JPH0912281A - ワイヤロープの捩じれ解消方法及びその作業用治具 - Google Patents
ワイヤロープの捩じれ解消方法及びその作業用治具Info
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- JPH0912281A JPH0912281A JP16490695A JP16490695A JPH0912281A JP H0912281 A JPH0912281 A JP H0912281A JP 16490695 A JP16490695 A JP 16490695A JP 16490695 A JP16490695 A JP 16490695A JP H0912281 A JPH0912281 A JP H0912281A
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 天井クレーンのワイヤロープに生じている不
可避捩じれを容易且つ安全に解消できるようにする。 【構成】 巻取りドラム7を固定した上、ロープ端1c
を、これに相対回転不能に連結した連結部材11及び連
結部材11に相対回転自在に連結したワイヤロープ支持
部材12を介して、クレーンクラブ側の手摺り2aに連
結支持させる。ロープ端1cの固定具6によるドラム7
への固定を解除させた上、連結部材11を、支持スパナ
13によりロープ1の捩じれ方向への回転を阻止させた
状態で、操作スパナ14によりロープ1の捩じれ解消方
向に所定量回転させる。ロープ端1cを固定具6により
ドラム7に固定させた上、連結部材11等の治具10を
取り外す。ドラム7を回転させると、ワイヤロープ1の
捩じれが、連結部材11の回転によってワイヤロープ1
に与えられた捩じれ解消方向への捩じれと相殺されて、
解消される。
可避捩じれを容易且つ安全に解消できるようにする。 【構成】 巻取りドラム7を固定した上、ロープ端1c
を、これに相対回転不能に連結した連結部材11及び連
結部材11に相対回転自在に連結したワイヤロープ支持
部材12を介して、クレーンクラブ側の手摺り2aに連
結支持させる。ロープ端1cの固定具6によるドラム7
への固定を解除させた上、連結部材11を、支持スパナ
13によりロープ1の捩じれ方向への回転を阻止させた
状態で、操作スパナ14によりロープ1の捩じれ解消方
向に所定量回転させる。ロープ端1cを固定具6により
ドラム7に固定させた上、連結部材11等の治具10を
取り外す。ドラム7を回転させると、ワイヤロープ1の
捩じれが、連結部材11の回転によってワイヤロープ1
に与えられた捩じれ解消方向への捩じれと相殺されて、
解消される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井クレーン等におい
て、クレーンクラブ側の固定シーブと吊具側の昇降シー
ブとの間に掛け回わされており且つ端部を固定具により
クレーンクラブ側の巻取りドラムに固定された吊具昇降
用のワイヤロープに生じている捩じれを解消するための
ワイヤロープの捩じれ解消方法とこの方法を実施する場
合に使用するワイヤロープの捩じれ解消作業用治具とに
関するものである。
て、クレーンクラブ側の固定シーブと吊具側の昇降シー
ブとの間に掛け回わされており且つ端部を固定具により
クレーンクラブ側の巻取りドラムに固定された吊具昇降
用のワイヤロープに生じている捩じれを解消するための
ワイヤロープの捩じれ解消方法とこの方法を実施する場
合に使用するワイヤロープの捩じれ解消作業用治具とに
関するものである。
【0002】
【発明の背景】天井クレーン等においては、図5〜図8
に示す如く、吊具昇降用のワイヤロープ1の中間部分を
クレーンクラブ2側の固定シーブ3と吊具4側の昇降シ
ーブ5との間に掛け回わすと共に、端部を固定具6によ
りクレーンクラブ2側の巻取りドラム7に固定して、ワ
イヤロープ1を巻取りドラム7により巻き取り又は巻き
戻すことにより吊具4を昇降させるように構成されてい
るが、ワイヤロープ1に捩じれが生じていると、吊具4
が図6に示す如き適正且つ安定した姿勢をとらず、図7
に示す如く傾いたり旋回したりすることになり、その結
果、ワイヤロープ1が短期間で損傷して、その寿命が大
幅に低下するばかりか、クレーンの操作性にも悪影響を
及ぼすことになる。
に示す如く、吊具昇降用のワイヤロープ1の中間部分を
クレーンクラブ2側の固定シーブ3と吊具4側の昇降シ
ーブ5との間に掛け回わすと共に、端部を固定具6によ
りクレーンクラブ2側の巻取りドラム7に固定して、ワ
イヤロープ1を巻取りドラム7により巻き取り又は巻き
戻すことにより吊具4を昇降させるように構成されてい
るが、ワイヤロープ1に捩じれが生じていると、吊具4
が図6に示す如き適正且つ安定した姿勢をとらず、図7
に示す如く傾いたり旋回したりすることになり、その結
果、ワイヤロープ1が短期間で損傷して、その寿命が大
幅に低下するばかりか、クレーンの操作性にも悪影響を
及ぼすことになる。
【0003】ところで、ワイヤロープ1は、一般に、図
9に示す如く、芯綱1aの回りに複数本のストランド1
b…を所定のピッチに撚り合わせてなる鋼線製のもので
あり、その構成上、自然発生的に捩じれを生じ易いもの
であるから、ワイヤロープ1を巻取りドラム7とシーブ
3,5との間に導く際、どうしてもワイヤロープ1に捩
じれ(以下「不可避捩じれ」という)が生じ易い。かか
る不可避捩じれの発生並びにこれに伴う上記問題は、図
8(B)に例示する如く、固定シーブ数及び昇降シーブ
数が増加するに従って、つまりワイヤロープ1の巻き掛
け数が増加するに従ってより顕著となる。
9に示す如く、芯綱1aの回りに複数本のストランド1
b…を所定のピッチに撚り合わせてなる鋼線製のもので
あり、その構成上、自然発生的に捩じれを生じ易いもの
であるから、ワイヤロープ1を巻取りドラム7とシーブ
3,5との間に導く際、どうしてもワイヤロープ1に捩
じれ(以下「不可避捩じれ」という)が生じ易い。かか
る不可避捩じれの発生並びにこれに伴う上記問題は、図
8(B)に例示する如く、固定シーブ数及び昇降シーブ
数が増加するに従って、つまりワイヤロープ1の巻き掛
け数が増加するに従ってより顕著となる。
【0004】そこで、従来においては、一般に、クレー
ンクラブ側の作業者と地上側の作業者とが呼吸を合わせ
て、各作業者がワイヤロープ1を不可避捩じれと反対方
向に捩じりながら、ワイヤロープ1を不可避捩じれを生
じないように巻取りドラム7とシーブ3,5との間に導
くようにしているのが普通である。
ンクラブ側の作業者と地上側の作業者とが呼吸を合わせ
て、各作業者がワイヤロープ1を不可避捩じれと反対方
向に捩じりながら、ワイヤロープ1を不可避捩じれを生
じないように巻取りドラム7とシーブ3,5との間に導
くようにしているのが普通である。
【0005】しかし、ワイヤロープ1は上記した如く鋼
線を撚り合わせたものであって極めて硬く且つ重いもの
であるから、不可避捩じれと反対方向に捩じる労力負担
は極めて大きく、しかもワイヤロープ1には油が付着し
ていて、手が滑り易いものであることとも相俟って、不
可避捩じれと反対方向に捩じった場合、その反動により
ワイヤロープ等が手や身体に当たったりする危険があ
る。したがって、未熟練者の場合は勿論、熟練者であっ
ても、ワイヤロープ1を不可避捩じれを生じない状態で
上記作業を安全且つ効率良く行うことは極めて困難であ
り、その対策に苦慮しているのが実情である。
線を撚り合わせたものであって極めて硬く且つ重いもの
であるから、不可避捩じれと反対方向に捩じる労力負担
は極めて大きく、しかもワイヤロープ1には油が付着し
ていて、手が滑り易いものであることとも相俟って、不
可避捩じれと反対方向に捩じった場合、その反動により
ワイヤロープ等が手や身体に当たったりする危険があ
る。したがって、未熟練者の場合は勿論、熟練者であっ
ても、ワイヤロープ1を不可避捩じれを生じない状態で
上記作業を安全且つ効率良く行うことは極めて困難であ
り、その対策に苦慮しているのが実情である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実情に鑑みて、巻取りドラムと固定シーブ及び昇降シー
ブとの間に張設されたワイヤロープに生じている不可避
捩じれを容易且つ安全に解消することができるワイヤロ
ープの捩じれ解消方法を提供すると共に、この方法を好
適に実施することができるワイヤロープの捩じれ解消作
業用治具を提供することを目的とするものである。
実情に鑑みて、巻取りドラムと固定シーブ及び昇降シー
ブとの間に張設されたワイヤロープに生じている不可避
捩じれを容易且つ安全に解消することができるワイヤロ
ープの捩じれ解消方法を提供すると共に、この方法を好
適に実施することができるワイヤロープの捩じれ解消作
業用治具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、クレーンクラ
ブ側の固定シーブと吊具側の昇降シーブとの間に掛け回
わされており且つ端部を固定具によりクレーンクラブ側
の巻取りドラムに固定された吊具昇降用のワイヤロープ
に生じている捩じれを、連結部材とワイヤロープ支持部
材と回転支持部材と回転操作部材とを具備する捩じれ解
消作業用治具を使用して、解消する方法であって、上記
の目的を達成すべく、特に、巻取りドラムを、ワイヤロ
ープを巻き取らない状態であってワイヤロープの端部が
ドラム上面側に位置する状態に固定させるドラム位置決
め工程と、ワイヤロープの端部に連結部材を相対回転不
能に連結させると共に、この連結部材にワイヤロープの
捩じれ方向又はその逆方向たる捩じれ解消方向に相対回
転自在に連結されたワイヤロープ支持部材により、ワイ
ヤロープの端部をクレーンクラブ側に連結支持させた
上、該端部の固定具による巻取りドラムへの固定を解除
させる治具取付工程と、連結部材を、回転支持部材によ
りワイヤロープの捩じれ方向への回転を阻止する状態で
ワイヤロープの捩じれ解消方向にのみ回転自在に支持さ
せると共に回転操作部材によりワイヤロープの捩じれ解
消方向に所定量回転させた上、ワイヤロープの端部を固
定具により巻取りドラムに固定させる逆捩じれ付与工程
と、ワイヤロープの端部及びクレーンクラブから、回転
支持部材及び回転操作部材を含めて連結部材及びワイヤ
ロープ支持部材を取り外す治具取外し工程と、巻取りド
ラムを回転させて吊具を昇降させることにより、ワイヤ
ロープの捩じれを、連結部材の回転によってワイヤロー
プに与えられた捩じれ解消方向への捩じれと相殺させ
て、解消させる捩じれ解消工程と、からなるものであ
る。
ブ側の固定シーブと吊具側の昇降シーブとの間に掛け回
わされており且つ端部を固定具によりクレーンクラブ側
の巻取りドラムに固定された吊具昇降用のワイヤロープ
に生じている捩じれを、連結部材とワイヤロープ支持部
材と回転支持部材と回転操作部材とを具備する捩じれ解
消作業用治具を使用して、解消する方法であって、上記
の目的を達成すべく、特に、巻取りドラムを、ワイヤロ
ープを巻き取らない状態であってワイヤロープの端部が
ドラム上面側に位置する状態に固定させるドラム位置決
め工程と、ワイヤロープの端部に連結部材を相対回転不
能に連結させると共に、この連結部材にワイヤロープの
捩じれ方向又はその逆方向たる捩じれ解消方向に相対回
転自在に連結されたワイヤロープ支持部材により、ワイ
ヤロープの端部をクレーンクラブ側に連結支持させた
上、該端部の固定具による巻取りドラムへの固定を解除
させる治具取付工程と、連結部材を、回転支持部材によ
りワイヤロープの捩じれ方向への回転を阻止する状態で
ワイヤロープの捩じれ解消方向にのみ回転自在に支持さ
せると共に回転操作部材によりワイヤロープの捩じれ解
消方向に所定量回転させた上、ワイヤロープの端部を固
定具により巻取りドラムに固定させる逆捩じれ付与工程
と、ワイヤロープの端部及びクレーンクラブから、回転
支持部材及び回転操作部材を含めて連結部材及びワイヤ
ロープ支持部材を取り外す治具取外し工程と、巻取りド
ラムを回転させて吊具を昇降させることにより、ワイヤ
ロープの捩じれを、連結部材の回転によってワイヤロー
プに与えられた捩じれ解消方向への捩じれと相殺させ
て、解消させる捩じれ解消工程と、からなるものであ
る。
【0008】また、かかる方法を実施する場合に使用す
る本発明のワイヤロープの捩じれ解消作業用治具は、ワ
イヤロープの端部に相対回転不能に連結される着脱自在
な連結部材と、連結部材に相対回転自在且つ分離不能に
連結されており、ワイヤロープを連結部材を介してクレ
ーンクラブ側に捩じり自在な状態で連結支持するワイヤ
ロープ支持部材と、連結部材をワイヤロープの捩じれ方
向への回転を阻止する状態でその逆方向たる捩じれ解消
方向に回転自在に支持する回転支持部材と、連結部材を
ワイヤロープの捩じれ解消方向に回転操作させる回転操
作部材と、を具備するものである。
る本発明のワイヤロープの捩じれ解消作業用治具は、ワ
イヤロープの端部に相対回転不能に連結される着脱自在
な連結部材と、連結部材に相対回転自在且つ分離不能に
連結されており、ワイヤロープを連結部材を介してクレ
ーンクラブ側に捩じり自在な状態で連結支持するワイヤ
ロープ支持部材と、連結部材をワイヤロープの捩じれ方
向への回転を阻止する状態でその逆方向たる捩じれ解消
方向に回転自在に支持する回転支持部材と、連結部材を
ワイヤロープの捩じれ解消方向に回転操作させる回転操
作部材と、を具備するものである。
【0009】
【作用】ワイヤロープの端部をワイヤロープの捩じれ解
消方向に捩じって、ワイヤロープに与えられる捩じれ解
消方向への捩じれ(以下「解消捩じれ」という)がワイ
ヤロープに生じている不可避捩じれと同一量となるよう
にしておくと、当該ワイヤロープの端部を固定具により
巻取りドラムに固定した上で、巻取りドラムを回転させ
て吊具を昇降させることにより、不可避捩じれが完全に
解消される。すなわち、ワイヤロープに付与された解消
捩じれは、主として、巻取りドラムから接地している吊
具に至るワイヤロープの端部側にのみ存在することにな
り、吊具を地切りさせた初期段階では、ワイヤロープに
不可避捩じれと解消捩じれとが混在するが、吊具の昇降
によりワイヤロープが移動して、これに伴って解消捩じ
れがワイヤロープの端部側から順次移行していき、最終
的に、不可避捩じれと相殺されることになる。したがっ
て、吊具の昇降を適当回数繰り返されることにより、ワ
イヤロープの不可避捩じれが完全に解消されることにな
る。
消方向に捩じって、ワイヤロープに与えられる捩じれ解
消方向への捩じれ(以下「解消捩じれ」という)がワイ
ヤロープに生じている不可避捩じれと同一量となるよう
にしておくと、当該ワイヤロープの端部を固定具により
巻取りドラムに固定した上で、巻取りドラムを回転させ
て吊具を昇降させることにより、不可避捩じれが完全に
解消される。すなわち、ワイヤロープに付与された解消
捩じれは、主として、巻取りドラムから接地している吊
具に至るワイヤロープの端部側にのみ存在することにな
り、吊具を地切りさせた初期段階では、ワイヤロープに
不可避捩じれと解消捩じれとが混在するが、吊具の昇降
によりワイヤロープが移動して、これに伴って解消捩じ
れがワイヤロープの端部側から順次移行していき、最終
的に、不可避捩じれと相殺されることになる。したがっ
て、吊具の昇降を適当回数繰り返されることにより、ワ
イヤロープの不可避捩じれが完全に解消されることにな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の構成を図1〜図6に示す実施
例に基づいて具体的に説明する。
例に基づいて具体的に説明する。
【0011】まず、本発明に係るワイヤロープの捩じれ
解消作業用治具10の構成について説明する。すなわ
ち、この実施例のワイヤロープの捩じれ解消作業用治具
10は、図2〜図4に示す如く、連結部材11とワイヤ
ロープ支持部材12と回転支持部材13と回転操作部材
14とを具備する。
解消作業用治具10の構成について説明する。すなわ
ち、この実施例のワイヤロープの捩じれ解消作業用治具
10は、図2〜図4に示す如く、連結部材11とワイヤ
ロープ支持部材12と回転支持部材13と回転操作部材
14とを具備する。
【0012】連結部材11は、図1〜図4に示す如く、
六角柱状の本体部15と、本体部15の一端部に突設さ
れた一対の連結部16,16と、本体部15の他端部に
突設された回転軸部17と、一方の連結部16に穿設し
た孔16aを貫通して他方の連結部16に形成したネジ
孔16bに螺合しうる着脱自在な連結ボルト18とで構
成されており、ワイヤロープ1の端部つまりロープ端に
固着された環状金具1cを連結ボルト18に挿通支持さ
せることにより連結部16,16に着脱自在に連結する
ようになっている。すなわち、連結部材11とワイヤロ
ープ1の端部とを、その軸線回りに相対回転不能に連結
するようになっている。なお、回転軸部17は先端に鍔
部17aを形成した断面T字状のもので、溶接により本
体部15に同心状に固着されている。
六角柱状の本体部15と、本体部15の一端部に突設さ
れた一対の連結部16,16と、本体部15の他端部に
突設された回転軸部17と、一方の連結部16に穿設し
た孔16aを貫通して他方の連結部16に形成したネジ
孔16bに螺合しうる着脱自在な連結ボルト18とで構
成されており、ワイヤロープ1の端部つまりロープ端に
固着された環状金具1cを連結ボルト18に挿通支持さ
せることにより連結部16,16に着脱自在に連結する
ようになっている。すなわち、連結部材11とワイヤロ
ープ1の端部とを、その軸線回りに相対回転不能に連結
するようになっている。なお、回転軸部17は先端に鍔
部17aを形成した断面T字状のもので、溶接により本
体部15に同心状に固着されている。
【0013】ワイヤロープ支持部材12は、図1及び図
2に示す如く、連結部材11の回転軸部17をベアリン
グ19を介して回転自在且つ分離不能に連結する本体部
20と、本体部20に螺合且つ溶接された蓋部21と、
蓋部21に突設された一対の連結部22,22と、一方
の連結部22に穿設した孔22aを貫通して他方の連結
部22に形成したネジ孔22bに螺合された着脱自在な
連結ボルト23と、環状金具24aを連結ボルト23に
挿通支持させることにより連結部22,22に連結され
た適当長さのクレモナロープ24とで構成されており、
クレモナロープ24の他端部をクレーンクラブ2の適当
箇所(例えば手摺り2a)に結び付けることにより、ワ
イヤロープ1を連結部材11を介してクレーンクラブ2
側に捩じり自在な状態で連結支持するようになっている
(図1(B)参照)。
2に示す如く、連結部材11の回転軸部17をベアリン
グ19を介して回転自在且つ分離不能に連結する本体部
20と、本体部20に螺合且つ溶接された蓋部21と、
蓋部21に突設された一対の連結部22,22と、一方
の連結部22に穿設した孔22aを貫通して他方の連結
部22に形成したネジ孔22bに螺合された着脱自在な
連結ボルト23と、環状金具24aを連結ボルト23に
挿通支持させることにより連結部22,22に連結され
た適当長さのクレモナロープ24とで構成されており、
クレモナロープ24の他端部をクレーンクラブ2の適当
箇所(例えば手摺り2a)に結び付けることにより、ワ
イヤロープ1を連結部材11を介してクレーンクラブ2
側に捩じり自在な状態で連結支持するようになっている
(図1(B)参照)。
【0014】回転支持部材13は、図3に示す如く、周
知のラチェットスパナであり、連結部材11の本体部1
5に相対回転不能に挿通係合される六角孔を有するスパ
ナ部13aと、スパナ部13aに相対回転自在に外嵌さ
れたレバー部13bと、両部13a,13b間に介装さ
れたラチェット機構13c,13dとを具備するもので
ある。すなわち、ラチェット機構は、両部13a,13
bの一方(例えばスパナ部13a)に設けられた爪車1
3cと、その他方(例えばレバー部13b)に揺動自在
に枢支された爪13dとからなり、スパナ部13aをレ
バー部13bに対して一定方向(図3におけるA方向)
に回転させる場合には、爪13dが爪車13cに係合し
て、その回転が阻止され、レバー部13bに対して逆方
向(同図におけるB方向)に回転させる場合には、爪1
3dが爪車13cに係合することなく爪車13c回りを
相対移動して、その回転が許容されるように構成されて
いる。したがって、この回転支持部材たるラチェットス
パナ(以下「支持スパナ」という)13によれば、図2
及び図3に示す如く、スパナ部13aを、レバー部13
bに対して回転を阻止される方向がワイヤロープ1の捩
じれ方向Aに一致するように、連結部材11の本体部1
5に挿通係合させた上、作業者がレバー13bを手に持
って固定することにより、連結部材11を捩じれ方向A
への回転を阻止する状態でその逆方向たる捩じれ解消方
向Bに回転自在に支持させうる。
知のラチェットスパナであり、連結部材11の本体部1
5に相対回転不能に挿通係合される六角孔を有するスパ
ナ部13aと、スパナ部13aに相対回転自在に外嵌さ
れたレバー部13bと、両部13a,13b間に介装さ
れたラチェット機構13c,13dとを具備するもので
ある。すなわち、ラチェット機構は、両部13a,13
bの一方(例えばスパナ部13a)に設けられた爪車1
3cと、その他方(例えばレバー部13b)に揺動自在
に枢支された爪13dとからなり、スパナ部13aをレ
バー部13bに対して一定方向(図3におけるA方向)
に回転させる場合には、爪13dが爪車13cに係合し
て、その回転が阻止され、レバー部13bに対して逆方
向(同図におけるB方向)に回転させる場合には、爪1
3dが爪車13cに係合することなく爪車13c回りを
相対移動して、その回転が許容されるように構成されて
いる。したがって、この回転支持部材たるラチェットス
パナ(以下「支持スパナ」という)13によれば、図2
及び図3に示す如く、スパナ部13aを、レバー部13
bに対して回転を阻止される方向がワイヤロープ1の捩
じれ方向Aに一致するように、連結部材11の本体部1
5に挿通係合させた上、作業者がレバー13bを手に持
って固定することにより、連結部材11を捩じれ方向A
への回転を阻止する状態でその逆方向たる捩じれ解消方
向Bに回転自在に支持させうる。
【0015】回転操作部材14は、図4に示す如く、支
持用スパナ13と同一のラチェットスパナであり、連結
部材11の本体部15に相対回転不能に挿通係合される
六角孔を有するスパナ部14aと、スパナ部14aに相
対回転自在に外嵌されたレバー部14bと、両部14
a,14b間に介装されたラチェット機構14c,14
dとを具備するものである。すなわち、ラチェット機構
は、両部14a,14bの一方(例えばスパナ部14
a)に設けられた爪車14cと、その他方(例えばレバ
ー部14b)に揺動自在に枢支された爪14dとからな
り、レバー部14bをスパナ部14aに対して一定方向
(図3におけるB方向)に回転させる場合には、爪14
dが爪車14cに係合して、レバー部14bからスパナ
部14aへのトルク伝達が行われ、レバー部14bに対
して逆方向(同図におけるA方向)に回転させる場合に
は、爪14dが爪車14cに係合することなく爪車14
c回りを相対移動して、レバー部14bからスパナ部1
4aへのトルク伝達が行われず、レバー部14bがスパ
ナ部14aに対して空回りするように構成されている。
したがって、この回転操作部材たるラチェットスパナ
(以下「操作スパナ」という)14によれば、図2及び
図4に示す如く、スパナ部14aを、レバー部14bか
らスパナ部14aへのトルク伝達が行われるレバー部1
4bの回転方向をワイヤロープ1の捩じれ解消方向Bに
一致させるように、連結部材11の本体部15に挿通係
合させた上、作業者がレバー部14bを揺動操作させる
ことにより、連結部材11を捩じれ解消方向Bに回転さ
せることができる。
持用スパナ13と同一のラチェットスパナであり、連結
部材11の本体部15に相対回転不能に挿通係合される
六角孔を有するスパナ部14aと、スパナ部14aに相
対回転自在に外嵌されたレバー部14bと、両部14
a,14b間に介装されたラチェット機構14c,14
dとを具備するものである。すなわち、ラチェット機構
は、両部14a,14bの一方(例えばスパナ部14
a)に設けられた爪車14cと、その他方(例えばレバ
ー部14b)に揺動自在に枢支された爪14dとからな
り、レバー部14bをスパナ部14aに対して一定方向
(図3におけるB方向)に回転させる場合には、爪14
dが爪車14cに係合して、レバー部14bからスパナ
部14aへのトルク伝達が行われ、レバー部14bに対
して逆方向(同図におけるA方向)に回転させる場合に
は、爪14dが爪車14cに係合することなく爪車14
c回りを相対移動して、レバー部14bからスパナ部1
4aへのトルク伝達が行われず、レバー部14bがスパ
ナ部14aに対して空回りするように構成されている。
したがって、この回転操作部材たるラチェットスパナ
(以下「操作スパナ」という)14によれば、図2及び
図4に示す如く、スパナ部14aを、レバー部14bか
らスパナ部14aへのトルク伝達が行われるレバー部1
4bの回転方向をワイヤロープ1の捩じれ解消方向Bに
一致させるように、連結部材11の本体部15に挿通係
合させた上、作業者がレバー部14bを揺動操作させる
ことにより、連結部材11を捩じれ解消方向Bに回転さ
せることができる。
【0016】次に、以上のように構成された捩じれ解消
用作業治具10を使用して、本発明に係るワイヤロープ
の捩じれ解消方法を具体的に説明する。
用作業治具10を使用して、本発明に係るワイヤロープ
の捩じれ解消方法を具体的に説明する。
【0017】この方法によるワイヤロープ1の捩じれ解
消作業は、ワイヤロープ1をシーブ3,5間に巻き回す
と共に、その両端部を固定具6,6により巻取りドラム
7に固定した後、つまりワイヤロープ1の交換作業ない
し新規張設作業が一旦終了した後において、次のような
ドラム位置決め工程、治具取付工程、逆捩じれ付与工
程、治具取外し工程及び捩じれ解消工程を経て行われ
る。
消作業は、ワイヤロープ1をシーブ3,5間に巻き回す
と共に、その両端部を固定具6,6により巻取りドラム
7に固定した後、つまりワイヤロープ1の交換作業ない
し新規張設作業が一旦終了した後において、次のような
ドラム位置決め工程、治具取付工程、逆捩じれ付与工
程、治具取外し工程及び捩じれ解消工程を経て行われ
る。
【0018】まず、ドラム位置決め工程を行う。すなわ
ち、巻取りドラム7を、ワイヤロープ1を巻き取らない
状態であってワイヤロープ1の一端部がドラム上面側に
位置する状態に固定させ、吊具4を接地させておく(図
1(A),図5参照)。
ち、巻取りドラム7を、ワイヤロープ1を巻き取らない
状態であってワイヤロープ1の一端部がドラム上面側に
位置する状態に固定させ、吊具4を接地させておく(図
1(A),図5参照)。
【0019】次に、治具取付工程を行う。すなわち、ワ
イヤロープ1の一端部つまり環状金具1cを、連結ボル
ト18により連結部材11の連結部16,16に連結す
る。さらに、ワイヤロープ支持部材12のクレモナロー
プ24をクレーンクラブ2側の適所、例えば手摺り2a
に結び付けて、連結部材11及びワイヤロープ支持部材
12が略水平となるように保持させた上、ワイヤロープ
1の一端部の固定具6による巻取りドラム7への固定を
解除させる(図1(B),図2参照)。このとき、ワイ
ヤロープ1は連結部材11及びワイヤロープ支持部材1
2を介して手摺り2aに連結されているため、固定具6
による固定を解除する前と同様に、一端側部分が略45
°の巻き掛け角をなして巻取りドラム7の周面に圧接さ
れた状態に保持される。なお、ワイヤロープ1を連結部
材11に連結させる前において、連結部材11の本体部
15には、予め、支持スパナ13及び操作スパナ14を
上記した状態に係合させておく(図2〜図4参照)。
イヤロープ1の一端部つまり環状金具1cを、連結ボル
ト18により連結部材11の連結部16,16に連結す
る。さらに、ワイヤロープ支持部材12のクレモナロー
プ24をクレーンクラブ2側の適所、例えば手摺り2a
に結び付けて、連結部材11及びワイヤロープ支持部材
12が略水平となるように保持させた上、ワイヤロープ
1の一端部の固定具6による巻取りドラム7への固定を
解除させる(図1(B),図2参照)。このとき、ワイ
ヤロープ1は連結部材11及びワイヤロープ支持部材1
2を介して手摺り2aに連結されているため、固定具6
による固定を解除する前と同様に、一端側部分が略45
°の巻き掛け角をなして巻取りドラム7の周面に圧接さ
れた状態に保持される。なお、ワイヤロープ1を連結部
材11に連結させる前において、連結部材11の本体部
15には、予め、支持スパナ13及び操作スパナ14を
上記した状態に係合させておく(図2〜図4参照)。
【0020】そして、逆捩じれ付与工程を行う。すなわ
ち、作業者が、両手に支持スパナ13及び操作レバー1
4のレバー部13b,14bを持ち、支持スパナ13の
レバー部13bを一定位置に保持した状態で、操作レバ
ー14のレバー部13bを揺動させる(図1(C),図
4参照)。操作スパナ14のレバー部14bをワイヤロ
ープ1の捩じれ解消方向Bに回転操作させると、スパナ
部14aへのトルク伝達が行われて、連結部材11が同
一方向に回転され、ワイヤロープ1がこれに生じている
不可避捩じれと反対方向に捩じられることになる。一
方、操作スパナ14のレバー部14bをワイヤロープ1
の捩じれ方向Aに戻すと、このときはレバー部14bか
らスパナ部14aへのトルク伝達が行われず、支持スパ
ナ13により連結部材11の捩じり方向Aへの回転が阻
止されていることとも相俟って、連結部材11及びワイ
ヤロープ1はそのままの状態に保持されることになる。
つまり、支持スパナ13のレバー部13bを持った状態
で、操作スパナ14のレバー部14aを揺動させること
により、ワイヤロープ1の一端側部分に、その揺動角度
に応じた捩じり解消方向Bへの捩じれつまり解消捩じれ
が付与されることになる。このとき、連結部材11の捩
じれ解消方向Bの回転操作は、ワイヤロープ1の自重に
より連結部材11が水平状態に保持されること、支持ス
パナ13により連結部材11が捩じれ解消方向Bに回転
自在に支持されていること、及び支持スパナ13により
連結部材11の捩じれ方向Aへの回転が阻止されてい
て、ワイヤロープ1の一端側部分が巻取りドラム7に圧
接していることとも相俟って、捩じれ解消方向Bに捩じ
られたワイヤロープ1が元の状態に復帰する虞れがない
ことから、安全に行うことができ、ワイヤロープ1に
は、捩じり解消方向Aに、操作スパナ14のレバー部1
4bの回転量に相当する解消捩じりが確実に付与され
る。なお、両スパナ13,14の操作は2人の作業者が
分担して行うこともできるが、1人の作業者によっても
安全且つ容易に行うことができる。而して、上記した操
作スパナ14の揺動操作を、これによってワイヤロープ
1に与えられた解消捩じれ量がワイヤロープ1全体に生
じている不可避捩じれ量の略1/2に相当する量となる
まで、繰り返して行われる。そして、ワイヤロープ1
に、このような解消捩じれが付与された時点で、両スパ
ナ13,14のレバー部13b,14bを保持させた状
態で、ワイヤロープ1の一端部を固定具3により巻取り
ドラム7に固定させる。
ち、作業者が、両手に支持スパナ13及び操作レバー1
4のレバー部13b,14bを持ち、支持スパナ13の
レバー部13bを一定位置に保持した状態で、操作レバ
ー14のレバー部13bを揺動させる(図1(C),図
4参照)。操作スパナ14のレバー部14bをワイヤロ
ープ1の捩じれ解消方向Bに回転操作させると、スパナ
部14aへのトルク伝達が行われて、連結部材11が同
一方向に回転され、ワイヤロープ1がこれに生じている
不可避捩じれと反対方向に捩じられることになる。一
方、操作スパナ14のレバー部14bをワイヤロープ1
の捩じれ方向Aに戻すと、このときはレバー部14bか
らスパナ部14aへのトルク伝達が行われず、支持スパ
ナ13により連結部材11の捩じり方向Aへの回転が阻
止されていることとも相俟って、連結部材11及びワイ
ヤロープ1はそのままの状態に保持されることになる。
つまり、支持スパナ13のレバー部13bを持った状態
で、操作スパナ14のレバー部14aを揺動させること
により、ワイヤロープ1の一端側部分に、その揺動角度
に応じた捩じり解消方向Bへの捩じれつまり解消捩じれ
が付与されることになる。このとき、連結部材11の捩
じれ解消方向Bの回転操作は、ワイヤロープ1の自重に
より連結部材11が水平状態に保持されること、支持ス
パナ13により連結部材11が捩じれ解消方向Bに回転
自在に支持されていること、及び支持スパナ13により
連結部材11の捩じれ方向Aへの回転が阻止されてい
て、ワイヤロープ1の一端側部分が巻取りドラム7に圧
接していることとも相俟って、捩じれ解消方向Bに捩じ
られたワイヤロープ1が元の状態に復帰する虞れがない
ことから、安全に行うことができ、ワイヤロープ1に
は、捩じり解消方向Aに、操作スパナ14のレバー部1
4bの回転量に相当する解消捩じりが確実に付与され
る。なお、両スパナ13,14の操作は2人の作業者が
分担して行うこともできるが、1人の作業者によっても
安全且つ容易に行うことができる。而して、上記した操
作スパナ14の揺動操作を、これによってワイヤロープ
1に与えられた解消捩じれ量がワイヤロープ1全体に生
じている不可避捩じれ量の略1/2に相当する量となる
まで、繰り返して行われる。そして、ワイヤロープ1
に、このような解消捩じれが付与された時点で、両スパ
ナ13,14のレバー部13b,14bを保持させた状
態で、ワイヤロープ1の一端部を固定具3により巻取り
ドラム7に固定させる。
【0021】次に、治具取外し工程を行う。すなわち、
クレモナロープ24を手摺り2aから取り外すと共に、
連結ボルト18を外して、連結部材11とワイヤロープ
1との連結を解除する。つまり、ワイヤロープ1の一端
部及びクレーンクラブ2から、治具10を取り外すので
ある。このとき、ワイヤロープ1の一端部は固定具6に
より巻取りドラム7に固定されているから、ワイヤロー
プ1に付与された解消捩じれはそのまま保有されること
になる。
クレモナロープ24を手摺り2aから取り外すと共に、
連結ボルト18を外して、連結部材11とワイヤロープ
1との連結を解除する。つまり、ワイヤロープ1の一端
部及びクレーンクラブ2から、治具10を取り外すので
ある。このとき、ワイヤロープ1の一端部は固定具6に
より巻取りドラム7に固定されているから、ワイヤロー
プ1に付与された解消捩じれはそのまま保有されること
になる。
【0022】そして、上記した治具取付工程、逆捩じれ
付与工程及び治具取外し工程を、ワイヤロープ1の他端
部についても繰り返し行う。この場合の逆捩じれ付与工
程においては、ワイヤロープ1の他端部に、全不可避捩
じれ量からワイヤロープ1の一端部に先に付与した解消
捩じれ量を差し引いた量の解消捩じれ量を付与するよう
にする。すなわち、ワイヤロープ1の両端部に付与する
解消捩じれ量の合計が、ワイヤロープ1全体に生じてい
る不可避捩じれ量に一致するようにする。
付与工程及び治具取外し工程を、ワイヤロープ1の他端
部についても繰り返し行う。この場合の逆捩じれ付与工
程においては、ワイヤロープ1の他端部に、全不可避捩
じれ量からワイヤロープ1の一端部に先に付与した解消
捩じれ量を差し引いた量の解消捩じれ量を付与するよう
にする。すなわち、ワイヤロープ1の両端部に付与する
解消捩じれ量の合計が、ワイヤロープ1全体に生じてい
る不可避捩じれ量に一致するようにする。
【0023】そして、最後に捩じれ解消工程を行う。す
なわち、巻取りドラム7を回転させ、ワイヤロープ1を
巻き上げて吊具4を地切りさせた上で、更に巻取りドラ
ム7を正逆転させて、吊具4を適当回数昇降させる(図
1(D)参照)。ところで、逆捩じれ付与工程において
ワイヤロープ1に与えれ且つ治具取外し工程においてワ
イヤロープ1に保有された解消捩じれは、主として、巻
取りドラム7から接地している吊具4に至るワイヤロー
プ1の両端側部分に存在することになる。したがって、
吊具4を地切りさせた捩じれ解消工程の初期段階では、
ワイヤロープ1に不可避捩じれと解消捩じれとが混在す
ることになり、吊具4は適正な姿勢とならず、例えば図
7に示す如く不適正な姿勢となる。しかし、その後、吊
具2の昇降を繰り返すと、ワイヤロープ1の移動に伴
い、解消捩じれがワイヤロープ1の一端側部分から他端
側部分へと順次移行していき、最終的に、不可避捩じれ
と相殺されることになる。したがって、吊具2の昇降を
適当回数繰り返されることにより、ワイヤロープ1の不
可避捩じれが完全に解消されて、吊具4が適正姿勢とな
る(図6参照)。
なわち、巻取りドラム7を回転させ、ワイヤロープ1を
巻き上げて吊具4を地切りさせた上で、更に巻取りドラ
ム7を正逆転させて、吊具4を適当回数昇降させる(図
1(D)参照)。ところで、逆捩じれ付与工程において
ワイヤロープ1に与えれ且つ治具取外し工程においてワ
イヤロープ1に保有された解消捩じれは、主として、巻
取りドラム7から接地している吊具4に至るワイヤロー
プ1の両端側部分に存在することになる。したがって、
吊具4を地切りさせた捩じれ解消工程の初期段階では、
ワイヤロープ1に不可避捩じれと解消捩じれとが混在す
ることになり、吊具4は適正な姿勢とならず、例えば図
7に示す如く不適正な姿勢となる。しかし、その後、吊
具2の昇降を繰り返すと、ワイヤロープ1の移動に伴
い、解消捩じれがワイヤロープ1の一端側部分から他端
側部分へと順次移行していき、最終的に、不可避捩じれ
と相殺されることになる。したがって、吊具2の昇降を
適当回数繰り返されることにより、ワイヤロープ1の不
可避捩じれが完全に解消されて、吊具4が適正姿勢とな
る(図6参照)。
【0024】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲におい
て、適宜に変更,改良することができる。
のではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲におい
て、適宜に変更,改良することができる。
【0025】例えば、上記実施例では、ワイヤロープ1
の各端部に解消捩じれを与えて、これらの解消捩じれ量
の合計がワイヤロープ1全体の不可避捩じれ量と一致す
るようにしたが、ワイヤロープ1の巻き掛け数が図8
(A)に示す如く少なく、ワイヤロープ1に生じている
不可避捩じれ量が少ない場合には、ワイヤロープ1の一
端部のみ解消捩じれを付与するようにすることができ
る。すなわち、作業開始準備工程を行った後、ワイヤロ
ープ1の一端部についてのみ治具取付工程、逆捩じれ付
与工程及び治具取外し工程を行って、ワイヤロープ1の
一端部に全不可避捩じれ量に一致する量の解消捩じれ量
を付与させ、捩じれ解消工程を行うのである。また、上
記実施例の如く、ワイヤロープ1の両端部に解消捩じれ
を付与させる場合においては、一対の捩じれ解消用治具
10,10を使用して、ワイヤロープ1の各端部に対す
る治具取付工程、逆捩じれ付与工程及び治具取外し工程
を同時に並行して行うようにしてもよい。
の各端部に解消捩じれを与えて、これらの解消捩じれ量
の合計がワイヤロープ1全体の不可避捩じれ量と一致す
るようにしたが、ワイヤロープ1の巻き掛け数が図8
(A)に示す如く少なく、ワイヤロープ1に生じている
不可避捩じれ量が少ない場合には、ワイヤロープ1の一
端部のみ解消捩じれを付与するようにすることができ
る。すなわち、作業開始準備工程を行った後、ワイヤロ
ープ1の一端部についてのみ治具取付工程、逆捩じれ付
与工程及び治具取外し工程を行って、ワイヤロープ1の
一端部に全不可避捩じれ量に一致する量の解消捩じれ量
を付与させ、捩じれ解消工程を行うのである。また、上
記実施例の如く、ワイヤロープ1の両端部に解消捩じれ
を付与させる場合においては、一対の捩じれ解消用治具
10,10を使用して、ワイヤロープ1の各端部に対す
る治具取付工程、逆捩じれ付与工程及び治具取外し工程
を同時に並行して行うようにしてもよい。
【0026】また、上記実施例では、回転支持部材13
及び回転操作部材14として周知のラチェットスパナを
使用するようにしたが、その構成は任意である。例え
ば、回転支持部材13は、連結部材11に組み込んだも
の(例えば、支持スパナ13のスパナ部13aを連結部
材11に一体形成するようにしたもの)としておいても
よい。さらに、回転支持部材13は、上記した如く作業
者が人為的に保持するのではなく、クレーンクラブ2側
の適所に固定しておく(例えば、支持スパナ13のレバ
ー部13bを手摺り等に適宜の固定具により固定してお
く)ようにしてもよい。また、回転操作部材14は、連
結部材11を捩じれ解消方向Bに回転させうるものであ
れば、通常のスパナ等でもよい。また、ワイヤロープ支
持部材12は、連結部材11を相対回転自在に連結する
ものであって、連結部材11をワイヤロープ1の自重と
相俟って一定姿勢に保持させるものであれば、その構成
は任意であり、クレーンクラブ2側の手摺り2a等に連
結しておくための手段もクレモナロープ24に限定され
ない。
及び回転操作部材14として周知のラチェットスパナを
使用するようにしたが、その構成は任意である。例え
ば、回転支持部材13は、連結部材11に組み込んだも
の(例えば、支持スパナ13のスパナ部13aを連結部
材11に一体形成するようにしたもの)としておいても
よい。さらに、回転支持部材13は、上記した如く作業
者が人為的に保持するのではなく、クレーンクラブ2側
の適所に固定しておく(例えば、支持スパナ13のレバ
ー部13bを手摺り等に適宜の固定具により固定してお
く)ようにしてもよい。また、回転操作部材14は、連
結部材11を捩じれ解消方向Bに回転させうるものであ
れば、通常のスパナ等でもよい。また、ワイヤロープ支
持部材12は、連結部材11を相対回転自在に連結する
ものであって、連結部材11をワイヤロープ1の自重と
相俟って一定姿勢に保持させるものであれば、その構成
は任意であり、クレーンクラブ2側の手摺り2a等に連
結しておくための手段もクレモナロープ24に限定され
ない。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明のワイヤロープの捩じれ解消方法によれば、
ワイヤロープをクレーンクラブ側と吊具側との間に張設
した場合に生じる不可避捩じれを、クレーンクラブ側の
作業によって安全且つ労働負担少なく良好に行うことが
でき、延いてはワイヤロープの交換作業等を極めて効率
良く行うことができる。
に、本発明のワイヤロープの捩じれ解消方法によれば、
ワイヤロープをクレーンクラブ側と吊具側との間に張設
した場合に生じる不可避捩じれを、クレーンクラブ側の
作業によって安全且つ労働負担少なく良好に行うことが
でき、延いてはワイヤロープの交換作業等を極めて効率
良く行うことができる。
【0028】また、本発明のワイヤロープの捩じれ解消
作業用治具によれば、かかる方法を極めて好適に実施す
ることができる。
作業用治具によれば、かかる方法を極めて好適に実施す
ることができる。
【図1】本発明に係るワイヤロープの捩じれ解消方法を
時系列的に示す要部の側面図である。
時系列的に示す要部の側面図である。
【図2】この方法に使用するワイヤロープの捩じれ解消
作業具の一例を示す縦断側面図である。
作業具の一例を示す縦断側面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う縦断正面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う縦断正面図である。
【図5】吊具の接地状態を示すクレーン要部の正面図で
ある。
ある。
【図6】ワイヤロープに捩じれがない場合における吊具
の地切り状態を示す図5相当の正面図である。
の地切り状態を示す図5相当の正面図である。
【図7】ワイヤロープに捩じれがある場合における吊具
の地切り状態を示す図5相当の正面図である。
の地切り状態を示す図5相当の正面図である。
【図8】ワイヤロープ掛け形態の一例を示す概略斜視図
である。
である。
【図9】ワイヤロープの一例を示す側面図である。
1…ワイヤロープ、2…クレーンクラブ、3…固定シー
ブ、4…吊具、5…昇降シーブ、6…固定具、7…巻取
りドラム、10…ワイヤロープの捩じれ解消作業用治
具、11…連結部材、12…ワイヤロープ支持部材、1
3…支持スパナ(回転支持部材)、14…操作スパナ
(回転操作部材)、A…ワイヤロープの捩じれ方向、B
…ワイヤロープの捩じれ解消方向。
ブ、4…吊具、5…昇降シーブ、6…固定具、7…巻取
りドラム、10…ワイヤロープの捩じれ解消作業用治
具、11…連結部材、12…ワイヤロープ支持部材、1
3…支持スパナ(回転支持部材)、14…操作スパナ
(回転操作部材)、A…ワイヤロープの捩じれ方向、B
…ワイヤロープの捩じれ解消方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津吉 晃 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川鉄マシナリー株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 クレーンクラブ側の固定シーブと吊具側
の昇降シーブとの間に掛け回わされており且つ端部を固
定具によりクレーンクラブ側の巻取りドラムに固定され
た吊具昇降用のワイヤロープに生じている捩じれを、連
結部材とワイヤロープ支持部材と回転支持部材と回転操
作部材とを具備する捩じれ解消作業用治具を使用して、
解消する方法であって、巻取りドラムを、ワイヤロープ
を巻き取らない状態であってワイヤロープの端部がドラ
ム上面側に位置する状態に固定させるドラム位置決め工
程と、ワイヤロープの端部に連結部材を相対回転不能に
連結させると共に、この連結部材にワイヤロープの捩じ
れ方向又はその逆方向たる捩じれ解消方向に相対回転自
在に連結されたワイヤロープ支持部材により、ワイヤロ
ープの端部をクレーンクラブ側に連結支持させた上、該
端部の固定具による巻取りドラムへの固定を解除させる
治具取付工程と、連結部材を、回転支持部材によりワイ
ヤロープの捩じれ方向への回転を阻止する状態でワイヤ
ロープの捩じれ解消方向にのみ回転自在に支持させると
共に回転操作部材によりワイヤロープの捩じれ解消方向
に所定量回転させた上、ワイヤロープの端部を固定具に
より巻取りドラムに固定させる逆捩じれ付与工程と、ワ
イヤロープの端部及びクレーンクラブから捩じれ解消作
業用治具を取り外す治具取外し工程と、巻取りドラムを
回転させて吊具を昇降させることにより、ワイヤロープ
の捩じれを、連結部材の回転によってワイヤロープに与
えられた捩じれ解消方向への捩じれと相殺させて、解消
させる捩じれ解消工程と、からなることを特徴とするワ
イヤロープの捩じれ解消方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載するワイヤロープの捩じ
れ解消方法を実施する場合に使用するワイヤロープの捩
じれ解消作業用治具であって、ワイヤロープの端部に相
対回転不能に連結される着脱自在な連結部材と、連結部
材に相対回転自在且つ分離不能に連結されており、ワイ
ヤロープを連結部材を介してクレーンクラブ側に捩じり
自在な状態で連結支持するワイヤロープ支持部材と、連
結部材をワイヤロープの捩じれ方向への回転を阻止する
状態でその逆方向たる捩じれ解消方向に回転自在に支持
する回転支持部材と、連結部材をワイヤロープの捩じれ
解消方向に回転操作させる回転操作部材と、を具備する
ことを特徴とするワイヤロープの捩じれ解消作業用治
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16490695A JPH0912281A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | ワイヤロープの捩じれ解消方法及びその作業用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16490695A JPH0912281A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | ワイヤロープの捩じれ解消方法及びその作業用治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0912281A true JPH0912281A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15802119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16490695A Pending JPH0912281A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | ワイヤロープの捩じれ解消方法及びその作業用治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0912281A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102015203339A1 (de) * | 2015-02-25 | 2016-08-25 | Universität Stuttgart | Vorrichtung zum Ausgleich einer Verdrehung |
| CN110963362A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-04-07 | 唐山钢铁集团有限责任公司 | 一种钢丝绳链接装置 |
| CN111150610A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-05-15 | 广西科技大学 | 康复机器人微型多自由度移动装置 |
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1995
- 1995-06-30 JP JP16490695A patent/JPH0912281A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102015203339A1 (de) * | 2015-02-25 | 2016-08-25 | Universität Stuttgart | Vorrichtung zum Ausgleich einer Verdrehung |
| DE102015203339B4 (de) * | 2015-02-25 | 2017-05-04 | Universität Stuttgart | Vorrichtung zum Ausgleich einer Verdrehung von Seilen |
| CN110963362A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-04-07 | 唐山钢铁集团有限责任公司 | 一种钢丝绳链接装置 |
| CN111150610A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-05-15 | 广西科技大学 | 康复机器人微型多自由度移动装置 |
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