JPH09130822A - ブラケットを備えた内破保護バンドを有する陰極線管 - Google Patents

ブラケットを備えた内破保護バンドを有する陰極線管

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JPH09130822A
JPH09130822A JP8260940A JP26094096A JPH09130822A JP H09130822 A JPH09130822 A JP H09130822A JP 8260940 A JP8260940 A JP 8260940A JP 26094096 A JP26094096 A JP 26094096A JP H09130822 A JPH09130822 A JP H09130822A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コイルが陰極線管に正確に位置決
めされ、錆の発生が防止され、バリ取りの費用が低減さ
れるの内破保護ハンドを有する陰極線管の提供を目的と
する。 【解決手段】 本発明によれば、陰極線管(1)は、内
破保護バンド(26,126)と陰極線管の側壁(3)
の間に設けられた複数のブラケット(40,70,14
0)を有する。デガウシングコイル(9)を支持するた
め、或いは、陰極線管の受像機内への取付けを容易に行
うため、ブラケットが内破保護バンドに取外し自在に取
付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、陰極線
管(CRT)の内破保護手段に係り、特に、バンドとC
RTのフェースプレートパネルの側壁の間に配置された
複数のブラケットを有する内破保護バンドに関する。
【0002】
【従来の技術】CRTは、非常に低圧まで排気されるの
で、CRTの全表面に作用する大気圧により発生させら
れた圧力に起因する内破に晒される可能性がある。従来
技術では、CRTに内破保護バンドを設けることにより
この問題を処理している。かかるバンドは、力の一部を
再配分するべく、CRTのフェースプレートパネルの側
壁に圧縮力を加えるため使用される。力の再配分は、パ
ネルのコーナーの膨張を最小限に抑えることにより管の
自然内破が起こる可能性を低下させる。内破保護バンド
は、管の耐衝撃性を高めるので有益である。圧縮状態の
ガラスは膨張状態のガラスよりも強く、バンドが無い場
合には膨張するパネル領域にバンドによる圧縮が生じ
る。内破保護バンドは、CRTの内部の強磁性部品を再
磁化するため使用されるデガウシングコイルと、キャビ
ネット又は受像機内にCRTを固定するための取付け突
起部とを装着するのに都合のよい構造を提供する。
【0003】地球の磁界が、CRTの電子銃により放出
された3本の電子ビームの進路に影響を与え、カラーC
RTに所謂“重ね合わせミス”を生じさせることが分か
っている。3本の各電子ビームが適当な発光色の蛍光素
子と衝突することを保証するため、貫通する多数の開口
を有するシャドーマスクのような色選択電極が管の三色
スクリーンの近くに置かれる。かくして、例えば、赤色
の情報により変調された電子ビームが、赤色光を放出す
る蛍光素子と衝突する。ビームの電子は荷電粒子である
ため、地球の磁界は電子の軌道に影響を与え、電子を不
適当な色の蛍光体に衝突させる可能性があり、重ね合わ
せミスを生じさせ、従って、画像表示の質を劣化させ
る。そのため、磁気シールド、好ましくは、内部磁気シ
ールド又はIMSが、電子ビーム軌道の実質的な部分を
地球の磁界の影響から保護するべくシャドーマスク及び
そのフレームと共に作用するようCRT内で使用され
る。
【0004】上記のシーリングは以下のように作用す
る。外部磁界は、シャドーマスクと、マスクフレーム
と、内部磁気シールドの強磁性材料内のバイスドメイン
を再編成し、地球の外部磁界の作用に対抗する傾向のあ
る誘導磁界を生成する。強磁性部品の材料、即ち、シャ
ドーマスク、マスクフレーム及び内部磁気シールドの材
料が高透磁率を有するならば、誘導磁界は、少なくとも
部分的に外部磁界と対抗する。従って、地球の磁界の有
害な影響が低減される。
【0005】より効率的な補償のため、部品の強磁性材
料は、適当な手段を用いて管の後部に固定され、強磁性
部品の上にあるデガウシングコイルによって与えられた
磁界で消磁されるべきである。図1及び図2にはかかる
配置の一例が表わされ、側壁3を備えたフェースプレー
トパネル2と、ネック4を含むファンネル4とを有する
ガラスエンベロープよりなる陰極線管1が示されてい
る。パネル2の側壁3は、フリットシール5によりファ
ンネル4に取付けられる。内破保護バンド6、例えば、
焼きばめされたバンドが、パネル2の側壁3の少なくと
も一部分を取り囲む。バンド6は、管を受像機(図示し
ない)内に付着させる手段を提供するため、管のコーナ
ーにある4個の取付け突起部7を有する。偏向ヨーク8
は、管のネック中にある電子銃(図示しない)からの電
子ビームを偏向させる管のファンネル4に取付けられ
る。2本のループ10及び11を有するデガウシングコ
イル9は、適当な手段を用いて、管1の外側後部面に固
定される。図1及び図2において、コイル9は、取付け
突起部7に亘って弧を描き、1対の保持用ストラップ1
2によって固定される。或いは、図3及び図4に示され
ているように、コイル9は、バンドのエッジの近くに形
成された開口部15に隣接した保持装置14に取付けら
れたストラップ12’又はコイルハンガー13を用い
て、バンド6に固定されてもよい。開口部15は、従来
技術により周知の如く、バンドの材料を打ち抜き又は穿
孔することにより形成される。保持装置14は、次に、
コイルハンガー13を収容するため、バンドの平面から
折り曲げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図1及び図2に示され
た方法で取付け突起部7を介してデガウシングコイルを
環状にすることにより生じる得る欠点は、コイルが管に
上に正確に位置決めされないこと、或いは、突起部上の
コイルの位置が受像機内の管の取付け部と干渉すること
である。
【0007】ストラップ12’又はコイルハンガー13
を用いてデガウシングコイル9を取付けるためバンド6
に開口部15を形成することによる一つの欠点は、打ち
抜き及び次の形成操作によって、バリ、又は、鋭い突起
が開口部に隣接したバンド上に屡々形成されることであ
る。バリは、デガウシングコイル9上の絶縁体を切断
し、或いは、管の取扱者を傷つけるので望ましくない。
バンドの寸法と、保持装置14の相対的な壊れやすさと
のため、あらゆるバリの除去は人手によって行う必要が
ある。これにより、実質的な労働の費用がバンドの価格
に加算される。更に、保持装置14を正確に成形し、バ
ンド上に設置することが難しい。成形された保持装置1
4を備えたバンドは、保持装置14の損傷又は歪みを防
止するため特別な梱包及び取扱上の警戒が必要とされる
ので、輸送及び取扱上の問題を生じる。防錆のためバン
ド上に保護被膜が使用されているにも係わらず、打ち抜
きと、保持装置の成形の操作により、下にあるバンドの
強磁性材料が空気に晒されるので、錆が形成される可能
性のある場所が与えられる。錆は、外見上望ましくない
だけではなく、次に、排気された陰極線管のビューイン
グフェースプレートとバンドを含むパネル側壁の隣接し
た部分とに適当な材料を噴霧することにより形成される
塗布されたフェースプレート被膜内の欠損の発生源にな
り得る。
【0008】従って、内破保護バントと共に使用され、
従来技術の短所又は欠点を全く含まない取付け手段を提
供することが望ましい。更に、保持装置が中に成形され
ることなく製造された内破保護バンドは、より幅の狭い
材料を利用するので、保持装置が形成された従来のバン
ドよりも本質的に低価格である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、陰極線
管はファンネルに接合された側壁を備えたフェースプレ
ートパネルを有する排気されたエンベロープよりなる。
内破保護バンドは、少なくとも上記側壁の一部を取り囲
み、上記側壁と接触する。複数のブラケットが、上記内
破保護バンドと上記パネルの上記側壁の間に設けられ
る。各ブラケットは、貫通した開口部を有し、少なくと
も上記内破保護バンドの一部の上に重なる弾性クリップ
により、その一端で上記内破保護バンドに取外し自在に
取付けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】図5乃至7を参照するに、陰極線
管1のフェースプレートパネル2と側壁3は、図2に関
して説明されたフェースプレートパネル及び側壁と同じ
である。好ましくは、内破保護バンド26は、フェース
プレートパネル2の側壁の周辺部よりも僅かに小さい冷
間寸法で焼きばめされたバンドである。1993年8月
31日にMutso他に発行された米国特許第5,24
1,394号明細書に記載されているように、典型的
に、バンド26は、炭素鋼又はその合金のような鉄を含
む金属により形成され、少なくとも1層の耐腐食性金属
の層で被覆される。焼きばめバンド26は、ループを形
成するため端(図示しない)で接合された少なくとも1
本の鋼製のストリップから形成される。300°C乃至
500°Cの範囲内でバンド26を加熱し、バンドを膨
張させ、次いで、バンドを冷却して、パネルの側壁に接
触させることにより、バンド26がパネル2の周囲に嵌
められる。バンド26は、第1の表面28と、反対側に
設けられた第2の表面30(図7に示されている)と、
前部の縁32と、後部の縁34とを有する。或いは、バ
ンドは、クリンピングされた閉鎖部(図示しない)によ
り保持された従来のテンションバンドでも構わない。
【0011】デガウシングコイル9の陰極線管への取付
けを容易に行うため、複数の新規のデガウシングコイル
支持ブラケット40が、バンド20とパネル2の側壁3
の間に設けられる。図4及び図5に示されたタイプのコ
イルハンガー13は、各コイル支持ブラケット40に固
定される。図6及び図7に示されたコイル支持ブラケッ
ト40は、コイル支持ブラケットをバンド26に取外し
自在に取付けるため、バンド26の後部の縁34の上に
重なり、かつ、少なくとも第1の表面28の一部と接触
する弾性クリップ42を含む。バンド接触タブ44が、
クリップ42の反対側でコイル支持ブラケット40の前
方の縁46に設けられる。タブ44は、バンド26の前
部の縁32を支持し、好ましくは、バンド26の前部の
縁32に重なる。更に、タブ44は、バンド26の第1
の表面28と接触する。開口部48が、従来の穿孔又は
打ち抜きにより弾性クリップ42に隣接したコイル支持
ブラケット40の中を通して形成される。保持装置50
が、開口部48と、コイル支持ブラケット40の終端の
縁52の間に設けられる。保持装置50は、コイルハン
ガー13を固定するため、コイル支持ブラケット40の
平面から起こされる。各ブラケット40を側面に配置す
るため、窪み54が、少なくともバンド26の一方の
縁、例えば、後部の縁34に形成される。
【0012】新規のコイル支持ブラケット140の第2
の実施例が図8及び図9に示されている。各コイル支持
ブラケット140は、焼きばめされた内破保護バンド1
26と、パネル2の側壁3の間に配置される。バンド1
26は、第1の表面128と、反対側に設けられた第2
の表面130(図9に示されている)と、前部の縁13
2と、後部の縁134とを有する。焼きばめされた内破
保護バンド126は、複数のブラケット設置溝127を
含む点で、バンド26と相違する。図8及び図9に示さ
れているブラケット設置溝127の一つは、第1の表面
128から第2の表面130へバンドの本体部の中を通
して形成されている。バンド126は、更に、炭素鋼又
はその合金のような鉄を含む金属から形成され、少なく
とも1層の耐腐食性金属の層で被覆される。各コイル支
持ブラケット140は、コイル支持ブラケットをバンド
126に取外し自在に取付けるため、バンド126の後
部の縁134の上に重なる弾性クリップ142を含み、
少なくとも第1の表面128の一部と接触する。バンド
接触タブ144が、クリップ142の反対側で、ブラケ
ット140の前方の縁146に設けられている。タブ1
44は、ブラケット設置スロット127の中を通って延
在するように構成される。タブ144は、バンド126
の第1の表面128にも接触する。開口部148は、従
来の穿孔又は打ち抜きにより、弾性クリップ142に隣
接したコイル支持ブラケット140の中を通して形成さ
れる。保持装置150は、開口部148と、コイル支持
ブラケット140の終端の縁152の間に設けられる。
保持装置150は、図4及び図5に示されているような
タイプのコイルハンガー13を固定するため、ブラケッ
ト140の平面から起こされる。各コイル支持ブラケッ
ト140を側面に置くため、図の中に一つだけが示され
ている複数の窪み154が、少なくともバンド126の
一方の縁、例えば、後部の縁134に形成される。
【0013】コイル支持ブラケット40及び140は、
好ましくは、錆が発生しないように、アルミニウム材か
ら形成される。更に、コイル支持ブラケット40、14
0は、分離した部品として製造されるので、ブラケット
が内破保護バンドと一体的に形成されたときには使用で
きない処理である回転ドラムのような従来の手段を用い
て、ブラケットのバリ取りを行うことが可能である。更
に、ブラケット40、140は、輸送及び取扱中に曲げ
られたり、或いは、損傷を受けることから保護すべく、
経済的に梱包することが可能である。好ましくは、コイ
ル支持ブラケット40及び140は、0.51mm
(0.020ミル)の厚さの材料から形成される。
【0014】本発明は、デガウシングコイル9が掛けら
れた形のコイル支持ブラケットに限定されるものではな
い。図5及び図10乃至12に示されているように、図
示しない受像機内に陰極線管を支持するため、図5に示
されたように矩形状陰極線管の四方のコーナーの付近、
或いは、図10乃至12に示されたように陰極線管の丸
みを帯びたコーナーに設置することができる管取付けブ
ラケットを提供するため同様の構造を利用してもよい。
管取付けブラケットは、好ましくは、2.3mm(0.
09ミル)の厚さを有するアルミニウム材から形成され
る。図10乃至12に詳細に示されている各管取付けブ
ラケット70は、管取付けブラケットをバンド26に取
外し自在に取付けるため、バンド26の後部の縁34の
上に重なり、かつ、少なくとも第1の表面28の一部と
接触する弾性クリップ72を含む。バンド接触タブ74
は、クリップ72の反対側で、管取付けブラケット70
の前方の縁76に設けられる。タブ74をバンド26の
第1の表面28と接触させてもよい。突起部78は、弾
性クリップ72に対し垂直に延在し、CRTを受像機内
に容易に支持するため貫通した突起部の開孔80を有す
る。各取付けブラケット70を側面に置くため、図に一
つしか示されていない複数の窪み84が、少なくともバ
ンド26の一方の縁、例えば、後部の縁34に形成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付け突起部及びストラップによりCRT上の
正しい位置に保持されたデガウシングコイルを備えた先
行技術の内破保護バンドを表わすCRTの背面図であ
る。
【図2】図1のCRTと、バンドと、デガウシングコイ
ルの側面図である。
【図3】先行技術の内破保護バンドに従来通り取付けら
れたデガウシングコイルを備えたCRTを表わす図であ
る。
【図4】図3の円4内の取付け手段の拡大図である。
【図5】本発明によるCRTの部分図である。
【図6】本発明による内破保護バントとデガウシングコ
イル支持ブラケットの第1の実施例の平面図である。
【図7】図6の線7−7による断面図である。
【図8】本発明による内破保護バントとデガウシングコ
イル支持ブラケットの第2の実施例の平面図である。
【図9】図8の線9−9による断面図である。
【図10】本発明による内破保護バントと取付けブラケ
ットの平面図である。
【図11】図10の線11−11による断面図である。
【図12】図10の線12−12による背面図である。
【符号の説明】
1 陰極線管 2 パネル 3 側壁 4 ネック 5 シール 6,26,126 内破保護バンド 7,78 突起部 8 偏向ヨーク 9 コイル 10,11 ループ 12,12’ ストラップ 13 コイルハンガー 14,50,150 保持装置 15,48,148 開口部 28,128 第1の表面 30,130 第2の表面 32,132 前部の縁 34,134 後部の縁 40,70,140 ブラケット 42,72,142 弾性クリップ 44,74,144 バンド接触タブ 46,146 前方の縁 52,152 終端の縁 54,84,154 窪み 80 開孔 127 ブラケット設置溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンネルに接合された側壁を備えたフ
    ェースプレートパネルと、少なくとも上記側壁の一部を
    取り囲み、上記側壁と接触する内破保護バンドとを有す
    る排気されたエンベロープにより構成され、貫通した開
    口部を夫々に有する複数のブラケットが、上記内破保護
    バンドと該パネルの該側壁の間に配置された陰極線管で
    あって、 上記の各ブラケットが、一方の端で少なくとも上記バン
    ドの一部の上に重なる弾性クリップによって上記内破保
    護バンドに取外し自在に取付けられた陰極線管。
  2. 【請求項2】 上記の各ブラケットが上記弾性クリップ
    とは反対側の端にバンド接触タブを更に有する請求項1
    記載の陰極線管。
  3. 【請求項3】 上記バンド接触タブが上記バンドの縁を
    支える請求項2記載の陰極線管。
  4. 【請求項4】 上記バンド接触タブが上記バンドの上記
    縁の上にある請求項3記載の陰極線管。
  5. 【請求項5】 上記内破保護バンドは焼きばめされたバ
    ンドであり、上記パネルの上記側壁の周辺部の付近で上
    記の各ブラケットを横向きに設置するため、複数の窪み
    が少なくともそのバンドの一方の縁の辺りに形成されて
    いる請求項1記載の陰極線管。
  6. 【請求項6】 上記内破保護バンドは、焼きばめされた
    バンドであり、上記焼きばめされたバンドの中を通して
    複数のブラケット設置溝が形成され、 上記の各ブラケットは、上記弾性クリップとは反対の端
    に、上記複数のブラケット設置溝の中の個別のブラケッ
    ト設置溝を通して延在するバンド接触タブを有する請求
    項1記載の陰極線管。
  7. 【請求項7】 上記ブラケットは、上記弾性クリップと
    上記ブラケットの終端の縁の間に、開口部と保持装置を
    更に有する請求項1記載の陰極線管。
  8. 【請求項8】 上記ブラケットは、上記弾性クリップに
    対し垂直に延在し、貫通した開孔を有する突起部を更に
    有する請求項1記載の陰極線管。
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