JPH09126036A - 内燃機関のスロットル開度学習装置 - Google Patents

内燃機関のスロットル開度学習装置

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JPH09126036A
JPH09126036A JP29017595A JP29017595A JPH09126036A JP H09126036 A JPH09126036 A JP H09126036A JP 29017595 A JP29017595 A JP 29017595A JP 29017595 A JP29017595 A JP 29017595A JP H09126036 A JPH09126036 A JP H09126036A
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JP
Japan
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throttle
opening
intake air
air amount
correction value
Prior art date
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Application number
JP29017595A
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English (en)
Inventor
Akio Kunimasa
愛生 國政
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スロットルセンサの特性を適正に修正し、正確
なスロットル開度を把握する。 【解決手段】吸気管11内にはスロットル弁19が設け
られ、その近傍には同バルブ19の開度を検出するため
のスロットルセンサ31が設けられる。エアクリーナ1
5の下流側には吸入空気量を検出するエアフローメータ
32が設けられる。電子制御装置(ECU)51は、そ
のときどきのスロットル開度を領域毎に区分するととも
に、その領域毎に、学習後スロットル開度及びエンジン
回転数に基づいて基準吸入空気量を算出し、当該基準吸
入空気量と実際の吸入空気量とを比較する。また、その
比較結果等に基づいて、補正値を算出し、その補正値に
基づいて、学習後スロットル開度を認識し、検出すべき
スロットル弁19の開度を学習する。学習後スロットル
開度は、それが中開度領域であろうが、全開近傍であろ
うが、上記補正値の算出及び学習によってより実際の値
に近いものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のスロッ
トル開度学習装置に係り、詳しくは、スロットルセンサ
からの検出値を適宜補正して、適正な制御を行うべく正
確なスロットル開度を把握するための内燃機関のスロッ
トル開度学習装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの運転中におけるス
ロットル弁の全閉状態の正確な検出を図る技術が一般的
に知られている。例えば、エンジンの始動当初、スロッ
トル弁の開度(スロットル開度)が、最小値(開度セン
サの出力電圧が、スロットル弁開度が小さいほど大きく
なる特性の場合は当該出力電圧の最大値)として記憶さ
れる。その後、これよりも開度が小さいことを示す信号
が入力される毎に、当該電圧値に基づき補正値が新たな
全閉位置として記憶され、当該記憶値との比較がなされ
る。つまり、現在の信号値が記憶値に対して所定の許容
範囲内にあるか否か、或いは、両信号値が一致するか否
かについて肯定判定がなされた場合には、スロットル弁
が全閉であると判断される。
【0003】このため、上記技術によれば、アイドルス
イッチがファーストアイドル機構の働きによりその最小
開度が広げられているような場合や、経時変化でスロッ
トル弁の全閉位置が大きくなったような場合でも、全閉
状態の検出が正確に行われる。その結果、全閉状態の検
出精度の向上が図られる。
【0004】しかし、上記従来技術では、スロットル弁
の全閉状態については上記制御により、正確な検出が図
られうるものの、スロットル弁の中開度、或いは全開状
態を正確に把握することは困難であった。すなわち、ス
ロットルセンサは経時的に摩耗を起こしやすいものであ
り、従って、その出力値も経時的に変動を起こすおそれ
がある。従って、単なる全閉状態の正確な把握のみで
は、スロットル弁の開度の全領域における正確な把握を
行うことは非常に困難であった。
【0005】これに対し、例えば特開昭63−1433
48号公報においては、スロットル弁の開度及びエンジ
ン回転数からエンジンの吸入空気量が推定され、また、
実際の吸入空気量が検出される。そして、エンジンの運
転状態が定常状態にある場合において、推定された吸入
空気量と実際の吸入空気量とが比較され、その比較結果
に基づいて、推定仕様が学習変更される。このような技
術によれば、スロットルセンサの出力値が経時的に変動
を起こしたとしても、その変動にある程度追従すること
ができ、ひいては燃料噴射制御に際しての制御性の向上
が図られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スロットル
センサからの出力値の変動特性は、スロットル開度の大
きさに対応したリニアなものではなかった。例えば比較
的小さい開度状態では、その出力値誤差は小さくとも、
大きな開度状態では誤差が大きくなることもあった。こ
のため、上記公報に記載された技術によって推定仕様を
学習変更するだけでは、必ずしも正確なスロットル開度
の把握を行うことができなかった。その結果、例えば当
該スロットル弁の開度に基づいて、オープンループ制御
を行うような場合には、不正確な検出値に基づいて制御
を行ってしまう場合が生じ、かかる場合には、当該制御
内容に適確な修正を加えることができず、制御性の低下
をも招くおそれがあった。
【0007】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、内燃機関のスロットル開度学
習装置において、別途ストッパや基準位置センサ等を新
たに設けたりする必要がなく、開度によって特性に差異
があった場合でもスロットルセンサの特性を適正に修正
し、正確なスロットル開度を把握することの可能な内燃
機関のスロットル開度学習装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、図1に示すように、内燃機関M1
の吸気通路M2の途中に設けられたスロットル弁M3の
開度を検出するためのスロットルセンサM4と、前記内
燃機関M1の吸気通路M2の途中に設けられ、前記内燃
機関M1に導入される実際の吸入空気量を検出するため
の吸入空気量センサM5と、前記スロットル弁M3の開
度及び前記吸入空気量を除く前記内燃機関M1の運転状
態を検出する運転状態検出手段M6と、前記運転状態検
出手段M6の検出結果に基づき、基準となる吸入空気量
を算出する基準吸入空気量算出手段M7と、前記吸入空
気量センサM5からの出力値と前記基準吸入空気量算出
手段M7により算出された算出値とを比較するととも
に、当該比較結果に基づいて前記スロットルセンサM4
からの出力値の補正値を算出する補正値算出手段M8
と、前記補正値算出手段M8により算出された補正値
と、前記スロットルセンサM4からの算出値とに基づい
て、スロットル弁M3の開度を学習する開度学習手段M
9とを備えた内燃機関のスロットル開度学習装置であっ
て、前記スロットルセンサM4からの出力値を領域毎に
区分するとともに、前記補正値算出手段M8による前記
比較及び前記補正値の算出、並びに、前記開度学習手段
M9による前記スロットル弁開度M9の学習を、前記区
分された領域毎に行うようにしたことをその要旨として
いる。
【0009】上記の構成によれば、図1に示すように、
内燃機関M1の吸気通路M2の途中に設けられたスロッ
トル弁M3の開度がスロットルセンサM4によって検出
される。また、吸気通路M2の途中に設けられた吸入空
気量センサM5によって、内燃機関M1に導入される実
際の吸入空気量が検出される。さらに、運転状態検出手
段M6では、スロットル弁M3の開度及び吸入空気量を
除く内燃機関M1の運転状態が検出される。
【0010】そして、基準吸入空気量算出手段M7によ
り、運転状態検出手段M6の検出結果に基づき、基準と
なる吸入空気量が算出される。また、補正値算出手段M
8によって、吸入空気量センサM5からの出力値と基準
吸入空気量算出手段M7により算出された算出値とが比
較される。これとともに、当該比較結果に基づいてスロ
ットルセンサM4からの出力値の補正値が算出される。
そして、補正値算出手段M8により算出された補正値
と、スロットルセンサM4からの算出値とに基づいて、
スロットル弁M3の開度が、開度学習手段M9によって
学習される。
【0011】このため、学習された後のスロットル弁M
3の開度は、それが中開度領域であろうが、全開近傍で
あろうが、吸入空気量を基本とした補正値の算出及び当
該補正値による学習によってより実際の値に近いものと
なる。従って、スロットルセンサM4からの出力値が、
たとえ経時的に変動を起こしたとしても、正確なスロッ
トル弁M3の開度の把握を行うことが可能となる。
【0012】また、本発明では、スロットルセンサM4
からの出力値が領域毎に区分されるとともに、前記補正
値算出手段M8による前記比較及び前記補正値の算出、
並びに、前記開度学習手段M9による前記スロットル弁
開度M9の学習が、その区分された領域毎に行われる。
このため、スロットル弁M3の開度領域毎にスロットル
センサM4の特性が異なるような(リニアな関係でな
い)場合であっても、その特性が区分された領域毎に適
正に修正されうる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明における内燃機関の
スロットル開度学習装置をガソリンエンジンのそれに具
体化した一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0014】図2は本実施の形態において、内燃機関と
してのエンジン1のスロットル開度学習装置を示す概略
構成図である。自動車に搭載されたエンジン1は、複数
気筒よりなり、エンジン1を構成するシリンダブロック
2には気筒数分のシリンダボア3が形成されている。シ
リンダブロック2の上側には各シリンダボア3を閉塞す
るようにシリンダヘッド4が組み付けられている。各シ
リンダボア3にはピストン5が上下動可能に設けられ、
そのピストン5がコンロッド6を介して図示しないクラ
ンクシャフトに連結されている。そして、シリンダボア
3の内部において、ピストン5とシリンダヘッド4とで
囲まれた空間が燃焼室7となっている。また、シリンダ
ボア3やコンロッド6等の各部には、エンジン1の運転
時に図示しないオイルパン内の潤滑オイルが供給される
ようになっている。
【0015】シリンダヘッド4には、各燃焼室7のそれ
ぞれに対応して点火プラグ8が設けられている。また、
シリンダヘッド4には、各燃焼室7に連通する吸気ポー
ト9及び排気ポート10がそれぞれ設けられ、これら各
ポート9,10には吸気管(吸気通路を構成する)11
及び排気管12がそれぞれ連通して接続されている。さ
らに、吸気ポート9及び排気ポート10の燃焼室7に連
通する各開口端には、開閉用の吸気バルブ13及び排気
バルブ14がそれぞれ設けられている。これら吸気バル
ブ13及び排気バルブ14は、図示しないカムシャフト
を含む動弁装置によりクランクシャフトの回転に連動し
て開閉されるようになっている。また、これら各バルブ
13,14の開閉タイミングは、クランクシャフトの回
転に同期している。すなわち、各バルブ13,14は吸
気行程、圧縮行程、爆発・膨張行程及び排気行程の一連
の行程に同期して、所定のタイミングで開閉されるよう
になっている。
【0016】吸気管11の入口側にはエアクリーナ15
が設けられている。また、吸気管11の途中には、同通
路11を通過する空気の脈動を平滑化させるためのサー
ジタンク16が設けられている。さらに、このサージタ
ンク16の下流側にて、各気筒毎の吸気ポート9の近傍
には、燃料噴射用のインジェクタ17がそれぞれ設けら
れている。これらインジェクタ17には図示しない燃料
タンクから、燃料ポンプによって所定圧力の燃料が供給
されるようになっている。一方、排気管12の出口側に
は、排気を浄化するための三元触媒を内蔵してなる触媒
コンバータ18が設けられている。
【0017】そして、エンジン1にはエアクリーナ15
から取り込まれた外気が、サージタンク16を含む吸気
管11を通じて導入される。また、その外気の導入と同
時に各インジェクタ17から燃料が噴射されることによ
り、その外気と燃料との混合気が吸入行程における吸気
バルブ13の開きに同期して燃焼室7に取り込まれる。
さらに、燃焼室7に取り込まれた混合気が点火プラグ8
によって点火されることにより、その混合気が爆発・燃
焼してエンジン1に駆動力が得られる。そして、爆発・
燃焼後の排気ガスは、排気行程における排気バルブ14
の開きに同期して排気管12へと導かれ、その排気管1
2から触媒コンバータ18等を通じて外部へ排出され
る。
【0018】サージタンク16の上流側には、図示しな
いアクセルペダルの操作に連動して開閉されるスロット
ル弁19が設けられている。そして、このスロットル弁
19が開閉されることにより、吸気管11への外気の取
り込み量、すなわち、吸入空気量Qが調節される。
【0019】スロットル弁19の近傍には、同バルブ1
9の開度、すなわち検知スロットル開度ADTAを検出
するためのスロットルセンサ31が設けられている。こ
のスロットルセンサ31は、検知スロットル開度ADT
Aの信号(後述するECU51によりA/D変換され
る)を出力すると共に、スロットル弁19が全閉位置に
あるときのみオンされるアイドル接点によりアイドル信
号を出力するようになっている。
【0020】また、エアクリーナ15の下流側には、吸
気管11への吸入空気量Qを検出する吸入空気量センサ
としてのエアフローメータ32が設けられている。併せ
て、エアクリーナ15とエアフローメータ32との間に
は、吸気管11に取り込まれる空気の温度、すなわち吸
気温THAを検出する吸気温センサ33が設けられてい
る。
【0021】さらに、排気管12の途中には、排気中の
酸素濃度OXを検出する、すなわち排気管12における
排気空燃比を検出する酸素センサ34が設けられてい
る。また、シリンダブロック2には、エンジン1の冷却
水の温度、すなわち冷却水温THWを検出する水温セン
サ35が設けられている。
【0022】各気筒毎の点火プラグ8には、ディストリ
ビュータ20にて分配された点火信号が印加される。デ
ィストリビュータ20はイグナイタ21から出力される
高電圧をクランクシャフトの回転、すなわちクランク角
に同期して各点火プラグ8に分配するためのものであ
る。そして、各点火プラグ8の点火タイミングは、イグ
ナイタ21からの高電圧出力タイミングによって決定さ
れる。
【0023】ディストリビュータ20にはクランクシャ
フトの回転に連動して回転される図示しないロータが内
蔵されている。そして、ディストリビュータ20には、
そのロータの回転からエンジン1の回転数、すなわちエ
ンジン回転数NEを検出する回転数センサ36が設けら
れている。同じくディストリビュータ20には、そのロ
ータの回転に応じてエンジン1のクランク角基準信号を
所定の割合で検出する気筒判別センサ37が設けられて
いる。この実施の形態では、エンジン1における一連の
行程に対してクランクシャフトが2回転するものとし、
回転数センサ36は1パルス当たり30°CAの割合で
クランク角を検出する。また、気筒判別センサ37は1
パルス当たり360°CAの割合でクランク角を検出す
る。さらに、エンジン1に駆動連結された自動変速機2
5には、自動車の速度、すなわち車速SPを検出する車
速センサ38が設けられている。
【0024】加えて、この実施の形態の吸気管11に
は、スロットル弁19を迂回して同バルブ19の上流側
と下流側とを互いに連通させるバイパス通路22が設け
られている。このバイパス通路22の途中には、周知の
リニアソレノイド式のアイドルスピードコントロールバ
ルブ(ISCV)23が設けられている。そして、IS
CV23が所定の制御信号に基づいて駆動制御されるこ
とにより、バイパス通路22が開閉されるようになって
いる。このISCV23はスロットル弁19が全閉とな
るエンジン1のアイドリング時に、そのアイドリング状
態を安定させるために作動させるものであり、アイドリ
ング時の目標回転数となるように実際の回転数をフィー
ドバック制御するものである。従って、エンジン1のア
イドリング時に、ISCV23の開度及びその開弁時間
が制御されることにより、つまりISC制御が行われる
ことによりバイパス通路22を流れる空気量が調節さ
れ、燃焼室7への吸入空気量Qが調節される。
【0025】併せて、エンジン1には、その始動時にク
ランキングによってエンジン1に回転力を付与するため
のスタータ24が設けられている。また、このスタータ
24には、その作動・非作動を検知するスタータスイッ
チ39が設けられている。周知のようにスタータスイッ
チ39は、図示しないイグニッションスイッチの操作に
よってオン・オフされるものであり、イグニッションス
イッチが操作されている間はスタータ24が作動されて
いることから、スタータスイッチ39からは「オン」の
スタータ信号STSが出力される。
【0026】前記自動変速機25は、例えば図示しない
エアーコンディショナ(エアコン)等とともに、外部負
荷の一部を構成している。併せて、自動変速機25の内
部には、ニュートラルスタートスイッチ40が設けられ
ている。このニュートラルスタートスイッチ40は、現
在のシフト位置ShPがニュートラルレンジ[Nレンジ
(Pレンジも含む)]にあることを検出する。すなわ
ち、現在のシフト位置ShPがNレンジにあるのかドラ
イブレンジ(Dレンジ)にあるのかを検出することがで
きるようになっている。
【0027】そして、各インジェクタ17、イグナイタ
21、ISCV23は電子制御装置(以下単に「EC
U」という)51に電気的に接続され、同ECU51の
作動によってそれらの駆動タイミングが制御される。こ
のECU51は、基準吸入空気量算出手段、補正値算出
手段及び開度学習手段を構成している。このECU51
には前述したスロットルセンサ31、エアフローメータ
32、吸気温センサ33、酸素センサ34、水温センサ
35、回転数センサ36、気筒判別センサ37、車速セ
ンサ38、スタータスイッチ39及びニュートラルスタ
ートスイッチ40(これらのうち、スロットルセンサ3
1及びエアフローメータ32を除く全ては運転状態検出
手段を構成する)がそれぞれ接続されている。そして、
ECU51はエンジン1の点火時期制御、燃料噴射量制
御及びISC制御等を司るために、各センサ31〜3
8、スタータスイッチ39及びニュートラルスタートス
イッチ40からの出力信号に基づき、各インジェクタ1
7、イグナイタ21及びISCV23等を好適に駆動制
御するようになっている。
【0028】ここで、ECU51の電気的構成を図3の
ブロック図に従って説明する。ECU51は中央処理装
置(CPU)52、所定の制御プログラム等を予め記憶
した読み出し専用メモリ(ROM)53、CPU52の
演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ(R
AM)54、記憶されたデータを保存するバックアップ
RAM55、タイマカウンタ56等と、これら各部と外
部入力回路57及び外部出力回路58等とをバス59に
よって接続してなる理論演算回路として構成されてい
る。この実施の形態において、ROM53には、後述す
る「スロットル開度補正値算出及び学習ルーチン」等の
スロットル開度TAの学習認識に関するプログラムや、
その他の燃料噴射制御、点火時期制御等に関するプログ
ラム、あるいは所定のマップ等が予め記憶されている。
また、本実施の形態において、タイマカウンタ56は所
定時間毎の割り込み信号を出力すると共に、同時に複数
のカウント動作を行うこともできるようになっている。
【0029】外部入力回路57には、前述したスロット
ルセンサ31、エアフローメータ32、吸気温センサ3
3、酸素センサ34、水温センサ35、回転数センサ3
6、気筒判別センサ37、車速センサ38、スタータス
イッチ39及びニュートラルスタートスイッチ40等が
それぞれ接続されている。また、外部出力回路58に
は、各インジェクタ17、イグナイタ21及びISCV
23がそれぞれ接続されている。
【0030】そして、CPU52(ECU51)は外部
入力回路57を介して入力される各センサ31〜38、
スタータスイッチ39及びニュートラルスタートスイッ
チ40からの各信号を入力値として読み込む。また、C
PU51(ECU51)はそれら読み込んだ入力値に基
づき、各インジェクタ17、イグナイタ21及びISC
V23等を好適に駆動制御する。
【0031】次に、上記のように構成されたエンジンの
スロットル開度学習装置におけるスロットル開度学習の
ための処理動作について図4〜図9に従って説明する。
図4,5はECU51により実行される「スロットル開
度補正値算出及び学習ルーチン」を説明するフローチャ
ートであって、同ルーチンは所定時間毎の定時割り込み
で実行される。
【0032】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ101において、ECU51は、エアフローメー
タ32、スロットルセンサ31、回転数センサ36及び
車速センサ38等からの各信号に基づき吸入空気量Q、
検知スロットル開度ADTA、エンジン回転数NE及び
車速SPD等の各種運転状態を示す検出信号をそれぞれ
読み込む。
【0033】次に、ステップ102において、ECU5
1は、今回読み込んだ各種運転状態を示す検出信号に基
づき、現在の運転状態がスロットル開度を学習するにふ
さわしい定常状態にあるか否かを判断する。ここで、定
常状態であることの条件としては、例えば、前回のル
ーチンと比較した今回の車速SPDの偏差が「±3km/
h」未満であること、前回のルーチンと比較した今回
の吸入空気量Qの偏差が「±0.1m3/h」未満であるこ
と、前回のルーチンと比較した今回の検知スロットル
開度ADTAの偏差が「±1°」未満であること、前
回のルーチンと比較した今回のエンジン回転数NEの偏
差が「±10rpm 」未満であること等が挙げられる。そ
して、現在の運転状態が定常状態にない場合には、スロ
ットル開度を学習するには運転状態が不安定であるもの
としてその後の処理を一旦終了する。
【0034】また、現在の運転状態が定常状態にある場
合には、続くステップ103において、学習後スロット
ル開度TA及び今回読み込んだエンジン回転数NEに基
づいて基準吸入空気量QCALを算出する。ここで、学
習後スロットル開度TAというのは、スロットルセンサ
38から読み込まれた検知スロットル開度ADTAに、
後述する補正値GTAを加算した値である。また、基準
吸入空気量QCALは、学習後スロットル開度TA及び
エンジン回転数NEに基づき、例えば図6に示すような
マップが参照されることにより算出される。すなわち、
そのときのエンジン回転数NEが高い場合には、基準吸
入空気量QCALは、学習後スロットル開度TAの増大
に伴い大きい値となる。これに対し、そのときのエンジ
ン回転数NEが比較的低い場合には、基準吸入空気量Q
CALは、学習後スロットル開度TAが増大しても、さ
ほど大きい値とはならない。
【0035】次に、ECU51は、ステップ104(サ
ブルーチン)において、スロットルゾーンiを設定す
る。これは、以降の処理において、スロットル開度のい
かなる領域について、学習の対象となる補正値GTA、
ひいては学習後スロットル開度TAを算出するかを決定
するための処理である。ここで、本ルーチンについての
説明を一旦中断して、当該スロットルゾーンiを設定す
るに際しての処理動作につい図7のフローチャートに従
って説明する。なお、本実施の形態においては、スロッ
トルゾーンiは、そのときどきの検知スロットル開度A
DTA等に応じて、「0」,「1」,「2」,「3」,
(「4」)のいずれかの領域に設定される。
【0036】図7は、ECU51により実行されるスロ
ットルゾーンiを設定するための「スロットルゾーン設
定ルーチン」を示すフローチャートであって、上記ステ
ップ104のサブルーチンとして実行される。
【0037】ステップ201において、ECU51は、
先ずスロットルゾーンiを「1」に設定する。次に、ス
テップ202において、検知スロットル開度ADTAが
そのときのスロットルゾーン値TAi以上であるか否か
を判断する。ここで、スロットルゾーン値TAiという
のは、図8に示すように、そのときどきのスロットルゾ
ーンiにおけるスロットル開度を角度で表した値であっ
て、例えばスロットルゾーンiが「1」の場合にはスロ
ットルゾーン値TAiは「20°」となる。そして、検
知スロットル開度ADTAがスロットルゾーン値TAi
(最初はi=「1」なのでTAi=「20°」)未満の
場合には、ステップ203へ移行し、それまでのスロッ
トルゾーンiから「1」を減算した値を最終的なスロッ
トルゾーンiとして設定する。従って、例えば、検知ス
ロットル開度ADTAが「20°」未満の場合にはスロ
ットルゾーンiは「0」に設定される。そして、ECU
51はその後の処理を一旦終了する。
【0038】また、検知スロットル開度ADTAがスロ
ットルゾーン値TAi以上の場合には、ステップ204
へ移行する。ステップ204においては、それまでのス
ロットルゾーンiに「1」を加算した値をスロットルゾ
ーンiとして一時的に設定する(当初i=「1」であっ
た場合にはi=「2」に一時的に設定される)。
【0039】さらに、ステップ205においては、現在
設定されているスロットルゾーンiが、最大ゾーンim
ax(本実施の形態ではimax=「4」)以上となっ
ているか否かを判断する。そして、スロットルゾーンi
が最大ゾーンimax以上となっている場合には、ステ
ップ203へ移行し、それまでのスロットルゾーンiか
ら「1」を減算した値を最終的なスロットルゾーンiと
して設定する。また、スロットルゾーンiが最大ゾーン
imax以上となっていない場合には、ステップ202
に移行し上記処理を実行する。
【0040】このように、本ルーチンにおいては、その
ときどきの検知スロットル開度ADTAに応じてスロッ
トルゾーンiが「0」,「1」,「2」,「3」のいず
れかに設定される。すなわち、検知スロットル開度AD
TAが「20°」未満の場合にはスロットルゾーンiが
「0」に、検知スロットル開度ADTAが「20°」以
上、「40°」未満の場合にはスロットルゾーンiが
「1」に、検知スロットル開度ADTAが「40°」以
上、「60°」未満の場合にはスロットルゾーンiが
「2」に、検知スロットル開度ADTAが「60°」以
上の場合にはスロットルゾーンiが「3」にそれぞれ設
定される。
【0041】さて、前記「スロットル開度補正値算出及
び学習ルーチン」に戻って処理の続きを説明することと
する。上記のように、ステップ104のサブルーチンで
スロットルゾーンiが設定された後は、ステップ105
において、カウンタのカウント値Nが「0」にクリヤさ
れる。
【0042】次に、ステップ106においては、今回読
み込まれた吸入空気量Qと今回算出された基準吸入空気
量QCALとの差が予め定められた所定値α(α>0)
よりも大きいか否かを判断する。また、ステップ107
においては、吸入空気量Qと基準吸入空気量QCALと
の差が予め定められた所定値−β(β>0)よりもマイ
ナス側に大きいか否かを判断する。そして、ステップ1
06及びステップ107において、共に否定判定された
場合には、吸入空気量Qと基準吸入空気量QCALとの
間にほとんど差異がなく、学習後スロットル開度TAの
算出に際して補正値GTAによる補正を行う必要がない
ものと判断してその後の処理を一旦終了する。
【0043】これに対し、ステップ106において、吸
入空気量Qと基準吸入空気量QCALとの差が所定値α
よりも大きい場合には、実際のスロットル弁19の開度
は検知スロットル開度ADTAよりも意外に大きいもの
と判断して、ステップ108〜ステップ116の処理を
実行する。また、ステップ107において、吸入空気量
Qと基準吸入空気量QCALとの差が所定値−βよりも
マイナス側に大きい場合には、実際のスロットル弁19
の開度は検知スロットル開度ADTAよりも意外に小さ
いものと判断して、ステップ117〜ステップ125の
処理を実行する。
【0044】まず、ステップ106において、吸入空気
量Qと基準吸入空気量QCALとの差が所定値αよりも
大きいと判定された場合には、ステップ108におい
て、ステップ104のサブルーチンで設定されたスロッ
トルゾーンiが「0」であるか否かを判断する。そし
て、スロットルゾーンiが「0」の場合には、ステップ
109に移行する。
【0045】ステップ109においては、それまでのス
ロットルゾーンiに「1」を加算した値を新たなスロッ
トルゾーンiとして設定する。また、続くステップ11
0においては、カウンタのカウント値Nを「1」ずつイ
ンクリメントする。
【0046】さらに、ステップ111においては、カウ
ンタのカウント値Nを「1」ずつインクリメントする。
そして、続くステップ112においては、前回の補正値
GTAi-1 に所定値γ(例えば「0.5°」)を加算し
た値を今回の補正値GTAi として設定する。
【0047】また、ステップ113においては、今回設
定された補正値GTAが許容最大補正値GTAMAXを
超えているか否かを判断する。この許容最大補正値GT
AMAXは、予め定められた所定の値であってもよい
し、或いはそのときどきの検知スロットル開度ADTA
の20%程度の値であってもよい。そして、補正値GT
Aが許容最大補正値GTAMAXを超えていない場合に
は、そのままステップ115へ処理を移行する。また、
補正値GTAが許容最大補正値GTAMAXを超えてい
る場合には、補正の上限としてガードをかけるべく、ス
テップ114において、許容最大補正値GTAMAXを
補正値GTAとして設定する。
【0048】さらに、ステップ115においては、カウ
ンタのカウント値Nが「2」以上となっているか否かを
判断する。そして、カウント値Nが「2」以上となって
いない場合には、前述したステップ109へ処理を移行
する。また、カウント値Nが「2」以上となっている場
合には、補正値GTAの算出を終了するべく、その後の
処理を一旦終了する。
【0049】一方、ステップ108において、スロット
ルゾーンiが「0」でない場合には、ステップ116へ
移行する。このステップ116においては、スロットル
ゾーンiが「3」であるか否かを判断する。そして、ス
ロットルゾーンiが「3」でない場合には、ステップ1
11に処理を移行する。また、スロットルゾーンiが
「3」の場合には、ステップ110に処理を移行する。
【0050】このため、例えば前記ステップ104のサ
ブルーチンで設定されたスロットルゾーンiが「0」の
場合には、ステップ108で肯定判定され、ステップ1
09にてスロットルゾーンiが一旦「1」に設定され
る。そして、ステップ110,111を経ることによっ
てカウント値Nが「2」となり、ステップ112でスロ
ットルゾーンi=「1」における補正値GTAが加算算
出される。その後、ステップ113,(114)を経た
後、ステップ115で肯定判定され、その後の処理が一
旦終了される。すなわち、スロットルゾーンiが「0」
の場合には、スロットルゾーンi=「1」における補正
値GTAが加算算出される。
【0051】また、例えばスロットルゾーンiが「1」
の場合には、ステップ108で否定判定され、ステップ
116にて否定判定される。そして、ステップ111に
てカウント値が「1」となり、ステップ112でスロッ
トルゾーンi=「1」における補正値GTAが加算算出
される。その後、ステップ113,(114)を経た
後、ステップ115で否定判定され、ステップ109で
スロットルゾーンiが今度は「2」に設定される。そし
て、ステップ110,111にてカウント値Nが「3」
となり、ステップ112でスロットルゾーンi=「2」
における補正値GTAが加算算出される。その後、ステ
ップ113,(114)を経た後、ステップ115で肯
定判定され、その後の処理が一旦終了される。すなわ
ち、スロットルゾーンiが「1」の場合には、スロット
ルゾーンi=「1」及び「2」における補正値GTAが
加算算出される。
【0052】さらに、例えばスロットルゾーンiが
「2」の場合には、ステップ108で否定判定され、ス
テップ116にて否定判定される。そして、ステップ1
11にてカウント値が「1」となり、ステップ112で
スロットルゾーンi=「2」における補正値GTAが加
算算出される。その後、ステップ113,(114)を
経た後、ステップ115で否定判定され、ステップ10
9でスロットルゾーンiが今度は「3」に設定される。
そして、ステップ110,111にてカウント値Nが
「3」となり、ステップ112でスロットルゾーンi=
「3」における補正値GTAが加算算出される。その
後、ステップ113,(114)を経た後、ステップ1
15で肯定判定され、その後の処理が一旦終了される。
すなわち、スロットルゾーンiが「2」の場合には、ス
ロットルゾーンi=「2」及び「3」における補正値G
TAが加算算出される。
【0053】併せて、例えばスロットルゾーンiが
「3」の場合には、ステップ108で否定判定され、ス
テップ116にて肯定判定される。そして、ステップ1
10,111にてカウント値が「2」となり、ステップ
112でスロットルゾーンi=「3」における補正値G
TAが加算算出される。その後、ステップ113,(1
14)を経た後、ステップ115で肯定判定され、その
後の処理が一旦終了される。すなわち、スロットルゾー
ンiが「3」の場合には、スロットルゾーンi=「3」
における補正値GTAが加算算出される。
【0054】また、上述したとおり、ステップ107に
おいて、吸入空気量Qと基準吸入空気量QCALとの差
が所定値−βよりもマイナス側に大きい場合には、実際
のスロットル弁19の開度は検知スロットル開度ADT
Aよりも意外に小さいものと判断して、ステップ117
〜ステップ125の処理を実行する。
【0055】まず、ステップ117において、ステップ
104のサブルーチンで設定されたスロットルゾーンi
が「0」であるか否かを判断し、「0」の場合には、ス
テップ118に移行する。
【0056】ステップ118においては、それまでのス
ロットルゾーンiに「1」を加算した値を新たなスロッ
トルゾーンiとして設定する。また、続くステップ11
9,120においては、カウンタのカウント値Nをそれ
ぞれ「1」ずつインクリメントする。
【0057】そして、続くステップ121においては、
前回の補正値GTAi-1 から所定値δ(例えば「0.5
°」)を減算した値を今回の補正値GTAi として設定
する。
【0058】また、ステップ122においては、今回設
定された補正値GTAが許容最小補正値GTAMINよ
りもさらに低い値となっているか否かを判断する。この
許容最小補正値GTAMINは、予め定められた所定の
値であってもよいし、或いはそのときどきの検知スロッ
トル開度ADTAの20%程度の値であってもよい。そ
して、補正値GTAが許容最小補正値GTAMINより
も低い値となっていない場合には、そのままステップ1
24へ処理を移行する。また、補正値GTAが許容最小
補正値GTAMINよりも低い値となっている場合に
は、補正の下限としてガードをかけるべく、ステップ1
23において、許容最小補正値GTAMINを補正値G
TAとして設定する。
【0059】さらに、ステップ124においては、カウ
ンタのカウント値Nが「2」以上となっているか否かを
判断する。そして、カウント値Nが「2」以上となって
いない場合には、前述したステップ118へ処理を移行
する。また、カウント値Nが「2」以上となっている場
合には、補正値GTAの算出を終了するべく、その後の
処理を一旦終了する。
【0060】一方、ステップ117において、スロット
ルゾーンiが「0」でない場合には、ステップ125へ
移行する。このステップ125においては、スロットル
ゾーンiが「3」であるか否かを判断する。そして、ス
ロットルゾーンiが「3」でない場合には、ステップ1
20に処理を移行する。また、スロットルゾーンiが
「3」の場合には、ステップ119に処理を移行する。
【0061】このため、ステップ108〜ステップ11
6の処理で既述したとおり、例えばスロットルゾーンi
が「0」の場合には、スロットルゾーンi=「1」にお
ける補正値GTAが加算算出される。また、スロットル
ゾーンiが「1」の場合には、スロットルゾーンi=
「1」及び「2」における補正値GTAが加算算出され
る。さらに、スロットルゾーンiが「2」の場合には、
スロットルゾーンi=「2」及び「3」における補正値
GTAが加算算出される。併せて、スロットルゾーンi
が「3」の場合には、スロットルゾーンi=「3」にお
ける補正値GTAが加算算出される。
【0062】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、学習後スロットル開度TA(ADTA+GTA)
及びエンジン回転数NEに基づいて基準吸入空気量QC
ALを算出するとともに、当該基準吸入空気量QCAL
と実際の吸入空気量Qとを比較するようにした。また、
その比較結果に基づいて、スロットルセンサ31からの
検知スロットル開度ADTAが実際のスロットル弁19
の開度に対し大きい側にずれているのか小さい側にずれ
ているのかを判定するようにした。そして、その判定結
果に基づき、補正値GTAを算出するようにした。さら
には、その補正値GTAに基づいて、学習後スロットル
開度TA(ADTA+GTA)を認識し、検出すべきス
ロットル弁19の開度を学習することとした。
【0063】このため、学習された後の学習後スロット
ル開度TAは、それが中開度領域であろうが、全開近傍
であろうが、吸入空気量Qを基本とした上記補正値GT
Aの算出及び当該補正値による学習によってより実際の
値に近いものとなる。従って、スロットルセンサ31が
摩耗したりすることによって、スロットルセンサ31か
らの出力値たる検知スロットル開度ADTAが、たとえ
経時的に変動を起こしたとしても、正確なスロットル弁
19の開度の把握を行うことが可能となる。
【0064】従って、スロットル弁19の開度に基づい
て、例えば非同期噴射制御、FOTP制御等のオープン
ループ制御を行うような場合には、不正確な開度検出値
に基づいて制御を行ってしまうという事態を回避するこ
とができる。その結果、当該制御内容に的確な修正を加
えることができ、ひいては制御性の向上を図ることがで
きる。
【0065】また、本実施の形態では、別途ストッパや
基準位置センサ等を新たに設けることなく、スロットル
センサ31の特性を適正に修正し、正確なスロットル弁
19の開度を把握することができる。このため、コスト
の増大を招くことがなく上記作用効果を奏せしめること
ができる。
【0066】さらに、本実施の形態では、スロットルセ
ンサからの出力値(検知スロットル開度ADTA)に基
づき、スロットルゾーンi(領域)を設定するととも
に、当該スロットルゾーンi毎に補正値GTAの算出及
びスロットル弁19の開度の学習を行うようにした。こ
のため、スロットル弁19の開度領域毎にスロットルセ
ンサ31の特性が異なるような(リニアな関係でない)
場合であっても、その特性を適正に修正することができ
る。例えば、図9に示すように、小・中開度領域では、
検知スロットル開度ADTAがプラス側にずれており、
大開度領域では、検知スロットル開度ADTAがマイナ
ス側にずれているような場合であっても、当該ずれを適
正に補正することができる。その結果、上述した作用効
果をより確実ならしめることができる。
【0067】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、例えば次の如く構成してもよい。 (1)前記実施の形態では、そのときどきの検知スロッ
トル開度ADTAに応じてスロットルゾーンiを設定す
るとともに、当該スロットルゾーンiとして「0」〜
「3」の4つの区分を採用することとした。これに対
し、3つ以下の区分、5つ以上の区分を採用するように
してもよい。 (2)前記実施の形態では、吸入空気量Qをエアフロー
メータ32で検出すようにしたが、吸気管11内の圧力
及びエンジン回転数NE等に基づいて算出した値を検出
値として採用してもよい。
【0068】(3)定常状態であるか否かの判断に際し
ては、前記実施の形態に記載の条件以外の条件を採用す
るようにしてもよい。 (4)前記実施の形態では、ガソリンエンジン1に搭載
されたスロットル弁19の開度を学習する場合に具体化
したが、ディーゼルエンジンのそれに具体化することも
できる。
【0069】(5)前記実施の形態では、そのときどき
の検知スロットル開度ADTAに応じてスロットルゾー
ンiを設定するとともに、当該スロットルゾーンiとし
て「0」〜「3」の4つの区分を採用することとした。
これに対し、スロットルゾーンiとして連続的(リニ
ア)な値を採用し、学習値GTAの算出に際しては補完
計算するようにしてもよい。
【0070】特許請求の範囲の請求項に記載されないも
のであって、上記実施の形態から把握できる技術的思想
について以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項1に記載の内燃機関のスロットル開度学習
装置により学習されたスロットル開度に基づいて、制御
を行うようにした内燃機関の制御装置。
【0071】(b)上記付記(a)に記載の内燃機関の
制御装置において、前記制御はオープンループ制御であ
ることを特徴とする。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
内燃機関のスロットル開度学習装置おいて、別途ストッ
パや基準位置センサ等を新たに設けたりする必要がな
く、開度によって特性に差異があった場合でもスロット
ルセンサの特性を適正に修正し、正確なスロットル開度
を把握することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な概念構成を説明する概念構成
図である。
【図2】一実施の形態におけるエンジンのスロットル開
度学習装置を示す概略構成図である。
【図3】ECUの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】ECUにより実行される「スロットル開度補正
値算出及び学習ルーチン」を示すフローチャートであ
る。
【図5】図4の続きを示すフローチャートである。
【図6】学習後スロットル開度及びエンジン回転数に対
する基準吸入空気量の関係を示すマップである。
【図7】サブルーチンたる「スロットルゾーン設定ルー
チン」を示すフローチャートである。
【図8】スロットルゾーンとスロットルゾーン値との関
係を示す図表である。
【図9】各スロットルゾーンに対する補正値の一例を示
すグラフである。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、11…吸気通路として
の吸気管、19…スロットル弁、31…スロットルセン
サ、32…吸入空気量センサとしてのエアフローメー
タ、33…運転状態検出手段を構成する吸気温センサ、
34…運転状態検出手段を構成する酸素センサ、35…
運転状態検出手段を構成する水温センサ、36…運転状
態検出手段を構成する回転数センサ、37…運転状態検
出手段を構成する気筒判別センサ、38…運転状態検出
手段を構成する車速センサ、39…運転状態検出手段を
構成するスタータスイッチ、40…運転状態検出手段を
構成するニュートラルスタートスイッチ、51…基準吸
入空気量算出手段、補正値算出手段及び開度学習手段と
してのECU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路の途中に設けられた
    スロットル弁の開度を検出するためのスロットルセンサ
    と、 前記内燃機関の吸気通路の途中に設けられ、前記内燃機
    関に導入される実際の吸入空気量を検出するための吸入
    空気量センサと、 前記スロットル弁の開度及び前記吸入空気量を除く前記
    内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、基準となる
    吸入空気量を算出する基準吸入空気量算出手段と、 前記吸入空気量センサからの出力値と前記基準吸入空気
    量算出手段により算出された算出値とを比較するととも
    に、当該比較結果に基づいて前記スロットルセンサから
    の出力値の補正値を算出する補正値算出手段と、 前記補正値算出手段により算出された補正値と、前記ス
    ロットルセンサからの算出値とに基づいて、スロットル
    弁の開度を学習する開度学習手段とを備えた内燃機関の
    スロットル開度学習装置であって、 前記スロットルセンサからの出力値を領域毎に区分する
    とともに、 前記補正値算出手段による前記比較及び前記補正値の算
    出、並びに、前記開度学習手段による前記スロットル弁
    開度の学習を、前記区分された領域毎に行うようにした
    ことを特徴とする内燃機関のスロットル開度学習装置。
JP29017595A 1995-11-08 1995-11-08 内燃機関のスロットル開度学習装置 Pending JPH09126036A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130040A (ja) * 2000-09-14 2002-05-09 Robert Bosch Gmbh 内燃機関駆動方法、コンピュータプログラムならびに制御および調整装置
KR100507070B1 (ko) * 2002-06-28 2005-08-08 현대자동차주식회사 스로틀 위치 센서 학습방법
US7457701B2 (en) 2005-01-11 2008-11-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air quantity estimation apparatus for internal combustion engine
KR101840946B1 (ko) * 2016-12-13 2018-03-21 주식회사 현대케피코 전자식 쓰로틀 전개 영역 학습 방법

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KR100507070B1 (ko) * 2002-06-28 2005-08-08 현대자동차주식회사 스로틀 위치 센서 학습방법
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