JPH09129458A - コイル部品 - Google Patents
コイル部品Info
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- JPH09129458A JPH09129458A JP7281265A JP28126595A JPH09129458A JP H09129458 A JPH09129458 A JP H09129458A JP 7281265 A JP7281265 A JP 7281265A JP 28126595 A JP28126595 A JP 28126595A JP H09129458 A JPH09129458 A JP H09129458A
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- coil component
- insulator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はコイル部品に関し、特に特性の優れ
たコイル部品を提供することを目的とする。 【解決手段】 絶縁体1内に複数ターンの導体2を有す
るコイル部品において、前記複数ターンの導体2の一端
から他端にかけて少なくとも各ターン部の径が徐々に異
なり、かつ各ターン部が異なる平面内に位置する構成と
したものである。この構成により、導体間の浮遊容量が
小さく、導体の直流抵抗も小さくすることが可能な優れ
た電気特性を有し、しかも容易に製造可能な構造を有す
るコイル部品となる。
たコイル部品を提供することを目的とする。 【解決手段】 絶縁体1内に複数ターンの導体2を有す
るコイル部品において、前記複数ターンの導体2の一端
から他端にかけて少なくとも各ターン部の径が徐々に異
なり、かつ各ターン部が異なる平面内に位置する構成と
したものである。この構成により、導体間の浮遊容量が
小さく、導体の直流抵抗も小さくすることが可能な優れ
た電気特性を有し、しかも容易に製造可能な構造を有す
るコイル部品となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器、通信
機器などに利用されるコイル部品に関するものである。
機器などに利用されるコイル部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コイル部品は各種電子機器、通信機器な
どのコイル、トランスなどとして多用されており、近年
は小型あるいは薄型のコイル部品がますます要求されて
おり、しかも、回路の高周波化やディジタル化に伴って
ノイズ対策部品としてのコイル部品もますます重要にな
ってきている。
どのコイル、トランスなどとして多用されており、近年
は小型あるいは薄型のコイル部品がますます要求されて
おり、しかも、回路の高周波化やディジタル化に伴って
ノイズ対策部品としてのコイル部品もますます重要にな
ってきている。
【0003】従来のこれらの要望を満すコイル部品とし
ては、フェライト磁性層とコイル用導体層を交互に積層
して得られる積層型コイル部品(例えば特公昭57−3
9521号公報)がある。
ては、フェライト磁性層とコイル用導体層を交互に積層
して得られる積層型コイル部品(例えば特公昭57−3
9521号公報)がある。
【0004】この積層型コイル部品は図12、図13に
示すようにフェライトのグリーンシート16上の半分に
印刷によるフェライト層12を形成し、このフェライト
層12のない部分とフェライト層12の一部に印刷によ
りL字状の導体パターン13を形成し、この導体パター
ン13上にグリーンシート16の約半分のフェライト層
14を印刷し、上記導体パターン13と連続するように
フェライト層12上とフェライト層14の一部にU字状
の導体パターン15を印刷し、この工程を数回繰返して
最上層にフェライトのグリーンシート16を積層したも
のを一括焼成し、この積層体の両端に端面電極17を形
成して構成されている。
示すようにフェライトのグリーンシート16上の半分に
印刷によるフェライト層12を形成し、このフェライト
層12のない部分とフェライト層12の一部に印刷によ
りL字状の導体パターン13を形成し、この導体パター
ン13上にグリーンシート16の約半分のフェライト層
14を印刷し、上記導体パターン13と連続するように
フェライト層12上とフェライト層14の一部にU字状
の導体パターン15を印刷し、この工程を数回繰返して
最上層にフェライトのグリーンシート16を積層したも
のを一括焼成し、この積層体の両端に端面電極17を形
成して構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によるもので
は、大きなインダクタンスを得るためには導体パターン
の巻数を大きくすることが必要となり、きわめて多くの
フェライト層12,14、導体パターン13,15を積
層印刷する必要があり、生産工数が増えて生産性の点で
問題があり、しかも、導体パターン15はフェライト層
12,14を介して相対向するように形成されるため、
導体パターン間の浮遊容量が大きくなり、コイル部品と
しては自己共振周波数が小さくなったり、耐圧が小さい
といった問題があった。
は、大きなインダクタンスを得るためには導体パターン
の巻数を大きくすることが必要となり、きわめて多くの
フェライト層12,14、導体パターン13,15を積
層印刷する必要があり、生産工数が増えて生産性の点で
問題があり、しかも、導体パターン15はフェライト層
12,14を介して相対向するように形成されるため、
導体パターン間の浮遊容量が大きくなり、コイル部品と
しては自己共振周波数が小さくなったり、耐圧が小さい
といった問題があった。
【0006】さらに、この積層型コイル部品では、フェ
ライト層の一部に導体パターンが形成されるため、コイ
ル導体抵抗を低減するために導体パターンの厚さを厚く
すると、全体の厚みが導体パターン13,15のある部
分とない部分では大きく異なり、焼成してもクラックが
発生したりして安定した品質のコイル部品を得ることが
できないものであった。
ライト層の一部に導体パターンが形成されるため、コイ
ル導体抵抗を低減するために導体パターンの厚さを厚く
すると、全体の厚みが導体パターン13,15のある部
分とない部分では大きく異なり、焼成してもクラックが
発生したりして安定した品質のコイル部品を得ることが
できないものであった。
【0007】本発明は以上のような従来の欠点を除去
し、生産性に優れ、しかも浮遊容量が小さく電気特性に
優れたコイル部品を提供することを目的とする。
し、生産性に優れ、しかも浮遊容量が小さく電気特性に
優れたコイル部品を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のコイル部品は、絶縁体内に複数ターンからな
る導体を備え、この導体の各ターン部の径が一端から他
端にかけて徐々に異なるとともに少なくとも各ターン部
が異なる平面内に位置するように構成したものである。
に本発明のコイル部品は、絶縁体内に複数ターンからな
る導体を備え、この導体の各ターン部の径が一端から他
端にかけて徐々に異なるとともに少なくとも各ターン部
が異なる平面内に位置するように構成したものである。
【0009】この本発明によれば、生産性に優れ電気特
性の優れたコイル部品が得られる。
性の優れたコイル部品が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、絶縁体内に複数ターンからなる導体を備え、この導
体の各ターン部の径が一端から他端にかけて徐々に異な
るとともに少なくとも各ターン部が異なる平面内に位置
する構成としたものであり、生産しやすくしかも導体の
各ターン部間の浮遊容量が小さく電気特性の優れたもの
とすることができる。
は、絶縁体内に複数ターンからなる導体を備え、この導
体の各ターン部の径が一端から他端にかけて徐々に異な
るとともに少なくとも各ターン部が異なる平面内に位置
する構成としたものであり、生産しやすくしかも導体の
各ターン部間の浮遊容量が小さく電気特性の優れたもの
とすることができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、導体の各ターン
部が一端から他端にかけて同一平面内に形成され、各タ
ーンの終端あるいは始端で隣り合うターン部と接続され
た構成としたものであり、引出リードの形成を容易にす
ることができる。
部が一端から他端にかけて同一平面内に形成され、各タ
ーンの終端あるいは始端で隣り合うターン部と接続され
た構成としたものであり、引出リードの形成を容易にす
ることができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、導体が一端から
他端にかけて立体的うず巻状とした構成であり、導体の
形成がきわめて容易に行うことができる。
他端にかけて立体的うず巻状とした構成であり、導体の
形成がきわめて容易に行うことができる。
【0013】請求項4および請求項5に記載の発明は、
導体の各ターン部の形状が円形または角形としたもので
あり、導体のパターンの形成を容易としたり、同一体積
内で大きなインダクタンスを得ることができる。
導体の各ターン部の形状が円形または角形としたもので
あり、導体のパターンの形成を容易としたり、同一体積
内で大きなインダクタンスを得ることができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、大径のターン部
側から見たとき各ターン部間に導体の隙間が見えないよ
うに導体を形成したものであり、各ターン部だけを回る
磁束が少なくなり、しかも限られたスペースに大きい幅
の導体が形成できるため、優れた特性が得られることに
なる。
側から見たとき各ターン部間に導体の隙間が見えないよ
うに導体を形成したものであり、各ターン部だけを回る
磁束が少なくなり、しかも限られたスペースに大きい幅
の導体が形成できるため、優れた特性が得られることに
なる。
【0015】請求項7に記載の発明は、導体の断面形状
が角形、円形または半円形としたものであり、これによ
り導体断面積が大きくでき直流導体抵抗が小さくでき、
大電力用として用いることもできる。
が角形、円形または半円形としたものであり、これによ
り導体断面積が大きくでき直流導体抵抗が小さくでき、
大電力用として用いることもできる。
【0016】請求項8に記載の発明は、絶縁体として非
磁性体を用いたものであり、自己共振周波数が大きくな
り使用周波数帯域も広くなる。
磁性体を用いたものであり、自己共振周波数が大きくな
り使用周波数帯域も広くなる。
【0017】請求項9に記載の発明は、絶縁体として磁
性体を用いたものであり、インダクタンス値を大きくと
ることができる。
性体を用いたものであり、インダクタンス値を大きくと
ることができる。
【0018】請求項10に記載の発明は、導体の外側と
内側の絶縁体として磁気的性質の異なるもので構成し、
同一の導体構造で種々なインダクタンス値のコイル部品
あるいは種々の直流重畳特性のコイル部品を実現するこ
とができる。
内側の絶縁体として磁気的性質の異なるもので構成し、
同一の導体構造で種々なインダクタンス値のコイル部品
あるいは種々の直流重畳特性のコイル部品を実現するこ
とができる。
【0019】請求項11に記載の発明は、磁気的性質の
異なるものとして非磁性体と磁性体を用いたものであ
り、直流重畳特性あるいは使用周波数帯域を良好にする
ことができる。
異なるものとして非磁性体と磁性体を用いたものであ
り、直流重畳特性あるいは使用周波数帯域を良好にする
ことができる。
【0020】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。まず、図1に本発明のコイル部品の代
表的な一例を模式的に透視した斜視図を示している。す
なわち、絶縁体1内に複数ターンからなる導体2が内蔵
され、この導体2は一端から他端にかけて各ターン部の
径が徐々に大きくなる円で形成され、しかも各ターン部
の位置がそれぞれ異なる平面内に位置している。つま
り、導体2の一端は小径の円で形成され、他端側になる
につれて徐々に径が大きくなる円で形成され、その各タ
ーン部は終端あるいは始端で立上がってまたは立下がっ
て隣りのターン部と接続されている。したがって、各タ
ーン部は同一平面内に位置し、隣接するターン部は立上
がりや立下がり部によって異なった平面部に位置し、か
つ、その径が異なるように設定されている。
用いて説明する。まず、図1に本発明のコイル部品の代
表的な一例を模式的に透視した斜視図を示している。す
なわち、絶縁体1内に複数ターンからなる導体2が内蔵
され、この導体2は一端から他端にかけて各ターン部の
径が徐々に大きくなる円で形成され、しかも各ターン部
の位置がそれぞれ異なる平面内に位置している。つま
り、導体2の一端は小径の円で形成され、他端側になる
につれて徐々に径が大きくなる円で形成され、その各タ
ーン部は終端あるいは始端で立上がってまたは立下がっ
て隣りのターン部と接続されている。したがって、各タ
ーン部は同一平面内に位置し、隣接するターン部は立上
がりや立下がり部によって異なった平面部に位置し、か
つ、その径が異なるように設定されている。
【0021】この導体2の両端には引出部3,4が設け
られ、この引出部3,4は絶縁体1の両側部に設けた端
面電極5,6にそれぞれ接続されている。
られ、この引出部3,4は絶縁体1の両側部に設けた端
面電極5,6にそれぞれ接続されている。
【0022】この場合の各ターンは図1に示すように、
同一平面内に存在する導体を意味する。つまり、図1に
示した例では4つの平面に各ターンが形成されていると
いえる。
同一平面内に存在する導体を意味する。つまり、図1に
示した例では4つの平面に各ターンが形成されていると
いえる。
【0023】また、図2に示すコイル部品は、導体2と
して一端から他端にかけて徐々に径が大きくなるととも
にその位置が全て異なる平面内に位置する立体的うず巻
状としたものであり、他は図1と同じ構成となってい
る。
して一端から他端にかけて徐々に径が大きくなるととも
にその位置が全て異なる平面内に位置する立体的うず巻
状としたものであり、他は図1と同じ構成となってい
る。
【0024】図3は図1,図2に示したコイル部品の断
面図を示したものであり、導体2は絶縁体1内のある傾
斜面上に形成された構成となっている。ここで絶縁体1
は一種類の材料で構成され、この絶縁体1は非磁性体で
あっても磁性体であってもよい。
面図を示したものであり、導体2は絶縁体1内のある傾
斜面上に形成された構成となっている。ここで絶縁体1
は一種類の材料で構成され、この絶縁体1は非磁性体で
あっても磁性体であってもよい。
【0025】非磁性体としては、ガラスエポキシ、ポリ
イミドなどの有機系の絶縁材料、ガラス、ガラスセラミ
ックスあるいはセラミックスなどの無機系の絶縁材料な
どの電気的に絶縁性があればどのようなものであっても
よい。
イミドなどの有機系の絶縁材料、ガラス、ガラスセラミ
ックスあるいはセラミックスなどの無機系の絶縁材料な
どの電気的に絶縁性があればどのようなものであっても
よい。
【0026】磁性体としては、NiZn系やNiZnC
u系などの一般に知られる透磁率が大きいフェライト材
料であればよい。
u系などの一般に知られる透磁率が大きいフェライト材
料であればよい。
【0027】絶縁体1を磁性体とした場合はインダクタ
ンス値を大きくすることができ、非磁性体とした場合は
大きなインダクタンス値を得ることは出来ないが、自己
共振周波数が高くなり、使用できる周波数帯域は広くな
る。
ンス値を大きくすることができ、非磁性体とした場合は
大きなインダクタンス値を得ることは出来ないが、自己
共振周波数が高くなり、使用できる周波数帯域は広くな
る。
【0028】また、導体2あるいは引出部3,4の材料
としては電気的に良導体であれば何でもよいが、抵抗率
が重要で低抵抗なものがコイル部品には要求されるため
銅、銀とパラジウム合金あるいは銀などの導体材料が有
効である。
としては電気的に良導体であれば何でもよいが、抵抗率
が重要で低抵抗なものがコイル部品には要求されるため
銅、銀とパラジウム合金あるいは銀などの導体材料が有
効である。
【0029】端面電極5,6としては導電性材料であれ
ばよいが、一般的には単一層でなく複数層から構成され
ることが望ましく表面実装用とした場合にはプリント配
線板への実装時の実装強度あるいは実装時の半田の濡れ
性、半田くわれなどを配慮する必要があり、具体的には
最下層は引出部3,4と同じ導体材料を用い、中間層に
は半田に対して耐性を有するニッケルを用い、最外層に
は半田に対して濡れ性の良い半田あるいは錫を用いる。
ばよいが、一般的には単一層でなく複数層から構成され
ることが望ましく表面実装用とした場合にはプリント配
線板への実装時の実装強度あるいは実装時の半田の濡れ
性、半田くわれなどを配慮する必要があり、具体的には
最下層は引出部3,4と同じ導体材料を用い、中間層に
は半田に対して耐性を有するニッケルを用い、最外層に
は半田に対して濡れ性の良い半田あるいは錫を用いる。
【0030】しかしながら、これは一例であり、必ずこ
の構成を採用する必要はなく、金属等の導電性に優れた
材料以外に導電性樹脂材料を含んでもよい。
の構成を採用する必要はなく、金属等の導電性に優れた
材料以外に導電性樹脂材料を含んでもよい。
【0031】また、アルミナやフェライトなどのセラミ
ック基板に所定の配線パターンを形成し、セラミック基
板に窓を設けてコイル部品を挿入し、配線パターンとコ
イル部品の端面電極5,6を接触させ厚膜形成プロセス
を用いて焼成して電気的に接続するため、耐熱性を高
め、この厚膜形成プロセスに対応する構成とすることも
考えられる。
ック基板に所定の配線パターンを形成し、セラミック基
板に窓を設けてコイル部品を挿入し、配線パターンとコ
イル部品の端面電極5,6を接触させ厚膜形成プロセス
を用いて焼成して電気的に接続するため、耐熱性を高
め、この厚膜形成プロセスに対応する構成とすることも
考えられる。
【0032】次に図4に示すコイル部品について説明す
る。図4に示すものは、絶縁体1として導体2を基準に
してその外側と内側を磁気的性質の異なるもので構成し
たものである。すなわち、図4において導体2を基準に
して外側を外側絶縁体1a、内側を内側絶縁体1bとし
て、外側絶縁体1aを非磁性体で構成し、内側絶縁体1
bを磁性体で構成するとコイル部品としては、外側絶縁
体1aおよび内側絶縁体1bを共に磁性体で構成した場
合に比べて、インダクタンス値が小さくなるが、直流重
畳特性を大幅に改善することができる。つまり、電流値
を変化させてもインダクタンス値の変化を小さくでき、
許容電流値を大きくすることができる。
る。図4に示すものは、絶縁体1として導体2を基準に
してその外側と内側を磁気的性質の異なるもので構成し
たものである。すなわち、図4において導体2を基準に
して外側を外側絶縁体1a、内側を内側絶縁体1bとし
て、外側絶縁体1aを非磁性体で構成し、内側絶縁体1
bを磁性体で構成するとコイル部品としては、外側絶縁
体1aおよび内側絶縁体1bを共に磁性体で構成した場
合に比べて、インダクタンス値が小さくなるが、直流重
畳特性を大幅に改善することができる。つまり、電流値
を変化させてもインダクタンス値の変化を小さくでき、
許容電流値を大きくすることができる。
【0033】一方、外側絶縁体1aを磁性体で、内側絶
縁体1bを非磁性体で構成すると前記と同様に直流重畳
特性を大幅に改善することができ、さらに漏洩磁束の少
ないコイル部品とすることができる。
縁体1bを非磁性体で構成すると前記と同様に直流重畳
特性を大幅に改善することができ、さらに漏洩磁束の少
ないコイル部品とすることができる。
【0034】また、外側絶縁体1aと内側絶縁体1bが
共に磁性体であり、しかも磁気的に磁束密度の異なる特
性のものにすることによって、直流重畳特性の改善が可
能となる。例えば、各ターンの径が小さい部分に位置す
る磁性体の磁束密度を高いものにすることによって導体
の3次元的配置を変えずに直流重畳特性を高めることが
できる。さらに別の一例として、外側絶縁体1aの厚み
が小さくなるように設計した場合に、外側絶縁体1aの
磁束密度を高いものにすることによって、同様に直流重
畳特性を高めることができる。
共に磁性体であり、しかも磁気的に磁束密度の異なる特
性のものにすることによって、直流重畳特性の改善が可
能となる。例えば、各ターンの径が小さい部分に位置す
る磁性体の磁束密度を高いものにすることによって導体
の3次元的配置を変えずに直流重畳特性を高めることが
できる。さらに別の一例として、外側絶縁体1aの厚み
が小さくなるように設計した場合に、外側絶縁体1aの
磁束密度を高いものにすることによって、同様に直流重
畳特性を高めることができる。
【0035】さらに、外側絶縁体1aと内側絶縁体1b
が共に磁性体であり、しかも磁気的に透磁率の異なる特
性のものにすることによって、同一導体構造でインダク
タンス値の異なるコイル部品を得ることができる。この
場合、外側絶縁体1aと内側絶縁体1bとの透磁率の大
小関係には特に限定はない。
が共に磁性体であり、しかも磁気的に透磁率の異なる特
性のものにすることによって、同一導体構造でインダク
タンス値の異なるコイル部品を得ることができる。この
場合、外側絶縁体1aと内側絶縁体1bとの透磁率の大
小関係には特に限定はない。
【0036】以上のように外側絶縁体1aと内側絶縁体
1bの磁気的性質を適当に選ぶことにより、コイル部品
としてのインダクタンス値を任意に選ぶことができると
ともに、漏洩磁束あるいは直流重畳特性のコントロール
も自由に行えることになる。
1bの磁気的性質を適当に選ぶことにより、コイル部品
としてのインダクタンス値を任意に選ぶことができると
ともに、漏洩磁束あるいは直流重畳特性のコントロール
も自由に行えることになる。
【0037】次に図5〜図8に示すコイル部品について
説明する。このコイル部品は基本的には導体2の断面積
を大きくして導体抵抗を小さくし、大電流用としても使
用できるものを提供するものである。
説明する。このコイル部品は基本的には導体2の断面積
を大きくして導体抵抗を小さくし、大電流用としても使
用できるものを提供するものである。
【0038】まず、図5に示すものは導体2のいずれの
断面も三角形をしており、平坦な膜状のものに比べて断
面積を著しく増大させたものである。この構成とするに
は、絶縁体1を上述のように外側絶縁体と内側絶縁体と
に分割して用意し、外側絶縁体の中央部に階段状の段差
部を設け、この段差部に導電ペーストを塗布して硬化さ
せた後内部絶縁体を組込んで焼結させることによって断
面三角形の導体2を実現することができる。
断面も三角形をしており、平坦な膜状のものに比べて断
面積を著しく増大させたものである。この構成とするに
は、絶縁体1を上述のように外側絶縁体と内側絶縁体と
に分割して用意し、外側絶縁体の中央部に階段状の段差
部を設け、この段差部に導電ペーストを塗布して硬化さ
せた後内部絶縁体を組込んで焼結させることによって断
面三角形の導体2を実現することができる。
【0039】図6に示すものは導体2のいずれの断面も
方形状をして断面積を大きくしたものであり、この構成
とするには外側絶縁体と内側絶縁体に階段状の段差部を
設け、ここに施した三角形状の導体ペーストを外側絶縁
体と内側絶縁体を組合せることにより方形状の断面をも
った導体2とすることができ、最終的には内外絶縁体を
一体化する加熱処理を施すことで実現できる。
方形状をして断面積を大きくしたものであり、この構成
とするには外側絶縁体と内側絶縁体に階段状の段差部を
設け、ここに施した三角形状の導体ペーストを外側絶縁
体と内側絶縁体を組合せることにより方形状の断面をも
った導体2とすることができ、最終的には内外絶縁体を
一体化する加熱処理を施すことで実現できる。
【0040】図7に示すものは導体2のいずれの断面も
円形をしたものであり、この構成も内外絶縁体に半円状
の凹部を設け、この凹部に導体ペーストを充填したもの
を組合せることによって断面円形の導体2を有するコイ
ル部品とすることができる。
円形をしたものであり、この構成も内外絶縁体に半円状
の凹部を設け、この凹部に導体ペーストを充填したもの
を組合せることによって断面円形の導体2を有するコイ
ル部品とすることができる。
【0041】図8に示すものは、導体2のいずれの断面
も半円形をしたものであり、これは外側絶縁体に半円状
の凹部を設け、ここに導体ペーストを充填したものに内
部絶縁体を組合せて熱処理することで半円の断面積をも
った導体2を有するコイル部品とすることができる。
も半円形をしたものであり、これは外側絶縁体に半円状
の凹部を設け、ここに導体ペーストを充填したものに内
部絶縁体を組合せて熱処理することで半円の断面積をも
った導体2を有するコイル部品とすることができる。
【0042】なお、図7,図8については円形または半
円形としたが、これは真円に限らず楕円,長円であって
もよいことは云うまでもない。さらに図6に示した方形
状の断面の他に5角形、6角形等の多角形の断面とする
ことも可能である。
円形としたが、これは真円に限らず楕円,長円であって
もよいことは云うまでもない。さらに図6に示した方形
状の断面の他に5角形、6角形等の多角形の断面とする
ことも可能である。
【0043】次に図9に示すコイル部品について説明す
る。このコイル部品は、導体2として大径側から見たと
き導体2の各ターン部間に隙間が見えないように構成
し、この構成とすることによって導体2の各ターン部だ
けを回る磁束が少なくなるとともに、導体2を形成する
限られた面積の中での導体2の占める割合が大きくで
き、直流抵抗が小さくでき、結果的にインダクタンス値
の大きなコイル部品とすることができる。
る。このコイル部品は、導体2として大径側から見たと
き導体2の各ターン部間に隙間が見えないように構成
し、この構成とすることによって導体2の各ターン部だ
けを回る磁束が少なくなるとともに、導体2を形成する
限られた面積の中での導体2の占める割合が大きくで
き、直流抵抗が小さくでき、結果的にインダクタンス値
の大きなコイル部品とすることができる。
【0044】さらに図10に示すように導体2として、
図1、図2においては円形のターン部によって構成され
たものを示したが、本来、面実装型のコイル部品として
は角柱状が好まれており、各柱状のコイル部品において
は角形状のターン部によって構成したものであり、コイ
ル部品の外形いっぱいの角形状のターン部を形成するこ
とが可能になる。
図1、図2においては円形のターン部によって構成され
たものを示したが、本来、面実装型のコイル部品として
は角柱状が好まれており、各柱状のコイル部品において
は角形状のターン部によって構成したものであり、コイ
ル部品の外形いっぱいの角形状のターン部を形成するこ
とが可能になる。
【0045】この角形状の導体2においても図10では
角形状の立体うず巻状のものを示しているが、各角形状
のターン部が同一平面内にあって、その終端または始端
において隣接するターン部と接続される構成とすること
も可能である。
角形状の立体うず巻状のものを示しているが、各角形状
のターン部が同一平面内にあって、その終端または始端
において隣接するターン部と接続される構成とすること
も可能である。
【0046】最後の例として図11に示すコイル部品を
説明する。図11に示すものは導体2として両端が大径
で中間部が小径となった導体構成としたものであり、今
まで説明してきたものを2個組合せたような構成とした
ものである。
説明する。図11に示すものは導体2として両端が大径
で中間部が小径となった導体構成としたものであり、今
まで説明してきたものを2個組合せたような構成とした
ものである。
【0047】これは、導体2のターン部として同径のも
のが一対になって浮遊容量が発生する可能性をもってい
るが、その同一径のターン部はかなり離れた位置にある
ため、その間に発生する浮遊容量は殆ど無視できる程度
のものとなる。
のが一対になって浮遊容量が発生する可能性をもってい
るが、その同一径のターン部はかなり離れた位置にある
ため、その間に発生する浮遊容量は殆ど無視できる程度
のものとなる。
【0048】以上数多くの例で説明した通り、絶縁体1
内のある傾斜面上に導体2が連続的に形成される構成の
ため、従来の積層構造とは異なり、生産しやすく、歩留
りの向上を図ることができるとともに、近隣のターン部
が絶縁体1を介して面対向しないため、浮遊容量の発生
も最小限に抑えられるため、自己共振周波数が小さくな
ってフィルタなどとして用いた場合広帯域で高い減衰量
を得られないといったことが阻止でき、品質面、性能面
で著しく優れたコイル部品とすることができる。
内のある傾斜面上に導体2が連続的に形成される構成の
ため、従来の積層構造とは異なり、生産しやすく、歩留
りの向上を図ることができるとともに、近隣のターン部
が絶縁体1を介して面対向しないため、浮遊容量の発生
も最小限に抑えられるため、自己共振周波数が小さくな
ってフィルタなどとして用いた場合広帯域で高い減衰量
を得られないといったことが阻止でき、品質面、性能面
で著しく優れたコイル部品とすることができる。
【0049】なお、上記実施の形態においては、面実装
タイプとして両端に端面電極5,6を設けたものについ
てのみ説明してきたが、絶縁体1にピン端子を植設した
ものや、端面電極の代りに端子を有するキャップ状電極
を絶縁体の両端に嵌合結合したリードタイプのコイル部
品とすることもできる。
タイプとして両端に端面電極5,6を設けたものについ
てのみ説明してきたが、絶縁体1にピン端子を植設した
ものや、端面電極の代りに端子を有するキャップ状電極
を絶縁体の両端に嵌合結合したリードタイプのコイル部
品とすることもできる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
コイル部品は、積層構造ではないため生産性に優れ、し
かも絶縁体内のある傾斜面上に導体を位置させているた
め高さを低く抑えることができ、かつ、導体のターン部
間での浮遊容量も殆ど発生せず電気特性の優れたものと
することができ、産業的価値の大なるものである。
コイル部品は、積層構造ではないため生産性に優れ、し
かも絶縁体内のある傾斜面上に導体を位置させているた
め高さを低く抑えることができ、かつ、導体のターン部
間での浮遊容量も殆ど発生せず電気特性の優れたものと
することができ、産業的価値の大なるものである。
【図1】本発明のコイル部品の一実施の形態を示す模式
的に透視した斜視図
的に透視した斜視図
【図2】他の実施の形態の模式的に透視した斜視図
【図3】同断面図
【図4】他の実施の形態の断面図
【図5】さらに他の実施の形態の断面図
【図6】さらに他の実施の形態の断面図
【図7】さらに他の実施の形態の断面図
【図8】さらに他の実施の形態の断面図
【図9】さらに他の実施の形態の断面図
【図10】さらに他の実施の形態を示す模式的に透視し
た斜視図
た斜視図
【図11】さらに他の実施の形態の断面図
【図12】従来のコイル部品を示す概略斜視図
【図13】同分解斜視図
1 絶縁体 1a 外側絶縁体 1b 内側絶縁体 2 導体 3,4 引出部 5,6 端面電極
Claims (11)
- 【請求項1】 絶縁体内に複数ターンからなる導体を備
え、この導体の各ターン部の径が一端から他端にかけて
徐々に異なるとともに、少なくとも各ターン部が異なる
平面内に位置するように構成したコイル部品。 - 【請求項2】 導体の各ターン部が一端から他端にかけ
て同じ平面内に形成され、各ターン部の終端あるいは始
端で隣り合うターン部と接続された構成とする請求項1
記載のコイル部品。 - 【請求項3】 導体が一端から他端にかけて立体的うず
巻状とした請求項1記載のコイル部品。 - 【請求項4】 導体の各ターン部の形状が円形である請
求項1記載のコイル部品。 - 【請求項5】 導体の各ターン部の形状が角形である請
求項1記載のコイル部品。 - 【請求項6】 大径のターン部側から見たときに各ター
ン部間に導体の隙間が見えないように導体を形成した請
求項1記載のコイル部品。 - 【請求項7】 導体の断面形状が角形、円形または半円
形とした請求項1記載のコイル部品。 - 【請求項8】 絶縁体が非磁性体である請求項1記載の
コイル部品。 - 【請求項9】 絶縁体が磁性体である請求項1記載のコ
イル部品。 - 【請求項10】 導体の外側と内側の絶縁体が磁気的性
質の異なるもので構成した請求項1記載のコイル部品。 - 【請求項11】 磁気的性質の異なるものとして非磁性
体と磁性体とを用いた請求項10記載のコイル部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7281265A JPH09129458A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | コイル部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7281265A JPH09129458A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | コイル部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09129458A true JPH09129458A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17636670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7281265A Pending JPH09129458A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | コイル部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09129458A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005167029A (ja) * | 2003-12-03 | 2005-06-23 | Tdk Corp | 積層型インダクタ |
| US7369028B2 (en) | 2004-11-25 | 2008-05-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Coil component |
| JP2008147324A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Nec Tokin Corp | インダクタンス素子 |
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| JP2010177492A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Toko Inc | モールドコイルの製造方法 |
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| JP2021125651A (ja) * | 2020-02-07 | 2021-08-30 | Tdk株式会社 | コイル部品 |
| CN115083725A (zh) * | 2021-03-11 | 2022-09-20 | 株式会社村田制作所 | 电感器部件以及电子部件 |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP7281265A patent/JPH09129458A/ja active Pending
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| CN115083725A (zh) * | 2021-03-11 | 2022-09-20 | 株式会社村田制作所 | 电感器部件以及电子部件 |
| JP2022139098A (ja) * | 2021-03-11 | 2022-09-26 | 株式会社村田製作所 | インダクタ部品および電子部品 |
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| US12424374B2 (en) | 2021-03-11 | 2025-09-23 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Inductor component and electronic component |
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