JPH09123729A - 車両のロール制御装置 - Google Patents
車両のロール制御装置Info
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- JPH09123729A JPH09123729A JP30653695A JP30653695A JPH09123729A JP H09123729 A JPH09123729 A JP H09123729A JP 30653695 A JP30653695 A JP 30653695A JP 30653695 A JP30653695 A JP 30653695A JP H09123729 A JPH09123729 A JP H09123729A
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- lateral acceleration
- vehicle
- steering
- actuator
- control
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G21/00—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
- B60G21/02—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected
- B60G21/04—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically
- B60G21/05—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically between wheels on the same axle but on different sides of the vehicle, i.e. the left and right wheel suspensions being interconnected
- B60G21/055—Stabiliser bars
- B60G21/0551—Mounting means therefor
- B60G21/0553—Mounting means therefor adjustable
- B60G21/0555—Mounting means therefor adjustable including an actuator inducing vehicle roll
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/13—Torsion spring
- B60G2202/135—Stabiliser bar and/or tube
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/40—Type of actuator
- B60G2202/42—Electric actuator
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロール発生に対する制御の応答を改善できる
と共に、ロールの発生および発達を効果的に防止可能に
する。 【解決手段】 横加速度検出器19に車両に作用する横
加速度を検出させて横加速度信号を出力させ、操舵量検
出器(20)に車両の操舵量を検出させ、さらに、コン
トロールラ18に操舵量出力を微分処理して得た操舵速
度信号にゲインを乗算させ、この乗算結果を上記横加速
度信号に加算した値にもとづき少なくとも制御バルブ1
5を制御させる。
と共に、ロールの発生および発達を効果的に防止可能に
する。 【解決手段】 横加速度検出器19に車両に作用する横
加速度を検出させて横加速度信号を出力させ、操舵量検
出器(20)に車両の操舵量を検出させ、さらに、コン
トロールラ18に操舵量出力を微分処理して得た操舵速
度信号にゲインを乗算させ、この乗算結果を上記横加速
度信号に加算した値にもとづき少なくとも制御バルブ1
5を制御させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の車両
の走行時において、車体に作用する横加速度によってこ
の車体に生じるロールを抑制するためのロール制御装置
に関する。
の走行時において、車体に作用する横加速度によってこ
の車体に生じるロールを抑制するためのロール制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行中の車両に生じるロールを抑
制するためには、例えば、特開昭61―24609号公
報に開示されているような油圧可変型のスタビライザが
用いられている。
制するためには、例えば、特開昭61―24609号公
報に開示されているような油圧可変型のスタビライザが
用いられている。
【0003】すなわち、このものは、左右の車輪のサス
ペンションアームを連結するスタビライザのトーション
バー部分を二分割し、この分割した部分の一方を油圧式
のロータリアクチュエータのハウジング側に、また、他
方をロータ側にそれぞれ固定している。
ペンションアームを連結するスタビライザのトーション
バー部分を二分割し、この分割した部分の一方を油圧式
のロータリアクチュエータのハウジング側に、また、他
方をロータ側にそれぞれ固定している。
【0004】そして、上記ロータリアクチュエータに圧
力作動油を選択的に送り込んで正逆二方向の回転トルク
を与えることにより、その反力でスタビライザのサスペ
ンションアームへの取り付け点に左右の車輪で反対向き
の力を加え、車体にロール方向に拮抗する反対方向の回
転モーメントを加えるようにしている。
力作動油を選択的に送り込んで正逆二方向の回転トルク
を与えることにより、その反力でスタビライザのサスペ
ンションアームへの取り付け点に左右の車輪で反対向き
の力を加え、車体にロール方向に拮抗する反対方向の回
転モーメントを加えるようにしている。
【0005】これにより、車両の旋回時等において、車
体にロールが生じたときにロータリアクチュエータに圧
力作動油を送り、遠心力で車体に作用するロールモーメ
ントをこのロータリアクチュエータによる上記車体への
ロールモーメントで相殺し、車体のロール発生を抑制す
るようにしている。
体にロールが生じたときにロータリアクチュエータに圧
力作動油を送り、遠心力で車体に作用するロールモーメ
ントをこのロータリアクチュエータによる上記車体への
ロールモーメントで相殺し、車体のロール発生を抑制す
るようにしている。
【0006】しかし、このような従来の技術にあって
は、必要時にロータリアクチュエータに圧力作動油を送
ってスタビライザの剛性を上げ、車体に発生するロール
を抑制することはできても、これをそのときどきの走行
条件に応じて車体に加わる遠心力の大きさに対応して車
体に作用するロールを、乗心地を害することなく効果的
に抑制することはできない。
は、必要時にロータリアクチュエータに圧力作動油を送
ってスタビライザの剛性を上げ、車体に発生するロール
を抑制することはできても、これをそのときどきの走行
条件に応じて車体に加わる遠心力の大きさに対応して車
体に作用するロールを、乗心地を害することなく効果的
に抑制することはできない。
【0007】一方、これに対し、トーションバー部分を
二分割してロータリアクチュエータにより連結した油圧
可変型のスタビライザと、このロータリアクチュエータ
を動作させる油圧源と、を備え、これら油圧源とロータ
リアクチュエータを結ぶ油圧回路の途中に差圧抑制バル
ブとノーマル位置で油圧源をアンロード状態に保持する
と共に、スタビライザ側のロータリアクチュエータをブ
ロック状態に保つ切換バルブを直列に配置し、かつ、横
加速度信号でこれら差圧抑制バルブと切換バルブを切換
抑制する制御装置を持った車両のロール制御装置が、特
開平7―40731号公報に示されている。
二分割してロータリアクチュエータにより連結した油圧
可変型のスタビライザと、このロータリアクチュエータ
を動作させる油圧源と、を備え、これら油圧源とロータ
リアクチュエータを結ぶ油圧回路の途中に差圧抑制バル
ブとノーマル位置で油圧源をアンロード状態に保持する
と共に、スタビライザ側のロータリアクチュエータをブ
ロック状態に保つ切換バルブを直列に配置し、かつ、横
加速度信号でこれら差圧抑制バルブと切換バルブを切換
抑制する制御装置を持った車両のロール制御装置が、特
開平7―40731号公報に示されている。
【0008】この従来の車両のロール制御装置にあって
は、旋回時等のように車体に横加速度が作用すると、制
御装置がこの横加速度の大きさを検出してそれに応じた
横加速度信号(制御電流信号)を発生し、この横加速度
信号によって切換バルブを開放状態に切り換えると共
に、比例制御バルブを制御動作して当該横加速度信号の
大きさに応じた差圧をスタビライザのロータリアクチュ
エータに与えるようにしている。
は、旋回時等のように車体に横加速度が作用すると、制
御装置がこの横加速度の大きさを検出してそれに応じた
横加速度信号(制御電流信号)を発生し、この横加速度
信号によって切換バルブを開放状態に切り換えると共
に、比例制御バルブを制御動作して当該横加速度信号の
大きさに応じた差圧をスタビライザのロータリアクチュ
エータに与えるようにしている。
【0009】従って、そのロータリアクチュエータは、
スタビライザを通してそのとき遠心力で車体に作用する
ロールモーメントと拮抗する反対方向のロールモーメン
トを車体に加え、当該車体に生じるロールを効果的に抑
制する。
スタビライザを通してそのとき遠心力で車体に作用する
ロールモーメントと拮抗する反対方向のロールモーメン
トを車体に加え、当該車体に生じるロールを効果的に抑
制する。
【0010】一方、横加速度検出器,車速検出器および
操舵量検出器を設け、車速および操舵角から算出された
推定横加速度と検出された横加速度との比が所定比率を
上回ったときは、車両が低摩擦係数路面を走行している
ものとして、車速および操舵角に応じて決定されたスタ
ビライザの目標捩れ量を減少補正するように構成された
ロール制御装置が、特公平6―84126号公報に示さ
れている。
操舵量検出器を設け、車速および操舵角から算出された
推定横加速度と検出された横加速度との比が所定比率を
上回ったときは、車両が低摩擦係数路面を走行している
ものとして、車速および操舵角に応じて決定されたスタ
ビライザの目標捩れ量を減少補正するように構成された
ロール制御装置が、特公平6―84126号公報に示さ
れている。
【0011】これによれば、駆動輪の空転や車輪の横滑
りに起因して車速検出手段の検出した車速、もしくは、
操舵角検出手段の検出した操舵角が車両、もしくは、操
舵検出手段の検出した操舵角が車両の旋回状態を各々正
確に反映しなくなったときには、上記車速および操舵角
に応じて定まるスタビライザの目標捩れ量を減少するよ
うに補正し、アクティブ制御の継続によりスタビライザ
の捩れ量が、適切な値より過大な値に過制御されないよ
うにすることで、該過制御に起因するローリングの発生
を確実に防止できる。
りに起因して車速検出手段の検出した車速、もしくは、
操舵角検出手段の検出した操舵角が車両、もしくは、操
舵検出手段の検出した操舵角が車両の旋回状態を各々正
確に反映しなくなったときには、上記車速および操舵角
に応じて定まるスタビライザの目標捩れ量を減少するよ
うに補正し、アクティブ制御の継続によりスタビライザ
の捩れ量が、適切な値より過大な値に過制御されないよ
うにすることで、該過制御に起因するローリングの発生
を確実に防止できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の特開平7―40731号公報に記載の車両のロール
制御装置は、車体のロールを抑えるように動作するアク
チュエータに供給される圧力が差圧制御弁によって制御
され、その圧力の大きさは横加速度検出器が検出した車
体の横加速度のみを利用して決定されるため、横加速度
が発生しないと上記制御が行われず、また、制御の応答
性の改善が強く望まれていた。
来の特開平7―40731号公報に記載の車両のロール
制御装置は、車体のロールを抑えるように動作するアク
チュエータに供給される圧力が差圧制御弁によって制御
され、その圧力の大きさは横加速度検出器が検出した車
体の横加速度のみを利用して決定されるため、横加速度
が発生しないと上記制御が行われず、また、制御の応答
性の改善が強く望まれていた。
【0013】すなわち、車両の操舵を開始した場合に、
ステァリング系の剛性による遅れを伴って操舵輪が初め
て向きを変え、車両にヨー方向の動きが起きて横加速度
が発生することとなり、さらに、通常横加速度検出に不
感帯を設けることによって検出精度を高めるようにして
いるため、上記横加速度は、操舵開始よりもかなり遅れ
て検出される場合があった。
ステァリング系の剛性による遅れを伴って操舵輪が初め
て向きを変え、車両にヨー方向の動きが起きて横加速度
が発生することとなり、さらに、通常横加速度検出に不
感帯を設けることによって検出精度を高めるようにして
いるため、上記横加速度は、操舵開始よりもかなり遅れ
て検出される場合があった。
【0014】また、油圧系の応答遅れも無視できず、実
際にロール制御に移るのは操舵よりもかなり後になる場
合があり、特に、速い操舵に対してもロール制御の応答
性を一層改善することが望まれていた。
際にロール制御に移るのは操舵よりもかなり後になる場
合があり、特に、速い操舵に対してもロール制御の応答
性を一層改善することが望まれていた。
【0015】また、上記従来の特公平6―84126号
公報に記載の車両のロール制御装置は、スタビライザを
用いてロールを抑えるものであるが、制御量としての流
量制御弁の出力を決定する横加速度は車速Vと、操舵角
αからの推定値(V2/α)を基準にして決定してお
り、横加速度検出器の出力値は路面状況等の判定に補助
的に使用するロール制御方法となっているため、加減速
時やタイヤのスリップ角が大きな低μ路や逆ハンドルな
どの走行条件または運転条件では、例えば,タイヤロッ
ク状態での減速時には、実際の車速が測定車速を超え、
一方、加速時には実際の車速が測定車速を下回ることが
あり、正確な横加速度の推定を行えないという課題があ
った。
公報に記載の車両のロール制御装置は、スタビライザを
用いてロールを抑えるものであるが、制御量としての流
量制御弁の出力を決定する横加速度は車速Vと、操舵角
αからの推定値(V2/α)を基準にして決定してお
り、横加速度検出器の出力値は路面状況等の判定に補助
的に使用するロール制御方法となっているため、加減速
時やタイヤのスリップ角が大きな低μ路や逆ハンドルな
どの走行条件または運転条件では、例えば,タイヤロッ
ク状態での減速時には、実際の車速が測定車速を超え、
一方、加速時には実際の車速が測定車速を下回ることが
あり、正確な横加速度の推定を行えないという課題があ
った。
【0016】また、低μ路ではタイヤのサイドフォース
が下がるため、通常路と同じ旋回半径を得るのに必要な
操舵角は大きくなり、さらに,逆ハンドル操作時には、
車両の旋回方向と操舵角の方向は逆になり、結果的に正
確な横加速度の推定が行えない。
が下がるため、通常路と同じ旋回半径を得るのに必要な
操舵角は大きくなり、さらに,逆ハンドル操作時には、
車両の旋回方向と操舵角の方向は逆になり、結果的に正
確な横加速度の推定が行えない。
【0017】特に、低μ路の判定時には制御量を小さく
するようなロールの抑制制御方法では、ロールを効果的
に抑えられないという課題があった。
するようなロールの抑制制御方法では、ロールを効果的
に抑えられないという課題があった。
【0018】また、横加速度の推定を上記推定値(V2
/α)を用いて行っているために、操舵角αが小さいと
きにはV2/α=∝となって横加速度の推定ができず、
従って、操舵角αがある程度を大きくなるまでロール制
御の処理を待たねばならなくなる。
/α)を用いて行っているために、操舵角αが小さいと
きにはV2/α=∝となって横加速度の推定ができず、
従って、操舵角αがある程度を大きくなるまでロール制
御の処理を待たねばならなくなる。
【0019】このため、過渡変化の大きいロール状態の
制御が不十分となり、単に定常ロールを抑える制御を実
施できるだけという不都合があった。
制御が不十分となり、単に定常ロールを抑える制御を実
施できるだけという不都合があった。
【0020】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、ロール発生に対する制御の
応答を改善できると共に、特に、車両の直進から旋回に
移るときの過渡状態において、ロールの発生および発達
を効果的に防止することができる車両のロール制御装置
を提供することを目的とする。
ためになされたものであり、ロール発生に対する制御の
応答を改善できると共に、特に、車両の直進から旋回に
移るときの過渡状態において、ロールの発生および発達
を効果的に防止することができる車両のロール制御装置
を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
車両のロール制御装置は、車両の左右車輪のばね下部材
を結合するトーションバーを中央部で二分割し該二分割
したトーションバーをアクチュエータにより連結した油
圧可変型のスタビライザと、上記アクチュエータに油圧
を供給する油圧源と、該油圧源と上記アクチュエータと
を結ぶ油圧回路の途中に接続された差圧制御用または流
量制御用の制御バルブと、該制御バルブに直列接続され
てノーマル位置で油圧源をアンロード状態に保持すると
共に上記アクチュエータをブロック状態に保つ切換バル
ブと、上記車両に作用する横加速度を検出して横加速度
信号を出力する横加速度検出器と、を設けて上記車両の
操舵量を操舵量検出器に検出させ、また、コントローラ
に該操舵量検出器が検出した操舵量出力を微分処理さ
せ、これにより得られた操舵速度信号にゲインを乗算さ
せ、さらに、この乗算結果を上記横加速度信号に加算し
た値にもとづいて少なくとも上記制御バルブを制御させ
るようにしたものである。
車両のロール制御装置は、車両の左右車輪のばね下部材
を結合するトーションバーを中央部で二分割し該二分割
したトーションバーをアクチュエータにより連結した油
圧可変型のスタビライザと、上記アクチュエータに油圧
を供給する油圧源と、該油圧源と上記アクチュエータと
を結ぶ油圧回路の途中に接続された差圧制御用または流
量制御用の制御バルブと、該制御バルブに直列接続され
てノーマル位置で油圧源をアンロード状態に保持すると
共に上記アクチュエータをブロック状態に保つ切換バル
ブと、上記車両に作用する横加速度を検出して横加速度
信号を出力する横加速度検出器と、を設けて上記車両の
操舵量を操舵量検出器に検出させ、また、コントローラ
に該操舵量検出器が検出した操舵量出力を微分処理さ
せ、これにより得られた操舵速度信号にゲインを乗算さ
せ、さらに、この乗算結果を上記横加速度信号に加算し
た値にもとづいて少なくとも上記制御バルブを制御させ
るようにしたものである。
【0022】請求項2の発明にかかる車両のロール制御
装置は、車両の操舵速度を操舵速度検出器に検出させ、
また、コントローラに、該操舵速度検出器が検出した操
舵速度信号にゲインを乗算させ、この乗算結果を上記横
加速信号に加算した値にもとづき、少なくとも上記制御
バルブを制御させるようにしたものである。
装置は、車両の操舵速度を操舵速度検出器に検出させ、
また、コントローラに、該操舵速度検出器が検出した操
舵速度信号にゲインを乗算させ、この乗算結果を上記横
加速信号に加算した値にもとづき、少なくとも上記制御
バルブを制御させるようにしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明するが、図1は、この発明によるロール制
御装置の一実施の形態を系統的に示すもので、前後輪用
のスタビライザ1f,1rは、共にトーションバー部分
を中央で二分割して構成し、この分割した部分の一方を
アクチュエータとしての油圧式のロータリアクチュエー
タ2f,2rのハウジング側に、また、他方をロータ側
にそれぞれ固定してある。
について説明するが、図1は、この発明によるロール制
御装置の一実施の形態を系統的に示すもので、前後輪用
のスタビライザ1f,1rは、共にトーションバー部分
を中央で二分割して構成し、この分割した部分の一方を
アクチュエータとしての油圧式のロータリアクチュエー
タ2f,2rのハウジング側に、また、他方をロータ側
にそれぞれ固定してある。
【0024】この実施の形態の場合、上記ロータリアク
チュエータ2f,2rは、図2に示すように、内部に1
80度の間隔で隔壁3a,3bを備えたハウジング4
と、このハウジング4内に同じく180度の間隔で二枚
のベーン5a,5bを備えたロータ6を回動自在に納め
ることによって構成してある。
チュエータ2f,2rは、図2に示すように、内部に1
80度の間隔で隔壁3a,3bを備えたハウジング4
と、このハウジング4内に同じく180度の間隔で二枚
のベーン5a,5bを備えたロータ6を回動自在に納め
ることによって構成してある。
【0025】上記ロータ6は、中心部分をハウジング4
における隔壁3a,3bの先端に摺接し、かつベーン5
a,5bの先端をハウジング4の内壁に摺接させること
によって、ハウジング4内をロータ6で四つの油室7
a,7bと7c,7dに区画している。
における隔壁3a,3bの先端に摺接し、かつベーン5
a,5bの先端をハウジング4の内壁に摺接させること
によって、ハウジング4内をロータ6で四つの油室7
a,7bと7c,7dに区画している。
【0026】これら四つの油室7a乃至7dのうち、対
角位置にある油室7aと7cおよび油室7bと7dは、
ロータ6の中心部分に穿った通孔8a,8bで互いに連
通しており、かつ、ハウジング4には、油室7a,7b
に開口するポート9a,9bが穿ってある。
角位置にある油室7aと7cおよび油室7bと7dは、
ロータ6の中心部分に穿った通孔8a,8bで互いに連
通しており、かつ、ハウジング4には、油室7a,7b
に開口するポート9a,9bが穿ってある。
【0027】上記ロータリアクチュエータ2f,2rの
それぞれのポート9a,9bは、図1に示すように、管
路10a,10bからなる油圧回路11を通して油圧ポ
ンプ12とリザーバ13とで構成された油圧源14に通
じている。
それぞれのポート9a,9bは、図1に示すように、管
路10a,10bからなる油圧回路11を通して油圧ポ
ンプ12とリザーバ13とで構成された油圧源14に通
じている。
【0028】油圧回路11の途中には、制御バルブであ
る差圧制御バルブ15とノーマル位置で油圧源14をア
ンロード状態に保持すると共に、ロータリアクチュエー
タ2f,2rのポート9a,9bに向う管路10a,1
0bをブロック状態に保つ切換バルブ16が直列に配設
してある。
る差圧制御バルブ15とノーマル位置で油圧源14をア
ンロード状態に保持すると共に、ロータリアクチュエー
タ2f,2rのポート9a,9bに向う管路10a,1
0bをブロック状態に保つ切換バルブ16が直列に配設
してある。
【0029】上記において、切換バルブ16は、各種の
油圧回路において従来から広く一般に用いられている、
極めてポピュラーなスプリングオフセット式の電磁バル
ブで構成されており、その形態は小型で車載用機器に適
し、かつ構成についてもよく知られているので、ここで
は詳細な説明は省略する。
油圧回路において従来から広く一般に用いられている、
極めてポピュラーなスプリングオフセット式の電磁バル
ブで構成されており、その形態は小型で車載用機器に適
し、かつ構成についてもよく知られているので、ここで
は詳細な説明は省略する。
【0030】一方、この実施の形態において用いられて
いる差圧制御バルブ15は、特に、車載用を考慮して小
型かつ軽量化を図ってある。
いる差圧制御バルブ15は、特に、車載用を考慮して小
型かつ軽量化を図ってある。
【0031】この実施の形態における差圧制御バルブ1
5は、上記管路10a,10bにそれぞれ接続される供
給ポートと排出ポート、および上記切換バルブの二つの
ポートにそれぞれ接続される二つの制御ポートを有す
る。
5は、上記管路10a,10bにそれぞれ接続される供
給ポートと排出ポート、および上記切換バルブの二つの
ポートにそれぞれ接続される二つの制御ポートを有す
る。
【0032】また、切換バルブ16の他の制御ポートが
ロータリアクチュエータ2f,2r側の管路10a,1
0bにそれぞれ接続されている。
ロータリアクチュエータ2f,2r側の管路10a,1
0bにそれぞれ接続されている。
【0033】また、17は、上記差圧制御バルブ15と
切換バルブ16を制御操作する制御装置であり、これが
図1にみられるように、コントローラ18と、車体に作
用する横加速度を検出する横加速度検出器19および操
舵量検出器20とによって構成されている。
切換バルブ16を制御操作する制御装置であり、これが
図1にみられるように、コントローラ18と、車体に作
用する横加速度を検出する横加速度検出器19および操
舵量検出器20とによって構成されている。
【0034】そして、この制御装置17におけるコント
ローラ18の出力端を差圧制御バルブ15の電磁ソレノ
イド15aと切換バルブ16の操作用電磁ソレノイド1
6aに結び、当該制御装置17で差圧制御バルブ15と
切換バルブ16とを切換制御するようにしている。
ローラ18の出力端を差圧制御バルブ15の電磁ソレノ
イド15aと切換バルブ16の操作用電磁ソレノイド1
6aに結び、当該制御装置17で差圧制御バルブ15と
切換バルブ16とを切換制御するようにしている。
【0035】図3は、上記コントローラ18の内部構成
を示すブロック図であり、同図において、21は、横加
速度検出器19および操舵量検出器としての操舵角検出
器20の各出力信号をディジタル変換するアナログ/デ
ィジタル変換器、22は、ディジタル変換された操舵角
信号を微分処理して、操舵角速度信号を出力する微分処
理手段である。
を示すブロック図であり、同図において、21は、横加
速度検出器19および操舵量検出器としての操舵角検出
器20の各出力信号をディジタル変換するアナログ/デ
ィジタル変換器、22は、ディジタル変換された操舵角
信号を微分処理して、操舵角速度信号を出力する微分処
理手段である。
【0036】また、23は、微分処理して得られた操舵
角速度信号に適度なゲインK1を乗算して操舵角速度の
補正を行うゲイン設定手段、24は、この補正を行った
操舵角速度信号をディジタル変換された横加速度信号に
加算して、ロール判定(横加速度判定)した信号を出力
する加算器である。
角速度信号に適度なゲインK1を乗算して操舵角速度の
補正を行うゲイン設定手段、24は、この補正を行った
操舵角速度信号をディジタル変換された横加速度信号に
加算して、ロール判定(横加速度判定)した信号を出力
する加算器である。
【0037】さらに、25は、加算器24の出力を調整
する横加速度のゲイン設定手段であり、該ゲイン設定手
段25は、ロール制御が過敏になったり鈍感になったり
しないようにゲイン調整を行う。
する横加速度のゲイン設定手段であり、該ゲイン設定手
段25は、ロール制御が過敏になったり鈍感になったり
しないようにゲイン調整を行う。
【0038】26は、そのゲイン調整後の加算器24の
出力をアナログ信号に変換するディジタル/アナログ変
換器である。
出力をアナログ信号に変換するディジタル/アナログ変
換器である。
【0039】また、27は、そのアナログ信号を受け
て、このアナログ信号レベルに応じた位置および開度に
切換バルブ16および差圧制御バルブ15をそれぞれ駆
動制御するバルブの駆動回路である。
て、このアナログ信号レベルに応じた位置および開度に
切換バルブ16および差圧制御バルブ15をそれぞれ駆
動制御するバルブの駆動回路である。
【0040】なお、上記操舵量検出器としてステアリン
グラックの動き(直線運動)を検出する直線型の変位計
などを用い、この変位計などの出力を操舵角の代用値と
して利用することができる。
グラックの動き(直線運動)を検出する直線型の変位計
などを用い、この変位計などの出力を操舵角の代用値と
して利用することができる。
【0041】次に、動作について説明すると、いま、図
1において、コントローラ18から差圧制御バルブ15
の電磁ソレノイド15aに予め定めた基準電流を流した
場合には、差圧制御バルブ15は、中立位置に保持され
る中立動作となり、切換バルブ16に接続される2つの
制御ポートの作動油圧は同圧で、差圧が零の状態に保た
れる。
1において、コントローラ18から差圧制御バルブ15
の電磁ソレノイド15aに予め定めた基準電流を流した
場合には、差圧制御バルブ15は、中立位置に保持され
る中立動作となり、切換バルブ16に接続される2つの
制御ポートの作動油圧は同圧で、差圧が零の状態に保た
れる。
【0042】このため、スタビライザ1f,1rのロー
タリアクチュエータ2f,2rにはいずれの方向の回転
力も働くことはない。
タリアクチュエータ2f,2rにはいずれの方向の回転
力も働くことはない。
【0043】ここで、コントローラ18から電磁ソレノ
イド15aに流す電流を上記基準電流より大きくする
と、上記制御ポートの一方の作動油圧力が上昇し、他方
の制御ポートの作動油圧が低下し、これらの差圧に対応
する位置に(スプール)弁を切り換えて、その差圧に応
じた各作動油圧力がスタビライザ1f,1rのロータリ
アクチュエータ2f,2rに入力され、これが所定の一
方向に回転付勢される。
イド15aに流す電流を上記基準電流より大きくする
と、上記制御ポートの一方の作動油圧力が上昇し、他方
の制御ポートの作動油圧が低下し、これらの差圧に対応
する位置に(スプール)弁を切り換えて、その差圧に応
じた各作動油圧力がスタビライザ1f,1rのロータリ
アクチュエータ2f,2rに入力され、これが所定の一
方向に回転付勢される。
【0044】また、上記とは逆に、コントローラ18か
ら電磁ソレノイド15aに流す制御電流を小さくしてい
くと、上記一方の作動油圧力が低下し、他方の制御ポー
トの作動油圧力が上昇し、これらの差圧に応じた位置に
上記弁を切り換えて、その差圧に応じた各作動油圧によ
り、ロータリアクチュエータ2f,2rは上記とは逆方
向に回転付勢される。
ら電磁ソレノイド15aに流す制御電流を小さくしてい
くと、上記一方の作動油圧力が低下し、他方の制御ポー
トの作動油圧力が上昇し、これらの差圧に応じた位置に
上記弁を切り換えて、その差圧に応じた各作動油圧によ
り、ロータリアクチュエータ2f,2rは上記とは逆方
向に回転付勢される。
【0045】そして、これらのロータリアクチュエータ
2f,2rがいずれの回転方向にあっても、電磁ソレノ
イド15aに流す制御電流を元の基準電流に戻すこと
で、上記差圧を零にすることができ、従って、ロータリ
アクチュエータ2f,2rに加わっていた回転力は消失
する。
2f,2rがいずれの回転方向にあっても、電磁ソレノ
イド15aに流す制御電流を元の基準電流に戻すこと
で、上記差圧を零にすることができ、従って、ロータリ
アクチュエータ2f,2rに加わっていた回転力は消失
する。
【0046】すなわち、上記各制御ポート間の差圧は、
電磁ソレノイド15aに対する制御電流の変化に見合っ
て調整され、各ロータリアクチュエータ2f,2rに対
してその差圧に比例した回転力を加えることになる。
電磁ソレノイド15aに対する制御電流の変化に見合っ
て調整され、各ロータリアクチュエータ2f,2rに対
してその差圧に比例した回転力を加えることになる。
【0047】このことから、いま、例えば、車両が直進
走行状態にあって横加速度検出器19からの検出信号が
ないときには、コントローラ18が差圧制御バルブ15
の電磁ソレノイド15aに基準電流imを流し、切換バ
ルブ16の電磁ソレノイド16aには電流を流すことな
くそれをノーマル位置に保つようにしておく。
走行状態にあって横加速度検出器19からの検出信号が
ないときには、コントローラ18が差圧制御バルブ15
の電磁ソレノイド15aに基準電流imを流し、切換バ
ルブ16の電磁ソレノイド16aには電流を流すことな
くそれをノーマル位置に保つようにしておく。
【0048】これにより、差圧制御バルブ15は、上記
各制御ポート間の差圧が零の状態に制御され、かつ、切
換バルブ16がスタビライザ1f,1rのロータリアク
チュエータ2f,2rをブロック状態に保持する。
各制御ポート間の差圧が零の状態に制御され、かつ、切
換バルブ16がスタビライザ1f,1rのロータリアク
チュエータ2f,2rをブロック状態に保持する。
【0049】従って、これらのロータリアクチュエータ
2f,2rの作動がロックされてスタビライザ1f,1
rは通常の作用を行うことになる。
2f,2rの作動がロックされてスタビライザ1f,1
rは通常の作用を行うことになる。
【0050】しかも、切換バルブ16がノーマル位置を
保つことによって油圧源14の油圧ポンプ12がアンロ
ード状態となり、省エネルギ効果が図られる。
保つことによって油圧源14の油圧ポンプ12がアンロ
ード状態となり、省エネルギ効果が図られる。
【0051】これに対し、旋回時等のように車体に横加
速度が発生すると、制御装置17の横加速度検出器19
がこの横加速度の大きさを検出すると共に、操舵量検出
器20がこのときの操舵角を検出して、これらの検出結
果に応じたロール制御信号をコントローラ18に入力す
る。
速度が発生すると、制御装置17の横加速度検出器19
がこの横加速度の大きさを検出すると共に、操舵量検出
器20がこのときの操舵角を検出して、これらの検出結
果に応じたロール制御信号をコントローラ18に入力す
る。
【0052】このため、コントローラ18は、上記ロー
ル制御信号に一定の処理を施して切換バルブ16の電磁
ソレノイド16aに切換信号を出力して当該切換バルブ
16を切り換え、油圧回路11を開いてスタビライザ1
f,1rにおけるロータリアクチュエータ2f,2rの
ポート9a,9bを油圧源14に開通する。
ル制御信号に一定の処理を施して切換バルブ16の電磁
ソレノイド16aに切換信号を出力して当該切換バルブ
16を切り換え、油圧回路11を開いてスタビライザ1
f,1rにおけるロータリアクチュエータ2f,2rの
ポート9a,9bを油圧源14に開通する。
【0053】一方、同時に、コントローラ18は、上記
制御信号に後述するような一定の処理を加えて得た横加
速度信号(制御電流信号)を差圧制御バルブ15の電磁
ソレノイド15aに出力し、それに伴い、比例制御バル
ブ15が先に述べたような制御動作を行って、横加速度
信号の大きさに応じた差圧をスタビライザ1f,1rに
おけるロータリアクチュエータ2f,2rのポート9
a,9b間に与える。
制御信号に後述するような一定の処理を加えて得た横加
速度信号(制御電流信号)を差圧制御バルブ15の電磁
ソレノイド15aに出力し、それに伴い、比例制御バル
ブ15が先に述べたような制御動作を行って、横加速度
信号の大きさに応じた差圧をスタビライザ1f,1rに
おけるロータリアクチュエータ2f,2rのポート9
a,9b間に与える。
【0054】これにより、ロータリアクチュエータ2
f,2rは、スタビライザ1f,1rを通して、そのと
き遠心力に作用するロールモーメントと拮抗する反対方
向のロールモーメントを車体に加え、当該車体に生じる
ロールを効果的に抑制する。
f,2rは、スタビライザ1f,1rを通して、そのと
き遠心力に作用するロールモーメントと拮抗する反対方
向のロールモーメントを車体に加え、当該車体に生じる
ロールを効果的に抑制する。
【0055】かくして、車両が再び直進走行のようなノ
ーマルの状態に戻ると、制御装置17からの横加速度信
号が消失して差圧制御バルブ15と切換バルブ16が元
の切換位置に切り換わり、先に述べたようにスタビライ
ザ1f,1rが通常の作用を行うと共に、油圧源14も
アンロード状態となる。
ーマルの状態に戻ると、制御装置17からの横加速度信
号が消失して差圧制御バルブ15と切換バルブ16が元
の切換位置に切り換わり、先に述べたようにスタビライ
ザ1f,1rが通常の作用を行うと共に、油圧源14も
アンロード状態となる。
【0056】この場合において、上記コントローラ18
は、図3に示すような構成をなし、ここでは、上記横加
速度検出器19および操舵量検出器としての操舵量検出
器20が設けられて、これらの各検出出力をアナログ/
ディジタル変換器21によりそれぞれディジタル信号に
変換する。
は、図3に示すような構成をなし、ここでは、上記横加
速度検出器19および操舵量検出器としての操舵量検出
器20が設けられて、これらの各検出出力をアナログ/
ディジタル変換器21によりそれぞれディジタル信号に
変換する。
【0057】そして、これらのディジタル信号のうち操
舵角検出信号に対応するものを微分処理回路22にて微
分処理して操舵角速度信号に変換した後、横加速度検出
器19からの横加速度信号に合わせるように、ゲイン設
定手段23にてゲイン調整を行う。
舵角検出信号に対応するものを微分処理回路22にて微
分処理して操舵角速度信号に変換した後、横加速度検出
器19からの横加速度信号に合わせるように、ゲイン設
定手段23にてゲイン調整を行う。
【0058】次に、このゲイン調整した操舵角速度信号
を加算器24に入力して上記横加速度信号との加算を行
い、この加算結果である見かけ上の横加速度信号をゲイ
ン設定回路25に入力し、ロール制御が過敏になったり
鈍感になったりしないようなロール制御信号を得る。
を加算器24に入力して上記横加速度信号との加算を行
い、この加算結果である見かけ上の横加速度信号をゲイ
ン設定回路25に入力し、ロール制御が過敏になったり
鈍感になったりしないようなロール制御信号を得る。
【0059】そして、このロール制御信号は、ディジタ
ル/アナログ変換器26にてアナログ信号に変換されて
駆動回路27に入力される。
ル/アナログ変換器26にてアナログ信号に変換されて
駆動回路27に入力される。
【0060】このため、アナログのロール制御信号に従
って、駆動回路27は、上記切換信号を切換バルブ16
に、差圧制御信号を差圧制御バルブ15にそれぞれ入力
し、上記ロータリアクチュエータ2f,2rを制御し
て、ロールを適切に抑制する方向のロールモーメントを
車体に与えるように作用する。
って、駆動回路27は、上記切換信号を切換バルブ16
に、差圧制御信号を差圧制御バルブ15にそれぞれ入力
し、上記ロータリアクチュエータ2f,2rを制御し
て、ロールを適切に抑制する方向のロールモーメントを
車体に与えるように作用する。
【0061】なお、図4は、車両が直線走行から旋回走
行に移るときの蛇角特性を示し、ステアリングを早く切
った場合は曲線aに示すように立ち上がりが早く、ゆっ
くり切った場合には曲線bのように緩やかに立ち上が
る。
行に移るときの蛇角特性を示し、ステアリングを早く切
った場合は曲線aに示すように立ち上がりが早く、ゆっ
くり切った場合には曲線bのように緩やかに立ち上が
る。
【0062】そこで、この旋回時の操舵角速度は、図5
に示すように、ステアリングを早く切った場合には、曲
線cのように一時的に急激に立ち上がった後に速やかに
下降し、ゆっくり切った場合には曲線dのように極めて
小さくかつ緩やかに上昇および下降する特性を示す。
に示すように、ステアリングを早く切った場合には、曲
線cのように一時的に急激に立ち上がった後に速やかに
下降し、ゆっくり切った場合には曲線dのように極めて
小さくかつ緩やかに上昇および下降する特性を示す。
【0063】従って、ステアリングを早く切った場合に
は、実際にゲイン設定手段23でゲインK1を用いた上
記加算処理をしないときの制御圧力は、図6に示すよう
に、曲線eであり、これに対応して実際に得られる横加
速度が、図7に示すように、曲線fとなり、操舵の開始
に対して横加速度の発生が遅れ、これに応じて差圧制御
弁15の圧力を決めると、その遅れにより初期ロールが
発生する。
は、実際にゲイン設定手段23でゲインK1を用いた上
記加算処理をしないときの制御圧力は、図6に示すよう
に、曲線eであり、これに対応して実際に得られる横加
速度が、図7に示すように、曲線fとなり、操舵の開始
に対して横加速度の発生が遅れ、これに応じて差圧制御
弁15の圧力を決めると、その遅れにより初期ロールが
発生する。
【0064】これに対し、本発明では、ゲインK1を用
いた上記加算処理によって、図6に示すように、コント
ローラ18の出力である制御圧力は曲線gとなり、実際
の横加速度に補正を加えて得られる見かけ上の横加速度
は、図7に示すように、曲線hのようになる。
いた上記加算処理によって、図6に示すように、コント
ローラ18の出力である制御圧力は曲線gとなり、実際
の横加速度に補正を加えて得られる見かけ上の横加速度
は、図7に示すように、曲線hのようになる。
【0065】従って、この横加速度に応じて差圧制御弁
15の制御圧力を決めると、操舵に即応した制御圧を得
ることができる。
15の制御圧力を決めると、操舵に即応した制御圧を得
ることができる。
【0066】すなわち、操舵に対して即応する形で見か
け上の横加速度を得るとともに、差圧制御弁15に操舵
初期から十分に効果的な制御圧力を出力させて、上記ロ
ールの発生を抑えることができる、つまり、ロール制御
の過渡応答性が向上することとなる。
け上の横加速度を得るとともに、差圧制御弁15に操舵
初期から十分に効果的な制御圧力を出力させて、上記ロ
ールの発生を抑えることができる、つまり、ロール制御
の過渡応答性が向上することとなる。
【0067】また、ステアリングを緩やかに切った場合
には、ゲインK1を用いた上記加算処理をしないときの
制御圧力は、図8の曲線iとなり、これに対応して得ら
れる実際の横加速度は、図9の曲線jのようになるのに
対し、上記ゲインK1を用いて加算処理をしたときの制
御圧力は、図8の曲線Kのようになり、これに対応して
得られる見かけ上の横加速度は、図9の曲線lのように
なる。
には、ゲインK1を用いた上記加算処理をしないときの
制御圧力は、図8の曲線iとなり、これに対応して得ら
れる実際の横加速度は、図9の曲線jのようになるのに
対し、上記ゲインK1を用いて加算処理をしたときの制
御圧力は、図8の曲線Kのようになり、これに対応して
得られる見かけ上の横加速度は、図9の曲線lのように
なる。
【0068】すなわち、緩やかな操舵では見かけ上の横
加速度は実際の横加速度に比べて大きく変化せず、低レ
ベルで緩やかに変化するため、差圧制御弁15の圧力の
立ち上がりも緩やかとなり、過度なロール制御となるこ
とはない。
加速度は実際の横加速度に比べて大きく変化せず、低レ
ベルで緩やかに変化するため、差圧制御弁15の圧力の
立ち上がりも緩やかとなり、過度なロール制御となるこ
とはない。
【0069】なお、このようなロール制御特性は、操舵
戻しに対しても有効であり、この場合には、実際の横加
速度を減ずる方向に作用するので、操舵を反転したの
に、先に発生した反力モーメントが残って、ロールが増
長方向に作用するという弊害を回避することができる。
戻しに対しても有効であり、この場合には、実際の横加
速度を減ずる方向に作用するので、操舵を反転したの
に、先に発生した反力モーメントが残って、ロールが増
長方向に作用するという弊害を回避することができる。
【0070】さらに、上記実施の形態では、操舵角速度
の加算器24における加算処理によって、定常的な旋回
中は操舵角速度が零となって横加速度を補正することが
ないために、真の横加速度に応じたロール制御を実現で
きることとなる。
の加算器24における加算処理によって、定常的な旋回
中は操舵角速度が零となって横加速度を補正することが
ないために、真の横加速度に応じたロール制御を実現で
きることとなる。
【0071】なお、上記実施の形態にあっては、ゲイン
設定器25を加算器24の出力側に設けたものを示した
が、加算器24の入力側に設けてもよく、この場合には
横加速度信号も単独でゲイン調整可能となるため、他の
制御則と組み合わせて使うことも可能になる。
設定器25を加算器24の出力側に設けたものを示した
が、加算器24の入力側に設けてもよく、この場合には
横加速度信号も単独でゲイン調整可能となるため、他の
制御則と組み合わせて使うことも可能になる。
【0072】図10は、この発明の他の実施の形態を示
すブロック図であるが、この実施の形態が図3に示すも
のと異なるところは、図3の操舵量検出器20に代え
て、操舵速度検出器としての操舵速度検出器31を用い
ると共に、微分処理手段22を省略したことである。
すブロック図であるが、この実施の形態が図3に示すも
のと異なるところは、図3の操舵量検出器20に代え
て、操舵速度検出器としての操舵速度検出器31を用い
ると共に、微分処理手段22を省略したことである。
【0073】この実施の形態では、操舵速度検出器31
の使用によって微分処理手段22を省くことができるた
め、微分処理のために生ずる高周波ノイズを除去するフ
ィルタを設ける必要がなくなるというメリットが得られ
る。
の使用によって微分処理手段22を省くことができるた
め、微分処理のために生ずる高周波ノイズを除去するフ
ィルタを設ける必要がなくなるというメリットが得られ
る。
【0074】また、上記実施の形態では、圧力制御であ
る差圧制御を行うシステムを背景に説明したが、ロール
時の偏差を零とするような流量制御(位置制御)を行う
ようにしてもよい。
る差圧制御を行うシステムを背景に説明したが、ロール
時の偏差を零とするような流量制御(位置制御)を行う
ようにしてもよい。
【0075】なお、上記操舵量検出器としてステアリン
グラックの動き(直線運動)を検出する直線型の変位計
などを用い、この変位計などの出力を操舵速度の代用値
として利用することもできる。
グラックの動き(直線運動)を検出する直線型の変位計
などを用い、この変位計などの出力を操舵速度の代用値
として利用することもできる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、横加速度検出器に車両に作用する横加速度を検出さ
せて横加速度信号を出力させ、操舵量検出器に上記車両
の操舵量を検出させ、さらに、コントローラに、操舵量
出力を微分処理して得た操舵速度信号にゲインを乗算さ
せ、この乗算結果を上記横加速度信号に加算した値にも
とづき少なくとも制御バルブを制御させるようにしたの
で、操舵に対して即応する形で見かけ上の横加速度を迅
速に出力させることができ、これによって上記制御バル
ブに操舵初期から十分に効果的な制御圧力を出力させ
て、ロールの発生を迅速に抑えることができる、すなわ
ち、ロール制御の過渡応答性を大幅に向上させることが
できる。
ば、横加速度検出器に車両に作用する横加速度を検出さ
せて横加速度信号を出力させ、操舵量検出器に上記車両
の操舵量を検出させ、さらに、コントローラに、操舵量
出力を微分処理して得た操舵速度信号にゲインを乗算さ
せ、この乗算結果を上記横加速度信号に加算した値にも
とづき少なくとも制御バルブを制御させるようにしたの
で、操舵に対して即応する形で見かけ上の横加速度を迅
速に出力させることができ、これによって上記制御バル
ブに操舵初期から十分に効果的な制御圧力を出力させ
て、ロールの発生を迅速に抑えることができる、すなわ
ち、ロール制御の過渡応答性を大幅に向上させることが
できる。
【0077】また、この発明では、低μ路や逆ハンドル
時などのタイヤのスリップ角が大きな走行条件において
も、略正確な横加速度検出にもとづいてロールを迅速に
抑えることができる。
時などのタイヤのスリップ角が大きな走行条件において
も、略正確な横加速度検出にもとづいてロールを迅速に
抑えることができる。
【0078】そして、請求項2の発明によれば、車両の
操舵速度を検出する操舵速度検出器を設けることで、コ
ントローラの内部に微分処理回路を設ける必要がなくな
り、従って、微分処理による高周波ノイズの発生がな
く、この高周波ノイズ除去のためのフィルタが不要にな
り、回路構成の簡素化とローコスト化が図れるという効
果が得られる。
操舵速度を検出する操舵速度検出器を設けることで、コ
ントローラの内部に微分処理回路を設ける必要がなくな
り、従って、微分処理による高周波ノイズの発生がな
く、この高周波ノイズ除去のためのフィルタが不要にな
り、回路構成の簡素化とローコスト化が図れるという効
果が得られる。
【図1】図1は本発明の実施の形態による車両のロール
制御装置を示す構成図である。
制御装置を示す構成図である。
【図2】図1におけるロータリアクチュエータの概略を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】この発明における車両のロール制御装置を示す
制御ブロック図である。
制御ブロック図である。
【図4】車両における一般的な操舵角特性図である。
【図5】この発明による操舵角速度特性図である。
【図6】本発明においてステアリングを早く切った場合
の制御圧力特性図である。
の制御圧力特性図である。
【図7】本発明においてステアリングを早く切った場合
の横加速度特性図である。
の横加速度特性図である。
【図8】本発明においてステアリングを遅く切った場合
の制御圧力特性図である。
の制御圧力特性図である。
【図9】本発明においてステアリングを遅く切った場合
の横加速度特性図である。
の横加速度特性図である。
【図10】この発明の他の実施の形態による車両のロー
ル制御装置を示す制御ブロック図である。
ル制御装置を示す制御ブロック図である。
1f,1r スタビライザ 2f,2r ロータリアクチュエータ(アクチュエー
タ) 14 油圧源 15 差圧制御バルブ(制御バルブ) 16 切換バルブ 18 コントローラ 19 横加速度検出器 20 操舵角検出器(操舵量検出器) 22 微分処理手段 31 操舵角速度検出器(操舵速度検出器)
タ) 14 油圧源 15 差圧制御バルブ(制御バルブ) 16 切換バルブ 18 コントローラ 19 横加速度検出器 20 操舵角検出器(操舵量検出器) 22 微分処理手段 31 操舵角速度検出器(操舵速度検出器)
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の左右車輪のばね下部材を結合する
トーションバーを中央部で二分割し該二分割したトーシ
ョンバーをアクチュエータにより連結した油圧可変型の
スタビライザと、上記アクチュエータに油圧を供給する
油圧源と、該油圧源と上記アクチュエータとを結ぶ油圧
回路の途中に接続された差圧制御用または流量制御用の
制御バルブと、該制御バルブに直列接続されてノーマル
位置で油圧源をアンロード状態に保持すると共に上記ア
クチュエータをブロック状態に保つ切換バルブと、上記
車両に作用する横加速度を検出して横加速度信号を出力
する横加速度検出器と、上記車両の操舵量を検出する操
舵量検出器と、該操舵量検出器が検出した操舵量出力を
微分処理して得た操舵速度信号にゲインを乗算しこの乗
算結果を上記横加速度信号に加算した値にもとづき少な
くとも上記制御バルブを制御するコントローラと、を備
えた車両のロール制御装置。 - 【請求項2】 車両の左右車輪のばね下部材を結合する
トーションバーを中央部で二分割し該二分割したトーシ
ョンバーをアクチュエータにより連結した油圧可変型の
スタビライザと、上記アクチュエータに油圧を供給する
油圧源と、該油圧源と上記アクチュエータとを結ぶ油圧
回路の途中に接続された差圧制御用または流量制御用の
制御バルブと、該制御バルブに直列接続されてノーマル
位置で油圧源をアンロード状態に保持すると共に上記ア
クチュエータをブロック状態に保つ切換バルブと、上記
車両に作用する横加速度を検出して横加速度信号を出力
する横加速度検出器と、上記車両の操舵速度を検出する
操舵速度検出器と、該操舵速度検出器が検出した操舵速
度信号にゲインを乗算しこの乗算結果を上記横加速信号
に加算した値にもとづき少なくとも上記制御バルブを制
御するコントローラと、を備えた車両のロール制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30653695A JPH09123729A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 車両のロール制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30653695A JPH09123729A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 車両のロール制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09123729A true JPH09123729A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17958222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30653695A Pending JPH09123729A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 車両のロール制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09123729A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005012980B4 (de) * | 2004-03-19 | 2012-05-31 | Kayaba Industry Co., Ltd. | Fahrzeug mit Stabilisatoreinrichtung |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30653695A patent/JPH09123729A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005012980B4 (de) * | 2004-03-19 | 2012-05-31 | Kayaba Industry Co., Ltd. | Fahrzeug mit Stabilisatoreinrichtung |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |