JPH09124880A - 金属接触部材用ゴム組成物 - Google Patents
金属接触部材用ゴム組成物Info
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- JPH09124880A JPH09124880A JP30646195A JP30646195A JPH09124880A JP H09124880 A JPH09124880 A JP H09124880A JP 30646195 A JP30646195 A JP 30646195A JP 30646195 A JP30646195 A JP 30646195A JP H09124880 A JPH09124880 A JP H09124880A
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Abstract
期間の使用においても、金属表面への固着現象を起こさ
ないゴム組成物を提供する。 【解決手段】 不飽和カルボン酸エステル系ゴム100
重量部とハイドロタルサイト類化合物1〜30重量部を
配合してなる金属接触部材用ゴム組成物。
Description
優れ、かつ長期間金属に接触した場合でも、金属表面に
ゴムが固着しないゴム組成物に関する。
キン、オイルホース等の用途においては、ゴム部材と金
属とが接触した状態で、かつかなりの高温に曝される。
その状態で使用した場合、金属表面にゴムが付着する現
象が起きることがある。この現象は、特に不飽和カルボ
ン酸エステル系ゴムにおいて著しい。このようなゴムの
固着現象については種々研究がなされており、これに対
する対策として、ゴム表面に多官能モノマーをコーティ
ングしたり(たとえば、特開平3−14435号公
報)、ゴムに紫外線照射したりする方法が検討されてい
る。また、最近では、アクリルゴムに、亜鉛や銅などの
金属酸化物あるいはトリフェニルホスファイト等を配合
して、アクリルゴム加硫物の金属固着性を改良する方法
が報告されている。本出願人は、既に、リン酸エステル
系可塑剤を配合することによって、アクリルゴムの金属
固着性を改良する方法について報告した(特開平6−8
8005号公報)。しかし、さらに検討を進めるうち
に、上記方法は、比較的短期間のゴム材料の使用におい
ては効果があるものの、長期間の使用においては、さら
に改良すべき必要があることが明らかになった。
性、耐寒性、耐熱性などに優れ、特に長期間の使用にお
いても、金属表面への固着現象を起こさないゴム組成物
を提供することにある。そこで、本発明者らは鋭意検討
の結果、不飽和カルボン酸エステル系ゴムにハイドロタ
ルサイトを配合してなるゴム組成物は、金属とゴム層間
の剥離強度が低く、とくに長期間にわたり、金属表面へ
のゴムの固着が殆どないという予期せぬ効果があること
を見いだし、本発明を完成するに到った。
ば、不飽和カルボン酸エステル系ゴム100重量部とハ
イドロタルサイト類化合物1〜30重量部を配合してな
る金属接触部材用ゴム組成物が提供される。
酸エステル系ゴムは、重合体中に、不飽和カルボン酸エ
ステル単位を、少なくとも10重量%含有する重合体ゴ
ムであって、通常、そのムーニー粘度が10〜200の
ものである。
の不飽和カルボン酸エステルの具体例としては、メチル
アクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレ
ート、イソプロピルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルア
クリレート、イソブチルアクリレート、n−ペンチルア
クリレート、イソアミルアクリレート、n−ヘキシルア
クリレート、2−メチルペンチルアクリレート、n−デ
シルアクリレート、n−ドデシルアクリレート、n−テ
トラデシルアクリレート、n−オクタデシルアクリレー
ト、n−エイコシルアクリレート等のアルキルアクリレ
ート。
ート、プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリ
レート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、n−オクチルメタクリレート、イソブチ
ルメタクリレート、n−ペンチルメタクリレート、イソ
アミルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、
2−メチルペンチルメタクリレート、n−デシルメタク
リレート、n−ドデシルメタクリレート、n−テトラデ
シルメタクリレート、n−オクタデシルメタクリレー
ト、n−エイコシルメタクリレート等のアルキルメタク
リレート。
チルアクリレート、エトキシエチルアクリレート、エト
キシプロピルアクリレート、ブトキシエチルアクリレー
ト、メトキシエトキシエチルアクリレートなどのアルコ
キシ基ならびにアルキレン基を有するアルコキシアルキ
ルアクリレート。
エチルメタクリレート、エトキシエチルメタクリレー
ト、エトキシプロピルメタクリレート、ブトキシエチル
メタクリレート、メトキシエトキシエチルメタクリレー
トなどのアルコキシ基ならびにアルキレン基を有するア
ルコキシアルキルメタクリレート。
α,βおよびγ−シアノプロピルアクリレート、シアノ
ブチルアクリレート、シアノヘキシルアクリレート、シ
アノオクチルアクリレートなどの炭素数2〜12程度の
シアノアルキル基を有するアクリレート;2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー
トなどのヒドロキシアルキル基を有するアクリレートお
よびメタクリレート。
ル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジ
−n−ブチル、フマル酸ジ−2−エチルヘキシル、イタ
コン酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ジ−
n−ブチル、イタコン酸ジ−2−エチルヘキシルなどの
不飽和ジカルボン酸モノおよびジアルキルエステル。
チルアミノエチルアクリレート、3−(ジエチルアミ
ノ)−2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2,3−
ビス(ジフルオロアミノ)プロピルアクリレート、など
のアミノ基含有不飽和カルボン酸エステル系単量体。
フルオロプロピルアクリレート、ペンタフルオロプロピ
ルアクリレート、ヘプタフルオロブチルアクリレート、
オクタフルオロペンチルアクリレート、ノナフルオロペ
ンチルアクリレート、ウンデカフルオロヘキシルアクリ
レート、ペンタデカフルオロオクチルアクリレート、ヘ
プタデカフルオロノニルアクリレート、ヘプタデカフル
オロデシルアクリレート、ノナデカフルオロデシルアク
リレート、トリフルオロエチルメタクリレート、テトラ
フルオロプロピルメタクリレート、オクタフルオロペン
チルメタクリレート、ドデカフルオロヘプチルメタクリ
レート、ペンタデカフルオロオクチルアクリレート、ヘ
キサデカフルオロノニルメタクリレートなどのフルオロ
アルキル基を有するアクリレートおよびメタクリレー
ト。
ベンジルメタクリレート、ジフルオロベンジルメタクリ
レートなどのフッ素置換ベンジルアクリレートおよびメ
タクリレートなどが挙げられる。これらの単量体は1種
又は2種以上組み合わせて使用することができる。
ル系ゴムの具体例としては、アクリルゴム、不飽和ニト
リル−不飽和カルボン酸エステル−共役ジエン系共重合
体、水素化不飽和ニトリル−不飽和カルボン酸エステル
−共役ジエン系共重合体、エチレン−アクリレート系共
重合体ゴムなどが例として挙げられる。なかでも、アク
リルゴムが、耐熱性等のバランスに優れており、好まし
い。
て、少なくともアルキルアクリレート、アルキルメタク
リレート及びアルコキシアルキルアクリレートから選択
される1種以上の単量体を60モル%以上含有するゴム
であって、ムーニー粘度が10〜90のものである。
特性と耐油特性をバランスさせるためには、特にアルキ
ルアクリレートのアルキル基の炭素数が1〜8、アルコ
キシアクリレートのアルキル基ならびにアルキレン基の
炭素数がそれぞれ、1〜4を有するアクリレートの使用
が好ましく、エチルアクリレート、プロピルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、メトキシエチルアクリレー
ト、エトキシエチルアクリレートなどが好ましい例とし
て挙げられる。
中通常60〜99.9モル%である。この下限値未満で
は、アクリルゴムの耐熱老化性、耐寒性が低下する。好
ましくは75〜99.5モル%である。
の他に、架橋点形成単量体としてエポキシ基含有単量
体、カルボキシル基含有単量体、ハロゲン含有単量体、
非共役二重結合を含有する単量体などが含まれる。
公昭46−45085号公報に記載されているグリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート、イタコン
酸ジグリシジルエステル、ブテントリカルボン酸トリグ
リシジルエステル、p−スチレンカルボン酸グリシジル
エステルなどの不飽和グリシジルエステル、ビニルグリ
シジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、メタクリ
ルグリシジルエーテルなどの不飽和グリシジルエーテル
などが挙げられる。
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、2−ノルボルネン−5−カルボン酸、ケイ皮酸、
無水マレイン酸、マレイン酸モノメチルなどの不飽和カ
ルボン酸が挙げられる。
エチルビニルエーテル、ビニルクロロアセテート、アリ
ルクロロアセテート、ビニルベンジルクロライド、5−
クロロアセトキシメチル−2−ノルボルネンなどが挙げ
られる。
は、シクロペンタジエン、メチルシクロペンタジエン、
エチリデンノルボルネン、ビニリデンノルボルネンなど
が挙げられる。これらの単量体は1種又は2種以上組み
合わせて使用することができる。架橋点形成単量体の含
有量は、アクリルゴム中、通常0.1〜10モル%であ
る。この下限値未満では架橋が不充分となり、上限値を
越えるとスコーチし易くなり好ましくない。好ましくは
0.5〜5モル%である。
可能な単量体を、通常、30モル%以下の範囲で共重合
させることにより、アクリルゴムの耐油性、機械的強度
特性などを改善することができる。
−メチルスチレン、ビニルトルエンなどのビニル芳香族
化合物;アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなど
のビニルおよびビニリデンニトリル;2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート
などの水酸基を有するビニル単量体;2−シアノエチル
アクリレート、3−シアノプロピルアクリレート、4−
シアノブチルアクリレートなどのシアノ置換ビニル単量
体;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミドなどのビニルおよびビニリデンアミ
ド;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなど
のビニルエステル;ブタジエン、イソプレンなどの共役
ジエンなどが挙げられ、これらの単量体は1種または2
種以上を組み合わせて用いることができる。
の乳化重合によって共重合させることにより得られる
が、これ以外の方法であっても構わない。
ボン酸エステル共重合体ゴムは、不飽和ニトリルと共役
ジエンおよび不飽和カルボン酸エステルとの共重合体で
あり、共重合体中の結合不飽和ニトリル量10〜40重
量%、ムーニー粘度が15〜200のものである。
ボン酸エステル共重合体ゴムにおける不飽和ニトリルの
具体例としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、α−クロロアクリロニトリルなどが挙げられる。
タジエン、2,3−ジメチルブタジエン、イソプレン、
1,3−ペンタジエンなどが挙げられる。
ボン酸エステル共重合体ゴムにおける不飽和カルボン酸
エステル系単量体の使用量は、全単量体中に1〜80重
量%、好ましくは、15〜80重量%、さらに好ましく
は20〜40重量%の範囲で使用することができる。
部を必要に応じて他の共重合可能な単量体で置き換える
ことも可能である。他の共重合可能な単量体としては、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルピリジンなどの
ビニル系単量体;ビニルノルボルネン、ジシクロペンタ
ジエン、1,4−ヘキサジエンなどの非共役ジエン系単
量体;フルオロエチルビニルエーテル、フルオロプロピ
ルビニルエーテル、トリフルオロメチルビニルエーテ
ル、トリフルオロエチルビニルエーテル、パーフルオロ
プロピルビニルエーテル、パーフルオロヘキシルビニル
エーテルなどのフルオロアルキルビニルエーテル、o−
またはp−トリフルオロメチルスチレン、ペンタフルオ
ロ安息香酸ビニル、ジフルオロエチレン、テトラフルオ
ロエチレンなどのフッ素含有ビニル系単量体;さらに、
ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレングリコール(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート
などが挙げられる。
和カルボン酸エステル共重合体は、前記不飽和ニトリル
−共役ジエン−不飽和カルボン酸エステル共重合体の共
役ジエン部分を水素化してなるものであって、ムーニー
粘度が15〜200、好ましくは30〜100、ヨウ素
価が80以下、好ましくは40以下である。ムーニー粘
度が15未満では、強度の低い成型体しか得られず、好
ましくない。200を超えた場合は粘度が増大し、成型
が困難となる。ヨウ素価の下限は少なくとも1である。
ヨウ素価が過度に低いと加硫が困難となる。
ボン酸エステル共重合体を水素化する方法はとくに限定
されるものではなく、常法に従って水素化することがで
きる。水素化に際し使用される触媒としては、例えば、
パラジウム/シリカおよびパラジウム錯体(特開平3−
252405号公報)などが挙げられる。さらに、特開
昭62−125858号公報、特開昭62−42937
号公報、特開平1−45402号公報、特開平1−45
403号公報、特開平1−45404号公報、特開平1
−45405号公報などに記載されているようなロジウ
ムまたはルテニウム化合物を使用することもできる。
エチレン50〜85モル%、アルキルアクリレート又は
メタクリレート50〜15モル%、及び前記両成分の合
計に対して0.05〜8モル%の架橋点形成単量体を共
重合させてなる共重合体ゴムであって、ムーニー粘度が
10〜100のものである。
−アクリレート又はメタクリレートには、前記アクリル
ゴムで使用するアルキルアクリレート等が用いられる。
の使用割合は、全単量体混合物中50〜15モル%であ
り、上限値を越えると該共重合体ゴムのガラス転移温度
が高くなり、低温での使用が困難となる。また下限値未
満では、該共重合体ゴムの結晶化度が高くなりゴム弾性
が低下する。好ましくは42〜20モル%である。
構成成分のエチレンの使用割合は、全単量体混合物中5
0〜85モル%である。上限値を越えると該共重合体ゴ
ムの結晶化度が高くなりゴム弾性が損なわれる。また耐
油性も低下する。好ましくは58〜80モル%である。
また、エチレン−アクリレート系共重合体ゴムの構成成
分である架橋点形成単量体は、エチレン−アクリレート
系共重合体ゴムを加硫剤を用いて架橋するために不可欠
の成分であり、通常エポキシ基含有単量体、カルボキシ
ル基含有単量体などが使用され、前記アクリルゴムの架
橋点形成用単量体として例示したものが用いられる。
前記アルキルアクリレート等の合計に対して0.05〜
8モル%である。使用量が上限値をこえると耐スコーチ
性が不良となり、下限値より低いと十分な架橋効果が得
られない。好ましくは0.1〜5モル%である。
おいては、上記の各単量体と共重合体可能な他の単量体
を共重合させることも可能である。具体的には、イソブ
チレン、スチレンおよびその誘導体、酢酸ビニル、テト
ラフルオロエチレンやヘキサフルオロプロピレンなどの
ハロゲン化オレフィンなどである。
ゴムは、公知の方法により製造される。たとえばフリー
ラジカル開始剤による塊状重合、乳化重合、または、溶
液重合によって製造することができる。代表的な重合方
法は、特公昭46−45085号公報に記載されてい
る。すなわち、フリーラジカルを生成する重合開始剤の
下で、圧力500kg/cm2 以上、および温度40な
いし300℃の条件により製造することができる。
は、前記各成分を共重合させてなるものであるが、JI
SK7210で規定される190℃の溶融流動速度が
0.5〜500g/10分、好ましくは、0.5〜50
g/10分の範囲にあるものが使用される。
合物は、天然鉱物ハイドロタルサイト(Mg6 Al
2 (OH)16CO3 ・4H2 O)およびこれと類似の結
晶構造を有する合成ハイドロタルサイト化合物である。
合成ハイドロタルサイト化合物には、その焼成物のアニ
オン系界面活性剤表面処理物が含まれる(以下、合成ハ
イドロタルサイトと記す)。
製造方法は、たとえば特開昭58−222128号公報
に詳細に報告されているように、一般式〔Mg1-x Al
x (OH)2 〕x+〔(CO3 2-)x/2 ・mH2 O〕
x-(ただし、x=0.3〜0.33、m=0〜0.5で
ある)で表わされる白色で無毒性の化合物であり、市販
のものを(たとえば、協和化学工業株式会社製)使用す
ることができる。
通常、ポリ塩化ビニル樹脂の安定剤として、あるいはハ
ロゲン含有ゴムの加硫に際し受酸剤として使用され、ハ
ロゲン含有ゴムに使用されたときには、その耐水性を改
良する効果を奏することが知られていた(特開昭58−
222128号公報)。本発明者は、これを不飽和カル
ボン酸エステル系ゴムに配合することによって、意外に
も、該ゴムの金属表面への固着性が大幅に改良されるこ
とを見出した。
不飽和カルボン酸エステル系ゴム100重量部に対し、
1〜30重量部、好ましくは2〜20重量部である。1
重量部以下では固着性改良効果が低く、30重量部以上
では得られる加硫物の強度物性が低下するため好ましく
ない。
酸エステル系可塑剤を、ハイドロタルサイト類化合物と
併用して配合することにより、固着性改良効果を高める
ことができる。かかる可塑剤は、プラスチックあるいは
ゴム技術の分野で通常使用されているものであり、その
例としては、トリメチルホスフェート、トリブチルホス
フェート、トリ−(2−エチルヘキシル)ホスフェー
ト、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホ
スフェート、トリクレジルホスフェート、アルキルアリ
ルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリ(クロ
ロエチル)ホスフェート、トリスジクロロプロピルホス
フェート、トリス(β−クロロプロピル)ホスフェー
ト、オクチルジフェニルホスフェート、トリス(イソプ
ロピルフェニル)ホスフェート、クレジルフェニルホス
フェートなどが挙げられる。なかでも、凝固点が−20
℃以下のものが好ましい。
テル系ゴム100重量部に対し、1〜50重量部、好ま
しくは3〜30重量部である。1重量部以下では、固着
性改良効果が低く、50重量部以上では、得られる加硫
物の強度が低下するため好ましくない。
リン系酸化防止剤を配合するが好ましい。その具体例と
しては、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、4,
4′−イソプロピリデン−ジフェノールアルキルホスフ
ァイト、トリフェニルホスファイト、ジフェニルイソデ
シルホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイ
ト、オクタデシルホスファイト、4,4′−ブチリデン
−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニル−ジトリ
デシル)ホスファイト、トリス(モノおよび/あるいは
ジノニルフェニル)ホスファイト、ジイソデシルペンタ
エリスリトールジホスファイト等が挙げられる。
ボン酸エステル系ゴム100重量部に対し、1〜10重
量部、好ましくは1〜5重量部である。
範囲で他の配合剤を併用することができる。例として、
グアニジン系、チアゾール系、チウラム系等の各種加硫
促進剤、亜鉛華、ステアリン酸のほかカーボンブラッ
ク、シリカ、タルク、炭酸カルシウム等の補強剤、充填
剤、プロセス油、加工助剤、老化防止剤、リン酸エステ
ル系可塑剤以外の他の可塑剤などが通常使用される。
加硫剤ならびに、通常ゴム工業で用いられている補強
剤、充填剤、可塑剤、老化防止剤、安定剤、加工助剤な
どの配合剤とをロール、バンバリーなどの通常の混練機
によって混合することによって調製される。
用割合は特に限定されず、使用目的に応じて選択使用さ
れる。加硫剤としては、前記した架橋点形成単量体を共
重合したアクリルゴム等で従来から使用されている加硫
剤が使用される。
有単量体を使用する場合には、トリチオシアヌル酸、
2,4,6−トリメルカプト−S−トリアジン等のトリ
アジンチオール誘導体、アンモニウムベンゾエート(A
B)、アンモニウムアジペートなどの有機カルボン酸ア
ンモニウム塩や金属石ケンと硫黄などが使用できる。
は、AB、ジチオカルバミン酸塩、ポリアミン及びその
誘導体、イミダゾール類、ポリカルボン酸と第4級アン
モニウム塩又は第4級ホスホニウム塩などが使用でき
る。
には、ポリエポキシ化合物あるいはポリアミン化合物
と、第4級アンモニウム塩又は第4級ホスホニウム塩な
どが使用できる。
る場合には、通常のジエン系重合体で使用される硫黄系
加硫剤又は有機過酸化物系加硫剤などが挙げられる。
されて目的とする金属と接触するゴム部材とされる。
硫剤は、耐油性、耐寒性、耐熱性などに優れ、とくに、
長期間にわたって金属とを接触させて使用した場合で
も、金属表面への固着現象を起こさないので、例えばオ
イルフイルターシール等の、オイルと金属との両方に接
触させるゴム材料として優れた効果を奏するものであ
る。
的に説明する。実施例において、各物性は、JIS K
6301に準じて測定した。固着試験方法は、以下のと
おりである。
(SAE1020、30mm×60mm×2.5mm)
とを重ね合わせ、JISK6301の圧縮永久ひずみ試
験の圧縮装置を使用し、加硫ゴム部分を20%圧縮す
る。 前記の加硫ゴムと鉄板の積層体を、圧縮した状態でギ
アオーブン中で150℃、70時間、または150℃、
500時間の条件で処理する。 前記積層体を取り出し、JISK6301の90度は
く離試験に準じて測定を行った。 結果は、平均剥離荷重とゴム付着面積(%)とによっ
て表した。
カルボン酸エステル系ゴムとして、アクリルゴム(エチ
ルアクリレート単位96モル%、ビニルクロルアセテー
ト単位4モル%、ムーニー粘度40)を使用して、表1
の各配合処方(単位は重量部)にしたがってロールにて
混練し、ゴム配合物を調整した。これを170℃、20
分間加圧加熱し、さらに、170℃で4時間加熱して、
厚さ2mmのシート状の加硫物とし、各物性を測定し
た。その結果および固着試験の結果を表1に示した。な
お、表1中の配合成分は、以下のとおりである。
ヘキシル)ホスフェート *4 脂肪酸エステル系加工助剤/大日本インキ社製 *5 置換ジフェニルアミン系老化防止剤/白石カルシ
ウム社製 *6 合成ハイドロタルサイト焼成物/協和化学社製 *7 リン系酸化防止剤/4,4′−イソプロピリデン
−ジフェノールアルキル ホスフェート/旭電化工業社製 *8 2,4,6−トリメルカプト−S−トリアジン/
日本ゼオン社製 *9 ジ−n−ブチルチオカルバミン酸亜鉛/大内新興
社製 *10 ジエチルチオ尿素/大内新興社製 *11 N−(シクロヘキシルチオ)フタルイミド/三
菱モンサント化成社製 *12 ステアリン酸ナトリウム/日本油脂社製 *13 ステアリン酸カリウム/日本油脂社製
可塑剤およびハイドロタルサイト類化合物の添加によ
り、アクリルゴムと金属板(鉄板)との平均剥離荷重が
低く、また長期間の使用においても金属表面へのゴム付
着量が著しく低減していることが分かる。
くに、長期間にわたり金属と接触させて使用した場合で
も、金属表面への固着現象を起こさないことから、幅広
い用途に適用できる。主な用途としては、O−リング、
パッキング、ガスケット、オイルフイルターシール等の
各種シール用ゴム製品;自動車用燃料ホース、オイルク
ーラーホース、パワーステアリングホース等のホース類
など、金属と接触して使用するゴム部品全般に応用でき
る。
ある。 (請求項1) 不飽和カルボン酸エステル系ゴム100
重量部とハイドロタルサイト類化合物1〜30重量部と
を配合してなる金属接触部材用ゴム組成物。 (1)不飽和カルボン酸エステル系ゴムが、アクリルゴ
ム、不飽和ニトリル−不飽和カルボン酸エステル−共役
ジエン系共重合体、水素化不飽和ニトリル−不飽和カル
ボン酸エステル−共役ジエン系共重合体およびエチレン
−アクリレート系共重合体ゴムから選ばれるものである
請求項1のゴム組成物。 (2)不飽和カルボン酸エステル系ゴムが、少なくと
も、アルキルアクリレートおよびアルコキシアルキルア
クリレートから選択される1種以上の単量体を、60モ
ル%以上含有する、ムーニー粘度が10〜90のアクリ
ルゴムである請求項1のゴム組成物。 (3)不飽和カルボン酸エステル系ゴムが、結合不飽和
ニトリル量10〜40重量%、ムーニー粘度15〜20
0の不飽和ニトリル−不飽和カルボン酸エステル−共役
ジエン系共重合体である請求項1のゴム組成物。 (4)不飽和カルボン酸エステル系ゴムが、結合不飽和
ニトリル量10〜40重量%、ムーニー粘度15〜20
0、ヨウ素価80以下の水素化不飽和ニトリル−不飽和
カルボン酸エステル−共役ジエン系共重合体である請求
項1のゴム組成物。 (5)不飽和カルボン酸エステル系ゴムが、エチレン5
0〜85モル%、アルキルアクリレート50〜15モル
%、これらの合計に対して0.05〜8モル%の架橋点
形成単量体を共重合してなる、ムーニー粘度が10〜1
00のエチレン−アクリレート系共重合体ゴムである請
求項1のゴム組成物。 (6)リン酸エステル系可塑剤が、トリメチルホスフェ
ート、トリブチルホスフェート、トリ−(2−エチルヘ
キシル)ホスフェート、トリブトキシエチルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェ
ート、アルキルアリルホスフェート、トリエチルホスフ
ェート、トリ(クロロエチル)ホスフェート、トリスジ
クロロプロピルホスフェート、トリス(β−クロロプロ
ピル)ホスフェート、オクチルジフェニルホスフェー
ト、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェートおよ
びクレジルフェニルホスフェートから選ばれるものであ
る請求項1のゴム組成物。 (7)リン酸エステル系可塑剤が、凝固点−20℃以下
のものである請求項1のゴム組成物。 (8)ハイドロタルサイト類化合物が、天然鉱物ハイド
ロタルサイトおよびこれと類似の結晶構造を有する合成
ハイドロタルサイト化合物又はその焼成物のアニオン系
界面活性剤表面処理物である請求項1のゴム組成物。
Claims (1)
- 【請求項1】 不飽和カルボン酸エステル系ゴム100
重量部とハイドロタルサイト類化合物1〜30重量部と
を配合してなる金属接触部材用ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30646195A JPH09124880A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 金属接触部材用ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30646195A JPH09124880A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 金属接触部材用ゴム組成物 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004367870A Division JP2005089768A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | 金属接触部材用ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09124880A true JPH09124880A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17957295
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30646195A Pending JPH09124880A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 金属接触部材用ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09124880A (ja) |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30646195A patent/JPH09124880A/ja active Pending
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