JPH09131229A - 移動物置棚 - Google Patents

移動物置棚

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JPH09131229A
JPH09131229A JP28946395A JP28946395A JPH09131229A JP H09131229 A JPH09131229 A JP H09131229A JP 28946395 A JP28946395 A JP 28946395A JP 28946395 A JP28946395 A JP 28946395A JP H09131229 A JPH09131229 A JP H09131229A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の物置棚間に通路を形成した場合、その
通路確保するためのレバー部材を物置棚間に横倒し態位
に設定していないと、地震等で不慮に物置棚が移動して
脱出用の通路が閉鎖されてしまう。 【解決手段】 通路用の隙間を形成できる長さが設定さ
れて物置棚の前面に平行する起上態位と物置棚の前方に
突出する横倒し態位とに揺動変位可能なレバー部材7
と、所定震度の検出を行う感震センサ17と、感震セン
サ17により所定震度が検出された際にレバー部材7を
横倒し態位に設定するレバー作動手段18と、上記感震
センサ7およびバックアップ電源10Aを備え、感震セ
ンサ7により所定震度を検出した際にレバー作動手段1
8をレバー部材7が起上態位から横倒し態位に変位する
状態を設定するための動作制御を行なう駆動手段10と
からなる安全装置を備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動物置棚に関
し、特に、隣接する物置棚間に通路を確保するための安
全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】書庫等に用いられる物置棚の一つとし
て、室内の床上に敷設されたレール上を移動可能な多数
の物置棚を組合わせた移動物置棚がある。移動物置棚
は、上記したように床上に敷設されたレール上に車輪付
きの多数の物置棚を設置し、物品の出し入れを行う場合
に希望の物置棚あるいはそれに隣接する物置棚をレール
に沿って移動させることにより希望の物置棚の前面に通
路用の隙間を設けることができるようになっている。
【0003】移動物置棚は、物品の出し入れ時にのみ希
望する物置棚あるいはそれに隣接する物置棚を移動させ
て隣接する物置棚同士の間に通路としての隙間を設け、
それ以外の時には物置棚同士を密着させておくことがで
きるので、多数の物置棚を室内に固定して設置した場合
に比べ、物品の出し入れを行わない場合の空間を広く使
うことができるという利点がある。
【0004】移動物置棚には、その棚を移動させるため
に、棚の側壁に手動用のハンドルを設け、このハンドル
と車輪との間にチェーンやベルト等の伝達部材を介して
連動させる機構や、物置棚に駆動源となるモータを装備
し、そのモータと車輪との間に配置した減速機構により
車輪を回転させるようにした構成が用いられる。モータ
を用いた場合には、物置棚の移動方向に応じたモータの
回転方向を指令するためのスイッチを有する操作パネル
を棚の側壁に設け、オペレータが移動操作を指令するこ
とができるようになっているものがある。
【0005】ところで、移動物置棚は、隣接する物置棚
同士の間に通路用としての隙間を設けた場合、隙間を介
して隣接する物置棚同士が接近するのを防止して隙間を
確保するために、隙間をはさんで対向する物置棚の一方
に、他方の物置棚との間に突出可能な係止バーを設ける
ことがある。
【0006】係止バーは、隣接する物置棚の移動方向に
おける一方の面において揺動可能に設けられているバー
であり、揺動基端から揺動端までの長さが上記隙間を確
保できる長さに設定されている。これにより、係止バー
は、通常起こされた状態から倒されることにより隣接す
る物置棚との間に張り出し、隣接する物置棚が近付いて
きた場合に揺動端がその物置棚に衝合することにより通
路としての隙間を確保できるようになっている。このよ
うな係止バーを設けることにより、通路内にオペレータ
がいても、安全に物品の出し入れ作業が行えることにな
る。
【0007】従来、係止バーを倒して通路用の隙間を確
保する操作は、オペレータに委ねられているのが現状で
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した係止
バーを備えた移動物置棚においては、次のような問題が
あった。係止バーを倒して通路用の隙間を設ける操作が
人手に頼っていることから、オペレータがその操作を怠
った場合、通路用の隙間内にオペレータがいるにも拘ら
ず、他のオペレータがそのことに気付かずに物置棚を移
動させた場合には、通路が狭められてしまい、通路用の
隙間にいるオペレータが脱出できなくなる虞がある。
【0009】特に、近年では、このような不慮の移動が
起る場合として地震がある。つまり、地震の場合には、
例え、車輪をロックして制動を掛けていても、車輪およ
びレールの表面がきわめて平滑にされていることが原因
して車輪がレール上を容易に滑動することがある。ま
た、地震の場合に物置棚が滑動するのは、地震の際の振
動によりレール末端に設けられているエンドストッパに
物置棚が衝突し、その反動による場合や物置棚同士が相
互に反発し合う場合がある。
【0010】地震によって一旦動き出した物置棚を人間
の力で押し返そうとすると、多数の物置棚が一斉に動き
出すために、単体の物置棚の場合と違って衝撃力がかな
り大きくなることから殆ど不可能といえ、通路内にいる
オペレータにとってきわめて危険な状態となる。しか
も、地震が発生した場合、人間はその場に立ちすくむか
身近なものにしがみつくことしかできないことも相俟っ
て通路内にいるオペレータの脱出が阻まれる危険が大き
い。このような危険な状態は、ハンドルによる移動を行
う手動式移動物置棚だけでなく、モータを移動用の駆動
源とする電動式移動物置棚においてもいえる。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記した従来の
移動物置棚における問題に鑑み、不慮の移動が発生した
場合、特に、地震による移動が発生した場合に自動的に
通路としての隙間を確保することができる構成を備えた
移動物置棚の安全装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、レール上に車輪付きの多数
の物置棚を移動可能に置き並べた移動物置棚において、
上記物置棚の前面にて基端が支持され、先端までの長さ
として隣接する物置棚間に形成される通路用としての隙
間を形成できる長さが設定されて上記物置棚の前面に平
行する起上態位と上記物置棚の前方に突出する横倒し態
位とに揺動変位可能なレバー部材と、上記物置棚におけ
る上記レバー部材と対向する位置に設けられ、起上態位
にある上記レバー部材を横倒し態位に変位させるレバー
作動手段と、上記レバー作動手段による上記レバー部材
の起上態位から横倒し態位への変位動作を制御する駆動
手段と、からなる安全装置を備えたことを特徴としてい
る。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の移
動物置棚において、上記駆動手段は、地震を感知する感
震センサを備え、感震センサにより所定震度が検出され
たときに上記レバー作動手段を、上記レバー部材が起上
態位から横倒し態位に変位するように動作させることを
特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の移
動物置棚において、上記レバー部材は、上記物置棚の前
面と対向する位置に設けられている磁性体によって起上
態位を設定されることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の移動物置棚において、上記レバー作動手段は、上
記駆動手段により動作制御される電磁部材を備え、その
電磁部材は、上記感震センサにより所定震度が検出され
た時点に上記レバー部材を横倒し態位に変位させる動作
が設定されることを特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載の移
動物置棚において、上記電磁部材は、上記駆動手段によ
り動作制御されるソレノイドで構成され、上記ソレノイ
ドは、上記感震センサにより所定震度が検出された時に
上記レバー部材を上記磁性体による磁力に抗して横倒し
態位に設定するプランジャを備えていることを特徴とし
ている。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1記載の移
動物置棚において、上記レバー作動手段は、上記駆動手
段により動作制御されて上記レバー部材に磁気的影響を
及ぼすことが可能な電磁石を備え、その電磁石は、上記
感震センサにより所定震度が検出された時に非励磁状態
を設定されて上記レバー部材を横倒し態位に変位させる
ことを特徴としている。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1記載の移
動物置棚において、上記レバー作動手段には、異極同士
を隣り合わせて配置されていて上記駆動手段により動作
制御される電磁石が備えられ、上記レバー部材には、上
記電磁石の各磁極に対向する永久磁石が設けられ、上記
感震センサにより所定震度が検出された時に、上記電磁
石の各磁極に対し、その磁極と対向するレバー部材の磁
極と同極性の磁力を発生させて上記レバー部材が横倒し
態位に設定されることを特徴としている。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項1記載の移
動物置棚において、上記レバー部材には、物置棚の前面
と対向する位置に磁性体が設けられ、上記レバー作動手
段には、上記磁性体に吸着可能であって、かつ、励磁さ
れることにより上記磁性体からの磁力を打ち消す磁力を
発生可能な励磁体が設けられ、上記感震センサにより所
定震度が検出された時に、上記磁性体の磁力を打ち消す
磁力を上記励磁体に発生させて上記レバー部材を横倒し
態位に設定することを特徴としている。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項6乃至8の
うちの一つに記載の移動物置棚において、上記レバー部
材と上記物置棚の前面との間には、上記レバー部材を横
倒し態位に向け揺動させる付勢手段が配置されているこ
とを特徴としている。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項1乃至8
のうちの一つに記載の移動物置棚において、上記駆動手
段は、停電時用のバックアップ電源を備えていることを
特徴としている。
【0022】請求項11記載の発明は、請求項1乃至9
記載の移動物置棚において、上記駆動手段には、上記レ
バー部材の横倒し態位を検出可能なレバー部材態位検出
部材が設けられており、レバー部材態位検出部材は、上
記レバー部材が横倒し態位にある状態を表示するための
指令を行うことを特徴としている。
【0023】請求項12記載の発明は、請求項1または
11記載の移動物置棚において、上記駆動手段には、車
輪駆動用モータの給電部が設けられており、その車輪駆
動用モータは、上記レバー部材態位検出部材により上記
レバー部材が横倒し態位にあることを検出されると給電
が停止されて不作動状態に維持されることを特徴として
いる。
【0024】請求項13記載の発明は、請求項1乃至1
1のうちの一つに記載の移動物置棚において、上記駆動
手段には、上記レバー部材の横倒し態位が設定可能な通
路用の隙間が形成されたことを検出する通路検出部材が
設けられていることを特徴としている。
【0025】
【実施例】以下、図示実施例によって本発明の詳細を説
明する。
【0026】図1は、本発明による移動物置棚の側面図
であり、同図において、底部に車輪1が設けられている
複数の物置棚2、3、4・・・(図1では、便宜上、3
台の物置棚が示されている)は、床上に敷設されている
レール5上に並べて設置されている。なお、図1中、符
号A1、A2は、レール5の末端部に固定配置されてい
る固定物置棚を示している。
【0027】物置棚2、3、4は、それぞれ車輪駆動用
モータ6を内蔵しており、その車輪駆動用モータ6から
の回転力が図示しない減速機構および無端伝達部材を介
して車輪1に伝達されるようになっている。この場合の
無端伝達部材としては、歯付きベルトやチェーンが用い
られる。また、車輪駆動用モータ6から車輪1への回転
力伝達経路には、図示しないが回転力の断接を行うため
のクラッチが設けられている。このクラッチは、通常
時、回転力を伝達できる接状態に維持され、そして、後
で詳しく述べるが、所定の震度が検出された場合に回転
力を伝達しない断状態に設定されるようになっている。
【0028】物置棚のうち、移動可能な物置棚2、3、
4には、安全装置が設けられている。安全装置は、隣接
する物置棚間で作業のための通路用の隙間を形成した
際、物置棚が不用意に移動して通路用の隙間が狭められ
るのを防止するための装置である。以下、その構成につ
いて説明する。
【0029】安全装置は、レバー部材7、レバー作動手
段8、駆動手段10を備えている。レバー部材7は、物
置棚の角隅部にそれぞれ位置する支柱11のうちで、物
置棚の移動方向と直交する前面の両側に位置する支柱の
うちの少なくとも一つに設けられている。
【0030】図2において、レバー部材7は、基端に挿
通された支軸12を有し、この支軸12がチャンネル形
状のブラケット13によって回転自在に支持されてい
る。また、レバー部材7は、先端までの長さとして、隣
接する物置棚間で人体が挟圧されない程度の通路幅が設
定できる長さを設定されている。
【0031】ブラケット13は、その底面を支柱11に
固定されており、これにより、レバー部材7が支柱11
側に支持される。ブラケット13の固定方法としては、
溶接等の一般的な一体化手法だけでなく、ボルトあるい
はリベットを用いた取付け手法も採用される。
【0032】支柱11によって基端側が支持されている
レバー部材7は、物置棚の前面と平行する起上態位と物
置棚の前方に突出する横倒し態位とに揺動することがで
き、横倒し態位に揺動変位した場合には、隣接する物置
棚間で人体を挟圧しない通路用の隙間を形成することが
できるようになっている。
【0033】レバー部材7における揺動端側と支柱11
との表面において互いに対向する位置には、レバー部材
7を起上態位に設定するための磁性体をなす永久磁石1
4、15がそれぞれ取り付けられている。
【0034】レバー作動手段8は、本実施例の場合、電
磁部材をなすソレノイド16によって構成され、そのプ
ランジャ16Aが励磁時にソレノイド本体から突出する
形式(以下、これをプッシュ形式とする)のものが用い
られている。
【0035】プランジャ16Aの突出量は、永久磁石1
4、15間での磁気的吸着が解消される間隔を両磁石間
に設定できる量とされている。
【0036】駆動手段10は、各物置棚2、3、4への
給電制御部で構成されており、図3は、そのシステム構
成を説明するためのブロック図である。
【0037】図3において、駆動手段10は、その入力
側に、商用電源からの電路中に配置された停電時用のバ
ックアップ電源10A、感震センサ17、レバー部材態
位検出部材18、通路検出部材19、棚移動スイッチ2
0がそれぞれ接続されている。なお、図3中、符号10
Bは、物置棚の電源スイッチをなすキースイッチを示し
ており、このキースイッチ10Bがオンされることによ
り、棚移動スイッチ20のオンオフ操作を介して駆動用
モータ6に対する給電制御が行なえるようになってい
る。
【0038】駆動手段10の出力側には、車輪駆動用モ
ータ6(図1参照)およびクラッチ21の動作制御を行
う駆動用ドライバ100、レバー作動手段としてのソレ
ノイド16がそれぞれ接続されている。
【0039】感震センサ17は、水銀式加速度検出スイ
ッチが用いられ、震度5(100〜200ガル)におい
て作動するようになっている。なお、本実施例では、前
提とする所定震度として、上記したように震度5として
いるが、これに限るものでなく、要は、物置棚の不用意
な移動が起こる震度を対象とするものであり、上記した
震度以下を設定することも可能である。
【0040】レバー部材態位検出部材18は、図2に示
すように、レバー部材7の基端側に対向して支柱11側
に設けられたマイクロスイッチで構成されており、レバ
ー部材7が横倒し態位の時にその態位にあることを意味
する検出信号を出力する。
【0041】通路検出部材19は、図1および図4に示
すように、隣接する物置棚同士の天井間で橋渡しされて
折曲自在のケーブル支持用アーム23のうちで、天井に
より回転自在に支持されている支持部に対応して配置さ
れたリミットスイッチであり、図4に示すように、ケー
ブル支持用アーム23が屈曲した場合(図4(A)参
照)と伸張した場合(図4(B)参照)とで支持部とア
クチュエータ19Aとの相対位置が変化するのを利用し
て通路用の隙間が形成されたことを検出する信号を出力
する部材である。通路検出部材19からの検出信号は、
ケーブル支持アーム23が通路用の隙間を形成できる程
度に伸張した時点に対応して出力される。
【0042】棚移動スイッチ20(図1参照)は、物置
棚を移動させる際に用いられる自己保持機能付きのスイ
ッチであり、本実施例の場合、移動させたい方向に合せ
て2つ設けられている。物置棚を移動させる場合には、
移動させたい方向に対応した棚移動スイッチ20を選択
して操作すればよい。これにより、駆動用モータ6への
給電が開始されて駆動用モータ6は回転を開始し、通路
検出部材19によって通路用としての隙間が形成された
ことが検出されるまでの間、回転を継続されて停止する
ようになっている。
【0043】駆動手段10では、通常の物置棚の移動制
御を行うと共に、自動的にレバー部材7を横倒し態位に
設定するようになっており、特に、レバー部材7が横倒
し態位にされていない状態で地震が発生した場合、その
震度が所定震度の時にレバー作動手段を動作制御してレ
バー部材7を強制的に横倒し態位に設定するようになっ
ている。このため、駆動手段10は、感震センサ17か
らの信号により所定震度が検出された時には、通路検出
部材19からの信号に基づいて物置棚間に通路用の隙間
が形成されているときに限って、レバー作動手段8をな
すソレノイド16への給電を行う。さらに、ソレノイド
16へ給電することによりソレノイド16が励磁される
とレバー部材7が横倒し態位に設定されることになる
が、その態位がレバー部材態位検出部材18によって検
出されると、車輪駆動用モータ6への給電も停止するよ
うになっている。また、感震センサ17により所定震度
が検出されると、クラッチ21が断状態に設定される。
これにより、車輪1を床の揺れに連動して転動させるこ
とができる状態にし、レール5に沿った方向での揺れが
物置棚の上部に向け伝わるのを最小限に止めるようにす
る。
【0044】本実施例は以上のような構成であるから、
通常時、すなわち、感震センサ17により所定震度が検
出されない場合に物置棚を移動させる際には、次の手順
が採られる。まず、出し入れ作業を行うための通路用隙
間を形成する物置棚を選択する。希望する物置棚を移動
させる場合には、駆動手段10に有する棚移動スイッチ
20を、要望する移動方向に対応して操作する。
【0045】棚移動スイッチ20が操作されると、駆動
手段10では、希望する物置棚の駆動モータ6を選択さ
れた移動方向に対応させて回転させるとともに、クラッ
チ21を接状態に設定する。これにより、移動させよう
とする物置棚は、棚移動スイッチ20が操作されてか
ら、通路検出部材19からの信号が出力されるまでの間
移動し、通路検出部材19からの信号が出力された時点
で駆動用モータ6への給電が停止されることにより、通
路用の隙間を形成した状態で停止される。
【0046】隣接する物置棚間に通路用の隙間が形成さ
れている場合、オペレータは、レバー部材7を磁性体で
ある永久磁石14、15間の磁力に抗して手動により横
倒し態位に設定することができる。レバー部材7が横倒
し態位にあると、レバー部材態位検出部材18からの信
号により駆動手段10を介して駆動用モータ6が停止状
態を維持される。これにより、物置棚の移動が防止され
て通路用の隙間が閉鎖されるようなことがない。
【0047】一方、物置棚を移動させて通路用の隙間を
形成した後、オペレータによるレバー部材7の横倒し態
位の設定が行われないままで地震が発生した場合には、
次の手順によって強制的にレバー部材7が横倒し態位を
設定される。
【0048】希望する物置棚を通路用の隙間が形成でき
る位置まで移動する手順は前述した場合と同様である。
通路用の隙間が形成されている状態で感震センサ17に
より所定震度が検出されると、駆動手段10は、通路検
出部材19からの信号により駆動用モータ6への給電を
停止するのに加えてクラッチ21を断状態に設定し、さ
らに、レバー作動手段8をなすソレノイド16へ給電す
る。駆動用モータ6への給電停止およびクラッチ21の
断状態への切り換え設定による作用は上記駆動手段10
についての説明で述べた通りである。
【0049】レバー作動手段8をなすソレノイド16に
給電されると、プランジャ16Aが突出し、レバー部材
7を突き出す。プランジャ16Aが突出する態位を駆動
手段10による動作制御によって設定されると、レバー
部材7は、永久磁石14、15間での磁力による吸着関
係を解消され、起上態位から横倒し態位に揺動する(図
2(B)参照)。
【0050】レバー部材7が横倒し態位に揺動変位する
と、レバー部材態位検出部材18によりレバー部材7が
横倒し態位にあることを駆動手段10に指令され、駆動
手段10では、上記の場合と同様に、駆動用モータ6へ
の給電停止が維持される。
【0051】本実施例によれば、仮に、オペレータがレ
バー部材7の横倒し態位設定を怠った場合でも、地震が
発生した際には強制的にかつ自動的にレバー部材7が横
倒し態位に設定されるので、通路用の隙間で作業中のオ
ペレータの脱出路を確保することができる。
【0052】上記実施例では、レバー作動手段8をなす
電磁部材として用いられるソレノイド16がプランジャ
16Aを突出させてレバー部材7を突き押すプッシュ形
式のものをそのまま用いた構成を説明したが、プッシュ
形式のソレノイド16を図5に示す状態で用いることも
可能である。
【0053】図5において、レバー作動手段8をなすソ
レノイド160は、励磁されたときにプッシュロッド1
60Aがソレノイド160内に引き込ませる形式が用い
られている。このプランジャ160Aは、レバー部材7
と対面させないで、レバー部材7と反対側に位置させら
れている。この構成においてソレノイド160を励磁す
ることによりレバー部材7を横倒し態位に設定するため
に、ソレノイド160が励磁された際に生じるプッシュ
ロッド160Aの移動ストロークをレバー部材7の突き
押しのために利用する部材が設けられている。
【0054】図5において、ソレノイド160のプッシ
ュロッド160Aには、レバー部材7を突き押すための
部材としての作動レバー161の基端が取付けらてい
る。作動レバー161は、基端からレバー部材7と対向
する側に向け折り返されており、その折り返された先端
がレバー部材7と対向している。
【0055】作動レバー161は、ソレノイド160が
励磁されていない通常時には、プランジャ160Aが突
出しているので、レバー部材7に対する突き押し動作が
行われない状態に維持されている(図5(A)参照)。
【0056】一方、駆動手段10による動作制御を介し
てソレノイド160が励磁されると、プランジャ160
Aがソレノイド160本体内に引き込まれるので、作動
レバー161は、その先端をレバー部材7に向け突出さ
せてレバー部材7を突き押すことができ、これによりレ
バー部材7を横倒し態位に設定することができる(図5
(B)参照)。
【0057】ソレノイド160が励磁されてレバー部材
7が横倒し態位に設定されたことをレバー部材態位検出
部材18により検出されると、駆動手段10では、前述
した例の場合と同様に、駆動用モータ6への給電停止が
維持される。
【0058】以上、図2および図5に示したレバー部材
7の横倒し態位設定用の構成は、ソレノイド16、16
0のプランジャ16A、160Aが突出あるいは引き込
まれることにより、プランジャ自体で、あるいは作動レ
バー等の中間部材を用いてレバー部材7を突き押す動作
を行うので、纏めてプッシュ形式と称する。
【0059】次に、レバー作動手段8をなすソレノイド
の形式として、励磁時にプランジャを突出させるのでな
く、ソレノイド本体内に引き込む形式(以下、プル形式
という)のものを用いてレバー部材7を横倒し態位に設
定する例を説明する。
【0060】図6は、上記プル形式のソレノイドを用い
た例の一つである。図6に示す例では、永久磁石14、
15(図2参照)を用いてレバー部材7を起上態位に維
持するための構成はなく、その代わりに、レバー作動手
段8をなすソレノイド162のプランジャ162Aをレ
バー部材7の起上態位維持部材として用いる。このた
め、レバー部材7には、プランジャ162Aと対向する
位置に磁性体14Aが設けられている。
【0061】この例においてソレノイド162は、地震
発生時以外で給電されない状態を維持されている。これ
により、プランジャ162Aがレバー部材7の磁性体1
4Aに向け突出することができるのでレバー部材7を磁
気的吸着して起上態位を維持する(図6(A)参照)。
感震センサ17によって所定震度が検出されると、駆動
手段10を介してソレノイド162に給電され、プラン
ジャ162Aが起上態位にあるレバー部材7の磁性体1
4Aから離れる。これにより、プランジャ162Aは、
レバー部材7から離れることによってレバー部材に対す
る磁気的吸着力の影響を減少させる。
【0062】レバー部材7は、ソレノイド162からの
磁気的吸着力が作用しなくなると円滑に横倒し態位に変
位することが必要であるが、重力方向に平行した状態で
起立しているために、プランジャ162Aが遠ざかった
だけでは、自らの重力によって横倒し態位に変位するこ
とができない。そこで、本例では、レバー部材7とこれ
に対向する物置棚の前面との間に、レバー部材7を横倒
し態位に向け付勢するための付勢手段9が配置されてい
る。付勢手段9としては、横倒し態位に向け変位させる
ことが可能なコイルバネや板バネ等の弾性体が用いられ
る。
【0063】ソレノイド162が励磁されてプランジャ
162Aがソレノイド本体内に引き込まれると、レバー
部材7は、付勢手段9による付勢を介して横倒し態位に
揺動することができる(図6(B)参照)。この場合に
おいても、レバー部材7が横倒し態位にあることをレバ
ー部材態位検出部材18により検出されると、駆動手段
10では、その部材18からの指令により駆動用モータ
6への給電停止が維持される。
【0064】また、図7は、図6に示したソレノイドを
用いた場合の変形例である。この例では、図5の場合と
違って、図2に示した例と同様に、レバー部材7および
支柱11における対向位置にレバー部材7を起上態位に
維持するための永久磁石14、15が設けられている。
【0065】レバー作動手段8をなすソレノイド163
のプランジャ163Aには、作動レバー165の一端が
取り付けられている。作動レバー165は、ソレノイド
163を支柱11に取り付けるために設けられているブ
ラケット164によって支持されている支点軸165A
によって揺動自在に支持されている。このような構成の
作動レバー165は、支点軸165Aをはさんで上記し
た一端と反対側の他端が折り返されてレバー部材7に対
向している。
【0066】この例においては、ソレノイド163が励
磁されない通常時、レバー部材7が、支柱11に有する
永久磁石間に発生する磁力によって起上態位に設定され
る(図7(A)参照)。
【0067】感震センサ17によって所定震度が検出さ
れると、駆動手段10を介してソレノイド163に給電
され、ソレノイド163が励磁される。これにより、プ
ランジャ163Aは、ソレノイド163の本体内に引き
込まれるので、このプランジャ163Aに一端が取り付
けられている作動レバー165が揺動し、他端によりレ
バー部材7を突き押してレバー部材7を横倒し態位に設
定することができる(図7(B)参照)。
【0068】レバー部材7が横倒し態位に設定される
と、その態位をレバー部材態位検出部材18により検出
され、駆動手段10が駆動用モータ6に対する給電停止
が維持される。
【0069】上記例においても、図2に示した例と同様
に、レバー部材7が横倒し態位になくても、地震発生時
に強制的にかつ自動的に横倒し態位に設定され、オペレ
ータの脱出路を確保することができる。
【0070】次に、レバー部材7の横倒し態位を設定す
る構成として、上記したプッシュロッドを有するソレノ
イドの代わりにプッシュロッドを備えない、所謂、マグ
ネットキャッチをレバー作動手段8として用いる場合の
例を説明する。なお、以下の説明に用いる図面におい
て、ソレノイドから延長されている2本の線は、配線を
示しており、その配線に矢表示がある場合は給電時を意
味し、矢表示がない場合は給電停止時を意味しているこ
とを前置きしておく。
【0071】図8は、請求項5記載の発明の実施例を示
しており、この実施例では、感震センサ17により所定
震度が検出されない通常時には、励磁状態に設定され、
所定震度が検出された時点で励磁状態が解除されるマグ
ネットキャッチを用いたことを特徴としている。図8に
おいて、支柱11には、レバー部材7の揺動端と対向す
る位置に、マグネットキャッチ170が取り付けられて
いる。
【0072】レバー部材7における上記支柱11側のマ
グネットキャッチ170と対向する位置には、磁性体1
71が固定されている。本実施例は以上のような構成で
あるから、感震センサ17(図3参照)により所定震度
が検出されない通常時、マグネットキャッチ170は、
駆動手段10を介して給電されることにより励磁された
状態を維持される。これにより、レバー部材7側の磁性
体171が磁気的吸引され、レバー部材7は起上態位に
保持される(図8(A)参照)。
【0073】感震センサ17により所定震度が検出され
ると、駆動手段10を介してマグネットキャッチ170
に対する給電が停止されるので、マグネットキャッチ1
70は励磁状態が解除される。これにより、レバー部材
7は、磁性体171に対するマグネットキャッチ170
からの磁気的吸引作用がなくなるので、図6に示した例
と同様に、付勢手段9の付勢によって横倒し態位に揺動
することができる(図8(B)参照)。この例において
も、駆動手段10は、レバー部材態位検出部材18から
の指令により駆動用モータ6への給電停止が維持され
る。
【0074】本実施例によれば、マグネットキャッチ1
70と面接触可能な磁性体171をレバー部材7に設け
るだけでよいので、レバー部材7を強制的に横倒し態位
に設定する場合、その態位設定に用いられるプランジャ
等の衝突部材に比べて、機械的損傷が少なくかつ、衝突
による騒音の発生をなくすことができる。
【0075】また、上記したマグネットキャッチを用い
た場合、マグネットキャッチへの給電状態を上記例に示
した場合と異なる例を次に説明する。図9に示す例は、
請求項6記載の発明に実施例に相当するものであり、本
実施例では、レバー部材7の揺動端側に、異極同士の永
久磁石172、173を隣合わせて固定し、レバー作動
手段8をなすマグネットキャッチ174としては、上記
永久磁石172、173に対向する位置に磁極を有する
構成のものが用いられている。
【0076】マグネットキャッチ174に有する磁極
は、感震センサ17により所定震度が検出されたときに
駆動手段10を介して給電されることにより励磁状態が
設定されるようになっている。励磁された場合には、対
向するレバー部材7の永久磁石と同極性の磁力を発生さ
せることができるようになっている。このため、給電停
止による非励磁時には、永久磁石172、173によっ
て磁気的吸引される磁性体として機能するようになって
いる。
【0077】本実施例は以上のような構成であるから、
感震センサ17により所定震度が検出されない場合に
は、駆動手段10を介してマグネットキャッチ174へ
の給電が行われないので、これによって非励磁状態が維
持される。この状態では、レバー部材7側の永久磁石1
72、173の磁力によりそれら永久磁石172、17
3によってマグネットキャッチ174が磁気的吸着さ
れ、レバー部材7を起上態位に設定することができる
(図9(A)参照)。
【0078】感震センサ17により所定震度が検出され
ると、マグネットキャッチ174は駆動手段10を介し
て給電されることにより励磁状態が設定される。マグネ
ットキャッチ174が励磁されることにより、永久磁石
172、173に対向している磁極がそれら各々の永久
磁石172、173と同極性となるので、互いに反発
し、レバー部材7は横倒し態位に揺動することができる
(図9(B)参照)。
【0079】レバー部材7が横倒し態位に設定される
と、その態位であることがレバー部材態位検出部材18
により駆動手段に対して指令されるので、駆動手段10
では、駆動用モータ6への給電停止を維持する。
【0080】なお、本実施例では、磁気的反発力によっ
てレバー部材7を横倒し態位に設定することから、マグ
ネットキャッチ174の磁力の強さが問題となる。磁力
を強くしようとすると、給電電流も多くなり、不経済で
あるばかりでなく、熱損の問題も発生する。しかし、本
実施例では、レバー部材7が物置棚の前面に平行する起
上態位に設定されてそのレバー部材7が重力作用方向と
平行な状態とされているので、起上態位で揺動方向に発
生する分力は殆ど皆無である。従って、反発力自体をさ
ほど大きくしなくても揺動させることができるので、上
記した給電電流を少なくできることにより経済的な構成
とすることができる。
【0081】次に、図9に示したマグネットキャッチの
変形例を説明する。図10は、請求項8記載の発明の実
施例に相当する例であり、本実施例では、レバー作動手
段8をなすマグネットキャッチ175の特性として、次
の条件が設定されている。マグネットキャッチ175
は、図11に示すように、給電されないで非励磁状態に
ある時に自己保持用の磁力を有し、この磁力によりマグ
ネットキャチ175と対向して位置する磁性体を磁気的
吸着できるようになっている。そして、給電されて非励
磁状態から励磁状態に切り換えられると、磁性体との間
に生じている磁気的吸着に必要な磁力を打ち消すことが
できる磁力を発生させる。これにより、磁性体を離間さ
せることが可能になる。
【0082】図10において、支柱11側に取り付けら
れているレバー作動手段8をなすマグネットキャッチ1
75は、上記した特性を有し、レバー部材7におけるマ
グネットキャッチ175と対向する面に設けられている
磁性体176との間で給電されないときに磁気的吸着作
用を及ぼす。このため、レバー部材7に有する磁性体1
77がマグネットキャッチ175により磁気的吸着さ
れ、起上態位に設定される(図10(A)参照)。
【0083】マグネットキャッチ175が駆動手段10
を介して瞬間的に給電されて励磁状態を設定されると、
磁性体176との間に生じていた磁気的吸着作用が打ち
消され、レバー部材7が付勢手段9による付勢によって
横倒し態位に設定される(図10(B)参照)。マグネ
ットキャッチ175に対する給電時には、瞬間的な給電
が行われるようになっているが、これは、瞬間的であっ
ても、磁気的吸着作用が打ち消されれば、レバー部材7
が付勢手段9の付勢を受けることが可能となり、レバー
部材7を横倒し態位に設定できることが理由である。ま
た、この例においても、レバー部材7が横倒し態位であ
ることをレバー部材態位検出部材18により検出される
と、駆動手段10では、駆動用モータ6に対する給電停
止が維持される。
【0084】図9および図10に示した実施例によれ
ば、レバー作動手段8をなすマグネットキャッチ17
4、175への給電時期がレバー部材7を横倒し態位に
設定する時だけに限られるので、電力消費が少なくてす
むという利点がある。
【0085】上記各例においては、駆動用モータ6への
給電制御およびソレノイド16、160、162、16
3やマグネットキャッチ170、174、175への給
電制御には、その給電路中に配置されているリレーの作
動状態を切り換えることにより行われる。
【0086】一方、上記した各例では、駆動手段10で
の制御が非停電時等のように電力の供給が可能な場合を
前提としているが、本発明では、停電時においても上記
各例での作用を得ることができる。つまり、駆動手段1
0は、バックアップ電源10Aを備えているので、地震
が発生した場合等のように、電力の供給が停止した場合
でも、駆動手段10に対するバックアップ電源10Aか
らの電力の供給が可能であるので、地震発生時、レバー
部材7を強制的に横倒し態位に設定して物置棚間に脱出
路を確保することができる。
【0087】なお、上記実施例では、物置棚の移動用駆
動源としてモータを用いることを前提とした構成を説明
したが、本発明はこのような構成に限るものではない。
例えば、物置棚の移動を人手により行う場合も可能であ
る。
【0088】この場合の物置棚の移動機構としては、物
置棚の側壁にハンドルを設け、このハンドルと車輪との
間を無端伝達部材および減速機構を介して連動可能に
し、ハンドルの回転操作により操作を物置棚の移動させ
るようにする。従って、このような構成においても、上
記実施例に挙げたソレノイドあるいはマグネットキャッ
チを装備させることが可能である。但し、この場合に
は、上記した例と違って駆動用モータが存在しないので
給電部としての電源が設けられていないことが多い。そ
こでこのような事態に対処するため、感震センサ17に
より給電路の開閉が行なえるリレー等の部材を介在させ
た電源部を駆動手段に設けておき、所定震度が検出され
ないときにはその給電路を遮断し、所定震度が感震セン
サ17により検出された場合に駆動手段を介して電源部
からソレノイドあるいはマゲネットキャッチに対して給
電を行うようにしておくことが望ましい。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至5お
よび10乃至13記載の発明によれば、自動的にかつ強
制的にレバー部材を横倒し態位に設定することができる
ので、物置棚間に通路用としての隙間を自動的に確保す
ることが可能になる。
【0090】特に、レバー部材を自動的に横倒し態位に
設定できることにより、地震発生時のように、物置棚自
体が不用意に移動しやすくなる環境下においてオペレー
タの脱出路としての隙間を確保できるので、オペレータ
を危険な状態に晒すような事態を未然に防止することが
できる。
【0091】さらに、地震発生時のように、本来給電さ
れるべき部材への電力供給が停止した場合でも、バック
アップ電源により電力供給が維持されるので、電力供給
状態の如何に拘らず、通路用としての隙間を自動的に形
成することが可能になる。しかも、レバー部材が横倒し
態位に設定されると、物置棚の移動用駆動部が不作動状
態に設定されるので、不用意に物置棚が移動するような
ことが防止され、脱出用の通路が閉鎖されるような事態
をも未然に防止することができる。
【0092】請求項6乃至9記載の発明によれば、感震
センサにより所定震度が検出された時点にのみ給電して
励磁状態を設定し、レバー部材を横倒し態位に設定する
ことができるので、簡単な制御でしかもレバー部材の横
倒し態位設定のための消費電力を低減することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動物置棚の外観図である。
【図2】図1に示した移動物置棚に用いられる安全装置
の一部構成の一例を示す断面図であり、(A)はレバー
部材の起上態位を示し、(B)はレバー部材の横倒し態
位をそれぞれ示している。
【図3】図1に示した物置棚の給電制御部の構成を説明
するためのブロック図である。
【図4】図3に示した給電制御部に用いられる通路幅検
出部材の設置状態を説明するための図1中、矢印Pで示
す方向の一部を示す矢視図であり、(A)は、通路幅検
出部材の作動時での状態を(B)は通路幅検出部材の非
作動時での状態をそれぞれ示している。
【図5】図1に示した移動物置棚に用いられる安全装置
の一部構成の他の例を示す断面図であり、(A)はレバ
ー部材の起上態位を示し、(B)はレバー部材の横倒し
態位をそれぞれ示している。
【図6】図1に示した移動物置棚に用いられる安全装置
の一部構成の別の例を示す断面図であり、(A)はレバ
ー部材の起上態位を示し、(B)はレバー部材の横倒し
態位をそれぞれ示している。
【図7】図1に示した移動物置棚に用いられる安全装置
の一部構成のさらに他の例を示す断面図であり、(A)
はレバー部材の起上態位を示し、(B)はレバー部材の
横倒し態位をそれぞれ示している。
【図8】図1に示した移動物置棚に用いられる安全装置
の一部構成のさらに別の例を示す局部的な断面図であ
り、(A)はレバー部材の起上態位を示し、(B)はレ
バー部材の横倒し態位をそれぞれ示している。
【図9】図1に示した移動物置棚に用いられる安全装置
の一部構成の異なる例を示す局部的な断面図であり、
(A)はレバー部材の起上態位を示し、(B)はレバー
部材の横倒し態位をそれぞれ示している。
【図10】図1に示した移動物置棚に用いられる安全装
置の一部構成のさらに異なる例を示す局部的な断面図で
あり、(A)はレバー部材の起上態位を示し、(B)は
レバー部材の横倒し態位をそれぞれ示している。
【図11】図10に示した安全装置の一部構成に用いら
れる部材の特性を説明するための線図である。
【符号の説明】
1 車輪 2、3、4 物置棚 5 レール 6 駆動用モータ 7 レバー部材 8 レバー作動手段 9 付勢手段 10 駆動手段 10A バックアップ電
源 14、15 磁性体をなす永
久磁石 16、160、162、163 レバー作動手段
をなす電磁部材として用いられるソレノイド 17 感震センサ 18 レバー部材態位
検出部材 19 通路検出部材 22 通路幅警告装置 161、165 作動レバー 170、174 レバー作動手段
をなす電磁石の一つであるマグネットキャッチ 175 レバー作動手段
をなす励磁体として用いられるマグネットキャッチ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール上に車輪付きの多数の物置棚を移動
    可能に置き並べた移動物置棚において、 上記物置棚の前面にて基端が支持され、先端までの長さ
    として隣接する物置棚間に形成される通路用としての隙
    間を形成できる長さが設定されて上記物置棚の前面に平
    行する起上態位と上記物置棚の前方に突出する横倒し態
    位とに揺動変位可能なレバー部材と、 上記物置棚における上記レバー部材と対向する位置に設
    けられ、起上態位にある上記レバー部材を横倒し態位に
    変位させるレバー作動手段と、 上記レバー作動手段による上記レバー部材の起上態位か
    ら横倒し態位への変位動作を制御する駆動手段と、から
    なる安全装置を備えたことを特徴とする移動物置棚。
  2. 【請求項2】請求項1記載の移動物置棚において、 上記駆動手段は、地震を感知する感震センサを備え、感
    震センサにより所定震度が検出されたときに上記レバー
    作動手段を、上記レバー部材が起上態位から横倒し態位
    に変位するように動作させることを特徴とする移動物置
    棚。
  3. 【請求項3】請求項1記載の移動物置棚において、 上記レバー部材は、上記物置棚の前面と対向する位置に
    設けられている磁性体によって起上態位を設定されるこ
    とを特徴とする移動物置棚。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の移動物置棚におい
    て、 上記レバー作動手段は、上記駆動手段により動作制御さ
    れる電磁部材を備え、その電磁部材は、上記感震センサ
    により所定震度が検出された時点に上記レバー部材を横
    倒し態位に変位させる動作が設定されることを特徴とす
    る移動物置棚。
  5. 【請求項5】請求項4記載の移動物置棚において、 上記電磁部材は、上記駆動手段により動作制御されるソ
    レノイドで構成され、上記ソレノイドは、上記感震セン
    サにより所定震度が検出された時に上記レバー部材を上
    記磁性体による磁力に抗して横倒し態位に設定するプラ
    ンジャを備えていることを特徴とする移動物置棚。
  6. 【請求項6】請求項1記載の移動物置棚において、 上記レバー作動手段は、上記駆動手段により動作制御さ
    れて上記レバー部材に磁気的影響を及ぼすことが可能な
    電磁石を備え、その電磁石は、上記感震センサにより所
    定震度が検出された時に非励磁状態を設定されて上記レ
    バー部材を横倒し態位に変位させることを特徴とする移
    動物置棚。
  7. 【請求項7】請求項1記載の移動物置棚において、 上記レバー作動手段には、異極同士を隣り合わせて配置
    されていて上記駆動手段により動作制御される電磁石が
    備えられ、 上記レバー部材には、上記電磁石の各磁極に対向する永
    久磁石が設けられ、 上記感震センサにより所定震度が検出された時に、上記
    電磁石の各磁極に対し、その磁極と対向するレバー部材
    の磁極と同極性の磁力を発生させて上記レバー部材が横
    倒し態位に設定されることを特徴とする移動物置棚。
  8. 【請求項8】請求項1記載の移動物置棚において、 上記レバー部材には、物置棚の前面と対向する位置に磁
    性体が設けられ、 上記レバー作動手段には、上記磁性体に吸着可能であっ
    て、かつ、励磁されることにより上記磁性体からの磁力
    を打ち消す磁力を発生可能な励磁体が設けられ、 上記感震センサにより所定震度が検出された時に、上記
    磁性体の磁力を打ち消す磁力を上記励磁体に発生させて
    上記レバー部材を横倒し態位に設定することを特徴とす
    る移動物置棚。
  9. 【請求項9】請求項6乃至8のうちの一つに記載の移動
    物置棚において、 上記レバー部材と上記物置棚の前面との間には、上記レ
    バー部材を横倒し態位に向け揺動させる付勢手段が配置
    されていることを特徴とする移動物置棚。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8のうちの一つに記載の移
    動物置棚において、 上記駆動手段は、停電時用のバックアップ電源を備えて
    いることを特徴とする移動物置棚。
  11. 【請求項11】請求項1乃至9記載の移動物置棚におい
    て、 上記駆動手段には、上記レバー部材の横倒し態位を検出
    可能なレバー部材態位検出部材が設けられており、レバ
    ー部材態位検出部材は、上記レバー部材が横倒し態位に
    ある状態を表示するための指令を行うことを特徴とする
    移動物置棚。
  12. 【請求項12】請求項1または11記載の移動物置棚に
    おいて、 上記駆動手段には、車輪駆動用モータの給電部が設けら
    れており、その車輪駆動用モータは、上記レバー部材態
    位検出部材により上記レバー部材が横倒し態位にあるこ
    とを検出されると給電が停止されて不作動状態に維持さ
    れることを特徴とする移動物置棚。
  13. 【請求項13】請求項1乃至11のうちの一つに記載の
    移動物置棚において、 上記駆動手段には、上記レバー部材の横倒し態位が設定
    可能な通路用の隙間が形成されたことを検出する通路検
    出部材が設けられていることを特徴とする移動物置棚。
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JP2001340148A (ja) * 2000-06-06 2001-12-11 Okamura Corp 電動式移動棚装置

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