JPH0912455A - エンドセリン変換酵素阻害剤 - Google Patents

エンドセリン変換酵素阻害剤

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JPH0912455A
JPH0912455A JP7161748A JP16174895A JPH0912455A JP H0912455 A JPH0912455 A JP H0912455A JP 7161748 A JP7161748 A JP 7161748A JP 16174895 A JP16174895 A JP 16174895A JP H0912455 A JPH0912455 A JP H0912455A
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Yoichi Kawashima
洋一 河嶋
Nobuaki Miyawaki
宣明 宮脇
Yaeko Tsukahara
八重子 塚原
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Santen Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 [R1 はエステル、アミド、カルボキシル基、R2 は水
素原子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基、ヒ
ドロキシ基、低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキ
シ基、R3 は低級アルキル基、フェニル低級アルキル
基、R4 はエステル、アミド、カルボキシル基、R5
一般式II、III 、IVの基、 Aは低級アルキレン基を示す。]の化合物およびその塩
類からなるエンドセリン変換酵素阻害剤。 【効果】 優れたエンドセリン変換酵素阻害活性を有
し、エンドセリン関与症状の改善剤、特に脳梗塞等を引
き起こす脳血管攣縮を抑制する脳血流量改善剤、気管支
喘息等の喘息の治療剤および肝移植や腎移植等の臓器移
植後の機能不全防止剤や拒絶反応抑制剤として有用性が
期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1,3−ジ(カルボキシ
アルキル)ウレア誘導体を有効成分とするエンドセリン
変換酵素阻害剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンドセリンは21残基のアミノ酸から
なるペプチドであり、血管内皮から分泌され、強力かつ
持続的な血管平滑筋収縮作用や気管平滑筋収縮作用を有
する。エンドセリンをコードしている遺伝子の研究から
エンドセリンの生合成機構として、アミノ酸212残基
のプレプロエンドセリンから、ほとんど活性のないアミ
ノ酸38残基のビッグエンドセリンを経てエンドセリン
が生合成される機構が推定された(Nature, 332, 411-4
15 (1988) )。その後の研究で、ビッグエンドセリンの
Trp−Val結合を加水分解してエンドセリンに変換
する酵素(エンドセリン変換酵素)の存在が明らかにさ
れている(Biochem. Biophys. Res. Commun., 171, 669
-675 (1990) 、Biochem. Biophys. Res. Commun., 171,
1192-1198(1990) )。
【0003】エンドセリンは体内の各組織に広く分布
し、生体の恒常性の維持に深く関与すると同時に、エン
ドセリンの過剰生産によって、本態性高血圧、脳梗塞等
を引き起こす脳血管攣縮のような脳血流量の異常、心筋
梗塞、肺高血圧、気管支喘息等の喘息、肝移植や腎移植
等の臓器移植後の機能不全や拒絶反応、腎臓疾患、糖尿
病などの原因の一つと考えられる。したがって、エンド
セリンの過剰生産の律速酵素であるエンドセリン変換酵
素を阻害すれば、上記の各種症状の改善に有用であると
考えられる。
【0004】エンドセリン変換酵素を阻害する化合物と
しては、ホスホラミドン(特開平4−41430号公
報)、アミノ酸側鎖がアルキルであるジペプチド誘導体
(国際公開WO92/13545号公報)、ジペプチド
が導入されているホスホン酸アミド誘導体(特開平4−
327592号公報、特開平5−105698号公報、
特開平5−148277号公報)、アシルトリプトファ
ン誘導体(特開平5−39266号公報)、アスペルギ
ロマラスミンAおよびB(特開平6−192081号公
報)が報告されている。しかしながら、これらで開示さ
れている化合物はいずれもアミノ酸残基を2個以上有す
る化合物であり、分子内にウレア骨格を有した化合物は
報告されていない。
【0005】エンドセリン変換酵素を阻害する化合物の
作用として、イヌのクモ膜下出血モデルにおける脳血管
攣縮抑制作用(Life Sci., 49, 841-848 (1991) )なら
びに髄液中へのエンドセリン−1発現抑制作用(Bioche
m. Biophys. res. Commun.,178, 24-30 (1991) )が確
認されている。また、エンドセリン受容体拮抗剤によっ
て、ラット肝移植後の組織不適合による急性腎不全が抑
制されたことが報告されている(移植,28, 261 (199
3))。
【0006】慢性維持透析患者の血中エンドセリン−1
濃度は健常人より高いが、腎移植後の移植腎の機能発現
に伴い減少し、その後拒絶反応が生じると再度増加した
ことが認められている(日本泌尿器科学会雑誌,85, 16
22-1628 (1993))。また、気管支喘息患者の気道上皮細
胞におけるエンドセリン様免疫活性細胞の増加(Lance
t, 337, 697-701 (1991) )や、喘息患者の血中(Jikei
kai Med. J., 41, 91-98 (1994))ならびに発作時の肺
胞洗浄液中(J. Allergy Clin. immunol., 88, 376-384
(1991) )のエンドセリン−1濃度の増加が認められて
いる。
【0007】さらに、健常人と比較して、本態性高血圧
患者の血中(Am. J. Med., 88, 614-618 (1990) )、心
筋梗塞後の急性心不全患者の血中(Jpn. Circ. J., 57,
371-378 (1993) )、肺高血圧患者の血中(Circulatio
n, 85, 504-509 (1992) )ならびに肺組織中(N. Engl.
J. Med., 328, 1732-1739 (1993) )、尿管閉鎖症によ
る急性腎不全患者の血中(N. Engl. J. Med., 321, 112
7 (1989))、糖尿病患者の血中(Diabetelogia, 33, 30
6-310 (1990))においてエンドセリン−1濃度が増加し
ていることが報告されている。
【0008】一方、本発明の有効成分である化合物の構
造的特徴は、1,3−ジアルキルウレアの両方のアルキ
レン鎖の末端にカルボキシル基を導入し、さらにこのア
ルキレン鎖にビフェニリル基やナフチル基等のように複
数の芳香族炭化水素が結合または縮合している状態の基
が置換されているところにあるが、化学構造の観点から
従来の技術を以下に説明する。
【0009】1,3−ジアルキルウレア誘導体の片方の
アルキレン鎖の末端にカルボキシル基が導入された化合
物が、アンジオテンシンII拮抗作用を有すること(特開
平6−72985号公報、特開平6−184086号公
報)、および両方のアルキレン鎖の末端にカルボキシル
基が導入された化合物が、アンジオテンシン変換酵素を
抑制すること(特開昭58−55451号公報)が報告
されている。また、ウレア構造を有するアミノ酸誘導体
がエンケファリナーゼの活性を阻害すること(特公平3
−79339号報)が報告されている。しかし、本発明
の目的であるエンドセリン変換酵素阻害作用については
何等開示されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この生体機能に関与し
ているエンドセリン変換酵素について、酵素活性を阻害
する化合物を見いだすことは非常に興味ある課題であっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、エンドセ
リン変換酵素を阻害する化合物の探索を行った結果、
1,3−ジ(カルボキシアルキル)ウレア誘導体のアル
キレン鎖にビフェニリル基やナフチル基等のように、複
数の芳香族炭化水素が結合または縮合している状態の基
が導入された化合物がエンドセリン変換酵素を阻害する
ことを認めた。これらの化合物は、エンドセリンが深く
関与する症状の改善剤、特に脳梗塞等を引き起こす脳血
管攣縮を抑制する脳血流量改善剤、気管支喘息等の喘息
の治療剤および肝移植や腎移植等の臓器移植後の機能不
全防止剤や拒絶反応抑制剤として有用であることが期待
される。
【0012】
【発明の開示】本発明は下記一般式[I]で表される化
合物またはその塩類(以下、本化合物とする)を有効成
分とするエンドセリン変換酵素阻害剤に関するものであ
る。
【0013】
【化31】 [式中、R1 はエステル、アミドまたはヒドロキサム酸
に変換されていてもよいカルボキシル基を示す。
【0014】R2 は水素原子、低級アルキル基、フェニ
ル低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基ま
たはフェニル低級アルコキシ基を示し、該フェニル低級
アルキル基および該フェニル低級アルコキシ基のフェニ
ル環はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、
低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ
基、アミノ基または低級アルキルアミノ基で置換されて
いてもよい。
【0015】R3 は低級アルキル基またはフェニル低級
アルキル基を示し、該フェニル低級アルキル基のフェニ
ル環はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、
低級アルコキシ基または低級アルキレンジオキシ基で置
換されていてもよい。
【0016】R4 はエステル、アミドまたはヒドロキサ
ム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を示す。
【0017】R5 は下記一般式[II]、[III ]または
[IV]で表される基を示す。
【0018】
【化32】
【化33】
【化34】 6 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基を
示す。
【0019】R7 は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキ
レンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルア
ミノ基、フェニル基またはナフチル基を示し、該フェニ
ル基および該ナフチル基はハロゲン原子、低級アルキル
基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレン
ジオキシ基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルア
ミノ基で置換されていてもよい。
【0020】R8 は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキ
レンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキ
ルアミノ基を示す。
【0021】R9 は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキ
レンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルア
ミノ基、フェニル基またはナフチル基を示し、該フェニ
ル基および該ナフチル基はハロゲン原子、低級アルキル
基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレン
ジオキシ基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルア
ミノ基で置換されていてもよい。
【0022】R10は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキ
レンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルア
ミノ基、フェニル基またはナフチル基を示し、該フェニ
ル基および該ナフチル基はハロゲン原子、低級アルキル
基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレン
ジオキシ基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルア
ミノ基で置換されていてもよい。
【0023】Aは低級アルキレン基を示す。以下同
じ。]。
【0024】本化合物を規定する上記の基を以下に詳し
く説明する。
【0025】ハロゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素を示す。低級アルキルとは、メチル、エチル、プ
ロピル、ヘキシル、イソプロピル、イソブチル、イソペ
ンチル、イソヘキシル、tert.-ブチル、tert.-ペンチル
等の1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアル
キルを示す。低級アルコキシとは、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、ブトキシ、ヘキシルオキシ、イソプロ
ポキシ、tert.-ブトキシ等の1〜6個の炭素原子を有す
る直鎖または分枝のアルコキシを示す。低級アルキレン
とは、メチレン、エチレン、トリメチレン、ヘキサメチ
レン、プロピレン、(エチル)メチレン、(ジメチル)
メチレン等の1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分
枝のアルキレンを示し、低級アルキレンジオキシとは、
メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、プロピレンジオ
キシ、(ジエチル)メチレンジオキシ等の2個の酸素原
子の間に1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝の
アルキレンが存在するアルキレンジオキシを示す。
【0026】エステルとは、メチルエステル、エチルエ
ステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、ヘキ
シルエステル等の低級アルキルエステル、アセチルアミ
ノメチルエステル、アセチルアミノエチルエステル、プ
ロピオニルアミノメチルエステル、プロピオニルアミノ
エチルエステル等の低級アルカノイルアミノ低級アルキ
ルエステル、ベンジルエステル等のフェニル低級アルキ
ルエステル、フェニルエステル、メトキシフェニルエス
テル、インダニルエステルなどのようにカルボン酸のエ
ステルとして汎用されるものを示す。低級アルカノイル
とはアセチル、プロピオニル、ブチリル、バレリル、イ
ソブチリル、イソバレリル、ピバロイル等の2〜6個の
炭素原子を有する直鎖または分枝のアルカノイルを示
す。アミドとは、アンモニアとのアミド、メチルアミ
ン、ジメチルアミンやエチルアミン等の低級アルキルア
ミンとのアミド、ベンジルアミン等のフェニル低級アル
キルアミンとのアミドなどのようにカルボン酸のアミド
として汎用されるものを示す。本化合物における塩類と
は医薬として許容される塩であれば特に制限はなく、例
えばナトリウム、カリウム、カルシウム等のアルカリ金
属またはアルカリ土類金属との塩、アンモニウム塩、ジ
エチルアミン、トリエタノールアミン等の有機アミンと
の塩、また、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸との塩などが
挙げられる。
【0027】また、本化合物にはジアステレオ異性体お
よび光学異性体が存在するが、それらはすべて本発明に
含まれる。さらに、本化合物は水和物の形態をとってい
てもよい。
【0028】本化合物のうち、好ましい例としては、下
記のものが挙げられる。 a) 一般式[I]において、R1 が低級アルキル、低
級アルカノイルアミノ低級アルキル、フェニル低級アル
キル、フェニルもしくはインダニルエステルに変換され
ていてもよいカルボキシル基;アンモニア、低級アルキ
ルアミンもしくはフェニル低級アルキルアミンとのアミ
ドに変換されていてもよいカルボキシル基;またはヒド
ロキサム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を示
し、該フェニル低級アルキル、該フェニルおよび該フェ
ニル低級アルキルアミンのフェニル環はハロゲン原子、
低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低
級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基または低
級アルキルアミノ基で置換されていてもよく、R2 が水
素原子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基、ヒ
ドロキシ基、低級アルコキシ基またはフェニル低級アル
コキシ基を示し、該フェニル低級アルキル基および該フ
ェニル低級アルコキシ基のフェニル環はハロゲン原子、
低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低
級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基または低
級アルキルアミノ基で置換されていてもよく、R3 が低
級アルキル基またはフェニル低級アルキル基を示し、該
フェニル低級アルキル基のフェニル環はハロゲン原子、
低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基また
は低級アルキレンジオキシ基で置換されていてもよく、
4 が低級アルキル、低級アルカノイルアミノ低級アル
キル、フェニル低級アルキル、フェニルもしくはインダ
ニルエステルに変換されていてもよいカルボキシル基;
アンモニア、低級アルキルアミンもしくはフェニル低級
アルキルアミンとのアミドに変換されていてもよいカル
ボキシル基;またはヒドロキサム酸に変換されていても
よいカルボキシル基を示し、該フェニル低級アルキル、
該フェニルおよび該フェニル低級アルキルアミンのフェ
ニル環はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、ニ
トロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基で置換さ
れていてもよく、Aが低級アルキレン基を示し、R5
一般式[II]、[III ]または[IV]で表される基を示
す化合物(以下、これを化合物(a)という)。
【0029】b) 一般式[I]において、R1 および
4 がともにカルボキシル基を示し、R2 が水素原子;
低級アルキル基特にイソペンチル基;フェニル低級アル
キル基特にベンジル基、フェネチル基、フェニルプロピ
ル基、フェニルブチル基;ヒドロキシ基;またはフェニ
ル低級アルコキシ基特にベンジルオキシ基を示し、該フ
ェニル低級アルキル基のフェニル環はハロゲン原子特に
塩素原子で置換されていてもよく、R3 が低級アルキル
基特にイソブチル基を示し、Aが低級アルキレン基特に
メチレン基を示し、R5 が下記一般式[II]、[III ]
または[IV]で表される基を示す化合物
【化35】
【化36】
【化37】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示す。
【0030】R7 は水素原子;ハロゲン原子特に臭素原
子、塩素原子;低級アルキル基特にメチル基;低級アル
コキシ基特にメトキシ基;またはフェニル基を示す。
【0031】R8 は水素原子を示す。
【0032】R9 は水素原子を示す。
【0033】R10は水素原子、ハロゲン原子特に臭素原
子または低級アルコキシ基特にメトキシ基を示す。]。
【0034】そのうち、一般式[I]において、R1
よびR4 がともにカルボキシル基を示し、R2 が水素原
子;低級アルキル基特にイソペンチル基;フェニル低級
アルキル基特にフェネチル基、フェニルプロピル基、フ
ェニルブチル基;ヒドロキシ基;またはフェニル低級ア
ルコキシ基特にベンジルオキシ基を示し、該フェニル低
級アルキル基のフェニル環はハロゲン原子特に塩素原子
で置換されていてもよく、R3 が低級アルキル基特にイ
ソブチル基を示し、Aが低級アルキレン基特にメチレン
基を示し、R5 が下記一般式[II]または[IV]で表さ
れる基を示す化合物が好ましい。
【0035】
【化38】
【化39】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示す。
【0036】R7 は水素原子またはフェニル基を示す。
【0037】R10 は水素原子またはハロゲン原子特に
臭素原子を示す。]。
【0038】とりわけ、上記化合物(a)において、R
5 が下記一般式[II]、[III ]または[IV]で表され
る基を示す化合物
【化40】
【化41】
【化42】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示し、R7
水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基またはフェニル基を示し、R8 およびR9 はとも
に水素原子を示し、R10は水素原子、ハロゲン原子また
は低級アルコキシ基を示す。]、R5 が下記一般式[I
I]または[IV]で表される基を示す化合物
【化43】
【化44】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示し、R7
水素原子またはフェニル基を示し、R10は水素原子また
はハロゲン原子特に臭素原子を示す。]、R3 が低級ア
ルキル基特にイソブチル基を示す化合物、R2 が水素原
子;低級アルキル基特にイソペンチル基;フェニル低級
アルキル基特にフェネチル基、フェニルプロピル基、フ
ェニルブチル基;ヒドロキシ基;またはフェニル低級ア
ルコキシ基特にベンジルオキシ基を示し、該フェニル低
級アルキル基のフェニル環はハロゲン原子特に塩素原子
で置換されていてもよい化合物、R1 およびR4 がとも
にカルボキシル基を示す化合物、R3 が低級アルキル基
を、R5 が下記一般式[II]、[III ]または[IV]で
表される基を示す化合物
【化45】
【化46】
【化47】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示し、R7
水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基またはフェニル基を示し、R8 およびR9 はとも
に水素原子を示し、R10は水素原子、ハロゲン原子また
は低級アルコキシ基を示す。]、R3 が低級アルキル基
特にイソブチル基を示し、R5 が下記一般式[II]また
は[IV]で表される基を示す化合物
【化48】
【化49】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示し、R7
水素原子またはフェニル基を示し、R10は水素原子また
はハロゲン原子特に臭素原子を示す。]、R2 が水素原
子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基、ヒドロ
キシ基またはフェニル低級アルコキシ基を示し、該フェ
ニル低級アルキル基のフェニル環はハロゲン原子で置換
されていてもよく、R3 が低級アルキル基を示し、R5
が下記一般式[II]、[III ]または[IV]で表される
基を示す化合物
【化50】
【化51】
【化52】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示し、R7
水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基またはフェニル基を示し、R8 およびR9 は水素
原子を示し、R10は水素原子、ハロゲン原子または低級
アルコキシ基を示す。]、R2 が水素原子;低級アルキ
ル基特にイソペンチル基;フェニル低級アルキル基特に
フェネチル基、フェニルプロピル基、フェニルブチル
基;ヒドロキシ基;またはフェニル低級アルコキシ基特
にベンジルオキシ基をを示し、該フェニル低級アルキル
基のフェニル環はハロゲン原子特に塩素原子で置換され
ていてもよく、R3 が低級アルキル基特にイソブチル基
を示し、R5 が下記一般式[II]または[IV]で表され
る基を示す化合物
【化53】
【化54】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示し、R7
水素原子またはフェニル基を示し、R10は水素原子また
はハロゲン原子特に臭素原子を示す。]、が特に好まし
い。
【0039】本化合物のうち特に優れた作用を有する化
合物の例として、(2S)−3−(4−ビフェニリル)
−2−[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチ
ルウレイド]プロピオン酸(下記式[V])、(2S)
−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−(2−カルボ
キシ−4−フェニルブチル)−3−イソブチルウレイ
ド]プロピオン酸(下記式[VI])、(2S)−3−
(4−ビフェニリル)−2−[3−[2−カルボキシ−
4−(4−クロロフェニル)ブチル]−3−イソブチル
ウレイド]プロピオン酸(下記式[VII ])、(2S)
−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−(2−カルボ
キシ−6−フェニルヘキシル)−3−イソブチルウレイ
ド]プロピオン酸(下記式[VIII])、(2S)−3−
(4−ビフェニリル)−2−[3−(2−カルボキシ−
2−ヒドロキシエチル)−3−イソブチルウレイド]プ
ロピオン酸(下記式[IX])、(2S)−2−[3−
(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレイド]
−3−(1,1′:2′,1″−テルフェニル−4−イ
ル)プロピオン酸(下記式[X]) (2S)−2−[3−(2−カルボキシ−4−フェニル
ブチル)−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフ
チル)プロピオン酸(下記式[XI])、(2S)−2−
[3−(2−ベンジルオキシ−2−カルボキシエチル)
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸(下記式[XII ])、(2S)−3−[2−
(1−ブロモ)ナフチル]−2−[3−(2−カルボキ
シエチル)−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸
(下記式[XIII])、さらにそれぞれの塩類ならびに単
一のジアステレオ異性体、光学異性体が挙げられる。
【0040】
【化55】
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】
【化60】
【化61】
【化62】
【化63】 本化合物の合成は、特願平6−270957号または特
願平6−310493号記載の方法を用いて行うことが
できる。
【0041】本化合物の代表的な合成法を下記に示す。
【0042】
【化64】 この方法は、まず一般式 [XIV]で表される化合物と1,
1′−カルボニルジイミダゾールをイミダゾール等の塩
基存在下で反応させて一般式[XV]の化合物に導き、次
いでこれを一般式[XVI] の化合物と反応させウレアを形
成し、本化合物(一般式[I])を得る方法である。な
お、一般式[XIV] で表される化合物の一部は、Shieh ら
が報告した方法(J. Org. Chem., 57, 379-381 (1992)
)によってチロシンから合成したり、Evans らが報告
した方法(J. Am. Chem. Soc., 109, 6881-6883 (198
7))を用いてアジド体を経て合成することができる。
【0043】また、カルボキシル基は、必要に応じて汎
用される方法を用いてエステルやアミドに変換すること
ができる。逆に、エステルやアミドは、汎用される方法
を用いて加水分解させ、カルボン酸とすることができ
る。
【0044】また、必要に応じて汎用される方法を用い
て、カルボキシル基はエステルやアミドに、ホスホリル
基はエステルに変換することができる。逆に、これらエ
ステルやアミドは、汎用される方法を用いて加水分解さ
せ、カルボン酸およびホスホン酸とすることができる。
【0045】上記の方法によって得られた化合物は、常
法により前述の様な塩類とすることができる。
【0046】一般式[I] で表される化合物の光学異性体
は、前述し様にすべて本発明に含まれる。光学活性な原
料を用いると光学活性体が得られるが、ラセミ体を原料
として用いた場合には、光学分割剤等を用い、ラセミ型
の生成物を光学分割することができる。
【0047】エンドセリン変換酵素は、体内の各組織に
広く分布し、種々の生体機能に関与しているエンドセリ
ンの産生には不可欠な酵素である。すでに、モデル動物
において、エンドセリン変換酵素を阻害する化合物が脳
血管攣縮を抑制すること(Life Sci., 49, 841-848 (19
91) )や髄液中へのエンドセリン−1発現を抑制するこ
と(Biochem. Biophys. res. Commun., 178, 24-30 (19
91) )、エンドセリン受容体拮抗剤が肝移植後の組織不
適合による急性腎不全を抑制すること(移植,28, 261
(1993))が確認されている。また、慢性維持透析患者な
らびに腎移植後拒絶反応が生じた患者の血中(日本泌尿
器科学会雑誌,85, 1622-1628 (1993))、喘息患者の血
中(Jikeikai Med. J., 41, 91-98 (1994))ならびに発
作時の肺胞洗浄液中(J. Allergy Clin. immunol., 88,
376-384 (1991) )において、さらに、本態性高血圧患
者(Am. J. Med., 88, 614-618 (1990) )、心筋梗塞後
の急性心不全患者(Jpn. Circ. J., 57, 371-378 (199
3) )、肺高血圧患者(Circulation, 85, 504-509 (199
2) )、尿管閉鎖症による急性腎不全患者(N. Engl.J.
Med., 321, 1127 (1989))、糖尿病患者(Diabetelogi
a, 33, 306-310 (1990))の血中においてエンドセリン
−1濃度が高いことが報告されている。
【0048】エンドセリン変換酵素を阻害する化合物と
していくつかの化合物が報告されているが、いずれもア
ミノ酸残基を2個以上有する化合物であり、分子内にウ
レア骨格を有した化合物は報告されていない。
【0049】そこで、本発明者等はエンドセリン変換酵
素を阻害する化合物の探索を行ったところ、詳細なデー
タについては発明の効果の項で述べるが、サンドウィッ
チ型酵素免疫測定法にて検討した結果、本化合物がエン
ドセリン変換酵素を阻害することを認めた。このことか
ら、エンドセリンが深く関与する症状の改善剤、特に脳
梗塞等を引き起こす脳血管攣縮を抑制する脳血流量改善
剤、気管支喘息等の喘息の治療剤および肝移植や腎移植
等の臓器移植後の機能不全防止剤や拒絶反応抑制剤とし
て本化合物が有用であることが期待される。
【0050】また、本化合物については、心不全や高血
圧等の心血管系疾患、腎疾患、胃腸障害、痛み、内分泌
・代謝性疾患および自己免疫疾患に関与することが知ら
れているエンドペプチダーゼ24.11に対する作用に
ついての研究がなされている(特願平6−270957
号、特願平6−310493号)。
【0051】本化合物は経口でも、非経口でも投与する
ことができる。投与剤型としては、錠剤、カプセル剤、
顆粒剤、散剤、注射剤等が挙げられ、汎用されている技
術を用いて製剤化することができる。例えば錠剤、カプ
セル剤、顆粒剤、散剤等の経口剤であれば、乳糖、結晶
セルロース、デンプン等の増量剤、ステアリン酸マグネ
シウム、タルク等の滑沢剤、ヒドロキシプロピルセルロ
ースポリビニルピロリドン等の結合剤、カルボキシメチ
ルセルロース カルシウム、低置換ヒドロキシプロピル
メチルセルロース等の崩壊剤、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、マクロゴール、シリコン樹脂等のコーテ
ィング剤などを必要に応じて加えればよい。
【0052】本発明における本化合物の投与量は症状、
年令、剤型等によって適宜選択できるが、経口剤であれ
ば通常1日当り0.1〜6000mg、好ましくは1〜
600mgを1回または数回に分けて投与すればよい。
【0053】以下に、本化合物の製剤例を示すが、これ
らの例は本発明をよりよく理解するためのものであり、
本発明の範囲を限定するものではない。
【0054】
【実施例】
[製造例]本化合物(化合物1〜27)の製造例を挙げ
る。
【0055】参考例1 (2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−(2
−エトキシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイ
ド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−1)
【化65】 窒素雰囲気下、(2S)−2−アミノ−3−(4−ビフ
ェニリル)プロピオン酸ベンジルエステル塩酸塩(1
g)、1,1′−カルボニルジイミダゾール(529m
g)およびイミダゾール(185mg)にテトラヒドロ
フラン(14ml)を加え、室温で20分間撹拌する。
反応液に、3−(N−イソブチル)アミノプロピオン酸
エチルエステル塩酸塩(599mg)を加え、1時間加
熱還流する。放冷後、反応液に10%クエン酸水溶液を
加え、ジエチルエーテルで抽出する。有機層を水、つい
で飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後
減圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロ
マトで精製し、標記化合物(化合物a−1)1.42g
(98%)を得る。
【0056】[α]D 20 −26.8°(c=1.0,
メタノール) IR(Film,cm-1)3350,3030,295
9,2871,1732,1651,1519,145
5,1188
【0057】参考例1と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。
【0058】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−(2−tert.-ブトキシカルボニルエチル)−
3−イソブチルウレイド]プロピオン酸ベンジルエステ
ル(化合物a−2) [α]D 20 −23.9°(c=0.98,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3350,3029,296
1,1726,1644,1519,1487,145
【0059】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−(4−ビフェニリル)プロピオン酸ベンジルエステ
ル(化合物a−3) [α]D 20 −29.9°(c=0.29,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3447,3030,295
8,1733,1651,1516,1487,138
6,1259,1173,756,698
【0060】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−tert.-ブトキシカルボニ
ル−5−メチルヘキシル]−3−イソブチルウレイド]
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−4) [α]D 20 −19.4°(c=1.1,メタノール) IR(Film,cm-1)3448,3359,295
7,2869,1723,1651,1511,115
2,1008,846,757,698
【0061】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−tert.-ブトキシカルボニ
ル−3−フェニルプロピル]−3−イソブチルウレイ
ド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−5) [α]D 20 −11.6°(c=0.52,クロロホル
ム) IR(Film,cm-1)3448,3360,296
1,1724,1650,1514,1455,136
8,1253,1152
【0062】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−4−フェニルブチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−6) [α]D 20 −20.3°(c=0.049,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3445,3029,295
6,1733,1653,1509,1454,138
5,1174,754,698
【0063】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−tert.-ブトキシカルボニ
ル−5−フェニルペンチル]−3−イソブチルウレイ
ド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−7) [α]D 20 −29.5°(c=0.073,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3366,3028,295
8,1722,1651,1505,1367,115
2,758,698
【0064】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−tert.-ブトキシカルボニ
ル−6−フェニルヘキシル]−3−イソブチルウレイ
ド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−8) [α]D 20 −20.1°(c=0.63,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3363,2933,172
3,1652,1510,1367,1153,75
6,698
【0065】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシ−2−ベンジルオキシカルボニルエチ
ル]−3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニ
リル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−9) [α]D 20 −15.2°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(Film,cm-1)3342,2957,174
2,1657,1514,1455,1251,117
2,1114,754,698
【0066】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−[4−(4′−フルオロ)ビフェニリル]プロピオ
ン酸ベンジルエステル(化合物a−10) [α]D 20 −27.9°(c=0.48,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3359,3032,295
8,1736,1650,1498,1455,138
6,1173,1008,819,752,698
【0067】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−[4−(4′−クロロ)ビフェニリル]プロピオン
酸ベンジルエステル(化合物a−11) [α]D 20 −17.8°(c=0.29,クロロホル
ム) IR(Film,cm-1)3789,3659,296
0,1732,1651,1504,1486,121
5,1142,1006
【0068】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−[4−(4′−メチル)ビフェニリル]プロピオン
酸ベンジルエステル(化合物a−12) [α]D 20 −28.3°(c=1.4,メタノール) IR(Film,cm-1)3447,3030,295
8,1731,1645,1501,1182,91
0,809,734,699
【0069】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−[4−(3′−メトキシ)ビフェニリル]プロピオ
ン酸ベンジルエステル(化合物a−13) [α]D 20 −16.6°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(Film,cm-1)3450,3365,295
9,1732,1651,1519,1455,121
5,1051
【0070】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−[4−(2′−メトキシ)ビフェニリル]プロピオ
ン酸ベンジルエステル(化合物a−14) [α]D 20 −15.4°(c=0.74,クロロホル
ム) IR(Film,cm-1)3360,3065,295
9,1731,1649,1516,1455,117
【0071】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−[4−(2−ニトロ)ビフェニリル]プロピオン酸
ベンジルエステル(化合物a−15) [α]D 20 −38.6°(c=0.093,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)2959,1732,164
4,1531,1359,1175,756,699
【0072】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−(1,1′:4′,1″−テルフェニル−4−イ
ル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−16) mp 96.0〜99.0℃ [α]D 20 −20.1°(c=0.51,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)3385,2954,173
4,1626,1519,1366,1291
【0073】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−(1,1′:2′,1″−テルフェニル−4−イ
ル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−17) [α]D 20 −17.8°(c=0.67,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3368,3032,295
8,2362,1733,1651,1514,147
5,1386,746,699
【0074】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−[4−(2−ナフチル)フェニル]プロピオン酸ベ
ンジルエステル(化合物a−18) [α]D 20 −22.5°(c=0.48,クロロホル
ム) IR(Film,cm-1)3350,3032,295
8,1735,1651,1502,1173,75
1,698
【0075】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−[4−(1−ナフチル)フェニル]プロピオン酸ベ
ンジルエステル(化合物a−19) [α]D 20 −28.3°(c=0.17,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3446,2957,173
2,1644,1514,1455,1386,117
3,779,697
【0076】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−(2−ナフチル)プロピオン酸ベンジルエステル
(化合物a−20) [α]D 20 −24.1°(c=1.1,メタノール) IR(Film,cm-1)3355,2957,173
5,1649,1509,1172
【0077】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−4−フェニルブチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロ
ピオン酸ベンジルエステル(化合物a−21) [α]D 20 −20.5°(c=0.50,クロロホル
ム) IR(Film,cm-1)3445,3361,295
8,1718,1653,1507,1454,136
7,1150,747,698
【0078】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシ−2−ベンジルオキシカルボニルエチ
ル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチ
ル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−22) [α]D 20 −21.8°(c=0.98,クロロホル
ム) IR(Film,cm-1)3343,3062,295
8,1742,1651,1511,1455,117
5,1115
【0079】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−[2−(1−ブロモ)ナフチル]プロピオン酸メチ
ルエステル(化合物a−23) IR(Film,cm-1)3366,2955,173
2,1644,1519,1176,1074,102
9,1002,816,750,698
【0080】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−[2−(6−メトキシ)ナフチル]プロピオン酸ベ
ンジルエステル(化合物a−24) [α]D 20 −26.2°(c=0.51,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3361,3033,295
8,1732,1651,1607,1505,126
5,1175,853,753,698
【0081】・(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−(1−ナフチル)プロピオン酸ベンジルエステル
(化合物a−25) [α]D 20 −32.5°(c=1.0,メタノール) IR(Film,cm-1)3368,2958,173
6,1650,1511,1455,1386,117
4,753,698
【0082】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−tert.-ブトキシカルボニ
ル−4−(4−クロロ)フェニルブチル]−3−イソブ
チルウレイド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物
a−26)
【化66】 [α]D 20 −22.3°(c=0.06,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3360,3029,295
9,1897,1723,1654,1491,136
7,1255,1149,1090,1014,84
5,758,698
【0083】参考例2 (2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−(2
−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレイド]プロ
ピオン酸ベンジルエステル(化合物b−1)
【化67】 (2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−(2
−tert.-ブトキシカルボニルエチル)−3−イソブチル
ウレイド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物a−
2、7.84g)に4.0N塩酸/ジオキサン(35m
l)を加え、室温で3時間30分撹拌する。反応液を減
圧濃縮し、得られる油状物をシリカゲルカラムクロマト
で精製し、標記化合物(化合物b−1)6.12g(8
7%)を非晶性粉末として得る。
【0084】[α]D 20 −28.0°(c=0.9
8,メタノール) IR(Film,cm-1)3029,2959,173
1,1615,1523,1487,1451,119
【0085】参考例2と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。
【0086】
【0087】・化合物a−21から、(2S)−2−
[3−[(2RS)−2−カルボキシ−4−フェニルブ
チル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチ
ル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物b−2) [α]D 20 −27.0°(c=0.49,クロロホル
ム) IR(Film,cm-1)3441,2958,173
4,1617,1522,1454,1190,75
1,699
【0088】・化合物a−4から、(2S)−3−(4
−ビフェニリル)−2−[3−[(2RS)−2−カル
ボキシ−5−メチルヘキシル]−3−イソブチルウレイ
ド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物b−3)
【0089】・化合物a−5から、(2S)−3−(4
−ビフェニリル)−2−[3−[(2RS)−2−カル
ボキシ−3−フェニルプロピル]−3−イソブチルウレ
イド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物b−4)
【0090】・化合物a−7から、(2S)−3−(4
−ビフェニリル)−2−[3−[(2RS)−2−カル
ボキシ−5−フェニルペンチル]−3−イソブチルウレ
イド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物b−5)
【0091】・化合物a−8から、(2S)−3−(4
−ビフェニリル)−2−[3−[(2RS)−2−カル
ボキシ−6−フェニルヘキシル]−3−イソブチルウレ
イド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物b−6)
【0092】・化合物a−26から、(2S)−3−
(4−ビフェニリル)−2−[3−[(2RS)−2−
カルボキシ−4−(4−クロロ)フェニルブチル]−3
−イソブチルウレイド]プロピオン酸ベンジルエステル
(化合物b−7)
【化68】 参考例3 (2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−(2
−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレイド]プロ
ピオン酸(化合物1)
【化69】 窒素雰囲気下、(2S)−2−[3−(2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−
3−(4−ビフェニリル)プロピオン酸ベンジルエステ
ル(化合物a−3、270mg)のメタノール(5m
l)溶液に、5%パラジウムオン活性炭(50mg)を
加え、水素雰囲気下で1時間30分撹拌する。セライト
ろ過によりパラジウムオン活性炭を除去し、ろ液を減圧
濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマト
で精製し、標記化合物(化合物1)90mg(48.4
%)を得る。
【0093】mp 131〜133℃(分解) [α]D 20 −11.9°(c=1.0,メタノール) IR(KBr,cm-1)3435,2958,172
0,1592,1526,1488,1278,124
0,764
【0094】参考例3と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。
【0095】・化合物a−6から、(2S)−3−(4
−ビフェニリル)−2−[3−[(2RS)−2−カル
ボキシ−4−フェニルブチル]−3−イソブチルウレイ
ド]プロピオン酸(化合物4) [α]D 20 −43.5°(c=0.26,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)2957,1734,160
2,1522,1452,1203,756,697
【0096】・化合物a−7から化合物b−5を経て、
(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2RS)−2−カルボキシ−5−フェニルペンチ
ル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物
6) [α]D 20 −39.7°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)3435,2959,172
6,1603,1523,1487,1203,75
6,698
【0097】・化合物a−8から化合物b−6を経て、
(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2RS)−2−カルボキシ−6−フェニルヘキシ
ル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物
7) [α]D 20 −39.8°(c=0.97,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)3435,2933,172
8,1603,1526,1487,1201,75
7,698
【0098】・化合物a−10から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−[4−(4′−フルオロ)ビフェニリル]
プロピオン酸(化合物10) [α]D 20 −11.5°(c=0.52,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)2960,1722,160
4,1526,1498,1224,1159,107
6,820,757,667
【0099】・化合物a−12から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−[4−(4′−メチル)ビフェニリル]プ
ロピオン酸(化合物13) mp 139.5〜142.0℃(分解) [α]D 20 −30.3°(c=0.98,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)3442,2959,172
6,1704,1591,1529,1500,127
4,804
【0100】・化合物a−13から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−[4−(3′−メトキシ)ビフェニリル]
プロピオン酸(化合物14) [α]D 20 −22.8°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1),2960,1733,160
7,1527,1482,1405,1296,121
【0101】・化合物a−14から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−[4−(2′−メトキシ)ビフェニリル]
プロピオン酸(化合物15) [α]D 20 −15.4°(c=0.49,ジメチルス
ルホキシド) IR(KBr,cm-1)2961,1728,159
9,1530,1488,1237,1029
【0102】・化合物a−17から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−(1,1′:2′,1″−テルフェニル−
4−イル)プロピオン酸(化合物18) [α]D 20 −3.1°(c=0.51,メタノール) IR(Film,cm-1)3021,2960,172
1,1615,1527,1449,1217,75
9,701
【0103】・化合物a−18から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−[4−(2−ナフチル)フェニル]プロピ
オン酸(化合物19) [α]D 20 −34.5°(c=1.0,ジメチルスル
ホキシド) IR(KBr,cm-1)2959,1721,160
2,1526,1410,1197,813,750
【0104】・化合物a−19から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−[4−(1−ナフチル)フェニル]プロピ
オン酸(化合物20) mp 182.0℃(分解) [α]D 20 −47.3°(c=1.0,ジメチルスル
ホキシド) IR(KBr,cm-1)3369,2957,172
2,1610,1537,1231,1161,89
8,802,776,670
【0105】・化合物a−20から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合物2
1) mp 132.8〜134.0℃ [α]D 20 −24.5°(c=0.50,メタノー
ル) IR(KBr,cm-1)3428,2960,175
0,1732,1717,1614,1544,125
3,1177
【0106】・化合物a−25から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−(1−ナフチル)プロピオン酸(化合物2
7) mp 150.0〜150.6℃(分解) [α]D 20 −71.9°(c=0.32,メタノー
ル) IR(KBr,cm-1)3430,1751,171
5,1614,1543,1385,1253,117
【0107】参考例4 (2S)−2−[3−(2−エトキシカルボニルエチ
ル)−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチ
ル)プロピオン酸(化合物c−1)
【化70】 窒素雰囲気下、(2S)−2−[3−(2−エトキシカ
ルボニルエチル)−3−イソブチルウレイド]−3−
(2−ナフチル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合
物a−23、687mg)のエタノール(14ml)溶
液に、20%水酸化パラジウムオンカーボン(70m
g)を加え、水素雰囲気下で4時間30分撹拌する。セ
ライトろ過により水酸化パラジウムオンカーボンを除去
し、ろ液を減圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲル
カラムクロマトで精製し、標記化合物(化合物c−1)
401mg(71.1%)を得る。
【0108】mp 92.0〜95.2℃(ヘキサン−
酢酸エチル) [α]D 20 −34.6°(c=0.99,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)3413,2962,173
7,1715,1603,1532,1454,131
8,1187,748
【0109】参考例4と同様の方法を用いて化合物a−
24から化合物26が得られる。・(2S)−2−[3
−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレイ
ド]−3−[2−(6−メトキシ)ナフチル]プロピオ
ン酸(化合物26) mp 100〜127℃ [α]D 20 −7.9°(c=0.99,ジメチルスル
ホキシド) IR(KBr,cm-1)3351,2960,260
0,1727,1636,1608,1265,123
0,1031,852,809
【0110】参考例5 (2S)−2−[3−(2−カルボキシエチル)−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ニトロ)ビフ
ェニリル]プロピオン酸(化合物16)
【化71】 (2S)−2−[3−(2−ベンジルオキシカルボニル
エチル)−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2
−ニトロ)ビフェニリル]プロピオン酸ベンジルエステ
ル(化合物a−15、457mg)のエタノール(1
4.4ml)溶液に、1N水酸化リチウム(1.44m
l)を加え、2時間撹拌する。反応液に1N塩酸を加え
て中性にした後、減圧濃縮してエタノールを留去する。
得られる溶液に10%クエン酸水溶液を加え、クロロホ
ルムで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られる油状
物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標記化合物
(化合物16)230mg(69.9%)を非晶性粉末
として得る。
【0111】[α]D 20 −20.1°(c=1.0,
メタノール) IR(KBr,cm-1)2961,1723,160
6,1530,1362,1201,758,701
【0112】参考例5と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。
【0113】・化合物a−16から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−(1,1′:4′,1″−テルフェニル−
4−イル)プロピオン酸(化合物17) mp 147.8〜150.2℃(分解) [α]D 20 −6.6°(c=0.32,メタノール) IR(KBr,cm-1)2963,1724,161
4,1523,1467,1217
【0114】・化合物a−4から化合物b−3を経て、
(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2RS)−2−カルボキシ−5−メチルヘキシル]
−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物2) [α]D 20 −46.0°(c=0.97,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)3438,2958,173
1,1610,1527,1487,1198,75
7,697
【0115】・化合物a−5から化合物b−4を経て、
(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2RS)−2−カルボキシ−3−フェニルプロピ
ル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物
3) [α]D 20 −32.3°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)3500〜3000(broa
d),2960,1727,1602,1524,14
87,1447,1201
【0116】・化合物a−11から、(2S)−2−
[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
イド]−3−[4−(4′−クロロ)ビフェニリル]プ
ロピオン酸(化合物12) [α]D 20 −36.1°(c=0.34,ジメチルス
ルホキシド) IR(KBr,cm-1)2961,1717,160
9,1532,1486,1213,1141,109
【0117】・化合物a−21から化合物b−2を経
て、(2S)−2−[3−[(2RS)−2−カルボキ
シ−4−フェニルブチル]−3−イソブチルウレイド]
−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合物22) [α]D 20 −41.4°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)3438,2959,173
3,1602,1525,1454,1200,74
5,700
【0118】・化合物a−23から、(2S)−3−
[2−(1−ブロモ)ナフチル]−2−[3−(2−カ
ルボキシエチル)−3−イソブチルウレイド]プロピオ
ン酸(化合物25) IR(KBr,cm-1)3641,2958,172
4,1609,1526,1431,1152,86
2,814,768
【0119】・化合物a−26から化合物b−7を経
て、(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2RS)−2−カルボキシ−4−(4−クロロ)フ
ェニルブチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン
酸(化合物5) [α]D 20 −37.7°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(Film,cm-1)3359,3029,295
9,1898,1723,1654,1491,136
7,1255,1148,1090,845,758,
698
【化72】 参考例6 (2S)−2−[3−[(+)−2−ベンジルオキシ−
2−カルボキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−
3−(4−ビフェニリル)プロピオン酸(化合物9)お
よび(2S)−2−[3−[(−)−2−ベンジルオキ
シ−2−カルボキシエチル]−3−イソブチルウレイ
ド]−3−(4−ビフェニリル)プロピオン酸(化合物
d−1)
【化73】 (2S)−2−[3−[(2RS)−2−ベンジルオキ
シ−2−ベンジルオキシカルボニルエチル]−3−イソ
ブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)プロピオ
ン酸ベンジルエステル(化合物a−9、252mg)の
メタノール(1.6ml)−クロロホルム(1ml)混
合溶液に、1N水酸化リチウム(0.8ml)を加え、
3時間撹拌する。反応液に10%クエン酸水溶液を加え
て中性にした後、減圧濃縮してメタノールおよびクロロ
ホルムを留去する。得られる溶液に10%クエン酸水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出する。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮す
る。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製
し、標記化合物(化合物9)69mg(37%)および
(化合物d−1)64mg(34%)をそれぞれ非晶性
粉末として得る。
【0120】・(2S)−2−[3−[(+)−2−ベ
ンジルオキシ−2−カルボキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)プロピオン酸
(化合物9) [α]D 20 −44.6°(c=0.36,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)2960,1740,160
7,1530,1210,1114,759,698
【0121】・(2S)−2−[3−[(−)−2−ベ
ンジルオキシ−2−カルボキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)プロピオン酸
(化合物d−1) [α]D 20 −69.8°(c=0.36,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)3321,2960,173
2,1611,1530,1209,1112,75
8,698
【0122】参考例6と同様の方法を用いて化合物a−
22から化合物24が得られる。
【0123】・(2S)−2−[3−[(−)−2−ベ
ンジルオキシ−2−カルボキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化
合物24) [α]D 20 −56.0°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)3500〜3000(broa
d),2958,1736,1601,1528,14
54,1213,1113
【0124】参考例7 (2S)−2−[3−[(2RS)−2−エトキシカル
ボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレ
イド]−3−フェニルプロピオン酸エチルエステル(化
合物e−1)
【化74】 窒素雰囲気下、L−フェニルアラニンエチルエステル塩
酸塩(293mg)、1,1´−カルボニルジイミダゾ
ール(247mg)およびイミダゾール(86mg)に
テトラヒドロフラン(4.4ml)を加え、室温で20
分間撹拌する。反応液に、(±)−2−ヒドロキシ−3
−(N−イソブチル)アミノプロピオン酸エチルエステ
ル(241mg)のテトラヒドロフラン(2ml)溶液
を加え、30分間加熱還流をし、反応液を減圧濃縮す
る。得られる油状物を酢酸エチルに溶解し、この溶液を
水ついで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトで精製し、標記化合物(化合物e−1)3
78mg(73%)を得る。
【0125】[α]D 20 −15.1°(c=0.4
0,メタノール) IR(Film,cm-1)3338,2960,173
7,1634,1524,1370,1201,75
6,702
【0126】参考例7と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。
【0127】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニル)
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物e−2) [α]D 20 −19.0°(c=1.0,メタノール) IR(Film,cm-1)3325,2959,174
2,1639,1520,1455,1261,119
0,756,698
【0128】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(4´−フル
オロ)ビフェニリル]プロピオン酸ベンジルエステル
(化合物e−3) [α]D 20 −19.2°(c=0.36,メタノー
ル) IR(Film,cm-1)3355,3033,295
9,2872,1742,1634,1520,149
8,1214,1111,753,698
【0129】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸ベンジルエステル(化合物e−4) [α]D 20 −19.4°(c=1.0,メタノール) IR(Film,cm-1)3338,2959,173
8,1634,1520,1190
【0130】参考例8 (2S)−3−(4−ビフェニル)−2−[3−[(2
RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3
−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物8)
【化75】 窒素雰囲気下、(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニル)
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物e−2、500
mg)のエタノール(16ml)溶液に、窒素を5分間
吹き込む。5%パラジウムカーボン(50mg)を加
え、水素雰囲気下で一晩撹拌する。セライト濾過により
パラジウムカーボンを除去し、濾液を減圧濃縮する。得
られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標
記化合物(化合物8)252mg(72%)を非晶性粉
末として得る。
【0131】[α]D 20 −2.7°(c=0.48,
メタノール) IR(KBr,cm-1)2960,1737,160
2,1531,1487,1467,1217,76
2,697
【0132】参考例8と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。
【0133】・化合物e−3から、(2S)−2−[3
−[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
ル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(4´−
フルオロ)ビフェニリル]プロピオン酸(化合物11) [α]D 20 −2.5°(c=0.32,メタノール) IR(KBr,cm-1)2960,1732,160
3,1531,1498,1226,1159,111
0,1008,819,759
【0134】・化合物e−4から、(2S)−2−[3
−[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
ル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチ
ル)プロピオン酸(化合物23) [α]D 20 −13.8°(c=0.45,クロロホル
ム) IR(KBr,cm-1)2959,1736,160
1,1531,1439,1369,1213,746
【0135】[製剤例]本化合物の製剤処方の一例を以
下に示す。
【0136】 1)錠剤 処方1 100mg中 本化合物 1 mg 乳糖 66.4mg トウモロコシデンプン 20 mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 6 mg ヒドロキシプロピルセルロース 4 mg ステアリン酸 マグネシウム 0.6mg
【0137】上記処方の錠剤に、コーティング剤(例え
ば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マクロゴー
ル、シリコン樹脂等通常のコーティング剤)2mgを用
いてコーティングを施し、目的とするコーティング錠を
得る(以下の処方の錠剤も同じ)。
【0138】 処方2 100mg中 本化合物 10 mg 乳糖 61 mg トウモロコシデンプン 15 mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 5 mg ヒドロキシプロピルセルロース 5 mg ステアリン酸 マグネシウム 1 mg タルク 1 mg コーティング剤 2 mg
【0139】 処方3 220mg中 本化合物 100 mg 乳糖 67 mg トウモロコシデンプン 20 mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 10 mg ヒドロキシプロピルセルロース 10 mg ステアリン酸 マグネシウム 4 mg タルク 4 mg コーティング剤 5 mg
【0140】 2)カプセル剤 処方1 150mg中 本化合物 10 mg 乳糖 140 mg
【0141】本化合物と乳糖の混合比を変えることによ
り、本化合物の成分量が100mg/カプセルのカプセ
ル剤も調製できる。
【0142】 3)顆粒剤 処方1 100mg中 本化合物 30 mg マンニトール 46.5mg ポリビニルピロリドンK−30 7 mg オイドラギットRL 15 mg トリアセチン 1.5mg
【0143】 4)注射剤 処方1 10ml中 本化合物 10〜100mg 塩化ナトリウム 90 mg 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 適量
【0144】
【発明の効果】
[薬理試験]エンドセリン−1の15位から21位を認
識するC末端側特異抗体と、エンドセリン−1のN末端
側特異抗体のFab’フラグメントに Horseradish per
oxidase (HRP)を標識した抗体で、C末端側とN末
端側とを挟むことによりエンドセリン−1を特異的に測
定する、いわゆるサンドウィッチ型酵素免疫測定法が報
告されている(J. Immunol. Methods, 118, 245-250 (1
989))。そこで、この文献に記載された方法に準じて、
本化合物のエンドセリン変換酵素への作用を検討した。
【0145】(実験方法)本薬理試験で用いた緩衝液を
表1に示す。
【0146】
【表1】 酵素標品の調製およびビッグエンドセリン−1を基質と
して用いた酵素反応は、Takaoka らの報告(Biochem. I
nt., 25, 697-704 (1991) )に準じて以下の方法により
行った。
【0147】Sprague-Dawley 系ラット(体重280〜
300g)の肺を、開胸下、生理食塩水にて潅流した後
摘出した。これを5倍量の緩衝液A中でホモジナイズし
た後、4℃で10分間低速遠心(600×g)して上清
を得た。その上清を4℃で30分間超遠心(105,0
00×g)して得られたペレットを緩衝液Aに懸濁する
ことにより酵素標品を得た。
【0148】次に、緩衝液B350μl、被験化合物溶
液50μlおよび酵素標品(1mg−たん白/ml)5
0μlの混合溶液を37℃で30分間インキュベーショ
ンした後、ビッグエンドセリン−1の0.1%牛血清ア
ルブミン(BSA)含有生理食塩水溶液(1μg/m
l)を50μl加え、この混合溶液をさらに37℃で3
0分間インキュベーションした。これを100℃で10
分間煮沸した後、1N水酸化ナトリウムで中性にし、4
℃で5分間高速遠心(8,000×g)して上清を得
た。
【0149】上清中のエンドセリン−1量を、表2の2
種類の抗体を用いて、下記のサンドウィッチ型酵素免疫
測定法により測定した。
【0150】
【表2】 予め、ウェル(well)に固相化用の抗体を100μl添加
し、4℃で一夜放置し、除去した後、緩衝液Dを200
μl添加し、さらに4℃で一夜放置し、除去しておく。
このウェルに上記の上清を100μl添加し、37℃で
1時間放置し、除去した後、標識抗体を100μl添加
し、さらに37℃で30分間放置し、除去した。次い
で、o−フェニレンジアミンの緩衝液E溶液(4mg/
ml)を100μl添加し、遮光下、室温で20分間放
置した。1N硫酸を100μl添加した後、波長492
nmにて吸光度を測定した。
【0151】なお、生成したエンドセリン−1量は、既
知量のエンドセリン−1についての波長492nmにお
ける吸光度を用いて作成した一次回帰直線から算出し
た。
【0152】被験化合物のエンドセリン変換酵素に対す
る阻害作用の程度は、下記の式より求めた阻害率を用い
た。
【0153】
【数1】 A:被験化合物非存在下でのエンドセリン−1生成量 B:被験化合物存在下でのエンドセリン−1生成量
【0154】(結果)表3および表4に実験結果の一例
として、 ・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレイド]
プロピオン酸(化合物1)、 ・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2RS)−2−カルボキシ−4−フェニルブチル]
−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物
4)、 ・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2RS)−2−カルボキシ−4−(4−クロロフェ
ニル)ブチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン
酸(化合物5)、 ・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2RS)−2−カルボキシ−6−フェニルヘキシ
ル)−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物
7)、 ・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
ル)−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物
8)、 ・(2S)−2−[3−(2−カルボキシエチル)−3
−イソブチルウレイド]−3−(1,1′:2′,1″
−テルフェニル−4−イル)プロピオン酸(化合物1
8)、 ・(2S)−2−[3−[(2RS)−2−カルボキシ
−4−フェニルブチル]−3−イソブチルウレイド]−
3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合物22)、 ・(2S)−2−[3−[(2RS)−2−ベンジルオ
キシ−2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレイ
ド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合物2
4) ・(2S)−3−[2−(1−ブロモ)ナフチル]−2
−[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウ
レイド]プロピオン酸(化合物25)等、27化合物に
おける、エンドセリン変換酵素を50%阻害するのに要
した濃度(IC50)を示す。
【0155】
【表3】
【表4】 表3および表4に示されるように、本化合物はエンドセ
リン変換酵素活性を顕著に阻害することが認められた。
【0156】以上のことから、本化合物は優れたエンド
セリン変換酵素阻害活性を有しており、エンドセリンが
深く関与する症状の改善剤、特に脳梗塞等を引き起こす
脳血管攣縮を抑制する脳血流量改善剤、気管支喘息等の
喘息の治療剤および肝移植や腎移植等の臓器移植後の機
能不全防止剤や拒絶反応抑制剤として有用であることが
期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07C 275/24 9451−4H C07C 275/24

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式[I]で表される化合物また
    はその塩類を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害
    剤。 【化1】 [式中、R1 はエステル、アミドまたはヒドロキサム酸
    に変換されていてもよいカルボキシル基を示す。R2
    水素原子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基、
    ヒドロキシ基、低級アルコキシ基またはフェニル低級ア
    ルコキシ基を示し、該フェニル低級アルキル基および該
    フェニル低級アルコキシ基のフェニル環はハロゲン原
    子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
    基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基ま
    たは低級アルキルアミノ基で置換されていてもよい。R
    3 は低級アルキル基またはフェニル低級アルキル基を示
    し、該フェニル低級アルキル基のフェニル環はハロゲン
    原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
    基または低級アルキレンジオキシ基で置換されていても
    よい。R4 はエステル、アミドまたはヒドロキサム酸に
    変換されていてもよいカルボキシル基を示す。R5 は下
    記一般式[II]、[III ]または[IV]で表される基を
    示す。 【化2】 【化3】 【化4】 6 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒド
    ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
    基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基を
    示す。R7 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
    基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレン
    ジオキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルアミノ
    基、フェニル基またはナフチル基を示し、該フェニル基
    および該ナフチル基はハロゲン原子、低級アルキル基、
    ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオ
    キシ基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ
    基で置換されていてもよい。R8 は水素原子、ハロゲン
    原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
    基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基ま
    たは低級アルキルアミノ基を示す。R9 は水素原子、ハ
    ロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アル
    コキシ基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミ
    ノ基、低級アルキルアミノ基、フェニル基またはナフチ
    ル基を示し、該フェニル基および該ナフチル基はハロゲ
    ン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキ
    シ基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基
    または低級アルキルアミノ基で置換されていてもよい。
    10は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒド
    ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
    基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、フェ
    ニル基またはナフチル基を示し、該フェニル基および該
    ナフチル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキ
    シ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、
    ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基で置換
    されていてもよい。Aは低級アルキレン基を示す。]
  2. 【請求項2】 下記一般式[I]で表される化合物また
    はその塩類を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害
    剤。 【化5】 [式中、R1 は低級アルキル、低級アルカノイルアミノ
    低級アルキル、フェニル低級アルキル、フェニルもしく
    はインダニルエステルに変換されていてもよいカルボキ
    シル基;アンモニア、低級アルキルアミンもしくはフェ
    ニル低級アルキルアミンとのアミドに変換されていても
    よいカルボキシル基;またはヒドロキサム酸に変換され
    ていてもよいカルボキシル基を示し、該フェニル低級ア
    ルキル、該フェニルおよび該フェニル低級アルキルアミ
    ンのフェニル環はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒド
    ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
    基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基で
    置換されていてもよい。R2 は水素原子、低級アルキル
    基、フェニル低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アル
    コキシ基またはフェニル低級アルコキシ基を示し、該フ
    ェニル低級アルキル基および該フェニル低級アルコキシ
    基のフェニル環はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒド
    ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
    基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基で
    置換されていてもよい。R3 は低級アルキル基またはフ
    ェニル低級アルキル基を示し、該フェニル低級アルキル
    基のフェニル環はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒド
    ロキシ基、低級アルコキシ基または低級アルキレンジオ
    キシ基で置換されていてもよい。R4 は低級アルキル、
    低級アルカノイルアミノ低級アルキル、フェニル低級ア
    ルキル、フェニルもしくはインダニルエステルに変換さ
    れていてもよいカルボキシル基;アンモニア、低級アル
    キルアミンもしくはフェニル低級アルキルアミンとのア
    ミドに変換されていてもよいカルボキシル基;またはヒ
    ドロキサム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を
    示し、該フェニル低級アルキル、該フェニルおよび該フ
    ェニル低級アルキルアミンのフェニル環はハロゲン原
    子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
    基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基ま
    たは低級アルキルアミノ基で置換されていてもよい。R
    5 は下記一般式[II]、[III ]または[IV]で表され
    る基を示す。 【化6】 【化7】 【化8】 6 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒド
    ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
    基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基を
    示す。R7 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
    基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレン
    ジオキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルアミノ
    基、フェニル基またはナフチル基を示し、該フェニル基
    および該ナフチル基はハロゲン原子、低級アルキル基、
    ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオ
    キシ基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ
    基で置換されていてもよい。R8 は水素原子、ハロゲン
    原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
    基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基ま
    たは低級アルキルアミノ基を示す。R9 は水素原子、ハ
    ロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アル
    コキシ基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミ
    ノ基、低級アルキルアミノ基、フェニル基またはナフチ
    ル基を示し、該フェニル基および該ナフチル基はハロゲ
    ン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキ
    シ基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基
    または低級アルキルアミノ基で置換されていてもよい。
    10は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒド
    ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
    基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、フェ
    ニル基またはナフチル基を示し、該フェニル基および該
    ナフチル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキ
    シ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、
    ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基で置換
    されていてもよい。Aは低級アルキレン基を示す。]
  3. 【請求項3】 下記一般式[I]で表される化合物また
    はその塩類を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害
    剤。 【化9】 [式中、R1 はカルボキシル基を示す。R2 は水素原
    子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基、ヒドロ
    キシ基またはフェニル低級アルコキシ基を示し、該フェ
    ニル低級アルキル基のフェニル環はハロゲン原子で置換
    されていてもよい。R3 は低級アルキル基を示す。R4
    はカルボキシル基を示す。R5 は下記一般式[II]、
    [III ]または[IV]で表される基を示す。 【化10】 【化11】 【化12】 6 は水素原子またはニトロ基を示す。R7 は水素原
    子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基
    またはフェニル基を示す。R8 は水素原子を示す。R9
    は水素原子を示す。R10 は水素原子、ハロゲン原子ま
    たは低級アルコキシ基を示す。Aは低級アルキレン基を
    示す。]
  4. 【請求項4】 R1 およびR4 がともにカルボキシル基
    を、R2 が水素原子、イソペンチル基、ベンジル基、フ
    ェネチル基、クロロフェネチル基、フェニルプロピル
    基、フェニルブチル基、ヒドロキシ基またはベンジルオ
    キシ基を、R3がイソブチル基を、R5 がビフェニリル
    基、フルオロビフェニリル基、クロロビフェニリル基、
    メチルビフェニリル基、メトキシビフェニリル基、ニト
    ロビフェニリル基、テルフェニリル基、ナフチルフェニ
    ル基、ナフチル基、ブロモナフチル基またはメトキシナ
    フチル基を示し、Aがメチレン基を示す請求項3記載の
    化合物またはその塩類を有効成分とするエンドセリン変
    換酵素阻害剤。
  5. 【請求項5】 下記一般式[I]で表される化合物また
    はその塩類を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害
    剤。 【化13】 [式中、R1 はカルボキシル基を示す。R2 は水素原
    子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基、ヒドロ
    キシ基またはフェニル低級アルコキシ基を示し、該フェ
    ニル低級アルキル基のフェニル環はハロゲン原子で置換
    されていてもよい。R3 は低級アルキル基を示す。R4
    はカルボキシル基を示す。R5 は下記一般式[II]また
    は[IV]で表される基を示す。 【化14】 【化15】 6 は水素原子またはニトロ基を示す。R7 は水素原子
    またはフェニル基を示す。R10は水素原子またはハロゲ
    ン原子を示す。Aは低級アルキレン基を示す。]
  6. 【請求項6】 R1 およびR4 がともにカルボキシル基
    を、R2 が水素原子、イソペンチル基、フェネチル基、
    クロロフェネチル基、フェニルプロピル基、フェニルブ
    チル基、ヒドロキシ基またはベンジルオキシ基を、R3
    がイソブチル基を、R5 がビフェニリル基、ニトロビフ
    ェニリル基、テルフェニリル基、ナフチル基またはブロ
    モナフチル基を示し、Aがメチレン基を示す請求項5記
    載の化合物またはその塩類を有効成分とするエンドセリ
    ン変換酵素阻害剤。
  7. 【請求項7】 R5 が下記一般式[II]、[III ]また
    は[IV]で表される基を示す請求項2記載の化合物また
    はその塩類を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害
    剤。 【化16】 【化17】 【化18】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示す。R7
    水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
    キシ基またはフェニル基を示す。R8 は水素原子を示
    す。R9 は水素原子を示す。R10は水素原子、ハロゲン
    原子または低級アルコキシ基を示す。]
  8. 【請求項8】 R5 が下記一般式[II]または[IV]で
    表される基を示す請求項2記載の化合物またはその塩類
    を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害剤。 【化19】 【化20】 6 は水素原子またはニトロ基を示す。R7 は水素原子
    またはフェニル基を示す。R10は水素原子またはハロゲ
    ン原子を示す。]
  9. 【請求項9】 R5 がビフェニリル基、ニトロビフェニ
    リル基、テルフェニリル基、ナフチル基またはブロモナ
    フチル基を示す請求項2記載の化合物またはその塩類を
    有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害剤。
  10. 【請求項10】 R3 が低級アルキル基を示す請求項2
    記載の化合物またはその塩類を有効成分とするエンドセ
    リン変換酵素阻害剤。
  11. 【請求項11】 R3 がイソブチル基を示す請求項2記
    載の化合物またはその塩類を有効成分とするエンドセリ
    ン変換酵素阻害剤。
  12. 【請求項12】 R2 が水素原子、低級アルキル基、フ
    ェニル低級アルキル基、ヒドロキシ基またはフェニル低
    級アルコキシ基を示し、該フェニル低級アルキル基のフ
    ェニル環はハロゲン原子で置換されていてもよい請求項
    2記載の化合物またはその塩類を有効成分とするエンド
    セリン変換酵素阻害剤。
  13. 【請求項13】 R2 が水素原子、イソペンチル基、フ
    ェネチル基、クロロフェネチル基、フェニルプロピル
    基、フェニルブチル基、ヒドロキシ基またはベンジルオ
    キシ基を示す請求項2記載の化合物またはその塩類を有
    効成分とするエンドセリン変換酵素阻害剤。
  14. 【請求項14】 R1 およびR4 がともに、カルボキシ
    ル基を示す請求項2記載の化合物またはその塩類を有効
    成分とするエンドセリン変換酵素阻害剤。
  15. 【請求項15】 R3 が低級アルキル基を示し、R5
    下記一般式[II]、[III ]または[IV]で表される基
    を示す請求項2記載の化合物またはその塩類を有効成分
    とするエンドセリン変換酵素阻害剤。 【化21】 【化22】 【化23】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示す。R7
    水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
    キシ基またはフェニル基を示す。R8 は水素原子を示
    す。R9 は水素原子を示す。R10は水素原子、ハロゲン
    原子または低級アルコキシ基を示す。]
  16. 【請求項16】 R3 が低級アルキル基を示し、R5
    下記一般式[II]または[IV]で表される基を示す請求
    項2記載の化合物またはその塩類を有効成分とするエン
    ドセリン変換酵素阻害剤。 【化24】 【化25】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示す。R7
    水素原子またはフェニル基を示す。R10は水素原子また
    はハロゲン原子を示す。]
  17. 【請求項17】 R3 がイソブチル基を、R5 がビフェ
    ニリル基、ニトロビフェニリル基、テルフェニリル基、
    ナフチル基またはブロモナフチル基を示す請求項2記載
    の化合物またはその塩類を有効成分とするエンドセリン
    変換酵素阻害剤。
  18. 【請求項18】 R2 が水素原子、低級アルキル基、フ
    ェニル低級アルキル基、ヒドロキシ基またはフェニル低
    級アルコキシ基を示し、該フェニル低級アルキル基のフ
    ェニル環はハロゲン原子で置換されていてもよく、R3
    が低級アルキル基を示し、R5 が下記一般式[II]、
    [III ]または[IV]で表される基を示す請求項2記載
    の化合物またはその塩類を有効成分とするエンドセリン
    変換酵素阻害剤。 【化26】 【化27】 【化28】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示す。R7
    水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
    キシ基またはフェニル基を示す。R8 は水素原子を示
    す。R9 は水素原子を示す。R10は水素原子、ハロゲン
    原子または低級アルコキシ基を示す。]
  19. 【請求項19】 R2 が水素原子、低級アルキル基、フ
    ェニル低級アルキル基、ヒドロキシ基またはフェニル低
    級アルコキシ基を示し、該フェニル低級アルキル基のフ
    ェニル環はハロゲン原子で置換されていてもよく、R3
    が低級アルキル基を示し、R5 が下記一般式[II]また
    は[IV]で表される基を示す請求項2記載の化合物また
    はその塩類を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害
    剤。 【化29】 【化30】 [式中、R6 は水素原子またはニトロ基を示す。R7
    水素原子またはフェニル基を示す。R10は水素原子また
    はハロゲン原子を示す。]
  20. 【請求項20】 R2 が水素原子、イソペンチル基、フ
    ェネチル基、クロロフェネチル基、フェニルプロピル
    基、フェニルブチル基、ヒドロキシ基またはベンジルオ
    キシ基を、R3 がイソブチル基を、R4 がビフェニリル
    基、ニトロビフェニリル基、テルフェニリル基、ナフチ
    ル基またはブロモナフチル基示し、Aがメチレン基を示
    す請求項2記載の化合物またはその塩類を有効成分とす
    るエンドセリン変換酵素阻害剤。
  21. 【請求項21】 (2S)−3−(4−ビフェニリル)
    −2−[3−(2−カルボキシエチル)−3−イソブチ
    ルウレイド]プロピオン酸またはその塩類を有効成分と
    するエンドセリン変換酵素阻害剤。
  22. 【請求項22】 (2S)−3−(4−ビフェニリル)
    −2−[3−(2−カルボキシ−4−フェニルブチル)
    −3−イソブチルウレイド]プロピオン酸またはその塩
    類を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害剤。
  23. 【請求項23】 (2S)−3−(4−ビフェニリル)
    −2−[3−[2−カルボキシ−4−(4−クロロフェ
    ニル)ブチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン
    酸またはその塩類を有効成分とするエンドセリン変換酵
    素阻害剤。
  24. 【請求項24】 (2S)−3−(4−ビフェニリル)
    −2−[3−(2−カルボキシ−6−フェニルヘキシ
    ル)−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸またはそ
    の塩類を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害剤。
  25. 【請求項25】 (2S)−3−(4−ビフェニリル)
    −2−[3−(2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
    ル)−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸またはそ
    の塩類を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害剤。
  26. 【請求項26】 (2S)−2−[3−(2−カルボキ
    シエチル)−3−イソブチルウレイド]−3−(1,
    1′:2′,1″−テルフェニル−4−イル)プロピオ
    ン酸またはその塩類を有効成分とするエンドセリン変換
    酵素阻害剤。
  27. 【請求項27】 (2S)−2−[3−(2−カルボキ
    シ−4−フェニルブチル)−3−イソブチルウレイド]
    −3−(2−ナフチル)プロピオン酸またはその塩類を
    有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害剤。
  28. 【請求項28】 (2S)−2−[3−(2−ベンジル
    オキシ−2−カルボキシエチル)−3−イソブチルウレ
    イド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸またはその
    塩類を有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害剤。
  29. 【請求項29】 (2S)−3−[2−(1−ブロモ)
    ナフチル]−2−[3−(2−カルボキシエチル)−3
    −イソブチルウレイド]プロピオン酸またはその塩類を
    有効成分とするエンドセリン変換酵素阻害剤。
  30. 【請求項30】 請求項1から請求項29記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする脳血流量改善剤。
  31. 【請求項31】 請求項1から請求項29記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする脳血管攣縮抑制剤。
  32. 【請求項32】 請求項1から請求項29記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする脳梗塞治療剤。
  33. 【請求項33】 請求項1から請求項29記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする喘息治療剤。
  34. 【請求項34】 請求項1から請求項29記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする気管支喘息治療剤。
  35. 【請求項35】 請求項1から請求項29記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする臓器移植後の機能不全
    防止剤。
  36. 【請求項36】 請求項1から請求項29記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする肝移植後の機能不全防
    止剤。
  37. 【請求項37】 請求項1から請求項29記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする臓器移植後の拒絶反応
    抑制剤。
  38. 【請求項38】 請求項1から請求項29記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする腎移植後の拒絶反応抑
    制剤。
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