイ
    ミング信号生成手段と、 該第1及び第2タイミング信号を受けとり、選択的に出
    力するインターリーブ手段と、 該インターリーブ手段からの出力信号と該基準クロック
    信号のうち早い方の信号を出力するクロック加工手段
    と、 該クロック加工手段からの出力信号を伝送するためのバ
    ッファー手段と、を備えたクロック信号生成装置。
  17. 【請求項17】 前記第1および第2タイミング生成手
    段は、 前記第1もしくは第2出力クロックの前半周期中に、該
    第1出力クロックと第2出力クロック間との時間差を測
    定し、 前記第1もしくは第2出力クロックの後半周期中に、該
    測定された時間差に基づいて、該第1もしくは第2出力
    クロックに対して該規定時間に実質的に等しい時間だけ
    早いクロック信号を出力する請求項16に記載のクロッ
    ク信号生成装置。
  18. 【請求項18】 第1クロック信号に同期してデータを
    出力する少なくとも一つのデータ送出手段と、 該データ送出手段に接続されたデータ転送路と、 第2クロック信号に同期して該データ転送路上のデータ
    を検出するデータ受信手段と、 を備えたデータ転送回路であって、 更に、該データ送出手段及び該データ受信手段の動作タ
    イミングを制御するデータ転送制御手段を備えており、 該データ転送制御手段は、該第1クロックを該データ送
    出手段に送出し、かつ、 該第2クロック信号を、第1
    クロック信号に対して負の遅延を持つ信号として、該デ
    ータ受信手段に送出する、データ転送回路。
  19. 【請求項19】 データ送出手段から、該データ送出手
    段に接続されたデータ転送路を介して、データ受信手段
    にデータを伝送する方法であって、 データ転送制御手段によって、該データ送出手段のデー
    タ送出タイミングを制御する送信制御信号を該データ送
    出手段に送出し、かつ、該データ受信手段のデータ読出
    タイミングを制御する受信制御信号を、該送信制御信号
    の送出よりも前に該データ受信手段に送出する、データ
    転送方法。
  20. 【請求項20】 前記データ転送路は差動信号を転送す
    る請求項19に記載のデータ転送方法。
  21. 【請求項21】 前記データ転送路上のデータの信号振
    幅を、前記受信制御信号の振幅の半分以下にする請求項
    20に記載のデータ転送方法。
  22. 【請求項22】 前記受信制御信号の送出時刻と前記送
    信制御信号の送出時刻との間隔は、前記データ送出手段
    と前記データ受信手段と間の電気的な距離が長いほど長
    い、請求項19から22の何れかに記載のデータ転送方
    法。
  23. 【請求項23】 前記データ送出回路と前記データ転送
    路との間に更に容量シールド手段を備えており、該容量
    シールド手段は、選択されたデータ送出回路を該データ
    転送路に電気的に接続し、非選択のデータ送出回路は該
    データ転送路に電気的に接続しない請求項18に記載の
    データ転送回路。
  24. 【請求項24】 入力信号に対して擬似的に負の遅延時
    間をもつ信号を生成する第1信号発生手段と、 該入力信号に対して正の遅延時間をもつ信号を生成する
    第2信号発生手段と、 該第1および第2信号発生手段の間を接続する信号伝達
    手段と、 該第1信号発生手段または該第2信号発生手段からの出
    力信号を選択的に出力する出力手段と、 を備えた信号生成回路。
  25. 【請求項25】 入力されたクロック信号に対して、擬
    似的に負の遅延時間を持つ信号を生成することのできる
    複数のタイミング信号発生回路と、 該複数のタイミング信号発生回路に対して、選択的にク
    ロックを入力するスイッチ手段と、 該スイッチ手段に対して、基本クロックを供給する基本
    クロック供給手段と、 該基本クロック供給手段に外部クロックを入力する外部
    クロック入力手段と、を備えたクロック制御回路。
  26. 【請求項26】 メモリ空間内に、画像出力手段に出力
    しうる圧縮された記憶情報と、画像出力手段以外に出力
    しうる記憶情報と含み、該圧縮された記憶情報域をアク
    セスする際に該メモリ空間を有するメモリデバイスに対
    して送られる制御クロック信号の第1周期と、該画像出
    力手段以外に出力しうる記憶情報域をアクセスする際に
    該メモリ空間を有するメモリデバイスに対して送られる
    制御クロック信号の第2周期が異なるメモリ制御方法。
  27. 【請求項27】 前記第1周期、前記第2周期がほぼ同
    じであることを特徴とする請求項26に記載のメモリ制
    御方法。
  28. 【請求項28】 少なくとも一つのサンプリング入力端
    子と、 タイミング信号を受け取る制御端子と、 該タイミング信号に応じて、所定期間、一定の信号を出
    力される保持端子と、 該保持端子に接続された保持手段と、を備えた状態記憶
    回路であって、更に、 該サンプリング入力端子にゲートが接続され、第1電位
    線にソースが接続された第1導電型の第1MOSトラン
    ジスタ手段と、 該第1MOSトランジスタ群の各ドレインに接続された
    中間端子と、 該中間端子にソースが接続され、第2電位配線にドレイ
    ンが接続され、制御端子にゲートが接続された第2導電
    型の第2トランジスタ手段と、 該第1電位配線にソースが接続され、該中間端子にゲー
    トが接続され、該保持端子にドレインが接続された第1
    導電型の第3MOSトランジスタ手段と、 該中間端子にゲートが接続された第2導電型の第4MO
    Sトランジスタ手段と、 該制御端子にゲートが接続された第2導電型の第5MO
    Sトランジスタ手段と、を備えており、 該第4及び第5MOSトランジスタ手段が、該保持端子
    と該第2電位配線間に直列に接続されている状態記憶回
    路。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の状態記憶回路をク
    ロック信号受信手段として備えた半導体集積回路。
  30. 【請求項30】 複数のデータバスと、 少なくとも一つのトリガ信号伝送路と、 該複数のデータバスに容量手段及び接続手段を介して接
    続された少なくとも一つのデータ送出手段と、 該トリガ信号伝送路に接続手段を介して接続され、擬似
    的に負の遅延を持つタイミング信号に応答してトリガ信
    号を該トリガ信号伝送路に送出することができるトリガ
    信号送出手段と、 該トリガ信号をに応答して、該データバス上のデータを
    受け取るアンプ手段と、を備えたデータ転送回路。
  31. 【請求項31】 前記トリガ信号送出手段からのトリガ
    信号の送出が、前記データバスへのデータ送出手段から
    のデータ送出以前に行われる請求項30に記載のデータ
    転送回路。
  32. 【請求項32】 第1クロック信号に同期してデータを
    出力するデータ送出手段であって、第1データ信号を出
    力するデータ転送用ドライバと、該第1データ信号を反
    転させた第2データ信号を出力する反転データ転送用ド
    ライバとを有するデータ送出手段と、 該データ転送用ドライバから該第1データを受け取る第
    1データ転送路と、 該反転データ転送用ドライバ該反転データを受け取る第
    2データ転送路と、 第2クロック信号に同期して該第1及び第2のデータ転
    送路上のデータを検出するデータ受信手段と、 を備えたデータ転送回路であって、 更に、該データ送出手段及び該データ受信手段の動作タ
    イミングを制御するデータ転送制御手段と、 該データ転送ドライバと該第1データ転送路との間に設
    けられた第1データ転送用容量結合手段と、 該反転データ転送ドライバと該第2データ転送路との間
    に設けられた第2データ転送用容量結合手段と、 該第1データ転送路と該第2データ転送路とを選択的に
    導通させるスイッチ手段とを備えたデータ転送回路。
  33. 【請求項33】 前記データ転送用ドライバの出力部と
    前記反転データ転送用ドライバの出力部とを選択的に導
    通させる他のスイッチ手段を更に備えている32に記載
    のデータ転送回路。
  34. 【請求項34】 前記データ転送制御手段は、前記第2
    データ信号を前記データ受信手段に接続された配線に送
    出する、請求項32記載のデータ転送回路。
  35. 【請求項35】 前記データ転送制御手段は、前記第1
    クロックを該データ送出手段に送出し、かつ、前記第2
    クロック信号を、該第1クロック信号に対して負の遅延
    を持つ信号として、前記データ受信手段に送出する、請
    求項34に記載のデータ転送回路。
  36. 【請求項36】 データを伝送する一対の差動信号線に
    各々のゲートが接続され、かつ、電位供給手段にソース
    が接続された一対のMOSトランジスタと、 該一対のMOSトランジスタのドレインにセンスノード
    が接続されたラッチ型センス回路と、 初期電圧を供給する線及び該ラッチ型センス回路のセン
    スノードに接続され、該センスノードの電位を該初期電
    圧に設定するためのプリチャージ動作を行う初期電圧設
    定手段と、を備え、 ストローブ信号に応答して、プリチャージ動作を停止
    し、該ラッチ型センス回路を活性化するデータ受信回
    路。
  37. 【請求項37】 多相クロック信号を受け取る入力部
    と、 該多相クロック信号を出力する出力部と、 該多相クロック信号の間にある位相差を減少させる位相
    調整手段と、 該入力部と該出力部との間に挿入された回路素子と、 該回路素子により生じる多相クロック信号の遅延を補償
    する負遅延回路と、を備えた多相クロック中継伝送装
    置。
  38. 【請求項38】 前記位相調整手段は、入出力端子を有
    するラッチ手段と、前記多相クロック信号に応答して、
    該ラッチ手段の該入出力端子に所定の電位差を与えるス
    イッチ手段と、を備えている請求項37に記載の多相ク
    ロック中継伝送装置。
  39. 【請求項39】 クロックエッジに応答して、処理動作
    を開始する回路ブロックであって、第1の消費電力で第
    1の速度で動作し得る待機状態、及び該第1の消費電力
    より大きな第2の消費電力で該第1の速度よりも速い第
    2の速度で動作し得る高速動作状態の二つの状態を選択
    的に取り得る回路ブロックと、 該回路ブロックで処理されるデータが該回路ブロックに
    入力されるクロックエッジよりも、1クロック以下の短
    い時間だけ早くに、該回路ブロックの状態を該待機状態
    から該高速動作状態に遷移させ、該回路ブロックの処理
    が終了した時点で該回路ブロックの状態を該高速動作状
    態から該待機状態に復帰させる、回路制御装置。
  40. 【請求項40】 複数の回路ブロックを備えた回路シス
    テムであって、 該複数の回路ブロックの少なくとも一つの特定回路ブロ
    ックに供給する電流量を変化させることのできる可変電
    源電流供給手段と、 該可変電源電流供給手段が該特定回路ブロックに供給す
    る電流量を増減させるための制御信号を、クロック信号
    のエッジに応答して、該特定回路ブロックに送出する制
    御手段と、 外部からのグローバルクロック信号を受けて、該グロー
    バルクロック信号のエッジに対し負方向に遅延したクロ
    ック信号を生成し、該クロック信号を該制御手段に供給
    する負遅延回路と、 を備えた回路システム。
  41. 【請求項41】 前記制御手段は、前記特定回路ブロッ
    クで処理すべきデータが該特定回路ブロックに入力され
    るタイミングを示す信号に応答して、前記制御信号を前
    記回路ブロックに送出する請求項40に記載の回路シス
    テム。
  42. 【請求項42】 前記電源電流供給手段は、第1の電位
    を持つ第1電源供給ラインと前記特定回路ブロックとの
    間に接続された第1スイッチング手段と、該第1の電位
    よりも低い第2の電位を持つ第2電源供給ラインと該特
    定回路ブロックとの間に接続された第2スイッチング手
    段とを備えており、 該第1スイッチング手段及び該第2スイッチング手段
    は、前記制御信号に応答して、該第1電源ラインから該
    回路ブロックを介して該第2電源ラインに流れる電流の
    大きさを増減させる、請求項41に記載の回路システ
    ム。
  43. 【請求項43】 半導体基板に形成されたMOSトラン
    ジスタと、 該MOSトランジスタの基板バイアスを変化させる容量
    手段と、 前記容量手段に印加する電圧を制御することによって、
    該MOSトランジスタの閾値を変化させる制御手段と、
    を備えた半導体集積回路装置。
  44. 【請求項44】 前記容量手段は、MOS型キャパシタ
    である、請求項43に記載の半導体集積回路。
  45. 【請求項45】 前記容量手段は、または前記半導体基
    板中に形成された接合容量である、請求項43に記載の
    半導体集積回路。
  46. 【請求項46】 前記制御手段は、前記容量手段に接続
    された他の容量手段を介して、前記容量手段に印加する
    電圧を制御する、請求項43に記載の半導体集積回路。
  47. 【請求項47】 ストローブ信号に応答してデータを読
    み出すデータ受信手段を含む複数の半導体集積回路チッ
    プと、 該複数の半導体集積回路チップ間でデータ転送を行うた
    めのデータ転送路と、を備えた半導体集積回路システム
    であって、 該半導体集積回路チップの各々は、容量手段を介して、
    該データ転送路に接続されている半導体集積回路システ
    ム。
  48. 【請求項48】 前記ストローブ信号は、ストローブ信
    号発生手段によって生成され、ストローブ信号線を介し
    て前記半導体集積回路チップに伝達され、 該ストローブ信号発生手段は、負遅延回路を有ししてい
    る請求項47に記載の半導体集積回路システム。
  49. 【請求項49】 前記データ転送路及び前記ストローブ
    信号線には、反射低減用素子が接続されている、請求項
    47に記載の半導体集積回路システム。
  50. 【請求項50】 前記半導体集積回路チップと前記デー
    タ転送路との間、及び該半導体集積回路チップと前記ス
    トローブ信号線との間に、反射緩和用素子が接続されて
    いる、請求項47に記載の半導体集積回路システム。
  51. 【請求項51】 前記第1及び第2遅延線は、直列に接
    続された複数の遅延素子を含んでおり、 該第1及び第2遅延線の少なくとも一方の遅延線に含ま
    れる該複数の遅延素子の遅延時間は、該遅延線の入力部
    よりも出力部に近い位置の遅延素子ほど、長くなるよう
    に設定されている請求項2に記載のタイミング信号発生
    回路。
  52. 【請求項52】 RTL(Registor Transfer Level)
    等の手法による機能設計を行う工程と、 機能設計の結果を論理合成ツールに入力してネットリス
    トを生成する工程と、 負遅延回路によるクロック伝送回路を含むデータ転送回
    路をネットリストに挿入する工程と、 該ネットリストを用いて自動配線処理を行い、マスクデ
    ータを作成する工程と、 自動配線処理によって得られたマスクデータから容量及
    び配線抵抗の抽出を行う工程と、 負遅延回路における負遅延の大きさを決定し、レイアウ
    トデータを形成する工程と、 該レイアウトデータからパラメータを再度抽出し、検証
    を行う工程と、を包含するレイアウトデータ作成方法。
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