JPH09128812A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
- Publication number
- JPH09128812A JPH09128812A JP7303553A JP30355395A JPH09128812A JP H09128812 A JPH09128812 A JP H09128812A JP 7303553 A JP7303553 A JP 7303553A JP 30355395 A JP30355395 A JP 30355395A JP H09128812 A JPH09128812 A JP H09128812A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- optical recording
- film
- reproduction
- reproduction wavelength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 読み取り面側に文字や絵が視認性良く表示さ
れた光記録媒体を提供する。 【解決手段】 少なくとも、文字や絵柄等を型どった色
素膜3をピット1あるいはトラックを形成した基板2上
に成膜してなる光記録媒体Aであって、色素膜3は、再
生波長域では再生光を透過し、再生波長域外の可視光域
では可視光を吸収する分光特性を有し、かつ、膜厚は、
λ/(2・n)の倍数(但し、λ:再生波長、n:再
生波長での色素膜3の屈折率、倍数は整数)、として構
成している。
れた光記録媒体を提供する。 【解決手段】 少なくとも、文字や絵柄等を型どった色
素膜3をピット1あるいはトラックを形成した基板2上
に成膜してなる光記録媒体Aであって、色素膜3は、再
生波長域では再生光を透過し、再生波長域外の可視光域
では可視光を吸収する分光特性を有し、かつ、膜厚は、
λ/(2・n)の倍数(但し、λ:再生波長、n:再
生波長での色素膜3の屈折率、倍数は整数)、として構
成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に文字や絵柄等
を読み取り面へ印刷した光記録媒体に関するものであ
る。
を読み取り面へ印刷した光記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在実用化されている光ディスクの構造
は、両面張り合わせ構造と単板構造のディスクとに2分
される。この内、両面張り合わせ構造のディスクであっ
て再生専用のリードオンリメモリ(ROM)タイプのデ
ィスクとしてはレーザーディスク(登録商標)のみがあ
る。このレーザーディスクを除くROMタイプのディス
クとしては、コンパクトディスク(CD)、CD−RO
M、ビデオCD等があるが、これらのディスクは全て単
板構造を取っている。
は、両面張り合わせ構造と単板構造のディスクとに2分
される。この内、両面張り合わせ構造のディスクであっ
て再生専用のリードオンリメモリ(ROM)タイプのデ
ィスクとしてはレーザーディスク(登録商標)のみがあ
る。このレーザーディスクを除くROMタイプのディス
クとしては、コンパクトディスク(CD)、CD−RO
M、ビデオCD等があるが、これらのディスクは全て単
板構造を取っている。
【0003】そのため、これら単板構造のディスクは読
み取り面側とは反対の面にレーベルなどの印刷をしてい
る。これに対して、レーザーディスクでは読み取りに支
障の無い中心部(センターホールの近傍)に印刷したラ
ベルを貼っている。
み取り面側とは反対の面にレーベルなどの印刷をしてい
る。これに対して、レーザーディスクでは読み取りに支
障の無い中心部(センターホールの近傍)に印刷したラ
ベルを貼っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
の高密度化が進みディスクサイズが小さくなっていく傾
向にある。例えば最近規格提唱されている高密度光ディ
スクは両面張り合わせ構造のものである。この高密度光
ディスクは、直径120mm、板厚0.6μmの基板を
張り合わせ、波長600nm台のレーザ光を用いること
により、CDの10倍以上のメモリ容量を達成しようと
している。
の高密度化が進みディスクサイズが小さくなっていく傾
向にある。例えば最近規格提唱されている高密度光ディ
スクは両面張り合わせ構造のものである。この高密度光
ディスクは、直径120mm、板厚0.6μmの基板を
張り合わせ、波長600nm台のレーザ光を用いること
により、CDの10倍以上のメモリ容量を達成しようと
している。
【0005】しかしながら、このような比較的小さいサ
イズの高密度光ディスクでは、読み取りに支障のない中
心部分に、文字や絵柄等を印刷したり、あるいは文字や
絵柄等を印刷したラベルを貼ることが行われているが、
ここの面積が狭いため、印刷あるいはラベルの視認性が
悪い。
イズの高密度光ディスクでは、読み取りに支障のない中
心部分に、文字や絵柄等を印刷したり、あるいは文字や
絵柄等を印刷したラベルを貼ることが行われているが、
ここの面積が狭いため、印刷あるいはラベルの視認性が
悪い。
【0006】上記した高密度光ディスクのタイプには、
記録再生可能なランダムアクセスメモリ(RAM)タイ
プと、再生専用のROMタイプとがある。この内、RA
Mタイプの高密度光ディスクは種々の情報の記録再生を
行うため、そのメモリ内容の表示を行う目的でのレーベ
ルなどの印刷は必要がないのに対して、ROMタイプの
高密度光ディスクではそのメモリ内容についての表示が
必要であり、また商品デザイン上でもディスク表面の大
部分に印刷可能なことは重要であるという問題がある。
記録再生可能なランダムアクセスメモリ(RAM)タイ
プと、再生専用のROMタイプとがある。この内、RA
Mタイプの高密度光ディスクは種々の情報の記録再生を
行うため、そのメモリ内容の表示を行う目的でのレーベ
ルなどの印刷は必要がないのに対して、ROMタイプの
高密度光ディスクではそのメモリ内容についての表示が
必要であり、また商品デザイン上でもディスク表面の大
部分に印刷可能なことは重要であるという問題がある。
【0007】この問題を解決するために、特開昭59−
177739号公報に開示されたディスクの製造方法が
ある。この方法はCDなどのカッティングの際、透明な
基盤上にレーザ光にて感光可能なフォトレジスト等の情
報記録層を形成し、この基板の情報記録層が形成された
面と反対側の面に、レーザ光に対して比較的吸収性の高
い材料により描かれた文字、絵等を対向させる。そし
て、中心に対してスパイラル状または同心円状に高密度
にトラック(ピット)を形成するように、レーザ光を前
記した情報記録層に照射し、前記した文字、絵等のため
の上記材料がある部分とない部分とに対応するトラック
幅(ピットの幅)を変化させ、この変化により、文字や
絵等を読み取り面側に表示しようとする(情報記録層を
形成してあるディスク面側を透過して文字や絵等を良好
に視認可能)ものである。
177739号公報に開示されたディスクの製造方法が
ある。この方法はCDなどのカッティングの際、透明な
基盤上にレーザ光にて感光可能なフォトレジスト等の情
報記録層を形成し、この基板の情報記録層が形成された
面と反対側の面に、レーザ光に対して比較的吸収性の高
い材料により描かれた文字、絵等を対向させる。そし
て、中心に対してスパイラル状または同心円状に高密度
にトラック(ピット)を形成するように、レーザ光を前
記した情報記録層に照射し、前記した文字、絵等のため
の上記材料がある部分とない部分とに対応するトラック
幅(ピットの幅)を変化させ、この変化により、文字や
絵等を読み取り面側に表示しようとする(情報記録層を
形成してあるディスク面側を透過して文字や絵等を良好
に視認可能)ものである。
【0008】しかしながら、特開昭59−177739
号公報に開示されたディスクの製造方法では、ピット幅
の微小な変化で文字や絵を表示させるため、CDのよう
なスクリーン印刷に比べると視認性が悪く、装飾として
は使えてもソフトの中身やタイトルなどの表示には向か
ないという欠点があった。そこで本発明は、読み取り面
側に文字や絵が視認性良く表示された光記録媒体を提供
することを目的とするものである。
号公報に開示されたディスクの製造方法では、ピット幅
の微小な変化で文字や絵を表示させるため、CDのよう
なスクリーン印刷に比べると視認性が悪く、装飾として
は使えてもソフトの中身やタイトルなどの表示には向か
ないという欠点があった。そこで本発明は、読み取り面
側に文字や絵が視認性良く表示された光記録媒体を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は下記する(1)〜(3)の構成の光記
録媒体を提供する。
ために、本発明は下記する(1)〜(3)の構成の光記
録媒体を提供する。
【0010】(1) 図1に示すように、少なくとも、
文字や絵柄等を型どった色素膜3をピット1あるいはト
ラックを形成した基板2上に成膜してなる光記録媒体A
であって、前記色素膜3は、再生波長域(波長600n
m台)では再生光(読取りレーザ光)を透過し、再生波
長域外の可視光域(波長380nm〜760nm)では
可視光を吸収する分光特性を有し、かつ、膜厚は、 λ
/(2・n)の倍数(但し、λ:再生波長、n:再生波
長での前記色素膜3の屈折率、倍数は整数)、として構
成したことを特徴とする光記録媒体。
文字や絵柄等を型どった色素膜3をピット1あるいはト
ラックを形成した基板2上に成膜してなる光記録媒体A
であって、前記色素膜3は、再生波長域(波長600n
m台)では再生光(読取りレーザ光)を透過し、再生波
長域外の可視光域(波長380nm〜760nm)では
可視光を吸収する分光特性を有し、かつ、膜厚は、 λ
/(2・n)の倍数(但し、λ:再生波長、n:再生波
長での前記色素膜3の屈折率、倍数は整数)、として構
成したことを特徴とする光記録媒体。
【0011】(2) 少なくとも、文字や絵柄等を型ど
った透明誘電体膜をピット1あるいはトラックを形成し
た基板2上に成膜してなる光記録媒体であって、前記透
明誘電体膜は、再生波長域(波長600nm台)では再
生光(読取りレーザ光)を波長分散を生じず、再生波長
域外の可視光域では波長分散を生じる屈折率を有し、か
つ、膜厚は、 λ/(2・n)の倍数(但し、λ:再生
波長、n:再生波長での前記透明誘電体膜の屈折率、倍
数は整数)、として構成したことを特徴とする光記録媒
体。
った透明誘電体膜をピット1あるいはトラックを形成し
た基板2上に成膜してなる光記録媒体であって、前記透
明誘電体膜は、再生波長域(波長600nm台)では再
生光(読取りレーザ光)を波長分散を生じず、再生波長
域外の可視光域では波長分散を生じる屈折率を有し、か
つ、膜厚は、 λ/(2・n)の倍数(但し、λ:再生
波長、n:再生波長での前記透明誘電体膜の屈折率、倍
数は整数)、として構成したことを特徴とする光記録媒
体。
【0012】(3) 前記光記録媒体は、両面貼り合わ
せディスクであり、その両面が再生可能であることを特
徴とする上記(1)又は(2)に記載の光記録媒体。本
発明による光記録媒体は、文字や絵の部分に再生波長域
に対してはほとんど透明であり、かつ色として視認する
ために再生波長外の可視光の吸収を有する色素膜、また
は屈折率が可視光域で波長分散を有する透明誘電体膜を
用い、かつこれらの膜厚がλ/(2・n)(λ:再生波
長、n:再生波長での色素膜または透明誘電体膜の屈折
率)の倍数であることを特徴としている。
せディスクであり、その両面が再生可能であることを特
徴とする上記(1)又は(2)に記載の光記録媒体。本
発明による光記録媒体は、文字や絵の部分に再生波長域
に対してはほとんど透明であり、かつ色として視認する
ために再生波長外の可視光の吸収を有する色素膜、また
は屈折率が可視光域で波長分散を有する透明誘電体膜を
用い、かつこれらの膜厚がλ/(2・n)(λ:再生波
長、n:再生波長での色素膜または透明誘電体膜の屈折
率)の倍数であることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の態様】以下、本発明の光記録媒体の実施
例について、図1〜図3に沿って説明する。図1は本発
明の光記録媒体の一実施例縦断面図、図2はマスクを示
す図、図3は色素膜の膜厚の条件を説明するための図で
ある。
例について、図1〜図3に沿って説明する。図1は本発
明の光記録媒体の一実施例縦断面図、図2はマスクを示
す図、図3は色素膜の膜厚の条件を説明するための図で
ある。
【0014】(光記録媒体Aの構成)本発明の光記録媒
体Aは、図1に示すように、ピット1を成型したポリカ
ーボネート等の基板2上に文字や絵柄等を型どった色素
膜3が形成(成膜)され、この上にCD等と同様のアル
ミニウム膜4が形成され、さらにこの上に保護膜5が形
成されてなるものである。7はランド。前記した基板2
はピット1及びランド7により同心円状あるいは螺旋状
の一連の情報トラックを形成している。こうして、光記
録媒体Aの基板2側(図1中、矢印a側)からレーザ光
を照射することにより情報の読取りが可能となると共
に、文字や絵柄等も視認することが可能となる。また、
この光記録媒体Aは高密度光ディスクであり、直径12
0mm、板厚0.6μmの基板を張り合わせ、再生波長
600nm台の読取りレーザ光を用いることにより、C
Dの10倍以上のメモリ容量があるROMタイプのディ
スクである。
体Aは、図1に示すように、ピット1を成型したポリカ
ーボネート等の基板2上に文字や絵柄等を型どった色素
膜3が形成(成膜)され、この上にCD等と同様のアル
ミニウム膜4が形成され、さらにこの上に保護膜5が形
成されてなるものである。7はランド。前記した基板2
はピット1及びランド7により同心円状あるいは螺旋状
の一連の情報トラックを形成している。こうして、光記
録媒体Aの基板2側(図1中、矢印a側)からレーザ光
を照射することにより情報の読取りが可能となると共
に、文字や絵柄等も視認することが可能となる。また、
この光記録媒体Aは高密度光ディスクであり、直径12
0mm、板厚0.6μmの基板を張り合わせ、再生波長
600nm台の読取りレーザ光を用いることにより、C
Dの10倍以上のメモリ容量があるROMタイプのディ
スクである。
【0015】ここでは板厚0.6μmの基板2を1枚だ
けしか図示していないが、本発明の光記録媒体は、保護
膜5の上面にピットを成型したポリカーボネート等の別
の基板(板厚0.6μm)が張り合わされている両面貼
り合わせディスクであってもよいことは言うまでもな
い。この場合、その両面が再生可能であるが、基板2側
からは文字や絵柄等を表から見ることができるのでその
意味を即座に視認することができる。勿論、高密度光デ
ィスクである光記録媒体Aは、図1に示したように、直
径120mm、板厚1.2μmの単板構造で、波長60
0nm台のレーザ光を用いることにより、CDの10倍
以上のメモリ容量があるROMタイプのディスクであっ
ても良いことは言うまでもない。また、板厚1.2μm
の単板構造で、波長780nm台のレーザ光を用いるC
Dであっても良い。
けしか図示していないが、本発明の光記録媒体は、保護
膜5の上面にピットを成型したポリカーボネート等の別
の基板(板厚0.6μm)が張り合わされている両面貼
り合わせディスクであってもよいことは言うまでもな
い。この場合、その両面が再生可能であるが、基板2側
からは文字や絵柄等を表から見ることができるのでその
意味を即座に視認することができる。勿論、高密度光デ
ィスクである光記録媒体Aは、図1に示したように、直
径120mm、板厚1.2μmの単板構造で、波長60
0nm台のレーザ光を用いることにより、CDの10倍
以上のメモリ容量があるROMタイプのディスクであっ
ても良いことは言うまでもない。また、板厚1.2μm
の単板構造で、波長780nm台のレーザ光を用いるC
Dであっても良い。
【0016】(光記録媒体Aの製造方法)次に、上記し
た構成の光記録媒体Aは下記する1〜4の順序で製造さ
れる。ここでは説明の都合上、単板構造である光記録媒
体Aについてのみ説明する。 1. 直径120mm、ピット1を成型したポリカーボ
ネート等の基板7上に、文字や絵柄等を型どったマスク
1を重ねる。このマスク1は、図1に示すように、文字
部分「OPTICAL DISC」のみ型抜きしてあ
る。 2. このマスク1上に色素膜3を真空成膜する。この
後マスク1を取り去る。この結果、基板7上の文字部分
「OPTICAL DISC」が重なった部分にだけ色
素膜3が形成される。 3. 色素膜3が形成された部分を含む全ての基板7上
にアルミニウム膜4を真空成膜する。 4. このアルミニウム膜4の上に保護膜5を塗布形成
する。こうして、1枚の光記録媒体Aは製造される。
た構成の光記録媒体Aは下記する1〜4の順序で製造さ
れる。ここでは説明の都合上、単板構造である光記録媒
体Aについてのみ説明する。 1. 直径120mm、ピット1を成型したポリカーボ
ネート等の基板7上に、文字や絵柄等を型どったマスク
1を重ねる。このマスク1は、図1に示すように、文字
部分「OPTICAL DISC」のみ型抜きしてあ
る。 2. このマスク1上に色素膜3を真空成膜する。この
後マスク1を取り去る。この結果、基板7上の文字部分
「OPTICAL DISC」が重なった部分にだけ色
素膜3が形成される。 3. 色素膜3が形成された部分を含む全ての基板7上
にアルミニウム膜4を真空成膜する。 4. このアルミニウム膜4の上に保護膜5を塗布形成
する。こうして、1枚の光記録媒体Aは製造される。
【0017】(色素膜3について)色素膜3を形成する
物質としては、再生波長域に対してはほとんど透明であ
り、かつ色として視認するために再生波長外の可視光の
吸収を有するものが好ましい(例えばフタロシアニン
等)。また、色素膜3の膜厚は、λ/(2・n)の倍数
(λ:再生波長、n:再生波長での色素膜3の屈折
率、倍数は整数)とする。
物質としては、再生波長域に対してはほとんど透明であ
り、かつ色として視認するために再生波長外の可視光の
吸収を有するものが好ましい(例えばフタロシアニン
等)。また、色素膜3の膜厚は、λ/(2・n)の倍数
(λ:再生波長、n:再生波長での色素膜3の屈折
率、倍数は整数)とする。
【0018】次に、色素膜3の膜厚の条件について図3
を用いて説明する。上記した構成の光記録媒体Aはレー
ザ光ビームを小さなスポットに絞って、それがピット1
のところで回折されて図示せぬ対物レンズに戻る光量が
少なくなることを利用して信号の検出をしている。この
とき、光記録媒体Aのランド7に反射して戻ってくる光
9とピット1の底に反射して戻ってくる光10との位相
差がπの奇数倍になったとき、回折の効果は最大にな
る。この位相差がπということは、前記光9と光10の
光路差がλ/2あればよく、これはピット1の深さ11
がλ/4であればよいということである。
を用いて説明する。上記した構成の光記録媒体Aはレー
ザ光ビームを小さなスポットに絞って、それがピット1
のところで回折されて図示せぬ対物レンズに戻る光量が
少なくなることを利用して信号の検出をしている。この
とき、光記録媒体Aのランド7に反射して戻ってくる光
9とピット1の底に反射して戻ってくる光10との位相
差がπの奇数倍になったとき、回折の効果は最大にな
る。この位相差がπということは、前記光9と光10の
光路差がλ/2あればよく、これはピット1の深さ11
がλ/4であればよいということである。
【0019】実際の光記録媒体Aにおけるピット1の深
さ11は基板2の屈折率をn’とすると、λ/(4・
n’)よりやや浅めの値に設定されている。これはトラ
ッキングエラー信号を得るためである。基板2と反射膜
であるアルミニウム膜4の間に色素膜3を設けた場合、
色素膜3に反射して戻ってくる光は12のようになる。
この光12と色素膜3がない部分の光10との位相差が
0になるように、色素膜3の膜厚を設定すれば、回折の
効果は最小(実質的に「0」)になるため、再生信号に
与える影響を抑えることができる。
さ11は基板2の屈折率をn’とすると、λ/(4・
n’)よりやや浅めの値に設定されている。これはトラ
ッキングエラー信号を得るためである。基板2と反射膜
であるアルミニウム膜4の間に色素膜3を設けた場合、
色素膜3に反射して戻ってくる光は12のようになる。
この光12と色素膜3がない部分の光10との位相差が
0になるように、色素膜3の膜厚を設定すれば、回折の
効果は最小(実質的に「0」)になるため、再生信号に
与える影響を抑えることができる。
【0020】この位相差が0ということはすなわち、光
10と光12の光路差がλであるということになる。従
って、色素膜3の膜厚は再生波長での色素膜3の屈折率
をnとすると、λ/(2・n)にすればよい。
10と光12の光路差がλであるということになる。従
って、色素膜3の膜厚は再生波長での色素膜3の屈折率
をnとすると、λ/(2・n)にすればよい。
【0021】上述した光記録媒体Aは色素膜3で文字や
絵柄等を視認可能としたものであるが、この色素膜3の
代わりに透明誘電体膜を用いても良い。言うまでもない
が、この透明誘電体膜が下記する2条件を満たせば、再
生条件に支障なく、文字や絵柄等を視認可能とすること
ができる。 1. 透明誘電体膜の屈折率が可視光域で波長分散を有
すること 2. 透明誘電体膜の膜厚はλ/2・nの倍数とするこ
と
絵柄等を視認可能としたものであるが、この色素膜3の
代わりに透明誘電体膜を用いても良い。言うまでもない
が、この透明誘電体膜が下記する2条件を満たせば、再
生条件に支障なく、文字や絵柄等を視認可能とすること
ができる。 1. 透明誘電体膜の屈折率が可視光域で波長分散を有
すること 2. 透明誘電体膜の膜厚はλ/2・nの倍数とするこ
と
【0022】上述したことから、光記録媒体Aの基板2
側(図1中、矢印a側)である再生面、あるいは、保護
膜5側にレーベルなどを印刷した光記録媒体を提供し、
特に両面貼り合わせディスクのように両面が再生面で、
従来技術では印刷面積を広く取れないものにもレーベル
印刷などを可能とする。また、既に広く普及しているC
Dやレーザーディスクに応用すればデザイン的な差別化
を図ることが可能となる。更に、現在規格化が進んでい
る次世代光ディスクのうち、両面貼り合わせ方式の場
合、CDのようなレーベル印刷が不可能であり、またサ
イズが小さいためレーザーディスクのように中心部へ貼
りつけることも難しい。しかしながら本発明による光記
録媒体を用いることによって、視認性の良いレーベル印
刷が可能となる。
側(図1中、矢印a側)である再生面、あるいは、保護
膜5側にレーベルなどを印刷した光記録媒体を提供し、
特に両面貼り合わせディスクのように両面が再生面で、
従来技術では印刷面積を広く取れないものにもレーベル
印刷などを可能とする。また、既に広く普及しているC
Dやレーザーディスクに応用すればデザイン的な差別化
を図ることが可能となる。更に、現在規格化が進んでい
る次世代光ディスクのうち、両面貼り合わせ方式の場
合、CDのようなレーベル印刷が不可能であり、またサ
イズが小さいためレーザーディスクのように中心部へ貼
りつけることも難しい。しかしながら本発明による光記
録媒体を用いることによって、視認性の良いレーベル印
刷が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明の光記録媒体は、
基板上に文字や絵柄等を視認性良く表示しかつ再生には
悪影響を与えない色素膜あるいは透明誘電体膜を設けた
ので、例えば、光ディスクのセンターホールの近傍等の
従来の表示場所以外の基板上にも文字や絵柄等を表示で
きるから、従来よりも格段に広い表示面積を取ることが
でき、この結果、確実に文字や絵柄等を一層視認しやす
くすることができる。また、例えば両面貼り合わせディ
スクのように両面が再生面で、従来技術では印刷面積を
広く取れないものにも視認性の良いレーベル等の表示を
可能とする。
基板上に文字や絵柄等を視認性良く表示しかつ再生には
悪影響を与えない色素膜あるいは透明誘電体膜を設けた
ので、例えば、光ディスクのセンターホールの近傍等の
従来の表示場所以外の基板上にも文字や絵柄等を表示で
きるから、従来よりも格段に広い表示面積を取ることが
でき、この結果、確実に文字や絵柄等を一層視認しやす
くすることができる。また、例えば両面貼り合わせディ
スクのように両面が再生面で、従来技術では印刷面積を
広く取れないものにも視認性の良いレーベル等の表示を
可能とする。
【図1】本発明の光記録媒体の一実施例縦断面図であ
る。
る。
【図2】マスクを示す図である。
【図3】色素膜の膜厚の条件を説明するための図であ
る。
る。
1 ピット 2 基板 3 色素膜 A 光記録媒体
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも、文字や絵柄等を型どった色素
膜をピットあるいはトラックを形成した基板上に成膜し
てなる光記録媒体であって、 前記色素膜は、再生波長域では再生光を透過し、再生波
長域外の可視光域では可視光を吸収する分光特性を有
し、かつ、膜厚は、 λ/(2・n)の倍数(但し、
λ:再生波長、n:再生波長での前記色素膜の屈折率、
倍数は整数)、として構成したことを特徴とする光記録
媒体。 - 【請求項2】少なくとも、文字や絵柄等を型どった透明
誘電体膜をピットあるいはトラックを形成した基板上に
成膜してなる光記録媒体であって、 前記透明誘電体膜は、 再生波長域では再生光を波長分散を生じず、再生波長域
外の可視光域では波長分散を生じる屈折率を有し、か
つ、膜厚は、 λ/(2・n)の倍数(但し、λ:再生
波長、n:再生波長での前記透明誘電体膜の屈折率、倍
数は整数)、として構成したことを特徴とする光記録媒
体。 - 【請求項3】前記光記録媒体は、両面貼り合わせディス
クであり、その両面が再生可能であることを特徴とする
請求項1又は請求項2記載の光記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7303553A JPH09128812A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7303553A JPH09128812A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 光記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09128812A true JPH09128812A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17922403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7303553A Pending JPH09128812A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09128812A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6168207B1 (en) | 1997-10-09 | 2001-01-02 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Optical discs, producing methods and production apparatus of the optical discs |
| KR20030079174A (ko) * | 2002-04-02 | 2003-10-10 | 삼성전자주식회사 | 라벨이 기록된 광 기록매체, 광 기록 매체에 라벨을기록하는 장치 및 방법 |
-
1995
- 1995-10-27 JP JP7303553A patent/JPH09128812A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6168207B1 (en) | 1997-10-09 | 2001-01-02 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Optical discs, producing methods and production apparatus of the optical discs |
| KR20030079174A (ko) * | 2002-04-02 | 2003-10-10 | 삼성전자주식회사 | 라벨이 기록된 광 기록매체, 광 기록 매체에 라벨을기록하는 장치 및 방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0968498B1 (en) | Customized graphics for dual layer optical discs | |
| US5805563A (en) | Optical information recording medium on which a visible display having a stereoscopically view effect and a depth viewing effect can be made | |
| EP0103892B1 (en) | Optical recording medium and method of making same | |
| JPH04149834A (ja) | 相変化型光学式情報記録媒体 | |
| JP3431464B2 (ja) | 光情報媒体 | |
| JPH02152029A (ja) | 光情報記録媒体 | |
| JPH113543A (ja) | 情報記録媒体 | |
| JP2000040261A (ja) | 光情報媒体 | |
| KR19990023532A (ko) | 상변화 광디스크 매체 | |
| JPH09128812A (ja) | 光記録媒体 | |
| JPS62245545A (ja) | 情報記録媒体 | |
| JP2808103B2 (ja) | 光記録再生方法 | |
| KR100292378B1 (ko) | 기록/재생 가능한 광기록 매체 및 그에 대한 광기록 방법 | |
| JP3228148B2 (ja) | 光ディスク及び光ディスクの製造方法 | |
| JP2521178B2 (ja) | 光学的記録媒体円盤 | |
| JPH0512680A (ja) | 光情報記録媒体及び光情報記録媒体用スタンパの原盤製造方法 | |
| JPH05120727A (ja) | 光記録媒体及び該媒体に情報を記録または再生する方法 | |
| JP3492116B2 (ja) | 光ディスクおよびその製造方法 | |
| JPH0714170A (ja) | 光ディスク装置 | |
| JP3681281B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
| JP2834420B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
| JP3677697B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
| JPS63303793A (ja) | 光記録媒体 | |
| JP2793516B2 (ja) | 光情報記録媒体とその再生方法 | |
| JPH0991762A (ja) | 光学式記録媒体 |