JPH09129393A - X線発生装置および高熱伝導性注型樹脂組成物 - Google Patents

X線発生装置および高熱伝導性注型樹脂組成物

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JPH09129393A
JPH09129393A JP31011795A JP31011795A JPH09129393A JP H09129393 A JPH09129393 A JP H09129393A JP 31011795 A JP31011795 A JP 31011795A JP 31011795 A JP31011795 A JP 31011795A JP H09129393 A JPH09129393 A JP H09129393A
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JP
Japan
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resin composition
ray
resin
thermal conductivity
generating device
Prior art date
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Pending
Application number
JP31011795A
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English (en)
Inventor
Yukito Kobayashi
幸人 小林
Akihiro Yoshimi
彰浩 吉見
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Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、X線管の発生熱を放熱させる放熱
性に優れ、クラックの発生がなく、低粘度でボイドレス
を可能にし、かつ防爆対策も備えた、樹脂モールドした
X線発生装置およびそれに用いる高熱伝導性注型用樹脂
組成物を提供するものである。 【解決手段】 本発明は、熱硬化性樹脂と無機質充填剤
とからなる成分を混合して熱伝導率が 1.0W/m・K以
上である高熱伝導性注型樹脂組成物により、ガラスバル
ブにより真空部が保たれている高発熱X線管を含む構造
物が注型封止されてなることを特徴とするX線発生装置
およびそれに用いる高熱伝導性注型樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線管等の高発熱
構造物を樹脂成形したX線発生装置およびX線管モール
ド用の高熱伝導性注型樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高熱を発生するガラス製X線管は
油で絶縁、冷却されている。
【0003】X線発生装置は、ガラス製X線管、高圧コ
ネクター、ステーターコイル等により構成されており、
X線発生装置を熱硬化性樹脂でモールドする利点は、
絶縁性が向上するため機器がコンパクトになる、防爆
対策になる、意匠の自在化等が挙げられている。とこ
ろが高発熱を発生するガラス製X線管等を熱硬化性樹脂
でモールドするには次のような問題があった。
【0004】熱硬化性樹脂でモールドする時の問題点
は、樹脂が一般に熱伝導性が悪く、X線管より発生した
熱が放散されずに蓄熱し、機器全体の温度が上昇する。
このため、(1 )大電流のX線管には使用できない、
(2 )小電流のX線管でも長時間の連続使用はできない
等の欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、X線管のように
高電圧が印加されるガラス製高発熱構造物をモールドす
るには、発生熱を外に放熱させることのできる樹脂が要
求されるが、このような樹脂は、充填剤がかなり高充填
されたものとなり、粘度が高く、ボイドレスで注型され
ないと、樹脂中に残ったボイドから印加高電圧により絶
縁破壊を起こすこと等について注意しなければならな
い。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、X線管の発生熱を放熱させる放熱性に優れ、クラ
ックの発生がなく、低粘度でボイドレスを可能にし、か
つ防爆対策も備えた、樹脂モールドしたX線発生装置お
よびそれに用いる高熱伝導性注型用樹脂組成物を提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、樹脂組成物の
熱伝導率が 1.0W/m・K以上とすることによって、上
記の目的を達成できることを見出だし本発明を完成した
ものである。
【0008】即ち、本発明は熱硬化性樹脂と無機質充填
剤とからなる成分を混合して熱伝導率が 1.0W/m・K
以上である高熱伝導性注型樹脂組成物により、ガラスバ
ルブにより真空部が保たれている高発熱X線管を含む構
造物が注型封止されてなることを特徴とするX線発生装
置およびそれに用いる高熱伝導性注型樹脂組成物であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を説明する。
【0010】本発明の高熱伝導性注型用樹脂組成物は、
熱伝導率が 1.0W/m・K以上であり、熱硬化性樹脂、
硬化剤、硬化促進剤および充填剤等を配合してなるもの
である。ここで用いる熱硬化性樹脂としては、熱硬化性
樹脂であればよく特に限定されるものではない。具体的
な樹脂として、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹
脂、ウレタン樹脂等が挙げられ、これらは単独又は 2種
以上混合して使用することができる。熱硬化性樹脂のガ
ラス転位温度は低いことが望ましい。
【0011】高熱伝導性注型用樹脂組成物に用いる硬化
剤としては、特に制限はなく熱硬化性樹脂の硬化剤とし
て使用されるものであれば広く使用することができる。
また、硬化促進剤としては、特に制限はなく熱硬化性樹
脂の硬化促進剤として使用されるものであれば広く使用
することができるが、硬化剤、硬化促進剤等の組合せで
相性のわるいものは避けることが望ましい。
【0012】高熱伝導性注型用樹脂組成物に用いる充填
剤としては、一般に高熱伝導注型用として使用されるも
のは全て使用することができ、特に制限はない。具体的
な充填剤として、例えば、アルミナ、窒化アルミナ、窒
化ケイ素等が挙げられ、これらは単独又は 2種以上混合
して使用することができる。
【0013】本発明の高熱伝導性注型用樹脂組成物は上
述した熱硬化性樹脂、硬化剤、硬化促進剤および充填剤
等を配合して容易に製造することができるが、本発明の
目的に反しない限度において、また、必要に応じて他の
配合物を添加配合することができる。こうして製造され
た高熱伝導性注型用樹脂組成物をX線管等の薄肉ガラス
構造物等に注型して、X線発生装置を製造することがで
きる。
【0014】
【作用】本発明の高熱伝導性注型用樹脂組成物およびX
線発生装置は、熱伝導率が 1.0W/m・K以上の樹脂組
成物を用いることによって、X線管の発生熱に対して放
熱性に優れ、樹脂粘度が低いためボイドの発生を防止
し、クラックの発生を防ぐことが可能となった。
【0015】
【実施例】次に、本発明を図面を用いて説明するが、本
発明はこれらの実施例によって限定されるものではな
い。
【0016】実施例 図1は、本発明の高熱伝導性注型用樹脂組成物で注型さ
れたX線発生装置の一実施例を示す概略断面図である。
【0017】X線発生装置は、円筒状に注型された高熱
伝導性注型用樹脂組成物1の中に、薄肉ガラス製のX線
管2、高圧コネクター3、ステーターコイル4が埋め込
まれている。高熱伝導性注型用樹脂組成物1の一部にX
線が照射されるX線照射口5があり、その部分はガラス
がむき出しになっている。ここで使用した高熱伝導性注
型用樹脂組成物は、エポキシ系のTCG1837(東芝
ケミカル社製、商品名)でガラス転移温度が2 ℃,硬度
は40(shore D、25℃)のもので、充填剤としてはアル
ミナ:窒化ケイ素= 6:1 を使用し、熱伝導率が 1.17
W/m・Kの組成物であった。この高熱伝導性注型用樹
脂組成物を、X線管がセットされている円筒状の型に、
高熱伝導性注型用樹脂組成物を温度70℃で注入し100 ℃
で硬化させ、その後、常温まで徐冷し離型してX線発生
装置を製造した。こうして製造したX線発生装置は、か
なりの応力集中が起こる照射口5にもクラックの発生が
なく、電気特性、熱的特性等の諸特性についても問題は
なかった。
【0018】比較例 実施例において、熱硬化性樹脂のガラス転移温度が110
℃の通常のエポキシ樹脂を使用した以外は、実施例と同
様にして注型用樹脂組成物とし、同様に操作してX線発
生装置を製造した。注型用樹脂組成物の粘度が高く、照
射口5に応力が集中しX線管にクラックが発生してい
た。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の高熱伝導性注型用樹脂組成物は、樹脂粘度が低くてボ
イドの発生を防止し、X線管の発生熱を放熱させる放熱
性に優れ、クラックの発生を防ぐことが可能となり、油
を使用しない、かつ防爆対策を実現した樹脂モールドX
線発生装置を製造することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高熱伝導性注型用樹脂組成物で注型さ
れたX線発生装置の一実施例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 高熱伝導性注型用樹脂組成物 2 薄肉ガラス製X線管 3 高圧コネクター 4 ステーターコイル 5 X線照射口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂と無機質充填剤とからなる
    成分を混合して熱伝導率が 1.0W/m・K以上である高
    熱伝導性注型樹脂組成物により、ガラスバルブにより真
    空部が保たれている高発熱X線管を含む構造物が注型封
    止されてなることを特徴とするX線発生装置。
  2. 【請求項2】 熱硬化性注型樹脂と無機質充填剤とを組
    み合わせたことにより熱伝導率が 1.0W/m・K以上で
    あることを特徴とする高熱伝導性注型樹脂組成物。
JP31011795A 1995-11-02 1995-11-02 X線発生装置および高熱伝導性注型樹脂組成物 Pending JPH09129393A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31011795A JPH09129393A (ja) 1995-11-02 1995-11-02 X線発生装置および高熱伝導性注型樹脂組成物

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JP31011795A JPH09129393A (ja) 1995-11-02 1995-11-02 X線発生装置および高熱伝導性注型樹脂組成物

Publications (1)

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JPH09129393A true JPH09129393A (ja) 1997-05-16

Family

ID=18001388

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31011795A Pending JPH09129393A (ja) 1995-11-02 1995-11-02 X線発生装置および高熱伝導性注型樹脂組成物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116582991A (zh) * 2023-05-09 2023-08-11 苏州博思得电气有限公司 X射线源及其制造方法

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