JPH09122809A - 棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイス - Google Patents
棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイスInfo
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- JPH09122809A JPH09122809A JP28483295A JP28483295A JPH09122809A JP H09122809 A JPH09122809 A JP H09122809A JP 28483295 A JP28483295 A JP 28483295A JP 28483295 A JP28483295 A JP 28483295A JP H09122809 A JPH09122809 A JP H09122809A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 棒先部およびとがり先部を一体に有する棒と
がり先ねじを能率的に転造加工できるとともに、複数種
類のねじを転造加工する場合でも比較的安価に構成され
るプラネタリダイスを提供する。 【解決手段】 丸ダイスの外周側に同心に配設され、相
対回動させられることにより転造加工を行う円弧状のセ
グメントダイス14を、おねじ部を転造するねじ転造用
ダイス42と、棒先部と同一の径寸法で形成された棒先
部よりも長い棒とがり先転造部のうち、その棒先部の長
さ寸法より先の部分にとがり先部を転造するとがり先転
造用ダイス44と、厚さ調整用のセグメントライナ46
とを含んで構成し、それ等を並列配置して転造加工を行
う。
がり先ねじを能率的に転造加工できるとともに、複数種
類のねじを転造加工する場合でも比較的安価に構成され
るプラネタリダイスを提供する。 【解決手段】 丸ダイスの外周側に同心に配設され、相
対回動させられることにより転造加工を行う円弧状のセ
グメントダイス14を、おねじ部を転造するねじ転造用
ダイス42と、棒先部と同一の径寸法で形成された棒先
部よりも長い棒とがり先転造部のうち、その棒先部の長
さ寸法より先の部分にとがり先部を転造するとがり先転
造用ダイス44と、厚さ調整用のセグメントライナ46
とを含んで構成し、それ等を並列配置して転造加工を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おねじ部と、その
おねじ部の先端側に同軸上に設けられたおねじ部の谷径
以下の直径寸法の円柱状の棒先部と、その棒先部の先端
側に同軸上に設けられた次第に小径となるとがり先部と
を一体に有する棒とがり先ねじを転造するプラネタリダ
イスに関するものである。
おねじ部の先端側に同軸上に設けられたおねじ部の谷径
以下の直径寸法の円柱状の棒先部と、その棒先部の先端
側に同軸上に設けられた次第に小径となるとがり先部と
を一体に有する棒とがり先ねじを転造するプラネタリダ
イスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】おねじ部の先端側に同軸上に次第に小径
となる円錐状、或いは截頭円錐状のとがり先部を有する
とがり先ねじや、おねじ部の先端側に同軸上におねじ部
の谷径以下の直径寸法の円柱状の棒先部を有する棒先ね
じが知られている。そして、とがり先ねじについては、
予めとがり先の加工を施した転造素材にねじを転造加工
するか、ねじを転造加工した後に旋削や研削などにより
とがり先を加工することによって製造されるのが一般的
で、棒先ねじについては、予め棒先が設けられた段付き
の円柱状素材にねじを転造加工することによって製造さ
れるのが一般的である。
となる円錐状、或いは截頭円錐状のとがり先部を有する
とがり先ねじや、おねじ部の先端側に同軸上におねじ部
の谷径以下の直径寸法の円柱状の棒先部を有する棒先ね
じが知られている。そして、とがり先ねじについては、
予めとがり先の加工を施した転造素材にねじを転造加工
するか、ねじを転造加工した後に旋削や研削などにより
とがり先を加工することによって製造されるのが一般的
で、棒先ねじについては、予め棒先が設けられた段付き
の円柱状素材にねじを転造加工することによって製造さ
れるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、とがり
先ねじおよび棒先ねじの両方の利点を享受できる棒とが
り先ねじ、すなわちおねじ部の先端側に棒先部を有する
とともに、その棒先部の先端側に更にとがり先部を有す
るねじについては、未だ提案されていない。かかる棒と
がり先ねじの製造方法については、上記とがり先ねじの
場合と同様に、予め棒とがり先の加工を施した転造素材
にねじを転造加工するか、ねじを転造加工した後に旋削
や研削などにより棒とがり先を加工することが考えられ
るが、何れの場合もおねじととがり先とを別工程で加工
しているため、必ずしも能率的でない。また、前者の場
合にはとがり先の加工を施すための金型に多くの手間が
必要であるとともに、軸方向への塑性変形の難しさがあ
る一方、後者の場合には、とがり先加工にあたってのね
じを保持する際に折角良好に転造されたねじ山に疵を付
ける恐れがあった。
先ねじおよび棒先ねじの両方の利点を享受できる棒とが
り先ねじ、すなわちおねじ部の先端側に棒先部を有する
とともに、その棒先部の先端側に更にとがり先部を有す
るねじについては、未だ提案されていない。かかる棒と
がり先ねじの製造方法については、上記とがり先ねじの
場合と同様に、予め棒とがり先の加工を施した転造素材
にねじを転造加工するか、ねじを転造加工した後に旋削
や研削などにより棒とがり先を加工することが考えられ
るが、何れの場合もおねじととがり先とを別工程で加工
しているため、必ずしも能率的でない。また、前者の場
合にはとがり先の加工を施すための金型に多くの手間が
必要であるとともに、軸方向への塑性変形の難しさがあ
る一方、後者の場合には、とがり先加工にあたってのね
じを保持する際に折角良好に転造されたねじ山に疵を付
ける恐れがあった。
【0004】なお、タッピンねじなど先端部までねじが
形成されたとがり先ねじの製造に際しては、丸ダイスお
よびセグメントダイスの双方に互いに接近するとがり先
転造用の転造刃が相補的に設けられたプラネタリダイス
を用いてとがり先まで同時に転造加工することが、例え
ば実公昭56−37879号公報で提案されている。し
かしながら、この方法は転造部が同一径寸法の円柱状素
材を用いて転造加工するものであるため、上記棒とがり
先ねじの転造加工にそのまま適用することは困難であ
る。また、丸ダイスおよびセグメントダイス共にそれぞ
れ一体に構成されているため、おねじ部の長さ寸法やピ
ッチなどが異なるねじの種類毎にそれ等の丸ダイスおよ
びセグメントダイスを用意する必要があり、設備コスト
が高くなる。更に、丸ダイスに棒とがり先を転造する転
造刃を設ける加工は複雑で面倒であるとともに、中心線
まわりに食付き部,真円部,逃げ部を複数設ける必要が
あるため、上記のようにねじの種類毎にそれ等の丸ダイ
スを用意することは極めて困難である。
形成されたとがり先ねじの製造に際しては、丸ダイスお
よびセグメントダイスの双方に互いに接近するとがり先
転造用の転造刃が相補的に設けられたプラネタリダイス
を用いてとがり先まで同時に転造加工することが、例え
ば実公昭56−37879号公報で提案されている。し
かしながら、この方法は転造部が同一径寸法の円柱状素
材を用いて転造加工するものであるため、上記棒とがり
先ねじの転造加工にそのまま適用することは困難であ
る。また、丸ダイスおよびセグメントダイス共にそれぞ
れ一体に構成されているため、おねじ部の長さ寸法やピ
ッチなどが異なるねじの種類毎にそれ等の丸ダイスおよ
びセグメントダイスを用意する必要があり、設備コスト
が高くなる。更に、丸ダイスに棒とがり先を転造する転
造刃を設ける加工は複雑で面倒であるとともに、中心線
まわりに食付き部,真円部,逃げ部を複数設ける必要が
あるため、上記のようにねじの種類毎にそれ等の丸ダイ
スを用意することは極めて困難である。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、棒先部およびとがり
先部を一体に有する棒とがり先ねじを能率的に転造加工
できるとともに、複数種類のねじを転造加工する場合で
も比較的安価に構成されるプラネタリダイスを提供する
ことにある。
もので、その目的とするところは、棒先部およびとがり
先部を一体に有する棒とがり先ねじを能率的に転造加工
できるとともに、複数種類のねじを転造加工する場合で
も比較的安価に構成されるプラネタリダイスを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、(a) 円筒状の丸ダイスと、(b) その
丸ダイスの外周側に同心に配設された円弧状のセグメン
トダイスとを備え、それ等のダイスが中心線まわりに相
対回動させられることにより、(c) おねじ部と、そのお
ねじ部の先端側に同軸上に設けられたそのおねじ部の谷
径以下の直径寸法の円柱状の棒先部と、その棒先部の先
端側に同軸上に設けられた次第に小径となるとがり先部
とを一体に有する棒とがり先ねじを転造するプラネタリ
ダイスであって、(d) 前記セグメントダイスは、円柱状
素材のねじ転造部に前記おねじ部を転造するねじ転造用
ダイスと、前記棒先部と同一の径寸法で前記ねじ転造部
に連続して同軸上に一体に設けられたその棒先部よりも
長い棒とがり先転造部のうち、その棒先部の長さ寸法よ
り先の部分に前記とがり先部を転造するとがり先転造用
ダイスとを別体に有するとともに、そのねじ転造用ダイ
スおよびとがり先転造用ダイスは中心線方向に並んで並
列配置されて使用されるものであることを特徴とする。
めに、第1発明は、(a) 円筒状の丸ダイスと、(b) その
丸ダイスの外周側に同心に配設された円弧状のセグメン
トダイスとを備え、それ等のダイスが中心線まわりに相
対回動させられることにより、(c) おねじ部と、そのお
ねじ部の先端側に同軸上に設けられたそのおねじ部の谷
径以下の直径寸法の円柱状の棒先部と、その棒先部の先
端側に同軸上に設けられた次第に小径となるとがり先部
とを一体に有する棒とがり先ねじを転造するプラネタリ
ダイスであって、(d) 前記セグメントダイスは、円柱状
素材のねじ転造部に前記おねじ部を転造するねじ転造用
ダイスと、前記棒先部と同一の径寸法で前記ねじ転造部
に連続して同軸上に一体に設けられたその棒先部よりも
長い棒とがり先転造部のうち、その棒先部の長さ寸法よ
り先の部分に前記とがり先部を転造するとがり先転造用
ダイスとを別体に有するとともに、そのねじ転造用ダイ
スおよびとがり先転造用ダイスは中心線方向に並んで並
列配置されて使用されるものであることを特徴とする。
【0007】第2発明は、上記第1発明の棒とがり先ね
じ転造用プラネタリダイスにおいて、前記セグメントダ
イスは、前記とがり先転造用ダイス側に並列配置される
厚さ調整用のセグメントライナを別体に有するものであ
ることを特徴とする。
じ転造用プラネタリダイスにおいて、前記セグメントダ
イスは、前記とがり先転造用ダイス側に並列配置される
厚さ調整用のセグメントライナを別体に有するものであ
ることを特徴とする。
【0008】第3発明は、上記第1発明または第2発明
の棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイスにおいて、前
記丸ダイスは、中心線方向の全長に亘ってねじ転造用の
凹凸が設けられたねじ転造用丸ダイスのみで構成されて
いることを特徴とする。
の棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイスにおいて、前
記丸ダイスは、中心線方向の全長に亘ってねじ転造用の
凹凸が設けられたねじ転造用丸ダイスのみで構成されて
いることを特徴とする。
【0009】第4発明は、前記第1発明または第2発明
の棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイスにおいて、前
記丸ダイスは、中心線方向の全長に亘ってねじ転造用の
凹凸が設けられたねじ転造用丸ダイスと、厚さ調整用の
丸ライナとを別体に有するものであることを特徴とす
る。
の棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイスにおいて、前
記丸ダイスは、中心線方向の全長に亘ってねじ転造用の
凹凸が設けられたねじ転造用丸ダイスと、厚さ調整用の
丸ライナとを別体に有するものであることを特徴とす
る。
【0010】第5発明は、前記第1発明〜第4発明の何
れかの棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイスにおい
て、前記とがり先部は、前記セグメントダイスのとがり
先転造用ダイスのみで転造されるもので、そのとがり先
転造用ダイスの食付き部は、円柱状素材の略2回転分以
上の範囲に設けられていることを特徴とする。
れかの棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイスにおい
て、前記とがり先部は、前記セグメントダイスのとがり
先転造用ダイスのみで転造されるもので、そのとがり先
転造用ダイスの食付き部は、円柱状素材の略2回転分以
上の範囲に設けられていることを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】第1発明の棒とがり先ねじ転造用プラネ
タリダイスによれば、おねじ部に対応する大径のねじ転
造部と、棒先部と同一の径寸法の棒とがり先転造部とを
有する段付きの円柱状素材を用いることにより、とがり
先ねじおよび棒先ねじの両方の利点を享受できる棒とが
り先ねじを製造できる。しかも、ねじ転造用ダイスおよ
びとがり先転造用ダイスにより、おねじ部およびとがり
先部が同時に転造されるため、能率良く製造できるとと
もに、それ等のねじ転造用ダイスおよびとがり先転造用
ダイスは別体に構成されているため、おねじ部の長さ寸
法が異なる複数種類の棒とがり先ねじを製造する場合に
は、そのおねじ部の長さに応じて複数種類のねじ転造用
ダイスを用意するだけで、とがり先転造用ダイスについ
ては共通で用いることができ、プラネタリダイスが全体
として安価に構成される。
タリダイスによれば、おねじ部に対応する大径のねじ転
造部と、棒先部と同一の径寸法の棒とがり先転造部とを
有する段付きの円柱状素材を用いることにより、とがり
先ねじおよび棒先ねじの両方の利点を享受できる棒とが
り先ねじを製造できる。しかも、ねじ転造用ダイスおよ
びとがり先転造用ダイスにより、おねじ部およびとがり
先部が同時に転造されるため、能率良く製造できるとと
もに、それ等のねじ転造用ダイスおよびとがり先転造用
ダイスは別体に構成されているため、おねじ部の長さ寸
法が異なる複数種類の棒とがり先ねじを製造する場合に
は、そのおねじ部の長さに応じて複数種類のねじ転造用
ダイスを用意するだけで、とがり先転造用ダイスについ
ては共通で用いることができ、プラネタリダイスが全体
として安価に構成される。
【0012】第2発明では、厚さ調整用のセグメントラ
イナを有してセグメントダイスが構成されているため、
セグメントダイスを取り付けるねじ転造盤のポケットの
深さ寸法が一定の場合でも、おねじ部の長さ寸法に応じ
てねじ転造用ダイス42と共にセグメントライナを交換
することにより、厚さが一定のとがり先転造用ダイスを
共通して用いることができ、プラネタリダイスが全体と
して安価に構成される。
イナを有してセグメントダイスが構成されているため、
セグメントダイスを取り付けるねじ転造盤のポケットの
深さ寸法が一定の場合でも、おねじ部の長さ寸法に応じ
てねじ転造用ダイス42と共にセグメントライナを交換
することにより、厚さが一定のとがり先転造用ダイスを
共通して用いることができ、プラネタリダイスが全体と
して安価に構成される。
【0013】第3発明では、丸ダイスがねじ転造用丸ダ
イスのみで構成されており、とがり先部は専らセグメン
トダイスのとがり先転造用ダイスのみで転造加工される
ため、丸ダイスが簡単且つ安価に構成されるとともに、
おねじ部の長さ寸法が異なるだけであれば、共通のねじ
転造用丸ダイスを用いて複数種類の棒とがり先ねじを転
造加工できる。
イスのみで構成されており、とがり先部は専らセグメン
トダイスのとがり先転造用ダイスのみで転造加工される
ため、丸ダイスが簡単且つ安価に構成されるとともに、
おねじ部の長さ寸法が異なるだけであれば、共通のねじ
転造用丸ダイスを用いて複数種類の棒とがり先ねじを転
造加工できる。
【0014】第4発明では、丸ダイスがねじ転造用丸ダ
イスと厚さ調整用の丸ライナとを別体に有して構成され
ているため、おねじ部の長さ寸法に対応する厚さのねじ
転造用丸ダイスを用意すれば良いとともに、とがり先部
を転造するとがり先転造用丸ダイスを有する場合には、
おねじ部の長さ寸法に応じてねじ転造用丸ダイスと共に
丸ライナを交換することにより、厚さが一定のとがり先
転造用丸ダイスを共通して用いることができ、プラネタ
リダイスが全体として安価に構成される。
イスと厚さ調整用の丸ライナとを別体に有して構成され
ているため、おねじ部の長さ寸法に対応する厚さのねじ
転造用丸ダイスを用意すれば良いとともに、とがり先部
を転造するとがり先転造用丸ダイスを有する場合には、
おねじ部の長さ寸法に応じてねじ転造用丸ダイスと共に
丸ライナを交換することにより、厚さが一定のとがり先
転造用丸ダイスを共通して用いることができ、プラネタ
リダイスが全体として安価に構成される。
【0015】第5発明では、前記とがり先部がセグメン
トダイスのとがり先転造用ダイスのみで転造されるた
め、第3発明と同様に丸ダイスが簡単且つ安価に構成さ
れる。また、そのとがり先転造用ダイスの食付き部は、
円柱状素材の略2回転分以上の比較的長い範囲に設けら
れているため、とがり先部が良好に転造加工される。
トダイスのとがり先転造用ダイスのみで転造されるた
め、第3発明と同様に丸ダイスが簡単且つ安価に構成さ
れる。また、そのとがり先転造用ダイスの食付き部は、
円柱状素材の略2回転分以上の比較的長い範囲に設けら
れているため、とがり先部が良好に転造加工される。
【0016】
【発明の実施の形態】ここで、丸ダイスは、第3発明や
第4発明のように、ねじ転造用丸ダイスのみ或いはねじ
転造用丸ダイスおよび厚さ調整用の丸ライナを有して構
成されるが、、セグメントダイスのとがり先転造用ダイ
スと共にとがり先部を転造するとがり先転造用丸ダイス
を含んで構成することも可能である。それ等のねじ転造
用丸ダイス,丸ライナ,およびとがり先転造用丸ダイス
も、セグメントダイスと同様に別体に構成することが望
ましく、ねじ転造用丸ダイスおよびとがり先転造用丸ダ
イスは、セグメントダイスのねじ転造用ダイスおよびと
がり先転造用ダイスと同様に並列配置することになる。
なお、丸ライナは、丸ダイスのライナ(スペーサ)であ
ることを意味するもので、その形状は必ずしも丸である
必要はない。
第4発明のように、ねじ転造用丸ダイスのみ或いはねじ
転造用丸ダイスおよび厚さ調整用の丸ライナを有して構
成されるが、、セグメントダイスのとがり先転造用ダイ
スと共にとがり先部を転造するとがり先転造用丸ダイス
を含んで構成することも可能である。それ等のねじ転造
用丸ダイス,丸ライナ,およびとがり先転造用丸ダイス
も、セグメントダイスと同様に別体に構成することが望
ましく、ねじ転造用丸ダイスおよびとがり先転造用丸ダ
イスは、セグメントダイスのねじ転造用ダイスおよびと
がり先転造用ダイスと同様に並列配置することになる。
なお、丸ライナは、丸ダイスのライナ(スペーサ)であ
ることを意味するもので、その形状は必ずしも丸である
必要はない。
【0017】とがり先転造用ダイスは、とがり先部を転
造するとがり先転造加工部のねじ転造用ダイス側に、棒
先部の長さ寸法と同じ厚さの棒先対応部を有して構成す
ることが望ましく、その場合には、とがり先転造用ダイ
スとねじ転造用ダイスとを密着させた状態で並列配置で
きる。棒先対応部は転造加工に関与しないため、円柱状
素材の棒とがり先転造部に接触しないようにすることが
望ましく、例えばとがり先転造加工部の大径側端部より
大径の円筒形状の逃げ面を有して構成される。また、と
がり先転造加工部の大径側端部から連続して徐々に大径
となるテーパ形状の逃げ面とすれば、単に大径円筒状の
逃げ面を設ける場合に比較して、棒とがり先転造部の先
端側がとがり先転造加工部によって転造される際に、棒
先部側へ肉が流動して膨出することが抑制される。
造するとがり先転造加工部のねじ転造用ダイス側に、棒
先部の長さ寸法と同じ厚さの棒先対応部を有して構成す
ることが望ましく、その場合には、とがり先転造用ダイ
スとねじ転造用ダイスとを密着させた状態で並列配置で
きる。棒先対応部は転造加工に関与しないため、円柱状
素材の棒とがり先転造部に接触しないようにすることが
望ましく、例えばとがり先転造加工部の大径側端部より
大径の円筒形状の逃げ面を有して構成される。また、と
がり先転造加工部の大径側端部から連続して徐々に大径
となるテーパ形状の逃げ面とすれば、単に大径円筒状の
逃げ面を設ける場合に比較して、棒とがり先転造部の先
端側がとがり先転造加工部によって転造される際に、棒
先部側へ肉が流動して膨出することが抑制される。
【0018】第5発明では、とがり先転造用ダイスの食
付き部が、円柱状素材の略2回転分以上の長い範囲に設
けられるが、例えば食付き部の長さを円柱状素材の略2
回転分とした場合、真円部の長さは略1回転分、逃げ部
の長さは略5回転分に定めることが望ましい。
付き部が、円柱状素材の略2回転分以上の長い範囲に設
けられるが、例えば食付き部の長さを円柱状素材の略2
回転分とした場合、真円部の長さは略1回転分、逃げ部
の長さは略5回転分に定めることが望ましい。
【0019】また、丸ダイスの外周側に配設されるセグ
メントダイスの数は1個でも良いが、丸ダイスの大きさ
に応じて等角度間隔で複数配設することもできる。
メントダイスの数は1個でも良いが、丸ダイスの大きさ
に応じて等角度間隔で複数配設することもできる。
【0020】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるプラネ
タリダイス10がプラネタリねじ転造盤に配設された状
態を説明する概略正面図で、このプラネタリダイス10
は、円筒状の丸ダイス12と、その丸ダイス12の外周
側に同心に配設された円弧状のセグメントダイス14と
を備えている。図2は図1におけるII−II断面図で、図
3はセグメントダイス14を単独で模型的(各部の寸法
や角度などは必ずしも一致しない)に示す斜視図であ
る。このプラネタリダイス10は、図4の(a) に示す円
柱状素材16を用いて(b) に示す棒とがり先ねじ18を
転造するもので、棒とがり先ねじ18は、六角形の頭部
20と、おねじが設けられたおねじ部22と、そのおね
じ部22の先端側に同軸上に設けられたおねじ部22の
谷径と同じかそれよりやや小さい直径寸法の円柱状の棒
先部24と、その棒先部24の先端側に同軸上に設けら
れた次第に小径となる截頭円錐状のとがり先部26とを
一体に備えている。上記棒先部24の軸方向長さはおね
じ部22の直径寸法の1/4程度で、一般に半棒先と言
われるものである。
細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるプラネ
タリダイス10がプラネタリねじ転造盤に配設された状
態を説明する概略正面図で、このプラネタリダイス10
は、円筒状の丸ダイス12と、その丸ダイス12の外周
側に同心に配設された円弧状のセグメントダイス14と
を備えている。図2は図1におけるII−II断面図で、図
3はセグメントダイス14を単独で模型的(各部の寸法
や角度などは必ずしも一致しない)に示す斜視図であ
る。このプラネタリダイス10は、図4の(a) に示す円
柱状素材16を用いて(b) に示す棒とがり先ねじ18を
転造するもので、棒とがり先ねじ18は、六角形の頭部
20と、おねじが設けられたおねじ部22と、そのおね
じ部22の先端側に同軸上に設けられたおねじ部22の
谷径と同じかそれよりやや小さい直径寸法の円柱状の棒
先部24と、その棒先部24の先端側に同軸上に設けら
れた次第に小径となる截頭円錐状のとがり先部26とを
一体に備えている。上記棒先部24の軸方向長さはおね
じ部22の直径寸法の1/4程度で、一般に半棒先と言
われるものである。
【0021】また、円柱状素材16は、鍛造加工などに
よって予め設けられた前記頭部20と、前記おねじ部2
2と同じ長さ寸法で且つそのおねじ部22の有効径と略
同じ直径寸法で、おねじ部22が転造加工される大径の
ねじ転造部28と、前記棒先部24と同一の径寸法でね
じ転造部28に連続して同軸上に設けられた棒とがり先
転造部30とを一体に備えた略段付き円柱形状を成して
いる。棒とがり先転造部30の長さ寸法は棒先部24よ
りも所定寸法だけ長く、その棒先部24の長さ寸法より
も先の部分に転造加工が施されることにより、前記とが
り先部26が形成される。ねじ転造部28の先端側に
は、直径寸法が徐々に小さくなって棒とがり先転造部3
0と略同じになるようにテーパ部32が設けられてお
り、おねじ部22の先端側部分もテーパ部32に対応し
てねじ山の高さがテーパ状に低くなっている。
よって予め設けられた前記頭部20と、前記おねじ部2
2と同じ長さ寸法で且つそのおねじ部22の有効径と略
同じ直径寸法で、おねじ部22が転造加工される大径の
ねじ転造部28と、前記棒先部24と同一の径寸法でね
じ転造部28に連続して同軸上に設けられた棒とがり先
転造部30とを一体に備えた略段付き円柱形状を成して
いる。棒とがり先転造部30の長さ寸法は棒先部24よ
りも所定寸法だけ長く、その棒先部24の長さ寸法より
も先の部分に転造加工が施されることにより、前記とが
り先部26が形成される。ねじ転造部28の先端側に
は、直径寸法が徐々に小さくなって棒とがり先転造部3
0と略同じになるようにテーパ部32が設けられてお
り、おねじ部22の先端側部分もテーパ部32に対応し
てねじ山の高さがテーパ状に低くなっている。
【0022】前記丸ダイス12は、ねじ転造盤の主軸3
4に相対回転不能に取り付けられ、図1において中心線
Oの左まわりに回転駆動されることにより、前記セグメ
ントダイス14との間で前記円柱状素材16に転造加工
を行うもので、その外周部にはねじ転造加工部36が設
けられている。ねじ転造加工部36は前記おねじ部22
のおねじを転造加工するもので、おねじ部22のねじ山
に対応するねじ転造用の凹凸を備えており、丸ダイス1
2の全周に設けられている。また、丸ダイス12の厚さ
すなわち軸方向の全長寸法は、図2から明らかなよう
に、ねじ転造盤の本体ブロック38に形成されたダイス
取付けポケット40の深さ寸法Lと略同じで、上記ねじ
転造加工部36は軸方向の全長に亘って設けられてお
り、丸ダイス12は実質的にねじ転造用丸ダイスのみで
構成されている。
4に相対回転不能に取り付けられ、図1において中心線
Oの左まわりに回転駆動されることにより、前記セグメ
ントダイス14との間で前記円柱状素材16に転造加工
を行うもので、その外周部にはねじ転造加工部36が設
けられている。ねじ転造加工部36は前記おねじ部22
のおねじを転造加工するもので、おねじ部22のねじ山
に対応するねじ転造用の凹凸を備えており、丸ダイス1
2の全周に設けられている。また、丸ダイス12の厚さ
すなわち軸方向の全長寸法は、図2から明らかなよう
に、ねじ転造盤の本体ブロック38に形成されたダイス
取付けポケット40の深さ寸法Lと略同じで、上記ねじ
転造加工部36は軸方向の全長に亘って設けられてお
り、丸ダイス12は実質的にねじ転造用丸ダイスのみで
構成されている。
【0023】前記セグメントダイス14は、図3から明
らかなようにねじ転造用ダイス42と、とがり先転造用
ダイス44と、セグメントライナ46とから構成されて
いる。それ等のねじ転造用ダイス42、とがり先転造用
ダイス44、およびセグメントライナ46はそれぞれ別
体に構成されているとともに、ダイス取付けポケット4
0内に配設されて位置決めされ且つカバー48によって
離脱不能に固定されることにより、中心線Oまわりの同
じ位置において中心線O方向に並ぶように並列配置され
ている。ねじ転造用ダイス42は、前記丸ダイス12の
ねじ転造加工部36との間で前記円柱状素材16のねじ
転造部28におねじ部22を転造加工するためのもの
で、その内周面にはおねじ部22のねじ山に対応するね
じ転造用の凹凸が設けられているとともに、おねじ部2
2の長さ寸法と同じ厚さを備えており、ダイス取付けポ
ケット40の最も開口側すなわち図2における上部側に
配設されている。
らかなようにねじ転造用ダイス42と、とがり先転造用
ダイス44と、セグメントライナ46とから構成されて
いる。それ等のねじ転造用ダイス42、とがり先転造用
ダイス44、およびセグメントライナ46はそれぞれ別
体に構成されているとともに、ダイス取付けポケット4
0内に配設されて位置決めされ且つカバー48によって
離脱不能に固定されることにより、中心線Oまわりの同
じ位置において中心線O方向に並ぶように並列配置され
ている。ねじ転造用ダイス42は、前記丸ダイス12の
ねじ転造加工部36との間で前記円柱状素材16のねじ
転造部28におねじ部22を転造加工するためのもの
で、その内周面にはおねじ部22のねじ山に対応するね
じ転造用の凹凸が設けられているとともに、おねじ部2
2の長さ寸法と同じ厚さを備えており、ダイス取付けポ
ケット40の最も開口側すなわち図2における上部側に
配設されている。
【0024】とがり先転造用ダイス44は、円柱状素材
16の棒とがり先転造部30のうち棒先部24の長さ寸
法より先の部分にとがり先部26を転造するためのもの
で、その内周部にはとがり先部26のテーパ形状に対応
するテーパ面50が設けられており、前記ねじ転造用ダ
イス42の下側に配設されている。このテーパ面50が
形成されたとがり先転造加工部52の厚さは、とがり先
部26の軸方向長さよりも十分に大きい一方、食付き部
52aは前記円柱状素材16の略2回転分の範囲に設け
られており、真円部52bは円柱状素材16の略1回転
分の範囲に設けられており、逃げ部52cは円柱状素材
16の略5回転分の範囲に設けられている。とがり先転
造用ダイス44にはまた、上記とがり先転造加工部52
よりもねじ転造用ダイス42側に、棒先部24の長さ寸
法と同じ厚さの棒先対応部54を備えており、ねじ転造
用ダイス42に密着させられた状態で並列配置されるよ
うになっている。棒先対応部54は転造加工に関与しな
いため、その内周面56は、円柱状素材16の棒とがり
先転造部30に接触しないように、図5から明らかなよ
うにとがり先転造加工部52のテーパ面50の大径側端
部から連続して徐々に大径となるテーパ形状の逃げ面と
されている。なお、図2および図5は、上記真円部52
bにおける断面図で、図5は図2の部分拡大図である。
また、図2において破線で示すテーパ面50は、食付き
部52a側の端部や逃げ部52c側の端部の形状であ
る。
16の棒とがり先転造部30のうち棒先部24の長さ寸
法より先の部分にとがり先部26を転造するためのもの
で、その内周部にはとがり先部26のテーパ形状に対応
するテーパ面50が設けられており、前記ねじ転造用ダ
イス42の下側に配設されている。このテーパ面50が
形成されたとがり先転造加工部52の厚さは、とがり先
部26の軸方向長さよりも十分に大きい一方、食付き部
52aは前記円柱状素材16の略2回転分の範囲に設け
られており、真円部52bは円柱状素材16の略1回転
分の範囲に設けられており、逃げ部52cは円柱状素材
16の略5回転分の範囲に設けられている。とがり先転
造用ダイス44にはまた、上記とがり先転造加工部52
よりもねじ転造用ダイス42側に、棒先部24の長さ寸
法と同じ厚さの棒先対応部54を備えており、ねじ転造
用ダイス42に密着させられた状態で並列配置されるよ
うになっている。棒先対応部54は転造加工に関与しな
いため、その内周面56は、円柱状素材16の棒とがり
先転造部30に接触しないように、図5から明らかなよ
うにとがり先転造加工部52のテーパ面50の大径側端
部から連続して徐々に大径となるテーパ形状の逃げ面と
されている。なお、図2および図5は、上記真円部52
bにおける断面図で、図5は図2の部分拡大図である。
また、図2において破線で示すテーパ面50は、食付き
部52a側の端部や逃げ部52c側の端部の形状であ
る。
【0025】セグメントライナ46は、セグメントダイ
ス14の全体の厚さがダイス取付けポケット40の深さ
寸法Lと一致するように、言い換えれば丸ダイス12の
厚さ寸法と一致するように厚さ調整を行うためのもの
で、とがり先転造用ダイス44の下側すなわちダイス取
付けポケット40の最下端に配設される。このセグメン
トライナ46は、ねじ転造用ダイス42の厚さ寸法すな
わち転造加工すべきおねじ部22の長さ寸法が異なる毎
に、厚さが異なる複数種類のものが用意される。
ス14の全体の厚さがダイス取付けポケット40の深さ
寸法Lと一致するように、言い換えれば丸ダイス12の
厚さ寸法と一致するように厚さ調整を行うためのもの
で、とがり先転造用ダイス44の下側すなわちダイス取
付けポケット40の最下端に配設される。このセグメン
トライナ46は、ねじ転造用ダイス42の厚さ寸法すな
わち転造加工すべきおねじ部22の長さ寸法が異なる毎
に、厚さが異なる複数種類のものが用意される。
【0026】このような本実施例のプラネタリダイス1
0によれば、略段付き円柱状の円柱状素材16を用いる
ことにより、とがり先ねじおよび棒先ねじの両方の利点
を享受できる棒とがり先ねじ18を製造できる。しか
も、ねじ転造用ダイス42およびとがり先転造用ダイス
44により、おねじ部22およびとがり先部26が同時
に転造されるため、能率良く製造できるとともに、それ
等のねじ転造用ダイス42およびとがり先転造用ダイス
44は別体に構成されているため、おねじ部22の長さ
寸法が異なる複数種類の棒とがり先ねじ18を製造する
場合には、そのおねじ部22のねじに応じて複数種類の
ねじ転造用ダイス42を用意するだけで、とがり先転造
用ダイス44については共通で用いることができ、プラ
ネタリダイス10が全体として安価に構成される。
0によれば、略段付き円柱状の円柱状素材16を用いる
ことにより、とがり先ねじおよび棒先ねじの両方の利点
を享受できる棒とがり先ねじ18を製造できる。しか
も、ねじ転造用ダイス42およびとがり先転造用ダイス
44により、おねじ部22およびとがり先部26が同時
に転造されるため、能率良く製造できるとともに、それ
等のねじ転造用ダイス42およびとがり先転造用ダイス
44は別体に構成されているため、おねじ部22の長さ
寸法が異なる複数種類の棒とがり先ねじ18を製造する
場合には、そのおねじ部22のねじに応じて複数種類の
ねじ転造用ダイス42を用意するだけで、とがり先転造
用ダイス44については共通で用いることができ、プラ
ネタリダイス10が全体として安価に構成される。
【0027】また、本実施例のねじ転造盤のダイス取付
けポケット40は深さ寸法Lが一定であるが、セグメン
トダイス14は厚さ調整用のセグメントライナ46を有
して構成されているため、おねじ部22の長さ寸法に応
じてねじ転造用ダイス42と共にセグメントライナ46
を交換することにより、厚さが一定のとがり先転造用ダ
イス44を共通して用いることができ、プラネタリダイ
ス10が全体として安価に構成される。
けポケット40は深さ寸法Lが一定であるが、セグメン
トダイス14は厚さ調整用のセグメントライナ46を有
して構成されているため、おねじ部22の長さ寸法に応
じてねじ転造用ダイス42と共にセグメントライナ46
を交換することにより、厚さが一定のとがり先転造用ダ
イス44を共通して用いることができ、プラネタリダイ
ス10が全体として安価に構成される。
【0028】また、丸ダイス12はねじ転造用丸ダイス
のみで構成されており、とがり先部26は専らセグメン
トダイス14のとがり先転造用ダイス44のみで転造加
工されるため、丸ダイス12が簡単且つ安価に構成され
るとともに、おねじ部22の長さ寸法が異なるだけであ
れば、共通の丸ダイス12を用いて複数種類の棒とがり
先ねじ18を転造加工できる。とがり先転造用ダイス4
4の食付き部、具体的にはとがり先転造加工部52の食
付き部52aは、円柱状素材16の略2回転分という比
較的長い範囲に設けられているため、とがり先部26が
良好に転造加工される。
のみで構成されており、とがり先部26は専らセグメン
トダイス14のとがり先転造用ダイス44のみで転造加
工されるため、丸ダイス12が簡単且つ安価に構成され
るとともに、おねじ部22の長さ寸法が異なるだけであ
れば、共通の丸ダイス12を用いて複数種類の棒とがり
先ねじ18を転造加工できる。とがり先転造用ダイス4
4の食付き部、具体的にはとがり先転造加工部52の食
付き部52aは、円柱状素材16の略2回転分という比
較的長い範囲に設けられているため、とがり先部26が
良好に転造加工される。
【0029】また、上記とがり先転造用ダイス44の棒
先対応部54の内周面56は、とがり先転造加工部52
のテーパ面50の大径側端部から連続して徐々に大径と
なるテーパ形状の逃げ面となっているため、転造抵抗が
小さいとともに、単に大径円筒状の逃げ面を設ける場合
に比較して、円柱状素材16の棒とがり先転造部30の
先端側がとがり先転造加工部52によって転造される際
に、棒先部24側へ肉が流動して膨出することが抑制さ
れる。
先対応部54の内周面56は、とがり先転造加工部52
のテーパ面50の大径側端部から連続して徐々に大径と
なるテーパ形状の逃げ面となっているため、転造抵抗が
小さいとともに、単に大径円筒状の逃げ面を設ける場合
に比較して、円柱状素材16の棒とがり先転造部30の
先端側がとがり先転造加工部52によって転造される際
に、棒先部24側へ肉が流動して膨出することが抑制さ
れる。
【0030】なお、上例では丸ダイス12がねじ転造用
丸ダイスのみで構成されていたが、図6に示すように、
厚さが前記おねじ部22の長さ寸法すなわちねじ転造用
ダイス42の厚さと等しいとともに、外周部に前記ねじ
転造加工部36が設けられたねじ転造用丸ダイス62
と、厚さ調整用の丸ライナ64とによって構成される丸
ダイス60を採用することもできる。この場合に、更に
とがり先部26を転造するとがり先転造用丸ダイスを別
体に設ければ、おねじ部22の長さ寸法に応じてねじ転
造用丸ダイス62と共に丸ライナ64を交換することに
より、厚さが一定のとがり先転造用丸ダイスを共通して
用いることができ、プラネタリダイスが全体として安価
に構成される。
丸ダイスのみで構成されていたが、図6に示すように、
厚さが前記おねじ部22の長さ寸法すなわちねじ転造用
ダイス42の厚さと等しいとともに、外周部に前記ねじ
転造加工部36が設けられたねじ転造用丸ダイス62
と、厚さ調整用の丸ライナ64とによって構成される丸
ダイス60を採用することもできる。この場合に、更に
とがり先部26を転造するとがり先転造用丸ダイスを別
体に設ければ、おねじ部22の長さ寸法に応じてねじ転
造用丸ダイス62と共に丸ライナ64を交換することに
より、厚さが一定のとがり先転造用丸ダイスを共通して
用いることができ、プラネタリダイスが全体として安価
に構成される。
【0031】また、前記実施例では半棒の棒とがり先ね
じ18を転造加工するプラネタリダイス10について説
明したが、図7の(a) に示すように棒先部70の長さ寸
法がおねじ部22の直径の略1/2の棒とがり先ねじ
や、(b) に示すようにとがり先部72が完全な円錐形状
を成す全とがりの棒とがり先ねじ、或いは(c) に示すよ
うにとがり先部26にくぼみ74が形成される棒くぼみ
先ねじ、更には(d) に示すように先端に丸み76を形成
した棒丸先ねじなど、他の種々の棒とがり先ねじを転造
加工するプラネタリダイスにも本発明は同様に適用され
得る。(b) の全とがりや(c) のくぼみ先の場合、前記図
4の(a) に示す円柱状素材16では先端部分の塑性変形
が不十分となることがあるので、転造素材の先端を工夫
することが望ましい。(d) の丸み76は、次第に小径と
なるとがり先部の一態様である。
じ18を転造加工するプラネタリダイス10について説
明したが、図7の(a) に示すように棒先部70の長さ寸
法がおねじ部22の直径の略1/2の棒とがり先ねじ
や、(b) に示すようにとがり先部72が完全な円錐形状
を成す全とがりの棒とがり先ねじ、或いは(c) に示すよ
うにとがり先部26にくぼみ74が形成される棒くぼみ
先ねじ、更には(d) に示すように先端に丸み76を形成
した棒丸先ねじなど、他の種々の棒とがり先ねじを転造
加工するプラネタリダイスにも本発明は同様に適用され
得る。(b) の全とがりや(c) のくぼみ先の場合、前記図
4の(a) に示す円柱状素材16では先端部分の塑性変形
が不十分となることがあるので、転造素材の先端を工夫
することが望ましい。(d) の丸み76は、次第に小径と
なるとがり先部の一態様である。
【0032】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これ等はあくまでも本発明の一具体例
であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,
改良を加えた態様で実施することができる。
細に説明したが、これ等はあくまでも本発明の一具体例
であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,
改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である棒とがり先ねじ転造用
のプラネタリダイスが配設されたねじ転造盤の概略正面
図である。
のプラネタリダイスが配設されたねじ転造盤の概略正面
図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1のプラネタリダイスのセグメントダイスを
模型的に示す斜視図である。
模型的に示す斜視図である。
【図4】図1のプラネタリダイスによって転造加工され
る棒とがり先ねじ(b)と、転造前の素材(a)を示す
図である。
る棒とがり先ねじ(b)と、転造前の素材(a)を示す
図である。
【図5】図1のプラネタリダイスにおいてとがり先部を
転造する部分の拡大断面図である。
転造する部分の拡大断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す断面図で、図2に相
当する図である。
当する図である。
【図7】本発明のプラネタリダイスで製造できる棒とが
り先ねじの他の例を示す図である。
り先ねじの他の例を示す図である。
【符号の説明】 10:プラネタリダイス 12,60:丸ダイス 14:セグメントダイス 16:円柱状素材 18:棒とがり先ねじ 22:おねじ部 28:ねじ転造部 30:棒とがり先転造部 24,70:棒先部 26,72:とがり先部 42:ねじ転造用ダイス 44:とがり先転造用ダイス 46:セグメントライナ 62:ねじ転造用丸ダイス 64:丸ライナ 76:丸み(とがり先部)
Claims (5)
- 【請求項1】 円筒状の丸ダイスと、該丸ダイスの外周
側に同心に配設された円弧状のセグメントダイスとを備
え、それ等のダイスが中心線まわりに相対回動させられ
ることにより、おねじ部と、該おねじ部の先端側に同軸
上に設けられた該おねじ部の谷径以下の直径寸法の円柱
状の棒先部と、該棒先部の先端側に同軸上に設けられた
次第に小径となるとがり先部とを一体に有する棒とがり
先ねじを転造するプラネタリダイスであって、 前記セグメントダイスは、円柱状素材のねじ転造部に前
記おねじ部を転造するねじ転造用ダイスと、前記棒先部
と同一の径寸法で前記ねじ転造部に連続して同軸上に一
体に設けられた該棒先部よりも長い棒とがり先転造部の
うち、該棒先部の長さ寸法より先の部分に前記とがり先
部を転造するとがり先転造用ダイスとを別体に有すると
ともに、該ねじ転造用ダイスおよびとがり先転造用ダイ
スは中心線方向に並んで並列配置されて使用されるもの
であることを特徴とする棒とがり先ねじ転造用プラネタ
リダイス。 - 【請求項2】 前記セグメントダイスは、前記とがり先
転造用ダイス側に並列配置される厚さ調整用のセグメン
トライナを別体に有するものである請求項1に記載の棒
とがり先ねじ転造用プラネタリダイス。 - 【請求項3】 前記丸ダイスは、中心線方向の全長に亘
ってねじ転造用の凹凸が設けられたねじ転造用丸ダイス
のみで構成されている請求項1または2に記載の棒とが
り先ねじ転造用プラネタリダイス。 - 【請求項4】 前記丸ダイスは、中心線方向の全長に亘
ってねじ転造用の凹凸が設けられたねじ転造用丸ダイス
と、厚さ調整用の丸ライナとを別体に有するものである
請求項1または2に記載の棒とがり先ねじ転造用プラネ
タリダイス。 - 【請求項5】 前記とがり先部は、前記セグメントダイ
スのとがり先転造用ダイスのみで転造されるもので、該
とがり先転造用ダイスの食付き部は、円柱状素材の略2
回転分以上の範囲に設けられている請求項1〜4の何れ
か1項に記載の棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイ
ス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28483295A JPH09122809A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | 棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28483295A JPH09122809A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | 棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09122809A true JPH09122809A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17683595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28483295A Pending JPH09122809A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | 棒とがり先ねじ転造用プラネタリダイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09122809A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2362593A (en) * | 2000-05-26 | 2001-11-28 | Osg Corp | Rolling dies for producing dog point threads |
| JP2007120659A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Hitachi Ltd | 回転直動変換機構の噛合い要素の製作方法 |
| CN103331351A (zh) * | 2013-07-04 | 2013-10-02 | 江苏天毅管路冷镦制造有限公司 | 行星式自动滚槽机 |
| CN108543897A (zh) * | 2018-05-18 | 2018-09-18 | 宝鸡金贝驰机械有限责任公司 | 一种行星轮式搓丝机 |
-
1995
- 1995-11-01 JP JP28483295A patent/JPH09122809A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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