JPH09122101A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JPH09122101A
JPH09122101A JP8002987A JP298796A JPH09122101A JP H09122101 A JPH09122101 A JP H09122101A JP 8002987 A JP8002987 A JP 8002987A JP 298796 A JP298796 A JP 298796A JP H09122101 A JPH09122101 A JP H09122101A
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    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】脂肪抑制効果の高い磁気共鳴イメージング装置
を提供すること。 【解決手段】本発明の磁気共鳴イメージング装置は、静
磁場磁石1と、励起パルスとリフォーカスパルスとを被
検体に順番に印加すると共に被検体から発生する磁気共
鳴信号を受信する送受信手段3,5,6と、励起パルス
と共に第1のスライス選択用傾斜磁場を発生し、リフォ
ーカスパルスと共に第2のスライス選択用傾斜磁場を発
生する傾斜磁場発生手段2,7〜9と、磁気共鳴信号に
基づいて画像を再構成するコンピュータシステム11
と、画像を表示する表示部12とを具備し、送受信手段
3,5,6は、水のプロトンスピンが励起される領域と
脂肪のプロトンスピンが励起される領域とがオーバラッ
プしないように励起パルスの周波数帯域を調整し、傾斜
磁場発生手段2,7〜9は、第2のスライス選択用傾斜
磁場を第1のスライス選択用傾斜磁場の極性に対して逆
極性にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、90°rfパルスと
180°rfパルスとを順番に印加して、エコーを収集
し、このエコーに基づいて画像を再構成する磁気共鳴イ
メージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CHESS法や Dixon法は、脂肪(fat) を抑
制するために開発された。 CHESS法は、化学シフト選択
パルスを採用する。このパルスは、水のプロトンスピン
を励起せず、脂肪のプロトンスピンだけを励起する。傾
斜磁場は、励起された脂肪のプロトンスピンを十分にde
-phaseにするために、この pulseの後に印加される。十
分にde-phaseされた脂肪のプロトンスピンは、エコーを
発生しない。したがって、脂肪のプロトンスピンを十分
にde-phaseにした後、スピンエコー法等のパルスシーケ
ンスを実行することにより、脂肪が抑制された画像が得
られる。
【0003】Dixon法は、改良されたスピンエコー法の
パルスシーケンスである。 180°rfパルスの印加タイミ
ングが、90°rfパルスからエコーまでの時間間隔の中心
時刻からΔtだけずらされる。Δtは、脂肪の化学シフ
トに基づいて決定される。水のプロトンスピンと脂肪の
プロトンスピンとは、エコー収集時に逆位相になる。こ
のエコーに基づいて、(水−脂肪)の out-of-phase 画
像が得られる。また、Δt=0、つまり通常のスピンエ
コー法のパルスシーケンスが、(水+脂肪)のin-phase
画像を得るために実行される。が得られる。 out-of-ph
ase 画像とin-phase画像とは、脂肪が抑制された画像を
得るために加算される。
【0004】これらの方法は、撮影時間が長くなるの
で、好ましくない。
【0005】図14は、脂肪抑制のために改良された従
来のスピンエコー法のパルスシーケンスを示している。
図15は水のプロトンスピンと脂肪のプロトンスピンぞ
れぞれが、90°と 180°のrfパルスの影響を受ける空
間的な領域を示している。図16(a)〜図16(f)
は、領域に応じたプロトンスピンの挙動を示ている。な
お、図15において、RF90(水)は、90°rfパルスと
共に発生される第1のスライス選択用傾斜磁場の磁場強
度の空間的な変化に対応する水の共鳴周波数の空間変化
を示している。RF180 (脂肪)は、 180°rfパルスと
共に発生される第2のスライス選択用傾斜磁場の磁場強
度の空間的な変化に対応する脂肪の共鳴周波数の空間変
化を示している。なお、第1のスライス選択用傾斜磁場
と第2のスライス選択用傾斜磁場とは同じ極性で発生さ
れる。領域(ZA −ZB )内の水のプロトンスピンが、
90°rfパルスを経験する。領域(ZC −ZD )内の水の
プロトンスピンが、 180°rfパルスを経験する。領域
(Za −Zb )内の脂肪のプロトンスピンが、90°rfパ
ルスを経験する。領域(Zc −Zd )内の脂肪のプロト
ンスピンが、 180°rfパルスを経験する。90°rfパルス
の周波数帯域BW90は、領域(ZA −ZB )と領域(Z
a −Zb )とがオーバラップしないように、調整され
る。また、領域(Za −Zb )と、領域(Zc −Zd )
とが、オーバラップしないように、第2のスライス選択
用傾斜磁場の磁場強度の空間的な傾きを強くするために
傾斜磁場コイルに供給する電流の振幅が高められ、また
180°rfパルスの周波数帯域BW180 が調整される。領
域(Za −Zb )と、領域(Zc −Zd )とが、オーバ
ラップしなければ、つまり90°rfパルスと 180°rfパル
スの両方を経験する脂肪のプロトンスピンが存在しなけ
れば、脂肪のプロトンスピンからエコーは発生せず、脂
肪が抑制される。
【0006】脂肪を良好に抑制するためには、図15に
示すように、傾斜磁場コイルに供給する電流の振幅を非
常に高くして、第2のスライス選択用傾斜磁場の磁場強
度の空間的な傾きをきつくして、領域(Za −Zb )
と、領域(Zc −Zd )とが、オーバラップしないよう
にする必要がある。
【0007】しかし、このような出力能力の高い電源は
非常に高価であり、出力能力の比較的低い安価な電源が
採用されている。この出力能力の比較的低い安価な電源
は、領域(Za −Zb )と領域(Zc −Zd )との間に
若干のオーバラップ領域を発生させ、このオーバラップ
領域内に存在する脂肪のプロトンスピンからのエコーの
発生を許してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、脂肪
抑制効果の高い磁気共鳴イメージング装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、静磁場発生手
段と、励起用高周波パルスとリフォーカス用高周波パル
スとを被検体に順番に印加すると共に前記被検体から発
生する磁気共鳴信号を受信する送受信手段と、前記励起
用高周波パルスと共に第1のスライス選択用傾斜磁場を
発生し、前記リフォーカス用高周波パルスと共に第2の
スライス選択用傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段
と、前記磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する画像
再構成手段と、前記画像を可視化する手段とを具備し、
前記送受信手段は、水のプロトンスピンが励起される領
域と脂肪のプロトンスピンが励起される領域とがオーバ
ラップしないように、前記励起用高周波パルスの周波数
帯域を調整し、前記傾斜磁場発生手段は、前記第2のス
ライス選択用傾斜磁場を前記第1のスライス選択用傾斜
磁場の極性に対して逆極性にすることを特徴とする磁気
共鳴イメージング装置である。
【0010】本発明は、静磁場発生手段と、励起用高周
波パルスとリフォーカス用高周波パルスとを被検体に順
番に印加すると共に前記被検体から発生する磁気共鳴信
号を受信する送受信手段と、前記励起用高周波パルスと
共に第1のスライス選択用傾斜磁場を発生し、前記リフ
ォーカス用高周波パルスと共に第2のスライス選択用傾
斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、前記磁気共鳴信
号に基づいて画像を再構成する画像再構成手段と、前記
画像を可視化する手段とを具備し、前記送受信手段は、
前記励起用高周波パルスの周波数帯域をBW1 、前記リ
フォーカス用高周波パルスの周波数帯域をBW2 、水の
プロトンスピンと脂肪のプロトンスピンとの化学シフト
をΔFCSとして、 BW1 <BW2 1/BW1 +1/BW2 >α/ΔFCS-1) 但し 0.7≦α≦1.0 を満足するように、BW1 とBW2 とを調整し、前記傾
斜磁場発生手段は、前記第2のスライス選択用傾斜磁場
を前記第1のスライス選択用傾斜磁場の極性に対して逆
極性にすることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置
である。
【0011】本発明は、静磁場発生手段と、励起用高周
波パルスとリフォーカス用高周波パルスとを被検体に順
番に印加すると共に前記被検体から発生する磁気共鳴信
号を受信する送受信手段と、前記励起用高周波パルスと
共に第1のスライス選択用傾斜磁場を発生し、前記リフ
ォーカス用高周波パルスと共に第2のスライス選択用傾
斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、前記磁気共鳴信
号に基づいて画像を再構成する画像再構成手段と、前記
画像を可視化する手段とを具備し、前記送受信手段は、
前記励起用高周波パルスの周波数帯域を前記リフォーカ
ス用高周波パルスの周波数帯域より狭く調整すると共
に、前記磁気共鳴信号の受信時に、不飽和脂肪のプロト
ンスピンと飽和脂肪のプロトンスピンとが逆位相になる
ように、前記励起用高周波パルスから前記リフォーカス
用高周波パルスまでの時間間隔と前記リフォーカス用高
周波パルスから前記磁気共鳴信号までの時間間隔とを相
違させ、前記傾斜磁場発生手段は、前記第2のスライス
選択用傾斜磁場を前記第1のスライス選択用傾斜磁場の
極性に対して逆極性にすることを特徴とする磁気共鳴イ
メージング装置である。
【0012】励起用高周波パルスとリフォーカス用高周
波パルスとの両方を経験したプロトンスピンは、エコー
を発生する。いずれか一方しか経験していないプロトン
スピンは、エコーを発生しない。
【0013】本発明は、第2のスライス選択用傾斜磁場
を、第1のスライス選択用傾斜磁場の極性に対して逆極
性にする。脂肪のプロトンスピンが励起用高周波パルス
により励起される領域は、脂肪のプロトンスピンがリフ
ォーカス用高周波パルスによりリフォーカスされる領域
から空間的に遠ざける傾向にある。第2のスライス選択
用傾斜磁場と第1のスライス選択用傾斜磁場とを同じ極
性で印加する従来では、上記2つの領域は接近する傾向
にある。2つの領域がオーバラップする領域内の脂肪の
プロトンスピンはエコーを発生する。このオーバラップ
領域の大きさは、従来より確実に狭くなる。したがっ
て、本発明によれば、脂肪抑制効果を高くすることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る磁気共鳴イメージング装置の好ましい実施例を説明す
る。図1に本実施例に係る磁気共鳴イメージング装置の
構成を示す。コイルアセンブリ20は、円筒が開けられ
ている。撮影、つまりエコーのサンプリングは、この円
筒の内部で行われる。被検体Pは寝台13に載置された
状態で円筒の内部に挿入される。静磁場磁石1、傾斜磁
場コイル2、rfコイル3が、コイルアセンブリ20に
収容される。静磁場磁石1は、常電導磁石、超電導磁石
のいずれであってもよい。静磁場磁石1は、、円筒内部
に静磁場を形成する。傾斜磁場コイル2は、X軸傾斜磁
場電源7からパルス電流の供給を受けて、リード用傾斜
磁場パルスを発生する。また、傾斜磁場コイル2は、Y
軸傾斜磁場電源8からパルス電流の供給を受けて、位相
エンコード用傾斜磁場パルスを発生する。さらに、傾斜
磁場コイル2は、Z軸傾斜磁場電源9からパルス電流の
供給を受けて、スライス選択用傾斜磁場パルスを発生す
る。Z軸傾斜磁場電源9からのパルス電流の極性が変化
すると、スライス選択用傾斜磁場パルスの極性、つまり
スライス選択用傾斜磁場の磁場強度の空間的な傾斜の向
きが逆になる。Z軸傾斜磁場電源9からのパルス電流の
極性は、シーケンサ10からの波形制御信号によって決
定される。rfコイル3は、送信器5から高周波のパル
ス電流の供給を受けて励起用の高周波パルス(以下、90
°rfパルスという)と、リフォーカス用の高周波パル
ス(以下、 180°rfパルスという)とを発生する。90
°rfパルスと 180°rfパルスの周波数帯域は、送信
器5から出力されるパルス電流の波形によって決定され
る。送信器5から出力されるパルス電流の波形は、シー
ケンサ10からの波形制御信号によって決定される。
【0015】受信器6は、rfコイル3を介して被検体
から発生する磁気共鳴信号、ここではエコーを受信す
る。また、受信器6は、受信されたエコー信号を増幅
し、ディジタル信号に変換する。1つのrfコイルで送
受信を兼用してもよいし、送信専用のrfコイルと受信
専用のrfコイルとを別体に設けてもよい。
【0016】コンピュータシステム11は、受信器6か
ら出力されるエコー信号に基づいて磁気共鳴画像を再構
成する。表示部12は、再構成された磁気共鳴画像を可
視化する。シーケンサ10は、後述するパルスシーケン
スにしたがって送信器5、受信器6、傾斜磁場電源7,
8,9の動作タイミングを制御する。また、シーケンサ
10は、送信器5や傾斜磁場電源7,8,9に波形制御
信号を供給して、それらから出力されるパルス電流の波
形を調整する。
【0017】図2は本実施例により改良されたスピンエ
コー法のパルスシーケンスを示す図である。まず、90°
rfパルスが発生される。90°rfパルスの中心からT
E/2の時間後に、 180°rfパルスが発生される。T
Eは、エコー時間である。なお、90°rfパルスは、シ
ンク関数に対応する非対称の波形に整形される。90°r
fパルスの中心からTEの時間後に、エコーが受信され
る。90°rfパルスと共に第1のスライス選択用傾斜磁
場パルスG90が発生される。 180°rfパルスと共に第
2のスライス選択用傾斜磁場パルスG180 が発生され
る。エコーが受信される前に、位相エンコード用傾斜磁
場パルスGEが発生される。位相エンコード用傾斜磁場
パルスGEの振幅は、90°rfパルスが発生される毎に
少しずつ変化される。エコーが受信されている期間、リ
ード傾斜磁場パルスGRが発生される。
【0018】図3は、スライス内のプロトンスピンのス
ペクトルと、90°rfパルスと 180°rfパルスそれぞ
れの周波数帯域との関係を示している。図4は、水のプ
ロトンスピンと脂肪のプロトンスピンぞれぞれが、図2
の90°と 180°のrfパルスの影響を受ける空間的な領
域を示している。図5(a)〜図5(e)は、図4の各
領域に応じたプロトンスピンの挙動を示ている。なお、
図4において、RF90(水)は、90°rfパルスと共に発
生される第1のスライス選択用傾斜磁場G90の磁場強度
の空間的な変化に対応する水のプロトンスピンの共鳴周
波数の空間変化を示している。RF180 (脂肪)は、 1
80°rfパルスと共に発生される第2のスライス選択用傾
斜磁場G180 の磁場強度の空間的な変化に対応する脂肪
のプロトンスピンの共鳴周波数の空間変化を示してい
る。BW90は、90°rfパルスの周波数帯域を示してい
る。BW180 は、 180°rfパルスの周波数帯域を示して
いる。ΔFcsは、水に対する脂肪の化学シフトを示して
いる。ΔSはスライス厚を示している。
【0019】領域(ZA −ZB )内の水のプロトンスピ
ンが、90°rfパルスを経験して、励起される。領域(Z
C −ZD )内の水のプロトンスピンが、 180°rfパルス
を経験して、リフォーカスされる。
【0020】領域(Za −Zb )内の脂肪のプロトンス
ピンが、90°rfパルスを経験して、励起される。領域
(Zc −Zd )内の脂肪のプロトンスピンが、 180°rf
パルスを経験して、リフォーカスされる。
【0021】90°rfパルスの周波数帯域BW90は、水の
プロトンスピンが90°rfパルスにより励起される領域
(ZA −ZB )と、脂肪のプロトンスピンが90°rfパル
スにより励起される領域(Za −Zb )とがオーバラッ
プしないように、調整される。90°rfパルスと 180°rf
パルスとの両方を経験したプロトンスピンからエコーが
発生する。90°rfパルスを経験した水のプロトンスピン
の全てが、 180°rfパルスも経験するように、90°rfパ
ルスの周波数帯域BW90は、 180°rfパルスの周波数帯
域BW180 より狭く設定される(BW180 >BW90)。
領域(ZA −ZB )に存在する水のプロトンスピンの全
てからエコーが発生する。
【0022】第1のスライス傾斜磁場パルスG90の極性
と、第2のスライス傾斜磁場パルスG180 の極性とは相
違される。換言すると、第2のスライス傾斜磁場パルス
G180 の極性は、第1のスライス傾斜磁場パルスG90の
極性に対して反転される。さらに換言すると、第2のス
ライス傾斜磁場パルスG180 は、第1のスライス傾斜磁
場パルスG90に対して逆極性にされる。これにより、第
1のスライス傾斜磁場パルスG90の磁場強度の空間的な
変化の傾きと、第2のスライス傾斜磁場パルスG180 の
磁場強度の空間的な変化の傾きとは、逆向きになる。こ
れは、図15と図4とを比較して分かるように、脂肪の
プロトンスピンが90°rfパルスにより励起される領域
(Za −Zb )と、脂肪のプロトンスピンが 180°rfパ
ルスにより励起される領域(Zc −Zd )とを空間的に
遠ざけるという傾向を生じさせる。脂肪の完全な抑制
は、脂肪のプロトンスピンが90°rfパルスにより励起さ
れる領域(Za −Zb )と、脂肪のプロトンスピンが 1
80°rfパルスにより励起される領域(Zc −Zd )とが
オーバラップしないという条件が達成されたとき達成さ
れる。領域(Za −Zb )と領域(Zc −Zd )とのオ
ーバラップ比(overlapratio) Rは、(1)式により与
えられる。G90は第1のスライス傾斜磁場パルスの振幅
を示し、G180 は第2のスライス傾斜磁場パルスの振幅
を示している。 R=(ΔS−|ΔFcs/G90−ΔFcs/G180 |)/ΔS …(1) τ90を90°rfパルスのロブ長(length of lobe)、τ180
を 180°rfパルスのロブ長とすると、(2)式、(3)
式が与えられる。
【0023】 |G90|=τ90/ΔS …(2) |G180 |=τ180 /ΔS …(3) ロブ長と周波数帯域とは、ロブ長が長くなれば周波数帯
域は狭くなり、ロブ長が短くなれば周波数帯域は広くな
る関係にある。(2)式、(3)式は、スライス厚ΔS
が、周波数帯域とスライス選択用傾斜磁場パルスの振幅
とに依存することを示している。
【0024】(2)式、(3)式を(1)式に代入する
ことにより、(4)式が与えられる。 R=1−|ΔFcs・(τ90+τ180 )| …(4) R<0という条件は、脂肪を完全に抑制することを達成
する。つまり、R<0という条件は、領域(Za −Zb
)と、領域(Zc −Zd )とがオーバラップせず、90
°rfパルスと 180°rfパルスの両方を経験する脂肪のプ
ロトンスピンが存在しないので、脂肪のプロトンスピン
からエコーは発生しない。
【0025】ここで、(4)式において、(τ90−τ18
0 )ではなくて、(τ90+τ180 )となっていることに
注意されたい。これは、第2のスライス傾斜磁場パルス
G180 の極性が第1のスライス傾斜磁場パルスG90の極
性に対して逆であることに起因しており、R<0という
条件を満たすために、τ90とτ180 とが共同的に作用す
ることを意味する。さらにこれは、第2のスライス傾斜
磁場パルスG180 の振幅を、第1のスライス傾斜磁場パ
ルスG90の振幅に対して、従来のように非常に高くしな
くても、脂肪を十分抑制できることを意味している。
【0026】以上の結果をまとめると、脂肪を効率よく
完全に抑制するための条件は、 1)BW90<BW180 (=τ90>τ180 ) 2)|G90|=−|G180 | 3)τ90+τ180 >ΔFcs-1 の3つとなる。
【0027】静磁場強度が 0.5Tのとき、化学シフトは
74Hzであり、R<0を達成するには、τ90+τ180 >1
3.5msが必要とされる。静磁場強度が 1.0Tのとき、化
学シフトは147Hz であり、R<0を達成するには、τ90
+τ180 >6.8ms でよく、また静磁場強度が 1.5Tのと
き、化学シフトは222Hz であり、R<0を達成するに
は、τ90+τ180 >4.5ms でよい。
【0028】なお、3)の条件は、0/7≦α≦1.0
の係数として、 τ90+τ180 >α・ΔFcs-1 に変形してもよい。これは、7割の脂肪抑制効果は実用
上十分許容可能であることを意味する。
【0029】以上のように、上記3つの条件を満足させ
ることにより、脂肪を効率よく完全に抑制することがで
きる。
【0030】図8は、スライスの端の位置ZB の付近に
おける90°rfパルスの周波数帯域BW90とプロトンスピ
ンのスペクトルとの関係を示している。実際には、プロ
トンスピンのスペクトルは尖鋭的ではなく、ある程度広
がりをもっている。したがって、上記3つの条件によっ
ても、脂肪が若干残留する。図8に残留脂肪を斜線で示
す。例えば、比較的低磁場 0.5Tで、τ90=8.5ms 、τ
180 =3.0ms に設定すると、14.8%の脂肪成分が残留す
ることになる。
【0031】ところで、脂肪には、メチレン基の不飽和
脂肪(unsaturated fat) とメチル基の飽和脂肪(saturat
ed fat) とがある。上述の“脂肪”は、飽和脂肪に相当
する。不飽和脂肪の共鳴周波数は、水の共鳴周波数に近
似している。従来から、不飽和脂肪を抑制することは不
可能とされてきた。
【0032】図6は、残留脂肪をも抑制し、さらに不飽
和脂肪をも抑制するためにさらに改良されたスピンエコ
ー法によるパルスシーケンスを示している。図7は、図
6のパルスシーケンスによるスライス内のプロトンスピ
ンのスペクトルと、90°rfパルスの周波数帯域との関
係を示している。図9はエコー中心での不飽和脂肪のプ
ロトンスピンと、飽和脂肪のプロトンスピンとの位相差
を示している。
【0033】図2のパルスシーケンスにおいては、 180
°rfパルスは、90°rfパルスからTE/2後に発生
された。図6のさらに改良されたパルスシーケンスで
は、 180°rfパルスは、90°rfパルスからTE/2
経過した時刻から、Δtだけずらされる。これにより、
90°rfパルスから 180°rfパルスまでの時間間隔T
beforeと、 180°rfパルスからエコー中心までの時間
間隔Tafter とは相違され、両間隔の時間差は、2・Δ
tとなる。
【0034】ずれ時間Δtは、エコー中心において、不
飽和脂肪のプロトンスピンと飽和脂肪のプロトンスピン
とが逆位相になるように、換言すると、不飽和脂肪のプ
ロトンスピンの位相と飽和脂肪のプロトンスピンの位相
とが反転するように、さらに換言すると、不飽和脂肪の
プロトンスピンと飽和脂肪のプロトンスピンとの位相差
が180°になるように、調整される。
【0035】不飽和脂肪のプロトンスピンから発生され
るエコーと、飽和脂肪のプロトンスピンから発生される
エコーとは互いに逆極性となり、両エコーは相殺される
又は少なくとも抑制される。
【0036】したがって、不飽和脂肪の残留脂肪をも抑
制し、さらに不飽和脂肪をも抑制することができる。
【0037】本発明は上述の実施の形態に限定されるこ
となく種々変形して実施可能である。上述では、2DF
T法(2次元フーリエ変換法)で説明したが、3DFT
法(3次元フーリエ変換法)にも容易に適用できる。本
発明は、エコーを発生させるほとんどのパルスシーケン
スに適用できる。図10は、本発明を適用されたFas
t−SEによるパルスシーケンスを示す図である。図1
1は、本発明を適用されたDIET−SEによるパルス
シーケンスを示す図である。図12は、本発明を適用さ
れたEPI(echo planer imaging) によるパルスシーケ
ンスを示す図である。図13は、本発明を適用されたG
RASEによるパルスシーケンスを示す図である。Fa
st−SEは、1回の90°rfパルスの後に、複数のエ
コーを繰り返し発生させるために、 180°rfパルスを
繰り返して印加するというものである。DIET−SE
は、最初のエコーのエコー時間を、ペアのエコーの間隔
の3以上の奇数倍にするようにFast−SEを改良し
たものである。EPIは、180°rfパルスの後に極性
が交番するリード傾斜磁場を印加し、複数のエコーを次
々と連続的に収集するというものである。GRASE
は、Fast−SEとEPIとを組み合わせたものであ
る。さらに、Dynamic MR Mammographyにも適用可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、静磁場発生手段と、励起用高
周波パルスとリフォーカス用高周波パルスとを被検体に
順番に印加すると共に前記被検体から発生する磁気共鳴
信号を受信する送受信手段と、前記励起用高周波パルス
と共に第1のスライス選択用傾斜磁場を発生し、前記リ
フォーカス用高周波パルスと共に第2のスライス選択用
傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、前記磁気共鳴
信号に基づいて画像を再構成する画像再構成手段と、前
記画像を可視化する手段とを具備し、前記送受信手段
は、水のプロトンスピンが励起される領域と脂肪のプロ
トンスピンが励起される領域とがオーバラップしないよ
うに、前記励起用高周波パルスの周波数帯域を調整し、
前記傾斜磁場発生手段は、前記第2のスライス選択用傾
斜磁場を前記第1のスライス選択用傾斜磁場の極性に対
して逆極性にすることを特徴とする磁気共鳴イメージン
グ装置である。
【0039】本発明は、静磁場発生手段と、励起用高周
波パルスとリフォーカス用高周波パルスとを被検体に順
番に印加すると共に前記被検体から発生する磁気共鳴信
号を受信する送受信手段と、前記励起用高周波パルスと
共に第1のスライス選択用傾斜磁場を発生し、前記リフ
ォーカス用高周波パルスと共に第2のスライス選択用傾
斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、前記磁気共鳴信
号に基づいて画像を再構成する画像再構成手段と、前記
画像を可視化する手段とを具備し、前記送受信手段は、
前記励起用高周波パルスの周波数帯域をBW1 、前記リ
フォーカス用高周波パルスの周波数帯域をBW2 、水の
プロトンスピンと脂肪のプロトンスピンとの化学シフト
をΔFCSとして、 BW1 <BW2 1/BW1 +1/BW2 >α/ΔFCS-1) 但し 0.7≦α≦1.0 を満足するように、BW1 とBW2 とを調整し、前記傾
斜磁場発生手段は、前記第2のスライス選択用傾斜磁場
を前記第1のスライス選択用傾斜磁場の極性に対して逆
極性にすることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置
である。
【0040】本発明は、静磁場発生手段と、励起用高周
波パルスとリフォーカス用高周波パルスとを被検体に順
番に印加すると共に前記被検体から発生する磁気共鳴信
号を受信する送受信手段と、前記励起用高周波パルスと
共に第1のスライス選択用傾斜磁場を発生し、前記リフ
ォーカス用高周波パルスと共に第2のスライス選択用傾
斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、前記磁気共鳴信
号に基づいて画像を再構成する画像再構成手段と、前記
画像を可視化する手段とを具備し、前記送受信手段は、
前記励起用高周波パルスの周波数帯域を前記リフォーカ
ス用高周波パルスの周波数帯域より狭く調整すると共
に、前記磁気共鳴信号の受信時に、不飽和脂肪のプロト
ンスピンと飽和脂肪のプロトンスピンとが逆位相になる
ように、前記励起用高周波パルスから前記リフォーカス
用高周波パルスまでの時間間隔と前記リフォーカス用高
周波パルスから前記磁気共鳴信号までの時間間隔とを相
違させ、前記傾斜磁場発生手段は、前記第2のスライス
選択用傾斜磁場を前記第1のスライス選択用傾斜磁場の
極性に対して逆極性にすることを特徴とする磁気共鳴イ
メージング装置である。
【0041】励起用高周波パルスとリフォーカス用高周
波パルスとの両方を経験したプロトンスピンは、エコー
を発生する。いずれか一方しか経験していないプロトン
スピンは、エコーを発生しない。
【0042】本発明は、第2のスライス選択用傾斜磁場
を、第1のスライス選択用傾斜磁場の極性に対して逆極
性にする。脂肪のプロトンスピンが励起用高周波パルス
により励起される領域は、脂肪のプロトンスピンがリフ
ォーカス用高周波パルスによりリフォーカスされる領域
から空間的に遠ざける傾向にある。第2のスライス選択
用傾斜磁場と第1のスライス選択用傾斜磁場とを同じ極
性で印加する従来では、上記2つの領域は接近する傾向
にある。2つの領域がオーバラップする領域内の脂肪の
プロトンスピンはエコーを発生する。このオーバラップ
領域の大きさは、従来より確実に狭くなる。したがっ
て、本発明によれば、脂肪抑制効果を高くすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による磁気共鳴イメージング
装置の構成を示す図である。
【図2】脂肪抑制のために改良された本実施例のスピン
エコー法によるパルスシーケンスを示す図である。
【図3】調整された90°rfパルスと 180°rfパルス
それぞれの周波数帯域と、スライス内のプロトンスピン
のスペクトルとの関係を示す図である。
【図4】水のプロトンスピンと脂肪のプロトンスピンぞ
れぞれが、図2の90°と 180°のrfパルスの影響を受
ける空間的な領域を示す図である。
【図5】領域に応じたプロトンスピンの挙動を示す模式
図である。
【図6】脂肪抑制のためにさらに改良された本実施例の
スピンエコー法によるパルスシーケンスを示す図であ
る。
【図7】水のプロトンスピンと脂肪のプロトンスピンぞ
れぞれが、図9の90°と 180°のrfパルスの影響を受
ける空間的な領域を示す図である。
【図8】90°rfパルスの周波数帯域と図10の位置Z
Aの付近のプロトンスピンのスペクトルとの関係を示す
図である。
【図9】エコー中心での不飽和脂肪のプロトンスピンと
飽和脂肪のプロトンスピンとの位相差を示す模式図であ
る。
【図10】本発明を適用されたFast−SEによるパ
ルスシーケンスを示す図である。
【図11】本発明を適用されたDIET−SEによるパ
ルスシーケンスを示す図である。
【図12】本発明を適用されたEPIによるパルスシー
ケンスを示す図である。
【図13】本発明を適用されたGRASEによるパルス
シーケンスを示す図である。
【図14】脂肪抑制のために改良された従来のスピンエ
コー法によるパルスシーケンスを示す図である。
【図15】水のプロトンスピンと脂肪のプロトンスピン
ぞれぞれが、図1の90°と 180°のrfパルスの影響を
受ける空間的な領域を示す図である。
【図16】領域に応じたプロトンスピンの挙動を示す模
式図である。
【符号の説明】
1…静磁場磁石 2…傾斜磁場コイル、 3…rfコイル、 4…静磁場制御装置 5…送信器、 6…受信器、 7…X軸傾斜磁場電源、 8…Y軸傾斜磁場電源、 9…Z軸傾斜磁場電源、 10…シーケンサ、 11…コンピュータシステム、 12…表示部、 13…寝台、 20…コイルアセンブリ。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場発生手段と、 励起用高周波パルスとリフォーカス用高周波パルスとを
    被検体に順番に印加すると共に前記被検体から発生する
    磁気共鳴信号を受信する送受信手段と、 前記励起用高周波パルスと共に第1のスライス選択用傾
    斜磁場を発生し、前記リフォーカス用高周波パルスと共
    に第2のスライス選択用傾斜磁場を発生する傾斜磁場発
    生手段と、 前記磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する画像再構
    成手段と、 前記画像を可視化する手段とを具備し、 前記送受信手段は、水のプロトンスピンが励起される領
    域と脂肪のプロトンスピンが励起される領域とがオーバ
    ラップしないように、前記励起用高周波パルスの周波数
    帯域を調整し、前記傾斜磁場発生手段は、前記第2のス
    ライス選択用傾斜磁場を前記第1のスライス選択用傾斜
    磁場の極性に対して逆極性にすることを特徴とする磁気
    共鳴イメージング装置。
  2. 【請求項2】 前記送受信手段は、前記励起用高周波パ
    ルスの周波数帯域を前記リフォーカス用高周波パルスの
    周波数帯域より狭く調整することを特徴とする請求項1
    記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 【請求項3】 前記送受信手段は、脂肪のプロトンスピ
    ンが前記励起用高周波パルスにより励起される領域と、
    脂肪のプロトンスピンが前記リフォーカス用高周波パル
    スによりリフォーカスされる領域とがオーバラップしな
    いように、前記励起用高周波パルスの周波数帯域と前記
    リフォーカス用高周波パルスの周波数帯域とを調整する
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング
    装置。
  4. 【請求項4】 前記送受信手段は、水のプロトンスピン
    が前記励起用高周波パルスにより励起される領域が、水
    のプロトンスピンが前記リフォーカス用高周波パルスに
    よりリフォーカスされる領域に含まれるように、前記励
    起用高周波パルスの周波数帯域と前記リフォーカス用高
    周波パルスの周波数帯域とを調整することを特徴とする
    請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 【請求項5】 前記傾斜磁場発生手段は、前記第2のス
    ライス選択用傾斜磁場の振幅を、前記第1のスライス選
    択用傾斜磁場の振幅より高く調整することを特徴とする
    請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 【請求項6】 前記傾斜磁場発生手段は、脂肪のプロト
    ンスピンが前記励起用高周波パルスにより励起される領
    域と、脂肪のプロトンスピンが前記リフォーカス用高周
    波パルスによりリフォーカスされる領域とがオーバラッ
    プしないように、前記第1のスライス選択用傾斜磁場の
    振幅と前記第2のスライス選択用傾斜磁場の振幅とを調
    整することを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメー
    ジング装置。
  7. 【請求項7】 前記傾斜磁場発生手段は、水のプロトン
    スピンが前記励起用高周波パルスにより励起される領域
    が、水のプロトンスピンが前記リフォーカス用高周波パ
    ルスによりリフォーカスされる領域に含まれるように、
    前記第1のスライス選択用傾斜磁場の振幅と前記第2の
    スライス選択用傾斜磁場の振幅とを調整することを特徴
    とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 【請求項8】 前記送受信手段は、前記リフォーカス用
    高周波パルスを繰り返し印加すると共に、前記磁気共鳴
    信号を繰り返し受信することを特徴とする請求項1記載
    の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 【請求項9】 前記傾斜磁場発生手段は、前記リフォー
    カス用高周波パルスの後に、極性が交番するリード用傾
    斜磁場を印加し、前記送受信手段は、前記磁気共鳴信号
    を繰り返し受信することを特徴とする請求項1記載の磁
    気共鳴イメージング装置。
  10. 【請求項10】 前記送受信手段は、前記磁気共鳴信号
    の受信時に、不飽和脂肪のプロトンスピンと飽和脂肪の
    プロトンスピンとが逆位相になるように、前記励起用高
    周波パルスから前記リフォーカス用高周波パルスまでの
    時間間隔と前記リフォーカス用高周波パルスから前記磁
    気共鳴信号までの時間間隔とを相違させることを特徴と
    する請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 【請求項11】 静磁場発生手段と、 励起用高周波パルスとリフォーカス用高周波パルスとを
    被検体に順番に印加すると共に前記被検体から発生する
    磁気共鳴信号を受信する送受信手段と、 前記励起用高周波パルスと共に第1のスライス選択用傾
    斜磁場を発生し、前記リフォーカス用高周波パルスと共
    に第2のスライス選択用傾斜磁場を発生する傾斜磁場発
    生手段と、 前記磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する画像再構
    成手段と、 前記画像を可視化する手段とを具備し、 前記送受信手段は、前記励起用高周波パルスの周波数帯
    域をBW1 、前記リフォーカス用高周波パルスの周波数
    帯域をBW2 、水のプロトンスピンと脂肪のプロトンス
    ピンとの化学シフトをΔFCSとして、 BW1 <BW2 1/BW1 +1/BW2 >α/ΔFCS-1) 但し 0.7≦α≦1.0 を満足するように、BW1 とBW2 とを調整し、 前記傾斜磁場発生手段は、前記第2のスライス選択用傾
    斜磁場を前記第1のスライス選択用傾斜磁場の極性に対
    して逆極性にすることを特徴とする磁気共鳴イメージン
    グ装置。
  12. 【請求項12】 前記傾斜磁場発生手段は、前記第2の
    スライス選択用傾斜磁場の振幅を、前記第1のスライス
    選択用傾斜磁場の振幅より高く調整することを特徴とす
    る請求項11記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 【請求項13】 前記送受信手段は、前記リフォーカス
    用高周波パルスを繰り返し印加すると共に、前記磁気共
    鳴信号を繰り返し受信することを特徴とする請求項11
    記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14. 【請求項14】 前記傾斜磁場発生手段は、前記リフォ
    ーカス用高周波パルスの後に、極性が交番するリード用
    傾斜磁場を印加し、前記送受信手段は、前記磁気共鳴信
    号を繰り返し受信することを特徴とする請求項11記載
    の磁気共鳴イメージング装置。
  15. 【請求項15】 前記送受信手段は、前記磁気共鳴信号
    の受信時に、不飽和脂肪のプロトンスピンと飽和脂肪の
    プロトンスピンとが逆位相になるように、前記励起用高
    周波パルスから前記リフォーカス用高周波パルスまでの
    時間間隔と前記リフォーカス用高周波パルスから前記磁
    気共鳴信号までの時間間隔とを相違させることを特徴と
    する請求項11記載の磁気共鳴イメージング装置。
  16. 【請求項16】 静磁場発生手段と、 励起用高周波パルスとリフォーカス用高周波パルスとを
    被検体に順番に印加すると共に前記被検体から発生する
    磁気共鳴信号を受信する送受信手段と、 前記励起用高周波パルスと共に第1のスライス選択用傾
    斜磁場を発生し、前記リフォーカス用高周波パルスと共
    に第2のスライス選択用傾斜磁場を発生する傾斜磁場発
    生手段と、 前記磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する画像再構
    成手段と、 前記画像を可視化する手段とを具備し、 前記送受信手段は、前記励起用高周波パルスの周波数帯
    域を前記リフォーカス用高周波パルスの周波数帯域より
    狭く調整すると共に、前記磁気共鳴信号の受信時に、不
    飽和脂肪のプロトンスピンと飽和脂肪のプロトンスピン
    とが逆位相になるように、前記励起用高周波パルスから
    前記リフォーカス用高周波パルスまでの時間間隔と前記
    リフォーカス用高周波パルスから前記磁気共鳴信号まで
    の時間間隔とを相違させ、前記傾斜磁場発生手段は、前
    記第2のスライス選択用傾斜磁場を前記第1のスライス
    選択用傾斜磁場の極性に対して逆極性にすることを特徴
    とする磁気共鳴イメージング装置。
  17. 【請求項17】 前記送受信手段は、前記励起用高周波
    パルスの周波数帯域を前記リフォーカス用高周波パルス
    の周波数帯域より狭く調整することを特徴とする請求項
    16記載の磁気共鳴イメージング装置。
  18. 【請求項18】 前記送受信手段は、脂肪のプロトンス
    ピンが前記励起用高周波パルスにより励起される領域
    と、脂肪のプロトンスピンが前記リフォーカス用高周波
    パルスによりリフォーカスされる領域とがオーバラップ
    しないように、前記励起用高周波パルスの周波数帯域と
    前記リフォーカス用高周波パルスの周波数帯域とを調整
    することを特徴とする請求項16記載の磁気共鳴イメー
    ジング装置。
  19. 【請求項19】 前記送受信手段は、水のプロトンスピ
    ンが前記励起用高周波パルスにより励起される領域が、
    水のプロトンスピンが前記リフォーカス用高周波パルス
    によりリフォーカスされる領域に含まれるように、前記
    励起用高周波パルスの周波数帯域と前記リフォーカス用
    高周波パルスの周波数帯域とを調整することを特徴とす
    る請求項16記載の磁気共鳴イメージング装置。
  20. 【請求項20】 前記傾斜磁場発生手段は、前記第2の
    スライス選択用傾斜磁場の振幅を、前記第1のスライス
    選択用傾斜磁場の振幅より高く調整することを特徴とす
    る請求項16記載の磁気共鳴イメージング装置。
  21. 【請求項21】 前記傾斜磁場発生手段は、脂肪のプロ
    トンスピンが前記励起用高周波パルスにより励起される
    領域と、脂肪のプロトンスピンが前記リフォーカス用高
    周波パルスによりリフォーカスされる領域とがオーバラ
    ップしないように、前記第1のスライス選択用傾斜磁場
    の振幅と前記第2のスライス選択用傾斜磁場の振幅とを
    調整することを特徴とする請求項16記載の磁気共鳴イ
    メージング装置。
  22. 【請求項22】 前記傾斜磁場発生手段は、水のプロト
    ンスピンが前記励起用高周波パルスにより励起される領
    域が、水のプロトンスピンが前記リフォーカス用高周波
    パルスによりリフォーカスされる領域に含まれるよう
    に、前記第1のスライス選択用傾斜磁場の振幅と前記第
    2のスライス選択用傾斜磁場の振幅とを調整することを
    特徴とする請求項16記載の磁気共鳴イメージング装
    置。
  23. 【請求項23】 前記送受信手段は、前記リフォーカス
    用高周波パルスを繰り返し印加すると共に、前記磁気共
    鳴信号を繰り返し受信することを特徴とする請求項16
    記載の磁気共鳴イメージング装置。
  24. 【請求項24】 前記傾斜磁場発生手段は、前記リフォ
    ーカス用高周波パルスの後に、極性が交番するリード用
    傾斜磁場を印加し、前記送受信手段は、前記磁気共鳴信
    号を繰り返し受信することを特徴とする請求項16記載
    の磁気共鳴イメージング装置。
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