JPH091294A - 双ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装置およびモールドロール装置の製造方法 - Google Patents
双ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装置およびモールドロール装置の製造方法Info
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- JPH091294A JPH091294A JP15375095A JP15375095A JPH091294A JP H091294 A JPH091294 A JP H091294A JP 15375095 A JP15375095 A JP 15375095A JP 15375095 A JP15375095 A JP 15375095A JP H091294 A JPH091294 A JP H091294A
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 磁束発生装置5を駆動すると、交番磁束が、
各モールドロール1,2の端部間で、かつ両モールドロ
ール1,2間の溶湯内に通過するよう発生し、この状態
で、両モールドロール1,2間に溶湯を供給し、両モー
ルドロール1,2を挟み込む相対方向に回転させること
により、両モールドロール1,2の最接近部から連続し
て薄板が製造されるもので、モールドロール1,2の側
端面に取付けた側面カバー6には、スリット8が形成さ
れ、各スリット8に、セラミックス製のグリーンシート
9が挿入されている。 【効果】 モールドロールのスリットにセラミックス製
のシートを挿入したので、挿入作業が容易になり、従っ
て、スリットに対するシートの挿入時間を大幅に短縮し
得、特にシートをグリーンシートとすることにより、硬
化時間を要しないので、さらに施工時間を削減すること
ができる。
各モールドロール1,2の端部間で、かつ両モールドロ
ール1,2間の溶湯内に通過するよう発生し、この状態
で、両モールドロール1,2間に溶湯を供給し、両モー
ルドロール1,2を挟み込む相対方向に回転させること
により、両モールドロール1,2の最接近部から連続し
て薄板が製造されるもので、モールドロール1,2の側
端面に取付けた側面カバー6には、スリット8が形成さ
れ、各スリット8に、セラミックス製のグリーンシート
9が挿入されている。 【効果】 モールドロールのスリットにセラミックス製
のシートを挿入したので、挿入作業が容易になり、従っ
て、スリットに対するシートの挿入時間を大幅に短縮し
得、特にシートをグリーンシートとすることにより、硬
化時間を要しないので、さらに施工時間を削減すること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双ロール型薄板連続鋳
造設備におけるモールドロール装置およびモールドロー
ル装置の製造方法に関する。
造設備におけるモールドロール装置およびモールドロー
ル装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、対向した一対のモールドロール間
に溶湯を供給しつつ、これらモールドロールを溶湯を挟
み込む相対方向に回転させることにより、モールドロー
ルの表面に形成された鋳片シェルを圧着してモールドロ
ールの最接近部から連続して鋳片を引き抜き、薄板を製
造する双ロール型薄板連続鋳造設備がある。
に溶湯を供給しつつ、これらモールドロールを溶湯を挟
み込む相対方向に回転させることにより、モールドロー
ルの表面に形成された鋳片シェルを圧着してモールドロ
ールの最接近部から連続して鋳片を引き抜き、薄板を製
造する双ロール型薄板連続鋳造設備がある。
【0003】この双ロール型薄板連続鋳造設備のモール
ドロール装置には、モールドロールの端面に摺接して、
供給される溶湯を保持するための短辺堰を設けている
が、溶湯と短辺堰とは接触するため、モールドロールの
端面と短辺堰の摺接部が損傷したり、鋳片の端面が損傷
して製品の部留りを低下させている。
ドロール装置には、モールドロールの端面に摺接して、
供給される溶湯を保持するための短辺堰を設けている
が、溶湯と短辺堰とは接触するため、モールドロールの
端面と短辺堰の摺接部が損傷したり、鋳片の端面が損傷
して製品の部留りを低下させている。
【0004】このため、特表平6−503035号公報
には、電磁力を利用して溶湯に非接触でこれを保持する
ようにしたモールドロール装置が提案されている。すな
わち図5および図6に示すように、この従来のモールド
ロール装置50は、磁性体からなるモールドロール51
の端部周囲にリブ52を延設するとともに、これらリブ
52の背面側の所定位置に磁極53をそれぞれ配置し、
これら磁極53間に形成される交番磁束54をリブ52
を介して溶湯55中を通過させ、交番磁束54により生
じる電磁力を溶湯55の反漏れ出し方向に働かせること
により溶湯55を保持するものである。
には、電磁力を利用して溶湯に非接触でこれを保持する
ようにしたモールドロール装置が提案されている。すな
わち図5および図6に示すように、この従来のモールド
ロール装置50は、磁性体からなるモールドロール51
の端部周囲にリブ52を延設するとともに、これらリブ
52の背面側の所定位置に磁極53をそれぞれ配置し、
これら磁極53間に形成される交番磁束54をリブ52
を介して溶湯55中を通過させ、交番磁束54により生
じる電磁力を溶湯55の反漏れ出し方向に働かせること
により溶湯55を保持するものである。
【0005】ところが、磁極53間に交番磁束54を発
生させると、磁性体からなるモールドロール51の端部
が電磁誘導加熱により異常に加熱され、モールドロール
51が摩耗してしまう。
生させると、磁性体からなるモールドロール51の端部
が電磁誘導加熱により異常に加熱され、モールドロール
51が摩耗してしまう。
【0006】そこで図5に示すように、モールドロール
51の端部に多数のスリット56を形成し、このスリッ
ト56に、セラミックス粉末と水やアルコールとの混合
物を、針金材などを用いてスリット56ごとに充填し、
これによりスリット56間を絶縁化して、磁極53間に
交番磁束54を発生させて、モールドロール51の端部
が加熱し過ぎないようにし、モールドロール51の摩耗
を防止している。
51の端部に多数のスリット56を形成し、このスリッ
ト56に、セラミックス粉末と水やアルコールとの混合
物を、針金材などを用いてスリット56ごとに充填し、
これによりスリット56間を絶縁化して、磁極53間に
交番磁束54を発生させて、モールドロール51の端部
が加熱し過ぎないようにし、モールドロール51の摩耗
を防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のモールドロ
ール装置50において、モールドロール51の端部に形
成するスリット56は、幅が狭くかつ個数が多いため、
セラミックス粉末と水やアルコールとの混合物を各スリ
ット56に充填する作業は面倒であり、多大な労力と時
間を必要とする。
ール装置50において、モールドロール51の端部に形
成するスリット56は、幅が狭くかつ個数が多いため、
セラミックス粉末と水やアルコールとの混合物を各スリ
ット56に充填する作業は面倒であり、多大な労力と時
間を必要とする。
【0008】また一般に混合物は、セラミックス粉末と
水やアルコールとを混合したものであるため、混合物が
硬化するまでの待機時間を必要とする。さらにモールド
ロール装置50の使用時に、混合物が加熱されて収縮す
るとスリット56から脱落することがある。
水やアルコールとを混合したものであるため、混合物が
硬化するまでの待機時間を必要とする。さらにモールド
ロール装置50の使用時に、混合物が加熱されて収縮す
るとスリット56から脱落することがある。
【0009】そこで本発明は、上記課題を解決し得る双
ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装置
の提供を目的とする。
ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装置
の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、対向した一対のモールドロールが
設けられ、磁束を両モールドロールの端部間で、かつ両
モールドロール間に供給した溶湯内に通過させるための
磁束発生装置が設けられ、両モールドロールを溶湯を挟
み込む相対方向に回転させることにより、両モールドロ
ールの最接近部から連続して鋳片を引き抜いて薄板を製
造する双ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロ
ール装置で、各モールドロールの端部に半径方向に沿っ
た複数のスリットが形成され、各スリットに、セラミッ
クス製のシートが挿入固定されている。
決するための手段は、対向した一対のモールドロールが
設けられ、磁束を両モールドロールの端部間で、かつ両
モールドロール間に供給した溶湯内に通過させるための
磁束発生装置が設けられ、両モールドロールを溶湯を挟
み込む相対方向に回転させることにより、両モールドロ
ールの最接近部から連続して鋳片を引き抜いて薄板を製
造する双ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロ
ール装置で、各モールドロールの端部に半径方向に沿っ
た複数のスリットが形成され、各スリットに、セラミッ
クス製のシートが挿入固定されている。
【0011】また、各モールドロールの端部半径方向に
沿った各スリットに挿入されたセラミックス製のシート
がグリーンシートとされている。また、各モールドロー
ルの端部半径方向に沿った各スリットに挿入されたシー
トを構成するセラミックスは、その粒径が1μm以上で
50μm以下のものが用いられている。
沿った各スリットに挿入されたセラミックス製のシート
がグリーンシートとされている。また、各モールドロー
ルの端部半径方向に沿った各スリットに挿入されたシー
トを構成するセラミックスは、その粒径が1μm以上で
50μm以下のものが用いられている。
【0012】また、磁束発生装置で発生させた磁束を、
対向した一対のモールドロールの端部間で、かつ両モー
ルドロール間に供給した溶湯内に通過させ、両モールド
ロールを溶湯を挟み込む相対方向に回転させることによ
り、両モールドロールの最接近部から連続して鋳片を引
き抜いて薄板を製造する双ロール型薄板連続鋳造設備に
おけるモールドロール装置で、各モールドロールの端部
に半径方向に沿った複数のスリットを形成し、各スリッ
トにセラミックス製のシートを挿入固定することにより
製造する。
対向した一対のモールドロールの端部間で、かつ両モー
ルドロール間に供給した溶湯内に通過させ、両モールド
ロールを溶湯を挟み込む相対方向に回転させることによ
り、両モールドロールの最接近部から連続して鋳片を引
き抜いて薄板を製造する双ロール型薄板連続鋳造設備に
おけるモールドロール装置で、各モールドロールの端部
に半径方向に沿った複数のスリットを形成し、各スリッ
トにセラミックス製のシートを挿入固定することにより
製造する。
【0013】また、セラミックス製のグリーンシートを
各モールドロールの端部半径方向に沿った各スリットに
挿入するものである。さらに、セラミックスの粒径を1
μm以上で50μm以下としてシートとなし、モールド
ロールの端部に半径方向に沿った複数のスリットを形成
し、シートをスリットに挿入するものである。
各モールドロールの端部半径方向に沿った各スリットに
挿入するものである。さらに、セラミックスの粒径を1
μm以上で50μm以下としてシートとなし、モールド
ロールの端部に半径方向に沿った複数のスリットを形成
し、シートをスリットに挿入するものである。
【0014】
【作用】上記課題解決手段において、磁束発生装置を駆
動して磁束を両モールドロールの端部間で、かつ両モー
ルドロール間に供給した溶湯内に通過させることにより
対向した一対のモールドロール間に供給された溶湯を保
持し、両モールドロールを溶湯を挟み込む相対方向に回
転させることにより、両モールドロールの最接近部から
連続して鋳片を引き抜いて薄板が製造され、各モールド
ロールの端部に半径方向に沿った複数のスリットに、セ
ラミックス製のシートが挿入固定されているので、モー
ルドロールが絶縁されて、これが加熱されるのが防止さ
れる。
動して磁束を両モールドロールの端部間で、かつ両モー
ルドロール間に供給した溶湯内に通過させることにより
対向した一対のモールドロール間に供給された溶湯を保
持し、両モールドロールを溶湯を挟み込む相対方向に回
転させることにより、両モールドロールの最接近部から
連続して鋳片を引き抜いて薄板が製造され、各モールド
ロールの端部に半径方向に沿った複数のスリットに、セ
ラミックス製のシートが挿入固定されているので、モー
ルドロールが絶縁されて、これが加熱されるのが防止さ
れる。
【0015】また、各モールドロールの端部に半径方向
に沿った複数のスリットにセラミックス製のシートを挿
入固定するようにしてモールドロール装置を製造する。
に沿った複数のスリットにセラミックス製のシートを挿
入固定するようにしてモールドロール装置を製造する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る双ロール型薄板
連続鋳造設備におけるモールドロール装置の実施例を、
図1〜図3に基づいて説明すると、これは、対向した一
対のモールドロール1,2を、両モールドロール1,2
間に供給された溶湯3を挟み込む相対方向に回転させる
ことにより最接近部から連続して鋳片を引き抜いて薄板
4を製造するようにしたもので、両モールドロール1,
2間に供給された溶湯3を交番磁束を発生して保持させ
るための磁束発生装置5を備えている。
連続鋳造設備におけるモールドロール装置の実施例を、
図1〜図3に基づいて説明すると、これは、対向した一
対のモールドロール1,2を、両モールドロール1,2
間に供給された溶湯3を挟み込む相対方向に回転させる
ことにより最接近部から連続して鋳片を引き抜いて薄板
4を製造するようにしたもので、両モールドロール1,
2間に供給された溶湯3を交番磁束を発生して保持させ
るための磁束発生装置5を備えている。
【0017】この磁束発生装置5は、交番磁束を各モー
ルドロール1,2の端部間で、かつ両モールドロール
1,2間の溶湯3内に通過させるためのもので、このよ
うにすることにより、非接触で溶湯3を保持する。
ルドロール1,2の端部間で、かつ両モールドロール
1,2間の溶湯3内に通過させるためのもので、このよ
うにすることにより、非接触で溶湯3を保持する。
【0018】また各モールドロール1,2の側端面に
は、円盤状の側面カバー6が取付けられ、この側面カバ
ー6の前面周囲部に環状の突条部材7が形成され、この
突条部材7の前面から後方に向けて、かつモールドロー
ル1,2の半径方向に沿って、所定間隔および所定幅で
スリット8が形成され、この各スリット8に、セラミッ
クス製のグリーンシート9が、針金などを用いて挿入さ
れることにより、モールドロール装置が構成されてい
る。
は、円盤状の側面カバー6が取付けられ、この側面カバ
ー6の前面周囲部に環状の突条部材7が形成され、この
突条部材7の前面から後方に向けて、かつモールドロー
ル1,2の半径方向に沿って、所定間隔および所定幅で
スリット8が形成され、この各スリット8に、セラミッ
クス製のグリーンシート9が、針金などを用いて挿入さ
れることにより、モールドロール装置が構成されてい
る。
【0019】例えば、各スリット8間隔Lは0.5°置
きに相当する5.24mm、幅Bは0.5mm、深さF
は15mmに形成され、グリーンシート9の厚みは0.
4〜0.45mmに形成したもので、グリーンシート9
として、例えばアルミナ(酸化アルミニウム)、ジルコ
ニア(酸化ジルコニウム)あるいはマグネシア(酸化マ
グネシウム)などが用いられ、その粒径は1μm以上で
50μm以下のものとした。
きに相当する5.24mm、幅Bは0.5mm、深さF
は15mmに形成され、グリーンシート9の厚みは0.
4〜0.45mmに形成したもので、グリーンシート9
として、例えばアルミナ(酸化アルミニウム)、ジルコ
ニア(酸化ジルコニウム)あるいはマグネシア(酸化マ
グネシウム)などが用いられ、その粒径は1μm以上で
50μm以下のものとした。
【0020】またグリーンシート9となるスラリーは、
セラミックス粉に、結合剤としてポリビニルブチラール
(PVBともいう)を3部(重量部)添加し、アルコー
ルを用いて20000cPに調整し、ドクターブレード
成形法を用いてシート状に成形したものを用いた。
セラミックス粉に、結合剤としてポリビニルブチラール
(PVBともいう)を3部(重量部)添加し、アルコー
ルを用いて20000cPに調整し、ドクターブレード
成形法を用いてシート状に成形したものを用いた。
【0021】上記構成において、磁束発生装置5を駆動
すると、交番磁束が、各モールドロール1,2の端部間
で、かつ両モールドロール1,2間の溶湯3内に通過す
るよう発生し、この状態で、両モールドロール1,2間
に溶湯3を供給し、両モールドロール1,2を挟み込む
相対方向に回転させることにより、両モールドロール
1,2の最接近部から連続して薄板4が製造される。
すると、交番磁束が、各モールドロール1,2の端部間
で、かつ両モールドロール1,2間の溶湯3内に通過す
るよう発生し、この状態で、両モールドロール1,2間
に溶湯3を供給し、両モールドロール1,2を挟み込む
相対方向に回転させることにより、両モールドロール
1,2の最接近部から連続して薄板4が製造される。
【0022】ところで、磁束発生装置5を駆動して交番
磁束が発生しても、磁性体製のモールドロール1,2の
側端面に取付けた側面カバー6には、スリット8が形成
され、この各スリット8に、セラミックス製のグリーン
シート9が挿入されているので、側面カバー6が複数箇
所で絶縁されており、従ってこれが過度に加熱されずに
摩耗が防止される。 なおグリーンシート9は、交番磁
束の発生によって自動的に焼成される。
磁束が発生しても、磁性体製のモールドロール1,2の
側端面に取付けた側面カバー6には、スリット8が形成
され、この各スリット8に、セラミックス製のグリーン
シート9が挿入されているので、側面カバー6が複数箇
所で絶縁されており、従ってこれが過度に加熱されずに
摩耗が防止される。 なおグリーンシート9は、交番磁
束の発生によって自動的に焼成される。
【0023】ここで、異なった15種類のテストピース
を用いて、それぞれの収縮率を測定した結果を下記の
(表1)に示す。この各テストピース(No.1〜N
o.15)は、セラミックスの材質として、粒径が0.
5μm〜50μmの間のアルミナ、ジルコニア、マグネ
シアを用い、配合粒度(Vol%)を調整し、それぞれ
にポリビニルブチラールを3部添加し、また粘度が20
000cPになるようアルコールを添加し、ドクターブ
レード成形法を用いてシート状にし、大気中で1500
°Cで2時間加熱したものである。
を用いて、それぞれの収縮率を測定した結果を下記の
(表1)に示す。この各テストピース(No.1〜N
o.15)は、セラミックスの材質として、粒径が0.
5μm〜50μmの間のアルミナ、ジルコニア、マグネ
シアを用い、配合粒度(Vol%)を調整し、それぞれ
にポリビニルブチラールを3部添加し、また粘度が20
000cPになるようアルコールを添加し、ドクターブ
レード成形法を用いてシート状にし、大気中で1500
°Cで2時間加熱したものである。
【0024】
【表1】
【0025】上記の(表1)から、1μm〜50μmの
範囲の粒径のもを用いたシートが、収縮が非常に少なく
なることが明白になった。なお、No.3およびNo.
15のものについては2%の収縮率を生じたが、実際の
使用上では支障は生じなかった。
範囲の粒径のもを用いたシートが、収縮が非常に少なく
なることが明白になった。なお、No.3およびNo.
15のものについては2%の収縮率を生じたが、実際の
使用上では支障は生じなかった。
【0026】また上記実験によると、1μmの粒径のセ
ラミックスが占める割合が10%を越えると収縮率が大
きくなり、50μmの粒径のものが30%を越えるシー
トについては、これを円滑にスリットに挿入することが
できなかった。
ラミックスが占める割合が10%を越えると収縮率が大
きくなり、50μmの粒径のものが30%を越えるシー
トについては、これを円滑にスリットに挿入することが
できなかった。
【0027】ここで、No.4のもの(但しグリーンシ
ート)を実機で使用した場合の、スリットからの脱落状
態を試行した結果を、下記の(表2)に示す。この(表
2)には、(表1)におけるNo.4のものとの比較の
ために、A,B,Cの三つの挿入物(充填材)を、表中
の諸条件で予め実験した結果を記載した。
ート)を実機で使用した場合の、スリットからの脱落状
態を試行した結果を、下記の(表2)に示す。この(表
2)には、(表1)におけるNo.4のものとの比較の
ために、A,B,Cの三つの挿入物(充填材)を、表中
の諸条件で予め実験した結果を記載した。
【0028】すなわちこのA,B,Cの三つの充填材
は、何れもセラミックスとして粒径が0.5μmのアル
ミナを100部用い、その結合剤としてポリビニルブチ
ラールを3部使用し、表中の各粘度になるようアルコー
ルを添加したもので、A,Bについては自然乾燥させ、
Cについては150°Cで強制的に乾燥させた。
は、何れもセラミックスとして粒径が0.5μmのアル
ミナを100部用い、その結合剤としてポリビニルブチ
ラールを3部使用し、表中の各粘度になるようアルコー
ルを添加したもので、A,Bについては自然乾燥させ、
Cについては150°Cで強制的に乾燥させた。
【0029】なお実機条件としては、直径1200mm
のモールドロール(SUS304製)の端部に、上記実
施例で示したものと同様の条件のスリットを725個形
成し、鋳造速度は40m/sとして約10tの鋳造を2
0分で行った場合である。
のモールドロール(SUS304製)の端部に、上記実
施例で示したものと同様の条件のスリットを725個形
成し、鋳造速度は40m/sとして約10tの鋳造を2
0分で行った場合である。
【0030】この実験によれば、A,Bの充填材につい
ては、モールドロールの回転と同時にスリットからの脱
落が始まって、最終的にそれぞれ70%、60%脱落
し、Cの充填材については乾燥時にクラックが生じ、ほ
とんどがスリットから脱落してしまった。これに対しN
o.4のグリーンシートについては、最終的に3%の脱
落率であった。
ては、モールドロールの回転と同時にスリットからの脱
落が始まって、最終的にそれぞれ70%、60%脱落
し、Cの充填材については乾燥時にクラックが生じ、ほ
とんどがスリットから脱落してしまった。これに対しN
o.4のグリーンシートについては、最終的に3%の脱
落率であった。
【0031】
【表2】
【0032】上記(表2)から、セラミックスの材質と
してアルミナを用い、配合粒度を、粒径が5μmのもの
を90Vol%、10μmのものを10Vol%とし、
ポリビニルブチラールを3部添加し、粘度を20000
cPになるようアルコールを添加してシート状に形成
し、これをスリットに挿入することにより、スリットか
らの脱落率が極めて少ないことが明白になった。
してアルミナを用い、配合粒度を、粒径が5μmのもの
を90Vol%、10μmのものを10Vol%とし、
ポリビニルブチラールを3部添加し、粘度を20000
cPになるようアルコールを添加してシート状に形成
し、これをスリットに挿入することにより、スリットか
らの脱落率が極めて少ないことが明白になった。
【0033】また、スリットへの挿入物がシート状であ
るため挿入し易く、従って、施工時間が大幅に短縮さ
れ、またグリーンシートを用いることから乾燥時間も不
要となる。
るため挿入し易く、従って、施工時間が大幅に短縮さ
れ、またグリーンシートを用いることから乾燥時間も不
要となる。
【0034】このように本発明の実施例によれば、各モ
ールドロール1,2の側端面に取付けた側面カバー6の
スリット8に挿入する挿入物をセラミックス製のグリー
ンシート9としたので、従来のように充填物を乾燥させ
る場合に比べて挿入の作業が容易である。
ールドロール1,2の側端面に取付けた側面カバー6の
スリット8に挿入する挿入物をセラミックス製のグリー
ンシート9としたので、従来のように充填物を乾燥させ
る場合に比べて挿入の作業が容易である。
【0035】またグリーンシート9はその硬化を待機す
ることなくスリットへ挿入するので、モールドロール装
置の製造のための施工時間を従来に比べて大幅に短縮す
ることができる。
ることなくスリットへ挿入するので、モールドロール装
置の製造のための施工時間を従来に比べて大幅に短縮す
ることができる。
【0036】そしてセラミックス製のグリーンシート9
を、各モールドロール1,2の側端面に取付けた側面カ
バー6のスリット8に挿入して絶縁することにより、磁
束発生装置5で交番磁束を発生させて溶湯3を保持して
も、側面カバー6に磁束が発生しにくく、側面カバー6
が過度に加熱されず、摩耗を抑えることができる。
を、各モールドロール1,2の側端面に取付けた側面カ
バー6のスリット8に挿入して絶縁することにより、磁
束発生装置5で交番磁束を発生させて溶湯3を保持して
も、側面カバー6に磁束が発生しにくく、側面カバー6
が過度に加熱されず、摩耗を抑えることができる。
【0037】また特にセラミックスの粒径が1μm〜5
0μmの範囲のものを用いてグリーンシート9とするこ
とによりその収縮がほとんどなく、従ってスリット8か
らの脱落を防止して、長期的にモールドロール1,2を
保護し得る。
0μmの範囲のものを用いてグリーンシート9とするこ
とによりその収縮がほとんどなく、従ってスリット8か
らの脱落を防止して、長期的にモールドロール1,2を
保護し得る。
【0038】なお上記実施例ではスリット8に挿入する
充填物をグリーンシート9としたがこれに限定されるも
のではなく、本発明の実施例は連続鋳造設備にかかるも
のであることから、スリット8に挿入する充填物はグリ
ーンシート9を焼成したシート状のものであってもよ
い。
充填物をグリーンシート9としたがこれに限定されるも
のではなく、本発明の実施例は連続鋳造設備にかかるも
のであることから、スリット8に挿入する充填物はグリ
ーンシート9を焼成したシート状のものであってもよ
い。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、対向して配置した各モールドロールのスリットに挿
入する挿入物をセラミックス製のシートとしたので、単
にセラミックス粉末と水との混合物をスリットに挿入す
る従来の場合に比べて挿入作業が容易になり、従って、
スリットに対するシートの挿入時間を大幅に短縮し得
る。
は、対向して配置した各モールドロールのスリットに挿
入する挿入物をセラミックス製のシートとしたので、単
にセラミックス粉末と水との混合物をスリットに挿入す
る従来の場合に比べて挿入作業が容易になり、従って、
スリットに対するシートの挿入時間を大幅に短縮し得
る。
【0040】特にシートをグリーンシートとすることに
より、硬化時間を要しないので、さらに施工時間を削減
することができる。また、セラミックスの粒径が1μm
〜50μmの範囲のものを用いることにより、シートの
収縮がほとんどなく、従ってスリットからの脱落を防止
して、長期的にモールドロールを保護し得る。
より、硬化時間を要しないので、さらに施工時間を削減
することができる。また、セラミックスの粒径が1μm
〜50μmの範囲のものを用いることにより、シートの
収縮がほとんどなく、従ってスリットからの脱落を防止
して、長期的にモールドロールを保護し得る。
【図1】本発明の実施例を示す双ロール型薄板連続鋳造
設備におけるモールドロール装置の要部側面図である。
設備におけるモールドロール装置の要部側面図である。
【図2】同じく側面カバーの一部拡大図である。
【図3】同じく要部正面図である。
【図4】同じく一部拡大正面図である。
【図5】従来のモールドロール装置の概略正面図であ
る。
る。
【図6】同じく概略平面図である。
1 モールドロール 2 モールドロール 3 溶湯 4 薄板 5 磁束発生装置 6 側面カバー 7 突条部材 8 スリット 9 グリーンシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 毛利 勝一 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 対向した一対のモールドロールが設けら
れ、磁束を両モールドロールの端部間で、かつ両モール
ドロール間に供給した溶湯内に通過させるための磁束発
生装置が設けられ、両モールドロールを溶湯を挟み込む
相対方向に回転させることにより、両モールドロールの
最接近部から連続して鋳片を引き抜いて薄板を製造する
双ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装
置であって、各モールドロールの端部に半径方向に沿っ
た複数のスリットが形成され、各スリットに、セラミッ
クス製のシートが挿入固定されたことを特徴とする双ロ
ール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装置。 - 【請求項2】 各モールドロールの端部半径方向に沿っ
た各スリットに挿入されたセラミックス製のシートがグ
リーンシートとされたことを特徴とする請求項1記載の
双ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装
置。 - 【請求項3】 各モールドロールの端部半径方向に沿っ
た各スリットに挿入されたシートを構成するセラミック
スは、その粒径が1μm以上で50μm以下のものが用
いられたことを特徴とする請求項1記載の双ロール型薄
板連続鋳造設備におけるモールドロール装置。 - 【請求項4】 磁束発生装置で発生させた磁束を、対向
した一対のモールドロールの端部間で、かつ両モールド
ロール間に供給した溶湯内に通過させ、両モールドロー
ルを溶湯を挟み込む相対方向に回転させることにより、
両モールドロールの最接近部から連続して鋳片を引き抜
いて薄板を製造する双ロール型薄板連続鋳造設備におけ
るモールドロール装置の製造方法であって、各モールド
ロールの端部に半径方向に沿った複数のスリットを形成
し、各スリットにセラミックス製のシートを挿入固定す
ることを特徴とする双ロール型薄板連続鋳造設備におけ
るモールドロール装置の製造方法。 - 【請求項5】 セラミックス製のグリーンシートを各モ
ールドロールの端部半径方向に沿った各スリットに挿入
することを特徴とする請求項4記載の双ロール型薄板連
続鋳造設備におけるモールドロール装置の製造方法。 - 【請求項6】 セラミックスの粒径を1μm以上で50
μm以下としてシートとなし、モールドロールの端部に
半径方向に沿った複数のスリットを形成し、シートをス
リットに挿入することを特徴とする請求項4記載の双ロ
ール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装置の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15375095A JPH091294A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 双ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装置およびモールドロール装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15375095A JPH091294A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 双ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装置およびモールドロール装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091294A true JPH091294A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15569306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15375095A Pending JPH091294A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 双ロール型薄板連続鋳造設備におけるモールドロール装置およびモールドロール装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH091294A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6676254B2 (en) | 2000-12-21 | 2004-01-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording method, ink cartridge, printing device and information recording apparatus |
| US6676734B2 (en) | 2000-08-08 | 2004-01-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink, ink-jet recording process, recorded article, recording unit, ink cartridge, ink-jet recording apparatus, fluorescence enhancing method and method of elongating life time of fluorescence |
| US6835239B2 (en) | 2000-08-08 | 2004-12-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Fluorescent ink, and ink cartridge, recording unit, ink-jet recording method, and ink-jet recording apparatus employing the fluorescent ink |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP15375095A patent/JPH091294A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6676734B2 (en) | 2000-08-08 | 2004-01-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink, ink-jet recording process, recorded article, recording unit, ink cartridge, ink-jet recording apparatus, fluorescence enhancing method and method of elongating life time of fluorescence |
| US6835239B2 (en) | 2000-08-08 | 2004-12-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Fluorescent ink, and ink cartridge, recording unit, ink-jet recording method, and ink-jet recording apparatus employing the fluorescent ink |
| US7060123B2 (en) | 2000-08-08 | 2006-06-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Fluorescent ink, and ink cartridge recording unit, ink-jet recording method, and ink-jet recording apparatus employing the fluorescent ink |
| US7144105B2 (en) | 2000-08-08 | 2006-12-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink, ink-jet recording process, recorded article, recording unit, ink cartridge, ink-jet recording apparatus, fluorescence enhancing method and method of elongating life time of fluorescence |
| US7220301B2 (en) | 2000-08-08 | 2007-05-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink, ink-jet recording process, recorded article, recording unit, ink cartridge, ink-jet recording apparatus fluorescence enhancing method and method of elongating life time of fluorescence |
| US6676254B2 (en) | 2000-12-21 | 2004-01-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording method, ink cartridge, printing device and information recording apparatus |
| US7185978B2 (en) | 2000-12-21 | 2007-03-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording method, ink cartridge, printing device and information recording apparatus |
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