JPH091232A - 電縫管製造方法 - Google Patents
電縫管製造方法Info
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- JPH091232A JPH091232A JP14775495A JP14775495A JPH091232A JP H091232 A JPH091232 A JP H091232A JP 14775495 A JP14775495 A JP 14775495A JP 14775495 A JP14775495 A JP 14775495A JP H091232 A JPH091232 A JP H091232A
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Abstract
状を徐々に円形状にする電縫管の製造方法に関するもの
であり、t/d=5%程度以下の薄肉電縫管の製造に好
適な製造方法に関するものである。 【構成】 帯板またはコイルを順次円形に成形する工程
において、最終フィンパスロールとスクイズロールとの
間に配置した押上ロールにより、最終フィンパスロール
とスクイズロールとの距離を100%としたとき、スク
イズロールの上流側18%〜46%の間で成形材のエッ
ジ部を押上げて伸張させることを特徴とする電縫管製造
方法である。
Description
から断面形状を徐々に円形状にする電縫管の製造方法に
関するものであり、t/d=5%程度以下の薄肉電縫管
の製造に好適な製造方法に関するものである。
ークダウンロール,ケージロール,フィンパスロール,
スクイズロールを上流側から順に備えた装置が知られて
いる。通常、このような製造装置では、図7および図8
に示すように最終のフィンパスロールaとスクイズロー
ルbとの間に、管外側からエッジ部を拘束するシームガ
イドロールcが配され、管Pのエッジ部を拘束しつつス
クイズロールbに案内している。ところで、電縫管の成
形では図9に示すように帯板エッジ部の軌跡が中央に比
較して長いため、エッジ部が一時的に伸され、エッジス
トレッチが生じる。この成形中におけるエッジ部と中央
部との長さの不均衡により、エッジに対して長さ方向の
引張応力と圧縮応力が作用する。そして、この圧縮応力
がエッジに過剰に作用した場合、エッジ部が座屈するた
め波打ち現象が発生する。いわゆる縁波である。電縫溶
接以前にエッジ部に縁波が発生すると、安定した溶接が
行われないばかりか、両エッジ端の縁波の位相が同期し
ない場合が一般的であるため、図10に示す如くエッジ
1a同志が会合せず、ギャップGが生じ、溶接自体が不
可能になるケースがある。上述したような電縫管製造装
置では、成形の開始から終了に至るまでケージロール,
フィンパスロールを配置することによって、エッジスト
レッチの発生を最小限に抑え、且つ、フィンパスロール
でリダクションを与えることによってエッジストレッチ
を吸収し、肉厚比が小さい場合の薄肉成形を安定化させ
るようにしている。また、エッジ部の長手方向伸びを抑
え、逆にボトム部に伸びを付与する方法の1つとして、
ライン全体にダウンヒルを与える方法が用いられている
(特開昭61-165225 号公報、特開昭61-165226 号公
報)。しかし、このような処置を講じても、t/D=
1.6%(t:管肉厚,D:管外径)が安定成形の限界
となる。
縁波の発生はある程度許容し、一度発生した縁波を消去
するべく、フィンパスロールとスクイズロール間で管の
エッジ部下側を押上げつつガイドする下シームガイドロ
ールを設置した技術が提案されている。これは、エッジ
部の長手方向に伸びが生じているために余った材料が縁
波として具象化していることに着目し、この余った材料
を連続的に上方へ押上げ、エッジにテンションを与え
て、見掛け上波を消去するものである。斯かる技術とし
て特公昭61-34908号公報では、エッジの押し付け量を調
整するため下シームガイドロール8が、図11に示すよ
うにターンバックル14を備えた左右1対のアジャスト
ロッドにより支持された構造となっている。従って、従
来技術では成形安定限界を超えエッジに波が発生するよ
うな薄肉成形においても、突合せ溶接時の成形を安定化
させることができるとしている。しかし、下シームガイ
ドロールがそれ自体独立して設けられているため、フィ
ンパスロールとスクイズロール間で一定の位置に保持す
ることが難しいという問題がある。同号公報には内面ビ
ードカッター用ロッド10の剛性が許すならば、下シー
ムガイド装置をロッド10に載せてもよいと記載してい
るが、このような構造は内面ビードカッター用ロッドの
剛性を考えた場合実現性に乏しい。また、下シームガイ
ドロールの押し付け量の調整をターンバックルにより左
右独立して行っているが、これを遠隔操作することは難
しく、下シームガイドロールの調整を操業中に随時行う
ことが困難である。さらに、一定位置に保持することも
難しい。
来技術の問題点を解決するべく、成形材エッジ部の押上
ロールの位置を保持する機構を強化し、またロールの押
上げ量を遠隔操作できる構造にしたことを提案している
(特開平5-208213号公報)。この技術によれば、安定し
た造管が望めない大径薄肉管(t/D が1.6 %以下)でも
成形が可能であるが、図12に示す如く、(a)図の状
態から(b)図の状態へと押上げる量が大きいと、断面
形状が上に凸の瓜状の形状となり、この状態で電縫溶接
することにより、(c)図のように真円度が低下するこ
とがあり、さらなる技術の向上が望まれていた。
もので、縁波の消去に有効な押上げ位置と必要な押上げ
力を同定し、これをもとにエッジ部を押上げて形状不良
のない電縫管製造方法を提供することを目的とする。
方法は、このような目的を達成するため、帯板またはコ
イルを順次円形に成形する工程において、最終フィンパ
スロールとスクイズロールとの間に配置した押上ロール
により、最終フィンパスロールとスクイズロールとの距
離を100%としたとき、スクイズロールの上流側18
%〜46%の間で成形材のエッジ部を押上げて伸張させ
ることを特徴とするものである。また、前記押上ロール
での押上げ量を成形材のエッジ部に発生する縁波高さの
2〜5倍とすることを特徴とするものである。
いては、最終フィンパスロールとスクイズロールとの間
で成形材のエッジ部を伸張させるように、最終フィンパ
スロールとスクイズロールとの間に配置した押上ロール
での押上位置がスクイズスタンドより遠すぎると、一度
伸された縁波がスクイズスタンドに入る前に再び発生
し、またスクイズスタンドに近すぎると、エッジ部がス
クイズスタンドに押え込まれ、十分な押上げ量が確保で
きない。最終フィンパスロールとスクイズロールとの距
離を100%としたとき、スクイズロールの上流側46
%以下とすることによって一度伸された縁波がスクイズ
スタンドに入る前に再び発生することがない。したがっ
て押上ロールの押上位置の上限を46%とした。また、
最終フィンパスロールとスクイズロールとの距離を10
0%としたとき、スクイズロールの上流側18%以上と
することによってエッジ部がスクイズスタンドに押え込
まれることなく、十分な押上げ量が確保できること、お
よびこの位置範囲内では造管ラインの他の装置、例えば
高周波電機抵抗溶接用のコンタクトチップ等と干渉する
ことが殆ど皆無となり設置に支障を来すことがなく、品
質の優れた電縫管を製造できる。
ールとスクイズロールと間ので成形材のエッジ部を伸張
させるように、最終フィンパスロールとスクイズロール
との間に配置した押上ロールでの押上げによって、縁波
を消去する場合、原理的には波の高さ分だけ押上ロール
を押上げれば充分なはずであるが、実際には一箇所押上
げることにより図3に示すごとく周辺のエッジも平行に
上方へ押上げられ、押上げた量の全てが縁波消去に有効
に働くわけではない。発生している縁波高さの2倍以上
は押上げないと縁波消去効果は発現しない。押上げ量の
下限値は発生している縁波高さの2倍以上とすることに
より、縁波が50%以上抑制される。また、押上げ量が
大きすぎると、管中央部とエッジの軌跡差による電縫管
成形本来のエッジストレッチに加えて、更なるエッジス
トレッチが加わり縁波高さが増大する結果となる。この
ため、押上げ量の上限は発生している縁波高さの5倍以
下が適当であり、品質の優れた電縫管を製造できる。
た実証例の構成を示す概念図である。図において、成形
材Pは、フィンパスロールaとスクイズロールbとが有
する距離Lの中間部としてスクイズロールbより距離l
の位置へ押上ロール3を設置して、高さHだけ押上げて
成形材のエッジ部に張力を付加して伸長するようにして
いる。押上ロール3の構造としては、例えば、先に出願
した特開平5-208213号公報による技術を採用することに
よって、その目的を達成することができる。先に出願し
た特開平5-208213号公報による技術は、図2に示すよう
に、エッジ押上装置1が装置本体100に対して、押上
ロール3を昇降装置5により上下可能に支持するように
なっている。このエッジ押上装置1は下部に配設したボ
トムロール4で内面上を滑走する構造としている。ま
た、スクイズロールb中心から手前の所定位置mに縁波
計を設置している。初期の縁波高さおよび縁波消去の効
果を確認するために、レーザー変位計や光切断装置など
を設置した方が好ましく、測定した縁波高さのデータを
基に、前記エッジ押上げ装置1へフィードバック制御す
るようにした方が良い。
押上ロール3によって、図1中破線で示すエッジライン
から実線で示す上方に押上げ、エッジ部にテンションを
与えることにより波打ちを押さえつつ、溶接部にガイド
することにより、電縫溶接部において良好な状態で会合
し、完全な電縫溶接が行えるものである。上記のように
して、縁波高さを消去する場合、原理的には波高さ分だ
け押上ロールを押上げれば良いが、実際には一箇所押上
げることにより、周辺のエッジも平行に上方へ押上げら
れ、押上げた量の全てが縁波消去に有効に働くわけでは
なく、発生している縁波高さ以上は押上げないと縁波消
去効果は発現しない。しかし、逆に押上げ量が大きすぎ
ると、管中央部とエッジの軌跡差による電縫管成形本来
のエッジストレッチに加えて、更なるエッジストレッチ
が加わり縁波高さが増大することになる。また、押上ロ
ールを設置する位置は、押上ロールがスクイズスタンド
より遠すぎると、一度伸された縁波がスクイズスタンド
に入る前に再び発生し、またスクイズスタンドに近すぎ
ると、エッジ部がスクイズスタンドに押え込まれ、十分
な押上げ量が確保できないことになる。ブレークダウン
スタンド3段,ケージセクション,フィンパススタンド
3段,スクイズスタンド1段の電縫管成形ラインにおい
て厚さ1.0mm×323mm幅の鋼板から外径101.6
mmの電縫管を造管する場合について押上ロールの位置の
影響を調査した。この場合のt/D は約1%であり、これ
はロールギャップの設定などを最適化しても縁波が発生
し易い造管サイズである。尚、フィンパス最終スタンド
とスクイズスタンドの距離は400mm である。押上げ位置
は、スクイズスタンドから上流側に40mm,80mm,160mm
,240mm ,280mm の5ヵ所について調べた。これはフ
ィンパス#3スタンドとスクイズスタンドの距離を10
0%とした時、スクイズスタンドより上流側にそれぞれ
10%,20%,40%,60%,70% 離れた位置に相当する。なお、縁
波高さの測定はスクイズスタンド上流20mmの位置でレー
ザー変位計により非接触測定を行っている。また、押上
げ量は発生した縁波高さの3倍で一定とした。図4に押
上ロールの位置と縁波高さ変化率(押上げた時の縁波高
さ/押上げなしの時の縁波高さ)の関係を示す。押上ロ
ールの効果として縁波高さを半分以下に抑えることを目
標とした場合、この条件を満足する波高さになる押上ロ
ールの位置はスクイズスタンドの上流側18%〜46%
の範囲である。なお、上記範囲内では造管ラインの他の
装置、例えば高周波電機抵抗溶接用のコンタクトチップ
などと、製造する管の凡ゆるサイズにおいて干渉する可
能性が低く好都合である。
タンドの上流側24%と43%の位置の固定し、押上げ
量を変化させた場合の結果を図5に示す。横軸の押上げ
率とは押上げ高さを押上げなしの時の縁波高さで割った
値である。押上ロールの効果として縁波高さを半分以下
に抑えることを目標とした場合、この条件を満足する波
高さになる押上ロールの押上げ率は発生する縁波高さの
2〜5倍であることが判る。この傾向は押上ロールの位
置を多少変えても大きく変ることはなく、この範囲以外
では押上げを行わない時よりは縁波高さは小さいが、絶
大な効果は認められない。
タンドの上流側33%の位置に固定し、押上げ量を初期
波高さの3倍として、造管サイズを変えた場合の結果を
図6に示す。具体的には造管する管の外径は変えずに板
厚のみを変えてt/D(t:素板の板厚,D造管外径)を
変化させた。また、図中には押上げ装置を用いない従来
法のデータも併記する。実際の造管工程では縁波急峻度
が0.01を越えると突き合わせの精度が悪くなり、安
定した電縫溶接やレーザー溶接ができなくなると言われ
ている。図6より従来法ではt/D が1.6以下では縁波
急峻度が0.01を越えるが、本発明ではt/D が0.8
までは縁波急峻度が0.01を越えないことが判る。な
お、溶接方法については高周波電気抵抗溶接を始め、Ti
g 溶接やレーザー溶接によるもの等何れの方法でも制約
は受けない。当然のことながら、高周波電気抵抗溶接を
行なう場合には、押上ロールに高周波電流が流れないよ
うに押上ロール3の左右間には絶縁体を挟むことは必要
となる。
縫管成形時のエッジ部の波打ちを適切に抑制し、突き合
せ溶接時の成形を安定化させることができる。これによ
り、同一の製造ラインにおいて製造範囲を拡大すること
ができるばかりか、縁波高さを連続的に監視しフィード
バック制御を行う場合、素材の材質や造管サイズの変更
に際しても、押上げ量の再設定を行う必要がない点も特
筆できる。また、同様の理由により非定常成形や不安定
成形発生の早期発見にも役立つものである。
の構成を示す概念図である。
断面説明図である。
図である。
示すグラフ図である。
すグラフ図である。
示すグラフ図である。
る。
る。
明図である。
である。
説明図である。
エッジ部の形状変化の関係を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 帯板またはコイルを順次円形に成形する
工程において、最終フィンパスロールとスクイズロール
との間に配置した押上ロールにより、最終フィンパスロ
ールとスクイズロールとの距離を100%としたとき、
スクイズロールの上流側18%〜46%の間で成形材の
エッジ部を押上げて伸張させることを特徴とする電縫管
製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の押上ロールでの押上げ量
を成形材のエッジ部に発生する縁波高さの2〜5倍とす
ることを特徴とする電縫管製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14775495A JP3185612B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 電縫管製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14775495A JP3185612B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 電縫管製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091232A true JPH091232A (ja) | 1997-01-07 |
| JP3185612B2 JP3185612B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=15437402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14775495A Expired - Fee Related JP3185612B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 電縫管製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3185612B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6134908B2 (ja) | 2013-05-13 | 2017-05-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明器具 |
-
1995
- 1995-06-14 JP JP14775495A patent/JP3185612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3185612B2 (ja) | 2001-07-11 |
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