JPH09124543A - ジメチルエーテルのカルボニル化による酢酸の製造方法 - Google Patents

ジメチルエーテルのカルボニル化による酢酸の製造方法

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JPH09124543A
JPH09124543A JP8276504A JP27650496A JPH09124543A JP H09124543 A JPH09124543 A JP H09124543A JP 8276504 A JP8276504 A JP 8276504A JP 27650496 A JP27650496 A JP 27650496A JP H09124543 A JPH09124543 A JP H09124543A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カルボニル化速度に対し有益な効果を有す
るジメチルエーテルを、供給原料として使用することを
特徴とする酢酸の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明によれば、一酸化炭素を、第VI
II族貴金属触媒、ヨウ化メチル促進剤、随意の共促進剤
および少なくとも有限濃度の水を含む液体反応組成物を
高温度に維持する反応器に導入したカルボニル化可能な
反応体と反応させることを含む酢酸の製造方法におい
て、カルボニル化可能な反応体に10重量%より多いジ
メチルエーテルを含有させ、液体反応組成物中の水濃度
を0.1〜10重量%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジメチルエーテル
を含むカルボニル化可能な反応体のカルボニル化による
酢酸の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エチリデンジアセテートを形成するため
のジメチルエーテル、酢酸、水素および一酸化炭素の反
応を含むヒドロカルボニル化は、欧州特許出願公開明細
書第0566370-A2号および第0566371-A2号に記載されてい
る。これらの特許出願公開明細書によると、触媒系は、
本質的に第VIII族金属、ヨウ化メチル、ヨウ化リチウム
および随意の酢酸リチウムからなる。この反応は1:1
〜4:1の一酸化炭素対水素のモル比を使用して行うこ
とが好適であると考えられている。反応器供給物に水を
添加できるが、最終反応条件は本質的に無水状態であ
る。
【0003】合成ガスから調製するジメチルエーテル/
メタノールの混合物のカルボニル化は、米国特許第5,18
9,203 号および第5,286,900 号に記載されている。カル
ボニル化方法の生成物は、酢酸、酢酸メチルおよび/ま
たは水が反応器中にさらに供給されるか否かに依存して
無水酢酸であると考えられている。同種または異種触媒
を使用することができると考えられているが、試験実施
例中においては活性化炭素における異種ロジウム触媒の
みが使用される。ジメチルエーテルの使用による液相カ
ルボニル化速度に対する利益については何ら示唆はな
い。
【0004】米国特許第3,769,329 号は、カルボン酸お
よび/またはエステルを選択的かつ効率的に生産するた
め活性成分としてロジウム成分およびハロゲン成分を含
有する触媒系の存在下において、アルコールおよびその
エステル、エーテルおよびハロゲン化物誘導体を一酸化
炭素と反応させる方法に関する。米国特許第3,772,380
号は同様な方法に関し、この方法では触媒系の活性成分
はイリジウム成分およびハロゲン成分である。米国特許
第3,769,329 号および第3,772,380 号の双方において、
ジメチルエーテルはカルボニル化反応に適する若干の供
給物質の1つとして挙げられる。10重量%のジメチル
エーテルを含有するメタノール供給原料の使用は、米国
特許第3,769,329 号の実施例19および米国特許第3,77
2,380 号の実施例19に記載されているが、そのような
混合された供給原料の使用は反応において有害な作用を
持たないことについて言及されているに過ぎない。
【0005】英国特許第123461号は、アルコール、ハロ
ゲン化物、エステル、エーテルまたはフェノールから選
択される反応体を一酸化炭素で処理してイリジウム、白
金、パラジウム、オスミウムおよびルテニウムから選択
される貴金属成分およびそれらの化合物からなる触媒お
よびハロゲンまたはハロゲン化合物と考えられる促進剤
物質の存在下において有機酸および/またはエステルを
与える方法に関するものである。英国特許第123461号に
おいて述べられていることは、ジメチルエーテルは一酸
化炭素の分圧を抑制し、最終的に所望するカルボニル化
速度の減少を引き起こすとの理由から副産物としてのジ
メチルエーテルは所望されないということである。英国
特許第1234641 号の実施例7は、イリジウム触媒反応に
関し、この方法では、10重量%のジメチルエーテルを
含有するメタノール供給原料は、約49.2 kg/cm
2 (700psig)の一酸化炭素分圧、175℃の反応温度に
おいて、ヨウ化メチル促進剤の存在下でカルボニル化さ
れる。この実施例は、アルコール中にエーテルを有する
不純なアルコール供給原料は反応に有害な作用を有さな
いことを示していると述べられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の特許さ
れた発明は、液相カルボニル化反応への供給原料として
ジメチルエーテルを使用することがカルボニル化速度に
対して有益な効果を有していることを全く教示していな
い。
【0007】
【課題を解決するための手段】今や、予期せぬことに
は、第VIII族貴金属触媒、ヨウ化メチル促進剤および有
限濃度の水の存在下における液相カルボニル化による酢
酸の製造において、ジメチルエーテルのカルボニル化の
反応速度は酢酸メチルおよび/またはメタノールのカル
ボニル化反応速度より大となり得ることを見出した。
【0008】従って、本発明は、一酸化炭素を、第VIII
族貴金属触媒、ヨウ化メチル促進剤、随意の共促進剤お
よび少なくとも有限濃度の水を含む液体反応組成物を高
温度に維持する反応器に導入したカルボニル化可能な反
応体と反応させることを含む酢酸の製造方法において、
カルボニル化可能な反応体が10重量%より多いジメチ
ルエーテルを含み、液体反応組成物中の水濃度が0.1
〜10重量%であることを特徴とする酢酸の製造方法を
提供する。
【0009】カルボニル化可能な反応体は、10重量%
より大のジメチルエーテル、典型的には30〜100重
量%の範囲のジメチルエーテル、例えば50〜100重
量%のジメチルエーテルを含む。
【0010】カルボニル化可能な反応体はジメチルエー
テルをメタノールおよび/またはメチル酢酸と一緒に含
むのが好適である。さらにカルボニル化可能な反応体
が、ジメチルエーテルおよびメタノールからなることが
好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】第VIII族貴金属触媒、ヨウ化メチ
ル促進剤および有限濃度の水の存在下のジメチルエーテ
ルの液相カルボニル化による酢酸の製造において、反応
は、ジメチルエーテルの強酸触媒加水分解(例えば、現
場で生成されるHIによる)により進行することが期待で
きる。あらゆるメタノール共反応体と共にジメチルエー
テルの強酸触媒加水分解により現場で生成されるメタノ
ールは、酢酸生成物または溶媒との反応により液体反応
組成物中においてメチル酢酸に優位に変換される。エス
テルとアルコールとの間の平衡は、有機化学 ジョン・
マクマリー(Oraganic Chemistry John McMurry) 、第7
77頁、ブルックス/コール(Brooks/Cole) 、1984
年第1版に記載されており、高アルコール濃度または低
水濃度においてエステルが与えられると考えられると記
載されている。
【0012】ジメチルエーテルおよびメタノールを含む
カルボニル化可能な反応体は、メタノール合成触媒およ
びメタノール脱水触媒の存在下において、一酸化炭素と
水素との混合物を反応させることにより得られるのが適
当である。あるいはまた、反応体は、第1工程において
メタノール合成触媒の存在下で一酸化炭素を水素と反応
させ、その後第2工程において、第1工程で生成したメ
タノールの一部をメタノール脱水触媒と反応させること
により得られる。ジメチルエーテルおよびメタノールを
含むカルボニル化可能な反応体は、合成ガス(モル比に
して1:1の一酸化炭素と水素の混合物)から得るのが
好適である。メタノール合成触媒はアルミナに担持され
た酸化銅および酸化亜鉛からなる従来の触媒が、好適で
ある。メタノール脱水触媒は酸触媒が好適であり、さら
にZSM−5のようなゼオライト触媒が好適である。ジ
メチルエーテルを含むカルボニル化可能な反応体の適当
な製造方法は、例えば米国特許第5,286,900 号、第5,18
9,203 号および第4,417,000 号に記載されている。
【0013】水は、液体反応組成物中で現場に生成させ
ることができ、例えばジメチルエーテル/メタノール共
反応体の加水分解により現場に形成されたメタノールと
酢酸生成物/酢酸溶媒のエステル化反応により形成され
る。ところが、水は、さらにジメチルエーテルがメタノ
ールに加水分解される際に液体反応組成物中において現
場で消費される。また、水は液体反応組成物の他の成分
と一緒にまたは別に、カルボニル化反応器に導入され
る。水は、反応器から取出された反応組成物の他の成分
と分離することができ、かつ液体反応組成物中の水の所
望濃度を維持するために制御された量において再循環さ
せることができる。液体反応組成物中の水の濃度は、1
〜10重量%が好適であり、さらに1〜8重量%が好適
である。
【0014】本発明の方法は、比較的低い水の濃度にお
ける酢酸の製造に特に有益であることを見出した。これ
らの条件下において、本発明の方法は、反応体としてジ
メチルエーテルを使用しない方法を凌ぐ増加したカルボ
ニル化速度および/または増加した触媒の安定性を提供
する利点を有する。ロジウムおよびイリジウム触媒液相
カルボニル化の双方に対し、前述のように水濃度は1〜
10重量%が好適であり、さらに1〜8重量%が好適で
ある。10重量%より多くのジメチルエーテルをロジウ
ム触媒と一緒に含む反応体のカルボニル化において、こ
のように低い水濃度は、第IA族または第IIA 族の金属の
ヨウ化物、ヨウ化第四アンモニウムまたはヨウ化ホスホ
ニウムのような共促進剤の使用を必要とせずに達成する
ことができることを見出した。
【0015】液体反応組成物中の第VIII族貴金属触媒
は、液体反応組成物中可溶性であるロジウムまたはイリ
ジウム含有化合物からなることが好適である。ロジウム
またはイリジウム含有化合物は、液体反応組成物に可溶
性であるまたは可溶性形態に変換しうる任意の適当な形
態において液体反応組成物に添加することができる。
【0016】液体反応組成物に添加できる適当なイリジ
ウム含有化合物の例には、IrCl3, IrI3, IrBr 3 , [Ir
(CO) 2 I]2, [Ir(CO)2 Cl] 2, [Ir(CO)2 Br] 2,[Ir(CO)
2 I2 ] -, [Ir(CO)2 Br2 - , [Ir(CO) 2 I]2, [Ir(C
H 3 )I3 ( CO)2 ] - , Ir4( CO) 12, IrCl 3 ・4H
2 O, IrBr 3 ・4H 2 O, Ir 3 (CO)12, イリジウム金属,I
r2 O 3, IrO2, Ir(acac)(CO) 2 , Ir(acac)3,酢酸イリ
ジウム, [Ir 3 O(OAc)6( H 2 O)3 ] [OAc],およびヘキ
サクロロイリジウム酸[H2 I rCl6] が含まれる。アセテ
ート、オキサレート及びアセトアセテートのような、塩
素を含有しないイリジウムの錯体が好適である。
【0017】液体反応組成物中のイリジウム含有化合物
の濃度は、イリジウム重量にして100〜6000pp
mの範囲であるのが好適である。
【0018】液体反応組成物に添加できる適当なロジウ
ム含有化合物の例には、[Rh(CO) 2Cl] 2 , [Rh(CO)
2 I]2, [Rh(Cod)Cl]2,塩化ロジウム(III), 塩化ロジウ
ム(III) 三水和物, 臭化ロジウム(III),ヨウ化ロジウム
(III),酢酸ロジウム(III),ジカルボニルアセチルアセト
ン酸ロジウム, RhCl3 ( PPh 3 ) 3 およびRhCl(CO)(PPh
3 ) 2 を含む。
【0019】液体反応組成物中のロジウム含有化合物の
濃度は、ロジウム重量にして10〜1500ppmの範
囲であるのが好適である。
【0020】第VIII族貴金属触媒がイリジウムである場
合、随意な共促進剤は、ルテニウム、オスニウム、レニ
ウム、カドミウム、水銀、亜鉛、ガリウム、インジウム
およびタングステンからなる群から選択されることが好
適であり。随意な共促進剤は、液体反応組成物中に可溶
性である任意のルテニウム、オスニウム、レニウム、カ
ドミウム、水銀、亜鉛、ガリウム、インジウムまたはタ
ングステン含有化合物からなることができる。随意な共
促進剤は、液体反応組成物中に可溶性であるまたは可溶
性形態に変換しうる任意の適当な形態において液体反応
組成物に添加することができる。
【0021】随意な共促進剤として使用できる適当なル
テニウム含有化合物の例には、塩化ルテニウム(III) ,
塩化ルテニウム(III) 三水和物,塩化ルテニウム(IV),
臭化ルテニウム(III) ,ルテニウム金属,酸化ルテニウ
ム,ギ酸ルテニウム(III) ,[Ru(CO) 3 I 3 ] - H + ,
RuI 2 (CO)4, テトラ(アセト)クロロルテニウム(II,
III), 酢酸ルテニウム(III) ,プロピオン酸ルテニウム
(III) ,酪酸ルテニウム(III) ,ペンタカルボニルルテ
ニウム,ドデカカルボニルトリルテニウム,複合ハロカ
ルボニルルテニウム、例えばジクロロトリカルボニルル
テニウム(II)二量体,ジブロモトリカルボニルルテニウ
ム(II)二量体,他の有機ルテニウム錯体、例えばテトラ
クロロビス(4−シメン)ジルテニウム(II),テトラク
ロロビス(ベンゼン)ジルテニウム(II),ジクロロ(シ
クロオクタ-1,5- ジエン)ルテニウム(II)ポリマー,ト
リス(アセチルアセトネート)ルテニウム(III) が含ま
れる。
【0022】随意な共促進剤として使用できる適当なオ
スミウム含有化合物の例には、塩化オスミウム(III) 水
和物及び無水物,オスミウム金属,四酸化オスミウム,
ドデカカルボニルトリオスミウム,ペンタクロロ−μ−
ニトロジオスミウム,複合ハロカルボニルオスミウム錯
体、例えばOsI 2 (CO)4,トリカルボニルジクロロオスミ
ウム(II)二量体、及び他の有機オスミウム錯体が含まれ
る。
【0023】随意な共促進剤として使用できる適当なレ
ニウム含有化合物の例には、Re2 (CO) 10, Re(CO) 5 C
l, Re(CO)5 Br, Re(CO ) 5 I, ReCl3 ・xH2 O , およ
びReCl5・yH2 O を含む。
【0024】随意な共促進剤として使用できる適当なカ
ドミウム含有化合物の例には、Cd(OAc) 2 , CdI2, CdB
r 2 , CdCl2, Cd(OH) 2 , およびアセチルアセトン酸カ
ドミウムが含まれる。
【0025】随意な共促進剤として使用できる適当な水
銀含有化合物の例には、Hg(OAc) 2, HgI 2 , HgBr2, Hg
2 I 2 , およびHgCl2,が含まれる。
【0026】随意な共促進剤として使用できる適当な亜
鉛含有化合物の例には、Zn(OAc) 2, Zn(OH)2, ZnI2, Zn
Br 2 , ZnCl2,およびアセチルアセトン酸亜鉛が含まれ
る。
【0027】随意な共促進剤として使用できる適当なガ
リウム含有化合物の例には、アセチルアセトン酸ガリウ
ム,酢酸ガリウム,GaCl3, GaBr 3 , GaI 3 , Ga2 C
l4 , およびGa(OH)3 が含まれる。
【0028】随意な共促進剤として使用できる適当なイ
ンジウム含有化合物の例には、アセチルアセトン酸イン
ジウム,酢酸インジウム,InCl3, InBr 3 , InI 3 , In
I,およびIn(OH)3 が含まれる。
【0029】随意な共促進剤として使用できる適当なタ
ングステン含有化合物の例には、W(CO) 6 , WCl 4 , WC
l6, WBr 5 , WI2,C 9 H 12W(CO) 3 または任意のクロ
ロ,ブロモ、あるいはヨードカルボニルタングステン化
合物が含まれる。
【0030】イリジウム化合物および随意な共促進剤化
合物がナトリウムを含まないことが好適である。
【0031】随意な共促進剤対イリジウム触媒それぞれ
のモル比は、(0.1〜20):1の範囲である。
【0032】第VIII族貴金属触媒がロジウムである場
合、随意な共促進剤はルテニウム、オスミウム、レニウ
ムおよびマンガンから選択して使用することができる。
適当なルテニウム、オスミウムまたはレニウム含有化合
物の例は、既に述べている。使用できる適当なマンガン
含有化合物の例には、Mn2 ( CO) 10,酢酸マンガン(I
I), 臭化マンガン(II), 臭化マンガン(II)四水和物,塩
化マンガン(II), 塩化マンガン(II)水和物,ヨウ化マン
ガン(II), 酸化マンガン(II),酸化マンガン(III),酸
化マンガン(IV),Mn(CO)5 BrおよびMn(CO)5 Iが含まれ
る。
【0033】随意な共促進剤対ロジウム触媒のそれぞれ
のモル比は、マンガン対ロジウムのモル比が(0.2〜
20):1の範囲であることを除いて、(0.1〜2
0):1の範囲であるのが好適である。
【0034】第VIII族貴金属触媒がロジウムである場
合、さらに随意な共促進剤は第IA族および第IIA 族の金
属のヨウ化物、ヨウ化第四アンモニウム、ヨウ化ホスホ
ニウムからなる群から選択して使用することができる。
液体反応組成物中の随意な共促進剤の濃度は、等量、ヨ
ウ化リチウムの重量にして20重量%までであるのが好
適である。
【0035】促進剤は、ヨウ化メチルである。第VIII族
貴金属触媒がイリジウムである場合には、液体反応組成
物中のヨウ化メチルの濃度は、好ましくは1〜20重量
%であり、2〜15重量%が好ましい。第VIII族貴金属
触媒がロジウムである場合には、液体反応組成物中のヨ
ウ化メチルの濃度は、好ましくは1〜30重量%の範囲
であり、1〜20重量%が好ましく、さらに5〜20重
量%が好ましい。
【0036】一酸化炭素反応体は、本質的に純粋である
のかまたは二酸化炭素、メタン、窒素、貴ガス、水およ
びC〜Cパラフィン系炭化水素のような不活性不純
物を含有することができる。一酸化炭素中および水性ガ
ス転化反応により現場で発生する水素の存在は、低く維
持するのが好ましく、この理由はその存在が水素化生成
物を形成し得るからである。
【0037】第VIII族貴金属触媒がロジウムである場合
には、カルボニル化反応の圧力は1〜100bargの範囲
であるのが適当であり、20〜50bargが好ましい。カ
ルボニル化反応の温度は130〜250℃の範囲が適当
であり、170〜200℃の範囲が好ましい。
【0038】第VIII族貴金属触媒がイリジウムである場
合には、カルボニル化反応の圧力は10〜200bargの
範囲であるのが適当であり、10〜100bargが好まし
く、15〜50bargが最も好ましい。カルボニル化反応
の温度は100〜300℃の範囲が適当であり、150
〜220℃の範囲が好ましい。
【0039】酢酸は反応用溶媒として使用することがで
きる。
【0040】本発明の方法は、バッチ法または連続法と
して行うことができ、連続法として行うことが好まし
い。
【0041】酢酸生成物は、反応容器から液体反応組成
物を取り出し、酢酸生成物を1以上のフラッシュおよび
/または分留工程により、液体反応組成物の他の成分、
例えば液体反応組成物中のそれらの濃度を維持するため
反応容器に再循環し得るイリジウムまたはロジウム触
媒、随意の共促進剤、ヨウ化メチル、水および未消費反
応体から分離することにより、除去することができる。
酢酸生成物は、また蒸気として反応容器から除去するこ
とができる。
【0042】
【実施例】本発明を次の実施例および実験により説明す
る。実施例1および2、実験A〜Dにおいては、次の方
法および装置を用いた。
【0043】マグネドライブ[Magnedrive(登録商標)]攪
拌機、注入口および冷却用コイルを備えた150mlハ
ステロイB2[Hastelloy B2(登録商標)]オートクレーブ
を酢酸メチルまたはジメチルエーテルを供給原料として
使用する一連のバッチカルボニル化実験に用いた。酢酸
メチルを供給原料をして使用する各バッチカルボニル化
実験に対して、液体注入設備をオートクレーブの注入口
に連結した。ジメチルエーテルを供給原料として使用す
る各バッチカルボニル化実験に対して、ホワイティ[Whi
tey(登録商標)]試料ボンベをオートクレーブの注入口に
連結した。オートクレーブへの供給ガスをガスバラスト
容器から供給し、供給ガスを供給してオートクレーブを
一定圧力に維持し、ガス取込速度をガスバラスト容器に
おいて圧力が降下する速度から計算した(精度は±1%
であると考えられる)。ジメチルエーテルのカルボニル
化のバッチオートクレーブ実験で用いる圧力は、特にイ
リジウム触媒系では、十分な一酸化炭素分圧を有する必
要があるため、一般に連続法において使用されると考え
られる圧力より高い。
【0044】ジメチルエーテルを供給原料として使用
し、イリジウムを触媒として使用する各バッチカルボニ
ル化実験に対しては、オートクレーブに随意の共促進
剤、イリジウム触媒およびジメチルエーテル供給原料を
除く液体反応組成物の液体成分を充填する。
【0045】ジメチルエーテルの必要重量を越えた分量
のジメチルエーテルをシリンダ(アルドリッヒ[Aldric
h] により供給された)から予め秤量し、冷却したホワ
イティ[Whitey(登録商標)]ボンベに移すことによりジメ
チルエーテルをボンベに予め充填した。ボンベを、所望
重量のジメチルエーテル供給原料がボンベ内に残るまで
ボンベから緩徐に排出し、次いでオートクレーブの注入
口に連結した。
【0046】オートクレーブを窒素で2回、一酸化炭素
で1回フラッシュし、オートクレーブを密封した。次い
でオートクレーブの内容物を攪拌(1000rpm)しなが
ら所望反応温度まで加熱した。系を約30分間安定化し
た後、ボンベを一酸化炭素で過圧し、次いでオートクレ
ーブの注入口を開けることにより、ジメチルエーテル供
給原料をオートクレーブに移した。次いでオートクレー
ブ内の圧力を、ガスバラスト容器から要求次第供給され
た一酸化炭素で所望圧力に維持した。
【0047】ジメチルエーテルを供給原料をして使用
し、ロジウムを触媒として使用した各バッチカルボニル
化実験に対して、上記操作を使用した。但し触媒は、ジ
メチルエーテル供給原料を除く液体反応組成物の液体成
分および促進剤と一緒にはオートクレーブに供給しなか
った。その代わり、酢酸水溶液中のロジウム触媒は、オ
ートクレーブの入口弁に連結するギルソン[Gilson(登録
商標)]HPLCポンプにより、ジメチルエーテル供給原
料をオートクレーブに導入する直前にオートクレーブに
導入した。
【0048】酢酸メチルを供給原料として使用した各バ
ッチカルボニル化実験に対して、上記操作を使用した
が、但し酢酸メチルはオートクレーブに随意の共促進剤
並びにロジウムおよびイリジウム触媒を溶解した酢酸お
よび/または水充填物の部分を除く液体反応組成物の成
分と一緒に供給した。
【0049】系を約30分間安定化させた後、ロジウム
またはイリジウム触媒溶液を液体注入設備を介して一酸
化炭素の圧力下でオートクレーブに注入した。
【0050】供給原料としてジメチルエーテルおよび酢
酸メチルを使用する反応を、反応が完結するまでに進行
した場合、消費した一酸化炭素の分量が同じであるよう
な条件下で比較した。さらに、最終液体反応組成物は同
じであると考えられる。バッチカルボニル化実験に対す
る出発組成物を次の平衡状態を考慮することにより計算
した。 2酢酸メチル+2H2 O = 2メタノール+2酢酸 (1) 2メタノール = ジメチルエーテル+H2 O (2) 2酢酸メチル+H2 O = ジメチルエーテル+2酢酸 (3) 即ち酢酸メチルの分量を置き換えるのに必要なジメチル
エーテルのモル分量は式(3)を考慮することにより計
算することができる。例えば、液体反応組成物中の2モ
ルの酢酸メチルと1モルの水は、1モルのジメチルエー
テルと2モルの酢酸と置き換わる。
【0051】バラスト容器からのガス取込みを30秒毎
に測定し、これからカルボニル化速度を計算し、1時間
当たりの一酸化炭素のミリモル数(mmol/時間)として
表した。一酸化炭素のバラスト容器からの取込みが終わ
るかまたは反応が40分間進行した後、どちらが早くて
も、オートクレーブをガス供給から分離した。オートク
レーブの内容物を室温まで冷却し、ガスをオートクレー
ブから注意して排出し、試料を採取し、ガスクロマトグ
ラフィにより分析した。液体反応組成物をオートクレー
ブから排出し、試料を採取し、液体生成物および副生成
物をガスクロマトグラフィにより分析した。
【0052】確実なベースラインを得るために、若干の
同じベースライン試験を行って、ばらつきのない速度が
達成させるようにオートクレーブを状態調整する必要が
ある場合がある。この調整期間はしばしばオートクレー
ブによって異なる。
【0053】実験A ベースライン実験を、ロジウム触媒を用い、促進剤なし
で、高濃度の水(初期の充填量17.0重量%から、1
00%の基質が転化されると仮定したときの計算値であ
る11.6重量%まで減少)で実施した。バラスト容器
から一酸化炭素の取込まれる速度は、628mmol/時間
であると計算され、この速度を反応の間中、全ての酢酸
メチル基質が消費されるまで保持した。この実験は、ジ
メチルエーテルをカルボニル化反応の供給原料として使
用していないため、本発明の実施例ではない。
【0054】実験B ジメチルエーテルを供給原料として使用し、ジメチルエ
ーテルの使用量は上記式(3)を使用して計算したこと
を除いて、実験Aを繰り返した(上記のように、水の濃
度を14.4から11.6重量%まで減少)。バラスト
容器から取込んだ一酸化炭素の速度は、610mmol/時
間であると計算された。一酸化炭素の取込速度は反応の
間中保持した。この実験は、反応組成物中に10重量%
より多い水を用いたため、本発明の実施例ではない。実
験Aと比較すると、供給原料として酢酸メチルの代わり
にジメチルエーテルを供給原料の10重量%より大の分
量で使用した場合には、反応混合物中の水が高濃度(す
なわち、10重量%より大)であるときにはカルボニル
化速度の改善は得られないことが実証されている。
【0055】実験C ベースライン実験を、実験Aで用いたよりも低濃度の水
(上記のように5.1から0.5重量%に減少)で実施
した。5分後に測定したバラスト容器からの一酸化炭素
の取込速度は594mmol/時間であった。ガス取込速度
は、水の濃度が着々と減少するように反応の間中絶えず
減少することが見出され、これは低濃度の水における漸
進的な触媒の失活化の結果であると信じられた。本実験
は、ジメチルエーテルをカルボニル化反応の供給原料と
して使用していないため、本発明の実施例ではない。
【0056】実施例1 ジメチルエーテルを供給原料として使用し、ジメチルエ
ーテルの使用量は式(3)を使用して計算したことを除
いて、実験Cを繰り返した(上記のように、水の濃度は
2.8から0.4重量%に減少した)。5分後のバラス
ト容器からの一酸化炭素取込速度は350mmol/時間で
あることが分かった。実験Cと比較すると、反応の間に
は、一酸化炭素の取込速度の減少は観測されなかった。
本実施例は本発明によるものであり、ジメチルエーテル
を低濃度の水において使用すると、ヨウ化物塩、例えば
ヨウ化リチウムのような共促進剤を使用する必要無し
で、ロジウム触媒の安定性に有利な効果を有することを
示した。
【0057】実験D ベースライン実験を、イリジウム触媒およびルテニウム
共促進剤をカルボニル化反応への供給原料として酢酸メ
チルと一緒に使用して行った(水の濃度は、上記のよう
に10.8から2.7重量%まで減少させた。)。5分
後のバラスト容器からのガス取込速度は1615mmol/
時間であることが分かった。これは、ジメチルエーテル
をカルボニル化反応への供給原料として用いていないた
め、本発明の実施例ではない。
【0058】実施例2 ジメチルエーテルを供給原料として使用し、ジメチルエ
ーテルの量は式(3)を用いて計算したことを除いて実
験Dを繰り返した(水濃度は上記のように7.0から
2.7重量%まで減少した。)。5分後のバラスト容器
からの一酸化炭素取込速度は1969mmol/時間である
ことが分かった。この実施例は本発明によるものであ
り、カルボニル化反応への供給原料としてジメチルエー
テルを使用することにより、カルボニル化速度の増加が
達成できることが実証された。
【0059】実験A〜Dおよび実施例1と2のオートク
レーブ充填物、反応温度並びに圧力を表1に示した。実
験の終わりにおいてオートクレーブから排出された非凝
縮性ガスの分析を、表2に示した。実験の終わりにおけ
る液体反応組成物の分析は、酢酸が全ての実験の主生成
物(99重量%より大)であることを明らかにした。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】高圧赤外線セル実験 以下の実験は、高圧赤外線セルを用いて実施した。これ
らの実験において、速度は全ガス取込を基準とし、気相
と液相の間でジメチルエーテルを区分するための補正は
試みなかった。
【0063】実験E−ロジウム触媒を用いた酢酸メチル
のカルボニル化 以下の溶液を高圧赤外線セルに充填した。
【0064】セル充填物 酢酸メチル 4.70g ヨウ化メチル 3.60g 水 1.28g 酢酸 13.29gインジェクター充填物 酢酸 2.00g [Rh(CO) 2 Cl]2 0.025g
【0065】溶液をフラッシし、一酸化炭素で加圧し、
次いで185℃まで加熱し、ここで触媒を一酸化炭素で
注入してセル内の全圧を30bargとした。この圧力を、
バラスト容器から一酸化炭素を供給することにより保持
し、バラスト容器内の圧力の低下を測定することにより
反応を監視した。存在するロジウム種(species )の示
す赤外線スペクトルを、反応の間中記録した。ガス取込
が停止した際、生成した溶液をガスクロマトグラフによ
り分析した。
【0066】カルボニル化速度は、初めは直線状に伸
び、引き続いて活性触媒種 [Rh(CO) 2 2 ] - の減
少および不活性触媒種 [Rh(CO) 2 4 ] - の増加に
対応して一定の速度で減少した。
【0067】
【表3】
【0068】これは、ジメチルエーテルをカルボニル化
反応への供給源量として用いていないので、本発明の実
施例ではない。
【0069】実施例3−ロジウム触媒を用いたジメチル
エーテルのカルボニル化 酢酸メチルの代わりにジメチルエーテルを用いて、上記
のように実験Dを繰り返した。
【0070】セル充填物 ジメチルエーテル 1.47g 水 0.69g 酢酸 18.14gインジェクター充填物 ヨウ化メチル 3.75g [Rh(CO) 2 Cl ]2 0.025g
【0071】カルボニル化速度は0.169mol /時間
であり、これは反応が終了してしまうまで直線状に伸び
た。ロジウム触媒は完全に [Rh(CO) 2 2 - とし
て存在した。
【0072】実験Eとは対照的に、供給原料中にジメチ
ルエ−テルが存在するため、これは本発明の実施例であ
る。一酸化炭素の取込速度は、低いレベルの水でジメチ
ルエーテルが存在することにより促進され、触媒が安定
することが実証された。
【0073】実験F及びG並びに実施例4及び5を、3
00mlのハステロイB2(登録商標)オートクレーブを
使用したことを除いて、実験A〜D並びに実施例1及び
2において述べた方法と類似の方法により、実施した。
また、オートクレーブの注入口に連結した二液体注入設
備により、RhまたはIr触媒のいずれか、引き続きD
ME基質を前記実施例に記載したように過圧の一酸化炭
素の使用により導入した。さらに、バラスト容器からの
ガス取込を、前記の実施例のように30秒毎ではなく、
2秒毎に測定した。
【0074】実験F カルボニル化反応への供給原料として酢酸メチルとイリ
ジウム触媒を用いて、ベースライン実験を実施した(水
の濃度は、基質が100%転化したと仮定して、反応の
間に9.7から1.6重量%まで減少した)。5分後の
バラスト容器からのガスの取込速度は2226mmol/時
間であることが分かった。これは、ジメチルエーテルを
用いていないため、本発明の実施例ではない。
【0075】実施例4 供給原料としてジメチルエーテルを使用し、使用量は式
(3)を用いて計算したことを除き、実験Fを繰り返し
た(水濃度は上記のように5.7から1.6重量%まで
減少した)。5分後の一酸化炭素の取込速度は2722
mmol/時間であることが分かった。この実施例は本発明
のものであり、カルボニル化反応への供給原料としてジ
メチルエーテルを使用することにより、実験Fにおいて
使用したような酢酸メチルと対照的に、速いカルボニル
化速度が達成出来ることが実証された。
【0076】実験G ヨウ化リチウムおよび水素(両者とも反応温度まで加熱
する前にオートクレーブに予め充填した)およびロジウ
ム触媒を用いて実験を実施した。酢酸メチルをカルボニ
ル化供給原料として使用し、水濃度は上記のように5.
1から0.5重量%まで減少した。5分後のバラスト容
器からの一酸化炭素取込速度は1773mmol/時間であ
ることが分かった。これは、ジメチルエーテルを使用し
ていないため、本発明の実施例ではない。
【0077】実施例5 供給原料としてジメチルエーテルを使用したことを除い
て、実験Gを繰り返した(水濃度は上記のように2.8
から0.5重量%まで減少した。)。5分後の一酸化炭
素の取込速度は2100mmol/時間であることが分かっ
た。これは本発明の実施例である。実験Gと比較する
と、ジメチルエーテルの使用によりカルボニル化速度が
増加した。
【0078】実験FおよびG並びに実施例4および5に
おけるオートクレーブ充填物、反応温度並びに圧力を、
表4に示し、実験の終わりにオートクレーブから排出さ
れた非凝縮性ガスの分析を表5に示す。
【0079】
【表4】
【0080】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドリュー ディビッド プール イギリス国、エイチユー15 2エイチビ ー、イースト ライディング オブ ヨー クシャー、サウス ケーブ、ウェスト ホ ール ガース 85

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一酸化炭素を、第VIII族貴金属触媒、
    ヨウ化メチル促進剤、随意の共促進剤および少なくとも
    有限濃度の水を含む液体反応組成物を高温度に維持する
    反応器に導入したカルボニル化可能な反応体と反応させ
    ることを含む酢酸の製造方法において、カルボニル化可
    能な反応体が10重量%より多いジメチルエーテルを含
    み、液体反応組成物中の水濃度が0.1〜10重量%で
    あることを特徴とする酢酸の製造方法。
  2. 【請求項2】 カルボニル化可能な反応体がジメチル
    エーテルをメタノールおよび/または酢酸メチルと一緒
    に含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 カルボニル化可能な反応体が、一酸化
    炭素と水素の混合物をメタノール合成触媒およびメタノ
    ール脱水触媒の存在下で反応させることにより得られる
    メタノールおよびジメチルエーテルを含むことを特徴と
    する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 液体反応組成物中の水の濃度が1〜8
    重量%の範囲であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1つの項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 液体反応組成物中の第VIII族貴金属触
    媒が反応組成物に可溶性であるロジウム含有化合物を含
    むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 液体反応組成物中のロジウム含有化合
    物の濃度はロジウムが10〜1500ppm(重量)の
    範囲であることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 第VIII族貴金属触媒がロジウムであ
    り、ルテニウム、オスミウム、レニウムまたはマンガン
    を含む化合物から選択される共促進剤を使用することを
    特徴とする請求項5または6記載の方法。
  8. 【請求項8】 第VIII族貴金属触媒がロジウムであ
    り、第IA族および第IIA 族金属のヨウ化物、ヨウ化第四
    アンモニウムおよびヨウ化ホスホニウムからなる群から
    選択される共促進剤を使用することを特徴とする請求項
    5〜7のいずれか1つの項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 液体反応組成物中の第VIII族貴金属触
    媒が液体反応組成物に可溶性であるイリジウム含有化合
    物を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つ
    の項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 液体反応組成物中のイリジウム含有
    化合物の濃度はイリジウムが100〜6000ppm
    (重量)の範囲であることを特徴とする請求項9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 第VIII族貴金属触媒がイリジウムで
    あり、ルテニウム、オスミウム、レニウム、カドミウ
    ム、水銀、亜鉛、ガリウム、インジウムおよびタングス
    テンからなる群から選択される共促進剤を使用すること
    を特徴とする請求項9または10記載の方法。
  12. 【請求項12】 カルボニル化可能な反応体が30〜
    100重量%のジメチルエーテルを含むことを特徴とす
    る請求項1〜11のいずれか1つの項に記載の方法。
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